>>121のつづき
豹牙、あっと思い出す。
豹牙「あっ、明日の朝で思い出したけど、明日の朝、ジェットジャガーに会わせたい
娘がいるんだ」
「えっ」と驚く、伊吹・陣川・南原。
茜「今日、うちに転校してきた水瀬七美って生徒なんだけど、何故かジェットジャガ
ーの事に詳しいの」
南原、ピクッとする。
南原「……被疑にすべきですわ」
陣川「(頷いて)うん」
豹牙「ちょっ、ちょっと、七美ちゃんを疑ってるのかよ!?」
南原「常に工作員は、怪しくない身分を装うわ」
伊吹「とにかく、その娘の素性が明らかにされない限り、ジェットジャガーに近づけ
るのは遠慮してくれ」
豹牙「そんな! 彼女はいい娘なのに!!」
伊吹「今は駄目だ! それに今日はもう遅い、さっさと寝ろ!! 今朝だって、寝坊した
ろうが」
返す言葉なく、引き下がる豹牙。
寂しくポツンと突っ立っているJジャガー。
(つづく)