オリジナルウルトラマンを創るスレ【エイトォ-!】

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436イースリング:2007/03/02(金) 14:11:04 ID:3UPaaVI80
>>429さん
新作発表ですね!楽しみです。
 駄目な描写については、みなさんのおっしゃるとうり部分でOKだとおもいます。
あと「ウルトラマン」とさえ分かれば。
(これライダーじゃんって作品のイースリング作った自分がいうのもなんですが 笑
 たしかにあれはBLACKを参考にしましたし)
それと世界観はどうなってるのかも気になります。
新作投下がんばって下さい。
437フレンズ作者:2007/03/02(金) 16:28:55 ID:49SmavPg0
こっちじゃ久しいフレンズ作者です。早速ですが
データ(無印)
SAGの方(まあ登場人物と呼ぶべきか・・・) 
水野 光
20歳。ついでに言うと剣道6段。
炎 厚樹
同じく20歳。すっごく乱暴。ついでに言うとバンドにも入っている。
木野 広樹
20歳。ちょっと無口。ついでに言うと家は裕福。
属 誠也
18歳。四人の中で一番マシ。ついでに言うと弓道部に入っている。
アイテム
ウォータリング
ウォータに変身するのに必要なアイテム。変身ポーズは手で音を鳴らし、天にかがげて変身。
ヒートブレス
ヒートの変身アイテム。変身ポーズは、手を添える。それだけ。
ウッドカプセル
ウッドの変身アイテム。変身ポーズは、初代ウルトラマンと同じ。
アースアーツ
アースに変身するために必要なアイテム。変身ポーズは、天に向かって光の矢を放つ。
438バルグ作者:2007/03/02(金) 22:26:13 ID:QW5wrPv40
>>429
wktkしてまってます
439ё:2007/03/02(金) 22:44:28 ID:3UPaaVI80
続編

「ウルトラマンイースリング・エボリューション」(通称:ё[イー・ツー])製作”予定”。

乞うご期待。
440バルグ作者:2007/03/02(金) 23:00:32 ID:QW5wrPv40
>>439
キタキターー!
441ウルトラマンデウス:2007/03/03(土) 00:53:31 ID:Xb2iXK8U0
第8話「降臨祭の奇跡」
一本角怪獣ホーンゴン、登場。
その空間から、彼らは地球を監視していた。
「地球に光の巨人が出現した」「奴ら自身の手で破壊したあの星に」「何と言う未練がましさ」
「巨人たちに、犯した罪を今一度教えるべきだ」
彼らの一人が、宇宙空間を彷徨う何者かを指し示す。
「あれを使おう」「あの姿こそ、断罪者にふさわしい」「そう、あれこそが……」

その日、街はお祭りムード一色に染まっていた。
今日は降臨祭。M78星雲より、ウルトラの父が降臨した事を記念する祝祭である。
イノリ隊長や登録ウルトラマンたちも、記念式典で行うスピーチの準備に余念が無い。
だが、そんな平和なひと時をぶち壊すかのように、怪獣ホーンゴンが街に出現した。
「怪獣が出たぞ!」「今日は降臨祭だぜ。ウルトラの父がお助けくださるだろう」
「怪獣がこっちに向かってくるぞ」「今日は降臨祭よ。ウルトラの父がお助けくださりますわ」
「あっ、誰か食われた!」「今日は降臨祭だろ。ウルトラの父がお救いくださるさ」
怪獣によって被害が出るも、人々はほとんど動揺しない。
「何て危機感の無い奴らだ!」怪獣出現に反応を見せたのはリキのみ。スカイテンプルを奪取し、ホーンゴンに単身立ち向かっていく。
だが、所詮は素人が操る非武装の小型輸送機。攻撃と言えば、積載物を投下するくらいしかない。
祭壇や供物ではダメージを与えられない。咄嗟に増槽を落とすも、目眩ましにしかならない。
投下する物が尽き、スカイテンプルを体当たりさせようとしたその時、空からそれはやってきた。
スカイテンプルと怪獣の間に割って入る巨人。突っ込んできたスカイテンプルを地上に降ろし、巨人は怪獣と対峙した。
低い姿勢から来る怪獣の突進に苦戦する巨人。右腕のクローで角をいなすが、幾度もの突進をいなしきれず、ついに左腿に角の一撃を受けてしまう。
片膝をつく巨人に、怪獣の角が迫る。
巨人が左手を突き出した。展開された障壁で怪獣の頭を跳ね上げ、振り下ろしたクローで怪獣の角を叩き折る。ひっくり返った怪獣は、巨人の放った光線を受け、爆発した。
巨人の姿に人々がどよめく中、巨人は人間へと姿を変え、一礼してみせた。
「僕の名はメフィスト。地球での名は……ハヤト」
442デウスの人:2007/03/03(土) 01:05:51 ID:Xb2iXK8U0
「ウルトラマンらしさ」というのが実はよくわからないデウスの人です。
ウルトラマンをウルトラマンたらしめる要素って何でしょう?
個人的には、あの姿こそがウルトラマンたる要素だと思ってますが、文章だけで表現しきるのは難しいですね。

さて今回、「ボクの考えた最強怪獣コンテスト」応募作から怪獣を出演させてみました。あまり活躍させられませんでしたが、その辺はご容赦を。
443エヴァ板の人:2007/03/03(土) 01:53:32 ID:TazY0V0e0
皆さん意見どうもです。
とりあえず現状の予定で問題ないようなので執筆に入ります。
仕事柄深夜にしか書けないのでペースは比較的遅いかも知れないですが・・・
>>433-434
えーと、テレビ作品とかOV作品構成って訳ではなく小説としてやりたいと思ってるので
6節ってのは全6章って意味です。小説なので節によって長かったり短かったりします。
全体の長さと言うかボリュームはウルトラマンG程度を予定してます。
444ё:2007/03/03(土) 07:32:50 ID:J3BWr5c70
>デウス作者様
え?!え、えぇぇ!!
父とおもったら新たな・・・
果たして味方なのか、何者なのか。

>>443さん
おぉ!
6話というのは残念ですが短いからこそ、1話1話に魂が込められますともとれますし、
非常に楽しみです。がんばって下さい。

「ウルトラマンイースリング・エボリューション」の製作決定いたしました。
と、いうより1話とデータは完成しました。
今日早速投下するかもしれません・・・。
(実は2ヶ月ぐらい執筆をやめようと思ってましたが、どうしてもやりたくなりまして・・)
通称「ё」(イーツー)です。
お楽しみに。
445アルファ作者:2007/03/03(土) 09:06:05 ID:ANfJkSLW0
>>444
いや、6話だけでなくて、各6章の中で1話ずつ必要なエピソードをやっていくと
いう意味だと思いますが。
446フレンズ作者:2007/03/03(土) 10:15:54 ID:M+fjNZPZ0
こんちわ。書き忘れてたの書きに来ました。
データ(無印)

