ゾフィーの日記 Part7

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330石室コマンダーの日記
>>329の続き)
光の国関連の資料保管庫の場所をゼノンに教えてもらい向かっていると、資料の束を抱えた一般隊員とぶつかった。
「申し訳ありません!」(宇宙警備隊一般隊員)
床に散らばった資料を拾って渡すと、彼は必死に謝った。宇宙保安庁に届ける途中だったらしい。
「気をつけて」と見送ったが、私がウルトラの父の姿になっている事に気づかれなかったのが幸いだった。

資料保管庫で最初に光の国の歴史を調べた。光の国の住人たちは元々我々地球人にそっくりの姿をしていたらしい。
M78星雲の太陽の爆発後に造られた人工太陽に仕掛けられた細工のため現在の姿になったとの事。
細工したのはバルタン星人らしく、それでM78星雲どころか宇宙全体に異常進化を起こさせたとか。
当時のバルタン一族は進化の末期状態だったらしく、現在のバルタンの姿はその細工の賜物のようだ。
我夢たちから聞いた話では、そのバルタンが新たな動きを見せたらしい。
そこでゴライアン、ドリュー、カラレス、フレアが数百の精鋭隊員とバルタン討伐に行っているとの事。
ただ、最低でも1万4千年は光の国に帰れないらしいので寂しい気もするが…

その時、資料保管庫の扉が開き、1人の戦士が入ってきた。
「ザージです。ウルトラ大要塞の修理が終わりました」
ザージと名乗る戦士の事も我夢たちから聞いていた。
周りに誰もいないのを確認後、ザージに自分の正体を明かして事情を話すと…
「そういう事でしたか。石室コマンダーの事はガイアたちから聞きました。
ガイアとアグルは私も一時期間近で見ていて益々強くなるとは思いましたが、まだ危なっかしいようで。
だけど2人が光の申し子≠ニ呼ばれる理由がわかる気がします。地球にはあの2人のような存在が必要なんですね」
ザージのこの言葉に、私は「よく見てるな」と感心した。