そういえば、超少女REIKOの劇中の学園祭でこの映画が
公開されていたな。
パソコンすらまだ一般的でなかった時代にETCみたいなシステムを
一般向けの作品に出すことは無理だろ。
この手の作品で不幸なのは作家が考えるよりも一般に身近な部分
の文化が進化の速度が速くなったことだな。
現在当たり前に使われている携帯電話や携帯ゲーム機なんてこの映画
が作られた頃から見ればSFとしか思えないぞ。マイクに向かって発声する
だけで目的地まで案内してくれるシステムが軽自動車にまで当たり前に
搭載されるなんて20年前に予測できたか。
人々の生活に身近なところで未来感を出すために出した小道具があっと
いうまに現実に追い越されて陳腐化してしまったんだから、その点では作家
に同情せざるを得ないね。
>>310 作られた時代にすら失笑されていたわけだが。
とくに、小松左京が総指揮だからと期待したSFファン系の落胆は酷かった。
>>310 『時計仕掛けのオレンジ』のマイクロカセットみたいなものだな。
あの当時としてはハラショーなものだったかも知れないけど。
マイクロカセットの代わりにCDを出したところで
当時の観客には何が何だかわからないだろうしな。
専門家が見れば「なるほど実にリアルだ」と思うものでも、一般人には意味不明だろうしね
逆に今現実にあるものでも、当時に出したら発想力が足りないと言われる恐れもある
「携帯電話に携帯ゲーム?トランシーバーやゲームウォッチを凄くしただけじゃないか。貧弱な発想だ」とか
現実の未来って、凄いことは凄いんだけど、凄さの方向が昔考えてたのと違うんだよね
マックの使い方あたりについてはまだしも失笑で済ませられるが、
その直後にあった2001年丸パクリに関しては本気でヤバイと思う。
ハイテク小道具と言えば怪獣総進撃って何気に携帯テレビが出て来る、
すごくさりげなく、普通に。ジュピターとはえらいちがいだわ。
>>315 怪獣総進撃のTVモニターは何気なく出てくるけど、
画面が横長のビスタサイズだったりする。
(当時そういう概念があったかどうか知らんが)
未来の高品位TVを想定したものと思われる。
>>316 あの当時、実は週刊プレイボーイなんかでも
まだ開発着手段階のハイビジョンが既に「次世代規格」として
「横長サイズか従来型比率でもめてる」
なんつー硬めの記事で紹介されてたりする。
「さよならジュピター」は、判明している理論や
予測されてる未来技術による理論武装に偏重して
虚構・架空・空想の未来技術を全否定しがちになってしまうという、
日本のSF作家の悪癖が露呈した感がある。
「俺達ゃぁ、おめーらSFの素人と違って、最新情報仕入れてんだよ」
みたいな、我々特オタがふつーの人々相手と特撮話する羽目になったときに
情報の量や質の差に抱いてるような不満が、全部悪い形で出た感じ。
>未来の高品位TVを想定したものと思われる。
ひいきの引き倒しとはこの事だな。
>>318 BBJの場合は、ひいきどころか好意的なファンもいないけどな。w
この映画の最大の悲劇は、ここまで正確に未来考証が行き届いているのに
それを見た観客から「陳腐なもの」として捉えられてしまったことだ。
例えばスペース・マクドナルドなどは今や手軽な食事を求めている
宇宙船の操縦士にとっては無くてはならないものなのに
「スペース」という語感が陳腐と感じられたのか、当時の観客には嘲りの対象になっている。
などと子孫達に書かれてしまう日が・・・来るわけ無いか(w
当時を知らない人間に評価されるかもしれないよ俺みたいに
>>321 作劇レベルも特撮のレベルも妖星ゴラスより劣化してる作品が?
子供の頃(30年以上前)「おはよう こどもショー」という番組があり
そこで色々なレコードが紹介されていた
チョコレートのレコードに混じって
絵の出るレコードって七色に輝く銀色の円盤が紹介されていたな
>>320 > この映画の最大の悲劇は、ここまで正確に未来考証が行き届いているのに
工エエェェ(´д`)ェェエエ工 どこが?