ウォータスプラッシュ ウォータの必殺技。水色の光線をショットガンのごとく散乱させ、敵を倒す。第1話で使った技だ。(今度完全版で)
ヒートバーン ヒートの必殺技。敵の下から炎を噴出させる。
ウッドウィリー ウッドの必殺技。ロードローラーを出して轢いて攻撃。・・・ジョジョのパクリとか言わない。
アースストリーム 三人の超必殺技。ウォータが前に手を突き出し、ウッドとヒートが手を合わせウォータの手にパワーを送る。そしてウォータが手を十字に合わせ螺旋状の光線を繰り出す。・・・発想はコスモミラクル光線かとか聞かない。
アースアロー アースの必殺技。ウルトラマンサイズのアースアーツを出し、敵に向かって弓を引く。そして光の矢を放つ。
アースメガストリーム 四人の超必殺技。まあアースストリームとほぼ同じ。
エレメンタル・パワード・スラッシュ 全員のエレメンタルパワーを合わせ、一文字にたたっきる技。
447エヴァ板の人:2007/03/03(土) 12:36:13 ID:IYzN8tgy0
第1節書き上げたので投下してみます。
448ウルトラマンメシア:2007/03/03(土) 12:38:21 ID:IYzN8tgy0
第一節 旅立ちの日に

宇宙…何処までも広がる漆黒の闇と美しく輝く星々の世界
ここは太陽系中円部冥王星族領域…旧世紀の呼び名ではカイパーベルト領域とも言うか。
地球時間西暦2107年8月6日人類はついに有人による恒星間飛行へと旅立とうとしていた。
旅立つ船はアメリカ合衆国NASAの亜光速船ワシントン。初代大統領の名を冠するまさに開拓者である。

船内には3人の男性と一人の女性。船内の先端の位置にある席に座った男以外は白人である。
その黄色人種と思われる男が口を開いた。「いよいよですね…これから20年をかけてαケンタウリを…」
「往復して地球へ帰る。20年も禁欲生活だ。こいつはつらいぜ」
別な男が口を挟んだ。むっとした様子で振り返る黄色人種
「口を挟むなよケント、せっかくいい台詞を言おうとしたのに。」
「ははは、スマン、カンジ。」
どうやら口を挟んだ男の名はケント、黄色人種の名はカンジというらしい。
「20年と言っても我々にとってはほんの数週間に過ぎん…」
もっとも年齢の高そうな男が口を開いた。
「ウラシマ効果、または双子のパラドックスって奴ですね、ギブソン隊長?」
ケントが得意げに語る。
ウラシマ効果…アインシュタインが提唱した特殊相対性理論によると光の速さに近づく物体の時間は遅れる。
簡単に言ってしまえばこれだけだが非常に難解な現象だ。
449ウルトラマンメシア:2007/03/03(土) 12:40:24 ID:IYzN8tgy0
「ワシントンは人類史上初めて光速の98.57%まで加速する予定の船だ…」
「5年かけて加速、また5年かけて減速、それだけ圧倒的なスピード…って事でしょ?ギブソン隊長?」
ギブソン隊長と呼ばれた男の解説にケントが割ってはいる。どうやらこの男は人の話に口を挟むのが好きなようだ。
「もっとも近い恒星でも20年か…まだまだスターウォーズの世界とはほど遠いな」
笑いながらカンジが口を開いた。と、次の瞬間、警戒音アラームが船内へ鳴り響いた。
「ワシントンに接近する物体があります。速さは光速の32.15%。自然天体ではありません。」
初めて女性が口を開いた。その口調はきわめて冷静でありこの女性の性格を現していた。
「ジェイド、最接近の距離と時間を割り出してくれ。」
ギブソンも冷静であった。カイパーベルト領域で人工物と思わしきものが接近中。明らかな異常事態である。
その中で冷静に命令を下せる。ギブソンが人類初の恒星間飛行の隊長に選ばれた理由はここにあった。
「再接近は船内時間でおよそ5分後、接近距離は…!?30メートルです!!」
ジェイドと呼ばれた女性の声が荒れた。それもそのはずである。宇宙空間で30メートルのニアミス
それも光速の30%である。もはや接触と同義といっても良い。
「カンジ、ケント、エクスクルーダー出撃、対象物体の軌道をずらせ。出来ないようなら排除だ。」
「了解!!」
待ってましたとばかりに走るカンジとケント。補足だがワシントン内は人工の重力が発生しているので走ることが出来る。

