ウルトラマンクライン

このスレはティガ、ダイナ、ガイア、コスモス、ネクサス、マックスの
全６作品を総括した作品「ウルトラマンクライン」を作っていくスレです。

並行宇宙同士が融合の危機で各宇宙のウルトラマンが立ち上がる！！

まとめサイト　http://klein-bottle.rakurakuhp.net/

第１話　「光の巨人」　地底暴食怪獣デゲル登場
第２話　「友達の夢」　バリヤー怪獣ガギ登場　　　　　　
第３話　「諦めない心」　肉食地底怪獣ダイゲルン登場
第４話　「惑わすもの」 波動生命体サイコメザード登場
第５話　「黒き影」　古代怪鳥レギーラ　守護聖鳥フェニーチェ　邪悪宇宙生命体ワロガ登場
第６話　「カオス復活」　邪悪宇宙生命体ワロガ　カオスロイドK登場
第７話「邪悪との決着」 強化邪悪生命体カオスワロガ 邪悪生命体ワロガ カオスロイドK
カオスヘッダー0　再生怪獣グロッシーナ　改造再生怪獣カオスグロッシーナ　登場
クラインフェニックスモード発動。ワロガとの決着。
第８話 「守るべきもの」 大熊怪獣ウルサ・マジョル　小熊怪獣ウルサ・ミノル 登場
　　　　　　　　　　　守る姿勢を評価され、ミズノエノリュウとの初接触。
第９話 「恋するキングジョニー」破壊ロボットサタンジョニー 登場
第１０話「ヒューマンハンティング」宇宙狩人スラグ星人登場
第１１話「？？？？」　守護獣との接触
第１２話「暗い町」 インセクティボラビーストアラクネアグローラー インセクティボラビーストアラクネア登場
第１３話「？？？？」　守護獣との接触
第１４話「売留樽の猫」　化け猫怪獣ニャジラス登場
第１５話「？？？？」　守護獣関係の話

そして１６話でつなぎ、１７話でナイトの中期メンバー配属

２４話までが内藤の暗躍を描きつつFAITHの各チームのエピソード
２５．２６話がターニングポイントとして根源破滅魔獣ゾールとの
　　　　　　中ボス戦とアグルの参戦
２７話〜３９話までが四聖獣の試練とこの地球の謎の解明
　　　　　　　スバルの道標として歴代ウルトラマンの客演
４０話〜４８話、闇が徐々に勢力を増しルルイエの闇の巨人達が
　　　　　　　　正体を現したダークルシフェルの指揮の元 ゾーリック宇宙の封印を破壊
　　　　　　　　仲間たちとの絆が試される
　　　　　　　　また、ルシフェルに敗れたときにスバルが正体バレする
４９話〜５０話ゾーリック宇宙の開放が近づきそれを重く見た
　　　　　　　デラシオン銀河連邦艦隊が地球を破壊しようとする。
最終回ゾーリックとその宇宙復活、最終決戦

このスレ小馬鹿にしながら見てたが意外としっかりしてて驚いた

次スレはこっちでいいのか？

>>1
乙

>>1
とりあえず乙
後、まとめサイト主氏復活乙。要望としては議論への参加及び
今後機体･キャラ等各種設定がより詳しく作り直されると思うので
より頻繁な更新を希望します。

書き手の皆様も、引き続き良作の投下をお願いします。

１さん乙です。
そして間違ってスレを建ててしまい申し訳ありませんでした。

ところで１６話以降の話で設定が決っている話は
どこに纏めたほうがいいでしょうか？

>>8
16話以降って前スレ中盤でどんどん勝手に用意されたやつ？
あれらは十分に審議されてないし…
まとめ以外にアイディア置場扱いでwikiでも作ってそこに置く？

お久しぶりです。
やっと規制解けました。ウィルコムはたまにやたら
長い規制があるんで困りものです。
以前のアイデアはまとめサイトに掲示板があるんで
そちらに転載して頂いても結構です。

>>1
乙です
又書く時はよろしくお願いします

>>1
乙です。
第11話は「命照らす光」双剣宇宙人アビア、守護聖獣トーテムトータス登場、
第15話は「青龍への誓い」破滅魔人ゾドルガ、守護聖獣ミズノエノリュウ登場です。
ミズノエノリュウは本来「地底大怪獣」ですが、今回は「守護聖獣」にして頂きました。
登場怪獣やタイトルなどに何か問題がある場合言って下さい。

８話今週中には投下できるようにします
あとミズノエノリュウは聖獣より聖龍の方が感じ出るかなーと
思ったんですが

>>13
他のみんなとの統一感を出したくてこうしたんですが、どうでしょうか。
それに「聖龍」と「青龍」が被ってしまうんですよね、語感が。
よって、守護聖獣で行かせてもらいます。

>>1
乙です
スラグ星人の名前を「チタス星人」に変更したいんですがよろしいでしょうか？

乙

>>12様
１５話で破滅魔人が登場するという事はゾドルガは灼熱魔人タイタン
と同じように根源破滅教皇いまだが召喚した存在ということでしょうか？

>>15
いいと思います

>>13さんと>>15さん二人共鳥付けて？

おっ、ついにスレを立ててたのか・・・乙です。

初めて来たけど結構面白いね

前スレ終盤からＲＯＭってたけど同感。
やっぱ作者毎に持ち味が違うんだな。まとめにも書き手書いといて欲しい

>>17
その辺りはまだわからないので、とりあえず宇宙に出現したワームホールから飛来、と言う感じにしてあります

ここまでサクラノがライトブレードの名手、という設定が生かされていないので11話でそれ絡みのネタをやろうと
思います

>>22
改行が…
ライトブレードってどんな兵器なの？

>>23
僕の脳内ではライトセーバーみたいな感じです。
普段は柄の部分だけで、スイッチを押すと刀身がﾌﾞｰﾝと伸びるって奴です。

＞18
一応７０％完成してますが・・・
肝心のところがまだ未完成で・・・
まあ、９話が出る頃には完成してると思います

第8話「守るべきもの」
大熊怪獣ウルサ・マジョル　小熊怪獣ウルサ・ミノル 守護聖獣ミズノエノリュウ登場

ワロガとの戦いを終え、街は再び平和を取り戻したように見える

FAITH洋上基地でも先の戦いを受け
各チームリーダーが話をしていた
｢ワロガ…恐ろしい敵だったな｣
普段は冷静なオマエザキもいつになく感情を顔に出している
｢ああ、上層部も今回の一件は深刻に感じたのだろう。チーフと参謀が報告と会議出席の為に本部へ向かったそうだ。
両幹部不在とあっては我々チームリーダーはより責任ある行動をとらねばならんな｣
鬼塚の言葉に皆が決意を固め頷いた

そのとき警報が鳴り響きエリーの通信が入った
｢怪獣出現、チームピースに出動命令要請｣

秩父山中に熊に良く似た怪獣ウルサ・マジョルが姿を現した
マジョルはそのたくましい腕を振り回し、辺りの樹木をなぎ倒し、小さな木々は蹴散らしながら進んでいく
暴走を続けるマジョルの前にスピナーが到着した
｢麻酔弾、発射！｣
放たれた麻酔弾数発が命中するとマジョルはその動きを止めた
展開されたレーザーネットがマジョルの体を包み込む
｢コマンダー、無事捕獲に成功。これより関東C保護区画へ移送します｣

任務を終えて指令室へ帰還したピースのメンバーたち。そこにスバルも加わり、捕獲成功を喜び合う
｢やりましたね、財前さん！｣
｢ああスバル、また一つ大切な命を守ることが出来た｣

｢さっきから騒がしいぞ！怪獣一匹捕獲したくらいで騒いでんじゃねえよ｣
声を張り上げるチームナイトの佐藤
さらにバレンタインが続く
｢そもそもあんな凶暴な怪獣、捕獲なんて面倒なことしないでさっさと退治すればいいんだよ｣
｢そんな…言っていいことと悪いことがあります！怪獣だって生きているんですよ！｣
｢まったく…ピースの連中は綺麗事ばかり…私たちはあんたたちみたいなお気楽チームとは違うのよ！怪獣を守る為に人間が死んだらどうするのよ！｣
普段は大人しい女性の黒田と山田も激しく言い合う
｢内藤！あんたも何か言ってやりなさいよ！｣
しかし内藤は我関せずといった感じでただモニターを見つめている
｢やめないか！｣
そこに現れた両チームリーダー。それぞれのメンバーの側による
｢鬼塚リーダー、ご迷惑をお掛けしました｣
｢いや、大方こちらからケンカをしかけたのだろう。すまない。皆、早く持ち場に戻って次の任務の準備でもしておけ！｣
鬼塚の激がとぶと皆静かに持ち場へと帰っていった

その晩、関東C保護区域に移送されたウルサ・マジョルはレーザーフェンスの中で暴れていた
闇夜に潜む人影はその様子を見つめていた

翌朝、基地に警報が鳴り響く
｢エリーどうした？｣
｢コマンダー、ウルサ・マジョルが保護区域から脱走しました。
レーザーフェンス発生装置が故障したものと思われます｣
｢なんだと！｣

ウルサ・マジョルはそのまま近くの小規模な街へと突き進んだ
ビルを蹴散らし、住居を踏みつけ、辺りを見渡す
それから数分後、ピースが到着したときにはすでにマジョルは地下へと潜っていた

この余りに深刻な状況に指令室には再び口論が巻き起こった
退治か再捕獲か…
コマンダーは一人別室で悩み考えていた
そしてついに決断した

ミーティングルームに集められた各チームメンバーたちにコマンダーは語りかける
｢次にコードネーム　ウルサ・マジョルが現れた場合、ファイター、ナイト両チームによる攻撃を行う！｣
｢そんな…｣
コマンダーは反論するピースの意見を決定事項だと退け、作戦を説明する
｢ワロガによる妨害活動の影響で今飛べるのはピースジャイロ２機にスピナー、チェスターが１機ずつしかない。
チームファイターのメンバーはチームピースが避難救助活動に向かう際にスピナーに搭乗していき、地上からチェスターの援護をしろ。
集中放火で被害の拡大を防ぐ…いいな…｣
重く張りつめる空気、そして響きわたる警報
｢チームファイター、ナイト、ピース、ゲットグローリー！｣
｢了解！｣

地上に再びその姿を現わした ウルサ・マジョル。その傍らには前回まで見られなかった愛らしい容貌の小熊怪獣ウルサ・ミノルがいる
｢マジョルの…子供か…？｣
ミノルが怪我を負っているためマジョルの気性はこれまでよりも激しく荒ぶり
周囲のビルを破壊していく
現場に到着し、配置につくメンバーたち

｢コマンダー、これよりチームナイト、ファイターともに攻撃体制に移ります｣
鬼塚リーダーの一言にチームピースのメンバーが反発する
｢攻撃は待って下さい！｣
｢そうです！せめて子供だけでも救うことはできないのですか！？｣
必死に訴えるがコマンダーは冷徹な表情で応える
「親を殺され憎まない子供などいない。
あの子供を一時我々が保護しようとその憎しみはいつか必ず我々人類に向かう。
冷酷なようだが人間の安全を守るためには …仕方がないのだ…」
（怪獣も…人間も…大切なものを守りたい気持ちは同じなのに…）
そう思いながら見つめる事しかできないスバル
膠着するチームピースとチームナイト
しかしその間にもマジョルは街を破壊し続ける

それを見た鬼塚リーダー
「仕方ない。各員、攻撃開始！」
「そんなの駄目だ！あの子供だけは絶対に守ってみせる！！」
財前はスピナーに乗り込み慌てて飛び出す
「待て、財前！命令に従え！」
財前は聞く耳を持たずに何とかマジョルを止めようと麻酔弾を撃ちこもうとするが
それを攻撃と思ったマジョルが財前の機体に向け炎弾を吐いた
それを地上から見ていたスバル
助けに入ろうとするも、距離が離れているためクラインに変身しても間に合わない！
（どうすれば…）

その時、彼の視界に浮かぶ紅い鳥・・・・フェニーチェ
「守りたいんだ…人間も怪獣も…みんな大切なんだ！クライーン！！」
迫る炎弾に思わず目を瞑る財前。しかし炎弾は彼に命中しなかった。
目を開けた財前の前に立っていたのは赤い巨人ーウルトラマンクライン・フェニックスモードー
クラインの出現と同時にチームナイトは攻撃に入る
無数に飛び交うスパイダーミサイル
マジョルは逃げることなく自分の子供を守るため、ミノルの前に立ちながらミサイルを浴び続ける。
（駄目なのか…何も…何も守れないのか！）

その時、大地が大きく揺れマジョル親子の下の地面から清く青い光が溢れだす
二匹はその光に包まれると、地面に吸い込まれるように消えていった。

そしてクラインの前に一匹の龍が現れた。チームピースの黒田もジャイロからその姿を見ていた
「あれが…お母さんが言ってた…ミズノエノリュウ…」

クラインを見つめるミズノエノリュウ
クラインの体にまるで雨のように青い光が降り注ぎ、傷を癒やす
そしてミズノエノリュウも青い光に包まれて地中深くに消えていった。

以上８話です

応援してるぞ

>>32
GJ!
テンポが速くて良かったです
ただ注文付けるなら捕獲〜再戦闘までの間は
もう少し時間取ってもいいと思いました

初めて来ますた。　
スレタイが「ウルトラマン クランクイン」に見えたので来ますた。

８話担当の作者様お疲れ様でした。
各キャラの意見のぶつかり合いがキャラ毎に出て良かったです！

八話、乙です。

８話良かったです
９話は誰がいきますか？

>>38
9話俺がいきます

それとジョニーのランプの設定、ちょっと追加します
恥ずかしい時はピンク色、感激している時は虹色の2つです

>>39
wktkして待ってます

ルーチーホイが初登場の作品だな。
どんなキャラなのだろう・・・

やたら明るそうなキャラだな

今予約入ってないのは１３、１４、１６、１７話でいいのかな？

9話作者ですが、少し質問
エリーとコバの関係ってどんな感じでしたっけ

エリーの中ではコバは愛しているフォルダに分類されている
コバがエリーをどう思っているかはいまいち分からない

そろそろ２４話までの話の流れを考えないか？
基本的に割と自由な話を作れそうだけど、
内藤の暗躍が必須かな？
あと、泣きじゃくる子供たちを二回くらいは出した方がいいかも。

>>47
18話で、
･クラインが苦戦している怪獣をナイトが撃破して、
それでいい気になってクラインを軽視する新メンバー達を
最終的に救うクライン、みたいな話は書けませんかね？
ちょっと書いてみたいのですが(勿論内藤も動きます)

暗い街を執筆中の私ですが新たに予約を入れます
16話「勇気をつかめ」宇宙帝王再生ヌアザ星人イシリス 双体宇宙人チェーン星人
チェーン星人はこの後の話にも出そうかと思っています

前スレから２４話までの関連のものを検索した

ウルトラマンクライン第20話
根源灼熱魔人タイタン登場

霧門岳が異常な程の大噴火を起こし、麓の町は壊滅状態に
チームピースが救助活動に出動、チームレンジャーが霧門岳の調査のため、ハルバートダイバーで出動する
しかしハルバートダイバーはタイタンに捕まってしまう。真下はチームレスキュー救助のため、タイタンとの交渉を開始する


214 ：名無しより愛をこめて ：2007/01/29(月) 21:48:12 ID:+94Q69GP0
第２１話「偽りの幻神」
根源破滅教皇イーマ　キリエロイド

１９９９年根源破滅教は解散し教祖だったいまだは
ホームレスに身をやつしみすぼらしく暮らしていた。しかしある日
そこに近づく謎の男（実は内藤）からいまだは力を頂き
再び根源破滅を説き教団を作る。
今度は彼自身が尋常ならざる力を発揮し霧門岳の噴火を予言
（根源灼熱魔人を召喚し操っていた）するなど数々の奇跡をおこし
一気に数十万人の信徒を獲得、教団の影響力を政府も無視できなくなっていた
チームナイトが教団の調査に向かうが・・・・・そこに向かったチームは
内藤と鬼塚リーダーを残しいまだが怪物化したイーマと
操られた信徒達の前に
全員囚われてしまう。
チームファイターが救援に駆けつけようとするがホムラの前に
キリエロイドが姿を現し彼に根源破滅の信徒と化した人間達を
救う価値などあるのかと問いかけるのであった。

311 ：名無しより愛をこめて ：2007/02/21(水) 19:50:34 ID:n9lFTtkU0
ウルトラマンクライン第２４話「矛盾回路」

宇宙観測プログラム体：ダダミュー

エリーが定期メンテナンスを終えてから様子がおかしくなっていた
「あなたは誰？」「ここはどこ？」を繰り返すエリー
ゴスとリーが修復しようと試みるが原因を特定することができない。
そうしているうちにFＡITH日本基地の全システムに異常が発生
画面にエリーが繰り返す言葉を同じメッセージが埋め尽くされ
正体不明のコンピューターウイルスがメインフレームを侵食
それは回線を通じTPC総本部を始め世界中のコンピューターにコネクト
しようとする。
FAITHの全クルーの必死の対応により隔離エリアに閉じ込められたそれは
実体を形成し巨大な人型を形成した！！

宇宙観測プログラム体ダダミュー
遠く離れた銀河系の文明から宇宙を観測するために放たれた
プログラム生命体
宇宙を観測していたがゾーリックによる宇宙統合の歪みにより
宇宙の計測結果に矛盾が生じ暴走。矛盾する観測データを論理的に
再構築するため地球のネットワークを使って自己修復と矛盾のないデータ
の構築を図ろうとした。

313 ：名無しよりをこめて ：2007/02/21(水) 20:03:02 ID:n9lFTtkU0
（パワードのダダみたいに３面に変化し相手の弱点を観測しそこに攻撃する
クラインを翻弄する）も
クラインの攻撃を受けそのエネルギーでようやくデータが修復し
モニター上で自分の過ちを認めた後
「今、原因がわかった・・・・この宇宙は外部から・・・」
そう言おうとした時巨大な闇にダダミューは飲み込まれ消滅した・・・。

エリーも修復され、基地も平穏を取り戻す。その中でグレゴリー参謀は
ダダミューの残骸データを一人で解析し、そこで驚愕の事実を知った。
ダダミューの地球の観測データにアルケミスターズの事が何もなかった
プロメテ計画すら観測されているというのに・・・。
グレゴリーの脳裏にある仮説が思い浮かぶ、この世界は外部からの
力により無理やり幾つかの宇宙が統合された世界ではないのか・・・・。
もしその流れが正常に戻った時、二つの世界の狭間で生まれた自分の
存在は消えてしまうのではないか・・・。
自らの仮説に絶望し苦悩するグレゴリーに内藤が嘲笑を浮かべ声を
かけてきた・・・。

１９話予約します。
いつか見た未来みたいなSFを書きたいと思います

皆さん予約入れてるので自分も入れたいと思います。
タイトルは、18話「断ち切れぬ絆」で

何かあればそれに応じます

7話でワロガ編、15話で守護獣接触編が終わったら
しばらくは各作者毎の自由エピソードか。
いろんな世界観の話が読めそうで楽しみだな。

>>50
前スレのログあるなら1話〜5話までの作者教えてくれ

予約状況まとめ
９話「恋するキングジョニー」　>>39氏
10話「ヒューマンハンティング」　防衛軍LOVE氏
11話「命照らす光」　◆phKGr/4M5s氏（2作目）
12話「暗い町」　◆cleKNy8Dnk氏（2作目）
13話「？？？（タイガーフォーム発動）」　未予約
14話「売留樽の猫」　未予約？（シナリオ原案者氏？）
15話「青龍への誓い」　◆phKGr/4M5s氏（3作目）
16話「勇気を掴め」　◆cleKNy8Dnk氏（3作目）
17話「？？？（ナイトメンバー補充）」　未予約
18話「断ち切れぬ絆」　◆y8iIjqTf7I氏（4作目）
19話「？？？」　まとめサイト主氏（3作目）

曖昧な記憶を辿ったけど
1話→◆cleKNy8Dnk氏
2、5話→まとめサイト主氏
3話→◆phKGr/4M5s氏
4、6、7話→◆y8iIjqTf7I氏
で良いんだよね?

>>57
1話を書いたのは私ではありません

>>57
1話作者は俺です
鳥付けときますね

近い所で未予約な13話を書いてもいいでしょうか？
クライン初投下がいきなり守護獣話で恐縮なんですが…

第９話 「恋するキングジョニー」破壊ロボットサタンジョニー 登場

青い光に包まれるクライン

――・・・クライン――
「その声は・・・ミズノエノリュウ」
――そうだ――
「ミズノエノリュウ、教えてくれ。僕はマジョル親子を守ろうとした。そのために自分の体を盾にした
　僕はあの親子を守れるなら、死んでもいいと思ってた
　でも結果的にあなたに救ってもらえなければ、あの親子を守ることはできなかった
　僕は守るための力が欲しい。そのために僕はどうすればいいんだ？」
――答は自分で導き出すのだ。いずれ、この答を聞かせてもらおう。その時まで、さらばだ――

基地の食堂でランチを食べている黒田と里見。黒田の、以前人類と地球怪獣が協力し、破滅生来体を打ち破ったという話を聞いて、悩む里見
「うーん・・・・・・私このままでいいのかな。黒田さんの話聞いてると、私やっぱりチームピースに入ったほうがよかったのかもって思うの・・・」
「そういえば、里見さんって、どうしてナイトに入ったんですか？」
「え？・・・どうして入ったんだろう。私って、なんか訳わかんない人ですよね」
そこにジョニーがやってくる
「黒田隊員、里見隊員。女心ってなんですカ？」
「「はぁ？」」
ジョニーの質問に、2人はすっかり面食らった様子だ
「・・・な、なんでそんなこと知りたいの？」
「そ、それは・・・ぼ、僕・・・エリーさんニ・・・じっじっ実は・・・」
そういうと、胸のランプをピンクに変えて、その直後分離しすごい速さで食堂から出て行った。食堂から出る直前、ジョニーの腕が2人の男に当たる。吹っ飛ぶ2人
「うおっ、あ痛てててててててて」
「あっ、大丈夫ですか？マーチンさん、ルーさん」
黒田と里見が開発チームリーダーのゴスとサブリーダーのルーに駆け寄り、話しかける
「いやいやいやいやいや、大丈夫大丈夫」
「ところで、ジョニーはここで何をしたアルか？」
「なんかエリーがどうとか言ってましたよ…」
黒田がそう言ったのを聞くと、ルーが胸を張る
「ふむ、ジョニーは私の傑作ロボットアルね。人間的な感情を持つロボットアルね」
ジョニー開発秘話を話し出すルー

一方ジョニーは、真下の元にいた
「真下隊員。男のあなたならこの気持ちわかりますカ？僕、実はエリーさんのことが好きなんですヨ」
言いながら、ランプをピンク色にしていくジョニー
「え？・・・いや確かにエリーは可愛いけど、エリーってアンドロイドだから、別に僕は恋愛感情を抱いたことはないんだよな」
「そうですカ・・・なら、せめて、女性の心を掴む交渉術を・・・」
そこにスバルが通りかかる
「あれ？真下くん、ジョニー、何してんの？」
「真下隊員に女性の心を掴む交渉術を教えてもらおうカト・・・」
「やめといた方がいいよ。天野隊員が真下のこと、しつこいって言ってたし」
「へ？しつこい？」
素っ頓狂な声を出す真下。スバルはそのまま立ち去っていく
真下はスバルが立ち去るのを見届けると、少し泣き顔になり、すごい勢いで走り去っていった。1人取り残されたジョニー。そこに歌が聞こえてくる
「歌が・・・聞こえル・・・・・・」
その声の元へ、よろよろと歩き始めるジョニー

司令室。珍しく真下以外の全チームのメンバーがここにいる
コマンダー、チーフはロサンゼルスの本部で、怪獣保護に関する会議に出向いている。
グレゴリーは、最近の怪獣事件のために、体調を崩し自宅で休んでいる
突如、機器が爆発し、照明が落ちる
「なんだよ！？」
隊員達が騒然となる。唯一冷静だったのはエリーと、チームレンジャーの神谷だった。冷静に、エリーより早く状況を理解する神谷
「どうやらメインコンピュータールームが占拠されたようです。基地の全システムがダウン。戦闘機はコンピューターで制御されている機体は飛行不能です」
台詞を取られ一瞬唖然とするエリー。しかしすぐに補足説明をする
「過去にこのような事例が一件、確認されています。サタンラブモスというロボット怪獣が以前、このような事例を引き起こしています」
アンドロイドのエリーはともかく、人間である神谷がかなり冷静な様子を見て、唖然とする一同。そして天野が口を開く
「・・・さすが・・・神谷先輩・・・・・・」

「とりあえず、メインコンピュータールームに行きましょう」
神谷の一言で、全員ハルバードガンやライトブレードなどを手に取り、メインコンピュータールームへ向かう。武器を手に取っている間、天野が小島に話しかける
「なんか・・・神谷先輩、みんなを完璧に仕切っちゃってますね。チームリーダーまで」
「なんでこうも冷静なんだ、あいつは」
全員が司令室を出てから数分後、真下が司令室に駆け込んでくる
「・・・あれ？みんなどこ行っちゃったんだよ」
「メインコンピュータールームに向かいました」
唯一残っていたエリーが言う
「私はここからメインコンピューター奪還を試みます」
「じゃ、僕も手伝おうかな」
「真下隊員は行ってください」
「はい・・・」

メインコンピュータールーム前。隊員全員がここにいる。チームナイトの鈴木が偵察から帰ってきた
「内部にはジョニーが確認できました」
「ジョニーが？まさか」
隊員達が驚く。鈴木が続ける
「セキュリティシステムがすべてこちらに作動するので、正面からメインコンピュータールームに入るのは危険です」
「よくやった。で、どのチームが一番最初にここに入るかだが・・・」
鬼塚が言う。各チームの作戦が違うため、各チーム順番に突入するという話になったのだが、鈴木が偵察に行っている間、その順番を決めるために隊員達は揉めていた
「・・・ジャンケンで決めればいいじゃないですか・・・各チームのリーダーがジャンケンをして、勝った順番で内部に突入するんです」
普段無口な田中が、こんな発言をしたことに唖然となる一同
「鈴木、お前いきなり変なこと言うのやめろよ」コガラシが言う
「ジャンケンって・・・お前」モミジオカが続く
「ちょっと笑っちまったじゃねーか」さらに佐藤
「こんな状況でえらい平和的だなお前」そして財前が言う

しかし、オマエザキはこう言った
「いや、こういうときは延々と議論するより、これで手早く決めた方がいいのかもしれない」
「リーダー！？」
チームファイター隊員が驚く。それを尻目に、各チームリーダーはジャンケンをし始める。しかし、あいこが続く。その間に真下がやってくる
「なにしてんですかぁ？」
「うっしゃ！勝った！」
鬼塚がデカイ声を張り上げる。ビビる真下
「よーし、私達がメインコンピュータールームを奪還してる間に、あんた達はせいぜい書類の整理でもして待ってなさい」
山田が言うと、チームナイト隊員達は突入していく

ジョニーの元へ走る鬼塚、内藤、里見、バレンタイン、田中、山田、鈴木
「撃てぇ！」
鬼塚の号令で、ハルバードマシンガンが一斉に火を噴く
しかしジョニーは体を4つに分離させると、内藤、里見、田中、山田、鈴木を吹っ飛ばす
「くそ！」
そういうと鬼塚はジョニーに飛びかかった。腕にしがみつかれながら、再び合体するジョニー
ジョニーと鬼塚の力はジョニーの方が上だった。投げ飛ばされる鬼塚
「俺のこと、忘れてたな！」
上から佐藤がハルバードライフルで狙撃する。しかし銃弾は外れた
「くそっ、電子頭脳狙ったってのに」
「あなたの狙いはこの電子頭脳で全て見抜いてマス。佐藤隊員」
そういうと、ジョニーの腕部が分離し、佐藤を殴った
「死んだフリしても僕には通用しまセン。バレンタイン隊員」
「だめか！」
立ち上がり素早くマシンガンを放つバレンタイン。だが適当に撃ったので、豪快に外した
ジョニーはバレンタインを殴り、倒した
「作戦失敗！撤退だ！」
鬼塚は立ち上がると、隊員達に言った。肩を貸すなどして、撤退する隊員達

真下がジョニーに近寄る。構えるジョニー
「いや、武器は何も持ってない」
ジョニーをなだめる真下
「あのさ・・・」
「交渉するつもりなら、なんか順番が変じゃないですカ？」
「そうだった・・・ごめん」
帰っていく真下

「アホかお前は！交渉しに行くとか言ってたくせに、全然駄目じゃねえか！」
財前に怒鳴られる真下
「真下、お前は疲れてるんだろう。ここにいろ」
神山に言われ、素直に引き下がる真下

メインコンピュータールームに入るチームピース隊員達。ハルバードガンに小型レーザーネット弾を装填している
「小型レーザーネット弾、発射」
神山の号令で一斉にジョニーの頭上に小型レーザーネットが広がる。レーザーネットはジョニーを捕まえたが、すぐに破られた
「だめか。作戦失敗、撤退するぞ」
すぐに引き返すチームピース隊員

チームファイター隊員がメインコンピュータールームに入ってくる。しかしジョニーの姿は無い
「あれ？ジョニーどこいった？」
イデイが言う。オマエザキ、スバル、コガラシ、サクラノ、スギカワラもジョニーを探しキョロキョロする
突然、ジョニーがサクラノに飛びかかってくる
「うわっ！」
驚いてライトブレードのスイッチを押し、ジョニーの頭部を突き刺してしまうサクラノ
「ああ！どうしよう！」
慌てるサクラノ。ジョニーは凄いうなり声を発する
「まずい！逃げろ！」
オマエザキが言うと、全員逃げ始める
「サクラノ！何やってんだ馬鹿！」
スバルが逃げながら言う

「どうした？やけに作戦失敗が早いな。よし、次は俺達の出番だな！」
倉田が言い、メインコンピュータールームに入ろうとする。しかし大慌てで戻ってきたチームファイター隊員達が倉田を止める
「な、なんで止めるんだ？」
すぐに基地が揺れはじめる。瓦礫が落ちてきたので、大急ぎで退避する隊員達

外に避難してきた隊員達。隊員達が基地の上に佇んでいる巨大なロボットを見て驚く
「あれは・・・ジョニー！！」
「しかもなんか機体をたくさんくっつけてるぞ！」
ジョニーの足にはダイバーのキャタピラが2つ、右腕にダイバーのドリル、両肩にハルバードバニッシャーの砲塔を装着している
体中にウイングとスピナーが付いている
「機械文明よ！　滅びるがいい！　自らの手で自らを殺すのだ！」
ジョニーがそういうと、ハルバードバニッシャーを基地に向けて連射し始めた
「散れ！」
オマエザキが怒鳴る。あわてて散る隊員達
しかしハルバードバニッシャーは攻撃を休めず、連射を続ける。その先には、佐藤と財前の姿が
「「うわああああ！」」
「佐藤さん！財前さん！クライーン！！」

「「クライン！」」
佐藤と財前が同時に言う。クラインは2人の前でバリアを張り、ハルバードバニッシャーから2人を守った
対峙するクラインとサタンジョニー。クラインが飛びかかろうとすると、突如サタンジョニーの姿が見えなくなった。困惑する隊員達
ジョニーを探してあたりを見回すクライン。突然後ろから衝撃を受け、倒れるクライン
さらに地面を転がされる。鬼塚が気付く
「まさか、オプチカムフラージュか？」
さらに容赦無く続くサタンジョニーの攻撃
「あ、確かジョニー、エリーが好きだって言ってたし、エリーに説得してもらったらどうですか？」
真下が呟く。黒田、里見以外の隊員全員が驚く
「確かに、こういう状況だったら真下さんの説得よりエリーの説得の方が効果的かもしれない」
里見が言う。黒田がエリーに通信を入れる
『え？私が説得、ですか？』
「そうよ。ジョニーはエリーの事が好きなの。だからこういう時はエリーが説得したほうがいいと思って」
『わかりました。やってみます』

吹っ飛ばされるクライン。サタンジョニーが姿を現す。サタンジョニーがレーザーネットを使いクラインを捕らえる。ハルバードバニッシャーを溜めるサタンジョニー

その時、ハルバードバニッシャーのチャージが止まった
『ジョニーさん、聞こえますか？』
「・・・エリーサン？」
『そうです。破壊活動をやめてもらえませんか？』
「ソレハ、ムリダ」
『あなたを愛している私からの願いです。それでもダメですか？』
「・・・・・・アイ。エリーサン、ボクのこと、ホントニ、アイシテルノカ？」
『ええ。そうです』
その瞬間、サタンジョニーの姿が消え、元のジョニーの姿に戻った
それを見届けたクラインは、ハンドスラッシュでレーザーネットを破ると、倒れるように消えた

司令室
「ワーイ、エリーさん、僕のこと愛してるんダー」
ランプを黄色にして喜ぶジョニー
「ごめんなさい、ジョニーさん」
「・・・え？」
「実はもう、ジョニーさんより先に私の愛しているフォルダに保存された人が1人います」
「え・・・？てことは・・・」
「ごめんなさい、あれは実は嘘なんです。あなたをどうしても説得したかったからついた嘘なんです」
それを聞き、ランプを青くするジョニー
「・・・でも、私、ジョニーさんのこと、大切な仲間だって思ってます」
「・・・大切な・・・仲間！ワーイ！僕、エリーさんにとって、大切な、仲間！」
ランプを虹色にして飛んで喜ぶジョニー
「よかったな、ジョニー」
隊員達から口々にそう言っている

以上、第9話終了

GJ！
クライン初のコミカル話で楽しかったです

どうしよう、15話ばっか書いてて11話全然書いてないｗ

９話本当に各キャラの個性が出てきたという感じでいいですね
チームナイトに入った里見さんの台詞に重要な伏線が入っていたり
これからもいろんな作者さんの話が見たいです。

あの、やってはいけないことかも知れませんが、11話でスバルの正体をマサキにばらして良いですか？
駄目なら正体バレの伏線を張ろうと思うんですけど。

ところで２１話で登場予定のキリエロイドはこの宇宙の真実を
知っているのでしょうか？
キリエルの神以外信じない彼らがゾーリックに従うとも思えないし

ゾーリック側が用意した偽キリエル神（破滅魔神）の命令に従っているとかかな？

>>79
流石にこんな早くバレるのは…
伏線貼る程度のがいいと思います

そういえばマサキもマイも出番本当に少ない…

第19話「永久なるコウサク」時空怪獣ワームヴァイパー登場
でいきたいと思います。
◆68nHv.MDYQさん、お疲れ様です。
なにげにジョニー強いですね…今のところクライン最強怪獣かも。
>>79
私も伏線ぐらいにしておいたほうが無難かと思います。

>>83
交錯じゃなくてコウサクなのですか？

>>84
SFなのでメインは時の「交錯」なんですが、「こうさく」を掛け言葉に
して話の中に組み込もうかと思ったんです。
でもやめといたほうがいいですかね？

>>85
いや誤字と思っただけなので無問題です

次は１０話か…とうとうナイトのメンバーが…

9話乙です。
ジョニーとエリーがメインの話だけあって、マックス的なノリの話で楽しめました。

13話を書こうと思ってるんですが、白虎の守護聖獣の名前って決まってましたっけ？

１０話作者なんだけど勝手に鬼塚の過去を作っちゃていいっすかね？

過去に侵略宇宙人によって部下を何人も殺された事がある、見たいな

>>88
決まってた気がするけど名前忘れた…

>>89
その過去はアリと思います。チームナイト隊長ですし

>>88
白虎はドーンですね。

それと２１話で根源破滅教団が出るにあたって
何話か前から伏線として山伏の集団が「こんげーん！はめーつ！！」と
お題目を唱えながら街を歩いているシーンがあると
一見平穏だった日常までもが
徐々に異常になってくる世界観を出せると思うのですが

