―――不幸にして幸運なる参加者達をここに記す。
【555】5/5
○乾巧/○草加雅人/○園田真理/○影山冴子/○北崎
【カブト】5/5
○天道総司/○加賀美新/○日下部ひより/○矢車想/○神代剣
【ブレイド】4/5
●剣崎一真/○橘朔也/○上条睦月/○キング/○伊坂
【龍騎】4/5
○城戸真司/○秋山蓮/○北岡秀一/○浅倉威/●佐野満
【アギト】5/5
○津上翔一/○氷川誠/○小沢澄子○/木野薫○/水のエル
【RX】5/5
○南光太郎/○霞のジョー/○シャドームーン/○グランザイラス/○ジャーク将軍
【響鬼】3/5
○日高仁志/●佐伯栄/●財津原蔵王丸/○安達明日夢/○天美あきら
【ZO&J】5/5
○麻生勝/○瀬川耕司/○望月博士/○ガライ/○ドラス
【ストロンガー】4/5
○城茂/●岬ユリ子/●立花藤兵衛/○ジェネラルシャドウ/○マシーン大元帥
【V3】5/5
○風見志郎/○結城丈二/○珠純子/○ドクトルG/○ヨロイ元帥
【ジョーカー】
○相川始/○リュウガ
残り―――47名
ルールは唯一にして絶対―――自分以外は全て敵である。皆殺しにしろ。
【能力の制限について】
超人的なプレイヤーは能力を制限される。 また、超技術の武器についても同様である。
※体術や技術、身体的な能力について:原作でどんなに強くても、現実のスペシャリストレベルまで能力を落とす。
※魔法や超能力等の超常的な能力と超技術の武器について:効果や破壊力を対個人兵器のレベルまで落とす。
不死身もしくはそれに類する能力について:不死身→致命傷を受けにくい、超回復→高い治癒能力
変身制限時間は10分。解除後2時間変身不可。(オルフェノク・上級アンデッドを含む)
トレーラー以外の乗り物は全て使用不可。一般の車などは可。
リモートによる復活は24時間のみ。その後カードに戻る。
ディスクアニマルの活動範囲は半径100mまで。
契約モンスターの活動時間は1分。その後半日は使用不可。
神崎の目的は優勝者の命を捧げての妹の復活(描写あると良いかも)
首輪により能力が制限(別記参照)されている。
変身アイテムの支給は本人以外不可。物理的に可能ならば、一般人が既存の変身アイテムを使うことは可能
(例/明日夢がカイザ等)
【首輪と禁止エリア】
参加者は全員、神崎によって首輪を取り付けられている。
首輪の爆弾が発動すると、その参加者は死ぬ。
この首輪は参加者の生死を常に判断し、神崎に参加者の生死と現在位置のデータを送っている。
また、参加者には説明されないが、実は盗聴機能があり音声・会話は全て筒抜けである。
首輪が爆発するのは、以下の条件の時である。
・定期放送で指定した禁止エリア内に、参加者が入ったとき。(首輪が自動で爆発)
・首輪を無理やり取り外そうとしたとき。(〃)
・一週間で、一人も死者が出なかったとき。(全員の首輪が一斉に自動で爆発)
・参加者が、神崎に不利益な行動をとろうとしたとき(神崎本人がスイッチを押すことで、手動の爆発が可能)
【放送】
放送は6時間ごとに行われる。
放送内容は「禁止エリアの場所と指定される時間」「過去6時間に死んだキャラ名」「残りの人数」 禁止エリアは一度の放送で3区画ずつ(2時間ごとに1区画ずつ)増えていく。
―――これは、物語を記す者の為のルールである。
・予約(仮)
キャラ被りを防ぐため、自分の書きたいキャラクターを予約することができます。
期間:予約当日から1週間。予約期間後は、他の人が投下してもOKです。
途中報告:2〜3日目に1回と、5〜6日目にもう1回、進行を報告してください。
予約しなくても投下することはできますが、その際は他に予約している人がいないか十分に確認してから投下しましょう。
また、ひとりリレーを防ぐため、投下した書き手は投下終了から二十四時間一切予約禁止、
投下作品に出たキャラは更に百二十時間禁止
・トリップ
投下後、作品に対しての議論や修正要求等が起こる場合があります。
書き手は必ずトリップをつけてください。
・投下宣言
投稿段階で被るのを防ぐため、投稿する前には必ず議論スレで 「投下します」 と宣言をして下さい。
いったんリロードし、誰かと被っていないか確認することも忘れずに。
・キャラクターの参加時間軸
このロワでは登場キャラクターがいつの時点から召集されたかは「そのキャラクターを最初に書いた人」にゆだねられます。
最初に書く人は必ず時間軸をステータスにて明言してください。ステータスについては下記。
・ステータス
投下の最後にその話しに登場したキャラクターの状態・持ち物・行動指針などを表すステータスを書いてください。
テンプレは↓
【キャラクター名】
【○○日目 現時刻】
【現在地】
[時間軸]:ここはキャラの登場時間軸。できるだけわかりやすく
[状態]:(ダメージの具合・動揺、激怒等精神的なこともここ)
[装備]:(武器・あるいは防具として扱えるものはここ)
[道具]:(ランタンやパソコン、治療道具・食料といった武器ではないが便利なものはここ)
[思考・状況](ゲームを脱出・ゲームに乗る・○○を殺す・○○を探す・○○と合流など。
複数可、書くときは優先順位の高い順に)
最後に、このスレについての基本的なルールを告げる。
第1条/キャラの死、扱いは皆平等
第2条/リアルタイムで書きながら投下しない
第3条/これまでの流れをしっかり頭に叩き込んでから続きを書く
第4条/日本語は正しく使う。文法や用法がひどすぎる場合NG。
第5条/前後と矛盾した話をかかない
第6条/他人の名を騙らない
第7条/レッテル貼り、決め付けはほどほどに(問題作の擁護=作者)など
第8条/総ツッコミには耳をかたむける。
第9条/上記を持ち出し大暴れしない。ネタスレではこれを参考にしない。
第10条/ガイドラインを悪用しないこと。
(第1条を盾に空気の読めない無意味な殺しをしたり、第7条を盾に自作自演をしないこと)
―――以上だ。さあ、語るべき言葉を持つ者は書き連ね、持たぬ者は読み進めるがいい。
―――それのみが、この冷酷な世界を動かす力なのだから。
乙!
7 :
名無しより愛をこめて:2007/02/06(火) 16:50:04 ID:OmiEbFcp0
何で避難所を入れずに◆A.IptJ40P. の腐れしたらばが入ってるの?
本当に自己顕示欲の強い奴だよな
>>8 確かに入れるべきでした。すいません。
ただその二つ、扱いが全く決まっていないので……
まとめの代用だった片方は仕方無いにしても、もう片方は立てられた意図すら不明。
現状、投下は全て本スレに行われていますし、不要だと判断して入れませんでした。
今考えれば、避難所である片方は入れるべきでした。本当にすいません。
それら二つの扱いは今の内に決めておくべきかと。
他ロワに倣うのなら試験投下、修正版投下スレと毒吐きが妥当だと思いますがどうでしょう。
トリップ消えてました。
11 :
名無しより愛をこめて:2007/02/06(火) 19:24:17 ID:OmiEbFcp0
>>10 ねえ、何でお前の過疎掲示板をテンプレに入れたの?
本当に勝手な奴だよな
次から外せよ
響鬼・天道、前半投下します。思ったより長く、体を壊したり、時間かかりました。後半は夜投下します。
古来より日本には、山にこもり厳しい修業を積んだ末に、肉体を変化させる等の超人的な力を会得した戦士がいた。彼等は魔化魍と呼ばれるもののけの類から人々を守っる為、闘いを続けていた。
それが『鬼』。それが自分。
だがそんな日常は突然、あの神崎とかゆう男に壊されてしまった。
突然呼び出された島。突然始まる闘い。
仲間はデイパックを渡され、何処かへと飛ばされて行く。
…そして少年…。
今にも泣きそうな顔で自分に助けを求める少年の顔が頭から離れない。何故あの手を握ってやれなかったのか?何故あの手を引き戻してやれなかったのか?
…救わなければ…。友達なのだから。今度こそ、あの小さな手を引き戻さなければ!
…だが、先ず場所と荷物を確認しなければ始まらない。周りは鬱蒼と生い茂る木々で満ちている…一体何処なんだろう…。
適当にデイパックを中身をあさってみる事にした。
不味そうな食料、水。これは良い。…そして……ベルト?何に使うのか分からないが、まるで玩具の様なベルトが入っている。何かの機械かもしれない……後ろに『ZECT』と書いてある。まぁ、何かのお守りに成るかもしれないので一応、腰に巻いておく。
…とりあえず、これで…!!
背中に今まで幾度と無く感じだ、感覚が走った。
…居る…。
何処かからこちらを伺う感じ……
間違い無い!魔化魍だ!
居るとは、思っていた。いつ人に捨てられたとも知れぬ島。鬱蒼と生い茂る木々に、人々の生気がしない…。まさしく土蜘蛛当たりが好みそうな島だ。
だがこうもいきなり会ってしまうとは……
…はっ!!…
少年達が危ない!!
あの神崎と言う男が他に何匹もこの島に魔化魍を囲って居るならば、少年やあきらが危ない!!
ポケットに手を入れ、音叉を取り出す。
…今はこれしか無い……
キーン
辺りに音叉の音がなり響く。
この木々の間から伺う感じ…魔化魍ではなく童子達だ。
……勝てないかも知れない……命及ばず、死ぬかも知れない。…けど、でも守ってみせる!彼は、自分の大事な、大事な、友達だから!
ボォォッ!!
紫の炎が体を包んでいく。
「……ぉぉとぅあぁっ!!」
守ってみせる!友達の為に闘う鬼がそこにいた。
俺は、天の道を往き総てを司る男、天道総司。選ばれし者にして、世界そのものに等しい…。だが、そんな俺も流石にこの状況には、少し戸惑っている。
…一体何があったんだ?
俺は奴(剣)の願いでほぼ全てのワームを葬り、そして奴自身も沈め、来たるべきワームとの最後の闘いの為、家に帰りトレーニングをしていた筈だ。
だが、気付けば何故か、見知らぬ島に呼び出されていた。そして神崎とかいう、怪しげな男(おそらくワーム)にデイパックを渡され、最後の一人になるまで殺しと言われた。
ワームの残党共が……何の遊びだ?
だが、これは好機だ。わざわざむこうから、懐に入れさせてくれたのだから。さっさと加賀美達とあの神崎とか言うワームを始末して、船でも見つけて帰ればすむ。
だが、この島に一体何体のワームがいるんだ。
…骨が折れそうだな…。
ワームを片付けるにしても、ひよりだけは闘わす訳にはいかない!。さっさと加賀美…
ん!?
あれは…確かZECTの職員か?丁度良い…。仲間は多い方が良い。早速、引き込むとするか。
「……ぉぉとぅあぁっ!!」
何!?あの炎!?ワームか!?何故ZECTの職員である筈の奴がワームに?
……!!
そうか……そういう事か…。始めからこの島には俺達以外の人間はいない!全てはライダーを倒す為の芝居だったんだ!
神崎を倒す為、手を組もうとした所を、人間のふりをワームが殺る…。最初からそういう事だったのか!!
…!!…
ならば、ひよりが危ない!!
く……こうなったら俺が全てのワームを倒すしかない!
お祖母ちゃんが言っていた!!闇の扉を開くもの在らば、それを倒すのは…天の道だ!!
ヒューン、パシッ!
右手を天にかざし、ゼクターを掴む。
ひより…お前は俺が守ってやる!!
変身!!
[ヘンシン!]
闘いは始まった。
っていうかとっくに期限切れてて他に予約したいって言ってる人もいるのに、なんでしれっと投下してんの?
時間かけたくせに誤字多いし。
体壊したとか言い訳にすんなよ
>>17 悪かったと思っています。誤字も含め申し訳ありません。
前半投下乙
守るべき者が居る同士の戦いですか。手を組むと思っていたので少し意外でした。
因みに私も句読点と誤字に少し違和感が…。
それと予約期限大幅に過ぎている以上、一言謝罪を入れた方が良いと思いますよ。
経過報告の時点で既に過ぎていたのに、謝罪ありませんでしたし…。
一人の書き手としてマナーは守った方が良いのではないでしょうか?
失礼、被ってしまいました。
>>17>>19そしてこのスレの皆さん。誠に申し訳ありません。期限が切れても尚のばし続けた事、及び謝罪をしなかった事を深くお詫び申し上げます。
そしてこんなにも礼儀知らずなのに、乙と言って下さり、誠にありがとうございます。後半は誤字に気をつけて投下します。
後半の投下を楽しみにしています。
修正版は後日に避難所へ投下すると良いですよ。まとめサイトの管理人様への感謝の言葉も忘れずに。
お互い頑張りましょう。応援しています!
◆naAqV94Lauさん。
遅れましたが、投下乙です。
マーダー2人のぶつかり合いに興奮、矢車さんのピンチにハラハラしました。
リレーらしい引きにも満足、これからどう展開するのか楽しみです。
次回のSSも楽しみにしています!
◆NVl6l5vD.Iさん。
前半投下乙です。
ただ、響鬼さんと天道のキャラに違和感。
後半での何らかの説明を期待しています。
◆NVl6l5vD.I殿
乙です
なるほど、ワームになるという解釈がありましたか
遅くなりましたが、スレ立て&新作投下乙です。
グランザイラス、ジャーク将軍予約します。
>>24 感想有難うございます。未だに(多分これからも)全く自信が持てないのですが、凄く励みになります。
お互い精進しましょう!
>>24の言うとおりヒビキさんはよくわからない(響鬼見てない)が、
天道はキャラに違和感があるなぁ。
早合点して勘違いするような奴じゃないとオモ
後半次第だけどもとりあえず乙。
◆4wyf44BgsE氏 投下乙
ゲームに乗った人が二人追加、と。
>銀色の甲殻類が冴子の顔を這い回るように見えた。耳障りな音を立て鋼のような装甲が表皮を覆い尽くしロブスターオルフェノクへと姿を変える。
この表現格好良いなあ。
◆naAqV94LaU 投下乙
浅倉死にそうだな……
それはそうと矢車さん哀れ。
◆NVl6l5vD.I 投下乙
後半が来るまでは何とも言えないんですが、誤字脱字や誤用が目立ちました。
>人々を守っる為
>あの神崎とかゆう男
>幾度と無く感じだ
>何かのお守りに成る
>最後の一人になるまで殺しと
>人間のふりをワームが殺る
それと、
>俺は奴(剣)の願いで
>怪しげな男(おそらくワーム)
のように括弧を使うのはやめた方が良いかと。
同じ描写を繰り返していたのも気になります。
それから、ヒビキさんにとって明日夢は友達でしたっけ?
むしろ弟子だと思うんですが。
長々と指摘しましたが、後半期待しています。
天道って、平成ライダー(昭和分からないけど)では
最も頭が切れるイメージなんだが。
完全に敵の策にかかったのって大介ワームんときぐらいじゃね?
ネックレスのときも完全に看破してたし。
まぁ、後半待ちかな。
>>29 登場時期にもよりますが、一概に明日夢は弟子とは言えないです。
明日夢登場時期の前期終了時点では弟子じゃありませんし、最終回前付近では突き放したりしてますから。
まあ何にしても後半待ちですね。
因みに構想の段階では北崎が死ぬ予定でした。
>>30 天道は脱出派、打倒派の鍵になるぐらいの切れ者だと自分は思ってます。
だからこそマーダーになるかもしれない可能性があるというのは、非常に面白い発想だと思いますね。
まあ早合点については天道らしくないとも思いますが…妹第一な男ということで一応納得しています。
手直しの関係で少し遅くなりそうです。
天道についてはそれなりの落ちを用意したつもりですので、もう少しお待ちを。
>>29 スレ立て乙です。そして感想ありがとうございます。
>>32 後半楽しみにしています。
そんな引っ張るなら潔く放棄したほうがいいと思うんだが。
まあたしかに。
今現在キャラを無意味に拘束してるようにも見える。
ていうか時間かけてできないんだったら他の人に回そうよ
36 :
名無しより愛をこめて:2007/02/08(木) 07:25:29 ID:/I9iYc0M0
◆A.IptJ40Pは相変わらず偉そうだな
てめえの糞したらばを追加した謝罪はなし?
返答がないってことはお前の先走りって解釈していいんだな?
人徳がないのに、ちゃっかり宣伝しようなんて魂胆が汚すぎる
37 :
名無しより愛をこめて:2007/02/08(木) 07:32:57 ID:/I9iYc0M0
あっ、追記しておくと、◆A.IptJ40Pがこの件スルーして、謝らなかったら、
自分の非を認めたってことね
てか、偉そうにスレを我が物にしようとしているんなら、
出て行ってくれないか?
◆A.IptJ40P氏
謝っても此処の名無しに許してもらえない時は自分でサイトを造りそこにSSを書くといいのでは?
個人個人思っている仮面ライダーをSSに書くことは難しいものだから。
言い方はアレだが、ID:/I9iYc0M0の言い分にも全く理がないわけじゃないな。
本来必要とされるものがなくて、必要ではないオプションを独断でつけたのは
スレ立てとしてはまずかったかと。でもまあ、以後気をつければいい話。
許してもらえん云々は、トリップと口調を変えればあら不思議、擬態完了です。
まとめサイトの管理人さん
もし良ければ参考用に廃棄扱いのSSを別に保管できるページを作ったらどうでしょうか?
不運と幸運は廃棄扱いして、放送の部分だけ話し合ってから投下するというのはどう思われますか?
荒れる話題ばかりもなんなので、放送について話し合います?
「不運と幸運」の最初に剣崎の死を追加した内容ってことでOKですか?
いくらなんでも◆NVl6l5vD.Iはそろそろ破棄だろ
引っ張り過ぎだ
同意。書いてない立場で言うのもなんだが、
書き手に名乗り出たならある程度の自己管理はすべきだろう
じゃあノラリクラリと書き始めとこうかな。ダメならダメでいいし。
当方前スレ965.巧・あきら・天道で。
天道以外は今んとこ被ってないよね?
樹海に咲く花の修正版を避難所に投下してきました。
少し内容に修正があります。
放送についてはまだ保留にした方が良いかと思い、現在の時間を早朝から夜明け前に
スマートレディに冴子が驚くシーンを変更しました。
また、ご指摘よろしくお願いします。
<<41
OKではないかと思います。
失礼しました。
>>41 OKではないと思います。
レスアンカー間違えてましたね。
>>41 本当に無駄レスすみません。
>>46OKではないと思いますではなくて、
同意しますという意味です。寝ぼけてますね。失礼しました。
同意します。
>>44 特に被ってないかと。投下楽しみにしています。
>>45 修正投下乙&返答ありがとうございます。
だいぶ読みやすくなってますね。
それにしても拡声器組の周りがマーダーだらけw
俺が望んだ展開ですw
◆NVl6l5vD.I氏、説教臭くなりますが、4度5度約束破られてしまうと正直あなたに期待できません。
リレーの上、あなたが予約した2人は主役で人気があるキャラです。
一週間と言う予約期間、一度書いたキャラは5日は書けないなど、多くの書き手にキャラが回るようにルールが制定されてます。
あなたの行為は多くの書き手にやる気を失わせ、せっかく活気付いたこのスレを過疎らせる原因にもなりかねます。
ここはパロロワスレであり、リレースレ。みんなで話を築きあげていくところです。
自分の書きたいものを周りに迷惑をかけてでも書きたいと言うなら、残念ですがお引き取りください。
ここはあなたの日記帳ではありません。
っと、重いこと言ってスレを汚してすいません。
今度からなるべく発言を控えます。
や、まぁいずれ誰かが言うことなのかもしれないし、
そこは恐縮なさらなくていいんじゃないですかね。
◆NVl6l5vD.I氏は体調がよろしくないのであれば、
それを整えてからまた参加なさればいいんじゃないですかね。
と、自分が言うと随分勝手なことに聞こえる。いかんな。
凄まじく遅レスですが、放送で剣崎の死を伏せたのは『砕ける剣』で
矢車さんが神代剣を剣崎として認識した伏線を残した方がいいかなと思ったからでした。
ですので、私自身は特にそこら辺はこだわってなかったりするので、放送部分はスレの総意で決定していただければと思います。
>>40 私のSSですと、禁止区域と時間だけが重要なので、破棄ではなく、放送部分の削除での掲載は駄目でしょうか?
まとめサイトの更新はまた後日いたします。明日できたらいいなぁ。。。
放送の部分だけ切り離して投下で良いと思いますよ。
何も破棄扱いすることも有りませんし、普通にこれからが楽しみなGJSSでしたので。
放送部分は投下時期が決定するまでは要保管とし、それまでに死者が出たら追加するというのが良いのではないでしょうか。
ここからは剣崎について。
私が矢車さんを気絶させたのは放送を聞けなくする為でもあります。剣を剣崎と思い込んでいる伏線は私も残したいと考えたので。
これで問題無く剣崎の死亡を放送出来るかと思います。
他に問題が出てきたら何とも言えませんけど…。
自分もSSは採用、放送のみ切取で良いと思います。破棄してしまうのは勿体ないかと…
◆TJ9qoWuqvA氏
いつも感想ありがとうございます。励みになります。
次回からは推敲を重ね、修正なく採用して頂ける様に精進しますので
皆様よろしくお願いします。
そろそろ放送を誰が書くかとか、どういう風にするかとか考えた方がいいんではないか?
予約している人で全員1回は動くわけだし、そろそろ放送の後のことを書きたいひともいるだろう。
9割。推敲。やや長め。早ければ夜、遅くとも明日中かな。
私も現時点では定期放送の部分だけ切り離して投下で良いと思いますよ。
これからも頻繁に予約リストをアップするのはどうでしょうか?
予約リスト欲しいです。現状が把握し辛いもので…
津上、リュウガ、橘の経過。
今日、明日辺りには投下したいと思います。
>>54 個人的な意見ですが、◆E1yyNEjdEc氏の放送を切取って投下してはどうですか?
神崎だけで無く、スマートレディが何故荷担しているのかと言うのも
謎が深まってストーリーに幅が出ると思いますし…
例えば、互いの目的のため、一時的に手は組んでいるが実は…なんてダメですかね?
もちろんスレの総意に従いますが、フィクサーの思惑も表現出来たら面白いかなと…
>>55 仕事が早い!投下楽しみにしています。
◆NV1615vD.I氏
やはりルールですので破棄は仕方がないと思います。
体調を整えてからまたご参加下さい。戦いはまだ始まったばかりですから。
取り敢えず日付変更までは待ってみましょうよ。
もしかしたら、もう投下出来る状態にあるのかもしれませんし。
流石にこれ以上は待てないので、日付変更になったら何が有ろうとも破棄。
これでどうですか?最後の救済措置という事で…
病み上がりの人間に対して総叩きだったもんなあ
なかなか出づらいだろうよ
でも、遅れるの一言くらいはあってもいいとは思う
本当にそう思います。予約した以上書き上げる、という責任感から頑張っていたのかもしれませんし。
今の状況では投下するのも相当勇気がいるかと思うので…
何はどうあれ待ってあげて欲しいんです。
お節介かもしれませんがお願いします。
63 :
名無しより愛をこめて:2007/02/09(金) 20:10:19 ID:n5fZdO7UO
>>56>>57 ちょっと被ってしまいましたね。すみません
>>60>>61 自分も言い過ぎでした。反省してます。
お詫びと言っては何ですが、予約リスト自分も時間があれば作成して行こうと思ってます。
間違いがあれば指摘して頂いて再度と言う感じで…
で現在までの予約状況です。
◆NVl1615vD.I
天道総司、響鬼、
◆Qj4b9ovE16
リュウガ、津上翔一、橘、
◆AIptJ40P.
草下雅人、秋山蓮、安達明日夢、加賀美新、◆ozOtJW9BFA
グランザイラス、ジャーク将軍
◆tEC40z1lGg
乾巧、天海あきら、天道総司、(◆NVl1615vD.I氏の投下待ち)
漏れていたら本当にすみませんが、レス下さい。
また改行がおかしいですね。
携帯から書き込むの止めます。
発言を控えると言った手前言いにくいのですが、
前スレで城戸真司、小沢澄子、ガライ、ヨロイ元帥を予約してます。
>48を予約破棄だと思ったならごめんなさい。
完成まで大人しくしてます。
>>65 すみません。前スレのチェック漏れです。
本当に申し訳ありませんでした。許してください。
修正します。現在の予約状況です。
◆TJ9qoWuqva
城戸真司、小沢澄子、ガライ、ヨロイ元帥、
◆NVl1615vD.I
天道総司、響鬼、
◆Qj4b9ovE16
リュウガ、津上翔一、橘、
◆AIptJ40P.
草下雅人、秋山蓮、安達明日夢、加賀美新、
◆ozOtJW9BFA
グランザイラス、ジャーク将軍
◆tEC40z1lGg
乾巧、天海あきら、天道総司、(◆NVl1615vD.I氏の投下待ち)
以上で宜しかったでしょうか?
橘wwww
>>48後半を執筆する資格が無い事。
そして多大な迷惑をかけてしまったことを深くお詫びします。
後半は現在出来ていますが破棄します。
俺が言うのもなんだけど、出来ているなら投下なさって見たらどうっすか?
謝意が伝われば、皆許してくださるんじゃあないっすかね。
あとは今後同じことをしないよう心掛けられれば良いわけで……
>>69 お返事ありがとうございます。
スレの総意は
>>60だと思いますよ。
あと資格云々ではなく書く意思があるのかどうか知りたかっただけです。
書くと宣言した時間にかけず、遅れる連絡がなければ書く気ないんだなって思ってしまいます。
それでは身体にお気をつけて。
>>69 失った信頼は自分で取り戻すしか有りません。
せっかく書き上げたのですから、是非投下なさって下さい。
あなたの気持ちが伝われば皆さんだって分かってくれますよ。
今後は自己管理をしっかりすれば問題無いですから。
良いとおっしゃるので投下させていただきます
で、日付変わったけど…
これは本人も破棄に同意したんだし、もうなしってことなんだよな?
一応日付変更前に投下宣言あったんだからいいんじゃね?
これで遅れるようならもう手の差し伸べようがないが
「…!…おで迎えとは珍しいな……でも、ちょっと急いでるんだよね。」
紫のワーム……。まるで鬼の様だ。
「ワームが……。俺とお前らに言葉は要らない…全てのワームは俺が倒す!!ハッ!」
ボッ!!
言葉と共に蹴りを放つ!
だが、敵は予想していたかの如く軽やかにに避ける。そして放たれる二発の蹴り。
「はっ!」
蹴りを左手でふせぎ、脚払いをかける。
だが、ワームは軽やかに、こちらのかわし様子を伺っている。
…ちっ!こいつ闘い慣れてる…。
スッ…
ワームが何か取り出す素振りを見せた。武器か…? ち…これ以上長引くと危険だ。…ずっと…ずっとこの島に来てから何かが狂しい…。まるでフィルターの様な物をかけられてる様で、うまく力が出せない。ならば一瞬で決めるしか無い。キャストオフして一瞬で……
「はぁぁ!」
ボォゥ!!
ぐっ!!火だと?馬鹿な?!不味い!
トン……ガチャ!!
…!!
「はぁっ!!」
…?!これは…
「猛火怒涛の型!!」
ドンッ!!
ぐぅっ!!
何だこれは?…まるで体の芯に響く様だ!
「はぁぁぁぁぁぁ!!」
ドンッドンッドンッドンッ!!
叩く音が響く度に、灼熱の様な波動が体の中を駆け巡る。
このままじゃやられる!!
「…キャ…キャスト……」
(チュィィィン)
…!!
(ガチッ)
うわぁぁぁぁぁ!!
[キャストオフ]
「ぐっ……」
瞬間。何かが弾けた。決まった筈だった。
神崎に改造された童子。原型を留めない程機械化されていたが、闘えない訳じゃ無かった。清めの音は効いたし、事実倒しかけていた筈だ。なのに、突然、奴は目の前で脱皮した。そう、脱皮したのだ。まるで鎧を脱ぎ捨てるかの如く、破片をまきちらしながら。
そして今、目の前に悠然とたって居る。
…不味い……。はっきり言って最悪だ。まさかあんなかくし技を持っていたとは……。
だが、何とかしなければ。逃げるにしても何とか立たないと。
ザッ…
…くっ、奴が近づいてくる。脱皮した事で姿が変わり、まるでカブトムシの様だ。
[クロック・アップ]
何?
シュンッ!
な!?…は…速い!
「うわぁぁぁっ!!」
バキャッ!!
ぐふっ!!
バギャァ!!
ぐはぁっ!!。
…何て速度だ…。…避けきれ無かった…。まるで時間から切り離された様……ぐふっ!
…体に力が入らない…。まるで空気にになって体から抜けていく様だ…。これが本当の『死』…………
投下するのはいいですけど、せめて投下宣言しましょうや。
ヒビキさんピーンチ!
投下するのはいいですけど、せめて書き上げて推敲してから投下しましょうや。
駄目だ……もう立てない……。このまま殺されてしまうのか?この童子に…。皆はどうなるんだ?俺の様に、倒されてしまうのか?ごめん…威吹鬼…。…ごめん…あきら…。ごめん…斬鬼…。
「ごめん――少年…」
(響鬼さん!!)
「!!……負けない…死ぬわけにはいかない……俺には、救わなきゃ成らない人が…いる。少年は俺が救う…。さっき誓ったばかりなんだ……だから」
何でも良い……俺の力に成れ!!!
ドクン!
「この感じ…」
心を集中させて、腰の『鬼』を薄めてみる。
「…ベル……ト?…」
無い力を振り絞ってベルトに触れる。闘ってみせる……あの笑顔を守る為なら何度でも闘ってみせる!!
ガサッ!!
あれは…デイパック…?童子が奪ったものか?…分かる…有る…何かが…有る。
「来い…」
ガサッ
「来い…」
ガサガサッ!!
「来ォォォい!!」
パシッ!!
「変身!」
[ヘンシン]
紅の波動が鬼の体を包んでいく。体を覆う銀色の鎧。右腕についたアンカージャッキ。そして…バッタをもした茶色い頭。
[チェンジパンチホッパー!]
「うわぁぁぁ!!」
「…」
錯乱して襲いかかってくる赤い敵。だが、今は負ける気がしない。
ガチャ!
[ライダージャンプ!]
ドンッ!
(…ベルトが直接教えてくれる…。跳躍してベルトの力を腕に流し…)
ガチャ!!
(殴って直接叩き込む!!)
[ライダーパンチ!!]
バギャァ!!
「うわぁっ!!」
19トンの衝撃が突き抜け、赤い体を吹き飛ばす。
「…ぐ……ぅぅ……(スゥ)…何だ…俺は…何があっ…」
カチッ!
「「!」」
不吉な音。それはトラップ発動の証。
ズザザザザ…
山肌が崩れる音がする。
…山崩れか!!
ズザザザザ……
「わぁぁぁ!!」
……恐ろしい敵だった。
危なかった。もしベルトが力を貸してくれなければ、確実に殺されていただろう。…だが、休む訳にはいかない。自分には助けを求めている友達ががいるのだから。
【日高仁志@仮面ライダー響鬼】
【1日目 現時刻:夜明け前】
【現在地:樹海A-5】
【時間軸】本編20話あたり
【状態】響鬼→パンチホッパッーのダブル変身中
【装備】変身音叉
【道具】変身ベルト&ホッパーゼクター(天道の物)
【思考】1:少年を救う
【備考】鬼の部分変身解除能力を応用したダブル変身が可能。変身後は4時間変身不能。
【天道総司@仮面ライダーカブト】
【1日目 現時刻:夜明け前】
【現在地:樹海B-6】
【時間軸】神代剣と同じ
【状態】暴走スイッチ発動後、山崩れに巻き込まれ気絶
【装備】変身ベルト&カブトゼクター
【道具】ホッパーゼクター(響鬼さん所持)
【思考】1:ひよりを救う2全てのワーム(参加者)は俺が倒す。
【備考】暴走スイッチが発動してます。
なんていうかもうね…
キャラ崩れの説明もなし、効果音ばかりで全くわからない、突っ込みどころが多すぎて
途中から釣りかと思った
うん、この作品はNGで、◆NVl6l5vD.IはNGの理由が理解できるまで出入り禁止。これで一件落着だね。
では何事も無かったかのように放送についての雑談ドゾー
↓
相変わらず排他的だな
いやごめん、スルーできない。
さんざん引っ張っておいてこのオチ…
本気で荒らしとしか思えないんだが。
スレのみんなはなんか気遣ってるけどさ、こんだけ時間かけてこの程度(←良くない表現とは思うがあえて)のクオリティってどうよ?
リアルタイム投下、誤字脱字の嵐、擬音や心情ばかりで臨場感なんてカケラもない地の文、原作未見としか思えないキャラ。
これが"それなりの落ち"とやらですか?
投下乙です。
まずは幾つかの問題点について指摘させて頂きます。
・誤字脱字が多い
・効果音が多く状況が把握し辛い
・天道のキャラに違和感(錯乱等)
・リアルタイム執筆(違ったらすみません)
・注意書きを良く読んでいない
あと細かいですが、ヒビキさんは斬鬼「さん」と呼びます。
更にキャラの補足が有れば良かったと思います。じっくり推敲すると色々と見えてくるものがありますよ。
これぐらいでしょうか?偉そうにすみません。
二人がマーダーになるというのは面白い展開だと思います。
あ、ついでにヒビキさん予約します。
通しなら単体、万が一破棄になったら珠純子も一緒に予約で。
念のため破棄、通しどちらの展開も考えておくことにします。
排他的もくそもねーだろ。
こんなの小学生の落書きじゃないか。
通したら他の書き手に失礼だと思うが
他ロワで何度も何度も同じこと繰り返されて、ここでもまた同じことやられちゃ
いい加減キレたくもなる。
特撮板でやるのに、他ロワに参加していなくちゃいけないの?
むしろ、携帯君の文章には笑わせて貰ったわ。
(破棄を前提だがな。)
このスレの人は、そこからどう拾うかって発想はないの?
見下すなら、自分よりレベルの下の子をフォローしてなんぼだと思うけど。
あれくらいで怒るのなら、みんなはリアル工房くらいなのかな?
いや、どう読んだら他ロワに参加してなきゃいけないって話になるんだ。
「注意されたことを全く聞いてない」のが問題。
何も文章が下手だから追い出そうとしてる訳じゃないのはわかるよな?
予約の〆切を破ったのも、急病だったなら最初は仕方ない。
前後編に分けたのもまあ許容するとしよう。
しかし後編の投下も散々遅れ、まだ書きあがってないなら破棄しようと言われてから
「もう完成してるから投下する」と言って投下開始したにも関わらず
明らかに「未完成だったのをリアルタイムで書きながら投下してる」としか思えない速度での投下。
2chとはいえ、企画に参加しようと思うならルールを守ることは大事だと思うんだよ。
ルールを守る態度はおろか、ルールを知ろうとする態度すらないのが問題。
見下してるとかでなく、「こんなルール違反の相手とは一緒に遊べない」と言ってる。
スポーツだってルール違反した選手は退場だろ?
いわれのない書き手叩きがあれば当然、書き手は離れる。
しかしルール違反の書き手がお咎めなしで受け入れられていても書き手は離れるよ。
真面目にやってる俺達は何なんだ、こいつの尻拭いをしなきゃいけないのか、って。
まあ取り敢えず
>>90の穏当な指摘に反応があるかどうかかな。
時間的にまだ見てなくて反応できないだけ、と好意的に取ることもできなくはないし。
問題点を指摘されて、それに応じる姿勢のある書き手なら文章力を磨いてからまた来てほしい。
しかし指摘をまるっと無視するようなら、「皆で作る企画に参加する」気がないと見做すしかないよ。
優しいのと甘やかすのは違うだろ。さすがにこれは言ってやるのが本人の為だと思うが。
採用か否かは◆NVl6l5vD.Iがどうするか書き込んでくれればいいが、
何日も返事待ちする事になるくらいなら日付が変わるまでは待つとか期限決めて、
あとはスレの住民で決めてもいいと思う。
交流スレから来ましたが、ここは不思議な人が多いスレですね。
とりあえず、件のSSを擁護する書き込みがあることにびっくりだ。
部外者として言わせて貰うが、あの落書きを『まともなSS』として議論しようとするのは
幼稚園児の落書きをまともなコンクールに出すようなレベルの話だと思うぜ。
他の参加者に失礼だろ。
(´-`).。oO(このSSを「通そう」とか言ってる人は本人か荒らしに見えるんだけど…?)
前言撤回、あのまま突き放した方が本人的にもスレ的にもよかった気がしてきました。
◆NVl6l5vD.I氏、◆naAqV94LaU氏が細かい指摘をやってますが、正直それでもどうしようもないと思いますよ。
まずは本を読むことからはじめてください。
文庫本やハードカバーはかなりためになりますよ。
仮面ライダー正義?
画像掲示板などで自分のHPを宣言してうざがられてるあれですか?
下三行はお前が言うなって感じなんですが。
ああ、そういうことかby天の道
取り敢えず明日ぐらいまで反応を待ちませんか?
それで反応が無いようなら、私達で決める事にしましょう。
本人に向上心が有るなら救いようは有りますし。是非勉強して頂きたい。
まずは最低限のルールを守り、注意書きを読むことから始めましょう〜。
◆naAqV94LaU氏、今までのやり取りで成長する余地を与えましたし、
充分フォローしてきたと思いますよ。
また猶予与えたら、ほかの期限を守ってる書き手に失礼ですし、
修正版の投下を許してくださいとか言って、同じことをすると思います。
それにしても前にも同じ流れがありましたね。
また◆naAqV94LaU氏が離れないか心配です。
って、余計なことですね。すいません
いまさら感想
響鬼ほとんど見てないけど、ヒビキさんは人間を魔化魍(童子?)だと
思って、さらに確信してしまうほどアホの子なの?
その辺強引過ぎませんか?
… の多用も目立つし、読みづらいです。
では明日まで待つと言うことで…
それで返事又は修正が無く、議論の上今回は破棄であれば
◆tEC40z1lGg氏に投下して頂いてはどうですか?
SSが完成していたにもかかわらず、投下を進めてくれていましたし、
キャラも予約被っていませんよね?
>>101 期限に関して的はずれの書込み失礼しました。
件の書き込みは仮面ライダー正義の作者の書き込みではなく、早瀬氏の書き込みのようですね。
早とちりすいません。
>>101 確かにそうなんですよね。本当なら投下する前に全て調べなければならない事で有り、それだけの時間は充分あった筈。
挙げた問題点を修正するだけでも日数が掛かりそうですし…。公正の余地を与えてるにも関わらずルールを破り、更にルールを破られてしまっては今後同じ事が起こるとも限らない。
確かにこれは単なる甘やかしでしか無いかもしれませんね。
最後の言葉、不謹慎ながら少し嬉しかったです。
心配有難うございます。
何にしろ日付変更まで待ってみましょうか。
本人の言葉が聞きたいので。
これで反応無し、又は真っ当な回答が得られない場合は破棄もやむなし…と。
また勉強して出直して貰う事にしましょう。
>>107 了解です。
それにしても勘違いしてましたが、早瀬氏の言葉は重みがありますね。
ただ、病人が弱者であることは確かですが、ここではそれを証明できないし、確認も出来ません。
病気だったと言って、「病人である僕を責めないで」という思惑を盾にスレ住人に迷惑をかけるのは、
あきらかに弱者ではありません。
大体病気であっても手はとりようがありますので、義務を怠った人に対する正当な評価だと思いますよ。
むしろ甘すぎる気がします。これで文句言うようなら他所へどうぞってことです。
>>90氏の疑問に返答させていただきます。
天道錯乱については、カブト及びガタックにつけられたワームを全て殺す装置、暴走スイッチが発動したという事にしています。
誤字脱字については、書いてみれば?と言われた時に既に破棄が完了していた為、急いで作り直したからです。
響鬼さんは、この島は神崎の魔化魍育成場。自分達は餌。天道は変身していた為、改造された童子と思いました。
自分の自己管理能力の無さで迷惑をおかけしてしまって大変申し訳ありません。勉強してから出直してきます。修正の件についてはスレの総意を聞いからと言う事で。最後にやり直しの機会をここに至っても与えて頂き、ありがとうございます。
うん、NGでいい?
>破棄が完了していた為、急いで作り直したからです。
それは出来上がっているって言いませんよね?
>69と話が違いますよ
>>69を書いた後に破棄したと考えればよいのでは?
>>109 いや、だから天道変身する前からキャラ崩れてんじゃん。
ヒビキさんにしても天道はただ様子伺っているだけなのに
さも天道が殺意を持っているかのように反応してるのはマヌケすぎ。
>111
それはそれで問題ですね。すぐ投下できると偽ってリアルタイム投下したんですから。
あと色々細かい突っ込みです。
>天道錯乱については、カブト及びガタックにつけられたワームを全て殺す装置、暴走スイッチが発動したという事にしています。
あれって、装着者の精神にまで影響ありましたっけ?
せいぜい意識がなくなって暴れるぐらいしか描写ないんですが。
>響鬼さんは、この島は神崎の魔化魍育成場。自分達は餌。天道は変身していた為、改造された童子と思いました。
響鬼さんが魔化魍の育成場があるって知る描写ありましたか?
あと魔化魍の育成場ってなに? オリジナル設定?
身なりのいい男が魔化魍をばら撒く程度の情報しか知らないと思いますが。
一つ言いたいことがある
過去の作品読んだ?
本文とは別に解説がないと内容が伝わらないようでは、ダメだと思う。
どんな文章でもそうだけど、とりわけ物語ってのは、作者は自分の中の情景
に基づいて書くけど、読み手の中にはその情景は存在しないから、書き手の
言葉からイメージを組み立てていく。だから丁寧な描写が必要になる。
で、◆NVl6l5vD.I 氏の文章は、擬音から音は想像できるけど、それだけでは
人やモノの動きってのがとんと伝わってこない。目隠ししてアクション映画
を見ているようなもどかしさがある。
採用不採用ってのは、ルールだけじゃなく、最低限度の質ってのも議論すべき
であるなら、今回は、うーん、と言わざるを得ない。
空気悪くした一人として執筆状況報告します。
7割出来てますので、早ければ今日、遅くても明日の夜までには投下します。
117 :
名無しより愛をこめて:2007/02/10(土) 16:12:14 ID:pCu3aZPq0
俺が言いたかったことを
>>115が代弁してくれた!!
あと、急病等で締め切り守れなさそうなら
早めに予約キャンセルするべきじゃないかな?
皆に迷惑かけることになるし流れも止まっちゃうよ?
既に破棄してしまっていたなら、その旨だけでも伝えられたのでは?
救済措置を与えたうえにルール違反されてしまっては何とも…。
これから先、この例をもとに秩序が乱れないとも限りませんし、今回は破棄も仕方ないかもしれませんね。
109の内容を他スレに誤爆してるもんなあ。
なんていうかgdgdもここに極まれりだな。
暴走スイッチってワーム(というか人間以外?)を識別して襲いかかるんじゃないの?
見境なしだと人間まで襲っちゃうし。
ぱっと見でワームに見えたとして、それでスイッチ入るってんなら大分適当な"最後の手段"だな。
あと天道にしろ、最終回手前の時間でワームは全て倒すってなるか?
台詞全部は覚えてないけど、かなり器の広いこと言ってた気がするんだが
ダブル変身で四時間解除不可の理屈が分からない。
過去作品読んだ?
あたしゃどうすりゃよござんしょ
投下していいじゃないでやんすか?
……冗談はおいといて、出来るなら投下お願いします。
誰か投下して空気を変えてくれないかと思っていました。
よろしくお願いします。
ならば投下だ。7,8レス分ぐらいになると思います。
焚き火の明かりには不思議な力がある。
友人と囲めばより心を開かせ、恋人とあたる炎は愛をも温める。
独りで向き合ったときは――
夜の砂浜に座り込み揺れる炎を見つめていると、今は隣にいない友人や仲間達のことが思い出される。
菊池啓太郎、木場勇二、そして園田真理。
「……真理」
乾巧は、この夜空の下のどこかにいるであろう真理のことを思う。
鼻っ柱の強い女ではあるが、人が殺せるかと問われれば、おそらく無理だろう。
勝手に死なれたら、啓太郎に何と言えばいいのか。
見上げると、瞬く星々の間を縫うように火の粉が走っている。
今はただ真理がこの炎に気がついてくれる幸運だけを祈り、巧は考えるのを止めた。
乾いた木片が燃えてパチパチと音を立てる他は、ゆったりとした波の音しかない静かな夜。
どれほどの間、独り静けさに身を委ねていただろうか。
それを破ったのは、誰かが砂を踏む足音だった。
「……おい?どうしたんだ!?」
振り向いた先にいたのは、顔を腫らして血を垂らし、衣類は無残に切り裂かれた一人の少女だった。
「どうした?誰かに襲われたのか?」
反射的に巧は立ち上がっていた。濡れたジーンズにへばり付いた砂を払うようにしながら、少女に駆け寄る。
腰をかがめて少女の高さまで目線を落とし、その顔を覗き込んだ。
間近で見れば傷はずいぶん酷く、強い力で何度も殴られたようだった。
「おい、何とか言えよ?」
肩を掴んで軽く揺するが、少女は無言のまま。
ならば無理して喋らせることはない、そう考えた巧は、少女の手を引いて焚き火の傍に連れて行った。
「顔洗うなら、海水よりそっちのほうがいいぜ」
デイバッグからミネラルウォーターのボトルを取り出し、少女に渡す。
「……腹が減ってたら、そこの乾パン食っていいからな」
ボトルの水で、顔に貼りついた血と砂を洗い落としている少女の小さな背中に声をかける。その弱々しいシルエットから嗚咽が漏れるのが聞こえて、巧は目を逸らした。
「まぁしょうがないよな。いきなりこんなところに連れてこられて、
殺し合えとか言われても……現実感っていうの、ないよなあ」
少女に背を向けるようにすると、視界いっぱいに海と夜空が広がる。
少女に傷を負わせたのは誰か、その者が近くにいるのか、そういった心配もあったが、
一方でどこかほっとしている部分があるのも確かだった。
「まぁ、なんとかなるって」
海に向かったままそう言った後、暫く沈黙が流れた。
「すみません」
少女の声が自分のすぐ後ろでしたので、巧は驚いて振り向いた。
「わっ、あちっ」
火のついた木片を棍棒のように振り下ろす少女。背中に熱い火があたる。
衣服が海水を吸っていなければ、燃え移って大火傷をしていたかもしれない。
「やめろっ」
慌てて体をかわす。
「お前、あんな奴のいいなりになって、殺し合いすんのかよ!」
とても人殺しなんて出来そうもない少女が自分に襲い掛かってきたことに、巧は薄ら寒いものを感じた。
己が命を人質に捕られれば、人はこうも残酷になれるのか、と。
少女は喚きながら狂ったように木片を振り回す。巧はすんでのところで少女の手を掴み、押し戻した。
少女が半ば叫ぶように言う。
「それでも……それでも帰りたい場所があるんです!」
その声には再び嗚咽が混じり、怒りとも悲しみともつかない感情が篭っているようだった。
気が動転しているだけなのかもしれないが、少女は見た目に反してかなり力強く、
巧はつい本気で少女を突き飛ばしてしまった。
「痛っ!」
少女が砂浜に転げて、燃える木片がその手を離れた
「あ、悪いっ」
何とかしてこの少女を落ち着かせなければならないと思い、巧は木片を取り上げた。
ちょうどそのときだった。
虫の羽音を低くしたような音とともに、砲弾のようなものが飛んで来て巧の手にした木片を弾き飛ばした。
木片は燃えたままバラバラに砕け、海へと落ちた。
「――おばあちゃんは言っていた」
海とは逆の方向から、男の声が聞こえてくる。巧と少女は声のする方へ視線をやった。
「男がやってはいけないことが二つある。
食べ物を粗末にすることと、女の子を泣かせることだ、とな」
男は喋りながら巧達の方へと近づいてきた。
暗さもあり遠目にはよく見えないが、声の感じや背格好からして、男は巧と同じくらいか少し年かさと思われた。
「その少女を殺すつもりだったのか?」
あまりにタイミングが悪かった。完全に誤解されている。
戸惑った巧が言葉に詰まる間も、男は歩みを止めなかった。
次第に距離が縮まり、焚き火が男の顔を照らしだす。
近くでみれば端正な顔立ちで、やはり巧よりはやや年長のようだった。
そして、何の根拠があるのか知らないが、男の表情や言葉には自信のようなものが満ち溢れていた。
「……だったら、どうだっつーんだよ」
ようやく口をついて出た言葉がこれだった。
素直に違うといえば、もう少しマシな展開になったのかもしれない。
しかし、巧は人付き合いに関しては本来的に不器用で、
初対面の相手にはつっけんどんな態度をとってしまう性分であった。
少女に対して優しい態度を取れたのは、相手が年少の女の子であったこともあるが、
何より巧自身の内なる不安と孤独に因るもので、言わば例外中の例外だった。
「知れたことだ」
男は超然とした態度を崩さずに巧の傍まで歩み寄ってきた。
「……へっ。やってみやがれ!」
焚き火を焚いたときから、襲われることは覚悟していた。
神崎とやらの言うなりに殺し合うかどうかは決めかねるが、降りかかる火の粉を払うことにはためらいは無い。
初めてベルトを手にしたときもそうであったように。
巧は右の手首を軽くしならせると、男に殴りかかる。
……が、男は巧の大振りのパンチを難なくいなし、逆に殴り返してきた。
もう一度殴りかかるが、今度はパンチを受け止められ、突き飛ばされる。
3度、4度と拳を振るっても、全て無駄のない動きで捌かれ、カウンターを入れられる。
巧も相当にケンカ慣れしているが、男の動きはもっと完成された体術のそれだった。
とうとう、男の蹴りが巧の腹を捕らえ、巧はもんどりうって倒れる。
このまま殴りあっても、勝ち目は薄い。ならば――
「お前を倒す前に聞いておきたいことがある」
砂浜に尻餅をついた巧を上から見据えながら、おもむろに男は言った。
「おいおい、気が早いんじゃねーか?」
巧は殴られた頬を軽く指でなぞりながら、失笑して男を見上げる。
「日下部ひよりという女について、何か知らないか?」
「……知らないなあ」
名簿に目を通したとき、ひよりという名前があったような気はしたが、苗字は難しくて巧には読めなかった。
それよりも、やたら偉そうな男が女の心配をしていることが意外に思えて、幾分気が殺がれた。
「俺も聞いていいか?園田真理って女のこと、知らないか?」
殺がれついでに、巧も質問をする。
「……知らんな。その真理という女がどうかしたのか?」
巧は気がつかなかったが、そのとき男は少し眉根をひそめ、巧と少女とを交互に見比べていた。
「そいつに死なれちゃ寝覚めが悪いんでな。本気でやらせてもらうぜ」
巧は奥の手を使おうと、全身に力を込める。
体の表面にうっすらと黒い紋様が浮かび上がり――
「やめてください!」
それまで黙っていた少女が、突然大きな声を上げた。
「私が悪いんです。私がその人を殺そうと思って、焚き火の木で殴ったんです」
巧も男も、少女の方を見つめる。
「その人は、怪我をしていた私を助けてくれたんです」
「お前……」
巧は、少女の肩が小刻みに震えているのに気がついた。
しかしその言葉には、先刻より少しばかりしっかりした意志も感じられた。
「何故恩人を殺そうとした?」
男が少女に聞く。当然の質問だった。
答える前に、少女は二度三度しゃくりあげるように大きく息をした。
「どうしても帰りたい場所があるんです」
声は、震えていた。
「私には……私にも、会いたい人がいるんです!」
喉から搾り出すような叫びとともに、少女は砂の上に崩れ落ちた。
浜の真砂が、少女の頬からぽろぽろとこぼれ落ちる雫を吸う。
男は暫く少女を見つめて、何事か考えているようだった。
それからおもむろに向き直ると、
「どうやら俺の早とちりだったようだな。悪いことをした」
と言って、尻餅をついたままの巧に手を差し出した。
「だが、何故わざわざ誤解されるような態度を?」
「……人付き合いってやつが、どうにも苦手でね」
巧は男の手を借りずに立ち上がって、ジーンズの砂を払った。
「フン、なかなか面白い奴だ」
男は気を悪くするでもなく、むしろ微笑みさえみせて、行きどころを無くした手を収めた。
「アンタも、相当なモンだと思うぜ」
巧は男を一瞥してから少女の元へ行き、大丈夫か、と一言だけ聞いた。少女は小さくうなずいた。
そんな巧の背に、男が言葉を投げかける。
「お前にも、守りたい人がいるのか」
巧は、嗚咽が止まらない少女の背中をさすりながら、男を見やる。
「守りたいっつーか……勝手に死んで欲しくないだけだ。さっきも言っただろ」
「俺にも守らねばならない人がいる。そこの娘にも、会いたい人がいる」
「何が言いたいんだよ?」
男は小さく溜息をついた。それから、巧から顔を逸らし、焚き火を見つめながら続けた。
「手を組んでやる。1人で探すより、大勢で探した方が早い。
さっさとお互いの大切な人を見つけて、こんなくだらん殺し合いから抜け出すぞ」
男の言葉に巧は一瞬戸惑う。
真理を見つけることばかり考えていたが、その後のことは何も考えていなかった。
もし真理を見つけたとしても、最後の1人まで殺しあうならばいずれは――
「抜け出す……できるのか?あの神崎ってヤローは、妙な力を使うみたいだぜ?」
ある日突然知らない場所に集められたと思えば、今度は別の知らない場所へとワープさせられた。
正直言って、ここが日本なのか、外国なのかも分からない。
「それにこの首輪だって……」
指先でそっと喉元をなぞる。
いつの間にか体温に馴染んで忘れかけていたが、巧にも、男にも、少女にも、そして真理にも、例外なく首輪が嵌められている。
下手なことをすれば、あの男のように――飛び散った脳漿のことを思い出すと、口の中の唾液が苦味を増す。
しかし、男は涼しい顔で言った。
「俺が願うことは全てが現実になる。選ばれし者だからな」
「……やっぱり、アンタのほうがずっと面白いぜ」
どこぞの草加とは違う方向で偉そうだ。だが、ここまで突き抜けられると返って悪い気はしない。
ましてやこのような状況であれば、どこか勇気付けられる部分があるのも確かだった。
「首輪は何とかして外そう。そうすれば俺は時空さえ越えられる。仮にここが異次元でも、な」
「時空を越えるか。そいつはいいな」
途方もないことを事も無げに語る男を見て、巧は思わず口の端に笑いを浮かべていた。
そして、少女の肩に手を置いて、
「この子の帰りたい場所ってのにも、飛べるのか?」
と聞いた。
「当然だ」
「気に入ったぜ」
巧は男の言うことを全て信じたわけではなかったが、
――真理と一緒に啓太郎達のところに帰ることができるかもしれない――
そう思うと、どす黒いもやに覆われていた心に一筋の光明が差していた。
巧は、傍らの少女に声をかける。
「おい、帰れるかもしれねーぜ。元気出しな。名前、何て言うんだ?」
少女はようやく涙をすするのをやめ、腫れ上がったままの顔を2人に向けた。
「天美……あきらです」
「俺は乾巧だ。アンタは?」
巧に名前を尋ねられると、男は右手を掲げ満天の星空を指差した。
「覚えておけ。俺は天の道を行き、総てを司る男――天道総司だ」
【乾巧@仮面ライダー555】
【1日目 現時刻:深夜】
【現在地:海岸J-6】
【時間軸】中盤くらい
【状態】天道に殴られてややダメージ、服が濡れて気持ち悪い
【装備】ファイズドライバー
【道具】ミネラルウォーター×2(一本は半分消費) カレーの缶詰 乾パンの缶詰
【思考・状況】1:園田真理を探して合流する (草加は多分大丈夫的発想。)
2:可能であれば、脱出して神崎士郎をぶん殴る
3:脱出できるなら天道と手を組むのも悪くない
【天美あきら@仮面ライダー響鬼】
【1日目 現時刻:深夜】
【現在地:海岸J-6】
【時間軸】中盤くらい
【状態】顔は腫れたまま、だいぶ落ち着いたがやや混乱気味。
【装備】破れたインナー・鬼笛・ディスクアニマルアカネタカ
【道具】ファイズフォン
【思考・状況】1:絶対に生き残る
3:とりあえずは巧と天道についていく
【天道総司@仮面ライダーカブト】
【1日目 現時刻:深夜】
【現在地:J-6 海岸】
【時間軸】ハイパーゼクター入手後
【状態】健康 至って冷静
【装備】カブトゼクター&ベルト
【道具】未確認 他食料など一式
【思考・状況】1:日下部ひよりの保護
2:脱出して(首輪の解除とハイパーゼクターの入手)神崎を倒す
3:乾巧の心根を気に入り、天美あきらには樹花を重ねている
以上でござぁます。
こうしてみると改行がへったくそで読みづらいですね。申し訳ない。
3人称に挑戦してみましたが、書き分けられているでしょうか?
GJ!
誤解→拳で語り合い→和解
えらい王道で吹きました。素敵!
各キャラの掛け合いもらしくて面白いです。
そういえば真司、小沢グループに続いて珍しく安定した対主催者グループですね。
次回のSSも楽しみにしています!
◆tEC4Oz1lGg
GJ!
読みづらいなんてとんでもない!いい腕してます。
次回も楽しみです。
GJ!!
一癖も二癖もある連中をよくぞここまで…。この三人の情景が目に浮かぶようです。
位置も近いし、これはいよいよ真司&小沢組との合流が現実味を帯びてきましたね!
何はともあれGJでした!
では改めてヒビキさん、珠純子の予約でお願いします。
乙です。
巧と天道のキャラがいい感じですね。
次回が楽しみです。
それと経過報告。
たった今戦闘シーンに入りました。
今日の深夜、もしくは明日あたりに投下できそうです。
GJ!!
今までのパターン的に殺し合うかと思ってヒヤヒヤした……
◆Qj4b9ovE16 氏
投下楽しみにしています。
まとめサイト管理人氏
更新&予約リストの作成乙です。
日付も記入してあるので、期限も分かりやすいですね。
管理人様、乙です。
というか期限って一週間ですよね?
細かいこと言いたくないんですけど、約二人期限過ぎてるような…。
まあ定期的に連絡が入ってるので問題ない気もしますが。
それでもやっぱり良くないことではないかなぁ…と。
さっきまでの話題が話題ですし。
ありゃ、本当だ。
約一日期限過ぎてるわ。
どうしよう……
>143
一応連絡があれば延期はありということでどうでしょうか。アニロワがそんな感じですし。
◆A.IptJ40P.氏。おそらく粘着を避ける為発言をしてなかったのだと思いますが、
事情が事情ですので一度降臨していただけないでしょうか?
延期なら、いつまで出来上がるのかも聞きたいですし。
や、だからどうしろって訳では無いんです。
「すみません」と一言添えて投下すれば良いのではないでしょうか?
