1 :
名無しより愛をこめて:
仮面ライダーや戦隊、メタルヒーローや石森物等、知られざる戦い、その後など、又自分がプロデューサーになってオリジナル企画の発表もOK。
2 :
超人機メタルダーOSS:2006/11/23(木) 13:22:50 ID:rlw3G0sCO
「バルスキーの弟」
帝王ゴッドネロスは戦闘ロボット軍団の戦力強化の為、
凱聖バルスキーをモデルにロボット戦士を開発した。そしてその身体に相応しい、人工知能SSAIを搭載するため、その道の権威、月影女史の元を訪れた。
桐原「どうでしょう。報酬はそちらの希望で」
スーツケースを開くと壱万円の札束がぎっしり詰まっている。
桐原「足りなければ小切手を切りましょう」
月影「それには及びません」微笑む女史。
桐原「では契約成立で」
3 :
バルスキーの弟2:2006/11/23(木) 13:38:19 ID:rlw3G0sCO
月影「お引き取りください」と丁寧に頭を下げる。
桐原「ばかな!何が不満なんですか!」激高する。
月影「総帥自ら、交渉を申し込まれての手間、誠に痛み入りますが、軍事開発に私の研究は渡せません」
「私は、病気で子供が産めなくなりました。今完成した人工知能は私の子供。
戦場に喜んで子供を行かせる母親はいません」
桐原は無言で席を立つ。
退席。
桐原コンチェルン。
総帥の席で座り思案する桐原。
「私を夜の闇に包め!」
4 :
バルスキーの弟3:2006/11/23(木) 13:59:58 ID:rlw3G0sCO
日本の経済界に君臨する、桐原が表の顔なら、
世界の紛争、軍事クーデター、テロ、で混乱の渦の元で、世界の闇を掌握しつつある帝王ゴッドネロスが裏の顔。
ゴーストバンク。
帝王はクールギンを呼ぶ。ゴッドネロス「影を使い、完成した人工知能を奪え」
凱聖クールギン「御意」
クールギン、爆闘士ガラドーと軽闘士影軍団を集める。クールギン「必ず奪え、失敗すれば処刑する」
一同控え、「はっ!」
素早く立ち上がり散開!
翌日付けの報道で、月影人工知能研究所で大規模な、火災が発生。焼け跡から女性の遺体が発見。
身元は確認中だが、関係者の証言から月影女史の可能性が高いと言う。
5 :
バルスキーの弟4:2006/11/23(木) 14:20:29 ID:rlw3G0sCO
ゴーストバンクで高らかに吹奏音。
凱聖バルスキーの弟、最強の戦士バルキリーが誕生した。
そのお披露目だ。
居並ぶ軍団員。
ヨロイ軍団
機甲軍団
モンスター軍団
戦闘ロボット軍団
帝王ゴッドネロスが姿を表す、「これより、戦闘ロボット軍団の新戦士バルキリーを皆の前に見せよう」
バルキリーゲートから登場凱聖バルスキー
「誰か、腕試しで戦いたいなら受けて立つぞ」
他の軍団からは名乗りをあげる者はいない。
赤いマントにみをつつんだバルスキーに似つつも更に強くした外観は見るもの全てを、威圧する。
「兄上、私は拒否します。戦いたくない」
6 :
バルスキーの弟5:2006/11/23(木) 14:38:55 ID:rlw3G0sCO
バルスキー「ば・馬鹿な!貴様何といった!正気か?!」バルキリー「はい。戦いからは何も生まれません」「私はこのゴーストバンクが皆住みよくなる為尽力します」
ゴーストバンクの緊張感が吹き飛んだ。
下品に笑いだすモンスター軍団員。
凱聖ゲルドリング
「こいっあお笑いだぜ!みんな仲良しこよしで暮らしましょう!帝王様も随分とまぁ粋狂な事で・はんくだらねぇ!行くぞばからしぃ」モンスター軍団引き上げる。それに呼応して他の軍団も失望と蔑みながら去る。
ゴッドネロス姿を消す。
取り残された戦闘ロボット軍団員達。
7 :
バルスキーの弟6:2006/11/23(木) 14:56:27 ID:rlw3G0sCO
激闘士ゴチャック、バルキリーに掴み掛かる。
「貴様、どういうつもりだ!われら軍団と軍団長に恥をかかせおって!」
バルキリー、ゴチャツクの腕を軽く振り払い、「いいたい者には言わせておけばいいのです」と諭す。
ゴチャック激怒して!
「貴様!許さん!その性根即刻叩きなおしてやる!」ローテールやゲバロースらがあわてて止め宥める。
バルスキー
「我が弟ならば戦闘で果てるのが望みのはず」「戦闘ロボット軍団員として誇りも意地もないのか」
バルキリー「そのような狭い考え方では軍団を束ねる長の器量に関わります、もっと柔軟に多角的に物事を捉え思案して下さい」去る。
8 :
バルスキーの弟7:2006/11/23(木) 15:19:32 ID:rlw3G0sCO
バルスキーはクールギンに会い、問い詰めていた。
「何が最高のSSAIだ!欠陥品を渡しおって!そんなに私に恥をかかせたいなら、今ここで決着をつけるか!」クールギンは斜に構え、「違うな、我らは扱いに関して慎重に丁寧に心得、実行した」「なら何故だ」
「自立して独立心が高く、非常に優秀なAIである事が証明されたのだ」クールギンは「月影女史は平和利用の為自分の子供の様に思いを、込めて開発したのだから、それがAI自体に影響を与えている」バルスキーは言い放つ「ならば、全部消去して書きかえてやる!」
「それでは優秀な機能も特性も失われ意味がない、月影女史もあれほど抵抗しなければ拘束できたのだか、彼女なしなら改善は不可能だ」とクールギンは語った。
9 :
バルスキーの弟8:2006/11/23(木) 15:41:58 ID:rlw3G0sCO
バルスキーは戦闘ロボット軍団の居住エリアに戻ってきた、バルキリー椅子に座って本を読んでいる。「貴様…」
「おぉ兄上戻られたのですか」バルスキー椅子から引きずり落とす!倒れたバルキリー
「兄上!何の真似ですか」「今から実戦を想定した、演習を開始する、こい!」バルスキー、バルキリーの襟首を掴んで引きずる!
「嫌です!兄上やめてください!横暴すぎます!」
バルスキー耳も貸さず、弟を引きずり歩く。
外の世界。自然の山の中にネロス軍団の演習場がある バルスキー弟を外に引きずりだし、演習開始を宣言。雄闘ジャーズが砲撃!
爆発が炸裂!爆風に爆発に翻弄されるバルキリー!
「やめて…やめてくれ!」叫ぶバルキリー!
10 :
バルスキーの弟9:2006/11/23(木) 16:00:42 ID:rlw3G0sCO
メタルダー登場!
「森を荒らすのは止めろ!」バルスキージャンプ! メタルダーの前で、指を突き!「貴様と一対一の決闘だ!他の者は手を出すな!」
メタルダーパンチ!受けとめたバルスキー手からビーム炸裂!キックがパンチがメタルダーに当る!メタルダー防戦だが、
バルスキーが脇腹を庇いつつ、攻撃をしているのを見切って、パンチを放った!
バルスキー「ぐはぅ」崩れて倒れるバルスキー。
メタルダーレーザーアームを展開!バルスキーに一撃!?
「兄上!」
バルキリーメタルダーをキックて吹き飛ばす!
バルスキーを救援するべく、他の軍団員が駆け付ける!
バルキリー「メタルダー兄に変わって私が相手だ!」立つ。
11 :
バルスキーの弟10:2006/11/23(木) 16:20:05 ID:rlw3G0sCO
バルキリー他の軍団員達に、
「ここは私が引き受ける!兄上を早く安全な所へ!」ゴチャック「すまぬ!」
軍団員バルスキーを抱えて立ち去る。
メタルダー「君と戦う理由はない」バルキリー激高!
「黙れ!貴様兄を兄上をあんな目にあわせて許されると思っているのか!」
凄まじい運動性能でメタルダーを圧倒!「止めだ!」
その時、爆発から避難してきた子栗鼠が前に!
バルキリー攻撃を止める!
メタルダー子栗鼠を抱え、一瞬の隙でレーザーアーム炸裂!
倒れるバルキリー
メタルダーバルキリーを介抱して、「しっかりしろ」
バルキリー「栗鼠・栗鼠は」
メタルダー「無事だ」
駆け付けた親栗鼠と共に森に戻っていく。
12 :
バルスキーの弟11:2006/11/23(木) 17:04:02 ID:rlw3G0sCO
メタルダーバルキリーに
「何故だ、生命の尊さが
わかる僕らが何故に戦い 傷つきあわねばならない」
「よく考えろ」
バルキリー言い放ち、機能停止
戦闘ロボット軍団のスクラップ廃棄場。
鉄骨を鎖で縛った十字架。バルキリーが読んでいた本が突き刺さっている。
そこにいるのはバルスキーただ一人。
「お前の名誉はこの俺の地位と立場に代えても護る、お前は最高の軍団員だ…」ひざまつき泣き崩れる。
「俺は兄と慕うお前に何も兄らしい事をしてやらなかった」
「戦うだけの俺を何故兄と呼ぶのか、俺にはわからない、俺にはプログラムされてないんだ…許せ…」
13 :
名無しより愛をこめて:2006/11/24(金) 01:42:21 ID:EZVnQROcO
立ちあげたけど、メタルダー以外に書きたい東映ヒーローって
大鉄人17
スパイダーマン
アクマイザー3
宇宙鉄人キョーダイン
しかないなぁ
こ れ は ひ ど い
15 :
名無しより愛をこめて:2006/11/24(金) 17:29:37 ID:EZVnQROcO
>>14じゃないけど。
バルスキーの性格が微妙に違うというか、ここまで感情的かなあ?
17 :
バルスキーの弟を書いて:2006/11/24(金) 22:52:25 ID:EZVnQROcO
>>16ビックウェインの話で、助けたゴチャックをビックウェイン逃亡を助けた罪で処刑しようとした事(激怒していた)があるし、女児の爆弾ロボット(子役が演じた)の話でも、「心の回路は不要だ!」と言っていたから多少はいいかなと思ったんですが。
でも意見はありがたいです。
参考にします。
あの爆弾ロボットのときも、なんかそれまでのバルスキーと印象が違って
戸惑ったんだよね。
19 :
名無しより愛をこめて:2006/11/25(土) 00:14:52 ID:UPCITbj4O
>>18 Bクラブの読者コーナーで酷評されて、次の号で作戦じたい乗り気でなく、あえて気持ちを隠しての振る舞いだと反論した読者がいました。(一軽闘士として)
泣いたりするのは似合わないかも。
でもそんな彼も見てみたかったんです。(独りのとき)DVD買って忘れているところを補完したいです。
>>19 いや、思い入れは十分判りました。私もバルスキー好きですし。
部下のやったことに対してもとにかく責任取ろうとする姿勢が。
彼もそうですが、戦闘ロボット軍団はどいつもこいつもいいキャラ
してますね。汚いクロスランダーとかも含めて。
21 :
バルスキーの弟を書いて2:2006/11/25(土) 01:02:35 ID:UPCITbj4O
>>20 クロスランダーは僕も好きです。デザイナーが、トップガンダー越えをしてほしかった。と言ってました。メタルダーは後々商品ソフトとして売るなら路線変更は止めて欲しかったです。その辺りの不満もここで解消できれば。
わかってくれる同士がいて嬉しいです。ありがとう。
22 :
超人機メタルダーSS2:2006/11/26(日) 18:25:48 ID:WwezlaH/O
『危険な女子寮
モンスター妊娠!』
凄まじい爆発音!
飛び立つメタルチャージャー!
響く緊急サイレン。
ゴーストバンク
帝王ゴッドネロスにモンスター軍団長凱聖ゲルドリング。ゲルドリング
「何やて!今何ゆうてます!バイオプラント建設中止やと!」
「メタルダーに第12番プラントを破壊されて、戦力低下に歯止めがかかりまへんで!」
帝王ゴッドネロス
「機甲軍団の第24番補給基地、ヨロイ軍団の養成所、戦闘ロボット軍団第15番開発工場も破壊された」
「貴様には豪将ダンゾフを返した」闇に消える。
ゲルドリング
「そんな!殺生な!」
ダンゾフ
「すまねぇ、叔父貴、俺の封印を解いたばかりに」
23 :
危険な女子寮2:2006/11/26(日) 18:59:30 ID:WwezlaH/O
ゲルドリング
「お前に罪はねぇ、しかし新しい仲間が出来ねえと、戦争は数じゃあけん」
落胆する二人。
「宛てならあるが」
凱聖クールギン呟き表る。ゲルドリング
「協力してくれるんか」
山奥のミッション系女学園。全寮制の歴史ある学校。登校する女生徒達。
明日香「おはよーミッチ」美智子「えぇ…」
明日香「どしたの?顔色悪くない?大丈夫?」
美智子「うん…」校門へ
授業中。
明日香、美智子の方を見て心配している。
明日香心の声で(最近、元気ないよね、何で?)
『明日香さん!』
先生に当てられる。
明日香慌てて立ち上がる、ガタン!
美智子が椅子から倒れる!
