>>89のつづき
39 同・理事長室
学園長と理事長が高級定食に舌鼓を打っている。
学園長「しかし理事長、急な転入手続きでしたな」
理事長「いや、早急にという先方の要望だったのでな」
学園長「それにしても理事長、いいんですかね、どこの誰とも素性のわからぬ者を生
徒にして……」
理事長「今は寄付金が一円でも欲しい所だ。それに、」
理事長、立って、金庫の中を見せる。
金塊が何段も積まれている。
理事長「これだけのものをすぐに用意できるんだ、身分の卑しい者ではあるまい……」
理事長、黄金の輝きを見てにやりとする。
(つづく)