>>82、>>83
やっぱそうですね、こんな早い段階でバラすのもアレですしね。
伏線に留めときます。
でも後半にＦＡＩＴＨメンバーへの正体バレとは別にマサキ、マイに正体を明かす展開が
あった方がいいと思います。

>>91
ドーンですか、ありがとうございます。

>>92
いいですね。2人に先に正体バレをしてマサキがウルトラマン(スバル)
と共に戦う決意を新たに補充要員でFAITHに入隊する話とか作れそうですし。

いっその事マサキをウルトラマンにしちゃいませんか？
流石に無理かｗ
ところでオマエザキリーダーがゼノンだっていう話はどうなったんですか？

ダークルシフェルに闇トラマンにされるとかなら…

すげぇ欝な話になりそうorz

>>94
マサキはちょっとなぁ…オマエザキは要議論ですね

ところで機体・武器に関して詳しい設定作りたいのですがよろしいですか？

>>95
ファウストツヴァイ、とか？でもいいかもねそれ。

オマエザキリーダーはゼノンだが変身アイテムが
故障中。マックスが修理の終わったアイテムを
届けにやってくる。
なんかレオみたいだな…

>>98
個人的にはサコミズみたいにどっかで融合って感じが良いと思うんですけどね。

>>96
俺は詳しくして欲しいと思うけど他の人どうですか？

>>100
僕もそう思います。
特に何人乗りなのかをハッキリさせて欲しいですね。

>>97
でもザギ関連の闇トラマンは死亡率100%だしなぁ…
自分で書いといてなんだけどネクサスだけじゃなくコスモスの世界
観も継いでる話としては親友死亡はどうなんだろ？

>>100-101
ありがとうございます。
一応現行の機体はこれまでの機体に似た形状って事で良いですよね？
クライン独自の機体はαスペリオルとかチェスターδみたいに途中参戦で。

>>102
コスモスだからって特別扱いするのもどうかと

どのウルトラマンにも欝話は付き物だよ

それか死亡率100％を塗り替えてみるのもよし、ＮＧかは展開次第

そうですね。
まだ話は序盤ですし、登場も生死もこれからの展開次第ですね。

じゃあ機体/武装解説載せときます

スクラマサクス
ハルバードシリーズの共通コクピットブロックで、単独飛行が可能。
ハルバードレーザーが使用可能だが怪獣を怯ませる程度の威力しかない。
2人乗りのAタイプと4人乗りのBタイプ、6人乗りのCタイプが存在する。

ハルバードウイング
チームファイターの使用する大型戦闘機。動力にはネオマキシマと
リパルサーリフトが使用されている。α、β、γ号の3機で構成されており、
状況によって分離状態と使い分けられる。最大の武器は3機のエネルギーを
α号の先端に集中し放つ「ハルバードサンダー」。飛行速度は重力圏でマッハ9。
宇宙での行動も可能で、その際にはネオマキシマ航法によりマッハ60の速度で飛行可能。
重力圏ではリパルサーリフトによるホバリング飛行がウイングシリーズの持ち味であり、
その精度はチェスター、スピナーを凌駕している。

ハルバードウイングα
ハルバードウイングの先端に位置する三角形型の高速戦闘機。
合体時の速度には及ばないが、分離時の3機では最速のマッハ7を誇る。
先端部に装備された熱線ハイ・ジークが主要火器だが、機体下部に
各種装備をマウント可。2人乗りだが、1人でも操縦可能である。

ハルバードウイングβ
合体時の核となる4人乗りの爆撃戦闘機。速度はα号に劣るものの、
マッハ6で飛行可能。基本的にチームファイターでは本機の搭乗者が
指揮を執る為、装甲は3機で最も厚く設計され、怪獣のデータ収集等にも優れる。
又、熱線ハイ・ボルキャノンが装備された両翼は可変式になっており、
柔軟な使用が可能である。この為「ガッツイーグル」の設計を基本にしている
ウイングシリーズにおいて最も原型機との相違点が目立つのが本機である。
機体下部には高精度ミサイル4発や冷凍弾等を装備している。

ハルバードウイングγ
合体時の後尾部分を形成する戦闘機で、合体時の主推進部となる。
2人乗りである。砲撃力は分離状態では最も高い。
機体先端部の砲門からは、「ストライクチェスター」の主砲であった
「ストライクバニッシャー」が発射可能。
飛行速度はマッハ6,5。とβ号を上回るが、旋回性能が低く回避能力が低い。

ハルバードチェスター
チームナイトが使用する中型戦闘機。攻撃力は現行のハルバートシリーズ最大である。
最大の武装は中央上部に装備された二門のレーザー砲「ハルバードバニッシャー」
で、並の怪獣なら一撃で撃破する程の威力を秘めている。
その他にもスパイダーミサイルや低出力のメタルレーザー、連射性に優れる
レーザーバルカン等、多彩な装備を持つが、これは設計・システムがTLTの
「ストライクチェスター」及び「メガキャノンチェスター」を参考にされている為である。
その為原型機最大の特徴であったオプチカムフラージュも装備されている。
単機でも圧倒的な火力による奇襲を可能とした本機は、チームナイトに相応しい機体と言える。

ハルバードスピナー
チームピースが怪獣保護の際使用する多目的戦闘機。
スクラマサクスを境にAパーツとBパーツに分かれている。
Aパーツは表裏を反対にする事で、怪獣保護の為の麻酔弾やレーザーネットを
使用する保護仕様と攻撃用ミサイルやレーザーバルカンを使用する攻撃仕様の二つを
切り替える事が可能。又Bパーツは宇宙空間で活動する為の
ネオマキシマ・ブースターとの換装が可能である。2人乗り。

ハルバードダイバー
チームレンジャーの搭乗する特殊潜航艇。下部のパーツをキャタピラに
切り替える事で陸上での活動が、更に先端をドリルユニットを換装すると
地中に潜る事も可能である。又深海の水圧やマグマの中でも活動が可能。
ハルバートウイングγに代わってα、βとの合体が可能である。
武装は潜行時の魚雷、陸戦時のナパーム弾、地中でのコールドビーム。
メンバー全員の搭乗を可能にする為スクラマサクスCを使用する

ハルバードマザー
全領域機動母艦。マキシマオーバードライブ、リパルサーリフトにより機動。
そのサイズはGUTSの指令母艦アートデッセイ号を上回り、ハルバードウイング、
チェスター、スピナー、ダイバーを各1機ずつ搭載・整備できるスペースがある。
武装面では各種レーザーキャノン砲を主武装としており、主砲に関しては未だ調整が
済んでおらず、それ故に本艦の出撃回数は少ない。

ハルバードジャイロ
チームナイト仕様とピース仕様の二種類が存在するティルトローター。
リパルサーリフトの使用により高精度のホバリングを可能にした。
ナイト仕様はレーザーバルカンを、ピース仕様は麻酔弾を装備しており、
更にウェポンラックには小型ミサイルや消化剤を装備可能。

ドーベル
全チームに配備されている高性能車両。フォートアトラス内に格納されている。
ファイター・レンジャー仕様は各種計器を搭載し偵察性能に優れる。
ピース仕様は電磁ネットの装備によって小型怪獣捕獲が可能。
ナイト仕様は他仕様では一門のドーベル砲が二門で火力に優れる。
ファイター・ピース仕様はスポーツカータイプで機動性が高く、
レンジャー・ナイト仕様は4WDタイプで装甲が厚い。
どのタイプも機体上部にシールドを展開できる事、ドーベル砲の搭載は共通している。

ケルベロス
チームナイトが使用するバイク。装備された機銃やミサイルは小型の怪獣に
対して有効。悪路を苦にしない安定性を持つ。最高速400km。

ハルバードガン
全隊員が所持しているレーザーガン。
パーツの装備によって、麻酔弾等を放つリボルバーモード、
強力な光弾を発射するライフルモード、光線を連射するマシンガンモードがある。


ミラクルスパイダーショット
反動で自身が吹き飛ぶ程の光線を放つ扱い辛い銃。
チームファイターのコガラシが愛用している。

ライトブレード
スイッチを押すことで刀身が形成される光剣。
本装備の扱いでチームファイターのサクラノに並ぶ者はいない。

テックスピナー1号
高速性と保護捕獲機能を両立した超高速戦闘機。
怪獣保護チームとして活動していたEYESの主力機である。
ハルバードシリーズの量産設備が整っていない現在、
FAITHでは過去の防衛チームが使用した名機を各支部で運用している。
宇宙ではこの機体のマイナーチェンジであるテックスピナーKS-1が
採用されているのもその一つである。本機は現役を退く際にチームEYESの
隊長であったフブキが個人的に入手した物と思われる。

エキストラクトミサイル
ウルトラマンコスモスの放つ神秘の光線「ルナエキストラクト」「コロナエキストラクト」
の力をEYES→FAITH日本支部の流れで研究した結果完成したミサイル。
このミサイルによりカオスヘッダーの切り離しをある程度行う事が可能。
しかしカオスヘッダーが余りにも多い場合は、取り付かれている側及び
カオスヘッダーがある程度弱っていなければ切り離しは不可能である。


◆y8iIjqTf7Iさん上記二つの設定に問題あれば言ってください

ところで４聖獣やジョニー後ゾーリック関係で
声優を当てるとしたら誰が相応しいと思います。

自分はゾーリックは家弓家正なんかどうかなっと思うのですが
十戒の吹き替えで唯一神とかルナ２の邪神ゾファーとか
聖邪どちらでも神々しい感じを出すにはこの人かなっと

キャストや声優を妄想するかw
スバルに合うのは誰だろ

>>113
スバルは思いつかないが、俺が脳内で場面を想像するとき、
鬼塚リーダーは山口祥行(田所さんの中の人)が演じてる

なるほど・・・今見て解かった事も有るな・・・・

>>114
俺も俺も
なんかしっくり来るよな

ついでにこんなのも追加しといてくだせえ

インパクトバーナー
チームレンジャーの使用する火炎放射器
モードチェンジで冷気も発射可能

ハザードハンター
重装防護服
主にレンジャーが使用
機密性に優れ、水中でも活動可能

キングジョニー戦でレンジャーだけ特筆した白兵戦能力がないと気づいたので…

ついでに追加
ハルバーディアズナビ
各隊員が常に所持している小型通信機器

>>106-111
機体と武装解説乙。

β機だけでサンダー撃ってなかったか？

>>120
kwsk

あ、そいえば小型通信機だけはなかった。
なんか物足りないなと思ったらそれだった・・・

>>81
偽キリエル神か・・・・
それやられたらプライドの高いキリエル人は正体がばれた時
思いっきり傷つくだろうな。
キリエルの神と自分達こそ絶対で愚かな人類は我々を崇めていれば
よいと思っていたのに、実は自分達も知らない内に
ゾーリックの手の中で踊らされていたにすぎないと
知ったら、彼らは全力を上げてゾーリックに戦いを挑むだろうな

>>121
第7話、クライン・フェニックスモード対ワロガで発射してた

ウルトラマンクライン第13話「交わる力」
宇宙甲殻怪獣イーヴァン 守護聖獣ドーン 地殻怪地底獣ティグリス登場


ところで、機体・武器の詳細も設定されましたし各フォームの詳細
な能力や特性を決めませんか？これから新フォームが続々登場しま
すが、各登場話ごとに作者が違うので能力がかぶったり、明らかに
優劣のある恐れもあるので…

そういえば、怪獣の○○怪獣が○○○○怪獣ぐらい長い表記になってるのは最近の風潮に合わせたのかなと。
普通に短く地底怪獣とか甲殻怪獣でいいんじゃないかと思った俺ゆとり。

すいません…7話のは合体したウイングのβ部分に乗る
オマエザキがサンダー撃ったって意味です
αやγに乗ってる隊員を描写せず、誤解を招く書き方をしてすいません…

>>125の訂正
イーヴァンの別名は宇宙甲殻怪獣→宇宙甲殻獣です。

>>126
イーヴァンに関しては根源的破滅招来体ではなくワームホールから
出現した怪獣という設定なんですが、ガイア本編に登場したその手
の怪獣がコッヴ(宇宙戦闘獣)、パズズ(宇宙雷獣)等、宇宙○○獣
だったのでそれに合わせました。

>>106
一人乗りのスクラマサクスも用意してあげませんか？
スバルが変身し辛くなっちゃいます

>>129
あくまで2人まで乗れるだけでこれまでの話見ても単独搭乗がほとんどだった気が

>>130
そうっすね。別に問題はないか。

ところでスバルの苗字の漢字表記は「穂村」で良いですか？
「焔」とか「炎」でも良いんですけど余りにも格好良すぎるかな、と。

漢字表記しないでいいんじゃないですか？

>>132
実家の表札に使いたいんですよ。
駄目なら他の方法を考えます。

>>133
良いと思いますが

>>133
実家が出るという事は
ご両親も出るという事でしょうか？

各モードの設定
フェニックス
スピードは各モード中最高、攻撃力はノーマルより少し上、逆に防御力は少し下
タイガー
スピードはノーマルより少し下、攻撃力は各モード中最高、防御力はノーマルより少し上
トータス
スピード、攻撃力ともにノーマルレベルだが防御力は各モード中最高、特に必殺技のバリアはラスボス級以外の攻撃は跳ね返す
ドラゴン
飛び抜けた能力はないが欠点も特にはない。ベストバランス

>>136
フェニックス：異論無し
タイガー：光線・超能力劣化は？
トータス：攻撃はさすがに下げようよ
ドラゴン：光線と超能力upだった筈

スピード
フェニックス>>ドラゴン=ノーマル>トータス>タイガー
攻撃力
タイガー>>フェニックス=ドラゴン>ノーマル>トータス
防御力
トータス>>タイガー>ノーマル>フェニックス>ドラゴン
光線・超能力
ドラゴン>>フェニックス＝トータス>ノーマル>タイガー
潜在能力
ノーマル>他

>>136-138
やっぱり１番強いのはドラゴンですかね？

相性の問題かな？
速い敵にはフェニックス
堅い敵にはタイガー
力強い敵にはトータス
策謀派や無難な強豪にはドラゴン
といったところかな

フォームチェンジ制限はどうします？
出来たら18話で全フォーム出したいのですが

各フォームまとめ
ドラゴン強すぎ、トータス微妙だったので少し変えました

フェニックス
スピード最強。攻撃力、光線、超能力にも優れるが防御力は低い。
素早い動きで敵を翻弄し、強力な必殺技で止めをさすスタイル。
打たれ弱いため敵にペースを握られるととズルズル行きがち。

タイガー
攻撃力最強。防御力も高いがスピードは遅く光線・超能力も苦手。
パワーを生かした肉弾戦が得意。数は少ないが強力な必殺技を持つ。
力でごり押しするスタイルので遠距離や翻弄型の敵とは相性最悪。

トータス
防御力・超能力最強。攻撃力とスピードはノーマル以下。
防御面は隙がなく、強力な反撃技や超能力を持つ。深海等の劣悪
な環境でも戦闘力が低下しない。
一見隙が無いが、反撃技以外では特に必殺技がなく決定力不足。

ドラゴン
光線最強。ノーマルから低下する能力がなく最強のフォーム。
戦闘スタイルはノーマルと変わらないが、強力かつ豊富な光線技が武器。
反面燃費が悪く短期決戦型。また、バランス型ゆえ極端な敵に対し
ては他フォーム程の効果を持たない。

こんな感じっすかね？

>>142
フォームまとめ乙です。
次は技の解説ですかね？

>>135
そうしようと思っています。
母親の名前はマチコ、父親の名前はタケルにしようと思ってます。
>>142
ＧＪです。
だけどトータスの超能力はドラゴンに譲ってあげたいです。
オマエザキリーダーに「青いクラインは超能力戦士か！」とか言わせたいんでｗ

更新しました。トータスの超能力をドラゴンに譲っときました。
http://ime.nu/klein-bottle.rakurakuhp.net/

結局内藤はなにがしたいのかな？

始めはワロガにひきつつぎウルトラマンの偵察とデータ収集だと思います。
そのうちゾーリック宇宙を封印してるパワースポットの探索と破壊に移るのかと。
しかもゾーリックの完璧なしもべというわけでもないんですよね。
イメージ的にはメビウスのヤプール？

内藤を考えた者ですが
イメージ的にはクトゥルフ神話のナイアルラトホテップのイメージ
ですね。主であるゾーリック（アザトース）の復活のために
暗躍しながらも内心では嘲笑っている。

まとめ主様の推測通り行動しながらも
実はゾーリックに隙があれば倒してその力を手に入れようとする。
もしかするとウルトラマンクラインをわざと成長させ
その戦力も自分の中に取り込もうとしているのかもしれません。

無論ゾーリックはダークルシフェルの考えを全てお見通しな上で
彼に作戦を任しているのでしょうが・・・。

ウルトラマンクラインはどんな路線なの？

全編シリアス、ハードな感じなの？（極端に言うならネクサスみたいな）
それともどこか暖かく、温かいほのぼのチックな感じなの？（ダイナとかコスモスとか）
それとも原点回帰みたいなどこか不思議でミステリアスな感じなの（初代みたいな）

優しさ？　激しさ？　寂しさ？　どんな感情が溢れているウルトラマンなの？
それとも感情の無い孤高の存在みたいな孤独なヒーローなの？

このスレに興味がある分聞いてみたい。

一つ一つの話に分けてみると様々な雰囲気の話があるが
全体のテーマは共生。平行宇宙の融合によって生まれた
この世界にはまったく世界観が違うものたちが集まって
いる。それらが理解し合い、共に生きる決意をし、
絶対的選民主義の邪神ゾーリックを打ち砕く話。

>>150
共生か・・・なんだか難しいテーマだなぁ。
今ある話と設定を熟読したらオイラも話を書いてみたい。
でも、しばらくは読み手になってます。


そういえば主題歌は？
ウルトラシリーズといえば主題歌がなきゃだめじゃないでしょうか。
共生、理解、相違をテーマにした歌詞で主題歌が必要だと思います。

ところで劇場版はいつ始動させますか？
大体25話前後に公開が基本ですが、そろそろ
設定を作り始める頃ではないかと。

>>151
書き手として参加してくれる日を一人の読み手と
して楽しみにしてます。それと主題歌作らないといけませんね…

>>152
劇場板はやはり平成3部作のファンの心に楔のように残る
ダイナ（アスカ）の帰還話がいいと思います。

アザトースをゾーリックとするとヨグ・ソトースに当たる
グランスフィアは形を怪獣型に変えて登場とか

>>154
心から同意しますが、時期的に速いのでは？
いっその事二本作り、二本目をアスカ帰還話にして
本編での客演開始頃公開でどうです？

>>156
アスカが出てくるかもしれない第3クールが28話だから
25話当たりに映画だとアスカ帰還話がいいかなっと思ったのですが
けど言われてみると中ボスであるゾールと数日前後でグランスフィア怪獣が
現れるのはゾーリック側からだと動きにくいですね・・・。

平成仮面ライダーを総括する仮面ライダー作ろうぜ
ってスレが立ってますね…一体誰が立てたのだろうw

>>157史上最大級のライダーバトルが展開されるだろうなｗｗｗｗｗｗ

１４話『売留樽の猫』の原案を書いたものです。細かいところまで
アレコレ考えるのはだるかったので、なんか色々書きたい方は
どうぞ自由にいじったり切り貼りしたりしてください。丸投げ言うな。

本編の主要設定とはあまり関係の無いサイド的な話をイメージしますた。
ただ、ぬこが変身して怪獣化するシーンで、ボスぬこがベータカプセル
よろしくサンマを掲げて変身するのだけは削らないでｗｗｗ

前スレで上がっていたこの世界の裏事情を

ある時間軸の宇宙（以下ゾーリック宇宙）で我々には想像もつかない高度な文明が発達した。
その文明は宇宙は多世界的に無限に存在するものであること、そしてゾーリック宇宙こそが全宇宙で
最初に誕生した宇宙であることを突き止めた。
そしてゾーリック宇宙こそが唯一無二のオリジナルであり他の宇宙は不完全な複製品と考えた。
そのため意識集合体かつ最強の破壊兵器ゾーリックによる他宇宙の根源的破滅を計画した。
その邪悪な意思を感知したウルトラマンノアは激しい戦いの末、ゾーリックの力の一部
とゾーリック宇宙を光の力で封印した。
その封印によって全宇宙に作り出された惑星が地球だった。
この封印から逃れたゾーリックの意思と力の一部は全宇宙に分散し、ゾーリック宇宙解放のために全ての地球を襲った。
その脅威は宇宙によって、破滅招来体、スペースビースト、スフィアなど様々な呼び方がある。
それらは個々での侵略には失敗したものの、集合意識に確実に情報を提供し、ついにゾーリック宇宙が封印されている可能性がある地球をもつ
宇宙を５つに絞り込んだ。
そしてその５つの宇宙を融合させ、ひとつの歪んだ世界を構築した。
この世界の地球からゾーリック宇宙を解放させるため、ゾーリックの攻撃が始まった。

しかし、この無理な宇宙の融合による歪みから希望の光の集合体が誕生した。それがウルトラマンクライン！

売留樽の猫ってどんな話でしたっけ？

>>160
融合された宇宙ではどの順番で事が起こったの？
それとも各宇宙で戦いが終わってから融合してるの？

各世界の最後のウルトラマンの戦いが終わった後に
融合されたと思う。その世界の住人たちの過去の記憶は
都合よく編集されてて誰も疑問に感じない。

1991　ザギが飛来し山岡研究員の身体を乗っ取る
1998　ガイア、アグル誕生
1999　ガイアとアグルがゾグを倒す
2001　バルタン星人を追ってコスモスが来訪
2003　中学生のムサシが未来を見る
2004　ザ・ワンを追ってザ・ネクストが来訪
2007　ティガが蘇る
2008　ティガがガタノゾーアを倒す
2009　ネクサス登場
2010　ノアがザギを倒す、ティガが復活しデモンゾーアを倒す
2011　カオスヘッダーを追ってコスモスが再び来訪
2012　コスモスがカオスヘッダーと和解
…
2015　スコーピスを追ってコスモスが来訪、ジャスティスも現れる
2016
2017　スフィアを追ってダイナが来訪
2018　ティガが復活しダイナと共にクイーンモネラを倒す
2020　ダイナがグランスフィアを倒す
2024　マックスが来訪
2025　マックスがギガバーサークを倒す
2037　マドカ・ツバサが縄文時代にタイムスリップ

324 ：名無しより愛をこめて ：2007/02/24(土) 18:40:37 ID:1kCsDUFT0
単純に考えれば２０２６年ごろに５世界が混ざったんだろ

>>163その設定いいですね。
作者ごとで作風や世界観に違いが出ても、複数の世界が融合した
歪みの影響ってな感じにできますしね。

登場人物の名前が漢字とカタカナなのも歪みの象徴だよな

全部の作品読み終わった
面白いね。このスレ

＞164
ちょっち待て
ガイアの第一話で我夢
「ウルトラ…マン？」って言ってたよね？
って事はティガあたりが先に…
いや…待てよ…
我夢が偶然知ってただけかも知れないな…
竜ヶ森湖にヤナカーギーを封印した円谷さんの友人が、未来から来た青と赤の宇宙人と一緒にヤナカーギーを倒した事件を…

それより１０話マダー

>>164を採用すると年齢が色々大変な気が…

>>163説が一番無理なく世界観を表せると思う。
だからクライン劇中では明確に年代を明かさない
方がいいと思う。

売留樽の猫書こうと思うのですがどなたか過去ログ
持っていませんか？

あと、即興で作ってみた歌詞
忍び寄る影、迫り来る悪魔、やがて目覚める大いなる闇。
闇を打ち砕け、光を常に胸抱き。
誇り高き騎士、優しさ忘れぬ使者、困難打ち勝つ有志、勇気溢れる戦士たち。
始めは異なる光たち、互いの輝き見つめあい
いつか大きな光となりて、歪んだ壷の底照らせ！
希望の光が今輝く。おお、ウルトラマンクライン。

すいません。スルーしてくださいOTL

歌詞はもう少し共生とかのイメージを強く盛り込んだらいいかも
それと過去スレです。
第？？話　売留樽の猫　化け猫怪獣ニャジラス登場

チーム・ピースで開発された新発明の怪獣救済用兵器「ストレサー・リムーバー」。
様々な外的要因で怪獣化した生物を、元に戻す作用があるという。
そんな時、ＦＡＩＴＨに市民からの調査要請が来た。場所は某県にある小さな町、売留樽。
この町では、最近になって次々と猫が姿を消しているというのだ。超常現象の可能性もあると
いうことで調査が始まったが、原因は町に住むネミズという老夫婦だった。この夫妻は理由こそ
分からないものの、とにかく猫を嫌っており、町中の猫を飼い猫、野良猫問わず捕まえては
ひどい虐待を加え、時には殺していたのだ。町の住民もこの老夫妻に苗字をもじった
「ネズミ夫婦」とあだ名をつけ、忌み嫌っていた。
スバルたちは猫をいじめないよう老夫婦を諭すが、ネミズ夫婦は「お前らもいつも怪獣を殺している
じゃないか。それに比べりゃ猫っころくらいなんでもねぇ」と取り合わない。一同も憤慨するが、
ＦＡＩＴＨは警察権を持たないため、夫妻をどうすることも出来ない。とりあえず、その場は厳重注意を
するにとどめて、その場を引き上げることになった。
果たしてその夜、ネミズ夫妻の自宅を町中の猫が取り囲むという異常事態が発生した。
ほうほうの体で車に乗り込んで家から逃げ出したネミズ夫婦だが、猫たちはなんと
化け猫妖術を使い集合合体、リーダー格の猫が二本足で立ち上がり、前足に持った
サンマを空に掲げて変身巨大化、猫怪獣になって町を破壊しながら夫婦の車を追う。
現場に赴いたチームファイターは町の住人から事情を聞き、怪獣の正体を推測。
チームピースとの共同作戦で、ストレサー・リムーバーを使い猫怪獣を元の猫に戻すことにする。
果たして作戦は成功するのか･･･？

化け猫怪獣　ニャジラス
売留樽町の猫たちが、殺された仲間の仇を討つために妖術を使い合体変身した姿。
元が猫なので瞬発力と敏捷性に優れ、フェニックスモードのクラインにも引けを取らない。
武器は長く鋭いツメとキバ、そして化け猫妖術を駆使して幻覚を作り上げ、敵をかく乱する。

今更ですけど、ゼアスとネオスは抜きですか？

抜きですね。

１０話で敵宇宙人の事を皆「星人」って読んでるけどいい？
駄目？

だいじょうぶでしょ

んじゃそれでいきますわ
あさってには完成してると思う

11話、もう少し時間掛かりそうです、すみません･･･

>>179
じっくりと良い作品作ってください

>>180
応援ありがとうございます。
勝手に設定作っちゃったんですが、トーテムトータスはスバルの故郷の神社に老人の姿で住んでいて、
昔スバルと接触した、っていうのは駄目でしょうか？
やっぱりご都合主義すぎるし、トータスだけ特別な感じになっちゃうかな。
駄目なら他の手を考えます。

>>181
良いのでは？
他の聖獣は再登場で見せ場作れば

じゃあこれで行かせてもらいます。

トーテムトータスが守るパワースポットは
アメリカ大陸のネイティブアメリカンの聖地ブラックヒルズ
だから日本に住んでいる老人はその分身体という事でどうでしょう。
無論その気になればいつでも本体を東京に呼び出すこともできるという感じで
しかしトータスが人間体になれるという事は他の聖獣も
人間体になれるという事でしょうか。

>>181
俺も全然OKだと思います。怪獣の力を借りるっていういう今までに
ないフォームチェンジなんだし。フェニーチェはスバルと会話して
るし、各聖獣ごとにキャラや関係が違うってのは自然だと思う。

各フォームと機体・武装の詳細設定が出たんで、次は技の設定でも
考えようかと思ったんですけど需要ありますか？

>>186
需要あります
初期設定以外の技も出てますし

初期設定以外の技って何かでてましたっけ？
前スレの終わりの方にあった技のまとめも参考にしたいんですけど、
どなたか過去ログお持ちの方いませんか？

>>188
6、7話でハンドスライサーのエネルギーを手から離さず
そのままカオスロイドやワロガの光弾叩き落としたのと
フェニックスモードで放った矢尻型光弾

>>189
情報ありがとうございます。
フェニックスフォームの矢尻型光線はハンドスライサーだと思ってた…
初期設定だと弱光線だったし、全フォーム共通の牽制技位に考えてました。
矢尻型光線はフェニックスフォーム特有の技なんですかね？

>>190
ドラゴンにドラゴンスライサーがあるからフェニックスも固有の弱光線じゃ？

>>191
牽制用の弱光線とバリアは全フォーム共通でもいいんじゃないかと
思うんですけど…ティガ、ダイナ、ネクサス辺りは共通ですし。

>>192
というかわざわざ描写変えて出した辺り、ハンドスライサーとは
別に攻撃技として作者は出したのかもしれんな
コスモスコロナは種類の違う光弾持ちだし

>>184
それいいですね、採用させていただきます。

>>194
採用していただきありがとうございます。
他の聖獣も人間体がいるとすればどんな感じでしょうか？

第１話　「光の巨人」◆68nHv.MDYQ氏
第２話　「友達の夢」まとめサイト主氏　　　　　　
第３話　「諦めない心」◆phKGr/4M5s氏
第４話　「惑わすもの」◆y8iIjqTf7I氏
第５話　「黒き影」まとめサイト主氏
第６話　「カオス復活」◆y8iIjqTf7I氏
第７話　「邪悪との決着」◆y8iIjqTf7I氏
第８話 「守るべきもの」>>26-32氏
第９話 「恋するキングジョニー」◆68nHv.MDYQ氏
第10話「ヒューマンハンティング」防衛軍LOVE氏
第11話「命照らす光」◆phKGr/4M5s氏
第12話「暗い町」◆cleKNy8Dnk氏
第13話「？？？？（ドーン・タイガーフォーム登場）」>>60=>>88氏
第14話「売留樽の猫」まとめサイト主氏
第15話「青龍への誓い」◆phKGr/4M5s氏
第16話「勇気を掴め」　◆cleKNy8Dnk氏
第17話「？？？（ナイトメンバー補充）」未予約
第18話「断ち切れぬ絆」◆y8iIjqTf7I氏
第19話「永久なるコウサク」まとめサイト主氏

ナイトメンバー一部死亡の10話では原案者（だった気がする）
防衛軍LOVE氏が明日にも投下か？どんな形で死亡を描くのか？
11話と15話の守護獣話を投下するのは3話でピースの活躍を見事に描いた
◆phKGr/4M5s氏。守護獣に独自の設定を加えるらしく非常に期待。
12話、16話と主要エピソードの間を埋めるのは◆cleKNy8Dnk氏。
初登場のビーストや、前話で揃う守護獣4形態をどの様に魅せるのか期待。
更に1クールラストを飾るタイガーフォーム発動編の13話は>>60=>>88氏が
初投稿。ここまでのROM側から見たクラインの描き方に注目したい。
14話＆19話はまとめサイト主氏が投下予定。2,5話を投下したサイト管理人が
サブストーリーやSFに挑む。
18話ではワロガ編を見事に描ききった◆y8iIjqTf7I氏が10話ぶりに投下。
全フォーム登場を示唆しておりこれまでと打って変わってバトルシーンに注目か？
そしてまだ未予約の17話は誰が描くのか？

一度でいいからこんな感じで自分の今後への期待を書きたかった。
なんか偉そうな書き方でｽﾏｿ

光線を撃つ前のポーズはどうすんの？
ティガみたく両手を交差して光を引き伸ばすの？

ナイトメンバーの死、物凄いあっけないですよ…
特に鈴木隊員…
ごめんね、鈴木さん…

>>199
後どのくらいで投下出来そうですか？

まだ手の付いてない話ってあります？
ギャグ話とかやってみたいんですが。外伝とかでもいいんで。

>>201
22、23話がフリーかな。17話もあるがギャグ回には多分出来ない

>60＆>88の者ですが

>>196
13話のタイトルは「交わる力」の予定です。

>>197
1クールラストの話って今気付きました。ご期待に添えるよう頑張ります。

>>202

では２３話は俺担当でいいすか。
ギャグとは言わずともちょいコメディタッチで行きたい。

＞200
頑張って朝までには作り上げます

第10話
かなり長いです
つらいです
皆、おらに元気を分けてくれ…

第１０話「ヒューマン・ハンティング」　宇宙狩人「チタス星人」登場

深夜０時、多くの人が寝静まる、平和な夜の田舎町を一人の酔っ払った男が帰路を歩んでいた
上司の文句やら何やらぶつぶつ言いながら歩く男がふと空を見上げると、何か激しく光る物体が宙に浮いているのを見つける
「おらあよっぱらっれんろあらあ」
ろれつのまわらない口調で言いつつも、じっと物体を見つめる男
やがて物体はどんどん大きくなっていく
「そおろおよっはらっれるらあ…幻がみえらあ…」
言って、目をこする男
しかし物体は消えるどころかさらに大きくなる
男が物体が近づいてきているのだと気づくまで、そう時間はかからなかった
「お…おろ？」
物体は既にはっきりと見える位置まで近づいて来ている
それは激しく輝く円盤だった
「円盤…」
円盤は男の真上を物凄いスピードで、しかしまるで幻のように衝撃波も熱も感じさせずに通り過ぎていく
男はすれ違った円盤を振り向いて追う、円盤はさらに超スピードで飛ぶと突然空中に急停止し、ゆっくりと遠くの森の中に降りていった
「て…てえへんだあ…てえへんだああああああああああああああああ」

真夜中のＦＡＩＳＨ基地作戦室
作戦室にはエリーと、当直のチームレンジャーの面々がいて、それぞれ前回のジョニー暴走事件の書類整理や、レーダーの監視などをしている
っと、作戦室の電話が鳴った
受話器をとる小島
「こちら作戦室、はい、はい、いえ、異常はありません、はい、恐らく狐火でも見たんでしょう、はい」
小島は受話器を置くと、大塩の方を向く
「長野県警から、佐久市警から市民が森林地帯にＵＦＯが着陸したと言う通報を受けたため、そちらに異常が無かったか確認してほしいとの事でした」
「うむ」
大塩は返答して
「長野県佐久市にＵＦＯ着陸の連絡を受けるも、エイリアンスキャナー・レーダー共に異常なし、監視体制は完璧であるため誤報の可能性大、現時点でＦＡＩＳＨはこの件に関して活動を行わない」
と報告書に書き込んだ

両脇を森にはさまれた夜の道路を、一台の軽トラックが走っている
っと、突然トラックの前に人影が立った
「うわあ」
慌ててトラックを止めようとする運転手だったが、間に合わない
ぶつかった、っと思い運転手が目を瞑った瞬間、トラックはまるで何かに受け止められたように唐突に止まった
おそるおそる目を開ける運転手
っと、そこには
「う、うわあああああああああああああああああ」

翌日の朝
食堂に朝食をとるため集まっている隊員達が、レンジャーの面々に前日の夜の事をいろいろ尋ねている
「しかし本当に市民の見間違えだったのかよ、侵略宇宙人だったら大変だぜ」
「レーダーもエイリアンスキャナーも異常が無かった、下手に動いて何もありませんでしたじゃＦＡＩＳＨは笑い者だかろう？」
小島の言葉にしかし甲上はあまり納得した様子は無い
「だがなあ…」
「過ぎた事をうじうじ言ってんじゃねえよ、大体宇宙人なんざ出たら出たでさっさと片付けちまえばいいだろうが」
佐藤の言葉にむっとなるのはいつものとおり財前だ
「その出た宇宙人が本当に侵略宇宙人かなんてわからんだろうが、なんでそんな短絡的な方法を…」
「出てきたら先制を取らないとこっちがやられちまうだろうが！」
「なんだとこの単細胞！」
「臆病者！」
やがていつもどおりピースとナイトの口喧嘩が始まる
やれやれと言った調子で朝食をとり続けるレンジャーとファイターの面々
しかし、今回はなかなか終わる気配が無い
「なんか今日長いですね」
「そう言えばそうだな」
スバルの言葉に頷くサクラノ
っと、スバルはここでいつもピースとナイトが喧嘩を始めた際、鬼塚が止めに入って事態が収集していた事を思い出し、鬼塚を視線で探す
鬼塚は隊員達の話が耳に届いていないような感じで、じっと食事を見つめている
「鬼塚リーダー」
スバルの言葉にはっとなり、叫ぶ鬼塚
「佐藤、山田、バレンタイン、いい加減にしろ！」
鬼塚の言葉に、黙り込むナイトの面々
ピースの方も神山がとめ、再び食堂は静かになった

