【雰囲気】旧響鬼狂信者になりきるスレ【返せ!】

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229名無しより愛をこめて
遅ればせながら今週「四十一之巻 目醒める師弟」の感想を。
……先週、あきらの変身のヒキから今週冒頭。
あきらは鬼へと変身を遂げ、しかし森のコダマに敵うことなく気を失ってしまいます。
そしてたちばな。
イブキやヒビキさんたちに無断で明日夢や桐矢を弟子としたこと、
許可なく変身したことを叱られるあきらたち……

あきらは迷い、しかし明日夢と桐矢は真っ直ぐに
鬼の弟子であろうと鬼の弟子になろうとします。
そんな少年少女、そしてソレを見守る大人たちの心の交流が生んだ結末は
「鬼への道を断念した少女」と「新たに鬼を継ぐ者たち」の誕生でした。

ストーリー的にも館の夫妻と勢地郎の接触や
『オロチ』と呼ばれる災厄の存在が匂わされ、物語はまさにクライマックスへと――

と、普通の人ならそう思うことでしょう。
しかし私にはそう思えませんでした。
以前の、そう40話までの敏樹なら必ずあったはずの
「食事シーン」は削除され、
代わりに「お前らはトラックが出れば満足なんだろ?」と言わんばかりに
敏樹の上辺だけをなぞったトラックシーンを加えられ、
あまつさえ敏樹本来の色とでも言うべき「セリフ」はほとんどなく
「雰囲気で悟れ」というような最低限のセリフのやりとりで
あきらとイブキが通じ合うラストなど、まるで透明になったみたい、全部自分をすり抜けていく、そんな吐き気すら覚えました。
もうこんなものは「敏樹」とは呼べません。
俺の愛した敏樹を返せ、と言いたい。
だけどそんなコトは無意味だと知っています。
だから。
だからこれからは金田治だと思って敏樹を見続けることにします。
敏樹の名を冠した金田治が終わるその日まで……