ネストを捕えたメフィラスは、手だしが出来ないウルトラマンに語っていた。
「皇帝はウルトラ族の敗北を人類に見せ付け、絶望の刃で君達の絆を断ち切り、
地球を征服することが全宇宙征服への、大きな一歩になると悟った。そして、
宇宙警備隊に邪魔されてきた恨みを持つ、多くの侵略宇宙人が賛同したのだ!」
マン「だから、お前もエンペラ星人の地球征服計画に・・・」
メフィラス「あいつらと一緒にするのは、やめて貰おうか!」
メフィラスの光線がデスレム・グローザムに炸裂した!
デスレム「ウガーッ!き、貴様、皇帝閣下を裏切るつもりか!?」
グローザム「ぐぐ・・・この威力、本当の力を隠していたな!」
メフィラス「ザコ共めが。私はかつて地球人類に挑んだ。だがどんな誘惑にも、
どんな脅迫にも地球を売り渡さない強い意志を知り、ウルトラマンと引き分ける
羽目になった。武力で侵略することは出来るが、それでは私の敗北に等しい。
私はいつか自分のやり方で地球を手に入れたい。その時まで、邪魔はさせん!」
重力ビームに見えたバリアで守っていたネストをゾフィーに託し、メフィラスは
ウルトラマンに頷くと、スペシウム光線との同時攻撃で二大宇宙人を撃破した。
メフィラスは、いつの日か地球を奪いに来ることを告げて去って行った。
エンペラ「グワッハッハ!素直に配下に加わるのは怪しいとは思っていたが、
やはりそういうことか。まぁ、いま駒が多少減ったところで問題はない。見よ!
地球のウルトラ族を釘付けにした間に、円盤軍団が防衛線を突破寸前だ!」
シークレットエリア。ノアのメッセージは続く。
「もう一つエンペラが恐れたことがある。実は今から数年ほどの内に、地球人で
ウルトラ族と同等の能力と姿へ変身できる者が、突然変異で現れる確率が高い」
ミライはアヤに支えられGUYSの仲間を心配しながらも力がみなぎるのを感じた。
「そして地球が征服できなるばかりか、ウルトラマンと人類が対等に手を結び、
やがて宇宙警備隊が強化されるとエンペラは考え、その芽を摘もうというのだ。
・・・宇宙語では今、地球のことをこう呼んでいる。奇跡(ウルトラ)の星、と。
メビウス、これは宇宙の平和のためにも、地球の未来のためにも、勝たなければ
ならない戦いなのだ。私の手から青き地球の光を受け取るがいい、若き勇者よ」
ミライが青い石に手を伸ばすと、光がメビウスブレスの赤いクリスタルボールに
吸い込まれ、青く輝いた。それはウルトラの力が満ちているかのように見えた。
アヤ「少し前の私なら、地球の危機だと分かっていてもミライ君を止めたわ。
でも今は違う。自分でも不思議なくらい、信じきれるの。あなたの優しさが、
私を、そしてみんなを悲しませる訳がない、必ず生きて帰って来てくれるって」
ミライ「アヤさん、ありがとう。兄さん達と、GUYSのみんなと戦って来ます!」
ノア「さぁ、ゆけ!ウルトラマン!」
ミライ「メビウ〜ス!!」
エンペラ星人に立ち塞がるメビウス!
「ミライ!」
歓喜の声を上げるゾフィーとGUYSの仲間達。
エンペラの激しい攻撃が始まった。倒れるメビウス。
ヒカリ「メビウス!」
だがメビウスは負けない。仲間達の友情が心の支えになっているからだ。
メビウスはナイトブレスの力を借りずにブレイブ化した。
エンペラの第二波!片膝を着きつつ、立ち上がるメビウス。
リュウ「俺達も負けてらんねぇぞ!巨大円盤を倒す、だから頑張れミライ!」
バーニングブレイブ!
ネストはフェニックスキャノンを射つが、巨大円盤からのビームと干渉、円盤を倒しつつ自らも大破し、リュウ達はガンフェニックストライカーで脱出した。
メビウスは激しさを増す攻撃にも耐え、今度はよろめくだけであった。
エンペラ「なぜだ!?たかが小僧がなんだというのだ!」
そしてメビウスはさらなる進化を遂げた。
─予告─
エンペラ星人の策略によりウルトラ兄弟は離れ離れに。
そして、メビウスはついに倒れる。だが、助けに来る仲間はもういない。
誰もが絶望感を抱いたその時、暗雲を突き破る1つの火球。
エンペラ星人の使い魔、怪獣タイラントが吹き飛ぶ。そして、そこに現れたのは・・。
そう、もう1つの宇宙からやってきた「限界突破の超戦士」ウルトラマンマックス。
さぁ、来週も見よう!!
エターナルブレイブ。
かつてタロウが「君はもっと強くなれる」と語った伝説の勇姿は、兄弟達にさえ
力を与えたのだろうか。ゾフィー、マン、セブン、ジャック、エース、タロウ、
レオ、アストラ、80、そしてヒカリのカラータイマーが青に戻った!
(挿入歌・HEROES!)
Our heroes! ULTRA hero
伝説の勇者たちよ
いつだって力をあわせ
Our heroes! ULTRA hero
平和をとりもどすまで
なにも恐れず立ち向かっていけ
Our heroes! ULTRA hero
Ready to go!
兄弟達はそれぞれの強敵を撃破した!
そして空に、宇宙空間で円盤群と戦う父からのウルトラサインが届いた。
『ともに戦え!未来のために!!』
兄弟達は、メビウスにエンペラを託し、円盤迎撃に向かった。
エンペラ「皇帝様を恐れ逃げたかウルトラ兄弟!こいつは死ぬことになるぞ!」
メビウスとエンペラ星人は最後の一撃を加えるべく互いに走りだした!
メビウスを追って加速するガンフェニックストライカー。
マリナ「気を付けて、ソニックセンサーにノイズが!」
テッペイ「エンペラ星人の特殊な器官が動いているのかも知れません!」
コノミ「ミライくん、星人が何か大きな攻撃を狙ってます!」
ジョージ「こっちもカウンターを決めればいい、見切ってやるぜ!」
リュウ「うぉおりゃーっ!メテオール解禁!勝つぞ!」
全員「G・I・G!」
エンペラの暗黒破壊光線!
インビンシブルフェニックスの光のエネルギー波が、不死鳥のように放たれた!
同時に放たれたメビウスのアルティメットプラズマスパークが、仲間達の想いと
合わさり、エンペラ星人の暗黒破壊光線に打ち勝った!
エンペラ「グォオオーッ、馬鹿な!お、おのれウルトラマン、地球人め・・・」
リュウ「キャプチャーキューブ・マキシマムパワー!」
青い光の中で、エンペラ星人は大轟音と共に爆散した。
数日後、GUYSは地域復興プロジェクトとして、街の人々と力を合わせていた。
昼休み。メンバーはミライとの想い出話に花を咲かせた。運命の出会い、チーム
結成、激闘の数々。そしてほんの数日前にそこにあった笑顔。力を使い果たした
メビウスはゾフィーに連れられ、意識を取り戻す前に光の国へと緊急帰還した。
何年、何十年後に地球に来られるのかも分からない。リュウはミライと出会った
時に似た青空に叫んでいた。
「ばっかやろー!何も言わずに帰りやがって、せいぜいゆっくり寝てやがれ!」
マリナ「不思議ちゃんて言ってゴメンねー!助けて貰ったこと忘れないよー!」
ジョージ「ウルトラマンになりたかったガキの頃の夢、間違ってなかったぜー!」
テッペイ「生きてて良かったって言える人達を、僕の力で増やして行くよー!」
コノミ「あのコ達が大きくなったら会いに来てね、キエテコシキレキレテー!」
サコミズ「みんな元気で安心したよ。体はもういいのかい」
リュウ「隊長こそ大怪我なのに出歩いたりして!皆の事は俺に任せて下さいよ」
サコミズ「いや、すまん。皆がゾフィーと呼ぶウルトラマン。彼と分離してから
記憶が途切れ途切れなのが悔しくてね。つい手掛りを探してしまうんだ」
リュウ「リハビリを兼ねてたっぷり聞かせてあげますよ。ミライとの、そして
たくさんのウルトラマンと地球人との友情の物語を・・・ってお前ら待てよ!」
リュウが振り向くとメンバーはサコミズをベンチに座らせ、我先に語っていた。
笑い声に包まれた人の輪は、永遠にも勝る時間を過ごしているかのようだ。
リュウが見上げた青空には、ミライの眩しい笑顔が見守っているように映った。
「ミライ、ありがとう」
(完。ではなく、50周年に向けた新しい10年の1年めを盛り上げて行きましょう!)
154 :
名無しより愛をこめて:2007/02/12(月) 00:19:22 ID:3qrIDN/00
奇跡の星、いいですね。
サービス満点の内容で、メロス、ジョーニアス、ザムシャーの登場に目頭が熱くなりました。
メロス(もちろん内山版)の登場なんてあったら、感激で失神しますね。
そして、メフィラスの位置づけも素晴らしい。
本放送でも、ただの四天王として死んで欲しくないです。
このシナリオのように活躍してほしい。
マンとの合体光線なんてもう最高。
キエテコシキレキレテもいいですね。
他のシナリオも映像で見てみたいものばかりですね。
みなさん、ごくろうさまです。
155 :
名無しより愛をこめて:2007/02/12(月) 10:39:46 ID:kqCSyASh0
大百足超獣カイザームカデンダー
異次元超人ヤプール
変身超獣ブロッケン登場
夕暮れ時、ビラ星人の乗る円盤を持ち飛び去るメビウスを見つめる1人の青年
青年「ふふふ・・・お人好しのメビウスよ、復讐は今まさに始まりましたよ。」
青年は丁寧な口調で言っていたが顔は憎悪で歪んでいた。
青年の言った復讐・・・それはウルトラ一族と戦ってきたどんな敵とも違う・・・
まさに悪魔と言う言葉がふさわしい侵略者。
その名はヤプール!!!
