4 :
1:2005/03/29(火) 16:50:31 ID:uweOZ93H
>3
使いたければ使ってもok
ただ、昭和を食わない程度にオネ
了解。取り合えず昭和からなんか考えてみます。
6 :
1:2005/03/29(火) 17:14:02 ID:uweOZ93H
楽しみにしてます。ちなみに、誰を出す?
俺は、「対決!エース対郷秀樹!」をアレンジしてやってみよっかなー
と思ってる
7 :
1:2005/03/29(火) 17:16:26 ID:uweOZ93H
間違えてた。練習として、決戦!エース対郷秀樹アレンジしてみるっていおうとしてた。
orz
8 :
5:2005/03/29(火) 17:27:59 ID:OTivx13t
くだんのタロウ書けるスレで、最近新マンとエースとタロウの共闘とか
やりました。その辺からネタとか流用してくると思います。
未だネタはなんもまとまってないので、まあぼちぼち。
ウルフェスでのショーとかも非常に参考になりますね。
宇宙警備隊は、日夜宇宙の平和を乱す怪獣や宇宙人と戦い続けている。
かつて、「帰ってきたウルトラマン」通称・新マンに地球侵略を阻止されたゼラン星人が、復讐戦のため、円盤で
ウルトラの国に向けて大挙襲来した。
新マンが率先してこれを迎撃し、かつてバルダック星人の円盤軍や、更にバルダックの母星までも爆破した、
超大出力のスペシウム光線で、ゼラン円盤軍を又も跡形もなく全滅させた。
「どう思う?」
そんな日々、ウルトラの国の一角で、ゾフィー、初代ウルトラマン、ウルトラセブンの3人は密やかに語っていた。
新マンは、最近地球近辺の宙域に何者かの不穏な動きがあるとの情報により、エースと共に地球に向かっていて
同席していない。
「新マンは」先ず初マンが、
「決して戦士としてのポテンシャルは低くはない。今回の戦果を見ても明らかだ。光線で惑星をも爆破できる
ウルトラ戦士はそう多くはない」
「敵を凍らせるウルトラフロストを使えるのも、本来寒さに弱いウルトラマンとしては稀有だ。そんな例は、
後はタロウのウルトラフリーザーくらいしか見られない」
かつてガンダーの冷気で窮地に陥ったセブンも同意。
「それに、ウルトラブレスレットの補助とはいえ、スノーゴンにバラバラに引き裂かれたときも我々の助けなしに
その場で直ぐ蘇生した。これも珍しいケースだろう」
出る幕のなかったゾフィーの言。
「・・・だが」
回想。
ゼラン軍団をためらいなく全滅させた新マンを、率いられていた宇宙警備隊員達は、寒気を覚えながら見ていた。
「どうした、お前達」背を向けたまま新マンは問う。
「奴らの性質は、人間の子供に偽装して地球人を騙した手口からも明らかだ。殲滅したからと言って、
何を罪悪感を覚える必要がある」
「・・・ジャック隊長」
「ジャック言うな!!」「は、ははっ!!」
「今更取って付けた様にジャック言うな! もう新マンや帰りマンで結構だ!」
背中から俺に触るなオーラが立ち込めている。
「どうせ俺は駄目なウルトラ戦士さ」
「・・・それはウルトラまんが版の話では・・・」
初マン「・・・奴の戦いぶりは・・・痛々しいというか・・・」
セブン「地球勤務の時、我々にも増して色々あったからな。判らないでもないんだが」
ゾフィー「だが、何時もこの調子では宇宙警備隊全体の士気に影響しかねん」
と、
ぼあ〜〜〜〜〜ん
「!? ウルトラの父!」
ドラの音と共に、雄々しく腕組みをしたウルトラの父が現れた。慌ててかしこまる三人。
父「それに関しては、私に考えがある。任せよ」
地球。
「よくきてくれました、兄さん達」
東光太郎は、東京郊外の森で、新マン=郷秀樹とエース=北斗星司を迎えていた。
不穏な動きが侵略者のものであると判明した際、共同戦線を張るため。
北斗「ZATの方はいいのか、お前」
光太郎「思い切って休暇を取りました。余り長引くと確かに不味いですが」
北斗「宇宙警備隊からの報告を待つしかないか・・・ところで、郷」
郷「?」
北斗「折角の機会なんだ。次郎君に会うとか、しないのか」
北斗も他のウルトラ兄弟同様、気を使っているのだが、
「お前だって、ダン少年に会うとかしないのか」
「・・・それは」
「正式地球勤務の時の最後の戦いで、お互い地球でのしがらみには決別しているはずだ。それに、次郎は
強い子だ。俺がいなくても上手くやって行ってる」
その辺は郷の見立て通り。
坂田次郎は一人でも、自分の登校区で見掛けたいじめや喧嘩の仲裁に積極的に割って入るほどに成長していた。
しかし、そういう生き方をしていれば、他の鼻っ柱の強い奴と衝突する事もある。
「お前か。最近ここらで生意気な真似をしてるって奴は」
河原の広場で、次郎はその鼻っ柱の強い奴にすごまれていた。だからと言って、おじけるほど次郎も
聞き分けは良くない。
話はこじれ、両者、一対一で拳を構えて掛かっていく・・・
その状況は、郷も知っているわけではないのでどうしようもないが。
硬い姿勢を崩さない郷に、どうしたものかと北斗と光太郎が視線を見交わしていると。
突然その場で、中空に眩しい光が輝いた。
見詰める三人の前で、光は結実し、等身大のウルトラ戦士の姿になった。
「銀十字部隊の・・・」
「ルミー、と申します」
ウルトラの母がリーダーを勤めている、救護部隊の女戦士だった。地球の三人に対し、援護のために
更に送られてきたという。
ルミーは、意味ありげな視線を一瞬郷に向けたが、何せ能面の様なウルトラ族の顔、伝わったかどうか。
光太郎「それは有難いが・・・ずっとその姿じゃ不味いだろう。兄さん達と同じように地球人の姿に
