誤解を招くように特撮作品を紹介するスレ part2
見てない人のための《仮面ライダーカブト》 ダイジェスト
人類に潜伏し取って代わろうとする地球外生命体ワーム(*)と、それと戦う秘密組織ゼクトによって開発された
変身ユニット・ゼクターに選ばれ「仮面ライダー」となった青年たちの物語。
特に万能完璧な主人公と、彼の背を追い成長していくゼクトの新米隊員の二人を主軸に描かれる。
(*作中では所属や種族によっていくつかの呼び方があるが、本稿ではワームと統一して記す。)
序盤、ゼクトの特務部隊シャドウの隊長・矢車想は、ゼクターを奪いゼクトを嘲笑する倣岸不遜な男・天道総司に敗れ消息不明となる。
矢車を慕っていた新米隊員・影山瞬は矢車の残したゼクターに選ばれ新たな隊長となり、ゼクトのメンバーや他のライダーたちと
時に衝突し、時に協力しあいフォローされながら、ワームや天道と戦う。
影山の上司・三島は一見感情のない冷徹な男だが、その内には誰より熱い感情を秘めており、影山を信頼し指導してくれる。
しかしゼクトのリーダー・加賀美陸の息子であり最強の仮面ライダー・加賀美新は天道と通じており、ゼクトの作戦を妨害したり
ワームをかばったりしており、しかも陸はそれを知りながら放置していた…。
シャドウのピンチの時には矢車が姿を現し部下たちのために戦うこともあったが、シャドウも影山も自分が居なくても大丈夫と知ると再び姿を消した。
だが後半では、ゼクトに入り込んだ天道の思惑により三島や部下たちから切り離され、ゼクトを追われた影山の前に矢車が現れ、新たなゼクターを渡す。
天道や加賀美とも互角に戦えるようになった影山と矢車は、たった二人の孤独な戦いに身を投じた。
終盤、三島はワームとゼクトが裏で通じており人類ワーム化計画を推し進めている事を知り、新たな仲間・根岸と共に陸に反旗を翻すが、二人の前に加賀美と天道が立ち塞がる。
当初は優位に戦っていた三島達だったが、倒しても倒しても蘇る不死身の天道達の前についに敗れ去ってしまう。
矢車と影山はすっかり絶望し、厭世的・虚無的な日々を送っていたが、まだ自分たちにも光があると知り、再び歩き出した。
かつての部下たちの強力もあり、激しい戦いの末ワームの計画は潰えたが、既にワームの策略により体を蝕まれていた影山は矢車に見送られ静かに逝く。
世界に平和が戻り、かつてゼクトやライダーとして戦った者達も平穏な日々を送る。しかしそこに矢車の姿はなかった…。