☆お前達が考えた龍騎のライダー教えれ☆Part4

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1名無しより愛をこめて
瀬戸際だったので次スレ
(*゚ー゚)ココハ設定ノミの妄想スレダヨ♪(゚ー゚*)
設定は必ず、説明、身長、体重、最高視力、最高聴力、ジャンプ力、パンチ力、キック力、
召喚機名、契約モンスター名、所持カード、特色など。技のAP,GPは必ず記入!
SSもCG(絵)もSRCシナリオも大歓迎!! オリジナルモンスターもOK!
(*゚ー゚)ドンナニヘタレナCGデモイイヨ(゚ー゚*)
(*゚ー゚)ドンナニヘタレナシナリオデモイイヨ(゚ー゚*)
(*゚ー゚)デモヨミヅライSSハスキヂャナイ(゚ー゚*)

1スレ http://tv.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1034437204/
2スレ http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1039003039/
3スレ http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1045570202/
分家 http://2bdord.fc2web.com/index.html
以下約束事等は>>2-10らへん。
2名無しより愛をこめて:03/07/26 16:42 ID:KOkoTxn2
ライダーの決まり事
1.カードのポイントは1000の倍数
2.ファイナルベント(以下FV)はモンスターのAP+1000
3.サバイブ体のライダーは2には当てはまらない。
4.サバイブ体のライダーのFVはモンスターのAP+2000
5.オルタナティブ等は1には当てはまらない。
6.ライダーの外見や設定にあった名前を付ける事。

このスレの決まり事
1.( ´ー`)y-~~マターリシヨウヨ。
2.神&職人降臨万歳!
3.APはバランスを考えて。
4.他のスレに迷惑が掛かるから、連続投稿する時は必ずsageで。
3名無しより愛をこめて:03/07/26 16:43 ID:KOkoTxn2
オリジナルライダーを書き込む際の例

仮面ライダー(ライダー名)
変身者:変身者の名前(名前の他に年齢、職業もあると良い)
身長:○○○.○cm
体重:○○.○kg
最高視力:約○○km
最高聴力:約○○km
最大走力:100mを○○.○秒
ジャンプ力:ひと飛び○○m
パンチ力:○○○AP
キック力:○○○AP
召喚機:呼び名等「召喚機の名前」(説明等)
契約モンスター:□□型モンスター「契約モンスターの名称(○000AP)」

□□ベント   :技の名称等(○000AP)説明等
□□ベント   :技の名称等(○000AP)説明等
□□ベント   :技の名称等(○000AP)説明等
□□ベント   :技の名称等(○000AP)説明等
ファイナルベント:技の名称等(○000AP)
技の流れの説明等

軽いキャラクター解説等


なお、SSや、長い解説等は書きこみ出来ない可能性と読みづらいため2回に分けてください。
4名無しより愛をこめて:03/07/26 16:46 ID:KOkoTxn2
前スレが書き込めなくなったので、立てておきますた。
5名無しより愛をこめて:03/07/26 18:03 ID:9TTAtYpX
>>1
ここらで一遍全部のSSが辿っている時系列の整理きぼん・・・とか言ってみる
6名無しより愛をこめて:03/07/26 19:07 ID:KOkoTxn2
>>5
少々時間が掛かるかもしれないけど、一応やってみる。
7名無しより愛をこめて:03/07/27 13:15 ID:C0uYMd6A
>>1
遅くなったけど乙!
誘導が出来てなくて気付かなかった…
8名無しより愛をこめて:03/07/27 15:24 ID:Cs/Hh0oF
age
9名無しより愛をこめて:03/07/27 19:55 ID:2X+XlKC7
誘導出来てないのでage
10275:03/07/28 19:52 ID:Ll0JeBNP
>>1

書き込めなくなるまで気づかなかった・・・・・・age進行で行きましょう。
>>5
確かに難しいですね・・・・・・難しくした犯人Aですが。
>>6
頑張って下さい。

鏡面戦隊・・・もうちょっと時間がかかるかも。
11名無しより愛をこめて:03/07/28 20:36 ID:fe0JZWN/
ではパート4を記念して一人作らさせて頂きました。