ならないと」
ルミー「そうですね」
ぱあああと光りながら、姿を変えていく。そして、地球人の女性の姿になったとき、その姿を見た
郷は凍り付いた。
回想。ウルトラの国。
ルミーは、ウルトラの父の前にかしづいて話を聞いていた。
「見聞きしていると思うが、他でもない、新マンのことだ」
「はい」
答えたルミーの身振りから、その意味するものを父は鋭く見抜いていた。新マンの宇宙警備隊の戦士としての
勇猛ぶりに彼女が好意を覚え、しかし敢えて伏せているのを。
「奴が地球で負って来た数々の心の傷は、未だに癒えていない。このまま戦わせ続けるのはどうかと思うのだ」
「はい・・・」
「そこで、そのことをお前に任せようと思うのだ。お前が新マンの側についてやって、奴の悲しみを
癒してやって欲しいのだ」
「は・・・しかし、今まで彼と大した面識もない私に、そのような役を務められるのかどうか・・・」
「それについては、取って置きのアイデアがある」
ふふふと父は含み笑い、「耳を貸せ」
「如何ですか?」
変身したルミーの姿は、ナックル星人の謀略の犠牲となってこの世を去った郷のかつての意中の人、
坂田アキそのものだった。
「そうだ。これで奴の心を掴めない訳があるまい。ふふふ、私は何と天才的な恋のエキスパート・・・」
近くの木陰から、父も地球人に偽装してこっそり見ていた。サンタクロースの格好で。
街の中でなかったのは幸運だった。
だが。
「・・・新マン!?」
郷はあからさまに不機嫌な表情を表し、乱暴な身振りで背を向け、その場から去っていった。
あっちゃ〜と言う顔の北斗と光太郎。
父「・・・おかしいな。何がいけなかったのだ?」
ルミーは、父に言われたとおりにしただけだった。地球圏での活動にはこれまで全く関わっていなかった
彼女は、今一つ地球人の感覚が判っていなかった。
「・・・えーとね」北斗が説明。
「幾ら君がその姿になったところで、本物のアキさんはもう帰ってこないわけよ」
「!」
「ゾフィー兄さんとかの感覚で、蘇生させるという方法もなくはないが・・・それで、本当に解決に
なると思うか?」
「・・・それは・・・」
自分が郷にしたことを、おぼろげに認識してくるルミー。
「まあ、地球人というのは難しいよな。俺も色々あったんだが・・・だが、俺は未だいい。結果的に
断腸の思いで地球を去ることにはなっちまったが、何度裏切られても人を信じて欲しいというメッセージは、
地球の子供達にはきっと伝わっていると思う。それに、地球から去ったことで、結果的に夕子とちょくちょく
会うことが出来るようになった。その辺は、いいほうに考えるしかないさ」
光太郎「え? エース兄さん、ちょくちょく夕子さんと会ってるんですか?」
「おう。今はもう会わないようにする理由もないからな。
だが、新マン・・・否、郷の奴は、そうすることももう出来ない。どうにかしてやれないかと俺も
思ってるんだが・・・」
考えをめぐらせていた三人の下に、空からウルトラサインが届いた。地球近辺の怪しい動きについての
調査結果が出たのだ。かつて地球侵略を目論見、その企みを阻止された異星人が、復讐戦の準備を
進めており、そして、今再度侵攻を開始したのだ。その軍団の正体は。
光太郎達の下から離れた郷は、別の場所でウルトラサインを見て事態を知り、逸早く、地球に向かって侵攻していた
軍団の前に、新マンとなって単身立ちふさがっていた。
「生きていたのか。バルダック星人!!」
そう、かつて新マンが滅ぼしたはずの、バルダック星人。
「長かったぞ、帰ってきたウルトラマン。貴様に地球侵略の野望を阻止され、母星をも滅ぼされ・・・
だが、どうにか脱出して生き延びた我らは、屈辱と、それを晴らさんとする復讐心をバネに、戦力を蓄え続け、
今こうして戻ってきたのだ」
語るリーダー格を筆頭に、星人達は円盤に乗らず、宇宙でも生身で航行できるように自分達の体を半機械化
して飛んできていた。
「今度こそ地球を我々の力で氷の地獄にしてやる。だがその前に、恨み重なる貴様を血祭りに
あげてくれるわ!」
軍団は、一斉に新マンに襲い掛かってきた。
「そんな恨みは逆恨みだ! 先に手を出してきたのはお前らだろう!」
新マンも引く気はない。たった一人で、光線と体技とウルトラブレスレットをフルに使い、片っ端から
星人をなぎ倒していく。
「俺は今機嫌が悪いんだ! 掛かって来い! 又返り討ちにしてやるぜ!」
その姿は、正義と勇気の守護神のそれではない。単に腹が立って獣のように牙を剥いている・・・
「やめてください、新マン!」
「!?」
そこに、ルミーが再びウルトラマンとなって飛来した。
知らずに新マンを傷付けたことをルミーは悔いていた。なればこそ、新マンにこんな戦いをさせてはいけない、
そう思っていた。
「今の貴方は、宇宙の正義の旗印として、皆に手本を示さなければいけない人なんです! 憎しみで戦っては
駄目です!」
「・・・お前・・・」
だが、情緒も何もない改造バルダック星人は、容赦なくその隙を突いた。
「あっ!?」
改造バルダックのボスが素早く迫り、ルミーを背後から羽交い絞めにして新マンに突き付ける。
「抵抗するなよ。こいつの命がないぞ」
「・・・貴様・・・!」
「ははは、みすみす勝機を与えてくれるとはな! 兵士ども、襲え! 新マンを一思いに殺せ!」
配下達が勝鬨を上げ、動けない新マンに群がってくる。
新マンは、又も過去に捉われていた。
俺は、又も自分の周りの者を戦いに巻き込んでしまったのか。又みすみす恥を曝すのか・・・!?
