423 :
壬龍の日記:
DASH基地付近上空にワームホールが出現する様子が龍玉に映ったので、光の申し子≠スちに急ぎ来てもらった。
「もしや…破滅招来体か?!」(アグル)
「ちょっと待って!様子が違う!」(ガイア)
よく観察すると、ゾグがマックス=カイト殿に助けを求めていた。
どういう事か聞いてきてほしいと頼まれた私はプロメテウスとゾフィーの許可の下、DASH基地ベースタイタンに飛んだ。
カイト殿に話を聞くと、アサシン星人が地球との会談中止を申し出て母星に帰ったとの事。
アークボガールの出現が絡むのならわかるが…ゾグがカイト殿を始めDASHの方々を頼るのは何か理由があるのか?
するとカイト殿はカプセルを出し、ゾグを出現させた。
ゾグいわく、破滅招来体の世界にもアークボガールの魔手が迫ろうとしているとの事。
「アークボガールはエンペラを超えるために我らが主を捕食しようと狙っている」(ゾグ)
破滅招来体の『主』…アグルが玲子殿と共に見た、『女性』の姿を模した存在か。
「このままでは主が危険に晒されるゆえ、私が遣わされた…
ガイアたち光の申し子≠ヘ今はまだ信用出来ぬから、マックスに助けを求めた」(ゾグ)
わかっている…そなたら破滅招来体は光の申し子≠ニ我ら地球怪獣を今でも敵と見ているのだろう。
光の申し子≠スちには私から話すから、今はカイト殿の傍にいるといい。
「すまない…そして、ありがとう」と、ゾグはカイト殿が持つカプセルの中に入っていった。