24 :
途中ですがバルスキーの弟について:2006/11/28(火) 23:17:36 ID:ZdlJPisaO
小栗鼠は演習の流れ弾が、森に飛び火したため、逃げてきて親とはぐれました。愛情を注いだAIなので、
戦闘より動物の生命を重視する判断が瞬時に出来る。その結果、隙が出来て破れる。
を思いついたんですが、メタルヒーロー怪人スレの彼のいう考えの方が戦闘が盛り上がります。
バッグボーンを考えただけで燃え尽きた感が否めないので、今後は戦闘も盛り上げたいです。
25 :
名無しより愛をこめて:2006/12/04(月) 06:08:55 ID:pdRAzNilO
26 :
名無しより愛をこめて:2006/12/06(水) 08:01:31 ID:r8+8RwLUO
保守
こんな糞スレ、落としてやれよ。
28 :
名無しより愛をこめて:2006/12/08(金) 02:24:58 ID:tG0OJ5Y8O
↑なら君が書いてください
ほっしゅ。
保守
保守
33 :
名無しより愛をこめて:2006/12/13(水) 23:18:49 ID:N9J+rjDeO
あげ
34 :
◇東映、東映ラボを株式交換で完全子会社化:2006/12/13(水) 23:25:36 ID:gfOZopLf0
◇東映、東映ラボを株式交換で完全子会社化・07年4月1日に
東映(9605)は13日、東証2部上場で同社の連結子会社の
東映ラボ・テック(9732)を2007年4月1日に株式交換で
完全子会社化すると発表した。東映ラボ株1株に対し
東映株0.85株を割り当てる。東映ラボは3月27日に上場廃止となる予定。
東映は東映ラボを完全子会社とすることで、デジタル化投資の一本化など
、東映本体との連携をさらに図ることで経営の効率化を目指す。〔NQN〕
35 :
名無しより愛をこめて:2006/12/17(日) 10:34:00 ID:azYn684OO
あげ
36 :
名無しより愛をこめて:2006/12/18(月) 21:23:06 ID:SjPvUIPmO
あげる
37 :
名無しより愛をこめて:2006/12/20(水) 19:44:07 ID:fGBml/GsO
あげ
38 :
名無しより愛をこめて:2006/12/24(日) 17:36:20 ID:Wv6Og4YyO
ネタなしあげる
39 :
名無しより愛をこめて:2006/12/26(火) 00:21:36 ID:0H06Fq5gO
保守
40 :
名無しより愛をこめて:2006/12/30(土) 11:33:03 ID:4fQr9pW9O
あげ
41 :
名無しより愛をこめて:2007/01/01(月) 15:29:06 ID:O67o17kcO
誰か書いてほしいあげ
保守うざい。そんなにしょっちゅうあげんでも。
ていうか、23の続きはどうした? あの段階でいきなり筆が止まるとも
思えんのだが。
バルスキーの弟は、3クール目のメタルダーにしては良作って感じだった。
>>42 m(__)mスマソ
落ちるのが恐くてつい…。23の続きはいまいちあるけど、自分の中では面白くなくて、書けなくなってしまった。
あとバルスキーの弟誉めてくれてありがとうございます。
>>23は、宇宙刑事っぽい。冒頭から敵施設を破壊しまくってる
メタルダーってどうよ? 宇宙刑事ならありだけど。
女子寮潜入も、宇宙刑事はまかりなりにも刑事だから様になるけど、
流星&八荒だとギャグがきつい……まぁ、これはこれで面白そうでは
あるけれど。
それで、宇宙刑事だとコンビの女宇宙刑事に頼むわけだけど、舞の場合、
カメラマンといえどパパラッチじゃないし、性格的に不向き。
それに獣姦ネタぽいし、やりにくそうではあるな。
やめて正解かも。
でも、ダンゾフは面白そう。またなにかで使ってほしい。
しかし、バルスキーの弟もそうだけど、ロボットやモンスターで
肉親ぽい呼びかけするのは、俺としてはしっくりこないんだけど。
両作とも、クールギンの策略キャラぽい造形が面白い。
>>44 こんな中途半端なモノに、非常に丁寧な感想をありがとうございます。
女子校の描写が、書いててわざとらしく感じてしまい、進まなくなりました。
一応、女子寮潜入はないです。あと獣姦もありません。
コンセプト的には、夜七時に放送出来るものを目指しています。
モンスター軍団の会話は、ヤクザモノを意識しています。
クールギンの意図を理解していただいて恐縮です。
これからもよろしくお願いしますm(__)m。
46 :
おまたせしました:2007/01/05(金) 00:21:27 ID:YphfOKtNO
>>23の続き
「ミッチ!」
かけよる明日香。
女教師「保健室につれていったほうがいいわ」
明日香「そうします…立てる?ミッチ?」肩を貸す。明日香、美智子を支えながら教室を出て、保健室に向かう。
保健室。
明日香、美智子をベッドに横にして、教室に戻ろうとする。
美智子「お願い…傍にいて…」明日香の手を掴む。
明日香「どうしたのよ」
美智子「最近…先輩…ユッコ…おかしい…ウグヮ」
明日香「ミッチ!?」
美智子の体が盛り上がり、額から触角が出てきた!
腕が緑色に変わり、次第に美智子の面影はあるものの、美少女怪人に変身していく!
明日香「イヤヤアァァ!」
47 :
危険な女子寮4:2007/01/05(金) 00:42:56 ID:YphfOKtNO
明日香に襲い掛かる怪人になった美智子!
明日香、保健室を飛び出す!ひたすら廊下を走り、学校を飛び出し、裏山に逃げる!それを追う怪人!
明日香足を滑らせ転落!
「きゃああぁあ!」
滝に落ちる!激しい水音!
シルバーカークス内
スプリンガー「舞のおやじさんの情報はすごいな」
流星「ネロスさえ倒せば、戦いを終らせる、一刻も早く居場所を見つけねば」
スプリンガー「まぁ焦るなよ、この周波数に合わせて、ん何だ?これは?」
機械を操作していたスプリンガー。
「聖マリア女学院…逃げた」それを聞いていた流星、立ち上がり、「行こう!」
48 :
危険な女子寮5:2007/01/05(金) 01:06:04 ID:YphfOKtNO
女子校。学長と黒服の男が応接室で話あっている。
学長「終わりだ…なにもかも…」落胆して頭を抱えている。
男「全ては、あんさんが、多額の負債を抱えて、学校運営してたのが間違いの元ですわ、うちらは、引き払いますさかいに」
男、電話を掛ける。
山で写真を取る舞。
川から人が流れてくるのに気が付く!「大変!」
舞、慌てて救助する!
明日香「ミッチ…」
舞、流星に連絡する。
流星、メタルチャージヤーを運転中舞の連絡を聞き、飛行形態に変形させ、駆け付ける。垂直着陸して降り立つ、
メタルチャージャー。
流星、明日香を抱き抱え、車に乗せて病院に向かう。舞も一緒に乗っている。
49 :
危険な女子寮6:2007/01/05(金) 01:27:28 ID:YphfOKtNO
病院前。担架で運ばれる、明日香。
流星「先生、彼女をよろしくお願いします」
医者「承知しました」
流星、舞に
「僕は彼女の在席している聖マリア女学院に行く、
彼女に付き添いしてくれ」舞「わかったわ」
流星、一礼して車に乗り込み走りだす!
流星「怒る!」
女子校校庭。
怪人に変身した女子生徒が、戦闘員によって運ばれ、寮から乗り付けたトラックに乗せられていく。
男「急げ!はよせんと、メタルダー来てまうがな!」メタルチャージャーが校庭に走り込む!
男、ゲルトリングに変身!ダンゾフ、トラックから飛び出す!
ダンゾフ「やつは俺が食い止める!伯父貴は乗ってくれ!」
50 :
危険な女子寮7:2007/01/05(金) 01:44:55 ID:YphfOKtNO
ゲルトリング「すまんのう」
トラックに乗り込み、走りだす。
メタルダー「いかせん!」突進するメタルダーに、
ダンゾフ口から火炎放射!周辺が火柱を上げ爆発!
メタルダー「ぐわっ」
吹っ飛ばされる!
ダンゾフ接近して攻撃!
パンチが当たる!
メタルダーよろめきながらも態勢を立て直し、キック!ガードされる。
ダンゾフのヘビー級パンチをバック転でかわして!
メタルダー「レーザーアーム!」
ダンゾフに斬り付ける!
ダンゾフの皮膚が跳ね返す!
メタルダー「何!?」
ダンゾフ「楽しみはとって置いてやる!ワハハハハ」口から赤い煙をはいて姿を隠し消えていく。
51 :
危険な女子寮8:2007/01/05(金) 02:05:18 ID:YphfOKtNO
病室。寝ている明日香。
医者「大丈夫、身体に異常はありません」
流星「ありがとうございます、しかし、友達は…」
舞、落ち込む流星を慰めるよう寄り添う。
ゴーストバンクス。
クールギン「人間とは、愚かなモノだ、自分たちから進んで闇に、取り込まれて良しとするとは」
ゲルトリング「ちぃと少ないが母親が用意できたで礼をゆうわ、」手をあげる。
モンスター居住区。
連れてこられた女生徒が、怪人となって、妊娠している。
美智子も膨れたお腹をさすりながら座り込んでいる。美智子「早く産まれてきてね、可愛い赤ちゃん、私の赤ちゃん、大事な私の子供…」 END
>>51 >END
って、ここで終わったらアカンやん。助けんと。
ただ、ウィズダムもこんな形で連れ込まれたのかもと、
怖い考えを思い浮かべてしまった。
53 :
話書いた人:2007/01/06(土) 04:53:07 ID:RmVFzr7gO
>>52 感想ありがとうございます。一応4クール終盤の話なので、これから最終決戦に、向かうから、助けなくてもいいかな、と思ったんですが。
気を悪くしたらスマソ。 モンスター軍団は、仲間の減り方が早くて、悲惨過ぎるから、こんな終り方にしました。
ウィズダムは階級が、奴隷女だから、借金したホステスか、父親が病気で入院して多額の治療費を稼ぐためスナックで働いていて、契約できたとか、そんなシチェーションも考えられますね。
54 :
名無しより愛をこめて:2007/01/06(土) 13:27:22 ID:RmVFzr7gO
次は、アクションシーンに力いれて、
『ボウケンジャーVS
マジレンジャー』
を書く予定です。
謎の悪によって復活した、クエスターガイとレイ!
冥府神ダゴン!
十人が磔!
人類に裁きが!
ご期待下さい!
55 :
モンスター軍団:2007/01/11(木) 23:03:20 ID:gnm0CXskO
56 :
名無しより愛をこめて:2007/01/11(木) 23:15:19 ID:ClkV0q5l0
キャラのセリフと地の文は改行したほうがイイヨ。
57 :
名無しより愛をこめて:2007/01/14(日) 11:30:27 ID:cwZWg/JlO
58 :
名無しより愛をこめて:2007/01/16(火) 22:39:57 ID:NBCBt7VxO
海神グラウゴス
冥府神ダゴンの兄
59 :
名無しより愛をこめて:2007/01/19(金) 18:52:03 ID:IISbK+pzO
早くメタルダーのDVDBOXが欲しい
60 :
名無しより愛をこめて:2007/01/23(火) 05:52:38 ID:EdubODquO
買えるだろうか…onz
61 :
名無しより愛をこめて:2007/01/24(水) 19:16:05 ID:P5YoJ2g8O
メタルヒーロー怪人のスレが落ちてる…onz
しかし、ここ、誰にも荒らされず、ひっそりと生き残ってるな
63 :
名無しより愛をこめて:2007/01/28(日) 06:09:03 ID:prmq/Kb4O
台風の目。
折角荒らされてないんだから、もう少し頑張って欲しい。
戦隊だけのSSでもいいの?
いいんじゃないかと。
67 :
名無しより愛をこめて:2007/01/31(水) 00:05:48 ID:SjoqFv6hO
>>64 まだ二つしかSS書いてないから申し訳ない。
69 :
名無しより愛をこめて:2007/02/04(日) 00:31:51 ID:CeQyzgPVO
ゲキレンジャーのメレが、可愛いから短篇書きたい。
マシーンベム・三っ首龍が巨大化した!
スパイダーマン「マーベラー!」
スパイダーマシンGP7に乗り込む
雲海を突き抜け、天空からマーベラーが飛来する。
スパイダーマシンGP7がマーベラーの後部ハッチに収納される。コクピット内。
叫ぶスパイダーマン!
「マーベラー・チェンジ!レオパルドン!」
各部変形!
レオパルドンが大地に降り立つ。
火を吐く三つ首龍。
攻撃を物ともしない。
スパイダーマン「ソードビッカー!」
レオパルドンが足元のホルダーからソードビッカーを三つ首龍に投げ付け、突き刺さる!三つ首龍、凄まじい絶叫と共に大爆発!
71 :
名無しより愛をこめて:2007/02/10(土) 18:51:05 ID:VjZw1M38O
仮面ライダーVSスーパー戦隊REDS
仮面ライダーアギト
仮面ライダーブレイド
仮面ライダークウガ
仮面ライダーカブト
仮面ライダーFIRST1&2
仮面ライダーキックホッパー
仮面ライダーガタック
仮面ライダードレイク
ハリケンレッド
デカレッド
ボウケンレッド
バトルジャパン
レッドマスク
ゴーグルレッド
バルイーグル
アカレンジャー登場!
