すごい科学で語りませんか6

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567名無しより愛をこめて
デンジ星人などの宇宙人が古くから地球に飛来していることは一般にも広く知られた事実であるが、
宇宙警察に所属するレオン星人が中世の地球に来ていた事を知る者は少ない。
犯罪者を追跡中、宇宙船の事故で地球に漂着したそのレオン星人は、当時本当に辺境だった地球から
本部への連絡手段を絶たれ、孤立してしまった。この星に骨を埋める覚悟をした彼は、遺伝子変換で
地球人の姿を獲得したのだ。
そして、この星に危機迫る時には宇宙警察の末裔としての誇りを汚さぬよう、強靭なレオン星人の肉体
に戻って戦うための、いくつかの手段を残したのである。
時は流れ、彼が残した技術はこの星の技術「忍法」と結びついて、独自の進化を遂げた。
「忍法獅子変化」と呼ばれるものがそれである。歴史学者・非違不郎氏の記した記録によると、その術
の使い手である忍者は「ライオン丸」と呼ばれ、人々の平和と正義を守るため戦ったといわれる。
忍者の戦いは歴史の闇に消えることが多い。この宇宙人の末裔たちの戦いの記録を多くの人が知らない
と言う事実は、わが国の歴史教育の衰退を考えると、非常に由々しき問題である。
         (民明書房 刊    「雷音丸かく語りき」より抜粋)

すいません。初代デカレッドとライオン丸、なんか顔が似ていたもので……