復活したのか!
たしか2は、途中でグダグダになって終わったんじゃなかったか?
タロウって作品のコツを掴んでいる人のは、違和感もなく文句なしに面白いし、
その意味では『僕にも書ける!』シナリオな作品がタロウなんだが、
一見なんでもアリに見えても、『誰にでも書ける』ほど容易くもないのがミソ。
過去スレでほぼ書き尽くされて、そろそろネタを出すのが難しくなってきた。
他のウルトラもOKならまだ行けるかもしれんが。
前スレも途中から他のウルトラも多かったし別にいいと思う。
それか前のネタの続編とかもありかな
つーか最終回の後日談とかの禁断のネタを書いた奴は誰もいなかった。
やっぱりあの名最終回をぶちこわさずに上手くネタを絡めらるのは難しかったか。
7 :
名無しより愛をこめて:2006/10/05(木) 10:21:01 ID:7wWNgUNQO
おーっようやく過去スレがにくちゃんねるで読めるようになったか…
…が、よく見るとそれぞれ末尾の辺りが取り込みきれてない模様。
どなたか保存されてる方はおいででないですか。
1さん乙!期待保守
9 :
ゴロザウルス:2006/10/07(土) 21:18:18 ID:KNbXEsUN0
いま構想中もう少しお待ちを。
(スレ立てたとき名無しになってた・・・1です)
名無しのままでいろ。コテハンいらん。
別にコテでも構わないよ
かつて『さおりさん』の中の人が途中交代しちゃうのを、
ストーリーに組み込んだ話も書いてもらったけど、
西田とか副隊長の転勤に関しても、一話づつぐらい作っといていいんじゃないかな?
>>1誰でも書ける『ウルトラマンメビウス』の方が良かったんじゃない?
15 :
ゴロザウルス:2006/10/08(日) 17:49:08 ID:YdNuOYtO0
いや、西田が宇宙行きになったきっかけとかさ。
後に再登場してZATを助けに来た話ならあったと思うけど。
18 :
ゴロザウルス:2006/10/08(日) 21:09:48 ID:YdNuOYtO0
SS投下します
「やさしき怪獣・ルード」
猿人怪獣ルード登場
「山中で巨大な猿人を見た」という通報がZATに入り、光太郎と南原が山中に調査に向かう。
近くの村で情報収集するとその怪獣はルードといい、何百年も前からその村の付近に住んでいるのだという。
また年に一度ルードが現れる日にはルードの祭って祭りを行うのだという。
ZATはルードに関しては危険性はないと判断し、この怪獣は攻撃などの処置はとらないことにした。
しかし通報のあった地点はルードの住処から離れているうえに、このことは村人もわからないと答えたので、
光太郎はそのまま調査を続行する。
調査のさなか、ルードが出現、その原因は10年間ルードを追い続けているという男・後藤だった。
光太郎がなぜルードを追いかけているか聞くと、後藤はルードの毛皮などを売り一儲けを狙っているのだという。
19 :
ゴロザウルス:2006/10/08(日) 21:25:34 ID:YdNuOYtO0
光太郎は彼を説得するが「人の商売にけちをつけるな」と一蹴されてしまう。
光太郎はかれを追跡することにする。
後藤はあのルードが住んでいる村の近くの山中に向かい、村人から買ったルードが好む匂いを発する
お香をルードが住んでいるという巨大な洞窟の近くで使う。ルードは出てこなかったがなんとルードの子供が出てくる。
ルードが後藤と出くわしても、外に何度も出てきた理由はこの子供のえさを探すためだった。
ルードの子供を特注の麻酔銃で眠らせた後藤は光太郎の制止を振り切り子供を連れ去ろうとするが、
怒り狂ったルードが後藤を追い、ルードを祭る村まで来てしまう。
ルードをとめるために光太郎はタロウに変身するが、ルードの圧倒的な力に押さえつけられてしまう。
しかし村人の説得により後藤が手放したルードの子供をタロウが返すと、ルードは住処へ去っていった。
数日後、光太郎は健一に誘われて地域の特産品を宣伝、販売するイベントへと向かう。
そこで光太郎はルードの村のブースを見つけ、ルードの印が入った特産品の饅頭などを売る人の中に
後藤の姿を見つけるのだった。
20 :
ゴロザウルス:2006/10/08(日) 21:38:28 ID:YdNuOYtO0
なんかありきたりな内容のヘタレSSになったりました。スイマセン。
一応、怪獣のデータについて書いときます。(補足:後藤がルードを運ぶときはトラックを使った)
猿人怪獣ルード
体長56メートル
体重5万トン
古くから山中に住む怪獣で村人達に祭られていた。そのとき使われるお香のにおいを好み、
鼻が利くため数キロメートル離れても、においをかぎつけることができる。
子供の時代は約80年で10数年は人間より少し大きいくらい。
普段は温厚だが子供にてを出すと容赦しない。
また力はすさまじく、タロウを圧倒した。
村には災害時にルードが助けてくれた伝説がある。
いや、初手としてはオーソドックスでよかったと思います。
変則パターンはこれから出していけば。
>18
山奥に住む心優しき怪獣、ルード。
その怪獣を狙う欲深き人間。
子供を奪われた怪獣が、タロウを襲う。
親の怒り!タロウが危ない!
次回、ウルトラマンタロウ「猿人は村の守り神」
さあ、来週もみんなでみよう!
…ごめん、次回予告風にしてみたかったんだw
23 :
ゴロザウルス:2006/10/09(月) 16:47:03 ID:Z3WJ//h80
>>22 いい感じです。タロウの予告編ぽくって。
もう一本投下します。
「ヒーローは誰なのか?」邪悪怪獣ガイヤー登場
光太郎が定時パトロールをしていると公園で健一がけんかをしているところを目撃する。
自分が助けるのはよくないと判断した光太郎は夜、原因を聞くことにした。
夕飯のとき健一に聞くと健一とけんかしているのは転校してきたばかりの少年・吾郎だった。
そしてけんかの原因は吾郎がタロウのことを「頼んでもないのに勝手に地球人を助けるおせっかいなやつ」
と言ったことから口論になったのだと言う。
光太郎は翌日、吾郎を見かけ二人で話すことにする。なぜタロウのことが嫌いなのか
と光太郎が尋ねると、「人間は自分自身で壁を乗り越えてこそ強くなれるのに、いつもタロウが助けると人間はだめになってしまう」と言った。
光太郎が次の言葉に詰まったとき、本部から連絡が入ったので彼は吾郎と別れた。
24 :
ゴロザウルス:2006/10/09(月) 17:17:19 ID:Z3WJ//h80
本部に帰った光太郎は近頃、地下を謎のエネルギーが移動しているのだと言う。
光太郎がそのデータを見ると、不審な点があった。
光太郎が吾郎と話していたとき、そのエネルギーは彼らの真下にあったのだ。
光太郎は明日この事を吾郎に話すことにした。
翌日、吾郎は学校で孤立していた。タロウを馬鹿にして健一とけんかしたことが
学校中に知れ渡ったからだ。だが吾郎は死んだ父親に「自分が正しいと思ったことはどこまでも貫け」
と言われたことを胸に秘め、考えを曲げることはなかった。
学校が終わり、吾郎が一人で下校していると、巨大なエリマキトカゲのような体を持つ黒い怪獣が出現する。
怪獣の姿を見た吾郎は恐怖にかられ我先に逃げ出してしまう。それは彼の信念に反する行動だった。
怪獣はZATの攻撃が始まったとたん忽然と消える。いや吾郎の影に黒い物体が重なった。
25 :
ゴロザウルス:2006/10/09(月) 17:54:46 ID:Z3WJ//h80
放課後、吾郎は以前光太郎と話したところに座っていた。
光太郎は彼を見つけ話をすることで彼が自分の信念を曲げたことを苦しんでいることを知る。
「わかったろう。おれはタロウのことを散々けなしたくせにこのありさまなんだ」
吾郎は言う。その目にかつての生気はない。だが光太郎はこう答えた。
「それは違う。きみの行動は人間として当然なんだ」「逃げたことかい?」
「違う。君の心のことだ」「心?」「そうだ、君は以前人間は困難を乗り越えることで強くなると言ったね」
吾郎はうなずき、光太郎は言葉を続ける。
「人間は誰しも心の中にヒーローと怪獣を持っている。困難を乗り越えるということは
心のヒーローが怪獣に打ち勝つことなんだ。でも君のように心のヒーローが怪獣に負けてしまう人もいる」
「でもそれでいいんだ。大切なのは心のヒーローがあきらめずに怪獣と戦い、いつか打ち勝つことなんだ
そうしてヒーローが怪獣に勝てば誰だってそう君だってヒーローになれる。ヒーローは自分の心の中にいるんだ」
「タロウはどうなんだい?」と吾郎がたずねねる。そして光太郎はこう答えた
「タロウも同じさ。タロウはいつも心の戦いに打ち勝っているんだ。でも一人でじゃない、
ZATのメンバーやタロウを応援する人たちと一緒になって勝っているんだ」
光太郎と話した吾郎は心で何かが変わるのを感じた。そのとき吾郎の影から怪獣ガイヤーが現れた。
吾郎はガイヤーとの心の戦いにかったのだ。
「後は任せろ。君はあの怪獣に勝ったんだ。今度は俺の番だ」
そういい残し、光太郎はウルトラバッジを空に掲げてさけんだ
「タロウーーーーーーーーー!」
26 :
ゴロザウルス:2006/10/09(月) 18:08:58 ID:Z3WJ//h80
そのとき光の中からウルトラマンタロウがあらわれた。
タロウはスワローキックでガイヤーを攻撃する。タロウがガイヤーを押していると思ったが
そのときガイヤーは黒い煙をタロウに浴びせた。苦しむタロウ。
この煙は悪心に直接語りかける効果があった。タロウは良心と悪心の狭間で苦しむ。
ガイヤーがタロウにとどめをさそうとしたとき、ZATのホエールやコンドルが攻撃する。
ガイヤーがひるんだ。苦しむタロウに声援を送っていた吾郎はいつしかほかの人も、
タロウに声援を送っていることに気がつく。
人々の声援を受け、立ち上がったタロウはさけんだ「ストリウム光線!!」
組んだ腕から必殺光線が放たれ、ガイヤーは爆発する。
タロウは吾郎に向かってうなずき空へ去っていった。
翌日、光太郎は健一達と野球をしている吾郎を見かけ、話しに行く。
光太郎が来ると吾郎はタロウのソフビ人形を出して言った。
「いまじゃこいつが俺の心のヒーローさ」
と言って笑った。
ちなみにこの後調子に乗って子供達と遊んだ光太郎が荒垣副隊長にこっぴどく
怒られたのはまた別の話である。
27 :
ゴロザウルス:2006/10/09(月) 18:21:13 ID:Z3WJ//h80
長くなりすぎた上に連投してすみません。だらけた文だと反省気味。
感想等(もちろん批判も)いたたければうれしいです。
(補足:吾郎の父親は怪獣から人を助けるために死んだレスキュー隊員で
タロウが父を助けてくれなかったことも吾郎がタロウを嫌いになった原因)
ガイヤー
体長60メートル
体重5万6千トン
人の影に入り込み、人の悪心により成長する。今回は光太郎と話している時の吾郎の心に入り込み、
吾郎の悪心を掘り出していった。武器は鼻からだす黒い煙で悪心に働きかける効果がある。
黒いエリマキトカゲといった風貌で動きは敏捷。
普段は四足歩行だが、追い詰められると二足歩行をするときもある。
生まれた経緯は怪獣が出現する世の中なので人々の悪心が募り、
何者かが手を加えたエリマキトカゲをその何者かが悪心を利用した怪獣と思われるが、
詳しい経緯は不明。
ゴロさん、乙!
どっちの話もタロウのコンセプトをキッチリ押さえてて良かったです。
ルードは後藤の役を誰が演じるか?がポイントだね。
個人的には大泉晃に演じてもらいたいところだが、コミカルになり過ぎるかなw
ガイヤーの話は個人的にすごく好き。オチもgood!
特に吾郎がタロウのソフビ人形を出すラストは、いかにもタロウらしくて良い。
あと細かい点だけど、ガイヤーが(貴重な)四足怪獣なのも個人的には嬉しいw
ゴロさん、ありがd!
楽しく読ませてもらったよ〜
30 :
ゴロザウルス:2006/10/13(金) 17:17:34 ID:jPiCBu2u0
現在次回作を構想中です。もうすこしお待ちを。
31 :
名無しより愛をこめて:2006/10/14(土) 11:07:31 ID:trLJSkFCO
期待age>>>
32 :
ゴロザウルス:2006/10/14(土) 16:03:44 ID:fAa7ocEc0
感想をくれた方ありがとうございました。SS投下します。
「二大怪竜タロウにせまる!」
火炎怪竜パル、冷凍怪竜キース登場
ある日、地球に接近しようとしていた円盤を発見したZAT宇宙ステーションは新型レーザー砲
「ジン1973」でこれを粉砕する。
だが円盤がコントロールを失い、爆発する直前、地球にむけて円盤が何かを地球に発射するのを
見たステーションは、ZATに調査を依頼する。
そんな中、健一たちの学校では、最近面白い遊びを思いつかず、暇をもてあましている
健一とクラスメイトの姿があった。暇だからといって、家に帰れば宿題をやらなければならないので
彼らは家には帰らず、寄り道をしていた。
いつまでもそうしているわけにはいかないので、森の中にある彼らの秘密基地へ向かっていた。
だがその途中で、彼らは赤い色の奇妙なトカゲのような生き物を見つける。
健一たちはトカゲに「パル」となずけ、格好の暇つぶし相手を見つけたとばかりに
パルと遊ぶ。やがて夕方になり、家に帰ることにしたが、秘密基地においておくと
逃げるかもしれないし、それぞれの家はすでにペットがいるのでパルは飼えない。
だが、そんな中「僕が飼う!」と声をあげる少年が一人いた。
33 :
ゴロザウルス:2006/10/14(土) 16:29:19 ID:fAa7ocEc0
彼の名前は弘。変な動物を拾ってきては、飼う変わり者だった。
だが結局弘以外にパルを飼える者は誰もいなかったので、健一たちは弘にパルを任せることにした。
それからというもの、彼らは学校帰りにパルと遊ぶのが日課になっていた。
だが次第にパルは巨大になってゆき、火花のようなものをはいたりするようになっていった。
やがてパルは弘の母に見つかり捨てることになり、弘は健一たちとともに
パルを見つけた森に捨てに行く。
その夜、光太郎が白鳥家に帰ると、さおりが健一をしかっていた。
光太郎が何事かとたずねると、さおりは近頃健一の帰りが遅いのだと言う。
その夜、食卓で夕飯を食べているとき、光太郎は例の円盤から投下された物体が
パルを見つけた森にひとつ、日本近海にひとつずつ落下したと言うのだ。
健一はご飯を残しあわてて弘たちにこの事を伝える。もしかしたらパルは
宇宙人の侵略兵器かもしれない。と言う結論がでたが、弘だけはそのことを認めなかった。
翌朝、光太郎は健一の様子が昨夜からおかしいと思い、もしや落下物についてなにか知っているのか
と問い詰めるが、「あの森にあった僕達の秘密基地が心配なだけさ」とごまかす。
そんななか、光太郎が日本近海に落ちたもうひとつの落下物の調査をしていた。
すると調査機器が「ジン1973」のエネルギー反応を感知したかと思うと
海が盛り上がり青い竜のような怪獣・キースが現れる。その姿はパルに瓜二つだった。
光太郎はZATに連絡するとタロウに変身し、キースに立ち向かっていく。
34 :
ゴロザウルス:2006/10/14(土) 16:40:55 ID:fAa7ocEc0
タロウはいきなりスワローキックを決めると連続攻撃を次々と放っていく。
キースはそのアクロバットな戦法に翻弄されるばかりだった。
しかしタロウの隙をつき、キースは口から冷凍ガスを発射。タロウを苦しめるる。
だがZATの援護射撃により隙のできたタロウはと止めをさそうとキースに接近すると
なんともう一体怪獣が現れる。その赤いからだはパルそのものだった。
パルはキースと双子の兄弟で互いの信号で呼び合うことができるのだ。
すでにエネルギーをかなり消費していたタロウは、パルの高熱のガス、キースの冷凍ガスに翻弄される。
カラータイマーが鳴りタロウがひざを突いた瞬間、パルは傷ついたキースとともに
海へ消えていく。タロウはそのまま空へと飛び立っていった。
この後、流れたニュースに弘たちが恐れていた映像が流されたのは、その日の夜のことだった。
続く
35 :
ゴロザウルス:2006/10/14(土) 16:47:58 ID:fAa7ocEc0
すみません。あれも、これもってやってたら特撮シーンが二つになったうえに
異様に長くなったので前後編になりました。
もうほとんど話はできてるんですぐに出せると思います。
次回のサブタイトルは「友情と血縁のはざまで」だと思います。
サブタイトルからもわかるようにタロウっぽく無い話です。
なぜか異様な、暗い話になっちゃいました。
やっぱりタロウは難しいなと痛感もしましたね。
じゃそんな後編はすぐに書くと思いますのであまり期待せずに待っててください。
タイトルが微妙に「2大怪獣タロウに迫る!」と被ってますが、意図してですか?
