【命令だ!】宇宙警備隊員養成所【喜んで!】

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606もう一人の同級生
「ハロー、GUYS 深宇宙研究所。
 日本から国際電話? つないでください。

 もしもし。失礼ですがどちら様で……
 ……塚本? 桜ヶ岡中学の、塚本君か?

 ああ、本当に久しぶりだ……君があの学校で先生になってたなんてね……
 招待状ありがとう。せっかく呼んでもらったのに、仕事がどうしても抜けられなくて、
 すまなかった……

 新聞、見たよ。
 本当に、君の言うとおりだったのか。先生、来てくれたんだね。
 この先、矢的先生に会う機会がもしあるとしたら、きっと僕だろうと思ってたんだが、
 当てが外れたよ。

 先生は、元気だった? みんなは? そうか、よかった。

 うん、まだまだわからないことが多すぎて、これからどうなるかは僕にもよくわからない。
 はっきり言えるのは、これからまだまだ大変なことが続くだろうということだけだ。

 君は、君の生徒たちを守れ。僕もここで、僕にしかできないことをする。
 お互い『一所懸命』、先生に胸を張れる仕事をしようじゃないか。

 電話ありがとう。学校の建物が残ってるうちには間に合いそうにないけど、
 帰ったら、同窓会のときの話を聞かせてよ。じゃ、また」



「……オオシマ所長。総議長がお越しいただきたいとのことです」
「わかりました。すぐ行きますと伝えてください」