「しっかりしろ、新マン!」
勇んで飛び出したルミーに遅れて駆け付けたエースとタロウが、襲ってきた軍団を光線で吹き飛ばした。
「! エース、タロウ!?」
二人は新マンの前に構え、続いて襲う敵軍を捌きつつ、
「新マン兄さん。僕達は、宇宙の皆に幸せであってほしい。勿論兄さんにも。そして、兄さん自身も
幸せであろうとしていて欲しいんです!」
「タロウ・・・」
「そういうことだ。雑魚は私とタロウの大いなる力でどうとでもしてやる。決めて見せろ、新マン!」
「・・・・・・」
メタリウム光線とストリウム光線が露払いを続ける中、新マンは、静かに前に踏み出した。
「見事だ、息子達よ。流石宇宙警備隊の筆頭だ」
ウルトラの父は無責任に言いながら、生暖かく戦況を見守りつつ、序でに自分に群がる軍団も
軽い手足の動きだけで弾き飛ばし続けていた。
ルミーを人質にしたのはいいが、自身の警護兵まで前に出してしまった改造バルダックのボス、
「な・・・ち、近寄るな! こいつがどうなってもいいのか」
「ルミー」
新マンはバルダックの言葉など聴いていない。ルミーにのみ語り掛ける。
「動くな。俺を信じろ」
その一言にやられたルミー、目をつぶって(ウルトラマンの目なので物理的にはつぶれないが)、
新マンの行動に身を委ねる。
迫ってくる新マン。
「おのれ、動くなと・・・!」
バルダックのボスは、そこまでしか言えなかった。
動きを止めているルミーを僅かの差ではずし、投げ放たれたウルトラランスが、バルダックのボスの
額を貫いていた。次第に自身の軍団が全滅していくのを知ることも出来ず、ボスは絶命していった。
無駄に縦に長い頭も改造すべきだった。
地球が又も守られたことを、地上の多くの人々は知るよしもない。只。
「はあ、はあ・・・やるじゃねえか、お前」
「お前こそな・・・」
河原で傷だらけになって倒れている二人の少年。しかし、お互い充実した笑みを浮かべている。
夕闇深く、夜空が輝き始める。
「へへへ・・・今夜は、ウルトラの星が何時にも増して奇麗に光ってやがら」
「!」顔を上げる次郎。
「お前にも、見えるのか」
「ああ・・・俺は、ウルトラ6番目の弟なんだぜ」
鼻っ柱の強い孤高の少年、梅津ダンは答えた。
戦いすんで見上げる空に 一つ輝く僕の星
遠く離れて地球に一人 あれが あれが 故郷だ
帰ってきたウルトラマンが過去の呪縛から解放されたのかは、皆さんの想像に任せる。
「ウルトラの星よ涼やかに」改造バルダック星人軍団 登場
取り合えず手付けとして。タロウ書けるスレに投稿したものの流用で
ごめんなさい。次は書下ろしを用意します。ちょっと時間は掛かると思いますが。
時代は、ウルトラマンエースが地球を守っていたころに遡る。
東京、新宿駅の前。ある女性と少年が歩いている。女性と少年の名は、村野ルミ子と、坂田次郎
と言った。
二人はある事件がきっかけで、姉弟同然の生活をするようになっていた。そして今二人は、
新宿へと遊びにきていたのである。
「次郎ちゃん、アイス買ってきたわよ」
ルミ子がアイスを持って次郎の元へやってくる。
「ありがとう」
次郎は心なしか、元気がなさそうだった。それでも次郎は精一杯、明るく振舞っている。
――ある男との約束だから――
ルミ子と次郎は、再び歩き始めた。すると二人の横を、黒い革ジャンを着た男が歩いていく。
それは、次郎にとって最大の友人であり、兄代わりでもある男にそっくりだった。
その男の名は、郷 秀樹――
「郷さんだ!!」
次郎は叫ぶ。
「ルミ子姉ちゃん、郷さんだよ!!」
「また。郷さんがこんなとこにいるわけないじゃない」
ルミ子は信じない。否、信じたいのだが、信じられないのだ。
ウルトラマンである郷が、また地球にくるわけがない。
そう思っていた。
「ちぇっ、ほんとに郷さんだったんだから・・・・」
次郎がつぶやいた瞬間だった。まるで犀のような超獣が、新宿に現れた。
「うわぁ!超獣だ!!」
そのころ、TAC基地でも、超獣出現を告げるアラームがなっていた。
「出動!!」
TACの隊長、竜五郎が号令をかける。
「ようし、いくぞっ!」
射撃の名手の山中が気合を入れる。
そして空母タックファルコンに向かうのは、北斗星司。タックアローに向かう南夕子とウルトラタッチで、
ウルトラマンエースに変身する。
意気揚揚と出撃したTACだったが、超獣ザイゴンにはTACの攻撃は通用しなかった。
「山中隊員!俺が地上からやつの口をめがけてナパーム弾を打ち込みます!」
埒があかなくなった星司は、山中に言った。たしかに、ナパーム弾ならザイゴンの外皮ではなく、
中身に直接ダメージを与えることができる。戦闘機では、ザイゴンの口の中にレーザーを打ち込むのには、
普段の何倍もの精密射撃でなくてはならない。
「しかし・・・」
山中は渋る。失敗したら、かわいい後輩の星司が死んでしまう。だが、星司は必ずやり遂げる男だ。
「止めても無駄なようだな。よし。やってみろ」
「あ・・・はい!」
星司は笑顔を見せ、ファルコンに積んであるタックアローへ向かった。
「星司さん・・・」
夕子は星司を信じていた。だが、一抹の不安もあった。
TACの苦戦を見て、逃げる足を止め次郎が叫んだ。
「くそっ!郷さんだったら、あんなやつ一発で倒しちゃうのに!」
「次郎ちゃん。危ないから早く逃げましょう」
悔しがる次郎をルミ子は早く安全なところへ連れて行きたかった。だが、その一瞬がザイゴンに炎を吐く
チャンスを与えてしまう。
星司の乗るタックアローが地上に降り立ったのは、まさに同時であった。
「危ない!さあ早くこっちへ!」
「ありがとう!」
星司が次郎とルミ子を炎から遠ざけ、ナパーム砲を構える。
スコープを覗き込む星司。しかし、そこから見えたものは、人間の足だった。
「っなっ!危ない!逃げろっ!」
しかし、男は退こうとはしない。むしろ、ザイゴンに向かって立ちはだかっているようにも見える。
「チッ!」
星司はやむなく前に出て、ザイゴンをスコープで捕らえようとした。