ヤプール「さてと・・・まずは奴を倒す事のできる超獣の製作から始めましょうか。」
ヤプールは歩き始めた。超獣製作に取り掛かるため。
ヤプールが訪れたのは八幡ヶ岳、怪獣ムカデンダーが二度出現されている場所であった。
ヤプール「強すぎても駄目、弱すぎても駄目、目立ちすぎても駄目、目立たなすぎても駄目。普通・・・それが一番掴み難いそれが一番扱いにくい」
ヤプールは地に手をつけた
ヤプール「目覚めなさい!百足怪獣ムカデンダー!!!」
156 :
153:2007/02/13(火) 16:38:55 ID:vi1fmsIyO
>>154 ありがとうございます。
反省点や書きそびれもありますが、見たいシーンを詰め込みました。
ネタバレスレは見ていないので、2つだけ知った「こうなるらしい」
要素は入れましたが、その他は妄想です。1つくらい当たれば嬉しいですw
途中までの皆さん、再開してください・・・
158 :
名無しより愛をこめて:2007/02/17(土) 08:52:28 ID:SuWJBx4D0
続き
大地を叩き割りムカデンダーが姿を現した。
ヤプール「よろしい・・・さて!つぎはこのムカデンダーを超獣に変身でもさせましょうか。」
それから数日後
ヤプール「さてと・・・来るべき時はやって来ましたよ!行きなさい!!大百足超獣カイザームカデンダー!!!」
空を叩き割り改造に改造を加えられたムカデンダーがその姿を現した。
ヤプール「メビウス・・・あなたの出現を待ってますよ・・・」
>>126 そして、時は遡って第2次怪獣頻出期の現代…。
その日、フェニックスネストは横断幕やらプラカードを掲げた群衆に取り囲まれていた。
そこには
「ノンマルトに手を出すな!」
「GUYSは解散しろ!」
「憲法9条を宇宙遺産に」
「ノンマルトはウリナラ起源」
等と書かれていて、当然GUYSもそれを見ていた。
トリヤマ「一体この騒ぎはなんだね?!」
テッペイ「あれは所謂『プロ市民』って人達が騒いでいるだけでして…。」
サコミズ「全ては昨日全世界に向けて流された、あの犯行声明か…。」
同時に映し出される、犯行声明ビデオ。
『我々はノンマルト…、真の地球人だ。我々は地球を侵略した人間達に宣言する。
48時間以内に全ての人間が地球から退去しない場合は、この火星コロニーにある
スペシウム鉱石を爆破し、コロニーの人間達を皆殺しにする…!
人間達が地球から退去する技術はGUYSが「メテオール」と言う形で保有している。
GUYSは直ちに我々の要求を受け入れて、人間達の速やかなる地球外退去を遂行
せよ…。繰り返す…。』
ミライ「プロ市民って?」
リュウ「職業市民運動家って奴さ…。何でもかんでも市民代表を名乗って難癖付ける、
イヤな奴らさ…。」
リュウの詞に困惑するミライ。
マル「後は、火星コロニーを管理しているスペースエージェンシーが同判断するか?ですよね…。」
トリヤマ「こっちを見るんじゃない!」
それに割り込むかのようにミサキ総監代行の映像が入る。
ミサキ「たった今、スペースエージェンシーから連絡がありました…。要求には応じられないと…。」
マル「要求に…。」
トリヤマ「応じられない?」
サコミズ「どう言う事です?」
暫くしてミサキが答える。
ミサキ「スペースエージェンシーは警備部門を投入し、ノンマルトを強制排除する…。GUYSにも
協力を要請しています…。」
マリナ「警備部門?」
コノミ「スペースエージェンシーの?」
テッペイ「まさか…、宇宙外人部隊…。」
声が震えるテッペイ。
ミサキ「そうよ。スペースエージェンシーの私設軍隊、スペースコマンド…。」
ミライ「私設、軍隊…?」
ミサキ「ええ、依頼さえ受ければ犯罪スレスレの事も平気で行う狂犬達よ…。」
トリヤマ「そ、そんな事になったらこっちにも責任問題が飛び火するぞ?!」
ミサキ「だから、スペースコマンドが無法行為を行わないかの監視と、ギリギリまでノンマルトを
説得してほしいの…。私たちとしても、ノンマルトとは戦闘は避けたいし…。」
マリナ「旧地球防衛軍時代の汚点になる事は避けたいんでしょ?」
ジョージ「そうなったら話は早いぜ、アミーゴ…。」
リュウ「だな?」
サコミズ「判りました、総監代行…。GUYS sally go!」
全員『G・I・G!』
かくして、MP達に取り押さえられたプロ市民達の怒号の中、フェニックスネストは発進したのであった…。
目標は火星、ノンマルト達の待つコロニーにへと。
その前に、月軌道でスペースコマンドとのランデブーを待たなければならなかったのだ…。
タイトル
非 情 の 掟
出だしの方なんですが、メビウスの時代のスペースコマンドは「傭兵=戦争の犬」ってイメージがありますので
評判は物凄く最悪です…。その雰囲気が感じ取られましたら幸いです。
ここはこうした方が良いと言う意見がありましたらよろしくお願いいたします。
162 :
救済:2007/02/22(木) 02:47:56 ID:yMczmyZ0O
スランプあげ
フェニックスネストは大気圏を離脱後、月軌道上のラグランジュポイントL4に待機していた。
そこに、問題のスペースコマンドの宇宙船がランデブーするのだ。
コノミ「ランデブーポイントに到着しました…。」
テッペイ「一体、どんな連中なんだろうな…。」
恐る恐るテッペイが言う。
ジョージ「金のために戦争やっている連中って話だからな…。」
マリナ「それに、目的のためなら手段をえらばないってミサキさんが言ってたし…。」
リュウ「こないだのヒルカワって奴が、銃持ってドンパチしている物か?」
「ヒルカワ」の名前が出た途端、周囲の空気が凍りつく。
コノミ「待ってください!レーダーに宇宙船の反応…。通信回線を開く事を要請しています!」
サコミズ「スクリーンに映しだしてくれ!同時に回線オープンだ!」
コノミ「G・I・G!」
スクリーンに映し出される一隻の宇宙船。
コブラの頭のような胴体に、翼のように広げた4基のエンジンを持った白銀の宇宙船である。
サコミズ「これは、超光速試験船『アマテラス』!」
リュウ「隊長?知っているんですか?!」
サコミズ「亜光速試験船『イザナミ』を元に、かつてのTACが開発した超光速エンジンの改良型を
搭載した宇宙船だ…。行方が判らなくなっていたと聴いていたが、まさかスペースコマンドが…。」
『俺がGUYS-SPACYの退職金代わりに頂いて行ったのさ…。』
突如、スクリーンに70近い初老のアングロ系アメリカ人の姿が映し出された。
サコミズ「貴方は…、ディルロ隊長?!」
ディルロ『よう!久しぶりだな、サコ…。貴様もいい加減GUYSなんか辞めて、スペースコマンドに
来たらどうだ?!』
テッペイ「た、隊長は…。この人を知っているんですか?」
サコミズ「ああ、彼の名前はジョン・ディルロ…。GUYS-SPACYのトップエースだった男だ…。」
コノミ「出ました!確か4年前に上官と衝突し、上官侮辱罪でGUYS-SPACYを懲戒免職…。」
リュウ「上官ぶん殴って、懲戒免職だって?!」
ジョージ「おまけに、懲戒免職時に試作宇宙船を奪取?!」
コノミのコンソールに映し出されるディルロの記録を見て唖然とするリュウとジョージ。
そこには上官侮辱罪だけではなく、飲酒飛行やら基地内での乱闘騒ぎやら目茶苦茶な
プロフィールが載っていた。
ディルロ『それに、この宇宙船(フネ)に「アマテラス」って言うのは辞めてくれないか?
地球唯一の「エンペラー」のご先祖様に失礼だから、名前は変えさせてもらった…。』
サコミズ「じゃあ、今の船名は…?」
ディルロ『「バッカス3世」…。これが今の、俺のフネの名前さ…。』
サコミズ「お前さんらしいな…。」
苦笑するサコミズ。
ディルロ『そうだ…。お前さんの所からイキのいい奴を約2名、こっちに寄越して貰えないか?』
サコミズ「うちの隊員を…。」
そして、ディルロはフェニックスネストの中を見回すように、バッカス3世に招き入れるGUYSの
お子さま連中を勝手に決めたのであった。
ディルロ『そこの生意気なサルと、その隣の不思議少年…!今すぐこっちに来い!!』
リュウ「サル…?」
ミライ「こっちに、ですか?」
困惑するミライとリュウ。
ディルロ『そうだ、今すぐバッカス3世に来い!』
ミライ「た、隊長…。」
サコミズ「行ってきた方がいいぞ?ミライ…。」
リュウ「行かなきゃ、マズいっすか?」
頷くサコミズ。
ディルロ『決まったようだな…。貴様達、名前は?』
ミライ「僕はヒビノ・ミライです!」
リュウ「俺はアイハラ・リュウだ!」
その姿を見て薄笑いを浮かべるディルロ。
ディルロ『中々元気そうな奴らだな…。ミライ、そしてリュウ!今すぐフェニックスネストから
バッカス3世に出頭して来い!但し、受け答えに「G・I・G」は使うな…。ここからは「ラジャー」
で統一する…。判ったな?!』
ミライ「G…。いえ、ラジャー!」
リュウ「ラジャー…!」
ディルロ『よろしい…。サコ、この2人は俺達と行動を共にさせて貰う…。それと、俺達の行動を
妨害するような事はするなよ?俺達スペースコマンドは、お前さん達GUYSの坊ちゃん穣ちゃん
と違って、例え相手が誰であろうと容赦はしないからな…。』
サコミズ「判っているよ…。」
ディルロ『じゃあ、こいつらが来るのを待ってるぜ…。』
そう言って通信回線を閉じるディルロ。
ミライ「隊長…。」
サコミズ「心配するな…。ディルロ船長は口は悪いが、ああ見えても面倒みの良い男だ…。」
リュウ「しかし…。」
サコミズ「この機会だ、お前達もスペースコマンドの宇宙船を見ておくのも一つの勉強だぞ?