謝って欲しい訳では無く、マナーやルールを守るうえで必要ではないかなぁと。
その他のマナーさえちゃんと守っていれば、少しくらい過ぎても「破棄しろ!」なんて言う人は居ないと思いますので。
うーん…なんか言い方が刺々しくなってしまってすみません。
決して悪意が有る訳では無いので…。
伝え方が難しいなぁ。
これからは事前に要連絡で延期も有った方が良いかもしれませんね。
どうしても避けられない用事や事態って起こり得ますし。
1人の書き手の意見として非常に助かります。
えー、前回と同程度に抑えるつもりが、見せ場が増えてしまい……
大急ぎで書き上げているので、しばしお待ちを。
ちなみに現状11キロバイト超過。
わかりました。
僕もできる限り頑張りますが、明日の午前0時までに投下できなかった場合
連絡なしでかまわないので、僕の予約は自動的に破棄してください。
これが僕の答えです。
お二人共頑張って下さい!
純粋に二人の作品を読みたいので非常に楽しみにしています。
私も未だに拙いままですが、執筆を開始したいと思います。
お二人とも、応援しています。
特に◆A.IptJ40P.氏は苦労してますもんね……
さて、時間が思ったよりもかからなかったので投下させてもらいます。
朝日がわずかに見える海岸へ、白い衣装に身を包む精悍な男が一人。名をガライという。
ゲームが始まりいくらか時が流れたが、彼はゲームの内容に興味はなかった。
彼の目的は一つ。生贄を得たフォッグ・マザーにより大量の兄弟を迎えることだ。
(どこであろうと使命は変わらない。生贄をフォッグ・マザーに奉げる)
思考がまとまり、閉じた瞳を朝日と同じくらい開く。
瞬間、身体を開き、ガライを襲う銃弾を避ける。
砂塵が舞い上がるなか、右手に黒い球状のマシンガン、左手に鉄球を持つ赤い鎧の男を見つめる。
「今の攻撃を避けたのは褒めてやろう。だが、キサマはデーストロンの大幹部、ヨロイ元帥の前に倒れるのだ」
再び右手から火線が放たれ、ガライの白装束に穴を開けられた。しかし、ガライは迷わずヨロイ元帥へと迫る。
射撃を避けられ、焦るヨロイ元帥が鉄球を振り下ろすが、自らに命中する前に、拳を腹へ叩き込む。
身体をくの字にまげ、苦悶の表情を浮かべる顔へ回し蹴りを放つ。
数メートル吹き飛びながらも呻くだけのヨロイ元帥に興味を持ち、話しかける。
「これで壊れないとは。貴様はこの星の人間ではないのか?」
「人間などではない。先程も言っただろう。デーストロンの大幹部、ヨロイ元帥だと。そして!」
ヨロイ元帥がマントを翻すのが見えた。続けて赤い鎧の姿が、黒い鉄仮面に赤い甲殻を纏った怪人へと変化する。
「ウ〜ラ〜。鎧一族最強の改造人間、ザリガーナ様だ。死ね!」
恐怖を煽る為に言ったはずの言葉に、ガライは笑みを浮かべる。
「なら少し遊んでやろう。来い!」
銀の耳飾りを弾くと、厳かな鈴音が海岸を支配し、儚げな白い霧を生む。
ガライを守るように白い霧が纏わりつき、続けて頭から下へと霧が晴れ、白いコブラの怪人が姿を現す。
「キサマも改造人間だったのか!」
答えず、狼狽をするザリガーナに組み付き、地面へと押し倒す。
腹に馬乗りになり、顔に一発、二発殴る。
「調子に乗るな!」
ザリガーナの口元から溶解液が発射され、堪らず離れる。白い装甲が、タイヤの空気が漏れるような音を出しながら溶ける。
「フハハハ! 近寄らなければどうしようもあるまい」
勝ち誇るザリガーナへ掌を向け、空中で三又の巨大爪を精製し放つ。
巨大爪がザリガーナを重い衝撃と共に貫く。
「グハッ! ば、馬鹿な!」
よろめきながら倒れ、痙攣しながら元のヨロイ元帥へと変わっていく。
(所詮はこの星の生き物だということか。つまらない音を立ててすぐ壊れる)
そのままガライは人間体へと変化し、生贄を求めてその場を去った。
「小沢さん、市街の方に行こう。あそこには人がたくさん集まるはずだ」
真司は小沢と情報交換をしたあと、この主張を続けていた。
「ライダーでない人も巻き込んで殺しあわせるなんて、ふざけている! 神崎! こんなことしたって優衣ちゃんは……グエッ」
襟首をつかまれ、首が絞まり咳き込む。涙目ながらも原因である小沢を睨むが、彼女は飄々としている。
「馬鹿ねえ、あんな大声だしたら殺人者をおびき寄せちゃうでしょ。気持ちは分かるけど落ち着きなさい」
まるで聞き分けの無い子供を諭すような調子であった。
真司はマイペースな彼女に反発をする。
「今、この島で誰かが襲われているかもしれないんだ。何もしないなんて出来ない!」
「だからってここで叫んだって聞こえるわけ無いじゃない。市街に行くのも却下よ。
戦力が無さ過ぎるものね。二人で市街の方に行って、誰一人救えず死んだっていいわけ?」
真司は小沢の言葉に少し怯むが、すぐに表情を己の信念で固める。
「俺は戦いを止めるまで死なない。それに、神崎のことだから絶対俺たちのことを見ている。声が届かないってことはないはずなんだ」
真司はライダーバトルにて、神崎に何度も鏡から話しかけられた経験から、自分の推理を確信していた。
小沢の顔に緊張が走るのが見て取れ、それは神崎に命を握られていると気づいたからだと真司は考える。
しかし、彼女は突然立ち上がり、毅然と空に顔を向けた。
「神崎士郎! 聞こえている? 言っとくけど、あんたを思いっきり殴りに行くから、覚悟してなさい!」
真司以上の声量を出し、啖呵をきり始める。その彼女を恐れたように、海岸が静かになった錯覚を感じた。
一連の行動に呆然とするが、彼女はさっさと支度を始める。
「何しているの? あんな大声出したんだから殺人者がくる前に移動するわよ。早く準備しなさい」
何事も無かったかのように行動を起こす彼女にずっこけそうになる。
(無茶苦茶だ。この人)
奇しくも真司の感想は、小沢の同僚小室隆弘と同じだった。
お互い一分もかけずに準備を終え、肩を並べ歩く。
「そういえば城戸君は叶えたい願い事は無いわけ?」
突如話を振られる。彼女にはライダーバトル、ミラーモンスター、神崎士郎の目的を話した。
当然、ライダーバトル、及びこの戦いの果てにある褒美も知っている。
最も願いを叶えるなどの旨は、メモにもあったのだが。
「無いよ。そんなことで起こる戦いを止める。それしか考えたこと無い」
「つまらないことを言うわね」
彼女の不謹慎な物言いに眉を顰める。まさか願い事の為にゲームに乗る気なのかと思い、質問をする。
「小沢さんは叶えたい願い事はあるんですか?」
自然、口調に緊張が現れる。
「あるわよ」
即答され、彼女はゲームを止める為自分と組んだはずではないのかと、混乱する。
「さっさとこんなこと終わらせて、焼肉食べながらビールを飲みたいわ」
最後まで聞いて、緊張が脱力へと変わる。
「そ、それは願い事なんていわないんじゃ……」
「言うわよ。ただ、私は誰かに叶えてもらう気はないわ。自分の力でこんなゲーム脱出して、飲みに行くのよ。
あ、もちろん城戸君も一緒だから。吐くまで飲ませるわよ」
初めて向けられた笑顔と同じ穏やかさで語られる。一瞬でも彼女を疑ったことを恥じた。
「小沢さん、今度おごりますよ」
今度は緊張ではなく、尊敬の念が現れた。
「期待しないで待っているわ。城戸君貧乏そうだし」
小沢の軽い皮肉にお互い笑顔を交わす。穏やかな空気が流れるが、すぐに持たなくなった。
海岸に倒れる人影を発見し、二人に緊張がはしる。
「まだ生きている」
呟くなり駆け出す。真司の頭には鎧を着ていることや、近くに転がっている黒いマシンガンのことはなかった。
「大丈夫ですか! しっかりしてください!」
彼の叫びは虚しく響いた。
夢にまどろむのを自覚し、ヨロイ元帥は自分を振り返る。彼は常に疑心暗鬼だった。
結城丈二が優秀さゆえ、首領の覚えがいいと聞き、罠にはめた。
もちろん、結城丈二以外にも、何人もの幹部候補を始末している。
ドクトルGがこの島にいることに憤慨した。
(死人は死人らしくしていればいいもの)
呪詛のような言葉を呟く。首領に重宝されるのは、デーストロンの最高幹部は自分一人でいい。
そういった思考から辿りつく結論があった。
(あの男、神崎士郎といったな。V3をも出し抜く技術力、あれを首領に献上すればどうなる?)
獲物を見つけたハイエナのような笑顔が浮かぶ。
簡単な話だ。V3、結城丈二の首と神崎士郎の技術を手柄とし、ドクトルGを殺してデーストロン唯一の幹部になればいい。
デイバックから黒い球状のマシンガンを取り出す。ブレードもあるが、自分には左手のハンマーがある。
重荷になるだけだと思い、その場で捨て、獲物を探しさまよう。
(見つけた)
白装束の男に照準を合わす。結末を知らない彼の顔には、笑みが刻まれていた。
「ぐうっ」
夢の終わりは痛みによって告げられる。胸に三箇所の穴をあけられたのだ。しばらくは動けないだろう。
今は疑問が多く、戦いの心配をしている暇はなかった。どこかの廃屋に寝転がり、そして……
(手当てがされているだと?)
不思議に思い、周囲へと視線を彷徨わせる。
そんな自分の様子に気づいたらしく、長髪の青年が笑みを浮かべて近寄る。
「気がついたんだな。よかった」
声をかけられ、その意味を考える。
(どういうことだ? 殺し合いの行われている現状で、なぜ俺を助けるんだ?)
「傷が痛むから黙っているのか? そうだ、今お粥を作っていたんだ。自分で飯は食えるか?」
差し出されたお粥はレトルト式のものだった。白い湯気が空きっ腹を刺激するように立ち昇る。
毒が入っているのではないのかと疑うが、青年の側にいる、警察官の制服に身を包む女性を目にし、考えが変わる。
(なるほど、警察ならデーストロンに協力者がいる。この戦いに生き残るのは無理と判断して、俺に取り入ろうというわけだ。
中々見る目がある連中だ)
差し出されたお粥を取り、口の中に入れる。塩と梅干の味が広がり、腹が満たされ生き返る。
「美味かった。礼を言うぞ。キサマは……」
「俺、城戸真司。あっちにいるのは小沢さん」
「城戸真司、小沢、二人には感謝する。この件が終われば首領に話をして取り持ってやろう」
尊大な言い方に城戸が呆けるのが目に入る。
(ほう、あまりの嬉しさに思考が停止しているのか。無理もない。デーストロンの大幹部に取り持ってやると言われているんだからな。
まあ、期待させた方が後々盾としても使いやすいし、せいぜい感謝するのだな)
真司は意味が分からず、混乱しているだけなのだが、ヨロイ元帥は勘違いに拍車をかけていった。
二人にどれほど自分の部下であることが素晴らしいか、語ろうと傷の痛みを押して立ち上がろうとする。
「ゴォ……!!」
地味な悲鳴が上がる。中腰のヨロイ元帥は股間に、小沢の膝蹴りが入ったからだ。
鈍い痛みが、腰を貫き頭に除夜の鐘を乱暴に鳴らす。
そのまま崩れ落ち、ヨロイ元帥の意識は再び闇へと沈んでいった。
小沢澄子はヨロイ元帥にいい感情を持たなかった。
偶然廃屋を見つけたのを幸いとして、手当てして放っておきたかった。
その理由は何か?
ヨロイ元帥の黒い思惑に薄々ながらも気づいたからか?
今は自分の手の内だが、球状のマシンガンが使われた痕跡があるからか?
ヨロイ元帥の態度に天敵、北條透を思い出したからか?
全て是であり、否だった。
(あの被り物、センスが最悪だわ)
一番の原因は被り物が気にくわなかった。真司が聞けば軽蔑と共に脱力するような理由である。
「な、なんて酷い。小沢さん、何するんですか?」
「あんまり派手に動きそうだったから、静かにしてもらったのよ。貴重なデイバックを包帯として解体したのよ。
無駄には出来ないでしょう?」
蹴られたわけでもないのに股間を押さえる真司に疑問を持ち、蹴った理由の一つを答える。
「だからって何も股間を蹴らなくったって……」
呟く真司を意識の外に追いやり、今後の方針を練り始める。
警視庁きっての天才、運命に巻き込まれたライダー、悪の組織デストロンの幹部。
奇妙な三人は、こうして行動を共にするのであった。
【ガライ@仮面ライダーJ】
【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:海岸J-5】
[時間軸]:本編開始前
[状態]:軽症
[装備]:なし
[道具]:未確認
[思考・状況]
1:フォッグ・マザーへの生贄を探す
【城戸真司@仮面ライダー龍騎】
【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:海岸J-3】
[時間軸]:47,8話前後。優衣が消えたことは知っています。
[状態]:健康。小沢澄子を全面的に信頼。若干感傷的に。ヨロイ元帥の痛みに共感。
[装備]:カードデッキ(龍騎)
[道具]:バッグの中は未確認。
[思考・状況]
1:戦いを絶対に止める。
2:蓮たちを探す。
3:ヨ、ヨロイ元帥……
【小沢澄子@仮面ライダーアギト】
【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:海岸J-3】
[時間軸]:G3-X完成辺り。
[状態]:健康。割と冷静に物事を捉えられます。真司より深刻な事態であることを自覚しています。
[装備]:精巧に出来たモデルガン。マシンガンブレード(ブレード部はJ-4の辺りに落ちています)
[道具]:カイザポインター
[思考・状況]
1:脱出の方法を考える、首輪の解析(道具と仕組みさえ分かれば分解出来ると考えています)
2:神崎士郎の情報を探る。
3:氷川誠、津上翔一と合流する。
4:ヨロイ元帥の被り物が気に入らない。
【ヨロイ元帥@仮面ライダーV3】
【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:海岸J-3】
[時間軸]:プルトン爆弾開発前。50話前後
[状態]:動けはするものダメージ、疲労ともに大。股間に激痛。
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
1:デーストロン首領に勝利を捧げる。
2:V3、結城丈二、ドクトルGの抹殺。
3:上手くいけば、小沢と城戸を部下にしてやってもいい。
4:お、小沢、貴様〜
投下終了。例によって誤字、矛盾などの指摘をお願いします。
それにしてもヨロイ元帥弱くしすぎましたか?
V3の最終巻DVD見直して、ザリガーナの奥の手に吹いたのは内緒です。
乙です。
小沢さん……w
なんか、ヨロイ元帥が可哀相になってきましたww
今日は大豊作だな
GJ乙カレー
ヨロイ元帥、原作だと冷酷無比なキャラだったことが想像できるだけに哀れ……
比較的ほのぼのしてるなあ。
GJ!
小沢さん吹いたwまたまた奇怪な組み合わせが誕生かぁ。
実にこれから楽しみです。
死者が出るかと思っていたので正直ホッとしました…
早速誤字発見。
>156の
> 地味な悲鳴が上がる。中腰のヨロイ元帥は股間に、小沢の膝蹴りが入ったからだ。
を
> 地味な悲鳴が上がる。中腰のヨロイ元帥の股間に、小沢の膝蹴りが入ったからだ。
に差し替えてください。
あ、あと小沢の姐御の状態表を修正。
【小沢澄子@仮面ライダーアギト】
【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:海岸J-3】
[時間軸]:G3-X完成辺り。
[状態]:健康。割と冷静に物事を捉えられます。真司より深刻な事態であることを自覚しています。
[装備]:精巧に出来たモデルガン。マシンガンブレード(ブレード部はJ-4の辺りに落ちています)
[道具]:カイザポインター
[思考・状況]
1:脱出の方法を考える、首輪の解析(道具と仕組みさえ分かれば分解出来ると考えています)
2:氷川誠、津上翔一と合流する。
3:ヨロイ元帥の被り物が気に入らない。
むう、人のこと言えないから困る。
お二方GJ!!
各々キャラの個性をよく表現しておられます!
すごいなぁ〜憧れちゃうなぁ〜
サノマン乙
しかし本当に皆さん上の上、ですね。
薔薇社長乙
投下予定の皆さんも頑張って下さいね。
wktkしながら応援してます
いやあ良作が多くて嬉しい。
あきらが巧と合流したからファイズフォンも使えるのか……。バジン様とかジェットスライガーとか呼べるんかな?
バジン様とジェットスライガーは悲しいことに不参加です。
2ndがあればバジン様は萌え枠として投票を……うわ、なにをするーやめ(ry
>>167-169までの流れ噴いた
一瞬キャラ真似しようとしかけた。
僕も頑張らなくてわ……
文体を変えることなく、さらっとコミカルな描写を挟める技量はスゴイ。
何とか書き上がった―――投下します。
舞い踊る十字架、受け止める蒼の曲刀。
翻った十字の一辺を、それに数倍する速度で弾く二条の蒼。
その一条が螺旋を描き反転、漆黒の角錐槍を叩き落す。
青い鋼に覆われた両腕、交差しているそれが左右に開き、刃によって描き出される蒼の半月が二つ。
断ち切られる冷えた大気の叫喚、二人の騎士は弾き飛ばされた。
◆
……何ですかコレ。
僕、安達明日夢は下町の学校に通う高校生です。
極々普通の高校生だったけど……このゲームに参加させられてから何かが変わってきました。
信頼できる者が誰もいないという事実。このゲームには一見普通の人間にしか見えない、しかしその正体は化物である存在も参加しています。
僕のようなただの人間ばかりかと思いきや、怪物の殺し合いだったのです。
ですが僕は諦めず、全員皆殺しにする覚悟を決めました。
僕に襲い掛かってくる人も、僕を助けてくれないヒビキさんも。
銃は落としてしまったけど、寝込みを襲えば刃物、最悪素手でも大丈夫です。
でも、その覚悟は早々に揺らぎつつあります。
殺せる気が全くしません。
僕を助けてくれた人―――加賀美さんも、朝焼けの中で闘っている人達も。
廃ビルの一室で壁に寄りかかって寝ていたとき、僕は何度か加賀美さんを殺そうとしました。
武器は、市街地を手分けして探した際に見つけたデイパック。それから隠し持ったサバイバルナイフが数本。
ところが、こっちが立ち上がろうとするたびに寝返りを打つんです。
絶対に気付かれて失敗します。
結局初日は一睡も出来ず、早朝になって加賀美さんが目を覚まし、
「敵がいるかもしれない。君を殺させる訳にはいかないから、ここに隠れていてくれ」
そう言い残して、朝靄の中に出て行ってしまいました。
置きっ放しだったデイパックの中を探っても、武器らしきものは出てきません。
きっと、僕の考えを薄々勘付いているんでしょう。
そうこうしていると、外から音が聞こえました。
アクション映画、或いは鬼の戦いでも聞いた―――鋼の武器が打ち合う音。
窓からこっそり外を覗くと、そこには三つの人影がありました。
一人は……騎士? まんま西洋鎧です。黒い槍を持ってます。
後の二人は鬼。二本の角がしっかり生えてます。
片方は、紫色の顔に黄色の×字。手に持った十字架は武器でしょうか?
もう片方は、紅い顔に蒼い角。鎌の刃のような、短く反りのある剣を両手に持ってます。
まあ、たとえ鬼であっても恐れる事はありません。
不意打ちで首筋に攻撃すれば、簡単に殺せます。
二度目の殺人の覚悟は、一度目ほど難しいものではありません。
しかしきっかり七秒後、僕の覚悟は大きく揺らぎました。
……何ですかコレ。
紫の鬼と蒼い鬼が、動きました。
ただ、スピードが尋常じゃありません。
何が起こったのか、殆ど分かりませんでした。
僕に分かったのは、十字架がまるで剣のように振り下ろされた事。
その次の瞬間からは、もう見えもしませんでした。
ただ、蒼い鬼の剣が掻き消えて、騎士と紫の鬼が弾き飛ばされて。
多分、あの蒼い鬼は加賀美さんでしょう。
きっと敵に見つかったんです。
と、黒い騎士がバックルからカードのようなものを抜き出しました。
◆
「……君が先に行け。俺は後詰だ。
適当に打ち合ってくれ。隙が出来たら俺がとどめを刺す」
「待て、俺のファイナルベントなら上空から攻撃できる。
それも多少の攻撃や防御は弾き飛ばして、な」
「君には『出の早さ』についての考えは無いのかな?」
「……確かにお前の方が早いが、初段を当てても抜けられる可能性がある」
「まさかあれが手の内の全てだとでも思っていたのかな?」
「……分かった、俺が先に行こう。だが―――」
◆
昨日はあまり眠れなかった。この状況で眠れるほうがどうかしているが。
このゲームを打破するにはどうすればいい?
あの神崎という男は、恐らく時空を超える能力を扱う。
根拠は二つ。
デイパックを受け取った途端、完全に風景が切り替わっていた。
空間転移、そして時間と空間は等価である以上、空間を超える能力が時間を超える能力と等しくても何の不思議も無い。
そして、あの赤いライダー。自分が知る限り、ゼクターは節足動物をモチーフとする。
しかしアレには、節足動物としてのモチーフはおろか、ゼクターらしき装備も無かった。
ここで極秘開発の新型だと結論するのは簡単だ。だが、あの男の能力を加味して考えると、全く別の結論が浮かび上がってくる。
―――別の世界の『ライダー』。
つまり、そういうことだ。だとすれば打破に必要なものは一つ。
―――ハイパーゼクターなら、時空を超えられる。
ただ、メモに書いてあった『願いを叶える権利』を狙う参加者も、相当数いるだろう。
危険な状況である事は間違いない。
明日夢君には身を護る術が無いのだ。俺が護らなくて一体誰が護る。
朝靄に覆われた市街地を歩く。耳を澄まし足音を殺し、角に身を隠すようにして。
がたり、と。明らかに人が動いた物音がした。
周囲を見渡す。
コンクリートで覆われた左右の路には誰もいない。となると、
……建物の中。
前ではない。コンビニの陳列棚は、夜中に探索した際全て壁際に寄せた。完全に見通せる。
ならば―――背後。『Jacaranda』と看板のある喫茶店と思しき店へ振り返り、言う。
「出て来い!」
返事は無い。ならば、
「―――変身」
掴み取ったぜクターを腰のベルトに叩き込む。
『HENSHIN』
全身に纏った蒼い鎧。その両肩には、それぞれ二門の砲口がある。
「闘う気が無いのなら出て来てくれ。二つ数える」
地面を踏み締め、
「―――ひとつ」
拳を握り、
「―――ふたつ」
一瞬の躊躇、先手を打つしか出来ない自分の無力――仮に天道であれば、自身の能力を以って最上の手を打っただろう――に歯噛みし、
「―――みっつ!」
無限弾装が稼働。四つの砲口全てからイオンビーム光弾を弾き出す。
限界速度で連射。だが、
……遅い?
毎秒八十発以上の弾丸を吐き出せる筈が、その一割以下の速度しか発揮できていない。
威力もだ。ドレイクの通常射撃を上回るどころか、精々大口径の拳銃といった程度。
……制限されている?
とはいえ充分な能力。瞬く間に壁が穴だらけになり、それが互いに繋がり線である亀裂を走らせる。
倒壊。更に左右へ鞭振るように掃射。
駄目押しを叩き込む。イオンエネルギーを圧縮し、プラズマ火球として射出。
炸裂。完全に焼け落ちた店を確認しようと一歩を踏み出したその瞬間、
違和感。視界を起点としているその感覚を探る。
確信。
砕け散り、端が窓枠に留まっているだけの窓硝子。
それに、黒い影が映っていた。
―――背後!?
潜んでいたのか!?コンビニの―――屋根の上に!
振り返って反撃―――不可、間に合わない。
防御を固め攻撃を受ける―――不可、得体の知れない効果を持っている可能性もある。
許される動作は極小。必要なのは攻撃を弾けるだけの威力と発動速度。
当て嵌まる手段は、一つだけだった。
「キャストオフ!!」
装甲が分離。舞い散る紫電。
最小限の動きでゼクターを操作する。
『Cast Off』
呻きを上げて地面に倒れ込む黒い影。
同時、二本の角が顔の左右に立ち上がり、響く電子音声。
『Change Stag Beetle』
◆
蒼いライダーの両肩に装備された砲が唸り、咆哮を上げた。
十数秒余りの連射の後、一秒の間隙、完全に廃墟と化した喫茶店に打ち込まれた一撃は、圧倒的な熱量を以ってその全てを炎上させた。
……凄まじいな。
ゾルダのシュートベントに匹敵する威力だ。
無防備な状態で直撃を受ければ、最悪そのまま戦闘不能に陥るだろう。
発射前に隙があるのが救いか。
一歩を踏み出した。
―――今だ!!
予めソードベントで装備しておいた槍を振り被り、コンビニの屋根を蹴り飛ばす。
だが、眼下の蒼いライダーが歩みを止めた。
―――気付かれた!?
だとしても問題無い。相手に手持ちの武器は無く、こちらの槍が命中するまで半秒。反撃の手段は皆無―――
――の、筈だった。
「キャストオフ!!」
響く一声。眼前に迫る金属塊、咄嗟に槍で弾く。
重い、姿勢が崩れ、受身も取れず背中から路面に叩き付けられた。
口から漏れる呻き。噛み殺し全身を跳ね上げる。
『Change Stag Beetle』
電子音声。見れば、奴の相貌は一変していた。
顔の左右を防御し、頭上にまで伸び上がる角を備えたそれは、
―――スタッグビートル、鍬形虫、か……
呼吸が乱れているのを自覚する。だが自分が得意とする間合い。そして敵の砲はパージされている。武器は無い。
―――訂正、両肩のパーツは剣だったらしい。
鋼の擦れ合う音を立て抜き放たれた双剣。その構えは敵を噛み砕かんとする大顎を連想させた。
それでも尚、自分の優位は揺るがない。
背中に隠し持った機械を起動させた。展開された四つの射出口から立て続けに放たれたのは―――赤い羽撃き。
自律飛行する小型の榴弾。それが包囲するように奴へと迫った。
先程は喫茶店へ注意を向けさせる為に使ったが、戦闘にも有用である事は良く知っている。
さあ―――二十四の炸裂、どう凌ぐ?
◆
―――マイザーボマー!?
カブトのそれ。数は二十余り、回避不能。ならば、
―――叩き落す!!
「クロックアップ!!」
『Clock Up』
減速する世界。焔の揺らめきすら―――停止しない、加速率が落ちている。だが―――緩慢だ。
しかし、二十四の殺意は減速しない。
―――しまった!!
迂闊だった。マイザーボマーは成虫のワームに対する為の武器。クロックアップに追随する機能が備わっている。
一旦散開する赤。一瞬の後には一斉に襲い掛かってくるであろう気配。
―――今しか無い!!
踏み込み。為せる限りの神速を。
抜けた。
しかし、マイザーボマーの旋回能力をもってすれば、容易く取り戻せる程度の距離だ。
だが、この瞬間。
こちらの背後に全てのマイザーボマーが集中しており、なおかつそれらは自分を追ってくる。
先頭の一つを切り裂いた。炸裂、爆風と破片が飛散する。
一つだけで充分だ。両腕を交差し防御。
爆風と、次々に襲い来る破片の衝撃を堪える。
その破片が、こちらを追ってくる後続のマイザーボマーの四つに衝突した。
当然、それらも炸裂する。
飛散する破片。五つに衝突、炸裂、爆風、飛散する破片。六つに衝突、炸裂、爆風、飛散する破片。八つに衝突、炸裂、爆風―――
一つとして残らない。
爆風に耐え、全身を捻って双剣を振り上げた。
舞い散る火花。漆黒の鋼と擦れ合う刃。
鍔迫り合いに持ち込まれた。
―――――仮定の話だが、
純粋な力比べでは、あくまでも自身に流れる時間の加速であるクロックアップはさしたる意味を持たない。
解除。
―――――もしも、ここでクロックアップを維持していたとするならば、
『Clock Over』
世界が加速する錯覚。感覚の上での力加減が変化する。
その僅かな隙を突かれた。蹴りが腹に突き刺さる。
―――――体勢が崩れる事も無く、
背後―――喫茶店の残骸から立ち上がった一つの気配。
―――――ならば、その攻撃を受ける事も無かった。
『Exceed Charge』
振り返る。電子音声、黄色のライダー。こちらに向けられた銃口。
放たれた禍々しい光弾。直撃した。だが痛みは無い。
ただ、足掻くだけしか出来ない閉塞感がある。
奴の十字架じみた武器が、その刃から光を放つ。
死を覚悟した俺は、無我夢中で―――
◆
死を覚悟していた。
身を潜めた喫茶店の中、可能な限りのバリケードを作ったのが幸いした。
最初に撃ち込まれたのは恐らく機銃弾。
が、バリケードは辛うじて持った。問題だったのはその次だ。
僅かな間隙に危険を感じ、変身しておかねければ死んでいただろう。
炎の奥から戦闘を観察すること十秒弱。
蒼いライダーが体勢を崩した。飛び出し、カイザフォンを操作
電子音声と同時にブレイガンの銃撃を加える。
命中を確認。
振り被った刃、亜光速に溶け込み叩き付けた。
だが―――徹らない。何故だ!?
解ったのは、何か強烈な押し返しがあったということ。
必殺の一撃は胸部の装甲に亀裂を走らせたが、それだけだ。
後退り、ナイトと肩を並べた。
「……気を付けろ」
声、思考しつつ返答。
「当然だな……あのスピード、対抗出来るカードはあるか?」
「俺には無いな。ただ、逃げるだけなら充分に可能だ。
恐らくあれは空は飛べない」
思考する。恐らくは二対一でも互角に戦闘し得るあの速度。
「……そうだな、逃げるか」
屈辱的な選択だ。この借りは必ず返すと心に誓う。
『ADVENT』
槍を放り捨てて飛翔するナイトの腕を掴んだ。離脱。
半秒、コンビニの隣にあった五階建てのビルの屋上に迫る高度にまで達した。
これでもう追っては来れまい。
―――油断だった。
ビルの屋上から飛び出す蒼い影―――!!
◆
部分的なプットオン、そして一瞬の間も置かずキャストオフ。
ゼクターから金属の軋む音。こんな無茶は二度としない方がいいだろう。
一度の死は、単なる装甲の損傷にまで貶めた。
―――反撃開始、だ。
クロックアップ。ビルに飛び込み階段を駆け上る。
『One』
三階、踊り場の壁を三角飛び。
『Two』
四階、五段飛ばしで二歩。
『Three』
五階、全力で床を蹴り飛ばし叫ぶ。
「ライダーキック!!」
『Rider Kick』
雷光として放たれるタキオン粒子の余波。
屋上へと至る扉を蹴り破り、その勢いで飛び出す。
空へと。蒼空をも打ち砕かんと振るう右足の軌道上には、黒い翼があった。
布を裂く感触、失墜する騎士。
その落下より早く地に脚をつける。時間軸の加速である以上、自由落下までも加速されるのは道理。
双剣を交差させる。鋏じみた武器を上へと構え、
「ライダーカッティング!!」
『Rider Cutting』
◆
舌打ちする。翼を奪われたナイトに対して、だ。
だが着地は同時―――何!?
落下が速い!?馬鹿な―――!
一秒余りの差は致命的だ。こちらに足場は無い。加速は不可能。どうすれば―――!?
足場――踏みつける物――モノ――者――自身に対する下位存在――
脳裏を奔る閃きに身を任せ、掴んだナイトの腕を強く引いた。
同時に脚を折り曲げ、足裏をナイトの腰へと押し付ける。
掬い上げるように蹴り飛ばした。
作用反作用の法則。与えるエネルギーと与えられるエネルギーは常に等価である。
地面に対して垂直に。奴の双剣が組み合わさった武器、それの中間部分にブレイガンを叩き付ける。
元の双剣へと分離。その隙に距離を取り、連続射撃。
予想していた事だが、悉く叩き落される。
やはり一対一では勝負にならん。立ち上がったナイトと共に逃走する。
だが、
「逃がすかっ!!」
高速で進行方向に回り込まれた。
『SWORD VENT』
新しい槍を構えたナイト。
―――こいつはここで倒す、という事か。
視線で了解、と合図を送り左右に散開、同時に斬りつける。
◆
「逃がすかっ!!」
クロックアップの速度に任せて道を塞ぐ。
どこからともなく槍を取り出した黒い騎士と、十字架を逆手に構えた黄色のライダーが左右に分かれた。
同時攻撃、双剣で弾く。
そのまま流れるように攻撃。
―――こいつらはここで倒す!!
策略を使ってまで他者を殺そうとする連中だ。子供など格好の的。
―――もう二度と、
―――もう二度と、俺の周りで誰かを死なせてなるものか……!!
◆
舞い踊る十字架、受け止める蒼の曲刀。
翻った十字の一辺を、それに数倍する速度で弾く二条の蒼。
その一条が螺旋を描き反転、漆黒の角錐槍を叩き落す。
青い鋼に覆われた両腕、交差しているそれが左右に開き、刃によって描き出される蒼の半月が二つ。
断ち切られる冷えた大気の叫喚、二人の騎士は弾き飛ばされた。
◆
打ち合うこと数分。
クロックオーバーの後、十数秒は時間を空けなければ再度のクロックアップは不可能だと気付いた。
だが問題は無い。そこで距離を取れば良いだけだ。
銃撃は、装甲の亀裂部分に当たらなければ大したダメージは無い。
それよりも、明日夢君のいる建物に近づいているのが問題だ。
―――早く倒さなければ……!!
カードを取り出した黒い騎士。あのカードが力の源であるという事は嫌というほど体験した。
数分前の一撃。ナスティベント、という電子音声。放たれた攻撃は、クロックアップでは避け切れない無形の槌。
音だった。
今度は何が来るのかと身構える。
『TRICK VENT』
突如、目の前の騎士が五人に増えた。
―――幻影か!?
五方向、否、十字架が加わり六方向からの攻撃。
判断。地に伏せるように一つの格闘を繰り出す。
諸手狩り。
黄色のライダーの腿を抱え上げ、
られなかった。蹴りを見舞われる。
前のめりに倒れこんだ。
攻撃を避ける余裕は、無い。
―――ああ、死ぬのか。俺。
自身の命に執着は無い。ただ、明日夢君だけが心残りだった。
―――――戦いの神は、ここで死ぬ。
―――――だが、それを覆す偶然があった。
―――――無力であった筈の少年が、無力ではなかったという事だ。
◆
無我夢中だった。
もしここで加賀美さんが死ねば、あの二人の刃は自分に向く。
それだけは嫌だ。
だから―――
「加賀美さんっ!!」
両手に持ったナイフを、あらん限りの力で投げつけた。
旋回する刃、刺さる事は期待していない。
ただ、注意をこちらに向けさせる為の行動だった。
―――――それが、一人の戦士の命を救った。
◆
飛んできたナイフを反射的に弾く。こんなもの、直撃したところでダメージなど無いのだが。
だが、それは一本ではなかった。
立て続けに三つ。
容易く防いだが、姿勢が崩れた。
その原因は簡単だ。
足元に倒れていた蒼いライダー。そいつが、自分と草加の膝裏を同時に打ち据えたのだ。
堪らず転倒。声が唱和する。
「「くそっ……!!」」
身を跳ね上げた蒼いライダーが逃走した。子供を脇に抱え上げて。
ものの数秒で視界内から消えた。
「追うぞ!!」
草加の声。ああ、と応えようとしたその瞬間、大量の泡が弾ける音。
強化服が漆黒の粒子へと霧散した。
「―――時間だ」
何?と振り向く草加に手を見せる。生身の手を。
「俺の変身は、こっち側の世界なら制限時間は無い筈なんだがな……多分お前の変身も解ける。深追いはやめておけ」
草加の盛大な舌打ちが、路地に空しく響き渡った。
【安達明日夢@仮面ライダー響鬼】
【2日目 現時刻:朝】
【現在地:市街地E-6から離脱中】
[時間軸]:番組前期終了辺り。
[状態]:右手に痛み。割と治ってます。ガタックの脇に抱えられて荷物扱い。
[装備]: デイパック三人分。自分、加賀美、影月。影月は支給品不明です。
[道具]:ポケットに入れていたハイパーゼクター@仮面ライダーカブト、サバイバルナイフがまだ数本。
[思考・状況]
1:生きて帰る。
2:利用できる者は全て利用する。
3:例外無く全員皆殺し。
ライダーの戦闘能力を間近で見て、かなりパニクってます。協力者が必須だと思うほどに。
【加賀美新@仮面ライダーカブト】
【2日目 現時刻:朝】
【現在地:市街地E-6から離脱中】
[時間軸]:ハイパーゼクター登場辺り。
[状態]:健康。変身中(持っても五分)。胸部装甲に亀裂。
[装備]:ガタックゼクター
[道具]:煙幕球、残り2個。
[思考・状況]
1:戦いを止める。
2:弟のような犠牲は出さない。
3:少年を守る。
4:天道達との合流。
5:ハイパーゼクターの入手。
【秋山蓮@仮面ライダー龍騎】
【2日目 現時刻:朝】
【現在地:市街地E-6】
[時間軸]:34話龍騎サバイブ戦闘前後
[状態]:全身に小程度の負傷。変身が解けた直後。
[装備]:カードデッキ(ナイト)
[道具]:配給品一式
[思考・状況]
1:……逃げられたか。
2:ゲームに乗り、最後の一人になる。
3:残り5人になるまで草加雅人と組む。
4:隙あれば草加雅人を殺す。
5:なるべく城戸には会いたくない。
ダークウィング負傷。二時間後では飛行に支障が出るかも?
【草加雅人@仮面ライダー555】
【2日目 現時刻:朝】
【現在地:市街地E-6】
[時間軸]:ファイズ終盤
[状態]:全身に小程度の負傷。持っても五、六分程度で変身が解けます。
[装備]:カイザドライバー(カイザブレイガンのみ付属)
[道具]:配給品一式 ファイズアクセル
[思考・状況]
1:秋山蓮に対する苛立ち。
2:ゲームに乗り人数を減らす。
3:真理の安全の確保。
4:北崎を殺す。
5:オルフェノクの皆殺し。
6:秋山蓮を利用する。
投下、終了―――指摘、感想などあれば。
タイトルの元ネタ分かる人、いるかなあ……?
GJ!
カ・ガミーンが格好よすぎてアドレナリン吹いたw
戦闘の描写も細かくて素晴らしいです!
ハカランダがあったのは何故…?っていう謎も深まりますね。
とにかく乙でした!
投下乙!
なんか加賀美がカッコいい…不思議だ。
タイトルはアレじゃね?某アニメのサントラに入ってた歌の一部。
GJ!
最後まで気の抜けない、緊張感あふれる話でした。
二対一で奮闘する加賀美スゲー。
あの二人もらしかったです。草加の復讐が怖いw
おお、一日で神SSが三本も見られるとは。
感涙モノです。
お三方、乙です。
あと、道具のところにゼクトマイザーが抜けているような……?
GJ!
今日は本当に大豊作ですなぁ。戦闘描写の細かさに、ただただ感動するばかりです。
しかしこれで加賀美も変身使っちゃいましたか。明日夢が制限に気付いたら一波乱有りそうですね。
自分が以前書いた作品の続きが二本も見れて少し嬉しかったり。
よーし!この勢いに続けるように頑張ります!!
ここのカガーミンは強いしかっこいいな!
装甲の凹みとか草加の苛立ちとか、凄い勢いでいろんなフラグが立ってるのがすげー気になりますが……
蓮や草加もこのままじゃ終わらないだろう予感がします。
>>196 ガタックに全弾壊されて使用不能になったのかもしれません。
いやすげー、圧巻だわ。描写は細かいのにテンポがいい。手に汁握った。
それはそうと162で俺が自演している件について。
いや、ただのトリップつけ忘れなんです。ごめんなさい。
皮肉半分、賞賛半分で大豊作だっつったら本当に大豊作になったので驚いてます。
>>157の姐御の台詞を修正。
>「あんまり派手に動きそうだったから、静かにしてもらったのよ。貴重なデイバックを包帯として解体したのよ。
>無駄には出来ないでしょう?」
を
>「あんまり派手に動きそうだったから、静かにしてもらったのよ。貴重なデイバックを包帯として解体したからには
>無駄には出来ないでしょう?」
に変えてください。
>>199 や、自信があることはいいことですよ。
そこに痺れ(ry
細かい点をいくつか
・加賀美のキャラに微妙な違和感。ゲームの打破を考えるくだりは加賀美っぽくないような。
こんなに聡明な奴だったけ?
・2日目じゃなくて1日目では?それと朝ってことはこれも放送後?
・サバイバルナイフはシャドームーンの支給品なの?装備とは別?
・前回、蓮と草加は中程度の負傷だったはずなのに小程度って、回復はやくない?
・これは個人的な見解だけど戦闘シーンになって、場面転換と一行空けが多くてテンポが悪くなってると思う。
それぞれの心情を書きたいのはわかるけどある程度絞ってみてはどうか?
本当だ。そういえば朝になったと書いてあるし、二日目になったんですね。
いくら狂乱状態の明日夢といえど、放送でサバキさんとザンキさんの名前が出たら動揺するような…。
放送は少し延期になった今、冒頭部を多少修正をした方が良いかもしれませんね。
すいません無茶苦茶誤解してました/させました。
状態表の一日目深夜を、一日目2300時みたいな感じだと思っていたので。
実際は0200とかその辺りだったって事ですね?
・加賀美のキャラに微妙な違和感。
このゲームを打破するにはどうすればいい?
から
―――ハイパーゼクターなら、時空を超えられる。
の間を消して、
簡単だ。
とかに差し替えれば良いかな?
確かに天道とかの思考だよねコレ。
・サバイバルナイフはシャドームーンの支給品なの?装備とは別?
商店街を漁ってる時に手に入れたもので、別です。
シャドームーンの支給品が武器(には見えない)事が確定してしまいました。
・場面転換と一行空けが多くてテンポが悪くなってる
次回作にご期待下さい。
漁ってたらこんなものが。
蒼いライダー/両肩に装備された砲=咆哮する四つの砲門。
十数秒余りの連射/一秒の間隙/完全に廃墟と化した喫茶店に一撃/炎上。
凄まじい威力/シュートベント=ゾルダの長砲に近い。
仮定=無防備な状態での直撃/戦闘不能に陥る危険性。
判明している弱点/発射前の隙=猶予=一秒余り。
踏み出した=隙/攻撃を仕掛ける。
角錐槍=ソードベント/振り被る。
地面=コンビニの屋根/蹴り飛ばす。
蒼いライダー/止まった=気付かれた。
問題/特に無し。
相手の反撃手段=手持ちの武器/無し。
槍/到達時間=半秒。
「キャストオフ!!」
声/0.04秒/眼前に迫る金属塊。
防御=弾く/重い=姿勢の崩れ=受身/失敗。
肺に衝撃=呻き/噛み殺す/立ち上がる。
『Change Stag Beetle』
電子音声/敵の顔/立ち上がる角/連想/スタッグビートル=鍬形虫/大顎/敵を噛み砕く牙。
どうだろ?
盛り上がりに欠ける気がする。
ところでエルロイ文体ってなに?
明日ググルってみる。
ところでハイパーゼクターのHCUが脱出の鍵になりそうだが、これでハイパーキャストオフできるのはカブトだけかな?
ガタックもいけそうではあるが本編では出てないし、ザビーやサソードは…やっぱ無理だろうし
龍騎のサバイブは融通きくんだろうけどなあ
ハイパーバトルビデオに出てますし、公式設定が有る以上ガタックは問題無いかと。
設定に無いザビー、サソードは不可。
サバイブも龍騎、ナイトのみでしょう。他のライダーが使ったらオリジナル設定になってしまいますし。
>>207 返答ども。ハイパーガタックが見れたらすげー嬉しい…
サバイブに関してだけど、HEROSAGAってやつで王蛇とリュウガがサバイブ化してるってwikiで見たんですが、あれは公式じゃないのかな?
スタッフが書いてたはずだけど…
>>208 ハイパーガタックフラグを撒いた身としては…やはり期待してしまいますよ。
二転三転して天道の元へ行くかもしれませんし、何にしろこの先が楽しみです。
王蛇サバイブはどこかで見た記憶が有ります。
具体的な詳細設定(能力、技、他)が有るならOKかとも思いますが、曖昧な部分も多いので止めといた方が無難かもしれません。
アリなら矢車さんが握っているサバイブが大化けしそうですけどね。
そろそろ寝ますノシ
どこまで設定を遵守するかが問題だが、ライアに渡したことから考えると龍騎系ならサバイブは使えるはず。
荒れるもとになる危険性もはらんではいるが、話の持っていき方次第ではゾルダサバイブもリュウガサバイブもありかも知れんね
なぁ、作品投下や予約以外でトリコテつけてレスするのやめてくれないか?
アンチが生まれたら手に負えん。
いや、そりゃ使えるっていうのは分かりますよ。
でも実際使ってませんし。他メディアで使っていたとしても、ロワに生かせるほどの詳しい設定は無いでしょう。
私も見たい気持ち有りますが…。
それでもやっぱり無しだと思います。
これも要討論ですね。
サバイブの種類は疾風、無限、烈火だったような気が
オーディンが常にサバイブという設定聞いて驚愕してたな
南光太郎なら勢いor奇跡でサバイブになっても許されそうな気がする。
というかRXのRはリボーン(復活とか再生)だからある意味
バッタ男形態→ブランク体
BLACK →通常態
BLACKRX →サバイブ体
とも言える
投下行きます。
鬱蒼と緑が生い茂る森の中――――1人の青年がどこに向かうでもなく、とぼとぼと歩いていた。
「まいったな〜……近くに人もいないし……ひ〜かわさ〜ん……き〜のさぁ〜ん……」
その若干天然ボケ気味な青年――津上翔一は、かつて共に戦った仲間を探していた。
「困ったもんだな〜……一体なんだろ、コレ?」
自分の支給品を取り出して言う。
自分の支給品――カードが入った四角いケース。
中を開いてみると、「当たり」と書かれた紙と共に、不気味な蟋蟀のような物が描かれていた。
他にもカードは何枚か入っていた。
気分が悪くなったので、そこで見るのをやめた。
だが、これだけではなかった。
問題はもう一つの支給品だ。
何かの銃。しかもグリップだけのようだ。
色は蒼く、表面には“ZECT”と刻まれていた。
握ってみたが特に何も起きない。
とりあえず、二つともバッグの中に戻しておこう。
それと同時に、大声が聞こえてきた。
どうやら誰かを探しているらしい。
声のした方へ進んでみる。もしもの時も考えて、足音は消して。
近づけば近づくほど、その気配は強くなっていく。
かなり腕が立つことは、容易に想像できた。
その瞬間、何かの力を感じた。先程の声の主じゃない。もっと強い、力。
体は本能的に受身の構えを取り、そして―――
その頃――もう一人の龍は、未だ深き森の中を彷徨っていた……。
「……何故だ……何故だァッ!!!」
その黒き龍の契約者――リュウガは、自分の行動に苦悩していた。
「俺はあの時、何を考えていた…………?」
ここに来る直前の二つの出来事が脳裏をよぎる。
一つは、一人の女性を埋葬したことである。
この戦いは最後の一人になるまで止まらない。
当然死者も出てきて、それをいちいち気にかけていたらきりが無い。
だが…………無視できなかった。
そして、もう一つの出来事。
あの二人――片方は北岡と言ったか。
確実に止めをさせたはず――だが。見逃すどころか、 救急箱まで渡した。
あの時の自分は、自分じゃなかった様な気さえする。自分は、何かおかしい。
どういうことだ。これではまるで……まるで……
まるで人間じゃないか。
その思考が頭をよぎったとき、とてつもない感情が湧き上がってくるのをを感じた。
思わず近くにあった木を殴り、無理やり感情を押さえ込む。
この二つの出来事が、後々どんな結果を招くかは今のリュウガには知る由も無かった――――
誰かの声が聞こえる。近くで誰かが大声を上げたようだ。
ふと横を見れば、一人の男が近づいている。
先程の声の本へ向かっているようだ。
気がついたときには、俺の脚はもう走り出していた。
走っている男へ向かって―――
更にその二人の近く―― 一人の男が、先程逃げた二人組みを追っていた。
「オイ、何処だ!!」
そのクワガタの力を持つライダー=ギャレンこと、橘朔也は叫んでいた。
だがその声は、探している者には届かなかった。
こんな誰が潜んでいるか判らない場所で大声を上げるのはとても迂闊な行動だが
今の彼にはそんなことを考えている余裕は無かった。
相手は人を殺した。しかも、高校生くらいの子供がである。
普通の高校生にあんなことができるわけが無い。
おそらく奴はアンデッドだ。その割には少し動きが鈍い気がするが……
まぁいい。アンデッドを封印する。それが俺の使命だ。
もう一人の男の方も心配だ。
途中から割って入ってきたから、奴が人を殺したことを知らないはずだ。
しかも、そのまま奴を連れて逃げてしまった。
このままではあの男の身が危ない。
早く助けなくては――――
そこまで考えたとき、あることに気がついた。
先程の大声が、どうやら人を呼んでしまったらしい。
すでに、その気配は近づいている。
姿も見えなければ、足音も聞こえない。
だが、わかるのだ。長年戦っているうちに身についた能力とでも言うべきか。
どうする?戦いを止めようとしているなら力を貸すが、戦いを続けるものは――――
死なない程度に倒しておくか。だが、もう考えている暇は無い。
あと30m……25……20……15……!?
そこまで感じ取った途端、突然気配が消えた――――
ガキィィンッ!!
森の奥から聞こえる、金属同士が激突する音。
「〜〜〜〜!」
「〜〜〜〜〜!!」
話し声らしき声。だが、ここからじゃ聞き取れない。
橘が茂みを書き分けながら進むと、二人の龍を思わせる者が立っていた。
片方は赤色の体を持つ龍。もう片方は全身が漆黒に染められた上、唯一紅い眼さえも黒い檻に覆われている龍。
見たことが無いな。あれも仮面ライダーか?
橘は内心そう思いながら、しばらく見ていることにした――――
支援?
ナズェミディルンディス
いろいろあって、4レス目以降は総合スレのほうに投下してきました。
期限の事については、本当に申し訳ありませんでした。
あぁ、眠い……やはり中学生に一週間徹夜は無謀だったか……
スタートってさー、深夜0時だったっけ?
>>223 申し訳ありませんがこちらにも投下してはもらえないでしょうか?
「何でこんなことになったんだっけ……?」
そう呟きながら、津上翔一は目の前の敵と対峙する。
あの時、声の主に向かって走っていた。
だが、直後に尋常じゃない力を感じる。
自分が今まで戦ったどの敵より強い力――――
まるで――――自分と共に戦った仲間の様に。
体が反射的に、受身をとると、それとほぼ同時に体に衝撃が走る。
かなりの勢いで体当たりを食らわされたようだ。
幸い、ダメージは少なかったが、それなりの威力はある。
立ち上がりながら相手の顔を見る。
その眼は、激しい怒りの色をしていた。
だが――――その中にとても、深い哀しみの色が沈んでいた。
翔一は、相手に和解を持ちかけた。
「話し合いは、できないかな?」
顔色を伺いながら言う。
相手はしばらくうつむいた後、口を開いた。
「話し合いだと……?ふざけるな。この戦いに、終わりは無い。」
途中、あふれ出る感情を抑えながら相手は続ける。
「だから……戦え。戦わないと……俺が……俺がァッ!」
とうとう、感情を抑えられなくなり、大声を上げる。
「俺が俺で無くなってしまうッ!!変身ッ!!」
走り出しながら、その男――――リュウガは、黒い龍騎士へと姿を変えた。
「やっぱりだめですか……しょうがないや。変身ッ!」
片手を腰に構え、それと同時にベルトが現れる。
その手を前に伸ばし、もう片方の手をクロスさせる。
ベルトの脇にあるボタンを、両手で押す。
その瞬間、そこには紅と白が入り混じった龍――――アギト・シャイニングフォームが立っていた。
が、直後に違和感が現れた。
体の周りを微弱な稲妻が走り、強制的にシャイニングからグランドへ変化した。
「なッ……どうして……!」
―SWORD VENT―
その場に電子音声が響き、リュウガは黒い剣を持って向かってくる。
迷っている暇は無い。ベルトの脇のボタンを叩き、バックルから剣を引き抜く。
その瞬間――アギトの姿が赤く染まり、フレイムフォームへとチェンジする。
「ハッ!」
互いの剣と剣が触れ合う。
ガキィィンッ!!
金属同士が強い力でぶつかる音。
誰か来るかもしれないな――アギトはそう思いながら、鍔迫り合いを続けた。
このままじゃ埒が明かない。 両者同時に飛びのく。
すると向こうが話しかけてきた。
「何をしている……本気で来い!!」
意外だった。手加減していたのが読まれていた。
「……あなたの為です。それより、どうしてわかったんですか?気付かれないようにしてたんですけど……。」
疑問を投げかければ、答えが返ってくる。それが普通だ。
その後の行動より、まずは質問に答える。それが普通だ。
が、答えるよりその後の行動が先に出る。それは普通じゃない。
―STRIKE VENT―
まただ。さっきと同じ電子音声と共に、今度は龍の頭の形をした篭手が備わっていた。
今度は、先程のより距離が短すぎる。
防ぎようにも時間が無い。
これまでか――――
そう覚悟したとき、男の声が聞こえ、別の電子音声が流れた。
「変身ッ!」<Turn up>
刹那――――二人の間に割って入る赤い影があった。
物陰から見ていた橘は、たった数分の出来事に圧倒されていた。
見たところ、赤いライダーは殺す気が無い様だが、黒いライダーはかなり殺気立っていた。
どうする?このまま見ているか?それとも出て行って助けるか?
自分の手札を確認する。今現在、持っているカードは4枚。
ダイヤのA。変身用に使うカードで、問題は残りの三枚。
同じダイヤの、2、5、6。
パレット、ドロップ、ファイアのカード。
技を出すにはこのカードだけで十分だが、若干心細い。
気がつけば、黒いライダーが赤いライダーに向かっていた。
もう、躊躇っている時間は無い。
自分の目の前で、もう誰も死なせはしない。
そう決意した橘は、バックルにAのカードを入れ、叫ぶ。
「変身ッ!」
自分の声と共に、ベルトをひっくり返す。<Turn up>
聞きなれた電子音声と共に、ベルトから光の板――オリハルコン・エレメントが現れる。
それをくぐり抜け、赤いライダーのもとへ走り、黒いライダーへと銃口を向ける。
二度三度引き金を引く。それを受け、リュウガの動きが止まる。
だが、新たな敵など、意にも介さぬようにまた向かってきた。
今のおかげで、わずかだが時間が稼げた。
アギトは先程とは逆のボタンを押し、ベルトから槍――ストームハルバードを引き抜く。
その瞬間、赤く染まっている腕と逆の腕が青く染まり、胸の装甲が黄色くなる。
記憶を取り戻したときにのみ変身できる姿――トリニティフォームへと姿を変えた。
――今は、記憶を「知った」というのが正しいが。
「ハァッ!」
両腕の武器を振りかざし、リュウガをなぎ払う。
その衝撃で、リュウガの篭手が外れた。
「ありがとうございます。おかげで助かりました。」
「危ないところだったな。ところで、君の名前は?俺は橘。ギャレンだ。」
「俺は津上翔一……アギトです。」
早速二人は自らの自己紹介を済ませる。
「――――――来る。」
ギャレンの言葉で、アギトも振り向いた。
リュウガは、ベルトからカードを引き抜き、左手の篭手へと装填する。
―FINAL VENT―
背後に漆黒の龍――――ドラグブラッカーが現れる。
徐々に構えをとり、それに合わせて龍も廻る。
橘は、即座に身構えた。
「不味い…………次の攻撃で決めるぞ、翔一君!」
「はい!橘さん!」
その言葉に、威勢良く答える翔一。
ギャレンラウザーから二枚のカードを取り出し、ラウズする。
<Fire> <Drop>
5と6。本当は、9――ジェミニがあるといいのだがな。
<BURNING SMASH>
自分の爪先に炎の力が宿る。
両腕を構える。足元に、アギトの紋章が現れる。
だんだん腕を動かしていく。紋章の力が自分の中に入ってくるのがわかる。
全員同時に跳ねる。
「ハァァァァァァッ!」
紋章を蹴り上げて、
「ウアァァァァァッ!!」
空中で回転し、
「ダァァァァァァッ!!!」
相手目掛けて進む。
刹那――――閃光が走り、巨大な爆発音がした。
意識が戻ったとき、皆は遥か後方に飛んでいた。
翔一は気を失っている。橘は、動きたくても動けないといった状況だ。
そして――――リュウガ。
かなりのダメージを負っていたが、それでもまだ立ち上がっている。
一歩一歩、確実にこちらに迫っている。
が、リュウガの装甲が一瞬で霧に変化した。
「時間切れか…………」
リュウガはつぶやくように言って、こちらを見た。
「どうやら、引き分けってところだな。」
橘は、そう言った後変身を解く。
翔一は意識を失って、橘自身も動けない。
「…………そいつに伝えて置け。“あんまり甘いと、すぐ死ぬぞ”ってな。」
そう言い残して、リュウガは行ってしまった。
【橘朔也@仮面ライダー剣】
【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:樹海A-7】
[時間軸]:Jフォーム登場辺り。
[状態]:命に別状は無いが、しばらく動けない程度の怪我。。
[装備]:ギャレンバックル。
[道具]:Gトレーラーの鍵。
[思考・状況]
1:翔一君を助ける。
2:神崎を倒す。
3:剣崎達との合流。
4:仲間を傷つける奴を許さない。
【津上翔一@仮面ライダーアギト】
【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:樹海A-7】
[時間軸]:本編終盤。
[状態]:橘より重症。でも命には別状なし。。
[装備]:カードデッキ(オルタナティブ・ゼロ)
[道具]:ドレイクグリップ@仮面ライダーカブト
[思考・状況]
1:元の世界へ帰る。
2:橘さん……頼りになる人だ。
3:木野、氷川、小沢と合流する。
尚、現在全ての思考がストップしています。
※首輪の能力制限により、一日目のみバーニング、及びシャイニングフォームへの変身は制限されています。
※ドレイクゼクターは島のどこか、もしくは支給品として誰かに配られているかもしれません。
【リュウガ@仮面ライダー龍騎】
【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:樹海B-6エリアへ移動中】
[時間軸]: 劇場版登場時期。 龍騎との一騎打ちで敗れた後。
[状態]:かなりのダメージ。
[装備]:ファイズショット@555
[道具]:拳銃(元は明日夢の物)
[思考・状況]
1:自分自身に違和感。
2:もう一人の自分と融合し、最強のライダーになる。
3:殺戮を繰り返す…………?
