旧儲だの新体制儲だの色々だが、
正直言って、29話までは「絵的」には完成度は高かったが
ストーリー展開はぬるいし、燃え所と言えば「乱れ童子編」くらいしか
思いつかない。
一方、新体制になってからも薄味(背負ってる物もなくただ不快な言動を
巻き散らすガキなど)なキャラが追加されただけで、話的にはグダグダ。
あきらの離脱や、まるで桐矢に釣られて弟子に志願したかのような
明日夢の態度にも辟易した。
子供が何かを目指してそれに辿り付く成長物語と言うにはあまりにお粗末。
誰も育たない・育てられない番組なんじゃないかと思うぞ。
せめて明日夢がブラバンで全国優勝するような話でも良かった。
斬鬼&轟鬼の師弟愛も引っ張り過ぎて、結局は着地点が「斬鬼の死」ってのも
ムリヤリ感が漂う始末・・・。
鬼モチーフとか支援団体(猛士)だとか宗家絡みだとか、「良い素材」が
たくさんあったにも関わらず、初めから軌道に乗せられてなかった作品だったと
つくづく感じてしまう。
前作と失敗が続いているのに、なぜ東映やバンダイは学習しないのだろうか?
玩具のプロモなんだ!と言い切ればそれはそれで潔いが、
子供が飛び付く様な派手なアクションも皆無に等しいし。
そう言う諸々に対するアンチテーゼが某番組なんだろうけど。