仮面ライダーSPIRITSを特撮版で語るスレ・第2話
「スイッチだ!」
「スイッチをいれるんだよ!!」
「テメェが光をはなったときみたいに!!」
「力をひきだす為の動きがあるだろうが!!」
「やれよ!早く!!」
『これですか』バッ
「それや。その辺の一連の動きで、君の体が光るやろ」
『光ってましたな』
「そんで腕をぐるっと回す」
『腕をぐるっとぉ、回ぁす!』
「応援団やないねんから、そないにせわしく回さいでもよろし」
『元気出ますやろ?』
「無駄に力使ってどないする。それぞれ1動作や」
『1動作ですか』
「君が構える腕回すその腕バッとかざす。全身光って力が出るやん」
『光りますな』
「わかったな!」
『わかった!』
「やがて!」
『やがてぇ』
「真似すな・・・全身が熱くなったなぁと思えば」
『ちょっと待って。その、全身が熱くなったなぁと思えばっちゅうのんは、
全身が思うんかボクが思うんか、どっちが思う?』
「・・・全身がて、君の体が熱うなったら、自分でわかるやろ」
『簡単に言わんでくれるか。全身まるまる自前の君はわかるかもしらんけど、
ボクの素ゥの体は頭だけなんやで』
「難儀なこっちゃ。けど、頭さえ自分のモンならこっちのモンや」
『どっちのモンですか?』
「君のモンや!頭ちゅうたら、体の司令塔や。君の体が熱うなればわかるやろ」
『そうですか』
「やがて!」
『ぃやがぁてぇ!』
「真似すなって!・・・全身が熱くなったなぁと思たら」
『熱くなったなぁと思たら』キイイイン!
「で・・・“変身”・・・やろ!!」
『そんな。恥ずかしいてよう言いませんがな(w』
「恥ずかしいことあるかい。仮面ライダーが“変身!”言わいでどないする」
『仮面ライダーゆうたら、ミス・クリエイションのことか?』
「ミス・クリエイションて。できそこない呼ばわりがあるかい」
『できそこないで思い出したけど、君とこの嫁ハン元気?』
「できそこないでウチとこの擬装の嫁を思い出すな!」
『邪魔くさそうに言うけど、記憶のあらかた失うてるボクにとっては、
思い出すちゅうことは、えらい大事なことなんやで』
「そらスマンかったな」
『お姉ちゃん、裸で出てきて泣くし』
「いいから、はよ変身せぇ!」
『構えてぇ』バッ!『腕、回してぇ』キイイイン!
「で・・・“変身”・・・や!!」
『変っ身っ!――ゼークーロースー!』
「あー。やっと変身した。苦労したわ」
『ぜぇぜぇ苦労すやな』
「おまえにノックアウトじゃ」(礼)