37 :
ゴロザウルス:2006/10/16(月) 18:09:51 ID:iO6DQrWA0
>>36 お察しの通りです。後編投下します。
「友情と血縁のはざまで」
弘はパルが町を破壊し、さらに海に逃亡したというニュースを聞き、翌朝、慌てて学校に向かった。
そこにはすでに健一たちもいて、「弘がパルを飼うなんていわなければ」と言う者が続出、
弘をかばった健一とけんかになってしまう。しかし先生が教室に入り、けんかは終わった。
放課後、おちついて話し合った結果、健一の「光太郎さんに相談しよう」という意見を実行しようとする。
だが、弘が「僕がパルを説得してみせる!」といい、走り去ってしまう。
弘は以前、この学校に転校してきたとき、環境になじめず、ペットだけが心のよりどころになっていた時期があった。
だが、怪獣が現れたとき、ペットは死に、助けられなかったことをずっと後悔していた。
だから「今度こそ」という思いが彼を突き動かしていた。
家に着いた弘は、ある笛を携えて、パルたちが現れた、港へと向かった。
一方、健一たちは光太郎に全ての事情を打ち明けた。
光太郎はその話を聞き、なんとかパルと話ができないものかと考える。
だがそのときZAT本部から連絡が入る。
それはキースが再び、港に出現したという情報だった。
38 :
ゴロザウルス:2006/10/16(月) 18:24:46 ID:iO6DQrWA0
そのころ弘は迫りくるキースから逃げていた。彼はパルが好きだった笛を吹いていたら突如、
キースが出現したのだ。実はその笛はパルたちが通信代わりに使うエコーの波長ととてもよく似ていた。
当然兄弟であるキースもこれに釣られ、上陸したのだ。
ZATが攻撃をくわえるがまるで効果がない。次第に飛行機も打ち落とされ、
地上から攻撃するが効果は現れなかった。
そこで光太郎はタロウに変身、キースに戦いを挑むが、明らかに、以前よりてごわい
実は「ジン1973」の因子がキースの進化を加速させていたのだ。
タロウが次第に追い詰められていき、弘は腰が抜けてそこから動けない。
二人に危機が迫ったとき、海から炎弾が飛び、キースに直撃する。
その先にいたのはなんとあのパルだった。
パルは弘との接触で侵略兵器としての自分に疑問を抱き、弘を含めた人間に味方することにしたのだ。
キースとパルは激しい戦闘を繰り返す。火炎と冷凍ビームがぶつかり、
冷凍ガスが高熱のガスをさえぎる。だがキースがパルを追い詰めたとき一瞬の隙が生まれた。
その隙を逃さずパルはキースに最大の火炎をぶつける。火炎の中でキースが倒れる。
だがパルも激しい傷を負っていた。
39 :
ゴロザウルス:2006/10/16(月) 18:35:10 ID:iO6DQrWA0
タロウはパルに向かい、リライブ光線を放つ。パルの傷はふさがり「ジン1973」
による異常因子も除去され、本来の姿に戻る。タロウはパルに向かってうなずくと空へ飛び去っていった。
一方、パルは海に去ろうとする。パルの巨大な体ではそこしか安住の地はないのだ。
それほ食い入るように見つめる弘に光太郎はこれでいいのかと尋ねる。すると弘は
「僕だってこれがあいつに一番いい方法だってわかっているさ」と答える。そして
パルに向かい「さよならは言わないよ。パル」と言い残し、宿題があるからと言って
光太郎と別れた。
翌日、学校で宿題の発表をする弘の姿があった。黒板には「将来の夢」とかかれていた。
宿題とは将来の夢を作文として発表することだった。そして弘は作文を読み上げる。
「僕の夢は潜水艦で海を調査する海洋学者になることです」と読む。
そしてかれは心の中で「それまで待ってろよ、パル!」とつぶやくのだった。
40 :
ゴロザウルス:2006/10/16(月) 18:43:01 ID:iO6DQrWA0
最初に書いた内容から少し修正しました。ほんとはパルはキースと相打ちになり
弘たちが墓参りするという終わり方でしたが、タロウっぽくないので変えました。
ちょっとラストはぐだぐだですね。ちなみにサブタイトルの意味は、
「パルがキースをとるか弘をとるかで迷ったと言う意味です。
火炎怪竜パル
全長60メートル、体重5万トン
キースと比べるとおとなしい怪獣。侵略怪獣として改造され「ジン1973」の影響で
突然変異した。武器は口からだす高熱のガスと鋭いつめ。
冷凍怪獣キース
全長65メートル、体重5万5千トン
パルと比べるとやや好戦的、パル同様、改造され、「ジン1973」の影響を受けた。
武器は鋭い牙と口から出す冷凍ガス。
んん、バルって言われると、どうしても80のバルを思い浮かべちゃうな。
ゴロさんGJ!!
43 :
ゴロザウルス:2006/10/19(木) 20:03:04 ID:ObhnD4k30
どうも俺はZATの作戦を考えるのが苦手です・・・・。
作品をよく読めばわかると思いますがZATは普通の防衛軍になってますね。
これからもあまり変わらないと思いますので、ZATの作戦については期待しないでください。
亀レスだけど
>>32からの前後編読ませてもらいましたよ。
キース&パルの最後は暗いけど、弘少年のささやかな成長物語として終わってるのがGOOD!
パルが去っていくシーンあたりから、ちょっと胸にジーンときてしまいました。
ZATの作戦まで盛り込むのは大変でしょうね。
過去スレでZATの作戦アリの話を得意としてた方は、まだ降臨されませんね〜
45 :
ゴロザウルス:2006/10/21(土) 20:46:11 ID:p+voUOvc0
SS投下します。
「宇宙人の用心棒」宇宙用心棒ギルティー、冬眠怪獣ゲラン、食葉怪獣ケムジラ
大ダコ怪獣ダガール、どくろ怪獣レッドキング、百足怪獣ムカデンダー登場
ZAT本部は騒然としていた。理由は久しぶりに怪獣が現れたからだ。
今日現れた怪獣は冬眠怪獣ゲラン。以前現れた怪獣と同個体らしい。
いつもようにZATが攻撃し、いつものようにタロウが倒す。はずが今日は少し違っていた。
光太郎は地上からゲランを攻撃していた。ZATが苦戦するのを見かね、変身しようとしたからだ。
だが、そこに逃げ遅れた子供を発見。助けようとした瞬間ゲランが火炎を光太郎に放つ。
しかし、その瞬間、謎の影が割って入った。
銀色の体はいかにもウルトラ兄弟のような風貌だったが、宇宙警備隊の証である赤いラインが無かった。
銀色の巨人はゲランを光線技で撃退、そしてその場から消えていく。
光太郎は助けた子供を南原に引き渡すと、巨人が消えたあたりに向かった。
そこには一人の青年が立っていた。光太郎が彼に声をかけようとした瞬間、青年は光太郎に話しかけた。
「君がウルトラマンタロウか。」
46 :
ゴロザウルス:2006/10/21(土) 21:02:03 ID:p+voUOvc0
光太郎は彼の言葉に一瞬たじろいた。青年はにやりと笑い「図星だな」と言う。
逆に光太郎が「君こそ何者なんだ。あの銀色の巨人なのか?ウルトラ族ではないようだが」
青年は「ああその通りさ。俺の名前はギルティー。推測のようにあの巨人は俺だ」
「宇宙警備隊ではないようだが?」と光太郎がさらに質問すると、ギルティーはいきなり感傷的になり始めた。
「お前らなんかと一緒にするな!」と怒りをあらわにする。そしてギルティーは自分についてのことを光太郎に語り始めた。
ギルティーの一族は古くから他の星で手に負えなくなった怪獣を退治するいわば「宇宙人の用心棒」だ。
彼らは幼少のころから激しい訓練を受け、資源がほとんどない母星のために怪獣を退治し、
報酬をもらうのだ。だが宇宙警備隊ができてから仕事は激減。母星は滅亡の危機にさらされている。
そこで若くて力のあるギルティーが宇宙警備隊の精鋭のウルトラ兄弟より強いと証明するために、
地球を訪れたのだ。そしてギルティーは光太郎に勝負を持ちかける。
日本国内の生き残りの怪獣を復活させてきたので、怪獣を倒した数で優越を決めるというルールだった。
そして光太郎は半ば強引に勝負を受けさせられるのだった。
47 :
ゴロザウルス:2006/10/21(土) 21:16:34 ID:p+voUOvc0
それからというもの、日本は怪獣がかなり頻繁に現れるようになった。
それと同時にギルティーとタロウの争いも激しくなる。
タロウがダガールを倒せば、ギルティーがケムジラを倒し、タロウがレッドキングを倒せば、
ギルティーがムカデンダーを撃退した。勝負はまったくの互角。そこでギルティーが新たな挑戦を持ちかける。
その内容は直接対決。月で待つという言葉と時間指定を記した紙を残し、ギルティーは消える。
そして決戦の日、月での両雄の戦いが始まった。
格闘戦はまったくの互角、互いの必殺光線がぶつかりあい火花を散らす。
そして戦いに決着をつけるべく、タロウはウルトラダイナマイトの構えを取る。
するとギルティーの体もオーラに包まれる。そして必殺のタイミングでぶつかり合う、
結果は引き分けだった。近いうちに再戦を申しこむ、と言い、ギルティーは消えた。
数日後、ギルティーが復活させたと思われるバードンが出現、光太郎がタロウに変身して
戦おうとしたときギルティーが「決着をつけよう」と現れた。
自分が見たいシーンを綴ってるだけで
見せるべきドラマがまったく考えられていない。
49 :
ゴロザウルス:2006/10/21(土) 21:39:31 ID:p+voUOvc0
光太郎はギルティーに怪獣がいるのに戦っている場合かと勝負を断る。だがギルティーは
聞く耳を持たず「なぜお前達は報酬もなにもないのに戦えるんだ?」と返す。そこで光太郎はギルティーに言った。
「力を得たものはきっと他人のためにその力を使わなければならないと思うんだ。
君達だってそうじゃないか」と言った。
とギルティーはそうかと答え、「でも俺はお前達とは違う」と言い残しギルティーはその場から去る。
光太郎は変身し、バードンと戦うが、ギルティーとの戦いに傷ついたタロウは苦戦する。
だがそのときギルティーが出現、ダブル必殺光線でバードンに止めを刺す。
戦いのあと光太郎はギルティーになぜ自分を助けたのかとたずねる。するとギルティーは
「お前の考えにも一理あると思ってな。でも俺は俺のやり方でいくと思うぜ
いつかまた戦おうウルトラマンタロウ」と言い残し宇宙に去っていく。
数日後、光太郎はゾフィーからのウルトラサインを見つける。その内容は
「ギルティーの一族が宇宙警備隊の類似組織を結成し、宇宙警備隊と同盟を締結した」
と言う内容だった。
50 :
ゴロザウルス:2006/10/21(土) 21:45:22 ID:p+voUOvc0
>>48 するどいご指摘ありがとうございます。でもギルティーとタロウを戦わせるために
旧怪獣は出ただけ、つまり単なる引き立て役みたいなイメージだったんだが。
でもそれでぐだぐだになったから改善します。でも怪獣は適当に見つけたのを選んだ
だけだから自分が見たいシーンというわけではないです。
バードンもただ強いから出しただけです。でも読み返してみるとつまらない
と自分でも感じています。たぶんしばらく書かないと思うんで、
みなさんの作品を楽しみにさせていただきます。(普通の書き込みはすると思う)
久々に覗いたら2作も追加されてる!
>>32−40はの話、すごく好きだな〜
”のび太の恐竜”を思い出したw
>>45の話はまさにイベント編のノリだね。
ボリューム的に前後編になっちゃいそう。
本放送では実現しなかったタロウvsダガールが入ってるのが嬉しい!
>>48 前の作品でドラマは見せてんじゃん。言い方がキツすぎるよ。
ゴロさん
>>48はただの荒しです。気にせず書いて下さい。
>>48 誰に見せるべきドラマですか? お前一人だけにですか?
53 :
ゴロザウルス:2006/10/21(土) 22:19:40 ID:p+voUOvc0
データ置くのわすれてた
ギルティー
身長56メートル、体重5万6千トン
古くから宇宙の用心棒として活躍していた一族の生まれで、幼少のころから
激しい訓練を受けていた。光線技は多彩でタロウと互角の能力を誇る。
デザイン的にはジャンボーグAみたいなイメージを抱いてます。
訂正:宇宙警備隊とギルティーの一族の同盟締結はタロウとギルティーが戦って
から数日後としてましたが数ヵ月後に訂正します。
娯楽対策の番外編みたいなノリで書きました。
テーマ的には「自分達一族の危機について考えるあまり通り魔のようになってしまった
ギルティーがタロウとの戦いを通じ成長していく」ってえがきたかたんですけど
素人の文章力じゃこれが限界でした。自分としても残念です。
>>52 どこが荒らしなの?