SF-125 エクスクルーダー
宇宙船の通常飛行時、進路の邪魔ととなる岩石、天体を文字通り排除(exclusion)するための宇宙戦闘機である。
1分とかからず二人はそれに乗り込み発進する。さすがに手馴れたものだ。
450ウルトラマンメシア:2007/03/03(土) 12:42:41 ID:IYzN8tgy0
「急ぐぞケント!時間が無い!」
「ああ、わかってるさ相棒!目標との接触は1分後!目視で確認した後、追撃だ!」
「了解!!」
カンジが操縦、ケントが指示、武器管理。適材適所である。
そして1分、徐々に目標が近づいて来た。
「来るぞ!カンジ!」
それは人工のものではあったが彼らの予想を超えたものだった。
「…宇宙船!?しかも新しい形?」
カンジは呆然とした。おそらく過去に打ち上げられ放置された無人探査機…それがカンジの、
いや全員の予想だった。
「ッ!!何してるんだ!早く追え!ワシントンにぶつかっちまうぞ!!」
ケントが叫ぶ。しかし目標から1秒ほど遅れてしまった。
「まさか…人は乗っていないだろうな?」
「本当にまさかだ!アレは漂流船だ!パイロットなんてとっくにくたばっちまってる!!」
「だが万が一って事もあるだろう!!捕まえる!!」
「正気か!?カンジ!!」
「バリアーネットを用意してくれ!ケント!!」
「いくらなんでもクレイジーだ!!相手は光速の30%で飛んでんだぞ!引っ張られてワシントンまで行っちまう!!」
「なら!レーザーで軌道を変えてから捕まえる!!これなら文句無いだろう!?」
「この距離から軌道を変えるのはかなり難しいぜ!出来るのか!?」
「もちろんだ!!」
451ウルトラマンメシア:2007/03/03(土) 12:44:28 ID:IYzN8tgy0
実際、並みの…いや熟練したパイロットでもこの速度の中、しかも予定より長い距離で目標の軌道を変えるのは至難の業である。
当たり所が悪ければ目標は爆発してしまう。かと言って慎重に撃っている時間も無い。
ケントがカンジの作戦を許可したのは彼らの間に絶対の信頼があるからに他ならなかった。
「レーザー発射!!」
赤い色のレーザーを発射するエクスクルーダー。見事に目標の右をかすめた。
右側面が爆発して軌道を変える目標。同時にエクスクルーダーから光の網のようなものが展開された。
「逆噴射!!とまれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
カンジの叫びとは裏腹にどんどんと引っ張られて行くエクスクルーダー。
バリアーネットで捕獲した瞬間から2分間も引きずられてしまった。
「おいおい…まさかだろ?」
青ざめた表情でケントは口を開いた。
「アレのコックピットを見てみろよ…人だぜ…」
中にはぐったりとした様子の…しかし明らかに生気のある人間が座っていた…
452ウルトラマンメシア:2007/03/03(土) 12:46:09 ID:IYzN8tgy0
「エクスクルーダーからワシントンへ…接近していた人工物は宇宙船だった。」
カンジがワシントンへ通信を入れた。光速の30%といっても一応は亜光速の世界だ。静止物体への通信は出来ない。
ギブソンとジェイドは今の瞬間まで事の顛末を知らないままだった。
「宇宙船だと?撃墜したのか?」
ギブソンですら信じられないような様子だった。それもそのはずである。何度も言うがここはカイパーベルト領域。
単機の、それも小型の宇宙船が来るような場所ではない。
「いえ…」
「捕獲しましたよ。しかも驚かないでください。なんと生きてる人が乗ってたんですよ!」
またケントが口を挟んだ。
「…その様子なら問題はなさそうだな。」
やれやれ、と言った様子でギブソンが話す。それを見てジェイドもくすりと笑った。
「え?なんで問題ないんですか!?人ですよ人!」
「お前が人の話に口を突っ込むのは事態が収集している証拠だ。さっさと帰還しろ」
「あははははは」
半分あきれながらのギブソンの話し方にカンジは笑ってしまった。
453ウルトラマンメシア:2007/03/03(土) 12:47:58 ID:IYzN8tgy0
帰還したエクスクルーダーから降りた二人は早速捕獲した宇宙船のパイロットを運び出した。
やせ細ったその男は、どうやらカンジと同じ東洋人のようだった。
「おい!大丈夫か!?」
返事は無い。しかししっかりとした目つきで言葉をかけたカンジを見つめた。
「どうやら、軽い酸素欠乏症と栄養失調みたいだな…」
「俺たち部屋のベットが開いているだろう?そこで栄養の点滴をするしかないな…尋問はその後だ」
てきぱきと男を運び、点滴の準備をする二人。ワシントンの乗組員全員が医師免許を持っている。
人に頼れない恒星間飛行をする為には当然である。
点滴を始めると男は安心したように眠ってしまった。それを見届け二人はブリッジへと戻った。

ブリッジではジェイドが地球へのレポートを作成していた。
現在のワシントンの位置は地球とは49天文単位、光速でも6時間もかかる距離である。
リアルタイム通信は出来ないため、地球との通信はレポートを作成し送信しあう方式が取られているのだ。
「パイロットの様子はどうだ?」
ギブソンが二人に尋ねる。先ほどの経緯を話す二人。
「そうか…その男には悪いが我々は予定通り23時間後第一次加速に入る。その後は地球とは20年間連絡が取れない…」
ギブソンの表情が曇った。男の心情を思えばこその表情だろう。
男は漂流から生還した喜びを地球で待っているであろう家族に伝えることが出来ないまま、
地球時間の20年間を過ごさなければならないのだから…

「お前たちはこれから就寝だろう?私とジェイドはお前たちが起きてからだ。ゆっくりと身体を休めるんだ。」
「了解。」
ギブソンに、そしてジェイドに就寝の挨拶をして出て行く二人。そして部屋へ戻り眠りについた。
454ウルトラマンメシア:2007/03/03(土) 12:50:16 ID:IYzN8tgy0
カンジは夢の中にいた…無重力で浮いているような感覚…
そして銀河の中心部のような輝き…
ここは何処だ?そんなことを考えていた矢先、目の前に銀色の巨人が現れた。
「人間よ、ここから先へ行ってはならない…」
銀色の巨人がカンジへ語りかける
「お前は誰だ?」
「名はない…」
「ここは何処だ?」
「精神の世界…」
「なぜ俺に語りかける?」
「人間よ、ここから先へ行ってはならない…」
「なぜだ?俺たちは自分達の技術を信じてここまで来たんだ!お前に止められる筋合いは無い!!」
「人間よ、ここから先へ行ってはならない…」
「黙れ!!」
「決して…行ってはならないぞ…」
巨人は消えた。
「…夢か」
目を覚ましたカンジは周りを見回した。
いつもと変わらない風景。ただひとつ違うことと言えばケントの隣に点滴を打っている男がいることぐらいか…

「起きろ、カンジ」
ケントの声で目を覚ますカンジ。いつの間にかもう一度眠ってしまったようだ。
「変な夢だった…」
改めて先ほどの夢を思い出すカンジ。それは夢と言うより幻覚に似ていた。
「どんな夢だ?」
ケントが興味深そうな表情で尋ねる。
「いや、よく覚えていない…」
カンジは誤魔化した。別に誤魔化すような夢でもないのだが…その理由はカンジにもわからなかった。
455ウルトラマンメシア:2007/03/03(土) 12:51:49 ID:IYzN8tgy0
交代でギブソンとジェイドが眠りに付く。
そして10時間後…

「我々はこれから第一次加速へと入る。これから地球時間で20年、船内時間で約3週間地球とは片方向の連絡しかできん。」
「改めて言われなくてもわかってますよ。隊長。俺達はみんな覚悟は出来ています。」
ケントが言うと同時にカンジ、ジェイドも頷く。
「…人類の未来のための大きな一歩だ。さぁ!行くぞ!!」
いつもは冷静なギブソンの声にも熱が入る。それもそうだろう。人類史上初の恒星間飛行。1世紀半前に月に降り立ったアポロ以上の快挙なのだ。

