ゾフィーの日記　Part３

わ・・・私に盗めない物は無かった・・・・
その証拠に今私の手の中にはグアから盗んだ本物のウルトラキーがある
ふふ、その変わりに・・・致命傷か・・・・
私が愛するこの世界をグアなんぞに・・・ぐふ・・・滅ぼさせてなる物か・・・
たどり着いたぞ・・・南極・・・
・・・君は・・・ウルトラマンガイア・・・
これを・・・このウルトラキーを・・・
がは・・・

私に呼びかけるのは誰だ？
コダラーか？
そっちのグアに手間取っているのか？
すまない・・・私は今忙しいそっちにはいけそうに無い
こっちの世界のグアも少々手強いんだ
それと・・・ガクゾムが裏切った？
わかった
ガクゾムは己の手で人類を消そうとしているんだろう
・・・今度は誰だ？
イフか、久しいな
何？お前が負けた？
助けてほしい？
すまん、今それはできん
なるべく間に合わせる事にする
そっちの破滅招来体の意思は消えたのか
そうか、わかったしばらくそっちは自分の判断で戦ってくれ
最強の根源破滅招来体も楽じゃないな・・・
来い、グア(異世界の)！決着をつけるぞ！

ほう…私の留守に宮殿に入られなおかつウルトラキーを盗まれたとな？
まったく貴様は役に立たぬ奴だ。消えろカオスロイドＳ。貴様はもう不要だ!!
…まったく、どいつもこいつも役立たずばかりだ。まあ盗まれたのは幸いにも今ウルトラの星を安定させているものと同じ
レプリカだったようだがな。本物は私の手の中にちゃんとある。だがレプリカとは言え相当なエネルギー
を持たせているから、兵器転用されると厄介だがな…まあよい。光の御子は未だに真の覚醒に至っていないようだし、
私の天下は…誰だ？この私に話しかける者は？何？平行宇宙の私か。で…何の用だ？何だと？最強の破滅招来体がいるのか!?
なるほど…道理でこっちに現れないわけだ。あ奴は全空間にたった一体しかいない、神の造った究極兵器だからな。
だが今の私…もはや神に比肩しうるレベルになった私の敵ではない…ん？人の話を聞けだと？で、何なんだ？
殺されそうだから助けてくれ、だと？ふざけるな…闇の帝王ならば自分で考えるのだな。
私は何も…と思ったが援軍を送ってやるか。役立たずを処理するチャンスでもあるし、
奴の今の実力を測るにも格好かも知れぬ。行け…カオスロイドＪ・Ａ・Ｌ・80・Ｚよ。

トラン王子とゾフィーの光の御子の力の覚醒が近づきつつある中、気分転換に南極の氷の神殿の外に出た。
人の気配がしたので行くと、怪盗ヒマラが傷だらけで倒れていた。大丈夫か！
ヒマラはグアからウルトラキーを盗んできたそうで、その際にグアに痛めつけられたとか。
確かにヒマラの手にはウルトラキーがあった。でも本物かどうかはわからない。
念のためヒマラとウルトラキーを氷の神殿に運び、ヒマラの手当てを頼んだ。
ウルトラキーの真贋はメロスとゾフィーが確かめると言うので、僕はヒマラの様子を見に行った。
フロルとトラン王子が看病しているが重態で、助かるかはわからないそうだ。
そんな時にアグルが「戦艦プロメテウスがガクゾムを味方につけた」と知らせてきた。
ガクゾムはゾグとブリッツブロッツと同じ破滅招来体の組なのに、何で？！
戦艦プロメテウスはTPCのシイナ参謀の人格を持ち、彼女が万一のために人格をコピーしていたそうだ。
TPCのクーデターの折、ダイナとグレゴール人が倒そうとして逃げられたと聞いたけど…。
「戦艦プロメテウスの味方になったのはガクゾムだけじゃない」とコダラーが言うのでどういうことか聞いたら、壬龍が
龍玉を通して見せた映像にはガクゾムの他にバイアクヘー、レイキュバス、スヒューム、ディプラスが映っていた。
深海でお休み中のところを戦艦プロメテウスに誘われたのではないかとのことで、特にガクゾムは破滅招来体の組が
僕ら戦士たちと協力するのを残念に思っていたらしい。
ゾグとブリッツブロッツは驚きつつも「ガクゾムとバイアクヘーを説得して戦艦プロメテウスから引き離す」と言った。
戦艦プロメテウス…水中戦になれば有利と思っているようだが、海の光の戦士アグルがいるから、そうはいかないよ。

地球から強烈な闇を感じる…シイナとやらの思念か。私に付こうとするとは
なかなか利口な奴だ。気に入った。正式に私の軍勢に組み込んでやる。
ん？こやつらは…破滅招来体だと？ほほう…あくまで己が使命に忠実に生きようということか。
だが地球を滅ぼさせるわけにはいかぬ。シイナなる者のように強烈なマイナスエネルギーを放つ者がいる
こんな有望な星を滅ぼさせはせぬぞ。破滅招来体を始末せねばならぬか。
メドウーサ艦隊とグランドキング、強化タイラントにシイナの援護をさせよう。
それとシイナに祝いの品としてキリエロイド�Wでも送っておくか。

