>>106のつづき
50 伊吹ロボット研究所・研究室
伊吹、パソコンをスリープさせる。
伊吹「とにもかくにも、今はやつを……、メガロを地上に出さない事が、最善の策で
す」
陣川「しかし不思議だな、シートピアの連中は良心回路や形状記憶合金を精製するテ
クノロジーを持っていながら、ジェットジャガー一体作れないんだからな」
伊吹「おそらく動力源となる原子炉、それに噴射装置といったロケット工学は発達し
ていないんでしょう。皮肉なことですが、平和な国は軍事に転用できるテクノロジー
は発達しないものです」
51 ゲーセン
豹牙、茜、そして七美が遊んでいる。
豹牙、格ゲーでハイスコア!!
茜と七美、ダンスゲームで勝負している。
スコアは、なんと同点!!
やってきた豹牙、二人の激闘を凝視。
茜、七美を意識しつつ、スコアを伸ばす。
茜の点数、七美のそれに差をつける。
今まで無表情だった七美、ハッとして急に点数を伸ばし始める。
七美の点数、茜のそれに差をつける。
「なんでぇ〜?」という表情の、茜。
一生懸命になってる自分にハッとなる、七美。
(つづく)