◆ 生活が苦しい特撮俳優・スタッフ ◆

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320名無しより愛をこめて
>>319
主役だからといってちゃんと給料を払ってくれるとは限らない
東映やJAEはスーツアクターやスタントマンの事をどう思ってるんだ?

153 :名無しより愛をこめて:2007/10/19(金) 15:19:42 ID:jQYw+MIK0
高木 そうか。オレは15歳でジャパンアクションクラブ(JAC)に入って、17歳でデビューして、
19歳で辞めたのね。オレの場合は金銭問題。給料が月額5万円ぐらいだった。
水野 そうなんですか。
高木 そう。テレビドラマの主役をやっているのに、月5万円。しかもまだ研修生だったから、
そこから2万円の月謝も支払わなきゃいけなかったわけ(笑)。
水野 ええ!?
高木 3万円しか残らないわけ。それにマネージャーもついていなかったので、撮影から
取材から何もかも自分でやっていた。公衆電話から事務所に電話をして、「仕事が入って
いるから今から××へ行け」と言われて、そこへ自分ひとりで行く。まだ16〜7歳の、
ド田舎から東京に来たばかりで右も左もわからない男の子がね。でも家賃、光熱費、交通費、
飲食代なんて、3万円ぽっちじゃ足りないわけ。だから日雇いの仕事やってたの。
未成年だから働ける場所がないので、新宿の西口に“立ちんぼ”といって、トラックの
日雇いの人たちが来て、手を挙げると、道路工事とかに連れて行ってくれる。
結構やってたよ。で、あるとき、東映の映画『伊賀野カバ丸』の主演を貰って。真田(広之)さん
と黒崎(輝)さんとオレで映画の主題歌を歌うコンサートなんかもね。で、3ヵ月ぐらい拘束
されたんだけど、その給料が3ヵ月分で10万円だったの(笑)。
http://web.chokugen.jp/guest/cat453634/index.html
321名無しより愛をこめて:2008/05/14(水) 22:35:00 ID:SMxlUBYC0
水野 ええ、そうなんですか。ひどいですね。
高木 ひどいよ(笑)。それからテレビの主役がまた入ったんだけど、
   給料が入らないので、「どうなっているんですか?」とJACに訊いたら、
   その頃サニー千葉プロダクションの所属にされていたので、「サニーに行って」と。
   サニーに行くと「いや、JACだから」と。そんなのが2ヵ月続いた。主役やっている最中だよ。
   いや、役者を目指したからって、趣味でやっているわけじゃないからね。
   これはもう肉体的にも25〜6で限界も来るだろうし、それで辞めようかなと。当時は、
   角川春樹さんや深作欣二監督などブレーンがすごかったし、真田さんも絶好調。そんな最中辞めたわけ。それで8年干された。
   まだ19歳の頃で、若かったし、海外に行って映画を撮ったんだけど、撮影中に足を怪我して、その怪我がひどかったんだよ。
   まあ、とにかく28歳ぐらいまで8年ほど干されたね。
水野 その間、どうされていたんですか?
高木 自分で個人事務所を立ち上げて、それを維持していた。でもファンがあっという間に減っちゃってね。
   芸能界は力がないとダメなんだなと思った。それから政治方面に進んだんだ。
   当時はまだ20歳ぐらいだからきつかったね。どこに行っても出入り禁止。
   「高木淳也はJACを辞めたので、お付き合いしないでください」という回状みたいなものが回っていたんだよ。
   それが業界のルール。結局、社会常識から逸脱した世界だからさ。労働基準法にも違反してるし、契約書も交わさない。
   労働に対する知識や常識がまったく通じない場所。アメリカのユニオンのようなものもないし、
   マネージャーは会社に囲われている人だからタレントよりも事務所が優先だしね。
   http://web.chokugen.jp/guest/cat453634/index.html

戦隊のスーツアクターを担当していた赤田昌人氏は事故で身体障害者になり
現在は首から下が動かないそうだが東映やJAE(旧JAC)は彼の生活費を保証してるんだろうか?
東映のお偉いさん達は他人に危険なアクションをやらせる事をどう思ってるんだ?
「愛」「夢」「希望」「友情」をテーマにしているのが戦隊ヒーロー物だが
現場の実態はそんなテーマとはかけ離れた世界なのかもしれない