そういうのは2001年宇宙の旅みたいな映画に言う台詞だと思うぞ
>>322 劣化はしてないと思うが…描いてる対象と手法が違うからな
特撮面で言えば、ゴラスが宇宙船や宇宙基地、ゴラス本体、南極の設営と怪獣、破壊されていく各地…と多彩なのに対して、
ジュピターは殆どが宇宙船と宇宙基地出、後はせいぜい木星大気圏と、描かれる場所が減ってるが、
この面を劣化と言ってよいものか…?
宇宙空間の照明については確かに疑問。昭和30年代どころか惑星大戦争でも出来てたと思うが…
なんかカタルシスがないんだよね、この映画。
太陽系規模の危機なのに木星圏しか舞台になっていないから
最後が木星を悼むお通夜みたいになっちゃってる。
大騒ぎで喜ぶ人々を描きながら、ミネルバ基地の哀しみを
さりげなく挿入するほうがもっと引き立ったろうに。
>なんかカタルシスがないんだよね
誤解があるみたいだけど、カタルシスってのは悲劇で得られるものだからね。
>大騒ぎで喜ぶ人々を描きながら
そういう風にはしたくないという原作者の意図があったわけで。
>最後が木星を悼むお通夜みたいになっちゃってる。
原作(ノベライズ)ではその辺の描写もきちんとやられてるわけで
映画だけ見たら、なんで喜ばないの?っ思うのも仕方がないんだけどね。
確か、おすぎが人類が生き延びるためなら何をやっても許されるのか
みたいに怒ってたような記憶があるけど、小説の方じゃむしろ
ここまでやることが許されるのかというのもテーマになってたりもするんだけど
(小松の短編でいうと「比丘尼の死」もそうだな)
映画だけ見てりゃそう思われてしょうがないとは思う。
小説だと確か、木星爆破のための装置は専用の衛星を作ってたんだっけ
映画だとミネルヴァを改造してたような覚えが
さよならジュピターVS妖星ゴラス
ブラックホールVSゴラス
平田昭彦VS田崎潤
ミネルヴァVSビートル
ジュピターゴーストVS怪獣マグマ
木星破壊(元太陽化)プラントミニチュアVS南極ロケット基地ミニチュア
CG木星VS地上の天変地異のミニチュア特撮
三浦友和VS久保明
外人のねーちゃんVS水野久美
>>329 >三浦友和VS久保明
そーいや、二人とも「潮騒」撮ってるな。
>329
> ジュピターゴーストVS怪獣マグマ
むしろ「ジュピター教団VS怪獣マグマ」では。
もしくは「ハリボテ鮫VS怪獣マグマ」
>>331 タメゴローVS怪獣マグマ
ではどうか?
>>332 それは小野みゆき=怪獣マグマということですか?
「♪きみはー、とてもおおきくてー」VS「おいら宇宙のパイロット」
>>324 最後の一行まで読み終わってからレスしような。
335 :
名無しより愛をこめて:05/02/12 08:47:45 ID:r49vAt/9
切るべきシーン
火星の遺跡シーン
ジュピターゴースト
ジュピター教団
場面を凝縮するんなら、火星の地上絵発見を回想しながら、木星探査を行うのはどうかと考えたことがある
シナリオ変えて、探査を先にして、トウキョウ3以降をその後にすれば、テンポアップできたと
あの映画を見てて違和感あるのは、地球・木星間をホイホイと往復して
しまうこと。なんか衛星軌道から降りるみたいに簡単に英二が地球に
やってきたりする。
ところでミネルバ基地の重力って回転して作ってるんだよね?