そうしたら今すぐ行って来い!でないと、こっちが連中に攻撃されるからな…。」
ミライ&リュウ『G・I・G!』
166 :
感想:2007/02/24(土) 00:44:48 ID:Pm7DKMov0
非情の掟ってデカレンのスワット編っぽいね。イマイチ。
ウルトラマンゼフィアは台詞回しとかモロアニメ臭いので俺にはダメだった
167 :
名無しより愛をこめて:2007/02/24(土) 23:22:39 ID:9XIlRsw6O
救済あげ
168 :
名無しより愛をこめて:2007/02/25(日) 08:52:13 ID:o3EIAIQi0
続き
ムカデンダーを超獣に変貌させ出現したヤプール。
そのヤプールの挑戦を飲むミライ。
ミライ「メビウーース!!」
ヤプール「来ましたね。ウルトラマンメビウス!」
メビウス「ヤプール!!!」
ヤプールは不適に微笑みメビウスを見た
ヤプール「ふふふ・・・メビウス。あなたはカイザームカデンダーには勝てない。」
メビウス「なぜだ!?」
ヤプール「カイザームカデンダーには超高性能爆弾が内蔵されている。関東一帯を焼け野原にする代物です。」
メビウス「相変わらず恐ろしい作戦を・・・」
ヤプール「それにカイザームカデンダーの攻撃を既に始まっている!後ろを見なさい!!」
メビウスが後ろを振り返る。
そこには全身に棘の生えた赤い巨人が立っていた。
メビウス「こいつは!」
ヤプール「カイザームカデンダーの成長体とでも言いましょうか。私だって鬼ではありません。丹精込めて作った超獣を見す見す殺したくはありません。
だから爆弾はあのカイザームカデンダーの殻、全体にあり、あなたの対戦相手はこちらなのですよ。」
カイザームカデンダーはメビウスに激しい正拳突きをくらわした。
メビウス「うわぁっっ!」
メビウスは勢いよく後ろに飛ばされた。
ヤプール「驚きましたか?このカイザームカデンダーのモデルはベロクロンなのですよ。
ムカデンダーをベースにベロクロンとあの宇宙恐竜ゼットンのデータをインプットさせ生まれたのがこのカイザームカデンダーなのです!」
169 :
便乗の感想:2007/02/25(日) 10:58:55 ID:7guqySkbO
非情の掟はノンマルトネタということで期待してる。
ただ導入部から長すぎる。
本当の脚本風を目指すよりも、掲示板向けに短くアレンジして欲しい。
ゼフィアはなかなか良いんだけど、メビウスじゃないから普通に反則だろ。
ウルトラマンティガ(ダイゴ隊員)が、メビウスと共闘する
エピソードを作ってもらえませんか?本編ではとうとう出ないと思いますので。
出来れば、ティガ49話「ウルトラの星」みたいなノリでお願いします。
>>165 バッカス3世内部にて、ミライとリュウは手荒い歓迎で生傷だらけ。
その手当てに金髪の若い女と、日本人の青年の2人が行っている。
リュウ「いててててて…。」
ミライ「全く、あの人達は何でこんな手荒い事するんですか?グレイスさん…。」
グレイス「うちのキャプテンの癖よ…。世の中は甘くないってクルーに教えるために…。」
ジョウ「それと、キャプテンとボラード副長はGUYSの事をよく思っていませんでしたし。」
ミライ「だからって、こんなの理不尽でしょう?」
ボラード「それが甘いんだよ、ミライ君。全くGUYSは設立当初から何も変わっていない…。」
ミライ「ボラード副長も、GUYSに?」
ボラード「まぁな…。俺もキャプテン同様、GUYS時代は思い出したくないんでね…。」
吐き捨てるように医務室を出るボラード副長。
リュウ「お前、ジョウって言ったよな?何で、スペースコマンドになったんだ?」
ジョウ「宇宙を自由に、飛びたいからかな?その近道がスペースコマンドだっただけで…。」
ミライ「汚い仕事や、危険は考えなかったんですか?」
ジョウ「考えたさ…。誰もやりたくないような危険な仕事…、GUYSすらも躊躇する汚い仕事…。」
ミライ「それしかないって言うんですか?宇宙を飛ぶにはまた別の道だってあったでょうし…!」
ジョウ「お前、全く何も知らないんだな…。GUYSのパーソナルデータ通りだ…。」
リュウ「ミライの個人情報盗み見しやがったのか?!」
ジョウ「基本中の基本ですよ…。」
リュウ「このヤロォォォッ!」
ミライ「止してくださいリュウさん…!それにジョウさんも…!」
たちまちケンカが始まり、必死で止めようとするミライ。それを制するグレイス。
グレイス「止めときなさい、ミライ君…。ここは、好きにさせるのが一番よ…。」
結局、リュウとジョウのケンカはバッカス3世とフェニックスネストが火星に到着するまで
延々と続いたのであった…。
最初の導入部が長すぎたので、バッカス3世での出来事は出来る限り圧縮しました。
新作というかオリジナルなやつより、メビウスの補完的話を
見たいな。オリジナルは何だか読んでて恥ずかしいw
オリジナルでもいいけど、キーになるゲストは一人にして欲しい。
(思い入れのフォーカスがしにくいから)
本編でもビオと園長先生が語り出した時、おいてきぼりにされたよ。
>>171 無事到着したフェニックスネストとバッカス3世、着陸地点はコロニーから数十キロ離れた小さなクレーター。
フェニックスネストからはジョージとマリナがガンスピーダーで、バッカス3世からは大型装甲車が出発。
ミライ「ディルロ船長、宇宙服に『AT-FLASH』って書いてあるのって、小型の爆弾ですか?」
ディルロ「そうさ、無放射能型原子爆弾って所だな…。俺達は『アトフラッシュ』って呼んでいる…。」
リュウ「げ、原爆…?!」
ジョウ「安心してください、リュウさん。原爆って言っても、メテオール技術を利用してますから…。」
ボラード「本来だったらボタンサイズに小型化したかったが、メテオールを使っても今の俺達じゃ手榴弾サイズが関の山さ…。」
ミライ「しかし、何でアトフラッシュやらメテオールキャノン持ってコロニーに行くんです?」
ボラード「サコミズ隊長の説得活動が終わってからでもいいのでは?と言いたいんだろう…?」
ミライ「はい…。」
ディルロ「フェニックスネストとバッカス3世でコロニーをモニターして、ノンマルト以外の生体反応が無いのは知ってるな?」
ミライ「ええ…。」
ディルロ「俺は、例の犯行声明が出された時点で、コロニーの住民は全員殺されたと踏んでいる…。」
ミライ「そ、そんな事って…。」
ディルロ「テロリストって、地球だろうが宇宙だろうが何処も変わらないのさ…。特に、自分たちは完全無欠の100%正義だ!
って喚いている奴らほど、やる事が残酷かつ陰湿になってくる…。」
ディルロ船長の詞に、テッペイが言っていた「プロ市民」と言う単語を思い出すミライ。
ディルロ「さて、お喋りはここまでだ…。連中もそろそろ俺達が来るのをキャッチしているだろう…、ここで降りるぞ!」
ボラード「ラジャー…。ジョウ、ミライ、リュウ!ここからは宇宙服を着用し、コロニーまで歩くぞ!!」
ミライ&リュウ&ジョウ「ラジャー!」
マリナ「ディルロ船長達が降りるみたいよ…。」
ジョージ「俺達のアミーゴを放っとけないからな、スペースコマンドは別として…。」
そう本音をこぼしながら宇宙服のバイザーを下ろすジョージとマリナ、停止する6輪宇宙装甲車とガンスピーダー。
6人は完全武装状態で、監視カメラ網をくぐり抜けながらコロニーに潜入するのであった…。
宇宙服着て下りたのは6人で無く7人でした(スマソ。
アトフラッシュで自爆します…。
GUYSとスペースコマンドの7人は、それぞれ武器を構えながら人気の無いコロニー内部に侵入。
ディルロ「グレイス、コロニーの管理コンピューターをハッキング出来たか?」
グレイス『大丈夫よ、フェニックスネストにも手伝ってもらったから連中に気付かれる心配はないわ…。』
ボラード「内部の様子は?」
グレイス『管制室に、数名のノンマルトを確認…。基地内部の見回りを含めれば全部で10数名って所よ…。』
ミライ「10数名?」
リュウ「声が大きいぞ、ミライ…!」
ジョージ「しかし、これだけ広いコロニー内部に10数名って、少なすぎやしないか?アミーゴ…。」
ミライ「確かにそうですね…。」
ジョウ「GUYSにしては、いい着眼点って所ですね…。」
ジョージ「ジョウとか言ったな、お前…。」
ミライ「ちょっと、ジョージさんまで…。」
マリナ「待って!誰か来るわ…。」
ボラード「何だ?ディスプレイには何も表示されていないぞ…。」
ミライ「いいですから、マリナさんの言う通りにしてください…。ボラード副長…。」
ジョウ「副長、マリナ隊員は特殊な聴覚の持ち主です…。彼女の詞をここは信じて、近場の部屋に隠れましょう…。」
ディルロ「ジョウの言う通りだ…。ここは、GUYSのお嬢ちゃんに従ってみるか…?」
ボラード「判りました…。ここから1ブロック先にコロニー職員の居住区がありますので、その一室に身を潜めましょう…。」
そう言いながら居住区の一室に入る一同。真っ暗な部屋に入ると、直ちに自動ドアを閉めてロックするボラード副長。
ジョウ「明かりがありませんね…。」
ボラード「部屋の電気でも点けてみるか…?」
スイッチを入れるボラード副長。
すると、恐怖に満ちた表情で射殺されたコロニー職員一家の死体がライトアップされる。
マリナ「?!」
ジョージ「何てこった…。」
ミライ「酷い…。酷いですよこんな…。」
リュウ「まさか…、この一家はノンマルトに?」
ディルロ「100%、その『まさか』だ…。死後約1日前後って所だな…。」
冷たい声で言うディルロ船長、GUYSメンバーは嗚咽するだけであった。
177 :
未知なる飛行:2007/03/03(土) 00:07:53 ID:8ProgJfZO
メビウスは、時空派の発生原を、パトロール飛行中、発見した。
それは、エンペラ星人の罠だった!
宇宙忍者バルタン星人Jr
地獄星人ヒッポリト星人
二次元怪獣ガヴァドンC
登場
ある晴れた秋の夜。美しい満月が地上を優しく照らしていた。満天の星空の中、赤く発光する円盤が一瞬にして旅客機に姿を変え、都会の遥かな高々度を移動していく。その怪円盤内部
「ここが、目的地だ。C宇宙線を照射する。」
円盤内の装置を起動させる影。旅客機型円盤の下部から、奇怪音が発生。見えがたい光線が放たれ、地上を満たしていく。
明らかになる円盤内部。
そこにはかつて帰ってきたウルトラマンと一戦を交え、倒されたかに思われていたバルタン星人Jr。更に一度はウルトラ兄弟を全滅に追いこんだ悪魔の種族、ヒッポリト星人の姿が。
「明日の夜明けが、この惑星の最後!人類とウルトラマンの夜更けになるぞ」
口吻をざわめかせて言うヒッポリト星人。
「計画は予定通りだ。まずメビウスを倒す…取って置きの方法でな!」
フォフォフォと笑うバルタン。円盤はやがて姿を消していき、まもなく朝を迎えようとしていた。
GUYS本部では、未だ真夜中というのにミライとジョージが夜間パトロールに立とうとしていた。その時。
「待って下さい…怪電波を受信!これは、一体…」
困惑するコノミに注目する一同。テッペイが呟く。
「まさか…通信開いてください!かつて地球を狙った侵略者の中には、こうしてまず宣戦布告した者達も多い!」
「わかりました!」
間もなく表示された映像に映し出される地獄星人ヒッポリト。テッペイの顔色が変わる。
「…ヒッポリト星人!」
ミライの表情も強ばる。
【ウルトラマンメビウス!人類の寄生虫である貴様に降伏を勧告する!!俺はこれから東京のG地区全般を制圧する。】
ヒッポリトの発言にジョージが激しく困惑する。
「あそこはこの辺りで最大の歓楽街だ!今夜は週末だぞ?そんな時に奴が現れでもしたら…!」
【俺を倒したくば、今すぐ来るんだな!さもなくば…ハァーッハッハッハ!】
通信が途絶える。隊員達が一斉にサコミズを見る。
「わかっている。星人の被害を最小限に抑えるんだ。出撃!」
突如、基地内に警報が鳴り響く。
「基地内部に何者かからの干渉!兵器格納庫の起動を阻止されました!!」
コノミが叫ぶ。
「なんだとぉー!?」
「ヒッポリト星人の仕業に違いないわ!」
出撃しようとしていたリュウ、ミライ、マリナがヘルメットを脱ぐ。
「仕方ない。予備車両で向かうんだ。」
「G.I.G!!」
GUYSの車両に乗り込み目的地へ急ぐジョージ、リュウ、マリナ、ミライ。
一様に表情は堅く、とりわけミライはより深刻な顔をしている。
「あれは!?」
マリナが指す方向に黒煙。ビルの間から姿を現す巨大なヒッポリト星人!夜明けは近いが火災のせいか空は漆黒。
「散開して迎撃しましょう!奴の逃げ場を無くすんです!」
ミライの合図で車を降りる三人。全力で走りヒッポリトの元へ。
「来たかメビウス!」
ミライに気付き、強風を吹き付けるヒッポリト。
あおられて倒れる群衆とミライ。ヒッポリトの手から火炎が迫る!隊員も応戦するが焼け石に水。
「そんな武装では、このヒッポリト星人1の戦士である俺様には勝てん!!」
遂に追い詰められたミライ。まさに火炎が包み込む刹那、まばゆく光る体。
「メビウーーース!!!」
「フフフフ…メビウス!勝負だぁ!!」
踊り来るヒッポリト。応戦するメビウス。互いに拳を打ち合い、メビウスがヒッポリトの口吻を掴むと、頭部を激しく蹴り上げる。
倒れこむヒッポリト。追い打ちをかけようと走り寄るメビウスに、両手から発射するミサイルが直撃!