基地の通路をスバルとコガラシが歩いている
「今日の鬼塚リーダー、ちょっと変だったな」
「ああ、なんかぼーっと物思いにふけってるみたいで、あ、大塩リーダー」
十字路を通っていた大塩リーダーがコガラシの声に気づき、スバル達の方を向く
「どうかしたか？」
「今日の鬼塚リーダー、なんか様子おかしかったですけど…、大塩リーダー何か心当たりってありますか？」
「確か大塩リーダーは昔、鬼塚リーダーと同じ組織で戦ってたんですよね？」
頷く大塩
「ああ、あんまり関る事は無かったがな、鬼塚がおかしいか…、やっぱり、宇宙人って話題だったからかもしれんな」
「宇宙人？」
「昔奴がいた組織がひとつ、宇宙人に全滅させられたんだ」
衝撃を受けるスバル達
「え？でも…大塩リーダー鬼塚リーダーと同じ組織にいたって…」
「俺と同じ組織の前の組織さ」
「ぜ…全滅って、どんな風に…」
「降伏すると言った宇宙人が突然攻撃してきて、な、それ以来、奴は戦いで容赦しなくなった」
大塩の言葉に、スバル達は絶句する
「他に聞きたい事は？」
「あ、えと…その宇宙人の名前は？」
「そこまでは知らんよ、だが、……その宇宙人はまだ生きている、そして、この宇宙のどこかでまだ地球を狙っている」
そう言って、去っていく大塩
後に残されたスバルとコガラシは、言葉も無く立ち尽くしていた

作戦室に突然警報が鳴り響く
何事かとエリーの方を向く作戦室の面々
「監視衛星ガーディアンがエリアＪＴ−０５にてエイリアン反応をキャッチ」
情報を解析しながら言うエリー
「昨日円盤が着陸したと言う通報を受けた、佐久市だな」
モニターを見ながら言う石室
「コマンダー、ただちに各チームを召集します」
「頼む」

作戦室に全チームのメンバーが集まっている
「しかし何で突然エイリアンが尻尾を出したんだろう、敵はガーディアンの監視体制を突破できるだけの隠密能力を持っていると言うのに…」
腕を組んで言う小島を睨む山田
「あんた達が居眠りでもして見逃してたんじゃないの？」
小島は無言で山田の方を向き、鋭い視線を向ける
「な…何よ」
「我々が眠っていたとしても、エリーがいただろうが」
小島の威圧感と言葉に押され、黙る山田
「やはりわざと尻尾を出した、そう考えるのが妥当だな」
っとオマエザキ、それに反応して佐藤が口を開く
「なら早速森に攻め込みましょう！」
その言葉にむっとなる真下
「けどまだ敵と決まったわけじゃ無いだろう！」
「交流の意思があるんなら堂々と言ってくるはずだろうが！」
「確かに、どう考えても怪しすぎる」
「甲上！」
「俺も今回の件はナイトの皆に賛成だ、どう考えてもこの宇宙人は俺達に挑戦してるとしか思えない」
「財前さんまで…」
「意見はまとまったな」
石室の言葉に異議を唱える者はいない
「よし、チームナイト出動、佐久氏森林地帯を調査し、エイリアン反応の調査をせよ、エイリアンに遭遇した場合攻撃の判断は現場に任せる」
「了解、チームナイト、出動します」
敬礼して作戦室を出る鬼塚の額に汗が浮かんでいた事を、スバルは見逃さなかった

１０話ｷﾀｰｰｰ(ﾟ∀ﾟ)ｰｰｰｯ!!!
長い話のようですが、残りも頑張ってください。

佐久市森林地帯
上空には内藤のハルバートジャイロが飛び、森の前でドーベルとケルベロスで到着したナイトの面々が入っていく準備をしている
「あれはなんだ！」
何かに気づいたバレンタインが森を指差して叫び、全員の視線がそちらに向く
そこには、チームナイトをじっと見つめる、黒い鎧のような姿をした異星人が立っていた
「クロロロロロロロロロロロロロ」
ナイトの面々に気づかれ、爬虫類のような声でなく星人
「出たな！！」
星人めがけそれぞれのハルバートライフルとマシンガンを発射する隊員達
しかし星人はジャンプしてレーザーを安々とかわすと、木々の間を飛んで森の奥へと逃げていく
「畜生！」
「追うぞ、田中はここに残って本部へ連絡しろ」
「了解」
田中一人を残し、星人を追撃して森に入っていくチームナイトの面々

一人残った田中がドーベルの通信機を取り、本部に連絡しようとしたが、ノイズが聞こえて来るだけで返答が無い
「どういう事だ？…まさか」
っと、田中は自分の背後に気配を感じ、振り向き、驚愕した
先ほどの星人がいつの間にか、すぐ近くに立っていたのである
慌てて星人に銃を向ける田中
「クロロロロロロロロロロロロ」
が、田中のハルバートマシンガンが発射されるより早く、星人の手から紫色のガスが噴射され、田中を包む
「ぎゃあああああああああああああああああああ」
ガスを受けた田中は、あっという間に石像に変わってしまった
「クロロロロ」
星人は石化した田中に向けて、左手を向ける
すると、田中の石像は砂のように細かく分裂され、星人の腕へと吸収されていく
「クロロロ」
やがて田中の石像を完全に吸収した星人は、満足げに鳴くと、再び高くジャンプし、森の中へと去っていった

一方星人を追って森の中に入ったナイトの面々は、星人の姿を途中で見失ってしまい、周囲を捜索していた
「くそお、一体どこに隠れやがったんだ」
佐藤がそうつぶやいた瞬間
ヒュンという鋭い音の後、爆音が森にこだまする
鬼塚は音のした方向に視線を向けながら、言った
「内藤のジャイロだな…」
「な…」
驚愕する佐藤
通信機を取り出す鬼塚
「本部、本部…」
しかし、通信はつながらない
「畜生、罠だったのか！」
木に八つ当たりする佐藤
「すぐに戻ろう！」
言って、今来た道を戻ろうと走り出す鈴木
他の隊員も後を追おうと走りだそうとした、その時、突如鈴木の足元から黄色いガスが噴射され、鈴木を包み込んだ
「あ、う、うわあああああ」
驚愕し叫び声を上げる鈴木
「鈴木！」
煙が晴れると、そこに鈴木の姿は無かった
あまりの事に、硬直する隊員達
場が沈黙する
「……な…なんだったんだ…今の…」
最初に口を開いたのは、バレンタインだった
「…恐らく……対象を原子分解して吸収するトラップだったんでしょう……」
答える里美、しかし彼女も動揺を隠せないのか、腕が震えている
「じゃあ、鈴木は…」
「死んだ」
動揺に体を震わせながら言う佐藤に、鬼塚は冷徹な口調で言った

再び沈黙
っと、突然山田が地面にへたりこんだ
「いや……あんな…一瞬で…あんなあっけなく…だから…だからナイトは嫌だったのよ…だからあ…」
地面にかがみこみぼそぼそとつぶやく山田
その姿に、いつもの強気な態度は微塵も無い
「立て！山田！戦いはまだ終わっていないぞ！」
周囲が死の恐怖に負けた山田を痛ましげに見つめる中、鬼塚は山田の方を向くと、彼女を怒鳴りつけた
その言葉に、むっとして顔を上げる山田
「リーダー…鈴木隊員が死んだのに…よく冷静でいられますね…」
山田の言葉に、しかし鬼塚は顔色一つ変えない
「当然だ、ここで俺が鈴木にしてやれる事は、奴の分まで生き残る事だからな…、立て！山田！それとも、ここで死にたいか？」
死の言葉に反応ししぶしぶと山田が立ち上がろうとした、その時
「クロロロロロロロロロロロロ」
「ロロロロロロロロ」
「クロロロロロロロ」
とっさに上を向く隊員達
先ほどとの星人と同型の星人３体、ナイトを取り囲むように樹木の枝の上に立っている
「ちくしょおおおおおおおてめええらあああああああああああああ」
叫んでハルバートライフルを構える佐藤
「いかん！散れ！」
「！！」
鬼塚の言葉に即座に反応し、横っ飛びに転がる佐藤
それと同時に星人達が一斉にナイトのメンバーめがけて紫色のガスを噴射してきた
「里美、山田を」
「了解」
ガスをかわしながら、ふらつく山田の手をとり森の奥へ逃げていく里美
「チームナイトをなめるなあああああああああああ」
星人のガスをかわした佐藤が、叫びながらハルバートライフルを連射した
四発が一人の星人の腹に命中し、星人は木から転げ落ちる
っと、星人のうちの一人が攻撃をやめ、木から下りてその星人に駆け寄っていく

「今だ！」
手にしたハルバートマシンガンを仲間に駆け寄った星人めがけて発射する鬼塚
星人は仲間を抱えあげて立たせようとしていたためすばやくよけきれず、レーザーが肩と腕に命中した
「クロロロロロロロ」
木の上に残っていた星人が鬼塚目がけ、今度は石化ガスではなく赤い光線を発射してくる
横に転がってそれをかわす鬼塚
鬼塚に肩と腕を撃たれた星人は仲間の仇とばかりに佐藤めがけて光線を発射する
「がっ…」
避けられず光線に腹を貫かれ、倒れる佐藤
「佐藤！」
ハルバートマシンガンで星人を牽制しつつ、佐藤に駆け寄るバレンタイン
「佐藤、しっかりしろ！」
バレンタインは佐藤に駆け寄ると、抱え上げてその場から離れた
「バ…バレン…ぐふっ……」
口から血を吹く佐藤
バレンタインは後ろから追っ手が来ないことを確認すると、地面に佐藤を寝かせる
「喋るな！傷が…」
「俺に構うな…戻れ…星人を…星人を…倒してくれ…」
「馬鹿野郎！お前を見捨てられるかよ！！」
っと、音がして、後ろから鬼塚が走ってきた
足と肩に傷を負っている
「何とか星人は追っ払った、佐藤、しっかりしろ！」
懐から衛生キットを取り出し、佐藤に処置を施す鬼塚
じっとその様子を見ていたバレンタインは、何かを決意したように立ち上がる
「許せねえ」
佐藤のライフルを取り、森の奥へ行こうとするバレンタインの足を、鬼塚が掴む
「待て！お前一人、何の策も無く行ってもやられるだけだ！」
「しかし！奴らは手負いです！！」
「宇宙人は手ごわく、そしてしぶとい、お前が考えているよりも、ずっと…な」
鬼塚の言葉に、しぶしぶ戻るバレンタイン
その間にも、佐藤の体力はどんどん消耗していく…

一方山田と里美は鬼塚らを探していた
「死にたくない…死にたくない…」
「大丈夫ですよ山田隊員、鬼塚リーダーは歴戦の勇者です、きっと私達を助けてくれますよ」
俯いて、ぶつぶつと青ざめた顔で呪文のように言い続ける山田を励ます里美
っと、突然二人の横の藪がなった
山田を庇って銃を向ける里美
「待て、俺だ」
藪の中から、制服をぼろぼろにした内藤が現れる
「内藤隊員、無事だったんですね」
「ああ、運がよかったんだ」
確かに、服はぼろぼろだが、内藤本人に目立った外傷は無い
「それより状況は？リーダー達は？」
「鈴木隊員がやられました…、リーダー達は今星人と戦ってるはずです」
「鈴木が？」
動揺する内藤だったが、すぐに表情を引き締める
「とりあえずリーダー達の所へ行こう」
「はい、さ、山田隊員」
内藤と合流し、歩き出す一同、ほどなく前方に鬼塚達が見えた

「リーダー」
鬼塚の下に駆け寄る３人
「おお、内藤、無事だったか」
「ええ、危ないところでした、それより佐藤隊員が」
腹に包帯を巻いて、血の気の無い顔をした佐藤が上半身を無理やり起こす
かがみこんで佐藤の手をとる鬼塚
「馬鹿、無理をするな！」
「リーダー……お…俺は見…捨ててください」
「佐藤隊員、諦めないで」
里美もかがみこんで佐藤に呼びかける
「諦めちゃ駄目です、すぐに田中隊員が呼んだ応援が到着しますよ」
「俺はいい……よりも……星人を…倒してくれ…星人を……」
「佐藤…」
誰にも聞こえないくらい小声でそうつぶやくと、鬼塚は立ち上がった
「皆、佐藤を連れて森を出ろ」
「リーダーは？」
心配げに言ってくる里美の声を背中に聞きながら、佐藤のライフルを拾い上げる鬼塚
「奴らをここで食い止める」
「無茶ですよ！たった一人で！俺も残ります！」
バレンタインがそう言って、自らのハルバートマシンガンを取って立ち上がろうとする
「馬鹿！」
怒鳴られ、びくっとするバレンタイン
「言うことを聞け！俺の…俺のためにこれ以上、犠牲になろうとしないでくれ！！」
「リーダー？」
里美は、一瞬鬼塚の目が潤んだように見えた

っとその時
「クロロロロロロロロロロ」
木の上からその声が聞こえた瞬間、ライフルをぶっ放す鬼塚
「行けえ！」
鬼塚の怒声にバレンタインがやむなく佐藤を抱え上げる
「リーダー、生きていてください！」
バレンタインが佐藤を抱えて逃げるのを里美が手伝い、それに山田、内藤の順に続く
樹木の間から飛び出してきた２体の星人は攻撃する鬼塚を無視して、逃げるバレンタイン達を追おうとする
が、鬼塚が後ろから発射したハルバートライフルを背に受け、一体が倒れた、よく見ると腕と肩に白い跡が残っている事から、どうやら先ほど鬼塚に撃たれた星人らしい
さらにもう一体も攻撃しようとマシンガンを連射する鬼塚
しかしもう一体は鬼塚の攻撃をかわすと、木々の間を飛んでバレンタイン達を追っていく
「待て！」
追おうとする鬼塚の右足を後ろから発射された赤いビームが貫いた
「ぐうあぁ」
激しい痛みを受け、転倒する鬼塚
見ると先ほど鬼塚が背中を撃った星人が上半身を起こし、よろよろと立ち上がるところだった
鬼塚はハルバートマシンガンを構えると、立ち上がる星人めがけ容赦なく発射する
だが、星人はビームを発射した腕から赤いバリアを発生させ、レーザーを防ぐと、さらにその赤いバリアの形を鞭状にして鬼塚を攻撃した
「っく」
鬼塚は縦に振るわれた鞭状の光線を左足で横っ飛びに飛んでかわすと、反撃にハルバートライフルを発射した
が、星人は完全に立ち上がり、横に飛んで安々とかわす
(こいつに構っている暇は…)
鬼塚がさらに攻撃しようとマシンガンを構えた時、さらに横から鞭状の光線が発射され、鬼塚のハルバートマシンガンを貫いて破壊した
藪の中から腹に白い跡が４っつついた星人がよろよろと現れ、鬼塚に右手を向ける
鬼塚はすぐさまライフルを構えるが、先ほどの星人が横から鞭状の光線を放ち、際に破壊されてしまった
「くっ…」
丸腰になった鬼塚が、星人２体をじっと睨みつける
っと、突如木々の間からさらにもう一体、バレンタイン達を追っていった星人が現れた
青ざめる鬼塚、が、次の瞬間星人の後ろからレーザーが何発も飛んできて、星人に命中する
星人は倒れ付し、体から煙を上げてピクリとも動かなくなった

何が起こったかわからず動揺する２体の星人
さらにレーザーが飛んできて残りの２体を襲う
そして
「鬼塚リーダー！無事ですか！！」
藪の中かからチームファイターのスバル、オマエザキ、コガラシ、サクラノ、モミジオカが現れた！
最早かなわぬと見た星人達は、脇目も振らずに退却していく
「待て！」
星人を追撃するスバルとサクラノ、コガラシ
オマエザキとモミジオカは残って鬼塚の元に駆け寄る
「鬼塚リーダー」
「鬼塚リーダー、自己犠牲なんて辞めてください」
「そんな事よりも、佐藤は？」
「安心してください、救助してイデイ達に森の外に送らせています。しかし無事で良かった、通信が一切無いんで慌てて追ってきたんですよ」
その言葉に、沈痛な表情になる鬼塚
「田中もやられたか…」
「え？」
「奴に本部への連絡を任せてあったんですよ…、それが無いって事は…」
鬼塚の言葉にオマエザキ達は言葉も無かった

木々の間をすばやく飛んで逃げる２体の星人を追撃するスバルとコガラシ、サクラノ
星人は逃げつつ鞭状の光線で攻撃してくるが、スバル達は難なく攻撃をかわして反撃し、星人を追い詰めていく
っと、突然腹と背中とわき腹に白い跡をつけた星人が地面に降りて立ち止まった
この時を逃がすまいと攻撃するスバル達だったが、星人の足元からあらかじめ仕掛けておいたらしいバリアが発生してスバル達の攻撃をはじく
さらに周囲の木から紫色のガスが吹き出てきた
「うわっ退避！」
慌ててガスをよけ、後ろに下がるスバル達

肩と腹に跡がある星人はおもむろに自分の右手を自らの腹に向けた
「クロロロロロ！」
もう一体はそれに気づくと驚き、何事か腹に手を向けた方に言う
どうやらよせ、やめろ的な事を言っているようだが、腹と肩に跡がある方は何事か叫ぶと、自らの腹に右腕を突き刺した
「グオオオオオオオオオオオオオオ」
恐竜のような雄たけびをあげる星人
「何だ！？」
ガスの噴出が止まり、再び戻ってきたスバル達が右手を腹に突き刺し、雄たけびをあげる星人を見て驚く
既にもう一体の姿は消えていた
っと、突如星人の体が真っ黒く染まったかと思うと、あっという間に巨大化し始めたではないか
「退避だ！退避！」
慌てて逃げるスバル達を、巨大化し、元の色に戻った星人が後ろから襲い来る
「３方向にわかれよう、固まってたらやられちまう」
「よし」
スバルの言葉に従い、別々の方向に逃げていくコガラシとサクラノ
スバルも別方向に逃げて、周囲に他人の姿が無いのを確認すると、ボトルプリズムを掲げた

「ウルトラマンクライン！」
既に森を脱出し、ドーベル砲を準備して巨大星人を攻撃しようとしていた鬼塚が達がクラインを見つけて叫ぶ
光の中から現れたクラインは、星人に向かって構えを取った
が、星人はクラインに対して構えない
『ウルトラマン、ジャマスル、ナゼ？オレタチヲ』
っと、突然スバル、クラインの脳裏に星人のテレパシーが飛んできた
『君達が人間を攻撃するからだ』
それに対して答えるスバルとクライン
『コウゲキ、シカタナイ、ミヲマモルタメ』
『人間をおびき寄せたのは君達のはずだ』
『ウルトラマン、ナゼ、クイモノ、マモル？カリ、ジャマスル』
『人間は食料ではない、彼らは自我を持った生命体だ』
『ジガ、カンケイナイ、ニンゲンモクウ、カチク、ナゼワレワレ、イケナイ』
『食料が食いたければ自分の星の食料を食え、他の星の文明圏の生物に断り無くその星の知的生命体を捕食するのは立派な侵略だ！』

じっと向かい合うウルトラマンと星人
「なぜクラインは攻撃しないんだ」
「多分、宇宙人同士で会話しているんだろう」
ドーベル砲の狙いをつけながら言うイデイに、オマエザキが答えた
『オレタチ、イノチガケ、カリニキタ、ナカマシンダ』
『それは君達の責任だ』
震える星人
『ナゼ、ニンゲンノミカタヲスル…』
『彼らを愛しているからだ』
『ジャマヲスルナ！』
突如星人は腕から巨大な赤い鞭状の光線をのばし、クラインを攻撃してきた
クラインは安々と鞭をかわし、星人を殴りつける
悶絶して倒れる星人
『もうよせ、君にこれ以上戦う力は無いはずだ』
『クルルルルル…』
星人の断固とした態度に、クラインはやむなくクライニウム光線の構えを取る
っと、その時、森林地帯から白い発光物体が浮かび上がった
星人の円盤である
「！！敵の残りが逃げるぞ」
それに気づいたイデイがドーベル砲を向ける
「発射！」
ドーベル砲が円盤めがけて発射され
円盤の前に立ちふさがった星人の胴体に命中した
「ああ！」
あまりの事におもわず声を上げる隊員達の前で、星人はゆっくりと地面に倒れていく
その間に円盤は急上昇し、あっという間に空の彼方へと飛んでいった

『ウルトラマン…』
じっと、成り行きを見守っていたクラインは、星人の横にかがみ込む
『ヤツハ…モウコノホシヘハコナイ……ミノガシテヤッテクレ……』
星人のテレパシーは途切れ途切れで、星人の命の灯火が今まさに燃え尽きようとしている事がわかる
『ワレワレハ…カクゴシテイタ……ニンゲンニワレワレガタオサレルコトヲ………』
スバルはこの時、不思議と星人の言葉に疑念は浮かばなかった
ワロガや破滅将来体とこの宇宙人は違うのがウルトラマンであるスバルにはわかる
『ウルトラマン……』
首をクラインの方に向ける星人
クラインもじっと星人の方を見つめる
スバルは複雑な気持ちだった
確かにこの星人はチームナイトの面々を襲い、多くの人間を殺してきている
しかし、蓋を開けてみれば、彼らも自分達人間と同じ用に、仲間を思う心を持っていた
スバルはこの星人を恨む事も、哀れに思う事もせず、ただじっと、星人の命が尽きるのを見守る
『ニンゲンハ…ツ…ヨ…イ………ナ…………………』
それが、宇宙から来た狩人の最後の、どこか喜びを含んだ思念だった
星人の死を見届けると、クラインはその死体を抱え上げる
「シュワ！」
星人の死体をもって、クラインは空の彼方へと飛んでいった

コンコンっと病室のドアをノックする里美
「どうぞ」
すぐに中から声が返ってきた
ドアを開け、ぞくぞくと入っていく各チームの隊員達
「佐藤隊員、手術成功、おめでとうございます」
言って、佐藤に花束を差し出す里美
「ありがとう里美隊員」
笑顔で受け取る佐藤を、バレンタインが恨めしげに見ている
「ヘイ佐藤、誰に助けてもらったと思ってるんだ？自分だっかりずるいじゃねえか」
「何を？俺は病人だ…いてて……」
腹を押さえる佐藤
「大丈夫ですか？」
「ああ、くたばった奴等の分まで生きてやるんだ、この位平気だぜ、ただ、かなり長い間戦列には復帰できねえがな」
心配げに尋ねるスバルに、佐藤は精悍な笑みを浮かべて答えた
その様子を後ろで苛立たしげに見ている財前と甲上
「ったく…、心配かけやがって……」
「心配するこっちの身にもなれってんだ…」
「何か言ったか？」
「い、いいや、何も」
「ああ、なーんもないなーんも」
ぼそっと小声で言った事が真下に聞かれ、慌てて訂正する2人

「そう言えば財前隊員と甲上隊員、佐藤隊員の事本気で心配してたんですよ、ナイトと連絡がつかないって聞いた途端２人でハルバートに乗り込んで…」
「あ、こら！」
「お前そんな話ここでするんじゃねえよ」
にこにこしながら口を開いた天野を叱り飛ばす２人を、真下が怒鳴る
「てめえ、自分達の恥の八つ当たりをするんじゃねえ」
「なんだとお」
病室で怒鳴りあいになる３人を、ファイターとナイト、ピースとレンジャーの面々が止めようとするが、より事態が悪化した
ぎゃーぎゃーわーわー喚く隊員達
「うるさい！！」
っと、突如怒鳴り声と共に現れる鬼塚リーダー
片方のポケットには、山田の辞表が突っ込んであり、その隣のポケットにはなぜかずぶ濡れのハンカチが入っている
「ここは病室だぞお前ら、もう少し静かにだな…」
「なんだなんだまた騒ぎか」
「元気がよくていいなあ」
「鬼塚リーダー、説教なんか後だ、佐藤隊員の手術成功を皆で祝おうじゃないか」
説教をはじめようとした鬼塚の後ろからぞろぞろ入ってくる石室、フブキ、グレゴリー、オマエザキに大塩、神山
話の腰を折られ、ため息をつく鬼塚
「よーーーーーし、今日は飲むぞお！」
石室達の登場で沸き立った倉田の一言で再び場はにぎやかになった
その光景を見渡す鬼塚
じっと見回し、一瞬微笑んだ後、再び怒なる
「お前達〜、いい加減にしろ！」


以上です
長々とすいませんした

>>224
乙です
佐藤が死ななかったのは以外でした。
でも、途中参加メンバーの数を考えるとこれから死ぬ
奴がまだ出て来るのか…

それにしてもクラインが戦う事が減ってきましたね。
次のタートルフォームは敵を倒せるのかある意味期待w

>>224
乙
そして田中、鈴木…合掌
山田もナイトやめちゃったし、佐藤もしばらく前線復帰は無理
チームナイト、ピンチになっちまったな

第十話、乙です。
緊迫感のあるストーリー、素晴らしいです。
しばらくの間、ナイトは鬼塚、バレンタイン、里美、内藤だけになっちゃいますね。
第11話は、土曜日までには投下出来るようにします。
遅くなって申し訳ありません。

>>224
乙です。
佐藤、バレンタイン、里美等各隊員のキャラが書かれててよかったと思います。
今までは全員ケンカ早いタカ派隊員みたいなイメージしかなかったんで。

そろそろレンジャーの主役話が欲しいところではありますね。
地味ですし。

>>229
同感です。
ただレンジャーがメインで活躍する状況ってある程度限られてしまうので
出番が少ないのはしょうがないかもしれませんね。歴代の水中・地中メカしかり
20話までにメインの話が1回あればいい方じゃないですかね？

17話、予約します

どんな話になりますか？

ネクサス好きの俺としてはボツになったカラス
ビーストを出してほしい

>>233
ルシフェルの部下で出してみる？

>>232
クラインが怪獣(未定)に苦戦する中、チームナイト補充隊員が怪獣を撃破する
浮かれる隊員達だが、怪獣が復活する。チームファイター、チームナイトが出撃する
怪獣に追い詰められたクラインとチームナイト補充隊員の元に復帰した佐藤が登場
ライフルで怪獣の弱点を撃ち抜き、それでクラインが逆転し、怪獣に勝利する
という感じ。内藤に少し不審な動きをさせる。9話で自分が入れた里見隊員の伏線もできればなんとかする

>>235
>>48も同じ様なの書きたいみたいだが

メンバー追加話なんだから人手がいる危機にさらされないと駄目なんじゃない？

感想ありです
だらだら長いだけじゃねえかとか言われるかと思い正直不安でした

できたらまた書かせていただきたいのですがいかがでしょうか

>>238
次も頼みます

ただ誘い受けあんま良くない

だらだら長いだけじゃねえか

>>238
後あんまり自信なさそうに振る舞うと冗談で言った
住民なのか久しぶりの荒らしなのか分からん奴が出るから気をつけてね

前にまとめるって書いた技の設定。
とりあえずノーマルのみですが意見・訂正あったらお願いします。

ウルトラマンクライン(ノーマルフォーム)

クライニウム光線
両腕を十字に組んで放つノーマルフォームの必殺技。
他のフォームの必殺技と違い、事前にポーズを取らずに発射できるため
威力では劣るが、隙は最も小さい。また、威力に関してもスバルの
心理状態によって変動するため、一概に最弱とはいえない。
第１話でデゲルに対しての止めとして初使用。

クライニウムスラッシュ
鋸状の刃がついた光輪。
威力はクライニウム光線に劣るが、切断技という特性上、殺傷能力は高い。
止めの他、奇襲や牽制にも用いられる。
第１話でデゲルの触手を切断する際に初使用。

ハンドスライサー
手先から発射する小さな光の刃。
威力は低いが連射も可能なため、主に牽制に用いられる。
第２話でガギに対して初使用。

クラインフラッシュ
スバルの感情の高まりに呼応するかの如く、全身から光を一斉放出する技。
カオスロイドＫに対しては、その心を浄化させたが詳しい効果は謎。
第７話でカオスロイドＫに対して初使用。

シャインナックル
本来なら光線として放つエネルギーを拳に留めて使用する技。
第６話でカオスロイドＫの攻撃を防ぐ際に初使用。

クラインバリア
突き出した両掌から発生させる光のバリア。
第２話でガギの光線を防ぐ際に初使用。

>>236
ならやっぱりやめる

ナイト新メンバーは17話で窮地の鬼塚達を救い
更に18話の冒頭でも活躍していい気になるんでいいんじゃ？

>>242
乙です

11話、話の都合上>>133の表札ネタは使わないことにしました。
ご迷惑をおかけしてすみません。
完成度は70%ってところです。

>>246
残り30%頑張ってください。
フェニックスフォームの技詳細は今夜投下する予定なんですが、
トータスフォームに関しては11話投下後の方がいいですか？
11話を書くうえで必要なら今夜一緒に投下します。

>>238
乙です。ただ…、

×FAISH→FAITH
×ハルバート→ハルバード
×里美→里見

まとめ主さん誤字直して保存お願いします
4話も誤字直ってないんでそちらも含めお願いします

今後の展開をまとめるとどんな感じなんでしょうか？
話書きたいけど流れに反したら悪いし。

>>250
ここを一通り見れば分かります

支援

技解説期待sage

期待age

遅くなってすいません。
技名をいじったので意見よろしくお願いします。


ウルトラマンクライン(フェニックスフォーム)

フェニックスインフェルノ(フェニックス光球)
フェニックスフォームの必殺技。フェニーチェの炎を胸の前に集中させ
作った超高熱火球を敵に放つ技。
第７話でワロガに対しての止めとして初使用。

フェニックスノヴァ(フェニックススマッシュ)
フェニックスフォームの必殺技。全身に炎を纏い、超スピードを
生かして敵に体当たりをする。
現在未使用。

フェニックスフィスト(フェニックスファイア)
右拳を突き出して放つ火炎弾。一撃必殺の威力はないが隙が少なく
発射後も念力で操ることができる。
現在未使用。

フェニックススライサー
ハンドスライサーがフェニックスフォームになることで変化した技。
威力は変わらないが連射性能が上昇している。
第７話でワロガに対して初使用。

クラインバリア
両手から発生させる光のバリア。性能はノーマルフォームのバリアと同等。

なあ、劇場版のアイデアだがダイナと言えば野球。
９体の怪獣軍団に苦戦するクラインをリリーフエース
のダイナが救うってのはどうだ？

>>247
レス遅れてすみません。
出来れば僕が投下した後にしていただけないでしょうか？
図々しくてすみません。
>>256
コメディっぽくするのも良いかもしれませんね、ダイナだしｗ

じゃあ劇場版の前にグレゴール師弟の回書いてもいい？
なんちゃってダイナ客演みたいな感じのを一度やってみたい

>>255
乙。技の名前もカッコイイと思うよ

じゃあグレゴールは２２話かな？
で、劇場版はタイミング的には２３話か２６話の後かな？

sage

26話後でいいと思う
書き手は単独？合同？

とりあえず15分で考えた主題歌っぽいものを晒してみる。
メロディとか韻とかあまり考えてないんで歌にすると無理があるかもしれない。



暗闇の底　誰かが君を呼んでいる
それは誘いか　それとも助けを求める悲鳴か
いま目覚めのとき　いま答え探すとき
いま光と共に立ち上がるとき
暗闇の果て　何かが君を待っている
それは嘆きか　それとも希望と未来の欠片か
いま歩き出すとき　いま勇気掴むとき
いま光と共に戦うとき
未来の欠片が集い　希望の欠片が集い
まだ見ぬ世界と出会うとき
光の子達が集い　正義の使者が集い
一つの奇跡が現れる
ウルトラマンクライン
ウルトラマンクライン

ところでパワースポットはどこにする？
まだ全部は決まってないよな？

>>263今のところ決まってるのは
ミズノエノリュウ→東京の地脈
トーテムトータス→ネイティヴアメリカンの聖地
だっけ？

ただパワースポットの詳細も決まってないし、４体全部が特定の
場所を守護してなくてもいいんじゃないかと

11話「命照らす光」、今から投下します

第11話「命照らす光」 双剣宇宙人アビア、守護聖獣トーテムトータス登場

「アリの巣だ！埋めようぜ！スバル！」
「ああ！」
神社のような場所。二人の少年がアリの巣を見つめ、それを埋めようと計画している。
「そんなことをしてはいかん」
それを制止する、紫色の着物を着た黒髪の老人。
「なんでぇ？アリだぜ？」
スバルと呼ばれた方ではない少年が不思議そうな顔をして問う。
「アリにだって、ミジンコにだって人間と同じくかけがえのない命がある。
例えば、怪獣がお前の家族を殺したらどう思う？」
「･･･怪獣を憎む」
少年は少し考え込みそれに答える。
「だろう？どんなものにも命はある。君達は、それを守ることの出来る人間になりなさい」
老人は笑顔で言う。
それを聞いた二人の少年は、再びアリの巣を見つめ、言った。
「ごめんな」
老人はそれを見て、満足げに頷いた。
その瞳の奥には、紫色の優しく、暖かい光が溢れていた。

スバルとマサキが地元の商店街を歩きながら会話をしている。
「久しぶりの休日なのにお前と二人っきりかよ」
「俺だって嫌だよ」
一緒に来る予定だったマイは両親と一緒に伊豆に旅行に行ってしまった。福引で当たったらしい。
「マイって昔から割と運良いよな」
マサキがそのことを思い出したのか、突然話を切り替える。
「商店街の福引でカラーテレビ当てたよな、小5の頃」
「あーそんなことあったねぇ」
「でもマイの家新しいカラーテレビ買ったばかりだったんだよな」
「運が良いんだか悪いんだか」
二人は一緒に笑う。
「お前本隊の仕事に付いていけないんじゃねーの？」
マサキが半笑いのままスバルに言う。
「自分の心配しろよ馬鹿」
スバルも笑いながら返答する。
久しぶりの故郷。母と父に会えるということもあり、足取りは弾む。
「よぉスバル！マサキ！元気だったかぁ？」
八百屋の店先からから中年の男が声を掛けてくる。
「あ、西澤さん！」
「今日は野郎二人でどうしたんだ？」
「ちょっと母さんと父さんに顔見せようと思って」
「で、俺は付き添い」
「そうかぁ。マチコとタケルも喜ぶぞ」
西澤が顔に笑顔を浮かべながら言う。
マチコ、タケル。スバルの両親の名前だ。
「仕事頑張れよー！」
「はーい！」
「じゃあなおっさん！」
スバルとマサキは西澤に手をふり、別れを告げた。

しばらく歩き、商店街を抜けたスバルとマサキは公園の横を通りかかる。
子供たちがサッカーをして遊んでおり、端っこで女の子たちがバドミントンをしている。
滑り台にはビニールシートが被さっている。工事でもするのであろうか。
昔よく遊んだ思い出の場所。
深夜にロケット花火で遊んで怒られたのも今では良い思い出だ。
「昔ここでロケット花火やって怒られたよな〜」
マサキも同じ事を考えていたらしい。共有できる「思い出」があるのは幸せなことだと、スバルはつくづく思う。
「まさか警察が来るとは思わなかった」
二人は笑い、公園を横目に見ながら歩いていく。
「このままお前ん家行くか？」
「いや、あの神社行こうぜ」
マサキの問い掛けに前を向きながら答えるスバル。
「あぁ、あの爺ちゃんがいたところか」
「昔よく行ったよなぁ」
本当に「自然体」のスバル。子供のような無邪気な笑顔は、無二の親友と居るからこそ見せられるものだった。