※参加者の中でリュウガの正体に気付いているのは、今のところ北岡弁護士のみです。
皆様。期限を過ぎての投下すみませんでした。
時間軸としては、リュウガVS斬鬼→(二時間経過)リュウガVSゾルダ&レンゲル→(更に二時間)リュウガVSギャレン&アギト
ギャレンVSガタック
ってところですかね。ちなみにこの話は、スマレの放送前です。
尚、津上君と橘さんは自分の番が来るまで寝てたので、城戸真司のことを知りません。
ご意見、ご感想待ってます。
>>235 225なんですけれども、自分は関係者じゃないのでサイトに掲載云々は出来ないです
すいません
それとSS面白かったです、ありがとうございました
橘さんカッコヨス
…ヘタレる前か…。
>>236 言葉足らずですみませんでした。
一行云々はサイト運営者に向けていったつもりです。
ニホンゴムツカシイ(´・ω・`)
堂々とトリップ付け間違い…
投下乙
ボドボドじゃない橘さんを見ると、絶望の底に叩き落したくなるのは俺だけだろうか?
話ごとの時間がどの辺りかってのを表にするか……
ダディャーナザァン!ではなかったか、さすがに…
なんか期待しちゃうんだ
>>239 投下乙。
そしてトリップ漏れ。
ボロウィルスに感染しました?
乙
うっかりペアの誕生かぁw
ってかキングはどうなったんだ?描写は無いが加賀美か橘さんの後をつけているんだろか…
ってかそろそろ変身アイテム出しすぎじゃない?
いや、単に題名消すときに♯も一緒に消してしまっただけです。
だからトリップ変更。
纏めてみた。
オーガドライバー
スマートバックル
Gトレーラーの鍵
カードデッキ(ブランク)
カードデッキ(オルタナティブ・ゼロ)
ドレイクグリップ
ホッパー用ZECTバックル
そろそろやめた方が良さげ。
orz
はっ、うちのIDに M0)が(ry
私のIDに睦月が…( OHO)ちょっと違うけどw
あとまあG3は氷川くん居るし良いと思う。
幾つか。
・避難所×2の処理
片方は修正、試験などの総合作品投下。もう片方は毒吐きが妥当だと思うんだがどうでしょ?
・時刻関係
ごめん、俺には無理だ……
誰か頼む。
あ、まとめサイトの方にお願いします。
掲載されたものを、本スレに投下したものに差し替えてください。
総合のブツに若干手直しを入れたので。
後は
>>235です。
避難所が試験投下、修正など書き手がメインに使う場所。
総合が感想、毒吐き、キャラ紹介、荒れそう(叩かれそう)な話題等、書き手読み手の総合交流所。
というのはどうでしょう?今後の為にもハッキリ明文化させた方が良いと思いますし。
◆Qj4b9ovE16氏こと◆ooH1rChbak氏、GJ!
翔一君と橘さんのコンビですか。翔一君に振り回される橘さんが容易に想像できる。
リュウガの運命も気になりますな。
ところで、ひとつ気になったんですが、翔一君は二つ支給品が当たったってことですか?
今まで支給品は一人一つだと思っていたので。
そういや支給品の数って明記されてなかったよね。
アニ辺りに習うなら最大三つだが、実は■でしたって展開を書く時には一つ注意することがある。
それは、今までの話と矛盾しない事。
例えば、北岡さんは袖口に支給品を隠し持っていた。
リュウガにネックハンギングツリーされた時にそれを使わなかった以上、小型拳銃とかナイフだってことはあり得ない。
普通は一個だと思います。今までもそうでしたし。
翔一は二個支給されてるだけでなく、二個とも変身アイテムっていうのは異色な感じかなぁと。
どっちかにした方が良いかもしれませんね。
まあ、だから当たりなんだろうけど
>>255 あなたもIDに惜しい橘さんが。
って何のスレだここ。
アギトの会ならぬ橘の会かと。
>254
ああ、当たりってそういうことか。納得。
状態表か描写のあたりで書いて欲しかったかな?
ちょっと分かりづらいかも。
あとドレイクゼクターも支給品?
資格者になったら勝手にくるほうがらしい気がする。
でも作品自体はかなり面白いよ。橘さんが珍しく格好いいしw
遅くなりましたが、予約の経過を報告します。
ほとんど書き上がっていたのですが
途中で矛盾点を見付けたので1から話を作り直している所です。
期限までには、何とか間に合わせようと思います。
頑張れ、応援してる。
どっちも知らんキャラだが楽しみだ。
放送案作成。
て言ってもコピペ改変みたいなもんだが。
ピ〜ン♪ポ〜ン♪パ〜ン♪ポ〜ン♪
『はぁ〜い、皆さんおはようございまぁ〜す。今日も元気に殺し合いしましょうね〜。
それじゃあ、まず、頑張ったんだけど、死んじゃった人を発表しちゃいま〜す。
――――――――で〜す。
■名死んだんで、残りは■■名。みんな積極的でぇ、お姉さん嬉しい☆これからもこのペースで頑張りましょうね〜。
次に禁止区域を発表しちゃいまぁす。これから言う時間以降に、これから言う場所に近づくとぉ、首輪がばぁ〜んって爆発しちゃうから、近づかないでね☆
7時、海岸J1エリア。9時、市街地D5エリア。11時、採掘場F8エリアです。
あと、神崎さんから素敵なプレゼントがありまぁ〜す。
えぇっとぉ〜『Jのぉ、1にぃ、宝石の9ぅ』……一体何のことなのかなぁ?お姉さん難しい事わかんなぁ〜い♪
また6時間後に放送するのでぇ、お姉さんの声が聞きたいっていう人はぁ、頑張って生き延びてくださいねぇ〜』
ピン♪ポン♪パン♪ポン♪
そういや、専用ブラウザ使ってる人ってどれ位居る?
書き手には必須だと思うんだが。
>260
専ブラ派。
放送内容もそれでいいかと。
そろそろ放送後の話でも練ろうかな。
そっか、当たりだったんだ。
納得しましたー。
>>258 頑張って下さい!期待していますよ。
さて、私も取り掛からねば…
マップも簡易マップはあるけどちゃんとしたマップ必要じゃないか?
カオスになりつつあるような。
マップ作ってはみたんだけどさ、作ってるうちにだんだん凝りだして、
斜め俯瞰になりドット絵になりしてるウチに、相当見づらくなったんで
こりゃあだめだwということになった。
やりすぎはいかんね。
支給品のことが話題になっているようですが。
翔一君は、ドレイクグリップが本来の支給品で
オルタナデッキが当たり支給品です。
専ブラって何ですか?
カブタックやザビーはともかくドレイクの資格ってなんだ…?
サソードは剣がいるから当面はいいけど、他にゼクター出すなら資格のこと考えた方がよくね?
とりあえず草加、蓮、天道は資格あり、と。
専ブラは専用ブラウザの略で、2chを見ることに特化したブラウザ。
Jane doe Styleがオススメなのでググってみると良いかも。
書き手にとってのメリットは、
・書き込み可能な最大行数、字数。書き込もうとしてる記事の行数、字数の表示。
・連投規制の時間表示。
の二つが大きいかな。
サーバにかける負担も少ないし。
資格が「愛」なら橘さんもいけると思う。
使いこなしてくれそうですしw
専ブラ入れようかなぁ…
癖になるんですよぉ! 専ブラの力はぁー!
>>211の言う通り、予約と投下以外はトリップなしの方がいいのでは?
過去粘着も沸きましたし。
あと資格者に必要なものが一つあると思う。
そ の 場 の ノ リ !
俺も平時はトリップ無しでいいと思う。
アンフェアなようでうしろめたく感じる書き手さんもいるかもしれないけど、
それはお互い様だし、みんな気にしないよ、きっと。
粘着が沸くよりいいと思う。
誰も
>>270が蟹刑事なのに突っ込んでやらんのか。
( 0M0)「専用ブラウザか、面白い!」
ナズェミデルンディス!!
/H\
(#0M0)「ヒドォオヂョクテルトヴットバスゾ!」
まとめサイト更新しました。
SSの修正と、あと時間軸をSSの内容から推定して算出してみました。
既に若干の矛盾が出ているような気が。。。
GJ!!
最初から三十分刻みとか決めとけばよかったなあ。
ちなみに参考として作中での時間表記はこちら。
深夜:0〜2
黎明:2〜4
早朝:4〜6
朝:6〜8
午前:8〜10
昼:10〜12
日中:12〜14
午後:14〜16
夕方:16〜18
夜:18〜20
夜中:20〜22
真夜中:22〜24
あれ?キャプテン知ってる人意外と多い?
唐突に投下。起爆剤になればよいなあ、と。
思い付きだけで書いたので、あまり重く見ないで下さい。
ただ黒い、大理石を夜の水面に映したかの如き闇色の平面。
―――そこに、一人の男がいた。
僅かにくすんだ白衣を羽織り、昏い光を眼に宿す男。
神崎士郎だ。
彼は白衣の袖から伸びる右手をゆっくりと掲げ―――指を、弾いた。
途端、闇色の床に亀裂が走る。
白く燐光を放つ裂け目はゆっくりと拡大し、縦横十メートルはあろうかという正方形にまで至るとそこで静止した。
各辺が直線によって十等分され、同時に立体映像じみた起伏が生まれる。
瞬く間に緑色、灰色、茶色、紅色、青色と色分けされたそれは―――
「この島の地図、かね」
「見事なものだな。だが―――」
「参加者の行動はどう把握している?」
同時、正方形の頂点に立つ神崎から見た正面と左右に、直方体としてデフォルメされた顔が浮かび上がる。
だが応える声は無く、靴底で床を打ち鳴らす音。
「……なるほど」
地図の各所に、黒い、ペットボトル程度の太さの柱。高さは三十センチ程だが、黒い粒子が降り積もるように僅かずつ伸張している。
神崎がその一つを指差すと、微かな唸りと共にそれが霧と化し、代わりに二つのものが生まれた。
一つは数字。『2』という文字が目に見える闇としてそこにある。
もう一つは―――
『俺の変身は、こっち側の世界なら制限時間は無い筈なんだがな……多分お前の変身も解ける。深追いはやめておけ』
―――低い、男の声だ。
「……既に気付いた参加者がいる、か。
概ね予定通りといった所か?」
立体映像の一人が呼び掛ける。それに続くように、
「だが、何故制限など架した?好きに殺し合わせれば良いものを……」
そして、
「神崎士郎、貴様は何を考えている?
よもや……何かを隠しているという事はあるまいな?」
「―――隠す事が俺にあるとでも思っているのか。
俺は、ライダーと呼ばれる者達とそれと対立する者達の内、誰が最強かを知りたいだけだ。
それも、運と人間としての実力だけが問われる状況下でな」
白衣の男の声。それは奇妙に低く、脳を圧迫するような威圧感がある。
僅かにたじろぐ三人。だがそれを表情には出さず、
「あれは何だ?幾つか、色の違う柱があるが」
その言葉通り、七本の柱は色が灰に曇り、絶対的な闇を失っている。
「―――既に死した者達だ。彼等には、運か或いは何かが足りなかった」
とはいえ、神崎にとっても意外だった事がある。
上級アンデットである伊坂。それを上回る戦闘能力を持った剣崎一真。
病に身を冒されているとはいえ、弦においては最強の鬼である財津原蔵王丸。
高齢だが、それ故戦闘経験豊富である佐伯栄。
彼らが早々に脱落する事は、全く予想していなかった。
―――とはいえ、計画には何の問題も無い。
―――彼の悲願は唯一つ。神崎唯を取り戻すこと。
その為であれば、千の虚偽を放とうとも、万の命を散らそうとも躊躇は無い。
投下終了。
深い意味は無いですよ?
286 :
名無しより愛をこめて:2007/02/12(月) 19:07:52 ID:5TYSRmyIO
>>285 GJ!
すみません。一つ質問です。
本来なら、総合スレで質問した方がいいとは分かってるんですが…
浅倉、北崎、にキングを絡めるのは場所&時間的に無理ですかね?
287 :
名無しより愛をこめて:2007/02/12(月) 19:10:19 ID:5TYSRmyIO
>>285 GJ!
すみません。一つ質問です。
本来なら、総合スレで質問した方がいいとは分かってるんですが…
浅倉、北崎、にキングを絡めるのは場所&時間的に無理ですかね?
神崎+スマレ黒幕ktkr
GJ!
>>286-287 正直、無理かな。
どんなに早くキングが着いても、変身時間が切れてるだろうし。
キングが空気になってしまっているのが俺としても残念。
是非誰かに生かして貰いたい。
>>285 GJ!
神崎以外にも各作品のラスボスが絡んでそうだ。
……スマブレ黒幕の声優が声優だからな。クライシス皇(ry
>>287 浅倉、北崎に対しキングの距離差は(一辺3Kmとして)1.5Km×1.2Km。
人の歩く早さは平均時速4Kmとして最短直線距離なら30分くらい。
横→縦の順で行っても40分前後でたどり着ける。ただし、建物や遺跡の内部を無視した結果なので+1、20分位かかるのが妥当か。
行けるっちゃ行けるかもしれない。問題はマップが小さいような……。
でも殺し合いを頻繁にさせる為わざと狭い地域にしたってのが神埼らしいっちゃらしいが。
ヾヽ'::::::::::::::::::::::::::'', / 時 .あ ま ヽ
ヾゝ:::::::::::::::::::::::::::::{ | 間 .わ だ |
ヽ::r----―‐;:::::| | じ て |
ィ:f_、 、_,..,ヽrリ .| ゃ る |
L|` "' ' " ´bノ | な よ |
', 、,.. ,イ ヽ い う /
_ト, ‐;:- / トr-、_ \ な /
, __. ィイ´ |:|: ヽ-- '.: 〃 `i,r-- 、_  ̄ ̄
〃/ '" !:! |:| :、 . .: 〃 i // ` ヽヾ
/ / |:| ヾ,、` ´// ヽ !:! '、`
! |:| // ヾ==' ' i i' |:| ',
| ...:// l / __ , |:|::.. |
とニとヾ_-‐' ∨ i l ' l |< 天 ヾ,-、_: : : .ヽ
と二ヽ` ヽ、_::{:! l l ! |' 夂__ -'_,ド ヽ、_}-、_:ヽ
ィ
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| l > 、 レ!─ 、 / /
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| V /::.::.::.::.::.: : } /._ /
| /V {::.::.::.::.::.::.::. : .ノ| O/ ヽ
| / ∨ ヽ __ , ィ´,ノ /./ ::.l
| | ヽ | 「 ̄ ./ .l : ::.|
|.| \ _ ===‐┘、 ./ ./{ :.::./ いいよな、仙道は。覚醒イベントがあって
. l.|__ -‐  ̄ .// ヽ \/ヽ `' 、//ヽノ どうせ俺は気絶してるだけだよ
. |/ ── 、//、 ヘ /、 ヽ_ 7./
.__└ ´ ̄ ̄.ヽ/ \ V ヽ_ /_//
ヽ、__/_ ` ' 、 ヽ、 ヽ、 ∠//
`ヽ、 ィ= 、_` 、 ` 、 `' 、._/ //
ィ ─ヽ´ヽヽ ̄/  ̄`' 、 `/ ̄ .ヽ//
/ | \/、 ` ' 、 `
ィ===l \ ヽ `ヽ
ご期待に応えてキング、北岡、睦月予約で。
あ、立体映像×3は、スマブレ首脳陣と明記してはいません。
つまり天王寺やら洋館男やらだって可能性も無きにしもあらず。
キングが動くのか。応援してます!
アイディアが浮かんだんでマシーン大元帥、麻生 勝、園田 真理、ドラス予約!
っと、言いたいところだけど放送後の話になりそうなんだけどOKかな?
まだ深夜で止まってる連中が多いからマズイ気が。
やっぱまずいか。
なら時間を進める意味でも、繋ぎで麻生 勝、園田 真理、ドラス予約。
でも止まっている人のSS待ってたら、それはそれでSS投下の流れが遅延しないかな。
正直、黒幕にはねじれ昆布も入ってほしい俺がいる。
一行目に注目。
驚くべき事にねじれ昆布の色なんだコレ。
とりあえず、予約を解除。放送後を書いてもいい状況になるまで待ちます。
それまでに使いたい人は使ってください。
そういや、始の初登場SSで新しいバトルファイトがどうのこうの言っていたな。
個人的にはクライシス皇帝で光太郎さんにフラグを(ry
ただまとめきれるかな、これ。
平成ライダーみたいに途中盛り上がるだけ盛り上がって最後はグダグダとか。
ZOが本編終了後でJが共闘後……
書く人は、この辺をうまくやってほしいな。
今は一応誰も予約してないけどさ。
それよりも途中で過疎って特撮ロワやガンガン、サンデー見たくDAT落ちするのが怖い。
あと、平成ライダーグダグダとかは荒れる話題だぞ。
好きな身からすればあんまり面白くない話題だしな。心の内に秘めとけ。
神崎とねじれ昆布なら主役級二人(Not首輪)位いれば相手できそうな気がする。
そんな俺は優勝エンド狙い。
現在の予約を全て消化したら放送に移れば良くないか?
区切りをつけた方が良いとオモ
俺もそろそろ放送後の話を書きたいし。
306 :
302:2007/02/12(月) 23:41:17 ID:2cYvyXsq0
>>304 ごめん。失言だったよ。
ちなみに俺は怪人が参加者、主催者全て抹殺のデッドエンド狙い
>>306 素敵なエンドだw
放送後、影響がありそうな人は橘さん、睦月、相川始、響鬼さん、明日夢、
あきら、風見、城茂、結城丈二、珠純子あたりか。
308 :
名無しより愛をこめて:2007/02/13(火) 01:59:52 ID:LYSA5CmRO
これ結局変身ツール多いやつが有利だな
一人が変身できる限界とか決めた方がよくね?
剣なんて実質三回変身、30分も戦えるぞ。
普通のゲームならね。
下手に強くすると潰されるのがパロロワの法則
浅倉、北崎、予約させてもらいます。
まだ、この二人戦闘中なので、放送前ぐらいまで時間を進めようかと…
もうすぐ放送投下のようなので、それまでに間に合わせられればと思ってます。
加えて言うなら1つで10分じゃなくて、全部合わせて10分。
沢山持ってようが1回変身したら2時間変身出来ないよ。
あーあ◆A.IptJ40Pがまた自己リレーすんのか。それで剣崎も死んだんだもんな
読みづらいって指摘されてんのに予約か?しかも同じ指摘受けてんじゃねーか
おめでてーな
修正はどうした?それともお得意の生返事か?
そうだよなー◆A.IptJ40Pが一番偉くて正しいんだもんな
自分の意見が一番だって本性が透けて見えてんだよ
そんなに自分の思い通りの展開にしたいなら個人でやれ
迷惑なんだよテメーは!
起爆剤とか言ってるけど要は自分の好みだろ?ああして欲しいんだろ?
冗談じゃねーよ あんなもん投下されたら他の書き手がやりにくいだろ
勝手に興味の無い文章は唐突に投下するしな 心底高慢な奴
次の作品にご期待ください?期待に応えて?
本当に消えてくれ お前が居なくても何にも問題無いから
書き手だって迷惑してるだろ 読み手がこれだけ腹立ってんだぞ?
好き勝手やられて溜まったもんじゃねーよ
叩かれなくなったら調子に乗り出すし
人の意見を聞かない自己中はどっか行ってくれ
お前が荒らしを呼んでんだっていい加減分かれよ
お前の意見をスレの総意かのように言うなよ
迷惑してるのは多分お前だけだ。
叩きとマンセーのギャップが激しすぎ
こんな閉鎖的なら、2ちゃんでやることないんじゃね?
いずれにせよ、◆A.IptJ40Pの言動には難ありでしょう
テンプレの件で粘着を呼びこむような行動をし、他の住人に迷惑をかけたのに、
スルーしたまましれっと参加するのはどうかと?
同意。氏にまったく非がないとは思わない。
粘着が一番イカンってのは前提だけど、テンプレの件は315の言うとおりだし、
自己リレーもルール上の時間制限が過ぎても、マナーとしては控えるべきこと。
これではカチンと来る者が出ても文句は言えない。
一度謝っちゃえ。ZrxwJ6Pi0も、筋ってものがわからないわけじゃない
(むしろ筋を通そうとしてる)わけだし、道理が通れば納得するんじゃね?
それが出来ないなら、自分のしたらばの掲示板に閉じこもってやった方がいいと思いますよ?
あっ、連書きすみません。
あと、「ここはリレー小説でみんなが作るものだから。」と言う大義名分で、
「俺が好きなキャラの続きを書きにくいからこう直せ。」的なものも多く見受けられますが・・・
勿論、時系列や矛盾があるものなら指摘しても構わないと思います。
ダメなものはダメで通さないのもいいと思います。
でも、ここは必要以上の叩きが多い気がするんですよ。
◆A.IptJ40P中心に。
ロワスレで空気の読まない展開を落とされて困るのは分かります。
でも、「通さない」という選択肢があるならば、必要以上に叩かなくても・・・
避難所に、二箇所もスレがある訳ですから、打ち合わせや毒吐きはそちらで充分でしょう。
目にする人の多い2ちゃんでやるべきではないと思います。
それが出来ないなら、内輪のサイトでやるべきでしょう。
参加者を増やすには、こういったことにも心を砕く必要がありますよ。
何か私の言うことが間違っているでしょうか・・・
自分の言ってることは間違ってないという言い方はイクナイ
◆A.IptJ40Pの行動には俺も疑問。
このスレを自分の意のままに操ろうとしているように思える。
以前筋を通そうとして暫く姿を消した書き手が居たけど、◆A.IptJ40Pはどうなんだろうか?
>>318 厨書き手のことを言っているのか?
ルールも守れない厨房ってのはこのスレに限らず嫌われるもんだ。
必要以上に叩かれるようなことをしてるんだから仕方ない。下手に甘やかす方がよっぽど本人の為にならないぞ。勿論スレの為にもならない。
こればっかりはお互い心を砕くべきじゃないかな?俺達だって叩きたくて叩いてる訳じゃないんだから。
>>318 それとあの件は本人降臨を待ってたからだとも思う。
なかなか本人が現れなかったから時間が出来てしまった。
結果的に多くの人の目に入って叩かれてしまった…と。
むしろ叩かれこそしたが、書き手達の反応は優しすぎるぐらいだったぞ。
毒吐き向けかも知れんが俺の意見
自己リレーは今の段階では別に構わんかと。ある程度動きがないキャラを動かすためにはどうしても必要なときがある。
むしろ問題なのは断りを入れなかったことだな。
見てるとやってること自体は別にそこまで問題あるとは思えないんだけど、言葉の端々が独善的。
こういうスレを盛り上げるためには誰かリーダーシップをとらなきゃいけないと思うけど、それに類する行動を取っておきながら、投げっぱなし。
燃料投下も、深い意味はないと言っておきながら、スマブレ首脳陣と明記してはいません。やら、驚くべき事にねじれ昆布の色なんだコレ。 やら。
大体この状況で投下すると影響がないわけがない。
自分の思い通りの展開を描くのは構わない、剣崎が死んだのも構わない。
書き手の心得である
みんなでひとつの物語をつくっている、ということを意識しましょう。一人で先走らないように。
を守ってないから荒れる。
>>319 あくまでも疑問ですよ。
ただ、閉鎖的な利用方法なら2ちゃんの特撮板でやらなくてもいいと思うのです。
参加者は増やしたいけど村社会というのに矛盾を感じます。
>>320 これまでも◆A.IptJ40Pに関しては一切謝罪のスタンスはなかった気が・・・
他の参加者に比べて、彼は独善的でこのスレを我が者にしようとしている様に見えます。
テンプレの件に関しても一切スルーでしたし。
荒らしが悪いという前提で言いますが、アンチを生むやり方をしている人を
このまま野放しにしておくのは、獅子心中の虫になると思いますよ?
今回もいつもの様に、ほとぼりが冷める頃に、しれっとSSを投下するだけだと思いますが・・・
>>320-321 厨書き手に対しては、叩きと指摘を使い分けしてあげた方がいいと思うのです。
携帯君のアレは通さなくて当然。
でも、内容について叩きすぎでは?
「こうした方がいいよ?」という程度で、後は黙って通さなければいいと思います。
マナー破りに関しても、もう少し柔らかい言い方が出来ないものだろうかと思いました。
苛立つ気持ちも分かりますが、相手は厨房ですよ。
約束を破った人を叩くのはありかもしれませんが、あまりに辛らつではスレの空気が悪くなる一方。
他の新規参加者を減らす一因になると思うのです。
どう考えても、彼のSSが通ることはないのですから、必要以上に叩きでレスをつけることはないのでは?
冷たいかもしれませんが、「黙殺」という選択肢も考えてほしいと思いました。
◆A.IptJ40Pが態度を改めれば良いだけの話。
仕切りたがりも良いが、もっと周りのことを考えてくれないか?ちょっと自分勝手が過ぎるぞ。
>>323 黙殺しても自分が何故悪いか分かってないんじゃなぁ。
それにちゃんと指摘した書き手は居た。不特定人数でやっている以上、完全に纏まって動くのは不可能。
叩く奴が出てくるのも仕方ないって。
でもこのままじゃ良くないとも思う。次スレからは厨房への対応も載せた方が良いな。
勿論◆A.IptJ40Pが載せた余計なものは排除で。
一つ質問良いですか?
自分も以前、浅倉の話を投下しています。
昨日、北崎、浅倉を予約させてもらったのですが、自己リレーになりますか?
もしそうであれば、予約はキャンセルした方がいいかと思いまして…
俺は構わないと思うけど。
自己リレーを批判してるわけじゃないし。
>>326 他に書き手いない可能性高いので、執筆お願いします。
ルールには120時間書かなければOKとあるんで。
てか、自己リレー禁止になったら話し進まんし過疎るがな
◆A.IptJ40Pは散々問題行動起こしておきながら素知らぬ顔をしてるから叩かれてるだけ。
自己リレーも度が過ぎて何回もやらなきゃ全然OKでしょ。
で、ぶっちゃけどうして欲しい?
何を言いたいのかまったく分からん。
テンプレのことを謝らせたいだけでスレ消費か。やってらんね。
で、真面目に話すけど、変身時間や回数は最初できっちり決めなかったから、のちに出たSSで複数変身持つ奴は
カンウント別になったってことだよな。
他に問題になりそうなネタある?
そもそも
>>326のパターンも自己リレーになんの?
ブレイドがマッハとタイムを使ったこと
ブレイドらの支給品は初期はAと2と5と6
結局、マッハとタイムは支給品でSSは修正なしでよかったんだっけ?
あと、放送もなんだかんだではっきりしてない
連投すまん。
あと時間軸やマップの広さもか。
>>334 確かに「砕ける剣」の修正は放送前には欲しいかも。
と言っても、初期カードがA、2、5、6で、タイムとマッハは支給品だったと言う
描写入れるだけで問題はないんだっけ?
剣の葛藤はあったほうがいいと言うレベルかな。
浅倉みたいに後から補完も出来るし。
放送も決めたい。「不運と幸運」の最初を使うって形でいいような気がする。
隠されたアイテムって言うのは反対かな?
剣勢が弱くなるとは言え、全てのラウズカードを支給する必要はないと思うし。
マップは狭い気がするな。
A−1とか、広くても一マス300m×300mなわけだし。
時間軸は細かくすることはないんじゃないかな?
ある程度大まかにしとけば矛盾ないよう調整できるし。
30分刻みにすると面倒だぞ。ラノロワみたく。
つまらないことでスレ消費、っていうけど、レスが集まるってことは
それだけ不満な人がいるってことで、それを些事だと言い切るのは倣岸。
まぁ、こーすりゃ満足っていうのはないかもしれないけど、書き手は
こういう議論があったってことを覚えておいて悪いことはないと思う。
住民もね。
放送のタイミングも区切った方が良い。
キリが無いからな。
340 :
名無しより愛をこめて:2007/02/13(火) 20:13:13 ID:LYSA5CmRO
500話越えてまだ一日目だもんな
長期化は避けたい
>>338 些事だとしか思えないからいちゃもんつけているだけにか見えないわけ。
傲慢だって言うなら何が問題か伝える努力して欲しい。
正直
>>324なことやられたら暴れそうな人がちらほらいるわけよ。
燃料投下したくないから、スレが廃れるようなことには慎重になっているんだ。
ここまで分かるよね?
批判派が一人で頑張ってると思っている人がいるけど・・・それはないと思うし、聞く耳を持った方がいいと思う。
(取捨は別にして。)
少し前のログに何が問題か書いてある。それとも問題行為を指摘するのはいけないってことなのか?
俺を始めとして良く思ってない連中だってそれなりに居る。
何とかしてほしいって思ってるから書き込みしてるんだろ?
訳が分からなくなったので、とりあえずまとめてみる。
・◆A.IptJ40P氏が、
>>7に返答しないのがいけない。
・また、◆A.IptJ40P氏がテンプレにしたらばを入れたことがいけない。
・避難所を入れなかったあたりの返答、
>>8-10には問題ない?
・◆A.IptJ40P氏が、仕切りたがりで、投げっぱなしなのがいけない。
ちゃんと対応するか、でしゃばらないのどちらかにするべき。
・変身の制限をSS内で勝手に決めたのがいけない。一言相談が欲しかった。
・要修正を迅速に対応して欲しい。
・神崎話を側の話を勝手に書いた。相談して決めるべきである。
これが問題点。
解決策が、◆A.IptJ40Pが態度を改め、周りを考えること。
以上でいい?
批判はするなとは言わないよ。俺のSSで問題あるなら早めに指摘して欲しいし。
でもあきらかに荒らしな人と意見が被って、言い方がきついんなら誤解しちゃうよ。
まあ、勘違いした俺も悪いから、すまん。
とりあえず柔らかい言い方をしないとな。
◆A.IptJ40P氏、降臨お願い。
何て言うか…俺もスマンカッタ。
取り敢えず◆A.IptJ40P出てきてくれ。件についてどう思ってるんだ?
そういや、
>>339見落としてた。
12時間ごとと6時間ごとがあるけど、ライダーロワは6時間ごとでいいのでは。
一つ目から順に答えていきます。
・何で批評スレを入れたことを怒っているのか、それによってスレにどんな不利益があるのかを指摘していないので、荒らしだと判断しました。
・書き手にとって有用なものだと考えています。少なくとも数人は同意してくれる筈です。
・自分では問題無いと思っています。
・『仕切りたがり』も『投げっぱなし』も、どの発言を見てそう思ったのか具体的に伝えてもらわないと、対応しようがありません。
・変身制限については、独断で決めたと言うよりも、当然そうであろう(例:アギトに変身したとしても、ゼクターには影響が無い)と思っていました。
・修正版が遅れているのは自分のミスです。すいません。
「双剣邂逅」の支給品、「砕ける剣」の剣の攻撃前の躊躇いですね?
・あくまでも『主催者側がどう管理しているか』の『アイディアの一つ』として出したつもりです。
そのつもりで「深い意味は無い」と言いました。
伏線じみたものを仕込んだのは、万が一採用された際に他の書き手が展開させる事が出来るようにと配慮したつもりです。
以上です。
取り忘れてました。
避難所に修正部分投下しました。
返答ありがとうございます&修正投下乙
とりあえずしたらばの批評スレテンプレに欲しい人いる?
俺は2chパロロワ事典@wiki から行けるから入れなくてもいいんじゃない?
と思うが。
不要 ノ
>>39で極めて穏便に指摘している人がいるが、
批評スレを入れたことそのものよりも、『必要』な避難所が入ってないのに
『不必要』(有用かどうかは別として)な批評スレが入っていたことが、
独善的だと映ったんじゃないかな。
避難所の件については詫びが入ってるから話がこんがらってんだと思う。
あと、個人的意見だけど、変身制限ってーのが首輪に起因するものなら、
順当に考えれば負担が行くのは変身に要する装置よりも首輪装着者の肉体だ
と思う。ってか、割とそう思ってる人が多かったのでは?
だから独断的な解釈にとられたのかもしんない。
長くなってゴメンよ、スレのみんな。
・批評スレを入れた事よりも避難所2つを入れなかった事が問題かと。
・前スレから執拗に勧めてましたけど誰も同意してませんよね?
・まあこれは問題無いかと。
・自分からスレ立てを志願し、頼んでもいない事を勝手にやったうえで(仕切りたがり)問題を起こしたにも関わらず、個人への謝罪こそ有ったがその後は一切スルー(投げっぱなし)して住人へ迷惑を掛けた件等。
謝罪無。他にも該当することは有るかと思いますが…
・これこそ独善的な考えではないですか?当然と思い込んでしまっている点。
こういう事は相談ぐらいして欲しかったです。
・加賀美の心情も指摘されてなかった?まさか忘れてる訳じゃないですよね?
・あんなものを投下したら少なからず影響を与えるって分かって欲しいです。
相談も無しに投下されたら他の書き手だって意見しにくいと思います。
回答お願いします。あと
>>315、
>>316、
>>322についてはスルーですか?
これだけ問題になっているのですから、自分の何が悪いかを見直す良い機会だと思います。
なんで謝らないかな。
>・何で批評スレを入れたことを怒っているのか、それによってスレにどんな不利益があるのかを指摘していないので、荒らしだと判断しました。
これに自分で気づいてないって宣言した時点で相当痛いんだが。
>・書き手にとって有用なものだと考えています。少なくとも数人は同意してくれる筈です。
だから俺が正義だという書き方は良くない。
同意する奴もいるかも知れんが、少なくとも否定する奴もいる。ついでにいえば読み手には関係ないし。
スレ違いの板についてはいれてもいいかと問うのがマナー。
感情的になってるのかも知れんが、デリケートな状態になっているというのにその回答はないだろうと。
SSは上手いのに、なんで質疑応答は下手かな。
本人も深い意味はないって言ってんだから、283〜284は一切無効にしようぜ。
協議もなしに「主催者は神崎士郎」ってところに干渉する設定を追加するのは
筋が通らないだろ。
このままなし崩しに認可しても後々の禍根になるだけだ。
スマレのときも思ったんだけどな。まぁあれは、元々が存在感はあるが
話の本筋には深く関わらないっていうキャラだから許せる気がしたんだが。
思えば、変身制限の一件やカードの支給なんかも含めて、◆A.IptJ40P氏の
SSには設定の軽視・曲解が多すぎる気がする。これも批判される種かな?
283〜284も含めて出来自体は悪くないだけに、惜しまれる部分ではある。
集団行動できないタイプなのね。
>>356 355のこと?ならそうでもないと思う。いくつか批判も上がってるしね。
まぁ自分と意見を異にするレスが目に入らないってんなら仕方ないけどさ。
個人的には、最終的な可否は別として一旦は無効にすべきだと思う。
359 :
357:2007/02/14(水) 13:42:22 ID:feaMJf8H0
早とちりしてごめんなさい。
まぁ、確かに仰るとおりかも。
本人は悪意がなさそうってのが難しいところで。
(狙ってやってるならこれは相当にタチが悪いけど)
しかし好ましくない流れだなあ。書いといてなんだけど。
・周りの批判意見には一切耳を傾けず、自分は悪くないと思ったら何が何でも謝らない(もしくは何故悪いか分からない)
↑厨房の典型的パターン。これは思った以上に深刻な事態では…。
例え自覚してやっていても、自覚してなくても追い出した方が良いのではないですか?◆A.IptJ40P氏にはもう何を言っても無駄なような気がします。
書く力はあるから、いなくなられると寂しいけどなあ。
自省はして頂いて、今後も頑張ってもらう、ってのが、
丸く収まって損失もない一番の選択だと思う。
氏には幾分の度量が求められるところだけどね。
自粛して欲しいという願いが届けば良いのですが…。
またスルーされそうな気もします。
バトロワスレの体質ってものがあるのかもしれないけれど、
書き手の技量は兎に角、気に入らないものを追い出すのはどうかと思う。
◆A.IptJ40Pは、ある意味因果応報なのかもしれないが。
上手かろうが下手だろうが、徹底的に叩いたら相手が傷つくって考えたことはないのかな?
通す・通せない、面白い・つまらない、読みやすい・読みにくいは別にして、
悪意があって作られたSSは一つもないはず。
マナーやルールを守らないことに関しては責められても構わないと思う。
ただ、レベルの低いものに関しては、批判以上のいじめがあるように思う。
逆に、何となく感じていることだが、上手ければ多少何をしても許される空気とか。
◆A.IptJ40Pも含めて、誰も追い出してはいけないと思う。
当然、ダメなSSは通さない前提で。
どうせ避難所の板の方も過疎っぽいから、「指導部屋」みたいなものを一つくらい立ててもいいんじゃないか?
改めて、一読してほしい約束事とか、食い下がる厨房書き手には、どうしてそのSSを通さなかったのかとか。
ちょっと話がずれてしまってきたけど、何を言いたいかと言うと、
ここのスレの空気をどんな理由があっても、悪くしちゃいけないと思うわけだ。
これまでも空気が悪くなったことがあったけど、◆A.IptJ40Pの選択肢はスルーしかなかったよね?
仕切りたいなら仕切りたいで、誠意が必要だと思うよ。
あなたの前のモニターの向こうには、血の通った人間がいることを忘れないでほしい。
今回、きちんと対応できないなら、個人のサイトでやった方がいいと思う。
スレ違いだが、下手糞なおっさんの歌を聴いて、皆も落ち着いてほしい。
→
http://www.youtube.com/watch?v=zHAUVtCStkE
確かにその通りですね。納得致しました。
◆A.IptJ40P氏の采配に期待しましょう。以後静観させて頂きます。
>>363 下手糞だと!!!貴様ァァァァァァ!!!!
スレ的にも、普通そこで持ってくるならてつをの歌だろうがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
絶対にてつおだと思ったのに何という裏切り。
さすがてつを。
荒れた場も彼がいればたちまちなごむ。
>>353 ・避難所を入れなかった理由は
>>8-10です。
・自分以外に一人が行き、指摘に沿った修正を行いました。
独断で入れたことは謝ります。ごめんなさい。
・
・一旦したらばに投下し、同意を求めました。
ただ、一人だけしか同意していない状況で立てたのは謝ります。ごめんなさい。
スルーした理由は『荒らしは少しでも反応があると調子に乗る』というアドバイスを受けたので。
・ごめんなさい。
・加賀美の心情については
>>203です。投下しました。遅れてすいません。
・では
>>355氏の言う通り、破棄してください。ただ、アイディアとして受け取って欲しいとは思います。
>>315 >叩きとマンセーのギャップ
本人の評価=作品の評価だと思い込んでいませんか?
>>316 >自己リレー
矢車さんが介入する話でこの展開を思いついたため、自己リレーと言う形になりました。
ルールを守っているからと断りを入れなかったのはミスでした。申し訳ありません。
>>322 伏線じみたものを仕込んだのは、万が一採用された際に他の書き手が展開させる事が出来るようにと配慮したつもりです。
ごめんなさい。
よし、これで丸く収まったな。
ま、長くスレが続いていけば凪の日もあれば時化の日もあらぁや。
>叩きとマンセーのギャップ
>本人の評価=作品の評価だと思い込んでいませんか?
これはそのまんま
>マナーやルールを守らないことに関しては責められても構わないと思う。
>ただ、レベルの低いものに関しては、批判以上のいじめがあるように思う。
>逆に、何となく感じていることだが、上手ければ多少何をしても許される空気とか。
かな?
>逆に、何となく感じていることだが、上手ければ多少何をしても許される空気とか。
を感じているのは俺だけ?
http://www.youtube.com/watch?v=9sRN4GcQva8
投下します。
「今すぐ俺を元の場所に戻せ。死にたく無ければな。」
俺は自分にデイパックを差し出す、ロングコートの男に右腕を向ける。
「止めろグランザイラス!!」
上官気取りのジャーク将軍が俺を制止するが、聞く必要は無い。
俺に命令出来るのはクライシス皇帝か、その代理人であるダスマダー大佐だけだ。
ロングコートの男が、俺の右腕にデイパックを掛けると
ロングコートの男を含め、周囲の全てが光の中に溶けて消えた。
気が付くと、無人の岩肌の上に居た。
俺は遠くに見える人工建造物の密集地帯、市街地を目指して歩く。
元の場所に戻れないのなら仕方ない、この場所で任務を遂行するまでだ。
RXを倒し、家々を焼き払い、人々を殺戮する。
クライシス皇帝から受けた命令を果たすのに、何の問題も無い。
他の参加者が戦いを仕掛けてくるだろうが、例え俺以外の全員が束になってかかって来ようと
クライシス帝国でも最強を誇る俺には敵うまい。
ましてや先程から岩陰でこちら窺っている馬鹿など、物の数ではない。
「出て来い、そこに居るのはわかっている」
岩陰から出てきたのは見知った者の姿、ジャーク将軍だ。
「よく余が隠れている事がわかったな」
「月明かりしかなくとも、岩陰から伸びる影を見落とすほど馬鹿では無い」
俺は神崎士郎にそうしたのと同じように、ジャーク将軍に右腕を向けた。
「そういえば、貴様もこの殺し合いの参加者だったな」
「待て!余はそちと事を構えるつもりは無い。」
「その言葉を信用できると思うか?首輪を嵌めている以上、他は全て敵のはずだ」
「確かにルールでは、生き残れるのは一人だけだ。だがいかにそちでも一人で50人の敵を相手にはしていられまい。
参加者には只の地球人だけでなく、RXや霞のジョーばかりか、他にも得体の知れない連中が居るのだぞ?」
「俺はクライシス帝国でも最強を謳われたグランザイラスだぞ?誰が何人かかって来ようが俺の敵ではない」
ジャーク将軍は呆れた様に、口の端を吊り上げて笑う。
「成る程な、戦えばそちに敵う者は居まい。だが真っ向から挑んで来る者ばかりではあるまい。
隠れて逃げ回る者も当然居るだろう。そんな連中を捜して回っていたら時間が掛かり過ぎるだろう。
時間切れでそちの首輪が爆発しては、元も子もあるまい」
「時間切れ?何だそれは?」
「支給品の説明書も見ていないのか?一週間以内に一人も死者が出なかった時は、全員の首輪が爆発するのだぞ」
「だったらどうするというのだ?」
「余と手を組もうではないか、グランザイラス」
どんな気の利いた命乞いをするかと思えば、何故この俺がジャーク将軍如きの力を借りなければならない。
「貴様と行動を共にしたところで、時間の節約にもならん」
「行動を共にするとは言っておらん。余とそちで手分けして他の参加者を殺していけばいい。
我等二人だけになってから決着を付けても遅くはあるまい」
ジャーク将軍は、クライシス帝国地球攻略兵団の最高司令官だ。俺以外の者とは敵対するしかないだろう。
「いいだろう。だが妙な考えは起こすなよ」
俺の返事を聞いて、ジャーク将軍は満足気に頷いた。
「ところでそちの支給武器を教えてくれんか?余は直接敵と戦闘するのは、向いていなくてな
武器もこの杖だけでは、些か心許ない。もし強力な武器を持っているなら、交換して欲しいのだが……」
そういえば神崎士郎から渡されたデイパックがどういう具合にか、まだ俺の右腕に掛かっていたな。
「くれてやる」
俺はそう言って、ジャーク将軍にデイパックを投げる。
「構わんのだな?」
ジャーク将軍もつまらん事を聞く。神崎士郎から渡されたゴミに構う訳が無い。
これ以上話すこともあるまい、俺はジャーク将軍に背を向け再び歩き始める。
「何処へ行くつもりだ?」
「市街地だ。貴様は別の所へ向かえ」
その会話を最後にジャーク将軍と別れた。
ジャーク将軍は心中、去っていくグランザイラスの背中に嘲笑を浴びせた。
(こちらから存在を知らせてやったのに、何が『影を見落とすほど馬鹿では無い』だ。)
下手にグランザイラスにこちらから声をかけるより
向こうから発見する形をとった方が、安全に会話に持ち込めると考えての行動だった。
(あやつは確かに戦闘力は高い。だが己の力を過信している者と協力は出来んな。
それにあやつの体内にはメガトン爆弾がある。行動を共にしては巻き添えになる)
だからこそグランザイラスと同盟を結びながら、別行動をとる事にした。
自分の体に秘められた力を伏せておいて―――。
(あの様子では、やはり余がジャークミドラに改造された事を知らないらしいな)
ジャーク将軍はグランザイラスを見送った後、別方向へ出発した。
(余には果たすべき使命がある。クライシス帝国の同胞を欺いてでもこの戦いに勝ち残り同士達の下へ帰らなければならん)
ジャーク将軍が果たすべき使命、それは怪魔界50億の民を地球へ移住させる為、地球を征服する事。そしてもう一つ―――。
(待っておれRX!必ずやボスガンとガテゾーンの敵を討ってくれる!!)
【グランザイラス@仮面ライダーBLACK RX】
【1日目 現時刻:深夜1:00頃】
【現在地:海岸I-9】
【時間軸】地球到着直後
【状態】健康
【装備】なし
【道具】なし
【思考・状況】1.市街地を破壊し、人々を殺戮する。
2.RXを殺す。
3.ジャーク将軍は後回しにする。
【ジャーク将軍@仮面ライダーBLACK RX】
【1日目 現時刻:深夜1:00頃】
【現在地:海岸I-9】
【時間軸】ジャークミドラに改造後
【状態】健康
【装備】杖
【道具】不明
【思考・状況】1.RXを殺す。
2.この戦いに勝ち残り同士達の下へ帰還する。
投下終了しました。
誤字や矛盾等あれば、ご指摘よろしくお願いします。
GJ!
二人が組まないのが以外。
ジャーク将軍のキャラは問題ないと思う(グランザイラスは登場巻が見れず分からない)。
これで残す未登場キャラは響鬼さんだけか。
ところで時間の明記はこれから書き手が決めるの?
大雑把な方が後々困らないと思うんだが。
時間は明記しなければならないと、早合点していました。
問題があるようでしたら、修正します。
本筋とはちっとも関係無くて申し訳ないが
剣崎に擬態したスコルピオワームはサソードになれるの?
資格者である神代に擬態しているからサソードに変身できると解釈していたんだが・・・?
資格自体は外見に関係ないだろうから大丈夫かと
別人に擬態しても大元の精神は神代自身というか。
ていうかむしろ問題はブレイドとかファイズじゃね?
見てないからわからないけど、アンデッドとかじゃないから無理なんでは?
擬態はそこまではコピーできないだろうし。
オルフェノクとか改造人間もね
前スレの>ワームは2つの人間に擬態することは可能。
で勝手に剣と剣崎を切り替えれると思い込んでいた。そういや劇中に描写ないな。
サソードの変身をどうするかみんなの意見が欲しい。
個人的には坊ちゃまのキャラを消したくないんだがな。
◆ozOtJW9BFA氏、返答が遅れてすまない。
時間明記は書き手がやりやすいほうでいいと思っている。
ただ、俺は明記しない方がやりやすいと思っているだけの話。明記した方が言いと言うのがスレの意見なら従う。
後変身制限で思った。変身アイテムでの変身は、同じ使用者が2時間変身できないのか、アイテム自体が2時間
使用不可なのか、どっちがいいんだろう。
勝手な意見としては、本来の使用者が後を託して変身ってシチュエーションが出来るから前者がいいんだが。
間違えた。orz
×本来の使用者が後を託して変身ってシチュエーションが出来るから前者がいいんだが。
○本来の使用者が後を託して、一緒にいた仲間が変身ってシチュエーションが出来るから前者がいいんだが。
サソードの初期設定では資格が要らないことになってるから変身は大丈夫じゃね
>>381 資格者を失う説をガンガン推したい訳ではないが
ワームの擬態能力舐め過ぎ
ワームは中身まで擬態、
場合によっては擬態元になった人間がワームとしての意思を乗っ取ってしまう事もある
(神代、間宮等 生簀も怪しい)
一番のポイントは風間に擬態したワームがドレイクの資格者になっていた事
オルフェノクやアギトも擬態できると思う
あと改造人間も多分できる
(擬態する時に服も一緒に擬態してる事から外的要因もある程度は擬態可能と予測)
資格はあくまで精神とか意志に依るもんだろ?だから内面までコピーできるならワームが資格持つのは不思議じゃない。
ネイティブがドレイクになれたんだから資格者が必ずしも人間である必要はないんだろうし。
だがオルフェノク…はわからんが、アギトは肉体的な変異じゃなくて、曖昧だが超エネルギーによる変身だろ?そこまで擬態できるというのは無茶だ。
改造人間に至っては半メカじゃん。まさか機械部分まで擬態できるとか言わないよな?ワームだって一応生物なんだから
内面までコピーするのがワームなら、やはり神代に戻らないとサソードに変身するのは無理なのでは?
ゼクターの資格に外見は影響しないだろうけど、内面は影響するわけだし。
資格がいらないという初期設定も神代という民間人が資格者である以上、ゼクターが選んだということが想定されるから、結構怪しいし。
初期の話でサソードへの変身が解除されるのも、神代としての内面を失おうとしてたから、解除されてたと俺は解釈しているんだが。
改造人間、怪人、アギト、オルフェ、ブレイドへの擬態は個人的にはオルフェだけかな。
改造人間はそれこそ機械の体なんだし、その人間が元からもっているわけではないものに対しては働かないんではないかと。
服までコピーしてはいるが、そこまでコピー可能だとドレイクグリップやらもコピーできておかしくないってことになる。
キングストーンとか、超電子ダイナモとかも無理だろうし。
アンデッドやらの怪人勢もワームは基本的に人間にしか擬態してないことを考えると怪しい。怪人までできるんだったら、上級ワームに擬態すればいいんだし。
アギトは神様のエネルギーによって覚醒したものだろうから、これも擬態不可。擬態を舐めてるわけじゃないが、擬態は擬態であってそのものになれるわけではない。
ブレイドは融合係数次第だろうし、融合係数自体が不明瞭だから、予想の範疇を超えないが、その人の感情に左右されるのは確かなら、完全な同化(剣崎になる)ならともかく、ただ姿を借りている状態じゃ、Kフォームになるのは難しそうかな。
ただオルフェノクだけはありなんじゃないかと思う。あれは特殊な因子を持った人間みたいだし
変身制限は、首輪がリミッターの役割をしているんじゃないかと。
肉体制限だと、たとえば1分で変身を解除したらどうなるとかいう話になると思うし、道具制限だと道具じゃない奴もいるし。
んで考えたんだが、変身解除したらそれを感知して、2時間内に変身しようとするとジャミングやらなんやらで邪魔する機能が首輪にはあるんじゃないかと。
長文スマソ
ちょいと整理したい。
・生物由来のものは擬態可能
・高度に機械的なものは擬態不可能(めいっぱいで腕時計ぐらい?衣服は余裕)
ここまでは劇中描写から(確実じゃないけど)推察できる。
よってオルフェノクは擬態できそう。改造人間は無理。
ネオ生命体も遺伝子工学によって作られているので擬態可能なようだが、
どうみてもレーザー砲とロケットパンチです。本当に有難うございました。
問題はまず神秘系。キングストーンやらJやらアギトやら。アンデッドもか?
それから、装着変身系の変身。
該当はG3、龍騎・555・ブレイド・カブト各ライダー
G3・龍騎勢は問題なくいけそう。劇中でやってるカブト勢もOK.
555勢は、オルフェノクに擬態した状態でフォトンブラッドを生み出せるかが争点?
ブレイド勢は、既出の通り融合係数に難はあるけどいけるっぽい。
ガライなんて知らない。
ここまで書いといてなんだけど、劇中描写から結論が出ない場合、
話 と し て お も し ろ く な り そ う なように決めてみてはどうか。
ほら、剣と剣崎を切り替えられなかったらつまんなくない?
G3X→無問題
龍騎系→無問題
555→オルフェノク勢か草加に擬態or変身一発
913→変身可能(解除した時点で変身者灰化)or資格者に擬態(無問題)or変身一発2本(解除後ベルト灰化)
333→変身可能(非資格者が繰り返せばマーダー化?)or資格者に擬態(無問題)
ブレイド・ギャレン→変身可能?(非資格者の場合最悪腕が無くなる程の大怪我を負う恐れが)
レンゲル→睦月に擬態?
カブト勢→ゼクター捕らえられれば変身可能
相川始=ヒューマンアンデッドの力で人間体であることを考えると擬態するのは無理?
伊坂&キング=アンデッド
ガライ=宇宙生物
グランザイラス=サイボーグ?
響鬼、斬鬼、裁鬼=変身アイテムがあれば可能っぽい
ジェネラルシャドウ&マシーン大元帥=改造魔人
ジャーク将軍=クライシス人の改造人間
ドクトルG&ヨロイ元帥=改造人間
ドラス=ネオ生命体。本体は人型ではない。
水のエル=神様が生み出した生物。
リュウガ=ミラーモンスター。
怪人勢を書き出して思ったけど、やっぱり人外に擬態するのは無理なのでは?
ありだとそこら辺の蟻とか、虎とかにも擬態可能になると思うんだが。
擬態できる制限は人間であることなんではないかと。
しかし、こういう議論やってると脚本作ってるみたいで面白いな。プロデューサーいないけど。
昨日の流れみてていい電波を受信できたんで、
前スレ140に乗っ取って、神崎士郎の背景を書いてみます。
スマートレディとの関係も軽く絡めて。
ざっと見返してみたけど、特に設定には抵触せずにすみそうです。
まぁ採・不採は通常のSS同様議論の後ってことで。
問題ないっすよね?
登場人物は上記2名のみです、たぶん。
残業などの仕事関係で忙しく、あまり執筆が進んでいません。
もし宜しければ予約期日を2〜3日伸ばして頂けないでしょうか?
大変ご迷惑をお掛けしてしまい申し訳有りません。
検討の方をお願いします。
俺はOKです。
楽しみに待っています。
>>393 残業乙です。また楽しみにしてます。
…自分も三月は残業地獄。OTL
経過報告します。
まだ5割程度と言う所です。土、日でなんとかなりそうですが…
396 :
名無しより愛をこめて:2007/02/16(金) 11:25:05 ID:/5dQb5Vz0
間違って消してしまいました。orz
再度アップできるまで待ってください。
休憩中にこんにちは。
>>339 GJ!!素晴らしい。実用するのに充分過ぎるほどの出来でしょう。
当に上の上、ですね…。
そういや今までの話を見てたんだけどさ。
明日夢は自分の分のデイパック持っているけど
その話の前にデイパックはすでにリュウガが回収しているんだよね。
この辺、どうなってるのかな?
今見てきた。
本当だ。でも状態表の表記を変えるだけでいいんじゃね。
っと、トリついたままだった。
連投スマンが、支給品以外のものってどの程度手に入るんだろう。
サバイバルナイフが手に入ったくらいだから、食材とか手に入ることできるんだろうか。
俺が見たロワでは、どれもその手の道具は支給品に限られてたな。
街中でも、一部品物は存在しない状態みたいな。
そうすることで、道具や食料の奪い合いを加速させるという狙いでね。
サバイバルナイフみたいな殺傷力の高いものは特に制限されそうだけど……
そもそも、よく考えたら商店街にサバイバルナイフ売る店って珍しいな。
ガンショップみたいなのもあるのか?
まあ、素直にシャドームーンの支給品ってことにすれば丸く治まると思うが。
確かにサバイバルナイフじゃなく果物ナイフ辺りだと違和感がないんだがな。
ロワによっては食料や道具の存在具合は違うからな。
ジャンプロワ1st位しか食料を手に入れにくくしたロワを知らない。
スクロワロワでは普通に果物や魚を手に入れているし。
投下しますよ。
その力がいつから彼とその妹に萌芽していたのか、今となっては分からない。
裕福な家庭に生まれながら両親から見放された兄妹は、洋館の一室で肩を寄せ合って生きてきた。
あの日、妹に異変が起きるまでは。
――俺を1人にするな!
彼の切なる叫びが、眠っていた才能を呼び覚ましたのか。
あるいはすでに創られていた世界のほうが、彼に呼びかけたのか。
とにかく、そのとき彼は初めて『鏡の向こう側』をはっきりと認識した。
―鏡面世界<ミラー・ワールド>―
鏡の向こうには、彼と妹が画用紙の上に夢想した幻獣達が戯れる、左右反転の世界が創出されていた。
彼はその並行世界に生じた生命のひとつを、死にゆく妹へ与えた。
だが、それはあくまで仮初めの命に過ぎなかったのだった。
故にそれからの彼は、ミラーワールドとそれに関わる自分の力の研究に心血を注いだ。
全ては消えゆく運命の妹に確かな未来をもたらすために。
そして追究の果てに彼は一つの方法を考案する。
複数の人間による戦いの中で命を精製することによる、一つの完全な新しい生命の創造。
選ばれた13人の哀しき騎士達が命を奪い合った。
残酷かもしれない。しかし、妹のためなら彼は何人の命でも費やすつもりだった。
その闘技は、彼の時を遡行する力によって幾度も繰り返された。望む結末を得るために。
数え切れない時を遡り、2つの世界を渡り歩くうちに、彼はあることに気がついた。
――『並行世界』はミラーワールドだけではない――
「……あらあら〜、お疲れですか?」
甘ったるい女の声で、神崎士郎は我に返った。
親指と人差し指で、両目の頭を軽く押さえる。
それは久しく覚えることの無かった疲労感だった。
「……少しな。状況はどうなっている?」
神埼の言葉に、青い派手なスーツに身を包んだ女が虚空に浮かぶ立体モニターを操作する。
「と〜っても面白いですよ。
意外や意外、強〜い鬼さんや、トランプで戦う男の子が、
早くも“脱落”しちゃいました〜」
“闘技場”たるエリア全域の立体映像を表示しているモニターの中で、赤い光点が5つ、チカチカと点滅した。
よく似てはいるが、微妙に異なって存在する世界。
ミラーワールドを、自らが生を受けた世界と横並びに存在していると表現するならば、
彼のいた世界と縦に層を成して存在している並行世界。
そんな世界を幾つも旅する中で、彼は彼の行き来し得る全ての世界に、ひとつの“共通項”を見出した。
縦に重なった諸層を貫いている、一本の軸心とでもいうべきその事実とは、
いずれの世界にも、異形の姿に身を変えて戦う戦士達がいる、ということだった。
そして、いつしか彼は、多くの戦いの知られざる目撃者となっていた。
幾多の戦士達の生き様は、見る人が違えば心に訴える物語であったかもしれない。
だが彼の胸中に顕れたのは、妹のためにより純度の高い生命を精製する術のこと、ただそれのみだった。
閉ざされた世界、戦士達の召喚、死の首輪、血の狂宴――
彼の描いたシナリオは、かつて無いほど酷薄なものだった。
スマートレディと名乗るその女に出会ったのは、首輪を作る技術を求める一環として、
『進化しすぎた人類のいる世界』を訪れていたときだった。
その世界で最先端の技術を有する企業から、女は幾つかの貴重なデータを持ち出してきた。
自分に手を貸す理由は何だ、と聞く彼に、女は、面白そうだから、とだけ応えた。
いずれにせよ、計画の実行段階での協力者を必要としていた彼は、その女をパートナーに選んだ。
何を考えているのか知らないが、この計画は並行世界を行き来する己の力と知識なくしては成り立たない。
誰にも邪魔はさせないし、できなかった。
「もうすぐ、記念すべき第一回目の放送ですね。ワクワク。発生練習しておこうかしら」
(……本当に、ただ楽しんでいるだけなのかもしれんな)
アメンボ赤いなあいうえお、と声を出すスマートレディの背中に、神崎士郎は無邪気ゆえの冷酷を感じる。
それが彼女の地なのか、あるいはそれを隠す仮面なのかは、量りかねた
不気味なのではない。むしろ、好都合でさえあった。
手元のパネルを操作すると、参加者の移動や死亡の状況が早回しにリプレイされる。
立体映像上で光点が3つぶつかりあっているのを見た神崎は、パネルをさらに操作して、
当該時刻に採取された音声を再生した。
(これは……『擬態』したか。やられたのは剣崎一真か)
暫し思案した後、神崎士郎は一切れの紙をとりだしてペンで何事か書き付けた。
「大雑把だが、放送の原稿だ」
書きあがったメモを、腹式呼吸で発声するスマートレディへ投げてよこす。
「は〜い。どれどれ……あら、剣崎クンのこと、そのまま放送しちゃっていいんですか?」
「構わない。ワームの知識がない人間は、本人の姿を見れば、我々の放送より目の前の現実を信じる」
「私達って、信用してもらえないのね。めそめそ。でも、それもおもしろそう!」
楽しそうにはしゃぐスマートレディには一瞥もくれず、神崎士郎は立体映像上の光点達を冷ややかに見つめ続けた。
(戦え、優衣のために。そのためだけにお前達はここにいる)
その胸中に悲しい狂気を宿して。
立体映像の向こう側では、東の空から茜色が差しはじめようとしていた。
以上です。
何度も推敲したけど思ったほど質が上がりませんでした。ゴメンナサイ。
・タイトル決め忘れてました。「神崎士郎の回想」で。まんまですが。
・本当はケツから二行目の「〜を宿して。」の後に「全裸で。」と続けていたのですが、(前スレ50の意を汲んで)、土壇場で憚りました。
・神崎とスマレの会話の一部には、スレの議論を投影しました。
・後で黒々としたアレとかが絡んできても大丈夫なようには配慮したつもりです。
・現在地などのステータスは、主催者なんで省いてます。制限したくないし。
GJ!