「あ!メビウスが!」
驚くリュウ。立ち上がったヒッポリトが、膝をついたメビウスを殴打。蹴りの応酬でメビウスを転がす。
「とどめだ!」
口吻から噴出するヒッポリトタール。満身創痍のメビウスは避けることも叶わず、苦しみの声を上げる。
「ハァッハッハッハッ!段々死んでいくのだぁ!」
点滅を始めたカラータイマー。今まさにブロンズ像にさせられる寸前、メビウスが残された力を振り絞って立ち上がり、メビゥームシュートを発射する。
「何っ!!」
光の奔流が星人を包む。
信じられないとでも言うように右手を伸ばし、直後に爆散!!人々の歓声が上がる。ゆっくりと起き上がり、飛び立っていく…。 (続きはまた明日)
182 :
名無しより愛をこめて:2007/03/04(日) 02:39:58 ID:7LgDBcmr0
バルタンJrの逆襲、いいじゃないの!!
非常に期待が持てる展開だ。
話の流れに、メビウスらしさもある。
登場する3大怪獣の選択もいい。
バルタンJrの新マンでのやられ方には、誰もが納得いかないものを感じていただろう。
それに決着を付ける話とは、素晴らしい目の付け所だ。
その上、カヴァドンCときた!わくわく・・・・
やはり、ジャミラは避けて通れないのではないか?
当時、すごい後味悪かったのを覚えている。
メフィラス星人にでもご都合復活させてもらうということで。
折れが脚本家ならアンドロメロスとつなげるね
なんか見えてくるよ・・・・
多くのウルトラファンから感謝される折れ
「絶対不可能と思われた ウルトラシリーズ+アンドロメロス+平成ウルトラ」のクロスオーバー 内容補完
賞賛のまなざしで見送られる折れ・・・・感無量だ
バルタン星人Jrの逆襲、後編は夜中執筆しまーす。
>>183 ジャミラは前スレで名作があったからね。あれ以上の作品を作るのは難しそう。
>>176 ディルロ「何故、ノンマルトがこんな残酷な事をしたのかと言いたいのだろう?ミライ君…。」
頷くミライ。
ディルロ「人間への『恨み』…。自分たちは人間と言う侵略者に追われた悲劇の種族…。
その思いを何千年、何万年と溜め込んでノンマルトは生きていたのさ…。だが、それが却って
ノンマルトを変質させてしまった…。いや、元々ノンマルトはプロ市民どもによって世間に流布されて
いるように『誰にも迷惑をかけなかった平和種族』じゃ無かったのかもしれない…。
気が小さくて臆病で、そして悪い事は何でも人間のせいにしてしまう、どうしようもない奴らだったのが
本当の所だな…。」
『言い訳をするな、侵略者どもの分際で!!』
その時、部屋の中から複数の声が響いた。同時に揺らめくような感じで銃を片手にしたノンマルトが、
出し抜けに3人現れる…。
ボラード「光学迷彩?!」
ジョウ「気配を消してた?!」
ノンマルト「死ね!侵略者ども!!」
ミライ&リュウ『危ない!!』
『メテオール・インストール!』
ノンマルトたちがトリガーを引く前に、咄嗟にトライガーショットでメテオール弾を発射するミライとリュウ。
メテオールキャプチャーにノンマルトが2人閉じ込められると同時に、一同は部屋から脱出する。
ボラード「済まなかったな、ミライ君…。」
ジョウ「リュウさんが撃ってなかったら、全員あの世行きでしたよ…。」
リュウ「フッ、バッカス3世でのケンカの借りを返しただけさ…。」
テッペイ『ミライ君!それにみんなも聴いてください…!』
ミライ「どうしたんです?テッペイさん…。」
テッペイ『あのノンマルトたちをスキャンしたら、大変な事が判ったんです!!』
ディルロ「詳しく説明しろ!」
怒鳴るディルロ船長。すると、テッペイから返事が一呼吸置いて帰って来る。
テッペイ『あのノンマルトたちは、遺伝子操作で改造された形跡が出たんです…!』
マリナ「遺伝子操作?!」
テッペイ『それと、彼らの身体に例の異次元物質が検出されました…!』
リュウ「何だって?!」
ミライ「すると、ノンマルトたちは…。」
ディルロ「最悪の連中と手を組んだ事になるな…。」
そう言いながらディルロ船長たちは、宇宙船が入るだけの大きさの格納庫に逃げ込んだ。
咄嗟に近場のコンテナの影に飛び込む7人…。
ミライ「異次元人、ヤプール…。」
ボラード「すると連中は全員超獣か、それに近い物に改造されているって事か…。」
ディルロ「全てが繋がったな…。ヤプールの奴、俺達のノンマルトに対する罪悪感を利用し、
それで全ての人間を地球から追い出して制圧するってシナリオか…。」
ジョージ「全く、何処まで汚い奴なんだ!ヤプールは!!」
追伸
バルタン星人Jr.の逆襲、こちらも読まさせて頂きました。自分よりも遙かに上手いですm(__)m
>>188 勝負は(?)まだ一回の表だ。
読みやすくすることを意識しながら頑張れ。
余計な描写がくどいが設定は面白い。
190 :
スレ主:2007/03/04(日) 19:29:44 ID:DdN0Al7iO
>>186 そのジャミラを以前書いた者です。
スレが流れて消えた事が、悔やまれて、このスレ立てました。
誰か過去スレから、探してきてほしい心境です。
自分の原点です。
あれを越えるのを自分が書けるか自信ありません。
ほめてくれてありがとうございました。
タイトルは、贖罪の向こう側。
191 :
バルタン星人Jrの逆襲:2007/03/04(日) 20:06:06 ID:X3XZfIywO
円盤内部。配置した投影レンズの真ん中から、ヒッポリト星人が降りて一言。
「やはりルーキーだな。虚像と戦っていた事にも気付かずじまいだ」
頷いて、嗤いながらバルタンが続ける。
「仕様があるまい。改良されたレンズと、虚像に反応して大気を硬質化させる宇宙線なのだ。よし、間もなく逆襲の第2幕だ!これからが面白い……」
GUYS基地。未だ格納庫の電力は回復せず。非常灯の淡い光の中をミライとテッペイが歩いてくる。
「おかしい…」
「テッペイさん?どうしましたか?」
小首をかしげるテッペイ。ちらりとミライを見て。
「ヒッポリト星人があんな戦い方をするかな?」
「え?」
「固体差はあるとは言っても、かつては策略でウルトラ兄弟を倒した星人だ。
でも今回は…何か現れ方も不自然だったような」
同調するようにミライも口を開く。
「確かに強かった…でも、そう言われてみると、何故か東京G地区で戦うように促されていたような」
暫らく間を置いてテッペイが言う。
「気をつけて」
夜明け。地平の遥か彼方から昇り始める太陽。陽光が徐々に東京を包んでいき、やがて昨夜の星人発生現場を優しく照らし始めた。その時!