「あれ？スバルは？」
サクラノが司令室を見渡し、言う。
「休暇。つかなんで今まで気が付かなかったんだよ」
コガラシが雑誌を読みながら適当に返事をする。
「実家に帰ってるんだとさ。埼玉の」
「へぇ、実家埼玉なんだ、意外」
「いや、何が･･･」
さすがスギカワラ、サクラノに突っ込むことも忘れない。
「いや、なんかあいつ東京って感じじゃん」
「そういうお前はどこ出身なんだよ」
コガラシがサクラノに聞く。
「八丈島」
（どう反応するべきかわかんねぇよこの話題･･･）
イデイは薬品を調合しつつ、心の中で呆れ果てていた。

サクラノたちがスバルの故郷の話題からサクラノの故郷というどうでもいい話題へと変わっていった頃、
スバルとマサキは物静かな神社に着いた。
「爺さん生きてるかな」
「いや、15年前にあんなおじいさんだったんだから･･･」
「久しぶりだね」
スバルがマサキと話していたら、背後にいきなり紫色の着物を着た老人が現れた。
「うわぁ！」
マサキが思わず声を張り上げる。
スバルも驚いたような顔をする。
老人には珍しい、真っ黒な髪と紫色の目立つ着物。
昔と変わっていない。この神社のように。
まだ小学生だった頃。アリの巣を潰そうとした自分たちを止め、命の大切さを説いた老人。
もしかして自分はあのことがきっかけでFAITHに入ったのかも知れない。
ずっとそんなことをスバルは考えてきた。
「あの･･･ありがとうございました！」
スバルは老人に深々と頭を下げる。
「どうしたんだい、いきなり」
老人は驚いたような顔をし、笑う。
「あの時、あなたが命の大切さを教えてくれたおかげで、僕は命を守る仕事に就くことが出来ました！
今の僕があるのは、あなたのおかげです」
スバルは凛々しい顔で老人を真っ直ぐ見つめる。
「あっ･･･ありがとうございました！」
マサキもそれに倣うように頭を下げる。
「おやおや･･･二人とも立派になって」
老人は笑顔を浮かべ、嬉しそうに言った。
「その気持ちがある限り、君達はどこまでも強くなれる。
守ることは傷つけることよりも遥かに難しいのだから」
「はい！」
スバルは深く頷いた。

―何者かが闇の中から、その光景を見つめていた。
「お前はその心ゆえに俺に敗れ、命を落とすだろう、ウルトラマンクライン･･･」

雑談室と化した司令室。
エリーがキーボードを凄まじいスピードで叩き始めたことによって、雑談室は司令室へと戻った。
「宇宙より未確認物体が飛来。今、モニターに映します」
モニターに宇宙を駆ける円盤が映し出される。
「宇宙人だと？」
オマエザキが椅子から立ち上がる。
「落下地点は？」
「モニターに移します」
ピコン、という無機質な音と共にモニター上の地図が指し示した場所。そこはスバルの実家周辺だった。
「嘘だろ･･･？」
サクラノが思わず声を漏らす。
「宇宙で迎撃だ！宇宙人は絶対に許さねぇ！」
バレンタインが憎しみのこもった顔で言う。
恐らく、彼の胸に去来するものは･･･
「落ち着け、まだ敵と決まったわけじゃねぇだろ？」
財前が落ち着いた声で言う。
「うっせぇ！あいつら宇宙人のせいで田中と鈴木は―」
「バレンタイン！」
鬼塚が声を張り上げる。
「人間たちが千差万別の性格を持つように、全ての宇宙人が悪ではない！
無闇に憎しみを振り回すな！その憎しみを、戦いの時に活かせ！」
鬼塚は悲しげな目をしてバレンタインを諭す。
「･･････悪かったな、財前」
「･･･気にすんな」
しばらく考え込んだあと、バレンタインは財前に謝った。
それを見た鬼塚は深く頷く。
「とにかく近隣住民の避難だ！スギカワラ、スバルに連絡してくれ！」
「了解！」

物静かな神社に、ハルバーディアズナビの着信音が鳴り響いた。
「!?」
休暇中に連絡をしてくるということは、只事ではない。
スバルはそれを瞬時に察し、ポケットからナビを取り出して応答した。
「こちらスバル！」
「休暇中申し訳ありませんが、そちらに円盤が飛来しようとしています！
近隣住民の避難にあたって下さい！」
「落下推定時刻は？」
「約45分後です！」
「了解！」
スバルはナビの通信を切り、再びポケットにしまった。
「円盤が？」
マサキが尋ねる。
「あぁ、あまり時間がない！おじいさんも早く避難を！」
「わかった」
老人は空を見上げながら返事をする。
その瞳の奥には紫色の光が輝いていた。

「チームピース、ファイター、ナイト出撃。
ピースが宇宙人の目的を見極め、交渉を行ってください。
ファイター、ナイトは地上待機、宇宙人に戦意がある場合は攻撃をして下さい」
「了解！」
各チームのメンバーはヘルメットを被り、司令室から出て行った。

避難区域に無事到達したスバル達。老人もちゃんと居る。
FAITHが手配したのか、街には避難警報が響いている。
「スバル！」
「母さん！父さん！」
スバルの両親が走ってくる。それを見て安心するスバル。
「円盤だって？」
「あぁ！」
スバルが答えると同時に、空にハルバードウィング、スピナー、チェスターが現れる。
スバルのハルバーディアズナビに通信が入る。
「こちらスバル！」
「引き続き避難に当たって下さい！こっちは僕たちに任せて！」
「了解！」
スギカワラの声に応答し、スバルはナビをポケットに入れた。
円盤がゆっくりと地上に着地したのは、その直後だった。

「随分ゆっくり着地しましたね」
「もしかして本当に敵意はないのでは･･･？」
下降するスピナーの中で財前と神山が話している。
「落下による衝撃などの被害は無し。落下地点に人も居ません」
エリーからの通信を聞き、チェスター、ウィングも地上に降下し始めた。
「行くぞ！」
スピナーから降りた神山、財前、真下、黒田、甲上は円盤の元へと向かう。
「あれか」
街にある広場に巨大な円盤が置かれている。
「周囲の建物も全て無事･･･落下地点も選んだということか」
円盤に近づくピースの面々。
無機質な音と共にその円盤のドアと思しきところが開き、中から黒いマントを羽織った宇宙人が一人現れた。

「君は一体何者だ？」
真下が宇宙人に向かって問いかける。
「私は侵略目的でこの星に来たわけではない」
宇宙人が達者な日本語でそれに答える。
「通じた･･･？」
甲上が驚いた顔をする。
「私の星は度重なる兵器の実験により消滅した。星の消滅を悟った私は、一足先に脱出し、宇宙を放浪した。
そして、私の母星と環境が近いこの星を発見し、来たのだ」
「･･･君の目的は？」
真下が再び問う。
「安心して暮らせる場所があればそれで良い。私はこの星の住民と争いたくはない」
そこにファイター、ナイトの面々が到着する。
「どんな感じだ？」
「本当に侵略宇宙人じゃなさそうです」
鬼塚の問いに黒田が答える。
「良かった･･･」
それを聞いていた内藤が言い、バレンタインの方を向く。
バレンタインの顔も笑顔に変わる。
視線を元に戻す過程で、内藤と宇宙人の目が合った。
「君の･･･名前は？」
真下が問いかけた直後、宇宙人は答えた。
「アビア」

規制来ちゃったのかな？
やっぱ避難所必要だな

「アビア」
その言葉を言い終わるのと同時に、黒い球体がアビアの体から広がり、半径10ｍほどの距離を包み込んだ。
もちろん、FAITH各員も、である。
「これは･･･？！」
イデイが周囲を見渡しながら声を漏らす。
「これはバリヤーネット。簡単に言うと、お前たちはここに閉じ込められたのさ」
アビアが言ったこと。即ちそれは裏切りを意味している。
「クッ！」
コガラシがハルバードガンを周囲を囲うバリヤーネットに向けて発射する。
しかしレーザーはバリヤーネットに吸収され、バリヤーネットを通過することは不可能であった。
「人間は学習しないなぁ？今までも山ほどの宇宙人がこの星を狙ってきたというのに」
「てめぇ･･･全部嘘だったのか！」
バレンタインが怒鳴り、ハルバードガンをアビアに向けて発射する。
「こんなものに頼るしかないのか？人間は」
アビアの両手の甲から剣が出現し、ハルバードガンから発射された弾丸をいとも簡単に撃ち落とす。
「剣？！」
コガラシが叫ぶのと同時に、サクラノがその横を走り去っていく。
サクラノの右手にはライトブレードが握られている。
「待てサクラノ！」
オマエザキの制止も振り払い、サクラノはアビアに斬りかかる。
だがそれはアビアの左手の剣により防がれ、逆にはじき返される。

しかしサクラノは怯まず、再びアビアの懐に飛び込んでゆく。
「らぁああぁあぁっ！」
サクラノは思いっきり剣をアビアに向けて振り下ろす。
だがそれも防がれ、アビアはサクラノの腹を蹴り、吹き飛ばす。
「ぐはぁっ･･･！」
サクラノは地面に激突し、苦しむ。
「サクラノさん！」
スギカワラがサクラノの元に駆け寄り、体を起こす。
「一つだけ嘘じゃないことがあったなぁ」
アビアが半笑いで言う。
「俺は侵略目的でこの星に来たんじゃないって事だ。俺はウルトラマンクラインを殺すために来た」
「クラインを･･･！？」
アビアは皆に背を向けて歩きながら言った。
「お前たちはそのための人質だ」
アビアはバリヤーネットを通り抜けていった。
「人質･･･！？」
里見が声を漏らす。
コガラシはアビアが通っていったところへ走って行き、思いっきり壁に激突する。
黒く透けて見える外の世界。
巨大化したアビアの姿がそこにあった。
「クソッ！」
バレンタインが壁に拳を打ち付けながら叫ぶ。
外には出さないものの、鬼塚の顔も怒りに満ち溢れていた。
「通信も繋がりません･･･」
スギカワラがナビをポケットにしまいながら呟いた。

クラインは戦闘態勢を取る。
今は住民達からこいつを遠ざけなくては。クラインはアビアに向かって走り出そうとした。
だが、アビアの発信したテレパシーによって、それは遮られた。
（見えないか？ウルトラマンクライン。お前の仲間達が）
アビアの指した方向には、黒い球体に包まれたFAITHメンバーの姿があった。
（あの球体の中に置いてある俺の宇宙船には爆弾が仕掛けられている）
（何？！）
クラインは一歩後ずさる
（もしお前が俺を攻撃したりしたら･･･）
アビアは剣を構える。
（どうなるか、わかっているな？）
（くっ･･･！）
アビアはクラインに向かって走り寄り、剣で斬りつけた。

「クラインが･･･！」
バリヤーネットの中から、FAITH各員がその光景を見ている。
自分たちのせいで、成す術なく何度も斬りつけられるクライン。
「何とかならないのか･･･！」
クラインは何度も体を斬りつけられ、地面に倒れこんでいる。
（どうしたウルトラマン？その程度か？）
アビアは避難区域の住民たちの元へ歩いてゆく。
（全ての人間を守るんだろう？そんな所で寝ていていいのか？）
「うわああぁあぁぁ！！！」
「きゃああぁあぁ！」
住民たちは完全にパニックに陥っている。
「くそぉぉぉ！」
マサキは自分の無力を嘆き、叫ぶ。
もしも自分が、みんなを守ることが出来たら。
もしも自分が、ウルトラマンになれたら―
アビアは人間達に向け、剣を振り下ろした。

クラインは再び立ち上がる。
胸の水晶体は赤く染まり、点滅を繰り返している。エネルギーが、足りない。
しかしクラインは走り、背中でアビアの剣を受け止めた。
一つでも多くの命を、守るために。
そのクラインの想いを踏みにじるように、アビアは何度もクラインの背中を斬り裂く。
（お前は人間を守ろうとするが故にその命を落とす！後悔するが良い！こんな下等な命を守ろうとしたことを！）
クラインの胸の水晶体の点滅速度はさらに加速してゆく。
（命に･･･！）
満身創痍のスバルが言う。
（命に、下等も上等もあるもんか･･･！）
それを聞いたアビアは笑い飛ばし、剣を高く振り上げる。
（終わりだ！）
―――剣が振り下ろされた瞬間、紫色に輝く、高貴な光のバリヤーがクラインの周囲を包んでいた。

光のバリヤーはアビアの剣を弾き返す。
（何だこれは･･･？！）
アビアは戸惑っている。
やがて光のバリヤーはクラインの隣の空間に収束し、巨大な亀のような姿をとった。
守護聖獣･･･トーテムトータス。
トーテムトータスは跪くクラインの胸の水晶体に紫色の光を与え、優しく言った。
―光の巨人よ。私はかつて、君に全ての命は平等であると教えたはずだ―
クラインの胸の水晶体は青い光を取り戻す。
―それは、君の命とて例外ではないのだ―
（あなたは―）
クラインの体から紫色の光波が溢れ出す。
―他の命を守るために、君が命を落とすようなことがあってはならない。
立ち上がれ。命照らす光と共に―
クラインは頷き、立ち上がる。それを見たトーテムトータスは紫色の光と共に消えていった。

再びアビアが斬りかかって来る。
しかし、その攻撃はクラインに届くことはなく、またも弾き返される。
それもそのはず、クラインの周囲には紫色の光のバリヤーが在ったからだ。
クラインの姿は、黒いボディに紫のラインを纏う巨人へと変化していた。
全ての終わりの黒ではない。全ての始まりの黒。
優しさと共に、全てを守り抜こうとする決意の表れ。
「クラインが･･･また変わった！」
その光景を見たサクラノが思わず声を上げる。
クラインは胸を張り、言い放つ。
（もう一度言うぞ！命に下等も上等もあるもんか！）
（何をふざけたことを！）
アビアはクラインに斬りかかる。
しかし、それはまたも遮断され、アビアの右手の剣が折れ、弾け飛ぶ。
（だが、許せない命はある！）
クラインは自らの周囲に張られているバリヤーを押し出し、アビアへと発射する。
バリヤーは途中で槍のような形に変化し、アビアの体を貫いた。
住民達の間で歓声が巻き起こる。
「ありがとう！」
クラインにお礼を言う子供たち。それに倣って大人たちも礼を言う。
「ありがとう･･･ウルトラマン」
マサキは紫色に輝くクラインを見上げ、呟いた。

FAITHの面々が捕まったバリヤーネットの元に歩み寄るクライン。
アビアが倒れたからなのか、バリヤーネットは解除される。
「クライン！ありがとう！」
鬼塚が叫んだ直後に、他のメンバーもそれに続いた。
飛び去るクラインを、皆はいつまでも見つめていた。

夕焼けに照らされる神社。スバルと老人が立っている。
「僕は正しかったんでしょうか？」
「何がだい？」
スバルの問いに、老人が振り向きながら返事をする。
「全ての命は等しいと、わかっていた。
だけど、僕は今まで怪獣や宇宙人の命を奪ってきた。今回だって、アビアを･･･」
不安そうな顔をするスバル。その不安を解すように、老人は優しく答えた。
「それは･･･あの時君が言ったことが答えなんじゃないかな？
許せない命もある。今は、それでいいじゃないか」
「･･･そうですね！」
迷いを断ち切ったのか、スバルは笑顔に変わる。
「忘れるな、君が何のために戦っているのかを。アリの巣を、守るためだぞ」
老人は地面の穴を指差しながら、笑顔で言った。

終わりです
途中規制かかって焦りましたｗ
ちょっと文章が単調になっちゃってるかもしれません。

１１話乙です。
スバルの故郷の描写でまた世界観が広がったと思います。
共生というテーマにも良く合った素晴らしい話だったと
思います。

>>283
乙。
ただ気になる点が。
>>277-278の間、抜けてませんか？

>>283
乙です。いい話でした。

あと>>262の主題歌候補だが、もう少しいじれば今回のストーリーにも合った、クラインらしいものになるかも。
せめて13話までには主題歌決めたい気がするw

>>283
乙です。

トータスの技詳細を作ろうと思ったんですが>>281の槍に形を変えた
バリア？が文章だけだとよく分からないのでできれば説明を希望。

クライン登場タイミングが分からないのはわざと？

ROMっている分際で頼むの悪いが
怪獣戯曲で一本作ってもらえないかい？

そろそろ泣きじゃくる子供たちを再登場させた方がいいんじゃ？

>>285
「うわぁあぁ！」
外はパニックになっていた。
巨大化したアビアが、建物を破壊しながら避難区域に向けて直進して来ているからだ。
「くそっ、スバルどこ行ったんだよ？！」
マサキは避難を行いながらスバルを探している。
アビアと住民達の距離が更に縮まる。
更にパニックに陥る住民達。
しかし、アビアと住民たちの間を一つの光が遮ったことによって、そのパニックも幾らか収まった。
「ウルトラマンクライン･･･！」
老人はクラインを見上げ、どこか不安そうな顔をしていた。


これ抜けてました･･･すみません

>>291
修正乙です。タートル強いw
15話の方も期待してます


そんでもって次はビースト登場か…

>>291
乙です
聖獣との会話にドラマがあるなぁ…こっちも見習いたいです

>>287
アビアの攻撃方法から考えると、反射する「トータスアタックバリア」は今回は使えないかな、
と思って勝手に技作っちゃいました。
イメージとしてはトータスは周囲にバリヤーを張り、それを状況に応じて形を変えて応戦する、
いわばウルトラブレスレットみたいな感じですね。
技名は･･･センスが無いので思いつきませんｗ
付けてあげて下さいな。

ビーストたのしみ

ところで、そろそろ正式にクラインのデザイン決めませんか？
その方がイメージもしやすいだろうし。

>>294
解説ありがとうございます。

これまでに出たトータスフォームの設定、描写、アイディアの中で
・全形態で防御力は最高。
・超能力にも優れる。
・決定力不足。
・劣悪環境でも問題無し。
・広範囲、反撃用のバリアを持つ。
・クラインの周囲にバリアがある。
・押し出したバリアが槍に変化する。
・ウルトラブレスレッド的な万能さを持つ。

といった要素をまとめた設定を一応考えました。ただ、他フォーム
とのバランス等の関係でフォームチェンジをノーマル→○○フォーム
の１回のみにしたいのですが…複数回のフォームチェンジを望む方もいると思うので、よければ
意見をお願いします。

>>297
>>293氏が複数フォーム出したがってたぞ

>>298
そうですか。ただ４フォームに自在にチェンジ可能って強すぎませんか？
極端な話、鳥で牽制、虎で攻撃、亀で防御、龍で止めみたいに使い
分けたら、ほとんど無敵だし。あと、自分の力で変わる訳じゃないし
１回位が無難かと思ったんですけど。

>>299
4フォームは強すぎだが、1フォーム限界だと話しがつまらなくなりそう
極端な話ティガ1話みたいな展開が出来ない。
例えば強固な装甲を持つ怪獣と俊敏な宇宙人が出てきたら
数フォーム使えるならタイガー→フェニックスとか出来るが1フォームだと
ドラゴン使う羽目になってどっちつかずで敗北とかになる。
ただでさえクラインが怪獣を倒す話は少ないのに頻繁にFAITHに倒されるのもあれだし
最低2フォームは使えないと4フォームある意味がない

>>300
確かに。２フォーム位がちょうどいい位ですかね？ダイナ厨なんで
個人的にはタイプ選択を間違えて苦戦することもあるけど、潜在能力
の高いノーマルと各タイプを使い分けて戦うみたいなスタイルを希望
してたんですが。

>>301
ダイナの様に二つならまだしも4つあるからな。
やはり一つだと選択ミス→敗北のパターンが増えすぎる。
俺は仮面ライダーだとクウガ厨なんでフォームの使い分けを積極的にして欲しい
それに基本出番が1話1回だと出番がな…

タイプチェンジ方法はどんなの？
ティガ、ダイナみたいに額のあたりで両腕をクロスさせる感じ？

>>302
じゃあ、タイプチェンジは制限なしでいいですかね？スバルがよほ
ど調子に乗るか、ボスクラスが相手でもないかぎり１〜２回のタイ
プチェンジで決まると思うし。

>>303
フェニックスへのチェンジはコスモスコロナ方式で右手を天に掲げる方式

>>305
じゃあ、タイガーかトータスは地面に手を付けるみたいな感じにする？

>>306
フェニックス→コロナ方式
トータス→地面に向けて拳を突き出す
タイガー→ダイナ方式
ドラゴン→ティガ方式
でどうかな？

>>307
いいと思います。

あと、まとめサイトだと各フォームで身長・体重が変わってるけど
全フォーム共通でよくないかな？

>>308
同感。コスモスみたいに頭部の形状が変わるならアリとは思うが

前スレのクラインの絵再upｷﾎﾞﾝﾇ
俺も描いてみたい。各フォームなんかも。

>>307
ドラゴンはガイア世界の力なのでスプリーム方式にしたいです

１２話マダー

１２話期待

２４話で内藤はグレゴリーに何を話すんだろうか？

12話は今夜か明日に投下予定です

>>314
俺も個人的な調査で同じ結論にたどり着いていた。
救済策を一緒に考えたいから、指示する情報を
流してくれ。混乱を避けるために皆には内緒で。

とかかな？

>>308
クラインのフォームチェンジの詳細を知らない奴が偉そうに書くのもなんだが…
身長については同意だけど、体重については
コスモス・ジャスティスやティガ・メビウスのようにカラーリングが変わるだけなら変更なしでもいいと思うけど、
ネクサスやコスモス→レジェンドのように何か身体に追加されたり
ダイナのストロングタイプやガイアのスプリームのように明らかにマッシブになったり、あるいはその逆でスリムになったりするのであれば
多少は変動させてもいいんじゃないか？

>>317
ダイナ・ガイアって見た目は筋肉質になるけど、身長・体重は
全タイプ共通じゃなかったっけ？

>>318
すまん見た目重視で設定は調べずに書いてしまった。
そんな奴が設定に口出ししてちゃ駄目だなorz

映画関係だがアスカの帰還話で
ダイナとの最終決戦で消耗したグランスフィアが
本体であるゾーリックの力を受けて怪獣体に変身
し今まで倒されたアビアなどの８体をスフィア合成獣化し
地球を襲撃するのはどうだろう。こうすれば予算もかからないし
（身体の一部を泡状の寄生体をつけるとかで）

こんなのどう？

突如宇宙から飛来した漆黒の球体を中心に地球を
浸食していく超空間スフィアドーム。その内部に
侵入して球体を破壊しようとするが合成獣が次々と現れる。

前々から思ってたんだけど、チームナイト隊員多すぎない？

あと、名前にカタカナと漢字が混在してるとまとまりがない気が。

>>322
その名前のチグハグさが世界の歪みを象徴していて良いと思うのですが、どうでしょうか。
ナイトについては、途中で何人か殉職するので固定メンバー+入れ替えメンバーでどうしても多くなってしまうんですね。
そこもチームの特色として見てあげてください。

劇場版の登場怪獣案

宇宙同化巨龍スフィリム
黒い球体の姿で宇宙より飛来。超空間スフィアドームを
周囲に発生させるとともに地底合成獣ネオデゲルなど
これまでに倒された怪獣、宇宙人を利用した合成獣で
侵略活動を行った。
８体の合成獣の死骸を取り込み黒く巨大な
龍の姿になった。

>>322
固定4人＋補充5人＋佐藤復帰で隊員が10人になるのは俺も確かに多すぎると思う
17話の補充は2、3人程度にしない？一応、中期"以降"って書いてあるんだし

それと関係無いが、先週のCSのネクサスで思いついてからずっと言いそびれてたんだが、
山田をダークファウストツヴァイとして再登場させるのはどうかな？
心の闇を利用されて、内藤によって変えられてしまい、
それを倒してしまったスバルは人間を殺してしまった事で悩み苦しむっていう感じ

山田をダークファウストにって確かに内藤ならやりそうな手
だよね・・・・
ところで１０話で内藤に襲いかかったであろうチタス星人は
おそらく相当惨たらしい殺され方をさせたれたんだろうな。

後１１話でアビアと内藤が一瞬目が合ったというのも
ダークルシフェルがアビアを焚きつけたのだろうか

>>325
ファウスト復活は賛成だが、その前にある程度スバルと
山田の交流を描くべきだな。その方が殺した後のショックが大きい。
そしてショックを引きずったまま次回でルシフェル戦に突入、敗北が良いと思う

>>327
前からしつこく連呼してますが、マサキをファウストにってのはどうでしょうか。
その方が盛り上がる気がしますし、スバルの怒りも苦悩もMAXになると思います。
というかこうするために11話のマサキのセリフに「ウルトラマンになれたら･･･」っていうのを入れるという
あざとい手を使いましたｗ

>>328
それでも良いかも知れんが、マサキ死ぬよね？
ファウスト化→生存とかは困るな

>>329
確かに生きてたら何でリコは死んだんだって話になりますしね･･･
まぁ、リコの場合は元々亡くなってましたけど。

新しい話を考えてみました

第Ｘ話「守られる星」　宇宙軍人「クカリ」　機動戦闘獣「ギヴァル」
突如北海道に高い戦闘能力を持った機械の怪獣が現れ、破壊活動を開始した
陸上自衛隊最強の北海道第７機甲師団が迎え撃ち、多大な犠牲を出しながらも撤退させる事に成功する
同じ頃ＦＡＩＴＨジャパンは宇宙から迫る謎の飛行物体をキャッチ
厳戒態勢を敷くが、宇宙人の目的は北海道に出現した機械の怪獣の殲滅だった
どうやらこの宇宙人と機械の怪獣を作った宇宙人は敵対する関係にあり、敵の地球攻撃軍を削ぎに来たらしい
怪しむＦＡＩＴＨの面々を別に気にした様子も無く、宇宙人は国連に堂々と協力を申し出る
国連は彼を精密検査しようとするが、宇宙人は別に地球人に信頼してもらう必要は無いと逃亡、どこかへ消えてしまう
宇宙人を探すべく出動するＦＡＩＴＨの面々だったが、宇宙人は現れない
っと、今度はあの３体の機械の怪獣が出現、迎え撃つべく出撃したＦＡＩＴＨの前に、戦闘形態になった宇宙人が出現、機械の怪獣と戦闘を開始する

ROMってる名無しってどれ位いるのかな？

生存する方向でファウストにするならスバルの彼女のでよくない？
対応云々で孤門の登場話も作れるし。これから急に山田とスバルを
絡めるのも大変じゃないかな？

>>333
ファウストはやっぱり死ぬべきだよ
死なない位ならば出さない方が…

>>330
今思うとデザイン的にファウストは男だと微妙じゃね？

勢いだけで描いてみたドラゴンモードとトータスモード。
ttp://kjm.kir.jp/?p=117485
ttp://kjm.kir.jp/?p=117486

ホンット勢いだけで描いたから色々設定無視してるかも。
トータスにいたってはウルトラマンに見えるかどうか。

で、ダイナ復活の理由は何にする？

グランスフィアが復活するなら相討ちになったダイナが
復活してもおかしくないだろ。

今のところ19話以降の話ってほとんど未定だよね？

>>339
20＆21話と23〜26以外は未定

>>339
展開は24話は内藤の正体バレ、25・26話が中ボス戦でアグル客演。
一応、前スレで20話は灼熱魔人、21話でキリエル人登場と現スレで
23話を書くみたいなレスはあった。

その辺りの書き手についてもそろそろ準備しとくか？
23話は>>204氏のオリジナルだな
20、21、24話は既に出てる案を書き手に弄ってもらって、
問題は25・26話をどうするかだな。
重要な前後編だし俺は6・7話の時みたいに大まかな流れを
スレ住民全体で話し合って書き手に書いてもらいたいな。

って事で意見募集。
やっぱ書き手は1人に統一すべきか？それともあえて2人に書いてもらうか？
それと劇場版の書き手は？一応◆phKGr/4M5s氏がダイナ書きたいって言ってたよな

レンジャーが活躍する話を考えました
大体こんな話です

第２２話(仮)「白い海原の戦士達」　邪蟲「へルゴイ・デスコイ」
突如東京地底から白い砂が噴出し始めた
まるで噴火した火山の様に東京の地下から噴出す白い砂により、道路は地割れ、ビルは崩れ、あっという間に東京は白い砂だらけになってしまう
白い砂が噴出した原因の究明と住民の救助のために出動したチームピースとファイターの前に、巨大な芋虫のような怪獣が出現
宇宙怪獣とみてチームファイターは攻撃を開始するが、蟲は巧みに砂の中を移動してＦＡＩＴＨの攻撃を無力化し、逆にハルバートを撃墜する
残っていた高層ビルのビル風で砂嵐が起こり、通信が取れなくなるハルバートウイングβとＦＡＩＴＨ基地
ハルバートウイングαのコガラシとスバルを救出し、芋虫怪獣を殲滅すべく、チームレンジャーが出動を申し出た
しかし、石室はこの申し出を拒否する
怪獣殲滅の決定的手段が無い現状で、出撃するのは自殺行為だと
だが、大塩は決定打があると言って、半強行出撃し、東京に向かった



こんな感じでどうでしょうか

>>防衛軍LOVE氏
25・26話について意見は？

20話原案を考えたの俺だけど、俺もあの頃は正直このスレがここまで行くとは思ってなかったから、細かいところ考えてないんだよね
誰か俺の代わりに20話書いてくれ

とりあえず、２５話に泣きじゃくる子供たちの再登場。
後、ガイアやアグルが何故ここまで助けに来なかったか
説明がいるかな？

>>346
ネクサス（ノア）→ゾーリック封印
ダイナ→未帰還
コスモス＆ジャスティス→宇宙を飛び回ってます
ティガ→スパークレンスが無い
マックス＆ゼノン→？
ガイア＆アグル→？

マックス・ゼノン・ガイア・アグルは理由付けが必要だな
あとティガの復活にも理由が必要だな。単独客演と最終回で二度奇跡って訳にもいかんし

>>346
OV版は見たこと無いんですが、どうやって変身したんですか？
ゾグとの最終決戦は変身アイテム使わなかったけど。

>>348
OV版でリナ−ルという種族から光を貰い復活。
最終回と違い、その光は残っていてその後も変身できる
ようなことを言っていた。

>>348
アイテムは戻ってたと思う
それ以外は覚えてないから知ってる人情報提供キボン

>>347
ガイアとアグルは全ての地球が統合されたことによる封印とかでいいんじゃない？

自分としてはガイアやアグルはかろうじて変身は出来るが、
光が弱まっているくらいがいいかと思うのですが。
マックスは宇宙を飛び回っていて、ゼノンは…

>>352
ガイア、アグルはそれでいいかも。
ゼノンがマックスギャラクシーを使う展開も用意してあげたいね

>>352
同感です。メビウス劇場版のウルトラ兄弟扱いですね？

一応３００まで過去スレＲＯＭっていてそこには４３話まで
数件あがっていますけど書いた方がよろしいでしょうか？

>>355
採用になるかは分からんけどお願いします

なあ、間違ってたら悪いがダイゴってスパークレンズは
最終回で失ったけど、映画で貰った闇のスパークレンズは
まだあるんじゃね？
使ったら闇の巨人になりそうだが

>>357
それ残ってる事にすると何でダイナの時こなかったんだって
話になるから消えてる方が無難じゃね？

「伝説の剣豪」

かつて二面鬼宿那鬼、怨霊鬼戀鬼を封じた錦田小十郎景竜。
その剣豪を祀る、奈津川村の神社で異変が…

伝説怪龍ナツメノリュウ 鬼神第六天魔王　登場

＊ウルトラマンは錦田景竜に憑依されて第六天魔王と戦う。
その結果剣戟系の必殺技を得る。

「白虎の咆哮」
アルテスタイガー怪獣ノスフィライザク　守護聖獣ドーン
２０年前に倒された筈のイザクが根源破滅招来体から
さらに痛ましい改造を受け
絶対に死ねないノスフィライザクとなって復活
ヒマラヤにあるパワースポットを腐敗した身体から溶けでる腐汁で
汚染しようとしていた。掛けつけるウルトラマンクラインだが
光線でも格闘技を食らっても死なず再生し何よりイザクの
悲鳴の咆哮にその手が緩む、そして追い詰められたその時
Ｋ２の山頂に巨大な白銀の巨大な虎型怪獣が現れる
それこそミズノエノリュウと同じく地球の命の化身である
ドーンだった。

209 ：名無しより愛をこめて ：2007/01/28(日) 11:05:35 ID:iL3T43HB0
ウルトラマンクライン第３２話「静寂なる玄武」
根源氷結魔人イタカ、伝説怪獣シャザック、守護聖獣トーテムトータス

カナダ北部で街が一夜にして氷結し壊滅する事件が発生
それより何かが南下するように氷結する街は次々と現れ
アルバータ州では伝説怪獣シャザックの親が凍り付けになり殺される
南下する何者かの目的がアメリカ、サウスダコタ州のブラックヒルズ
にあると推測したチームピースはチームファイターと共同作戦で
現地に赴く、黒田沢子はブラックヒルズが龍穴であると直感で
悟り、スー族の長老に話を窺う、同行したホムラ隊員を見た
長老は、目を輝かせ「お前には偉大なる精霊が宿っておる」と
話し始めた。


210 ：名無しより愛をこめて ：2007/01/28(日) 13:03:47 ID:UTS5CTgv0
ウルトラマンクライン第？話(できれば終盤)「襲う霧」
寄生怪獣マグニア�U登場

謎の隕石落下と同時に落下地点付近の発電所とその付近の村の連絡がマグニア�Uに占領される
チームナイトは発電所奪還のため出動するが、機体ごと行方不明となってしまう
チームファイターがチームナイト隊員達と村民を救助するため出動する
しかしホムラがマグニア�Uに寄生された地元の暴走族に襲われ川に落ちてしまう
残された隊員は寄生された村民に襲われながら発電所に逃げ込み、チームナイト隊員と合流していく
しかしチームナイトの吉田が射殺されてしまう。死の直前に吉田は「ルシフェル」と言い残す

212 ：名無しより愛をこめて ：2007/01/29(月) 16:40:14 ID:HPxMHO+h0
第38話「富士山噴火(前編)」
超古代怪獣ゴルザ�V登場
総監室でオマエザキリーダーと会話する一人の老人。彼こそがFAITH総監なのだ。
その頃、富士山が噴火、富士山の火口に巨大な生命体反応が見つかりFAITHは総力を挙げ付近の住人の非難、そして巨大生物への攻撃を開始した。
そしてティガとダイナを苦しめたあのゴルザが地上へと姿を現した。
第39話「富士山噴火(後編)」
超古代怪獣ゴルザ�V登場
ゴルザの圧倒的な力の前に敗北してしまうクライン。
FAITHもゴルザの圧倒的な力の前に歯が立たず次々と戦力を失っていく。
悲しみに暮れるホムラに老人が激励する。
老人の正体は元S-GUTS隊長にして今ではFAITH日本支部総監ヒビキだった。

第３６話「朱雀の飛翔」

友好巨鳥リドリアス、古代怪鳥レギーラ、コカク鳥、怪鳥シーラ
根源破滅凶鳥シャンタク、守護聖鳥フェニーチェ、ウルトラマンコスモス

世界各地で鳥が狂暴化する事件が続発し、鳥怪獣が各地で復活
アフリカの大地溝帯に向け飛び立ちその中心点で暴れまわりながら
死んでいく異変を受け、チームピースが調査のために向かう
同じ時、ネオユートピア計画の途中経過報告のため帰還した
春野ムサシ隊員は久し振りにリドリアスに会うため鏑矢諸島に向かうが
リドリアスにも異変がおきていた。