グアが逃げ惑い倒すに倒せない
時間稼ぎか・・・
そんなこと思っていると全滅させたはずの奴のカオスロイド、しか見たことも無い奴が現れた
グアどこからそんな戦力を出した？
え？別世界の自分に助けを求めた？
と言う事は向こうの世界のお前はお前より強いと言う事か
そうか、では面白い事を教えてやろう
グア・・・・・・は・・・・のだよ
すなわちお前はすでに・・・・・なのだよ
ではなぜ俺達がいるかか？
答えは一つ・・・・・・は・・・・・だからさ
ならもう我々に存在する必要はないと？
それは違う
・・・・・・が・・・した後には守るべき・・・・が・・・・にできるのだよ
だから私は・・・・・するのだ
それはありえないだと？
そうかな？
神は己をまねて人類を作ったと神話は語るな
あれは・・・・・だがある意味間違いではない
なぜなら知的生命体は神を超えられる存在だからだ

その真実にグアは少なからず驚いた
そして言った
「なら早急にお前を倒しこの世界の知的生物を滅ぼす」と
ではグア、勝負だ
私はそう言うとその世界のグアと戦闘を開始した
勝負は瞬時に決まった
カオスロイドはマーゴドンをまねて放った私の神冷で凍りつき、砕き破壊され
グアは私の一撃で体を真っ二つにされ、黒い炎と化して消えた
これでこの世界のグアは倒した
だが人々の悪しき心がある限りグアはまた何度でも蘇るだろう
しかしそれはまだまだ気の遠くなる程先の事
それにこの世界の住民の心から邪悪な心は消えつつある
数百年も経てばグアが蘇るのが不可能なくらい善良になるだろう
これでこの世界のグアは消えたと言っていい
しかし世界の復興作業があるので私はもうしばらくここにとどまらねばならない
コダラーすまん、もう少しとどまる事になりそうだ
まあ、復興支援が終わった頃には私の出番は無いだろうがな

メロスとゾフィーがヒマラがグアから盗んだウルトラキーを確認したら、レプリカだったことが判明。
現在ウルトラの星の軌道安定のために保管されているのと同じもので、本物に限りなく近く相当なエネルギーが
あるので兵器転用されると危険だそうだ（レプリカだけど取り返したヒマラに感謝）。
壬龍は「真のウルトラキー…未だグアの手許にある。グアはゴーデス、ブラック司令、ガタノゾーアを喰らい、
真のウルトラキーを手に入れたために創造神に比肩するレベルになった。創造神を喰らい新たなる創造神に
成り上がろうとしている」と言った。グアはそんな大それたことを考えていたのか！
アグルは「そのウルトラキーがレプリカでも光の御子の覚醒の手助けにはなるんじゃないのか？」と言った。
そうか！本物ほどではないだろうけど役に立つかもね。でも、ウルトラキーのレプリカは誰が作ったんだろう。
ゾフィーが知ってるかもしれないから聞いてみよう。
トラン王子は時折アンドロ国の三種の神器を見ていて、その様子に壬龍は「トラン王子こそ真のアンドロ超戦士、
いずれ三種の神器はトラン王子のもとに還る」と言った。これを聞いたメロス、ウルフ、マルス、フロル姫は
仰天した。三種の神器に関しては未だ謎だらけだそうなので、やっぱりと思ったよ（隣でアグルも頷いた）。
壬龍は「三種の神器には恐らく勇者プロメテウスも関わっていよう。プロメテウスの実子たるトラン王子なら
三種の神器に秘められし真の答えを導き出せる」と、トラン王子を見ながら言った。
かつて、トラン王子が「マルスは三種の神器の真の所有者ではない」と言った理由がこれでわかった気がした。

唐突だが大変な事実が判明した
聞いて驚かないでくれ・・・
石堀はザギだったんだ！
・・・なぜ誰も驚かない
え？もう知ってた？
そ・・・そうか
なぜＭＡＴがザギの正体を見破ったかと言うと、基地訪れた福山博士が石堀の正体に気づき我々に教えてくれたのだ
ザギは正体を見破られ、基地内で巨大化しようとしたところをペンシル爆弾を受けて倒された
一発でやられたところを見ると、三沢の下だった事と、変身中の体の構造を変化させている最中だった事が大きく関係してくるようだ
死体の破片は１個残らずその場で原子破壊光線砲を使い消し去られた
これで心置きなくプロメテウスと戦う事ができる
しかしはっきり言ってＭＡＴサブで戦うのは不安だ・・・
！！！！
何だ！基地が揺れたぞ！

ＭＡＴ基地は今スヒュームに取り付かれてあちこちで浸水や爆発が発生している
おまけにメドウーサ星人や半漁人見たいな怪物が基地内に侵入してきてあちこちで一般隊員と銃撃戦になっている
基地内に侵入した敵とＭＡＴ隊員の数の差は圧倒的、スヒュームの攻撃で外部との通信不能故他の防衛軍に連絡不能
おまけに格納庫が浸水したためアローでの脱出不可能
くそ！このままじゃＭＡＴ基地は・・・
畜生あきらめてたまるか！
連絡なんかしなくても小一時間もしない内に援軍が・・・
どうした、地上の様子を見に行った一般隊員
何？地上にグランドキングとタイラントが出現して他の防衛軍の到着を妨害している？
おまけに海にもプロメテウスがいて海中からの友軍の救援も不可能？
じゃあ援軍は来ないのか！
このままじゃ本当にＭＡＴ基地が敵の手に・・・
だがあきらめないぞ！頑強に抵抗すれば必ず打開策が見えるんだ！
俺の言葉に隊長達もうなずいた！
さあ侵略者共！ＭＡＴは逃げも隠れもしないぞ！何匹でもかかって来い！！