「バリアーチューブ展開!!」
ジェイドが叫ぶ。
バリアーチューブとは半光年先まで続くワシントンの航路である。透明なチューブと考えてもらえばいいだろう。
これにより宇宙空間に浮かぶ天体はもとより原子ひとつとも衝突することなく航行することが出来るのだ。
「アンチマダーエンジン点火!」
恒星間飛行のメインエンジンが点火される。
「ワシントン!発進!」
まるでハリウッド俳優のような口調でギブソンが叫んだ。次の瞬間カイパーベルト領域からワシントンの姿は消えた。

船内時間の3日間を費やし第一次加速は無事に完了しワシントンの速度は光速の80%に達した。この時点で地球では1年半が経過している。
第二次加速はすぐに行われた。エンジンを限界まで活用し最高速度、光速の98.57%まで一瞬で加速するのである。
一瞬と言ってもそれは船内時間の話であり、地球では5年が経過している。
すさまじい速さで移動し、もはや漆黒の闇しか見えない窓の外とは裏腹に船内は穏やかだった。
何も問題は起こることもなく、ワシントンは第1次減速へ入ろうとしていた。
456ウルトラマンメシア:2007/03/03(土) 12:53:24 ID:IYzN8tgy0
「まだ、彼はおきないんですか?」
珍しくジェイドがケントに聞いた。
「珍しいな。君が俺に質問するなんてさ。」
馬鹿正直に思ったことを口に出すケント
「こう退屈だと、誰かに話しかけたくもなります。」
その通りだ。現在彼らの仕事は窓の外を見ること、隊員同士のコミュニケーションぐらいしかない。
「ははは。その通りだ。」
「で、彼はまだ目覚めないんですか?」
改めてジェイドが問う
「うん。脳波にも問題は無いから本当に眠ってるだけのようだ。」
「まだ、話は聞けそうも無いな」
ギブソンが話しに参加してくる。
「隊長も暇ですか?」
「わかりきった事を聞くな。そうだ、カンジはどうした?」
「あれ、さっきまで居たんだけどな…」
そういえばブリッジにカンジの姿は見当たらなかった。
彼は格納庫にいた。どうやらエクスクルーダーの整備をしているようだ。その表情はどこか虚ろである。
「人間よ、ここから先へ行ってはならない…か…」
ボソッとつぶやいた。どうやら先日の夢が気になっているようだ。
「アレは本当に夢か?やけにリアルだった…そしてこの胸騒ぎ…」
そう思うと同時に船が揺れた。亜光速飛行中である。船が揺れるなどありえるはずがない。カンジは急いでブリッジへと向かった。
「なにが起きたんですか!」
ブリッジへと駆け込んできたカンジ
457ウルトラマンメシア:2007/03/03(土) 12:55:35 ID:IYzN8tgy0
「!!!!!!」
同時に言葉をなくした。正面のモニタに映し出されていたモノ、それはまさに化け物。
セミのような顔、カニのようなハサミ。それらをもちながらも人間に近いプロポーション。そして何より50メートルはあろうかと言う巨大さ、
「馬鹿な…亜光速飛行中だぞ…悪い夢でも見ているのか…」
一番最初に声を発したのはギブソンだった。
「い、いえ…確かにこれはワシントンと並列に飛行しています…」
ジェイドは事実を伝える。しかし彼女自身信じられないような様子だった。
「なにか?聞こえないか?」
ケントが何かを感じ取った。程なくして全員がその「声」を聞くことになる。
「良くぞここまでたどり着いたな、地球人」
その声は英語を話した。
「お前は何者だ!!!」
カンジが叫ぶ。なぜか彼にはこの状態で話せばそれとコミュニケーションが取れると確信していた。
「私はバルタン星人」
「バルタン星人?」
「そうだ。まずは地球人よ、ここまで来たことを褒めてやろう」
「なぜお前は俺達に接触してきた!?」
「一言断っておこうと思ってな。」
「何だと?」
「まずは説明しなければなるまい。宇宙にもルールと言うものがある。宇宙に住む知的生命体が従わなければならないルールだ」
「ルールだと?」
「自力で恒星間飛行が出来るものそれが知的生命体だ。それ以下の文明などは文明などとは言わん。君達は今、はれて知的生命体となれたのだ」
「…」
「つまり我々の仲間に入ったと言うことだ。これで太陽系は保護から外れることとなる。」
「保護?」
「そうだ。知的生命体のいない恒星系は保護される。他の知的生命体が進入することは許されない」
「!?なんだと!!」
458ウルトラマンメシア:2007/03/03(土) 12:57:10 ID:IYzN8tgy0
「悟ったようだな。そうだ!もはや我々が太陽系に進行しても何の問題も無くなったわけだ!」
「!!」
「我々の惑星は小さい。もはや限界だ。そこで我々は地球をもらうことにする!どうだ!!どんな気持ちだ!地球人!!」
「きさまあっ!!!」
カンジ以外の乗組員は呆然とやり取りを聞いているだけだった。しかしすぐに自体の深刻さを理解する。
「減速しろ!!急げ!出来るだけ早く!!」
「了解!!」
ギブソンがジェイドに指示を出す。このまま飛行を続けてもバルタン星人と戦うことは出来ない。
「ふはははは!どうした地球人?今から減速しても手遅れだぞ?」
バルタン星人はともに減速してくる。どうやらワシントンをいや、地球人を徹底的に馬鹿にしたいようだ。
「ケント!カンジ!光速の50%まで減速したら、出撃だ!」
「了解!!」
格納庫へと走る二人、その表情は怒りに満ち溢れて…
一方そのころ寝室では男が目を覚ましていた。その表情は悲しみに満ち溢れていた。

船内時間で2分後光速の50%まで減速したワシントンからエクスクルーダーが飛び出した。
間髪いれずレーザーをバルタン星人へと打ち込む。しかし…
「ふははははははは!!その程度が地球人!!!」
傷ひとつ無いバルタン星人。まるで子供が蝶々で遊ぶようにエクスクルーダーをもてあそぶ。
「畜生!!あのカニ野郎!!コケにしやがって!!
ケントが激昂する。しかし感情の高ぶりだけではどうしようもない。戦力は圧倒的なのだ。
ギブソンとジェイドはワシントンから必死に声援を送るほか無かった。その心の中では死を覚悟しながらも。
459ウルトラマンメシア:2007/03/03(土) 12:58:50 ID:IYzN8tgy0
5分もしただろうかエクスクルーダーを弄んでいたバルタン星人が言葉を発した。
「そろそろ飽きたな。地球は我々が立派に引き受ける。安心して死ぬがいい。」
と同時にバルタン星人のハサミから粒子状の光線が飛ぶ。
「よけきれない…」
カンジがあきらめたその瞬間。あの夢の中でであった銀色の巨人が現れた。
「お前は…」
カンジの言葉を聞いた銀色の巨人は静かにうなずいた。
「邪魔をするか!!貴様!!」
バルタン星人が襲い掛かってくる。が、難なくよけてしまう銀色の巨人。
勢い余り背を向けてしまうバルタン星人へ巨人は手をクロスさせ光線を放った。
爆散するバルタン星人。それを見届た巨人は消えていくのであった。
「助かった…のか…」
ケントが恐る恐る口に出す。
ギブソンは渋い顔を、ジェイドは涙を堪えたような表情をそれぞれ浮かべていた。
「アレはいったいなんだったんだ…?」
カンジがつぶやく。
「スーパーマン…、いやそれよりでっかいからウルトラマンか」
場を和ませようと精一杯のジョークを口にだすケント。しかしその笑顔は引きつっている。
「メシアだ」
ギブソンがつぶやいた。