厳しい言葉は全部荒らし?
甘やかされて育ったんだろうな。君は。
>>54 お前に厳しい言葉を掛けられる理由がない。
で、誰に見せるべきドラマですか?
56 :
ゴロザウルス:2006/10/22(日) 21:04:59 ID:MOehoQ4H0
自分としては褒め言葉も、もちろんはげみになるのですが、批判もそれと同じくらい大事なものだとおもいます。
むしろ
>>48氏のように批判や要望をいただけるとうれしいです。
厳しい言葉を掛けられる理由は「読者だから」で、ドラマも「読者」に見せるべきものじゃないのか。
>>48は別に口汚い言葉や人格批判、誹謗中傷などはせずに、端的に作品内容だけに厳しい言葉を掛けている。
ゴロザウルス氏もその程度でへこたれるようなことはなく、自分の作品を不特定多数の他人に
読まれるということがどういうことなのかぐらいちゃんと理解と覚悟を持っている。
良い緊張関係だと思うよ。
>>55はちょっと出しゃばりすぎなんじゃないかな。
58 :
ゴロザウルス:2006/10/23(月) 17:47:42 ID:hO9UsZpJ0
しばらくは書かないとか言っておきながら勝手だと思うのですが、騒動のお詫びに
SS投下します。
「銀河をむすぶ二人の絆」
謀略宇宙人バロン星人、超能力宇宙人シャロン星人登場
ある日、ZATについて取材したいと言う新聞記者の依頼があり、なぜか取材相手は
光太郎を取材する、と特定していた。ZATは不審に思ったものの、取材を断ったら、
「ZATは取材にも応じない前時代的思想の防衛軍」などとゴシップ記事を書かれてはたまらないので、
光太郎を向かわせた。
そして取材の日、なぜか取材相手は場所を移しましょうと言い出し、どんどん人気のない場所へ向かっていった。
不審に思った光太郎が記者を問いただすと、「まあこの辺でいいでしょう」と記者は言い、車を路肩に止めた。
何の話なのかと光太郎が再び聞くと、「なあに、人に聞かれるとまずいことなんですよ。東さん。いやウルトラマンタロウ」
何者かと光太郎が尋ねると、記者は「宇宙のあるところからきたものだ」と答えた。
とたんにZATガンを構える光太郎。だが宇宙人は戦いに来たわけではない。まずは話を聞いてくれ
と言ったためとりあえず光太郎は宇宙人の話を聞くことにした。
すると記者はシャロン星人と名乗り、自分の目的について語りだした。
シャロン星人が言うには、彼はある別の宇宙人により地球の侵略に借り出されたのだという。
だが自分は元々乗り気ではないし、恨みがあるわけでもないタロウや地球とは戦いたくないのだという。
59 :
ゴロザウルス:2006/10/23(月) 18:11:26 ID:hO9UsZpJ0
そこでシャロン星人はタロウにウルトラの星に帰れと言う。
なぜならその雇い主はなぜかタロウを目的としているらしいということだった。
光太郎は当然これを断る。するとシャロン星人は明日攻撃するという場所を伝え、
次にあったときは敵だと言い残し消えた。
ZAT基地に帰った光太郎は荒垣や他の隊員の言葉も耳に入らず、シャロン星人について考えていた。
根は悪い宇宙人ではなさそうだ。だがおそらく戦いを回避する方法はない。
しかし、考えても事実が覆るわけではない。いろいろあって疲労のたまっていた光太郎は、
そのまま眠ってしまった。
翌日、予期どうりにシャロン星人は現れた。ZATが出撃するが、シャロン星人は強く、撃墜されてしまう。
そこで光太郎はタロウに変身した。
タロウはスワローキックをきめるが効果が無い。それどころかシャロン星人の念動力によりたたきつけられる。
「どうしたそんなものか」とシャロン星人がテレパシーで話しかけてくる。
タロウには迷いがあった。心の中ではシャロン星人と戦いたくないという気持ちがあったのだ。
「来ないならこちらから行くぞ」とシャロン星人は衝撃波の塊を投げつける。
タロウはもだえ苦しみ、そのまま地面に消える。
「たわいも無い」ということばを残しシャロン星人も消えた。
どこかの地に円盤があった。その中でで二人の宇宙人が言い争っていた。一人はシャロン星人のようだ。
「なぜタロウに止めを刺さなかった!それが命令だろう!」とシャロン星人とは違う宇宙人が怒鳴る。
彼の名はバロン星人。シャロン星人の雇い主だ。
「俺もあれで力が限界だった。あれ以上はやれない」とシャロン星人が返す。
するとバロン星人が「ふんどうだかな。だが忘れるなよ。『アレ』は私の手の内にあるということを」
「ふん、わかっているさ。貴様こそ約束は守れ!必ずだ!」そういい残し、シャロン星人は去っていく。
バロン星人は「馬鹿なやつめ」とつぶやく。そうそれはシャロン星人だけに向けたものではない。
シャロン星人に、地球人に、そしてウルトラマンタロウに向けた呟きであった。
「みていろ、私はもうすぐ宇宙の全てを手に入れる!」
そう言うとバロン星人は笑い続けた。
60 :
ゴロザウルス:2006/10/23(月) 18:13:09 ID:hO9UsZpJ0
思ったより長くなったんで前後編にしました。
なのでサブタイトルは「謀略の宇宙人」に変更です。
後編は明日UP予定。
61 :
ゴロザウルス:2006/10/24(火) 17:25:33 ID:SphUs8HS0
後編UPします。
「光と影の宇宙人」
シャロン星人に敗れタロウだったが、攻撃は急所を外れており、大事には至らず、
入院にもならなかった。このことからも光太郎はやはりシャロン星人は敵ではないと考えていた。
そこでシャロン星人が言っていた「雇い主」とやらを何とかすればよいということまでは
思いついたものの、結局どごにいるかもわからない雇い主を見つける方法など無い。
そうして数日が過ぎ、転機が訪れた。ZATに例の記者(シャロン星人)が再び取材を申し込んできたのだ。
光太郎はすぐ、指定の場所へと向かった。そしてそこには案の定、シャロン星人がいた。
シャロン星人は「まっていたよ」と言い、ここに呼んだ理由について語り始めた。
シャロン星人がいうには、彼の雇い主のバロン星人がいよいよ動くと言うのだ。
それ以上は伝えられないと去ろうとするシャロン星人に光太郎は戦いたくないという旨を星人に伝える。
すると「ならば地球が滅ぶだけだ」と言い残し消える。その言葉を聞き、光太郎は決意を固めた。
バロン星人の円盤の中で、シャロン星人は命令を聞いていた。
「なに!貴様そんなことをしたらどうなるかわかっているのか!」とシャロン星人は怒鳴る。
「簡単だ。地球人が死ぬ。それだけだ」とバロン星人が返す。すかさずシャロン星人が
「侵略に不必要な命まで奪うことはないだろう」と言う。だがバロン星人は
「貴様の意見など求めていない!これ以上の反論は許さん!貴様は黙って作戦を遂行しろ!」
そういいバロン星人は去っていく。シャロン星人は「くそ!」と壁にパンチする。
そのはがゆさはバロン星人に向けられたものではない。結局バロン星人に従うしかない自分自身に向けられたものだった。
62 :
ゴロザウルス:2006/10/24(火) 17:46:38 ID:SphUs8HS0
翌日、光太郎は昨日シャロン星人に教えられた場所に来ていた。そこはごく普通の河川敷だった。
「やつの雇い主・・・。そいつさえ倒せば」光太郎はそう考えていた。すると、ZAT本部から連絡が入る。
その内容は驚くべきものだった。なんとZAT基地の戦闘機発射口が何者かによって爆破され、
使い物にならないのだと言う。すぐ戻ると言おうとした瞬間、光太郎の背後にバロン星人が現れた。
「ふははは!タロウよ。出てこなければ東京は壊滅だぞ!」と叫び星人は光線を放つ。
ZAT基地も気がかりだが、星人のほうが危険だと判断した光太郎は変身する。
「ふふ。きたなウルトラマンタロウ」とバロン星人がいう。すかさず攻撃しようとする
タロウを制止し、これを見ろと空にモニターのようなものを映し出す。
そこに映っていたのはZATの原子炉だ。いわばZATの心臓である。
そしてそこにはシャロン星人も映っていたのだ。
「見たか!タロウよ。俺を攻撃したらシャロン星人が原子炉を破壊するぞ!」
「馬鹿な!シャロン星人がそんな命令に従うわけが無い!」とタロウが驚愕すると、
「シャロン星人は故郷の家族と同胞を私が人質にとっておる。少しでもあいつが逆らえば、
星ごと同胞達は消えるのだ。」とバロン星人は高笑する。『アレ』とは人質のことだったのだ。
「卑怯な」とタロウがいうがバロン星人は「理解不能だ。従うのがいやなら同胞など
見捨てればよいではないか。貴様も俺に勝ちたければZATなど見捨てればいい。なぜそうしない?」
「貴様にはわからない!永遠に!」とタロウが返すとバロン星人は
「では馬鹿正直に戦い命を落とすものと、卑怯な手を使い、生き残るものどちらが偉大だ?
間違いなく後者のほうだ」といいバロン星人がタロウを襲おうとしたとき、ある影がそれを阻む。
「バロン星人。やはり貴様は何もわかっちゃいない!」そういい、バロン星人を弾き飛ばしたのは
ZAT基地にいるはずのシャロン星人だった。
63 :
ゴロザウルス:2006/10/24(火) 18:04:09 ID:SphUs8HS0
「馬鹿な!貴様がなぜここに!それに人質がどうなってもいいのか!」バロン星人が驚愕する。
「モニターにちょっと細工しただけだ。それに人質はもういない」とシャロン星人が言う。
人質達は、テレパシー能力を使い、SOSを発信。近くを通ったウルトラ兄弟により
無事救出されたと昨夜連絡が入ったのだ。
「お前の野望も終わりだバロン星人!」と叫ぶタロウだがいきなりバロン星人は笑いだした。
「何がおかしい」とシャロン星人が叫ぶと、「いや私もなめられたものだと思ってね」とバロンは言う。
「もうすぐわがバロン大艦隊が到着する。まず貴様らを私が血祭りに上げ、太陽系を一気に制圧してやる」
と言うとバロン星人は笑った。「卑怯な手ばかり使う貴様が勝てると思っているのか」とタロウが言うと
「なに簡単だ」と言いバロン星人がなにやら呪文のようなものを唱えると、
バロン星人は明らかにパワーアップしていく。これぞバロン星人の特殊能力で、怪獣や宇宙人の
死骸などから能力を奪い、自分のものとするのだ。バロン星人はたにんをいつも利用し
怪獣を倒させ、その能力を高めていった。「さあこい!」とバロン星人は叫んだ。
バロン星人は強大だった。タロウもシャロンも死力を尽くして戦うがあまりにも相手は強い。
その必殺光線は特に強大で、まともに食らえば命ない。
64 :
ゴロザウルス:2006/10/24(火) 18:21:40 ID:SphUs8HS0
絶望的な戦いが続くなか、タロウとシャロンはテレパシーで会話をしていた。
「タロウ。きみはバリアは使えるか。」「ええなんとか」
「よし、じゃあ俺の言うタイミングでバリアを出してくれ」「はい」
「そのタイミングはや奴が次に光線を出したときだ」「あれはバリアで防げるかわかりませんよ」
「大丈夫だ俺を信じてくれ」「・・・わかりました」
タロウはバロンが必殺光線を出そうとするやいなやバリアの構えをとる。
そしてバロンの光線を受け止める。そのときシャロンがバリアに超能力をくわえ
光線を弾くのではなく受け流す。その光線はまっすぐバロンに向かっていった。
バロン星人は驚愕していた。光線が迫る。ばかな私は死なない。生きてこいつら
を倒し、そして全宇宙を・・・ そこでバロン星人の意識は停止した。
戦いが終わり、タロウはシャロン星人と話していた。
「やはり行くんですか?」と光太郎は尋ね、「ああ。光の国へと行ってみんなの無事を確かめければいけないからな」
とシャロンは笑って返す。「ありがとう。タロウ俺の力じゃ同胞も助けられずバロンの
飼い犬になってたとこだった」シャロンはそういうと超能力で海に隠された円盤をだす。
元々はバロンのものだが、今では奴はいないのだ。最後にシャロンはこう言った。
「だが用心しろ。バロンの艦隊は指導者が倒されたから引いたが、またここに来るかもしれん
そのときは俺もこの借りを返しにこよう。さらばだ」そういうとシャロンの姿は円盤に消え
宇宙に飛び去っていく。シャロンは離れ行く地表を見ながら考えていた。
(俺が光ならバロンは影。もしかしたら奴は俺が生み出した心の闇なのかもしれないな)
そう考え彼は円盤の外を見る。そこには美しい景色と一番星が輝いていた。
65 :
ゴロザウルス:2006/10/24(火) 18:30:14 ID:SphUs8HS0
長い上に読みにくい文ですみません。なんか宇宙人が主役の話を書きたかったんで
書きました。駄文ですが楽しんでいただければ幸いです。
バロン星人
体長54メートル
体重4万5千トン
他人の能力を吸い取る力を持ち合わせ、得意の狡猾さを活かし、大艦隊を作り上げる。
とわいえ、艦隊の団結力は弱く、本人の素の能力もたいしたことは無い。
シャロン星人
体長56メートル
体重5万トン
シャロン星の将軍だったもので、仲間を人質に取られ、バロン星人に従っていた。
武人らしく潔い性格で特殊能力の超能力はサイコキネシス、テレポーテーション
テレパシーなど多岐にわたる。
ゴロさん乙!
共闘モノはやっぱり燃える。
設定はタロウっぽくないかも知れないけどw
タロウ=光太郎のキャラはタロウらしくて、カッコ良かったよ。
トリップ付けました。次回作も宇宙人モノになりそうです。
今回の流れはどっちかというとセブンや新マンに近いですね。
69 :
名無しより愛をこめて:2006/10/27(金) 10:45:49 ID:jvFTqPWwO
期待AGE
70 :
名無しより愛をこめて:2006/10/28(土) 10:01:52 ID:ybixyEXk0
誰か、全投稿作品リスト持ってない?