スマートレディと神崎の会話がキャラをつかんでいる感じが出ています。
後々追加できそうな要素も多いですし、伏線もいろいろはってありますね。
それにしても神崎はいろんな世界の仮面ライダーを視聴完了状態ですか。羨ましい。
現在の予約状況
◆naAqV94LaU 2007/02/10(土) 03:24:00
日高仁志、珠純子
◆A.IptJ40P. 2007/02/12(月) 21:22:15
キング、北岡秀一、上城睦月
◆4wyf44BgsE 2007/02/13(火) 02:33:45
浅倉威、北崎
一応、現在までの書き手さんの進行状況はどなんでしょうか?
過疎り気味だな
>>413 乙です。進行状況としては戦闘部分で苦戦しております。
期限内には間に合いそうですけど。
繋ぎで神代剣を予約します。
ホッパーベルトは支給武器にないのね・・・。
地獄に落ちる兄貴を期待したのは俺だけですか、そうですか
>>413 GJ
スマレがらしい……
>>416 超乙!!
話が組みやすくなってとても助かる。
避難所に修正版を投下しました。
現在の進行状況は、殆ど進んでいません。
ただ、(予定では)大した量ではないので期限には間に合います。
それと、変身制限についての議論を見て思った疑問。
・制限は首輪によるものなのか?
・能力制限と変身制限は一括のものなのか?
>>418 マシーン大元帥がホッパーベルト持ってませんでしたっけ?
>>419 修正投下乙。
首輪、もしくは空間自体に能力を制限する呪いみたいなものが作用しているの二択だと思う。
どちらがいいかは議論で決めたほうがいいかな。
個人的には能力制限と変身制限が別の方が脱出の難易度を上げれていいと思う。
制限されている状態じゃハイパークロックアップで脱出できないだろうし、首輪は取れたけど
神崎の元に行けないっていう絶望感が、後々燃える要素になりえるし。
>>420 ほんとだ、良く見ると持ってた(汗)
スマヌスマヌ
疑問に思ったことをいくつか。
Q.橘さんがGトレーラーの鍵を持ってるけど、肝心のGトレーラーはどこに配置されてるの?
Q.珠純子がブランクカードデッキ持ってるけど、それは開始前に死んだ佐野満のカードデッキをいじったものなの?違うならインペラーカードデッキは?
Q.13ライダーズのカード配布とかってサバイブ以外の本人所持カードは全部持っているの?
制限は首輪によるものって最初の頃にあらかた決めたっしょ。
あんまり後からルール変えるのは、よくないと思うな。
加えていうと、色んな制限が考えられると思うけど、
制限そのものの描写に説得力がないと、陳腐になると思う。
例えば、神崎士郎に実行可能かどうか、とかね。
その辺も加味して、首輪って妥当だと思うけど。
最初の頃出てた生体爆弾とかも案としては良かった。
A1.これからの描写しだい。まだどこに配置されているかは決まっていない。
A2.これからの描写しだい。誰のブランク体かは書き手の描写により決定だと思う。
ただ変身前に壊した方が楽だとは思う。
A3.サバイブ以外は全部所持でいいと思う。ただ13ライダーで参加していないライダーのカードは(コピーなど)
支給品のはず。実際コンファインは支給されているし。
>>423 いや、ルール変えるっていうか、空間云々は他ロワであったから首輪での制限とどっちがいいのか聞きたかっただけなんだが。
首輪で制限ならそれでいいし。説得力といわれても神崎の力自体(妹の方の力かもしれんが)ファンタジーだしこだわってもしょうがない気がする。
大体昭和ライダーは呪いとか霊魂呼んで復活とか平気である世界だし。
>>423 首輪によって能力が制限されている、とあるが……
この企画、無茶苦茶見切り発車だったからな。
最初の方に決めたのは、殆ど煮詰められてなかっただろ?
変身制限についてとか、人間態の無い連中の扱いとか。
首輪で制限されている、っていうのも割と無茶だと思うぞ?
ラノの刻印(魂に直に食い込んでる)とかなら解るが、首に巻いてある機械だけで身体能力が落ちるのはどうか。
>>425について補足。
平成ライダーだって神様がいたり、不死になったり、妖怪モドキがいたり充分ファンタジーだったw
>>422に対しての答えは
>>424でいい?
他に何かあったりする?
カブトだと子供天道がベルト巻くだけで身体能力アップとかあったし、
首輪巻くだけで身体能力が制限されてもいい気がする。
あんま複雑にしすぎると、書く人達の間でこんがらがったりしないか。
既存のSSと矛盾ないようにすべきだろうし、今んとこ首輪のつもりで
書いてるんでしょ?(すでに生じてたりするっけ?)
まあ、変身しないシャドームーンとかスゲー有利だとは思うけどw
>>428 影月に関しては変身してても能力制限
もしくは姿だけ人間形態(改造前の奴)が出てくる
首輪の影響で改造前の自我が一時的に戻るとかしても
物語のギミックとして使えそう
>>428 今のところ首輪を解析できそうな人が首輪について考察してないんで何ともいえないのでは?
首輪を手に入れているドラスだって、能力制限が首輪で行われているって考察もしていない。
ただ、複雑化を避ける為首輪が制限を全て行っていると考えた方がいいというのは賛成。
影月や怪人は消耗が激しくて全力では十分程度しか戦えないと、いう案があったな。
信彦に戻るのは反対だな。影月の魅力が半減する。
首輪が能力を制限してるってことで問題無いんじゃ。
大体カードデッキ作っちゃうような男が制限付き首輪を作れない訳ないと思うし。
首輪っていう従来(原作通り)のものだからこそ脱出や打倒主催者派への希望も見えてくる訳で。それに魂の刻印なんてものを誰が解除出来る?流石の天道や小沢だって無理だと思うけど。
あんまり複雑な展開になるようじゃ書き手だって困るんじゃないかな?
それにスマートブレインや神崎の設定を活かすなら機械的なもののが良いと思うけど。ライダーベルトは作れるのに、能力を下げるアイテムは作れないって方がおかしい。
取り敢えず首輪で良いと思う。
首輪そのものが能力を抑制してるんじゃなくて、首輪からの電波とかでベルトやデッキが全開で使えないってことじゃないの?
アギトや鬼は、まんま首からの直接電流とかで抑制。
ラノロワはオカルトやSF、色んなものが混ざったから魂の刻印という形になったけど、ライダーシリーズは基本的に人間メインなんだから首輪でいいとオモ
ところでバイクはでないのかな
そういや首輪解析フラグって誰が持ってたっけ?
で、ルール系で矛盾が生じかかっているものは放送前にしっかり決めてしまった方が無難。
カードの支給みたいな修正はきかないわけだし。
刻印は例の一つとして出しただけなんだ。誤解させてスマン。
小沢さんとか何とかできそうじゃね?
あとは・・・橘さんw
あんなでかい組織を纏めちゃうくらいだから(劇場版)
これも偶に話題になるが、小沢さん、天道、結城、橘さん辺りが有力じゃないかな。
まあ存在が死亡フラグの橘さんが中にいるのは危険かもしれないがw
>>424 サバイブだけ支給ならラウズカードもJ〜Kだけ支給で良かった気がするな
それとユナイトベントもどっかにアドベント二枚と放置しとくべきじゃね
ひよりが触ると・・・
ところでそろそろ予約期限切れた人がいるんじゃないかな
>>439 ◆naAqV94LaU氏のことなら延長申請があったはず。+2、3日でその時は回りも同意した。
完成したので投下します。
薔薇を愛でる女性が自分に微笑む。
(駄目だ。逃げて! 姉さん!)
結末を知る自分が叫ぶ。しかし、それは遥かに起きた罪、変えようがないはずの過去。
姉の背後に蠍を模した怪物が現れ、刺す。結末を知っていたとはいえ、怒り、姉の仇をとるために迫る。
拳が虚しく空を切り、蠍の化け物が自分の頬へ衝撃を与える。
脳が激しく揺さぶられ、後頭部に致命的な損傷を与えられた。
遠のく意識に、自分の姿へと帰る蠍の化け物と、薔薇と共に散った姉を見つめる。
脳裏に復讐の念を持ち、闇に呑まれることしか出来なかった。
「姉さん!!」
朝日が窓より射し込み、苦悶の顔を照らす。
周りの見慣れない壁と、じいやが起こしに来ないことに疑問を浮かべるが、すぐに思い直す。
(そういえばここは俺の屋敷じゃなかったな)
自嘲の笑みを浮かべ、彼にとって兎小屋のような建物で眠りに就いた経緯を思い出す。
剣崎の死体を埋め、剣崎への擬態から神代剣の姿へと戻る。
胸の前で十字を切り、彼なりの供養を終えると、遺跡の石畳を踏みながら歩く。
ふと風を感じ、外に出られるかもしれないと期待しながら方向転換をする。
数十分もすると、神代の読み通り出口を発見し、外に出て闇に沈む街を見下ろす。
街灯は点いているものの、人の気配がせず不気味さを感じさせた。
だが心を己への吐き気で満たされた神代に、不気味さを感じる余裕などあるはずもなく、街へと降りる。
静寂に包まれた道を歩き、ふと目に付いた建物の窓からベットを見つけ、休憩することに決めた。
ベットに腰を掛け、盛大なため息をつく。
戦闘による疲労もあったが、擬態の際に自己のプライドを抑えた精神的疲労が大きかった。
そのままベットに身を委ねようとするが、ふと変身への制限が気になり、再びサソードゼクターをサソードヤイバーにセットする。
右手に引っ掛けた剣より、金属片が精製と構成を繰り返し、サソード・マスクドフォームの姿を現す。
時計を取り出し、針が三時十三分を指していることを確認する。
(俺が変身が解けた時刻は正確に分からないが、大体二時間程度で再変身できるわけか……)
加えて、剣崎へと姿を変えれることにより、三つ目の変身、ブレイドという仮面を手に入れた。
この島では仮面の多い自分が有利であることは、先程の戦闘が示している。
(そうだ、俺は自分の意思でワームになったんだ)
擬態の感触を思い出す。剣崎へ突き立てた刃より記憶が流れ、他人を蹂躙する黒い快楽をもたらし、彼を化け物として攻め立てる刃と成った。
その上、他人の記憶が自己を崩壊させようと攻め立ててくる。彼が自分を保っていられるのは、皮肉にも姉を殺した記憶のおかげだ。
(俺は最低において頂点に立ってしまった。だが同時に償いにおいても頂点に立つ!)
贖罪、それは彼のプライドを、罪悪感を超越するただ一つの魔法の言葉だ。
(この戦いに頂点に立ち、ワームの存在を無かったことにする。そうすればじいやが俺や姉さんを喪って悲しむことも、カ・ガーミンが弟さんを亡くして悲しむことも、ミサキーヌが命を危険にさらすこともなくなる。
そのためにカ・ガーミンや天道には悪いが、少しの間死んでもらう。この戦いが終われば全て無かったことになるはずだ)
この戦いの頂点が、自分の望みを叶えると信じ、変身を解く。そのままベットへと身体を沈めると同時に、悪夢の中へと堕ちていった。
回想が終わり、続けて剣崎の記憶を整理する。彼は両親の死をきっかけに、多くの人を救う為、仮面ライダーに志願した。
アンデッドと激闘を繰り広げ、最後に親友を失いながらも世界を救った、まさに英雄と呼べる青年である。
(ノブレス・オブリージュを果たした男だったというわけか)
神代は剣崎に好意を持つ。剣崎とその親友相川始の最後は、かつて目指した高貴な振る舞いそのものだったからだ。
客観的に見るなら、天道に自分の最後を委ね、ワームのほとんどを滅ばした彼の行いも剣崎たちに負けない活躍なのだが、ワームである自分を憎んでいる彼は自分自身の行いを認めようとはしなかった。
だからこそ剣崎の思い出を、剣崎の高貴な振る舞いを、殺し合いに利用しようと考えている自分が卑しくてしょうがない。
「今さら許しを乞うのか? 馬鹿なことだ」
呟き、立ち上がりながら刃を振るう。
「じいやが言っていた。男なら一度決めたことは最後まで貫けと。蠍のワーム、神に代わって剣を振るう男に付き合ってもらうぞ」
己の身に宣言しながら迷いを断ち切る。剣崎の記憶に浮かぶのは三人の男。
(睦月、橘、……始、名簿には彼らの名前もある。なら俺は剣崎の姿を利用する)
僅かな躊躇いが胸に生じるが、決意で無視をして建物を後にする。
汚れを知り素顔を忘れた蠍の貴族は、五つの仮面を持ちながら、贖罪の意思と殺意を乗せて街を進むのであった。
【神代剣@仮面ライダーカブト】
【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:F-4 市街地】
[時間軸]スコルピオワームとして死んだ後。
[状態]健康。精神的に疲労。神代剣に戻っている。
[装備]サソードヤイバー。剣崎の装備一式。
[道具]陰陽環(使い方は不明) ラウズカードのスペード8&10
[思考・状況]
1自己嫌悪中。しかし迷いはない。
2この戦いに勝ち残り、ワームの存在を無かったことにすることで贖罪を行う。
[備考]神代は食パンを「パンに良く似た食べ物」だと思ってます。
また、剣崎と神代剣両方の姿に切り替えることができます。
剣崎の記憶にある人物と遭遇しそうなら、剣崎の姿に切り替えるつもりです。
投下終了。矛盾や問題点があれば指摘お願いします。
あと、擬態の切り替えは少し迷いましたが、切り替えたほうが面白いという意見があったので、切り替えできるようにしてみました。
問題あるようでしたら修正します。
修正します。
>>443の
> そのままベットに身を委ねようとするが、ふと変身への制限が気になり、再びサソードゼクターをサソードヤイバーにセットする。
を
> そのままベットに身を委ねようとするが、変身への制限が気になり、再びサソードゼクターをサソードヤイバーにセットする。
に差し替えてください。
まとめサイト、提供いただいたマップのアップ、およびSSの修正分、更新しました。
なお、ブレイドに支給されたラウズカードですが、マッハはスペードの9ですので、勝手ながら8より9に修正させていただいております。
ついで、自己リレーになりますので確認したいのですが、
氷川誠、みのり、結城丈二、ドクトルG、シャドームーンで予約したいのですが、いかがでしょうか?
みのり?クーガー…じゃなくて、ひよりじゃね?
TJ9qoWuqvA氏GJ!!
自分がワームだということを厭うていたはずの坊ちゃまが
あっさりゲームに乗ってワーム姿で剣崎殺っちゃったんで
ちょっと違和感あったんだが
心理描写に重きを置いて上手くまとめてくれた!!すげえ!!
>>450 そうですみのりじゃなくてひよりでした
ファンの人ごめんなさいorz
質問です
氷川さんの持ってるブレスレットは1つですか?
5つ位あれば3日で1人くらいネイティブにできそうと思って
皆さんにお伝えしたいことが有ります。
期限を過ぎて延長までさせて頂いて大変恐縮なのですが、未だに3割程度しか書けていません。
構想は頭に入っているのですが、仕事が剰りにも多忙でどうしてもペンが進みませんでした。
期待して下さった方など居なかったと思いますし、本当に今更なのですが予約を破棄させて下さい。
御迷惑をお掛けして申し訳有りませんでした。
暫くは読み手に務めたいと思います。仕事が落ち着き、復帰する時はどうか宜しくお願いします。
重ね重ね、申し訳有りませんでした。
それでは失礼致します。
あららお仕事頑張ってね
すいません。あれだけ大口叩いておいて何ですが、少し遅れます。
前の話とその前の話の間にある空白の二時間を埋めておこうと思いまして。
>>442 GJ !!
自分の作品に欠けてた部分を悉く補ってくれた……
>>454 ご愁傷様。復帰期待してます。
>>442の
> 遠のく意識に、自分の姿へと帰る蠍の化け物と、薔薇と共に散った姉を見つめる。
を
> 遠のく意識に、自分の姿へと変える蠍の化け物と、薔薇と共に散った姉を見つめる。
に差し替えてください。
あと
>>442と
>>443の間、
>>443と
>>444の間の改行を消してください。
推敲が足りないなorz
◆E1yyNEjdEc氏、まとめ更新毎度乙です。新作楽しみにしています。
◆naAqV94LaU氏、お仕事頑張ってください。
また時間が出来たときにでも新作を披露してください。楽しみにしています。
では、◆naAqV94LaU氏の後をついで、響鬼さんこと日高仁志、草加雅人、秋山蓮、珠純子
を予約します。放送前です。
ただ今週忙しいのでギリギリになるかもしれません。
草加と秋山が今のところダークに死亡フラグまっしぐらな雰囲気なので
ヒビキさんに鍛えられて根性叩きなおして欲しいもんだww
TJ9qoWuqvA氏、wktkして待ってます!!
naAqV94LaU氏、俺は楽しみに待ってたぞ!!復帰待ってます
>>454 お仕事頑張って下さい。復帰を楽しみに待っています。
ガライを予約します。
他のパロロワ見てたんだか、比べると殺伐感が低いな
ほぼ善と悪にきっちり分かれてるし、劇中でも殺し合いをやってるわけだから、仕方ないといえば仕方ないけど
ところで、南光太郎の支給品のカラオケマイクを、実はアームドセイバーでしたというのはさすがに無理でしょうか
現在までの予約状況です。
◆A.IptJ40P. 2007/02/12(月) 21:22:15
キング、北岡秀一、上城睦月
◆4wyf44BgsE 2007/02/13(火) 02:33:45
浅倉威、北崎
◆E1yyNEjdEc 2007/02/19(月) 05:14:14
氷川誠、日下部ひより、結城丈二、ドクトルG、シャドームーン
◆TJ9qoWuqvA 2007/02/20(火) 00:37:23
日高仁志、草加雅人、秋山蓮、珠純子
◆ozOtJW9BFA 2007/02/20(火) 09:39:57
ガライ
遅くなりましたが、浅倉、北崎、投下します。
「ウガァアアアッ!」
野獣が如き咆哮と共に、容赦なく振り下ろされる王蛇の牙ベノサーベル。
骨を砕く感覚が全身に響き、更なる快感を得るため攻撃は熾烈を極める。
――そうだ、戦いってのはこういうもんだよな?
デルタを纏う痩躯な少年……北崎は攻撃を受けながら躰と似つかわしく無い
重く鋭い蹴りを放つが、其れを阻むように王蛇の猛攻が襲う!
しかし単純な攻撃パターンは次第に予測可能となる。
――右、左、右下から……そして上!
振り下ろされたベノサーベルは、紙一枚で躱され石畳に突き刺さる。
構わずそれごとハンマーの如く力任せに振り切るが、轟音を立て障壁を粉砕したのみ。
デルタを捕らえることは出来ない。
粉塵から逃れるように石畳を蹴り上げ高く跳躍する。
闇に輝くフォトンストリーム……華麗なその姿は一本の光の矢と成り一直線に急降下する。
「随分大袈裟だな……だが、どうかなァッ!」
サーベルを外側に半回転させ地表間際の低い位置から迫りくるデルタ向かいに一撃を放つ。
構えなく、流れるままに繰り出される動きは慣性でスピードを増し凄まじい破壊力でカウンターを取る!
躰を抉る衝撃。跳ね飛ばされ無様に床ヘ叩き付けられた。
「ハハハハハッ!どうした、もう終わりか。もっと楽しませろよ!」
狂った様な王蛇の高笑いが龍の逆鱗に触れる!
「調子に乗るなァッッ。」
痛み、屈辱、そして怒りに血を滾らせデルタが反撃を開始する。
ファイア 『Burst Mode』
衝撃の余波にふらつく体を支えながら、デルタムーバで王蛇目掛け至近距離から光弾を放つ!
透かさずベノサーベルで、弾き返しながら瓦礫の上を疾駆する。
的確な射撃は逃れることを許さない。左足を標的に狙い撃つ!
視力の戻らない左眼の死角から次々と着弾しバランスが崩れた体は転がるように倒れ込んだ。
「一気にケリをつけてやる!」
胸のデモンズスレートが北崎の闘争本能を刺激する。
大きく踏み込み距離を縮める。横一直線に振払う腕が王蛇を軽々と殴り飛ばす。
――気持ちいい〜サイコーだ。
右手を強く握り締めベルトの力を実感する。
弾き飛ばされた王蛇の躰は壁を突き抜け瓦礫を四方に撒き散らし、辺りを砂煙が包む。
「フフッ。ジ・エンドだね。」
もはや弱者と成り果てた獲物をイタブルように笑いながらデルタムーバの標準を定める。
『ADVENT』
突如、砂煙を?き消し獲物を狙う暗紫色の大蛇が牙を剥き襲いかかる。
毒牙はすでに眼前に迫っていた。
仮面の中で嘲笑うように弧を描いていた眼が大きく見開かれる!
――ゴオォッッ
北崎から発せられる凄まじい龍の闘気がベノサイダーに一瞬の怯みを誘う。
「どうしたの、それでおしまい?」
両手を広げ、からかいながら招き寄せる。
挑発を受けたベノサイダーは唸り声を上げ地を這い突進する!
しかし、すべてを粉砕するはずの牙突は数歩の後退を奪ったのみ、致命傷には至らない!
「モンスター程度じゃお前には役不足か?面白いッッ!」
すでに手先は粒子化し鱗がはがれ落ちるように飛んで行く。
――もう時間切れか?お楽しみはこれからだろう!
「「ウオォッッ!」」
雄叫びと共に拳と剣がぶつかり合う、龍蛇の激突……互いの力は完全に拮抗し硬直する。
数十秒にも感じられた一瞬の後、行き場を無くした力と力は反発し双方を吹き飛ばす!
◆TJ9qoWuqvA氏>
了解&修正しました。
◆naAqV94LaU氏>
私も期待してただけに残念ですが、まだ話は始まったばかり。
余裕ができたらまた是非のご参加をお待ちしております。
では、投下します。
ガガガガガッガッッ!!!
「ゥグッッ。」
瓦礫に足を取られ膝を突く。
素早く周辺を見回し王蛇の位置を捜すが、遅きに失する。
――ユラリ……
月明かりの中、牙召杖が影を落とす。終焉の断片、最後のカードが装填される。
『FINAL VENT』
今、紫の大蛇がとどめを刺すべく鎌首を持ち上げた。
宙を舞う姿は獲物の死を象徴する漆黒の十字架……
肉を溶かす溶解液と共に骨を断つ壮絶な連続蹴りの猛襲!
一撃、一撃がデフェンスを蹴り砕き、反撃の隙を与えず確実に肉体を破壊する。
断末魔を背に着地する……と同時に装甲が剥れ落ち、変身が解除される。
――いつもより手応えが感じられない?それに、もう少し楽しめると思ったが。
しかし、激しい戦いにより先程までの苛立ちは幾分解消されていた。
倒れた敗者を一瞥すると遺跡の出口へ向かう。
――ガサッ。
瓦礫の底から気配が甦る。
瞑っていたはずの冷たい瞳は開かれ、凍るような視線を放つ。
不敵に笑う王蛇の滾る視線とぶつかり合い、緊迫が空間を支配する。
「甘いね。それで勝ったと思ってるの?」
「フン……まだ生きてるのか?」
再度、ゾクゾクと期待にも似た感情が満たされて来る。
「安心しろ、すぐに沈めてやる。」
「もう一回やるつもり?かまわないけど。」
対峙している相手はデルタの力を駆使してもなお自分と対等に戦える。
そして正義など破片の持ち合わせては 無い純粋な悪。
――面白い……両者の意識がリンクする。
『――変身!』
しかしカードデッキもデルタドライバーも機動することは無く、ドラゴンオルフェノクへも変身出来ずに
声だけが闇に空しく吸い込まれていく…
「あ〜ぁ。ゲームオーバーか〜」
さも詰まらなさそうに地表に腰を下ろし、頬杖つくと拗ねた様に呟く。
――どォ言うことだ!
戦闘で体力を消耗しすぎたのか?北崎とカードデッキを睨付けると、腹立ち紛れに壁に拳を叩付けた。
「しばらくは時間切れが続くって訳か?」
誰に言う訳でもなく、自分を納得させるように吐き捨てる。
只、目の前の獲物を逃すのは惜しい……
「オイ……お前は、結構面白い。あとでまた遊んでやる。」
――面白い、僕が? そんな風に思う人間がいる!?
北崎に微かな動揺が見える。触れるすべての物を灰と化す……能力のもたらす絶対的な孤独感。
それは幼児性故の残虐さと対を為し北崎の中に存在していた。
立ち去ろうとする浅倉を甘えたよう呼び止める。
「ねぇ 僕と賭しない?どっちがいっぱい殺れるか……」
「アァ?」
浅倉は突然の提案に不審感を露わにする。
「賭けだよ〜賭。ただ一人でゲームするより競争相手がいた方が面白いでしょ?
いっぱい殺れた方が相手にでこピンできるんだ。
あとで神崎とか言う奴もやっちゃって、僕たちで新しくゲームをはじめたっていい〜」
「……ふざけてんのかァ?」
振り向きざま投げ付けたカッターナイフが北崎の耳を切り裂いた。
それでもなお、勢いを無くさず壁に蠢く標的を仕留めると、そこでカッターナイフは狩りの役目を終えた。
「このまま続きをしたっていいよ…
でも僕の触るものはみんな灰になっちゃうよ?」
耳から滴り落ちる鮮血もそのままに、表情一つ変えずカッターナイフを抜き取り差し出す。
瞬時に切っ先から音も無く崩れさり、指の隙間から残骸が零れ落ちて行く。
「何なんだァ……お前は?」
少し興味を抱いたのか薄笑いをうかべ、値踏みするように視線を投げ付ける。
北崎は冷たく暗い瞳とは対照的に無邪気な口調で話続ける。おもちゃをねだる子供のように……
「僕ならすぐ獲物を見つけられるしね〜それに変身して戦った方が面白いんでしょ〜」
――確かに……メタルゲラス、エビルダイバー、そしてベノスネーカー。
鱗は装甲と成り牙は剣と化し、身体能力は限界まで増幅され、王蛇として君臨する。
ライダー同士の戦いに比べれば生身の争いなど只の遊戯すぎない。
「フッ……まあいい、少し黙れ。
お前が何だろうが俺にはどうだっていい。だが、終らないゲームは、悪くない。」
壁際に歩み寄り、先程仕留めたまだ鼓動の絶えない蜥蜴を摘み上げながら、北崎に問い掛ける。
「さぁ、案内しろ?ゲームの場所までな。」
【浅倉 威@仮面ライダー龍騎】
【1日目 現時刻:夜明け前】
【現在地:移動中】
[時間軸]:本編終盤辺り。
[状態]:左目負傷、左足に損傷、戦いにより体力は消耗している。
[装備]:カードデッキ(王蛇)
[道具]:蜥蜴
[思考・状況]
1: 終わらないゲームは悪くない。
2: こいつ(北崎)の喋り方はどうしようもなくうざい。
【北崎@仮面ライダー555】
【1日目 現時刻:夜明け前】
【現在地:移動中】
[時間軸]:本編中盤辺り。
[状態]:全身の打撲、体力消耗。
[装備]:デルタフォン、デルタドライバー。
[道具]:不明。
[思考・状況]
1:新しいゲームを始める。
2:浅倉に興味?
3:冴子さんも仲間に入れてあげてもいい。
以上です。
誤字脱字、矛盾点などご指摘お願いいたします。
>>464 ファイア 『Burst Mode』の前後に改行入れるの忘れてました。
◆4wyf44BgsEさん、GJです。
というか投下中に邪魔をして申し訳ない。確認が足りませんでした。ごめんなさい。
SSの方は仮面ライダー勢が結束を高めるなか、凶悪マーダーふたりが更に凶悪になりそうで非常に楽しみです。
やっぱり怪人はいいわ。。。
指摘点ですが、ベノスネイカーが途中ベノサイダーになっていました。
それでは改めて投下いたします。
投下終了してほっとしてます。期限に間に合って良かった。
遅ればせながら感想を。
◆TJ9qoWuqvA氏
いつもながらGJ!
◆naAqV94LaU氏
再会を楽しみにしてます。
◆E1yyNEjdEc
感想及び、ご指摘ありがとうございます。ベノサイダーってなんやねん!ですよね。どうかお許しを。
投下楽しみにしております。
乙
視点が分かり辛い……
それと変身制限は?
デルタを使っただけの北崎がドラオルフェにならなかった理由
戦意喪失?
闇夜の中、男は振り返らず歩き続けた。少女の手を引いて。
男―氷川誠はひたすらに歩き続けていた。2時間は歩いただろうか。歩きながらも頭の中をよぎるのは先程、自分が眼にした光景と自分の無力さ。
赤き眼と黒き漆黒の体を持つアギトに似た化け物。少女を守ろうとしたが、時間稼ぎすらできなかった自分。自分に代わり化け物に挑むギターを持つ緑色の鬼。
彼はあの後どうなったのだろうか。化け物を倒せたのだろうか。無事に逃げ延びたのだろうか。あるいは……死んでしまったのだろうか。
氷川はなんともいえない虚無感に襲われる。自分は今まで逃げたことがなかった。未知なる恐怖にも猛然と立ち向かった。
だが、それは支えてくれる仲間がいたからで、戦える力があったからで。
いや、1回だけある。仲間も、戦える力もない状況で立ち向かったことが。
―あかつき号事件
自分はあの時。そこでふとある人物の姿が脳裏をよぎる。
『あの時君は死の中に飛び込んだはずだ。だからこそ君は、あれだけの働きができた。死を背負うことこそ我々の使命だ』
「おい。……おい!」
少女の呼びかけで氷川は我に返った。
「あそこ」
少女が指を指す先には洞窟があった。
「あそこで休もう。ぼく、もう疲れた」
そう言うと少女は繋いでいた手を離し、スタスタと洞窟へと向かって行った。
見かけによらずタフな娘だ。
洞窟に入り、少女と共に手近な場所へ腰を下ろす。見たところかなり深い洞窟のようだ。
奥にいけば何かあるかも知れないが、正直、自分も疲れた。探検するにしても休んだ後でいいだろう。
「とりあえず少し寝ましょう。えっと」
そこで氷川は少女の名前を今の今まで、訊いてなかったことに気づいた。
「僕は氷川誠といいます。あなたの名前を教えていただけますか」
「日下部ひより」
少女―ひよりはぶっきらぼうにそう答えると、疲れていたのだろう、眼を閉じ、そのまま眠りについた。
氷川もそれを見やると、ゆっくりと眼を閉じた。
わずかに昇った太陽の光に、氷川の意識は覚醒の時を迎える。
ふと隣を見るとひよりの姿はなく、彼女が持っていたデイパックだけが残されていた。
「一体どこに」
自分と一緒にいるのが危険とみて、逃げたのだろうか?いや、それならデイパックを残していくとは思えない。すると、
「奥に向かった」
氷川はゴクンと唾を飲み込む。眼前に広がるのはどこまでも続く深い闇。
人は本能的に闇を恐れるという。自分がいつ殺されるかも知れないこの状況において、氷川の心に恐怖が満ちるのは仕方のないことだった。
だが、行くしかない。
氷川は失礼と思いつつ、ひよりのデイパックの中身を確認する。なにか武器になるようなものがあれば。
しかし、そこにあったのは数枚のカードとフライパンが1個。
ないよりはマシか。
氷川はフライパンを構え、慎重に洞窟の奥へと進んでいった。
予想通り、その洞窟はかなり深く、数分歩いても、道はまだ続いている。だが、道を進むにつれ、わずかながら光が道に漏れ出していた。
どこかに繋がっているのか。
歩みを進めると徐々に光は強さを増し、周りの形状を視認できるほどになっていた。やがて、パッと視界が開ける。
そこには洞窟の中とは思えないほど広大な空間が広がっていた。天井には多数の電灯がぶら下がり、その広大な空間を照らす。
そして、中央にはひよりと大きな車が一台。
「G……トレーラー」
これで戦える。これで守れる。氷川の心に闘志が燃える。
Gトレーラーを見上げるひよりを尻目に、氷川は急ぎGトレーラーへと駆け寄った。
後部扉の前に立ち、ノブへと手を掛け、力を込める。
ガチャ
だが、無常にもドアノブからそんな乾いた音がするだけで、扉は開かなかった。
鍵が掛かっている。
氷川は渾身の力を込めて引くが扉は1ミリの隙間さえ開けはしない。
「くそっ!」
ガン!
拳をドアに思いっきり叩き付ける。口からは思わず憤怒の言葉が漏れた。
『無駄だよ。私も手を尽くしたが窓ガラスすら割れない。なにか不思議な力で守られているようだ』
氷川の耳に突如、そんな声が届く。だが、直接掛けられた声ではない。なにか機械を通したような声。
「誰だ」
『……俺の名前は風見志郎。科学者だ。そのトラックの下を見たまえ。トランシーバーが置いてある』
声に従い、下を見ると確かにトランシーバーが置いてあった。どうやらそこから声が聞こえてくるようだ。
『トランシーバーごしで済まない。だが、誰が敵か味方かわからないこんな状況なものでな。安全策をとらせてもらった。
まず訊きたい。君は何者だ?そして、この状況での目的はなんだ?』
氷川は正直に答えるべきか少し迷った。しかし、こちらには交渉に使えるものは何もない。
ここは相手が自分と同じ目的をもつことを祈るしかない。
「私は警視庁に勤める氷川誠といいます。もちろん殺し合いするつもりはありません。仲間を募り、一刻も早くここから脱出したいと思っています」
どうだ?
『なるほど。私も同じ考えだ。そこの女性も同じかな?』
風見は、ひよりに問いかける。そのことで氷川はあることに気づいた。風見は近くに潜んで会話をしている。
自分がここに辿り着く前に音らしい音は聞こえてこなかった。そして、ひよりは無口だ。
音だけで判断しているというなら、ひよりの存在は気づかれていないはずだ。
カマをかけていることも考えられるが、それなら女性というだろうか?参加者の比率を考えると彼、もしくはどちらともとれる呼び方をするのが自然だ。
間違いない、風見は近くにいる。
しかし、これで下手に逃げられなくなった。音のみで確認しているのではないということは眼で確認しているということ。
そして、眼で確認しているということは近くに潜んでいるということ。
どこにいるかもわからない相手から逃げ出すのは難しい。
「ぼくは……」
「そうです。彼女も僕と同じ、脱出したいという考えです」
ひよりの言葉を遮り、思わず氷川は叫んでいた。
確かにトランシーバーごしに相手を確認するというのはいいアイディアだとは思う。
だが、こちらが姿を見せているというのに、相手は姿を見せないというのは、何か気に入らない。
そんな相手に自分ならまだしもひよりの情報を与えるのは抵抗があった。
だが、風見は淡々と言葉をつぐむ。
『……女性の方に訊きたい。君の名前と目的は?』
「日下部ひより。ぼくも脱出したいと思ってる」
『そうか』
しばし、場に沈黙が流れる。
カシャ、カシャ
その沈黙を破る音はまったく別の場所から聞こえた。
『なんだ、この音は』
カシャ、カシャ
つい先程自分たちが通った道。そこから聞こえてくる異音。その音は徐々に近づき、そして、自分たちの前にその音の主は姿を現した。
「銀色の……アギト」
銀色に輝く身体、漆黒のベルト、エメラルドに輝く眼。威風堂々にして、精悍な姿に氷川はしばし圧倒される。
『シャドームーン!』
「お前、俺を知っているのか?」
シャドームーンと呼ばれた銀色のアギトは氷川の後方にあるトランシーバーを見やる。
『ああっ、直接の面識はないがな。……RXに聞いたことがある』
「RX!南光太郎か」
RXという言葉に、たちまちシャドームーンの様子が明らかに変わる。貫禄に満ちた帝王から、血気盛んな戦士へと。
『そう、南光太郎だ』
「言え、奴はどこにいる!」
『残念だが、俺はまだ会えてはいない』
「ならば、もうここには用はない」
シャドームーンは踵を返すと、その場から立ち去ろうとする。
『……待て』
だが、風見はシャドームーンを制止した。
「まだ、なにか用か」
『その人たちと一緒に行動してもらえないか?』
「なんだと」
提案を受け、シャドームーンは氷川とひよりを一瞥する。
「何のつもりだ」
『その人たちのボディガードになってもらいたい』
「馬鹿なことを」
そう馬鹿なことだ。
シャドームーンには不思議と悪い印象はなかったが、その精悍さからか、何者とも交じり合わぬ孤高の虎のような雰囲気が感じられた。
虎と一緒に行動するのは危険すぎる。だが、風見は交渉を続ける。
『ボディガードといってもあくまでふたりはお前に付いて行くだけだ。お前は行きたい場所に行けばいい。
条件は、もし俺が先に南を見つけたら、そこのトランシーバーを使って、すぐに知らせるというのではどうだ?』
「信用できんな。お前はRXの仲間ではないのか?」
『南の仲間だからこその言葉だ。あいつもお前が蘇ったのを知ったら、何度でも勝負を受けるはずだ』
「………」
もう一度シャドームーンは氷川とひよりを見る。今度はひとりひとりじっくりと。
「いいだろう。だが、もし俺を陥れようとしているなら、その時はこのふたりを殺し、お前も必ず殺す」
『わかった』
「待ってください。僕たちは納得してません」
ふたりの間で勝手に進む話に氷川は耐え切れず叫んだ。
氷川の主張は当然といえる。自分の生死に関わることだというのに、言葉を挟む暇さえ与えられなかったのだ。
風見の態度に氷川は自分ひとりでひよりを守ることを決意し、ひよりの手をつかんだ。
「いきましょう、ひよりさん」
だが、ひよりは氷川の手に抵抗を示した。
「ひよりさん?」
「氷川、ぼくはこっちについて行く。たぶんその方がいいと思うんだ」
ひよりはそう言うと氷川の手を離れ、シャドームーンの方へと歩んだ。
結局、氷川はひよりと別行動をとることはせず、風見の指示通り、シャドームーンと行動を共にすることにした。
『氷川くん、トラックの車両部と荷台部の間に俺のディパックを挟ませて置いてある。それを持っていってくれ』
風見の指示通り、氷川はディパックを見つけ、手にする。
『俺が知っている情報はすべて名簿に記載した。それの指示に従ってくれ。
シャドームーン、俺はC10エリアから西へ探していく。できれば君もこのまま真っ直ぐ西に向かって、市街地を目指してくれ。
このトランシーバーはかなりカスタマイズされている。数kmは届くはずだ』
シャドームーンは了解したと言わんばかりにトランシーバーを手に取り、氷川へと投げ渡した。
「お前が持っていろ」
そう告げるとシャドームーンは洞窟の出口を目指した。そして、それについて行こうとする氷川とひより。
『氷川くん、俺の支給品はトランシーバーだったんだが、君の支給品はなんだったんだい。できれば教えて欲しいんだが』
「僕は警察装備一式、ひよりさんはフライパンです」
氷川はあえてネックレスとカードのことは言わなかった。特別役に立つものだとは思わなかったし、やはり全てをさらけ出すのは不安が残る。
『そうか』
「じゃあ、僕も行きます」
『氷川くん……頑張れよ』
氷川はシャドームーンの後を追い、歩き出した。
カシャ、カシャと無機質な音が響く中、氷川は折を見て、ディパックを開く。ディパックには名簿と箱型の機械のようなものが入っていた。
氷川は名簿に眼を通す。名簿には文章と記号が書き加えられていた。
まず記載されていたのが、一緒に入っていた箱型の機械について。
『一緒に入れた箱型の機械はカード型の何かの力を増幅し、装着者にその力を付加する道具らしい』
カード、ひよりが持っていた数枚のカードに関係があるのだろうか?
しかし、重要なのは次の文面。
『この機械が何なのかわかる人物を探して欲しい。首輪には未知のテクノロジーが付与されていて、完璧に解析するのは不可能だ。
だが、その一部にこの機械と同質のテクノロジーが使用されている。この仕組みがわかれば、首輪の謎に一歩近づける』
首輪が外れる。氷川は全員が集合した中で行われたあの凄惨な光景を思い出す。自分に力があれば彼も守れたのだろうか。
氷川は次の文章に眼を通す。
『仲間を探す必要はあるが、もし、君の友人が参加していたとしても、その友人が君の知っている友人だとは思ってはいけない。
もし、君がその友人と敵対したことが一度でもあるなら、特に警戒しなければならない』
これはどういうことなんだろうか。意図はわからないが、心配することはないだろう。
津上さんとも木野さんとも敵対したことはある。だが、ふたりがこの戦いに載るとは思えない。
『最後に名前に○と×を書いておく。○がついている人は味方だ。必ず君の力になってくれる。
だが、×がついている人物には決して近づいてはならない。彼らは必ず君の障害になる』
名簿には各人の名前の横に○と×、そして、各人の特徴が記されていた。
○が書いてあるのは風見志郎、霞のジョー、城茂、立花藤兵衛、珠純子、岬ユリ子、南光太郎。
×が書いてあるのはグランザイラス、ジェネラルシャドウ、ジャーク将軍、シャドームーン、ドクトルG、マシーン大元帥、ヨロイ元帥。
これを書いているとき、風見は恐らくこんなことになるとは思わなかったのだろう。敵と記載されているシャドームーンと自分は今一緒にいる。
敵の力を借りなければいけない。だが、今の自分はあまりにも無力。敵の力を借りなければ少女ひとり守ることができない。
力が欲しい。
氷川は今までの人生の中で最も強く願った。
トランシーバーを前に結城丈二は考え込む。自分の判断はあれでよかったのかと。
「どうした浮かない顔をして。何もかも予定通りではないか。適当な人物を懐柔し、駒として動かす」
そうドクトルGの言う通り、シャドームーンの乱入というアクシデントはあったものの概ね予定通り。
動けない俺に代わって、仲間探しと脱出の糸口を探す人物を確保する。
トランシーバーを仕掛けたのは安全に相手の素性を探るためと、ドクトルGとの接触を阻むため。
味方ならば誘導し、ディパックを渡し、仲間を探してもらう。敵ならばドクトルGと協力して、打ち倒すか、撤退するか。
そのどちらでもない彼らが来たときは協力を仰げるかどうか判断を迷った。そこで彼らの名前を訊ねることにした。
彼らの名前は最初からわかっていた。転送される前に呼ばれた名前と顔は覚えている。
あえて彼らに名前を訊ねた理由は彼らの人柄を知りたかったからだ。そのため、風見志郎とも名乗った。自分が相手の名前を知らないことを暗に知らせるために。
その結果は充分に彼らの人柄を知らせてくれた。氷川誠、彼は好感が持てる。彼は日下部くんが名乗るのを阻もうとした。
日下部くんを、俺から守るためだろう。俺が近くに潜んでいるのを知って、彼女を守るために。
この時点で彼に名簿を託すのを決めた。だが、同時に迷いもあった。彼は恐らくただの人間。ただの人間の彼にそんな危険な役目を任せてもいいものか。
しかし、そこにシャドームーンが現れた。シャドームーンがRXという名に反応したのは幸運だった。
RXを知る彼ならば交渉は可能と判断できたのだ。案の定、彼は交渉に応じた。
ゴルゴムの帝王時代の彼なら無駄だったろうが、RXとの決着のみに固執する今の彼ならこちらから戦いを仕掛けなければ、無駄に戦うことはあるまい。
だが、逆を言えば、彼は襲い掛かる相手には容赦はしない。
氷川くんや日下部くんがシャドームーンと行動を共にしている限り、彼ら襲われることがあれば、自然とシャドームーンも襲われることになる。
結果的にシャドームーンは、氷川くんたちを守ることになるはずだ。
そう全て予定通りにいった。いや、予定より良い結果だったと言ってもいい。だが、俺の心には未だに迷いがある。
本当にこれでよかったのか。
迷いの原因はわかっている。彼らをみすみす危険な目にあわすようなまねをしてよかったのか。
状況をみれば仕方のないことだ。今、俺はドクトルGと行動を共にしている。
残虐なドクトルGのことだ、彼らと一緒に行動することになれば、いつ彼らを捨て駒にするとも限らない。
人質、見せしめ、罠。特に無力な女性や子供は対象になりやすい。
この芝居をやめて、ドクトルGから離反するにしても、逃げ切れなければ結果は同じ。3人共レーザーの的になる。
少なくとも、この首輪を外すか、風見さんらと合流できるまでは芝居を続けなければならない。
そう仕方のないこと。俺は自分を無理やり納得させるしかなかった。
果たして俺の行為に正義はあるのか?
【氷川誠@仮面ライダーアギト】
【1日目 現時刻:夜明け前】
【現在地:採掘場D-10エリア】
[時間軸]:最終話近辺
[状態]:背中に裂傷。自分の無力さに絶望。
[装備]:拳銃・手錠等の警察装備一式(但し無線は使えず)
[道具]:ワーム感知ネックレス@仮面ライダーカブト、ラウズアブゾーバ@仮面ライダーブレイド、トランシーバー、但し書きが書かれた名簿
[思考・状況]
1:力が欲しい。
2:少女を守る。
3:此処から脱出する。
4:小沢澄子、津上翔一との合流。
5:ラウズアブゾーバを知る人物の捜索。
※結城丈二を風見志郎だと思っています。また、彼に猜疑心を持っています。
【日下部ひより@仮面ライダーカブト】
【1日目 現時刻:夜明け前】
【現在地:採掘場D-10エリア】
[時間軸]: 本編中盤 シシーラワーム覚醒後。
[状態]:健康。
[装備]:フライパン。
[道具]:ラウズカード(ダイヤの7と9、クラブの8と9、)
[思考・状況]
1:取り敢えず銀色に付いて行く。
2:まずはこの状況から脱出する。ワームになるのも厭わない。
3:天道……あいつなら、どうする?
【シャドームーン@仮面ライダーBLACK RX】
【1日目 現時刻:夜明け前】
【現在地:採掘場D-10エリア】
[時間軸]:RX27話以降
[状態]:正常
[装備]:シャドーセイバー
[道具]:なし
[思考・状況]
1:RXを倒す。
2:RXを探すために周りを利用するのもひとつ。
3:市街地に向かってみる。
【結城丈二@仮面ライダーV3】
【1日目 現時刻:夜明け前】
【現在地:採掘場D-10エリア】
【時間軸:仮面ライダーBLACLRX終了後】
【状態:健康】
【装備:カセットアーム】
【道具:トランシーバー×2(現在地から3エリア分まで相互通信可能)、名簿を除くディパックの中身一式】
【思考・状況】
1:果たして自分の行動は正しかったのか。迷い。
2:首輪を外すために必要な情報をもっている人物と首輪と同様のテクノロジーをもつ道具を探す。
3:同一時間軸から連れて来られたわけではないことを理解。ドクトルGを利用することを模索。
4:ヨロイ元帥を倒す。
【ドクトルG@仮面ライダーV3】
【1日目 現時刻:夜明け前】
【現在地:採掘場D-10エリア】
【時間軸:死亡後】
【状態:致命傷ではないが、マシンガンアームの攻撃を受け、傷を負ってる】
【装備:斧、盾】
【道具:なし】
【思考・状況】
1:デーストロンのため、絶対に勝ち抜く。
2:結城丈二を全面的に信頼しているわけではないが、勝ち抜くためにしばらくは共闘しようとしている。とりあえず今回の成果には満足。
3:ヨロイ元帥を探す。
以上です。
投下して気づいたのですが、ラウズカードにスペードの3を加えるのを忘れてました。
単にアンノウンに出てたモチーフをチョイスしただけなので、不快意味はないのですが追加しておきます。
結城丈二の独白は多少蛇足感もありますが、結城丈二の弁護のため、一応。。。
何かご指摘があればよろしくお願いします。
◆4wyf44BgsEさん、◆E1yyNEjdEcさん、両名ともGJ!
極悪マーダーコンビがキターーー!!
よくて引き分けでお互い退くんだろな〜と考えてたんで意表をつかれました!
近くには正義の味方もいますし、大バトルが期待できるのでこれからが楽しみです!
シャドームーンと組む氷川さんたちにびっくり。
小沢さんといいG3チームは敵幹部と組むのがお好きなようでw
さて、結城さんの行く末はどうなるのやら。
あ、あとドラゴンオルフェノクになれなかった理由は戦闘で消耗しすぎたからという解釈でいいのかな?
>>477 ご指摘ありがとうございます。
>>視点が分かり辛い ……
少し時間をいただいて推敲し直させてください。
具体的に教えていだだけるとありがたいです。
採用不可ならあきらめますが…
>>それと変身制限は?
浅倉に関しては矢車さんと出会った時点で変身していたので、
戦闘中に粒子化が始まりファイナルベントを放った時点で変身解除。
その後二人とも変身できない。と言うわけですが、変身制限に引っかかりますか?
>>デルタを使っただけの北崎がドラオルフェにならなかった理由
一旦、強制解除されてしまったデルタが再度ドラゴンオルフェノクに変身できるかは
自分の中で規制に引っかかると思っていました。
とりあえずベルトの力を楽しんでいるという描写でドラ変身しないことを補ったつもりだったんですが。。。
わかりにくい描写だったようですみません。
◆E1yyNEjdEc
短い期間なのに完成度の高い長文GJ!
がんばれ氷川!どうなる?ひより。
次回も楽しみにしています。
>>492.493
感想ありがとうございます。
体力消耗で変身できないと言うのもあるかと思います。
盛り上がって参りました。
最近過疎り気味だったけど、この流れで再興してほしいな。
修正申告します。
>>465 突如、砂煙を?き消しは
突如、砂煙を掻き消し でした。変換出来ない漢字だったみたいです。
なんとなくだけど氷川と加賀美って気が合いそうじゃない?
こう、変人に振り回されるポジションってーか。
4wyf44BgsE氏、E1yyNEjdEc氏、お二人ともGJだよ!!
失敗パーママーダーズの結成(浅倉はそれほど失敗には見えないかw)が
草加秋山の真っ黒コンビに吉と出るか凶とでるか、すげえ楽しみな展開だ。
こりゃ氷川は何が何でも橘さんと合流しなくちゃいけなくなってきたなww
橘さんが頑張って生き残ってくれることを祈る…!!
橘さん、津上君ペアと氷川が…………
ヤベ、脳汁がとまらんwwww
ついでに疑問が一つ。
風見志郎はデルザー軍団壊滅後なのですが……。
まぁ、デルザー軍団壊滅後ってだけで、クライシス壊滅前とは誰も言ってないんですけどね。
すみません。
よく読んでませんでした。
>>501はスルーしてください…………
遅れてすいません書き上がりました投下します。
「……やっぱり、あっちの方が良かったかな? 」
独り言は空しい。水面の月を掬うようなものだ。
返されるものの無い善意と悪意。全く以って意味が無い。
子供の手を引き走り去ったあの男。その背中を追うこと一時間弱。
見つからないよう木の陰に隠れていたところに聞こえた爆発音。
それも、自分の背後方向から。
迷った。
このまま行くべきか、来た道を戻るべきか。
結局は、道を引き返した。
だが、
「……失敗だった、かな? 」
爆発音が聞こえただけで、それに続く音が無い。
あの場所で再び何かがあったとしても、既にそれは終わっている。
ただ、
「……今更戻っても、多分追いつけないね……」
口に出したところで事実は変わらない。自分の選択は樹海の奥へ。
それに従い木の根を踏みつけ、歩みを進める。
生き残る為に、ではない。
ただ、面白いものを見る為に、だ。
―――――彼は、どこまでも純粋だった。
◆
「くそっ……どうして、俺は……!! 」
独り言はどこまでも無為だ。喩えるならそれは不可視の絵画。
聞かれるという目的を喪った言葉の意義は、色の無い絵具のそれに近い。
上城君が負った火傷の手当てをした後、俺はただ悔やんでいた。
あの時、俺が逃げ切れていれば。
……上城君が傷つくことも無かったのに!
大火傷を負い倒れた彼に対して出来たのは、救急箱の中身で使えるものは全て使い、手当てをすることだけだった。
呼吸こそ穏やかになってはいるものの、意識が戻る様子は無い。
「……ねえ、何してるの? 」
どこか軽い声。振り返るとそこには、両手に指輪を嵌め、ピアスをした金髪の青年がいた。
「……君は? 」
こういった手合いは好かないが、努めて友好的に声を掛ける。
「ってそいつレンゲルじゃん!! こいつが倒れるなんて珍し〜
……あ、僕はキング。キングでいいよ」
上城君がレンゲルである事を知り、キングと名乗る金髪の青年。
つまり、こいつの正体は、
「キング……スペードのカテゴリーキングか!! 」
聞き出した情報を思い出す。
半自動的に出現する楯の防御、そして圧倒的な攻撃力を持つ大剣の斬撃。
……敵に回すのはまずい。
距離があればシュートベントで一方的に打ち勝てるだろうが、接近戦では不利。
そして、今の自分は変身する事すら出来ないのだ。
数時間前、樹海の中を走っていた時のこと。
走り出してからおよそ十分。突如変身が解除された。
ミラーワールドの中なら兎も角、現実側で変身が解けることは無い筈だった。
上城君も同様。大きなダメージを受けるか、自ら解除しない限りは変身が解けることは無い、と。
恐らくその原因は一つ。
……神崎の仕込み、ね。
まあ、ゲームの性質上は当然と言える処置だろう。
誰も彼もが変身し通しでは、一般人にとっては勝負にならない。
だが、それを注意書きに記しておかない所に奴の底意地の悪さが伺える。
戦闘中に突如変身が解ければ確実に死ぬだろうに。
……気付けてよかったよ、全く……
危険な要素を予め知れたというのもだが、これによって一つの推測が出来た。
……神崎の目的。
何故かは知らないが、以前のライダーバトルといい、奴は『公平な戦い』の終結を望んでいる。
自分に出来た推測はその程度。その先は全く予想できない。
そして変身の制限時間は、もう一つの重要な事実も教えてくれた。
……変身した後、ある程度の時間が経たなければ再度の変身はできない。
リュウガに遭遇した時刻からして長くとも二時間、それだけの間が必要だ。
確かに、即座に再変身出来てしまっては意味が無いが、今はそれが恨めしい。
だがそれは、武器が無いという事を意味しない。
自分にはまだ、一つの武器が―――この上も無く鋭い刃物が残されている。
舌先三寸口八丁。僅かな隙間に差し込まれ梃子の原理で切り崩す、言葉という名の無形の刃が。
「……へばってるのを見つけて、殺しに来たって訳かな? 」
にやり、と。
両眼を細め、唇の端を吊り上げて嗤う。
かかって来いと言わんばかりに。
或いは、獲物を狩る猛獣のように。
駄目押し。左の掌を前に掲げる。
無論、不可視の衝撃を叩き付けるような異能は持たない。
だが、奴にとってこちらは全く未知の存在。奴自身が持つような能力を、こちらが持っていないと断定することは出来まい。
「……ちょ、ちょっと待ってよ!! 別に闘う気は無いって!!
むしろ僕は助けに来たんだって!! 」
内心、冷や汗ものだったが助かった。奴は誤解してくれたらしい。
更に言葉を重ねる。
「……何で助けようとするのかな?そう言って油断させて、隙を見せたら殺す気なんだろう?
なら、こっちから先に……」
素直に信用しては演技の信憑性が薄れる。
左手の肘を右手で握り締めた。大口径の銃を構えるように。
◆
……最悪だ。
何が悪いって、何故か自分の事を知っているこの男。
こっちに向けて片腕を構えているそいつの横に、レンゲルが倒れている。
……嘘は言ってないんだけどなあ。
ここでレンゲルに死なれてはつまらない。折角撮った写真も、ギャレンを信頼する人間に見せなければ意味が無いのだから。
……まあ、ここで見せちゃってもいいかな?
「あ、そうだ。危険な人の情報あげるからさあ、信じてよ」
携帯を取り出し操作。あの写真を表示し投げ渡す。
右手だけで受け取る男。
「……へえ。で、これが君じゃないって証明は?
そうだね、コーカサスアンデットとしての姿になってくれる?
