仮面ライダー響鬼『ディクスアニマルの思い』

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193違和感
茜「そういえば、なんでディスクアニマルだけ英語なんだろう?
  なんか違和感感じない?」
緑「そ、それは挺守駆阿仁丸(でぃすくあにまる)!!」
瑠璃「な、なにーっ!知っているのか緑大猿!」


挺守駆阿仁丸(でぃすくあにまる)

古代日本は室町時代、まだ闇が深く妖怪の類が巷を徘徊していた時代。
時の陰陽師安倍晴明が式神として鬼を扱っていたことは有名であるが
いつでも呼び出せるように連絡役の小鬼を連れていたことは意外と知られていない。
その、鬼(王仁)のしもべ(つまり小鬼=阿仁)であり「身を挺し我を守り疾く駆け参ずるもの」である小鬼は
「挺守駆阿仁丸(でぃすくあにまる)」と呼ばれ、比較的簡易に扱えることより
次第に式神の代わりとして雑用などを命じられるようになったとされている。
なお、あの役の小角も阿仁丸を使用していた記録があり、
一説には桃太郎(鬼の子)のお供も阿仁丸だったとされている。

現代、和風な雰囲気の特撮番組の中に「鬼の手下で働く式神のようなものたち」がいるが
これはこの阿仁丸をもとにした話というのは賢明な読者の知るところである。
しかし、別の番組でのモンスターをボールにつめて戦わせる話と阿仁丸の関係があるかどうかはさだかではない。

民明書房刊『隠(おに)〜知られざる鬼と文化の接点〜』より抜粋


瑠璃「知らなかった…」
茜「ウソクサ…」

烈火棒・阿「あー、あれは何のヨタ話であろうなぁ左の」
烈火棒・吽「うん、気にするでないぞ右の」