仮面ライダーゴート
身長:175センチ
体重:71キロ
最高視力/聴力:18km/19km
最高走力/ジャンプ力:100mを7秒/15m
パンチ力/キック力:ともに500AP
契約モンスター:ダークネスゴート(山羊型:4000AP)
召喚機:魔召機「ゴートサイズ」

フォグベント:霧を発生させる。一定時間経過で消滅。
グレイブベント:棺桶を召喚。対象のモンスターかライダーを一定時間閉じこめる。ゴートのみ破壊可。
アンチベント:サバイブカードを一定時間発動不可にする。対象は複数可。
アンサモンベント:対象のモンスターをミラーワールドの何処かへと転送する。
エスケイプベント:ミラーワールドから脱出する。
ファイナルベント:ダークネスゴートの背に乗りゴートサイズで叩き斬る。確実にしとめる際にはグレイブベントを併用。
12名無しより愛をこめて:03/07/28 20:44 ID:U6IzZ9lZ
すみません、先週末にSS投下すると言ってましたが、仕事が忙しくなり、
しばらく無理っぽいです。

納期が…書類が…
13名無しより愛をこめて:03/07/28 20:54 ID:fe0JZWN/
続き。

変身者:松岡幸司。26歳。眼鏡を掛けているワックスで髪の毛立てている男性。170センチ。体重70キロ。
<ストーリー>
松岡幸司の職業は鍵師兼錠前師。「負の感情」を見ること、浴びることを好む男で、その巣窟であるライダーの戦いに進んで参加する。
ほとんど強奪のような形で神崎士郎からデッキを手に入れ、ライダーの戦いを傍観している。
彼は「死を覚悟したライダー」や「まだ憎しみを増す可能性を持つライダー」を助けるという癖がある。
言動は不明瞭かつ不穏当なものが多く、神崎士郎からも警戒されている。
年老いたモンスター「ダークネスゴート」と共に相手を拘束する戦いを好む。
彼の目的は「希望を持つ人間の最高の絶望を味わうこと」。

外見は普通ですが中身は完全にヤバイ人です。しかもよく喋ります。
14名無しより愛をこめて:03/07/28 22:33 ID:h+8ZEbeh
一発投下してみようかな。
□仮面ライダーランバー□ (詳細な基本能力は特に考えていません)
最強クラスのライダーの一人。ランバー自体は大して強くない。が、契約モンスターの強さが全てをカバーしている。
弱点はフリーズベントと所有カードが3枚しかないという事実。

□□□召喚アイテム□□□ 魚召鞭・ダイバイザー
鞭・・・だが、どう見ても釣竿にしか見えない( ゚Д゚)。ルアー?(にしか見えない)にカードを装填する

□□□ソードベント□□□ 斬奸双刀(2000AP)
ダイバーのヒレをした刃で、腕の甲に装備されます(両腕装備)
70cmほどの長さ。切れ味はソードベントの中でもトップクラス。

□□□アドベント□□□□ 剛猛なる闘魚・カラミティダイバー(7000AP*)
全長4m弱の闘魚型の契約モンスター。性格は非常に獰猛で好戦的。別名ライダーイーター!

*神崎が品種改良を施している(ライダーの戦いを早期決着させる為AP2000上昇)
全ての能力が非常に高くなっている。

□□ファイナルベント□□ カラミティシュート(6000AP)
カラミティダイバーがランバーを飲み込み、凄まじき水流とともにランバーを吐き出す
ランバーがクロスチョップのポーズで斬奸双刀を出し、敵とすれ違いざまに斬り捨てる!