根源破滅凶鳥シャンタク
パワースポットを汚染すべく使わされた根源破滅招来体の使者
カオスヘッダーのように微粒子となって鳥に取りつき
鳥怪獣を操る。

第34話「歪められた生命」
根源破滅キメラ獣バイオス登場
芦ノ湖付近に隕石が落下、チームファイターが隕石を探索するが隕石は発見されなかった
1週間後、芦ノ湖の付近にある遺伝子工学研究所の研究員全員、実験用植物や研究所付近一帯の鳥が行方不明になる事件が発生
調査を開始したチームファイターの元に、研究所所長が逃げてくる
そして所長が、隕石に付着していた生物を研究、薬物を使い強化させていた事を語る
そこにバイオスが出現した

根源破滅キメラ獣バイオス
地球の生態系を壊すために隕石に付着、地球に落下した怪獣
大気圏突入時に衰弱していたが、研究員が薬物を投与し活発になり、研究員を襲う
研究員を全滅させた後、今度は植物や鳥を取り込み、異形の生物と化した
芦ノ湖一帯はバイオスに支配されており、ここに足を踏み入れたものを襲う
姿は叫び声を上げる人面に、蔦に覆われた体、鳥の羽により飛翔能力を持つ
研究所最深部の根元を焼き払われると死んでしまうため、チームナイトが研究所内に決死の突入をする

>>359-360
「白虎の咆哮」「静寂なる玄武」は聖獣初登場回扱いぽいから破棄で良いと思う
「伝説の剣豪」は面白いかも知れんが入れる尺があるかな…
「襲う霧」はルシフェル前にファウストが出るならその前に入れても良いかな。

＞344
前後編ですか
二人の作者でやる場合は何らかの方法で互いに連絡を取り合って細かく打ち合わせる事が大事だと思いますね
前編と後編で雰囲気がやたら違うような事になったらやっぱアレだし
一番いいのは一人の作者さんが長い話作って、それを途中で一区切りして２５話にして、もう半分を２６話にするのがベストだと思いますね

でもどうしても二人でやるって事になると…
試作品をお互い投下しあってそれからやってみるとか

>>361-362
ゴルザだけに2話使うのは時期的にも微妙だと思う。
「朱雀の飛翔」はリドリアスがジュランに居る事を考慮して編集すれば使えそう
「歪められた命」は尺次第。

あくまでも自分の意見なので他の人の意見も聞きたいっす

他にもまだありますけど規制をくらいそうなので終盤の重要な話を

「闇の巨人の祭壇」
愛憎戦士カミーラ、スペースビースト：クトゥーラ

２０年前に沈んだはずのルルイエが再浮上
TPCにおいて今だ影の権力者として力を振るうナグモは生涯の野望である
人造ウルトラマン計画を諦めてはいなかった。そしてナグモの身体に
はルルイエの再浮上と同時に人面痣が浮かび彼にウルトラマンの
力を手に入れろと囁く。
ナグモはＦＡＩＴＨの内藤を密偵として送りウルトラマンの情報を集めて
人造ウルトラマンを完成させるまで後1歩のところにきていた。
ルルイエで再度Ｆ計画を始動させるナグモ達
しかし人造ウルトラマンに宿った魂は滅んだはずのカミーラだった。
ナグモは驚愕するが内藤が後ろから手を翳すと人面痣がナグモを飲みこみ
スペースビーストクトゥーラと化した！！
「地球の心」
愛憎戦士カミーラ　邪神クトゥゾーア 超古代先兵怪獣ゾイガー　根源破滅堕天使
ダークルシフェル
駈けつけたＦＡＩＴＨ一同の前でついに正体を現す内藤
その圧倒的な闇の力に魅了されたカミーラと並び、ルルイエの歴史を語りはじめる
太古、ルルイエは龍穴パワースポットの一つだが根源破滅海神ガクゾムに
汚染され地球の意思がルルイエ付近だけ分断され歪み、憎悪と恐怖の集合体
”闇”と化した。ダークルシフェルとカミーラは闇を集め、スペースビースト
クトゥーラに注ぐ、クトゥーラは闇の邪神クトゥゾーラと化し
再び世界を闇に染めようとする。圧倒的な闇に圧されるクライン
希望が消されるのか？その時ついにあの男が再び立ちあがる！！

>>364
やっぱ2人は厳しいかな？
その場合誰が書く事になるか…

書けば良いんです。
必ず書いて、住民達を楽しませればいい。
違いますか？！

>>368
書きましょう。
映画化の話がまとまらない今、この流れを打ち砕けるのは、作者だけです。

とりあえずティガの登場パターンとして考えられるのは、
・人々の希望の光が実態化(非ダイゴ・ダイナ映画版)
・OV版に出てきた青銅のスパークレンスが発掘され、それを使用。
・その時奇跡が起こった。
みたいな感じじゃないですか？

25、26話片方だけでも書いてみたいです。
勿論皆さんの決定に従います。

12話「暗い街」強化異星獣アラクネアグローラー 異星獣アラクネア 双体宇宙人チェーン星人登場

深い深い森の中、逃げる女、それを追う男。
「逃げないでよー!楽しいよー」
男の手に握られているのはカッターナイフ。狂気な笑い声を上げ男は女を追いかける。
「きゃ！」
どうしたことか男の視界から女が消える。男は女が転んだと思いカッターを握りなおじっくりと近づく。
しかしそこにいたのは追いかけていた女ではなかった。
「ぬわぁあああああ」
追いかけていた男が今度は何者かに逆に追いかけられ始めた。暗闇には異形の生命体がゆっくりとこちらに近づいてきていた。
「ひっ!ひっ！」
男は走る。だだそれから逃れるために走る。もう少しで森から出る。男は自分が勝ったと思った。
「えっ！えっ！」
森から後一歩で出ようという距離まで来たとき男は自分の体の異変に気づいた。足が動かない。
男の足は怪物の触手に捕らえられていたのだ。男はそのまま永遠の闇へと引きずり込まれ・・・。


翌日の夜、FAITHの面々が食堂に食事を取る為に集合していたが二人足りない。
「バレンタインは！？」
「スバルは!?」
オマエザキ、鬼塚両リーダーが叫ぶ。お調子者のバレンタインもここ最近は宇宙人襲撃の件で落ち込んでいるようだしそもそもスバルは・・・。
その時、里美隊員が二人の中年に向かい焦った表情で言った。
「内藤隊員もいません・・・」
オマエザキと鬼塚は呆れ顔。隊員たちも溜息を付き始めた。そして誰かが呆れ顔でこういった
「ここは幼稚園か！！！」

その頃、バレンタインとスバルは弁当を食べながら夜の道に車を走らせていた。二人とも私服で装備は持っていない様子だ。
「バレンタイン隊員、いいんですか？」
「構わない構わない。これもパトロールの一環だぜ。」
(パトロールならドーベルを使えばいいのに…)
言い訳にもならなさそうな言い訳をするこの外人を見て助手席に座るスバルは基地に残った隊員と同じぐらい呆れた。
車はやがて山道へと入っていった。ここでバレンタインは何かを忘れていることに気づいたようだ。
考え込むバレンタイン。ここでスバルが口を開く。
「あの、俺を誘ったのってバレンタイン隊員じゃなかったような気がするんですけど・・・」
ここでまた急展開。結局、何を忘れているかわからないまま山道を走り続ける。
暗い山道の先に明かりが見えた。見ると数台の車が停車しているようだ。
「着いた着いた。」
バレンタインは他の車の近くに車を置き自分も降りた。スバルもバレンタインの後を追い降りる。
そこには二人の男性と一人の女性がいた。少し太った男がこちらに声をかける。
「おぉーどちらがキスズさんですか？」
スバルはまったく事情がわからない。キスズって何だ?
「はい、あなたは？」
バレンタインは普通に応じる。スバルは目を丸くする。
「七資です。それにしてもキスズさんが外人だったとは。」
そこに眼鏡をかけた男が口を挟む。
「キスズさん、最近来ないから心配していましたよ。」
スバルは思った。この人たちは毎日ここに来ているのかと。どんだけ暇人なのかと。
「インターネットだ。インターネット」
バレンタインがスバルにそっと耳打ちする。スバルはとりあえず納得した様子で頷く。
どうやら太った男が七資、痩せた男がnigo、女性が名無しらしい。
名無しとはこの女性は綺麗だがなんというテキトーな名前なのだろうかとスバルは思った。
「さあ揃ったようですしそろそろ行きましょう。」
七資はそういうと懐中電灯を片手に木の生い茂る森の中に入っていく。スバルは迷っているようだが
「スバル、速くしないとここに置いて行くぞ。早くしろ」
バレンタインにこう言われスバルは走って森の中へと進んだ。これが悪夢の始まりと知らずに・・・

蝙蝠が舞い梟が鳴く不気味な森を四人は歩いていく。ただ生えているだけの木がまるで怪物のようにざわめく・・
「ここチョー怖くないですかー!」
「私も少し寒気がしてきましたね。噂によるとこのあたりに看板があるそうで。」
nigoと名無しの会話を聞きながら怖いなら来なかったらいいのにとスバルが思ったときその目にあるものが飛び込んだ。

「橋場村」

それだけ書かれた看板。だが木と草しかない森の中、その存在感は絶大だ。
「おっ!とうとう来ましたよ！もう少しです!30人殺しがあったという橋場村がもう少しです!」
説明口調で熱狂的に語る七資。nigoや名無しも顔に笑みを浮かべる。
ﾋﾀ ﾋﾀ ﾋﾀ、何者かの足音がスバルの耳に入ってきた。前か後ろか右か左か、それはわからない。
しかし人間でない大きなものがこっちに近づいてきているのは確かだった。
「バレンタイン隊員・・・何かいやな音がしませんか・・・？」
「ああ、来ているな・・・」
バレンタインの脳裏にチタス星人との戦いの恐怖がよみがえってくる。追いかけてきているそいつとの距離はもう何十ｍもなさそうだった。
「走れ!」
四人の耳にバレンタインの叫び声が入ってくる。三人は状況を読み込めていない様子だったがあきらかに尋常ではないので走り出した。
「はぁはぁ、うわあ！」
誰かが転んだ。しかしスバルやバレンタインにもだれが転倒しそしてどうなったかは知る由も無かった。
走り続ける一行、足音はだんだん遠くなりそしてしなくなった。
彼らの目の前に森の出口が見えた。道路もある。しかし悪夢はまだ終わったわけではなかった。

「逃げ切ったんだー！俺たちは助かったんだ!」
「早く帰りましょう！」
nigoが、名無しが安心しきった叫ぶ。しかしすぐにnigoが異変に気づいた。一人足りない。
「あ、あ、七資さんがいない！まさか・・・・」
そう転倒したのは七資だった。
「助けに行きましょう!今なら・・・」
名無しが言い終わる前に森がざわめきそして・・・・
「うぎゃああああああああああ！！！！！！ぎゃああ！！！！あ・・・・」
森から七資の断末魔のような悲鳴が聞こえた。体を恐怖のあまり震わせるスバルと名無し。
バレンタインの額にも冷や汗が流れる。
「奴はここにも来るかもしれません。早く安全なところへ!」
バレンタインに従い道路の向こう側にある工場へと移動する四人。
この工場で何を作っていたか、それは分からないがともかく彼らは工場の職員が休憩していたと思われる休憩室へと向かった。
そこにはもう先客がいた・・・。椅子に座る一人の男。
「あ、バレンタイン隊員とスバル君、貴方達も来ていたんですか?」
「あ！内藤隊員!どうしてここにいるんですか！？」
なんとそこの椅子に座っていたのはチームナイトの内藤だった。スバルとバレンタインも驚いた様子だ。
「いやぁ、僕も橋場村の30人殺しに興味があってね。ちょっと調査をしていたんだ。だがここではナビも聞かない。」
「貴方・・・FAITHの方ですよね!怪物が!このあたりには怪物が!」
名無しが興奮した様子で内藤に聞く。
「ああ、あれですか。あれならもうこの近くに来ているんじゃないでしょうかね。」
簡単に答える内藤。ふらふらと後ろに下がる名無し、その顔は今にも泣き出しそうだ。
しかし彼女は泣く事はなかった。突き破られるコンクリート、そこから飛び出してきた爪が彼女の体を貫きそのまま穴の中へと消えていった。
誰も反応できなかった。バレンタインやスバル、そして内藤も。
「ほら言ったでしょう。もうこのあたりに来ているって。」
内藤が冷静に言う。バレンタインもスバルもnigoも彼に意見することはできなかった。彼の目は冷たい。
何故目の前で人が死んだのにもかかわらずこんなに冷静にしていられるんだ?さらに内藤がさらに続ける。
「早く逃げないと来ますよ。彼女が食われている間は大丈夫でしょうが。」

内藤は哀れな犠牲者のバッグを握り部屋を出た、三人もそれに続く。後ろから再びコンクリートが割られる音がする。
そして怪物の咆哮。たとえるならば黒板を引っかくような音が聞こえる。
逃げつつも内藤はハルバードガンを構え身を翻し怪物へと弾を撃ち込んだ。怪物は悲鳴を上げそのまま後ろへと倒れこんだ。
「やったか！」
バレンタインが立ち止まり叫ぶ。スバルも座り込みほっと胸をなでおろす。
しかしnigoがそっと倒れた怪物へと近づいていく。怪物の体は哺乳類のような毛に覆われているが顔や手足、背中の二本の角は昆虫のようだ。
nigoは怪物を観察しつつカメラのようなものを鞄から取り出した。だがカメラのようでどこか異様な物体・・・。
「ちょっと待て。お前何をしている？」
内藤が突然nigoに銃を向ける。nigoは焦り、恐怖の表情で内藤を見て話し出す。
「なんだね！私はただカメラを・・・。そんな物騒な真似はやめたまえ!」
「そうです！内藤隊員！」
スバルもnigoと同じようなことを言う。当たり前だ。普通、カメラを出しただけで銃など構えない。
しかし内藤は冷たい目でnigoを睨み付けスバルに向かって寒気がするほどの低く冷酷な声で言った。
「なあに死にはしないさ。」
内藤のハルバードガンが再び火を噴きnigoに直撃する。スバルとバレンタインは最悪な事になると思った。
仲間が罪も無き市民を殺すという悪夢を・・・。しかしハルバードガンはnigoには当らなかった。
弾は彼の体をすり抜け後ろの怪物の死体に直撃した。スバルとバレンタインは驚き目を疑った。
「はっははは、流石はFAITHのエリートだ。この二人とは違う…。」
nigoの眼鏡が地面に落ち割れる。そしてnigoの体は異形な姿へと変化を遂げ始めた。
銀色の体、黄色と赤の発光体。宇宙人だ。
「今までもこいつに「エサ」を挙げていたのだが…貴様らを蹴散らすのなど今の状態で十分だ。よみがえれ！アラクネア！奴らを血祭りに上げろ!」
そう言って姿を消す宇宙人、そして怪物、アラクネアは不気味な音を立てながら巨大化していく。
アラクネアから距離をとった内藤は手持ちの武器をバレンタインとスバルに渡し本人もアラクネアに攻撃を始める。
しかしハルバードガンではライフルモードでも巨大化したアラクネアにはほとんど無力だ。

「スバル、お前は奴の後ろへ回れ。俺とバレンタインは前から攻撃する！」
「分かりました!」
アラクネアの後ろに回ったスバルはボドルプリズムを掲げる。スバルの体が光に包まれる・・・。
光の巨人、ウルトラマンクラインが眩い光とともに明かりの無い死んだ町に現れる。
「ウルトラマン・・・クライン！」
バレンタインが嬉しそうに呟き内藤も頷く。
満月の下に向かい合うウルトラマンと異星獣。最初に攻撃を仕掛けたのはアラクネアだ。しかしクラインは爪の一撃をかわし無防備なアラクネアの背中にキックを喰らわす。
大きくひるんだアラクネアにクラインの連続攻撃が直撃する。追い詰められたアラクネアだが負けじと触手で攻撃しクラインの首を捕らえる。
流石のクラインも触手に振り回され劣勢に陥る。
「クライン！俺たちに任せろ!」
ここで内藤とバレンタインが触手に向かってハルバードガンを放ち触手を焼ききる。
触手を失ったアラクネアはクラインに向かって爪を振り上げ切り倒そうと一気に突進する。直撃を受ければクラインといえど危ないだろう。
アラクネアを迎え撃とうとするクラインの拳が光り輝いていく。そして・・・・
シャインナックルがアラクネア、ビーストの体を貫く。後ろに下がりながら青くなり分解されていくビースト。最後は爆発音とともに無へと消えた。

日が明けチームレンジャーがドーベルに乗り込み死んだ町に到着した。
停車しているドーベルに乗り込むスバルとバレンタイン。バレンタインは突然スバルに問いだした。
「スバル、キスズってどういう意味か分かるか?」
「え・・・魚のキスですか？」
「いやキスズは鈴木さ、本当は鈴木がここに来るはずだったんだ。あいつは楽しみにしていた。仲間たちとここにくるのを。」
亡き友人鈴木との約束、しかしそれが運んできたのは悪夢と死だった。
「あいつは・・・今頃どうしてるかな・・・。」
死ぬと人はどこへ行くのだろうか。天へ上るのか地に落ちるのか、それとも消えるのか・・・。
「あ、内藤隊員!」
停車中のドーベルに近づいてくる内藤隊員、よく見ると二人の人間を背負っているようだった。
「レジストコードアラクネア、奴はインセクティボラビースト、つまり食虫植物。食虫植物が時間をかけて虫を消化するようにこいつも捕らえた人間を巣に運んでじっくり食うのさ。とりあえず二人は無事だ」
「それにしても女の子の方はあれでよく軽症ですんだな・・・。普通は死にそうなもんだが。」
説明口調で長く喋る内藤。バレンタインの顔が笑顔をへと変わる。これは鈴木が友人を守ったんだな・・・バレンタインはそう強く感じた。
そして内藤はスバルを車外へと呼び出した。
「スバル、俺はここに３０人殺しを調べに来た。それで調べて確実に分かったことがひとつだけある。」
「何ですか?分かったことって?」
「人の闇ほど深い闇は無いという事さ。目をつぶってみろ。これが人の闇、真の闇だ」

>>377
乙です。意味深な終わり方でしたね。
それにしてもアラクネア…orz
ちょい技で出した筈のシャインナックルが
止めにまで出世しましたか…

タイトルを考えました。最終話近くのタイトルでお願いします。

もっともっと高く!
〜more Take Me Higher!〜

>>370
皆さんがOK出したらで

俺は任せても良いと思う

乙
ネクサス序盤のような暗い雰囲気がでていたと思います
次でいよいよ1クールも終わりか…

「次回予告」作んない？
今までの作品の中のセリフとか抜粋して。こんな感じに↓

「コードネーム『バリヤー怪獣　ガギ』」
「俺とお前の小さいころからの夢だもんな」
「怪獣だ！！」
「逃げろー！」
「そんな、何で？」
「期待、希望、理想、夢。力を持つものは時にそれらに支配される」
次回　友達の夢

「ダイゲルンを保護するっていう選択肢はないのか？」
「保護するには危険すぎます」
「財前さん！」
「まだだ！まだ諦めねぇ！」
（だから僕も･･･諦めて････たまるか!）
次回　諦めない心

みたいな？

＞３８２
面白そうですね

「波動生命体？」
「出現が確認されている半透明の姿にはこちらの攻撃が通用しない。」
「パイロットはこの中で唯一生命体を視認したホムラ隊員、君だ、失敗は許されない」
「今僕がすべき事は、マイを…皆を守る事だ」
(でも奴は、なんであんな事を…）
次回　惑わすもの

「これまでの怪獣の出現は、思っていたよりも深刻な事態なのかもしれません…」
「レギーラはおそらく日本に向かっています。」
「コマンダー、レギーラ確認。」 」
（これ以上、僕のせいで誰かを傷つけさせるわけにはいかない！！）
「朱き鳥…朱雀？」
次回　黒き影

おお、一度読んだ話なのに何だか新鮮な感じ

「女心ってなんですカ？」
「コンピューターで制御されている機体は飛行不能です」
「内部にはジョニーが確認できました」
「ジョニーが？まさか」
「機械文明よ！　滅びるがいい！　自らの手で自らを殺すのだ！」
次回、恋するキングジョニー

「昔奴がいた組織がひとつ、宇宙人に全滅させられたんだ」
「ぎゃあああああああああああああああああああ」
「…だから…だからナイトは嫌だったのよ…」
「チームナイトをなめるなあああああああああああ」
「言うことを聞け！俺の…俺のためにこれ以上、犠牲になろうとしないでくれ！！」
次回、ヒューマンハンティング

「スギカワラにこんな可愛い妹が･･･」
「カオスヘッダー、君達は何故又地球に現れた？」
「…戦うしかないのか、クライン…」
「どちらが上なんだ…」
――もう一度、立ち上がれるような気がした――
次回　カオス復活

「嘘だ！嘘だ…」
「昨日までの自分に、僕は…勝つ！」
「アカネ…一緒に、あいつを倒そう」
――心はいつも一緒だ――

次回　邪悪との決着

そうか、次が１クール最後の作品か。早かったなあ。
そして２クールの幕開けがまとめサイト主の
サブストーリーか。幕開けが大筋に関係ないってのも
斬新かもな

昨日に続き前スレであげられた話を

激震怪獣島(前編)
バリヤー怪獣クローンガギ　恐竜兵器ウェポナイザー3号、4号、5号登場

ザリーナ地帯に隠され、オオトモ博士、ヤマザキ助手の死亡により忘れ去られたウェポナイザー3号が出現、市街地を破壊する
時を同じくしてＦＡＩＴＨ日本支部に、テロリストからの挑戦状が
チームファイターとチームナイトがザリーナ地帯に出撃、一同を待っていたのはウェポナイザー軍団の砲撃だった
乗ってきた機体は破壊され、クラインはウェポナイザー軍団を倒すが、次の瞬間現れたクローンガギに敗れてしまう

ウェポナイザー3号、4号、5号
ウェポナイザー1号、2号のデータを元にオオトモ博士が製造していたサイボーグ怪獣
胸部のバルカン砲を標準装備し、3号は腕にガトリングガン、4号は尻尾に剣、5号は肩にロケットランチャーを装備
3体のコンビネーションでクラインに大ダメージを与え、クローンガギの勝利に繋げる

バリヤー怪獣クローンガギ
オオトモ博士が作ったクローン怪獣。クラインを倒すが、クラインを倒し調子に乗っていたためレッドキングとゴモラのリンチにより倒され喰われる

激震怪獣島(後編)
バリヤー怪獣クローンガギ　装甲怪獣クローンレッドキング　古代怪獣クローンゴモラ　ゾンボーグ兵
最終恐竜兵器ウェポナイザーF(ファイナル)登場

連絡が途絶えたチームファイター、チームナイト捜索のため、チームピースが出撃。真下は基地に残りテロリストとの交渉をする
連絡が途絶え3日後、スバルは気絶しており、隊員達はゾンボーグ兵が警備する秘密基地を発見する
銃撃をくぐり抜け、基地の最深部に到着したオマエザキリーダーは、オオトモ博士とヤマザキ助手のクローンと対峙する
一方目が覚めたスバルは、クローンガギに襲われるが、クローンレッドキングとクローンゴモラの出現により助かる
しかし2体はクローンガギを倒した後、スバルに襲いかかる。変身したスバルだが、強豪2体の前に敗北寸前
そこに現れたのは、ウルトラマンゼノン(＝オマエザキリーダー)だった
2体の怪獣を倒した2人のウルトラマン。チームピースも救助に到着する
しかしウェポナイザーFが現れ、島ごと爆発を図る。隊員達の命運は！？

クローンレッドキング＆クローンゴモラ
マックスに登場した2体のクローン。オリジナルよりも知性があり、簡単な命令なら理解し実行できる
しかし普段は自由気ままに生活しており、2体で仲良くつるんで遊び、クローンガギをこき使うガキ大将ぶりが目立つ

クローンオオトモ＆ヤマザキ
オオトモ博士とヤマザキ助手のクローン。オリジナルより強靭な肉体を持つ
何者かにより復活させられ、今回のような行動をとる

最終恐竜兵器ウェポナイザーF
クローンオオトモ＆ヤマザキの死亡から10分後に起動するようになっている
1〜5号の全ての武装を装備しており、胸部の爆弾の起動後5分後に自爆、潜入者ごと島を消滅させようとする
2人のウルトラマンの活躍により全隊員が救助された後に自爆、ザリーナ地帯は消滅した

黒雲の再来　変形怪獣超ガゾート　クリッター登場
日本上空になぞの黒雲が出現する。調査の結果黒雲は数十年前に地球の成層圏で
確認されたクリッターの巣であることが判明する。地球の生物であるクリッター
をむかえようとするチームピースと攻撃しようとするチームナイトは激しく論争
する。そんな中クリッターの巣から超ガゾートが来襲する。
超ガゾート
クリッターが根源破滅将来体によって凶暴性、戦闘能力を向上させた姿。
マッハ１０で空を飛び、電磁波をおびた強力な光弾が武器。

ウルトラマンクライン第３７話「第３惑星の聖夜」

完全生命体イフ、根源破滅同化体アブソトース、ウルトラマンコスモス
ウルトラマンマックス

老朽化が進み、取り壊されることになった教会
神父さんはその最後のクリスマスを飾るため地元の子供達を招き
クリスマスパーティを行う、そこに招待された特別ゲスト、アッコ
アッコはピッコロの奏者として今ではコンクールで何度も優勝し
忙しい日々を送っていたが、昔世話になった神父さんのために
駈けつけてくれたのだ、アッコの招待でカイトも招かれ
クリスマス会の準備が進む。

同じ頃宇宙のどこかで楽器となり多くの宇宙人の心を癒していた
完全生命体イフに虹色の球体が憑依し・・・・・・

根源破滅同化体アブソトース
あらゆる原子と融合し、それらと同化そして操る根源破滅招来体の使者
どんな原子構造とも完全に同化するためイフをも操ることができる
普段は虹色の無数の球体

「心、燃やす時」凶暴怪獣「ダバ」重装魔獣「ガン・ジョー」登場
地中に潜んでいた怪獣、ダバを地上におびき出したＦＡＩＴＨ
しかしダバの猛攻の前に危機に瀕してしまう。そこにウルトラマンクラインが現れ、ダバを倒す いつも通りの戦い、その戦いをじっと見つめる、一人の老人
翌日、スバルの元をその老人が訪ねてきた 。
怪しむスバルに、彼はスバルの正体がクラインである事を話す
驚くスバルを、老人は突然手に持った杖で攻撃する
かわそうとするスバルだったが、あっという間においつめられてしまう
老人は言う「ウルトラマンがこの程度で、地球を守れると思っているか？」
スバルは怒り、自分は必死にやっていると訴える
だが老人はそれを鼻で笑う「勝たねばならない戦いで、何をほざく」っと
激高したスバルは老人の正体を確かめようともせずに、その場を去ってしまった
数日後、クラインのあらゆる攻撃が通用しない怪獣が出現し、クラインは惨敗してしまう
ぶちのめされ、額から血を流して倒れるスバルの前に、あの老人が現れこう告げる
「来い、特訓だ」 そして、スバルへの謎の老人の猛特訓が始まった

第？？話（最終章直前がいいかも）「サイゴノセカイ」
剛力怪獣シルバゴン　超力怪獣ゴルドラス　幻影宇宙人シャマー星人　知略宇宙人ミジー星人
特殊戦闘用超小型メカニックモンスター ぽちガラオン 巨大三面ロボ獣 パーフェクトガラオン　登場
ある晴れた日。市街地中心に突然ガラオンが出現し、破壊光線を放って暴れ始めた。
出撃し攻撃を加えるハルバードウィングとハルバードチェスター。
しかしガラオンには実体がなく攻撃はすり抜けてしまう。
さらにガラオンはディメンションフォースを放ち、異次元より太陽を出現させ、
シルバゴンとゴルドラスまで召喚するのだった。響き渡るシャマー星人の高笑い。
ウルトラマンクラインが戦うも実体の無いガラオンと二匹の異次元怪獣に苦戦を強いられる。
やがて満を持して現れる全高400mのパーフェクトガラオン。
結託したシャマー星人とミジー星人の前に、世界は最期を迎えてしまうのか…？
ガラオン
シャマー星人が操縦するぽちガラオンを巨大に投影している。
シャマー星人によりディメンションフォースを放つよう改造された。
パーフェクトガラオン
全高400m。ミジー星人の三人が操縦。当初の構想通りの性能でクラインやFAITHを危機に陥れる。
が、その巨大な影でシャマー星人のガラオンを消滅させ、さらには踏み潰してしまい、彼らの計画は結局水泡に帰するのだった。

これだけ色々あると全て採用するのは大変かな？
投票で採用不採用決める？

期待してます！

>>394
何を？

結局17話はどうなったの？

>>382、>>383、>>385、>>386
面白いですね、次回予告。
実際に取り入れてみますか？
一つの話が終わったら、次の話の作者が本編のセリフを編集して次回予告を入れる、とか。

>>397
それいいね
稀に嘘予告が入ってたりw
ただ作者が進行状況を頻繁に報告しあう事が必要だが

>>398
話が終わった直後じゃなくても、作者が投下できるタイミングで良いと思います。
嘘予告は面白いですねｗ「うたかたの空夢」には本当に騙されましたｗ

自分の担当話はどちらも大体出来上がってますが、
近い方で１４話の予告を投下してもいいですかね？

>>400
お願いします

「ストレサー…リムーバー…？」
「私、ニタと申しますニャ。」
「ね、猫が喋った！？」
「あの世で後悔するといいニャ！」
「今だ！財前！！」

次回「売留樽の猫」

>>402
期待してますｗ
財前さんってかなり美味しい役ですよね。
僕も大好きです。

13話の進行具合はどうでしょうか？

>>404
遅くなってすいません。一応、明日か明後日の夜には投下予定です。

そろそろ劇場版作者を決めよう

やりたい人は名乗り出てくれ

その前に劇場版の内容を決めた方がいいんじゃ？

>>407
平行して決めよう
とりあえずフォームについて、
劇場版限定フォーム登場(ティガ・コスモス劇場版)
新フォーム先行公開(ガイア劇場版)
既出フォームのみ(ダイナ劇場版)

どれにする？

そういえばクラインの世界ってＦＡＩＴＨ以外に防衛軍いるんですか？
コスモスで言う防衛軍みたいなその他大勢的な防衛軍

TPCじゃね？

>>409
FAITH自体が大勢力だし自衛隊がいる程度じゃない？

>>411
>自衛隊

国軍の存在とTPCは相容れないけどな。

各国の軍隊の地球防衛軍への統合＞TPC設立と地球防衛軍の警務局への縮小
＞TPCの再武装強化
がティガ世界の歴史だからね。

>>412
そうだったな
じゃあTPCが各支部で歴代防衛隊の設備使ってるので良い？

＞413
と言うことは迷彩塗装のファイターやグレーカラーのガッツイーグルが登場したり
ダッシュバードβが実戦配備されててもいいわけですね

劇中での呼称は「友軍ＴＰＣ航空隊」とか「友軍陸戦部隊」とかって感じでしょうか？

>>408
やってみたいです。
劇場版限定フォームが欲しいと思うのですが、どうでしょうか。
例えば･･･クラインエターナルとか？メビウスの丸パクリですけど。
話の内容としてはダイナ帰還話でしょうか？

>>415
クラインにエターナルって組み合わせると
また某種ガンダムと被りますから
その名称は変えた方が…

ありきたりな考えだか四聖獣の光をまとめていっぺんに
発動するモードが欲しいな

最後の敵に使うような？

>>416
そうなんですか。ガンダムは全然詳しくなかったです。すみません。
では、４神の長とされる黄龍の力による金色の姿への変身はどうでしょうか。

>>419
劇場版で黄龍まで出すと尺がきついと思う
劇場版で>>417の四聖獣フルモード、本編ルシフェル戦で
黄龍モード、最終回で5聖獣モード発動でどうだろうか？

>>420
でしたら、劇場版で4聖獣フルモード、ルシフェル戦で人間との絆によるパワーアップ、
最終回で人間の光によって具現化された最強の聖獣「黄龍」によるパワーアップっていう
流れはどうでしょうか。
やっぱり人間との絆でパワーアップはさせてあげたいんです。

>>421
それいいね。ただそれだと黄龍の時四聖獣の立場がないから
黄龍の具現化は四聖獣＋人間との絆によるもので頼む

劇場版は聖獣麒麟はどうでしょうか？

麒麟？
朱雀白虎青龍玄武黄龍しか知らなかった…

五行だと、四聖に麒麟が入るんじゃなかったけ？

実際の設定に忠実合わせなくてもいいなら、黄龍と四聖を別にしないで、
黄龍が別々の目的(地脈やパワースポットを護る等)を果たすため
分離して四聖になっていたとかどうですかね？
そうすれば、四聖が合体して黄龍なる事で四聖の影が薄くならずに
黄龍フォームになれるし、ノーマル→各四聖(部分強化)→黄龍(総合強化)→人との絆＆黄龍(最終強化)
という流れも出来るし。

劇場版の話をするにはまだ早い気がするのは俺だけでしょうか…

後気づいたんですけどＴＰＣがＦＡＩＴＨのその他大勢防衛軍なら、マックスに登場したＵＤＦはどうなるんでしょうか

wikiで見たけど
黄龍と麒麟は同一視されている傾向にあるみたいだね。
守護聖獣は地球の生命エネルギーそのものの化身だから
>>426氏の言うような設定でいいのかもしれない。
黄龍が４つの力の総合強化とすると麒麟は二つの力の複合強化
反面残りの力が下がるとか

>>427
UDFはさすがに統合じゃね？
後劇場版は中ボス戦直後公開だし、量も多い。
内容を早く決めないと、書くのが間に合わない。
無理矢理完成させた物を見たくはないでしょ？

TPCもUDFもみんなまとめてFAITHでいいんじゃね？

>>428
麒麟に関しては>>423氏の意見にあった劇場版でもよくないですかね？
異世界に飛ばされ四聖の力を使えないクラインが、その世界の聖獣である
麒麟の力を借りるみたいな展開で。異世界ならダイナも出しやすいし。

その異世界もゾーリックの封印に関係するのでしょうか？
後麒麟はキリンフォームだと少し情けない感じなので
姿が似ているペガサスやユニコーンフォームなどどうでしょう

今ふと思ったのですが
その異世界はグランスフィアにかつて同化された別世界の地球は
どうでしょうか？
アスカはそこでかつての記憶をなくして暮らしているとか

あるいは確か前の方に出てきた案の中から
超空間スフィアドームを採用するのは？
ドームの中はこれまでに取り込まれたものたちが
混在する別世界になっているとか

今夜は13話投下かね？期待age

普通に鳥が抜けてました

>防衛軍LOVE氏
18話登場の宇宙人の名前が決まらないので、氏が没にした
「スラグ星人」を名称として使いたいのですがよろしいですか？

>>426さんの意見に賛成です。
黄龍を出すのならキリンは要らない気がしますし。
僕が言い出したことなんですけど、劇場版限定フォームは要らない気がしてきました。
436
確かそれはマックスのスラン星人と一字違いなので変えた名前のはず。
別の名前を考えてみてはどうでしょうか。

＞436
構いませんよ
是非使ってください

>>437-438
そういえばスラン星人いましたね…
じゃあ「スラッグ星人」なら大丈夫ですかね？

＞437氏の文を読んだら何か悪い気がしてきたので星人の名前のアイデアを提供する事にします

ラキズ星人ってのはどうでしょう？

あ、失礼しました
スラッグ星人、大丈夫だと思います

>>441
最初は兄弟宇宙人出すつもりだったのですが、
せっかくアイディア出してもらったのでスラッグ星人の同盟者として
ラキズ星人も使わせてもらいます。

18話の構想は
・クライン全フォーム使用
・宇宙人が同盟
・お決まりの「変身アイテムが奪われる」
・ハルバードマザー主砲使用
ってところです。

ただ17話以前の回でアイテム奪わせたり主砲使う場合教えてください
その場合編集行いますので。
それとマザーの主砲、どんな名称が良いですかね？

>>442
マキシマムハイパーサイクｒ･･･いやなんでもありません

>>442
マキシマムマザーキャノン

↑>>443見て思いついた

世界観的にネオマキシマ砲は封印されてる筈だよね？
そんな状態でマキシマ使ってるマザーの主砲名に
「マキシマム」を使うのはどうかと思うぞ

ハルバードをどこかに入れたいな
マキシムマザーオブハルバーディアとか

あんまゴテゴテした名前じゃなくてシンプルなの考えようぜ

そういえばこの世界の木星とか海王星とかってどうなっているんでしょうか
グランスフィアのデータがＦＡＩＴＨに残っているとしたら
あの惨事で消えた星もそのまま消えている状態であると考えるべきなんでしょうか？