72 :
プロローグ:2007/02/14(水) 13:17:06 ID:TJtooAjsO
大神殿に四体の怪人が、
姿を見せる。
ゴ・ガドルバ
地のエル
ローズ・オルフェノク
グリナム・ワーム
ゴ・ガドルバ
「我らの力で、アンデッドの封印を解くのだ」
地のエル
「人類に裁きを」
ローズオルフェノク
「我らは上の上ですから」グリナムワーム
「潜伏しているネイティブに召集をかけた」
そして彼らは姿を消した。闇の中に。
大神殿に静寂が訪れる。
電王バレンタインネタいきます。
過ぎちゃったけどね、バレンタインは。
ナオミはモモタロスにコーヒーを振る舞うと、買い出しに行ってしまった。
食堂車ではモモタロスが一人、良太郎から借りたルービックキューブに悪戦苦闘していた。
一面すら揃えられない。こいつを楽に元に戻す良太郎はおかしいぞ――モモタロスはこの遊びに段々飽きはじめていた。
少し空気が騒がしい。そろそろか。
「モモ」
ほうら来た。奴だ。
モモタロスはやりかけのルービックキューブを机に置いた。
「あァ?何しに来た、ハナクソ女」
「ご挨拶ね」
食堂車に入ってきた女性は仁王立ちになって言った。
ハナクソ女こと――ハナ。
良太郎と同じくらい――若しくはそれ以上に――モモタロスは彼女に頭があがらない。
モモタロスはまた拳が飛んでくるものと、思わず身構えた。
最近ついてしまった癖に、自分自身が悲しくなる。
「そんなに怯えなくったって良いじゃない」
――おっと、構えたのは不可抗力とはいえ、その言葉は聞き捨てならねェな。
言動がいちいちカンにさわる、当然語気が荒くなる。
「誰が怯えてるだと!」
「待ってよ、喧嘩しに来た訳じゃないんだから」
「じゃあ何しに来たんだ」
至極もっともな問いにハナは、答えの代わりと言わんばかりに紙袋を突き出した。
ベージュ色で、黒に近い茶色の文字が袋の端に書いてある。
ミミズがのたくった様な文字に答えが書いてあるとは思えず、再度聞き直した。
「何だァ、こりゃあ」
「あんたのはこっちよ」
言うや否や、突然顎を掴まれ、何かを口に放り込まれた。
口のなかに甘い臭いが広がった。
「……甘えな」
「当然よ、チョコレートだもの」
モモタロスは、そういや確か今日は良太郎カレンダーは二月十四日だったか、とぼんやり思った。
デンライナーの中にいると、日付を忘れそうになる。
今は、モモタロスは良太郎の世界の日付を基準に行動している。
しかしながら、ハナがそんなイベントに精をだしているとは思わなかった。らしくない。殴られるのは目に見えているので、あえては言わなかったが。
「味オンチのイマジン様のお口にはあった?」
「るせェや――うん…まあまあだな」
「そう」
ハナは椅子に腰かけ、勝手に話し始めた。
モモタロスのチョコレートは試作段階のチョコで、失敗も同然だという事。
良太郎とオーナーのチョコレートは別に用意してあること。
失敗チョコを押し付けられたのは釈然としなかったが、もっとよこせと催促すると、ない、という短い返事が返ってきた。
「ねえ、モモタロス」
「何だ」
「もっと良太郎の事気遣かってあげてね」
パートナーなんだから。――何もない空間を見つめながらハナが言った。
何とも言えない不可思議な空気が流れた。
最高に居心地が悪い。モモタロスは軽口を叩こうとして、やめた。
――こんなんは苦手だ
「ああ、考えておく」
「そう」
さっきの『そう』とは明らかに違う語調と、こちらを見つめてふわりと微笑むハナがいた。
――だから、こんな雰囲気は苦手だっつーんだ。
全く、調子狂うぜ――
机に視線を落としてモモタロスはルービックキューブを手にとり、作業を再開した。
ハナは何も言わず、それを見つめている。
デンライナーの扉が開いた。
「こんにちは 」
「あっ、良太郎!」
「おう、元気だったか良太郎」
良太郎は、昨日会ったばかりじゃないか、とにっこり笑った。
「良いじゃねえか、挨拶くらいどうだってよ」
「まだやってたんだね、そのルービックキューブ」
「コイツが難しすぎんだよ。誰も解けねえよ、こんなもん」
ハナは微笑んでいるが、さっきのような気まずさはもうない。
良太郎が来てから、ようやくいつもの感じを取り戻せた気がした。
モモタロスは、底に少しだけ残った、冷めたコーヒーを飲み干した。
END
戦う話ではないですが、ここが適当かと思い、投下しました。
作中の小ネタはモモタロススレを大分参考にしました。
スレの皆さんありがとう。
モモタロス大好きです。
モモたんかわいいよモモたん
これからもハナと仲良く喧嘩して欲しいな。
と思ったら、激しくスレちがいorzウツ
ごめんなさい。
貼りなおしたほうがいいのか……。
いいんじゃないかな?
おもしろかったよ!
>>74 d!
ルービックキューブに直ぐ飽きるモモタロスにワラタw
不思議とモモタロスの声で読めるもんだなー
凄く面白いよほのぼのしててw
面白かった
やっぱいいなモモタロス(*´д`)
82 :
スレ主:2007/02/16(金) 20:41:46 ID:+x9kBHAdO
大丈夫です!
ありがとうごさいます!
83 :
74:2007/02/16(金) 21:24:03 ID:GYcapQ+TO
本当にスレ主さんや住人の方々にはご迷惑をかけてしまい、申し訳ありませんでした。
それにも増して、感想を下さった方や、スレ主さんたちの優しさには、感謝の気持ちでいっぱいです。
今回は貼り直しませんが、今後は名無しで仮面ライダーSSスレに貼っていきたいと思います。
こんな初心者によくして下さり、本当にありがとうございました。
勿論、このスレも陰ながら応援してます!
以下、スレ再開
84 :
名無しより愛をこめて:2007/02/19(月) 06:21:03 ID:EevHVQ/OO
>>83 無問題なのでまた、書いてください。丁寧なレス
ありがとうございました。
85 :
名無しより愛をこめて:2007/02/22(木) 02:42:51 ID:yMczmyZ0O
誰か書いてあげ
ある裏町通りを全速力で駆ける男が一人。
目的地は勿論、喫茶店『サル』。
彼は『本日貸切』の札がかかったドアに猛然と突っ込んだ。
「天道が帰ってくるんだって!?」
ドアの安否など気にも留めず、加賀美は飛び込むと同時に叫んだ。
「遅いですよ先輩、情報が」
肩で息をする加賀美を、ひどく呆れた様な声色が迎えた。
「蓮華さん、しょうがないですよ」
樹花が蓮華に目配せする。
「だって加賀美君だし」
岬が合いの手を入れた。ちょっと待て、という反論も空しく、
「それもそうだな」
とひよりにまで言われる始末。
――どうしたんだ、今日は。厄日か。
走ってきて回らぬ頭では、そう考えるのが精一杯だった。
87 :
2/6:2007/02/23(金) 00:31:28 ID:uA3JiX9wO
「そうか、きっと今の今までそれを教えてくれるようなお友達を、先輩はお持ちでないんでしたね」
なんて可哀相な先輩――好き勝手言う蓮華にほっとけ、と捨て台詞を吐くしか出来なかった。
確かに……確かに情報源は父親の加賀美陸であるのだが――
――剣、お前が懐かしいよ……
かつて、自分を親友だと言ってくれた人物を思いだす。
少々痛い所をつかれて、正直な――別の言い方をすれば愚直な男である加賀美は、これ以上の悪態はつけない。
絶妙な女性陣の連携プレーに、加賀美は気圧される…と言うより負けている。
88 :
3/6:2007/02/23(金) 00:32:47 ID:uA3JiX9wO
「みんな天道が帰ってくるのが嬉しいんだ。そう文句を言うな」
やっとフォローが入る。元上司の田所さんだ。
助かったとばかりに彼のテーブルにつく。
「俺は嬉しくありません」
「加賀美には言いやすいんだよ」
やけにしっくりくる――きすぎる結論を教えて貰ったが、加賀美は認めたくなくて頭を抱えた。
――それってイジりやすいって事じゃねーか
お冷やを一気に飲み干すと、ようやくいつもの思考が戻ってきた。
天道が豆腐を買いに行ってから二ヶ月。
旅先からの一通の絵葉書が天道家に届いた。
そのエッフェル塔の写真に天道が写り込んでいる絵葉書――本物か?これ――に帰る日にちが指定してあったのだ。
それが今日である。
89 :
4/6:2007/02/23(金) 00:34:12 ID:uA3JiX9wO
あれから、今までを少しづつ取り戻す様に、時間はゆっくり流れてきた。
樹花とひよりの姉妹はとても仲が良い。
端から見れば、まるでずっと姉妹であったかの様であるが、料理となると違うようだ。
唯一、料理においては彼女らはライバルらしい。
しかし、そこには荒んだ、争いという文字はない。
きっと、お互いを高める素晴らしい好敵手なのだろう。
実際、彼女らの料理は絶品である――この前作ってくれた、南瓜のリゾットは舌がとろけそうに旨かった。
時折、蓮華を交えての料理の修業に余念がない――こちらは進歩しているのかいないのか、微妙な所ではあるが。
岬さんの事業も、漸く軌道に乗り始めたようだ。
本人に言わせると、まだまだよ、と返事がかえってくるが、その表情は生き生きしている。
悲しみに暮れていたかつての彼女は、もういない。
それを知った加賀美は心底ほっとしたものだ。
90 :
5/6:2007/02/23(金) 00:35:51 ID:uA3JiX9wO
ふと見遣ると、女性たちはもう別の話題に華を咲かせている。
少しだけ、加賀美の中を寂しさが支配した。
――なんで女ってこういう事に関しては頭の回転が速いのだろう。
「小悪魔な女の子も可愛いものさ」
つい口に出てしまったようだ。風間大介が答える。
「ただし、男が勝負に勝てるならね」
何てったって悪魔だもん、とゴン――もとい百合子が横から茶々を入れる。
この子も随分、頭と舌の回るようだ。
あれから随分大人っぽくなった。きっと、大介も放って置かなくなる日も近いだろう。
「参ったな、急に勝つ自信が無くなってきた」
「どういう意味よ」
膨れっ面をしつつも、二人の表情は柔らかい。
そのやり取りを目の当たりにして、俺の結婚相手はこちらが何をしても絶対に馬鹿にしないような、包容力のある女性にしよう――そう心に堅く誓う加賀美であった。
もちろん、自分の甲斐性は棚上げだが。
91 :
6/6:2007/02/23(金) 00:37:25 ID:uA3JiX9wO
「天道君はいつ来るんだかわからないから、先にお昼にしちゃいましょうか。さあ、みんな手伝って!」
蕎麦、ハンバーグ、シチュー、味噌汁、オムライス――力作揃いの料理が並べられる。
無節操で多量なレパートリーは、きっと天道のため。
加賀美は何も持って来なかった自分が手持ち無沙汰な事に気付いた。
分かっていたとしても、料理なんて自分には敷居が高すぎるのだが。
加賀美は、そう思いつつ、指示された雑用を黙々とこなした。
店のドアが不意に開かれた。
――全く、タイミングがいいんだか。
彼に会って、話したい事は沢山ある。
みんなはそのために――それを伝えるために此処に集ったのだ。
天道の作ってくれた平和な世界で、みんな幸せなんだ、と。
振り返らなくても分かる。彼を迎えたみんなは、笑顔に違いない。
――お帰り、天道。
そう、伝えるために。
end
92 :
名無しより愛をこめて:2007/02/23(金) 00:43:13 ID:uA3JiX9wO
>86-91
カブトのその後を書かせて貰いました。
ちょっと気になったのが、このスレと、共闘をはじめとする他のSSスレの主旨が被る事です。
他の人は、どんな作品が該当するのかわからなくて、参加しにくいんじゃないかな……と思います。
私も>1に表記してあったので、『その後』を選択して書いたクチですし…。
書いたはいいけれど、この作品がスレに沿っているかはわかりません。あってますかね…?