第1節 旅立ちの日に終
460エヴァ板の人:2007/03/03(土) 13:00:16 ID:IYzN8tgy0
長くなりました。とりあえず第一節を全てうpして見ました。
次回からは小分けにしようかと思います。
こんな感じで問題ないですかね?
461エヴァ板の人:2007/03/03(土) 13:03:24 ID:IYzN8tgy0
忘れました。世界観は他のウルトラマンとまったく関係ない西暦2107年です。
ちょうど今から100年たったころですね。地球怪獣とかはまったくいない現実に近い世界です。
第一節の登場宇宙人は宇宙忍者バルタン星人です。
462アルファ作者:2007/03/03(土) 14:19:30 ID:ANfJkSLW0
エヴァ板の人、いや、メシア作者様、でいいのかな?
面白かったです。昨今のヒーロー特撮はSF考証上での矛盾やポカを極力なくして
いこうという方向でどんどん進歩してきた感がありますが(それによって
カタルシスがそがれた側面も色々あるのですが)、そういう意味合いでの
熱意を強く感じました。そうだよな、宇宙って実際は隙間だらけで、目をつぶって
飛んでいっても障害物にぶつかる可能性もとてつもなく低いって、長谷川裕一
先生に教わったんだよなあ。
しかし、このペースだと、ずっと宇宙で話が進んで本格スペオペになるんだろうか。
それはそれで凄く斬新ですが。
463名無しより愛をこめて:2007/03/03(土) 15:27:06 ID:KnCh3HfU0
>>メシア
すごく面白かったです
大人のためのウルトラマンって感じでかなり好きです
今後もがんばってください!
464ё:2007/03/03(土) 16:29:17 ID:J3BWr5c70
>メシア作者様
非常に面白かったです。
初回は宇宙のみを舞台としているのに、展開が壮大で、ウルトラマンの登場も元祖っぽくて。
ウラシマ効果などによりこっちでは3週間だが地球は20年経ってしまうてとこがとても興味深かったです。
斬新でこれからも楽しみです!がんばって下さい。

>アルファ作者様
勘違いしておりました。
すみませんでした。
465ё:2007/03/03(土) 16:40:45 ID:J3BWr5c70
第1話「イースリング!進化の瞬間(とき)!」銀河怪獣ガンギー登場

壮大な宇宙・・・。
星が辺りを無数に照らす。
そんな中を1機の巨大戦闘機が横切る。
すると、戦闘機の人間でいうへそにあたる部位から、巨大な光を真下に発生させた。
その光を浴びて、吸い込まれてゆく人影・・・。

場面は戦闘機内に変わる。
「よし、これより救出作業に取り掛かる!」と、中年男性のような重い声がかかり、
 「了解!」と2,3人の男女の返答が聞こえる。
顔はわからない。
服装は、水色と赤が混じった、宇宙服のようなもに。

そして光に吸い込まれた謎の人物はカプセルに入れられており、
急にカプセル内が青と赤の電撃に包まれた!
ビリビリと電子的な擬音が鳴り響き、戦闘機内のコンピューターのメーターが激しく反応する。
と、ここで「終了だ!」と最初の男の声が響き、指示を受けた他の人物がスイッチを入れ、
直後に電撃は止まり、カプセルが開いた・・・。
中から一歩一歩丁寧に歩み出てくる人物。

「お、俺は一体・・・・」

画面が足元から徐々に上がってゆき、顔が映し出された。
それはまぎれもなく、奥菜隆一郎であった!!

-(政宗一成氏風の声で)サブタイトルコール
-(子供達の声で)メインタイトルコール「イースリング・エボリューション!!」
-オープニングテーマ
-CM
466ё:2007/03/03(土) 16:42:16 ID:J3BWr5c70
何がなんだかわからず立ち止まっている隆一郎に声をかける最初の人物達。
その全員の顔もついに映し出されるが、いたって普通の人間であった。
しかし、目元や御凸に黒い小さなマークがしるされている。
隆一郎「!!あなた達は一体?!」
??「ついに蘇ったか。
    始めまして。我々は”宇宙星雲防衛軍”というものなんだ。
    その隊長が私、”エルド星人”だ。」
隆一郎「エルド・・・星人・・・?」
「で、俺様がジョーン星人だぜっ!」
「私がミコ星人よ。しっかり覚えてよね。」
「そして僕がバック星人です。。。よ、よ、よろしくです。。」
まずます何がなんだかわからない隆一郎。
エルド「君は今までどうしてたか覚えているかい?」
隆一郎「え?・・えぇ。サターンズという悪の軍団を倒して・・・
     そこからの記憶は無いですが。」
エルド「そうか。うむ・・・。」
隆一郎「・・・あのぉ・・教えてください!僕について!そして、あなた達は・・・・?」
エルド「うむ。わかった。」

実は君の活躍を我々は知っていた。
サターンズの存在もな。
だが援助にいくにも地球と我々の住むF109星は、かなりの距離があり、すぐに行けない・・・
いや、2年も3年もかかってしまうのだ。
しかし君は自力で奴等を滅ぼした。
・・・・その後君は惑星の爆破により完全に破滅してしまい、ボロボロとなって宇宙に投げ出されていたんだ。
それから5年もの月日が経ち、今こうして我々が君を救出しにきたんだ。
まだ君には生きている証である生命エネルギーが残っていた。
だから我々の装置により復活することができた。
だが・・装置は壊れてしまい、もう機能はしなくなってしまったが、君が助かっただけでも良かった。
467ё:2007/03/03(土) 16:46:06 ID:J3BWr5c70
隆一郎「5年・・・そんなに経過していたのか??」
バック「そういうことになりますねぇ・・・」
ジョーン「本当、長かったぜ!」
ミコ「たいへんだったんだから」
隆一郎「・・・み、みなさん、ありがとうございます!!僕のためにはるばる遠くから・・・」
エルド「いや、目的はそれだけではないんだ。」
隆一郎「え?」
エルド「他にも重大な目的があるんだ。」
隆一郎「それって一体?」
エルド「・・・うむ。それは、地球に眠る3つの秘宝と復活した怪獣の撃破である!」
隆一郎「怪獣?!」

