>>84のつづき
33 電子工学学園・2年1組教室
地学の授業が行われている。
教師「……で、この6種類の名は何というかね?」
豹牙、ひたすら視線を下に逸らす。
豹牙のM「あてるな、俺にあてるなよ……」
教師、七美を指す。
教師「水瀬、答えてみろ」
七美、無表情のまま、起立。
七美「リュウモン、アンザン、ゲンブ、カコウ、センリョク、ハンレイ」
教師「よし、正解」
周囲の生徒達、おおっと驚き。
豹牙「すげぇ、お前、頭いいんだな!」
茜、ムッとする。
34 同・柔道場
豹牙ら男子生徒が、柔道の稽古をしている。
豹牙、大柄な級友に寝技に追い込まれている。
相手の有効にポイントが入っている。
豹牙、歯を食いしばる。
豹牙「おらぁ、巴投げ!」
豹牙、全身を使って、大柄な級友を投げ飛ばす。
級友、畳の上に激突。
教師「一本!」
豹牙、へへんと笑みを浮かべて一礼し、場外へ。
教師「伊吹、お前は電子工学をとっとと諦めて、体育学校に転校したらどうだ!?」
豹牙「(ずっこけて)先生、そりゃないっすよー」
と、外を眺めてみる。
(つづく)