住み分けも視野に入れつつ、その辺を明確にしていただくと、次が書きやすくなってありがたいです。
93 :
名無しより愛をこめて:2007/02/24(土) 23:21:04 ID:9XIlRsw6O
ひとまず救済あげ
94 :
名無しより愛をこめて:2007/02/26(月) 06:16:35 ID:GNHmSrlTO
>>92 東映ヒーローなら、どれでもOKですよ。
書き込みありがとうございました。
あと、その時間に放送出来るのが、前提ですね。
95 :
名無しより愛をこめて:2007/02/27(火) 13:37:29 ID:GZssatYZ0
96 :
名無しより愛をこめて:2007/03/01(木) 15:22:21 ID:+WpfzFQt0
「モンスター軍団には潤いが足りん!」
唐突に叫ぶゲルドリング
「イキナリ何ですか」
困惑するブライディ
「右を向いても左を向いてもムサい野郎ばっかし、それに比べて帝王は両手に花!不公平やろが!!」
「要するにウラヤマシイんですね?」
ミもフタも無いバンコーラ
「というわけで密かに育成したニューフェイス軽闘士見習いブラウニーちゃんや」
「ど、どうも…」
ゲルドリングの背後から現れたのは外見年齢16〜7歳
ブライディを萌えキャラにして子犬属性を付け加えたような女性型モンスターだった
「なんすかこのあからさまに『大きいお友達』受けを狙った萌え生命体は?」
容赦無く突っ込むガマドーン
「おどれら殺伐とした職場に一服の清涼剤を加えたろうっちゅー親心が判らんのか」
とかいいつつブラウニーを抱き寄せしなやかな筋肉と適度な脂肪に覆われたフトモモをさわりと撫で上げる
「ひゃん!?!」
おどろいたブラウニーが振り上げた右腕がゲルドリングの胸板に逆水平気味に叩き込まれる
「ぺぶらぁっ!!」
10メートルほど水平に飛行し壁にめり込むゲルドリング
「つ、強い!?!」
驚くダムネン
「ちなみにブラウニーちゃんは全ての能力がブライディの三割増しや」
何事もなかったかのように解説するゲルドリングだがよく見ると膝が笑っていたりする
「なんでこんな小娘がそんな高性能なんすか」
不満げなザケムボー
「後から出てくるのはバージョンアップされるんが常識やぞ」
パソコンかい
「とりあえずブラウニーちゃんの教育係はブライディや、みっちり仕込んだり」
「私ですか?」
露骨にイヤそうな顔をするブライディの前にトテトテとやって来たブラウニー
「よろしくお願いしますお兄様」
おにいさま
オニイサマ
Oniisama
鬼異娑魔
ブライディの脳内でエコー付きで無限ループする「お兄様」
たっぷり12秒ほど硬直していたブライディはおもむろに回れ右するとスーパーダッシュで走り去った
「あ、待ってください!?!」
慌てて追いかけようとするブラウニーだったが
「よ〜しこれからブラウニーちゃんの歓迎会や、とっときのツナ缶開けるでえ〜!」
「やたっ!軍団長太っ腹!!」
「ツナ缶ツナ缶ウェ!ウェイ!!」
ゲルドリングの周りに集まり目を輝かせる軍団員(ブラウニー含む)
お前らツナ缶がご馳走なのか?
地上に出たブライディは丘の頂上まで全力疾走し満月に向かって吼えた
「風よ!雲よ!太陽よ!心あらば教えてくれ、このオレの心をかき乱す狂おしいまでの感情の昂ぶりは何なのだ!?!」
ブライディ妹萌えの目覚めであった
>>97-
>>98 素敵な萌えSSをありがとう!GJ!
平和だなあ。他の軍団ではこうはいかんよな。
101 :
名無しより愛をこめて:2007/03/06(火) 17:15:39 ID:ej4ak05KO
あげ
ホシュ
104 :
名無しより愛をこめて:2007/03/16(金) 00:17:47 ID:p3W7PV1ZO
あげ
105 :
名無しより愛をこめて:2007/03/19(月) 23:52:03 ID:fjfUDYXsO
あげ
ブラウニーちゃんの話
もっと読みたい。
昔、ケイブンシャのメタルダー大百科できむらひでふみがそんな感じの
マンガ描いた。
>>107 知ってるよ!カッツェでしょ!大百科もってるもん!各軍団のバックアップを受けて戦場に臨む…。
詳しい説明望む人います?
109 :
名無しより愛をこめて:2007/03/26(月) 08:57:12 ID:mrqaz69pO
あげ
「捜せーっ!」
「何処行ったーっ!!」
自動小銃を振りかざした兵士の集団が怒声を上げながら廊下を走り抜けていく
人の気配が無くなると階段の脇に置かれていた茶色い物体がガサゴソと動き出した
「いやー危ないところでしたねー」
現れたのはビキニタイプの鎧に身を包みピンと伸びた獣耳とふわふわの獣尻尾がチャーム
ポイントの軽闘士見習いブラウニーと
「何故だ!何故段ボール箱を被っただけで誤魔化せるんだ!?!」
白衣に眼鏡、緩んだ体型と絵に描いたような運動不足の科学者
「お約束をナメちゃいけないぜスネーク」
謎な発言を残し科学者を担いで用心深く歩き出すブラウニー
ネロス帝国は悪の秘密結社だが別に世界征服が目的ではない
その在り方はあくまで営利団体でありその行動は市場原理に沿っている
軍団員は世界の軍事バランスを調節し帝国に最大限の利益を与えるべく各地で地道な秘密
工作に従事しているのだ
そして今回ブラウニーに与えられたミッションは某国でウラン濃縮設備の開発を指導して
いる科学者を国外に脱出させるというものだった
「いたぞーっ!」
「逃がすんじゃないぞっ!!」
いつのまにか高層ビルの屋上に追い詰められているブラウニーと科学者
「どうするんだよ!絶対大丈夫って言ったじゃないか!!」
「はいはいどーどー」
数字には強いが逆境に弱い理科系頭脳労働者のヒステリーをあやしながらブラウニーは科
学者を背負い直す
「しっかり?まっててくださいねー」
一言注意すると軽く助走をつけ無造作に空中に飛び出した
「フッ!」
落下を始める直前に鋭く腕を振り広場の反対側に立つ鉄塔に糸を放とうとしたその時
「うわわわわっ!」
ブラウニーの背中から滑り落ちそうになった科学者は慌てて手を伸ばし
むにいっ
手の平に収まりきらないボリュウムを持つ二つの膨らみを思い切り握りしめてしまった
「ウエイッ!?!」
当然のごとく空中でバランスを崩したブラウニーは科学者を背負ったまま兵士で埋め尽く
された広場に向かって真っ逆様に落下していった
続きプリーズ
「畜生、こんな所でじっとしてるとフレームの中まで腐食してきそうだぜ」
「ガマンしろ、目標の近くで人目につかない場所はここだけなんだから」
バーベリー13号とストローブ28号は首都近郊の産廃集積所に身を潜め
ブラウニーと科学者を待っていた
「それにしても遅いな」
「うむ、予定時刻を17分もオーバーしている」
「これは何かあったのかもしれんぞ?」
「とりあえず連絡入れとくか」
バーベリーは港に停泊中の貨物船(に偽装した工作船兼現地作戦本部)に通信回線を開いた
その頃ブラウニーは
「あの〜一体私をどうするつもりなんでしょうか?」
北ベトナム正規軍の捕虜になったランボーのように壁に磔にされていた
「決まってるだろう、尋問だよ。ああ普通に質問しても答えてくれないことは判ってるか
らな、手っ取り早くカラダに聞いてやる」
「ええと、一応ココは全年齢向けの板なんで…」
「心配はいらん、今から君に加えるのは―」
将校は石炭ストーブから真っ赤に刃の焼けた銃剣を取り出すと「アイデアの旅」モードに
入った富士鷹ジュビロのような笑みを浮かべた
「正統的な拷問だ」
114 :
名無しより愛をこめて:2007/03/31(土) 16:02:07 ID:bpX9BdZkO
期待あげ
115 :
名無しより愛をこめて:2007/04/05(木) 04:23:05 ID:4tkmpTtKO
>>51 どんな姿に堕ちようとも、母親となって、わが子を産んだ以上、戦いで命を落とすのをむざむざ見送る母親はいない。
美智子「子供!私の子供を返して!」
バンコーラの鞭が首に巻き付く!
バンゴーラ「うすぎたねぇ、 奴隷の分際で、ここに踏み込むとは、いい度胸だな、あぁん!?」
美智子「…私…どうなっても…いい…子供…返して…なんでもするから…」
116 :
超人機メタルダー外伝:2007/04/06(金) 02:41:01 ID:bkk6D9vUO
凱聖ゲルドリングが、美智子の顎を手で掴んで、
「なんでもするんなら、ほなしてもらおうやないか」「おい、われ!このアマ、実験ラポにつれてかんかい!」
ダムネンに美智子を、引き立て、つれていくよう命令した。
美智子「私…どうなるの?」不安が立ちこめる。
実験ラポ。
カプセルに入るよう、命令される美智子。
美智子「顔とスタイル……変えて欲しくない……」
バンゴーラ「ふざけたこと、いってんじゃねえ!」
ゲルドリング「まぁ、気持ちはワカランことないがな、心配せんども美人のままにしといたるわ」
美智子安堵の表情。
学校で一二を争う美人の美智子は卒業後、女子大に進学してTVの女子アナを目指していた。
今となっては叶わぬ夢だが……。
カプセルに緑色の液体が、注入され、満たされていく。美智子の身体を包み込み、侵食していく。
美智子は快感に打ち震えていた。
ゲルドリング「どうや……気持ちええやろが…ああん」美智子「イイ……気持ち……イイヨゥ…ハアァン」
カプセルから緑色の液体が、足元から、無くなっていく。
ハッチが開いた。
ゲルトリング「おぉ、べっぴんさんになったがや」
鏡の前に立たせる。
美智子「これが!私…なのね……」
瑞々しいピンクの肌が、今では緑の毒々しい肌に。
確かに目鼻だちは以前よりくっきり鮮やかになったが、獣人の顔である。
トカゲとの合成らしい。
体の所々が固めの鱗状のようなもので覆われている。ゲルトリング「今からお前は、軽闘士ミズルチや!がんばって奉公せいや!」
なんてセンスのない名前なんだろう。
もう元のからだには戻れない。
ミッチと呼ばれたあの頃に戻りたい。
自分の部屋で待機を命じられ、鎧を解除する。
それでも体毛に覆われているからケダモノの身体だ。部屋に掛けてあるセーラー服を着てみた。
鏡に移す。
似合わない。
怒りが込み上げ、服を引き裂いてしまった。
それから泣いた。
ゲルトリング「いつまで泣いとんや!早よう出てこいや!いてまうぞ!」
ダンゾフ「伯父貴、このアマ鞭打ちして調教した方がええんでは?」
私は鬪技場に引きずられてきた。
ファンファーレが高らかに鳴り響く。
「只今からヨロイ軍団中闘士レイラリアとモンスター軍団軽闘士ミズルチの試合を行う!」
戦う!負ければ死。
逃げ出したい!
しかし、あいつ、私を見て笑った。
レイラリア、美人だ。
ほとんど顔は元のまま。
美しいヨロイに見を包み、私を威圧する。
彼女は有名なオリンピックの新体操選手。
完全に舐められている。
悔しい。負けたくない。
試合開始の合図!
彼女の剣を受けとめ、腕をひねってやる。
いたい、いたいと泣き叫ぶからねじ切ってやった。
機械の部品が飛び散る。
サイボーグだよこいつ!
私は勝利のおたけびをあげた!
相手が中闘士なのに、自分でも良く勝てたなと思う。開始同時に口を大きく開けて、咥内にある毒袋の毒をあの娘の綺麗な瞳めがけてぶちまけてやった。
やみくもに剣を振り回すしかない状態で、よけてあとはよくリカちゃん人形を壊すように腕を逆手にねじ上げ引きちぎればいい。
私には個室が与えられた。鏡を見る。
満面の笑顔にすると口が裂けて広がってしまう。
すずやかな笑みを出来るようにしないと。
私は綺麗。
そういえばあの娘の鎧の一部をはぎ取って持ち帰った。
私のような強くて綺麗な戦士にこそふさわしく輝くのだ。
120 :
名無しより愛をこめて:2007/04/11(水) 23:54:52 ID:h3bIeHI9O
ブラウニーちゃんの続き、読みたいあげ
「諸君、突撃だ!」
「だから落ち着きなさいって!!」
「発情期かアンタは!?!」
港に停泊中の貨物船に設けられた現地司令部ではブースターに点火したICBMのように
飛び出そうとするブライディを他の軍団員が総がかりで押し留めていた
「こういう時は闇雲に動くよりもまず情報収集をですね…」
「ええい今この瞬間にもブラウニーがどんな目に遭わされているか!」
「これだからシスコンは…」
電光石火のロシアンフックが唸る
「ウォシャレ!!」
どこぞのオサレゴボウのような悲鳴をあげてマット(どこのだ)に沈むダムネン
「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ」
「この声は!?!」
「あそこだ!」
ぼおんっ!!
船倉の隅に置かれていた木箱から飛び出す黒い影
くるくる、しゅたっ!
「ワイ、参上!」
空中でトンボを切りテーブルの上に着地してどこぞの桃マスクのようなポーズを決めるゲ
ルドリング
「ひょっとしてずーっとそこで出番待ってたんスか?」
「最高にカッコイイタイミングだったやろ」
(駄目だこいつ…早く何とかしないと)
「何かいい考えがあるんですかい?」
いち早く立ち直ったガマドーンが尋ねる
ゲルドリングが隔壁に取り付けられたボタンを押すと船倉の床が開いて巨大な水槽が現れ
水中ライトの光の中で小山のような影がのそりと動いた
「こんなこともあろうかと用意しておいた重突撃モンスター『亀田くんグレートFX』や、こいつの強さは泣けるでぇ」
話題が時代の最先端を言ってますが、モンスター軍団は時空を超えたんですか?