>>448
ダイナラストでグランスフィアに吸収された星は戻ったって
台詞があった気が…アスカは戻らなかったけど

一連の「黄龍タイプ＝クライン・グリッタースプリーム.Ver」という意見には賛成です。

>431-432　>437
ビール会社の商標になる程メジャーな瑞獣ですので、麒麟の活用法を考えてみました。

A)ストーリー終盤に、四霊(麒麟、鳳凰、霊亀、応龍)をモチーフとした兵器群として投入する

B)クライン専用の乗騎「ウルティメット・マウント」としてストーリ中盤より参戦。

C)チームピースによる怪獣保護エピソード。麒麟伝説の元ネタは怪獣目撃談であったとする。
麒(雄性)＝ミイラ怪獣　マックス・ドドンゴ(仮)
麟(雌性)＝神話の幻獣　ユニジン(マックス怪獣)

…もっとも、口喧しいスポンサーが有るわけでもなし。あからさまな梃入れめいた方向には
持って行くべきではないのでしょうね。

そういえば、世界が元に戻ったら隊員達はどうなるんだろ
オマエザキがゼノンなら、オマエザキリーダー以外のチームファイター隊員とイルマ総監はティガ＆ダイナ世界に
コマンダー、神山リーダー、黒田さんはガイア世界に、フブキチーフ、真下、甲上、財前はコスモス世界に、
チームナイト隊員全員と鬼塚整備士長はネクサス世界に、オマエザキリーダーとエリーはマックス世界に戻ると思うんだが、
チームレンジャー隊員、ゴス、ルー、マイ、マサキはどうなる？
ジョニーはキングジョーがモデルだからマックス世界に行くと思うが

チームレンジャー隊員の大半はガイア世界のイメージですかね。
ゴスとルーはジョニーを作ったり、エリーの点検したりするから
マックス世界。
マイとマサキはスバルと同じティガ世界でしょうか。

>>450
Aならこういうのはどうでしょう？
第３クール終盤から第４クールにかけてダークルシフェルと
闇の巨人達（カミーラ達、メフィストなど）や根源破滅魔人達に
より次々とパワースポットが破壊され守護していた守護聖獣達
もその姿を保てなくなる。四聖獣はクラインと一体化するから
まだ力を保てるが、ナツノメノリュウやキリンなどは
消滅の危機に、そこでルー博士のロボット怪獣を発明していると
いう設定が往かされるのではないかと思います。
ロボット怪獣を寄り代として聖獣が復活
搭乗者の各チームのパイロットと宿った聖獣が心を交わすシーンがあれば
それぞれのメンバーがルシフェルやゾーリックといった圧倒的な邪神達との
戦いでも足手まといになることもなくウルトラマン達を
助けることができるわけですし

なんか最終回が切ない展開になるのは気のせいだろうか・・・

人生とはそういうものです。とマジレス

根源的破滅将来体 チェーン星人レフト・ライト キリエル人 スフィア

このあたりがこれから核となってくる準レギュラーの敵キャラか

17話のタイトル>>379の案でよくね？
ハルバードマザー初登場のストーリーにあっていると思う。

鬼塚が勤務していた防衛軍の全滅話って詳しく考えといた方がいいっすかね

降伏しておきながら攻撃してきた宇宙人本編に出したいし

遅くなってすいません。今から13話投下します。

一応、次回予告。
鬼：「ウイングの攻撃は効果無しか…。」
ス：「ダメだ。こいつを倒す力は、今の僕にはない。」
マ「前に何かの本で読んだんだ、たとえ別々の道を歩いていても
目指す場所が同じなら、その道は必ず交わるものだって。」
神：「こいつは…ティグリス！」
ス：「目の前の命を救う事にも躊躇う奴が、その先の命を救う事
など出来るものか。」
次回「交わる力」

鬼→鬼塚、ス→スバル、マ→マイ、神→神山

第13話「交わる力」
宇宙甲殻獣イーヴァン、守護聖獣ドーン、地殻怪地底獣ティグリス


かつて幾度となく破滅の使者を送り込んできた宇宙の歪み…ワームホール。
再び開かれたそこから放たれたのは、新たなる破滅の前触れ…

「何て硬いやつなんだ!?ウイングの攻撃が全く聞かない。」
市街地上空に出現したワームホールから現われた宇宙怪獣にスバルが驚く。
「慌てるな！作戦通りウイングは各機分離して攻撃を行なうぞ。」
オマエザキの言葉と同時に３機に分かれたウイングは的確なフォーメーション
をとりイーヴァンへの攻撃を仕掛ける。

「ウイングの攻撃は効果無しか…。」
オプチカムフラージュでビル群に溶け込んだチェスターの中で鬼塚が呟く。
「ダメージは期待できませんが、目的はしっかり果たしてくれそう
ですよ。後15秒程で目標は指定位置に到達します。」
状況を確認する里見に続いてバレンタインも答える。
「バニッシャーのチャージは完了してます。いつでもいけますよ。」

「3…2…1…」
ゼロの声を合図にイーヴァンの背後に突如現われたチェスターは
ハルバードバニッシャーを放つ。機首から放たれた閃光は目標を捉え、
すさまじい火花と轟音が辺りを包んだ。
「よーし、直撃だ。」
バレンタインがそう言った瞬間、機体を激しい轟音と衝撃が襲う。
その正体がイーヴァンの尾による一撃だと理解した時、すでに地面
は目の前に迫っていた。

「ウルトラマンクライン！」
墜落寸前の機体を受けとめてくれた巨人の名をバレンタインが呼ぶ。

クラインは瓦礫の山を飛び越えるとイーヴァンに拳を打ち込む。
しかし、痛みを感じたのはその拳の方だった。接近戦で苦戦するクラインだったが間合いを取り
クライニウム光線を放つ。

「そんなバカな…」
「一体、何で出来てるんだ奴の体は？」
これまで数々の敵を葬ってきた必殺技受けても、平然と反撃に移る
イーヴァンにオマエザキと鬼塚も動揺を隠せない。
口から連射される光弾が次々と命中し、手をつくクライン。しかし、
続く光弾がクラインに届く事はなかった。光弾の奥で紫のオーラを
纏うクライン。トータスフォームの誇るバリアは受けとめた無数の
光弾をイーヴァンに向け跳ね返したが、それですらダメージを与える
に至らなかった。
「ダメだ。こいつを倒す力は、今の僕にはない。」
早くなる胸の点滅に敗北を覚悟したその時、クラインとイーヴァンの間に
白い光球が表れた。

「この光は…守護聖獣!?お願いだ！僕に力を貸してくれ。」
しかし、白い光はそれに答える事無く、イーヴァンに向かって行った。
白い光はイーヴァンを吹き飛ばし、地中に退却するのを見届けると、
何処へともなく消えていった。

「トータスでは奴の攻撃は防げるが、ダメージを与えることは出来ない。
フェニックスの攻撃でも奴装甲は破れないだろう。一体どうすれば…」
夜になっても眠れないスバルの携帯が、突然電話の着信を伝える。
「あ、スバル？まだ、起きてた？」
電話から聞こえるマイの声に心が落ち着くのを感じたスバルは、
少し悩んだが尋ねてみた。

「あのさ、今日、僕の仲間に似た人がいたんだ。でも、その人は僕に
力を貸してくれなかったんだ。」
「何それ？FAITHの話？」
「まぁ、そんなとこ。でさ、その人の力が必要な時どうしようかと思って。」
「ふーん。でもさぁ、それってある意味当然じゃないかな？」
「え!?」
「だって、スバルとその人は今日初めて出会ったんでしょ。
初対面の相手といきなり分かり合うって、普通は無理だって。
スバルと私だってそうだよ。今は付き合ってるけど、小さい時初めて
会って、すぐにそうなった訳じゃないじゃん。」
「いつかは、その人とも分かり合えるって事？」
「前に何かの本で読んだんだ、たとえ別々の道を歩いていても
目指す場所が同じなら、その道は必ず交わるものだって。スバルと
その人の目指す場所、例えば…地球の平和を守るとか？が一緒なら
いつかは分かり合えるよ、きっと。」
「そっか…そうだな。ありがとう、マイ。」
その後、他愛ない話をして電話は終った。
(目指す場所が一緒なら道は必ず交わる、か…だけど、それはいつ
になるんだろう…)

ようやく眠りに着いたスバルを警報が叩き起こす。
「昼間逃走した怪獣が琥珀岳山中に出現しました。」
エリーの報告で司令室に続々と隊員が集まってきた所でグレゴリー参謀
の命令が下る。
「今回はチームファイターが怪獣の撃破に当たってください。」
チェスターを破壊されたナイトが悔しそうな表情を浮かべる中、
新たな報告が入る
「地中より、もう一体怪獣が出現しました。」
「こいつは…ティグリス！」
隊員達は、この乱入者に戸惑うが
「ティグリスは過去に2度破滅招来体と戦っている。今回もそうだろう。
我々の目標はあくまで、あの宇宙怪獣だ。」
ピースリーダーの神山の言葉にグレゴリーが頷くのを確認すると、
隊員達は勢い良く司令室から飛び出していった。

現場に到着した時、二大怪獣の戦いは一方的なものになっていた。
「ティグリスが！」
「クラインの攻撃が効かなかった奴だからな。相手が悪いぜ。」
ティグリスを救うために次々と攻撃を仕掛けるウイング。
オマエザキは傷付いたティグリスの保護のためピースに連絡をしていた。
ウイングを相手にせずティグリスに止めを差そうと光弾を連射する
イーヴァン。スバルはα号を自動操縦に設定すると、ボトルプリズム
を振りかざした。

>>457
ハルバードマザー初登場は1話なんだが。
地味にダイバー射出してるんだよ
それに主砲初使用は18話じゃね？

やっぱりそのタイトルはもっと後に使うべき

イーヴァンとティグリスの間に割って入りバリアを張るクライン。
しかし、バリアの限界は徐々に近づいてくる。
「白い守護聖獣よ、聞いてくれ！僕と君の道は、まだ遠く離れている
かもしれない。でも、道が交わるいつかを待っていたら、救えない
命がここにはあるんだ。」
その時白い光がクラインを包み込む。
「クライン…何故、そうも力を得ることに急ぐ？」
「FAITHのみんなやティグリスを救うためだ。」
「私が力を貸せば、あの怪獣は倒せるだろう。だが、私の力をもっても
倒せない相手が現われた時、おまえに手を差し伸べる者がいない時、
その時お前はどうする？」
「困難を前にして必要なのは、自分自身の強さだという事はわかっている。
けど、今救うべき命は僕の目の前にあるんだ。「…いいだろう。だが忘れるな。力の意味も価値も、決めるのはお前次第だ。」

「何だったんだ、今の光は!?」
「あれは…白いクライン。」

タイガーフォームになったクラインはイーヴァンへと突進していく。
凄まじいタックルでイーヴァンを後退させると、次々と打撃を打ち込む。
「おい、効いてるぞ！」
「何てパワーだ、白のクラインは力の戦士か！」
ダウンしたイーヴァンの尾を掴むと凄まじい勢いで振り回し始めた。
同時に、掴んだ手からエネルギーがイーヴァンの体に流される。
「あれは…敵の体内に流したエネルギーを投げによる衝撃で爆発させる
つもりなんだ！これなら敵の体かどんなに硬くても関係ない！」
イデイの解説が終ると同時に、クラインの手から放たれたイーヴァンは
地面に叩きつけられ爆発四散した。

「お〜い。」
手を振って走ってくるスバルに財前が答える。
「おースバルか。ティグリスは自力で帰って行ったよ。やっぱり
怪獣の生命力は凄いな。」
「ええ。」
「いやー、しかし今度のクラインも凄かった。白いし、マッチョだし、まるで白熊だな。」
「…し、白…熊？いや、あれは白虎ですよ！」
「白虎？何で？」
「そりゃ、朱雀、玄武ときたら…(あ、みんなが姿を見たのは
フェニーチェだけだった)…財前さんこそ何で白熊何ですか？」
「ん？決まってるだろ、この前助けられたウルサ親子の親戚が、
恩返しでクラインに力をくれたんだよ。」
「えーーー！？」
朝焼けの中で、スバルと財前の白虎か白熊かの争いは続けられた。

１３話乙です！！
違う道でもいつか交じる日がくる
このクラインという作品のテーマが生かされた素晴らしい話だったと
思います。

そしていよいよ本格的に動き始めた根源的破滅招来体
今回の敵も内藤により招致されたのでしょうか？

後、宇宙人は今まで極悪なやつらが次々ときている感じですが
この動きの背後にもゾーリックが動いているのか
いずれにしても今後が楽しみです。

13話乙です。
ストーリーに関しては>>467さんが言ってくれたので、
描写に関して感想を言うと、


やっぱりマッチョなのかwwwそれに白熊てwwwww

又次の作品書かれるのが楽しみです

13話乙です。
タイガーフォームの力強さが出ていて、タイトルにもピッタリの良い話でした。

13話乙です。
第1クールの締めくくりにふさわしい作品だったと思います。
これから14話投下します。
第２クールの幕開けにふさわしいかどうかは疑問ですが…
皆さんの判断にお任せします

第１４話　「売留樽の猫」　化け猫怪獣ニャジラス　親玉化け猫怪獣ニャジラスS登場

「やりましたー！！」
開発チームのゴスとルーが指令室へ飛び込んできた。余程嬉しいのかゴスはレゲエを踊っている。
「どうしたんですか？」
「おお！スバル、聞いて欲しいアル！！」
「私たちが開発した新兵器！その名も
怪獣救済用兵器ストレサー・リムーバー！」
「ストレサー…リムーバー…？」
何やら怪しげな装飾品が沢山付けられた一丁の銃に興味をそそられ、皆集まってきた。
「細かく説明すると時間がかかるが、様々な外的要因で怪獣化した生物を、元に戻す作用がある！」
「怪獣を元の生物に戻す！？」
「そう、チームピースの怪獣保護に是非とも活用してもらいたいアル。」
皆が興奮して話をしているそんな時、エリーが話に割って入った。
「お話し中すいませんが、先ほど市民からの調査要請がありました。場所は売留樽という小さな町です。」
続いてフブキが話し始める。
「この町では、最近になって次々と猫が姿を消しているらしい。何もない可能性の方が高いとは思うのだが、用心するに越したことはない。
念のためチームファイター、調査に向かってくれないか？」
「分かりました。」
オマエザキがそう言うとファイターのメンバーたちは急いで支度を始めた。

到着したファイターのメンバーたちの目の前に広がっていたのはありふれた、ごく普通の町並みと人々。道を歩く根源破滅教団の山伏。
そして、一匹の猫。
「何だ…リーダー、普通に猫いるじゃないですか。」
スバルが猫に近づいたときだった。突如聞こえるうなり声。
「待ぁぁぁてぇぇぇ！！この猫ぉ！！」
いきなり目が血走り、鬼の形相で走ってきた老夫婦。猫を捕まえるとすぐに今来た方へ走って帰っていった。
「な…何だ…今の…？」
「とにかく普通じゃなかったよな…？」
「よし、後を追うぞ。」

たどり着いた先は一軒の民家。家の前には小学生くらいの子どもたちが集まっている。
「やーい、やーい、ネーズーミ！！」
言いたいだけ言い終わったのか子どもたちは去っていった。
その家の表札をみるファイター一同。
「根水…ネミズさんか。」
そのとき、家の中から猫の叫び声が聞こえてきた。
「なんだ！今の声は！？」
恐る恐る家の中を覗いてみると、そこには大量のおりとそこに閉じ込められた猫たち。
先程捕まった猫もひどい虐待を加えられていた。
「早くやめさせないと。」
スバルたちは急いで家に飛び込み、猫をいじめないよう老夫婦を諭し始めた。
「こんなことやめてください！猫たちがかわいそうでしょ！」
スギカワラが必死に訴える。
しかし、ネミズ夫婦は
「何？お前らだっていつも怪獣や宇宙人をたくさん殺している
じゃないか。」
「そうよ！それに比べれば猫くらいなんでもないでしょう？」
「何だと！？」
流石にこの発言に一同も憤慨するが、
オマエザキは冷静に皆を止める。
「リーダー、どうして？」
「我々ＦＡＩＴＨは警察権を持たない。特殊事件でない以上は夫妻をどうすることも出来ん。」
この言葉を受け、とりあえず、その場は厳重注意をするにとどめて、ファイターのメンバーたちは引き上げることになった。

その夜、ネミズ夫妻の自宅。
一匹の白猫がじっと中を見つめる。
「同士よ…今こそ目覚めの時ニャ！」
その猫の目が不気味に赤く光ると、おりの中に閉じ込められていた猫たちの目も光り輝いた。

「ねぇ、何だか家の奥で変な音がするんだけど？」
「あの猫ども、また暴れているな。もっと痛めつけてやらんと分からないみたいだな。」
老人が立ち上がろうとしたそのとき、ふすまを破り押し寄せてきた猫の大群。
その猫たちはネミズ夫妻を取り囲み、今にも飛びかかりそうである。
事態を飲み込めないネミズ夫婦の前にがっしりとした体型の白猫が一匹、姿を現した。
「初めまして、ネミズさん。」
「ね、猫が喋った！？」
「私、ニタと申しますニャ。仲間がずいぶんとお世話になったようで…是非ともお礼がしたいそうですニャ！」
その声は荒々しく恐怖を感じたネミズ夫妻。
「逃げるぞ！」
猫を蹴飛ばし慌てて走り出す二人。
「逃がさないニャ…」
再び猫の目が赤く輝いた。そして突然の地響きと共に夫妻の家は崩れ落ち、大きな猫が姿を現した。闇夜に赤い目玉が不気味に光る。
ニタはニャジラスに指示を出す。
「さあ、復讐の時ニャ！」

異常に気づいた指令室。
「猫怪獣、それにこの出現地点…もしかして…」
ファイターのメンバーたちは皆同じ結論に達した。

その頃、ネミズ夫妻は車に乗り込み、必死にニャジラスから逃げていた。
しかし、アクセルを目一杯踏み込んでもニャジラスはピッタリ後についてくる。
巨大な猫の前足が車に向かって次々と襲ってくる。それをハンドルを右、左、右と切り、なんとかギリギリのところでかわしていく。
しかし、健闘も虚しく夫妻の車はとうとう袋小路に追い詰められた。
車から降りた夫妻の前に現れたニタ。
「頼む、もう猫をいじめたりしないから許してくれ！お願いだ！」
懸命に頭を下げる夫妻の目から涙が溢れ出る。ニタはそんな夫妻の方を向いて答える。
「もう遅いニャ！あの世で後悔するといいニャ！」
ニャジラスの鉄槌が夫妻に迫り来る。

「ストレサー・リムーバー発射！」
放たれた青い波状光線を浴び、元の猫の群れに戻るニャジラス。
スバルと財前は急いで夫妻のもとに駆けつける。
「大丈夫ですか？」
「ひ、昼間の…た…助けて、たす…」
よほどのパニックからか夫妻の発言は言葉にならない。
「ふん、これで終わりと思ったら大間違いニャ！」
ニタは二本足で立ち上がり、懐から取り出したサンマを前足に持って空に掲げた。
「変身ニャ！」
サンマが光り輝くとニタはその光に包まれ巨大な怪獣ニャジラスSと化した。ニャジラスSは町を次々と破壊していく。
「くそ！元に戻りやがれ！」
財前は必死にストレサー・リムーバーを撃つが先程のニャジラスよりもさらに素早いニャジラスSにはまったく当たらない。
「仕方ない…スバル、この二人は俺が連れて行く。互いのチームに合流するぞ！」
「分かりました。お二人をお願いします！」
財前と別れたスバルはボトルプリズムを掲げる。

ニャジラスSと対峙するクライン。
闇夜に赤い目と青い水晶体の輝きが映える。
「邪魔するニャらウルトラマンでも容赦はしないニャ！」
流石は猫だけあり、その瞬発力と敏捷性はクラインをも凌駕している。
家から家へ飛び回り、目にもとまらぬ超高速を生かし、長く鋭いツメとキバでクラインに襲いかかる。
クラインもパンチ、キック、ハンドスライサーなどで反撃を試みるが、全てかわされ一方的にダメージを受け続ける。
「クラインでも駄目なのか…？」
絶望に襲われるピースとファイターのメンバーたち。その時、甲上が何かを閃いた。
「指令室、大至急調べてほしいのですが！」
エリーが甲上に指示された通りに調べ情報を提供する。
「よし！これならいけるぞ！コマンダー、チーフ、参謀。許可をお願いします！｣
「お…おい、甲上…冗談だよな…」
「そうですよ。できっこないですよ。」
甲上の考えた作戦を周りの誰もが反対した。
「いや…敵が猫であることから、生物学的に考えてみれば非常に効果的な作戦ではありますね…」
｢参謀！？｣
一同が驚く中、最も意外な人物の賛成を得て、作戦は実行に移された。

一方、ニャジラスSの超スピードに手を焼いたクラインは、右手を天に掲げフェニックスモードにチェンジして超高速肉弾戦を繰り広げていた。
連続猫パンチを腕でガードしたクラインは連続キックを繰り出す。しかしニャジラスSは全てかわしきる。
一旦戦闘を中断し、向かい合ったクラインとニャジラスSは再び話し始める。
（もういいだろう。これ以上争うのはよそう！）
｢駄目ニャ！私はウルトラマンと同じことをしているだけニャ！｣
（同じことだと？）
｢そうニャ。ウルトラマンは人間の為に平和を脅かす怪獣と戦う。私も猫の平和を脅かす人間と戦って何がおかしいんだニャ！？｣
答えが見つからずに睨みあう両者。
｢睨みあってても、らちがあかないニャ。ニャン法　影分身の術！！｣
突如５匹になったニャジラスS。数が増えても変わらぬ超スピードで襲いかかる。１匹でも手ごわかった相手が５匹になり、クラインは手も足も出ない。
水晶体は点滅を始め、モードチェンジも解けて地面に倒れ込んだ。

そこに到着したスピナー、ジャイロ、ウイング。
｢よし、各機投下開始！｣
レーザーネットや投下用カプセルから何かの粉末が散布された。
辺りに粉末が漂うとニャジラスSはその動きを止め、粉末の香りをひたすらに嗅ぎだした。
｢これは…マタタビニャ〜！！｣
分身の術が解けたニャジラスSは体中の力が抜けたようにぐったりとし、気持ちよさそうな顔をしながら寝転がる。
｢よっしゃあ！マタタビ作戦大成功！今だ、財前！！｣
一人地上に待機していた財前。
｢嘘だろ…つーか、こんな大量のマタタビどこから持ってきたんだ…？
まあいいか。ストレサー・リムーバー発射！｣
「ん…ニャ…！？謀ったニャ！！」
放たれた青い波状光線を浴び、ニャジラスSの体は青く点滅をし始めた。しかし、完全に元の姿には戻らない。
それを見たクラインは残りのエネルギーを全て集める。体が激しく発光し、ニャジラスＳを優しく温かい光が包み込む。

規制喰らったんで続きは携帯から。

夜も明け、東の空が明るくなり始めたころ、元に戻ったニタの周りに一同が集まりオマエザキが話しかける。
｢あの夫妻ももう十分に反省した。許してやってもらえないだろうか？｣
ネミズ夫妻は必死に頭を下げている。
｢ふん、まあ今回は多めに見てやるニャ。でも、今回はこれでも手加減したんだニャ。変身するときに使ったのが冷凍物じゃなくて新鮮な生サンマだったらおミャーらなんかに負けることはなかったニャ。もし、今度同じようなことが起きたら…｣
｢分かっている。安心してくれ。｣
｢そうかニャ？人間よ、決して私を失望させないでほしいニャ。｣
そう言うとニタはどこかへ去っていった。

基地へ向かう各機。スバルに財前が通信を入れる。
｢なあスバル、あの猫の言う通り、俺たち人間はどこか思い上がっているのかもな。俺たちに本当に平和を守る資格はあるんだろうか…｣
｢財前さん…らしくないですね。資格なんて元からあるものじゃなくて、認められて手に入れるものなんじゃないですか？お互いに頑張りましょう。｣
｢…そうだな。｣
空はもうすっかり明るくなっていた。

以上１４話です。

>>481
乙
ネタ回の方が敵が強い法則は現実になった…

ところで17話で補充されるナイトメンバー誰にする？

まとめサイトに出てる順に上から三人でよくね？

>>483
吉田は内藤にやられる役だし
先に出すべきじゃね？

ルシフェルが出るのは第４クールの予定だから何とかなんじゃね？

>>481
乙

ところで17話の作者って決まったんでしたっけ？

14話乙です。
ニタのいう事はある意味もっとも
根水夫婦は鳴き声や悪戯がうるさいからやったのでしょうが
虐待はよくないですね。

しかしニャジラスは強い。出来る事なら最終回辺りに援軍として
根源破滅天使の一体ぐらいサンマでぶち倒してもらいたいと思ったり

それとさらりと街中で根源破滅教団の山伏が歩いているという
平和の中に不気味な違和感が怖い感じを受けました

>>486
決まってない

17話もそうだが、そろそろ20話以降の作者も決めるべきでは？

「青い光･･･」
「ワームホールが地球周辺に出現」
「これは･･･!?」
「クライン！」
（僕は･･･死ぬわけには･･･！）
―答えを･･･聞かせてもらおう―
次回　青龍への誓い

とりあえずナイト補充メンバーは上から決定で良い？

第15話「青龍への誓い」　破滅魔人ゾドルガ、守護聖獣ミズノエノリュウ登場

「ミズノエノリュウが姿を現した･･･これは一体･･･」
深夜の司令室。
殆どの隊員は自室へ戻り体を休めている時間だが、チームピースの黒田沢子は深刻な顔で考え事をしていた。
しかし考えるだけに留まらず、実際に口に出しているために、コーヒーを飲みに来たスバルに興味を持たれてしまった。
「ミズノエノリュウ？」
「えっ?!」
スバルは背後から声をかけたので、黒田は声を上げて驚いた。
「わ、私の考えてることわかるの？」
「黒田さんって考えてることが口に出るタイプなんですね」
スバルは笑いながら返答する。
「そ、そう？気をつけなくちゃ･･･」
照れた顔つきになる黒田。
「ミズノエノリュウって、あの時の龍ですよね？ウルサ親子を地中へ帰した･･･」
「うん･･･」
スバルが問うと沢子は深刻な顔にもどり、話し出した。
「ミズノエノリュウは、壬の方角から流れる、東京で最も大きい地脈の化身なんです」
「地脈？」
「端的に言うと、大地の下にある、大地のエネルギーが流れる道筋。
彼･･･ミズノエノリュウは以前、ウルトラマンガイアが地球を守っていた頃にも姿を現したんです」

「どうして？」
「東京の地下が開発されたために地脈が断ち切られてしまったんです。
地脈が途切れると、その土地が持っている吉相が失われてしまうんです。
だから、彼は地脈を蘇らせようと東京を攻撃しました」
「それでどうなったんですか？」
「ウルトラマンガイアはミズノエノリュウの怒りの力には勝てませんでした。
けれど、ミズノエノリュウは一人の人間の説得によって大地へ帰っていったんです。青い光となって」
「青い光･･･」
スバルの脳裏に、ミズノエノリュウから貰った青い光が浮かび上がる。
「彼が現れるのはいつも地球に危機が迫った時でした･･･
東京の地脈が断ち切られた時、根源的破滅招来体による地球への総攻撃の時･･･
今回も地球に危機が迫っているのだとしたら･･･」
「ミズノエノリュウはそれを感じ取って地上に現れた･･･ということですか？」
「･･･うん。それに、ミズノエノリュウだけじゃありません。
聖獣と呼ばれる怪獣たちも、姿を現しました」
スバルの脳裏に浮かび上がる、フェニーチェ、トーテムトータス、ドーンの姿。
「単にクラインを助けに来ただけなら良いんだけど･･･」
不安げな顔をする黒田。
一瞬の沈黙を破り、司令室に落ち着いた声が響いた。
「例え、途方も無い危機が迫っていたとしても、それを我らが絶対に食い止めてみせる。
お前たちももう寝ろ。明日も早いぞ」
オマエザキリーダーの声である。
「はい」
それに返事をした後、スバルと黒田は司令室を出て行った。
「じゃあ、また明日」
「おやすみなさい」
スバルはふと、ミズノエノリュウに問われた、自分への「答え」を考え始める。
「守るための力･･･」
そのことばかり気になっていたのか、スバルは自分の背後を歩く人影には気付かなかった。

火の海となった、夜の東京。
月は見えず、燃え上がる炎だけが闇を照らしている。
戦っている、ウルトラマンクラインと謎の魔人の姿。
しかしクラインの攻撃はことごとく通用せず、魔人の攻撃のみがクラインを苦しめている。
そして、魔人の手から放たれた光線を胸に喰らい、火の海の中に倒れるクライン。
地獄の業火の如く、火はさらに燃え上がり、クラインの姿は見えなくなった･･･。

ジリリリリリリリリン。
「！」
目覚まし時計の音によって目覚めるスバル。
いつの間に掛け布団を跳ね飛ばしていたのか、掛け布団はベッドの横に落ちていた。
「･･･今のは･･････」
未だに止まらない体の震え、体中から吹き出る汗。
布団が無いことによる寒さがもたらす震えではないことは全身の汗が教えてくれている。
紛れもなく、恐怖によってもたらされた身体の震えだ。
夢だと頭ではわかっている。
しかし、身体が理解していない。
実際に起こったことのように、身体がその時の情景をこと細かに知っている。
6時ちょうどを刺していた目覚まし時計の分針が、「カチッ」という音と共に微かに動いた。

司令室に駆け込むスバル。
「遅いぞ、だから昨日は早く寝ろと言ったんだ！」
椅子から立ち上がったオマエザキリーダーの怒声が飛ぶ。
「すみません！」
スバルが慌てて頭を下げる。
「全く･･･」
そう言い捨て、オマエザキリーダーは椅子に座りなおした。
昨日スバルが口をつけないまま置いてきてしまったコーヒーは、そのままの位置に置いてあった。
しかし、煎れた時の温かみはもう失せていた。死人のように冷たく、悲しげな光を放っている。
ふと頭に浮かんだ情景。炎の中に倒れ、光を失い倒れるクラインの姿。
スバルはそれを否定するように頭を横に振り、冷めたコーヒーを飲み干した。

宇宙の闇を切り裂くようにして現れたワームホール。
その奥に存在する更なる闇は、この世の終わりのようにも見え、全ての始まりであるようにも見える。
そしてその更なる闇の中から、魔人のような姿を持つ異形の生命体が姿を現し、青く輝く星へと向かっていった。

地下空間、無数の首を持つ龍が何かを感じ取ったかのように目を覚ます。
一番大きな頭の額に付いている眼も開き、青い光を発していた。

夜7時。
月は雲に覆われて見えず、街頭のみが闇を照らしている。
フォートアトラス・司令室は緊張に包まれていた。
「ワームホールが地球周辺に出現。その中から現れた未確認生命体が地球へと向かっています」
エリーが淡々と呟く。黒田はハッとした顔をし、スバルの方を見る。
（今回も地球に危機が迫っているのだとしたら･･･）
何故か、スバルの頭の中で昨晩の黒田の言葉と悪夢のビジョンが重なる。
それを振り払うようにスバルはグレゴリーに話しかけた。
「参謀、地球に来る前に宇宙で迎撃しましょう！」
「そのつもりです」
グレゴリーが即答する。
「今回出撃するのはチームレンジャー、ナイト、ファイター。
ハルバードチェスターが未確認生命体に奇襲を掛け、
レンジャーがネットで未確認生命体を確保し、未確認生命体の正体を特定。
その後、ナイトとファイターが未確認生命体を集中攻撃、殲滅します。
宇宙での任務は大変危険です。気を付けて･･･」
「未確認生命体が姿を消しました！」
「何！？」
エリーが声を上げ、グレゴリーはモニターに目を移した。
「一体何処へ･･･！？」
「逃げたんじゃないのか？」
財前の独り言にコガラシが返答する。次の瞬間、エリーが再び声を上げた。
「東京丸の内上空にワームホールが出現！中から先程の未確認生命体が出現しました！」
モニターに映し出されたのは、悪夢に現れた魔人の姿であった。
魔人は東京の街に降り立ち、手から火炎弾を発射し、街を破壊し始めた。泣き叫び、逃げ惑う人々。
「これは･･･!?」
スバルは理解した。あの悪夢は全てこれから起こることだと。
そして考えた。それを防ぐためにはどうするべきかを。
「･･･チームピースは消火と住民の避難に当たってください。
ファイターとナイトは一気に攻め込み、集中砲火であの生命体を攻撃、殲滅してください」
グレゴリーは額に汗をかきながら作戦命令を下し、それを聞いた各隊員は機体に乗り込むために
格納庫へと向かった。

魔人・ゾドルガの攻撃は更に勢いを増していた。
街を火炎弾で破壊しながら突き進み、街の殆どは火の海となってしまった。
人間が何年もの歳月を掛けて積み上げてきたものが、灰となって消えてゆく。
全てを消し去る炎の中、少しでも犠牲者を減らすために戦うFAITH隊員の姿があった。
「こっちだぁ！こっちに来い！」
神山と財前が手を伸ばし、逃げ遅れた人間の救助を行っている。
財前の手を掴み、炎の中から出てきたのはまだ幼い少女だった。
「ママが、ママがぁ･･･」
少女は泣きじゃくりながら、財前にしがみつく。
「ママがどうしたんだ？！」
財前が少女の肩に手をかけ、優しくも力強く語り掛ける。
「ママが、まだあっちに･･･！」
少女は炎の中を、震える指先で指す。
「大丈夫、ママも絶対に助けてやる！リーダー、行きましょう！」
「ああ！」
神山と財前は炎の中に突っ込んでいった。
「手伝うぜ！」
甲上の乗ったハルバードジャイロから、大量の水が噴射され、神山と財前の行く先の炎を消してゆく。
「恩に着るぜ甲上！真下！」
財前は一瞬ジャイロの方を向き、感謝の言葉を述べる。
その後、力なく地面に座り込み咳き込んでいる、少女の母親の元へ向かった。

「大丈夫ですか！」
神山と財前は女性の肩を担ぎ、少女の下へと連れて行った。
「ママぁ･･･！」
「優子･･･！」
母親と少女は抱き合い、少女の泣き顔も笑顔に変わった。
「ありがとうございます！」
母親は神山と財前に頭を下げる。
「財前、頼んだぞ！」
「はい！」
神山が財前にそう言ったあと、再び炎の中に飛び込んでいった。
「さ、早くこっちに！」
財前は親子を避難区域に誘導し始める。
ピースの面々が奮闘する中、黒田は大地に向けて必死に祈っていた。

（お願い、現れて、ミズノエノリュウ。あなたの力が必要なの―）

ハルバードチェスターとハルバードウィングが炎に照らされた夜空を駆ける。
ハルバードウィングはα、β、γに分離し、3方向に分散していった。
ゾドルガは見向きもせず、淡々と破壊活動を続けている。
「どこ見てんだよ！」
バレンタインが叫び、ゾドルガの背中に向けてレーザー砲を撃ち込む。
しかしゾドルガの背中には透明なバリヤーのようなものが張られており、直接ゾドルガにレーザーは届かなかった。
「何っ･･･？！」
ゾドルガはゆっくり振り返り、ハルバードチェスターに向けて火炎弾を放つ。
「ぐああぁあ！」
光弾に直撃したチェスターは、地面へと墜落していった。