しかし、その男がさらにスコープの前にくる。
星司が抗議しようとしたその時!男の持つレーザーガンがザイゴンに発射される。
ザイゴンも、炎を吐いて応戦する。
レーザービームはザイゴンの口の中へ照射されていたのだ。しかし、男も炎を食らってしまう。
ザイゴンはレーザーの一撃で消滅した。。
「郷さんだ!!」
次郎が叫ぶ。そう。彼は、間違いなく帰ってきたウルトラマン、郷秀樹だった。
ルミ子も目を疑った。
「やあ、次郎。元気にしてたか」
「本当に、本当に郷さんなんだね!」
次郎が郷に飛びつく。
「あなたは?」
竜が聞く。
「元MAT隊員、郷秀樹です」
「あのMATの・・・」
「ゼットンとの戦いでMAT隊員郷秀樹は死んだはずじゃ・・・」
隊員達がざわめく。
疲れたんで今日はこれまで。それじゃ、続きは明日書きます。
「生きてるんだよ!郷さんは」
次郎が言う。
「・・・・・」
星司は郷を睨み付ける。作戦を邪魔された、嫉妬のような気持ちが入っているのだろう。
「星司さん」
夕子がそれをたしなめる。
「これだけ勇敢な青年なんだ。郷君にTACに入ってもらおうじゃないか」
山中が言う。
「そのレーザーは?」
「ウルトラレーザー。僕が開発した武器です」
興味心身なのは梶隊員である。
「それより郷君、TACに入らないか?」
「はい・・・」
「まぁ、郷君の入隊の件は後にしよう。病院に郷君を連れて行ってやってくれ」
竜が気を利かせ、郷を病院へ案内しようとする。
「郷さん、これからずっと一緒だね!」
「あぁ。次郎。だが僕はTACに行かなくてはならないんだ。いい子で待っていられるね?」
「もちろんさ!絶対戻ってきてよね!」
「あぁ。約束だ」
「よかったわね次郎ちゃん!」
次郎とルミ子は郷秀樹との再会をとても喜んでいた。
TAC基地では、郷秀樹の入隊の件で、星司とほかの隊員たちが揉めていた。
「彼は怪しい!なぜあのような武器を持っていたのか!」
「自分で開発したといっていたじゃないか!なぜ彼のような勇敢な青年を疑うんだ北斗」
そこは隊長、竜がたしなめる。
「過半数の賛成は時に失敗を招く。北斗。南とともに郷青年を調査してくれ」
「はい!」
おーい。
ずっと止まってますけど。割り込みますよ。いいですね?
宇宙某所。
「はははははははは! 我々は、モクズ星人だ!」
又新たな宇宙人が、地球の侵略を企てていた。全身タイツに適当なパーツを貼り付けたコスチュームを
強い逆光で誤魔化しながら、エコーの掛かった声でオーバーアクションで語る。
「この新型怪獣兵器・スタンピドラーで、地球を宇宙の藻屑にしてやるのだ!」
開発工場の格納庫に立つ怪獣が咆哮。
「こいつは凶暴だぞ。一度暴れ出したら誰にも止めることは出来んのだ! よし、地球に向けて出動!」
起動スイッチを押すと、怪獣スタンピドラーは暴れ出した。格納庫の中で。
モクズ星人の工場施設が破壊され始める。
「ああっ、しまった!」
「こら、止まれスタンピドラー! 言うことを聞かんか!」
きしゃーーーーー がらがらがらがら
「ああっすいません!! ごめんなさい!! 許してください!!」
散々壊したスタンピドラーは、地球に向かって暴れろという指令だけは受理していたので、続いて宇宙に飛び、
侵攻を開始した。
地球。
時期的に、レオが終わり、戦いを終えたおおとりゲンがヨットで旅に出てから1年くらい。
高倉長官は悩んでいた。
ほとぼりが冷めたかと思われた後、怪獣や宇宙人はあっさり再び散発的に地球を襲うようになった。
それはそうである。阻止したのはブラック指令の円盤生物軍団の侵攻だけで、他にも敵は幾らでもいるのだ。
対して地球側の防衛戦力は、変わらず簡単に一掃される現用兵器の部隊のみ。急遽、例によって精鋭の
対怪獣エキスパート部隊を編成したいところだったが…MACがシルバーブルーメによって全滅させられるという
凶事による精神的な傷は1年たっても癒えておらず、皆腰が引けてしまい、少数精鋭部隊に率先して入隊志願
してくる者は全く出てこない。このままでは遠からず地球は陥落するだろう。
悩む高倉に心を痛めつつ、娘のあや子は夕食の買出しに外へ出ていた。その途上、彼女は人込みの中で、
「…三郎さん…!?」
いるはずのない人物の姿を、一瞬捉えた、様な気がした。
かつてMAC隊員として、アトランタ星探索に向かったまま行方不明であり、又、あや子の婚約者でもあった、
内田三郎を。
そうしているうちに、スタンピドラーが襲来。
高倉の指揮下の防衛部隊が通常兵器の戦闘機や戦車で応戦するが、スタンピドラーは先端に斧のような巨大な刃の
付いた長大な尻尾を振り回し、部隊を片っ端から薙いで行く。銃撃も全く効かない。
「やはり駄目なのか…地球は滅んでしまうのか!?」
その様子を、離れた場所から一人見詰める青年。
おもむろに左手を掲げる。その中指には、赤い宝石の嵌まった指輪。銀色の、虎のレリーフ。
「アストラーーーーーッ!!」
内田三郎は、『アストラリング』、別名『虎の瞳』を輝かせ、アストラに変身した。
回想。遠い宇宙。
アトランタ星に向かった三郎は、地球侵略を企む邪悪なアトランタ星人によって殺害された。その後、星人が
三郎に変身して地球に破壊工作員として向かい、レオ兄弟に倒されたのはレオ36話。
「負けるものか…俺は、地球に帰るんだ!」
最後まで星人に抵抗したものの、力及ばず殺害された三郎。
宇宙に漂っていた亡骸を、アストラが回収していた。
「レオ兄さんは、トオル君や子供達に地球の未来を任せ、今一人の地球人・おおとりゲンとして生きている。
だが、再び地球の危機が迫った今、誰かが地球防衛の任を担わねばならない。ならば、次は兄さんの弟の僕が…
この、不屈の闘志と勇気を持った男の姿を借りて…!」
「おお!?」
目を見張る高倉の前に聳え立った巨人は、怪獣と戦い始める。しかし、刃物付きのリーチの長い尾に阻まれて
近付けない。
アストラは、慎重に間合いを見計らい、
(アストラシャワー!!)
