>>123のつづき
65 シートピア・司令室
二世、通信機を持っている。
二世「計画通りだな。何かトラブルは?」
66 キャンピングカー・中
七美、左腕を押さえながら通信機を持っている。
七美「些細なことで左腕を負傷……、また、偵察班によると、治安維持組織による警
戒が強化された模様」
七美、淡々と答える。
二世の声「よし、次の段階だ。速やかにロボットの奪取工作、ならびにメガロの地上
誘導作戦を展開するのだ」
七美「……、陛下、よろしいでしょうか?」
二世の声「なんだ?」
七美「あれから30年……、今更、メガロによる地上破壊は必要でしょうか?」
二世の声「何? 何だと?」
67 昼間の回想
昼食・カラオケボックス・ゲーセン・路地裏といった、豹牙と茜との交流場面がフラ
ッシュバック。
68 キャンピングカー・中
七美が俯きかげんに通信機を持っている。
七美「紛争ではなく、会談という余地があるのではないでしょうか」
69 シートピア・司令室
通信機の前で二世が激昂している。
二世「何を言っている! これまでのことを忘れたのか!? 30年前の地上人の核実験で北部は壊滅。更に地上に警告を与えるため派遣された工作隊も全滅した」
(つづく)