付近一帯から激しい閃光がほとばしり、次の瞬間、モノクローム色のウルトラマンメビウスが現れた。
「あ、なんだ、まだメビウスがいるぞ」
「え?」
出社中の会社員や瓦礫を片付けていた人々が一斉にメビウスを見上げる。
「…」
突然モノクロームメビウスが動きだし、ビル群を薙ぎ倒しながら暴れ出す。
「うわぁぁぁ!」
悲鳴や絶叫の渦の中、天空から現れる円盤。東京G地区に響き渡る宇宙的不協和音。そして聞こえるバルタン星人Jrの声。
「はっはっはっ!これが俺のガヴァドン作戦だ!」
ガヴァドン。それはかつて、ある少年が土管に書いたらくがきに特殊な宇宙線と太陽光が当たって実体化した怪獣である。
初代ウルトラマンに敗れた父の敵討ちを帰ってきたウルトラマンに阻止されたJrは、この宇宙線に目を付け改良し、ヒッポリト星人の虚像をメビウスと戦わせて、その分析データを実体化させたのである。
※前レスageスマソ
三度GUYS基地。コノミが叫ぶ。
「G地区でまた星人!映像出します!」
ディスプレイに浮かび上がるモノクロームメビウス。「メビウス!ミライ、これは!?」
ミライに詰め寄るリュウ。「僕はここにいます!」
叱咤されミライのジャケットを掴んでいた手を緩めるリュウ。リュウにサコミズが言う
「神戸での事もある。どちらにしても偽物だよ。よーく見なくてもモノクロだしね。とにかく出動だ。」
「G.I.G!」
G地区では、ふらふらとよろめきながら未だ街を破壊しているモノクロームメビウス。その行く先には、逃げ惑う人々がぎゅうぎゅう詰めとなっている地下鉄入り口。
踏み抜かれたら中にいる人々は一溜まりもない。
まさにモノクロームメビウスが迫りくるその時、上空からキックを見舞いながら降り立つウルトラマンメビウス。どぅっと倒れ込むと、よたよたと起き上がり、モノクロームメビウスが構える。
「行けぇガヴァドン!東京の街を蹂躙し、メビウスを血祭りに上げるのだ!」
バルタンの指示を受けて走りだすモノクロームメビウス…ガヴァドンC。しかし、どうにもウルトラマンメビウスにはかなわない様で、何度も投げ飛ばされる。円盤内で業を煮やすヒッポリト。
更に続くメビウス同士の格闘戦。首投げをモノクロームを見舞い、メビゥームシュートの構え。光線がモノクロームに命中し、閃光の中、モノクロームメビウスの姿が巨大なハンペン状の怪獣になる。
唖然とするメビウス。一方ハンペン怪獣は、ただただ愛らしい声をあげる。
頷くメビウス。ハンペンを抱き上げると、空に放り投げた。
申し訳程度に付いていたハンペンの手が翼となり、やがて矢のような速さで宇宙へと飛翔していった。
もう一度頷くと、素早く振り返り、円盤めがけメビゥームスラッシュを放つ。
上昇して避ける円盤から、二つの影が舞い降りる。
地獄星人ヒッポリト星人。宇宙忍者バルタン星人Jr。予想だにもしなかったバルタンの姿に動揺するメビウス。不敵に笑うヒッポリト星人。
ようやく到着したGUYSのジョージ、マリナ、リュウ。そしてテッペイ。
「宇宙忍者バルタン星人Jrだ!生きていたのか!」
「馬鹿!メビウスを援護するわよ!」
マリナに続き、銃を構えて走りだす一同。
続くメビウスと二大星人の睨み合い。バルタン星人Jrが言う。
「ウルトラマンメビウス!余興は楽しんでもらえたかな?ガヴァドンに余計な力を使ってしまったお前では、我々には勝てまい!」
続いてヒッポリトが。
「メビウス!地球を俺様によこせ!!」
メビウス、メビゥームスラッシュを連射するがヒッポリトの体を擦り抜ける。
「死ね!」
バルタンのはさみから放たれる反重力ストーム。
メビウスが瞬く間に地面に倒れこむ。
「ははははは!!どうしたメビウス!」
今度ははさみから赤色破壊光線が撃たれる。ふき飛び仰向けになるメビウス。
二大星人が勝利を確信して笑い声をあげる。
苦戦するメビウス。ヒッポリトに対して攻撃を試みるジョージ。しかし、やはり命中する事はない。
「アミーゴ!どうにもならない!手はないのか?」
暫らく何かを考えていたテッペイ。ふと顔を上げて円盤を指差し叫ぶ。
「過去のアーカイヴでは、ヒッポリト星人は投影レンズで実体を持たずに暴れる事が可能だったと記載されています!本体は円盤内部かもしれません!」
「でも待って…この武装じゃ円盤にはダメージを与えたりできないわ!」
【心配ない】
通信が四人の発言を遮る。声の主はサコミズだ。
【先程格納庫の電力系統は回復した。円盤は任せてくれ。】
彼方より飛来するガンウインガー。接近する機影に気付いたのか、円盤が移動を開始する。そして虚像ヒッポリトが消えていく。
「ヒッポリト星人が消えたぞ!」
興奮するリュウに、テッペイが言う。
「円盤の操作でメビウスどころじゃなくなったんでしょう!」
円盤の光線をかわし、迫るサコミズの操るガンウインガー。地上では未だ続くメビウスの劣勢を、GUYSメンバーが総攻撃で援護!
「ヒッポリト星人め!いずれにせよ虚像に頼らずとも勝てた戦いを…」
ひるむバルタン。分身してメビウスを困惑させようとするが、逆にアタック光線で動きを止められる。
「何ぃ!?」
追従するガンウインガーから逃れようと必死で操作するヒッポリト星人。
「くそ!引き離せん…どんなパイロットがアレに乗ってるんだ…仕方ない!」
円盤を放棄して脱出するヒッポリト星人。巨大化してガンウインガーに対峙した瞬間、円盤が撃破される。のしのしと歩いて、未だ痺れているバルタン星人Jrを押しのけると、メビウスに駆け寄り、既に点滅状態のカラータイマー目がけて拳を振り上げる。
しかし、至近距離で放たれたメビュームスラッシュを受けて仰け反る。そこに追い打ちをかけるように放たれる上空と地上からの両面攻撃!
「今だ!メビウス!」
メビウス、サコミズからの合図に頷くと、ヒッポリト星人に対して放つメビュームシュート!
「ぐわあぁぁぁぁー!」
今度こそ爆散したヒッポリト星人。ようやく体の自由を取り戻したバルタン星人Jr、メビウスに赤色破壊光線を放つが、メビウスディフェンサークルを展開されて全てが消滅。
「馬鹿な…お前は…お前は何故倒れないのだ!」
愕然とするバルタンの頭に響くメビウス…いや、ミライの声。
「どんなに凶悪で手強い侵略者だろうが、僕は負けたりしない!…何度打ちのめされても諦めずに頑張る…!それこそが、ウルトラマンだ!」
メビウスがメビュームシュートを放つ。咄嗟に胸に仕込んだスペルゲン反射鏡を展開させ、更に全身をクリスタル状のバリアで包み込むバルタン星人Jr。
「ぐっ…くそっ!まさか…勝負が…一回の裏で終わるとは!!」
とめどなく流れる光のエネルギーが、遂にバリアを破壊し、反射鏡をも貫いた瞬間、大爆発するバルタン星人Jr!
歓声をあげるジョージ達。勝利したメビウスを見下ろして、サコミズもガンウインガーを着陸させる。
GUYS食堂にて。ミライを囲んで隊員達が談笑。
「しかし、よくやったなアミーゴ。敵がチームで来た時はダメかと思ったぜ」
しみじみと告げるジョージ。ミライが答える。
「でも、やっぱりチームに大切なのは結束力でしたね!星人達にはそれがなかった。皆がいなかったら、僕はきっと負けてたな…」
「そういえば、ミライさん、夜間パトロールは?」
コノミの一言で我に返るミライ。
「やばい!もう行かないと!」
大慌てで走り去るミライを、一同が笑顔で激励する。やがて飛び立つガンウインガー。
満天の星空の中、今夜だけは一際ガヴァドン座が輝いていた…
※バルタン星人Jrの逆襲、おしまいです。稚拙な作品ですが、楽しんで頂けましたでしょうか?
感想を述べてくださったお二方、ありがとうございます。
メビウスの脚本なんか簡単じゃん、昔のウルトラマンのエピソードを少しアレンジしたら出来るんだし。
誰でも書ける。
>>197 バルタンとヒッポリトは「二大メビウスに出ればいいのに宇宙人」だったので
夢がかなったかのようです。ガヴァドンCはBの武装強化型だと思っていたので、
意表をつく面白さでした。逆に、魅力がぶつかるから別の話が良かったかも?
>>199さん。
おっしゃられた通りです。やりすぎました…
>>188 ディルロ「使い古された詞だが、それがヤプールって物さ…。フットボール小僧…。」
マリナ「それじゃあ、今まで私たちが信じていたノンマルトは…?」
ディルロ「此処にはもういない…。目の前にいる連中は、ヤプールと言う悪魔に何もかも売り渡し、根元の芯まで腐った屑野郎どもだ…!」
ジョウ「そうなったら、道は一つですね…。」
ボラード「そうだな…。」
ディルロ「いいか?GUYSのアミーゴたち!戦争ってのはな、相手が銃を向けた時、こちらが先に引き金引かなかったら即ゲームオーバーだ!
生き残りたかったら、躊躇わずに相手より先に銃の引き金を引け!罪悪感を抱きたいのなら、戦いに勝利して生き残ってからにしろ!!
それが、俺達スペースコマンドからアミーゴたちへの忠告だ…!行くぞ!GUYS&スペースコマンド、sally go!!」
そのディルロ船長の詞は、GUYSとスペースコマンドを一つにしたのであった。
『G・I・G!!』
「行くぞ!」
ディルロ船長を先頭に、GUYSとスペースコマンドが武器を構えてダッシュする。
今彼らは、互いの組織の垣根を超えて一つになったのだ…。
ノンマルト「侵略者どもめが!我等の怨念の深さ、奴らに見せてやる!」
リーダー格のノンマルトが吐き捨てるように言うと、格納庫のノンマルトたちが不気味な光を発し始めた。
その光は全てのノンマルトたちを包み込むと、彼らを1体の超獣の姿に変えたのであった。
その姿は、かつてGUYSが戦った昆虫型甲殻怪獣インセクタスに似ていたが、胸の顔がノンマルトのそれになっていた…。
ミライ「超獣?!」
ディルロ「奴らは、あの超獣の分離体って事だったのか…。」
テッペイ『分析結果が出ました!あの超獣は、インセクタスとノンマルトたちを掛け合わせた物です…!』
リュウ「さしずめ奴の名前は、合体怨念超獣ノンマルトスって所か…。」
その超獣…ノンマルトスが頭部と両腕の角を合わせた。角の先からスパークとともに紫色の光球を形成し、彼らに向けて数発発射した!
彼らの足元とコロニーを光球が次々と命中し、コロニー全体が崩壊を始める。
ボラード「奴ら、俺達を道連れに心中するつもりか?!」
ミライ「そんな事はさせません!ディルロ船長、みんなをよろしくお願い致します!!」
ジョージ「頼んだぜ、アミーゴ…!」
声を掛けるジョージ。頷くディルロ船長。
ミライは左腕を構えながらノンマルトスに向かって掛け出していく。左腕にメビウスブレスが出現すると、渾身の力をこめて左拳を上げた!