サターンズが滅びてから5年。
銀河系に眠っていた怪獣が2億年ぶりに復活。
元来から凶暴であり、自ら生きることしか考えておらず、前人類をも滅ぼした怪獣なのである。
その人類の中の生き残りの子孫であるこの4人が銀河系から派遣され、宇宙星雲防衛軍を結成したのだ。

エルド「そして我々は全員宇宙人。既に1000年は生きている。」
隆一郎「そんな寿命があるんですか?!」
ミコ「私らにとっての100年が人間達にとっての1年弱らしいの。
   時間の感覚がずれてるのかしらね。」
エルド「うむ。そして我々が今丁度交友関係を繋ごうとしていた地球人類が危機となっている。
     怪獣達が地球人類を自らの食料とし、地球事態を住処として独占しようとしているんだ。
     それに加え三つの宝石も無事に回収しなければならない・・・。」
隆一郎「その宝石というのは一体なんなんでしょうか?」
そう聞いた直後、この戦闘機の近くに怪獣が出現!!
レーダーが察知した。
468ё:2007/03/03(土) 16:47:59 ID:J3BWr5c70
ミコ「隊長、怪獣が!この戦闘機の真後ろにいます!
   モニターで調べた結果、怪獣は当時と同じ襲来第一号怪獣であるガンギーです!」
エルド「なにぃ?よし、後に装置されたバックレーザーで射撃せよ!」
ミコ「了解!」
何かのレバーを引くミコ。
すると戦闘機の後の部分がオープンし、中から大砲が出現。
そこからレーザーを発射し、怪獣を攻撃するが、怪獣の目から発する光線で相打ちしてしまう。
そのうち、怪獣は翼を思い切り広げ、高速で移動し、日本へ向かった。
その際に翼が戦闘機にかすれ、摩擦で炎上してしまう!
機内では全員が「ワアアア!!」「キャアア!」と大騒ぎ。
戦闘機はバランスを崩し、日本へ墜落しようとしている!!
・・・・・そして。
バアアアアアン!!!という戦闘機は山奥に墜落。
もくもくと煙が上がっている。
中では隆一郎以外が気絶している。
さらに近くでは先程のガンギーが大暴れしているのだ!

CM

緊急事態に隆一郎は、ベルトに設置されていた壊れかけているフラッシュラッシュを手に持った。
隆一郎「あのとき、フラッシュラッシュは俺の元に戻ってたんだな・・・。よし!変身!」
大きく現れた5年前に巨人。
・・・・しかし!パワーは極限まで減っており、頭の角すら無い状態であった。
そのため、光線も出せず、ガンギーの光線をたくさん食らい続けてしまう。
469ё:2007/03/03(土) 16:50:43 ID:J3BWr5c70
ようやく目が覚め、機内から外に出てその光景を見る隊員達。
エルド「これは大変だ・・」
すると、エルドに「隊長!!あれを見てください!」と、バックが呼びかける。
エルド「どうした?」とその方向を見る。
そこは洞窟の中であり、その正面の壁の中央に光り輝く宝石のようなものが埋め込まれていたのだ!
エルド「これは!!!」
バック「やはり・・・」
ジョーン「うわぁぁ〜」
ミコ「綺麗だわぁ〜!」
エルド「これぞまさしく、三大秘宝石”平”、”喧”、”仲”の中の一つ平-ヘイ-だ・・。」

そう。
先程話していた3つの宝石の中のひとつが偶然にも発見されたのだ。
直後、地上で戦っていたイースリングはガンギーのひっかきにやられ、隆一郎の姿に戻ってしまう。
そして洞窟の手前で仰向けになって倒れている。
ジョーン「ああ!奥菜さんが危ない!」
と駆けよる4人。
エルド「・・・よし。まずは、バリアホールを奴にかけてしばらく動きを止めるんだ。その後に平を取り出そう。」
うなづき、ポケットから爆弾のようなものを取り出し、ガンギーに投げつける!
その物体がガンギーにぶつかると、周りにワープ状の光線が現れ、ガンギーを捕獲!
これでしばらく動きが封じられる。
そして洞窟に走りより、平を取り出すジョーン。
強烈な光が発生する。
そのままエルドに渡す。
受け取ったエルドは、その宝石を隆一郎に見せる。
隆一郎「そ、それは・・・」意識がうすれかけている隆一郎。
470ё:2007/03/03(土) 16:52:20 ID:J3BWr5c70
エルド「大丈夫か?隆一郎君。先程君が気になっていた宝石について教えてやる。
     三つの秘宝石は2億年以上前に、誰が一番なのか決めるために、
     激しい争いをしていた巨人の別形態なんだ。
     周りのことなど考えず、街を荒らしまくり・・・。
     そして100年戦ったが結局決着はつかなかった。
     力尽きた秘宝石は、キング・ウォーという謎の巨人により封印され、そのまま現在まで
     2億年もの眠りについていたんだ。    
     それで、これを含む三大秘宝石は、何か魔力や超人の力を持つ者が自らの体に埋め込んだとき、
     今の何倍もの不思議エネルギーを手にしてしまうんだ。
     もし、これが悪魔などに手に渡ればたちまち我々や人類は敗れてしまう。
     だからその3つ全てを回収し、我々はそれを抹消しなければならない・・。
     そのために宝石調査に加え、これを狙いに来る敵の阻止と同時に、怪獣などを始末しようと
     こうして地球に来たんだ。
     我々が宝石を使うのがいいんじゃないか?と思っていたが、我々の体では、宝石は反応しないんだ。
     そのため我々は戦闘機などを使って必ず怪獣や敵を倒す!
     そしてこの宝石は逆に、超人などの持つエネルギーを吸収することもできるんだ。
     どういうことかわかるかい?
     つまりこれを利用し、君の中に眠るイースリングのエネルギーを全て吸収し、
     人間に戻すこともできるんだ!」
隆一郎「人間に・・・戻れるんですか・・・?」
エルド「あぁ!戻れるんだ!
     完了したら、すぐさま安全な場所へ避難するんだ。君を巻き添えにするわけにはいかない。」
だが、隆一郎の答えは「・・・・・・・いえ。人間には戻りません。」という驚愕のものだった。
隊員4人が口を開けて驚く。
471ё:2007/03/03(土) 16:55:34 ID:J3BWr5c70
ジョーン「お、おい・・そりゃ一体どういうことだよ?!」
バック「せっかく人間に戻れるんですよぉ・・・」
ミコ「そうよ!せっかく戻れるっつーのに何をいってるのよ?!」
エルド「お前達、少し黙ってるんだ。」
三人「は、はい・・」
エルド「何故、戻りたくないんだ?君の長年の夢であろう?」
隆一郎「・・・・俺は宇宙に流れていたところを助けられ、みんなは地球を守るために戦い、
     さらには人間にまで戻してくれる・・・。
     僕ばかりが良い目にあっている。これじゃ不公平だ。」
エルド「何をいってるんだね?!君は5年前勇敢に1年間戦い続けた・・・」
隆一郎「いや、僕の決意は固いです。
     人間には戻りません。ただ・・」
エルド「ただ?」
隆一郎「それを使って、僕をもっと強いイースリングにしてください!」
4人はなお、驚いた。
5年前あれ程の戦いをしてきたというのに、もう一度戦うというのか・・。
隆一郎「僕の場合だったら、その宝石でパワーアップできるはずです。
     ですから!お願いです。もっと強くしてください。
     そしてみなさんと共に戦いたいのです。」
最初は戸惑う4人ではあったが、隆一郎の真剣な眼差しを見て、エルドはうなづいた。