123 :
スレ主:2007/04/14(土) 11:22:10 ID:qyeyOzLFO
復活したネロス帝国ってことでいいんじゃいですか?リクエストに答えてくれてありがとう!続けてね!
「アミバクジ〜、アミバクジ〜、押して楽しいアミバクジ〜、どれにしようか新秘孔♪」
「何80年代のローディストにしか分からないネタ振ってるんですか?」
銃剣を振り回しながらステップを踏む情報将校に壁に磔にされたブラウニーが突っ込む
「何故知ってるんだその若さで?」
「…色々とレクチャーされましたから」
【ザクとは違うのだよ】
【知っておるのか雷電!?】
【怪しさ大爆発だーっ!!】
【そう思っていた時期がオレにもありました】
【お遊戯的なことなら外でやってくんない?】
培養槽の中で誕生し自我が芽生えるまでに潜在意識に刷り込まれたトリビアの数々を思い
出し涙目になるブラウニー
「ふむ、見た目萌えキャラでも化物は化物ということだな。それにしても…」
改めてブラウニーの均整の取れた肢体に舐めるような視線を這わせる情報将校
「化物のくせに随分と男をそそる体をしてるじゃないか」
その瞳には好色な光が宿っている
「ようし、まずはそのけしからん乳から責めてやろう」
情報将校の指がたわわに実った二つの果実を申し訳程度に覆うプロテクターに掛かる
ブラウニーは思わず目を瞑った
(お兄様……!!)
覚えてる人はいるでしょうか?w
以前ライダーのSSでブレイドのSS SOMEDAY SOMEWHERE を書いた物です
現在、G3ができる前の話を滝一也を絡めたガンダム0083的なものと
ブレイドとカブトを絡めたSSを書いてます。
近々投稿できると思います
個人的にはファイズが一番すきなんですが、あれはある種完成されすぎて
いじる余地が無いのが残念ですw
カキコした際は(仕事が速く終われば22時ぐらい)、寸評宜しくお願いします
126 :
スレ主:2007/04/19(木) 00:05:47 ID:TyaPpjLrO
>>125様
訪問ありがとうございます。
自分のペースで投下して頂ければよろしいので、お願いします。
自分も体調悪いので。
127 :
名無しより愛をこめて:2007/04/20(金) 07:15:57 ID:WCpmjaQBO
みんながんばろう!
128 :
名無しより愛をこめて:2007/04/20(金) 21:46:10 ID:iVmC/opmO
ここで牙狼だめ?
129 :
名無しより愛をこめて:2007/04/20(金) 21:54:00 ID:WCpmjaQBO
>>128様
特別にOKです!
カキコおながいします。
131 :
スレ主:2007/04/20(金) 22:22:56 ID:WCpmjaQBO
132 :
無題:2007/04/20(金) 23:06:55 ID:iVmC/opmO
最終回後の設定です
夕暮時
鋼牙が何かを切り裂いた、良く見ると石像の様だ。彼ら魔戒騎士の昼の仕事である「ゲートとなりうるオブジェの浄化及び破壊」の様だ、ザルバが話してかけた「なァなァ鋼牙いくらなんでももう良いんじゃないか?そろそろ日も落ちるぜ?」
その問いかけに鋼牙は答えた「ホラーが出現してからじゃ遅いんだ」ザルバは言い返した「ホラーが出たら倒せばいいじゃないか、それとも何かァ?牙狼の称号を持つ者でもやっぱりホラーが怖いのか?」鋼牙が呟いた「…黙れ」「ん?なんか言ったか?鋼牙」
「黙れ!ザルバ!!!」普段冷静を保っている鋼牙が我を忘れ怒った、だが次の瞬間、鋼牙は我に帰った。
「すまないついカッとなってしまった。」「でも…ホラーが出て来てしまっては遅い場合もあるんだ…」
やはり鋼牙の中では、あの事が吹っ切れてない様だ。
133 :
名無しより愛をこめて:2007/04/20(金) 23:08:42 ID:iVmC/opmO
>>130ですが
我ながら文才ねぇっすね
もし読みたくない人いたら辞めるんで
改行位置をもう少し増やすと読みやすいです。
内容自体は問題ないかと。
あの事、それは カオルの事だった。
鋼牙は自分のせいでカオルにホラーの血を浴びせてしまった事を今も引きづっていたからだ、だから日が暮れるまでゲートとなりうるオブジェを破壊してきたのだ。同じ過ちを繰り返さないために…
ザルバが言った
「鋼牙俺も悪かった、」「もしかしてイヤな事でも思い出しちまったか」以前の記憶のないザルバにとっては皆目見当のつかないだろう
「大丈夫だ、」鋼牙は言った。
そうして邸宅に戻ろうとした、その時。
「ん?」「鋼牙、ホラーの気配だ意外と近いぞ。」
「どっちの方角だ。」鋼牙が聞いた。
「西の方だな」「急ぐぞ、ザルバ」
鋼牙はホラーの気配のする方角へ走った。
「あの〜、ホントにもう大丈夫ですから…」
「無理するな、まだ満足に動ける状態じゃないだろう」
しきりに恐縮するブラウニーを背負い夜の公園を行くブライディ
変態情報将校の毒牙にかかるところだったブラウニーは間一髪のところで突入してきたモ
ンスター軍団に救出され無事脱出を果たしたものの地上100メートルからの落下のダメ
ージは軽くはなかった
「後で精密検査受けとけよ、いくら俺達が死に難いといっても強化細胞の自己修復能力に
も限界がある」
「うきゅぅ……」
気恥ずかしさから珍妙な呻きをあげ黙り込んでしまうブラウニー
二人の背後では囮として官庁街に放たれた「亀田くんグレートFX」と防衛軍の戦車隊と
の戦闘で発生した火災が夜空を赤く染めている
「実を言うとアレはまだ試作品でなあ、闘争本能に火が点くと制御不能になるんや。まあ
適当なトコで体内に仕込んだ反物質爆弾作動さして周囲1キロ対消滅させるさかい無問題
や」(ゲルドリング談)
やがて安心したのかブライディの背中に体を預け規則正しい寝息を立て始めるブラウニー
「背中に押し付けられる二つの膨らみの柔らかな感触、首筋にかかる甘い吐息。実の妹に
『女』を感じ動揺を隠せないヒロシであった…」
いつのまにか並んで歩きながらビデオ撮影をしているダムネン
マイク片手にナレーションを入れるザケムボー
ブライディはブラウニーをベンチに寝かせると無言で跳躍
キリモミ回転しながら急降下し二人の顔面にコークスクリューアイアンクローを叩き込んだ
「「ウギャーッ、キン肉マーン!!」」
137 :
無題:2007/04/21(土) 12:26:41 ID:WHxj3ffmO
「ホントにこの辺なのか?」鋼牙は言った、
「あぁ間違いないぜ」ザルバが答えた。
だが着いた所は大型水族館。
夜なので人気(ひとけ)もない、
鋼牙が怪しむのも無理はない。
鋼牙は閉まっている入口の門をよじ登り水族館に入った。
「ホラーはどこにいるんだ」鋼牙が聞いた
「右の方だ、」「気を抜くなよ、鋼牙」ザルバが言った、
鋼牙はザルバの言うとおりに歩いた、
「ここだぜ鋼牙」ザルバが言った
「ほぅ、こんな所にホラーがいるというのか?」鋼牙がおちょくる様に言った
それもそのはず、そこは水族館のステージ、昼間にはアシカだがイルカのショーをやっている様なステージだ
「ふざけてるのか?」鋼牙が少々怒りまじりで言った。
「まぁまぁ、落ち着けって」「いかなる所に陰我はある、陰我ある所に必ずホラーはいる」ザルバは答えた。
「そうだな、…すまない」落ち着いた声で鋼牙が言った
「ん?」ザルバが何かに気付いた
「今回のホラー、ちょっと手強いぞ、鋼牙」ザルバが真剣な声で言った。
138 :
スレ主:2007/04/22(日) 07:01:43 ID:10RzqcztO
>>137様
がんばって書き続けて下さい。
普通レスか一つ位帰ってくれば上出来です。
一言暴言が書き込まれても、スルーすればOK。
アドバイスは真摯に受けとめ次の作品に生かしましましょう。
自分が表現したいモノと、世界を追求しましょう。
139 :
名無しより愛をこめて:2007/04/22(日) 20:10:50 ID:gNiEe431O
「ブクブクブクブクッ!!」
突然プールから無数の気泡が発生する、身構える鋼牙。
プールから何かがゆっくり宙に浮かんできた。
イカいや蛸の様だ
「鋼牙、こいつァおそらく、アカデウスだ」「ヤツの目だけは絶対に見るな」
ザルバが早口で言った。
鋼牙は首を縦にゆっくり振った。
「バタンッ」
ステージ脇のドアが開いた。
>>138 わかりました。少しずつですが頑張って書きます。
なので皆さん長い目で見てくれればと思います
140 :
無題:2007/04/22(日) 23:49:54 ID:gNiEe431O
ステージに入って来たのは50代くらいの白髪の老人だった。「おやこんな時間に珍しいですな」穏やかの声で話しかけてきた。
だが鋼牙が腰に提げてるものを見た瞬間、人の良さそうな顔が憎しみに歪んだ。「貴様、魔戒騎士カ!!」老人この世のものとは思えない声で言った、「そうだと言ったらどうする」鋼牙は言った。
「殺ス!!」
そう言った瞬間、老人の下に宙に浮いた蛸が寄って行った。
そしてその蛸が老人を頭から喰らって行く
「バキッ」「グシャッ」グロテスクな音が水族館に響きわたる
喰らい終わった時、蛸は見る見るうちに姿を変えていった。
蛸の頭の模した頭、烏賊のような白き体、そして鞭の様な長い腕。
だがザルバが言ってた「目」は何処にもない。
「シネェェッ!!」
アカデウスは鋼牙を指差して言い放ち、鋼牙に向かい突進してきた。
だが鋼牙は造作もなく避ける。
「ドスンッ!!」 ステージの壁にアカデウスが激突し、大きな亀裂が走る。
闘いのさなか
鋼牙はふと疑問に思った。「眼なんてない、ザルバが別のホラーと間違えたのか?」わずかに心が乱れる。
腰の魔戒剣が僅かだが重くなる。
141 :
名無しより愛をこめて:2007/04/26(木) 06:58:38 ID:6Geccza+O
落としたくないのであげ
142 :
無題:2007/04/27(金) 01:48:51 ID:u1dpIAHkO
そして鋼牙は魔戒剣で天を裂き、鎧を召喚した。
143 :
無題:2007/04/27(金) 02:11:21 ID:u1dpIAHkO
うす暗い水族館のステージ上に金色の魔戒騎士「牙狼」が姿を現した。
鎧を召喚した次の瞬間、牙狼は地面を蹴り天高く跳び、アカデウスの頭上をとった。
アカデウスは頭をぶつけたからか、ふらついている様だ、
「もらった。」
牙狼が確信したその時だった、突然アカデウスが牙狼の方を向いたのだ、そしてアカデウスの口が開いた。
「ギロッ」
そこには黄色く光る「眼」があった。
眼があってしまった牙狼
しまったと思う暇なくアカデウスとの間合いをとる為退く牙狼。
「グアァァ」
アカデウスの眼を見た途端、牙狼の様子がおかしくなった。
脳裏に嫌な思い出が甦る
大河の死
邪美の死
そして、 カオルに返えり血を浴びせた事が常に過る。
鎧がこの世の物とは思えない程重くなる。
某スレで書いたオリジナルイマジンが好評だったので、一本…
電王ネタをシナリオ形式で行きます。
○病室
ベッドの中で本を読んでいる少女・美悠羅(みゆら)。
看護師「田中さん、体の調子はどう?」
美悠羅「ええ…何とか起きるくらいは」
看護師「そう…無理しちゃダメよ?」
美悠羅「ありがとうございます」
看護師「少しでもおかしいところがあったら、呼んでね?」
去っていく看護師を見つめ、ため息をつく美悠羅。
そんな彼女の背後に砂となったラビットイマジンの姿が。
ラビットイマジン「…あなたの望みを言って…」
美悠羅「…(驚いて振り向き)あなた、誰!?」
ラビットイマジン「どんな願いでも叶えてあげる。ただし…」
オーナー「時の列車、デンライナー…次の駅は、過去か未来か…」
♪時間の波をつか〜まえて〜 今すぐにy(略)
○デンライナー車内
コーヒーを作るナオミ。その前ではモモタロスとウラタロスがコーヒーを待っている。
ナオミ「はーい、コーヒーお待たせしました☆」
モモタロス「サンキュ!(コーヒーを受け取ろうとするがウラタロスに横取りされる)」
ウラタロス「ありがと♪ナオミちゃんのコーヒーはいつも美味しいねぇ」
モモタロス「だあっ!?て、てめぇ…そのコーヒーは俺んだぞ!」
