【悲しみなんか】宇宙警備隊員養成所【無い世界】

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283北斗のレストラン1/2
ここは北斗がオーナシェフを勤めるレストラン
従業員1「オーナー、3番テーブルのお客様が『シェフを呼べ』と
仰っているのですが」
北斗「ん?そうか・・どんなお客様だ?」
従業員1「それがですね・・どうみても筋モノの方みたいで。念の為
警備を呼びますか?」
北斗「いいって。ちょっと挨拶に行ってくる」
従業員2「ですが、オーナー!どうみても堅気の方じゃないですよ!」
北斗「心配しなさんな(いくらなんでもヤプールほど怖くない
だろうからな)」
テーブルに向かう北斗。派手なスーツ、幅広ネクタイ、ゴツイ指輪、真っ黒
なサングラス、パンチパーマ・・どうみても堅気の客ではない。
北斗「いらっしゃいませ。私が当店オーナーシェフの北斗です。・・あの
お料理がお口にあいませんでしたか?」
客「貴様、ぶったるんどる!」
北斗「!!」
284北斗のレストラン2/2:2006/10/10(火) 23:30:49 ID:A2gCoKG80
客「戻ったなら戻ったと何故、連絡しなかった!?」
北斗「山中さん!」
山中「ホウレンソウを忘れたのか!」
北斗「報告・連絡・相談ですね。すいません、山中さん!」
サングラスを外す山中。額はやや後退したが精悍な目つきはあの頃のままだ。
二人の間に、温かい感情が沸き上がりどちらともなく手を握りあう。
北斗「山中さんもお元気そうで・・今、何をなさっているんですか?」
山中「今、俺はGUYSの養成所で若いやつをビシビシしごいているよ」
北斗「ハハハ。訓練生が可哀想だなあ」
山中「なんだと!フフ、今の若いやつはお前と違ってしごくとすぐ辞め
やがる。人を育てるのは難しいもんだ」
北斗「時代ってやつですかねえ」
山中「理不尽な力に立ち向かう勇気を持ち、優しい心を忘れない・・
時代は変わってもこれだけは無くしたくないもんだな」
北斗「全くです」
山中「北斗・・いや、シェフ。今度は家族を連れてまた来たいんだが、
よろしいですか?」
北斗「はい!最高の褒め言葉です、お客様」
再び握手をかわす二人。そこへ銃を構えたミライが飛び込んでくる。
ミライ「兄さんから、手を離せ、ヤプール!」
北斗「お、おい、この人は俺の先輩で・・」
ミライ「その凶悪な人相はヤプールに違いありません!」
北斗&山中「・・・・」