『メビウゥゥゥス!!』
203 :
名無しより愛をこめて:2007/03/06(火) 07:28:59 ID:NPN89v1DO
保守
>>202 メビウスに変身したミライは、左腕のメビュームブレードでノンマルトスの両腕を叩き切った。
が、切り飛ばされた左右の爪状の腕から2体のノンマルトスが出現し、メビウスを取り囲む。
ディルロ「怪獣ヲタク!何で超獣が分裂増殖したんだ?!」
テッペイ『ちょっと待ってください…。判りました!ノンマルトスは、ノンマルトたちが3人一組の単位で
超獣の姿になっているみたいです!」
ディルロ「コロニー内にノンマルトは何人いたんだ?!」
グレイス『全部で18人です!』
ジョウ「どうします?船長…。」
すると、少し考えてからディルロ船長が一同に言う。
ディルロ「ジョウ、ボラード、リュウ…。お前達の持っているアトフラッシュを全部俺に寄越せ…。破壊力は最大に、
信管はリモコンにセットしろ…。」
ボラード「船長…、まさかスペシウム鉱石をアトフラッシュで…。」
ジョウ「アトフラッシュの最大火力は1発で5キロトン、合計は12個ですから60キロトンじゃ戦術核並ですよ…。」
リュウ「コロニーと超獣だけじゃなく、メビウスもふっ飛んじまう…!」
ディルロ「リュウ!お前達のウルトラマンは、そんなにヤワっちい奴か?仲間を信じられないようじゃ、チーム失格だぞ!」
マリナ「私と、ジョージは?」
ディルロ「君とフットボール小僧は、ボラードを支援してくれ…。フットボール小僧のメテオールショットと、ボラードのメテオール
キャノンを使えば、残り9名の連中を超獣に変身する前に始末できる…。もし撃ち損じたら、君とジョウがこいつを使ってくれ!」
そう言ってマリナとジョウに小型6銃身のメテオールショットを渡す。GUYSから流れた試作品のようだ。
ディルロ「サコ、聞こえるか?!」
サコミズ『ジョン、怒鳴らなくても聞こえている…。』
ディルロ「お前さんは俺がスペシウム鉱石を爆破したと同時に、特大のメテオールキャプチャーでコロニーを包んでくれ!」
サコミズ『G・I・G!』
ディルロ「さぁ、作戦開始だ!」
アトフラッシュをディルロ船長が持っているコンテナに全部詰め終わると、一同は残りのノンマルトたちの超獣化を阻止に出た。
サコミズ&ディルロ『メテオール、解禁!』
『メテオール・インストール!』
それとともに各自のメテオール兵器が使用可能になる。狙いを超獣化していないノンマルトたちに向ける一同。
ボラード「撃て!」
ジョージ「G・I・G!」
ボラード副長の号令と共に、副長の6砲身メテオールキャノンと、ジョージのメテオールショットが火を噴く。光線が湾曲しながら
ノンマルトたちに命中し、撃ち抜かれた者達が大爆発する。
ボラード「クッ、こっちは2人撃ち漏らした…!」
ジョージ「済まないアミーゴ…、こっちは一人撃ち漏らしちまった…!」
そんな彼らを嘲笑うかのように、生き残った3名のノンマルトたちが超獣に変身しようとしていた…。
が、アトフラッシュを抱えたディルロ船長のトライガーショットの光弾が、ノンマルトたちを掠めて一瞬の隙が出来る。
リュウ「ジョウ、マリナ、今だ!」
ジョウ「了解!」
マリナ「任せて!」
一斉に火を噴くジョウとマリナの試作メテオールショット。ヘタな鉄砲なんとやらではないが、生き残ったノンマルトたちが粉々になる。
リュウ「後はメビウス…。いや、ミライ!お前だけが頼りだ!!」
206 :
sage:2007/03/07(水) 22:15:27 ID:kXq5n4H50
207 :
名無しより愛をこめて:2007/03/10(土) 06:56:36 ID:E2+sFIYfO
揚げ柳
208 :
名無しより愛をこめて:2007/03/10(土) 18:43:54 ID:Bx0D3bEp0
「危険の水」
ザラブ星人
バルタン星人
ケムール人
メフィラス星人
ダダ
登場
深夜GUYSの自販機を改造する謎の男女
自販機に謎の液体の入ったプラグを差し込むとそのまま
何処かへ去っていった
次の日 ヒートアイランド現象が東京を襲った
そしてミライは6本缶ジュースを買ってきて皆にあげる
皆は飲むと突然倒れ また起きあがったしかし彼らの性格が違う
だがミライとコノミ サコミズ トリヤマには変化がない
・謎の男女の役はブラックコンドルの若松さんとホワイトスワンの岸田さん
・性格が変わったGUYSメンバーはこれまた凄い
・性格がヤンキー女のマリナ ミサキ凄いです
209 :
名無しより愛をこめて:2007/03/11(日) 08:24:20 ID:ilJsxEeP0
続き
カイザームカデンダーの圧倒的な力で吹き飛ばされるメビウス。
メビウス「強い・・・」
ヤプール「ボヤボヤしている暇はありませんよ!」
カイザームカデンダーはメビウスを無理矢理立たせ再び殴りつけた
ヤプール「ふふふ・・・これほど楽しいショーは見た事ありませんよ。」
メビウス「早く・・・こいつを倒さねば・・・殻が・・・爆発してしまう・・・」
ヤプール「止めを刺してしまいなさい・・・最後です・・・メビウスくん!!!」
カイザームカデンダーはメビウスを持ち上げる
ヤプール「そのまま投げておやりなさい!」
危機一髪のメビウス。だが、その時だった。
リュウ「何、寝ちまってんだよ!!ミライ!」
メビウス「リュウさん・・・」
210 :
名無しより愛をこめて:2007/03/11(日) 08:29:02 ID:ilJsxEeP0
ガンフェニックスストライカーがカイザームカデンダーを攻撃した。
ヤプール「GUYSの・・・まさか、今になって現れるとは。」
メビウスは何とかカイザームカデンダーの攻撃から脱出し
殻の方に走り出した。
メビウスは殻を持ち上げ空高く、飛んでいった。
ヤプール「何をボサボサしているのです!!追いなさい!」
カイザームカデンダーも空、高く舞い上がった。
リュウ「逃がすかよ!!!バリアントスマッシャー!!」
カイザームカデンダーの背後に見事に命中した
一方のメビウスは殻を宇宙で爆破さた。
そしてメビウスはバーニングブレイブとなり戻ってきた
メビウス「いくら強い力を持っていようとも僕とリュウさんの同時攻撃にはかなわない!これが友情の力だ!!」
メビウスはメビュームバーストを放った
挟み撃ちになったカイザームカデンダーは爆死した。
ヤプール「友情だと・・・くだらん!実にくだらん!!」
ヤプールは怒りのあまり変身をした。
変身超獣ブロッケンだ
ブロッケン「近い将来!俺は貴様を殺しに行く!!覚悟していろよ!メビウス!!」
ヤプールは笑いながら姿を消していった。
そして必ず、復讐すると誓って
本放送でのメフィラス、残念だった・・・。
あらためて読み返すと「奇跡の星」いいなあ・・・・。
時々話に出てくる「贖罪の向こう側」は、あらすじだけでももう1回UPしてもらえないかな・・・・。
>>205 一方ミライ=メビウスは
メビウス『何故、こんな事をするんだ?!』
ノンマルトスA『全ては人間達と、メビウス…。貴様の同胞のウルトラマンのせいだ!』
メビウス『セブン兄さんの?』
ノンマルトスB『40年前、君の同胞のウルトラマンが我々のメッセンジャーの言うことを聞いて…。』
ノンマルトスC『人間どもに鉄槌を下していたら、こんな事にはならなかった…。』
メビウス『だからと言って…!』
ノンマルトスA『貴様達ウルトラマンと敵対している種族に我々の窮状を訴えたが、誰も耳を貸さなかった…。』
ノンマルトスB『唯一我々の話を聞いてくれたのが…。』
ノンマルトスC『我々と同じ境遇のヤプールだった…。そして、貴様達ウルトラマンと、人間を超える力をくれた…。』
メビウス『それが、この姿だと言うのですか…。』
ノンマルトス全員『そうだ!この姿は我々の怨念の証!人間に地球を奪われ、成す術もなかった我等の無念の証…!』
ディルロ「それを何万年も溜め込んで、辿り着いたのがこの様か…?!」
その時、アトフラッシュのコンテナを抱えたディルロ船長が歩み寄っていく。
メビウス『ディルロ船長、近寄るのは危険です!』
ディルロ「甘ったれるんじゃねぇ!貴様達、自分の姿を鏡で見たか?いや、今は互いの姿が見えるだろうが…。」
まるでヤクザの如き口調で3体のノンマルトスに怒鳴るディルロ船長。しかし、一向に歩みを止めようとしない。
ディルロ「俺が代わりに言ってやろうか?貴様達ノンマルトは、自分では平和種族だと言っているが、それは一方的な主張だろうが!