ウラタロス「今は僕の手の中にあるんだから、僕のだよ」
モモタロス「そんな理由があるかっ!!コーヒー返せ!(ウラタロスにつかみかかる)」
ハナ「…まったく、あんた達何やってんのよ!」
モモタロス「げっ、ハナクソ女…」
ウラタロス「これはこれはハナさん…」
ハナ「ったく…あんたたちイマジンって何でそうバカばっかりなのかしら」
ウラタロス「バカだって…随分な言われようだね?」
モモタロス「なっ…て、てめぇにも言ってるんだよ!」
ハナ「ハァ…あんたもいい加減起きなさい!(寝ているキンタロスの頭を叩く)」
キンタロス「…フガッ…な、なんや?」
ハナ「何でもないわよ…(と、ハナの携帯に着信が)はい、もしもし…」
○病院
病院の外から電話をかけている良太郎。
良太郎「あ、ハナさん…実は今、病院にいるんですけど…」
ハナ(声)「どうしたの!?またケガでもした?」
良太郎「いえ、そうじゃなくて…
最近、病院からお医者さんが次々に連れ去られてるみたいなんです」
ハナ(声)「何ですって…もしかして、イマジン?」
良太郎「多分…ハナさんにも調べるのを手伝ってほしいんです」
ハナ(声)「わかった。今からそっちに行くわ」
携帯が切れる。と、良太郎の後ろから尾崎の姿が。
尾崎「良太郎く〜ん♪ここにいたんだね!!」
良太郎「あ、尾崎さん…情報教えてくれて、ありがとうございます」
尾崎「いいっていいって、何てったって良太郎君の頼みだも〜ん☆」
良太郎「は、ハァ…」
尾崎「また何かあったら呼んでくれたまえ。それじゃ…シーユー!」
去っていく尾崎と入れ替わりにハナが現れる。
ハナ「お待たせ。それじゃ、行きましょ?」
良太郎「(頷き)こっちです」
○病室
辺りを見渡し、中の様子を伺う良太郎とハナ。
ハナ「まずは、入院してる人達から情報を集めてみない?」
良太郎「そうですね…あの、ちょっといいですか?」
美悠羅「はい?」
ハナ「最近お医者さんが失踪する事件が起こっているの。何か知らない?」
美悠羅「失踪、ですか?(少し間を置き)さあ、私は何も…」
ハナ「イマジンっていう怪物の仕業かもしれないの。
もしかして、既に誰かと契約してるかも…」
看護師「(後ろから二人に声をかけ)何してるんですか!!」
良太郎「え、えっと…その…」
ハナ「ちょっと、面会に…」
看護師「田中さんは重病だから、面会はお断りしているはずです!」
良太郎「そ、そうなんですか…すいません…」
美悠羅「いいんです。あの…イマジンというのはよく分かりませんけれど…
もしよかったら、また来てください♪」
良太郎「は、はい…ありがとうございます…(一礼して去っていく二人)」
看護師「(やれやれとため息をつき、美悠羅に布団をかける)誰かとお話したい気持ちは
分かりますけど…もう少し自分の体を大事にしてください」
美悠羅「すいません…」
看護師「これでよし、と…それじゃ、また後で来ますね」
美悠羅「はい…」
一人残され、布団をかぶって考え込む美悠羅。
美悠羅「あの人たちが言っていたのって、もしかして…
(ラビットイマジンの姿がフラッシュバックされるが、慌てて首を振り)
まさか…ラビちゃんがそんな事するわけないよ…」
○病室(美悠羅の回想)
ラビットイマジン「…あなたの望みを言って…」
美悠羅「…(驚いて振り向き)あなた、誰!?」
ラビットイマジン「どんな願いでも叶えてあげる。ただし…」
美悠羅「本当?だったら、お願いがあるの…」
言い終える前にラビットイマジンの手を取り、目を輝かせる美悠羅。
ラビットイマジン「な、何なの急に…」
美悠羅「私…今の病気を治したいの。元気になれば、外に遊びに行く事も出来るし、
友達だっていっぱい作れると思う。だから…」
ラビットイマジン「それが貴女の望みね…?」
美悠羅「…でも、無理よね。もう何年も治療を受けてるのに、全然良くならないんだもん…」
ラビットイマジン「貴女の望み…確かに聞いたわ?(砂のような体から実体化する)」
美悠羅「えっ…で、でもどうやって…」
ラビットイマジン「言ったはずよ。『どんな願いでも叶えてあげる』って」
美悠羅「嬉しい…ありがとう!!(ラビットイマジンに抱きつく)
ラビットイマジン「なっ…ちょ、ちょっと…」
美悠羅「あなた、お名前は…?」
ラビットイマジン「わ、私に名前なんかないわよ…」
美悠羅「それじゃあ、私がつけてあげる」
ラビットイマジン「えっ!?」
美悠羅「うーんと…ウサギみたいだから…ラビちゃん!!」
ラビットイマジン「ら、ラビちゃん!?」
美悠羅「そう、ラビちゃん。私、美悠羅。よろしくね!」
ラビットイマジン「…」
驚くラビットイマジンとは対照的に嬉しそうな笑顔を見せる美悠羅。
○病室(回想空け)
美悠羅「ラビちゃん…(眠りにつく美悠羅)」
窓から空がアップになり、そこからカメラがミルクディッパーへと移る。
○ミルクディッパー
良太郎とハナにドリンクを渡す愛理。
愛理「はい、どうぞ…ハナちゃんにはストロベリーミックス。良太郎には黒ごまジュースね」
ハナ「ありがとうございます」
愛理「いいのよ…ゆっくりしてってね?(カウンターに戻る)」
ハナ「結局、何の情報も得られなかったね…」
良太郎「うん…」
ハナ「どうしたの?何か考え事?」
良太郎「うん…あの田中って人の事が気になったんだ」
ハナ「確かに怪しいわね…でも、相手が相手なだけに正攻法は難しいかも…」
良太郎「…いい考えがあるよ」
ハナ「?」
良太郎「一度病院に戻ろう…(席を立つと、カウンターの愛理に声をかける)ちょっと、出かけてくるね」
愛理「あら、もうお出かけ?」
良太郎「うん…ちょっと、病院にね」
愛理「はーい…晩御飯までには帰ってくるのよ?」
○病室
壁に叩きつけられる医師。
医師「うわああ!!」
ラビットイマジン「どういう事?あなた、医者なんでしょ?」
医師「あ、ああ…だが、この子の体はもう良くならない…」
ラビットイマジン「どうして…良くない体を何とかするのが医者の仕事でしょ!」
医師「無理だ…この子の体は、癌細胞に犯されている…」
ラビットイマジン「だったら、その場所を取り除けば…」
医師「この転移率は、常人なら死んでいてもおかしくない…もし患部を取り除いたりすれば、体のほとんどを失うことになる」
ラビットイマジン「くっ…だったら消えて!!(長く伸びた耳で医師の首を絞め殺す)」
医師「ぐっ…ぐおおおお…(息絶え、粉々に砕け散る)」
ラビットイマジン「…これで10人目か…」
美悠羅「んっ…ううん…(目を覚ます美悠羅)」
ラビットイマジン「…美悠羅…」
美悠羅「あれ、ラビちゃん…いつ来てたの?治してくれる人、見つかった?」
ラビットイマジン「…まだよ…(目を反らす)」
美悠羅「そっか…(ラビットイマジンの手の上にそっと自分の手を重ね)あのね、ラビちゃん…一つ、聞いてもいいかな?」
ラビットイマジン「…何?」
美悠羅「(ラビットイマジンの目を見つめ)ラビちゃんは、イマジンじゃないよね?お医者さん達をさらったりしてないよね?」
ラビットイマジン「…っ!!あ、当たり前でしょ…」
美悠羅「良かった…ねえ、ラビちゃん…」
ラビットイマジン「何…?」
美悠羅「私の友達になってくれる?」
ラビットイマジン「…えっ?」
美悠羅「私、ずっと病室にいたから、友達なんて作ったことなくて…だから、ラビちゃんがお友達になってくれたら嬉しいな」
ラビットイマジン「…私が?」
美悠羅「うん…(不安そうな顔で)迷惑、かな?」
ラビットイマジン「(少し考え)ううん…そんな事ないよ…」
美悠羅「(パアっと笑顔になり)ありがとう!!じゃ、私達ずっと友達でいようね!!」
ラビットイマジン「ハイハイ…」
美悠羅「(指きりをし)約束だよ!ずっと友達だからね!」
ラビットイマジン「…わかった。ずっと友達ね」
美悠羅「(安心したのか力が抜け、倒れる)よ…かった…」
ラビットイマジン「ちょ、ちょっと!大丈夫!?」
美悠羅「大丈夫…少し眠くなっただけだから…」
ラビットイマジン「じゃあ、寝てなきゃダメよ…」
美悠羅「ありがとう…ラビちゃん…(寝息を立てる)」
ラビットイマジン「(眠っている美悠羅の顔を見)バカ…あたし…イマジンなんだよ?」
○病院・玄関
病院の前をキョロキョロしながら歩いている三浦。
三浦「おっかしいなぁ…良太郎君がここに来てるって愛理さんに聞いたんだけど…
あっ!(良太郎の姿を見つける)良太郎君にハナちゃん…こんな所で何してるんだろう…」
様子を見ようと物陰に隠れる三浦。それに気づかず現れる良太郎とハナ。
ハナ「どうするつもりなの?
良太郎「まあ、見てて…ウラタロス、頼んだよ」
ウラタロス(声)「了解♪(良太郎に憑依する)」
良太郎の髪に青いメッシュが入り、メガネ姿のクールなイメージに。
U良太郎「千の偽り、万の嘘…僕に釣られてみる?」
ハナ「きめ台詞はいいから、早く中に入るわよ」
U良太郎「釣れないなぁ、ハナさんは…まあ、困難な獲物ほど釣りは楽しくなるしね♪」
ハナ「…誰が獲物よ!!(U良太郎の頭を叩く)」
U良太郎「ヤレヤレ、相変わらず乱暴だなぁ…」
ハナ「いいから早く!イマジンを探すわよ!」
病院の中に入る良太郎達。頃合を見計らい、物陰から出てくる三浦。
三浦「い、今…良太郎君、変わったよね…?」
○病院・廊下
ハナ「美悠羅ちゃんの病室は、確かこっちのはず…
(向こうから歩いてくる看護師に気づき)ヤバい!!」
看護師「またあなたたちね!今度は一体何の用なの!!」
U良太郎「…先ほどはお騒がせしてすみませんでした、マドモワゼル?」
看護師「まっ、マドモワゼル?」
U良太郎「咲いたばかりの百合のようなあなたの繊細な心に気づかず、数々の非礼を働いてしまったなんて…僕はなんて罪深いんでしょう」
看護師「そ、そんな百合のようだなんて…」
U良太郎「本当の事ですよ…お詫びと言っては何ですが、これを…
(胸ポケットから一輪の花を取り出し)」
看護師「まっ、綺麗な花…」
U良太郎「喜んで頂いて光栄です。それでは…(看護師にウインクをする)」
看護師「まあ〜…」
メロメロになる看護師を尻目に、急いで病室に向かう二人。
ハナ「よくあんな白々しいセリフが吐けるわね…」
U良太郎「ああいう異性に慣れてない人には、あれくらいの言葉が丁度いいんだよ。さて…美悠羅ちゃんはこの部屋かな?」
○病室
ハナ「美悠羅ちゃん!!(病室に入ると、枕もとに立つラビットイマジンの姿に気づき)やっぱり…イマジンのしわざだったのね!!」
ラビットイマジン「…電王か。さすがね、ここに入って来れるなんて」
ハナ「美悠羅ちゃんをどうするつもり!?」
ラビットイマジン「あんたたちが知る必要はないわ…ここで死ぬんだからね!!」
爪からカッターを飛ばすラビットイマジン。間一髪で避けるハナ。
ハナ「良太郎、変身よ!!」
モモタロス(声)「ちょーっとまったぁ!!」
ウラタロスを追い出し良太郎に憑依するモモタロス。
良太郎の目が赤くなり、髪にも赤いメッシュが。
M良太郎「最近出番がねぇんだ!一暴れさせてもらうぜ!」
ハナ「何でもいいから早く変身して!!」
M良太郎「わーってるって!!(デンオウベルトを取り出し)変身!!」
ベルトを腰につけ、赤いボタンを押す良太郎。
電子音が鳴り、プラットフォームからソードフォームへ変身する。
電王「…俺、参上!!」
ラビットイマジン「くっ…(窓ガラスに飛び込み、外へ逃げる)」
電王「逃がすかっ!!(ラビットイマジンを追う)」
○道路
路上に着地するラビットイマジンと電王。
電王「行くぜ!!(急降下とともにパンチ)」
ラビットイマジン「はっ!!(後ろに避けると、バックスピンキックで顎を蹴り上げる)」
電王「ぐわっ!!」
ラビットイマジン「やあっ!!(続いて二度、三度と耳を突き刺してゆく)」
電王「ぐっ…やるじゃねえか…」
ラビットイマジン「当然よ…あたしは、負けるわけには行かないの!!」
電王「てぇした自身だな…だけど、負けられねぇのは俺も同じだぜ!」
腰のデンガッシャーを組替え、ソードモードにする電王。
電王「行くぜ!俺の必殺技…パート1’!!」
ラビットイマジン「きゃああっ!!くっ…(切り付けられてよろめくがそのまま逃げる)」
