>>86のつづき
37 電子工学学園・学食堂
七美が独り、配膳を待っている。
と、そこに豹牙がくる。
豹牙「ようよう、水瀬さんよ、飯は俺と一緒にいかが?」
と、その耳を茜が引っ張る。
豹牙「いってててて!!」
茜「“俺”じゃなくて、“俺達”でしょ」
豹牙「なんだよ、何でおめーが割り込んで来るんだよ!?」
茜「あーら、転校生なら、誰だって仲良くするのが当然じゃなーい!?」
豹牙「何だよ、それは!?」
七美、素知らぬ顔で、鮭定食一式を配膳係から受け取る。
七美「(ポツリと)ふたりとも、いっしょに、どう」
豹牙と茜「は?」
(つづく)