英二たちがセクースする際に重力を切ったら、基地全体の重力が
切れて大騒ぎに……^^;;
>>335 同意。「ブラックホールと戦うアルマゲドン」、ぐらいの割り切りが欲しかった。
環境問題とかジュピターゴーストは原作の方で・・・ってことで。
>>337 10億`近くを何往復もしたら出張費もバカにならないよね(・∀・)
ミネルヴァ基地って、多分個別セグメントになってるんだろうけど、
その辺も反映した分かりやすい造形にして欲しかった。
映画だとドッキングベイ付近ごと止まったように感じるよな。
339 :
名無しより愛をこめて:05/02/12 13:37:16 ID:Umx4W9nk
環境問題のシーンはリアルに感じたし、ジュピターゴーストは好きだった。
他がいらないと思う。
アネマゲ編とゴースト編の二本立てにした方が良かったカポネ。
341 :
名無しより愛をこめて:05/02/12 23:44:16 ID:HuvnuOuh
>>337 >英二たちがセクースする際に重力を切ったら、基地全体の重力が
>切れて大騒ぎに……^^;;
「お、おいおい、無重力警報だぞ、気をつけろ!」
「誰だ?こんなクソ忙しい時にLR使ってるヴァカは!?」
「あのー、さっき主任が見慣れない女の手を引っ張ってLRの方に行きましたけど・・・」
「主任かよ!いつもは俺たちのケツを引っぱたいているくせに、もう・・・」
「あ、復帰した」
「案外早かったな」
342 :
名無しより愛をこめて:05/02/15 01:17:55 ID:/R1+Ip9m
343 :
名無しより愛をこめて:05/02/26 22:35:49 ID:4MvlcRsM
円谷世代→中野・矢島を叩く
中野・矢島世代→川北を叩き中野を擁護
川北世代→新人を叩く
海外SFどっぷり世代→国産特撮を蔑む
円谷特撮世代→CGを否定
SFX映画世代→着ぐるみ・ミニチュアを鼻で笑う
344 :
名無しより愛をこめて:05/02/28 20:45:23 ID:NIt0+8Qx
>>343 川北世代が叩くのは、ガメラ関係者だろうな。
つーか視野が狭くて必死なヲタは皆同じ。
他を貶す事でしか自分の派閥を守れない。
派閥なんてどうでもいいのに。
どの作品も楽しめる所を楽しんで、楽しめないところはやんわり流せば。
346 :
釈迦厨:05/02/28 21:35:44 ID:Nd3skiUD
>344
最初の川北ゴジラはガメラ方式で撮られているんだけどな。
マルチポストにマジレスするカコイイ奴らが続いた後で
>>345の「どの作品も楽しめる所を楽しんで」を受けたこのスレには
「BBJのどこを楽しんで、どこをやんわり流すか」という重い課題が残ったのであった。
天体衝突物の「アルマゲドン」と「ディープ・インパクト」に喩えると
「アルマゲドン」に近いのかな?
殆どが現場の話で危機感が薄いってのが
>>348 ♪君は とても 大きくて
を楽しみ、
露骨なマクドの宣伝
をやんわり流す。
>>349 そんな感じがするな、アルマゲぐらいハッタリを効かせて派手にしたら、
それはそれで面白いスペクタクルになりそうかも。
あ、ジュピターゴースト編は別立てということでで、2001年風味でおながいしますw
>>351 >アルマゲぐらいハッタリを効かせて派手にしたら
それが最初から出来たら苦労はしないよぅ・・・。
353 :
名無しより愛をこめて:05/03/13 17:09:17 ID:rykGAUXQ
そもそもだ。「日本沈没」の映画化が果たして成功していたであろうか?
確かに当時の世相を反映し集客には成功した。
が、壮大なスケールの原作のダイジェストに過ぎないのも事実。
比べて「エスパイ」は各国にロケした福田監督の快調なアクション篇。
勿論突っ込みドコロ満載ではあるが映画としちゃこっちのほうが纏まっていた。
どうも日本映画というか東宝映画の「壮大なスケール」ってのは絵的なことを
考えず、馬鹿でかすぎて絵にならない。
で「ジュピター」。
当時は正直「ローレライ」なんて比じゃない期待が漂っていたが
気宇壮大がそのまま絵として映し出され、一体何やっているのかすら判らずじまい。
テニアン沖の米艦隊と一隻の潜水艦の戦いのほうが絵になっていたりするわけで。
やっぱり映画である以上カメラを通した「壮大なスケール」でなきゃなー
原作のプラネテスで木星到達した時に言ってたなぁ
さよならジュピターぁぁ
>>354 『ああいう阿呆でなさけない真似だけにはなりたくない』と、
日本SF界(文藝、映像両方とも)に充分、影響与えていると思われ。
>>355 レス番間違えてるだろ。
つか、そういう「阿呆で情けない真似」を、当時の「SFのえらい人」たちが
率先して行ってしまったのだからさらに情けない。
そりゃSF冬の時代が来るわけだ。
ID記念♪
♪君は とても 大きくて〜
358 :
名無しより愛をこめて:
日にちが変
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