かつてマッキー2号の火災を消し止めた水流を、水圧を上げて手から噴射。スタンピドラーの尾に当てて衝撃を与え、
攻撃の軌道を狂わせる。その隙に間合いを詰め、尾を手刀で捌く。
途中から曲がった尻尾の先端が、付け根に直撃し、尻尾がそれ自体を切断した。
絶叫して大きく口を開けたスタンピドラーの喉に、何かが入り込んだ。
驚いたスタンピドラーだが、何を飲み込んだのか確かめる間もなく、体内から粉々に破裂。
爆煙の中、現れるアストラの一人立ち姿。
瞬時に体を縮小して敵の体内に飛び込み、内部で再び巨大化して爆殺する、ウルトラリダクション。
レオ現役の頃、46話で負傷したレオに代わって円盤生物ハングラーもこれで倒している。
敵を倒したアストラは、只取り巻いている防衛隊や市民を見下ろす。市民の中には、あや子もいた。
アストラと一瞬視線が合う。
アストラは直ぐ視線を外し、地を蹴って飛び去った。
新たな地球の守りとなったアストラが何処に姿を消すのか。それは誰も知らない大宇宙の謎である。
『戦え! アストラ』第1話『アストラ起つ』 暴走怪獣スタンピドラー、モクズ星人 登場
「はあ…はあ…」
ぐちゃぐちゃになった開発工場の中で、モクズ星人達はよろよろと立ち上がり、
「おのれアストラ、そして地球人! この屈辱は忘れぬぞ! 今度こそ宇宙の藻屑にしてやるからな!」
勝手に続かせた。
共演じゃないじゃねーかと思われるでしょうが、伏線です。
今後をどうか長い目で見てください。
>>25氏
おおっ、個人的には良いと思うんですが。
「戦え!アストラ」じゃちと寂しい気がするので何処かの漫画風にして
「ウルトラマンレオ外伝 戦え!アストラ」てのはどうでしょうか?
>>29 了解。次から改題します。他のウルトラマンも出てくるので意味なくなるかも
知れませんが。
エース編の作者です。旅行のため休筆していました。続きを書きます。
そして、星司と夕子はTACの病院へやってきた。すると先客がいる。
次郎とルミ子だった。どうやら彼らはTACの関係者ではないので中に入れないようだ。
「やあ。次郎君にルミ子さんじゃないか」
「あっ、北斗さんだ!」
星司は守衛に言った。
「ここには彼らの大事な人間が入院しているんだ。通してあげてくれませんか」
TAC隊員北斗の言うことなので、守衛は疑わずに二人を通した。
「ありがとう北斗さん、夕子さん」
「いいんです。それに私たちも郷さんに用がありますから」
そして4人は郷秀樹の待つ病室へと向かった。郷は、頭部を包帯で覆っていた。
「郷さん、大丈夫かい?」
「あぁ。大丈夫だ」
「ルミ子姉ちゃんがおはぎを持ってきてくれたよ!」
郷は警戒する。
「・・・おはぎ・・・」
「食べないのかい?郷さん、大好物じゃないか!」
「そうだった。美味しそうだ・・・」
そして郷秀樹は箸を左手で持ち、おはぎを掴まずに箸に刺して食べはじめた。
「あれ?おかしいな。郷さんいつから左利きになったんだ?」
郷秀樹はあわてて右に持ち替える。おかしい。星司も夕子も気づいたようだ。
「郷さん、あなたは――」
星司が質問しようとしたその時。死んだはずの超獣ザイゴンが病院前に出現した。
∧_∧
( ´・∞・) 保守age
( ∪ ∪
と__)__) 旦
「あっ、超獣だ!」
竜から星司と夕子に通信が入る。
「こちら竜。北斗、南。お前達は病人を非難させるのを手伝ってくれ」
「了解!」
二人が出て行ったのと入れ違いに、梶が入ってくる。
「郷さん、あなたのウルトラレーザーを貸してください。あれなら超獣を倒せる」
「いえ、あれは僕じゃなきゃ駄目なんです」
そういうとレーザーを持ち、郷は部屋から出て行こうとする。
「郷さん、僕も行くよ!」
「危ないからここで待っていろ」
そういうと郷は、次郎を跳ね除けるようにして部屋から出て行く。
「隊長!避難はほぼ完了しました!」
「よし北斗。そういえば郷青年はどうした?」
そういえば姿を見ていない。
「よし。俺が探しに行ってきます」
病室―
「開かない!郷さん!!郷さーん!」
郷が出て行った後、ドアにはカギがかけられていた。
そこに北斗が到着する。
「大丈夫か!」
ノブをいじるが、まったく開く気配がない。星司は、タックガンをノブに向ける。
「どいてろ!」
中に警告すると、星司の手からタックガンが飛んだ。何者かに撃たれていた。
「郷さん!あんた。郷秀樹じゃないな」
「そのとおりだ北斗星司。だが、ここで貴様は私に殺されるのだ」
郷秀樹は、ウルトラレーザーを構え、星司を狙う。
偽郷秀樹の手からウルトラレーザーは放たれなかった。
夕子が撃っていたのだった。
「夕子!」
「隊長に言われて・・・危なかったわね。星司さん」
偽郷秀樹は屋上へと逃げる。
