仮面ライダーブレイドが53番目の敵を封印してから4年の歳月が流れた。
剣崎は額に汗して肉体労働に励み、睦月は就職活動の真っ最中、虎太郎は売れっ子作家など、それぞれ
平凡な日常を送っていた。しかしながら、仮面ライダーであった日々については、懐かしむ者、消し去ろうとする者・・・思いは様々であった。
そんな中、剣崎の前に突如として封印したはずのアンデッド集団が現れる。アンデッドに素手で立ち向かう剣崎の前に、三体の新世代仮面ライダーが姿を現す。
驚く剣崎の目の前で新世代ライダーは難なくアンデッドを撃退する。戦闘中にライダーの一人が落とした1枚のカードを握りしめた剣崎はつぶやく。“何がどうなっているんだよ・・・”
14歳になった天音は始の突然の失踪に戸惑い、心を閉ざしている。そんな彼女を励まそうと、天音の誕生日に剣崎、虎太郎、睦月が久しぶりに集まるが天音は来ない。
そこに新ライダーの面々が剣崎の拾ったカードを取り返しにやってくる。彼らは剣崎たちを“過去の人”と言い捨てて出て行く。彼らの正体を暴こうと虎太郎の車で追う剣崎達。
そして新ライダーの基地にたどり着いたとき、剣崎達の前に突如あの橘が現れる。“一体どういうことなんですか”
詰め寄る剣崎に、橘が語り始める。
53体の他にもう一体アンデッドがいた事。その者によって烏丸所長が殺され、封印していたカードの半数以上が再び解放されてしまったこと。
ブレイドとレンゲルに変身するために必要なカテゴリーAも解放されてしまったこと・・・。
“もう変身することが出来ない”橘の語った衝撃の事実に動揺する剣崎達。
アンデッドを解放した者の狙いとはいったい・・・。