ゴロザウルスがトリップ付けてメビウスアンチスレで偉そうに赤星脚本批判しているの見て萎えた。
そういうことをわざわざ此処にチクりに来るお前もクズ。
作品UPします。
「罪の清算」
ニス星人、バロウ星人登場
光太郎はパトロール中にどこかへと向かう子供達の中に健一を見つけ、そんなに
急いでどこにいくのかと尋ねる。すると子供達はみな紙芝居を見に行くのだ言う。
普段テレビっ子である健一がなぜ紙芝居など見に行くのか、それもいまだに紙芝居をやっている人が
いるとは?と疑問と好奇心に動かされ、紙芝居を見に行く。
子供達が集まった空き地には普通の中年の男がいて、子供達にあめを売っている。
健一に「絶対おもしろいから」と言われ、見ることにした光太郎はなぜ紙芝居屋などやっているのかたずねる。
すると男は、「子供達が好きなんですよ」と答え、光太郎に「ここにかけてください」と促した。
その男の紙芝居が始まった。その内容は宇宙を舞台とし、悪の宇宙人と戦う正義の超人の話だった。
紙芝居が終わったあと光太郎は男に話さないかと誘い、光太郎はそれを受ける。
男は佐藤と名乗った。光太郎は再び佐藤になぜ紙芝居をまだやっているかをたずねる。
すると佐藤は「現実に怪獣や宇宙人が現れている中、怪獣は町を破壊するだけでなく子供達に夢を
与えられると思うのでやっているんです。実はこの話はタロウをモデルにしてるんですよ」と答えた。
光太郎は紙芝居の出来を聞かれると「すごくおもしろかったですよ。まるで本当の話みたいだ」
と答える。その時、佐藤は一瞬暗い顔をしたがすぐにそれを打ち消した。
よかったらまた見に来てくれと言われ光太郎は佐藤と別れる。
その様子を見守る一つの影があることも知らずに。
数日後、佐藤に「よかったら家に来てくれ」言われ、光太郎は佐藤の家を訪れていた。
光太郎は呼び鈴を鳴らす。が、誰も出てこない。不審に思い、ドアに手をかけると
ドアは開いていた、おそるおそる入ってみると、そこには誰もいなかった。
ふと光太郎がテーブルに目を見やると置手紙が残されていた。そこにはこう記されていた。
「善人のふりをし、地球人をだます宇宙人バロウ星人よ。貴様の化けの皮をはいでやるから
下の地図にしたがいここに来い。」
読み終わると「見たんですか・・・」と声が聞こえ、振り向くとそこには佐藤がいた。
光太郎は勝手「送ってきたのはニス星人だろう」と言うと自分の過去について語りだした。
佐藤ことバロウ星人は以前宇宙海賊だった。ある星から金品を奪い、逃走する途中、ある宇宙人の宇宙船に激突した。
その宇宙船こそニス星人のものだったのだ。バロウ星人は海賊とはいえ関係の無い者は死なせない主義だったので
ニス星人を救出するべくニス星人の宇宙船へと移る。すると息子を助けようとするニス星人の姿があった。
宇宙船の割れ目から今にもニス星人の息子は投げ出されそうになっている。
バロウ星人は二人の間に割って入り、ニスの息子を助けようとする。だがとたんに
宇宙船が揺れ、息子は宇宙に投げ出される。バロウ星人はそれを見た後、ニス星人に手を伸ばそうとした。
だが、そのとたん再び、宇宙船が揺れ、バロウ星人も宇宙に投げ出される。
バロウの部下がすぐにバロウを助け、その後すぐにその場を去った。
生き残ったニス星人はバロウ星人に復讐するために彼を今も付けねらっているのだ。
そこまで話すとバロウ星人は決戦の場所へと向かうため、その場を去る。
光太郎も彼の後を追うために立ち上がった。
光太郎が現場に行くと、すでにニス星人とバロウ星人が対峙していた。
ニス星人はバロウ星人に「長きに渡る憎しみと息子の敵を討つ」と言っていた。
これを聞いた光太郎はニス星人はバロウ星人がニスの息子を助けるときバロウ星人が
息子を殺したと勘違いしているのだ。ニス星人はバロウ星人に、「今度は地球人をだますのか?」
と言っている。実はバロウ星人=佐藤が演じていた紙芝居の宇宙SFはバロウ星人の
軍人時代の話を元にしたものでニス星人はバロウ星人が地球人に自らの武勇伝を聞かせ、
戦いを美化しようとしていると考えたのだ。だがバロウ星人はニス星人の質問には答えず、
身構える。それを見たニス星人はニヤリと笑い「行くぞバロウ星人!」と巨大化し、飛び掛る。
バロウ星人も巨大化し、ニス星人と組み合う。
光太郎は「くそっ!」と舌打ちし、タロウに変身した。郊外だったので町への被害は無いが、
このまったく論点のかみ合っていない無益な戦いを止めたかったのだ。タロウは
「よせ二人とも。」と制止しようとするがニス星人は関係の無い者が口出しするなと返し、
バロウ星人でさえもこれは自分なりのけじめをつける戦いだ。と返す。
戦いはまったくの互角だった。バロウ星人は打撃を中心としたパワーファイターで
ニス星人はすばやい動きで相手をかく乱するタイプだった。だが一瞬の隙を突き、
力でニス星人を押さえつける。勝負は決した。
だがバロウ星人はそのままニス星人の束縛を解いた。ニス星人は驚愕し
「なぜ殺さない!仇に助けられるなど恥だ!殺せ!」と叫ぶ。みかねたタロウが
「ニス星人。バロウ星人はおまえの息子を助けようとしたのだ。だがそれは間に合わず
君の息子は死んだのだ」と言うとニス星人は「そんな言葉にだまされるか!」と返す。
するとタロウは「私もウルトラ兄弟の一人だ。うそは言わない。仮にうそだとしても
お前の息子が敵討ちなど望むものか!」と返す。ニス星人はがっくりとうなだれ
バロウ星人に向かい叫ぶ「俺を生かしておけば貴様の命をまた狙うかも知れんぞ!
それでも生かすのか!」するとバロウ星人は「たとえどんな理由があったとしても俺は
あんたの息子を助けられなかった。なのに親の命まで奪い、過ちを繰り返すということは
したくない」と言った。ニス星人は驚き「俺にはよくわからん。だがこの意味がわかったら
またこの星を訪れよう」と言いさらに「最後に聞く。地球人の子供になぜお前は
自分の武勇伝を聞かせる?」と聞く。するとバロウ星人はこう答えた。
「武勇伝と言う名の戦争でもパロディと夢を加えれば子供達の目は輝くからだ」と答えた。
ニス星人が空に飛び立つとタロウもバロウ星人も元の姿に戻る。佐藤の姿になったバロウ星人は
光太郎に「また紙芝居を見に来てくれ」と言い残しかえっていった。
数日後、光太郎がいつもの空き地を訪れると、佐藤の紙芝居はクライマックス
を迎えていた。その内容は争っていた宇宙人同士が和解し宇宙は平和になるというものだった。
光太郎はその宇宙人にバロウ星人とニス星人の姿を重ねてつぶやく
「いつかくる・・・この紙芝居が現実のものとなる日が・・・」そして光太郎が
ふと佐藤に目をやると佐藤は光太郎に気付き笑いかけた。
ニスとバロウを中心にすえた話なんであんまりタロウを出す意味が無いですね。
次は少年物になると思います。
ニス星人
身長52メートル
体重2万五千トン
すばやい動きで相手をかく乱し足と腕にしこまれた刀で攻撃する。
宇宙旅行から帰る途中に息子を失い、復讐鬼となる。根は悪い宇宙人ではない。
バロウ星人
身長54メートル
体重3万トン
宇宙海賊でそれにより負った傷を癒すために、地球を訪れる。地球人の心に触れ
海賊から足を洗い、永住する決意をする。力はすさまじく、足、腕などに力を
一部分に一点集中する力も持つ。
>>77 いつも乙です!
俺がちょっと気になるのは、古いMACスレにあった「もしもMACが円盤生物襲来に
際し生還できたら」的なネタ。MAC、ダン、百子さんたちが健在だったら・・・
というifが心をくすぐる
もうちょっとしたら作品UPすると思います。
ネタ考えるのが難しくなってきたんで前のスレでも見てきます
ゴロさん、いつも乙です。マータリ行きましょう。
お待たせしました。作品UPします。
「不死鳥の尾を盗め!」
伝説怪鳥パオ登場
放課後、家に帰ろうとした健一少年はある生徒が沈んだ顔をしているのを見つける。
彼の名前は八代亮。数ヶ月前に四日市から引っ越してきたのだ。
健一は何か悩み事があるのかとたずねる。すると亮は「実は弟のことなんだ」と告白した。
彼の弟、義男は以前の住まいのせいか、公害病を患っているのだという。
入院中の弟を退屈させないために、彼は得意の絵と文才を活かし、弟に様々な自作の物語を聞かせている
のだと言う。ある日、亮は義男に不死鳥パオの物語を話す。
その内容は、パオは小島に住んでいる巨大な鳥だ。
その羽は虹色に輝き、羽から発する神秘の光はどんな病気も治してしまう。
だがもし人間が地球の生態系や環境を破壊すると、裁きの光を発して、あらゆる物を
破壊してしまうのだと言う。
この話を聞いた義男は「パオがいればなぁ・・・。僕も外で遊べるのに」とつぶやいた。
しまった。と思った亮は「兄さんがきっとパオの尾っぽを取ってきてあげる」
と勢いで約束してしまう。しかしもちろんパオなんて鳥はこの世に存在しない。
そしてどうすればよいのかわからなくなってしまい、沈んだ顔をしていたのだ。
すみません。まだ学生なんで明日から修学旅行なんで、日曜日まで書き込めません。
中途半端に書くのもどうかと思うんで帰ってきたらまとめて書き込みます。
本当は今日書き込めればよかったんですが・・・。待っていた方には申し訳ないんですが、
必ず日曜に書き込むんで待っててください。
84 :
名無しより愛をこめて:2006/11/10(金) 17:43:24 ID:NBfNtOCLO
∧,,∧
ヾ(o゚ω゚o)ノ゙タローウ!
( )
しーJ
誰か怪獣使いの続編作ってよ。
過去ログにあったはず。
>>82の続き。
亮の話を聞いた健一は、やはり弟にうそをつくのはよくないから、本当のことを
告げたほうが良い。と亮を諭す。亮も納得し、健一と二人で義男の入院している病院へと向かうことにした。
しかし、病院まできたものの、亮は病室に入れなかった。弟にうそつきだと思われたくなかったのだ。
しかし、健一に本当に弟のことを大切に思うのであれば、本当のことを言うべきだと言われ、
病室に入る。亮の姿を見た義男は途端に明るい顔をした。それを見て、亮の顔は暗くなる。
そして亮が意を決してパオのことを告げようとしたとたん、義男は驚くべき事を言い出した。
「お兄ちゃん、パオって日本にいるんだね。僕は外国にいるのかと思ったよ」と言い出したのだ。
どういうことだ。と亮が尋ねると、義男は「ほら、アレ」とテレビを指差した。
テレビの内容はこうだった。日本の近海にある島、鳥尾島は通称、「虹色の島」と呼ばれている
美しい自然のある島だ。その島は名前の通り、鳥の尾のような形をしている。
その島に、美しい虹色の羽を持った光り輝く鳥がいることがわかったのだ。
ZATによる調査で、この鳥は普段は鳥尾島のある渓谷に住んでおり、時折姿を現す。
おとなしく、人間には害は無いと説明されていた。
パオのことがテレビで報道されてから数週間後、健一と亮はため息をつきつつ、
歩いていた。なぜ彼らがため息などついているのかと言うと、話は健一たちが
テレビの報道を知った日まで遡る。
あれから何とか鳥尾島へといけないかと考えていた健一たちは、近日、鳥尾島に
ZATが調査隊を送るという話を聞き、光太郎に鳥尾島に連れて行ってくれないかと頼んだのだ。
答えは「NO」。当たり前と言えば当たり前なのだが、彼らにはこれ以外鳥尾島に向かう方法は無い。
そこでこの事を義男に伝えに行く途中なのだ。健一が途端に「光太郎さんもけちだよなぁ。
別に連れて行ってくれたって減るもんじゃないのに」と不満を述べる。
彼はまだ自分達を連れずに、鳥尾島へと向かった彼に不満を持っていたのだ。
重い空気を払おうかと言わんばかりに亮が健一に話しかける。
「白鳥、俺はここまでして貰って感謝してる。義男にもパオが本当にいると証明できただけでもいいさ」
と答えた。そのまましばらく歩き健一は「光太郎さんは今頃鳥尾島かぁ。いきたかったな。」
と健一は最後のほうを亮に向けて話す。亮はうつむき、「うん」とだけ答えた。
一方、鳥尾島では、光太郎と南原がパオのすみかの警備と調査を続けていた。
今回のZATの調査では、テレビでの報道以来、パオを狙うものが後を絶たないため、
パオの警護もかねていた。彼らは一方はパオの警護、一方はパオの調査をしていて、
現在の時間は、光太郎が調査、南原が警護を担当していた。警護と言っても、
パオは決まった時間帯しか行動しないため、パオのすみか周辺を調査する一方とは違い、
南原は油断をしていた。それとともに眠気が襲ってくる。東京から鳥尾島まで
飛んできたため、かなり疲労がたまっていたのだ。
そのとき突如、背後から殴られ、気を失った。南原を殴った男が合図をすると、
岩陰から数人の男が飛び出てきた。
彼らは無論密猟者である。彼らは金持ちから多額の報酬を払われ、パオの密猟を引き受けた。
その手にはなんとZATの純正品である対怪獣用の麻酔銃が握られている。
ZATの内部の者に金を握らせて手に入れた物だった。
彼らは即座にその場から散ると、作戦を行動に移した。
光太郎がふと時計に目をやるともうすぐパオの出現する時間である。
光太郎はZATシーバーで南原に連絡を取ろうとしたが全くつながらない。
まさか・・・と思い、光太郎は急いで南原のいる場所へと向かった。
光太郎が駆けつけると倒れていた南原に声をかける。南原は目覚めると、早口に光太郎に言った。
「東!まずい。密猟者と思われる連中がパオに向かっている」光太郎は「何ですって!」
と言い、すぐさま、パオとところへと向かった。
光太郎がそこで見たのは、純正品の麻酔銃でパオを狙う密猟者達だった。
慌てて制止しようとしたがすでに遅かった。密猟者の放った麻酔銃がパオを貫き、地に落としたのだ。
密猟者たちは喜び、パオの羽をもぎ取ろうとした。だがそのとき、パオが渾身の力を振り絞り、
火炎をはいた。密猟者達は一瞬で焼き尽くされ、パオは憎悪の光を宿した目で、東京の方角を向き、
飛び去っていった。光太郎はすぐさまこの事を南原に伝えると、みずからコンドル
に乗り込み、パオを追いかける。
90 :
名無しより愛をこめて:2006/11/15(水) 10:38:16 ID:xtulFJv90
どの怪獣もこう昭和テイストが無さ杉。
ギースやらギルティーやらパオやら。
素直に○○ドン、○○ゴスとかがいい。
そんなこと言ったらキーラとかベムラーとかダダとかも昭和怪獣じゃないことになるな。
突然出てきてすいません
俺も一作書いて見たいんですがよろしいでしょうか?