本当はウルトラマンかウルトラマン並に強い相手に事大しなけりゃ何もできない腑抜けじゃないのか?!」
ノンマルトスA『貴様、侵略者の分際で!』
ヒステリックになったノンマルトスの1体目が無数の光弾をディルロ船長に向けて放つ。それでも止まらないディルロ船長。
ディルロ「貴様達も俺達人間と全く変わらない…。狡くて、臆病で、凶悪な最低の存在だ…。だが、お前達と俺達の違いが何処にある
か判るか?自分の頭で考え、行動し、尚且つ自らの責任は自らで負う…。そして、過去から学んで自分を変える事が出来る…。
それが出来なくて、何でも俺達のせいにするのが貴様達で、そうしないのが俺達人間だ!」
ノンマルトスB『言うな!』
更にヒステリックになる2体目のノンマルトスが、背中のミサイルを乱射する。が、ディルロ船長を止められない。
ディルロ「最も人間にだって例外はある…。貴様達にそっくりなとある民族がいてな…。そいつらもお前達同様自分たちを『平和の民』
『世界一礼儀正しい民』と自画自賛しているが、そいつらも貴様達同様救いの無い奴らでな…。貴様達はその民族を何万倍も酷くした
最低最悪の『人類』だ!人間を憎む余りヤプールに簡単に魂を売る奴らの、何処が平和主義者だ!!」
ノンマルトスC『○×!”#$%&@¥<>+!』
翻訳不可能な叫び声を上げながら、3体目のノンマルトスが目の部分から大型ミサイルを乱射する。
それを合図に3体のノンマルトスが光弾、ミサイル、目玉ミサイルでディルロ船長を集中爆撃する。着弾地点に巨大なキノコ雲が
上がり、ディルロ船長の姿を覆い隠す…。キノコ雲に紛れてアトフラッシュのコンテナが宙を舞い、スペシウム鉱山に転がり落ちていく。
メビウス『ディルロ船長ぉぉぉぉぉっ!』
それは、メビウスの心の中で何かが砕け散った一瞬でもあった…。そして、向き合うようにノンマルトスたちに睨み返す。
メビウス『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!』
まるで、心の中にあるドス黒いものを吐き出すかのようなメビウスの叫び声だった。
ボラード「黒い…。」
ジョウ「メビウス…?」
リュウ「ミライ、お前…。」
それは、GUYSとスペースコマンドの言語を絶する光景であった。
銀色の巨人であるはずのメビウスが、漆黒の巨人に変わっていたのだ。その瞳は血の色をしており、まるで血に飢えた
肉食怪獣のように意味不明の叫び声を上げながら、3体のノンマルトスに向かって突進して行ったのであった…。
その足元にアトフラッシュのコンテナを見つめる黒いメビウス…。
リュウ「隊長!早くしないと俺達が全員吹っ飛ばされちまう!!」
サコミズ「G・I・G!テッペイ!フェニックスキャノン、発射だ!!」
テッペイ「G・I・G!フェニックスキャノン、発射!!」
すぐさまフェニックスキャノンをコロニーに打ち込むフェニックスネスト。同時にメビウスがメビュームスラッシュをアトフラッシュ
に向けて発射する。
そして、メテオールキャプチャーがコロニーを覆い尽くすと、60キロトン分のアトフラッシュが大爆発を起こし、スペシウム鉱石
が連鎖反応によって次々と火が付き、連鎖大爆発を起こす。その爆発の中に隠れる黒いメビウスと3体のノンマルトス…。
メテオールキャプチャー内部は、正に修羅の如き光景であった…。
メビウスと3体のノンマルトスの戦いは、最早ウルトラマン対超獣の戦いではなかった。血に飢えた黒い怪物どものバトル
ロワイヤルでしかなかった…。ノンマルトスの1体を捕まえて、超獣ドラゴリーが2代目ムルチを3枚下ろしにしたかの如く、
その身体を力任せに引き裂いたのであった…。その姿を見て恐れをなした2体のノンマルトスが合体し、黒いメビウスに
光弾とミサイル、目玉ミサイルを乱射する。次々と命中しているにも拘らず、獣のような叫び声を上げながらメビュームブレード
を振り回すメビウス…。乱れ斬りで切り付け、また切り付け…、その動作を決して止めようとしないメビウス。
カラータイマーは既に急速点滅しており、傷ついてエネルギーが残り少なくなっても、ノンマルトスがもう息絶えているにも
拘らず残虐な戦闘を続けているメビウス…。
メビウス『クックックックックッ…、アァッヒャッヒャッヒャッヒャッ…!』
狂人としか言いようが無い嘲笑を赤い大地に木霊させながら、既にミンチと化したノンマルトスの死体を踏みつけるメビウス。
そして、背筋の凍るような嘲笑が止むと、メビウスは赤い大地に倒れ、煙のように姿を消したのであった…。
リュウ「ミライ!」
マリナ「ミライ君!」
ジョージ「アミーゴ!」
メテオールキャプチャーがタイムリミットの1分を過ぎたのを見てGUYSメンバーが駆け寄って行く。
ジョウ「船長!」
ボラード「何処にいるんです?ディルロ船長!」
一方スペースコマンドは、ディルロ船長の行方を捜していた。3体のノンマルトスの集中爆撃の凄まじさから、生存は絶望と
思われた…。
ディルロ『ここにいるぞジョウ!ボラード!!』
その時、宇宙服の無線にディルロ船長の声が響いた。近くの焼け残った山の麓に、ディルロ船長は半分埋まっていたのであった。
ボラード「船長、無事だったんですね…。」
ディルロ「自分にメテオール弾を撃ってなかったら、今頃あの世行きだったな…。」
苦笑しながらボラードとジョウに引き揚げられるディルロ船長。
ディルロ「あの坊やは?」
ジョウ「GUYSの皆さんが助けたみたいです…。」
リュウとマリナ、ジョージに抱き抱えられているミライの姿。それを見つめるディルロ船長。
ボラード「コロニーはもう、修復不可能でしょうね…。」
ジョウ「スペシウム鉱石は殆ど爆破しちゃいましたし、それに…。」
ディルロ「あの坊やと、黒いメビウスの事か?」
ボラード「ええ…、一体何があったのです?」
暫くして間を置きながら、ディルロ船長は呟いた。
ディルロ「この世の地獄さ…。」
フェニックスネストの病室にて。ミライとディルロ船長は隣同士のベッドでくつろいでいた。
ミライ「僕が、黒いウルトラマンに…。」
ディルロ「お前にそうさせるくらいにノンマルトが堕落していた…。それだけの事だ。」
ミライ「でも…。僕が人間を信じられなくなって、今回みたいに黒いウルトラマンになってしまったら…?」
ディルロ「その時は俺達スペースコマンドが、GUYSのアミーゴたちに代わってお前さんを殺してやるよ…。」
ミライ「痛っ!」
ディルロ船長に肩を叩かれ、痛がるミライ。
ディルロ「なぁ、ミライ…。怪物を倒す者が怪物になってはいけないって事は知っているな?」
ミライ「はい…。」
ディルロ「お前さんが間違ったとしたら、ノンマルトスを倒す時に黒いウルトラマンになってしまった事だけだ…。
お前さんはあの時、ノンマルトス以上の怪物になってしまったんだよ…。ヤプールの奴よりも、更に凶悪な存在
に…。」
無言のミライ。
ディルロ「だが、今回の出来事を教訓にし、二度と黒いウルトラマンに変身はするなよ?他人の善意を裏切り
まくる屑だとしても、お前はウルトラマンとして連中に立ち向かうんだ…。例え、何億回も裏切られようとも…。」
コノミ『フェニックスネスト、バッカス3世…。只今より地球に帰還します…。』
ディルロ「やれやれ…、今度はマスゴミとプロ市民どもが相手か…?」
ミライ「どうするんです?船長は…。」
ディルロ「何もかも話すさ…。GUYSとスペースコマンドのドキュメントアーカイブに永久保存するぞ…!」
ミライ「また、論争になっちゃいますよ?」
ディルロ「構わないさ…。」
2人は笑っていた。心の壁を取り払ったかのように…。
そして舞台は、再び数十年後…。
リュウ「キャプテン…。俺を相棒にしたのは、その時ケンカしたアイハラ・リュウって奴と俺がダブったからか?」
ジョウ「いや、単なる偶然だ…。俺の方がビックリしたぞ…。」
ヒメ「それで、ノンマルトの事は?」
ジョウ「その後、第2次ウルトラ大戦争が地球に勃発して、その時の論争は振り出しに戻っちまったのさ…。」
ケン「でも、地球とウルトラマンは勝ったんだろ?」
ジョウ「そうでなきゃ俺も生きていないし、ケンだって生まれていないぞ?お前さんがヴァルナ生まれだとしても、
親父さんとお袋さんは地球人だからな…。」
苦笑するケン。彼は生物学的には地球人でも、地球外から来た異邦人なのだ…。
ケン「なぁ、キャプテン…。いつか俺達はウルトラの星に行く事は出来るのか?」
ジョウ「今は、光より速く飛ぶ事が出来ても300万光年の彼方へは半世紀以上かかってしまう…。」
ケン「でも、きっとウルトラマンは待っているさ…。俺達人間が、彼らの言うM78星雲を訪れる日を…。」
ジョウ「そうだな…。」
そう言うとキャプテン・ジョウはバッカス3世のスロットルを全開にした。
ジョウ「さぁ、仕事だ!エルヴァ局長の紹介してくれた、ドルズ星人の宇宙拉致シンジケートの壊滅作戦だ!」
未来の世界でも、人間達の戦いは続いていた。
だが、力なき人々に代わって宇宙の凶悪な敵と戦う勇者達は、今日も宇宙を翔るのだ…。
非情の掟・END
まぁ面白いんですが「メビウスの脚本を依頼されたら」スレですので・・・
メビウスは良い子の観る番組なので、厨2病チックなプロ市民とかマスゴミとか
民族問題とか、ましてやヒーローによる残虐描写とかは合わないですね。
ちょっとお聞きしてよいですか?
過去ログが見られなくて分からないのだけど、
もう誰か「俺ならこう書く『怪獣使いの遺産』」はやっちゃった?
>>219様
「非情の掟」の作者です。
確かに、メビウスの話としてはやり過ぎでしたm(__)m
在来のノンマルト感を崩そうとしたら、そっち方面にシフトしてしまいまして(汗
それにクドくなりすぎてしまったのもマイナス点でした…。
自分的には「メビウス」のネタを書くのは難しいです…。
222 :
名無しより愛をこめて:2007/03/13(火) 00:54:38 ID:G7pd/aSu0
224 :
スレ主:2007/03/13(火) 02:38:07 ID:5TTwZWAlO
>>221 僕的には、よかったです。一応TV放送前提、なんですが、スターウルフのコラボとか、ノンマルトなんかに引かれるモノがあります。映画ぽいハードさがイイ
どんどん書いてください。
メイツ・ムルチ話なら前にもなかった?
タロウも出てくるやつ。
ノンマルト編、いいと思いますよ。子供が観ててわからない話だと言われたらそうかも知れませんが、私も小さい頃は「故郷は地球」の内容の重さよりもウルトラマンの戦いに目が向いてましたし。
大人になってまた観た時に違った印象もあったりしてお得じゃないですか?
>>224様
>>226様
有り難うございますm(__)m
今回の話を考えた時は、Q〜メビウス世界でもノンマルトの問題は避けられないと思いましたので、
失敗も覚悟で今回の話を書いた次第です…。
結果的には「ノンマルトの使者」の人間側とノンマルト側の立場がひっくり返った形になりましたが…。
「スターウルフ」のスペースコマンドを出したのも、どうしたら「可哀想なノンマルト」を崩せるか?
と言う所から始まりました。ディルロ船長が超獣ノンマルトスにタメ口叩けたのも、宇宙傭兵と言う
「汚い仕事」の立場なら堂々と本音が言えると言うのもありますし、優しい人間の集まりであるGUYS
に戦いの非情さを実感させる存在として出してみました。それとメビウスで星狼前史やりたかったと言う
邪念もありましたし(笑)
228 :
名無しより愛をこめて:2007/03/15(木) 17:00:47 ID:iV5hJ0N30
「返還の歳月」
クロノームサザンが出現し
マリナ ジョージ リュウ テッペイを子供の状態にしてしまう
そして子供になってしまったGUYSクルーは
ミライとコノミに ミライに理由を話して貰おうとするが
話をする前に ガンウインガーが発進してしまい
現在地 千葉から東京のフェニックスネストまで
何時間も歩いて行かなければならない
「ちくしょー 子供の体だから歩いたらスゲー疲れる」
「ガマンするんだ アミーゴ」
「そうよ ジョージの言う通りよ」
そして千葉から東京に繋がるトンネル付近
しかしでクロノームサザンが再び現れ トンネルを破壊する
絶望してしまうマリナ 何も考えてないジョージ
とにかくフェニックスネストへ帰りたいリュウ もうこんな事やめたいと思っている
テッペイ。「明日からは休み無しだいいな!」「その言葉待ってたぜアミーゴ」
>>211 この3スレ目のスレ主が作者だが、うろおぼえで書いてみる。
・人間に化けたズール星人が紙芝居を園児たちに見せている。
・「むかしむかしウルトラマンは人間を殺しました」
ショッキングな内容に泣く子供。
・ミライ「嘘だ!」ズール「本当だ。いまこそ復讐の時だ!」
・ジャミラとスペル星人が出てきてメビウスが倒す。
(スペル星人は未来の地球人という、作者の追加設定があったと思う)
すまん、こう書くとあっさりしてるが、ジャミラ達もミライも可哀想で
ちょっと泣ける話だった。
次回予告
でっででーでてっててー
「マル!好きだあああああああああ!!」
「ほ、補佐官!?」
『我々はスキャネ星人…』
「ブモモ〜〜〜っ!!!」
「ミクラスっだめええ!」
『君達の心を開放する…』
「デュアッ…♪」
「フェニックスネストに恋しやがった!」
『愛で滅べ、地球人!!』
次回「愛の嵐」
リュウ「なんでウルトラマンはそうまでして地球を守ってくれるんだ?」
ミライ「かつて最初に地球に訪れたウルトラマンはひどいアトピーだったんですよ。
それが地球にしばらく滞在して適度に運動したら、すっかり直ってしま
ったんです。それからこの星は我々にとって大切な保養地なんです。」
『婚約者はウルトラマン』
ミライが婚約者の代役をする話
233 :
名無しより愛をこめて:2007/03/19(月) 15:40:56 ID:9gZnAVhQ0
>231兄さんのことか?