君が本当にキングかどうか、今ひとつ自信が無いんでね」
……うわ、そう来るか。
この島に来る前なら、念動で地面に叩き伏せていただろう。
だが、ここでは何故か幾つかの能力が制限されている。
念動は完全に使用不可。そして楯はどこか弱弱しい。
「……仕方ないなあ」
額に生えた角を掴む。
その瞬間、それは剣の柄へと歪み、引き抜かれるのは黒にくすんだ黄金の刃。
―――オールオーバー。
全てを超えしもの、と称された剣。
右手に提げたそれを軽く振り、全身へ力を込めた。
左手に生まれる漆黒の楯。異形と化した左腕をひらひらと振る。
「……これでいい? 」
駄目だと言ったら斬り殺してやると考えつつ、聞いた。
「ああ、信用しよう」
左腕を下ろし、右手をこちらへ差し出してくる。
握手を求めているらしい。
人間態へ戻り、その手を握った。
◆
右手を差し出す。
握った手の指輪の感触が不愉快だが、それは表情の端にすら浮かべない。
「俺は北岡秀一、北岡でいいよ」
気さくに笑いかけ、自分達の目的を説明する。
リュウガに遭う前に、上城君と相談していた事だ。
「俺達はこのゲームから脱出しようと思っていてね。その為に協力者を集めてる」
無論、自分の目的では無い。
協力者の中に剣崎一真を見つけ、ラウズカードとバックルを手に入れる為の方便だ。
或いは、集まった参加者達を一網打尽にする為の。
「組まないか? 君が優勝しようとしてるのなら期限付きでもいい」
念の為の保険。これで奴が優勝狙いであっても引き込める。
「……いいよ、組もう。
別に誰の味方になる気も無いけど、レンゲルと一緒なら面白いものが見れそうだ」
……面白いものが見れそう、ねえ。
気に食わないがまあいい。これで協力者がもう一人。
単純に人手が増えただけだが、倒れた上城君を片方が護衛しもう片方が探索を行うといった事も可能だ。
上城君の意識が戻るまでは、そう行動しよう。
意識さえ戻ればアンデットと融合できる。傷もある程度治るかもしれない。
◆
―――――兵と僧を携えた王は歩き出す。たった一滴の悪意は、誰にも悟られる事は無かった。
◆
【キング@仮面ライダー剣】
【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:樹海B-8】
[時間軸]:キングフォーム登場時ぐらい。
[状態]:健康。二時間、怪人態にはなれません。
[装備]:無し。
[道具]:携帯電話。
[思考・状況]
1:戦いに勝ち残る。面白いものも見たい。
2:ライダー同士の仲間割れは最高に面白そうだ。
3:今は戦うつもりは無い。
【北岡秀一@仮面ライダー龍騎】
【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:樹海B-8】
[時間軸]:本編終盤辺り。
[状態]:手負い。でも軽傷。
[装備]:不明。(袖口に隠し持てる)
[道具]:不明。+リュウガから受け取った救急箱(元は岬ユリ子の道具)。
[思考・状況]
1:個人的には気に食わないが、キングと協力しよう。(いつかキングは封印する)
2:……城戸たちとでも合流してみるか。リュウガについて何か分かるかもしれない。
【上城睦月@仮面ライダー剣】
【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:樹海B-8】
[時間軸]:本編後。
[状態]:背中に大火傷。手当てはしましたが意識は戻らず。
[装備]:ディスカリバー@カブト
[道具]:不明。
[思考・状況]
1:意識を失っているため不明。
投下終了。
上手くまとまらん……
タイトルは、良いのが思いつかなかったので今日中に思いつきます。
◆A.IptJ40P.氏GJ!
強い敵を頭脳系のキャラが口八丁で丸め込む、こんな展開大好きです。
北岡の切り札、袖口の支給品でも出すのかと思ったけど、実はハッタリという構成、
さりげなく変身制限を利用しているという上手い展開です。
タイトルの方も期待します。
タイトルは、「心に刃、輝く毒杯」で。
元ネタは二つ。混ぜるな危険、って組み合わせですが。
……しかし、北岡の支給品、一体何なんだろう……
>>514 投下乙です。
これから楽しみです。
私事になりますが仕事の都合でなかなかSSの修正が
進んでいません。
週末には投下出来るようにします。ご了承下さい。
◆A.IptJ40P.さん、GJ!
北岡の口先三寸絶好調!
キングも
>駄目だと言ったら斬り殺してやる
ってところが無邪気さが現れていた良かったです。
北岡とキングは中々面白いコンビになりそうです。
では相川 始・ジェネラルシャドウ・南 光太郎・水のエルを予約します。
水のエルは逆自己リレーになりますが、つじつまあわせするために最適なキャラがいなかったからというかなんというか。。。
ところで設定上はシャイニングフォームって夜ではなれないんだっけ?
>>518 初めて聞いた。そんな設定あるの?
でも今はシャイニングとバーニングハ変身出来ないんだし、別にいいんで無い?
正確には光がないとシャイニングフォームになれない。
設定に記載はないけど、実際変身したのはいつも光を受けた時だけ。
変身する際に光が当たってれば、その後は活動できるみたいだけど、個人的には描写が欲しいところ。
劇場版は光なくてもシャイニングフォームになってないか?
まあ、真魚ちゃんの力を分けてもらった特別な変身という解釈もあるが。
劇場版でも変身するときは隙間から差し込んだ光を浴びてますね。
ではでは、投下します。
クライシス帝国により、宇宙空間へと放り出された南光太郎。
だが、南光太郎の体内に埋め込まれたキングストーンは太陽の光を浴び、奇跡を起こした。
仮面ライダーBLACKは仮面ライダーBLACK RXへと進化を遂げたのである。
RXとなった南光太郎の新たな戦いが始まる。
『叫べ!!RX』
そして、今、光太郎はビルの屋上へといた。
クライシス帝国の尖兵である神崎士郎との戦いのために、仲間を集めるためである。
「よし」
南光太郎はカラオケマイクを持ち、声を発した。
「みんな、俺は南光太郎といいます。この殺し合いを止め、神崎士郎、そして、クライシス帝国の野望を砕くための仲間を、同志を探しています。
奴らを恐れることはありません。奴らを恐れず、人間らしい心を保つことが大切なんです。俺に力を貸してください。そして、一緒に奴らと戦いましょう!」
熱い心のうちをマイクに込め、解き放った南光太郎。しかし、今いる彼の位置から声が届いたのはわずか3人に過ぎなかった。
そして、そのうちのひとりは南光太郎のすぐ後ろへと迫っていた。
「誰だ」
一瞬、賛同者かと期待する。だが、その期待は泡沫の如きものだと理解できた。
後ろにいた男からは殺気しか感じなかった。
「神崎士郎に賛同した奴か」
男は答えず弓を構え、すぐさまそれを撃った。
「変身」
南光太郎は後ろへ飛びつつ、変身の言葉を紡ぐ。だが、彼の姿が変わることはなかった。
「なにっ!うわっ!!」
南光太郎は放たれた矢状の光弾に貫かれ、ビルの屋上から真っ逆さまに落下していった。
このとき、南光太郎は知らなかった。首輪をしたものには変身制限がかかり、一度変身すると2時間の変身制限がかかることを。
変身した状態で、ホールに集められた彼には既に2時間の変身制限がかかっていたのだ。
このまま、南光太郎は最後の時を迎えてしまうというのだろうか?立ち上がれ、南光太郎!変身せよ、仮面ライダーBLACK、RX!
善戦むなしく、ビルから落下した南光太郎に迫る怪しい影。
果たして、一体何者なのか?
一方、神崎士郎に賛同した怪人たちは次々と凶行を重ねていく。
立ち上がれ、南光太郎!君の助けを大勢の人が待っている!
変身!仮面ライダーBLACK RX
『希望と絶望の朝』
ぶっちぎるぜ!
「他愛もない。あれではまず助かるまい」
物陰から男―カリスをこの場へと誘導した張本人、ジェネラルシャドウが姿を現す。
「やはり仮面ライダーというのはブラフだったか」
「次はお前だ」
カリスはカリスアローを、今度はジェネラルシャドウへと向ける。
「残念だが、それは遠慮しよう。どうやらお前に勝つためにはこのカードが必要なようだ」
ジェネラルシャドウは2枚のカードを引き抜く。そのカードはスペードのAとクラブの8。
「このカードを手に入れてから、また改めてお前の相手をしよう」
「ふざけるな」
カリスアローから光弾が放たれ、見事、ジェネラルシャドウへ命中する。しかし、ジェネラルシャドウは命中すると同時にふたつに弾けた。
「何!?」
「シャドウ分身」
ふたりになったジェネラルシャドウはシャドウ剣を構えると、素早く間合いを詰めるとカリスを横薙ぎに切り裂く。
切り裂かれた腹から、緑色の血が吹き出る。
「ぐっ、くっ、がぁぁぁぁぁ!」
痛みを力に変えるべく、カリスは咆哮する。
右腰に付けたカードケースからカリスは二枚のカードを取り出す。ハートの5と6。
『Drill』
『Tornado』
リーダーに通されたカードはカリスの身体に解けこむように消えると、彼に敵を穿つ回転と風の力を与える。
『Spinning Attack』
「うぉぉぉぉっ、はぁぁ!」
自ら風の弾丸となったカリスは、ふたりのジェネラルシャドウに向かい、突撃する。
「ぬぉ」
カリスはふたりのジェネラルシャドウを貫き、更には後ろの障害物をも破壊する。
ゴォォォンと凄まじい轟音が響き、砂煙が巻き起こる。
「やったか」
確かに貫いた。だが、手応えは……
「フッフッフッ、やるなジョーカー。やはりお前とはまだ戦わない方がよさそうだ」
何処からかジェネラルシャドウの声だけが聞こえる。周りを見回すがその姿はない。
「心配せずともお前とはいずれまた戦うことになる。だが、その時がお前の最後になるがな、フフッ。
首を洗って待っているがいい。ハァッハッハッハッ!」
「くっ!」
カリスはハートの2を取り出すとベルトへと通し、人間の姿、相川始の姿へと変身する。
ジェネラルシャドウから受けた腹の傷が疼く。だが今はその疼きが心地いい。
自分は人間ではない。全てを混沌へと導く殺戮者だと、ジョーカーだと示してくれる。
いいだろう。いずれまた戦うことになるというなら今度は逃がさない。
死ぬのはお前だ。
「奴も人間でも、アギトでもない」
隣のビルの屋上から様子を眺めるのは水のエルであった。
偶然にも南光太郎と同じビルに飛ばされた彼はしばらく様子を見ていたが、ジェネラルシャドウ、カリスという闖入者を受け、素早く隣のビルに移ったのだ。
それにしても実に珍妙だ。アギトという異端のものを滅し、主の愛する人間だけの世界に戻すことが我が使命。
だが、ここには人間でもアギトでもない者が大勢いる。あやつらも滅するべきなのか?
ひとしきり考えた後、水のエルはとりあえず無視することにした。
自分の使命はアギトの種を持つものを殺すこと。それ以上でもそれ以下でもない。
ジェネラルシャドウは適当な建物へ入ると腰を下ろした。
その白いスーツには微塵の汚れさえない。当然だ。シャドウ分身でふたりに分かれた時、既に3人に分かれていた。
カリスが狙ったふたりはどちらも虚像。ダメージはない。しかし、その表情には疲労の色が色濃くにじむ。
エネルギーの消費が激し過ぎる。
これからは更に慎重にことを運ばなければならない。連戦は禁物だ。
なんにせよ次の行動は決まっている。スペードのAとクラブの8を探すこと。彼らと接触することは必ず俺にプラスに働くと出ている。
少し休んで、捜索に向かうとするか。と、その前に。
ジェネラルシャドウは自分に渡されたディパックの中身を探る。自分の手札を確認することはゲームの基本中の基本だ。
改めて確認したディパックの中にあったのは地図と名簿、方位磁石に食料。そして、
「これは……なるほど、やはりジョーカーとの戦いは避けられぬようだ」
ジェネラルシャドウの支給品はラウズカード。
ハートの10 ハートのJ ハートのQ ハートのK
【南光太郎@仮面ライダーBLACK RX】
【1日目 現時刻:黎明】
【現在地:市街地D-4】
【時間軸:第1話、RXへのパワーアップ直後】
【状態:気絶。でも健康】
【装備:なし】
【道具:カラオケマイク】
【思考・状況】
1.気絶中につき思考停止。
【備考】
黒幕はクライシス帝国、神崎はその手の者であると勝手に確信している。
参加者名簿は未確認。
【相川 始@仮面ライダー剣】
【1日目 現時刻:黎明】
【現在地:市街地D-4】
【時間軸:本編後】
【状態:腹部に切傷】
【装備:ラウズカード(ハートのA、2、5、6)】
【道具:未確認】
【思考・状況】
1.ジェネラルシャドウを含め、このバトルファイトに参加している全員を殺す。
2.この戦いに勝ち残り、剣崎一真を蘇らせる。
【ジェネラルシャドウ@仮面ライダーストロンガー】
【1日目 現時刻:黎明】
【現在地:市街地E-4】
【時間軸:37話前後】
【状態:健康】
【装備:シャドウ剣、トランプ内蔵ベルト】
【道具:ラウズカード(ハートの10、J、Q、K)】
【思考・状況】
1.スペードのA、クラブの8が暗示するものを探す。
2.ストロンガー、ジョーカーを倒す。
3.他の参加者は手段を選ばず殺す(マシーン大元帥優先)。
【水のエル@仮面ライダーアギト】
【1日目 現時刻:黎明】
【現在地:市街地D-4】
【時間軸:アギト43話、敗北後】
【状態:健康】
【装備:怨念のバルディッシュ】
【道具:オルゴール付き懐中時計】
【思考・状況】
1:アギトを抹殺する。
2:アギトを抹殺することができれば、誰が勝とうが、自分が死のうがどうでもいい。ただし、邪魔する奴は容赦しない。
以上です。
前半は政宗一成氏風に、パロロワ事典@wikiを見てたら次回予告をしてみたくなった。
今は反省してる、ごめんなさい。
何かご指摘があればよろしくお願いします。
ワロタ
ああ、光太郎は存在そのものが和むwww
む?次回予告があるということわ。
次回光太郎出演話は『希望と絶望の朝』になるのか?
かっこいいから別にいいがwww
天道、巧、あきら、ジャーク将軍予約します。
後からどうにでもできそうにしているタイトルがまたよい
主人公コンビvs怪人マーダーか。
wktkして待ってるぜ!
保守あげ
投下を開始します。
ただ内容に少し問題があるので投下後議論お願いします。
539 :
終わりの君へ、始まりの君へ ◆TJ9qoWuqvA :2007/02/25(日) 00:54:05 ID:5PFL7XyH0
コンクリートで舗装された道路にて、死体の側で涙する女性が一人いた。
死体に向けて何か喋っている。唇の動きを見るとゴメンナサイと呟いているようだ。
自分に与えられた支給品、赤いバイクのエンジン音で、こちらに悲しみと緊張に縛られ
た顔を向けてきた。
彼女を怖がらせないよう、笑顔を浮かべて、
「いよっ、どうした?」
と、できるだけいつもの砕けた様子で聞いてみる。
彼、日高仁ことヒビキは、同僚の死に動揺しながらも、涙を流す女性を落ち着かせるこ
とを優先した。
ラフな格好をした三十代前半の男はバイクから降り、死体に向かい手を合わせる。
殺し合いの場において、死体に対する敬意を持つ彼に対し警戒心が緩む。
何より、彼の雰囲気は風見士郎やサバキと似通っていた。
「私は珠純子と申します。サバキさんはここで初めてあった人でした。
最初に起きた残酷な出来事に怯える私を、励ましてくれたのです」
一度口にすると、想いが涙と共に溢れ出る。
サバキは気軽に話しかけ、人々を守るのが自分の役目だと、気負いもなく告げたのだ。
お互いこの島に頼れる仲間がいることを話し、殺し合いに反対する同志を集めようと
決意をしたとき、金属をかち合わせた銀の足音が聞こえた。
サバキが警戒するのが分かったが、純子はその姿に安堵のため息を漏らした。
銀の鎧に身を包み、緑の複眼と黒のベルトをもつ姿は、彼女の知る仮面ライダーその
ものだからだ。
初めて見る仮面ライダーだが、きっと自分達の力になってくれると信じ、駆け寄る。
そして拒絶。突き飛ばされた自分を庇う為にサバキが銀のライダーに迫る。
彼から鬼の話は聞いていたため、人ならざる者へと変わることには驚きはなかった。
刃のついたギター、音撃弦・閻魔を構え、銀のライダーへと斬りかかる。
二度、三度と武器を振るうが、銀のライダーは最小限の動きで避け、バックステップ
で距離を置き、手から光線を放つ。
裁鬼はその光線を避けようとして、後ろにいる自分に気づき、その場に留まる。
光線が地面に直撃し、粉塵が舞い上がり彼女の視界を奪う。
爆発による粉塵が収まるころ、自分を庇う大きな背中に、血のように紅い刃が生えて
いた。
銀のライダーが刃を引き抜こうとすると、紅い刀身を裁鬼がつかんだ。
『この人は……殺させ……ない。人を守る……のが、俺達鬼の……役目だ!』
その言葉を最後に、裁鬼は立ったまま事切れる。
銀のライダーは抵抗の無くなった刃を引き抜くと、踵を返し無言で立ち去った。
死体が倒れ、純子は裁鬼の名を叫びながら側による。
純子は最後まで、裁鬼に守ってもらったのだった。
純子の話が一段落し、ヒビキはサバキに思いを馳せる。
「純子さん、そんなに悲しんでくれないか?」
涙に濡れた顔を自分に向けられた。
「サバキは鬼として、誇りをもてる死に方だったんだ。サバキが言ったように俺達鬼は
人を守るのが役目。
だから仕事を果たしたサバキに涙じゃなくて笑顔を見せてやってくれ」
「もしかして、あなたがサバキさんの言っていた……」
「ヒビキです。よろしく」
人差し指と中指を合わせた、敬礼を崩した独特のポーズをとる。
慰められていることに気づいたのか、顔を拭い笑顔をサバキへ向けてくれた。
その彼女の素直さに好意を持ち、サバキの死体へと顔を向き直す。
(サバキ、後のことは俺に任せて今は休んでいろ。全て俺が終わらせてやる)
決意を固め、名簿にはザンキと明日夢、あきらの名前があったことを思い出す。
(これ以上は犠牲を出させるわけにはいかない。引退したとはいえ戦えるザンキは
ともかく、明日夢とあきらは探さないと)
京介がいないのは幸いだったが、この残酷な遊戯に立ち向かえるとは思えない二人が
巻き込まれてしまった。
特に明日夢は弟子とはいえ、戦いの手ほどきはしていないし、戦えるほど鍛えても
いない。
あきらも元は鬼の修行を積んでいたとはいえ、殺人鬼をやり過ごせるようなことは
無理だ。
すぐに向かわなければ、二人ともサバキすらも命を落とす残酷な遊戯の餌食になって
しまう。
なら、鬼の自分が出来ることはただ一つ。
(こんな殺し合いも、殺し合いに乗った銀色の魔化魍、もしくは闇に落ちた鬼を止めて
やる。それが明日夢……いや、この殺し合いに巻き込まれた人々を守る唯一の手段だ)
戦いを止め、サバキに恥じない鬼の役目を果たす決意をし、穴を掘り始める。
「純子さん、サバキを埋葬してやりたいんだ。手伝ってくれるか?」
サバキの守った女性の答えは決まっていたようだ。
音撃弦・閻魔を墓石の代わりにし、悪いとは思いつつサバキのデイバックを純子に
持たせる。
彼女を自分のバイクの後ろに乗せ、エンジンをかけ、マフラーより排気音が響き
渡らせる。
「ヒビキさん。こんな目立つ真似をして大丈夫なんですか?」
「大丈夫です。なんせ鍛えてますから」
答えになってない答えを返す。しかし、純子の笑顔を見て、自分の答え方が正しかった
ことを確認した。
「それじゃお互いの知り合いを探しに出発するか」
純子が頷くのを確認し、アクセルグリップを捻る。ギアを変えながらその場を後にする。
青いライダーを取り逃がし、草加は苛立ちを隠せなかった。
(変身に時間制限だと! 余計な真似をする。本気で殺し合いさせる気があるのか!)
あれから再度変身しようとベルトにカイザフォンを差し込んだ。ベルトは何の反応も
示さず、蓮の方も似たようなものだった。
「前はこんなことは無かったんだがな。神崎の考えはよく分からん」
「変身できない奴が殺し合いできるようにハンデを与えられたようだな。
このゲームはさっきの少年みたいに変身できない奴も混じっているしな」
(その上真理もいる)
再度変身できるまでは迂闊な真似は出来ないと判断し、回復に努めた建物へと戻ろうと
する途中、バイクのエンジン音が聞こえた。
殺し合いの場において、自らの居場所を宣伝して回るようなものに乗る暢気さに呆れる。
「君に貸していた支給品、ゼクトマイザーを返してくれないかな?」
「危険すぎないか? 相手が俺達のように変身できないとは限らないぞ。
むしろあんな真似をしているくらいだ。変身出来ると考えた方がいい」
蓮の答えに呆れが混じったため息を吐く。
「そんなこと君に言われなくても分かっている。ただ、殺す以外にもそいつには使い道が
あるというだけだ」
自らに返ってきたゼクトマイザーに、デイバックに入っていた弾を取り出し、装填する。
「おい、それは……」
蓮の驚愕の声が耳に入る。草加が取り出した弾は、先程戦闘をしていた青いライダーの
ベルトに納まっていた、クワガタ型メカを小さくしたものだったからだろう。
「こいつの弾はいくつかついてきた。本来なら使い手によって弾が変わるらしいが、
どういうわけか六種類の弾が入っているのみだ。
最もカブトムシ型はさっき使い切ってしまったがな」
笑顔を浮かべゼクトマイザーの銃口をバイクへと向ける。
ここまでくると、草加が何を狙っているのか蓮は気がついた。
コンクリートで舗装された道を二、三分も進んだころ、ヒビキは驚異的な視力で自らに
迫る青い影を見つけた。
「危ない!」
純子を抱え、飛び降り、デイバックから黒いカードデッキが宙に飛び出た。
バランスを崩し、バイクが倒れるが、二人がいたはずの位置を、青いクワガタ型のメカ
がカードデッキを貫きながら通る。
鉄の塊であるカードデッキに無残な穴が開き、純子の顔が青ざめた。
「ここは俺に任せて離れてくれ」
変身音叉・音角を手に持ち、純子を背中に庇う。
(こいつはディスクアニマルか? 見たことは無いタイプだが、もしそうならこいつを
使っている奴がいるはず)
僅かの間、周囲に視線に張り巡らせると、先程のメカが後ろから二、三機現れ、純子へ
迫る。
変身して庇おうとするが、意識を使用者に探すことに費やしたことにより、間に合わな
いと判断する。
そのまま生身で純子を抱え、背中に来るだろう衝撃に備えた。
周囲がコマ送りで進んでいくような錯覚に陥り、死を覚悟したとき、クワガタを貫く
黄色い閃光が走った。
爆発が起こり、粉塵が落ちてくる。身体には軽いやけどしかないことを確認し、純子を
助け起こすと自らに近づく影が現れる。
「大丈夫か!?」
自分を案じ、青年が話しかける。後ろにはただ黙する黒いロングコートの青年がいた。
「鍛えてますから」
振り返り、自信に満ちた独特の敬礼と笑顔で答えた。
倒れたバイクを引き起こし、自分達を助けてくれた青年へ顔を向ける。
「助かったよ。えっと……」
「俺は草加雅人。そいつは秋山蓮」
手を差し出し、握手を求められる。
握り返すと、手に程よく筋肉がついているのが分かった。
(中々鍛えているみたいじゃないか)
鍛えており、殺し合いの場で人を助けられる精神を持つ草加を気に入る。
「俺はヒビキ、そこにいるのは純子さん。さっきは助かったよ。草加はこいつらを使った
奴を知らないか?」
残骸を指差した瞬間、草加が笑顔を曇らせる。
「俺達はさっきまでそいつを使う奴と戦っていたんだ」
その言葉に緊張を走らせる。この言葉が本当なら、近くにいるということだ。
「詳しく教えてくれないか?」
「ああ。俺達はその青いクワガタの機械を大きくしたものをベルトに装着したライダー
に襲われたんだ。
抵抗したんだが、相手は不利になったとたん、通りかかった高校生くらいの男の子を
人質にとって、逃げながらその機械を俺達に仕掛けた。
いくつかは迎撃したものの、途中で変身が解けてしまった。もし変身できるならヒビキ
さんも気をつけたほうがいい。
どうやら色々制限されているみたいだ」
一つも聞き漏らさぬよう集中して聞いていた草加の話で、気になる箇所を見つける。
「その高校生くらいの子って言うのは、目がクリクリした、これぐらいの背丈の少年か?」
腕で背丈を示し、確かめようとする自分に、草加は首を縦に振った。
「くっ! 明日夢っ!」
つい、言葉が荒れてしまう。自分が守ると決意をした相手は、凶悪な殺人鬼に人質に
されている。
だが、怪我人である二人と、非戦闘員である純子を放っておくわけにはいかない。今に
も飛び出したい衝動を抑え、自らを落ち着かせる。
まずは三人の安全の確保からだ。
「ヒビキさん、今すぐその明日夢くんを助けに行ってください」
自分の様子に気がついたのか、純子が自分に告げる。
「そういうわけにはいかないって」
「いや、ヒビキさんが向かった方が良い。早くしないとあの少年が危ない」
振り返り、草加の真剣な目を見つめる。
「俺達はしばらく戦えないから、純子さんを守っておく。準備が整ったらすぐ向かうから、
少年を助けに行ってくれ」
「草加さんの言う通りです。明日夢くんは今不安でいっぱいのはずです。
ヒビキさんが助けに行かなくて誰が助けるんですか?」
「草加、純子さん……」
二人の気遣いが、ヒビキの胸を熱くした。この島には、殺し合いに巻き込まれても心を
強く保ち、他人を助けようとする人がいる。
その事実が、ヒビキに少し力を与えた。
「少し行ってくる。草加に蓮、純子さんのこと頼んだ」
自分に対し無言で頷く草加。純子は笑顔で送り出す。
「少年を助けたのならE−4で合流しよう。あそこが禁止エリアになるようなら、D−4
かF−4エリアのどれかで会おう」
「ああ、分かった。じゃあ、また会おうぜ」
草加に答え、アクセルグリップを捻る。排気音を響かせ、ギアを変えるためペダルを踏む。
走り出す瞬間、秋山蓮と目が合う。よろしく頼むといわんばかりに崩れた敬礼のポーズ
をとると、少し驚いた顔を見せた。
(こいつも悪い奴じゃないな)
最後の確認を終え、バイクを走らせる。脳裏に浮かぶのは、殺人鬼に怯え、自分に助け
を求める少年の姿。
いや、京介につられ、たくましく成長した明日夢なら、殺人鬼を説得しているかもしれない。
今、自分がしてやれることは一刻も早く少年を助けることだ。
ヒビキはひたすら草加の言った喫茶店へ向かう。
ヒビキと名乗った男の姿が見えなくなり、純子と談笑する草加を見つめ、溜息を吐く。
(その女も連れて行ってもらえばよかっただろうに。なぜ引き受けたんだ?)
蓮は草加の強者を潰し合わせるという計画には賛同だ。戦闘以外にもゼクトマイザーを
効果的に使っているといっていい。
だが、純子のような女性を守るなど、聞いてはいない。
(まさかヒビキをさらに利用しようというのか? それはリスクが高すぎないか?)
一通り談笑が終わり次第、草加を問い詰めよう思ったとき、天より甘く高い声が響く。
例の放送らしく、禁止エリアと死人が告げられる。
(結構死んだのか)
放送を聞き、純子は怒りを露にする。戦いを止める決意をしているだろう彼女に、
ライダーバトルを止めようとした馬鹿を思い出す。
多少感傷的になっているのを自覚し、目を細める。
突如、草加の右手が煌き、純子の額に黒い穴を作る。
純子の手に力が抜け、デイバックがゆっくりとずり落ちる。
綺麗な黒髪は一本一本纏わりを無くし、瞳孔が徐々に開く。
肌の赤みがスッと消えていき、膝が崩れ落ち上体が倒れる。
全ての工程が数分かかる錯覚を起こすが、実際には三秒もかかってないのだろう。
完全に身を倒し、地面に血の池が作られる。何事も無かったかのように純子の荷物を
取ろうとする草加の胸倉をつかむ。
「お前! どういうつもりだ!」
「それはこっちの台詞だ」
あっさりと腕を捻り倒され、侮蔑の視線を向けられる。
「君は本当分かっているのかな? まだ少ししか死んでないんだぞ。殺せるときに殺す。
それが鉄則だ」
「だが、相手は……」
「女子供も殺す。それくらい出来ないとは言わないよな。まさか」
言葉を無くし、押し黙る。かつて浅倉について行こうとし、あまりの人間離れした思考
から別れたが、草加はまだ話が通じるだけマシだと思い直す。
「そうだな」
力なく呟く。自分は恵理のために人を殺すと決めたはずなのに迷いがある。
割り切るしかないと思い、純子の死体を片付けようとする草加を手伝いに向かう。
蓮の動揺ぶりに苛立ちを覚える。
(もう少し使えると思ったんだがな。そろそろ切り捨て時か)
蓮をぶつける相手を考えないとなと思考し、純子の荷物を手にする。
(そういえば純子の知り合いに風見士郎という奴がいると言っていたな。
そいつにこいつの死を教えてやるか)
もちろん、あの青いライダーかヒビキに所為してである。
目的はゲームを煽り、死人を増やす。自分の手を下す必要があるならそうするが、
基本は他人同士を戦わせ漁夫の利を狙ったほうが効率的だ。
そうやって真理の安全地帯を増やし、いずれ彼女と再会する。
草加は常に自分の為に動くため、目的を見失うことは無い。
(さて、次の獲物を探しに行くか)
草加は海岸の方へと歩みを進めた。
ヒビキは悪意の情報に踊らされ、歪められた戦いを始める。
サバキは人を守る使命を果たすため、人生の終わりを迎えた。
秋山蓮は冷酷な草加の行動に再度迷い始める。
草加雅人は秋山蓮との関係を終えたいと考えた。
そして鬼が守り、心を強く保とうとした珠純子の死が残すのは、疑心暗鬼の始まりか、
歪められた戦いの終わりか。
始まりと終わりが交差を繰り返し、物語はまだまだ続きを見せていた。
【珠純子 死亡】
残り44人
【日高仁志@仮面ライダー響鬼】
【1日目 現時刻:朝】
【現在地:市街地D-7】
[時間軸]:四十一乃巻。明日夢と桐矢を弟子にした後。
[状態]:軽いやけど。
[装備]:音撃鼓、音撃棒、変身音叉・音角、HONDA XR250
[道具]:配給品一式
[思考・状況]
1:人質にとられている少年を助ける。
2:裁鬼の仇をとる。
3:ゲームをから脱出する。
4:少年を助け次第草加たちと合流。
[備考] シャドームーンを魔化魍、もしくは闇に堕ちた鬼だと思っています。
草加達を信頼しています。
*HONDA XR250は制限により、アギトの力、及びジョーカーの力で変化することが出来ません。
【秋山蓮@仮面ライダー龍騎】
【1日目 現時刻:朝】
【現在地:市街地G-7】
[時間軸]:34話龍騎サバイブ戦闘前後
[状態]:全身に小程度の負傷。あと一時間は変身できません。
[装備]:カードデッキ(ナイト)
[道具]:配給品一式
[思考・状況]
1:草加の行動に疑問。しかし納得はしている。
2:ゲームに乗り、最後の一人になる。
3:残り5人になるまで草加雅人と組む。
4:隙あれば草加雅人を殺す。
5:なるべく城戸には会いたくない。
【草加雅人@仮面ライダー555】
【1日目 現時刻:朝】
【現在地:市街地G-7】
[時間軸]:ファイズ終盤
[状態]:全身に小程度の負傷。あと一時間は変身できません。
[装備]:カイザドライバー(カイザブレイガンのみ付属) 、ゼクトマイザー。
[道具]:ファイズアクセル、未確認(佐伯)、三人分のデイバック(佐伯、純子、草加)
ゼクトマイザーの弾(ザビー、ドレイク、サソード、ガタック、ホッパー)。
[思考・状況]
1:風見士郎に虚偽の情報を吹き込む。
2:ゲームに乗り人数を減らす。
3:真理の安全の確保。
4:北崎を殺す。
5:オルフェノクの皆殺し。
6:秋山蓮を捨て駒と認識。
[備考] 珠純子の死をヒビキか青いライダー(加賀美)に擦りつけようと考えています。
投下終了。予約のときの宣言と違って放送後の内容が少し入ってしまいました。ごめんなさいorz
後進行表の更新です。
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi76557.gif.html 議論したい内容としては
1.市販車で制限付きとはいえ、バイクを支給して良いのか。
一応前スレでは
>・バイクは制約が大変そうだし、トレーラー以外の乗り物は全て使用不可。一般の車などは可。
となってはいますが。
2.アギト、ジョーカー以外に市販車を変形させる能力を持つ奴の漏れは無いか?
3.上でも言ったように放送後の内容が入ってしまったが、修正が必要か。
4.ゼクトマイザーは劇中でなく玩具の設定を利用してしまったこと。しかもガタック、ホッパーはフィギアの方の設定。
他にも矛盾点や問題点の指摘をお願いします。
すいませんが、状態表の日高仁の現在地をE-7、草加と蓮の現在位置をF-7に変えてください。
玩具やフィギュアの設定はマズいと思います。
把握できない人のほうが多いだろうし。
バイクは市販品の一台くらいいいと思います。
移動拠点になるトレーラーとは別に、高速移動の足が一つ二つあったほうが
話が弾むでしょうから。
大事なことを忘れてた。
投下乙。GJ。
お返事ありがとうございます。
劇中ではカブトとドレイクくらいしかつかってなく、話で使った玩具設定はカブト、ドレイク以外の弾の存在ですが、
やはりまずいですか?
まずいようでしたら後日避難所に修正版を投下します。
玩具、フィギュアはマズいでしょう。
あと細かいようですがヒビキはサバキ「さん」と呼びます。
投下乙
草加が黒い黒い……元からだが。
ゼクターの弾は、玩具設定じゃなくて裏設定でもあったからいいと思う。wiki参照。
しっかり弾数制限っぽいのが出来たしね。一種三十発ぐらいだろうか?
バイクは燃料制限つけとくと良いかもしれん。
放送がまだ出てないからなあ。どうさたものか。
>>552 投下乙です。
ヒビキの動揺を押し殺しての純子への対応は、流石大人ですね。
ゼクターの弾は設定でも各マスクドライダーの分も存在するので、構わないと思います。
投下をします。
太陽が高度を増すにつれ、星の明かりしか無かった夜空の闇が青く澄み渡っていく。
分厚い大気を持つ地球ならではの、空の青さを仰ぎ見てガライは思う。
やはりここは地球上なのだと。
(この俺に殺し合い―――壊し合いの儀式をしろだと? 笑わせる)
ガライは幾多の星々を侵略してきた、フォッグの王子である。
ガライ自身もまた、数え切れない異星生物を壊してきた。
だがそれらは全て、フォッグの繁栄の為に行ってきたことだ。
訳の分からない地球の壊し合いの儀の生贄に選ばれる事など、納得が行くものでは無い。
だからガライは壊し合いの儀の内容について、考えない様にしていた。
フォッグ・マザーに奉げる生贄を捜す事に専心すればいいと、自分に言い聞かせていた。
だが壊し合いの儀で最初に出会った相手に、フォッグの王子である自分が手傷を負わされた。
(ヨロイ元帥と言ったか、この星の生き物とは思えん程の力を持っていた。戦闘能力はアギトやズーをも上回るだろう)
ガライとヨロイ元帥の戦いは客観的に見れば、ガライの一方的な勝利だったが
後になって思い返してみれば、ヨロイ元帥の強さは決して侮れるものでは無かった。
勝負の天秤が向こうに傾いていれば、敗北しないまでも今以上の深手を負っていたのは間違い無い。
(壊し合いの儀の性質上、俺とヨロイ元帥だけが突出して強いとは考えない方がいい。
例え生贄を確保したとしても、俺自身がこの戦いを生き残れなければ意味が無い……)
懸念材料はそれだけでは無い、ガライはこの戦いで初めてデイパックを開け中に入っているメモを読む。
(やはりルール上は一人だけしか生き残れないという事か……だがこの儀式のフィールド上には、
壊し合いの儀の生贄以外に、フォッグ・マザーに奉げる生贄になりそうな生き物は居ないらしい。
ならば俺と生贄の両方が生き残る為には、首輪を外す必要がある)
思考と共に意識も首もとの金属の感触に行く、おそらくは地球の技術で作られた首輪の感触。
外すにはこの星の生き物の手を借りなければならない。
(首輪を外すには一時的にとは言え、この星の生き物を信頼して身を任せる必要がある………
この俺が? この星の脆弱な生き物の力を借りなければならないだと!?)
脆弱な地球の生き物の助力を必要としている事が、ガライの自尊心を傷つける。
(生贄を捜すのは止め、俺一人で勝ち残る事を考えるべきか……)
自分一人だけなら勝ち残る自身はある、だがそう考えてもガライの気分は晴れない。
(壊し合いの儀に乗るしか無いという事か、神崎士郎と呼ばれた者の命令のままに……)
無意識の内にメモを強く握り締める。
フォッグ・マザーでも無い者に戦いを強いられ、フォッグの王子としての誇りも無い破壊を行う。
ガライには到底受け入れられる事ではない。
(フォッグの兄弟達の餌に過ぎない人間の走狗となって、戦えというのか!?ふざけるな!!)
己の内から湧き出る怒りのままにメモを両手で握り締め、メモは両端からの力に耐え切れず勢い良く破れた。
「フッ……フフフフフフ」
ガライは今まで経験した事の無い自身の激情に、思わず自嘲の笑いをこぼした。
戦闘経験の豊富なガライであったが、フォッグ・マザーから引き離され爆弾入りの首輪を填められた経験は勿論無い。
その事がガライに、かつて無い不安と焦燥を与えていた。
(どうやら俺にも動揺があったらしいな……壊し合いの儀に乗るか否かは、焦って結論を出さなくとも問題はあるまい。
俺が壊し合いの儀の中でどんな行動を取ろうと、最終的な結果は同じ事だ。
フォッグが生贄を得て大孵化が行われれば、神崎士郎も他の者も全て食い尽くされるのだからな)
自分の気持ちを落ち着かせ、ガライはデイパックの中身を確認する。
この戦いを勝ち残るのが容易では無いと分かった以上、役立つ支給品が有るか確認しなければならない。
中に有ったのは食料、水、地図、名簿、方位磁石、「当たり」と書かれた紙そして
(剣か、妙な形をしているが使えん事はなさそうだな。後は……カードか?使い方は分からんが一応持っておくか)
他には武器になりそうな物も見当たらず、剣以外の荷物をデイパックにしまい込む。
ガライは立ち上がり自身に芽生えた僅かな不安を押しつぶす様に、強く足を踏みしめ歩き始めた。
しかしその足は数分後、放送の声により止められる事になる。
【ガライ@仮面ライダーJ】
【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:海岸J-5】
[時間軸]:本編開始前
[状態]:軽症
[装備]:装甲声刃@響鬼
[道具]:ラウズカード(スペードのJ、Qダイヤの3、Qクラブの3,4)
[思考・状況]
1:フォッグ・マザーへの生贄を探す
投下終了しました。
矛盾や問題点等があれば、ご指摘よろしくお願いします。
[道具]:ラウズカード に関して。念のため。
スペードのJ、Q
ダイヤの3、Q
クラブの3,4
ということですか?
>>564 そうです、紛らわしい書き方をしてすいません。
[道具]:ラウズカード(スペードのJ、Qダイヤの3、Qクラブの3,4)
を
[道具]:ラウズカード(スペードのJとQ、ダイヤの3とQ、クラブの3と4)
に修正をお願いします。
TJ9qoWuqvA氏、ozOtJW9BFA氏 投下乙&GJ!!
いくら草加でもオルフェノクでもない非力な女性を殺すかなあ…とは思うが
そこらへんは各執筆陣のキャラの捉え方にもよるかと思うので
深く考えないで今後の展開をwktkして待つことにするよ
蓮の結局手を汚せないヘタレさ加減は実にヤツらしいですww
ただいま問題点に対応中です。
ゼクトマイザーの設定に関しては勘違いしていました。
劇中ではカブトとドレイクの弾しか出てないので、玩具だけかと思ったら設定にちゃんとあったんですね。すいませんorz
修正版を避難所に投下しました。
……この展開が投下前に思いつけば放送話混ぜること無かったのにorz
>>◆ozOtJW9BFA氏、投下乙&GJ!
ガライのキャラ補完とヨロイ元帥に対するフォローありがとうございます。
あのSSでヨロイ元帥に対して後ろめたかったので多謝です。
それと当たりつき支給品はいくつぐらいつけます?
もう打ち止めにしたほうがいいと思いますが。
>>567 カブトだけなら勘違いもやむをえんが、
ドレイク認識してて他のライダーの分ないと思うって・・・。
ましてなんら特別な装備を貰える要素の無いドレイク
どういう考えでそこにたどりついたんだ・・・?
説明不足でした。
劇中描写以外の話で、玩具についている機能なので、玩具設定と説明してしまったということです。
裏設定として存在してるかどうか曖昧だったので、この設定がまずいならゼクトボマーはカブトと
ドレイクのみにしようかと思っていました。
ぶっちゃけ劇中に出てない設定がどこまで使えるか聞きたかったんですが、投下前にやってしまう
とネタばれしてしまうので変な説明になってしまいました。
次からこういうことが無い様にします。
TJ9qoWuqvA氏、返答が遅れてすいません。
当たりつき支給品に関しては、書き手さんに任せるのがいいと思います。
スレ違いの質問すみません。
PCから見ようと思ったら過去ログ倉庫に保管されたと表示されるのですが
2chビューアなど使わないともう見れないのでしょうか?
鯖が移転したから
これ以上うだうだ聞くなら避難所の方にageで書いて
アドレスの頭を11.2に書き換えるべし。
途中報告。
今週末には投下出来そうですわ。
>>571 了解です。
>>574 楽しみにしています。頑張ってください。
ところで「終わりの君へ、始まりの君へ」の修正版を本スレに投下したほうがいいでしょうか?
トリ付け忘れていました。
ラウズカード
スペード ハート クラブ ダイヤ
A 剣崎→神代 始 睦月 橘
2 剣崎→神代 始 睦月 橘
3 ひより ガライ ガライ
4 ガライ
5 剣崎→神代 始 睦月 橘
6 剣崎→神代 始 睦月 橘
7 ひより
8 ひより
9 剣崎→神代 ひより ひより
10 剣崎→神代 ジェネラル
J ガライ ジェネラル 参加者
Q ガライ ジェネラル ガライ
K 参加者 ジェネラル
番外:影山冴子(ラウズカード数枚)
まとめてみた。
なんか漏れがあったら指摘お願い。
影山冴子の支給品は、まだラウズカードと決まって無い。
予約は1組のみみたいだけど、そろそろ放送後の話もありかな?
ところでいまさらなんだが、木野が35話あたりなのに氷川を知っているって矛盾してないか?
ズレターー!!
間違えたーー!!
ラウズカード
スペード ハート クラブ ダイヤ
A 剣崎→神代 始 睦月 橘
2 剣崎→神代 始 睦月 橘
3 ひより ガライ ガライ
4 ガライ
5 剣崎→神代 始 睦月 橘
6 剣崎→神代 始 睦月 橘
7 ひより
8 ひより
9 剣崎→神代 ひより ひより
10 剣崎→神代 ジェネラル
J ガライ ジェネラル 参加者
Q ガライ ジェネラル ガライ
K 参加者 ジェネラル
>>579 第一回放送を投下してからだと思う。
まあ、修正したとはいえ放送後の話を書こうと思った俺が言うのもなんだが。
ところで放送でアイテムの隠し場所を流すって話しどうなったんだろう。
ラウズカードも順調に揃ってきているからいらないと思うんだが。
まあ、ラウズカードを出す為にアイテムを追加したいって訳じゃないならそれでいいけど。
>>580 木野の件、確かにおかしいですね。
38話ぐらいが妥当でした…
まとめサイトの管理人様。
またまた修正宜しいでしょうか?
それと重ね重ね申し訳ありませんが、今日の夜中になりますが
浅倉、北崎の修正版を投下しますのでそちらもよろしくお願い致します。
視点に気をつけて大幅に修正しております。読み手の皆様よろしくお願いします。
只今、仕事中なので携帯にてスマソ…
遅くなりましたが避難所に修正版を投下しました。
第1回放送は誰が書こうか?
あとモンスターは一度使用したら半日は使用不能ってなってるけど、
リュウガのファイナルベントとストライクベントの使用は別?
あくまでアドベントだけって解釈なのかな
>>583 修正投下乙。
すっきりして読みやすくなっている。
>>584-585 影響あるのはアドベントだけでいいのでは?
長時間現実世界にいるわけじゃないし、技が使えないとバトルがつまらなくなるし。
あと、第一回放送はE1yyNEjdEc氏が書くのが一番よさそうなんだが、忙しそうだからな。
改変&コピペが認められて、第一回放送投下後予約OKなら俺が書くんだが。
わがままが過ぎるな。
暇だったんで龍騎とカブトの映画見てみた。
あれ?蓮が影薄い…てか加藤夏紀の方が目立ってんじゃん!
カブトはカブトでハイパー化したらなんでもありかwww
ハイパーカブト(ガタック)が時空越えれるのはいいとして、時間巻き戻しはさすがにナシだよな?
あとザビーとサソード(出るならドレイクも)も、HCUだけならできそうな気がした。なにせベルト左に接続するだけだしw
>>587 ん?蜂蠍蜻蛉はベルト部分にパーゼク接続できるようなパーツついてたか?
コーカサスゼクターを持たry
すまん
590 :
名無しより愛をこめて:2007/03/01(木) 18:29:10 ID:dgu3HCEcO
>>586 遅くなりましたが…
感想ありがとうございました。
現在、私用により思うように書けていません。
すみませんが、執筆期間を二日ほど延ばしていただいてもよろしいでしょうか?
トリつけ忘れ・・・
>>591-592 了解。特に問題ないと思う。
>>587 ハイパーキャストオフは出来なくても、ハイパークロックアップは出来そうではあるなw
コーカサスと、ザビ、ドレ、サソ、ホパ、ヘラ、ケタのベルトは形一緒だし(コカのベルトは接続部が追加されただけ)。
ハイパーゼクターを手に入れたら接続部が生えるさ。カイザポインターをつけたカイザみたいに。
まあ、真面目な話しザビ、ドレ、サソ、ホパになれる人はハイパーゼクターを手に入れたらハイパークロックアップOK
でいいのだろうか? ちょいと議論が必要かも?
……時を巻き戻すのは駄目だろうだがな。でも「三秒の時点で時を巻き返した」と、オーディーンに言って欲しい俺が居る。
ごめん、忘れて。
前スレで、
176 名前:名無しより愛をこめて[age] 投稿日:2006/12/25(月) 23:17:48 ID:LJcRulM0O
クロックアップ→ちょっと早いな
ハイパークロックアップ→クロックアップと同じ。反応不可。
ぐらいじゃね?
ザビ、サソ(以下略)にハイパーキャストオフさせるとオリキャラ化するからな。
時空越えは、そのまま脱出に使えるものを支給品で配るわけないし、無しだと思う。
……変身制限の時も思ってたんだが、最初に決められた制限関係があまりに適当過ぎるような……
リモートの復活24時間って無茶苦茶長い。大概のロワで百話以上は使う。
契約モンスターの半日使用不可も同様。
ここらで一回練り直した方が……
時空越えの類は能力制限from首輪でおkじゃないか。
脱出のキーを手に入れて即脱出じゃつまらん。
てかこれは当然といってもいい。
つけられるのは、本編につける描写があったカブト、およびゲームとビデオで
つけたガタックだけでいいと思う。
制限時間は確かに長いかもね。12時間ぐらいでもいいんじゃね?
リモートの復活時間は10分
契約モンスターの使用不可時間は2時間位がいいと思う。
契約モンスターの使用不可時間は二時間に賛成。
リモートは制限できるだけ制限した方がいいと思う。
・リモートで復活したアンデッドが存在できる時間は十分。その後カードへ。
・カードに戻った後、同じアンデッドが使えるようになるまで二十四時間必要。
・復活したアンデッドは意識なし。TV本編で睦月が使った象さん状態が無難。
・リモートで一度に復活できるアンデッドは、制限により一体だけ。
・リモートは一度の変身で一回しか使えない。
・TV及び映画版で出たアンデッドのみを復活させるのが無難。ハートのKとか復活させられても困る。
・リモートが使えるのは自分の持ちカードのみ(スートは問わない)。
こんなところかな? 異論があるならどんどん言ってくれ。
>>595 あとコーカサスか。支給品に変身アイテムはこれ以上出さないだろうから出ては来ないだろうがな。
一発で解決する方法。
「リモートは出さない」
正直、これが最善だと思う。
確かに。俺もあんまり支給したくないな。
復活した奴に人格がある場合オリキャラ化しそうな奴がチラホラいるのがな。
アンデッドだって全種姿を見せているわけじゃないし。
リモート欲しい人いる?
アギト見直して思い出した。
木野のトラウマの元凶、右腕遺して死んだ弟って「雅人」って名前だったんだな
いや、それだけなんだけどさw
まとめサイトの管理人様、更新乙です。
トリ忘れた&無駄に消費してすみません。
SS修正もありがとうございました。
リモートはテレビで実際リモートされた奴等だけでいいよ
で、TVで出てない奴に対してリモート使おうとすると何故か失敗するのか。
オリキャラ化って言えばサバイブも危険なような……
リュウガと王蛇はSICサーガでサバイブ化しているが、あれを参考にするのはちょっとな。
龍騎とナイト以外のサバイブ化は避けた方がいいだろ。
現在執筆中です。
投下された話を見て疑問に思ったことをひとつ。
1.ライダーマン初登場時。残っていたヨロイ元帥のほかにいた黒尽くめの男とは?
名簿順で考えるとリュウガと思われる。
>>606-607 残るは俺と神崎士郎、黒ずくめの男だ。のあとに、
ヨロイ元帥!この男だ。だからそのものズバリ、ヨロイ元帥のことじゃないの?
違ってたらごめん…
黒尽くめの男“に”……
って書いてあるからヨロイ元帥ではないでしょうね。
やはりリュウガというのが妥当かと。しかし、弱ったな……
カブトがタック以外のハイパー化
龍騎ナイト以外のサバイブ
ギャレンとレンゲルのキングフォーム
これらはやめておこうぜ
リュウガサバイブは龍騎サバイブ黒くするだけだから何とかなるか…?
リュウガサバイブも反対。
やると王蛇やゾルダをサバイブ化させない意味が無い。
リュウガがサバイブ化した前例があるから、他がサバイブ化したらいけないという理由が分からない、という奴が出てきそう。
当然だと思うが、レンゲルのジャックフォームも無い方がいいと思う。
レンゲルはラウズカードのJとK、ギャレンはKを支給しないほうがいいと思う。
レンゲルはアブソーバが非対応ってことでいいと思う
……てか、上級出すとAPの存在意義が……
>>612 本編でレンゲルが使おうとしたのがネックだな。
結果としてKフォームにならなかったとはいえ、対応できると劇中描写しているしな。
上級はもう出ちゃったし、無いとブレイドがTVでなったJフォームにもKフォームにもなれないし。
龍騎勢→サバイブ以外手持ち揃ってる
剣勢→変身に使うの抜くと三枚
って最初は不利な状況下なんだから後半上級支給しても問題ないと思うよ
アブソーバ→ブレイドのJQKとギャレンのJQにのみ対応する様制限がかかってしまっている
ブレイド→問題なし
カリス→問題なし
ギャレン→Kは通常ラウズのみ
レンゲル→Jはリモート可他は通常ラウズのみ
これで丁度いい
上級があった方が物々交換に使えそうだしな
個人的にはIFバッチコーイなんだけど
それが2次創作の醍醐味の1つでしょ
ロワでのIFは碌な事が無いからな。
某の石仮面を使って一般人が吸血鬼化とか、ラノの一般人の魔人化とか、梧空の二重人格化とか、酷い荒れた。
後に書く人もかなり困っていたし。IFはなるべく避けた方が過疎を避けれる。
ラノの魔人化は酷かったなあ。
あれ自体は燃え展だったから良かったようなものの……
……今の内なら支給品についての記述書き換えるだけで修正効くんじゃね?
書き手の意見が聞きたい。
追記。
変身アイテムが支給されているライダーロワの特性上、本来変身しなかったキャラが変身したり、別のライダーに変身したりとかはありだと思う。
てか、ライダーロワの個性かな。パワーアップが問題なのは、原作で明確にパワーアップできると言われていない&パワーアップデザインが公式に無いこと。
デザインが無いものは総じて、オリキャラといわれるだろう。
>>617 クラブの10、J、KとダイヤのKは支給禁止ってする?
てか、何でブレイド勢のカードはA、2,5,6ってなったんだっけ?
キックとスピリットを抜かすわけにはいかないから最低限これだって分かるが、
最初はJ、Q、K以外全部所持していると思っていたよ。
石仮面みたいに誰でも使えるアイテムじゃないのが多いし
節度を持ってやればある程度いいんじゃないか?
・レンゲルのジャックフォーム
・ダディが融合係数が足りずに強制変身解除
・王蛇サバイブ
・リュウガサバイブ
・ゾルダサバイブ
これくらいはいいんじゃない?
全部やらなきゃいけないことはないだろうけど
俺もダディのKフォーム見たいさ。デザインが無いのが一番問題。
サバイブ勢はゾルダ以外SICであるからまだマシとはいえ、ブレイド勢はそれすらも無いからな。
ここはデザインをしてくれる神の光臨をまつしか・・・!
コラのゾルダサバイブの画像なら持っているんだけどなぁ。
尚、途中経過ですが。
明日中には投下できそうです。
もし出きなかった場合、前回同様3/5になった瞬間に予約を破棄します。
>>621 ギャレンのキングフォームってブレイドキングフォームからレリーフとって
顔をギャレンに、武器を大型銃にしただけじゃね?
後剣崎に擬態した坊ちゃまとジョーカーな始以外がブレイドキングフォームになる場合
それもまた考えなきゃいけなくなるのか
>顔をギャレンに、武器を大型銃にしただけじゃね?
ギラファは二刀流だったから、二挺拳銃って説も有る。
>剣崎に擬態した坊ちゃまとジョーカーな始以外がブレイドキングフォームになる場合
融合係数不足で変身すら不可、でおk
……いっそ議論してはっきり決めるべきか?
サバイブとかも。
>>586 散々遅レスですが、ご推察通り、ちょっと忙しいというか、アイディアが出ないので、宜しければ、お書き願います。
>>606-609 ご推察の通り、黒ずくめの男=リュウガのつもりで書いていましたが、その後の話と矛盾が出てしまいましたね。
こちらの話としてはあまり関係ないので、その箇所を修正したいと思います。
ところで、名簿上は相川始からヨロイ元帥までの51名が名簿に載ってるってことでいいんでしょうか?
追記
まとめサイトSS掲載をindexとは別にしておきました。
>>627 分かりました。第一回放送を引き受けます。
◆ooH1rChbak氏の投下後、投下できるよう準備します。
あとリュウガも名簿入れていいのでは?
北岡以外、真司を含めて誰も存在を知らないし、北岡だって名前を知っているわけではないので、
誰もリュウガ=黒い龍騎と気づかないでしょうし。
えー、以前自分が書いた話で、リュウガの名簿に自分の名が載っていないことになっていますが・・・
あと、北岡弁護士、あと睦月も戦いに入る前にリュウガの名前を聞いています。
ですが、自分の独断でダブルジョーカーの設定を作ってよかったのか、今でも少し考えています。
今執筆中で、あと二時間もすれば投下できると思います。
げ、すいません。
>>628のリュウガに関しての意見は忘れてください。
GJ!読みました。
リュウガのことをさり気なく隠す辺りとか、ミラーワールドの設定を利用するとか上手いなと思いました。
禁止エリアについてはどのみち修正しますんで、A1エリアでよいのではないでしょうか。
追加アイテムというか放送で放置されているアイテムの場所を知らせるのはどうかなと思いました。
斬鬼さんの支給品は行方不明ですし。それより死体のある場所を知らせるというのも面白いかも知れませんが。
あと、剣崎のみフルネームではないのは何か意図があるのでしょうか?