□□□変身する人物□□□ 高砂海斗(タカサゴカイト)
29才のホストで重度のシスコン、だった。一ヶ月前から行方不明の妹をあてもなく探しているうちに神崎と会う。
「片岡玲司(レッドラム)という男がお前の妹を殺害している」と聞き、敵討ちと殺された妹の蘇生を目的にライダーとなる
性格は自分勝手で奔放。悪い奴ではないのだが、自分の主張を他人に押し付けるクセがあるため、プチ嫌われ者。
妹の事になると人格が変わる。
15名無しより愛をこめて:03/07/28 22:36 ID:h+8ZEbeh
片岡玲司/レッドラムを勝手に使ってしまってゴメンゴ
ストーリーなどは全てSS書きサソにお任せします。
死ぬときはライドシューターでミラーワールドを脱出している最中に粒子となって消え去る・・・みたいなのをキボンヌ
16名無しより愛をこめて:03/07/28 22:44 ID:h+8ZEbeh
ちなみに闘魚ってこんなのです
http://www.enoshima-aquarium.co.jp/syunn/tougyo/tougyo.html
17名無しより愛をこめて:03/07/29 11:46 ID:AVo5Bim6
>>11
ゴートサイズ・・・
サイズって事は鎌?
18名無しより愛をこめて:03/07/29 22:03 ID:e/WVEhQP
>>17
忘れてました。鎌です。けっこう大きめのヤツです。
彼にはこの武器しかありません。
19旧スレ261:03/07/29 22:08 ID:WAruBVQb
>>15
いえいえ、どんどん使ってやってください。
SS何とか完成させないとな……
20名無しより愛をこめて:03/07/29 22:08 ID:yI4rcBZ1
21夏厨Lv10 ◆MEFXfhpNss :03/07/30 00:13 ID:yHZOJDNv
おまいら、なんかオモロイことやってんなあ
今part3を半分まで読み終わった
読破したら、ライダーのクロスレヴューをしてやっから待ってなよ
22名無しより愛をこめて:03/07/30 00:23 ID:jmzPIBH/
>>21
コテの名前の割に律儀だな(w
楽しみにしてるぞ
23ファントム作者:03/07/30 00:56 ID:cE2XfhL3
まだSS書いちゃダメでしょうか?前スレで非常に中途半端なトコで物語が終わってしまったんで
24名無しより愛をこめて:03/07/30 01:00 ID:jmzPIBH/
せっかくなのでライダー投下、このスレで新しく始まるライダーバトルへの参加希望(w
仮面ライダー殲駆(センク)
変身者:無し、神崎士郎の作り出した鏡像ライダー
身長:187.8cm
体重:92.2kg
最高視力:約10km
最高聴力:約10km
最大走力:100mを5.5秒
ジャンプ力:ひと飛び30m
パンチ力:150AP
キック力:150AP
召喚機:霧召短剣「ミストバイザー」(短剣型、通常は汎用の武器として機能)
契約モンスター:アリ型モンスター「ミストアント(3000AP)」

ソードベント   :ミストエッジ(2000AP)ミストアントの角を模した二組の剣。
ガードベント   :ミストマック(2000GP)ミストアントの腹部を模した盾。
ファイナルベント:滅去斬(4000AP)
ミストアントは敵に噛み付いてアボイドに突進し、アボイドがミストアントに固定されて動けない敵に
ミストバイザーの刃を突き立てる技

軽いキャラクター解説等
繰り返す前の戦い(前スレ参照)で、戦いを止めようとするライダーを止めるべく放たれた鏡像ライダー達。
彼らは増殖・強化を繰り返し、前の戦いの最後には神崎にも制御不能なまでのMWを埋め尽くす大群となった。
そして今回の戦いで最初にライダー達に神崎が送り込んできた刺客、それがこの殲駆である。
能力こそ弱いがそれはこのライダーが神埼にとってテストヘッドである為で、このライダーの戦闘データを元に
これからもライダー達を苦しめる鏡像ライダーが続々と現れるであろう―
25名無しより愛をこめて:03/07/30 01:04 ID:jmzPIBH/
龍騎の世界では、どう足掻いても最後に何かが大量発生するのではないかと思います。
激情版、そしてTV版ではシア系モンスターが、SP版ではディスパイダー亜種が、
そしてこのスレで繰り返されてきた戦いでは最後に大量発生しているのが鏡像ライダーなんじゃないかな・・・
とか思った次第です(汗

倒しても倒しても次々と大群で押し寄せてくる鏡像ライダーというビジュアルは怖いかも
26名無しより愛をこめて:03/07/30 19:25 ID:pn1Ks0fJ
>>23
もうそろそろいいと思うが、前スレに最後に張った奴も一緒に貼ってホスィ。
いきなり続き〜になっても初めての人が分かり辛いだろうし。
27夏厨Lv10 ◆MEFXfhpNss :03/07/30 20:23 ID:yHZOJDNv
またせたな。クロスレビューのお時間だ!
ライダーのセンスの良さで5段階評価をしてみたよ。この俺が。
イイものはイイ!クソなものはクソ!!禿しく格付けさせていただく!