>>92 全然かまわないけど、ゴロさんのパオ編が終わってからにして欲しいな。
後々見づらくなりそーなんで。
ゴロさん、俺はパオって名前好きだよ。
ウルトラマンタロウ第33.5話「タロウ最大のピンチ! 変身! 熟女ウルトラマン」
な〜んての期待
わかりました
ちなみにタイトルは「急げタロウ!海底基地大爆発!」です
・・・読んで字のごとくな内容です
>>89の続き
光太郎は必死にコンドルを操り、パオを追うが、パオのスピードについていくのが精一杯で
まともに攻撃をすることもできない。だが光太郎はなんとしてでもパオを足止めしなければ
ならなかった。それはと言うと、パオの予想進路は東京の中心。そこまで行かせれば、
甚大な被害が出ることは目に見えている。すでに荒垣達に連絡し、救援を呼んだが、
パオのスピードを考えるとおそらく期待はできないだろう。
すでに東京は見え始めている。焦った光太郎はパオにミサイル攻撃を仕掛ける。
パオはそれをあっさりよけると、コンドルに向かって火炎をはく。コンドルは被弾し、
海面にたたきつけられ、ばらばらになるのと同時に、タロウが出現。
タロウはすぐ飛び上がると、東京に向かったパオをい追いかけた。
健一と亮は港に来ていた。今日一日だけは義男の外出が許されたのだ。だが健一と亮は暗い顔をしていた。
なぜならそもそも義男の外出が許されたのは、近日行われる、手術が失敗すれば
義男の命はどうなるかわからない。つまりこれは義男の最後の思い出作りとなるかもしれないのである。
重い空気が漂う中義男が、「あっパオがいる」と叫んだ。だが二人は見向きもしない。
再び義男が「お兄ちゃん、健一さん見てよ。パオだよ!」と叫ぶと亮は
「いいかげんにしろ!義男!パオが東京になんかいるか!」と激昂した。
だが義男は「お兄ちゃんこそ何言ってんだよ。みなよ。アレ」とある方向を指差す。
健一と亮がそちらを向くとそのまま固まる。義男が指差した場所にパオはいま降り立ったのだ。
健一たちは逃げていた。義男が「何で逃げるのさ?」とたずねると亮は「何言ってんだ!
お前手術の前に死にたいのか!」と叫ぶ。パオは降り立った直後、広がるコンビナートを
破壊し始めたからだ。パオにとっては東京は公害のあふれる憎しみの対象でしかない。
パオが今度は貨物船を破壊しようとしたとき、空からタロウが飛来。義男は「あっ!タロウだ!」
と喜ぶ。しかしタロウとパオの格闘が始まったと思ったら、タロウはパオの攻撃にただ耐えるだけだった。
「タロウはどうしたんだ」と健一は叫び駆けつけたZATも唖然とする。
何はともあれ、タロウが危機に瀕していることは確かなので、ZATは攻撃をしようとした・・・が、
タロウがそれを制止した。それを見て荒垣は様子をしばらく見守ることにした。
パオの攻撃を受け続け、タロウのカラータイマーが点滅を始める。
だが明らかにパオのほうもそこまで攻撃に身を入れなくなってきたのをタロウは見逃さず、
リライブ光線を放つ。これがタロウの作戦だった。パオにただリライブ光線を当てたところで
パオの怒りは静まらないだろう。だがパオに撃たせるだけ撃たせて、パオの心に
満足感を与え、リライブ光線を当てれば効果があると踏んだのだ。
わかりやすく言えばサンドバックなどを殴ってストレスを解消するのと同じである。
この効果は絶大だった。パオはまるで遊びにあきた子供のように自らの住処に帰っていった。
そしてタロウは亮たちに光る何かを投げつけた。亮が走って堕ちた場所にむかう。
そこにあったのはパオの羽だった。戦闘中にドサクサにまぎれて奪っていたのだ。
タロウは光線を羽にあて、羽を小さくすると空へ去っていった。
数週間後、羽の効果もあってか、手術後の義男の回復はすさまじく、すでに退院したと光太郎は健一に聞いた。
光太郎はそのことを思い返しつつパトロールをしていると、ふと外を見てみると
義男が亮や他の友達と遊んでいる姿が見えた。そして義男のズボンに光る羽を見つけて、
光太郎はにっこりと笑った。
UPが遅れて住みませんでした。最後の詰めが気に入らず、また考え直したんで無駄に
長引きました。すみません。怪獣の名前については今後配慮します。(すぐには無理だと思いますが)
>>95 楽しみにさせていただきます。
パオ
翼長120メートル
体重2万千トン
古くから日本に生息していたと思われる伝説の怪鳥。
その美しい姿から、羽を狙うものが後を絶たなかった。
鳥尾島の伝説によると、かつて鳥尾島に疫病が発生した際、その羽の一本を、村人に授け、
その羽をふるとたちまち疫病は消え去ったと言う。武器は口から吐く火炎。
(ちなみに亮はパオの話を親戚から聞き、それをそのまま義男に話した。)
んじゃ頑張って書きますね
「急げタロウ!海底基地大爆発!」
海底ギャング「ズダギラー」
太平洋の海底に、汚れた海を浄化するための、海底基地、「シルバー1」が建造された
そのシルバー1が完成から2日程たったある日、突如通信不能に陥り、シルバー1に勤める科学者や職員の家族は騒然とするが、幸い通信ケーブルが切れただけで大した事はなく、安心する
しかし連日似たような事件が多発し、ついにその原因を究明すべくZATが海底の調査に出発した
だが発進したアイアンフィッシュは何も見つける事ができずに帰還する
ならなんで通信ケーブルがこうも切れるのだろうと不思議がる隊員達に、朝日奈は海はまだまだ我々の知らない謎に満ち溢れているからなと一言言って、東をパトロールに送り出す
パトロール中に光太郎は公園で子供2人が言い争いをしているのを目にして止めに入る
理由を尋ねると、片方の少年がもう片方の少年の父が真面目に仕事しなかったために、自分の父の命が危険にあわされたと言った
もう片方の少年は、自分の父はちゃんと一生懸命自分の仕事をしていると言い返す
2人はシルバー1に勤める作業員の息子達で、父が真面目に仕事しないと言われていた少年は、シルバー1の通信ケーブルを担当する職員の息子なのである
通信ケーブル担当職員の息子、公平は絶対に父は真面目に仕事をしているから、父のせいではない、海底の通信ケーブルが切れたのには他に理由があるんだと激しく主張するが、もう一人の職員の子、松雄は耳を貸さない
光太郎はケーブルの切れた原因がまだわかっていないのに、そんな事を言うのはいけないと言って、松雄を叱るが、松雄は絶対に公平の父が問題の原因だと言って光太郎の言葉に耳を貸さない
そこで光太郎の持つ通信機が鳴った
通信機に出る光太郎
なんと再びシルバー1からの通信が途絶えたらしい
それを聞いた松雄は、やはり公平の父が仕事の手を抜いているのだと言って公平を再び公平をせめる
もちろん公平も反論して、再び口論が始まった
光太郎はそれを一喝すると、すぐに本部に向かう
海底に到着したアイアンフィッシュ
しかし、ケーブルが切れている事は発見できたが、ケーブルが切れた原因らしい物は見当たらない
東「やっぱりケーブルが切れている・・・」
南原「欠陥工事なんじゃないのか?水圧に耐えられなくて切れたんだよ」
南原の言葉に、うーんと唸る光太郎
東「しかしよく見てください、あれは何か鋭利な刃物で切った感じの切れ方です、もしかしたら、何かがケーブルを切り裂いたのかもしれません」
南原「なにかってなんだよ?」
東「さあ・・・」
南原「さあってお前なあ・・・やっぱり欠陥工事なんだよ欠陥工事」
再びうーんと唸る光太郎
シルバー1に到着したアイアンフィッシュ
電波無線で連絡を取り、入港する
応接室に通され、シルバー1のキャプテンに通信機不良はケーブルが切れていたためだと教える2人
キャプテンは通信ケーブルの管理責任者を呼び、2人に自分はケーブルがこう何度も切れるのはおかしいと思うと話し始める
そこに通信ケーブルの管理責任者、公平の父、高野正明が来て、ケーブルには決して欠陥が無いと訴えた
なら何が原因かと尋ねると、正明は何かがケーブルを切り裂いたのだ、あれは何か鋏の様なもので斬られた後だと話す正明
そんな物が海底にいるのかとキャプテン、やがて正明の台詞は自分の責任を逃れるため、ありもしない化け物を出しているのではと言う疑いにまで発展する
しかしあれは僕も何かが切断した後なんだと思いますと正明を弁護する光太郎
光太郎の言葉に、じゃあ何が、あのケーブルを切断したんだ?ノコギリザメでもいるのか?と聞いてくるキャプテンに
深海怪獣がケーブルを切っているのではないかとキャプテンに訴える光太郎
もちろんキャプテンはそんな話は信じず、これ以上ケーブルが切れるようなら、正明をクビにすると宣告した
応接室をでた後、光太郎にお礼を言う正明
そして自分はこの仕事に誇りを持っていて、失敗なんかしないし、ミスがあれば素直に認めるし、それにあの通信ケーブルが切れた後は間違いなく何かが切った後だと語った
光太郎は正明に、息子の公平が、あなたを心から信頼していましたよと教えると、正明は思わず涙ぐんでしまう
シルバー1を出るとき、光太郎は思った
あの人が欠陥工事をほうっておくわけが無い、原因は別にある、と
102 :
キングザイガーU世:2006/11/20(月) 01:58:24 ID:JbsWRqFr0
シルバー1から戻った光太郎は、公平が少年達にいじめられているのを発見し、止めに入る
光太郎「なぜこんな事をするんだ?いじめは良くないぞ!」
少年A「そいつ嘘つきなんだ」
少年B「海底に怪獣がいて、そいつがケーブル切ってるなんて言うんだぜ」
松雄「ケーブルが切れるのはお前の親父が手抜き工事してるからなんだよ(言って公平を押す)」
公平「違う!父ちゃんは真面目に仕事してるんだ!シルバー1で働くのが誇りだって言ってた父ちゃんがそんな事するわけない!怪獣がやってるんだ!」
松雄「そんなわけないだろ!この嘘つき!」
少年達「嘘つき!嘘つき!嘘つき!」
光太郎「公平君の言っている事はただしい!俺は海底でケーブルの切れた後を見たんだ、あれは間違いなく、何かが切った後だった」
松雄「ZATまで嘘をつくのかよ」
光太郎「嘘じゃない、約束しよう、ケーブルを切った犯人を、俺がこの手で暴いてみせる」
公平「・・・光太郎さん」
松雄「じゃあ怪獣じゃなくて、こいつの親父が犯人だったらどうするんだ?」
光太郎「その時は・・・・俺はZATをやめる!」
松雄「ほんとだぜ」
光太郎「ああ、約束しよう!」
去っていく少年達、一人残った公平に笑いかける光太郎
光太朗「君は偉いな、皆が何を言おうと、自分のお父さんを信じている」
公平「俺、将来父ちゃんみたいな仕事に就くんだ、だから、俺の目標の父ちゃんが間違うはず無いもん」
光太郎「・・・父ちゃんか」
黙って遠くを見つめる光太郎
公平「・・?光太郎さん?」
光太郎「ん?ああ、よ〜し、公平君、俺が必ず、君のお父さんの無実を証明して見せるぜ!」
公平「うん!ありがとう光太郎さん!」
光太郎「よ〜し、じゃあ、げんまんだ」
硬く、指きりげんまんする光太郎と公平
ZAT基地でケーブル切断の原因を探る方法を提案する光太郎
何かが必ずあのケーブルを切っているのだから、待ち伏せしようと言うのである
確かにこう何度も切れる原因を確かめなければならないと光太郎の意見を採用する朝日奈
朝日奈「しかしな、東、何度も言うが、海はまだまだ未知の世界だ、十分に気をつけろよ」
光太郎「はい!」
海底でケーブルを見張るアイアンフィッシュ
しかし、何日か見張ってみたが、一向に何かが起きる気配は無かった
南原「やっぱり欠陥なんじゃないのか?」
アイアンフィッシュの中であくびをする南原、光太郎はしかし生真面目に眼下のケーブルを見ている
光太郎「いえ・・・そんな事は・・・ん?」
南原「どうした?」
光太郎「南原隊員、あれを見てください!」
南原「あ・・・ありゃなんだ?」
光太郎が指差した先で巨大な鋏が海底から生えて、通信ケーブルを切断しはじめた
南原「本部!でました!でましたよ!鋏、でっかい鋏が地面から生えてケーブルを切ってるんです!」
朝日奈『なにい?よーし、わかった、南原、東、その鋏を攻撃して倒すんだ!」
光太郎「了解!」
魚雷を発射するアイアンフィッシュ
魚雷は見事海底の鋏に命中して、砂埃が舞う
南原「やったか?」
しかし、砂埃の向こうからハサミムシの様な姿をした怪獣、ズダギラーが現れた
叫び声をあげて暴れだすズダギラー
アイアンフィッシュは魚雷を発射するがズダギラーの鋏で撃沈されてしまう
海底で座礁したアイアンフィッシュの中で気絶する南原と光太郎
ズダギラーはそのままシルバー1に向かった
シルバー1に到着したズダギラーは鋏でシルバー1の外壁を攻撃
そこが燃料倉庫で爆発して隔壁が吹き飛ぶシルバー1
それでもズダギラーは攻撃をやめず、第2燃料庫も危機にさらされた
このままではシルバー1は燃料庫が大爆発を起こし、全滅してしまう
その時正明が第2燃料庫に向かい、燃料のガソリンを非難させ始めた
もちろん怪獣が今第2燃料庫の隔壁を突き破れば正明は即死である
それでも少しでも被害を減らそうと必死にガソリンを運ぶ正明
キャプテン達もそれに続き、次々とガソリンを運び出して行く
だが隔壁は無情にも壊されようとしていた
引火すればまだ十分にシルバー1を壊滅に導けるだけのガソリンが第2燃料庫にはある
正明「俺はこんな所じゃ死なないぞ!息子が帰りを待っているんだ!」
叫ぶ正明
その叫びが聞こえたかのように、目を覚ます光太郎、横の南原が起きないのを確認して、タロウに変身した
シルバー1にとどめの一撃を喰らわせようとしていたズダギラーを横から押さえつけるタロウ
ズダギラーをシルバー1から遠ざかった所に投げつけるが、水中のため泳いで戻ってきて、逆に体当たりをかまされる
よろけたタロウを今度は後ろから鋏ではさみつけるズダギラー
必死ではずそうとするタロウだが、外れない
その時、更にもう一匹ズダギラーが現れ、タロウの胴体を鋏で切りつける
2体のズダギラーの猛攻に苦しむタロウ、カラータイマーが点滅を始めた
シルバー1の中からその光景を不安げに見つめるシルバー1の職員達
と、何者かが後ろからズダギラーを蹴りつけてタロウを救った
ゾフィーだ!タロウを助けたゾフィーは、そのままタロウと共に2匹のズダギラーに立ち向かう
水中で動きが制限される中、ズダギラー2体の鋏をZ光線で破壊するゾフィー
タロウは弱った2体にストリウム光線を浴びせ、見事勝利を掴むのだった
アイアンフィッシュを持って去っていくゾフィーとタロウに手を振る職員達
タロウはゾフィーと別れると、アイアンフィッシュを無人島の地上において、光太郎の姿に戻った
南原を起こし、タロウとゾフィーが助けてくれたと教える光太郎、喜ぶ南原、遠くからスカイホエールが飛んでくる
公平にあやまる松雄と少年達
それを許す公平
光太郎は子供に、仕事をする人は自らに責任を持っている、君達も将来仕事をする時に、自分の仕事に責任を持つんだぞと言葉を送る
公平は頷くと、光太郎にお礼を述べるのだった
終
時間かかってスイマセンでした
本編ではOPにしか出ないアイアンフィッシュが出るとは・・・。
ほかにもZATには日の目を見なかったマシンがたくさんあるけど。
人物の会話が自然に書けてていいですね。自分は会話を考えると意味不明な文章になるんで・・・
次回も期待しています。
いや、もったいないお言葉です
ゴロザウルスさんのほどひねった作品じゃないし
唐突にゾフィー出てきてるし・・・
感想、ありがとうございました
いつの間にコテハンの馴れ合いスレになったんだ。
別に馴れ合ってないだろ。
馴れ合いじゃなく誉め合いだろ
とりあえず思いつき次第、作品は投下しますが、たぶん不定期に書いていくんで気長に待っていてください。
保守age
ウルトラの母を活躍させてほしい
このスレ復活していたんですね。初代スレでいくつか作品を書いていた者です。
さすがに今は新作を書ける引き出しがないもので、読者として楽しませていただきますね。
116 :
名無しより愛をこめて:2006/12/10(日) 16:18:15 ID:gbRBDXT30
保守age
保守
書いてる人たちが何歳か知らないけど、
70年代初頭の流行りもんを使って、
なにか一本書けないかな?