>>633 早速のお返事ありがとうございます。
剣崎の件についてはただのミスです。正式版では修正します。すいません。
放置アイテムの知らせですか。殺し合いを加速させる目的だとすると、いい案だと思いますので、練っておきます。
投下します。
「そういや、お前デイパックはどうした?」
衝突に、巧が口を開いた。
「………?……あっ……」
自分のデイパッグは、さっきの場所においてきてしまった。
それに――あの大量の食料も。あれがあれば――
「だったらすぐにでも取りに行くぞ。それだけの食料があれば、当分の間は凌げる筈だからな。」
天道が直後に提案する。だが――――
「あぁ。そうだな。その場所に………って、オイ。どうした?」
巧が目を向けると、肩を抱え震えているあきらの姿があった。
「………すみません……ちょっと…………」
あきらは、先程の場所に戻ることを恐れていた。
たった数分。たった数分の出来事。
そのたった数分の出来事は、あきらの心に、深い傷を作ってしまった。
あの人間とは思えないほどの恐ろしい力。
あの殴った者を全て壊してしまいそうな拳。
そして――あの獲物を狩り、傷つき、それさえも楽しむ蛇のような目。
普段なら――イヤ、普段の状況でもあそこまでも恐怖を感じたことは無い。
「………………怖いのか?」
「………はい。………甘えているのはわかってます。でも………」
天道の問いかけに、弱弱しくも答えるあきら。
「……お婆ちゃんが言っていた。恐怖を覚えることは弱さじゃない。恐怖を乗り越えなければ、強くはなれない。ってな。」
いつもの決まり文句と共に、天道はあきらを励ます。
そして、
「何があっても大丈夫だ。俺達が傍にいる。」
「……そうだな。俺も一緒だ。だから心配するなって。」
かつて妹に言った言葉を言い、巧もそれに続く。
「…………ありがとうございます。食料はこちらです。」
安堵の表情を浮かべ、あきらは先程の場所へと案内する。
「…………しっかし、ほんとに沢山あるんだな。何日分だ?こりゃ。」
両手いっぱいに持っても、未だ余裕がある食料を前に、巧が呟く。
「ありすぎて困ることも無いだろう。これだけあれば三人でも、数日持つはずだ。」
「そうですね。これでなんとかなるでしょう。」
巧のぼやきに、天道とあきらが答える。
「それもそうだな……そういや、二人の支給品は何だ?」
不意に巧が疑問を口にした。
「先にお前の支給品を教えてもらおうか。」
「流石に用心深いな……まぁ、当たり前か。」
逆に問いかけてきた天道に、皮肉交じりに答える巧。
「俺の支給品は…………はずれって書かれてた紙切れさ。」
その瞬間、場の空気が凍りついた…………気がした。
「……そうか。俺の支給品ははこれだ。」
天道は自分のデイパックから紅、墨、白色のディスクを取り出した。
「……それは…………」
あきらはそのディスクを知っていた。
「なんだ、これを知っているのか。一体これは何だ?」
そのディスク――――ディスクアニマルのことを話した。
そして、自分の知っているものとは似ているが、細部が若干違っていることも。
「そうか……だがお前の話から考えて、余り大きな違いは無いだろう。これはお前が持っていろ。」
天道はそのディスクを差し出す。
「……いいんですか?あなたの支給品なのに……」
「ああ。今これを使えるのはお前だけだ。俺が持っていてもしょうがない。」
天道のディスクを受け取り、あきらは自分のデイパックにしまう。
「で、お前は?」
「…………?」
「だから、お前の支給品は?」
「ああ、私のは――――」
ドンッ。
その場に鈍い音が響き、あきらの言葉はそこで中断された。
体は地に倒れ、その男が口を開く。
「心配するでない。少し眠ってもらっただけよ。」
金色のその男――ジャーク将軍は、平然と言ってのけた。
一瞬で天道と巧は、あきらの体を抱え飛び退いた。
「これ、そう喧嘩腰になるでない。余の名はジャーク将軍。どうだ、余と手を組まないか?」
場の張り詰めた空気に、ジャーク将軍の声が響く。
「…………どういうことだ?」
巧が身構えながら言う。
それにジャーク将軍が答える。
「だから、余と手を組まぬかと言っているのだ。五十人もの相手をそち等三人で相手していたら、体がいくつあっても足りんだろう。」
「……………………ッ!」
話を聞いて、巧が反応を見せるが、ジャーク将軍は気にせず続ける。
「だから余と手を組み、そうだな…………最後の十人まで。最後の十人になるまでは共に戦おうではないか。」
「つまり…………あの神崎の口車に乗って、殺しあえというのか?」
すかさず天道が口を挟む。
「そうだ。いい話だと思わんか?」
ジャーク将軍が言葉と共に迫ってくる。
だが、二人の答えは、とうの昔に決まっていた。
「…………ハッ。お断りだ。誰がそんなことするか!」
「ああ、そうだな。お婆ちゃんが言っていた。人の命を奪ってまで手に入れたものは、何の価値も無い。」
巧が叫び、天道がそれに続く。
「ふむ…………やはりだめか。ならばここで死んでもらうしかあるまい!」
言うが早いか、ジャーク将軍の姿は見る見るうちにジャークミドラに変わる。
瞬時に二人は戦闘体勢に入った。
「乾……お前はあきらを連れて離れていろ。」
「だけどよ…………」
「どうせ、お前は変身できないだろう。だから離れろ。」
巧は動揺した。変身していた事どころか、今は変身できないことまで見抜かれていたのだ。
「お前……最初から知ってたのか。」
「当たり前だ。あいつや俺のようなものが参加している以上、何もできない奴が参加しているとは考えにくい。」
天道の聡明ぶりに、巧は悪寒さえ感じた。
「偉く頭がいいんだな。どういう構造してんだか。」
また、皮肉混じりに返すと――――
「当然だ。俺は天の道を行き、総てを司る男だからな。」
――――例の名乗り口上が帰ってきた。
「どうした?来ぬのならこちらから行くぞッ!」
痺れを切らし、ジャークミドラが突進してきた。
「さぁ、早く離れろ!」
そういうと、何処からとも無くカブトゼクターが飛んできた。
「ああ、わかった!」
あきらを連れて、巧みは近くの岩陰に隠れた。
それと同時に、天道はカブトゼクターをつかむ。
「変身!」
カブトゼクターをベルトに装着する。
『HENSHIN』
電子音声が流れ、六角形の鎧が体を包む。
そこには――――カブト・マスクドフォームが立っていた。
その姿を見て、ジャークミドラは動揺する。
「!?………そうか。さては、仮面ライダーBLACK RXの仲間だな!」
天道も、聞き覚えの無い名に興味を示す。
「BLACK RX?何だそれは。新しいライダーシステムか?」
予想外の反応を見せたため、ジャークミドラはますます動揺する。
「どういうことだ!?BLACK RXや歴代ライダー以外に、未だこんな奴がいるのか!?ええい、もうどうでもよいわ!」
ジャークミドラが大剣をカブト目掛けて振り下ろす。
「ハッ!」
が、カブトはそれを軽く避け、相手の腹に強烈な突きを打つ。
「グハッ………!」
ジャークミドラが一瞬怯む。カブトはその隙を見逃さなかった。
ゼクターの角に手をかけ、叫ぶ。
「キャストオフ!」
掴んだ角を倒し、装甲を弾き飛ばす。
『Cast Off』
装甲の下から角が起き上がり、同時に電子音声。
『Change Beetle』
飛んできた装甲を振り払い、再び剣を振り上げるジャークミドラ。だが――――
「クロックアップ!」
『Clock Up』
刹那――――その場にいるものすべての視界から、カブトの姿が消えた。
「なっ………グホァ!?」
一秒も経たぬ内に、体に衝撃が走る。
「ガッ!グッ!ゲフッ!!ゴハァッ!!!」
一発一発、力強い攻撃が叩き込まれる。
が、こんな状態でも、ジャークミドラは事を把握しようとしていた。
(何だ!?姿が見えなくなったと思ったら急に攻撃が何発も!?)
その不可思議な能力に、ジャークミドラはBLACK RXの姿を重ねていた。
(あやつもこんな能力までは持っていなかったぞ!?………まぁ、あやつもあやつでとんでもない能力を持っていたがな。)
ジャークミドラは仮にもクライシス地球侵略司令官。少しの手がかりから答えを導き出すことは容易かった。
(姿が見えなくなった途端攻撃が来た。ということは透明化能力か?いや、それだけではこれほど早い攻撃もできまい。となれば………)
――そう。超加速能力。今カブトは、目に見えないほどの速さで動いているのだ。
◆
カブトは、クロックアップにより切り離された時間の中、ジャークミドラを確実に押していた。
一発、一発。そして、また一発。力強く、確実にダメージを与えていく。
ジャークミドラの叫びさえ、遅すぎてカブトの耳には届かない。
(この勝負、俺がもらった!)
ジャークミドラを遠くに蹴り飛ばし、ゼクターのボタンを押す。
『One』
『Two』
『Three』
ゼクターの角を戻し、叫ぶ。
「ライダー、キッ……」
天道の誤算は一つだけだった。
とても大きな、一つの誤算。
それは――
『Clock Over』
「………!?」
超加速に時間制限がかかっていたこと。
クロックアップが解けた瞬間、ジャークミドラの大剣がカブトを襲う。
それを避ける時間は、カブトに残されていなかった。
「グァァ!!」
カブトは直撃を受け、弾き飛ばされた。
その光景を巧はただただ見ているしかなかった。だが――
「何だよ!?一回消えたと思ったらまた現れて……そんでやられて……」
巧は、自分の無力さを嘆いていた。
「せめて、ファイズフォンがあれば……」
そう。自分に渡されたのはファイズドライバーのみ。
変身にはこれとファイズフォンが必要不可欠。
「こうなったら…………ッ!」
自分のもう一つの姿――――ウルフオルフェノク。
これを使えば天道の窮地を救うことはできるだろう。だが――――
「………………ッ!!」
そんなことをすれば、今まで同様、また自分を拒絶するだろう。
しかし、迷っている暇は無い。
顔に紋章が浮かぶ。が、そこで巧はあることに気がつく。
「…………?」
あきらのそばに何か落ちている。おそらくあきらの支給品だろう。
拾い上げようとして、巧は立ち止まる。
「おい…………これって…………」
◆
天道は、さっきと打って変わって押されていた。クロックアップの制限に気付けなかったせいだ。
深く考えれば見抜けないことではない。天道はそんな自分の不甲斐なさを呪った。
「どうした!そちの力はその程度かァッ!?」
ジャークミドラは依然攻撃を加える。
自分も、これで終わりか………
そう覚悟した瞬間、ひよりの顔が頭をよぎった。
その時、声が聞こえた。
「おい!そいつをはなしな!」
振り向けば、巧がこちらに向かって歩いていた。
自分のとは別のベルトをし、妙なデザインの携帯を持って。
巧は携帯を開き、ボタンを押す。
――Standing By――
ファイズフォンから電子音声が鳴り響き、それを掲げる。
「変身!」
聞き慣れた言葉を叫び、ベルトに差し込む。
――Complete――
ベルトから赤い閃光が走り、巧の体を包む。
その光が止んだ時、銀色の戦士――ファイズが立っていた。
手首を振り、走り出す。
「ウラァッ!」
ファイズが拳を突き出す。
ジャークミドラも剣で防ごうとするが、逆にその剣を砕かれてしまった。
「なんという力だ!?」
ジャークミドラは飛びのきながら叫ぶ。
「おい、大丈夫か?」
巧が天道に手を差し出す。
「ああ、なんとも無い。」
差し出された手に掴まり、天道が立ち上がる。
「さて、問題はあいつだ。」
ジャークミドラのほうを見ながら巧が言う。
「それなら俺にいい考えがある。少し耳を貸せ。」
◆
「一人が二人になったところで余には勝てぬわ!行くぞ!」
再びジャークミドラが走り出す。
「クロックアップ!」
『Clock Up』
再びカブトがクロックアップを始める。
「ふん、その技には時間制限がある。ならばその時間まで耐えていればいいことよ!」
ジャークミドラは勝ち誇ったように言う。
が、天道はもうそのことも計算に入れていた。
(クロックアップの制限は普段の半分というところか。ならば、)
『One』
(クロックオーバー直前に)
『Two』
(予備動作を完了させる。)
『Three』
(そうして、相手の注意をこちらに引き付ける。)
『Clock Over』
再びカブトの時間が通常の時間に引き戻される。
「ライダー、キック。」
『Rider Kick』
雷撃と共に、カブトの強烈な蹴りがジャークミドラに打ち込まれる。
「グォォッ!?」
ジャークミドラは宙に飛ばされたが、まだ勝利を確信していた。
(この程度の攻撃が決め技なら余の勝ちだ!)
だが――――
「乾!いまだ!!」
「何!?」
天道の叫びに思わず振り向けば、自分目掛けてくる影があった。
――Exceed Charge――
「ゥラァァァァァァァッ!!」
ファイズだ。そして、電子音声と共に赤い閃光がジャークミドラへと向けられ、 衝撃と共に自分に訪れる。
「グァァァァッ!!」
体を貫き、ファイズが地へと降り立つ。
ジャークミドラは、そのまま砂浜に落下した。
「グッ………この勝負、そち等に預けておくぞ!」
吐き捨てるように言うと、いつの間にか戻ったジャーク将軍はどこかへ逃げてしまった。
「勝ったな。」
「ああ。」
変身を解いた二人は拳をぶつけ合い、勝利の喜びを分かち合った。
【乾巧@仮面ライダー555】
【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:海岸J-7】
【時間軸】中盤くらい
【状態】戦った後で少し疲れ気味。
【装備】ファイズドライバー、ファイズフォン
【道具】ミネラルウォーター×2(一本は半分消費) カレーの缶詰 乾パンの缶詰
【思考・状況】
1:園田真理を探して合流する (草加は多分大丈夫的発想。)
2:天道と協力し、脱出して神崎士郎をぶん殴る
3:あの変なやつはしばらく動けないだろう。
【天道総司@仮面ライダーカブト】
【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:海岸J-7】
【時間軸】ハイパーゼクター入手後
【状態】若干疲労 至って冷静
【装備】カブトゼクター&ベルト
【道具】食料など一式
【思考・状況】
1:日下部ひよりの保護
2:脱出して(首輪の解除とハイパーゼクターの入手)神崎を倒す
3:乾巧の心根を気に入り、天美あきらには樹花を重ねている
【天美あきら@仮面ライダー響鬼】
【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:海岸J-7】
【時間軸】中盤くらい
【状態】気絶中
【装備】破れたインナー・鬼笛・ディスクアニマルアカネタカ&戦国時代のディスクアニマル
【道具】ファイズフォン
【思考・状況】
1:絶対に生き残る
2:とりあえずは巧と天道についていく
※戦国時代のディスクアニマルは、制限により実際のその動物並みにしか巨大化できません。(シロネリオオザルはゴリラ並み)
※あきらの食料はほかの参加者より多めになっています。
【ジャーク将軍@仮面ライダーBLACK RX】
【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:海岸H-8】
【時間軸】ジャークミドラに改造後
【状態】
【装備】杖
【道具】不明×2
【思考・状況】
1.RXを殺す。
2.この戦いに勝ち残り同士達の下へ帰還する。
ふぅ。やっと書けた。
途中アクシデント(パソがフリーズし保存してない戦闘シーンすべて吹っ飛ぶなど。ていうかつい数十分前。)もありましたが
無事書けて良かったです。放送案も、それで良いと思います。
でわ、おやすみなさいです。
GJ!
誰も死なないのが意外でしたが、熱い戦いでした。
巧も天道も格好よかったです。
気になったことが一つ。ジャーク将軍の状態の未記入です。
余裕があるときにでも修正してもらいますと、次が書きやすいです。
それではおやすみなさい。
避難所の本スレに試案その2を投下します。
意見をお願いします。
投下乙。
ちょっとキャラに違和感。
(いきなり支給品の話、あきらが怯えているのに食料を取りに行く、等)
それと、あきらの持ってた食料。
米に2キロと佃煮程度で、そんなに大量だったか?
投下乙です。
こういうコンビネーションってクロスオーバーの醍醐味の一つだよね。
アクセルファイズとクロックアップの高速連携が見られるときが来るのかな?
投下乙
俺もキャラに違和感というか、天道が妙に諦め早く感じた
あとファイズはクリムゾンスマッシュを放ったの?
ファイズポインターは他の参加者の支給品じゃなかったか?
投下乙です。
カブトとファイズの連携プレーが良かったですが、私はジャーク将軍に違和感。
天道は外には決して弱みは見せませんが、内面ではどうかはアレなのでありかなと思いましたが、ジャーク将軍は弱すぎかと。
多少のひいき目はあるかも知れませんが、一応10人ライダーやRXを圧倒できる実力の持ち主ですし、
それが制限されているとはいえ、初期装備のみのカブトに翻弄されたり、ファイズに剣を砕かれたりするのはちょっと。
それにファイズたちにはパワーアップアイテムもありますし、1vs1でいい勝負なのにパワーアップしたらそれこそパワーアップアイテムのないキャラは雑魚化するのではと思いました。
>>656 前スレの議論811で、メインの必殺技が撃てる装備のみデフォルトという話になった。
ファイズポインター、カイザブレイガンは初期装備で合ってます。
乙
クロックアップで姿が消えたのが少し気になった
お二人ともGJ!
まとめサイトの更新乙です。
それと、第一回放送のその3に一票。
いよいよ夜も明けて、バトルも激化していきそうですね。
今後の展開を楽しみにしております。
しばらく仕事が忙しいので読み手に回りますがまた復帰の際には皆様よろしくお願いします。
◆E1yyNEjdEc氏、まとめサイト更新乙です。
本編の経過が分かりやすかったです。
◆TJ9qoWuqvA氏、第一回放送案を投下乙です。
放送案はのその3に一票です。
◆ooH1rChbak氏、投下乙です。
巧と天道の連携が上手かったです。
放送後の話を予約したいのですが
第一回放送内容が決まってからの方がいいですか?
ジャーク将軍知らないから印象でしか言えないけど、クロックアップで殴られまくったり、ライダーキックが大して効いてなかったりでカブトに関してはいいと思う。
でもファイズがパンチで剣を砕くってのはどうかな。必殺技が(剣に)直撃した、ならまだわかるけど。
あと、天道達が出逢ったSSでは、巧は普通にオルフェノクに変身する気だったみたいだけど。
一旦打ち解けたからやりづらい、ってことかな?
第一回放送を投下します。
ピ〜ン♪ポ〜ン♪パ〜ン♪ポ〜ン♪
天より殺伐とした場に相応しくない、能天気な音が響く。
続けて鏡より、窓より、水より、金属より、とにかく何かを反射できる物体より、青い奇抜な衣装の女性が向こう側に現れた。
『はぁ〜い、皆さんおはようございまぁ〜す。
気持ちのいい朝を迎えられましたかぁ〜? 私はぐっすり眠って、元気いっぱいでぇーす。
夜更かししちゃった悪い子は、目を擦ってお姉さんの話を聞いてくださいね〜。
それじゃあ、死んでしまった人たちを発表しまーす。
岬ユリ子さん、財津原蔵王丸さん、佐伯栄さん、立花籐兵衛さん、剣崎一真さん、珠純子さん、以上六名でーす。
六人死んじゃって、残り四十四名になっちゃいました。頑張ったのに死んじゃって、えーん、可哀想。
でも神崎さんはこの結果に満足しています。みんな積極的でとーーっても嬉しいそうです☆
皆さんこの調子で頑張ってくださいって言ってました。よかったですね〜。
そうそう、今から発表する時間に、指定した場所に近づいちゃうと首輪がばぁ〜んって爆発しちゃいます。
七時に樹海A1エリア。九時に市街地D5エリア。十一時に採掘場F8エリアです。
六時間後にお姉さんの声を聞きたい人は、ボ〜っとして近寄らないように気をつけてね☆
そうそう。メモを見た人は知っていると思いますけど、最後の一人にはなぁんでも願い事を叶えてくれるっていう神崎さんから素敵なプレゼントがあります。
それでお姉さんからも最後の一人に素敵なプレゼントをあげちゃいます。そ・れ・は、お姉さんのキッスでぇ〜す。
キャッ、恥ずかしい〜。恥ずかしいついでに神崎さんからお得な情報で〜す。
現在海岸H10エリアにオ・タ・カ・ラが放置されています。興味がある人は向かってみてね☆
そ・れ・と、剣を使うのが得意な人はJ4エリアに行ってみましょう。素敵な聖剣がグーグーお休みかもしれません。
それじゃあ、六時間後にまた会いましょうね〜』
ピン♪ポン♪パン♪ポン♪
再び、ふざけた音が鳴り、放送の終わりを告げる。
甘い声は参加者たちの心にさまざまな漣をたて、姿と共に消えていった。
投下終了。
麻生勝、園田真理、ドラス、マシーン大元帥を予約……と、言いたいのですが、
既に書きあがってますので投下していいでしょうか?
放送投下乙です。
予約は絶対必要なものでは無いので投下して構わないと思います。
秋山蓮、日下部ひより、草加雅人、シャドームーン、氷川誠を予約します。
それでは投下します。
月が照らす木々の間を、枯葉を踏みしめ進む男女が一組。
麻生は制限されているとはいえ、ネオ生命体の発達した五感で周囲を警戒しながら、真理の前を進む。
時々木の根に足をとられないよう注意すると、子ども扱いされたと思ったのか、機嫌が少し悪くなった。
だが気になったことがあるのか、すぐに明るい声をかけられる。
「そういえば麻生さんには何が支給されているの?」
「妙な絵柄のトランプ。しかも枚数が中途半端なんだ」
言いながらデイバックよりカードを取り出す。
麻生の手にはダイヤの4と8、クラブの7、ハートの3と4と7、スペードの4が握られていた。
「本当に中途半端だ。せっかく巧たちを待つ間にババ抜きでも出来ると思ったのに」
殺し合いの場に相応しくない暢気な言葉に苦笑する。
健全な生を全うしている証拠だ。彼女と話すのは、自分が歪められた命だと思い込んでいる麻生にとって楽しくてしょうがない。
獣道を歩きながら真理が話すのは夢、友人、憧れの人など極々普通のことだった。
特に話の中で出てくる乾巧の話は興味深かい。彼の悪口を言う真理の様子は活き活きとしており、お互い遠慮の無い関係なのが伺える。
そして彼女の語る乾巧の姿は、仮面ライダーのようだった。
口はともかく、己の身を顧みず、他人を守ろうとする心根であることは充分分かった。彼なら自分と協力してくれるだろう。
この殺し合いの場に希望を見つけ、足取りが軽くなったのを感じる。
「そういえば私、何度か死に掛けたことがあるんだ」
真理に相応しくない事実が告げられる。雰囲気も少し暗くなっていた。
「同窓会の集まりで狼のオルフェノクに襲われた。友達も次々倒れて、私も……」
真理が両手で自分自身を抱きしめ、恐怖で震える。
麻生は、先程「化け物」の単語に過剰な反応を示した理由が分かった。
「元の世界に戻ったら、その狼のオルフェノクを何とかしないとな。俺もファイズや仮面ライダーと一緒に戦う」
「それはちょっと……」
「頼りないか? 俺はこう見えても結構鍛えているんだけどな」
「それは見れば分かるよ。でも麻生さん、どこかそそっかしい所がありそうだし……」
「真理ちゃん、それは酷いな。確かに最初会ったときは誤解して取り押さえちゃったけど……」
真理がぷっと吹き出す。困った表情が可笑しかったらしい。
穏やかな空気が流れ、とりあえず満足する。しかし、ネオ生命体の五感が危険を告げ、暖かな場が凍りつく。
前に集中して視線を向けると、数百メートル先の視界に奴を見つけ、右手で真理を制する。
「麻生さんどうしたの? 急に止まったりなんかして」
麻生の後ろから様子を伺うように身を乗り出されると、真理は口元を隠し悲鳴を漏した。
目の前に立ちふさがる、月明かりに鈍く輝く鋼のボディ、紅い二つの複眼、長い触覚を備えた麻生の宿敵、ネオ生命体ドラス。
「ドラス……」
呟き、真理の手を取り、走る。足元にドラスのレーザーが放たれ、爆発を掻い潜ると、今度は銃弾が麻生たちを襲う。
ドラスの右手にマシンガンが握られているのを確認し、蛇行して木を盾にしながら進む。
側の樹木に数個の穴が生まれ、ドラスから離れようと駆けるが、引き離せない。
「あっ!」
真理の声が上がり、転倒した彼女を助けようとして足を止める。丁度、雲に隠れていた月が姿を見せ、その場を照らした。
「イヤアアアアアアアアア!!」
真理が足を引っ掛けたそれは、初老の男性の惨殺死体だった。
麻生でさえ吐き気を催す凄惨な場に、ドラスが佇む。腕を構えるのが見え、拳から肘を切り離し、殺意を乗せ二人に迫る。
(まずい!)
一度受けた技であるだけに、結果を容易に想像できた。二人に当たるのに後コンマ数秒となる。
トラック同士が衝突したような轟音が葉を揺らす。ドラスが待ち望んでいたと言いたげにこちらへ視線を向けた。
鋼の腕を掴む、自らの緑に染まった身体を見つめる。麻生勝は正義の化身、仮面ライダーZOへと変身したのだ。
園田真理はひたすら混乱していた。
(麻生さん?)
濃緑色の身体、血管のように身体に縁取る金の線、目の前の化け物と同じく紅い瞳に細い触角。
その姿は、真理の知る無骨な青年、麻生勝とは似つかない怪物だった。
「真理ちゃん、怪我は無いか?」
自分に差し出される緑の手。瞬間、凍りつく。
――沸きあがる悲鳴、次々倒れる幼馴染たち、自らを掴む灰色の狼、血の匂い――
手を払いその場を逃げる。真理の心は恐怖によって支配されてしまった。
追い詰め、やっと変身したと思ったら、今度は少女に手を払われ、逃げられていく。
彼女を掴もうと虚しく空を切る手が可笑しくて、溜まらず肩が揺れる。
(なんだ、あのお姉ちゃんに正体知られるのが怖かったんだ。でもお兄ちゃん、結局拒絶されちゃったね)
「何が可笑しいっ!」
拳を震わせ、自分へと荒げた声をかけられる。
(何が可笑しいかって? 全部だよ。お兄ちゃん)
一歩踏み出し、ZOを受け入れようと腕を広げる。
(愚かな人間と一緒にいる必要は無いよ。僕と一つになろう)
「断る! 俺は今度こそお前を倒す!」
心の声が聞こえたわけではないだろうが、一度ドラスに吸収されたことのあるZOはドラスの意図に気づいたのだろう。
威勢良く宣言され、仕方ないなと肩を竦める。
「とおっ!」
跳躍され、上から拳を叩きつけられる。たまらず膝が折れ、続けてボディーブローを腹に食らう。
近くでは銃が使えないと悟り、ひとまず捨て、怪魔稲妻剣を下段から上段へと切り裂く。
ZOの脇腹から右胸まで、浅い切り傷が走り、警戒され距離をとられる。着地点に狙いをつけ、レーザーを放つ。
しかし、木々を上手く盾にされ、再び接近戦へと持ち込まれる。剣を上段から振り下ろすが、柄を持つ手を叩かれ、剣が滑り落ちた。
(しまった)
ZOのストレートがドラスの胸へと五発打ち込まれる。
(調子に乗らないでよ! お兄ちゃん!)
六発目の拳を掴み、木へと叩きつける。
「がっ!」
ZOが呻き声を上げ、二、三度振り回し投げ捨てる。
地面に倒れたZOを踏みつけようとするが、転がられ、岩盤を砕くのみとなった。
「とうぁっ!」
ZOが後方へ回転し、顎へと蹴りを入れられる。溜まらず後ろに下がると、右足に力を込めるZOの姿が目に入った。
(このままではやられる!)
自分を葬ったZOの必殺技、ZOキックの気配を感じ、右肩へとエネルギーを蓄える。
「おぉぉぉぉぉぉっ!!」
真横に飛びながら、迫るZOに最大のレーザーを撃ち放つ。
身を焼かれながらもZOは勢いが衰えず、ドラスの身体に再びキックが当てられた。
吹き飛ばされ、木を折り続ける。三本目でようやく止まり、自分のひび割れた胸を見つめる。
(くう……)
ダメージが浅くないことを悟り、ZOの様子を伺う。
「ぐ……ふ……」
ZOも膝をつき、同程度のダメージだと推し量る。
だがお互い止めるつもりは無く、決着をつけようと近づく。すると、急にZOが麻生勝の姿へと戻った。
(……どういうつもり?)
疑問が浮かぶ。このタイミングでの変身解除は、麻生にとって不利のはずだからだ。
しかし、麻生は驚愕の表情で自分の両手を見つめている。その様子を見て、麻生の意思で変身を解除したのではないことを悟った。
(なるほど、神崎の制限か。残念だったね)
聞こえぬ笑い声を内に上げ、接近しようとする。突如、視界が暗くなり、地面に膝をつく。
(……っと、言いたかったけど、やっぱり僕も限界みたい。悔しいけど、ここは退いて機会を見なくちゃ)
麻生と違い、制限具合を確かめていた分、ショックは小さかった。
睨み、ふらつきながらマシンガンと剣を回収し、その場を離れる。
(今の僕じゃ止めは刺せない。お兄ちゃん、また会おうね)
無邪気な思考は一方的な再会を約束をし、淡く光る朧月に惹かれるように駆けていった。
「待てっ! ドラス!」
離れていく鋼の背中に手を伸ばす。虚しく空を掴むことしか出来ず、臍をかむ。
もう追いつけないことを悟ると、真理のことを考える。
(ドラスは一先ずおいて置く。今は真理ちゃんを優先させないと。彼女を一人にしてはいけない)
踵を返そうとするが、体が言うことを聞かず、地面に倒れ伏す。
起き上がる体力も残っていなかった。それでも諦めきれず、石を掴み這いずって進もうとする。
(俺はここで倒れる訳にはいかない。どこかで真理ちゃんが狙われているかもしれないんだ)
思い出すのは、自分を見つめる視線。恐怖のこもったそれが、刃と化し麻生の心を抉る。
それでも、麻生は真理を守ろうとすることをやめない。
化け物扱いされるのには慣れていることもあったが、もともと彼はこんなことで挫けるような柔な心は持っていなかった。
むしろ、真理が傷つくような理不尽な出来事の方が耐えられない。
心に活を入れ、右手に力を込める。しかし、願いは叶わず視界が歪み、ついに体力の限界が訪れる。
麻生は無念の意を抱きながら、闇に落ちていく。彼の側には儚い野花が佇み、静かに見守っていた。
麻生の手を払いのけてから時間が経ち、真理は幾分落ち着きを取り戻していた。
(麻生さんに酷いことしちゃった)
励ましてもらった。庇ってもらった。守ってもらった。なのに、自分は逃げるだけ。
同窓会の惨劇を思い出したなど、言い訳にもならない。
(私、口ばっかりだ。麻生さんに最後まで関わるって言ったのに)
後悔が真理の心を消耗させる。その彼女に、更なる闇が天空より現れた。
ピン♪ポン♪パン♪ポン♪とこの場に相応しくない音と共に流れるのは、またもこの場に相応しくない若い女の声。
しかし、女の告げる事実は多くの人間を絶望に叩き込んだ。
「もう、六人も死んでいるんだ……」
呟くと、現実が重みを増し、心を圧迫する。目の前には暗闇しかないような気がしてきた。
絶望に負け、膝が折れる。そんな彼女に、闇を切り裂くようにして、陽光が顔を照らした。
顔を顰めながら、光の軌跡を辿ると、丘より顔を覗かせる太陽が見える。
(ここまで来てたんだ)
無我夢中で逃げていた為、場所を確認する余裕は彼女に無かった。すぐさま地図を広げ、現在地を確認する。
彼女が赤い丸をつけたC6エリアの丘。最早目的地は目の前だった。
一緒に戦いを止める為に呼びかけようと言った麻生はいない。
だが、この島のどこかでは殺し合いを止めようとする、巧や草加がいる。
(巧、あんたは今どうしてる? ……聞くまでも無いか)
我がままな猫舌は、どこか彷徨いながら人を助けているだろう。
ファイズが発していた赤い光と陽光が重なり、顔だけでなく心まで照らされた気がした。
パンッと、自分の両頬を叩き、気合を入れる。今の彼女の目に迷いは無い。
自分がすべきことが自然と分かったからだ。
(この島にはさっきの私みたいに絶望している人がいる。だから伝えないと。仮面ライダーのことを。ファイズのことを!)
淡く儚い希望。ただそれを伝える為に真理は丘を目指す。目はひたすら前しか向いてなかった。
(たった六人しか死んでないんだ)
意外に思い、名簿を取り出す。記載された人数は五十一人。
最初に見せしめとして死んだ青年を含め、残りは四十四人となった。
(意外と強い人たちが集まっているのかな?
最初会ったおじちゃんは弱かったけど、デストロンやデルザー軍団の連中は油断できない連中みたいだし)
ZOと戦ったことにより、慎重になる。
(色々制限されているけど、一番きついのは再生能力の制限だね。
戦闘能力やエネルギーの消費の制限比率と比べて考えても、特に制限されている。
目的は死に易くするためかな。どうも神崎は次々と殺し合わせたいみたい。何が目的なんだろう?)
思考しながら首輪を弄ぶ。明らかに自分の世界とは別の技術の結晶であるマシンガンと剣を見つめた。
(神崎、あいつは時空を超えたり、僕にしたように死んだ連中を蘇らせることが出来るのかな?
さっきの放送通りメモを見ると、願い事を一つ叶えるとある。だとしたら出鱈目だね。まるで神様だ)
人の身でありながら、ある意味自分よりも完璧といっていい神崎に対し、僅かな畏怖が現れる。
(まあいいけどね。神崎の目的が何であれ、僕は完璧になってやる。
神をも超越する、完全な生命体に。そのあかつきには神崎、完全な僕が殺してあげるよ。まずはZOの吸収、いや、身体を回復させなきゃ)
恐れを恥じるかのように、己が目的を強く意識する。
大樹にもたれかかり、意識を回復に集中し、麻生のいる方向へ視線を向け、笑うように肩が上下する。
(それまで死んじゃいやだよ。頑張って生き延びてね)
暗い激励を闇より告げる。光が生む影の中、鋼の哄笑は止まらない。
「よいしょっと」
木々を抜け、頂上へと辿り着くと、孤独を紛らわす為に呟く。
風が吹き抜け、真理の髪を舞い上がらせる。眼下には静かな住宅街が並んでいた。
所々破壊の跡が見て取れ、殺し合いが加速しているのが分かる。
ごくりと唾を飲み込み、バックの中に手を入れ、拡声器を取り出す。
スイッチに触れようとする手が震える。恐怖と孤独が寒さを伴い心を責めた。
先程のドラスという化け物と、同じような連中がいるのは確実だ。今しようとしていることは、味方より敵を呼び込むだろう。
目をぎゅっと瞑り、指先に無理矢理力を入れて、スイッチをオンにする。
(ここで逃げたら、私は巧や麻生さんと一緒に戦う資格は無い)
そう思うと、心が切なくなった。
(ファイズや仮面ライダーの事を知らせなきゃ。みんなが勇気を持ってくれれば、きっと帰れる。また夢を追いかけれる!)
そして、胸が熱くなる。拡声器を口元に運ぶ手はまだ震え、視線が彷徨う。真理は己の心と、残酷なゲームに戦いを挑んだ。
「みんなぁ! 殺し合いなんてもうやめてー!!」
真理の必死の声が、エリア全域に広まる。高性能な拡声器らしい。自分の声が巧に届くことを知り、少し安堵した。
「殺し合えって言われたからって、人を殺すなんておかしいよ!
帰りたいから殺すの? 守りたい人がいるから殺すの? ただ殺したいから殺すの? 怖いから殺すの?
それじゃ、誰も救われない! ただ言われるままに殺し合ったって、あのコートの男が約束を叶えるはずが無い!
私たちは力を合わせて、ここから脱出しなくちゃいけないんだよ! 殺し合ったって帰れるわけが無いよ!
そして何も力が無くて脅えている人! 私もそうだった! でも、危ないとき何度も助けてくれた救世主がいる!
私の夢を守ってくれた巧、ファイズがいる! 私を助けてくれた麻生さん、仮面ライダーがいる!
他にもカイザの草加くんや、もう一人の仮面ライダー、瀬川さんって人がいる!
だから諦めないで! ファイズは、仮面ライダーは……」
空気を肺いっぱいに吸い込む。過去の記憶、闇の中で自分を背負い、火と煙を突き進み、真理の光となった少年の背中が浮かんで消えた。
「闇を切り裂いて、光をもたらす! こんな殺し合い、ぶっ壊してくれるから、脅えないで自分と戦って!
私たちにあるのは闇だけじゃない! 希望だっていっぱいある!
だから、強く! 正しく生きて! 諦めないで! みんなぁーーー!!」
胸の熱さを吐露し、肩を上下させ息が荒くなる。喉が焼けるように熱い。
だが伝えたいことはまだある。自分の主張はまだ終わっていない。
「麻生さぁぁぁん!! ごめんなさい!! 私……!!」
しかし、謝罪は形にならず、銃声が拡声器を通して拡大され、肩が熱を持つ。
身体を倒すとき、青と赤の怪物が銃を構え現れた。
「愚かな奴だ。自分の居場所をわざわざ宣伝するとは」
額に向けていた銃を逸らす。
「仮面ライダーの知り合いめ、嬲り殺しにしてやる」
無表情のまま、真理にとっての闇として存在する。
――真理が知ることは無かったが、マシーン大元帥は一度真理を見落としている。木々が邪魔をし、真理に気づかなかったからだ。
――訴えを聞き、マシーン大元帥は仮面ライダーの知り合いと思い、殺しに来たのだ。策略より復讐心が上回ったために。
(せめて麻生さんに謝りたかったな……)
残念な気持ちを抱える彼女に、無慈悲な弾丸は迫った。
朝露が垂れ、顔に当たる。眉を顰め、目を二、三度瞬かせる。
両腕に力を込め、身体を起こす。ギシギシいいながらも、自分の自由に動くことを確かめた。
(完全ではないが、体力は回復したようだな。早速真理ちゃんを探さないと)
時間を浪費したことを惜しみ、駆け出そうとしたとき、真理の声が響き渡った。
――みんなぁ! 殺し合いなんてもうやめてー!!
驚き、声が聞こえた方向を向く。自分が指定した丘がある方向だ。
真理が拡声器を使っていることが分かり、焦る。このままでは彼女は殺人鬼の格好の獲物だ。
「変身!」
少しでも早く駆けつけるため、ZOへと身体を変える。
――殺し合えって言われたからって、人を殺すなんておかしいよ!
続けて出てくる真理の言葉は、ZOの胸に響く。おそらく、このゲームを止めようとしている人々にも、同様に受け取ってくれているだろう。
問題は、この言葉を邪魔だと思う、ドラスのような連中だ。多くの人を勇気付ける、真理の言葉を阻止しようとするだろう。
木を次々と避け、丘のふもとが見える。さらに加速し、ひたすら真理のもとへと進み続ける。
――ファイズは、仮面ライダーは……闇を切り裂いて、光をもたらす!
彼女は自分を希望としてみてくれている。化け物の自分を、だ。
(死なせない。そして彼女の言う闇を切り裂いて、光をもたらしてみせる!)
決意を乗せ、疾走する。だが現実は、ZOを追い詰めるかのように、残酷な結末を空から知らせた。
乾いた銃声が拡声器を通して聞こえる。いや、頂上が見え始めたZOには生の銃声も聞こえていた。
林を抜け、目に入るのは真理に銃を向ける、右半身が青、左半身が赤の怪人だった。
右足に力を入れ、怪人に蹴りを放とうとしたとき、再び麻生の姿に戻る。
スピードが落ち、真理に凶弾を撃たれる。変身が解けさえしなければ、ギリギリ間に合うはずだった。
血反吐を吐く真理の姿を見て、悔しさに奥歯を噛み締めながらも、麻生は生身のまま飛び蹴りを浴びせた。
「なにっ!」
後ろからの不意打ちに、怪人が吹き飛ぶ。怪人のデイバックが宙に放り出され、坂を転げ落ちる。
構わず真理を抱き起こす。
「真理ちゃん!」
急所は外れているもの、出血が止まらない。今すぐ手当てをしなければ命に関わる。
「麻生さん……来てくれたんだ……」
弱弱しい呟きが、真理の口からこぼれる。
「当たり前だ。ここから逃げて手当てをする」
抱き上げ、その場を後にしようとする。もちろん、その逃走を怪人が許すはずが無かった。
「逃がすか!」
額の宝石から光線が発射され、地面が抉られる。
「よくもデルザー軍団改造魔人、マシーン大元帥を足蹴にしてくれたな。二人仲良くあの世に送ってやる」
言いながら構えた機関銃が火を吹く。真理を抱え何とか避ける。
(くそっ! 走るたびに真理ちゃんにかかる負担が大きすぎる!)
真理の血が麻生の両手を赤に染める。変身はまだ出来ない。
「……麻生さん。あのね、私謝らなくっちゃいけ……ないんだ」
「いいから喋らないでくれ! このままでは死んでしまう!」
マシーン大元帥の放つ光線が、木々をなぎ倒す。二、三本倒したところでエネルギーの消耗が大きいことに気づいたのか、機関銃を使う。
「私ね、嘘……吐いちゃった。麻生さんと一緒に……戦いを……止めるって言ったのに、仮面ライダーになっただけで……逃げちゃった」
「いいんだ! そんなこと!」
「良く……ないよ。麻生さんを……傷つけて、私は本当に……馬鹿だ」
自分の傷の痛みでなく、麻生の心の痛みを心配する真理が死にそうな現実に、心が張り裂けそうだった。
銃弾の雨あられから一時的に逃れるため、大樹に身体を隠す。
「どうした? もう降参か?」
マシーン大元帥が嬲るように声をかけ、麻生たちに近寄ってくる。
(どうすればいい? あいつを倒さないと真理ちゃんを手当てすることも出来ない。だが今の俺は変身できない)
ネオ生命体の五感が鈍くなっているのを考えると、制限を受けた結果だろうと予測する。
しかしこの場で出た答えは麻生を更なる闇へと突き落とすだけだ。
忌まわしいと思っていた変身をしたいと、今ほど願ったことは無かった。
一%の可能性に賭け、生身で挑もうと真理を木にもたれさせたとき、足に金属が当たる感触を感じる。
視線を向けると中身が飛び出したデイバックと、「ZECT」と中央に刻まれた銀のベルトを発見した。
突然、真理が話したベルトで戦うファイズの物語を思い出す。
ベルトを腰に巻き、木の陰から躍り出た。
「俺に挑むとは、自棄になったのか? それとも馬鹿にしているのか?」
呆れたように言われ、光線を額から発射させられる。粉塵と共に吹き飛び、身体を地面へ叩きつけられた。
肺が空になり、全身をバラバラになりそうな衝撃が駆け巡る。
ゆっくりと、マシーン大元帥が歩み寄り、機関銃を構えた。麻生は全てが闇に包まれる錯覚を起こす。
それでも、光を諦めきれず、右手を前に突き出した。
(俺はどうなっても構わない。真理ちゃんだけは助けたいんだ。彼女を夢が叶えられる日常に帰したいんだ!
お前が真理ちゃんの言っていたベルトなら、俺に力を貸してくれ! 俺に光をくれ!)
祈りに力が込められる。マシーン大元帥が引き金に指をかけた。
「死ぬがいい」
冷酷に現実が告げられ、麻生を絶望で染めた。それでも僅かな希望に縋るのをやめない。
「ここで、終わってたまるか!」
叫びに呼応したように、突如、空間が裂け、小さな影が現れる。
「ガッ!」
緑と赤の混じった影がマシーン大元帥の腕を弾き飛ばし、右へ左へと跳ねながら麻生の右手に納まる。
「これは……」
赤と緑の半身を持つバッタ型のメカが、目を瞬かせる。
バッタのミュータントにテレパシーをかけられた過去を持つ麻生には、バッタ型のメカが自分を使えと告げているように思えた。
「キサマァ!」
声を荒げ、体勢を立て直すマシーン大元帥を見据え、ベルトのスイッチを入れてバックルを開く。
右肩をマシーン大元帥に見せるように身体を捻り、右手を左肩まで上げ、左手は腰に据える。身体を徐々に正面へと開き、
「変――――」
地の底より響くような、低く厳かな声を上げる。右手を右腰まで一気に振り下ろす。
「――――身!」
言い終え、バッタ型メカをベルトへと、話に聞いたファイズのように装着させる。
『HENSIN』
ベルトが宣言のように、森で電子音声を上げる。六角形の金属片が精製と構成を繰り返す。
黒のグローブが緑の小手に包まれ、棘のようなショルダーアーマーが姿を現し、三角形を上下左右にあわせた胸のアーマーが完成する。
脚は黒をベースに、緑の金属片が関節を守るように纏わり付き、バッタの脚を模した金のアンカージャッキを左足に顕在させた。
『Change Kick Hopper』
中央に角が存在する、赤い目と金のマスクを持つ、バッタの仮面の戦士が、中央のOシグナルと瞳を光らせ、変身を完了させる。
「キサマ! 仮面ライダーだったのか!」
マシーン大元帥が怒鳴り声を上げた。その声に応えるように構えをとる。視界の端には拡声器の口を自分に向けている真理が見えた。
「そうだ。俺は仮面ライダー……」
あたりに響く声に、ZOと言いかけて止まる。今の自分はZOでは無い。
「俺は闇を切り裂き光をもたらす、仮面ライダー! キック! ホッパァー!!」
彼は真理のために、始めて仮面ライダーの宣言を行う。真理が仮面ライダーの存在を知らせようと、傷をおして戦っているからだ。
それに応えられないようであれば、仮面ライダーを名乗る資格など無い。
木々がキックホッパーを祝福するように、優しく揺れた。
「おのれ、キックホッパー! ここで始末してくれる」
マシーン大元帥の構えた機関銃が銃弾を吐き出す。
「とうっ!」
跳躍し、ホッパーの名に相応しいジャンプ力で、上空から拳を叩き込む。
ガシッっと、拳を受け止められ、身体が空中で固定された。
「ハッ!」
そのまま、空中回し蹴りを側頭部に叩き込む。マシーン大元帥は呻きながら後ずさり、怪力に任せた拳を振り回された。
受け止め、手刀を首筋に二度打ち込む。だがマシーン大元帥は怯みもせず、キックホッパーを掴み、回して投げ捨てる。
「ぐっ」
大樹に叩きつけられ、敵が迫る。気合と共に右足を腹に叩き込み、身体をくの字に曲げたマシーン大元帥の顔面を脚で跳ね上げる。
怯んだ敵に、拳の連打を五度六度七度と叩きつけた。
「大元帥という名は、伊達や酔狂でつけている訳ではないのだよ!!」
ダメージを受けながら吼えるマシーン大元帥の拳を胸に打たれ、たたらを踏む。
続けてストレートを次々と浴びせられ、再び大樹へと追い詰められる。
首を掴まれ、足が宙に浮く。
「もうここまでだな! 観念するがいい!!」
宣言するマシーン大元帥を見つめ、キックホッパーは冷静に脇腹へと膝蹴りを放つ。
「ぬぅぅ」
ダメージを受けるマシーン大元帥に、畳み掛けるようにハイキック、ミドルキックと連続して蹴りを浴びせる。
「でやぁっ!」
続けて、身体をコマのように激しく回転させ、左足がマシーン大元帥の厚い胸板を蹴り飛ばし、マシーン大元帥の身を躍らせ、逆に大樹へと叩きつけた。
走り、勢いに任せ上段から蹴りを振り下ろすと、丸太のように太い腕に阻まれる。反動でお互い飛び退き、一間ほど間合いを開ける。
緊張が走り、お互い黙する。この間合いは、生死の境目だった。
数瞬にも、数時間にも感じられる時間が流れる。
二人の間に位置する樹木の葉がひらひらと散り、地面へと落ちた瞬間、弾かれるようにお互い飛び出し、赤と青の影と、緑の影が交差する。
お互いブレーキを効かせるため、足を滑らせながら、逆の位置へと背中合わせに入れ替わる。
「ぐっ」
キックホッパーが膝をつく。脇腹には血の雫が流れていた。
「グフッ!」
だが、マシーン大元帥の声が聞こえ、深手を負わせたことを確信する。
血を吐いたマシーン大元帥の胸には、自分の蹴り跡が深く刻まれているだろう。
つむじ風が舞うように、身体の向きを変える。敵はこちらを睨み、機関銃を手に取る。跳躍する準備をし、敵の射撃に備えた。
しかし、敵が銃口を向けた先は、自分ではなく、拡声器を自分たちに向ける真理だった。
焦り、真理に向かって駆ける。凶弾が放たれると共に、またもバッタ型メカの目が瞬き、キックホッパーは腰に手を当て、スイッチをスライドさせる。
『Clock Up』
「クロックアップ!」
バッタ型メカに導かれるように、声を張り上げる。瞬間、加速は音速へと変わった。
逆に音速の凶弾は、高校生の投げる野球ボールぐらいにスピードが落ちる。
真理を庇うように回り込み、手刀で凶弾を叩き落す。続けて稲妻のようにマシーン大元帥へ突進し、拳で機関銃ごと骨を叩き折る。
『Clock Over』
音速の時が終わり、敵の身体が木にめり込むほどの勢いで吹き飛ばされる。
だが、びちゃっと血を吐く嫌な音は、敵からでなく真理から聞こえてきた。最早猶予は無い。バッタ型メカの脚に手をかける。
「ライダージャンプ!」
『Rider Jump』
今度は逆に、バッタ型メカを導くように、メカの脚を上げながら、真理に聞こえるように叫ぶ。
鳩尾より、想いが脚にエネルギーとなって流れ、天へと飛翔する。続けて、メカの脚を下ろす。
「ライダァー! キィック!!」
『Rider Kick』
想いが頭を駆け、両脚へと伝わり、キックホッパーは両足を揃え、敵に迫る。
「調子に乗るな! 魔のピラミッド! レッドバリアァァァァッ!!」
赤いピラミッドがキックホッパーを閉じ込め、キックを封じようと迫る。
「これで身動きが取れまい」
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
鬼気迫る声を張り上げ、赤いバリアと蹴りが競り、バリアに亀裂を生ませる。
「馬鹿な! 俺のレッドバリアがこうも簡単に……」
消耗したマシーン大元帥のバリアでは、怒りに燃えるキックホッパーのキックを止められなかった。
ガラスが割れる音がし、バリアが崩壊する。敵の胸板に、キックホッパーの蹴りが叩き込まれる。
しかし、キックホッパーの蹴りは、マシーン大元帥の身体を数センチ木にめり込ませただけだった。
キックホッパーも消耗しており、バリアによって威力を削られたことが原因だ。
――真理ちゃんには、夢がある!
気合を入れ、想いを止めないよう、脚のアンカージャッキを起動させ、空中へ身を躍らせる。
そして加速、再度両足を揃え胸板に蹴りをぶち当てた。
轟音が鳴り、木がへし折れる。そのままの勢いで二本目の木に敵の身体を叩きつける。
「キ、キサマは俺より負傷しているはず。なのに……なんだ? この蹴りの威力は?」
血を吐きながら疑問を示す、マシーン大元帥に答える気は無い。
――美容師になり、多くの人を笑顔にする夢が!
三蹴目が、二本目の木をへし折りながら、敵を三本目の木に叩きつける。
――その夢を、キサマが奪おうとしている!
四蹴目は、マシーン大元帥の右肩を砕き、木の一部と共に抉る。
――だからこの蹴りに込められているのは俺の怒りじゃない! これは真理ちゃんの……
「夢の欠片がこもった! ライダーキックだ!!」
五度目の蹴りが、マシーン大元帥を大砲の弾に匹敵する勢いで吹き飛ばし、木々を四、五本薙ぎ倒す。
着地し、轟音を上げながら木が倒れるのを確認し、急いで真理を手当てしようと踵を返そうとするが、マシーン大元帥がゆらりと立ち上がった。
まだ戦うのかと思い、構えをとると、マシーン大元帥が無事の方の手でキックホッパーを制した。
「俺はもう終わりだ」
呟く敵の火花が散る身体を見つめる。なら何故立ち上がったのか疑問に持った。
「俺は大元帥だ。宿敵に無様な姿を晒さん!」
毅然とした宣言が敵より告げられる。その瞳には、信仰に殉じた聖職者の色を宿していた。
「忘れるな、キックホッパー。デルザー軍団は滅びずだ! 覚えておくのだな!!」
息を呑み、腕を天に振り上げるのが見えた。
「デルザー軍団! バンザァァァァァァァァァイィィ!!」
爆発が起こり、木々を巻き込み燃え上がる。見事な散り際は、真理を殺そうとしたことが無ければ、敬意を持っただろう。
再び踵を返し、真理のもとへと駆け寄った。
「真理ちゃん……」
呟きが聞こえ、目を開く。寒さを感じるが、自分を抱きしめる麻生の手が安心するほど暖かい。
「麻生さん。勝ったんだ」
「ああ、そうだ。君ももうすぐ助かる。だから心配しないでくれ」
また麻生が嘘をつく。彼が仮面ライダーじゃないと偽ったときと違って、泣きそうな顔をしているため、分かりやすかった。
だから笑顔を浮かべ、自分も嘘をつく。
「良かった。また夢を追いかけられるんだ」
「もちろんだとも。俺も君の言うベルトの力を手に入れた。きっとみんなで脱出が出来るはずだ」
「うん。分かっている。麻生さん、知っている? 夢を持つとね、時々すっごく切なくなって、時々すっごく熱くなるんだ。麻生さんは持っている? 自分の夢」
命が身体から抜け落ちるのが分かる。だから最後まで、麻生が悲しまないように、いつもと同じように振舞い、騙された振りをする。
「もちろんあるさ。仮面ライダーとして、みんなを幸せにすることだ」
「うん。素敵な夢。麻生さんならできるよ。ぜひ叶えて……」
瞼が重くなる。もうお別れの時間のようだ。
「麻生さん。少し眠ってもいい? ちょっと疲れちゃった」
「いいとも。俺が君を守るから、好きなだけ眠ってくれ」
麻生の言葉に、笑顔を向ける。
真理の顔に光が当たり、天使のような白さが広がる。
「ありがとう」
(巧に、ちょっとだけ会いたかったな……)
真理は意識を、永遠の暗闇へと落としていった。
真理の手が力を失い、垂れ下がる。失血により低かった体温が、さらに低くなる。
(俺は守れなかった)
無念が沸き起こる。後悔が止まらない。
(もっと早くマシーン大元帥を倒していれば、彼女は死なずにすんだ。俺は……俺は!!)
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
森の中に、仮面ライダーの咆哮が木霊する。
日の光を浴び輝ける森は、一人の少女の死を優しく見守り、仮面ライダーの悲しみが収まるのを待ち続けた。
真理が命を費やした呼びかけは、二人の仮面ライダーの心を悲しみに満たした。
真理が命を費やした呼びかけは、一人の仮面ライダーの心を救った。
真理が命を費やした呼びかけは、多くの仮面ライダーを奮い立たせた。
真理が命を費やした呼びかけは、一人の仮面ライダーを狙う多くの殺人者を呼び寄せた。
真理が命を費やした呼びかけは、一人の仮面ライダーを狂気に落とした。
真理が命を費やした呼びかけは、何人かの仮面ライダーを迷わせた。
真理の夢の欠片は、全ての仮面ライダーに伝わった。
【マシーン大元帥 死亡】
【園田真理 死亡】
残り42人
【ドラス@仮面ライダーZO】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地:樹海C-3】
[時間軸]:仮面ライダーZOとの戦闘で敗北し死亡した直後
[状態]:中程度の負傷。エネルギー消耗大。
[装備]:怪魔稲妻剣、GM-01改4式(弾数中消費)
[道具]:首輪、配給品一式×2(自身に支給された物と立花藤兵衛に支給された物)
[思考・状況]
1:とりあえずエネルギーの回復を待つ。
2:首輪を外しこの世界を脱出する。
3:麻生勝=仮面ライダーZOを吸収する。
4:他の参加者は殺す。
5:可能ならこの戦いに関する情報を得る。
[備考]:ドラスの首輪は胴体内部のネオ生命体本体に巻かれています。(盗聴機能は生きています)
ドラスはドクトルG、ヨロイ元帥、ジェネラルシャドウ、マシーン大元帥の情報を得ました。
【麻生 勝@仮面ライダーZO】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地:樹海C-6】
[時間軸]:本編終了後
[状態]:負傷大(打撲、裂傷、やけどなど)。疲労大。大きな悲しみ。
二時間はZOにもキックホッパーにも変身できません。
変身した時間の関係で、ZOに変身可能になる時間の方が少し早いです。
[装備]:ホッパーゼクター&ホッパー用ZECTバックル。
[道具]:ラウズカード(ダイヤの4、8。クラブの7。ハートの3、4、7。スペードの4)。拡声器。
[思考・状況]
1:園田真理の願いを叶え、救世主になる。
2:仮面ライダーとして戦う。
3:もう一度戦いを止めるよう呼びかける。
4:巧、及び草加に罪悪感。出来れば二人に償いがしたい。
5:ドラスを再び倒す。
6:望月博士を探す。
[備考]:ウルフオルフェノクの情報を得ました。敵と認識しています。
*真理の呼びかけは全エリアに届きました。
また、マシーン大元帥と麻生の戦いも一部始終流れました。
投下終了です。
誤字、矛盾などがありましたら指摘お願いします。
◆TJ9qoWuqvA氏、投下乙です。
麻生のキャラに感涙。
真理ちゃんにも感涙。草加がどうなることか……。
後、自分の話についての意見に答えていきます。
>>653 確かにその辺はちょっと衝突だったかもしれません。
食料に関しては自分では多めと解釈していましたが、普通の量のようですね。
>>656 これも、天道にしては短絡的でしたね。天道ならどんな状況でも打開策を探すでしょうね。
>>657 自分はRX未見なのですが、そういわれると流石に弱すぎたかも……です。
修正版、及び以後のSSでは気をつけます。
>>658 クロックアップについての議論を完璧に見逃していました。
確かクロックアップが少し早いな、程度でしたっけ?
>>661 剣を砕くのは少しやりすぎたかもしれませんね。
修正版では衝撃が体に伝わる程度にしておきます。
尚、オルフェ変身についてはその解釈であっております。
麻生は、ホッパーゼクターの資格者として相応しいのだろうか?
特に
>「俺は闇を切り裂き光をもたらす、仮面ライダー! キック! ホッパァー!!」
という台詞が引っかかった・・・
そもそも、ゼクターが何も無いところから突然現れる(原作の設定名ではジョウント)はアリ?
それが出来たら、天道の時間軸が既にハイパーゼクター入手後だから、願うだけで飛んできそうな気もする。
ホッパーは闇の戦士「闇を切り裂き」なんてもってのほか
そもそも劇中資格者が参戦してるんだから、譲るべきじゃないか?
影山がいないからパンチなら少しは面白かったかもしれんが・・・
何故キックをえらんだんだ・・・?
ZOの変身が解けた後、またZOに変身してるのは、どうなんだ?
>>691-692 最初はパンチホッパーの予定だったんですが、変身アイテム出過ぎとの意見があって、
リバーシブル変身していいのか疑問もあったので、後にヤサグルマさんを登場させるためなのと、
TVで光を求めた矢車さんにゼクターが無反応のなのものでキックにしました。
確かにキャラじゃないですね。最初の予定通りパンチに変更します。
あとジョウント空間は、矢車さんがザビーを呼び出してたので、他のゼクターもそうだと思ってしまいました。
ハイパーゼクターは無反応過ぎるので、映画版使用か、一号機だと思ってました。
リロードし忘れました。
最初のZO変身は夜。次は午前と二時間以上たっています。
分かりにくいので描写を追加します。
>>694 >>リバーシブル変身していいのか疑問もあったので
初期設定では別々のゼクターだったのが、玩具設定の為にリバーシになった
その設定を描写として使ってるといわれるシーンもある(明言はされてないが)
だからパンチでおk
ジョウント移動はどうしましょうか?
一応、前SSでザビーがそれらしいことをしていたとはいえ、明言はされてませんので、
麻生の支給品をラウズカードからホッパーゼクターに変えるだけってことでいいですか?
ハイパーゼクターを除いて、資格者が変身道具を持てれば呼べるというのでいいんでは?
ハイパーゼクターは天道が手に入れる前から持ってきたとかすれば、呼んでもこないし。
遅れましたが、GJです。
拡声器=死亡フラグは覆りませんでしたか。
でも、真理が皆に与える影響が多そうなんで、今後の展開が楽しみです。
ZOも格好よくて、追加装備される案を思い出してしまいました。
カブト系の変身の描写では、呼び出すのは、近くにいるときのみでジョウントはなしでいいんじゃないか?
(出来るかわからないけど)ゼクターを奪われて変身出来ないとかすると面白そう。
最初から配給されてたものに関しては、装備者と同じエリア内に飛ばされたということで・・・
まあ、ホッパーゼクターの資格者云々を除けば(個人的には、ホッパーゼクターは表裏一体だし、パンチの資格者もアレだったから・・・)、
物陰から飛び跳ねてきて、手に乗ったというのなら問題はないと思う。
そういえば龍騎系の、鏡の描写もないよな。
街中ならいくらでも有りそうだし、海岸なら海面を使えば問題ないけど、
遺跡・森林・採石場では、その辺りの描写があったほうが良いかも
>>698-699 ぶっちゃけ、その没案が元ネタです。
>>700 遠くにあるときはジョウント移動可ということですか?
原作でも乃木にゼクターを奪われてたのでその心配は無いかなと。
カブト勢は資格が曖昧なんで扱いが難しいです。
やさぐれているのは兄貴のキャラだし、弟は最後以外光を求め続けたし。
なるべく早く修正を投下します。では。
ジョウント設定はいい加減だからなぁ
天道のゼクター狩りでジョウント関係無く変身できなくなったり
個人的には次元を割って登場するゼクターは好きだから
ハイパー&パーゼク自体に制限を加える方向がいいな
士郎が持ってるとか
とにかくGJ。
ベルトとゼクターはどっちかだけでは意味がないし、ベルトがあってさらに資格持ちなら転送されてくる…でいいと思うんだ。
(もちろんハイパーゼクターは「制限的に」別だけど)
あと、キックホッパー麻生が連続ライダーキックしてんの想像したらすげぇカコイイからこのままでもいいな…って思うんだけどな。
(ところで放送のすごい剣ってなんだ?)