「次郎君。あの人は、君の知っている郷さんじゃないんだ。宇宙人が化けた偽者だったんだ」
「待てぇ!!」
「次郎ちゃん!」
次郎は偽郷秀樹を追っていった。
屋上。
「なぜ郷さんに化けたんだ!」
「ふふふ・・・かつての地球の救世主ほど、活動が楽なことはないからな」
「くそう!」
次郎は偽郷秀樹にくみついて行く。しかし、偽郷秀樹にらくらく絡めとられてしまう。
「はなせ!ちきしょう!!」
星司たちが屋上についたときには、次郎は偽郷秀樹の手の中だった。
「キサマァ・・・」
星司は歯噛みする。ザイゴンも近づいてきている。
「フハハハ!手も足も出まい!北斗星司、南夕子!これぞ変身宇宙人アンチラ星人の実力だ!」
「北斗さん、夕子姉ちゃん、僕にかまわずこいつをやっつけてくれ!」
次郎は言うが、子供を犠牲にしての勝利は、星司も夕子も選ぶことはできない。
そのときだった。
「
「僕のまねをするとは、味な真似をしてくれるな」
声と同時に、ウルトラキックが偽郷秀樹ことアンチラ星人を吹き飛ばす。
「郷さん!」
そう。帰ってきた。親友の危機を救うためウルトラの星から新ウルトラマン、郷秀樹が。
「本物なんだね!」
「あぁ。次郎、話はあとだ。こいつを倒さなくちゃならない。早く逃げるんだ」
「あ、あんたは」
星司が郷秀樹を見つめる。
(エース、何を見とれてるんだ。アンチラ星人は僕が倒す。早くザイゴンを)
郷秀樹はテレパシーを使いエースに伝える。星司も、夕子も確信した。目の前の郷秀樹
こそが、エースの兄、新マンだと。
「あ・・・はい!兄さん!」
『ウルトラターッチ!!』
ザイゴンの目の前に、ウルトラマンエースが立ちはだかった。
「さて、アンチラ星人よ。僕の名を騙って僕の大切な人を傷つけようとした行為。許さん」
「くそっ!!まさか本物がくるとはっ!」
アンチラ星人は正体をあらわし、巨大化した。
「・・・これ以上、大切な人を殺させはしないぞ・・・トァァァッ!」
郷秀樹は、両手を上に掲げた。その瞬間、光が郷を包む。
新ウルトラマンがその中から現れた。
「あっ!エースとウルトラマンだ!」
次郎が叫んだ。
アンチラ星人がザイゴンと戦うウルトラマンエースに走っていく。
「シュアッ!」
新ウルトラマンがアンチラ星人の前に立ちはだかり、投げ飛ばす。
「兄さん!」
新マンはうなずくと、アンチラ星人にウルトラスピンキックを放った。
エースはザイゴンに向かいチョップの嵐を叩き込む。
そしてザイゴンを持ち上げ、エースリフターで投げ飛ばす!!
ザイゴンが起き上がり、エースに突進する。
エースは、エネルギーを右腕の手刀に集中させる。
「ウルトラナイフ!!」
ザイゴンの首と胴体は、離れていた。そして振り返りざまにメタリウム光線を放つ。ザイゴンは大爆発した。
新マンも負けてはいない。アンチラ星人のキックやパンチをかわしながら、大空高く飛び上がる。
「流星キック・・・・!!」
次郎はこの技を知っていた。郷秀樹がキングザウルス三世を倒すために編み出した大技だ。
急降下して新マンの流星キックがアンチラ星人に命中する。そのままアンチラ星人を担ぎ、回転しながら投げる。
「ウルトラハリケェェェン!!」
アンチラ星人は回転しながら空中に飛ばされる。
新マンはブレスレットの構えに入る。新マンがウルトラセブンとの友情の証ウルトラブレスレットを掲げると、
ウルトラスパークに変化した。
「へアッ!!」
ウルトラスパークは、アンチラ星人をバラバラにしていた。
こうしてヤプールの野望は二人のウルトラマンによって防がれた。
決戦後、次郎とルミ子は郷に再会した。本物の郷秀樹に。
「郷さん!」
「次郎、ルミ子さん」
「帰ってきてくれたんだね!また一緒に暮らせるね!」
次郎が嬉しそうに言う。ルミ子もうなずく。しかし、郷の表情は曇る。
「すまない。僕には、まだ使命があるんだ。この宇宙全体の平和を守るっていうね」
「でも・・・」
「地球には、ウルトラマンエースがいるじゃないか。だが、宇宙には沢山の救いを求める人たちがいる。
それを守るのが、今の僕の使命なんだ」
次郎は泣いていた。泣きながらも、うなずく。次郎は、郷が新ウルトラマンだということを知っていた。
わがままを言うわけにはいかなかった。
「よし。ウルトラ五つの誓い、忘れてないな?」
郷秀樹は星司と夕子を見つめて、うなずいた。
地球を頼む・・・という意味をこめて。そして、両手を掲げる。新ウルトラマンだ。
そして飛び立つ。次郎はそれを追う。
「一つ、腹ペコのまま学校に行かぬ事!
一つ、天気のいい日に布団を干す事!
一つ、道を歩く時には車に気を付ける事!
一つ、他人の力を頼りにしない事!
一つ、土の上を裸足で走り回って遊ぶ事!