（もしも、私達人間も、人間が作り出したものも、この母なる大地の一部と認めてくれるのなら―）

再び膝蹴りを繰り出すゾドルガ。
吹き飛ぶクライン。
しかしクラインはそこから体制を立て直し腕を十字に組み、光線を発射する。
だが十字の光線もゾドルガのバリヤーに遮断されてしまう。
バリヤーを打ち破るために、光線を放ち続けるクライン。
胸の水晶体は既に赤くなり、点滅している。
「俺たちもクラインを援護するぞ！」
「了解！」
β機に乗ったコガラシが言い、γ機に乗ったサクラノが応答する。
3機から放たれる光線。それはクラインの放つ光線と交じりあい、ゾドルガを狙う。
「行けぇぇぇえぇ！」
ゾドルガのバリヤーに、小さなヒビが入った。
しかしそれと同時にクラインは力尽き、十字の光線は勢いを失い、途切れた。
「クライン！」
膝を付き、倒れかけるクライン。
それに向けて、ゾドルガは悪夢でクラインにとどめを刺した光線と同じものを、手から放った。

（私達に力を貸して！）

――光線をかき消す青い光。
それによって、悪夢のシナリオは狂い始めた。
「ミズノエノリュウ･･･!来てくれたのね！」
九つの首を持つ龍の姿を見て、黒田は嬉しそうに言う。
―光の巨人よ。答えを･･･聞かせてもらおう―
ミズノエノリュウはクラインに問いかける。
「守るための力はきっと、諦めないで戦い抜くことで手に入れられるものなんだと思う。それが、僕の答えだ」
クラインの身体から、青い光が溢れ始める。
―もしこれからも、決して諦めず、この青い星のために、この星に住まうものたちの為に戦ってくれると誓うなら―
その青い光は大地に広がり、怒り狂う業火を消し去ってゆく。
―我が力を、守るための力を、使うがよい―
ミズノエノリュウの声に答えるように、クラインは立ち上がった。
そして、両腕を天高く掲げる。
「クラインが変わる･･･！」
黒田は地上から青い光を纏うクラインを見上げ、声を漏らす。
クラインはその腕を水平に伸ばし、青い光を炸裂させた。

青き戦士となったクラインは、ゾドルガの前に再び立ち上がる。
「ウルトラマンクラインの周囲に異常なエネルギー反応を感知！」
エリーがキーボードを叩きながら淡々と呟く。
風が止むのと同時に、クラインは戦闘態勢を取った。
力強くも神々しい、不思議な威圧感を感じさせる構えだ。
その威圧感に押され、ゾドルガは一歩後ずさる。
（行くぞ！）
クラインは手から無数の青い光弾を発射する。しかし、ゾドルガはまたもそれをバリヤーで防いだ。
「また駄目なのか？！」
フブキが不安げな表情で言う。
「命あるものは、常に前に進む。それはウルトラマンとて例外ではない」
石室は、鋭い光を目に宿し、モニター越しに青いクラインを見つめた。
ゾドルガのバリヤーに入っていた小さなヒビが大きなヒビへと変化していったのは、その直後であった。

「すげぇ･･･！」
サクラノは思わず声を漏らす。クラインの放った無数の光弾が、無敵と思われたバリヤーを打ち破ったからだ。
バリヤーを破壊されたゾドルガはクラインに襲い掛かろうとしたが、
クラインの指先から発せられた青白い念力によって動きを止められた。
「青いクラインは超能力戦士か！」
β機の中からその光景を見たオマエザキが感嘆の声をあげる。
そして、ゾドルガは空中へとゆっくり運ばれてゆく。
空中で動きを封じられたゾドルガを見上げ、クラインは青い光を両手に宿す。
次の瞬間、その手をＬ字に組み合わせ、無数の青い光波を放った。
（うおおおおおおおおお！！！）
龍のような無数の光波は、全てゾドルガの元へと向かい、ゾドルガを貫く。
「俺たちも続くぞ！」
「はい！」
β機とγ機に乗ったサクラノ、コガラシ、オマエザキ、スギカワラも、レーザーで
無防備になったゾドルガをクラインと共に撃つ。
光を全身に浴びたゾドルガは、粒子となって崩れ落ちてゆく。
（この星は、僕たちが守る！）
スバルは仲間たちとの絆に答えるために、今持てる最大の力を込める。
一番巨大な龍の光波に貫かれたゾドルガは、空中で爆散し、悪夢のシナリオは崩れ去った。
「よっしゃあああ！」
コガラシが叫び、サクラノがガッツポーズをし、スギカワラはホッとした表情をし、胸を撫で下ろす。
石室は、どこか満足げにクラインを見つめていた。

クラインはミズノエノリュウの方を向き、ミズノエノリュウに向けて頷いた。
（この青い光に誓うよ、ミズノエノリュウ。必ずこの星と･･･この星に住むものたちを、守り抜く）
「ありがとう･･･ミズノエノリュウ。ありがとう･･･ウルトラマンクライン」
雲に覆われた静かな夜空の下、黒田は笑顔を浮かべながら、地球と同じ色を持つ二つの光に語りかけていた。

（あの悪夢のビジョンは、敵が僕の心を乱そうとして送ってきたものなのだろうか･･･）
屋上、スバルは青空を見上げ考えている。
（それに、あの魔人の正体は―？）
「何考えてるんです？」
「うおっ！」
その隣に、二つのコーヒーカップを持った黒田が現れる。
恐らくは司令室から持ってきたものだろう。
黒田はスバルに暖かいコーヒーの入ったカップを手渡し、笑いながら言った。
「あなたは考えてることが口に出ないタイプなんですね？」
「いえ、ちょっとミズノエノリュウのことを･･･」
スバルが丁寧な口調で答える。
「ミズノエノリュウ？」
「はい･･･彼は昔、人間たちによる都市開発によって途切れた地脈を元に戻そうとして東京を襲ったんですよね？
だったら、なんで街や人間を守ろうとしたクラインに力を与えたのかな、って思って･･･」
「それはきっと･･･」
「きっと？」
「ミズノエノリュウは、私達人間が作り上げてきた街も、人間達も大地の一部として認めてくれた。
だから、それを守ろうとしたクラインに力を与えたのんだ思います」
「街も･･･人間達も･･･？」
「わ、私の勝手な解釈なんですけどね。･･･でも私は、そう信じてる」
地球を吹き抜ける風と共に、青空に向かって黒田は言う。
「あなたもそうでしょ？ウルトラマンクライン。」
スバルは「はい！」と答えそうになり、慌てて口を塞いだ。

15話終了です
途中で規制かかってました。
バイバイさるさんうざいです･･･

15話読んでいて熱くなる大作でした。
悪しき外なる神々の魔人に立ち向かうドラゴンモードクラインの
描写は地球を守る守護神という感じで
そして共に戦うチームファイターとの合体攻撃で
魔人と悪夢のシナリオを打ち砕くシーンは熱かったです。

ところでゾアルガは破壊行動から察するに
パワースポットであるミズノエノリュウが眠る地を破壊するのが
目的だったんでしょうか？前々回ワームホール
前回から根源破滅教団が動き始めたのを見るに
大きな動きの前触れのような感じを受けるのですが

>>505
本当に乙。だが…
又クラインの登場パート抜けてません？
それとフォートアトラスは地上基地です…

>>506
はい、奴の目的はミズノエノリュウが眠るパワースポットを破壊することです。
更に補足しますと、悪夢のビジョンをスバルに送ったのは、自室に戻るスバルを追いかけていた人物です。

>>506
動きが始まってるんだろうね
しかしメンバー減少でナイトは低迷してんな…
そろそろNRの様にすかっと怪獣倒して欲しいもんだ

>>507
すみません、普通にフォートアトラスに関しては勘違いしてました･･･。
ＨＰ掲載の時に修正しておいてくれると助かります。
何故でしょうか、毎回クライン登場シーンが抜けてしまいます･･･。

「！」
スバルは咄嗟にボトルプリズムを取り出す。
「未来なんて･･･いくらでも変えて行ける！」
α機の中から光が現れ、落ちてゆくハルバードチェスターに向けて飛んでいった。
やがてその光は不死鳥の如き紅蓮の光に変化し、チェスターを包む。
光はそのまま、凄まじいスピードで炎の無いところまでチェスターを運んでいった。
「ウルトラマンクライン･･･！」
地面に置かれたチェスターの中からバレンタインがクラインを見上げ、言った。
「･･･お前には助けられっぱなしだな」
それを聞いて頷いた後、クラインは再び凄まじいスピードで炎に包まれた戦場へと戻っていった。

クラインは赤い光に包まれたまま、ゾドルガへと高速の飛び蹴りを放つ。
しかしゾドルガは自らの周りに円形のバリヤーを形成し、それによってクラインの飛び蹴りは跳ね返された。
背中を大地に打ち付け、倒れるクライン。
しかしその直後に立ち上がり、戦闘態勢をとった。
クラインは赤き姿から元の姿に戻り、手から光弾を放つ。
しかしそれもバリヤーの前には通用せず、跳ね返されてしまった。
クラインが苦しんでいる中、ゾドルガはクラインの腹部に膝蹴りを繰り出した。
そして追い討ちをかけるように、クラインの胸に連続パンチを叩き込み、怯んだ隙を衝いて首を掴み、締め上げた。
炎の中、もがき苦しむクライン。
（僕は･･･死ぬわけには･･･！）
悪夢と同じ光景が、今現実に起こっていた。

（かつてそれを守るために戦ってくれたあなたの気持ちが今も変わっていないのなら―）

>>511
改めて乙!
ドラゴンフォーム強い…
描写もとても濃く、見応えがありました。

個人的に今までで１番好きな話になりましたよ、15話。
次も期待してます！

>>464
そういえばそうでした。
それにしても目立たない戦艦だな・・・ハルバードマザー・・・

>>513
1話に出ただけでもマシ

>>511
乙。だけど一つだけ誤字発見しちゃいました
>>504の「だから、それを守ろうとしたクラインに力を与えたのんだ思います」 の「与えたのんだ」って元々は何？

>>515
「与えたのだと」じゃないか？

そういえば結局１７話の作者は？

>>517
>>488

せめて50レス位見直してな

>459-466　>470-481　>492-505
まとめサイト主様、第14話は御見事。迅速なるまとめサイトのエピソ−ド更新も乙です。
遂に本編にて四聖獣フォームが出揃い、劇中ガジェット屋としても目が離せなくなりました。
作家陣の皆様、力作を有難う。差し出がましいですが、今後とも宜しくお願いします。

>>453
まさしく我が意を得たり！　電光超人グリッドマン劇中におけるサポートメカ群の活躍を
(ゴッドゼノン&ダイナドラゴン)をアルケミースターズ&プロメテの子による合同チームの手で
再現できたら、と思いまして。(ルー博士の存在は失念しておりました。御無礼)
バーサークシステム、グローカーシリーズの機構を解析し、忌まわしき環境コントロールマシン
研究さえも限定的に解禁。かつて頓挫した「ヘルズキング・改」計画に対する諧謔も込めて
「ヘヴンズジャック構想」とでも名付けましょうか。(月並みですね…)

ただ、スーパーロボット大戦の一部タイトルで既に同様のネタ(機体)が…まあ、モチーフとしては
四聖獣(四神)も、四瑞獣(四霊)も割とメジャーな存在ですからね。四瑞獣達も、クライン世界に
相応しい形で心強い(同時に畏怖すべき)仲間として迎え入れられたら幸いです。

あと、四霊だと四聖獣の内の三種、亀(玄武/霊亀)、鳥(朱雀/鳳凰)、龍(青龍/応龍)、と重複する
様に思われますが、それを逆手に取ってクライン及び、FAITH戦闘ユニットの双方をサポート可能な
ウルティメット・ガジェットを登場させる事も可能です。委細はまたいずれ。

いい話が増えてきたんで、前半パートのオープニングコンテ考えてみたんだけどこんなのどうだろう。
歌詞は>>262をそのまま使う。

（イントロ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（タイトルロゴに、子供の声で『ウルトラマンクライン！』
暗闇の底　誰かが君を呼んでいる 　　　　　　　　　　　(夜明けのフォートアトラス)
それは誘いか　それとも助けを求める悲鳴か　　　　　(出動するチームピース)
いま目覚めのとき　いま答え探すとき 　　　　　　　　　(武装を整えるチームナイト)
いま光と共に立ち上がるとき 　　　　　　　　　　　　　　　(ハルバードに乗り込むチームファイター隊員、カメラに振り向くスバル)
暗闇の果て　何かが君を待っている　　　　　　　　　　 （マーブル模様の中に次々と浮かび上がる四聖獣の影絵）
それは嘆きか　それとも希望と未来の欠片か 　　　　（影絵フェードアウト、夜の闇に燃え上がる街と、それを見上げるスバル）　　　
いま歩き出すとき　いま勇気掴むとき　　　　　　　　　　（ボトルプリズムを取り出す）　
いま光と共に戦うとき 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（クラインの変身バンク）
未来の欠片が集い　希望の欠片が集い 　　　　　　　（怪獣？　の光弾をお約束のバック転でかわすクライン。クラインと交差するように現れ援護射撃するハルバード）
まだ見ぬ世界と出会うとき　　　　　　　　　　　　　　　　（クラインの周辺の街の姿がぼやけ、背景がマーブル模様に変わる）
光の子達が集い　正義の使者が集い 　　　　　　　　　（クラインの周囲に現れる四聖獣。各話にあわせたフォームチェンジが起きる）
一つの奇跡が現れる　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（再び燃える町に現れるフォームチェンジ後クライン）
ウルトラマンクライン 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（必殺技）
ウルトラマンクライン 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（夜明けの街に立つクライン。○○怪獣○○登場のテロップ）

>>515
すみません、そそっかしくて･･･。
そこ投下間際に修正したので。
「与えたんだと思います」です。
ついでに>>496の二行目「街頭」を「街灯」に直しておいて下さい。

>>520
良いと思うが一部変更案投下

暗闇の底　誰かが君を呼んでいる　　　（夜明けのG-10号）
それは誘いか　（出撃準備するピース）
それとも助けを求める悲鳴か　（出撃するナイト）
いま目覚めのとき　（ダイバーコクピット内のレンジャー）
いま答え探すとき　（司令室の石室、グレゴリー、フブキ、エリー、ジョニー）


光の子達が　（フェニックス）
集い　（タートル）
正義の使者が（タイガー）
集い（ドラゴン）

一つの奇跡が現れる
（その回のメインフォーム、聖獣フォームの場合は上部でノーマルと入れ替え）

ウルトラマンクライン　（上部で登場したフォームの必殺技）
ウルトラマンクライン　（光の空間で立つクラインとポーズを取るファイター）


こんな感じでどうすか？
ラストのシーンは平成的にはウルトラマン＋隊員が相応しいかと
怪獣紹介はやっぱ平成の基本スタンス本編開始前にサブタイトルと一緒で

ニタって猫又みたいに数十年も生きている猫なんでしょうね
猫の立場でのウルトラマンという斬新なアイデアが良かった
キャラ設定もなんとなく憎めないキャラだし

終盤にゾーリック復活と同時に
空を覆い尽くし人々を襲うトビシやバイアクへーに襲われている根水夫婦を
ニタが助ける展開があってもいいかも

逆に傷ついたニタをネミズ夫妻が助けるのもいいかも

>>522
その回のメインフォームが定まらない場合もありますし、フォームごとの
差し替えは無しにしませんか？
>>523.>>524
心を入れ替えたネミズ夫妻がニタのために新鮮な生サンマを持ってきて、
それによってニタも人間のことを理解し、ネミズ夫妻を守るために戦う、とかはどうでしょうか。

何度もしつこいようですが、そろそろ本当にクラインのデザイン決めた方がいいと思います。

>>525
でも戦いの途中で倒れちゃって死んだかと思われたけど二人に
助けられて、戦いが終わったら二人に飼われたってのは？

>>522
作曲はしますか？

そろそろ20〜２６話決めない？

>>528
よし、案を頼む

だいたい平成は20話あたりで前後編があるけど・・・
クラインは6･7話でやってるし、
やったとしてすぐアグルが出る


23話か24話に防衛軍を全滅させた星人話なんか

20話>>50
21話>>50
22話>>343
24話>>51
後22か23話で誰かグレゴール子弟の話を書くって言っていたような
そして25話からいよいよアグルが登場する前後編だったはず
鬼塚隊長のトラウマになっている宇宙人は22話の邪蟲を放った
黒幕宇宙人として登場するのはどうでしょう？
一話だけだと勿体無い設定ですしアビアやチェーン星人などの
極悪宇宙人連合のリーダーとして（実はこの宇宙の真実に気がついていて
ゾーリックと契約を交わしているとか）登場するとか

じゃあまた作者の方々に予約入れてもらうか

20話以降もですけど、次々回の17話の作者がまだ決まってない…
自分でよかったら書きましょうか？

１４話の原案書いた者です。
まとめサイト主様、漏れの原案をこんなに素敵なストーリーに
仕立ててくださって、本当にありがとうございます。
遅れながら、厚く御礼申し上げます。マジ感謝。

>>533
お願いします。自分が担当する18話は17話で新メンバーの
大体のキャラを見ないと冒頭が書けないのです…

23話予約します。どの23話は空いてるようだし
グレゴール師弟の話です。90％完成してます
あとはチームナイトの補充隊員のキャラと、佐藤が復帰してるかどうかさえわかればすぐ投下できます
サブタイは『宇宙の拳豪』と『燃えろ！必殺宇宙拳』のどっちがいいですかね
ちなみに前者のサブタイがメビウス16話と似てるのはわざとです

>>535
追加メンバーの人数や面子で希望とかありますか？

そろそろ劇場版の案もまとめないか？

>>537
人数は3人って話でした
メンバーはお任せしますが、別の希望で
メンバーにクラインを軽視させた状態で終わらせて
くれると、凄く有り難いのですが…

２クールはグレゴール師匠を除き宇宙人は全員極悪だったけど
（代表は鬼塚の仇敵）３クールは仲良くできるかもと思われる
宇宙人の話も欲しいですね。最終決戦は地球怪獣だけじゃなく
宇宙人も参戦してほしいし、バルタン星人やジミー星人の話
とか

第17話「タイトル未定」
宇宙工作員ケダン、宇宙工作員ケーブ登場
>>539
わかりました。ただ、純粋にクラインを助ける様な感じは無いです。
>>540
一応、17話登場の片方は友好的な宇宙人の予定です。

すいません。トリップ間違えました。
>>537＝>>541です。

>538
まずは >>154-156 を解決しませんと。私は◆y8iIjqTf7I 氏の>155下二行の案を支持します。

>>541
はい、純粋には助けない方が有り難いです

遅れてすみません。16話、投下します

予告
エ「宇宙を支配しようとたくらんだ・・・」
オ「ウルトラマンにも信頼できる仲間たちがいた」
石「彼らは常に前へと進んでいる」
ス「守るべきものがあるから僕は負けない!」
次回「勇気をつかめ」

エ：エリー、オ：オマエザキ、石：コマンダー、ス：スバル

「勇気を掴め」宇宙帝王ヌアザ星人再生イシリス 登場

月で睨み合う二人の巨人。ウルトラマンクラインと異形の宇宙人。
もうクラインの胸の発光体、カラータイマーは赤く点灯しておりどちらが優勢かは火を見るより明らかである。
取っ組み合う二人、宇宙人はクラインを軽々と持ち上げるとそのまま叩き落し蹴り飛ばした。
「・・・守護聖獣よ・・・僕に力をっ!」
スバルがそう思うと同時にクラインの体が光り輝いていく…だがその姿は変わらない。
宇宙人はクラインを蹴り飛ばしさらに投げ飛ばす。立ち上がったクラインに宇宙人の拳が飛んでくる。
文字通り手も足も出ない。宇宙人の咆哮とともに今度は飛び蹴りがカラータイマーに直撃する。
追い詰められたクラインは残された力を振り絞りクライニウム光線を放つ。その光を受けた宇宙人は踏ん張りつつも後ろへと下がっていく。
宇宙人の体がだんだん分解され青く変色していく。もう少しだ。
勝った、スバルがそう確信したとき、その体に強い痛みを覚えそのまま月に倒れむ。何故！？
赤く光る宇宙人の手、ここから放たれた光線がクラインから残された力を奪った。
「力のない愚者は力のあるものに滅ぼされなければならぬ。死ね。」
宇宙人がそういい終わると同時に再び放たれる光線・・・クラインはそれを避け宇宙へ飛び立ちそのまま去っていった、いや逃げていった。

どれほど時間がたっただろう。スバルは自室で悔しさに塗れ倒れていた。守護聖獣が力を貸してくれていたら・・・・
力を貸してくれていたらあの宇宙人に勝てただろう。
「はたして私達が力を貸していたら勝てていたかな？」
その声の先には老人が立っていた。そうあの故郷の恩師、守護聖獣だ。
老人はスバルを見下ろしながらさらに続ける。
「それは・・・」
「私達の力を君が使えなかったのは君の心の強さがあの時、力が使えるほど強くなかったからだ。いまもそうだ。君は怒りと悔しさに埋もれておる。」
ただ立ち尽くすスバル、あの時、スバルはただ宇宙人を倒そうとしていた。仲間も守るものも居ない孤独な星で。
しかしそれの何がいけないのかスバルはわからなかった。
「君はとても強い人間だ。君なら答えを必ず見つけ出せるはずだ。」
老人はそう優しく言うとともに消えていった。
（僕自身が・・・見つけ出す・・・・）

その頃司令室にはジョニーとイデイ、エリーだけがいた。まだ早朝だ。寝ている隊員もいればトレーニングをしている隊員もいる。
「イデイ隊員、最近顔色が悪いデスネ。」
「あれ飲んじゃったんだ・・・」
「あれデスカ・・・。」
どうやらイデイはとんでもないものを飲んでしまっていたようだ。
「ああ・・・もうキノコは食えないな・・・」
「キノコを食えなくても人間は死にません。」
悲しそうに言うイデイ。それに対し変な励まし方をするエリー。

本部からやや離れた林道を走るのはチームナイトの面々と財前。彼らの屈強な体はこうして作り上げられていく。
しかし全員がまじめに取り組んでいるわけではない。そうあの男が・・・
「里美隊員、ちょっとお休みしませんか?」
バレンタインが里美に近づき声をかける。しかし・・・
「バレンタイン隊員、今は訓練中ですわよ。」
見事に跳ね返された。失速していくバレンタイン。あっという間に内藤に抜かれ一番後ろだ。
「ああ・・・もう駄目・・・」
「バレンタイン！置いていくぞ!」
疲れきってそう呟く外国人を突き放す鬼塚。いつもの光景だ。

昨夜の月での戦いがまるでなかったかのように地球は平和だ。だが地球にも黒い影が確実に近づいてきていた……。

スバルはトレーニングルームにいた。たった一人でトレーニングを積むスバル、だがわからない。
守護聖獣の言っていた「見つけるべきもの」が・・・。
「おっ、スバル。こんな所にいたのか!」
考え込んだスバルに声をかけたのはオマエザキだった。
「隊長・・・僕は急に前が見えなくなってしまいました・・・」
「どうしたんだ、ついこの前、魔人を倒したばっかりじゃないか」
「ですけど、どれも直接倒したのはウルトラマンです。」
「だがウルトラマンだけでは負けていた。今までのウルトラマンも信頼できる仲間達がいたから強力で巨大なモンスターにも勝つことができたんだ。」
「仲間がいたからこそ・・・」
答えが出掛けた・・・あの時、自分に足りなかったものは・・・。
「そして彼らと我々は常に前へと進んでいる。前へ進めるのは仲間がいたからだ。」
そう続けながら石室もトレーニングルームに入ってきた。オマエザキも少し驚く。
「コマンダー！ああ、そういえば毎日、コマンダーもここで・・・」
静かに頷く石室。スバルの中で答えが出掛かっていた。もう少しだ。だがその本当の答えはまだ見つからない。


その日の昼、スバルは一人でパトロールに出ていた。ドーベルを町には知らせるが特に異常はない。
あるとすれば街中を歩く異様な集団がいることぐらいだ。
「こんげんはめーつ、こんげんはめーつ」
そう言いながら歩く集団。その数は約20人ほどか。大規模とは言わないでも中規模ぐらいはありそうだ。

レンジャーは数人がトレーニングルームに行き揃ってはいないようだ。ファイターもほとんどではあるがスバルがない。
いつもならばナイトとピースの口論が始まるところだが今日は起こらない。いや最近さっぱりなのだ。
かつてはピースとよく対立していたバレンタインもあまり過激なことは言わなくなりピースの財前もやや丸くなったようだ。
隅ではモミジオカとスギカワラが将棋をしていた。どう見てもスギカワラが圧倒的優勢である。
「王手です。」
「え、えっ！ま、待った！待った！」
大慌てするモミジオカ。彼はどうやら劣勢だったことを理解できなかったようだ。
「待ったはなしでしたよねー？」
「いやお願い！本当にお願い!」
「駄目です!」
スギカワラの無慈悲な一言、肩を落とすモミジオカ。
「あーあ、負けたら焼肉5人前を奢るなんていわなきゃよかった・・・俺、なに食っていけばいいんだよ。」
しかしモミジオカは落ち込みつつもこう思う。
（スギカワラ・・・妹さんがああなったの・・・本当に強いな。彼は）
中央では里美にちょっとずつ近寄っていくバレンタイン。
「バレンタイン！」
突然話しかけられ驚くバレンタイン。彼の後ろに立っていたのは内藤だった。
それにしても目立たない。空気のような存在感だ。
「あ、なんだ？」
「新しいカップ麺買ってきたんだが・・・」
「そんなことで呼ぶなあああ!!!」
怒って叫ぶバレンタイン。しかし声があまりにも大きい。
「う　る　さ　い　。」
今度は読書中だった里美にバレンタインが怒られた。激しく落ち込むバレンタイン。
本当に落ち込んでいる。顔が少し青い。

司令室がこうなっているとき、スバルは公園で昼飯を食っていた。
彼はできればマイの手作りがよかったと思っているが残念ながらコンビニ弁当だ。
そんな彼を一人の男が見つめていた。男はスバルに近づいていく。
弁当を味わいつつ食べるスバルは自分に近づいてくる男の存在に気づけなかった。
スバルが男がそこにいると気づいた瞬間に体中を舞った。
「たいした事ない奴だ。ホムラ・スバル、いやウルトラマンクライン！」
男はそう言いながらスバルに再び殴りかかってくる。
スバルは男の顔に見覚えがあった。アラクネアを操っていた男、彼と瓜二つなのだ。」
男のパンチをかわしたスバルだが男のキックが腹を直撃しその場に座り込む。
「お前は!」
「どうやら俺の片割れが世話になったようだな。」
男の体がどんどん変化していく。あの村で会ったあの異形の宇宙人と同じ形の物へと。
違うところを言うならば体色であるか。前回のは銀だったが今回のは赤い。
「俺はチェーン星人ライト。この前お前と会った奴はレフトだ。」
自己紹介しながらも宇宙人はスバルに猛攻を加えていく。倒れこむスバル。
宇宙人はスバルを見下ろしながら言う。
「ここで俺が貴様を倒すのは簡単だ。でもそれじゃ俺もお前も面白くないよなぁ?」
宇宙人がそういい終わると同時に空から何かが降ってきた。ワームホールからでもなく直接降りてきたわけでもなく。
降りてきたのは月でクラインを圧倒したあの宇宙人だ。咆哮しつつ市街地を破壊していく。
突然現れた宇宙人に市民ができるのは逃げ惑うことだけである。

「ヌアザ星人イシリス、かつて宇宙を支配しようとたくらんだ宇宙帝王の異名持つ宇宙人です」
「そんな大物がもうきやがったのか!」
「はい。しかしイシリスは完全に消滅したはずです。ヌアザ星人の種族自体もイシリスによって滅ぼされています。」
思わぬ強敵の登場に驚く隊員達。さらにエリーによると宇宙人はもう消滅した存在らしいのだ。
「まずは非難を優先し攻撃はその後だ。」
コマンダーの言葉でファイター、ナイト、レンジャーが次々と出動していく。


「ハッハハハ！お前にこいつと戦う勇気ってもんがあるか?ハッハハハ！」
スバルを嘲笑いながらチェーン星人は消えていく。残されたスバル、だが・・・
「勝てるだろうか・・・あいつに・・・」
敗北を恐れ変身できないスバル。そうしている内にイシリスは町を破壊し悲鳴を体に浴びながら笑い声を上げる。
「あー！」
イシリスが破壊したビルの破片が無慈悲にも一つの家族に落ちてくる。
「あれは！」
家族を守り現れるクライン。敵が怖くても彼らを見放すことはできない。
「現れたな。ウルトラマンクライン。今度はこの星の愚かの存在とともに滅ぼしてやろう。」
クラインに向け光線を放ちながら突進してくるイシリス。クラインはそれを空中に行き避けイシリスの頭部に目掛けキックを放つ。
怯んだイシリスにクラインは手刀を食らわしさらに続けていく。だがイシリスもクラインの顔面に目掛けパンチを放ち、さらに平手打ちで吹っ飛ばす。
倒れたクラインの首をイシリスは絞めていく。イシリスの手は赤く発光しエネルギーを出していることがわかる。
「ウルトラマンを援護する!」
鬼塚の命令とともにハルバーソウイングが、ハルバードチェスターが次々とイシリスに向けレーザーを撃っていく。
怯み手を離すイシリス。クラインはそれを蹴り飛ばし距離を開ける。

「非難は完了した!」
指令を出している鬼塚に大塩からの待っていた言葉が届く。
チェスターから放たれるハルバードバニッシャーがイシリスの体を貫く。これはイシリスも大きな痛手を打ったようだ。
「我は宇宙の帝王!イシリス！貴様らなどにはああ!!」
怒ったイシリスの空へ地上へとのエネルギー弾を乱射していく。クラインもFAITHもこれには攻撃ができず圧倒されていく。
「うわああああ！」
「スギカワラ！！！脱出しろ!」
「脱出装置が故障しています!」
とうとうスギカワラの乗るαに光線が直撃し墜落していく。それを完全に破壊すべく光線を放つイシリス。
誰もが最悪の状況を考えイシリスが笑おうとしたそのとき、その光線はイシリスへと返っていきイシリスの体に直撃をした。
「クライン！あの姿は・・・・」
そこにはαを左手に持ち右手でイシリスの光線を跳ね返すウルトラマンクライン フェニックスモードの姿があった。
「イシリス！守るべきものがあるから僕は負けない!勇気も失わない!」
スバルの言葉を聞いたイシリスは怒り狂い光線を乱射していく。それをクラインは手から放たれるフェニックス光弾で相殺しつついくつかの光弾を当てて行く。
大きく怯んだイシリスにクラインは飛行しつつ突進し宇宙の帝王を空中へと飛ばしていく。
そのまま吹き飛んだイシリスに目掛け火球弾、フェニックスファイアを放つ。
「弱者がぁあああ！この宇宙の帝王である我に!!!弱者滅ぶべし!」
火に飲まれた宇宙の帝王は呪いの言葉を残し燃え尽き、今度こそ完全に消滅した。
夕日を受け輝くクラインに、スバルに老人が再び話しかける。
「スバル、君は本当の勇気を知ったようだ。一人で無茶をするのが勇気ではない。本当の勇気は仲間たちとともにつかむものであるということを」
静かに頷くスバル。そしてクラインを地上から見上げるピースのメンバーやスギカワラにも笑みが浮かぶ。
「よし！帰ろう！」
鬼塚の驚くほど明るい声と共に帰っていくFAITHの戦闘機、そしてクライン。空には星が輝きだした。

その夜、地球の、日本のどこかにチェーン星人の二人はいた。
「ハハハ、あの程度で勝ったと勘違いしているようだな。あいつらは」
「フフフ、まだ小手調べ、能力を調べているだけだというのに・・・まったくおめでたい奴等だ。」
ライトの言葉にレフトも笑い出す。だが彼らの後ろに新たなる宇宙人が現れていた。
「これはこれは、何年も地球に居座ることになった間抜けではないか。」
そこに立っていたのは黒服に黒い帽子、黒尽くめで小太りな男。ライトは怒り彼に殴りかかろうとするがレフトがそれを制す。
「何の用だ、ノワール星人。そして・・」
レフトが眼鏡を上げ見た先には一つの目が浮かんでいた。いや目の持ち主は闇に溶け込んでいるだけで体もある。
地球に集結しつつある宇宙人、彼らの目的とは一体・・・。

1６話乙です！！
バレンタイン隊員がなかなかいいキャラになってきたと思います。
チームナイトとチームピースも徐々にわだかまりが消える展開もいいですね
（次回の新人とはまた対立してしまうのでしょうが・・・）
そして次々と集結しつつある極悪宇宙人連合・・・ノワール星人の
横にいる一つ目の影が鬼塚の仇敵でしょうか？
根源破滅教団も不気味な印象を与え段々とシリアスな展開に
なってきているような気がします。

ところで内藤がカップ麺を買ってくるシーンは破壊神なのに
パシリさせられる姿を想像すると少し憎めないかも

16話、いいと思いますが、訂正を一つ。
避難救助を行うのはレンジャーでなく、ピースです。

宇宙人連合とゾーリックはどういう関係何だ？

第20話担当したいです。
>>50の案でないと駄目でしょうか？
駄目ならそれに従って書きます。

自分も次の予約入れたいと思います。
ただ２４話を書きたいのですが、原案者の方を優先します。
いらっしゃいましたら返事を頂けると幸いです。

遅れましたが、16話乙です。
聖獣が揃った今、二度目の「第一話」のような気がしました。
僕が勝手に作った聖獣人間体も有効活用してくれて嬉しいです。
>>554
内心「何で俺が･･･」とか思ってるでしょうねｗ

>>558
まとめ主様自分は２１話と２４話の設定を考えた者ですが
設定は思いつくのですが台詞とか文章を書くのが苦手で
書いて頂けるのでしたらこれ以上の幸せはございません。
どうかよろしくお願いします。
>>556おそらくリーダーの宇宙人はこの宇宙の真実を知り
ゾーリックと接触しているものと思います。
（ガイアの気候制御システムを操っていた未来人のように）
自分達だけはゾーリックが復活しても生き残れるようそういう契約
を結んでいる雇用主と傭兵みたいなものかと
だたゾーリックがそれを守るとも思えませんが

ところで劇場版ですがダイナがTV版で登場する前が二作目のアスカ帰還
話として1作目も自分アイデアはあるのですが出してもよいでしょうか

>>560
お願いします
二本作れと言った癖にアイディア出せなくて困ってました


それと17話作者さんお手数ですが補充メンバー決まったら
教えて頂けると非常に有り難いです
相変わらず遅筆なんで17話直後に投下は出来るかわかりません…

>>560
17話の補充メンバーは森、山本、高橋の3人です。
ただ、17話はバレンタイン、里見メインの話何で3人は顔見せ程度です。

あと、今更なんですが劇場版って2作必要ですかね？ダイナ厨なんで、
アスカ帰還話は外せないと思うが、劇場版の話が全然まとまらない
今の状況を見ると、TV版の客演話で気合入ったのを作った方がいい気がする。

>>562
了解しました。17話期待してます。

１６話、お疲れ様です
チェーン星人がいい味出してたと思います
バレンタインｗｗｗ

≫５３１
邪蟲を尖兵に送りつけるですか
いいですね、じゃあ２１話で鬼塚の仇敵の星人だそうと思います

≫５６０
星人連合のリーダーってチェーンで確定ですか？
それぞれの目的がある奴がお互いを利用しあうためにあえて手を結んでるってのはどうでしょう
例えばチェーンは地球人とゾーリックが殺しあってどっちかが勝った後に勝った方を葬って地球を手に入れるためにあえて味方してるとか
侵略考える宇宙人って他の奴にまじめに協力しないと思うんですよ