>>701 >遠くにあるときはジョウント移動可ということですか?
表現が悪かったです。すいません。
自分はジョウント不可、
近くにいるときのみ、ジョウントを伴わない呼び出しのみ可能。
ただし通常は、持ち歩かなくても資格者の近くにいる。
というくらいの制限が良いかな感じだと考えていました。
ただ、まあ個人的な考えなんで流してください。
>>703 もちろんズバーンだr(ry
多分、ヨロイ元帥のブレード部か何かじゃないですかね。
返答忘れていました。
◆ooH1rChbak氏の言うとおり、マシンガンブレードのブレード部です。
要するにブラフ、というか神崎の嫌がらせです。
今更ながらGJ
すげえ燃え展だ……
>「キ、キサマは俺より負傷しているはず。なのに……なんだ? この蹴りの威力は?」
>「夢の欠片がこもった! ライダーキックだ!!」
これに無茶苦茶痺れた。
もう一度GJ!!
午前 エリア4-F 市街地
ジェネラルシャドウは、消耗した体を休めるべく、市街地で身を隠していた。
外傷は無いが、先の戦闘において、3人へのシャドウ分身を行ったため、エネルギーを消耗しているからだ。
幾分回復したとはいえ、連戦は出来ない。
・・・・・・その考えが甘かった。まさか、こんな所で見つかるとは。
だが、よく見れば相手もボロボロで、かなりのダメージを負っているようだ。
ここで戦わなくとも、いつでも殺せそうだ。ならば、今ここでは戦う意志が無いことを伝え、利用するのも手だろう。
スペードのA、クラブの8が暗示するものを探し、ストロンガーとマシーン大元帥・・・そしてジョーカーを倒す。
それまでは、無駄な戦いは控えよう。
あれからどのくらいの時間がたったのだろうか?
矢車が気がついたとき、時間の感覚を失っていた。ついさっきまで気絶していたためだ。
市街地で仲間を見つけ、パーフェクトハーモニーで脱出。
そこで出合った一人の男。ジェネラルシャドウと名乗った彼は、戦う意志が無いことを伝えてきた。
ならば、こちらも戦う意志が無いこと、脱出を目的としていることを伝えよう。
こうして、二人のスーツ男は行動を共にすることとなった。
もちろんジェネラルシャドウは、矢車が用済みとなったら消すつもりだった。
だが、運命とは意外と早く巡る物かもしれない。
こんなに早く出会うとは思わなかった。
宿敵、ストロンガーに。
こうなれば、矢車は必要ない。むしろこんな状態の彼を連れていては、足手まといになるだろう。
そう思ったジェネラルシャドウは、矢車にここに隠れているように言い、城と風見の前に出た。
もちろん、城たちもこんなに早く出会うとは思っていなかった。
「変身・・・・・・ストロンガー!!」
「変身・・・・・・V3!!」
すかさず変身。そしていつもの名乗りを上げる。
「天が呼ぶ!地が呼ぶ!人が呼ぶ!悪を倒せと俺を呼ぶ!俺は、正義の戦士、仮面ライダーストロンガー!!」
矢車は、物陰でその声を聞いていた。
変身・・・・・・ライダー・・・・・・天・・・・・・
気になるキーワード。そこでこっそりと覗き込む。
詳細まではわからなかったが、その特徴的なシルエットは間違いない。
カブトムシをモチーフとしたライダー。倒すべき敵。
ザビーゼクターを呼び、変身
「HENSHIN」
電子音声。今度は問題なく変身できた。
ならば、することは一つ。
対峙するジェネラルシャドウとストロンガー、そしてV3
お互いに睨みあったまま、うごかない。
そこえ、声が響き渡った。
「天道!!!!」
ザビー・・・矢車はストロンガーに襲い掛かった。
この乱入者に刺激され、戦闘が始まる。
「待て!人違いだ!!」
城は叫ぶが、矢車は聞いていない。
彼は、おそらく自分を“天道”という人物と勘違いしているのだろう。
ならば、ここで彼と戦う道理はない
仕方なく、彼から身を守りながら、ジェネラルシャドウに攻撃を仕掛けようと試みる。
傍らでは、ジェネラルシャドウと風見が戦っている。
基本的には1対1だが、ときおり城の攻撃が加わるため、ジェネラルシャドウはやや劣勢だった。
ジェネラルシャドウがひるんだ時、城と風見が目配りをする。
そして、二人は同時にジェネラルシャドウに必殺技を放とうとした。
なおも矢車は、城に襲い掛かかろうとする。もちろん、風見は眼に入ってない。
ジェネラルシャドウは、逃げる隙をうかがう。このまま彼が城を妨害しても、風見の攻撃を受けるのは確実だ。
万事休す・・・・・・その時だった。
突如としてザビーゼクターが飛び立った。矢車の変身が解ける。
変身の制限時間には、まだ時間は残っているはずだ。
なによりも、他の二人のライダーはまだ変身したままだ。
しかし、そんなことすら考えが回らない。
「待ってくれ!ザビーゼクター!!」
その叫びも空しく、ザビーザクターは、ライダーブレスを掴むと、
それを持ったままどこかへ飛び去った。
風見と城が、それに気を取られている隙に、ジェネラルシャドウは逃げ出した。
あわてて二人はそれを追いかける。
その場には、矢車、そして風見と城、ジェネラルシャドウのデイパックのみが残された。
【ジェネラルシャドウ@仮面ライダーストロンガー】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地】市街地4-G
【時間軸】37話前後
【状態】致命的ではないが、負傷
【装備】シャドウ剣、トランプ内蔵ベルト
【道具】ラウズカード(ハートの10、J、Q、K)
【思考・状況】
1.とりあえず退却。
2.スペードのA、クラブの8が暗示するものを探す。
3.体力の回復を待ち、ストロンガー、V3、そしてジョーカーを倒す。 他の参加者は、利用するが最後は殺す。
【役割】マーダー
【備考】
食料・水の入ったデイパックをその場に置き、そこに放置したまま逃げました
【矢車想@仮面ライダーカブト】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地】遺跡4-F
【時間軸】9話
【状態】なんとか動ける程度。茫然自失。気絶していたため時間の感覚はなし。
【装備】無し
【道具】アドベントカード(サバイブ)
【思考・状況】
1.待ってくれザビーゼクター
【役割:ライダー?】
【備考】
気絶していたため、放送は聴いていません。また、やや冷静さを欠いており、回復には時間がかかるかもしれません。
なおザビーゼクターは、資格者を求め旅立ってゆきました。
【城茂@仮面ライダーストロンガー】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地】遺跡4-G
【時間軸】デルザー軍団壊滅後
【状態】健康
【装備】カード型投げナイフ
【道具】配給品の内、ポケットに入るも程度のもの・手鏡
【思考・状況】
1.まずはジェネラルシャドウを追う
2.殺し合いを阻止し、主催者を倒す
3.ユリ子のかたきをとる
【備考】
変身時に、食料・水・トゲのついた靴の入ったデイパックをその場に置き、そこに放置したままジェネラルシャドウを追いかけました
【風見志郎@仮面ライダーV3】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地】遺跡4-G
【時間軸】デルザー軍団壊滅後
【状態】健康
【装備】スタンガン
【道具】配給品の内、ポケットに入るも程度のもの・ライダーパス@電王(当然ながら能力制限により、何の役にも立ちません)
【思考・状況】
1.まずはジェネラルシャドウを追う
2.仲間を探す
3.殺し合いを阻止し、主催者を倒す
【役割】ライダー
【備考】
変身時に、食料・水・ビール大瓶(中身有)の入ったデイパックをその場に置き、そこに放置したままジェネラルシャドウを追いかけました
お前は誰だw
717 :
名無しより愛をこめて:2007/03/06(火) 00:37:29 ID:q0yJA+dQ0
>>710-715 投下乙です。
初心者の方ですか? 本人かどうかを確認する為、トリップをつけることになっています。
トリップは名前欄に#の後適当な数字を入力するだけで、◆######とでます。
感想つけるタイミングや、投下中に割り込まれない為に投下宣言と投下終了はしたほうが助かります。
そして話の内容ですが、構成は面白いと思いました。
ジェネラルシャドウと仮面ライダーの戦闘、矢車さんのやさぐれフラグなどどれも魅力的な展開です。
・気になるのは、化け物の外見を持つ(失礼)ジェネラルシャドウを矢車さんが信用するのか?
言いくるめるジェネラルシャドウの描写があると説得力が増す。
・ユリ子に関する風見と茂の齟齬がスルーされている。
風見が茂を叱咤激励するシーンがあると綺麗に収まるかも。
・ストロンガーをカブトと見間違えるほど矢車さんが余裕を失っているように見えない。
もっと狼狽できる理由があればいいと思う。
以上です。
もっとも、展開に問題があるわけではなく、描写を追加するだけで大丈夫だと思います。
それでは、これからも頑張ってください。
PS.状態表の【役割】は記入しなくても大丈夫です。
【備考】も、特に記入することが無いキャラは書く必要は内科と思います。
投下乙。
トリップ付けて予約して投下宣言して投下しよう。
気になった所。
矢車さんが、何の脈絡も無くザビーに見放されてる。
尻軽ゼクターと名高いザビーとはいえ流石に酷い。
>>ライダーパス@電王(当然ながら能力制限により、何の役にも立ちません)
……そろそろ出オチは控えたほうが……
流石にこれは釣りだろw
トリップ・予約・投下宣言無し、展開には無理が多く、ライダーパスまで持たせてる
こんだけやって素だったら正直ビックリだぜ。
キックホッパーが出たからヤサグルマも出そうとしてパッと考えついた
ってだけだろ
>>◆TJ9qoWuqvAさん
別にキックでもいいと思うんですけどねぇ。
>>721 矢車隊長が出てるって段階で、地獄に落として兄貴登場、って展開は望んでる
それに、矢車さん書いてる人はみんな酷い目にあわせようとしてるしw
なんか隊長矢車って蟹刑事と似たような匂いがするんだよなWW
ライダーとしては短命な所とか
ところで、真理の放送で
心を救われたライダー→麻生
狂気に落ちたライダー→草加
はわかるんだけど。
悲しんだライダーは一人は巧だろうけど、もう一人は誰だ?
修正版乙。
だけどやっぱりパンチよりキックの方が締まるな。
上の方ではキックの条件に合ってないとか、装着者がいるしとかあったけど、やっぱりキックでもいいんじゃないか。
>>725 麻生じゃない?
修正乙ー
自分は修正前の方が良いかな。
>キックの条件に合ってない
条件が不明瞭だから良くね?
>装着者がいる
……何故それが変身できない理由になるのか分からない。
本来の装着者が変身する方がいいってのは分かるが……
こんばんは。
地獄兄弟は弟の方のファンのである◆TJ9qoWuqvAです。
ファイズ劇場版の「闇を切り裂き、光をもたらす」は、弟の理想像っぽいなーと切なくなっています。
地獄兄弟のアニキの登場フラグののつもりで、プロットのパンチからキックに変更しただけです。
「夢の欠片キック」は戦闘シーンを書いているときに閃いたので、パンチの方だとテンポが悪くなってしまいました。
何とかしたいなと思っていますが、今のところ特にアイディアなしorz
>>725 後の書き手に任せようと思っています。
が、心を救われたライダーは麻生さんと繋がりの深いライダーのつもりで書きました。
真理の訴えでも名前を出しましたので。
ちなみに、本文の麻生を指している行は、
>二人の仮面ライダーの心を悲しみに満たした。
>多くの仮面ライダーを奮い立たせた。
>一人の仮面ライダーを狙う多くの殺人者を呼び寄せた。
です。
分かりにくいなとは思ったんですが、最後の行のタメとしてはさみました。
>>710-715はスルーでFA?
描写不足は技量と、後の展開でどうにでもなることだし、
今までだって他の作者が補えていたから問題は無いだろう
配給品は、少々出オチ気味でもよい気が。持っていても気にしていなければ、作中に出る事は無いだろうし、
もしかしたら後に別のキャラが使うことを考えて、とりあえず持たせておくという考えかもしれない。
それに使い方は作者により千差万別。だから、出したいと思うのを出せばいいと思うんだが・・・
ついでに登場作品以外からの配給品だけど、誰も使い方を知らない、持ち主を知らないわけで、それはそれで面白い。
俺ならば、「(ちょっとデザインの変わった定期入れと思い)持ち主を探す」とか「首輪同様に解析し、無駄に時間を使わせる」とかに使けどな。
予約無し投下や投下宣言は、他に予約者がいないから、ルール上は問題ない。マナーは最悪だがな。
トリップとタイトルさえありゃどうにかなると思うんだけどなぁ
730 :
名無しより愛をこめて:2007/03/06(火) 20:30:54 ID:PNl/mW5iO
破棄に決まってるだろ阿呆
こんなゲリラ投稿されたらまともに書いてる職人が可哀想だ
トリップ追加、再度予約の上、ツッコミ部分に対しての修正がないと、
今まで破棄してきたSS同様の扱いになるかと思います。
補完は次に託すにせよ、書き手にまわるならトリップや予約など簡単なことだと思います。
最低限ルールは守って頂かないと、救済も難しいかと…
まあ、落ち着こうぜ。
とりあえず俺のレス
>>718に返事が欲しい。
今日中に対応が無かったら、破棄でいいのでは?
今まで破棄した作品には猶予を与えたし、今回も今日の0時までということでどう?
>>732さんに同意です。
とりあえず今日一日待ちましょうか?
734 :
名無しより愛をこめて:2007/03/06(火) 22:02:31 ID:PNl/mW5iO
待つ必要もないだろ
最低限のマナー守らなきゃならんのは、読み手も書き手も同じ。
>>734 まぁそう言わずに。
あと2時間ぐらい待ってあげて下さい。
本当に来ないのかな・・・・・・?
737 :
名無しより愛をこめて:2007/03/06(火) 23:32:59 ID:PNl/mW5iO
来なくていいよ。
てか、このスレの住人お人好しとか優しいを通り越して、頭おかしいんじゃないのか?
荒れた反動じゃね?
他ロワで慣れた人が多い訳でもなさそうだし
甘い意見を言った一人だが、これが他ロワなら「テンプレ百回見直して出直せ! ボケ!!」
と、言ったと思う。
最初の修正以来で荒れたのにびっくりして、このロワの空気はこれでいくのかと思っていた。
破棄ケテーイ
まとめサイト更新しました。
ss目次とキャラ一覧分けたのはいいけど、更新量が3倍になったのは誤算orz
キックの方がいいという意見もあったみたいなので、キックバージョンも見れるようにしておきました。
続いて、橘朔也、津上翔一、キング、木野薫、北岡秀一、上城睦月で予約します。
たぶん書きあがりはすごく早いか、ぎりぎりになるかのどちらかだと。。。
まとめ更新マジGJ!
キックVerも入るなんて思ってなかった。
まとめの更新量が増えるのは大変だけど、SSと共に頑張ってください。
ところでキャラ紹介の備考欄って、いくつか書いたほうが助かるのかな?
更新GJ。ルート別っていいな。
ただ、結局パンチが通し?
>>727に対する反論が無いけど……
俺は、ホッパーの資格者ってのは疑問だったけど、別にそこまで気にならなかった。
それよりも、ホッパー資格者であって、パンチ資格者・キック資格者ってわけじゃないのかなと思った。
で、資格者は変身の時に好きな方を選んでいいんじゃね?
一人が二パターンの変身ができれば、その方が面白そうだ。
てなわけで修正前のキックを支持
元々の予定では、一人の資格者が状況に応じて使い分ける予定だったらしい。(wikipedia
五郎ちゃんみたいに資格者でもないのに無理矢理ザビーに変身した例もあるし…
資格の定義は曖昧なんだよね。
ただ今回はパンチホッパーよりキックホッパーの方がいいと思うな。
怒った麻生が何回も(それこそ相手が倒れるまで)蹴りを叩き込むってのが見所なんだから。
キックなら某エアマスターみたいな戦い方もできそうだしw
パンチだとアレだ。ほら……
「君がッ!!泣くまでッ!!殴るのをッ!!やめないッ!!」
ジョ、ジョナサン!
いけない。トリつけてた。。
うっかりついでに城茂、風見士郎、北崎、浅倉、ジェネラルシャドウ予約。
修正版、避難所に投下してまいりました。
◆TJ9qoWuqvA氏の作品に、放送及び真理ちゃんの叫びがあったのでそれも盛り込むか最後まで迷いましたが
結局外す事にしました。理由は、単純にそこまで深い文章書ける自信がないからです。
明日、卒業式の予行だってのもあるんですけどね。
>>750 卒業式かぁ…
中学生にもかかわらずGJでした。
とでも言って欲しい?
さすがにそれは邪推のし過ぎだろう
確かに全く不要な発言だが。
◆ooH1rChbak氏、修正乙。
修正前から思っていたが、バディ物っぽい上に爽やかだ。
あと、トリップは予約と投下、修正関係以外はつけないほうが無難。
知っているかもしれないけど、初期は書き手自身にアンチが付いて大変だった。
残業とか学校とかの近況の話題も無い方がいい。
だからなんだって人もいるだろうし。
書き手は作品で勝負しようぜ。……えらそうなこと言ってごめん。
>>751-753 確かにいらない発言ですね。軽率でした。
次からはもうこんなことにならないよう、気をつけます。
決着がつかなった話題ですまないが、浅倉ってエビルダイバーとメタルゲラスのアドベントカードと、
ユナイトを今もっているんだろうか?
それとも誰かの支給品がバランス取れるかな?
時間軸(本編終盤だったと思う)から推定すると持っていてもおかしくはないな。
……持って無いと以外と弱い気もしないでもないような。
剣は己が身を休めた建物の窓より、次の標的を探していた。そこに、一人の青年が目に入る。
「始…?」
剣が気がついたときには、剣崎へと姿を変え、おもわず飛び出していた。
「剣崎…」
「始…」
だが互いに、この再会は嬉しくも疑問の残るものだった。
何故、二度も倒したジョーカー:始が生きているのか
何故、放送で死亡と言われた者:剣崎が生きているのか
二人は疑問を解決するため情報を交換する。
しかし、話は食い違うばかりだ。そもそもバトルファイトの結果が違う。
ジョーカーを封印した終わったのか、剣崎がアンデットとなり決着がついていないのか。
そこで剣崎が出した結論は、この世界の根本が、いくつもの世界が交わっているのではないかということだ。
遺跡の一件を始に話す。罠にかかり…気がつけばここにいたこと、
そして、蠍や蜂の姿をした、見たことも無いライダーたちのことを。
その推論には、始も同意した。
同様の事があったからだ。仮面ライダーBLACKRXと名乗った男や、ジェネラルシャドウの事を剣崎に伝えた。
二人の仮説をあわせると、こうなった。
この世界は、複数の世界が一つになっている。その中には己の全く知らない世界も含まれているだろう。
そして、今ここにいる自分達は、別の世界の剣崎と始であるということだ。
すべてを知っているのは、神崎士郎ただひとり。どうあっても、彼に会う必要があるだろう。
だが、歪んだ世界での偽りの再会とはいえ、二人にとってこんなにうれしいことは無かった。
まずは、再会を喜び合い、そして誓った。
そして己の本当の世界の親友を取り戻すため、神崎士郎の元へ行くと。
二人は行動を開始した。遺跡にいた剣崎より、この市街地周辺に詳しいこと、
そしてなによりも、あの部屋以外で神崎士郎に会っているということで、始が剣崎を先導し歩きだした。
そんな始の体をサソードヤイバーが貫いた
背中から胸へかけて一突き
「…剣崎?」
親友の手にしている武器と、その行為に困惑する
「始…」
剣崎の姿が剣へと変わる
「せめてもの手向けだ。剣崎と二人、天国で…いや」
剣の体が、今度は始へと代わりゆく
「俺の中で、仲良く暮らしてくれ…」
わけがわからぬまま、始は意識を失った。
危ないところだった。
相川始という、剣崎の親友に出会ったせいで、自己を失うところだった。
ワームの中には、極稀に擬態した人格に支配される者がいる。
それは、剣自身が一番よくわかっている。だから、始を殺した。
剣崎が始を思う気持ち
始が剣崎を思う気持ち
それは、彼がカ・ガーミンを思う気持ちよりも、俺が姉さんを思う気持ちに近いのかもしれない。
「すまない…剣崎…始……」
己が手をかけた二人の男…彼らのためにも、この闘いに勝ち残る。
そして、本当に平和な…ワームも、バトルファイトも無い世界をつくる。
剣は、そう硬く誓いつぶやいた。
「俺はバトルファイトにおいても頂点に立つ男だ。貴様らの想い…俺が受け継いだ」
歪んだ世界で偽りの再会を果たした結末は、残酷な現実だけなのだろうか?
760 :
名無しより愛をこめて:2007/03/08(木) 23:17:44 ID:6WU6V5M10
【神代剣@仮面ライダーカブト】
【1日目 現時刻】午前
【現在地】4-E 市街地
【時間軸】スコルピオワームとして死んだ後。
【状態】健康。始に擬態。
【装備】サソードヤイバー。剣崎の装備一式。始の装備一式
【道具】陰陽環(使い方は不明) ラウズカード(スペード9・10 ハートA・2・5・6)
【思考・状況】
1.この戦いに勝ち残り、ワームの存在を無かったことにすることで贖罪を行う。
2.できるなら、バトルファイトもない世界をつくることで、二人への罪滅ぼしをしたい。
3.この世界の謎を解く。そのために、神崎士郎にも会う必要がある?
【備考】
食パンを(以下省略)
変身制限に気付いています
【相川 始@仮面ライダー剣:死亡(サソードヤイバーによる刺殺)】
ワロタ
良く聞けカス
二 度 と 来 る な
これは破棄だろ。議論する必要も無い。
はぁ・・・・・・
まぁ、しょーがねぇよなあw 前のと同じ人かねぇ?
766 :
名無しより愛をこめて:2007/03/08(木) 23:26:39 ID:2AZXyPguO
ま た 厨 房 か
>>766 リアル中学生に失礼。
これは幼児以下だろ。むしろキャプ●ン以下だ。
とりあえず書いた人、見てるんなら、前スレの最初ッからもう一度読み直しな。
まぁ、真面目にやる気があるならば、の話だけどな。ないんだろうな。
769 :
名無しより愛をこめて:2007/03/08(木) 23:36:35 ID:2AZXyPguO
まじめにやる気あったらこんなことしねーだろwwwww
771 :
名無しより愛をこめて:2007/03/08(木) 23:45:51 ID:2AZXyPguO
>>770 そこ張って、そっちで暴れたら本末転倒
ま、俺の知った事じゃねーけど
ここで暴れられるよりマシだ。
それとサゲてくれ。何故にアゲる?
773 :
名無しより愛をこめて:2007/03/08(木) 23:57:09 ID:2AZXyPguO
このスレage進行じゃなかったっけ?
前はそう書いてた気がするけど、違ったらすまん
上の奴みたいな変な連中が来るからsage進行になった。
あと毒吐きってのは本スレを汚さない為にある。ぶっちゃけ民度が低い低い言われて嫌なんだよ。
「夢の欠片」について質問があります。
キックVerに再修正したほうがいいでしょうか?
意外とパンチVerが不評なんで……
矢車草がいるからってパンチにすることもない。
ってわけでキックホッパーに一票
ついでに777げとー
俺もキックに一票!
>>755 書き手さんに任せていいんじゃないか?
ただアドベントカードの性質上、デッキやユナイトベントならともかく、
アドベントカードはその契約者の者にになるから、支給品としては動かしづらいと思う。
780 :
名無しより愛をこめて:2007/03/09(金) 17:08:54 ID:Sliuddxl0
キックに一票
勿論、いいよ。
キックの方がこの後オモシロそうだ。
>>781 私は一向に構わんッッッ!!
というかキックでお願いしますorz
キックの方がグッと来るよね。
俺もキックで
麻生が巧たちと出逢う
↓
色々あって敵に襲われる
↓
攻撃が効かない!どうすりゃいいんだ!?
↓
俺達の力を合わせれば、倒せない敵などいない!同時に仕掛けるんだ!
↓
トリプルライダーキック!
うはwww脳汁出まくりwww
それもいいが、ザビーを失った矢車にゼクターをあげてダブルライダーキック!
バッタ二人ww
遅くなりましたが途中経過を報告します。
3〜4割位まで書き上がっています。
もし3/13までに間に合わなかったら予約は破棄します。
それと質問したいのですが
1氷川誠は但し書きが書かれた名簿を持っているが、
筆記用具が支給されているとしていいですか?
2ワーム感知ネックレスがワームを感知した時の反応ってどんなものでしたか?
3シシーラワームのテレパシーで心を読む能力は
機械の心が漠然とわかるといった解釈でいいでしょうか?
>>788 途中経過報告乙。
A1.構わないかと。本人が持ってきたものでも、初期支給品一式の内容でもこれまでの展開に矛盾はないし。
A2.ワームが近くにいると緑から赤に変わる。劇中ネイティブには無反応。
A3.他にも壊れたベルトを直している。ただこれは制限対象になるだろうから、その解釈で問題ない。
乙。
浅倉、北崎、神代、矢車さん予約。
……浅倉口調を書くコツみたいなのが掴めそうで掴めない……
誰か光をくれ……
◆A.IptJ40P.氏、すいません。
浅倉、北崎はうっかりついでに自分が予約してます。
いや、某ロワをみてるとね、つい。
ぎゃああこれで二回目―――!!
……三回目?
orz
では予約解除で。戦闘狂二人がいないと話が成り立たないので。
……そして八割がた勘ですが、他のロワでも書き手やってます?
いえ、他ロワは読み専です。
「二人の騎士のEGO」が初SS挑戦です。
ラジオの日が楽しみですね。って、俺が一番好きなウルトラマンのOPが流れてる!
そうですか。失礼しました。
……ロワラジの聞き方が分からない……
Thx!!
……しかしライダーロワが来るのは何時になるやら……
>>790 久しぶりに読みたかったな〜
予約かぶっちゃってたのか。残念です。
>>789 質問に答えてくれて、ありがとうございます。参考になりました。
5割位まで書き上がりました。
ってか間に合いそうに無い………どうしょうorz
もう少し延長してもいいのでは?
無理せずに〜
頑張れ、超頑張れ。
ここの住民は予約延長には寛容そうなので、間に合わないようなら言ってみるのはどうでしょうか。
まとめサイト修正分更新しました。
せっかくなのでパンチホッパーバージョンも上げております。
ただ抹消すべきだというならご連絡くださいませ。
現在、SSの進行は3割弱。
北岡は好きだけど、意外と自分では書きにくい。。。
また明日頑張ります。
まとめ更新乙!
特に抹消する理由は無いです。
SS進行は同じく三割程度です。それではお互い頑張りましょう。
なんか知らんけど前スレ読めなくなった
すいません、予約期間内に間に合いそうにありません。
予約期間を二日程、延長さしていただいてもよろしいでしょうか?
どうぞどうぞ
頑張ってください
投下します
ピ〜ン♪ポ〜ン♪パ〜ン♪ポ〜ン♪
場に相応しくない音に思わず天を仰ぐ。例の放送だと思い、風見と目を合わせ頷きあう。
大理石のように磨かれた壁より、奇妙な格好の女がオーバーアクションで放送内容を進める。
『それじゃあ、死んでしまった人たちを発表しまーす』
気を引き締め、耳を澄ます。
『岬ユリ子さん、財津原蔵王丸さん、佐伯栄さん、立花籐兵衛さん、剣崎一真さん、珠純子さん、以上六名でーす』
風見が怒りの拳を振り上げ、壁の一部を破壊する。壁にひびが入るが、女は喋るのをやめない。
「立花のおやっさん、純子さん……!」
怒りに満ちた声が、遠くにあるように聞こえる。立花のおやっさんが死んでしまったのは、自分も怒りを感じている。
だが、今は怒りを感じるよりも、ただ一つの事実に意識が遠のいていった。
「ユリ子……」
彼女がブラックサタンの再生怪人なのか、それとも彼女自身だったのか、茂に確かめる手立ては無い。
ただ一つ言えるのは、茂はもう一度岬ユリ子を喪ってしまったという現実だけだ。
自分の様子に気づいたのか、風見が声をかける。
「茂、勇敢な戦士を一人失ってしまったのは惜しい。だが彼女も戦士なら、どこかで人を守って死んだのだろう。
それよりも、俺たちが許していけないのはおやっさんたちを殺した殺人鬼だ。これ以上犠牲者を増やさないために移動しよう」
風見の言葉に、仮面ライダーとしての心が同意する。
(けど、ユリ子は違う。あいつは、ただの女なんだ)
そして、城茂の心が風見の言葉を否定する。
彼女は戦い続けた。仮面ライダーを名乗る必要が無いほど。
なのに、自分は何もしてやれない。彼女の、遠い美しいところに行きたいという願いを叶えてやれない。
『そうそう。メモを見た人は知っていると思いますけど、最後の一人にはなぁんでも願い事を叶えてくれるっていう神崎さんから素敵なプレゼントがあります』
虚ろな瞳で、甘言を耳にし、心がざわめく。
(なんでも願いを叶える? なら、ユリ子を生き返らせ……いや、普通の女としての人生を歩ませることも出来るのか?)
普段の自分なら、鼻で笑い飛ばすような話に心が動かされる。もしも、ユリ子に会えたのであれば、こんな考えは浮かばなかったかもしれない。
事実、一度別れを告げ、デルザー軍団を倒し仇を討った。だが今回は茂の知らないところで、仇の名も分からずに死んでしまった。
それが余計に、茂の虚無感を増大させていく。
「止まるな。俺たちに止まっている暇は無い」
風見の厳しい言葉が貫いた。彼の言うことはもっともだ。仮面ライダーとしては止まってはいられない。人としてもこんなことは許してはおけない。
それなら……
「風見さん、すいません」
デイバックに手を入れ、自分の支給品を取り出す。
「何のつもりだ? 茂」
手に掲げる、カブトムシの姿を模した黄金の剣を、風見の首筋に突きつける。
「風見さん。いや、風見士郎。俺は仮面ライダーの名も、城茂の名も捨てます」
「正気か!?」
風見の言う通り、自分は正気じゃないんだろう。
「俺はブラックサタンの奇械人、電気人間ストロンガーです!」
だから、人類を守るため仮面ライダーになったように、たった一人の女のために怪人となった。
「今回は見逃します。ですが、次に会うときは覚悟してください。俺が、怪人として仮面ライダーを殺します」
静かに告げ、踵を返し駆け出す。風見の制止の声を無視する。
気配が完全に消え、獲物を探す。
(待っていろ、ユリ子。必ず俺がお前をただの女として人生を歩ませる!)
電気の力を持つ仮面ライダーは、怪人として石畳を踏み叩く。
(くっ! 茂……!!)
自分がミスを犯してしまったことに気づいた。
茂にとって岬ユリ子は、戦いのパートナー以上の存在だったのだろう。
「早く追いついて茂を説得しないと、取り返しの付かないことになる」
もちろん、茂にとっても、茂と遭遇するだろう人物もである。
茂を追いかけようとしたその時だった。
『みんなぁ! 殺し合いなんてもうやめてー!!』
少女の訴えに、天を仰いだのは。
(不味い! この少女の訴えは怪人を呼び出すだけだ。茂は後回しにして、彼女を先に助ける!)
風見は、仮面ライダーゆえに少女を救うのを優先した。
(どこだ? 敵はどこにいる!)
城茂はひたすら獲物を求めていた。
風見が追っているのが分かるからだ。
今の自分は不安定で、風見の説得でいつ仮面ライダーに戻るか分からないからだ。
怪人として、自らの欲望を叶えるには一人でも殺さないとならない。
『みんなぁ! 殺し合いなんてもうやめてー!!』
殺意に突き進む茂の足を止めたのは、天から降る少女の声だった。
聞こえる声は震え、恐怖に押しつぶされまいと、張り上げていた。
おそらく、何も力を持たない少女がである。
『ファイズは、仮面ライダーは……闇を切り裂いて、光をもたらす!』
少女が仮面ライダーとしてあげた名前は知らない。
それでも、彼女に希望をもたらしたというのなら、少し前の自分と同じく人類のために戦っているのだろう。
(何を考えている! 彼女に希望をもたらしたいと考えているのか? 怪人として生きると決めた俺が!)
やがて、銃声が聞こえた。
『愚かな奴だ。自分の居場所をわざわざ宣伝するとは』
(マシーン大元帥!)
よりにもよって、自分の怨敵が少女の勇気を踏みにじっている。
再び仮面ライダーとしての心が姿を見せ始めた。それを無視するため、奥歯を噛み締め血を流す。
仮面ライダーの名に背を向けるように、少女の声のする方向と逆を進む。
少女に関する騒動に心揺れながら、先を進むと、後ろから石畳を叩く足音が聞こえてくる。
振り向くと、白いマントに白い衣装のデルザー軍団の幹部にして宿敵、ジェネラルシャドウがいた。
「ジェネラルシャドウ! キサマなら迷わず殺せる!」
剣を突きつけ、睨みつける。
だが、その自分をジェネラルシャドウは醒めた目で見つめるのみだった。
『俺は闇を切り裂き光をもたらす、仮面ライダー! キック! ホッパァー!!』
仮面ライダーとマシーン大元帥の戦う様子をBGMに、二人はただ佇むのみだった。
遺跡の出口を目指して駆け進む風見士郎に、二人の男の影が立ち塞がっていた。
「ねえ、何をそんなに急いでいるの?」
幼さを残した少年の方が声をかけてくる。
「そんなことはどうでもいい。お前、俺と戦え」
喜色が混じった声を、凶暴そうな男が告げる。
対面して分かった。この二人は、生まれついての悪だと。
『キ、キサマは俺より負傷しているはず。なのに……なんだ? この蹴りの威力は?』
蹴りこまれる音が数度響く。
『夢の欠片がこもった! ライダーキックだ!!』
決意のこもった蹴り音が響いた。風見は、キックホッパーは仮面ライダーに相応しいことを確信する。
「お前たちはこれを聞いても、何も思わないのか?」
睨み、無駄だと思いながらも聞かずにはいられない。
「僕たちゲームをしているんだ。彼に勝つことの方が、こんなこと聞くよりも楽しいよ」
「そんなことよりもキックホッパーって奴、こいつを殴ればイライラが収まりそうだ」
悪に染まった笑みが二人に浮かぶ。怒りにベルトを顕在させる。
「やっぱり君も変身できるんだ。楽しめそうだね」
「何でもいい。ただイライラさえ晴らせればな!」
風見が左肘を曲げ、両腕を水平に右へと向ける。少年がデルタフォンを口元まで運ぶ。大柄の男が大理石の壁にカードデッキを掲げ、ベルトを顕在させた。
「変身」
大柄な男が前に突き出した右手を振り、カードデッキをダルそうにベルトにセットする。
「ア〜」
コブラを模した鎧が幾重にも重なり、紫の戦士が首を振り回しながら姿を表した。
「変身」
――Standing by――
電信音を鳴らし、デルタムーバーへと挿入する。
――Complete――
ベルトより白いラインが走り、黒の強化スーツを精製した。
「フフ……」
邪悪な笑い声が、黒衣の超人より漏れた。
「変身……」
両腕を逆へ回していき、左上で止める。
「ブイ、スリャアァァァァァー!」
ダブルタイフーンが力と技の光を瞬かせ、風を巻き起こす。
赤い仮面に緑の瞳、白いマフラーを持つ仮面ライダーV3が悪の前へ仁王立ちする。
「かかってこい! 悪党ども!」
その言葉を合図に、仮面ライダーは二人の悪と激突を始めた。
「マシーン大元帥は死んだか」
天より響く爆発音に、つまらなさそうにジェネラルシャドウが呟く。
「何故仕掛けてこない?」
「俺の宿敵は剣に頼るブラックサタンの奇械人ではない。素手と電気で戦う、仮面ライダーストロンガーだ!
キサマをブラックサタンの奇械人としての道を決意させたのは何だ? 岬ユリ子の件か? 立花藤兵衛の件か? ふざけるな!
キサマは岬ユリ子の死を乗り越え、我らに立ち塞がったのではないのか!? 正義のために俺と決着をつけるのではなかったのか!?
失望したぞ! 城茂!!」
激情に任せ、一息に吐く。最早城茂は、戦う意思を無くしているように見えた。
茂は両手をぶらりと下げ、心を虚無で満たしていた。
(ジェネラルシャドウの言う通りだ。俺はユリ子と約束したじゃないか)
――ねえ、茂。いつか悪い怪人がいなくなって、世の中が平和になったら、二人で……どこか遠い美しいところに行きたいわ
――いいねぇ、俺も行きたいよ。
――本当に? 約束してくれる?
――ああ、約束だ。
黄金の剣の柄を強く握り締め、壁に向かって投げ捨てる。
剣が突き刺さる音が響き、黒い手袋を脱ぎ捨て左肘を曲げ、右に両腕を水平に構える。
「変――――――」
(なのによりにもよって俺が悪い怪人になってどうする!)
ゆっくりと、両手を合わせながら、両腕を天に回していく。
(すまない、ユリ子。俺はお前に女としての幸せをやれない。
すまない、放送の少女。俺は君を救ってやれなかった)
「――――――身!」
逆方向に、手を揃えた両腕が滞空する。
(だからせめて、俺は戦おう。仮面ライダーとして、悪党を許さない!
多くの人々の希望となる! 俺は……俺の名は!!)
「ストロンガー!!」
両手を火花を散らせながら、擦り合わせる。電気が全身に迸り、ベルトに光を灯す。
(仮面ライダーだ! ユリ子、放送の少女、お前たちの夢の欠片に救われた。だから!)
放電が収まると、カブト虫を彷彿させる角と緑眼を持つ顔、Sの字が力強く存在する赤いアーマー、星のように煌くベルトを顕在させた仮面ライダーが、白いマフラーをなびかせて姿を現せた。
「天が呼ぶ! 地が呼ぶ! 人が呼ぶ! 闇を切り裂き、光をもたらせと俺を呼ぶ!
聞け! ジェネラルシャドウ! 俺は正義の戦士、仮面ライダーストロンガー!!」
(もうこれ以上、誰も犠牲にさせない! 俺が全て守る! 俺が正義だ!)
完全復活を果たした、ストロンガーを前にして、ジェネラルシャドウは肩を揺らしていた。
「クックック……フハハハハハハハハハハハッ!! いいぞ! それでこそ我が宿敵だ!」
喜色を浮かべ、剣を眼前に掲げる宿敵が目に入る。正直、目の前の宿敵には感謝しているが、決着をつけることをやめる気は無い。
「来いっ! ジェネラルシャドウ! キサマを倒し、キックホッパーの元へ駆けつける!」
「出来るかな! 簡単に通すほど俺は甘くないぞ!!」
白い剣士と、紫電の戦士が、己が名をかけて交差した。
赤い風は、悪を許せず戦いを挑んだ。
破壊の蛇は、己の欲望を満たすため、戦いへと身を躍らせた。
三角の記号を持つ鎧を着る竜は、快楽に溺れる。
白い悪魔の剣は、宿敵へと己が刃を煌かせる。
そして、紫電の男は、自分の名を思い出した。
【ジェネラルシャドウ@仮面ライダーストロンガー】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地:遺跡E-3】
[時間軸]:37話前後
[状態]:健康
[装備]:シャドウ剣、トランプ内蔵ベルト
[道具]:ラウズカード(ハートの10、J、Q、K)
[思考・状況]
1:ストロンガーとの決着をつける。
2:スペードのA、クラブの8が暗示するものを探す。
3:ジョーカーを倒す。
4:他の参加者は手段を選ばず殺す。
【城茂@仮面ライダーストロンガー】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地:遺跡E-3】
[時間軸]:デルザー軍団壊滅後
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:デイバック×1
[思考・状況]
1:ジェネラルシャドウを倒す。
2:風見と再会し、謝罪する。
3:仲間を探す(仮面ライダーキックホッパー優先)。
4:殺し合いを阻止し、主催者を倒す。
【風見志郎@仮面ライダーV3】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地:遺跡D-2】
[時間軸]:デルザー軍団壊滅後
[状態]:健康
[装備]:未確認
[道具]:未確認
[思考・状況]
1:目の前の悪を倒す。
2:殺し合いを阻止し、主催者を倒す。
3:仲間を探す(仮面ライダーキックホッパー優先)。
4:キックホッパーと合流後、茂を探す。
【浅倉 威@仮面ライダー龍騎】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地:遺跡D-2】
[時間軸]:本編終盤辺り。
[状態]:左目負傷、左足に損傷。
しかしそれらが気にならないほど興奮。
[装備]:カードデッキ(王蛇)
[道具]:無し
[思考・状況]
1:目の前のV3でイライラを晴らす。
2:北崎とのゲームに勝つ。
3:北崎の喋り方はどうしようもなくうざい。
4:この戦いが終わったらキックホッパーと戦いに行きたい。
【北崎@仮面ライダー555】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地:遺跡D-2】
[時間軸]:本編中盤辺り。
[状態]:全身の打撲。
[装備]:デルタフォン、デルタドライバー。
[道具]:未確認。
[思考・状況]
1:目の前のV3を倒してゲームの点数を稼ぐ。
2:浅倉とのゲームに勝つ。
3:浅倉に興味?
4:冴子さんも仲間に入れてあげてもいい。
*城茂の支給品、パーフェクトゼクターは遺跡E-3の壁に刺さっています。
制限により、パーフェクトゼクターは自分で動くことが出来ません。
パーフェクトゼクターはザビー、ドレイク、サソードが変身中には、各ゼクターを呼び出せません。
また、ゼクターの優先順位が変身アイテム>パーフェクトゼクターになっています。
投下終了です。途中規制といわれて焦ってしまいました。
誤字、矛盾点など指摘お願いします。
GJ
ジェネラルシャドウかっこいい。
GJ!
茂の苦悩から立ち直りまでが見事に描かれていますね。
もう一度GJ!
すいません、抜けている箇所がありましたorz
GJ!
ストーリーは面白かった!
ただちょっとマーダー二人のセリフに違和感。薄っぺらく見えた…かな?
ジェネラルシャドウは宿敵の自分を見ても、構えさえとらなかった。
「……風見士郎との顛末は知っている」
返ってきた言葉に、茂は呆然となった。
時をジョーカーを避け、体力を回復する隠れ場として遺跡を選んだところまで遡る。
風見と、宿敵の城茂を見つけたのは偶然だった。
進み、聞き覚えのある声が聞こえ、二人組みでは勝ち目が薄いと考え、身を隠してると、茂が剣を風見に向け、場を離れて行くのが見えた。
そして、聞こえた茂の言葉に怒りを感じる。
(仮面ライダーとしてでなく、ブラックサタンの奇械人として戦うだと!)
右腕であるヘビ女を殺されたとき以上の激情が、ジェネラルシャドウを支配した。
脚は自然と茂を追い、馬鹿な女の放送で足を止めるのを確認する。
マシーン大元帥の声が聞こえるが、最早興味は薄かった。今はただ、自分の宿敵を問いただすことしか頭には無い。
わざと足音を響かせ自分の存在を知らせる。ジェネラルシャドウの準備は整った。
「ジェネラルシャドウ! キサマなら迷わず殺せる!」
自分を見つけた茂は、仮面ライダーとして言ってはならないことを言った。
『俺は闇を切り裂き光をもたらす、仮面ライダー! キック! ホッパァー!!』
茂の後輩であろう仮面ライダーの声が聞こえる。自分の宿敵は誰であるかを再確認した。
茂は殺意を持っているが、自分は一向に剣を構える気を起こせなかった。
『夢の欠片がこもった! ライダーキックだ!!』
しばらく無言で睨み合っていると、マシーン大元帥が負けたことが伝わる。
「マシーン大元帥は死んだか」
あれほどデルザー軍団の地位を争っていたのに、いざ敗れた事実を知るとどうでもよく感じた。
もっとも、腑抜けた宿敵の方が気になるのが一番の原因だが。
「何故仕掛けてこない?」
どうやら敵はそれすらも分からなくなるほど堕ちてしまったらしい。
「……風見士郎との顛末は知っている」
茂が驚愕の表情を浮かべる。ますます侮蔑の色を強めた。
>>822 指摘ありがとうございます。
V3相手に死亡フラグを立てれそうな強敵が、近くにはこの二人しか思いつかなったんです。
メインがストロンガーとジェネラルシャドウなので、もう少し描写しておくべきだったと思います。
乙ー。
真理とキックホッパーを軸に色々動きそうだな。茂はともかく風見ピンチだし。
でも風見がちょっと冷静すぎるかな、って思ったな。SPIRITでしか知らんのだが、あんなあっさり切り替えれるキャラ?
TJ9qoWuqvA氏GJ!!
ただ一つツッコミが。
「大柄な男」って浅倉のことなんだろうけど
浅倉は大柄では…背はそれなりに高いだろうけど体格的には痩せてる。
姿勢もあまりよろしくないんで北崎と比べても特に大柄には見えねえハズだ
あ、王蛇の次郎さんイメージで描写してました。
上の描写不足と合わせて練ってきます。
無駄スレ消費すいません。
>>826 風見は本編&ストロンガー客演を見ている限り、他人の危機の方に反応するだろうと思ってあの反応にしました。
予断ですが、スピリッツVerとTV本編で茂の口調が違うんで、どっちにしようか迷いました。
前回の「守りたい人は……」の流れだと、TV本編の口調と判断しました。
投下します。
もし制限が加わったら、サブスレに。。。
「こんなところに山小屋があるとはな」
橘と津上は、A6エリアにある山小屋の中にいた。リュウガとの戦いでダメージを負った津上を背負い、移動していたところ、幸運にもこの山小屋を見つけたのだった。
山小屋といっても造りはしっかりしており、ある程度の食料と水、更にベッドまで用意されていた。山小屋というよりはバンガローという方が近いかも知れない。
津上に簡単な応急処置を行い、ベッドに寝かせると、橘は自分の傷の手当ても行う。
そこで橘は先程の戦いを思い出した。自分とアギト―津上の相手を同時にしながら、平然と立ち去るほどの余力を残していた黒いライダーを。
引き分けといったが、あの戦いがもし続いていたら負けていたのはどちらの方か?
力が必要だ。共に戦える仲間とより強力な技を放つためのカードが。
「睦月、剣崎」
ピ〜ン♪ポ〜ン♪パ〜ン♪ポ〜ン♪
第一回目の放送が始まったのはそんなタイミングだった。
ピン♪ポン♪パン♪ポン♪
一連の放送が終わり、再び場に静けさが戻る。
「剣崎……」
その静けさの中、呟かれた言葉は放送の前に紡いだ名前と同じ名前。だが、その名前の裏に込められていた感情はまったく逆の感情。
―希望と絶望
「橘さん」
「……気がついたのか」
津上から声がかけられる。今の放送が目覚ましの代わりになったのだろう。
「ええっ。ありがとうございます。ここまで連れてきてもらっただけじゃなく、手当てまでしてもらっちゃって」
「いや、気にするな」
「………」
「………」
橘の独り言を聞いた津上翔一は瞬時に理解していた。今放送で死んだと伝えられた剣崎一真が橘の仲間だということに。
なんとか彼を元気付けてやりたい。津上は彼に掛ける言葉を懸命に模索する。
「橘さん、元気出してください。その……大丈夫ですよ。ほら、この放送こうやって、動揺を誘うための嘘かも知れないじゃないですか」
結局、津上の口から出たのは気休め程度にしかならない、ありふれた言葉しかなかった。
橘もそんな津上の気持ちを察して、出来るだけ沈んだ声にならないよう今できる精一杯の明るさを込めて返事をした。
「そうだな」
「そうです、神崎さんの思い通りになんかさせないよう頑張りましょう」
「ああっ」
不思議な青年だと思う。今、橘の心には怒りも憎しみも悲しみも全ての負の感情が渦巻いている。だが、彼といるとそんな中でも頑張ろうという気になってくる。
『橘さん』
不意に剣崎が彼を呼んだ気がした。
そうだったな。彼の後輩が望んだのは人の幸せを守るために戦うこと。落ち込んでいる暇なんてない。戦いはまだ終わっていない。
剣崎、お前が本当に死んだのなら、俺はお前の分まで、人の幸せを守る。
「少し辺りを見てくる」
橘は津上にそう告げると山小屋を出た。
あまり遠出をする気はない。アンデッドやアンデッドを連れた青年は気になるが、負傷した津上が回復するまで俺が彼を守らなければいけない。
だが、剣崎を失ったことによって昂った心は抑えられなかった。山小屋を中心に、ぐるりと辺りを散策する。近くに誰かいないか慎重に気配を探りながら。
「どうしたの、誰か知り合いでも死んだ?」
「いや、全員無事だよ。ただ、随分とハードルが高くなったと思ってね」
話し声が聞こえる。どうやら近くに誰かいるようだ、味方だといいが。
橘は物陰から話し声の相手を確認する。
スーツを着た髪が長めの男と金に髪を染めた少年。そして、その少年に背負われているのは……
「あれは睦月」
それは間違いなく睦月だった。気を失っているようで、少年に背負われ、だらりとしている。
「用心に越したことはないか」
気を失っている睦月を背負っているということは助けたと解釈するのが妥当だが。状況が状況だ。油断することはできない。
橘は懐から、ギャレンバックルを取り出すと、ダイヤのAを差し込む、するとギャレンバックルから飛び出してきた無数のカードは橘の腰に巻きつき、ベルトの形を形成した。
「変身!」
掛け声と共に、バックルの柄を引く。
『TurnUp』
ベルトから放たれたのは巨大なクワガタの絵柄が書かれたカード型の光。橘はその光へと飛び込んでいった。
時間は少し戻り、第一回放送が行われる直前。
「だからなんで僕がレンゲルを背負わなきゃいけないのさ。いくら僕がアンデッドだといっても、僕はこの姿では少年なんだから、結構重いんだよ。少しは手伝ってくれよ」
未だ意識が戻らぬ上城くんを背負ったキングはひたすらに文句をつぶやいている。だが、俺は聞く耳持たず、ただひたすらに歩いていた。
「もう〜、確かに協力するとはいったけどさ、だからと言ってこの扱いは酷いんじゃないか」
俺は答えない。それというのも俺は先程から考え事をしているからだ。
テーマはズバリ参加者全員に付けられたこの首輪の役割について。
俺が疑問を持ったのはこの樹海を歩いていたときだ。仮面ライダーになって以来、鏡に成りえる物があるか、無意識の内に確認するようになっていた。
しかし、この樹海には極端に少ない。場所によってはまったくないところもある。だが、これはおかしいんじゃないの。
俺たちが今までやってきた戦いと今回の戦いの違いは、城戸のような例外を除くと明確な願いがあるわけでない者が集められているという点だ。
当然、城戸のように戦いを止めようとする奴が数多く出てくる。抑止力として、首輪はあるがそれでも監視は必要だ。
最初は今までのように鏡の中から神崎自身が監視しているのかと思った。だが、数が多い上に鏡がない場所もあっては監視など満足できるわけがない。ということは……
この首輪ね。
たぶんこの首輪には爆破装置、能力の制御、そして、俺たちを常に監視できる何か、たぶん盗聴器のようなものが仕掛けられている。
つまり神崎に反抗しようとする奴はすぐに察知されて、はい、おしまいというわけ。
まあ自分の目的は不老不死、アンデッドになることだから別にいいけど、上城くんのように神崎を倒そうとしている奴には同情するね。
ピ〜ン♪ポ〜ン♪パ〜ン♪ポ〜ン♪
うん?なんだこのチャイムは。
俺が疑問を抱いたと同時に放送が流れはじめる。死亡者、禁止エリア、耳障りな声が発するその情報を俺はしっかりと脳へと書き込む。
いつだって、情報を制するものは戦いを制する。
「へぇ〜、ブレイド、死んじゃったんだ。もう一回会いたかったんだけどな。残念」
ブレイド……剣崎一真……アンデッドとなった人間。不老不死になった人間が死んだのか?
その放送にさすがの俺もちょっと動揺する。それは俺の目的のひとつ、ベルトとカードを集めて不老不死になるという目的を瓦解させるものだったからね。
だが、よくよく上城くんの情報を思い出すと、不老不死になるにはベルトと13枚のカードが必要とかいう話だったはず。
それなら、このキングが解放されたから、不老不死じゃなくなったとも考えられる。
考えられるのだが、可能性はもうひとつ。
首輪による能力の制限は不老不死さえも制限する。
神崎ならありえる話と思ってしまう。ということは結局、この戦いに勝ち残らないことには永遠の命は手に入らないってことか。
「はぁーーー」
思わずがため息が漏れる。
「どうしたの、誰か知り合いでも死んだ?」
「いや、全員無事だよ。ただ、随分とハードルが高くなったと思ってね」
12人が一気に44人だ。そりゃ、気も滅入る。まあ、地道にやっていくしかないってことか。嫌だけど。
「変身」
突如、俺とキング以外の声が聞こえた。ライダーか!?
俺とキングは声がした方を向き、身構える。そして……
「うわぁ!」
まったく同じ方向からなにやら悲鳴じみた声が聞こえた。なんだ?
しばらく様子を見るが、声のした方からはそれ以降、何の反応もない。罠かとも思ったが、キングと示し合わせると、声のした方向へと向かった。
「誰だ、こいつ?」
そこにはひとりの青年が倒れていた。歳の頃は20代中盤ぐらいか。中々精悍な顔をしているが、今は見事に気絶している。
恐らくさっきの悲鳴の元はこいつなんだろうけど、なにが起こったんだ?
「ああー!こいつはあれだよ。この携帯に写った危険な奴」
キングは声を上げると、俺に携帯を見せてくる。
「ほら、こいつだよ、こいつ」
少年に銃を向ける。ダイヤを模した赤いライダー。
「今なら気絶してるようだしさ、縛るなり、殺すなりしようよ。きっとこのままにしておくと脱出の障害になるよ」
嬉々として語るキング。自分の策略が身を結ぼうとしているのが嬉しいらしい。
はぁ、じゃあ、あんまりぬか喜びさせるのもあれだし、種明かしといくか。自分の策が、策とは呼べないちんけなものだってことを。
「へぇー、じゃあこいつがギャレン、橘朔也ってわけだ」
「そうだよ。……へっ、なんで知ってるの」
「はっ、なんで俺が君のことを知ってたと思うの?」
「えっ、あっ」
途端にキングは呆けた顔になる。
「上城くんから一通り、聞いてるんだよ。少なくともこの戦いの参加者の特徴ぐらいはね」
そう、キングから携帯を見せられた時から俺は気づいていた。携帯に写っているライダーがギャレン、橘朔也ってことに。
上城くんがいうには橘くんはこの戦いには決して乗らない正義の心の持ち主。恐らく銃を向けられている少年はアンデッドか、さもなくば勘違いってところだろ。
「ちぇっ」
キングは自分の策略が見事に外され、不貞腐れる。切れて襲い掛かってくるかもと思ったが何よりだ。
とはいえ、俺はちょっと考える。橘くんは今気絶しており、ベルトも落ちている。
今なら簡単にベルトを奪える。キングが見てはいるが、言い包めるのはそう難しいことではないだろう。
さて、どうする?
「変身!」
腕をクロスさせ、ベルトに力を込める。普段ならベルトに込めた力が増幅され、全身に行き渡り、アギトの姿へと木野を変えるはずだった。
だが、木野の姿は変わらない。
「駄目か」
恐らくこの首輪が原因だろう。全力が発揮できないことといい、変身できないことといい、やってくれる。
守るべき者を救うために全てを滅ぼす決意をした木野であったが、満足に戦えないこの有様では返り討ちに合うのが関の山だ。
アギトは俺ひとりでいい。だがそのためには首輪を外す方法をまず見つけなければならない。
ピ〜ン♪ポ〜ン♪パ〜ン♪ポ〜ン♪
死亡者を知らせる放送が鳴り響く。その中に氷川の名はない。
生き残ったか。伊達にアンノウンと渡り合ってきたわけではないらしいな。
木野は氷川を探すことにした。名簿には知っている名は彼しかおらず、彼ならば利用しやすいと考えたからだ。
とりあえずロブスターオルフェノクが逃げた方向とは逆方向へとしばらく進む。すると視界が開け、眼前には小屋が見えた。
「小屋。寄ってみるか」
ドアを開け、小屋へと入る。勿論、物音を立てないように慎重にだ。
「あっ、いらっしゃい」
にも関わらず、ひとりの男によって、木野の到来は看過された。
男はこちらに背を向け、バンダナを頭に巻き、箒で辺りをはく。
どうやら掃除をしているらしい。この非常事だというのにである。当然その男とは津上翔一であった。
「ふぅ〜、これでよし。って、あれ〜、木野さんじゃないですか?」
掃除を終え、やっと木野の顔を確認した津上は開口一番、木野の名前を呼ぶ。
「あなたは……」
木野もその顔には見覚えがあった。だが、木野の存在した時間での津上は葦原の友人で、バイクが動かなくなって困っているところを助けた男にすぎない。
木野は自分の名前を知っていることに多少の疑問を感じたが、葦原の手術をしようとした病院の医師にでも聞いたのだろうと、自分を納得させた。
「よかった、無事だったんですね」
「ええっ、あなたもご無事で何よりです。ところでここには他に誰か?」
木野はとりあえず話しを合わせ、情報を引き出すことにする。利用するにしても、殺すにしても、仲間の存在は確認しておかなければならない。
「今はいませんけど、橘さんっていう頼りになる人がいます」
「橘……その方は今どこに?」
「少し辺りを見てくるそうです」
「そうですか。では、彼が帰ってくるまで待ちますか」
木野は手近な場所へと腰を下ろした。ならば、様子を見るか。いつ帰ってくるかもわからないというのに行動を起こすほど馬鹿ではない。
橘という人間を見極めて、今後の行動を決めよう。
「そういえば、あなたの名前は……」
木野がふとその疑問を口にだそうとした時だった。ガチャと音を立て、扉が開く。
どうやら帰ってきたらしいな。
ふーん、まあまあいいところじゃないの。もちろん俺の家には劣るが、まあマシな部類だね。
扉を開け、とりあえず部屋を見た感想がこれ。部屋の中には男がふたり。ひとりは橘から聞いた津上だろう。で、後のひとりは一体何者よ?
