ゾフィーの日記 Part8

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110壬龍の日記
>>108の続き)
私の言葉にヤプールが返答に困っていると、どこからか悲鳴が聞こえた。
見に行くと、その先にはエースキラー13号と24号、プレッシャーが氷の彫像と化していた!もしや?
「大丈夫か?地球のエネルギーポイントが壊れた影響で地球怪獣が異次元に飛ばされたと聞いて捜してたのさ」…ザージか!
ザージが持っているのは地球怪獣仲間の心を光玉に変えたもの!忝い!
「それを寄越せ!」(ヤプール)
「そうはいくか!」とザージが光玉を砕くと、それは光の粒子になって地球怪獣仲間のところに飛んでいった。
間もなく聞こえてきた足音…地球怪獣仲間の復活だ!
「先程はよくもやってくれましたわね」(シャザック、指をパキパキ鳴らす)
地球怪獣仲間の怒りの目に、ヤプールはタジタジ。
「散々あくどい事してるんだ、今後も何か仕出かしそうだし…ちょっと黙らせるか?」(ギール)
イザク、先程ヤプールを噛んだ時はどうだったかな?
「この味がした」とのイザクの言葉で私はある食べ物を取り寄せ、ヤプールの口に無理矢理押し込んだ。
「ぎゃあぁぁぁぁ!」(ヤプール、卒倒)
「何を食べさせたんだ?」(ザージ)
地球では果実の王といわれ、究極の味と香りを持つドリアン…特にその香りが地球の民をも悩ませる。
やはり、ドリアンはヤプールのような闇の者にとっても恐ろしいものという事は実証されたかな。
「今のうちに地球へ行こう!私の義兄弟(ゴライアン兄弟)でもアークボガールを止められなかった事は聞いている。
彼らに代わり、私が地球で皆を手伝うぞ!」(ザージ)
私たち地球怪獣はザージと共に異次元を飛び出し、追っ手が迫らぬうちに超高速ダッシュで地球へ戻った。