電王「あっ、待ちやがれ!!(追いかけるが、見失う)ちっ…どこに行きやがった…」
変身を解き、モモタロスが帰ってゆく。あとには呆然とした表情の良太郎が。
ハナ「良太郎、大丈夫…!?」
良太郎「うん…でも、イマジンを見失っちゃった…」
ハナ「そっか…でも契約者は誰か分かったから、明日また美悠羅ちゃんの所に行こう」
良太郎「…うん…(どこか浮かない顔の良太郎)」
○病室
ベッドで一人絵を書く美悠羅。スケッチブックには美悠羅とラビットイマジンの似顔絵が。
美悠羅「ラビちゃん…喜んでくれるかな?(絵を抱きしめ、眠りにつく美悠羅)」
枕元に現れ、眠っている美悠羅を見つめるラビットイマジン。
−続く−
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1177070287/ スレの19の設定を元に書いてみました。
好評だったら続きを書きます。
GJ! 早く続きが読みたいです。
157 :
名無しより愛をこめて:2007/05/04(金) 02:32:25 ID:2Qc5GrFiO
読みたいあげ
158 :
名無しより愛をこめて:2007/05/05(土) 21:51:46 ID:yuUG4vHF0
159 :
モモタロス侍:2007/05/06(日) 22:09:39 ID:I6Atox4c0
「なんでこーなるのよ!!」
高寺美冬(14才・中二)はこの世の理不尽に対して叫んでいた
美冬の背後には失神したクラスメイト
目の前にはクラスメイトを、そして今は親友の危機を目にして後先考えずに飛び出してしまった
美冬をも殺そうとしているコウモリをモチーフにした日曜朝の特撮番組に出て来るような怪人
(さ〜困ったな、死にたくなけりゃ俺様と契約するしかないぜ)
面白がっているとしか思えない内なる声にハラワタを煮えくり返らせ
とりあえずやり場のない怒りを目の前のコウモリ怪人にぶつけることにする
「変身!!」
160 :
名無しより愛をこめて:2007/05/07(月) 07:37:27 ID:GHh0y33dO
期待あげ
161 :
19:2007/05/07(月) 16:49:43 ID:ZI3ms4Pb0
お待たせしました。
ラビちゃん編の続き書きます。
>158
そういえば、かぐや姫とウサギって直接の関係はないですよね^^;
ということで、因幡の白兎がモチーフという事にします。
○病室
壁に叩きつけられ、消滅する医者。
医者「ぐおおおっ…」
ラビットイマジン「この人もダメ…もう、どうしようもないの…?」
力なくへたり込むラビットイマジン。振り向き、眠っている美悠羅の姿を見る。
ラビットイマジン「でも、諦めるわけにはいかない…願いを叶えるのが、あたしたちイマジンの役目だから。
(美悠羅の頬を撫で)待ってて、美悠羅ちゃん…」
部屋を後にするラビットイマジン。月をバックにジャンプし、ビルとビルの隙間を飛んでゆく。
ラビットイマジンの顔がアップに。
ふと目を覚まし、辺りを見渡す美悠羅。
美悠羅「ラビちゃん…?」
気づかれないよう、砂の姿で美悠羅の後ろに立つラクーンイマジン。
ラクーンイマジン「ふふふ…」
オーナー「時の列車デンライナー…次の駅h(以下略)」
♪時k(以下略)
162 :
19:2007/05/07(月) 16:50:36 ID:ZI3ms4Pb0
○デンライナー車内
椅子に座る良太郎とハナにコーヒーを出すナオミ。
ナオミ「お待たせしました♪コーヒーです!」
ハナ「ありがとう…(ナオミからコーヒーを受け取り)美悠羅ちゃんの事、
もっと調べるつもり?」
良太郎「うん…でも、あの子が何を契約したかは何となく分かるよ。病気になった人なら、普通は『病気を治して』とか『元気になりたい』とか、
そういう事を願うと思うんだ…」
ハナ「そうね」
良太郎「だから、あのイマジンは田中さんの病気を治すためにお医者さんをさらってるんじゃないかな?」
ハナ「うーん…身勝手なイマジンがそこまでするとは思えないけど…」
オーナー「私は大いにありえると思いますがね」
扉が開き、オーナーが入ってくる。
良太郎「オーナーさん…」
ハナ「でも…相手はイマジンですよ?」
オーナー「確かに、相手はイマジンです。(席につくとナオミからチキンライスをもらい、スプーンで少しずつライスを崩している)
でも、イマジンにもいろんな人がいますからねぇ…
そこで寝ているキンタロス君だって、
自分の為ではなく他人の為に動いていたではないですか。」
キンタロス「ぐうううう…(寝ている)」
ハナ「そ、それはそうだけど…」
オーナー「…良太郎君の考えが正しいのかどうか、私も興味があります。
ここは一つ、自分たちの目で確認してみるのはいかがですか?」
良太郎「オーナーさん…ありがとうございます!!!」
オーナー「私は何もしてませんよ…(チキンライスをすくい取るが、
上に乗った旗を倒してしまう)ああっ…!!」
163 :
19:2007/05/07(月) 16:51:57 ID:ZI3ms4Pb0
○病室
絵を見つめながらベッドに横になる美悠羅。そこに派手なメイクの看護師が入ってくる。
看護師「田中さーん、検温の時間よ♪」
美悠羅「(驚きながら体温計を受け取る)は、はい…」
看護師「うふふ、私の美貌に見とれちゃった?」
美悠羅「え、ええっと…」
看護師「隠さなくていいのよぉ♪この白百合みたいな顔を見たら、誰だって見とれちゃうわよねぇ…」
美悠羅「は、はぁ…」
看護師「まあ、大人の貫禄ってやつかしら?オホホホ…」
二人が話している様子を扉の向こうで伺う良太郎とハナ。
ハナ「何あれ…白百合っていうか…食虫植物みたい…」
良太郎「ウラタロスのせいでとんでもない事になっちゃったね…」
ハナ「でも、あの看護師さんを油断させるにはウラタロスがいないとダメなんでしょ?」
良太郎「そうだね。ウラタロ…」
看護師「はい、これ今日のお薬。こっちは頭が痛い時以外は飲まなくていいからね?」
ハナ「…やばい!!」
○デンライナー車内
キンタロス「んっ…!?飲まなくていい…飲まなくて…ノマナクテ…ナクテ…ナク…泣くぅ!?(ガバっと目を覚ます)」
164 :
19:2007/05/07(月) 16:54:38 ID:ZI3ms4Pb0
○病室
良太郎に憑依するキンタロス。髪に黄色いメッシュが入り、気合の入った目つきに。
K良太郎「…泣けるでぇ!!」
ハナ「ちょ、ちょっと…何であんたが来るのよ…」
K良太郎「ええから任しとき!!(ズンズンと病室に入っていく)」
看護師「んまっ…良太郎さぁん…今日も私に会いに来てくれたのね♪」
K良太郎「んん!?何やお前、ごっつい化粧しとるのぉ…」
看護師「えっ…?」
K良太郎「ホラ、これで拭いとき!(紙を渡す)」
看護師「まっ、優しいのね…それじゃ、メイクを落としてこなくちゃ…(病室を後にする)」
病室を後にする看護師。いなくなったのを見計らい、物陰から出てくるハナ。
ハナ「まあ…あの看護師さんはいなくなったし、結果オーライ…かな?」
美悠羅「あ、あの、良太郎…さん?」
K良太郎「おお、ちょうどええ…お前に聞かなあかん事があるんや」
美悠羅「聞きたい事…?」
K良太郎「そうや。あのウサギみたいなイマジンの事なんやけど…」
美悠羅「ラビちゃんは悪い人じゃないよ!私の友達だもん!」
ハナ「イマジ…ラビちゃんは、美悠羅ちゃんの事何て言ってたの?」
美悠羅「ラビちゃんも友達でいてくれるって…だから私、ラビちゃんにこれを渡すんだ!」
ベッド脇から絵を取り出し、二人に見せる美悠羅。
ハナ「これは…」
美悠羅「あんまり上手じゃないけど…私とラビちゃんの似顔絵!」
K良太郎「そうか…よっしゃ、ワイがそのラビちゃんにこの絵渡しとくわ!」
美悠羅「本当!?」
K良太郎「ああ。ラビちゃんも今ごろ、ワイの連れに会ってるはずやしな」
ハナ「連れって…誰を行かせたの?まさかバカモモ?」
K良太郎「いや…行ったのはあのダンス野郎や」
ハナ「てことは、もしかして…」
165 :
19:2007/05/07(月) 16:55:40 ID:ZI3ms4Pb0
○ビルの屋上
屋上に腰掛け、沈む夕日を見つめるラビットイマジン。
ラビットイマジン「これだけ探しても、見つからないか…」
リュウタロス「隣、座るよ?答えは聞いてないけど…
(砂の姿のまま、ラビットイマジンの隣に現れ)」
ラビットイマジン「…(顔を背ける)何よ、あんた…」
リュウタロス「えっと、よくわかんないけど…ボク、君を『セットク』するんだって。良太郎に頼まれちゃった。」
ラビットイマジン「…何それ…あたし、契約が終わるまで諦めないからね」
リュウタロス「…どうして?」
ラビットイマジン「だって…それがイマジンの使命だから…
あたし達イマジンには、このやり方しかないのよ…」
リュウタロス「そうかな…ボクはそう思わないけどなぁ…」
ラビットイマジン「…どういう意味よ…」
リュウタロス「あ、そうだ…良太郎から頼まれてた事、言わなくちゃ…(懐からメモを取り出し、読む)
『これしかないなんて考えずに、いろいろやってみようよ。
一人じゃ無理でも、みんななら何とか出来るかもしれないから…』だって」
ラビットイマジン「あいつ…(俯く)」
リュウタロス「とにかく、用件は伝えたよ。それじゃ、ボクもう行くね。」
去ってゆくリュウタロス。後に残されたラビットイマジン。
ラビットイマジン「あたし…どうすればいいの…?」
166 :
19:2007/05/07(月) 16:57:03 ID:ZI3ms4Pb0
○病室
一人、ベッドで考え事をしている美悠羅。
美悠羅「良太郎…ラビちゃんに絵渡せたかな?」
寝返りを打つと、目線の先にラクーンイマジンの姿が。
ラクーンイマジン「お前の望みを言え…どんな願いでも叶えてやろう…」
美悠羅「えっ…ど、どういう事…!?」
ラクーンイマジン「契約したイマジンの心に揺らぎが生じている…
今なら、俺がそいつの代わりに望みを叶えてやるぞ?」
美悠羅「本当…?」
ラクーンイマジン「ああ…お前の望みは何だ?病気を治してほしいか?」
美悠羅「ううん…違うの。あのね…ラビちゃんを止めて!」
ラクーンイマジン「了解だ…ククク…(実体化し、消える)」
○デンライナー
杖をついて考え事をしているオーナー。
オーナー「(突如目を見開き)これはいけません…一人の人間に二人のイマジンが
ついてしまったようです」
ナオミ「二人のイマジンがつくと、どうなるんですか?」
オーナー「特異点でない人間にイマジンが二人以上つくと…
時の運行が大幅に乱れてしまいます。つまり…」
ナオミ「…つまり?」
オーナー「放っておけば時間も空間も捻じ曲げられ…
取り返しのつかない事になるかもしれません」
ナオミ「そんな…どうすればいいんですか?」
オーナー「どちらかのイマジンが消滅するか…契約を諦めればいいのですよ。
ただし、諦めた方のイマジンは永久に時空の間をさまよう事になりますがね…」
167 :
19:2007/05/07(月) 16:58:40 ID:ZI3ms4Pb0
○ビルの屋上
立ち上がり、美悠羅の下へ戻ろうとするラビットイマジン。そこにラクーンイマジンが立ちはだかる。
ラビットイマジン「あんたは…!?」
ラクーンイマジン「悪いなぁ、お前の命をもらいにきたぜ!!」
手にしたトンファーでラビットイマジンに切りかかるラクーンイマジン。
ラビットイマジン「ぐっ…(間一髪の所で避け、爪のカッターを飛ばす)」
シャークイマジン「ムダだ!!(トンファーでカッターを叩き落す)」
ラビットイマジン「な、何ですって…」
シャークイマジン「ぬうん!!(トンファーを振り下ろすと、衝撃波がラビットイマジンを襲う)」
ラビットイマジン「きゃああっ!!」
倒れこむラビットイマジン。ラクーンイマジンが一歩一歩近づいてくる。
ラクーンイマジン「とどめだ…」
K良太郎「待てぇいっ!!!」
ラクーンイマジン「だ、誰だ!!」
ラクーンイマジンの目線の先には、K良太郎とハナの姿が。
K良太郎「俺の強さにお前が泣いた…涙はこれで拭いとき!!」
降ってきた紙ふぶきをラクーンイマジンに投げつけるK良太郎。
ラクーンイマジン「ふざけやがって…くたばれぇ!!(口から火を吐く)」
