>>156のつづき
135 防衛庁・特殊車両室
モニターを通じて、オペレーターたちが陣川に続々と報告している。
オペレーターA「キューマル隊、戦闘準備完了」
オペレーターB「ネオメーサー車、及びスーパーマーラカイトファープ、設置完了」
伊吹、パソコンでJジャガーのスピードを計測している。
伊吹「現在、ジェットジャガー、並びにメガロの移動速度は、平均時速80キロ。首都
圏防衛ラインの接触まで、約一時間後を要する模様」
陣川「80キロ……、そんなものか、速度は」
伊吹「おそらくシートピアの工作員は、ジェットジャガーの見える範囲で操作してい
る筈。だとすれば、車に乗用しての移動操作か……」
陣川、通信機を手に取る。
陣川「南原副指令。シートピアの工作員は、メガロとジェットジャガーを先導、もし
くは追尾している筈だ。捜索を強化しろ」
136 大型ヘリ・中
南原ら、数人の隊員が乗っている。
南原「(通信機を持って)了解」
137 空
大型ヘリが飛ぶ。
その向こうで、空飛ぶJジャガーに先導されて、メガロが翼を広げている。
138 地上の道
シートピアの工作員達を乗せた4WD車が爆走する。
(つづく)