ジョーン「ちょっと隊長!そんなこと上部に知られたら・・・」
エルド「気にするな。彼の望みだ。
     我々はあくまでも上部から”人間に戻してこい”とは言われていない。
     ”望みを叶えてたれ”と言われてきたんだ。
    これもその命令に従ったことになるだろう?」
ジョーン「っう!た、たしかに・・・」
隆一郎「みなさん・・ありがとうございます!」
エルド「そのかわり、我々がピンチになったときはしっかり援護してくれよ。」
隆一郎「了解です!」
そしてエルドはその平を隆一郎の胸元に置いた。
すると、さらに強烈な光を発生し、次第に平は隆一郎の体全体を包み込んだ・・・。
472ё:2007/03/03(土) 16:58:11 ID:J3BWr5c70
ミコ「こ、これは・・・」
バック「イースリングの進化した姿。。。」
ジョーン「す、すごい・・・」

その瞬間、先程のバリアホールが解け、ガンギーが再び暴れ始めようとしていた!
だが目の前には巨大な光が・・・。
「ギャァ?」と首をかしげるガンギー。
するとついに!光が巨人の中に入り込み、進化したイースリングの姿があらわになった!
イースリング同様、角が生えており、体には赤黒銀などがまじった、神秘的な姿へ・・。
胸の中央には平が埋め込まれている。
エルド「さぁ!立ち上がれ!イースリング・エボリューション!」
今、イースリング・エボリューションが誕生した!

つづく

次回予告
第2話「ёの謎!」銀河怪獣ガンギー、凶暴怪獣バレンダー登場
奥菜隆一郎は、イースリング・エボリューションとして進化した。
だが謎は深まるばかり。そこへ別の怪獣が現れ・・・!
お楽しみに。
473ёデータ:2007/03/03(土) 17:03:57 ID:J3BWr5c70
ウルトラマンё(イースリング・エボリューション)

<ストーリー>
 ヘル・サターンズが滅びて、5年。
宇宙彼方でボロボロとなって意識不明状態だった隆一郎は、宇宙星雲防衛軍という宇宙人らによって救われた。
そして怪獣襲来の恐れや三大秘宝石の謎を聞き、混乱する隆一郎。
すると銀河怪獣ガンギーが突如、防衛軍の戦闘機を攻撃し、地球に不時着してしまった。
そこでは、先程の怪獣・ガンギーが大暴れしており、隆一郎はイースリングに変身し、戦いに挑んだ。
しかし、パワーは極限まで減っており、あっけなく敗北してしまった。
その場で防衛軍が三大秘宝石の一つ”平”を発見し、この力で隆一郎を人間に戻してあげようとするが、
隆一郎はそれを拒否し、もっと強いイースリングにしてくれるよう要求する。
最初は否定的だった防衛隊だが、隆一郎の願いを聞き入れ承知。
”平”の力により、隆一郎はイースリング・エボリューション”ё”へと進化したのだ。

果たして防衛隊とёらは、地球の平和と三大秘宝石を無事に守ることができるのか?!

<概要>
 「ウルトラマンイースリング」の直接の続編であり、主人公がパワーアップして続投するという作品。
また、前作品には無かった防衛軍の復活。それも隊員全員が宇宙人という新設定を導入した。
怪獣退治に加え、秘宝石の謎を追求するストーリーを中心に作品を進めてゆく。
また途中にも様々な新展開を広げる予定。

<登場人物>
 奥菜隆一郎
前作「ウルトラマンイースリング」から続く、本編の主人公。
宇宙の彼方で気絶していたところを、宇宙星雲防衛軍に救われる。
銀河怪獣ガンギーが地球で暴れている際に、フラッシュラッシュでイースリングに変身するが、
角さえ無い弱小状態となっており、完全に敗北し致命傷を負ってしまう。
そのとき、三大秘宝石の中の1つ”平”を防衛軍が発見しこの力で人間に戻れる事を知らされたが、それを拒否。
もっと強いイースリングにしてくれるよう要望し、イースリング・エボリューションへと強化進化した。
かくして、三大秘宝石の捜索や防衛隊へのお礼を含めた、地球の平和を守るための戦いが再び始まった。
474ёデータ:2007/03/03(土) 17:06:06 ID:J3BWr5c70
-宇宙星雲防衛軍-
地球から遥か遥か遠くにある、F109星から派遣された防衛軍。
全員が宇宙人であり、超能力も使用できる。
地球人と友好を求める宇宙人達であり、そんな地球に怪獣達が押し寄せている事をしり、3年かけてやってきた。
その途中で奥菜隆一郎も救出する。
また、悪の手に渡ってはならない地球に眠る三大秘宝石全てを無事に回収するのも目的である。
巨大戦闘機に乗って地球へ向かっていたが、銀河怪獣ガンギーにより一度は危機に陥る。
だがその後、ёとなった奥菜隆一郎が仲間入りし、活動を開始した。