山本リンダやフィンガー5の名曲を使って一本書いてみよう。
>>119 単なるパクリな発想じゃあ怪獣ひな祭りを超えられないぞ。
保守
122 :
名無しより愛をこめて:2006/12/24(日) 11:08:21 ID:anC9gqDC0
WoOをほのぼの系ギャグコメディにした話きぼんぬです><
あの話、はっきり言って狂ってるんで
保守
保守
新年保守。
126 :
名無しより愛をこめて:2007/01/04(木) 22:59:02 ID:uGE/1iVV0
ウルトラの母活躍期待age
保守
唐突に質問ですみません
ウルトラの父と母のなれそめ?の話なんか
どこへいったら読めますか?
まだ見たことない。書いてみるか?
保守
誰かタロウの33話、34話をうpしてください。
保守
ほしゅ
また作品でも考えてみようと思います。皆さんはどちらが良いですか?
@戦闘に力をいれたもの
Aドラマ性に力をいれたもの
・・・いつ書き終わるかはわかりません。
2かな。
なかなか難しいとは思いますが頑張ってください。
気長に待ってますよ。
>>136 じゃあその方向で考えてみます。
時間はかかると思いますが・・・。
お待たせしました。作品UPします。
「海の悪魔の怒り!タロウ絶対絶命!」
海洋暴君ガゴラ登場
「これでもう4件目か・・・。」ZAT司令室に北島のため息が響く。
彼が見ているのは、新聞である。見出しには「再び船舶が謎の沈没!怪獣のしわざか?」と書かれている。
「全く。なんでもかんでも怪獣のしわざにしないでほしいよな」と後ろから除いていた南原もつぶやく。
「でもその可能性はないわけじゃないんでしょう?」と光太郎が言うが北島は「あのな東。まだ不確定な情報を
怪獣のしわざだ!とマスコミに騒がれると、一般市民はすぐZATに『さっさと怪獣を始末しろ!』的な内容の電話がたくさんくるんだよ。
受け答えする俺らのみにもなって見ろ。」とぼやく。すると司令室のドアが開き、朝比奈隊長が入ってきた。
「だが,今回は本物かもしれんぞ」と隊長は言い、資料をテーブルの上に置く。
「どういうことです?」と光太郎が尋ねると、「まずはこれをきいてみてくれ」と隊長はテープレコーダーを回した。
(栄光丸、栄光丸どうした!栄光丸、応答せよ!、、、、化け物がでかいば・・うわーーーーザーーー)
「これが昨日沈没した栄光丸との交信テープだ」とテープレコーダーの電源を切る。
「でかい化け物・・・。怪獣ですかね」南原が尋ねると、「わからん。だが可能性は高いだろう。」
と隊長は答える。「そこで我々に調査の命令が下ったと言うことですね?」と北島が言った。
「そういうことだ。そこで調査に行くものを選出するが・・・。そうだ、昨日外食をしたものはいるか?」
いやな予感がしながらも、光太郎と北島が手を上げる。
すでに南原は笑いを抑えるのに必死で、他の隊員も明らかに目をそらしている。
「まさか・・・。」北島が青ざめた声で言い、「そのようですね・・・。」と光太郎はため息をついた。
短いですが、少しずつUPしてきます。
どんな展開になるかは未定です。怪獣の名前は・・・善処します。
>>138 訂正:×「まさか・・・。」北島が青ざめた声で言い、
○「まさか・・・。」北島が青ざめ、
ゴロさん乙!
ZATの面々のやり取りが最高ですねw
続き気長に待ってます。
ほしゅ
また量はそんなに多くはありませんが、もうすぐ続きを書き込みます。
期待保守
保守
保守!
「なんでこんなことになったんだよ・・・。」
通信機から北島のやる気の無い声が聞こえてくる。
「そんなこといっても・・・。」と苦笑する光太郎だが、北島の愚痴は止まらない。それどころかしだいに悪化しているようだ。
「たまには贅沢してもばちはあたらないよな〜〜〜。と思って昨日は外食したのに・・・。世の中神も仏も無いぜ・・・。
そう思わないか東。」そこまで悲観することないとおもうんだが・・・。と内心光太郎は思うが、こうなった北島に何を言っても無駄だ。
「とにかく愚痴言ってても仕方ないし、俺も行くよ」と北島が言い、通信機を切った。
あのあと、相談(ジャンケン)の末、光太郎が沿岸部を、北島が空から調査することになったのだが、
なかなか北島しないので、光太郎は先に出かけたというわけだ。
そして・・・。「おっ、見えてきたぞ」と光太郎は顔を明るくする。そこにはのどかな町並みが海に沿ってみえている。
事故現場に一番近い町だ。光太郎は車を走らせ、町に向かっていった。
光太郎は海岸に立ち調査を続けていたが、たいした成果は上がらなかった。
そこで一旦休憩し、空の北島を待つことにした。
ヘルメットをおろし、海を見つめる。波の音しか聞こえず、普段の忙しさは全く感じられない。
「お兄さん、ZATのひとだろ?」後ろから声が聞こえ、光太郎は振り向く。
そこには13かそこらの少年が立っていた。
「怪獣でもでんのかい?この海に?」と少年は笑って言った。
「いやそういう訳じゃないよ・・・。少なくとも今は。」と光太郎は答える。
「わかった!船の沈没事故と関係あるだろ!」と少年は言う。
「驚いたな。どうしてわかったんだい?」と光太郎が言うと、
「だってここら辺は何もないし、最近起きた事故ぐらいしか大きなことは事件はないからな。
そうだ、俺、岡野拓郎っていうんだ。お兄さんは?」と拓郎は光太郎に尋ねる。
「東光太郎だ。よろしく。」と光太郎は拓郎に手を差し伸べた。
「でもなんで海の事故なのに陸で調査してんだい?」と握手のあと拓郎が尋ねる。
「まあ作戦かかわるからはっきりとは言えないけど、もし怪獣がいるなら、地上にも手がかりがあるかもしれないからね。
相手は未知の生物だから、どんな調査もおろそかにはできないんだ。」と光太郎が答えた。
「そっか。」と拓郎が言って立ち上がる。「でもここしばらく変わったことなんかないよ。俺の知ってる限りでは。」
と拓郎が波打ち際まで歩いていく。光太郎も後を追う。
「きれいな海だね。」と光太郎がつぶやく。すると拓郎は「そう思うだろう?」と言った後、はるか先、町の港の方を指差す。
その先には、煙を上げる工場があった。
「あれがこの海の本当の姿さ。」と拓郎が痛ましい顔をして呟いた。
ゴロさん乙!
なかなか面白そうな展開ですね。
続き楽しみにしてます。
149 :
名無しより愛をこめて:2007/01/30(火) 21:36:50 ID:d4VFL/sjO
「海は明らかに汚れてるよ。昔と比べると。」
拓郎は吐き捨てるように言った。そしてはっと思い当たったように言った。
「俺のじいちゃんなんか『今に伝説のように海の悪魔が人間に制裁を与える。船の沈没はその前触れだ』なんて言ってるよ。」
「海の悪魔ってなんだい?」と光太郎が尋ねると、拓郎はこの地方に伝わる伝説を話始めた。
かつて海の神を敬わず、日々の糧を粗末にするようになった人間に天罰を与えるべく、海の神は一体の怪物を作り出した。
その怪物は全てを飲み込むような口や鋭い歯を持つだけでなく、海の神の力により空中を飛び回る力を得ていた。
人々はこの怪物を恐れ、『牙呉羅』(ガゴラ)と呼ぶようになった。
加えて、ガゴラは嵐の日に、10人の人々を食い、人々に天罰を与えていた。
何人もの人々がガゴラに挑んだが、誰一人かなうものはいなかった。
しかしかつてから日々の糧を海の神に感謝して得ていたある若い漁師が海の神に人々を許して頂くべく祈ると
海の神は『民を助けてほしければこのモリであの怪物を刺し、そなたの勇気を見せてみよ』と告げ、漁師に一本のモリを授けた。
漁師は村の人々を説得し、一致協力。漁師がおとりになり、網でガゴラを捕獲し、漁師がモリを突き刺した。
すると、力をモリに吸い取られたガゴラは5mほどの大きさから、どんどんちじんでいき、ただの魚となった。
その後村人達は海の神を祭ったほこらを作り、そこに例のモリを納めたという。
乙です!
もう少ししたら続きをUPします。忙しいんでなかなか書けなくてすみません。
大丈夫ですよ。楽しみにしてます。
とまあここで伝説は終わるんだけど・・・。」拓郎は話終えるとある方向を指差して言った。
「あれが伝説のほこらだよ」指先には小さなほこらが立っていた。
「そうか・・・。」光太郎はつぶやき、他に知っていることはないかたずねた。
「うーん、そうだな・・・。」拓郎は考え込み、「じいちゃんもほかに何も言ってないし・・・
でもガゴラが本当にいるなら船を襲ってもおかしくないよ」と言った。
「どうしてだい?」と光太郎がたずねると、「ガゴラはさっき話したように海の神の化身だよ。
こんだけ海を汚してたら出てきてもおかしくないと思う。死んだ俺の親父も『海は楽しいが恐ろしいところ、
ひとたび荒れ狂えば、人間など太刀打ちできない』っていつもいってた。」
「君のお父さんは・・・。」と光太郎がつぶやくと、拓郎が「5年前に時化にやられてね、遺体はあがってないけど
おそらく死んだだろうって。」と言った。
「いいお父さんだったんだね」と光太郎が言った。さっきの話を聞いて率直に思ったからだ
「うん、俺の誇りだよ。将来は親父に負けない漁師になるのが夢だった・・・昔はね」
「どうして今は違うんだい?」と光太郎が少し戸惑いつつ、たずねた。
「今は海はどんどん汚れてってるからね。俺が大人になる頃には魚なんかいないだろうってみんな言ってる。
俺の周りのやつもほとんど大人になったら都会に行くって言ってるから。」
と拓郎はさびしそうに言い、光太郎にたずねた。
「光太郎さん、俺迷ってるんだ。都会に行ったほうが良いかもしれないけど俺はこの故郷も捨てたくない。
甘い考えかもしれないけどね。」光太郎は少し迷った後、拓郎に言った。
「僕にはどうも言えないな。なぜかわかるかい?それは決めるのは君自身ではならないからだ。
たしかに今は答えが出ないかもしれない。だけど今はとにかく迷って、必ず自分自身で決めなければならない
たった一度しかない人生だからね。」とここまで話すと、北島から通信が入ってきた。
『一通り調査はしてみたが確証はまだつかめない。とりあえず本部に戻り、対策を練ろうぜ』
「了解、今から戻ります」通信機のスイッチを切ると、「じゃあ拓郎君、今日は色々と有難う」
光太郎はウルフに乗り込み走り去っていった。
海岸に一人残った拓郎は「たった一度しかない人生か・・・。」とつぶやき、帰路に着いた。
彼の中でいま、少しずつ何かが変わり始めていた。
乙です!
光太郎の台詞がいいですね。
保守
保守
保守
保守
保守
保守age
保守
保守
保守
保守
保守
保守
保守
保守
「・・・というわけで海面には特に異常はありませんでした」
と北島が報告を終えた。
「ご苦労、東はどうだった?」と隊長が尋ね、光太郎が報告を始めた
光太郎は拓郎から聞いたガゴラの伝説のことや、海のことなどを話した。
「そうか・・・。海の悪魔・・・。まだわからないことだらけだが調査の余地はあるな・・・。」
と北島がつぶやいた。
「おいおい。そんなのんびりやってていいのか?もし、また船が沈んだら責任問題だぜ?」
南原が言った。
「たしかにそうかもしれない。だが仮に海の悪魔とやらが本当にいるのならきちんとした調査がなおさら必要だ
東と北島は引き続き調査してくれ」
こうした会議のさなか、拓郎たちは村である計画を立てていた。
「おい、計画の内容は大体決定したが、何時やるんだ?」一人の少年がいい、
「そうだな・・・あさって、大人達が工場に抗議しにいくらしいからそのときにしないか?」
とリーダー格の少年が言った。
「おい本当にやるのかよ。」拓郎がつぶやくと「なんだよ拓郎。お前怖くなったのか?」
「違うって・・・。ただじいちゃんがあさっては海が荒れるとかなんとかいってたから・・・。」
ここで彼らの計画を説明すると、船を使い、遊ぶというものだ。
なぜかと言うと、彼らは船のこぎ方は教えてもらったが、必ず大人が同伴しなければならなかったので、
かなり不自由だった。船をもうこげるのだから自由に船を動かしたかったのだ。
「いまさら何言ってんだ拓郎!大体天気予報では晴れだったぜ?」
と拓郎の意見を一蹴した。
拓郎は妙な違和感を抱きつつもその場の空気にしたがうしかなかった。
ゴロさん乙!