郷さ〜〜〜〜ん!!さようならぁ〜〜〜〜」
郷秀樹は、宇宙の平和を守るために宇宙へ帰った。。北斗星司と南夕子は、偉大な先輩の、
親愛なる兄のためにも、地球を守り抜くのだった。
おわり
ご苦労様です。
本当にこうだったらよかった。尺がなかったんだろうね、当時は。
>38
俺もそう思う。願望を作品にしてみました。
40 :
1:2005/04/07(木) 17:52:36 ID:ezCFlIRg
職人さま来たれ!!
| | ┌─┐
| | │ウ│
| | | ン .|
| |人 │コ .|
| |__). | 団│
|_|∀・) ウワサノ | だ│
|糞|⊂). ウンコ団ダ!! 人. | よ .|
| ̄| / (__) ウンコー |. !! │ウンコー ウンコー
 ̄ ̄ ̄ (__).. ● ├─┘● ●
ウンコー (・∀・,,) ヽ(・∀・ ) ヽ(・∀・ ) ヽ(・∀・ )ノ゙
O┬O )□─| ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|
◎┴し'-◎  ̄◎ ̄  ̄◎ ̄  ̄◎ ̄ 〜 〜
42 :
名無しより愛をこめて:2005/04/11(月) 18:21:36 ID:REayJ6tW
「80」の妄想セブンの話での矢的隊員とユリアンとの会話で、
ユリアンが「あれは私たちの知ってるセブンじゃない」と言っている場面があったが、
それを考えると、「レオ」のあと、セブンはウルトラの星に生還して普通に生きており、
80やユリアンとは面識があったことになる。
そこで、「レオ」と「80」の空白をつなぐストーリーとして、ダン隊長=セブンが
キングに救出されてウルトラの星に帰還する話なんてどうだろう。
>42
うむ。それもいいなぁ。ウルトラアイを持って帰った新マンを絡めるのも面白そうだ。
ウルトラマンレオが円盤生物シルバープルーメを倒した数日後・・・・
東京の郊外の小さな家の中に一人の男が寝かされていた。。
その男の名は、モロボシ・ダン。元MACの隊長にして、ウルトラ兄弟の三男、ウルトラセブンである。
MACはシルバープルーメに全滅させられてしまった。だが、ダンはウルトラ戦士。
奇跡的に生き残っていたのである。
「痛っ・・・・ここは・・・」
ダンが目を覚ました。どうやら、致命傷ではないらしい。
「僕は、誰だ・・・?」
そうなのである。モロボシ・ダンは、記憶喪失になってしまっていたのだった――
「気が付きましたか?」
整った顔つきの男が話し掛けてくる。ダンは、この男に見覚えがあった。
「セブン兄さん――」
そう。東光太郎。またの名をウルトラマンタロウ。ウルトラ六兄弟の末の弟だ。彼が、倒れているダンをここまで連れてきていた。
「君は・・・」
「兄さん、覚えてないんですか!?僕ですよ、タロウですよ!」
プロローグは終わりです。つづきは今度ということで・・・
「はははははははははははは!」
モクズ星人は、又も地球侵略を企てていた。
「今度こそ、地球を宇宙の藻屑にしてやるのだ! 怪獣ブドラよ!」
再建された開発工場の格納庫に立つ、背に長く鋭いトゲを並べ、両手の先がナイフ状の刃物になった怪獣。
「よし、地球に向けて出動!」
ブドラが起動。身を震わせ、有毒物質を全身からガスにして撒き散らす。
格納庫の中で。
「ああっ、しまった!」「退避! 退避ーーーーーッ!!」
モクズ星人達は命からがら外へ逃げ出す。何人かガスの犠牲になる者も。
ブドラも暴れて工場を崩壊させた後、例によって地球に向かって暴れろという指令だけは受理していたので、
地球に向かって飛び立った。
ウルトラマンレオ外伝 戦え! アストラ
『ウルトラマンタロウは太陽のように』汚染怪獣ブドラ 登場
数年前までザザーンやタッコングやオイルドリンカーが発生していた東京湾は、相変わらず汚かった。
白鳥健一は、そんな海を臨む港湾で、地元の青年活動に自主的に参加して掃除をしていた。
亡き父や、健一に最後に一人立ちする勇気を教えて何処ともなく去った東光太郎の思い出が残る海を
美しくしたかった。
「お前には負けないからな」
「僕だって!」
同じように自ら清掃活動に参加し、競い合う相手となっていた少年、梅田トオル。彼も、この海に
おおとりゲンの面影を見ていた。
「あっ! あれは何だ!?」
誰からともなく叫び、空から飛来した巨大な影を指した。
地球に到着したブドラは、東京湾に盛大な飛沫を上げて着水し、船舶群を転覆させる。
ブドラのぬるぬるした体表から分泌される毒物で、只でさえ汚れた海がウルトラQのOPのマーブル色に
汚染され、死んだ魚が浮き上がってくる。
防衛軍の戦闘機部隊が飛来して攻撃を加えるが、やはりかなわず、ブドラの口から高圧で噴出される毒液で
撃ち落されていく。
「やめろ!! 光太郎さんの海を汚すなーッ!!」
「怪獣め、おおとりさんがいなくたって僕がやっつけてやる!!」
今更怯えもしない健一とトオルは鈍器を携えて立ち向かっていく。ブドラは容赦なく、そんな二人に
刃物の手を叩き付けんと振りかぶる・・・
「いかん!」
忽然と遠見に現れた内田三郎。二人の子供を助けるため、アストラリングをかざし、変身しようとする。
だが、そうするまでもなく。
突如、海から発された強烈な光が、ブドラを怯ませて後ずさらせる。
何事かと見る一同の中、海面から光源がゆっくりと浮上し、中空へと昇っていく。目がなれ、光源の正体が
見えた。
かつて、この海に光太郎が投げ捨てた、ウルトラバッジ。
バッジは更に光りながら膨れ上がり、巨人の像を形成していく。
頭の左右から刃の様な角を生やした赤い巨人は、海に降り立つ。
三郎「あ・・・あれは!?」
アストラ同様、再び地球に迫った危機を察知し、自らの力で復活した、ウルトラマンタロウだった。
「・・・・・・」
巨人を見る健一。
タロウは復活した。だが、それはかつての光太郎ではない別の存在であることを、健一は自然に理解した。
アストロモンスの件で同一の存在となる以前、本来、両者は別の存在だったのだ。
敵を前にいきり立ったブドラ、手の刃をかざして斬りかかってくる。
タロウは全く恐れる様子もなく、悠然と立ったまま両手だけを素早く動かし、その刃をそれぞれ掴んだ。
軽く捻るだけで、音を立てて刃が折れ、悲鳴を上げて仰け反るブドラ。
刃を投げ捨てると、タロウは構えを取り、ブドラにストリウム光線を叩き込む。
一矢も報いる間もなく、ブドラは爆砕した。
前回のアストラの初陣同様、健一を一瞥したのみで直ぐ東京湾から去ったタロウは、街から離れた山中に降り立つ。
等身大の人間となったその姿は、光太郎そっくりだったが、あくまで別人。人格はタロウのそれである。
追って来た三郎、
「あなたは、まさか、噂に聞いたウルトラの父と母の実子の・・・」
光太郎の顔で笑い返す若者。
「地球を守るため、共に戦おう。アストラ」
此処に、もう一人の戦士が立ち上がったのだ。
地球人の光太郎が今どうしているかも描く予定だったのですが、並行して別のプロローグが進んでいますので、
そっちはそっちで続きが気になるので思いとどまりました。
次はレオを出したいと思っています。やっとタロウとの共演ができる!