 エルド
防衛軍隊長。
年齢は4000歳。(人間でいう40歳)
冷静沈着であり、周りをしっかりと取り巻く。

 ジョーン
No.1隊員。
年齢は280歳。(人間でいう28歳)
お調子者で、熱血者で少し厄介だが、頑張り屋。

 ミコ
No.2女性隊員。
年齢は1800歳。(人間でいう18歳)
かなり暴力的な女性。最年少である。

 バック
No.3隊員。
年齢は2000歳。(人間でいう20歳)
臆病もので、年下に対しても敬語。頭はかなり良い。
475ёデータ:2007/03/03(土) 17:09:20 ID:J3BWr5c70
<三大秘宝石>
 三人の巨人の封印された姿。
2億年以上前に、誰が一番かを決める争いをしていた巨人三人がいた。
しかし、100年経っても決着はつかず、キング・ウォーという謎の王により、
宝石の姿で日本各地に封印された。
この3つの宝石は”三大秘宝石”と名づけられている。
1つ目は”平”平和の巨人。
2つ目は”喧”争いの巨人。
3つ目は”仲”両立の巨人。
それぞれには、超人や悪魔などのパワーを何倍にもする不思議パワーが備えられており、
手にしたものは、元来の巨人と類似した姿と力を手にする。
逆に自分のパワーをそこへ吸収させることもできるが、滅多にそうする者はいないであろう。
誰かがそのパワーを自分に使用しても、殺されてしまえば、そのパワーは殺して者へと移り変わってゆく。
またこの3つの秘宝石全てを自分の力にした場合は”誰も敵わない、絶対的最強”のパワーを手にしてしまう。

そのため、これを狙う悪魔や帝王が密かに地球を狙っているとのこと。
これを防ぐのも防衛軍・ёの役目である。
476ёデータ:2007/03/03(土) 17:10:31 ID:J3BWr5c70
以上です。それでは失礼します。
477ёデータ:2007/03/04(日) 00:45:22 ID:x0D6Qt6V0
胸の中央には平が埋め込まれている
ではなく、鶏冠の天辺の修正です
すみません・・・
478フレンズ作者:2007/03/04(日) 13:27:19 ID:DP9gcY1x0
天道たちは人間体に戻っていた。
天道「天志田。ソーダーズの基地は?」
天志田「見つかった。だが、」
天道「何だ?」
天志田「宇宙にあるんだ。」


第7話「エンジェルの科学教室」ソーダーズAソーダーズC登場
春賀「はあ!?天道たちがラビットウィングとムーンジェットを強奪?」
警備員「しかもたった二人で・・・ぐわぁ!」
天道「なぁ天志田、これ隊長にばれたら・・・」
天志田「大丈夫だ。心配ない。」
天道「あのなあ・・・まあいい。行くか。」
天志田「ああ。出撃!」
そして宇宙へと二人は旅立った・・・
479フレンズ作者:2007/03/04(日) 13:45:44 ID:DP9gcY1x0
天道「なぁ天志田・・・」
天志田「何だ?」
天道「合体して行った方が早くないか?」
天志田「確かに。合体、ジェットウィング!」
天道「やっぱり早くついた。よーし、ゴット!」
天志田「エンジェーーーール!」
ゴット「敵が多いな・・・ライジングサン!」
ソーダーズA A「急に光線が飛んできた!」
ソーダーズA B「バリアだ!」
ゴット「バリアって・・・エンジェルってどこ行った?」
エンジェル「へ跳ね返らせれば全滅させられる!俺のバリア以外すべて貫通光線!」
ゴット「都合よすぎ・・・ということは・・・」
エンジェル「ファイナルクロスシールド!」
ゴット「大先輩の技パクッてる!しかも一人で!?」
ソーダーズA 全員「ぐわぁぁぁぁぁぁぁ」
ゴット(わぁー)
エンジェル「ざっとこんなもんよ。」
ソーダーズC「ほうやるな。」
ゴット「ライジングファイナルボム!」
ソーダーズc「え?いきなり大技?」
ゴット「消しとべぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
ソーダーズc「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ゴット(作者・・・タイトルの意味いったい何なんだ・・・)
480フレンズ作者:2007/03/04(日) 13:47:51 ID:DP9gcY1x0
次回予告「仕掛けられた爆弾!ゴットは解除できるのか?次回「爆弾解除」お楽しみに。」
481ёデータ:2007/03/04(日) 13:52:03 ID:x0D6Qt6V0
>フレンズ作者様
え〜と、ちょっとしたアドバイスなんですが、(自分が言うのもおかしいかもしれませんが)
セリフだけですと、状況や誰だ何をしているかほとんどわかないので、

そして○○は○○星へ到着した。そのとき!

みたいな説明文を筒所に入れてみてはいかがでしょうか?
お節介でしたらすみません。参考になればと思っております。

482フレンズ作者:2007/03/04(日) 13:56:11 ID:DP9gcY1x0
イースリング・レボリューション作者様>>はいわかりました。後、データになってますよ。
483ё:2007/03/04(日) 14:10:04 ID:x0D6Qt6V0
本当にすみません。ありがとうございます。
 それと名前、データでしたね(笑
今直しておきました。

それとそろそろやばそうなので新スレを・・・と思いましたが立てられなかったので、テンプレおいときますので
どなたかお願いします。
484ё:2007/03/04(日) 14:11:15 ID:x0D6Qt6V0
(スレタイ)これはあくまでも参考程度で(笑
オリジナルウルトラマンを創るスレ【オリトラQ(9)】
(テンプレ)
オリトラ五つの誓い

一つ、ここはオリジナルのウルトラマンを創るスレである事を理解する事

一つ、作風は自由だが、話はしっかり完結まで書き、なおかつ下品な作品はスルーする事

一つ、感想も自由だが、批判意見等はアドバイス程度に済ます事。
また読者方のアドバイス等も参考にはするが、応えないケースももちろんある
    という事を、ご理解ください。

一つ、荒らしには絶対反応しない事。(それ以前に荒らしなど人が不愉快になる行為はしない事)

一つ、sage進行で進める事。(スレッドが落ちてしまいそうになった時だけageる事)

前スレ↓
オリジナルウルトラマンを創るスレ【エイトォ-!】
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1170060695/

オリジナルウルトラマンまとめサイト(パソコン版↓)
http://originalultraman.cyber-ninja.jp/index.html
(携帯版↓機種によっては観覧できない場合があります)
http://www.sjk.co.jp/c/w.exe?y=http%3A%2F%2Foriginalultraman.cyber-ninja.jp%2Findex.htm
又は
http://originalultraman.cyber-ninja.jp/menu.html
485メテオ作者
どうぞ。

オリジナルウルトラマンを創るスレ【オリトラQ】
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1172989214/