ハナ「良太郎、危ないっ!!!」
K良太郎「…変身!!(黄色のボタンを押し、アックスフォームに変身)
…むぅん…(炎をツッパリで受け返し、首を鳴らす)」
168 :
19:2007/05/07(月) 16:59:51 ID:ZI3ms4Pb0
ラクーンイマジン「な、何だと…!?」
電王「(デンガッシャーを斧に組替え、振り下ろす)むうぅぅん!!」
ラクーンイマジン「ぐおおっ!!!」
電王「むん!!ふんっ!!」
ラクーンイマジン「な、何故俺ばかりを攻撃する…あのウサギ女はどうでもいいのか?」
電王「あいつは…美悠羅の友達や」
ラクーンイマジン「それがどうした…」
電王「美悠羅があいつの帰りを待ってるんや…だから、俺はあいつを敵とは思いたない!」
ハナ「キンタロス、あんた…」
ラビットイマジン「…っ…(顔を俯け)」
ラクーンイマジン「ふざけた事を…っ!!!!(トンファーで電王の斧を弾き飛ばす)」
電王「ぬおっ!?(よろめく電王)」
ラクーンイマジン「邪魔が入ったが…次は必ず始末する!!(逃げるラクーンイマジン)」
K良太郎「ぬう…(変身を解く)」
ハナ「ちょっと、大丈夫…?(ラビットイマジンに駆け寄り、肩を貸す)」
ラビットイマジン「…あんた達、どうしてあたしを…」
ハナ「あんたはイマジンだけど…悪い奴じゃないって良太郎が言うからね」
ラビットイマジン「良太郎って…あの電王の子が…」
ハナ「勘違いしないで、私はまだあんたを信じたわけじゃないからね。イマジンなんて信用できないわ」
ラビットイマジン「フン、こっちから願い下げよ。私達だって人間なんて信じてないわ」
ハナ「何ですって…!」
にらみ合うラビットイマジンとハナ。そこに割って入るK良太郎。
K良太郎「よっ…と、邪魔するで」
169 :
19:2007/05/07(月) 17:00:55 ID:ZI3ms4Pb0
ハナ「な、何してんのよ…こっちにお尻向けないで…」
K良太郎「おお、ハナか。気づかんかったわ。それより…お前、
今人間を信じてないって言うたな」
ラビットイマジン「…言ったわ。私達イマジンから見たら人間だって同じよ。
どいつもこいつも自分勝手な願いばっかり。他人の事なんて全然考えてないじゃない」
K良太郎「ほんならこれ見てみぃ…」
ポケットから紙を取り出し、ラビットイマジンに渡すK良太郎。
ラビットイマジン「何よこれ…(紙を受け取り)」
K良太郎「ええから、開いて見てみぃ」
紙を開くラビットイマジン。だが、中には何も書いてない。
ラビットイマジン「!?」
K良太郎「ま、間違うた…こっちは俺が普段持ち歩いてる紙や…」
ハナ「バカっ!!こんな時に間違えないでよ!!」
K良太郎「こっちや、こっち…」
四つ折りにしたスケッチブックのページを渡すK良太郎。
ラビットイマジンが開いてみると、中には美悠羅が描いた絵が。
ラビットイマジン「これは…」
K良太郎「あの子が描いた絵や…見てみぃ、こないに優しそうに描かれてるやないか」
170 :
19:2007/05/07(月) 17:01:48 ID:ZI3ms4Pb0
ラビットイマジン「…」
K良太郎「美悠羅はお前が悪い奴やないって信じてる。あとはお前がそれにどう応えるかや」
ラビットイマジン「でも、私は…あの子の為に何人も医者をさらって…」
R良太郎「いいんじゃない、そんなに深く考えなくて」
いつの間にかリュウタロスが良太郎に憑依している。
紫色のメッシュに、いたずらっぽい顔で微笑むR良太郎。
ハナ「リュウタロス!あんた…いつの間に…」
R良太郎「そんなのどうだっていいよ。さっきボクが教えた伝言、覚えてるよね?」
ラビットイマジン「伝言って…あんた、さっきの?」
R良太郎「そう。難しく考えなくたっていいんじゃない?楽しければさ」
ハナ「何言ってるの、現にこいつは人を殺してるのよ!!」
R良太郎の胸倉を掴むハナ。突然リュウタロスが抜け出し、良太郎に戻る。
良太郎「そ、それはそうだけど…何とかして、美悠羅ちゃんもイマジンも助けたいんだ」
ハナ「良太郎…」
良太郎「そ、それより…苦しい…早く離して…(じたばた暴れる良太郎)」
ハナ「ご、ごめんなさい…」
慌てて手を離すハナ。地面に落ち、しりもちをつく良太郎。
171 :
19:2007/05/07(月) 17:04:10 ID:ZI3ms4Pb0
良太郎「あいたたた…ねえ、君…ラビちゃん、だったよね?」
ラビットイマジン「…そうよ…」
良太郎「ボクも、君の契約が上手く行くように協力するよ…ダメかな?」
ハナ「ちょ、ちょっと良太郎何言ってるのよ!!」
良太郎「だって、このままじゃ誰も幸せになれないし…これ以上犠牲者を出したくないよ」
ハナ「だからって…」
良太郎「どうかな…ダメ、ラビちゃん…?」
ラビットイマジン「…(無言で立ち上がり)少し考えさせて…」
良太郎「わかった…」
モモタロス(声)「おいおい良太郎、何か忘れてねぇか!?」
○デンライナー
せわしなく車内をうろつくモモタロスと、
ナオミからコーヒーをもらってくつろぐウラタロス。
モモタロス「てめぇ…オレの事忘れてんじゃねえよ!!」
ウラタロス「そんなにウロウロしなくても…慌てる魚はすぐに釣られちゃうよ?」
モモタロス「誰が魚だコノヤロー!!」
ウラタロスに掴みかかるモモタロス。そこにオーナーが入ってくる。
ナオミ「あっ、オーナー…」
オーナー「良太郎君…一体何をする気なのですか…イマジンと手を組むとは…」
二回に分けて書くつもりが三回になってしまいました。
来週(?)やっとラビちゃんライダーが登場します^^;
仮面ライダー555 -Another Code-
あの日のことは今でも夢に見る・・・。
静まり返った闇の中、乾巧は血を流し倒れていた。
「ハァ、ハァ、ハァ」
息苦しい。目が霞む。血が溢れてくる。なのに頭は冴えてる。
死ぬ前の人間はみんな“こう”なのか?そんなことを考える。
何故こうなったかを思い返してみた。
大学の初めてのサークル活動で、先輩達とキャンプに行くことになっていた。
だが、家を出る直前に嫌な予感がしたのを覚えてる。
テレビの星占いで、「双子座は最悪でしょう」って言ってたけか?今朝の事も曖昧になってきた。
そこまで思い出し、我に返る。これが走馬灯ってやつか。
目の前には人が何人か倒れていた。先輩達か?
いや、見間違いのようだ。目の前には大量の灰が撒かれていただけだ。
俺はこれで死ぬのか・・・。そう思い、目を閉じようとした時、
「・・・・・」
声が聞こえた。遠くはない。
助けが来たのかもしれない。巧は目を開いた。
ボウッと青白い火が灯るのが見えた。
やはり助けが来たんだ。巧は生きる希望を抱く。
声がすぐ側まで近づいてきた。声の方を見ると、正体は気怠そうな少年だった。
「あれ?君まだ生きてたんだ。運がいいね。でも、残念。ここまでだよ」
少年に声を掛けられた次の瞬間、体が熱くなる。燃えてるみたいだ。
やっぱり、最悪の一日だったな・・・。
そう思い、巧は力尽きた。
「ゥワァァオォォ」闇夜に遠吠えが木霊する。
青い炎から生まれた化け物が吼える。化け物は狼に似ていた。
「へぇ、当たったんだ。君って本当に運がいいね」
気怠い少年が鳴き声に気づき振り返る。
「当たったんなら仕方ないや。一緒にいこう。社長が待ってる」
少年は狼に近づき手を差し伸べた。
「ウガァゥ!」
狼は少年の手を弾き、勢いに任せて襲い掛かる。
が、少年はそれを去なす。
「ふーん。仲間にしてあげようと思ったのに、そうくるんだ。でも、こっちの方が面白そうだ」
そう言うと少年の姿は醜い化け物に変化した。
変化した少年は龍の如く強さを見せ、瞬く間に狼を追い詰めていく。
「君から仕掛けたんだから、もっと楽しませてよ」
そう言うと少年は猛烈な一撃を狼に喰らわせた。
「ウガァアァァ!」激情した狼は雄叫びを上げ、突っ込んでいく。
「突っ掛かるだけじゃ僕に勝てないよ」
少年は突っ込んだくる狼にカウンターを打った。が、狼は宙を舞い、紙一重で避ける。
そして、代わりにと言わんばかりに攻撃してきた。
「くっ!ふん、なかなかやるじゃん。そうでなくちゃ、面白くない」
少年はまるでゲームでも楽しむかの様な口ぶりで狼に話す。
174 :
続き期待:2007/05/12(土) 18:02:14 ID:FyD5smdpO
あげ
175 :
158:2007/05/12(土) 22:00:34 ID:GMa19oK50
>>161-171 ラビットイマジンの名前は「カグヤヒメス」でOK?
イメージが混ざったという設定で。
176 :
名無しより愛をこめて:2007/05/15(火) 01:56:20 ID:7YQIiAiDO
おKあげ
獣拳戦隊ゲキレンジャー
第四十話「リオよさらば」
ジャン「兄貴!……兄貴ぃ!リオ兄貴ぃぃぃぃっ!」
切り立った崖の上の小さな墓標を前にして、半泣きのジャンは愛と正義のために戦った実の兄――ゲキブラック・リオの名を叫ぶ。
ラン「ジャン……」
悲痛にも聞こえる叫びを前にして、言葉の出ないラン。
レツ「……ジャン!!」
レツは背後からジャンの肩に手を添え、振り向いたジャンのその頬に鉄拳を見舞う。
頬に鉄拳はめり込み、ジャンは大地に伏した。
ジャン「ぐっ!なにしやがんだレツ!」
涙を袖で吹いたジャンはすぐさま立ち上がり、レツに向かって飛びかかる。
レツ「お前の激獣拳はなんだ?!お前の兄貴の……リオの激獣拳はなんだったんだ!!」
レツはジャンと取っ組み合いをしながら、その瞳を真っ直ぐに見つめる。
ジャン「俺の激獣拳……?!ぐあっ!」
ハッとしたジャンの頬に再びレツの拳がめり込む。
ジャン「兄貴の……激獣拳――?」
吹き飛ばされたジャンは二度もぶたれた頬をさすりながら、まばたきもせずに――真っ直ぐに墓標を見つめる。
ジャン「兄貴の獣拳は人を愛し、守るための拳――!俺と同じ――正義の拳!」
一気に立ち上がるジャンの全身は激気に包まれ、一気にゲキレッドへと姿を変える。
ラン「正義の拳が涙に濡れたら――勝てる敵にも勝てないわよ、ジャン!」
ランは激気を高めてゲキイエローへと姿を変え、ゲキレッドへと駆け寄った。
レツ「そうだジャン!俺達に涙はいらないんだ!一緒に戦おう――勝利を掴むその日まで!」
ゲキブルーへと姿を変えたレツは二人の元に駆け寄る。
ジャン「ああ!俺達は獣拳戦隊――ゲキレンジャーだあぁぁぁ!」
真っ赤な太陽の光が降り注ぐ崖の上で、三人の戦士は拳を重ね合わせ、獣のような雄叫びを上げる。
数々の死線と悲しみを乗り越えたそのトライアングルは今まで以上に硬く、強固なものであった!
獣拳戦隊ゲキレンジャーの戦いは続く!
179 :
名無しより愛をこめて:2007/05/20(日) 03:33:32 ID:eMWYdpQ3O
期待あげ
180 :
名無しより愛をこめて:2007/05/20(日) 11:03:04 ID:FlfbqNRq0
age
181 :
名無しより愛をこめて:2007/05/21(月) 05:05:38 ID:s28YCWCzO
あげ
保守
183 :
名無しより愛をこめて:2007/05/26(土) 09:03:09 ID:2TxaYnau0
テレビ朝日系・「土曜ワイド劇場」
西村京太郎スペシャル『みちのく殺意の旅』
(原作)西村京太郎「みちのく殺意の旅」(文藝春秋刊)
(脚本)篠崎好
(監督)村川透
(出演)十津川省三…高橋英樹
十津川直子…浅野ゆう子
西本刑事…森本レオ
北条刑事…山村紅葉
清水刑事…井川晃一
日下刑事…茂賢治
阿部みどり…佐藤仁美
阿部豊…志村東吾
矢代由紀…国分佐智子
矢代誠…山口馬木也
原田健治…湯江健幸
加藤敬子…三津谷葉子
田村…関戸将志
戸田警部…篠田三郎
亀井定夫…愛川欽也
(放送日時)2007年5月26日夜21:00〜23:06
(制作)/tv asahi
東映
保守
185 :
名無しより愛をこめて:2007/06/01(金) 07:01:23 ID:yHc0XBzcO
ハゲ
186 :
名無しより愛をこめて:2007/06/11(月) 04:57:07 ID:2TBYmtWwO
あげ
187 :
名無しより愛をこめて:
あげ