一方で基地。虫の息の佐田。最後の最後になって、なぜか涙を流しながら
微笑む「そうか、そういうことだったのね。いいわ、私は許すわ」といい
佐田は死ぬ。悲しみにくれる唐沢&要&宮迫。要、怒り狂い、復讐を誓う。
伊勢谷、時々、過去のフラッシュバックに悩まされる。戦死前、戦場にて
上官の寺島が「こいつらテロリストだ、殺せ」と命じられためらっている
同僚にかわり伊勢谷が赤ん坊を抱えた女にむけ発砲する。
筆者注:このあたり見ると、ためらいもなく発砲するのが伊勢谷自身の
純粋さに起因すると解釈するとなおさら戦争のもつ狂気という
ものが克明に現れる仕組みになっている。
所変わって、伊勢谷、三橋の診療所で麻生を見守る。「あんた、どうして
あんな所にいったんだ?あそこは汚染がひどくて余程のことが無い限り地元
の住民も近寄らんぞ(筆者注:ナウシカの腐海のメタファーみたいなもん)
高山病じゃな。もっとも応急処置しかできないが。」と三橋。