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>>166のつづき)
二人の上空を、ジェットジャガーが旋回。
豹牙「あれは俺の親父が作ったロボットだ。俺の仲間であるし、兄弟でもある」
七美、更に後ずさる。
豹牙「(バイクを指して)それからこいつの持ち主も返してくれ。こいつの尻に合うのは
俺じゃねぇ、茜だ」
七美、後ずさる。
豹牙「頼む、俺の大切なものを、返してくれよ」
七美、じっと豹牙を見る。
豹牙「俺はシートピアとか、過去の核実験とか、よくしらねぇ。けどよ、アンタ、こ
の雛達を助けに帰ってきたんだろ、こんな時に。その命を大切にする気持ちは、俺に
だって良くわかるよ。だったらさ、戦いじゃなくて話し合う事もできるんじゃねぇか!?」
七美、ハッとする。
が、アントニオ二世の声がリフレイン。
二世のN「これは地上人への復讐でもあるのだ! そして、この計画のリーダーに何
故お前が選ばれたのか、それも忘れるな!!」
(つづく)