勇気を出して・・・・・
|
| どきどき・・・
| ∧ \ | /
|ω゚) ∧∧___
|ノ) ∧∧ /(゚ー゚*) ./\
|∪ (,,>∀<) /| ̄∪∪ ̄|\/
| (_u uノ |____|/
初めてのぃょぅ・・・・・
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| ぃ…ぃょぅ!! ?
| ∧∧ ? ∧∧___
| (=゚ω゚)ノ ∧∧ /(゚ -゚ *) ./\
| 〜(ヽ x) (・д・,,) /| ̄∪∪ ̄|\/
| ((( ∪∪ (_u uノ |____|/
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| ぃっ…ぃょぅ!ぃょぅ!! ・・・
| ∧∧ ・・・ ∧∧___
| ヽ(=;ω;)ノ ∧∧ /(゚ -゚ *) ./\
| 〜( x) (・д・,,) /| ̄∪∪ ̄|\/
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がくがく
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| ぃっ… ぃょぅ
| ∧∧ ぃょぅ _∧∧__
| ヽ(=;ω;)ノ ∧∧ ∩(゚ー゚*) ./\
| 〜( x) ∩∀・,) /| ̄ ̄∪ ̄|\/
| ゝ< (_ uノ |____|/
プニュ
∧_∧ ∧_∧
( ・ω) σ)´・ω・)
( つ旦 ノ ( つ旦O
と_)_) と_)_)
じ〜〜
∧_∧ ∧_∧
( ・ω) (´・ω・`) ・・・・。
( つ旦と ( つ旦O
と_)_) と_)_)
从/ サッ!
∧_∧ ∧_∧
( ・ω) σ (((・ω・` )
( つ旦 ノ ( つ ヽ、 ミ
と_)_) と_)_) J |Щ_ _
プニュりたい… |
_______/
○
o
∧_∧ ∧_∧
( ・ω・) (・ω・`;)
( つ旦と ( つ O ドキドキ
と_)_) と_)_) |Щ_ _
うまくいくかな?
これかわいい!
初代マン&帰マン&エースの話作ってみました
1966年以降、数々の怪獣が現れた。しかし、光の巨人ウルトラマンにより危機は去った・・
しかし、ある日謎の円盤が現れた。そして、国会議事堂に宇宙人が入った
その、宇宙人とはなんと、帰マンを追い詰めたナックル星人だった。
ナックルは総理大臣にこう伝えた。
「明日正午ここを襲撃する。全面降伏せよ」
そして、次の日・・・・・・・・
自衛隊の攻撃作戦が進む中。とうとう正午になった。
地下から現れる、ブラックキング。戦車部隊を蹴散らしながら国会議事堂に突き進むブラックキング
そこに、ウルトラマンエースが登場。すかさず、タイマーショットを撃つ
ひるむ、ブラックキング。ブラックキングの熱線がエースに直撃
吹っ飛ぶエース。さらに、殴りまくるブラックキング。エース大ピンチ
倒れたエースにブラックキングの角が刺さる。尻尾でたたきつけられるエース
自衛隊隊長「ウルトラマンを援護せよ。キングジョーを倒したライトンR30爆弾があるはずだ」
エース、必殺のメタリウム光線。しかし、ブラックキングにはダメージはない
戦車がライトンR30爆弾を撃つ。ブラックキングの角に直撃
吹っ飛ぶ角。ブラックキングはスモッグを吐き地下に逃亡した。
しかし、エースも力尽きてしまった。そこに赤い玉が現れた。
その中から現れたのはなんと、初代マンだった。
マンはエースを抱き上げると空にとびたった・・・・・
そのころ、大阪に宇宙大怪獣べムスターが降り立った・・・
さらに、国会議事堂前に最強怪獣ゼットンが現れた
駆けつける新マン。しかし過去に戦ったゼットンとは桁違いの攻撃に新マンは追い詰められていく・・
新マン必殺のウルトラスパークもまったく効かない
新マンは超必殺技ウルトラハリケーンを繰り出した
空中のスペシウム光線がゼットンに直撃した。しかし・・・
空中で光線を受け止めるゼットン。そして、新マンに跳ね返すゼットン
そのころ大阪。マンとベムスターの激闘。ウルトラアタック光線でべムスターの目を失明さした
そしてとどめのウルトラエアキャッチ。三等分になり吹き飛んだべムスター
急げマン。新マンを助けろ。ワープし新マンのもとへ行くマン
ゼットンの攻撃。避けるマン。その時マンは震えていた・・・・