「おかえりなさい、橘さん」
「津上、彼は?」
どうやら橘も知らないらしいが、津上の次の言葉でその疑問はすぐに氷解する。
「あっ、紹介します。俺の知り合いで木野さんです」
木野、名前からいって、俺のすぐ後に出た奴か。黒服に黒サングラス、かなり怪しい風貌をしている。あんまり信用しない方がよさそうだね。
「そうか。俺の方も知り合いを見つけた。だが、重症で意識が戻らない。悪いがベッドに寝かさせてくれるか」
橘は背負った上城くんをベッドに寝かせようとする。おい、おい、背中に火傷を負ってるっていうのに、仰向けに寝かせようとしちゃあ。
「待ちなさい。見たところ、背中に火傷を負っているようだ。うつ伏せに寝かせなさいい」
俺が指摘するよりも早く。木野は動いた。
「ふむ、応急手当はしてあるようですが、不十分ですね」
木野は包帯を剥がし始める。
「おい、何してるんだよ」
「火傷に包帯は逆効果です。それより消毒が不十分だとより悪化する恐れがあります」
「……あんた医者か」
「ええっ」
俺はディバックから救急箱を取り出すと木野へと渡す。
「なら、助けてやってくれ」
「わかりました」
個人的にはイマイチ好感が持てないが、上城くんを助けるためだ仕方ないだろう。とりあえず、こちらもやるだけやっておくか。
「すまない、俺が不甲斐ないばっかり。上城くんが……」
多少の嗚咽を混ぜ、橘に謝罪する。
「気にするな、あなたのせいじゃない」
結局、俺は橘を助けることにした。キングは相当ぶうたれたが、今の残り人数では勝ち残るのはまだまだ厳しい。今はまだ仲間を増やす時期だ。
それに上城くんからは橘のことはこう聞いてるんだよね。橘くんはこの戦いには決して乗らない正義の心の持ち主。ただし、勘違いが多く、騙されやすい。
まさに俺が勝ち残るのには理想のパートナーだ。
優勝をとるか、アンデッドになる道をとるかはまた後で考えることにしよう。
山小屋に集った6人の参加者たち。
だが、その思いは見事に不揃いだった。
少女の叫びを前にして、それぞれの思いは揺れる。
【橘朔也@仮面ライダー剣】
【1日目 現時刻:朝】
【現在地:樹海A6エリア】
[時間軸]:Jフォーム登場辺り。
[状態]:多少の打撲。ちょっと凹み気味。
[装備]:ギャレンバックル
[道具]:Gトレーラーの鍵
[思考・状況]
1:融合係数が下がったのか?また変身できないのだろうか。
2:剣崎の思いを継ぎ、参加者を神崎やマーダーから守る。
3:神崎を倒す。
4:仲間を傷つける奴を許さない。
※橘は2時間の変身制限には気付かず、自分の融合係数が下がったためと思っています。
また、時間的な差異からキングをアンデッドとは思ってません。
【津上翔一@仮面ライダーアギト】
【1日目 現時刻:朝】
【現在地:樹海A6エリア】
[時間軸]:本編終盤。
[状態]:多少の打撲。
[装備]:カードデッキ(オルタナティブ・ゼロ)
[道具]:ドレイクグリップ@仮面ライダーカブト
[思考・状況]
1:元の世界へ帰る。
2:橘さんや木野さんたちと頑張る。
3:氷川、小沢と合流する。
※首輪の能力制限により、一日目のみバーニング、及びシャイニングフォームへの変身は制限されています。
※ドレイクゼクターは島のどこか、もしくは支給品として誰かに配られているかもしれません。
【北岡秀一@仮面ライダー龍騎】
【1日目 現時刻:朝】
【現在地:樹海A6エリア】
[時間軸]:本編終盤辺り。
[状態]:手負い。でも軽傷。
[装備]:不明。(袖口に隠し持てる)
[道具]:自分の支給品は不明。リュウガから受け取った救急箱(元は岬ユリ子の道具)。
[思考・状況]
1:一気に人数は増えたが、橘、上城くん以外はまだ信用しないようにしよう。
2:個人的には気に食わないが、キングと協力しよう。(いつかキングは封印する)
3:……城戸たちとでも合流してみるか。リュウガについて何か分かるかもしれない。
4:橘を利用する。人数がある程度減るまでは優勝するかアンデッドになるかは保留。
【キング@仮面ライダー剣】
【1日目 現時刻:朝】
【現在地:樹海A6エリア】
[時間軸]:キングフォーム登場時ぐらい。
[状態]:健康。一時間弱、怪人態にはなれません。
[装備]:なし
[道具]:携帯電話
[思考・状況]
1:北岡が引っかからず、不機嫌。
2:戦いに勝ち残る。面白いものも見たい。
3:ライダー同士の仲間割れは最高に面白そうだ。
4:今は戦うつもりは無い。
5:橘は僕のこと知らないようだけど、睦月が気がついたらどうしよう。
【上城睦月@仮面ライダー剣】
【1日目 現時刻:朝】
【現在地:樹海A6エリア】
[時間軸]:本編後。
[状態]:背中に大火傷。木野の手により、本格的に治療中。
[装備]:ディスカリバー@カブト
[道具]:不明。
[思考・状況]
1:意識を失っているため不明。
【木野 薫@仮面ライダーアギト】
【1日目 現時刻:朝】
【現在地:樹海A6エリア】
[時間軸]:本編38話あたり
[状態]:肩、腕に加え、脇腹にサーベルの刺傷
[道具]:精密ドライバー
[思考・状況]
1:とりあえず仲間ということにしておこうか
2:自分の無力さを痛感している
3:力を得るために最強のライダーになる
※木野は時間軸のずれにより、津上のことを葦原の友人としか認識していません。
翔一、木野、北岡、橘、睦月、キング・・・
良パーティの予感(・∀・)
投下終了。
誤字、脱字、指摘事項があればお願いします。
◆TJ9qoWuqvAさん、乙です。
ストロンガーがマーダーにとドキドキしましたが、敵であるジェネラルシャドウによって本質を取り戻す展開は王道的に熱い展開で燃えました。
ただ、V3がもし死亡したら、もしや。。。
GJ.
時間軸のズレっておもしろいなぁw
そういや睦月は放送聞いてないね。このことも今後なにかありそうだ。
GJ!
色々と不安定な大パーティです。特に橘さんw
この面子でこの後何もおきないはずが無い、という状況を生み出したは上手いです。
時間軸のズレも美味しい使い方です。この後どうなることやらw
あと、「終わりの君へ、始まりの君へ」のミスの部分の訂正をお願いします。
詳細は避難所の方にあります。お手数かけて申し訳ありません。
皆さん、お久しぶりです。
ずっとロムってましたが良作続きで盛り上がっているようですね。お二方GJ!手に汗握らせて貰いました。
それと宜しければ加賀美、明日夢、剣を予約させて下さい。
久しぶりでブランクが有りますが、温かい見守って貰えれば嬉しいです。
ちょwww
カ・ガーミ死亡フラグじゃねえか
よりによって明日夢と剣かよwww
◆naAqV94LaU氏の新作に期待。
カ・ガーミンは氏が予約する前から死亡フラグが立ちまくりだからな。
どうなることやらw
まあ劇中でも何回も死んでるし、今回もなんとかするだろう。
ところで風見志郎の志郎が間違ってますよ。
本気で申し訳ありません。
避難所に修正点を書いておきました。
指摘ありがとうございます。
ぼっちゃまは今のところ驚異の三段変身ができる唯一のライダーにして最凶のマーダーなんだよな…
おぅ、俺のIDアナグラムしたら
AGITO
だYO!…そんだけ
全然予想つかねえなこの大所帯wwwww
木野さんか翔一がGトレーラーの鍵に気がついてくれるといいんだが、気付いちゃったら離散フラグっぽくて恐い
ストロンガー組もお疲れ様でした! ロワなのに燃える展開だわ
少々聞きたいことが。宜しければ教えて頂けますか?
・サソードはライダーフォームでも触手を使えるか?
・クロックアップ中、ライダースラッシュの真空波(斬撃?)はどうなるのか?
以上です。
宜しくお願いします。
触手はマスクドフォーム時だけ。キャストオフしたら吹っ飛ぶ
ドレイクのライダーシューティングをクロックアップしたザビーが軽々避けてたから、クロックアップはあくまでライダー本体にしか作用しないんじゃないの?
重ね重ね本当に申し訳ありません。
何とか今夜中には投下しますので、予約をもう一日伸ばして頂けますか?
ガンガレ
ソレを言ったらクロックアップ中に発射したライダーシューティングは、
加速に付いて行っている訳で。
書き手に任せるのが無難なんじゃないの?
自分も質問を一つ。
アギトはシャイニングとバーニングが制限かかっているけど、ストロンガーのチャージアップはどうですかね?
書き手任せでいいんじゃないかな。
アギトのときもそうだったし。
途中報告。
三時間かけて執筆したSSが誤操作で消し飛びました。
リアルに泣きそうです…。
もう一度頑張ります…!
報告、愚痴、失礼致しました。
頑張れ。俺は応援しているぜ!
まとめサイト、修正分更新しました。
>>863 クロックアップ中に撃ったら、加速してましたね。
>>864 最初の議論では超電子ダイナモを支給品にという話がありました。
城戸真司、小沢澄子、ヨロイ元帥、ガライ、ジャーク将軍で予約いたします。
冴子さんが空気に……
リュウガとか六人組に絡めて動かしたいんだが……書けない……
冴子さん、木野、翔一のキャラ把握はそれぞれ何話辺りを見れば良いですかね?
あと、総合スレのキャラ紹介テンプレで書いてもらえるととても助かります……
木野さんは登場話の35話〜46話。
翔一は映画版、SPがキャラ把握にはいいと思う。
冴子さんは本格始動の21話から十話位と最終回がキャラ把握にはいいと思う。
テンプレは忙しくて出来ない。すまない。
冴子とひよりでお店出したらおいしい料理とお酒が飲めるな…
市街地で開店しないかな〜
質問と全然関係無くてごめん。
何度も予約期限を延ばして本当にすいません。
投下します。
朝日の照りつける荒野を歩く銀色の体躯を持つ者と、それに続く人の姿をした二人。
氷川は前を歩くシャドームーンに話しかける。
「すいません、もう少しゆっくり歩いてもらえませんか?」
連れ立っているひよりは、シャドームーンの移動速度に付いていくのに精一杯といった様子で息を荒げている。
だがシャドームーンは氷川の言葉に反応はおろか、足を遅らせようともしない。
「返事位してくれたっていいでしょう!」
「止めろ、大声を出すな……」
思わず声を荒げる氷川を、ひよりが制止する。
「すいません……しかしあなたは歩き詰めで相当疲れているはずです。ペースを落とすか休むかしないと体が持ちません」
「ぼくなら大丈夫だ」
その言葉が強がりである事は、ひよりを見れば明らかだ。
「なんでそんなに無理をしてまで、あいつに付いて行こうとするんです?」
シャドームーンに聞こえるのも構わず、ひよりに詰め寄る。
「お前はあいつが信用出来ないのか?」
「当然です。あいつは風見さんの出方によっては、僕達を殺すと言ったんですよ?」
「あいつが人間じゃないから信用出来ないのか?」
「べ、別にそういう事ではありません……!?」
ピ〜ン♪ポ〜ン♪パ〜ン♪ポ〜ン♪
『はぁ〜い、皆さんおはようございまぁ〜す。』
天から響き渡る音声に、氷川の気勢もシャドームーンの歩みも止まる。
(小沢さんも津上さんも、木野さんも無事か……)
氷川は知り合いが死亡者として名を連ねなかった事に胸を撫で下ろし、次の瞬間に自己への嫌悪が沸く。
(僕は何をホッとしてるんだ!もう6人も……いや、最初のホール死んだ人を含めれば7人も死者が出た事になる
……それにもしかしたらその中には、僕達を助けてくれたギターを持った男も含まれているかもしれない……)
氷川の心が虚無感に押し潰されそうになる。
(……そうだ、今は考え事よりも放送内容を書き取らないと)
そして押し潰されそうな心を使命感で支える。もう何度そうしただろう。
再び歩き始めるシャドームーンを追いながら、地図と名簿の死亡者と指定されたエリアにチェックを入れる。
(ここからは市街地に入る。道が舗装されている分歩くのは楽になるだろうが、より敵と遭遇する危険性が増す……)
氷川は重い足取りで、物言わぬ銀色の背中を追った。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「君はこのディスクの使い方が分かるかな?」
「そんなもの、知る訳無いだろ」
蓮と草加は照明の落ちたファミリーレストランの中で、純子の荷物にあった支給品を確認していた。
「それより何でこんな所で、のんびりしてるんだ?」
「ここなら中からは外の様子が見えやすく、外からは中の様子は見えにくいと思ってな」
「そんな事は聞いてない。ヒビキとかいう奴と、E−4で合流する約束はどうするつもりだ?」
「ヒビキに会いには行かない。あいつには俺の嘘がばれる可能性があるからな。
E−4で合流する約束をしたのは、あいつを市街地に留める為だ。
しかしあんな約束を気にしていたなんて、君も人が好いんだな。少し心配になってくるよ」
「……何が言いたい?」
「さっきの放送を聞いた時も、随分動揺したみたいだったが?」
蓮は放送を聞いた時に自分に芽生えた感情を反芻する。
珠純子の名を聞いた時の悔恨、そして城戸真司の名が呼ばれなかった事への―――安堵。
(死ぬべき人間が死んで、いずれ倒すべき人間が生きていたというだけだ……)
「今の俺に迷いは無い、相手が誰であれ……倒す」
「『殺す』だろ。そこの所を、ちゃんと分かってるのかな?」
「いいかげんにしろ!ここでお前と戦ってもいいんだぞ」
草加は激昂する蓮を鼻で笑う。
「分かってくれていれば、いいんだけどな。それよりあれを見ろ」
草加が顎でさした方に見えたのは、こちらに気付かず三人が一組になって歩く姿。
遠目にも明らかに歩き疲れた男女と、遠目にも威風が伝わってくる銀色の体躯を持つ者。
「君が変身出来たら、ナスティベントであいつらの動きを止めてくれ。
俺はその隙にマイザーボマーを撃ち込む。その時の対応であいつらの内、何人が戦闘力を持つかが分かる
そいつだけに的を絞って攻撃する。もし全員が戦闘力を持っていれば撤退する」
大通り真ん中を歩く三人を、建物の陰から窺いながら作戦を打ち合わせる。
「撤退する必要等無い。後ろの二人は相当疲弊している、ここであいつらをまとめて潰す」
「勇ましいな。ならこの場も君が先行し、俺は後詰って事でいいかな?」
「相手は三人だぞ?一人で行ったら囲まれる危険性が有る」
「援護してやるさ、俺にはカイザブレイガンとゼクトマイザーが有る。君と一緒に行くより、柔軟な戦い方が出来るだろ?
君が怖いって言うなら、後ろで遊んでてもらうしか無いんだがな?」
蓮は無言で草加を押しのけて前に歩み出て、窓ガラスに向きカードデッキを掲げた。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
氷川は突如前方から叩きつけて来た衝撃波から、ひよりを庇うように覆いかぶさった。
(…超音波か?……くそっ…耳鳴りが…)
ちょうど氷川達の盾になる位置に立っていたシャドームーンが、前方を飛ぶ蒼い蝙蝠に向け手元からビームを放つ。
蝙蝠がビームを回避すると、衝撃波が弱まった。
(あいつが超音波を放っていたのか?よし、今の内に……)
氷川はひよりの手を引いて、路地に入り込む。
その直後シャドームーンが居た付近を中心に、爆発が巻き起こる。
氷川とひよりは吹き飛ばされるように、先程の道路と路地を隔てて平行に走る道路に飛び出る。
「……だ、大丈夫ですかひよりさん?」
「ぼくよりあの銀色を助けに行かないと!」
「駄目です!あなたが行って一体何がで………!!」
氷川はひよりの遥か後方で、男が何かの機械をこちらに向けるのを見付ける。
その機械から虫の様な物が、無数にこちらへ発射された。
(駄目だ、あんなものとても避けきれない!せめて彼女だけでも守らないと…)
氷川がひよりの盾になろうとするが、衝撃波のダメージが抜け切らない為素早く動けない。
次の瞬間ひよりの背中から生えた翅が、飛来した虫の爆発を遮る。
「………ひよりさん?」
驚愕する氷川の胸でネックレスが赤く輝いていた。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
爆発による粉塵が晴れぬ間に、シャドームーンの背後からナイトが切り掛かる。
上段からの振り下ろしを横にかわされ、即座に振り上げた剣をスウェー気味に後ろへかわされ
胴への突きに変化させるも手で横に払われる。
(大した反応の速さだ。だがあの青いライダーのように規格外の速さという訳ではない)
そこからさらに横薙ぎに切り込むが、シャドームーンはエルボートリガーでそれを弾いた。
「何っ!?」
ナイトは剣を落としそうになり、慌てて後ろに飛び退きながら体勢を立て直す。
今度はシャドームーンからエルボートリガーで切り掛かった。
何合か切り結ぶ内に、ナイトは押され体力が削られていく。
ナイトは考える。スピードでは互角でも、一撃一撃の重さは相手の方が上、真っ向から打ち合えば不利。
「ダークウイング!」
横合いから蝙蝠のモンスターが、シャドームーンに突っ込んで行く。
シャドームーンは片手のエルボートリガーで剣を受け止めながら、もう片方の手から放つ電撃で蝙蝠のモンスターを捕らえる。
その手をナイトに向けると、蝙蝠のモンスターも牽引されナイトに体当たりする。
ナイトは飛ばされながらベルトからカードを取り出し、それをバイザーに収める。
『SWORDVENT』
立ち上がりながら天より降りてくる大剣を受け止め、突きを放つ。
エルボートリガーで受けられるも、先程までのように力負けはしない。
そのまま鍔迫り合い形に持っていき、大剣の柄の方で掬い上げる様にシャドームーンの腕を撥ね上げる。
(もらった!)
両手を開いて無防備なシャドームーンの頭部へ、大剣を振り下ろす。
「シャドーセイバー」
シャドームーンの声がしたと思うと、大剣の斬撃が何かに阻まれる。
シャドームーンの右手から伸びた剣の紅い刀身が、大剣を受け止めていた。
そして左半身を少し下げたのを見ると、ナイトは反射的にバックステップを取る。
左手に持った紅い刀身の短剣が、ナイトの脇腹をかすめ装甲を削る。
(なんて切れ味だ!こいつまだこんな切り札を持っていたのか)
長短一対の剣を振るうシャドームーンに対して、ナイトは防戦一方になる。
(援護すると言っていた草加は何をしている?)
最初のゼクトマイザーの攻撃以来、草加からの援護が来ない。
(………成る程…俺を捨て駒にした訳か)
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
背中の翅でマイザーボマーを防いだ少女を見て、草加は舌打ちをする。
(何の力も持ってないと思ったが、まさか変身出来るとはな)
路地越しに、ナイトが押されているのが見える。
草加の目論見通りナイトと銀色のライダーが、上手く潰し合ってくれているようだ。
(変身出来るという事は、それなりに戦闘力を持つのだろうが……
まあいい、俺も変身してこいつらを殺したら当初の計画と結果は同じだ)
少女が光に包まれると共に、緑色の異形を表していくのを見ながら草加はカイザドライバーを腰に巻く。
『Standing By』
「変身!」
『Complete』
カイザフォンをカイザドライバーに装填すると、黄色いラインと黒い装甲の戦士カイザが姿を表した。
フライパンで殴りかかってくる緑色の怪物の拳を横に捌きながら、カウンター気味のボディブローを食らわす。
後ろにたたらを踏む怪物を、蹴りで追撃する。
受身も取れず後ろに倒れこむ化け物を見て、カイザはまともな戦闘どころか喧嘩もしたことが無い戦闘の素人だと判断した。
起き上がろうとする怪物に、カイザブレイガンの光弾を撃ち込む。
怪物が立ち上がろうとする度に光弾を受けて倒れる様を見て、カイザは嘲るような笑いを抑えきれない。
止めをさそうとブレイガンとゼクトマイザーを構えた瞬間、怪物の姿が消えた。
(消えた?…いやこれはあの青いライダーと同じ……!?)
状況を分析し終わる前に、カイザの体が吹き飛んだ。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
ナイトはシャドームーンが、全く疲れを見せない事に驚嘆していた。
(このままではジリ貧だ。なんとかカードを使う隙を作らないと)
打ち合う中の一瞬の間に、ナイトは身を屈めて足を払うように蹴る。
だがシャドームーンは微動だにせず、逆に蹴り飛ばされる。
地面を転がりながらカードを取り出し、それをバイザーに装填。
『TRICK VENT』
シャドームーンの手から放たれたビームがナイトに着弾する瞬間、ナイトが掻き消える。
次の瞬間シャドームーンの横合いから、ナイトが切りかかる。
シャドームーンはそれを短刀で受け、長刀でナイトの腹を突くもまたもその姿は消えた。
二人のナイトが間合いを取りながら、シャドームーンを挟むと
シャドームーンも何かに気付いた様子で、路上駐車してあるトラックの荷台を背に両手をクロスさせ受けの構えを見せる。
「ハッ!」
荷台の上からナイトが、シャドームーンに飛び掛る。
横に飛んでかわしたシャドームーンの背後から、ナイトが肩口に切り付ける。
「お前が本物か」
肩で受けた大剣片手で掴み、もう片方の手から放たれる電撃でナイト体を捕らえ
そのまま頭越しに、シャドームーンの前方に放り投げた。
起き上がろうとするナイトに、シャドービームが放たれる。
ナイトは咄嗟に大剣を盾にそれを防ぐも、路地まで吹っ飛ばされた。
(……あの銀色のライダー…なんて強さだ…)
起き上がる事もままならないナイトは、ふと路地を挟んで反対の道路を見る。
そこには少女が倒れているのが見えた。
そしてその少女に黄色い刃を向けて近付く、黒い影―――仮面ライダーカイザ。
ナイトに急激に力が湧き上がる。
ナイトは湧き上がる怒りのまま、カイザに向かっていく。
振り返るカイザの背中を、大剣で大上段から斬り下ろした。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
シシーラワームの体当たりで吹き飛ばされながら
幾多のスポーツの練習と実戦経験によって鍛えられたカイザの目が、シシーラワームの高速の動きを捉えた。
(あの青いライダーと同じ超加速か、だがこっちは一度そいつを経験してるんだよな)
カイザは体勢を立て直し、シシーラワームの影を捉える。
カイザが横に飛びながら、ブレイガンの刃を横に伸ばすとそれにシシーラワームがぶつかり切り裂かれる。
(速さはあるが動きは直線的で単純だ。ブレイガンの一撃で仕留められない頑丈さは厄介だがそれも時間の問題だな)
シシーラワームが地を蹴ったのを見ると、カイザはまたも横に体を開き伸ばしたブレイガンでシシーラワームを切る。
(馬鹿だな、さっきのは偶然だとでも思ったのか?)
「ひよりさん、敵はあなたの攻撃の軌道とタイミングを読んでいます!」
カイザが氷川の声に気を取られた隙に、シシーラワームが再度地を蹴る。
横に飛ぼうとしたカイザの顔にフライパンが飛んできた。
それをブレイガン払い落とした直後、シシーラワームのタックルで倒され馬乗りになられる
カイザがブレイガンで反撃に出ようとするも、シシーラワームに手首を掴まれる。
シシーラワームはクロックアップが解けたのも構わず、残った手でカイザの顔を殴りつける。
「舐めるな!」
残った手でベルトからフォンブラスター外し、シシーラワームの顔を撃つ。
シシーラワームが怯んだ隙に、足を外し蹴り飛ばす。
(予想以上に厄介だな、このまままともに戦っても負けないだろうが
これ以上消耗したくないからな、ここは搦め手でいくか)
氷川の下へ行き、その腹を殴りつける。
「動くな。こいつを殺すぞ」
倒れる氷川の首筋にブレイガンの刃を当て、シシーラワームに告げる。
「……ひより…さん……僕に構わず…」
「君は黙っててくれないかな?まだ死にたくないだろ?」
「止めろ!お前の言う通りにする」
「ならとりあえず人間の姿に戻って貰おうかな。その姿だとどうも妙な力を使えるらしいからな」
シシーラワームは無言で日下部ひよりの姿へと変態していった。
「素直だな、そんなに仲間を助けたいのかな?」
カイザはゆっくり首筋からブレイガンを離す。
「人間的感情と言うやつかな?……人間でも無いくせになっ!!」
そしてフォンブラスターをひよりに向け、右肩を光弾で撃ち抜く。
血飛沫を上げ、ひよりの体が崩れ落ちる。
「ひよりさん!!」
(急所は外したか……止めをささないとな)
ブレイガンを向け、ひよりへと近ずく。
「……待て、僕はまだ戦えるぞ…」
声を出すのも精一杯といった様子で、氷川はカイザを制止する。
「安心しろ、すぐに彼女と同じ所へ送ってやるよ」
振り返って氷川を鼻で笑うカイザの背中に、衝撃が走った。
「ぐはっ!」
倒れたカイザの腹に、ナイトが走ってきた勢いで蹴りを見舞う。
蹲るカイザの顔目掛け、ナイトが大剣切っ先を振り落とす。
転がりながらそれをかわし、立ち上がるもその間に間合いを詰められ切り結ぶ形になった。
背中を斬られた痛みの為、先の戦いとは逆にカイザが押される形にになる。
(背中の傷はそれほど深くは無いが、このままでは勝ち目は無い……ん?そうかこいつ……)
「自分の体を良く見てみるんだな!もう随分粒子化が進んでいるみたいだがな?」
ナイトの装甲が硬度を失い粒子と化していく。変身時間の終わりが近付いているサイン
「俺は君より後から変身した!つまり俺の方が余裕があるという事だ!
俺に勝ちたいんなら、勝負を急いだ方がいいんじゃないかな!」
挑発し動揺を誘う。と同時に受けに徹する戦い方に切り替える。
かわし、往なし、受け流す。高い技量を生かしナイトの攻撃を捌き続ける。
「君はそろそろ時間切れなんだろ?残念だったな!所詮君では俺には敵わないんだよ!!」
斬撃に徹していたナイトが、突然体を屈め蹴りで足を払いカイザを倒す。
背中から倒され、痛みでカイザの動きが止まった。
「お前は俺に人を殺せるかと聞いたな?」
カイザに問い掛けながら、ナイトはカードをバイザーに収める。
「今の俺ならお前を殺せる」
『FINAL VENT』
(あの技を使うつもりか!?何時変身が解けるかもしれない状況で)
ダークウイングをマントに変え、天高く飛翔した。
ナイトはきりもみ回転でマントを巻き込みながら、敵目掛け急降下する。
ナイトの全身が刃の鋭さを持つ、銃弾と化す。
カイザがブレイガンとフォンブラスターの光弾を撃ち込むも、飛翔斬の突貫力に全て弾かれる。
そしてその突貫力の突端が、カイザの胸に到達した。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
氷川はカイザとナイトの戦いが始まったと同時にひよりを路地に運び、二人の戦いに巻き込まれないように隠れていた。
(ひよりさんは肩の怪我が酷い。何処かベットででも休ませてと……)
自分のシャツを包帯代わりに、ひよりの肩に巻きつける。
とても応急処置と呼べるような対応では無かったが、氷川には他にやりようが無い。
その内に戦いの喧騒が止んだ。
「……どうなったんだ?」
氷川が隠れている路地からは、二人の戦いの様子がよく見えない。
氷川はひよりを隣の道路から電柱の陰になる所に寝かせ、二人の様子を窺いに行く。
(どうやら戦いは収まったみたいだが……あの人は?)
ブティックの前でカードデッキを握り締め、倒れている男を発見する。
(この人は僕達を襲った男じゃない、僕達を助けてくれた人の変身が解けた姿か)
慌てて助けようとするが、警戒の気持ちが生まれ躊躇する。
(確かにこの人は、僕達を助ける形で戦闘に介入してきた。だけどそれだけで味方だと判断出来ない…)
氷川は男を放置しておく事にした。
(今の僕にはひよりさんを助けるのが精一杯だ。とてもこの人を助ける余力は無い)
ひよりのもとへ戻り、彼女を背負ってその荷物を持った時に声は届いた。
――みんなぁ! 殺し合いなんてもうやめてー!!
(この声は!?……拡声器か何かで呼びかけているのか?)
――殺し合えって言われたからって、人を殺すなんておかしいよ!
少女の呼びかけに、氷川は自分が勇気付けられている様な気がした。
おそらくは自分以上に戦う力を持たない少女が、この殺し合いを止めようと懸命に戦っている。
――ファイズは、仮面ライダーは……闇を切り裂いて、光をもたらす!
(早く声のする所へ行かないと、この少女が危険だ!)
一刻も早く少女の所へ向かおうと決意する。氷川がこの戦いの中で始めて見付けた脱出への希望に向けて。
だがその希望は、銃声によって引き裂かれた。
氷川は倒れている男のもとに戻り、ひより抱えているのと反対側の肩に男を抱えた。
(僕は警察官だ。それなのにさっきは自分の無力を言い訳に、危機に陥ってる人を見捨てようとするなんて
戦う力が無くても、人間の強さを示す事は出来るはずだ!あの呼びかけの少女のように!
例えこの人が戦いに乗っていたとしても、その時は僕が止めてみせる!)
自身の体も限界に近いはずだが、二人を抱え歩き出す。
(とにかくこの二人を休ませる所を探さないと、それとひよりさんは医者に診せなければ命に関わる。
何とか木野さんを捜して、ひよりさんを診て貰わないと……)
自分の涙を拭う事もせず蓄積された疲労で足が震えても、今度こそ氷川の歩みは止まらない。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
朦朧とする意識で、自身のダメージと周囲の状況を確認する。
(目は…開く……耳も…聞こえる……手と…足はどうだ)
手指と足指を開閉しながら、自分が変身が解けてブティックの床の上で倒れていると分かった。
店の外の煙が晴れて、倒れた蓮に近寄る警察の制服姿の男が見える。
(ショーウインドウから…店内に叩き込まれた訳か………くっ…意識…が……)
もはや思考する事もままならない草加の耳に、その声は届いた。
――みんなぁ! 殺し合いなんてもうやめてー!!
(真理!!?)
意識が急激に覚醒する。
(何処だ!?……この声は放送?…いや、拡声器か!?)
――殺し合えって言われたからって、人を殺すなんておかしいよ!
(やっと見付けたよ真理。今、君の下へ行くからな!)
ほとんど感覚も無かった手足に力がこもり、再び立ち上がろうとする。
だが真理の声は届いても、その言葉の意味は届かない。
(真理、今度こそ俺が君を救ってやる。……君以外の奴は全員殺してな!!)
今でも鮮明に思い返される、流星塾での真理との思い出。
真理だけが俺に手を差し伸べてくれた。真理だけが俺を救ってくれた。真理だけが俺の母親になってくれる。
――ファイズは、仮面ライダーは……闇を切り裂いて、光をもたらす!
(何でファイズの名前が出て来るのかなぁ!君を脅かす闇を切り裂いて、救いの光をもたらすのは俺だけだ!!)
真理の声がもたらした光は、草加を立ち上がらせる。
そして真理の声を覆いかぶさる様に轟く、機関銃の銃声。真理の呻き声も、拡声器を通して聞こえる。
「―――!!!?」
草加には何が起こったのかは、すぐには分からなかった。
銃声によって途切れた真理の呼び掛け、仮面ライダーキックホッパーの怒りの声、それらを繋ぎ合わせて出た結論。
園田真理は撃たれたのだ。
「……う」
機関銃で撃たれ、真理を守ろうとした男の悲しみの叫び、それらを繋ぎ合わせて出た結論。
園田真理は死んだのだ。
「うぅぅゥゥゥゥゥ……」
草加は重力に逆らう力を失い、地に膝をつく。
(真理、真理、真理真理真理真理真理真理真理真理真理真理真理真理)
「ゥゥゥォォォォォォッ……」
全てを失った。戦う理由も、未来への希望も、生きる意味も、草加の心には絶望しか残されていない。
真理の死体を回収して、それをスマートブレインに渡し生き返らせる事は不可能と言っていい。
そして真理の仇であるマシーン大元帥は、仮面ライダーキックホッパーに討たれたのだから。
(……何でお前は真理の傍らに居ながら守れなかった。…何で真理が死んでお前が生きてるんだ!)
絶望に支配された心に、憤怒の炎が灯る。
(仮面ライダーキックホッパーだけじゃない、何で真理が死んで他に生きてる奴が居るんだ!)
このゲームの参加者は誰も真理を守らなかった。そして真理の死によって彼等の生き残る可能性が増えた事になる。
(許せないな。お前等は真理を死に追いやった、この世で最も罪深い罪人なんだよ。
だからお前等には等しく罰を、真理の味わった苦痛を、俺の味わった絶望を与えなければなぁ!!)
増大する憤怒の炎を燃料に、再び立ち上がる力を得る。
(そしてこのゲームに勝ち残って真理を生き返らせてみせる。今更出来ないとは言わせないぞ神崎士郎!
お前に殺すのはその後だ。その時は神崎士郎、お前に最も残酷な死を与えてやる!!)
己が心が生む煉獄の炎を力にして、草加は地獄から立ち上がる。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
(……俺はここで何をしてるんだ?)
蓮は夢の中で、誰にでもなく問いかける。
(そうだ俺は戦ってるんだ……恵理を救う為に)
――みんなぁ! 殺し合いなんてもうやめてー!!
(………誰だ?…恵理か?)
――殺し合えって言われたからって、人を殺すなんておかしいよ!
(それでも俺はこうするしかないんだ……恵理を救う為には)
――仮面ライダーは……闇を切り裂いて、光をもたらす!
(そうだ、俺は恵理に光をもたらす為にライダーなった。そしてその為には他のライダーを……)
『一つでも命を奪ったら、お前はもう、後戻りできなくなる!』
何よりも強く恵理を救う事を願った。
だが人を守るためだけにライダーになった馬鹿と肩を並べて戦っている内に、自分の戦う意味さえ揺らぎそうになった。
(それでも…それでも俺は……恵理!)
いまだ夢の中に在る蓮に届いた声は、果たして真理の声だったか?それとも恵理の―――。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
――みんなぁ! 殺し合いなんてもうやめてー!!
少女の叫びが響き後に続く者が居なくなってなお、シャドームーンは一顧だにしない。
もとより風見志郎との取引などほとんど当てにしていないし、少女の呼びかけにも興味を引く内容は無かった。
――仮面ライダーは……闇を切り裂いて、光をもたらす!
(……仮面ライダー?この女、RXの仲間か?)
シャドームーンは考える、例えこの呼びかけの少女がRXの仲間で無かったとしても
RXがこれを聞けば、必ず呼びかけの主の所へ向かうだろうと。
(俺も行ってみるか、闇雲に捜すよりましだろう)
シャドームーンは進路をC-6に向ける。
続く者も並ぶ者も無くなお、影の王子に惑いは無い。
【秋山蓮@仮面ライダー龍騎】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地:市街地F-7】
[時間軸]:34話龍騎サバイブ戦闘前後
[状態]:全身に負傷。極度の疲労。気絶。後2時間変身できません。
[装備]:カードデッキ(ナイト)
[道具]:配給品一式
[思考・状況]
1:気絶中につき思考停止。
【日下部ひより@仮面ライダーカブト】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地:市街地F-7】
[時間軸]: 本編中盤 シシーラワーム覚醒後。
[状態]:右肩に重傷。気絶。後2時間怪人態にはなれません。
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
1:気絶中につき思考停止。
*フライパンはF-7の道路に放置してあります。
【草加雅人@仮面ライダー555】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地:市街地F-7】
[時間軸]:ファイズ終盤
[状態]:全身に負傷。背中に切り傷。極度の疲労。後2時間変身できません。参加者全員への強い憎悪。
[装備]:カイザドライバー(カイザブレイガンのみ付属) 、ゼクトマイザー。
[道具]:ファイズアクセル、三人分のデイバック(佐伯、純子、草加)
ディスクアニマル(ルリオオカミ、リョクオオザル、キハダガニ、ニビイロヘビ)
マイザーボマー(ザビー、サソード、ガタック(小消費)、ホッパー)。
[思考・状況]
1:風見士郎に虚偽の情報を吹き込む。
2:ゲームの参加者の皆殺し。
[備考] 珠純子の死をヒビキか青いライダー(加賀美)に擦りつけようと考えています。
*ゼクトマイザーは制限により弾数に限りがあります。
【シャドームーン@仮面ライダーBLACK RX】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地:市街地F-7】
[時間軸]:RX27話以降
[状態]:若干の疲労。後2時間戦闘できません。
[装備]:シャドーセイバー
[道具]:なし
[思考・状況]
1:RXを倒す。
2:RXを探すために周りを利用するのもひとつ。
3:呼びかけの声がした方へ向かってみる。
【氷川誠@仮面ライダーアギト】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地:市街地F-7】
[時間軸]:最終話近辺
[状態]:背中に裂傷。極度の疲労。
[装備]:拳銃・手錠等の警察装備一式(但し無線は使えず)
[道具]:ワーム感知ネックレス@仮面ライダーカブト、ラウズアブゾーバ@仮面ライダーブレイド、トランシーバー、但し書きが書かれた名簿
ラウズカード(ダイヤの7と9、クラブの8と9、スペードの3)
[思考・状況]
1:気絶している少女と男を守る。
2:気絶している少女と男を何処かで休ませる。
3:木野薫との合流。
4:此処から脱出する。
5:小沢澄子、津上翔一との合流。
6:ラウズアブゾーバを知る人物の捜索。
※結城丈二を風見志郎だと思っています。また、彼に猜疑心を持っています。
投下乙です。
そして超GJ!
キャラ心情、手に汗握る戦い!次の投下も期待大ですね!
投下終了しました。
誤字脱字、矛盾等の問題があればご指摘お願いします。
>>866 頑張って下さい期待して、応援しています。
>>868 まとめサイト更新乙です。いつも助かります。
超GJ!
草加の狂気、蓮の堕ちきれない迷い、影月の寒気がするほどの孤高さ、氷川の弱さゆえの葛藤と決意、
ひよりのワーム変身と初戦闘、全て上手く絡んでいました。
真理の放送も凄く効果的に使って凄い構成力です。
シシーラワームにペンダントが反応したのは前回のSSで反応してたから、ロワ内ではネイティブにも反応するってことで俺はいいと思います。
GJ!!上の上の上、ですね……
にしても草加と蓮は早速仲間割れしたなあ……
……感想で言おうとした事が
>>891氏に全て(しかも非常に格好良く)言われてしまったのは秘密だ。
>>870 thx!
>>871 つまり罠を仕掛ける、と。
>お前に殺すのはその後だ。
を
>お前を殺すのはその後だ。
>氷川は倒れている男のもとに戻り、ひより抱えているのと反対側の肩に男を抱えた。
を
>氷川は倒れている男のもとに戻り、ひよりを抱えているのと反対側の肩に男を抱えた。
に差し替えてください。
>>892 察してくれてありがとう。
その後仲間割れの後、女同士の戦いも見たい!
キャラ紹介テンプレできた!!投下します。
よかったら役に立ててくれ。
【名前】影山冴子(かげやまさえこ)
【登場作品】 仮面ライダー555
【本名】 影山冴子
【異名/愛称/コードネーム】ロブスターオルフェノク 影山さん(村上社長) 冴子さん(北崎、琢磨)
【年齢/性別】 24歳 女性
【人称】 自分→私 他人→○○君、○○ちゃん、あなた、あの子
【立場】 オルフェノクの中でも「上の上」集団「ラッキークローバー」の紅一点
バー「クローバー」のオーナーバーテンダー
【身体的な特徴】 背が高めでスレンダーなモデル体型。クールで知的な美女 口紅は真紅
服装はシャツとパンツスタイルかバーテンダースタイルで
劇中スカート姿になったことはない。
【精神的な特徴】 常にクールで余裕ある態度を欠かさない。プライド高め
【技術/特殊能力】 ロブスターオルフェノクに変身できる。
カイザ(おそらくファイズ、デルタにも)に変身できる
バーテンダーなので酒には詳しい
武器がレイピア型の細身の剣なのでバトルスタイルはフェンシングに似ている
【紹介】 人間としての自分を完全に捨てており、
優雅な姿や一見優しげな物腰の裏に冷酷さが透けて見える。
他人を呼ぶ時は「○○君」もしくは「あの子」扱い。
オルフェノクに目覚めながら人間を襲わない者を処刑する際は
末期の杯代わりに予めワインをボトルで送りつけるという彼女らしい嗜好を凝らす。
本人曰く「悩んでいる男の子は可愛くて放っておけない」らしく
デルタや北崎に怯える琢磨を優しく慰めたり
オルフェノクとしての自分と人間としての自分の間で揺れる澤田、巧を
完全なオルフェノクへと導こうと甘い言葉で誘ったりしていた。
草加の複雑な胸中や暗い過去を彼の目つきから見抜くなど
人の心のヒダを読むのが劇中登場人物の中では草加と並んで上手かった。
【関連アイテム】 カイザギア カクテル ワイン
【名前】木野 薫(きのかおる)
【登場作品】 仮面ライダーアギト
【本名】 木野 薫
【異名/愛称/コードネーム】アナザーアギト 木野さん 木野(葦原のみ呼び捨てていた)
【年齢/性別】32歳 男性
【人称】 自分→私、俺 他人→お前or名前呼び捨てor○○さん(それぞれTPOによって使い分けていた)
【立場】アナザーアギト
闇の外科医
あかつき号の乗客メンバーの中でもリーダー的存在
【身体的な特徴】 右の二の腕に腕を一周する大きな手術痕
他のライダー資格者と比べてもがっちりとした体格
黒ずくめの服装にサングラス、皮手袋。手術着も黒だった。
【精神的な特徴】 常に的確な判断を下せる知性を持つ半面、
弟を助けられなかった自分を責めるあまり「総ての人は自分一人が救う」という
妄執に取り付かれていて冷静さを失うことが度々ある
【技術/特殊能力】 アナザーアギトに変身できる(アンノウンの出現と位置を感じ取れる)
優秀な外科医。手術のウデは驚異的
ライダーとしてはオーソドックスなパンチとキックによる戦闘スタイル
【紹介】 優秀な外科医だったが弟の雅人と雪山登山中に遭難。弟は木野の腕の中で死亡し
木野自身も凍傷で右腕を失う。死んだ弟の遺体から得た右腕の移植手術を受け
回復したものの、移植された腕での外科手術は認められないとされ医師免許を剥奪された。
その後たまたま乗り合わせたあかつき号で例の事件に遭遇。アギトの力に目覚める。
弟を救えなかった後悔の念に取り付かれており、
「アギトの力で人々を救うのは自分一人でいい」と翔一、芦原や
木野を慕うあかつき号メンバーの真島を殺そうと襲ってきた。
免許は剥奪されたものの腕の移植後も手術のウデは健在で
ブラックジャックよろしく難手術を請け負う闇の外科医として活動。
その際も「患者を救うのは自分一人でいい」と、補助の医師を手術室から追い出していた。
精神の不安定になる度に弟の名前をくり返しうわごとの様に呟く。
【関連アイテム】 携帯手術キット
【名前】津上翔一(つがみ しょういち)
【登場作品】 仮面ライダーアギト
【本名】沢木 哲也(さわき てつや)
【異名/愛称/コードネーム】アギト 翔一君(美杉、真魚)津上(葦原、木野)津上さん(氷川)津上君(小沢)
【年齢/性別】21歳 男性
【人称】 自分→俺 他人→○○さん ○○ちゃん
【立場】アギト
美杉家の居候
【身体的な特徴】中肉中背、健康。いたって普通
【精神的な特徴】 いつもマイペース。温和で人当たりもよく、ニコニコと愛想がいい。
【技術/特殊能力】 アギトに変身できる。(アンノウンの出現と位置を感じ取れる)
G3-Xを装着することも出来る(本人曰く「サルでも出来る」)
家事全般。特に料理が上手い(調理師学校に通っていた)が
アヤシイ創作料理をよく作り美杉家の人々を引かせることも。
家庭菜園で野菜を育てたり、日曜大工でベッドを作ったりと
とにかく器用で多才。
戦闘では特にカウンター攻撃が上手く、突っ込んできた敵に合わせて
キックを当てたりフレイムセイバーで真っ二つにすることが数回あった
【紹介】 あかつき号事件に遭遇し記憶喪失になった青年。
自分が何故変身できるのかわからないが焦る事も戸惑うこともなく
人助けのために戦っている。
また記憶を取り戻そうとムキになることもあまりなく
天然かつマイペースな性格に本来の自分のペースを狂わされる登場人物多数。
(生真面目な氷川や北條が一番の被害者)
記憶を取り戻して以後もその前向きな性格が変容することはなかった。
発見された際所持していた封筒の署名「津上翔一」を仮名として名乗り
美杉家に居候しているが一家の誰よりも家事を上手くこなしていて
もはや主夫状態。翔一がいないと美杉家の食卓は一気に淋しくなる。
勉強全般は苦手で真魚の高校の勉強を教えることが出来なかった。
のんびりしているが愚鈍ではなく基本的に器用。
設定がハードなままのG3-Xを装着した時もAIにあっさり同調。
見事にアンノウンを撃退した。
そろそろ次スレを立てる準備ですよ。
だね、誰が立てる?
950だっけ?
誰がテンプレ作る?
そして ID:PS3OKzg40サンクス!
草加雅人・乾巧・天道総司・天美あきら予約して良いでしょうか?
>>901頑張れ!
>>900 いや、500KB近いから次スレ立てたほうがいいなと。
一スレ500KBまでだし。
おお、あと20kb足らずか。二作で終わるな。
スレ立ては910辺りでどうだろう。
そしてテンプレは……
>>901 草加と巧、早速遭遇か……期待。
>>887 一個疑問。風見志郎に虚偽情報って、あるけど今回のSSで情報得たっけ?
◆ozOtJW9BFA氏GJ!!
これからの草加に注目ですな
ところでワーム感知ネックレスはネイティブにも反応するって事でみんな異論ないの?
個人的には元々の機能(ワーム感知)が制限されているならともかく、
ネイティブも感知できるっていう風に元々の機能にさらに付加されてもいいとするのは、
あまりよくないんじゃないかと思う。
それだったら極端な話、変身アイテムにも架空の付加機能を足してもおkて事にならないか?
どの道そんなのはNGになるとオモ
そういや変身一発(改)で再変身可能、とかも良いな。
>>893 誤字脱字の指摘ありがとうございます。
>>904 前回のSSで得た情報を受けてのものです。
>>905 ワーム感知ネックレスの反応は私のミスです。すいません。
反応の無いものに修正します。
908 :
904:2007/03/15(木) 23:05:47 ID:6zYGM8Mr0
>>907 納得。
氷川とシャドームーンの風見志郎情報と勘違いした。
名前だけで影響を与える男、さすが御大は偉大だ(w
シャドームーンマジかっけぇ…
カッコよすぎて脳内シビレた。
伊達にあの奇跡を呼ぶ男の宿敵ではないということを実感W
ワーム感知ネックレスって名前だけで実際はワーム変化する効果しかないんだと思った
ozOtJW9BFAさん、GJです。
秋山蓮の甘さという名の魅力が出ていて、今後、氷川とひよりに接することでどうなっていくのかが、非常に楽しみです。
もちろん今回最大のステルスマーダーとなりそうな草加も。。。
さて、書きましたので投下したいところですが、たぶん容量を超えますので、新スレ立てやってみます。
スレ立て乙!
起きててよかったぜ! 今のテンプレでも問題ないからこれで良いと思うぜ。
投下頑張って!
>>873-888 すごい…五者五様の魅力を表現しきってる…
戦闘シーンもシャドームーンの強さがひしひしと伝わってくる
それでいてナイトのスピード感のある戦いぶりも魅力的に描かれて実に素敵でした
>>895-897 グッジョブ!
◆ozOtJW9BFA氏GJ!!
結局どっちも選べないgdgdな秋山…卑怯者めww
満身創痍で出血多数なのに物凄い勢いで左手拭いてる草加が目に浮かぶようです。
乾…何とかしてやってくれ
いまさら遅すぎる。だがあえて言わせてもらおう
スーパー1=沖一也とか玄海老師とかも出せばよかったのに
両者とも赤心少林拳使えるし、特に老師は生身で怪人1体倒した(劇場版より)ぐらいだし
それ言ったら俺はアマゾンだしたかったし、矢車より影山が出て欲しかった。
投票なんだからそこは言ってもむだじゃね?
と、投票には参加してないのに楽しんでいる俺が言ってみる。
俺は一週間前このスレを発見して、今までロムってた
投下しても宜しいでしょうか?
待ってました!
規制に引っかかってしまいましたorz
避難所に投下します。
余談ですが、FULL FORCEを聞きながら読んで頂けると幸いです。
投下終了致しました。
指摘等ありましたら宜しくお願いします。
相変わらずの駄文、失礼致しました。
GJ!
一箇所、体術→対術 になってる箇所がありましたよ。
内容はすごくよかったです。加賀美がとてもそれらしかった。
投下乙&超GJ!
熱く! 悲しい戦いを描いた話でした。
まさにFULL FORCEに相応しい、素晴らしい話です。
カ・ガーミンも坊ちゃまも友を思うが故の行動というのがさらになに涙を誘います。
ブラボー! おお、ブラボー!!
追記。
ガタックゼクターがハイパーゼクターを持っていったという箇所が少し気になりました。
早々に天道の手にハイパーが渡ってしまうのは不味いんで、天道の手に渡りにくくなるように出来ないでしょうか?
補足を忘れていました。
ガタックゼクターが天道の下に届くのに最低でも1日以上掛かります。
勿論、無事天道の下に辿り着くかは書き手の皆さんに任せます。
了解。橘さんが手に入れてgdgdになる未来が閃い……いや、なんでもない。
それにしても最近良作が多いな。素晴らしい。
◆naAqV94LaU 投下乙です!そしてGJ!
今週はほんとに良作の嵐でしたね。
書き手の皆様にもう一度GJ!そして管理人氏いつも乙です。
では久々に、相川始、瀬川耕治、望月博士、リュウガを予約お願いします。
予約の氏名ですが1名間違えていました。
瀬川耕司でしたね。無駄スレ消費&誤字を失礼しました。
危ない面子がそろいすぎだw 期待!
◆naAqV94LaUさん、超GJです。
最後の最後まで男だぜ、加賀美。
サソードとガタックの凄まじい戦闘にハイパーガタックの登場と見所も充分
そして、弟との再会で目頭が本気で熱くなりました。
同時に神代の今後が気になるところでもあります。
ただ一点だけ気になったのは明日夢って、斬鬼と裁鬼の本名って、知ってるっけっていうところでした。
>>917-918 私もスカイライダーとか、クウガとかいたら、いいなぁとか思いましたが、そこで2回目ですよ。
気の早い話ですが、川田みたいに前回出場者のポジションがいたら面白そうだなと。
木場……
嶋さん……
……まあ、木場はマーダーかジョーカーだろうなあ……
以前、立花でみどりから見せて貰った資料で知ったという事で…。
どうでしょうか?
>>932 2回目いいですね。
実はスレがたった当初、最初からリピーター(川田のポジションのキャラ)が許されるなら…… 以下妄想(アニキはホッパーの前提でした)
「兄貴ィ!もうすぐ俺たちの願いがかなえられるんだよ」
そう言って忽然と姿を消す影山。消息は知れない。
兄貴ロワに召集がかかる、デビュー戦は浅倉。
変身したとたん浅倉が、
「あぁ、前回もお前と同じ格好のやつがいたな…… 」
「何!」
「殺したぜ…… それが?」
「貴様ァ〜」
って想像して楽しんでた時期もありました。
そういえば浅倉ってまんま本家の桐山だな
今回のエピで神代の名前が「けん」じゃなく「つるぎ」だと知ったというのは秘密だ
>>934 それは考えたのですが、あの時点では会ってさえいなかった人物の本名を覚えているかなと思ったものですから。
重箱の隅に過ぎないことではありますが。
すみませんが予約の追加をお願いします。
相川始、瀬川耕治、望月博士、リュウガにの他に霞のジョーを加えてください。
時間や位置関係から無視できないと思いますので。
了解。
話次第で霞のジョー予約しようと狙ってたw
気にしないでくれ。
ついでに埋め。
>>939 申し訳ないです。
自分もついでに埋めときます。
今までROMってた俺も埋め
ィ
//
/ ./
, イ /
/\ イ ./
/| \ _ ___ -‐─ ' ´ /
| | >、 ィ ´ ヽヽ /
| l > 、 レ!─ 、 / /
| ∨ >'´::.::. : ヽ / /
| V /::.::.::.::.::.: : } /._ /
| /V {::.::.::.::.::.::.::. : .ノ| O/ ヽ
| / ∨ ヽ __ , ィ´,ノ /./ ::.l
| | ヽ | 「 ̄ ./ .l : ::.|
|.| \ _ ===‐┘、 ./ ./{ :.::./ このスレは役目を終えた。
. l.|__ -‐  ̄ .// ヽ \/ヽ `' 、//ヽノ だから俺と一緒に闇に堕ちよう。
. |/ ── 、//、 ヘ /、 ヽ_ 7./
.__└ ´ ̄ ̄.ヽ/ \ V ヽ_ /_//
ヽ、__/_ ` ' 、 ヽ、 ヽ、 ∠//
`ヽ、 ィ= 、_` 、 ` 、 `' 、._/ //
ィ ─ヽ´ヽヽ ̄/  ̄`' 、 `/ ̄ .ヽ//
/ | \/、 ` ' 、 `
ィ===l \ ヽ `ヽ
埋めついでに質問。
神崎が(スマートレディが代理でとか)ジョーカーと接触は有りですか?
主催者側が一方的に意図を伝えて消えるとか。
主催者が参加者に関与しまくるのはパロロワでは疎まれる。
神崎ならやりそうなんだが、やらないほうが無難。
>>944 返答ありがとうございました。
了解です!
自分も質問したいのですが
超電子ダイナモを茂が手に入れたとして、ストロンガーがチャージアップ出来るようになるんですか?
後ガタックゼクターが天道の所へ向かう移動手段は
ジョウントではなく通常の飛行手段ですか?
超電子ダイナモは小沢さんか結城丈二あたりの力と、D−6エリアの研究所を使えばつけることできるんじゃないかな。
D−6の研究所は伊坂いわく改造手術も可能らしいし。
ガタックゼクターはジョウントでも、通常飛行でも天道の手に渡りにくいいならどちらでもいいと思う。
ジョウント移動はワープするだけであって、天道をすぐ探せるわけじゃないだろうし。
ワープしながら移動だと、見落としが多くなって逆に見つけにくいんじゃないかなと思う。
返答ありがとうございます。参考になりました。
埋めついでに一言。
デルザー軍団壊滅後の時点で超電子ダイナモは内蔵されているのでは?
神崎が取り出したのでは?
まあ、最初内蔵されていると思っていたけど、一スレで支給アイテムってことになっているからそう考えた方が自然だな。
埋めついでに俺も質問。
変身アイテムが多いほど有利なのは分かるが、他人が使ってた変身アイテムを、
そいつが変身して二時間以内に他の奴が変身できる? これも書き手まかせ?
出来ると思う。
首輪で能力を制限してるなら、制限が掛かるのは飽くまでも本人。全く問題ないだろう。
出来ない。制限が掛かるのは変身ツール。
『砕ける剣』で剣がサソードの変身解除直後にワームに変身してるしな。
そっちなら555原作みたく、『ライダーへの変身が解除→即座に怪人として再変身』が出来るから一長一短だな。
返答ありがとう。
ここら辺曖昧だから詰める? 議論の価値はあると思うけど。
954 :
名無しより愛をこめて:2007/03/18(日) 23:37:21 ID:edjh+kP1O
埋め
みんな新スレに行っちゃったかな?
原作に出ていないフォームを出すのは反対
絶対「僕の想像していたフォームと違う!」とか言って騒ぐ奴が出る
思ったんたがストロンガーって妙に制限きつくないか
他の2段階変身するヤツはアイテムを入手だけか、制限時間が過ぎるのを待つだけだけど
ストロンガーはアイテム入手、改造できる場所に行く、埋め込めるヤツがその場にいる必要があり、改造には時間もかかるだろうし
さらにチャージアップの時間制限が過ぎると爆死するってかなり辛いような
しかも手術の成功率が低い。
きついな。きつすぎる。
ブレイド勢といい、ストロンガーといいカブト以外のカブトムシライダーが制限とアイテムのあおりを食らっている気がする。
何で超電子ダイナモを支給品にってことになったんだろう。
959 :
名無しより愛をこめて:2007/03/19(月) 19:59:10 ID:VryOlZH40
おーいこっち埋めようぜ
960 :
名無しより愛をこめて:2007/03/19(月) 20:22:07 ID:M6Iycr1sO
埋め
>>958 パワーアップアイテムだってだけで、特に理由はなかったはず。
つーか、スレ初期で決まったことは絶対だって風潮もわかるけど、そこまで意固地になるのはどうかなと思う。
俺はダイナモもとりあえず内臓されていて、時間が経ったら使用可能でいいと思うぞ。
後、時たま議論になるが、結局結論が出てないみたいなので、結論の出し方は決めといた方がいいかもな。
じゃあそろそろ結論だそうか。
最初出た案も結構変わってきてるんで、超電子ダイナモは内臓でいいと思うがどうか?
自分の案。
・超電子ダイナモは内蔵でOK。扱いは書き手に任せる。
・既存のパワーアップ以外のパワーアップは無し
俺はこれで良いと思うが。どうだろう?
俺もそれでいいと思う。
>>963賛成。
原作にないパワーアップは無理だよな。普通。
では、
パワーアップの件は規約に明記。
ダイナモについては茂の備考欄に明記。
でFA?
FAなら管理人さんにお願いしなきゃな。
あとは新スレにも書いといた方が良いかもしれない。
FAでいい。
あと、個人的に
>>950も決着つけたい。
>>950に関して。
飽くまでも個人的な意見と見てほしい。
・他の奴が二時間以内に変身する事は可能。
ライダー(制限時間切れ)→即座に怪人に変身、も可能。
が良いんじゃないかな。どうせだし統合してみた。
俺もその方がいいな。死んだ仲間の変身アイテムで志を受け継ぐって展開が出来るし。
>>968 ああ、俺もそれが理想だと思うんだが……
仲間内でアイテム使い回せるのがちょっとなー、と。
細かく条件絞れば上手い事出来そうだがそれもなあ……
・直前まで使われていたアイテムで、他の奴が二時間以内に変身する事は可能。だが、これをやると変身アイテムが過重に耐えられなくなり爆発する。
二時間経てば問題なし。
・ライダー(制限時間切れ)→即座に怪人に変身、も可能。
上に条件を足してみたがどうだろう?
神崎のメモに記載しないでおけば、後々面白い事になるかもしれん。
燃え展開も期待出来る。
OK!
全部まとめて本スレのほうで提案する?
提案する価値はあると思う。
曖昧なルールのまま、曖昧に進んでいくより良いと思うし。
何にしろ、この議論は無駄じゃなかった。
話もまとまったことだし、ライダー埋め!
誰か提案してく(ry
埋めネタ
「行くぜ加賀美ぃ!!俺とお前のライダーキックだぁ!!」
「全力全開……マキシマムハイパーサイクロン!!」
「……雷電斬震!!」
「……紫電一閃!!」
「翔けよ隼……『FINALVENT』疾風断!!」
ここといいアニロワといいなのはといい、自分、最近脳汁出しまくってるなあ。