翌日、拓郎達は船着場に来ていた。大人たちは工場との話し合いに向かい、天気は雲ひとつ無い快晴。
まさに彼らの計画を実行するには絶好の日だ。
彼らは計画を前に興奮していたが、浮かない顔をする少年がいた。拓郎である。
彼は父から祖父の言うことだけはいつもあたる。と聞かされていた。
そしてその祖父が海が荒れると言っているのだ。
海が本当に荒れたら熟練の漁師でも海が荒れると命にかかわる。
ましては経験も何もない拓郎たちなどひとたまりも無いだろう。
拓郎がそんなことを漠然と考えていると・・・。
「おい、拓郎きいてんのかよ!」友人の声でふと我に返った拓郎が慌てて返事をする。
「ああ。いよいよやるのか。」拓郎は自分に言い聞かせるように言った。
そしてふと船においてあるあのガゴラを倒した『伝説のモリ』が置いてあるのを見つけた。
「おい、このモリもってくのか?」拓郎が聞くと、友人の一人が
「ああ、ぼろいが本物を持ってたらばれるかも知れねえしあったほうが感じがでるだろ?」
ふうん、と答えを返し、拓郎は深く考えるのを止めた。
「よし、船を出すぜ」号令と共に船が動き出す。
彼らは知らない。海の恐ろしさも、そして『海の悪魔』の恐ろしさも誰一人知らなかった。
数時間後、光太郎はホエールで村の近くまで来ていた。再び調査をするためである。
「やな雲行きだな・・・嵐が来そうだ」光太郎は外をみてふとつぶやく。
「『ガゴラは嵐と共に現れる』・・・・。まさかな」
一方、拓郎たちは舟遊びを楽しんでいた。
「雲行きが怪しくなってきたな・・・。そろそろかえろうぜ」拓郎が言うが、
「何言ってんだ拓郎、滅多にねえ機会なんだからもっと楽しもうぜ」と一蹴された。さらに
「拓郎、お前怒られるのが怖くなったんだろ、びびり野郎が」と挑発される。
拓郎が「なんだと!」と言って殴りかかる。
船の上でけんかが勃発し、不安定になる。そしてだんだん潮に流されていることに気がつく者はいなかった。
しばらく時間が過ぎ、やっと沖に流されたことに気がついた拓郎たちは必死に船を動かす。
しかし、まだ彼らは潮の流れも読めなければ、天候も読めない。いつの間にか雨が降り出し、
風と雷がすこしずつ強くなっていく。
そんなときふと拓郎が工場のほうをみると海中に大きな影があった。
「おいあれなんだ?」ほかの少年も気づいたらしく、拓郎に尋ねる。
「俺が知るか」拓郎が返した。心なしか影が濃くなっている。そう考えたとき水しぶきと共に『何か』が海から飛び出した。
拓郎達は見た。50メートルはある体長、のこぎりのような牙、そして空をかける巨体・・・。
それはまさに伝説のガゴラ、『海の悪魔』そのものだった。
ガゴラは海から飛び出すと工場を粉々に砕く。拓郎たちの親は東京の本社と話し合いに行っていたので
心配は無かったが、少年達はあまりにも恐ろしい光景を見たショックで体が動かなくなってしまった。
「みんな、船をこぐんだ」拓郎の一言で我に帰った少年達は必死に船をこぐ。
しかし、陸はあまりにも遠すぎた・・・。
一方光太郎は本部に救援を要請しようとしたが、悪天候のせいか通じず、一人で必死にガゴラに応戦していた。
だが海と空中を自由自在に移動するガゴラは思いのほか手ごわい、
しかも悪天候の影響で視界が悪く攻撃が命中しにくいのだ。
視界を確保しようと、反転すると、小さな船と、それを必死にこぐ少年達を見つけた
「あれはまさか拓郎君か!なんて馬鹿な真似を!」光太郎は舌打ちする。
視界が悪い中、すばやく動く敵に攻撃をしているというブランクがあるのに、
うかつに攻撃すれば流れ弾が拓郎たちに命中する可能性がある。
光太郎は攻撃さえ封じられたのだ。光太郎の焦りからホエールに一瞬のすきができた。
それをガゴラが見逃すはずも無く、体当たりによりホエールは撃墜された。
「くそ、ZATがやられた!」拓郎が悲鳴のような声をあげる。
陸はまだ先だ。焦りと恐怖が正常な判断力を奪い、悪天候が体力を奪う。
もはや限界だ。そう思った瞬間、ガゴラが目の前にあらわれる。
少年達は目を硬く閉じ、来る衝撃を待った。
しかしいつまで待ってもその時は来ない。おそるおそる目を開けた少年達の視界には
ウルトラマンタロウが映っていた
「ウルトラマンタロウ!」拓郎が叫ぶとタロウがうなずく、そしてガゴラに向かって行った。
タロウはすばやくガゴラにとりかかり、チョップを決める。
そのまま連続で攻撃し、一方的に攻撃をきめると思いきや、ガゴラはタロウを海に引きずりこみ、
一方的に痛めつける、陸上ではタロウは無敵の力を発揮するが、海中なら話は別だ。
しかも海は相手の得意場所ときているのだからたまらない。
「くっ、このままじゃタロウが・・・。」拓郎は必死にガゴラを倒す策を考えるが何も思いつかない
そんなとき、拓郎の脳裏にある言葉がよぎる。
(拓郎、伝説のモリだ!)・・・「お・・親父・・?」拓郎の脳裏によぎったのは亡き父の言葉だった。
「そうかっ!伝説のモリをタロウに・・・。」拓郎は残された体力を振り絞り、タロウに叫んだ。
「タロウーーーーーー!このモリを使うんだぁーーーー!」タロウは拓郎の言葉に気がつき、モリを受け取る。
そしてブレスレットの力を注ぎこむ。すると巨大な、そしてきれいに光る伝説そのもののモリが蘇った。
タロウがそのモリをガゴラに投げる。するとガゴラは叫び声をあげ、みるみる小さくなっていく。
そしてそれと同時にモリがぼろぼろに砕け散っていく。
いつのまにか雨も、風も止み、穏やかな普段の海に戻っていた。
少年達は空へと去っていくタロウに手を振りながら帰っていった。
翌日、彼らは親にこっぴどく叱られ、一ヶ月家の手伝いをする羽目になった。
もちろん彼らは反省していたが、これで懲りるような「いい子」ではなかったのでその後もいたずらを繰り返した。
数ヵ月後光太郎は村を訪れ、拓郎と会っていた。
「・・・という訳で何とか助かったんだ」あの日のことを光太郎に話した拓郎の顔は明るかった。
その後何とか話し合いは決着し、工場は海から全面撤去することとなった。
海はその姿を取り戻しつつある。「これで海の神様は怒んないかね?」拓郎がつぶやくと
「きっと大丈夫さ。君達が海の神を敬い、親しみを持ちながらも恐れを抱く、その気持ちを忘れない限りね」
「そっか・・・。そうだね」拓郎は自分に言い聞かせるように言った。
ふと光太郎は聞きたいことを拓郎に聞いた。「君はこれからどう生きるのか決めたのかい?」
その質問に拓郎は「もちろんさ。でも教えないよ、これは俺の人生なんだから。」と笑いながら答えた。
光太郎が帰った後、拓郎は海を見ていた。あのとき聞こえた「モリを使え」と言う声、あれはやはり父の言葉だ。
拓郎は漠然と思う。もしこの海に親父の魂があるのなら・・・。拓郎は意を決して叫ぶ
「親父ー!俺は漁師になる!親父の名を汚さないような立派な漁師に!だから親父はめんたまかっぽじって、
指くわえて、ちゃんと見ていろよな!」
海はどこまでも青く澄んでいた。それはまるで今の拓郎の晴れやかな気持ちのようだった。
この話ほど迷走し、時間がかかった作品は初めてでしょう。
ガゴラの設定や話の流れを何度変えても気に入らず、変えていったため、恐ろしく時間がかかっちゃいました。
最後ZATが出したかったし、拓郎以外の少年のエピソードも入れたかったんですが
それをやると長くなりすぎるんでカットしました。
待ってるほうは気が気じゃなかったと思います。すいません。
今度からはまとめて書いてから書き込みます。
あとこの作品は前の作品達と違い、人物の会話を今までカットしてきたようなところも
入れてみました。今後どっちの方向性で行くかはこの作品しだいでしょう。
あともうネタが無いんでしばらく作品はかけません。もちろん思いついたら書きますが、
しばらくは書きません。時々覗きにくるんでしばらくは他の作品を楽しみに待ってます。
怪獣データ
ガゴラ:体長50メートル
体重 ?(海の神の化身なので不明)
海の神がかつて神を敬わなくなった人間に制裁を下すため、魚に自らの力の一部を宿らせて
作った怪獣、通称『海の悪魔』
はじめは船をおそい、人間に警告していたが、一向に環境破壊が止まらないので工場を襲った。
伝説よりはるかに大きい理由は環境のせいか、海の神の怒りの度合いなのかは定かではない。
海の神の神秘の力により水中だけでなく空を翔ることもできる。
武器は鋭い牙とすばやい動き、そして天候を操る力(この力でいつも嵐を起こす)
また、どんな傷も海の神の力で即座に治ってしまう力がある。
ゴロさん乙!
保守
184 :
名無しより愛をこめて:2007/03/14(水) 13:13:52 ID:F0qTodBF0
「タロウ最後の日!ゼットンの脅威!!」
宇宙恐竜ゼットン
宇宙忍者バルタン星人Jr登場
ある日の寒い夜、地球めがけて進む円盤が一つあった。
「再生怪獣ライブキング、火山怪鳥バードン、宇宙大怪獣ムルロア、悪質宇宙人メフィラス星人、異次元超人ヤプール、極悪宇宙人テンペラー星人、暴君怪獣タイラント・・・」
今までタロウが倒してきた怪獣、宇宙人とタロウが戦う姿を見ていた。
「ふふふ・・・どいつもこいつもあと一歩。ほんのあと一歩という所で敗北している。」
独り言をブツブツ呟きながら円盤内を行ったり来たり、行ったり来たりを繰り返していた。
「でも俺は負けない。今度の俺は絶対に・・・絶〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ対に負けん!待っておれ。ZATにタロウよ!俺には絶対に負けぬという自信が絶対無敵のうち崩れぬ自信がな!」
そして次の日。円盤は見事にレーダー網を潜り抜け地球に降り立った。
185 :
名無しより愛をこめて:2007/03/15(木) 23:27:13 ID:xa7D0HpF0
タロウに詳しい方で教えて欲しいのですが、かにの怪獣で
最後に怪獣は小さなカニの集まりだったみたいなのってなかったですか?
多分、タロウだったと思うのですが・・・・
ガンザ。
保守
保守
このスレはタロウ以外のウルトラマンはダメなのかい?
確かおっけーだったはず
保守
保守
保守
保守
保守
196 :
名無しより愛をこめて:2007/04/04(水) 19:13:21 ID:g+cObQIsO
スレ維持協力
保守
東京、多摩川近辺。
ウルトラマンタロウは、一頭の怪獣と交戦していた。
食肉類のような姿の怪獣は体を自在に伸縮させる能力を持ち、牙の生えた口や鉤爪の伸びた腕を素早く
伸ばして攻めてくる。タロウは回避し続けているが、次第に避け損ねて軽微なダメージが溜まっていく。
にも関わらず、積極的に反撃する様子が見られない・・・
ウルトラマンタロウ
『タロウの二択』
伸縮怪獣・バグライ 登場
この戦闘に至る経緯。
怪獣は、宇宙のいずれかから太陽系に飛来した。
宇宙科学警備隊・ZATは複数の宇宙ステーションを太陽系内に配置して外敵に備えており、今回の怪獣に
対して当然迎撃を行ったのだが、宇宙空間を素早く飛ぶその機動力の前に後れを取り、ステーションの一つが
破壊され、大勢の隊員が食い殺された。その後、迎撃で多少なりともダメージを受けた怪獣は姿を消し、
レーダーの反応も途絶えた。地球、ZAT基地の一同は厳戒態勢を敷き、既に地球に怪獣が潜入している
事態を想定してパトロールを続けるが、一向に気配は感じられなかった。
同じ頃。
都内の小学生の少年・四郎が、学校帰りに一匹の猫、と思しき生き物を路地裏で見つけた。体のあちこちに怪我を
しているその子猫・・・仮に猫と表記しておく・・・を哀れに思った四郎は、子猫を拾って家に持ち帰って手当てし、
そのまま飼い始めた。
事故で早くに両親を亡くしている四郎は、生活保護や親族の扶養を受けていたが、色々あって基本的には家で一人で
暮らしていた。正直孤独を感じていた四郎は子猫を可愛がり、子猫もよく四郎に懐いていた。
ZATはウルフ777やラビットパンダで都内のパトロールを続ける。
光太郎は重い空気を感じていた。それも無理ないことで、パトロールに同行している南原と北島は、
今回の怪獣の非道に怒りを燃やしていた。破壊された宇宙ステーションには、ZAT入隊前の訓練生時代の
二人の友人が大勢いたのだ。
北島「皆殺されてしまった・・・中尾も、下田も・・・!」
南原「絶対に許さねえ! 俺は今回の怪獣を何としても見つけ出して倒してやるぞ、東!」
光太郎「北島さん・・・南原さん・・・」
結構ひどい傷だと思われていた子猫の傷は、異様に早く回復した。四郎は少々妙には感じたが、まあ怪我が
直ったことはめでたいことだと素直に喜んだ。回復した猫は今まで以上に餌を沢山食べるようになり・・・
小さな体の何処に消えているのかと思うほど・・・、四郎は然程考えずに餌を与え続ける。彼にとって既に子猫は
家族同然の存在となっており、何時までも一緒にいてほしいと思っていた。そろそろ名前も付けようと考えていた。
そんな矢先。
子猫は延々食べ続けるにも関わらず空腹は満たされず、四郎の与える餌以外の食べ物を欲した。
そして、学校に行って家を空けていた四郎がある日帰ってきたとき。
「あ・・・あああ・・・!?」
他に声の出ない四郎。
子猫は虎ほどのサイズに膨れ上がり、直ぐ隣の家の、何かと四郎に気を遣ってくれていた主婦を、管のように
異様に長く太く伸びた口で、頭から既に脚辺りまで飲み込んでいた。
もう猫ではない魔獣・バグライは四郎の制止も聞かず周辺の住民を襲って次々捕食し、瞬時に身の糧に変えて更に巨大化。
元の怪獣の姿を取り戻した。
バグライは四郎を襲おうとはしないが、情が移ったからではない。これまでずっと餌をくれていた四郎を
そのまま置いておけば、又餌を持ってきてくれると思ったからだけである。
巨大になって暴れ出したバグライは漸くZATのレーダー網に引っかかった。小さい姿に擬態しているうちは
レーダーに映らない能力があったのである。ZATは遅ればせながら怪獣の撃退行動に移る。
好きで出遅れたわけではない。血眼になって探していた同僚達の仇をやっと見つけた北島と南原は、血を滾らせて
駆けつけ、地上からザットガンで激しい銃撃を掛ける。しかし、そのくらいの攻撃では効果はなく、バグライは住宅街を
壊しながら二足歩行で気の向くままに移動していく。
追撃を掛けようとする二人の前に、四郎が走り出してきて立ちはだかった。
「やめてくれ! あいつを殺さないでよ!」
「な、何だ君は?」
「ここは危険だ、早く避難するんだ! 我々はあの怪獣を倒さなければならん!」
「駄目だ! あの猫は今まで僕が面倒を見ていた、僕の友達なんだ!」
「猫・・・?」
後から駆けつけた光太郎に詳しい話を聞かせてくれと促され、四郎は、怪獣になる前の子猫を拾って育てていたと
素直に話した。ZATは漸く、怪獣が小さな姿に擬態して身を隠していたことを理解した。
「お願いだよ、僕の友達を助けて!」
「・・・それは、聞けない」
北島が苦渋の表情で言う。
「既にあの怪獣は多くの犠牲を出し、今現在も街を壊して暴れている。放っておくわけには行かない」
「そんなことない、話せばきっと判ってくれるよ!」
「馬鹿な!!」
南原が我慢しかねた様子で言下に否定した。
「現に、君の隣近所の人達もあの怪獣は食っちまったじゃないか! 交渉の余地が何処にある!? というか・・・」
更に南原は激情して本音を言う。
「それじゃ、ZATの仲間達を食い殺された俺達の怒りは何処に向ければいいんだ!?」
「それは・・・」
「俺は仲間の仇を取る! 君の要求は聞けない!」
そのまま南原は怪獣に走り向かってザットガンを連射していく。
銃弾を受けて煩わしいと思ったバグライは、地上の南原に向けて腕を伸び縮みさせて爪を突き立てようと狙ってきた。
南原は逃げ回るが、次第に追い詰められていく。
「畜生ーッ!!」
「南原さんが危ない!」
光太郎は混乱に乗じて物陰に隠れ、ウルトラバッジを出し、
「タロウーーーーーッ!!」
ウルトラマンタロウになって怪獣の前に出現した。
で、怪獣バグライはタロウを敵と認識し、素早い動きと伸縮する腕や口で容赦なく攻めてくる。巨大な怪獣が
うろつくだけでも足下の建物がどんどん損壊する。
地上では四郎がバグライを殺さないでくれタロウと懇願し、一方の南原と北島はタロウ頑張れ憎い怪獣を倒して
くれと叫びながら自分達も奮闘して怪獣に銃撃を掛けてくる。やがて、本部基地からコンドル1号とスーパースワローも
飛んできて怪獣に攻撃を始める。
どうしたものかと迷うタロウ。
いっそ、食い殺されたZAT隊員達や街の人々をリライブ光線で全員生き返らせるなりすればいいのか・・・?