鬼塚の仇敵の宇宙人の名前
殺戮凶人「ボルヴァン星人」
で行こうと思います

>>557
霧門岳の噴火とそれが根源破滅招来体と関りがある事は
次回２１話の伏線にもなっているけど
他の（怪獣）（魔人）の名前とか話の粗筋とかは
557様が自由にアレンジされていいと思います。

>>564
とりあえず今のところの星人連合ですが
アビア
チェーン星人
ノワール星人
ヌビア星人（イシリス）
そして２２話で登場のヴォルヴァン星人

後ノワール星人の横にいる謎の一つ目星人（自分はこれが鬼塚の仇敵と
推測していたのですが）
の６体ですけど確かにそれぞれの目的のために利用しあっている
方が悪の協定っぽくていいですね
チェーンがゾーリックの存在に気がついているとなると
他の５人もこの宇宙の真実に気がついているという事でしょうか？

後劇場版本当どうしましょう
１作目ですが
自分が考えていたのは前スレで上がっていたウェポナイザー軍団
の話をアレンジしてＴＰＣで裏で権力を持っている
人類至上主義のナグモ派の陰謀（Ｇシリーズ計画、ウェポナイザー計画）
に巻き込まれるＦＡＩＴＨの戦いを考えていました。
でも２作目のダイナ帰還話の方がグランスフィアが地球を
スフィアドームで覆おうとするなどスケールも大きく
劇場版には相応しい内容だと思うのですが・・・・。

客演回に合わせて劇場版第２作でダイナ復活案ですが
客演開始が２５話以降の第3クールからだから
劇場版第1作を２６話後とすると２作目をいつ作りますかね？

17話以降の作者さんには、新技や新兵器を出す場合
本編終了後に解説を載せて欲しいんだがどう思う？

それと技設定作ってる人どうなった？

>>568
前にノーマルとフェニックスの技解説をした者ですが、トータス以降
放置ですいません。今日か明日の夜には17話を投下する予定なんで、
それ以降に順次、作っていくつもりです。

>>565
わかりました。
本筋はそのままに、怪獣の設定などを変えていきます。

>>568
了解しました。
もし既存の設定にない技使う場合は話の後投下します。

投下は土日になると思います。次回予告だけは先に落としますが。

あ、言い忘れてましたが、20日から23日まで都合があって来れません。

星人連合ですが
彼等にゾーリックの情報を流したのは
ダークルシフェルというのはどうでしょう？
アビアと内藤が11話で目を合わせたのはただの偶然とも思えませんし

それと映画の１作目にタイニーバルタンとダークバルタンを
登場させたらどうかなっと考えています。
ナグモ直属の秘密機関は怪獣や宇宙人をウェポナイザーに改造したり
人体実験を通して人造ウルトラマン制作のためのデータを調べていて
地球に久し振りに訪れたタイニーバルタンが彼らに囚われたという設定で
彼女を助けにきたダークバルタンもナグモ機関がデスフェイサーのデータ
と今までＧシリーズのデータを合わせた最強のＧ−０号ロボット形態
に苦戦するという感じで

>>573
良いですね。
バルタン星人と肩を並べて戦うクラインとか見たいです。

そいえばFAITHは宇宙にまだ出動してないが１８話で出るの？

>>575
出るでしょ
ハルバートマザーの主砲名まで聞いてきたし

と書いたところで主砲名が決まってない事を思いだした

>>567
確かに…第３クールの間に劇場版を２作も作るのは
大変っていうか無理じゃないか？
かといって第４クールや最終回後にダイナ客演
やってる場合じゃないし。

>>573
でも13話で内藤とチェーン星人が戦っていませんでしたか？

>>753
しかし劇場版１作目を考えて思ったのですが
かつての宿敵だったバルタン星人が主人公達の味方となり
ナグモ達一部とはいえ人類の権力者が敵となる展開は
皮肉めいたものを感じます。

劇場版でイルマ総監がナグモの悪行の証拠を独自に集め
後一歩まで追い詰めるのですがTPC内でもいまだ怪獣や宇宙人を
敵と見る者も多く結局ナグモを更迭させることができず終盤の「闇の祭壇」に
繋がっていきます。

ナグモはティガ劇場版でもF計画の推進者として結果的に最悪な事態を招いた
のにその後登場しなかった人物。彼が写るカットでは
よく奇妙な文様を持つ指輪がアップで映されるのですが
クトゥルフ神話でこういう奇妙な物をつけている人物は大抵
旧支配者に関係ある悪人が多いんですよね・・・・・・。

すいません>>574の間違いでした
>>577
やっぱり予算的には無理がありますが、ビデオや
インターネットでの外伝ストーリーとしてはどうでしょうか？
>>558
１２話の件ですと戦ってはいるのですが
内藤がチェーン星人の正体を暴いた時、
チェーン星人の方も内藤をさすがチームのエリートだと
内藤がFAITHの仲間である事をことさら印象づけようとする台詞
があったもので

小説なんだから予算とか現実的な事を考えるのはやめようよ･･･

でも、予算とかそういう話じゃなくても同一クール内に劇場版2本作るのは無理じゃないか？

ダイナ客演映画を２６話後の第1作にして
ナグモの話を第4クール頭の第2作とすれば
なんとかなると思うが。

主砲の名前、どうする？

普通にマザーキャノン
もしくはハルバードキャノン

劇場版案のまとめ
第1作　アスカ帰還
ダイナとの最終決戦で消耗したグランスフィアが
本体であるゾーリックの力を受けて復活
突如宇宙から飛来した漆黒の球体を中心に地球を
浸食していく超空間スフィアドーム。その内部に
侵入して球体を破壊しようとするが合成獣が次々と現れる。
ドーム内部はこれまでにグランスフィアにとりこまれたものたち
が混在する別世界になっており、アスカもその中にいる。

宇宙同化巨龍スフィリム
黒い球体の姿で宇宙より飛来。超空間スフィアドームを
周囲に発生させるとともに地底合成獣ネオデゲルなど
これまでに倒された怪獣、宇宙人を利用した合成獣で
侵略活動を行った。
８体の合成獣の死骸を取り込み黒く巨大な
龍の姿になった。

第2作
ナグモ直属の秘密機関は怪獣や宇宙人をウェポナイザーに改造したり
人体実験を通して人造ウルトラマン制作のためのデータを調べていたりした。
地球に久し振りに訪れたタイニーバルタンが彼らに囚われた。
彼女を助けにきたダークバルタンもナグモ機関がデスフェイサーのデータ
と今までＧシリーズのデータを合わせた最強のＧ−０号ロボット形態
に苦戦する

１作目で最終的に帰ってくるアスカは
統合されたクライン世界に戸惑うでしょうね
今までグランスフィアの中で漂っていたわけですし
それとも彼も記憶を改竄されるのでしょうか？

世界がくっついてるのを知っているんだけど、それは人間自らの手で気づかなければならないと思ってあえて言わないってのはどうでしょうかね？

>>584
>主砲の名前、どうする？

アルティメイト・ランス（or ウルティメイト・ランス）
　とか
バルディッシュ・インパクト
　とか
アルティメイト・バルディッシュ
　なんてどうです？

アルティメイト =ultimate（究極の）

ランス＝lance（ヨーロッパの騎兵用槍、振り回すのに適していない形状で、
馬で突進しすれ違いざまに突き刺す一撃必殺兵器）

バルディッシュ＝bardiche（東ヨーロッパからロシアにかけて主に使用された
武器。 西ヨーロッパのハルバードに相当。ただし刃が極端にでかい。）
インパクト=impact(衝撃)

遅くなりましてすいません。17話は今夜投下します。
ケ「この反応はケーブか。面倒な奴が来たな。」
鬼「戦いの最中に何、よそ見をしている！」
バ「俺は死んだふりのプロだ！他の奴はともかく、俺の目は誤魔化せない。」
里「それ、本気だったんですか？」
ケ「その憎しみからは、決して逃れられられない…」
次回『戦士の撒くもの』

ケ：ケダン、鬼：鬼塚、バ：バレンタイン、里：里見

期待あげ

>>590
バルディッシュ・インパクトに一票。

空気を読まないレスですみませんけど、
第４クールでティガのウルトラの星みたいに一話だけ昭和系列ウルトラマン客演の話は無理でしょうか？
出すなら初代はティガで出たのでメビウスがいいかなと思うんですけど・・・

>>594
「無限大の絆」とかどうですか、タイトル。

>>594
4クールの頃にはもう平行宇宙が融合されている
事実に気づいて、ルシフェル中心の連続ストーリーに
なってるはずだから難しいんじゃ？
かといって3クールも宇宙融合の謎解きに話を
あてないといけないですし。

>>590
バルディッシュ・インパクト、このまま異論が無ければ使わさせてもらいます
なんか玩具催促回になりそうです…
おそらく投下は日曜中になります

嵐の前の静けさage

>>579
ナグモはティガ劇場版でもF計画の推進者として結果的に最悪な事態を招いた
のにその後登場しなかった人物。彼が写るカットでは
よく奇妙な文様を持つ指輪がアップで映されるのですが
クトゥルフ神話でこういう奇妙な物をつけている人物は大抵
旧支配者に関係ある悪人が多いんですよね・・・・・・。

旧支配者に関係しているので、
ナグモが実は闇に関係している人物で、
Ｆ計画を進めて人類を自滅へ追い込もうとしたというのは？

その考えおもしろいですね。
ナグモは人間の為に動いていたように見せかけて
実は破滅に向けて動いていた闇の使いだった。
それならティガ劇場版での半ば無責任な計画も
理解出来ますね

>>599
ナグモは「闇の巨人の祭壇」で
ルルイエ浮上と共に人面痣が浮かび上がり
さらにダークルシフェルの手でクトゥーラになる事から
元々彼の家系はルルイエに住んでいた闇の一族の
末裔というところでどうでしょう。

映画版の台詞が思いついたので書いてみます。
イルマ「あなたは過去の過ちを再び繰り返すというのですか！
　　　　それこそこの世界を支配する闇の思惑どおりなのかもしれないのに」
ナグモ「ふ、ＦＡＩＴＨのレポートは目を通したが
　　　　だからどうだと言うのかね？むしろ平行世界の素晴らしい技術
　　　　が我々人類の、いや私の手で統合されるのだ！！
　　　　闇の思惑など我等の手で量産されたウルトラマンの力で
　　　　どうとでもなる！いや我等地球人が全宇宙の支配者と
　　　　なる術をようやく手に入れることができたのだ！！」
イルマ「・・・・過ぎたる力はいずれあなたを滅ぼしますよ」

悪人は、生まれたときからまともな人間ではなく
初めから呪われた悪人だという設定はあまり好きじゃないな。

第17話『戦士の撒くもの』
宇宙工作員ケダン、宇宙工作員ケーブ登場

鬱蒼とした木々の間を一人の男が走り抜けていく。
「まさか、こんな星の防衛網に引っかかるとは…しかし、しつこい奴等だ。」
黒いコートを纏った男の言う奴等とはチームナイト。
空からは鬼塚と里見、内藤がチェスターで、地上からはバレンタイン
と見慣れぬ３人が追跡している。
「できれば闘いたくなかったが…仕方ない。」
森を抜け拓けた場所に出てしまい、チェスターからも攻撃を受けている
男は、宇宙人の姿に変わった。
「正体を現しやがったな。くらえー！」
見慣れぬ３人の内の１人、森がハルバードガンを連射し突撃していく。
「森、フォーメーションを乱すな！バレンタインさんが先頭だろ。」
２人目、山本が叫ぶと、３人目、高橋も続ける。
「すいません先輩。あいつ訓練学校時代からあんな感じで。」
「気にするな。今入院中の奴もあんな感じだし、ナイト内じゃ
珍しくもない。まぁ、報告書を積み上げるタイプではあるがな。」
そう答えると、バレンタインは森に追い付くために飛び出していった。
（何だかんだ言っても３人共動きが鈍いな。まぁ、所属初日が実戦
じゃしょうがないか。こりゃ、チェスター頼みだな。）

宇宙人はチェスターの攻撃を避けると反撃をする。しかし、
チェスターもそれを見事に避ける。
（上手い…いや、あの宇宙人に当てる気がないのか？現にあれ程
目立っている森ですら攻撃をくらっていない。）
チェスターの攻撃を避け続ける宇宙人は、突然空を見上げ呟いた。
「この反応はケーブか。面倒な奴が来たな。」
一瞬の隙だったが、鬼塚はそれを逃さなかった。
「戦いの最中に、何よそ見をしている！」
怒号と共に放たれたハルバードバニッシャーが命中し、大爆発と
共に宇宙人の姿は消えた。

司令室に帰還したチームナイトは久々の勝利に沸き立っていた。
特に、新人の３人は完全に舞い上がっている。
「凄かったですよ鬼塚隊長。」
「一瞬の隙を逃さない見事な一撃でした。」
次々に浴びせられる賞賛の声に
「騒ぎすぎだ。俺はチームナイトの隊長として任務を遂行しただけだ。」
と体裁を整えるが、鬼塚も満更では無いようだ。
しかし、そんな司令室から１人静かに出て行く者にスバルは気付いた。

「どうしたんですか、バレンタインさん？」
廊下で呼び止められたバレンタインは振り向かずに答える。
「奴は生きている。」
「え!?」
「奴の行動には不自然な点がある。それに、あれは死んだふりだ。」
「何でそんなことがわかるんです？」
「俺は死んだふりのプロだ！他の奴はともかく、俺の目は誤魔化せない！」
スバルより早くつっこむ声が後ろから聞こえてきた。
「それって本気だったんですか？」
振り向くとそこには里見が立っていた。
「当たり前だ！だいたい何でここにいる？」
自分の特技をネタと思われたためか、機嫌の悪いバレンタインに対し、
「隊長にお目付役を頼まれたからです。どうせ、また無断で出かける
気だろうからって。」
と事も無げに言う。
「ケッ、どーせ俺達は前科持ちだよ。」
ぶつぶつと文句を言うバレンタインさんを先頭に格納庫へと向かった
３人は、ドーベルで昼間宇宙人が消えた場所へと向かっていった。

夜の山道を走るドーベルで、突如エイリアンセンサーが警告音を鳴らす。
「まさか本当に？」
「おまえ、信じてなかったのか!?」
思わず本音の出たスバルにバレンタインが噛みつく。
「目標は１km程先に居ます。どうやら洞窟があるようです。」
里見の冷静な報告を聞くと、３人は夜の山へと入っていった。


「何だお前達は？」
額に銃を突きつけられた状態で、宇宙人に質問された里見は辺りを見渡す。
スバルとバレンタインがすでに地面で悶絶しているのを確認すると、
「私たちはＦＡＩＴＨです。」
「ＦＡＩＴＨ…昼間、俺を追ってきたのもお前達だな？その男に
は見覚えがある。」
男は一瞬バレンタインに視線を向けたが、すぐに里見に戻し、
「俺に侵略の意志はない。この星を守るつもりなら俺を追いかけ
回しても無駄だ。」
そう言って、銃を下ろすと洞窟の奥へと歩いていった。

「待ちなさい。過去にあなたと同族と思われる宇宙人が侵略目的
で地球に来たというデータがある以上、その言葉を鵜呑みにはできません。」
「ケサムとケルスの事か…確かにその２人は同じ組織にいた元部下だ。
だが、俺はもう組織を抜けている。」
「じゃあ、あなたが地球にきた理由は何ですか？」
「この前ドジを踏んで作った傷の治療をするために寄っただけだ。
別に深い理由はない。」
男は袖を捲ると傷を見せた。
（私たちの武器で付けた傷じゃない…）
救急ツールを出し始めた里見に男が尋ねる。
「何をしている？」
「傷の手当てをします。あなたの言葉を信じて。その代わり手当てが
終わったら早く地球を去った方がいいです。地球は、今異星人に対して
敏感になってますから。私は里見杏子です。あなたは？」
「ケダンだ。すまない。」
ケダンに近づく里見に銃を構えたバレンタインが叫ぶ。
「待て里見。ケダンとか言ったな、昼間俺達に手加減をしたのは何故だ？」
「さっきも言ったが俺に地球を侵略する意志はない。だから、この
星の人間と闘う理由もない。」
「僕も、この人の言葉は信じていいと思います。」
スバルが、バレンタインの銃を下ろさせる。
「チッ、だがこれだけは言わせてもらうぞ。」
そう言ったバレンタインは里見が手当をしてる間中、死んだふり
について熱く語っていた。

「応急処置位ですが、一応終わりました。」
ツールを片付ける里見に
「いや、助かった。」
そう言って立ち上がるケダン。
「組織を抜けたって言ってたが、その傷は追っ手にやられたのか？」
バレンタインの問いに
「いや。だが、相手に関しては心当たりがありすぎて誰だかはわからん。」
ケダンは三人の方を向くと続けた。
「この傷の、かつて俺が宇宙で撒き散らした種の結果にすぎない。」
「種？」
「自分達の正義のために、数えきれない人を、星を消してきた。
その結果、撒き散らした憎しみという名のな…お前達も戦士ならば
撒いているはずだ。気付いているかどうかは別としてな。」
スバルの頭にチタス星人がよぎる。
（あの時、逃げ延びた者は僕等の事を恨んでいるのだろうか？）
「その憎しみからは、決して逃れられられない…」

「なら、俺が逃がしてやるよ。」
突然の声に、全員が反応する。だが、声の主は４人の反応より早く、
持っていた銃の引き金を引く。
「ケダン！」
倒れ込んだケダンを支える里見が叫ぶ。
「お前を殺すことでな。」

男は薄笑いを浮かべながら続ける。
「惨めなもんだな。かつては最強の工作員として恐れられたあんたが、
銀河の辺境で野垂れ死にとは。」
「貴様ぁー！」
凄まじい剣幕で銃を連射するバレンタイン。男はそれを躱すと、
「ははは、俺はこの後地球を爆破するのに忙しいんだ。じゃあな。」
そう言って離れていく。

「待ちやがれ！スバル、お前はここを頼む！」
「………」
「ホムラ隊員？」
バレンタインの言葉に無反応なスバルを里見が覗き込む。
「あ、わかりました。ここは任せて下さい。」
慌ててスバルが答えたとき二人は星人を追い掛け始めていた。

「クソッ！何人いやがるんだこいつら!?」
忌々しげに呟くバレンタインに里見が答える。
「司令室に連絡をとったので、隊長達も出撃してくれるはずです。」
大人数で攻めてくるケーブの部下を二人の後ろから放たれた光線が薙払う。
｢｢ウルトラマンクライン｣｣振り返った二人は同時に頼もしい援軍の名を呼ぶ。
「よし、一気に片付けるぞ！」
一番後ろから聞こえた声を合図に、４人は戦闘員を蹴散らしていった。

「以外と早く片付いたな。」
戦闘員との戦闘が終わり静かになった所で、里見にケダンが声をかける。
「ええ。それより大丈夫ですか？」
「ああ。そうだ、バレンタイン。俺のさっきの死んだふりはどうだった？」
こっちに歩いて来るバレンタインを見付けケダンが聞くと
「まぁまぁだ。ただ、まだ倒れ方がわざとらしい。80点って所だな。」
「そうか？手厳しいな。」
談笑する３人にスバルが駆け寄ってくる。
「あのケーブって奴は外でチェスターが倒しました。ここにもすぐ
人が来ます。途中で抜け道を見つけたんで、そこから行くといいですよ。」
「そうか。世話になったな。里見、バレンタイン、スバル。」
スバルの言葉に行こうとしたケダンを里見が呼び止める。
「待って。あなたは憎しみからは逃げられないと言ったけど、そん
なことは無いと思うんです。あなたが逃げられないのは、あなたが
過去の過ちから目を逸らさずに真正面から立ち向かえる強い人だから
です。」
ケダンを見据えて里見は続けた。
「それに、あなたがこの地球で撒いた種は、決して憎しみでないですから。」
静かに頷いたケダンは、振り返らず洞窟の奥へと消えていった。

合流したナイトは２連続の宇宙人撃破（と思っている）に盛り上がっていた。
森などはもうウルトラマンに頼る必要もないなどと言っている。
ムッとしながらもスバルはケダンと話した事を思い出していた。

「待ちやがれ！スバル、お前はここを頼む！」
（スバル…いや、ウルトラマンクライン。お前に話がある。）
「………」
「ホムラ隊員？」
バレンタインの言葉に無反応なスバルを里見が覗き込む。
「あ、わかりました。ここは任せて下さい。」
走りだした二人を見ながらスバルもテレパシーで話す。
（話って何だ？早く行かないとあの二人が。）
（心配ない。ケーブは俺を殺したと思い完全に舞い上がっている。
常に戦いと隣り合わせでありながら、一時の勝利に酔い自滅する。
そんな奴を俺は何人も見てきた。）
（…それで、話とは？）
（今、宇宙全体で様々な異常が起こっていが、俺には途方も無い何
かが動きだす前触れのように感じられる。この地球にもFAITHの防衛網
を抜けて、すでに何人もの宇宙人が侵入している。奴等の目的は
わからないが、気を付けることだ。）

（今のナイトはまるで…それに途方も無い何か、すでに侵入した宇宙人。
一体、地球で何が…）

17話終わりです。
長文ですいません。次に書くとしたらもう少し上手くまとめたいと思います。

１７話、乙です
新隊員達のキャラがうまく表せていたと思います
ケダンかっこいいっすねえ
最終回あたりでニャジラスＳと共に応援に駆けつけてくれそうな雰囲気が良かったです
宇宙正義に応援を要請してグローカーを引き連れて最終決戦の場に颯爽と現れるとか
……あ、でもそれだとケダン死ぬな、多分
何はともあれ面白かったです、これからも頑張ってください

>>594
メビウス出すんなら…
ユニジンの時空を滅ぼすエネルギーを悪用すべくユニジンを捕獲しようとメビウス世界に出現したゾーリック側の宇宙人からユニジンを救うべくメビウス参上
んで星人を追撃したミライがクライン世界に来てしまうとか
もしくはその逆

それよりもマックス世界であきらかに真紅の不死身のヒーローと思われる巨人がメトロン星人ぶった切るシーンが出てたんだからあっちの方が出しやすいと思うのですが
あっち平成版あるし

17話乙です！
宇宙人に憎しみすら抱いていたはずのバレンタインが
ケダンの死（んだふりですが）に対して本気で怒ったことに
驚きと同じに嬉しく感じます。
新人は流石に戦いに慣れていないためかすこし舞いあがって
しまうのが不安要素ですね。
それと内藤がその場にいなくて良かった。もしいたら
ケダンを殺しかねないですし
ケーブとの決着がつくのか次回が楽しみです

>>613
594です
誰を出そうかは結構迷ったんですけど、初代はもうティガに出てるから
やめておこう・・ていう感じで、セブン〜８０は間って微妙だな・・
と思ったからやめたんですけど、今年でセブン４０周年なのを思い出しました。
だからセブンかメビウスどちらがいいか投票してもらおうと思うんですが・・
問題は何クールに出すかなんですよね・・絡ませ方は>>613の案がいいと思うんですけど・・

ティガ劇場版に出てきたルルイエの朽ち果てた像の
中に明らかにエースや８０がいたんだが、何かに使えないか？

以前出ていたクラインの絵を元に、上半身だけクラインを描いてみました。
http://www.uploda.net/cgi/uploader4/index.php?file_id=0000013434.png
意見などを聞かせて下さいな。

>>617
いいんじゃないですか。全身が見たいです。

>>616
劇場版第２作でM７８系戦士でも出すのに使えるかも。
ナグモが密かに回収した石像が復活したらセブンそっくりだったとか。

ところで17話でケダンが言っていた宇宙全体で
異常がおこっているという設定がどんな状況か気になりますね。
ゾーリックが無理やり４つの宇宙をひとつに纏めたから
ブラックホールが大量に発生していたりとか

24話のダダミューみたいにある一つの宇宙だけを
対象に作られた存在は混乱するだろうな。

次回予告を


「ワームホールが再び出現」
「クラインなんて役に立たない」
「行け！」
「皆の、場所に…」
「こういうのは得意なんです」
「今度は、僕の番だ！」
「バルディッシュ・インパクト、発射！」

次回、「断ち切れぬ絆」

泣きじゃくる子供達はそろそろ出した方がいいかも

そしてひとつ考えたのですが
２６話を境に子供たちの性格がガラリと変わるのはどうでしょう
ゾーリックの封印解除が近づき
とうとう抵抗していた子供達の意思もほぼ同化されてしまい
２６話以降は声が子供達の声の上にゾーリックの声が
重なる感じでスバルや地球そしてこの宇宙全てを嘲笑する感じで
（時々抵抗して子供達の性格が表に出るとか）
内藤（ダークルシフェル）の側にも子供達の姿で現れ
計画の進捗状況を聞いたりとか
（この時はお互いに腹の探り合いみたいなシニカルな会話で）

とりあえず泣きじゃくる子供たちのこれからの出番考えてみた。
２０、２１話の根源破滅教団の動きが活発化に伴い助けを求めてくる。
２４話でスバルに闇が迫ってくることを知らせて消える。
そして２５、２６話でこれまでに見たことがないほど
険しい表情で助けを求めてくる。

18話では軽く出した方が良いですか？
>泣きじゃくる子供達

>>624
ワームホールが出てくるしそろそろ出した方が印象が強いと
思います。
１８話期待しております！

２４話に>>623案を入れたいと思います。
１９話はどちらかというとまたサブストーリーになりますので
予めご了承下さい。

そろそろＦＡＩＴＨの戦備のデザインを書きませんか？
フォートアトラス（Ｇ−１０号）の全体図や各チームの戦闘機の全体
が想像できなくて・・・

>>627
G-10号(本部)とフォートアトラスは別物です
フォートアトラスはガイアのジオベースみたいな
陸上基地でしょうが、G-10号は…
というかG-10号の基地としての名称も欲しいですね…

マシンに関しては説明見る限り
ウイング→ガッツイーグル
α→イーグルα
β→イーグルβ＋ガッツウイング
γ→イーグルγ
チェスター→ストライク・メガキャノンチェスター
スピナー→テックスピナー
でしょうか？

劇場版いずれかでの初披露変身形態として、クラインに宿る守護聖獣達の五行の力が
不完全に融合した(五行混濁)際に発現する、プリズム(プリズマティック)フォームを
提案します。モチーフは吉凶両方の前兆であるとされる双頭の龍、虹(こう)。
最終フォームへの布石です。

>594-596　>615-616
ウルトラ・ライヴステージはいかが？　…煽りじゃなくて、ここまでネタが固まったら
没ネタの落穂拾いだけでも、恒例の大規模ステ−ジショー風に昇華出来ないかな…って。

>>628
なるほど・・・ありがとうございます。
フォートアトラスとＧ−１０号が別物だったとは、
もう一度、原作読み直してきます・・・

>>629
ライブステージ・・その手がありましたね！
確かにライブステージだったらどんなウルトラマンが競演しても違和感無くおさまりますね

>>628
G-10号の名称ですが
アトラスやガイアがギリシャ神話から来るから
ガードウラノスもしくはグランドウラノス
はどうでしょう

かつては傲慢で自分の子供を地獄へ投げ落としていた天空神ウラノス
この部分はかつてＧシリーズが傲慢なナグモの直属機関により
作られた他星侵略用の兵器だったことに由来
しかし傲慢になる前は母であり妻であるガイア（地球）を愛し
寄り添って守っていたところから地球を守る
巨大空中（宇宙）戦艦の名前に相応しいと思うのですが

>>632
どちらかで良いと思います。
投下前に決まれば18話で使用します。


18話、このペースだと長くなりそうです…

基地の名前はそんなふうに凝らないでも
いいと思うんですよね。
Ｇ−１０号だとばれないように普通の島に
偽装して太平洋に浮かんでいるんだから、
○○島基地みたいな名前でいいと思うんですが？

投下します
第17話「断ち切れぬ絆」
好光宇宙人スラッグ星人、嫌光宇宙人ラキズ星人、好光怪獣スラグロス
好光機械獣スラグロス�U、怪獣輸送機スラッグサイト　登場

　司令室に警報が鳴り響く。新たな脅威を知らせる為だ。
スバルは自室でそれを聞いた。今日は午後から非番なのだ。
だが、こうなっては司令室に行くしかない。脱ごうとした
隊員服のチャックを閉め直しながら、部屋を出る。
エレベーターに駆け込み、目的階のスイッチを
押そうとすると、寸前でスイッチが点灯する。
ふと顔を左に向ければ、そこにはサクラノの姿があった。

　「ついてないなぁ、お前は」
笑みを含みながら話しかけてくる
サクラノに、スバルは少し不快感を覚える。
いらつくのも仕方が無い。今日
はマイとデートしてから
マサキを加えて夕食を取る約束なのだ。
特にデートは消化しなければならなかった。
今日を逃すと、一ヶ月間が空く可能性が高い。
それだけは避けたかった。だが、
もしこの警報の原因が怪獣や宇宙人ならば、
余程の事がない限り基地を出るのは夕方だろう。
そんな思いを絡ませながらスバルが「ハァ…」と溜息をつくと、
エレベーターのドアが開く。司令室に駆け込むと、
モニターに映し出されたワームホールに目が行く。

　「以前のワームホールとは別物の様です」
エリーが分析結果を黙々と口にしたのとほぼ同時に、
ワームホールから岩石や金属状の物質で構成された物体が出現する。
「先行したチームピースが30秒後接触します」
一同は出撃準備を整えながら、その様子を見守る。
　「おいおい、何だこりゃ」
財前が驚く。
「怪獣がまるごと一匹入ってそうだな」
後部座席の真下も驚きを隠せない。
「物質内に大型の生命反応を確認」
「じゃあ、あれは怪獣の卵なのか？」
「もしくは長距離移動用の飛行船…」
生命反応があった事により、バレンタイン、内藤が意見を話す。
「リーダー、あの状態じゃ私達にはどうする事もできませんよ」
黒田の意見に神山は頷くと、通信を開始する。
「コマンダー、我々の装備では有効な手段がありません。
　至急ファイターかナイトを出してください」
通信を終えた神山のスピナーは真下達の機体と物質に追従する。

 「グレゴリー、チームに指示を」
「今出た判断によれば、落下予測地点はフォートアトラス近辺で、
幸い住民はいません。中に潜んでいる生命体のエネルギー反応を見ても
撃破による被害はほとんど気にしなくてよさそうなので、ファイター、ナイトが
集中攻撃で物質破壊後、内部の生命体を撃破もしくは保護してください」
「了解」
「ファイター、ナイト、Get　glory」
司令室を飛び出して行く両チーム。

　警報響くフォートアトラスでは、宇宙との連絡を行う為の
パラボラアンテナが地下に収納され、入れ違う様に迎撃システムが競り上がる。
しかしその直後、迎撃体制が整いきるよりも早く、未確認物体が飛来する。
追従していた神山は、左手にウイングとチェスターを認めると、
軽い敬礼を行い、上空を旋回する。
「よし、攻撃を開始する」
オマエザキの発言に合わせてウイングが分離し、
2機のチェスターがスパイダーミサイルを発射する。
「それにしても隊長、あの3人だけでチェスターを使わせて大丈夫ですか？」
バレンタインが鬼塚に問う。
「あれでも訓練生のトップ3だ。使いこなしてもらわねば困る」
そうこうしている内に、ウイングや迎撃システムが砲撃を繰り返す。
だが、物体には壊れる気配も無い。
γ号やチェスターがバニッシャーを放つが、通用しない。
しかし次の瞬間、物体が内部から崩壊を始める。
内部から現れた怪獣―スラグロスは、胸に装甲を纏っている。
晴れ渡る青空の下、スラグロスは咆哮する。
「自分から出てくるなんてな！」
森が笑みを浮かべながらトリガーを引き、レーザーバルカンを放つ。
装甲に直撃するが、突破出来ず、逆に大型の光弾が放たれる。
森は軽く舌打ちをしながら寸前で交わし、更に山本が素早くオプチカムフラージ
ュを発動する。
その一連の動きを見たスバルは新メンバーの腕前に驚く。
その感情が彼の中を一瞬支配し、ウイングαの動きを鈍らせる結果となった。
「スバル、避けろ！」
コガラシからの通信で我に帰るが、避けきれずに墜落する。

次の瞬間、辺りが光に包まれ、上空にウルトラマンクラインが出現する。
クラインは降下しながらスラグロスの頭部目掛けキックを放つ。
「クライン！」
里美がクラインの登場を喜ぶ。
頭部にキックがクリーンヒットし、倒れ込むスラグロスの前方に
クラインが着地する。
スラグロスが立ち上がると同時に、クラインは前方に飛び込み
発光させた左拳で殴りつけ、更に追撃を加える。
「現れたか…」
そう言いながら映し出される映像を冷静に分析する2人の宇宙人。
それがラキズ・スラッグ星人である。
嫌光宇宙人と呼ばれるラキズ星人は、光が極端に苦手だ。
それ故、彼は地球の昼には、円盤から出る事すら出来ない。
逆にスラッグ星人は光を好み、ウルトラマン同様光を
エネルギー源とする宇宙人である。スラグロスも、
反応の違う今回のワームホールの出現もスラッグ星人が原因なのだ。

 クラインは着実に勝利へと近付いていた。スラグロスの光弾は
回避され、直後にパンチ・キックがヒットしていく。
(勝てる。この状況なら!)
スバルが勝利を確信するのも無理は無い。
だが、胸板へ向けて放たれた十字の光は、その装甲を破る
どころか、逆に吸収されていく。
「ただ吸収しただけではなく、エネルギーにしているのか…」
司令室に残っていた内藤が呟く。
力を取り戻したスラグロスは、口からレーザーを放つ。
その威力は先程迄の光弾とは比べ物にならない。
それが直撃したクラインと、スラグロスが倒れ込むのは同時であった。
スラグロスの背後ではオプチカムフラージュを解いた
チェスターが飛行している。
後頭部にバニッシャーを命中させていたのだ。
目を閉じるスラグロス。その上空に円盤が姿を見せる。
チェスターと同等の機能を持っているのだろう。
円盤はスラグロスを光で包み、回収して消えていく。
「逃げた…俺達の勝利だ！」
森が歓喜の声を上げる。その一方でクラインは姿を消して行く。

 司令室は沸き立っていた。ナイトの活躍は、他チームも称賛せざるを得ない。
「クラインなんか役に立たない…これからは俺達が地球を守ります！」
新メンバーの中でも、森は調子に乗りすぎている。
「何だと！」
スバルは我慢の限界に達した。
彼だけではない。共にクラインと戦ってきた
FAITHの面々にとっても、許しがたい発言だった。
「その発言、撤回しろ！」
スバルが物凄い剣幕で森に近寄る。
「先輩、何をムキになってるんですか」
高橋が間に入るが、スバルは止まらない。
握り締められる拳。それを見て山本が言う。
「殴りますか？」
眉一つ動かさずに冷たく発せられた言葉に、思わず動きが止まる。
「発言を撤回する気はありませんよ、先輩」
森が簡単に言い放つ。スバルにこれ以上耐える精神力は残ってはいない。
司令室を飛び出していく、スバルを隊員達が追う事はなかった。

 「クソッ！！」
クラインとなって戦っている自分としてではない。
クラインに救われた一人として、森の発言が許せなかった。
無人の通路で、壁を叩く音が虚しく響く。
「そんなに彼の発言が気に喰わないか」
振り向くとそこには、石室の姿があった。
「コマンダー…僕は、クラインに命を救われた一人です」
「成る程、それで怒っていたのか…気にするな、
  奴等も何れ、クラインの苦しみや辛さを理解する事になる」
「どうしてそう言えるのですか？」
「俺もかつてウルトラマンに救われた。その時、彼の思いが光を通して
伝わってきた。あんなに近くで戦っていたのに、何故彼の痛みを
今まで分かってやれなかったのか、後悔もした」
「そんな事が…」
「彼等がその時を迎えるまでは、見守ってやろう」
スバルは、この人になら正体を明かしても良いと思う。
話を聞いていて、心から救われる気がした。
「君は今日休暇の筈だったな。もう夕方だが、気分転換した方が良い」
ありがとうございます、と頭を下げてから、スバルは自室へ向かう。