>>119のつづき
61 同・リビングルーム
Jジャガーの前で、伊吹・陣川・南原が、豹牙と茜に資料を見せている。
シートピアの事を説明したらしい。
豹牙「じゃ、そのシートピアの連中が、このジェットジャガーを狙って……」
陣川「その可能性は十分に考えられる」
伊吹「ちなみに30年前は、工作員がまだ子供だった俺を人質にして、こことジェット
ジャガーを奪った」
陣川「君も狙われる危険性がある。茜、お前もだ」
茜「え? 私も?」
伊吹「奴らは、ジェットジャガーにまつわる人間を次々と狙ってくるだろう」
陣川「無論、メガロが出現した場合も想定しているが、まずは水際で防ぐのが最善の
策だ。警備をしやすいよう、茜、お前はここでお世話になりなさい」
驚く茜。
茜「ええ〜っ! うちに帰っちゃ駄目なの!?」
陣川「警備を分散させたら何かと不都合なんだ。親の都合も考えんか」
豹牙「ま、俺は明日も茜に乗せてってもらえそうだから、大歓迎だけどな」
南原「いえ、明日の朝からの登下校は私達が警護につきます」
豹牙「おおっ、尚更ラッキー!」
伊吹「おいおい、一歩間違えば命を狙われるんだぞ。はしゃいでる場合か」
(つづく)