234 :
スレ主:2007/03/19(月) 20:25:27 ID:fjfUDYXsO
プロローグ
米兵と子供が、河原で満天の星を眺めている。
「今度は何処の戦場に行くの?」
「ハハハ…戦争はしない、私はあそこへ行くのさ」
星ぞらを指す。
「そして世界中に訴えるんだ、戦争を止めるようにって、坊主」
「ボクも行く!」
墓の前。
花を手向けて墓標を見つめる、サコミズシンゴ。
飛行機の爆音が響く。
タイトル
『贖罪の向こう側』
保育園。
コノミ
「ごめんね、いつも付き合わせちゃって、ミライ君に会いたいって、みんな」
ミライ
「いいですよ、ボクなら。あれ?何ですか?」
子供たちが集まっている。コノミ「あれ!紙芝居よ!この辺りの保育園で流行ってるんだって」
紙芝居の伯父さん、ミライに気が付く。
「みんなに、取っておきの出し物を見せよう!」
ウルトラマンの絵。
「ウルトラマンは正義の味方、でも昔、人間を殺したことがある!」
「米国宇宙飛行士のジャミラさん、宇宙船の故障で、漂流、しかし仲間は彼を、見捨てた。助けようとも、しなかった」
「しかしジャミラさんは、生きていたんだ。自分の立場を訴えようとしただけなのに、だけど彼は仲間はずれにされてしまった」
「ジャミラさんなんか知るか!今国際平和会議で、
忙しいんだ!おい!科学特捜隊!ジャミラは今や怪物だ!殺してしまえ!」
子供「ひどいや!」
紙芝居屋「そうだねえ!だけど科特隊は、偉い人のいいなり、ジャミラに攻撃!ウルトラマンまで一緒に、ジャミラは死んでしまった!めでたし!めでたし」
子供たちの中には泣きだす子もいる。
女児「グスングスン…うるとらまん、じゃみらさんころしたの?」(泣)
紙芝居屋「そう、なぶり殺し、ジャミラさんを」
ミライ「嘘だ!兄さんが!そんなひどい事するもんか!」
紙芝居屋「ならば!直に確かめて見るんだな!」
ズール星人に変身!
コノミ「みんな!逃げて!」子供達を避難させる!
ミライ、変身しようとするがズール星人が拘束!
ズール星人「まだ話したいことがあるんだ、ウルトラマンメビウス」
街にジャミラ出現!
スペル星人も出現!
ジャミラ口から火炎放射!住宅街が火の海に!
スペル星人、ビルをパンチで崩して倒壊させる!
トリヤマ補佐官
「何をクズクズしとるんだ!出撃したまえ!」
テッペイ
「それが…2体とも、データーが照合出来なくて、対策が建てようがないんですよ、プロテクトが厳重で」ジョージ
「補佐官、敵が把握出来ないのに無策で突っ込めと?」
マリナ
「侵略宇宙人でしょ、新しい奴だからデーターがそもそも存在しない」
サコミズ
「2体とも人間だからね」驚く一同!
ミサキ女史
「口から火炎放射しているのがレジストコードジャミラ、ビルを破壊しているのは、スペル星人です」
サコミズ「ジャミラは、米ソ冷戦宇宙軍拡競争の犠牲者、スペル星人は核兵器を、国際交渉の手段として手放せない人類の末路」
ズール星人「ウルトラマンメビウス、君は勝者、だが、敗者の立場に立ったことはあるのか?」
「勝利者は、敗北した者を踏み付け、叩き潰すが、敗者は呪い、怨念を勝者に、抱き続けるのだよ」
「そして膨れ上がった憎しみの怨念は勝者を押し潰すんだ!その時我らが勝者となる!正に今がその時だ!」
ミライ「ぼ・ボクは誰かを守るために戦ってるんだ!勝利の為だけじゃない!」
ズール星人「そう、君が命がけで守ろうとする人類、自分の立場を守るためなら」「君の純粋な想いも、平気で踏み躙る!お互いの主義主張で殺し合う愚か者共」「こんな人類など見捨てろ、我らに協力するんだ、でないと君が人類に…」
ミライ「断る!!」
ズール星人「ならば死ね!」高圧電撃放射!
ミライ「グワァアアア!!」 絶叫!
リュウ、トライガーショットをズール星人に撃ち込む!
ズール星人倒れる!
リュウ「大丈夫か!コノミから連絡を受けたんだ!」
リュウ、ミライを抱き抱える。
ミライ「すみません、ボクがしっかりしてなくて…」
リュウ「よく頑張ったな」
本部。
サコミズ「総本部は、2体を侵略宇宙人として、迎撃せよとの通達だ」
一同『G・i・G』
重苦しい雰囲気。
ジャミラとスペル星人が、街を憎しみを叩きつけるように破壊している!
悲鳴が!警報が鳴り響く!リュウ、ミライを抱きながら、 グレンの炎に染まる街をみあげて、
「なぁ、あいつら、俺とさ、おんなじなんだってさ、俺があんな姿で、自分でもどうにかなっちまったら、お前が、俺を…」
ミライ「いやです!」
リュウ「お前…」
見つめる二人。
リュウ、ミライを壁にもたれさせ「お前、ここにいろ」
ミライ「リュウさん!」
リュウ「俺は、お前が好きだっていう人間をお前が殺すの、見たくないんだ、お前がこれ以上傷つくのが」
「殺すのをお前にさせたくない」
戦火の街へ駈けていく!
ジャミラが吠える!
街に辿り着いたリュウ。
女の子が人形を抱えて、泣きながら彷徨っているのを見つける。
女子「ママァ!ママァ!」ジャミラが発見した!
リュウ「チキショ!ヤベェ!」猛ダッシュで女子に駆け寄り抱える!確保!
ジャミラの火炎が降り掛かり、爆発!爆発の中、女子を抱えて走るリュウ!
女子「おにいちゃん!」
リュウ「大丈夫!」
目の前に火炎が!
目を開けるリュウ。
巨大な手。
ウルトラマンメビウスが、大事に二人を抱えている。女子「ありがとう!ウルトラマン!」
メビウス「安全な場所に下ろします!リュウさん!」リュウ「…すまねぇ…」
メビウス、二人を下ろしてスペル星人とジャミラと対峙する。
メビウス「君たちとは戦いたくない」
スペル星人、メビウスに、襲い掛かる!
スペル星人、目から光線を放つが、メビウス前転してよけて、メビュームブレイドで真っ二つにする!
爆発!
ジャミラにメビュームシュート光線発射!
光線を跳ね返す!
ジョージ、マリナがガンフェニックスで駆け付ける!
バリアプルパルザー発射!弾き帰して周辺が爆発! ジャミラは傷一つない。
ジョージ「なんとかなんねぇのかよ!」
カラータイマーが赤く点滅するメビウスにジャミラ、猛然とタックル!
もんどり倒れるメビウス!ジャミラ馬乗りになって、マウントポジション優位の体勢で殴りかかる!
リュウ「テッペイ!なんとかなんねえのかよ!」
テッペイ「プロテクトが外れないんですよ!何なんですか!」
サコミズ「水」
マル「隊長、いくら喉が乾いたからって、今は…」
サコミズ「違います」
「想像を超える、過酷な環境で強靱な肉体に細胞が、変質した彼ですが、水のない惑星だったため、水に対しては臆弱で、硫酸以上の猛毒になるんです」
リュウ「ミライ!水だ!ぶっかけろ!」
メビウス、両手を合わせ、水流を放射!
ジャミラ顔に掛かり悲鳴!顔を押さえ無防備に!
すかさずジャミラを払い除ける!
更に水流放射!
ジャミラ膝から崩れる!
のたうち回り悶絶!
溶けていくジャミラ。
立ち尽くすメビウス。
数日後。
墓の前で立つ、サコミズとリュウ。
リュウ「立派な墓ですね」
サコミズ「見かけは、人間でも怪物と変わらない者、俺は君たちをそいつらから、守りたい」
リュウ「また、ミライに頼っちまった、アイツ…」
サコミズ「隊員の罪は隊長である俺が背負う」
コノミとミライは再び保育園へ。運動場の一角を占めた、奇妙なオブジェ。
段ボールを張り合わせた、大きな物体。
正面に回ると、
『じゃみらとすぺるせいじんのおはか』と書かれている。
244 :
贖罪の向こう側ラスト:2007/03/19(月) 23:40:32 ID:fjfUDYXsO
ミライ「これは…」
コノミ「街を破壊したり、暴れたりしたのは、確かに、悪いことだけど」
「死んじゃったのは可哀想だから、みんなでお墓を作ろうって」
園児たちが折り紙で作った花輪を墓にかける。
小さい女児が手を伸ばして懸命に花輪を掛けようとする。
ミライが、女児を優しく抱っこして女児の手の届く位置に合わせ、女児が花輪を掛ける微笑ましい光景。
園長先生が二人を見かけ、歩み寄る。
コノミ「園長先生!ご無沙汰してます!」
ミライ「こんにちは」
園長先生、二人に会釈。
園長「この子たちが、大人になる頃には、戦争も核兵器も無くなるといいですね」 END
245 :
スレ主:2007/03/19(月) 23:49:16 ID:fjfUDYXsO
前書いたのを思い出しながら書いてみたけど、多分前の方か面白いかも…onz
前とは多少変わった部分もあります。
また感想、批判なんでもいいからよろしくお願いします。
あー、思い出した!
最後、園長が唐突にエエトコドリして持ってっちゃうのがいいんだ、また。
結構、前のバージョンは再現できてると思いますよ。
247 :
スレ主:2007/03/20(火) 00:57:06 ID:VIDiwSo5O
>>246 ありがとうございます。
園長先生は、「遺産」の時正直しゃべり過ぎじゃないか?と思ってこんな感じにしたんです。
元もとは、本スレで、ジャミラを出した脚本を自分なら書いてみせると言えば、子供に影響を与える刺激的なモノは、見せないよう、作り手は気を遣っている、君は無神経だと批判されたのが切っ掛けでした。
自分の原点、いかがでしょうか?
あと、3がないのは、ナンバリングミスです!