そのとき、空に、ウルトラマンであるタロウにしか見えない、ウルトラの国からの大きな虚像が見えた。
『ゾフィー兄さん!?』
かつて、ウルトラマンの集団である宇宙警備隊は、その人知を超えたウルトラの力を使って宇宙の多くの人々に
救いを与えた。悪の怪獣や宇宙人を撃退するだけでなく、戦乱で傷ついた人々を癒し、時には死者に新たな命を与えて
蘇らせる奇跡さえ起こし、人々の賞賛を受けた。ウルトラ戦士達は別に賞賛が欲しかったわけではないが、自分達の
超能力で人々を救えることに喜びを感じていた。
だが、このシステムはある程度のところで立ち行かなくなる。
一部の者達を人知を超えた力を持って救ってしまうと、問題を抱えた他の者達が自分達も助けてくれ、死んでしまった
者を生き返らせてくれと次から次へと押しかけてくる。無論、その願いを際限なくかなえているときりがなくなる。
又、主義や心情の違いから互いに憎しみ合い、争いを続けている二つの勢力が、お互いの存在が我慢ならないから
お互いに相手を全て滅ぼしてくれと願ってくる。そんなことを聞くわけには行かないので無論断るが、それならそれで
両者は勝手に戦争を続け、何時までたっても争いが終わらない。ウルトラの力を行使して強制的に争いを
終結させることも出来ないではないが、お互いの憎みあう心がなくならない限りは根本的な問題は解決しない。
だからといって、洗脳でもして無理やり考えを改めさせるというのも何か違う気がする。
そんなわけで、宇宙警備隊にも限界があり、宇宙全ての生きとしいけるものを救うには至っていない。それが
可能なら、宇宙全ての生きとしいけるものはとっくに皆例外なく幸せになっているはずである。
と、いう辺りのことを、タロウはかつて同じ壁にぶち当たったゾフィーに聞かされていた。
『ゾフィー兄さん・・・僕はどうすれば・・・?』
縋るような視線を向けるタロウに、ゾフィーは、
『お前に任せる』
無責任といえばそうだろうが、他に言いようがない。
そして。
タロウは、怪獣の攻撃に対し、一切抵抗をしなくなった。
段々ダメージを受け、カラータイマーも鳴り始めるが、それでも無抵抗を続ける。
「どうしたんだ、タロウ!? 何故反撃しないんだ!?」
スワローを駆る上野がいぶかしむが、コンドルから見る荒垣副隊長は、
「恐らく・・・あれは」
四郎もタロウの意図を測りかね、地上で呆然としている。
そんな彼の脳裏に、
『四郎君』
「!?」
見回す四郎だが、やがて、タロウの声だと言うことに気づく。
「タロウ!?」
『残念ながら僕には、あの怪獣を救い、同時に街の人々も救うことは出来ない』
正直に言う。
『どうするか、君が決めてくれ』
選択がなされないなら、タロウはこのまま怪獣に倒されるつもりである。
愕然とした四郎は、改めて周りを見回す。
街は無残に破壊されて火の手が上がり、怪我をした人々が倒れ、横たわった血濡れの母親に縋って小さい子が
泣き叫んでいる。
それは実際には大した時間ではなかったかもしれないが、彼にとっては無限とも感じられる時間の中で、
四郎は懸命に苦悩した。そして。
「ウルトラマンタロウ!! そいつを倒してくれ!!」
決定されれば一瞬だった。
タイマーが鳴り続け、残り少ない時間の中、タロウはブレスレットランサーを取り出して握り締め、怪獣と
高速ですれ違い、立ち止まって背中合わせに静止。
ランサーの刃で斬られた怪獣バグライの首がゆっくりと地に落ち、続いて体も倒れ臥し、生命活動を停止していった。
タロウが飛び去った後、満身創痍でよろめきながら戻ってきた光太郎は、泣いて突っ伏すしかない四郎少年を
見届け続ける。
別の位置で、北島と南原も声もなく少年を見つめる。
光太郎を医療部に送り届けた後、北島と南原は黙ってZAT作戦室に戻ってきた。
仇の怪獣は倒したのに、何の達成感もない。
黙って座っていると、森山が二人の前に大盛りのカレーライスの乗った皿をそれぞれ持ってきた。
顔を上げる二人に、森山と共に朝比奈隊長も笑顔で、
「わしのおごりだ。食え」
北島と南原は泣きながらカレーを食った。
ごめん。暗いです。
暗いですが、オフィシャルタロウのあの底抜けに明るい世界の中でさえ、コスモリキッドもライブキングも
バードンもモロに人を食い、バサラは人の生き血を吸い、岩森兄弟の両親や白鳥船長などの犠牲者も出ているので、
自分にとってはこれもタロウなのです。ごめん。
ゾ・・・ゾフィー兄さんになんか怨みでもあるんですか
『お前に任せる』
って出てきた意味ないじゃないですか(笑えるけど)
せめて一言アドバイスを・・・
ゾフィーヘタレ伝説に新たな一ページが刻まれてる事を除けば、後はいい作品でした
面白かったです
いや、この流れの後で勝手に人の生き死にをいじくるのもよくないし。
べつに、ゾフィーの株が下がるような描写でもないのでは…
物語がかなり練りこまれていてよかったと思います。
劇中でのリライブ光線の扱いには疑問も感じる部分が多いのでその補完としても成り立つかと。
保守
保守
保守
保守
213 :
名無しより愛をこめて:2007/04/18(水) 15:38:16 ID:+xHRm46tO
浮上
保守
保守
ほしゅ
ファミ劇で放送が始まったら、投稿が増える予感
保守
なぜエースやメビウスでなくて
タロウなの?
>>219 ウィキペディアの「ウルトラマンタロウ」ページに「作品の評価・議論」という項があるが、
そこに書いてある冗談ネタを下敷きに、このスレタイが生まれたようだ。
俺は前々スレの頃にいなかったから、推測でしかないが。
保守
保守
>>221 最初はアンチスレかと思いましたけどねw
しかしこのスレのお陰で
タロウのシナリオは相当の技量を持っていなければ書けない
ということに気付かされました。
もう少ししたらしたら作品載せます。
保守
227 :
名無しより愛をこめて:2007/05/15(火) 00:18:29 ID:6pYyEtD30
test
保守
保守
保守
「怪獣ガチャポン」
ガチャポン怪獣メガトロン登場
今、小学生の間では「怪獣ガチャポン」が流行っていた。
「怪獣ガチャポン」とはその名の通りカプセルの中にビニールの怪獣が入っているというものだ。
もちろん健一達も夢中になって怪獣を集めていた。
「くっそ〜また同じのだ!」健一はカプセルの中をみて悔しがる。
「おっ、そいつ俺欲しかったんだ。交換してくれよ」と周りの何人かが交渉を持ちかける。
そんな中、パトロール中の光太郎が偶然通りかかり、車を止め、「こらっ。寄り道せずに家に帰らなくちゃ駄目じゃないか!」と注意した。
「ごめんごめん。でも光太郎さん、しかたないんだよ。みんな『これ』を買わなきゃならないんだから」
と健一が言い、光太郎に怪獣ガチャポンのことを話した。
光太郎はとにかく怒るのを止め、怪獣ガチャポンを手に取った。
「へぇ・・・。よくできてるな。でもなぜ家に一度帰ってから買いに来ないんだい?」
と光太郎が尋ねた。すると、とたんに子供達は顔を暗くした。
「しょうがないんだよ・・・。早く買わないと『あいつ』が来るから・・・。」
「あいつ?あいつって誰だい?」と光太郎は健一に尋ねたとき、一人の少年がガチャポンの前に訪れた。
すると少年は大量の金をつぎ込み、ガチャポンを買い占めてしまった。
中身を見ながら一喜一憂する少年を尻目に健一が光太郎に耳打ちした。
「あいつ。秀一って言うんだけど、あいつの家はめちゃくちゃ金持ちでさ。
たくさんお金を持ってるんだ。しかもわがままで親も秀一に甘いから毎日のように怪獣ガチャポンを買い占めちゃうんだ。
だから僕らは秀一が来る前にガチャポンを買うというわけさ。」
いつの間にかいなくなった秀一に子供達の不満は爆発し、改めて皆、秀一を敵視するようになった。
(秀一君か・・・。一体なにが彼をあそこまでガチャポンに駆り立てているんだ・・・?)
光太郎は秀一の所在を聞き、秀一の家へと向かっていった。
保守
保守
ガンザの回では北島・南原がパンツ一丁で泳ぐんだけど、
森山隊員やさおりちゃんの水着シーンも、本編で一回ぐらい欲しかった所だな。
保守
>>231 書き出しですでに面白い!
ストレートなサブタイトルもいい。
俺だったらタロウを意識しすぎて「ガチャポン怪獣が飛び出した!!」とか
「怪獣ガチャポンにご用心!!」とかにしちゃいそう。
タロウのDVDソフト見てないし、放送も忘れてしまったから故石川賢版コミックの続きでいいなら書かせていただきたいのですが無理ですか?
いいと思うけど、
石川賢版コミックを未読の人や内容忘れちゃってる人が多いと思うので、
どんな話の続きなのかを冒頭で簡単に説明してもらえるとありがたいね。
241 :
名無しより愛をこめて:2007/06/26(火) 23:38:21 ID:ZlEVLSmL0
「健一君絶体絶命、帰ってきた初代白鳥さおり」
保守
244 :
名無しより愛をこめて:2007/07/02(月) 19:08:30 ID:kI/qFd5l0
あ
「ここが秀一君の家だよ」健一が光太郎に向かって言った。
どこにでもあるようなマンション、そこが秀一の家だった。
健一がインターホンを押すと秀一がドアを開けて健一を見るやいなや、
「なんだ白鳥か。大人なんか連れて来たってことは僕に文句でも言いにきたのか?」
「ちがうよ!そんなことを言いに来たんじゃない!」
「じゃあ帰ってくれ。僕は忙しいんだ」
と言って秀一はドアを閉めてしまった。
「ねっ?言った通りの奴だったでしょ?」
健一はまだ少し怒りながら言った。
「そういえば健一君、秀一君って前から君のクラスにいたっけ?
と、光太郎は健一に尋ねた。今まで健一の話題に秀一の名前は出てこなかったため気になったのだ。
「違うよ、この間引っ越してきたんだ。どうやら親の都合ですぐ転校したりしてたらしいよ
本当に忙しい仕事みたいで、秀一君の両親が授業参観にきたことはないし、いつも夜まで家に帰ってこないらしいよ。
秀一君がお金をたくさん持ってるのは普段あまり親が遊べないからその分小遣いをたくさんもらってるんじゃないかって
みんないってるよ。」
健一はそう言ってまた深いため息をついた。
翌日、秀一は下校途中見慣れぬおもちゃ屋を見つけ、そこに入った。
「へえ・・・。結構品揃えの良い店だな」秀一はそうつぶやき店にあった怪獣ガチャポンを回した。
「やった!ブラックキングだ!」ずっとほしかった人形を当て、秀一は喜んだ。
「ぼうやは怪獣ガチャポンが好きなのかい?」
様子を見ていた店主が秀一に話しかけた。
「もちろん!僕の家にはたくさんのコレクションがあるよ。」
秀一が自慢げに言うと、店主は微笑み、一つのカプセルを差し出した。
「これは?」秀一が尋ねると、
「サービスだ。君にこれをあげよう」と店主が言った。
秀一がカプセルを開けると、叫び声を上げた。中から見たことの無い怪獣の人形が出てきたのだ。
それだけなら別に不思議なことではないだろう。だがそれは生きて動いていたのだ。
「おじさん!これ本当にくれるの!」秀一が興奮気味に言うと店主は
「もちろんあげるよ。大切にしてくれよ。」
秀一が大切にすることを約束して店を去ると店主が不気味な笑みを浮かべた。
「馬鹿め・・・。『あいつ』はお前のペットなんかじゃない・・・。おまえが『あいつ』のペットだということも知らずにな・・・。」
そう言うと店主は店の奥に消えた。
続きキターーーーーーー!!!乙!
248 :
名無しより愛をこめて:2007/07/07(土) 14:08:05 ID:DalO7eIG0
この隊員たちの締まりのない顔ぶれは何だ? デブ、小心者とウルトラ史上最低とみる。
249 :
名無しより愛をこめて:2007/07/10(火) 22:08:23 ID:vGULb1/KO
あ
す
と
ろ
保守
保守