5/優!!!未見の香具師は即チェックしる!優を付けるだけの理由がある。そしてお手本にセヨ
  188ボルト、573カバリエ

4/良!!タイプG、人によってはギャグとして扱われるかモナー
  364オルタナティブタイプG、387ファントム、599メザード、621ヴァーディクト

3/可!合格点。レイナスとランバーはあと一歩で【良】に届かず
  62バルツ、147レイナス、149ダクト、152カルラ、173白兎(はくう)、218ヤマ
  241妖舞、250スケルタル、258蟻神(アリガミ)、297レッドラム、305スライ、432ダウト、
  444オルタナティブ・Q、488スティング、509メサイア、771ヴェンデッタ、P4/14ランバー

2/不可。大抵のものは同じような設定。もちっとヒネッテクレ
  23デイヴ、54ディーヴァ、125クラフ、140ジャンヌ、163ベルーガ、203螺劫(ラゴウ)
  211リザード、214アグラ、221蟲斗、253ルージュ、261デュエル、275イージス、276イェーガ
  285マルス、314ジャック、321ウーズ、323エクセル、332ヴァイス、352ガーテン
  378オプト、406テトラ、425零樹、470ハーロット、553アゼル、612ヴィント
  640シナド、763シュバルツ、787パズス、804キール、836ゴーヴァ、864ヴァイス(ヲタ6ver)、873オメガディーン
  P4/11ゴート、P4/24殲駆(センク)

1/論外。。。未完成、ギャグ、コラージュキャラ、説明不足等。ガンガレ!
  68蛎(れい)、108ヴォルフ、117エクリプス、192ヨウジャ、266SARS、271シマネ
  280チナツ、294エンプレス、498ファイズ、551オルタナティブ・カミヤ、558ロスト、
  582レナード、668シンテラー、853樹堕主、873オメガディーン
28名無しより愛をこめて:03/07/30 20:38 ID:WAYDHQKS
>>27
乙。でも、判断基準がほしいかも
次はぜひSSのレビューもやってくれ
29名無しより愛をこめて:03/07/30 20:41 ID:xOCv2aCS
>>27
蟻神はある意味ネタライダーだろ。
30名無しより愛をこめて:03/07/30 20:54 ID:/uswqbzr
>>27
お疲れ様。でもオメガディーンが二つあるのは気のせいでつか?
31名無しより愛をこめて:03/07/30 20:57 ID:pn1Ks0fJ
>>27
禿しく乙彼!
レイナスとランバーは何が後一歩だったのだろうか…。
何気に漏れの糞ライダーが『可』に入っていた…。
『不可』でも良かったのに…、白兎。
タイプGはキャラの性格が性格なので、職人によってはギャグ担当になる時も…。

>>28と同じくSSのレビューもキボン。
でもあんまり辛口だと職人が傷つきそうだがw
32夏厨Lv10 ◆MEFXfhpNss :03/07/30 21:29 ID:yHZOJDNv
>>28
判断基準?んなもんカコイイかカコワルイかだ!従来のキャラの焼き直しライダーはイメージは掴み易いものの
個人の個性が殺されていると解釈、評価下げさせてもらったよ
>>29
召喚機が三段腹なのがツボなんよ。そういうキャラは格上げ!241妖舞とかな
>>30
1.5って事で見逃せィ
レイナス・折角オリジナルなんだからモットハジケて良し!
ランバー・カード3枚は確信犯か、手抜きかどっちかだ。
手抜きだった場合、【良】をつけるとオレが悔しいんで【可】!!
33ファントム作者:03/07/31 00:20 ID:XerIXAqY
>>26
了解です。現在考案中ですのでしばしお待ちを・・・
>>32
何故にメザードの評価が良なのでしょうか?
まだ一度も本編に出してませんし、どこが良だったんすか?
34ランバー作者:03/07/31 09:26 ID:lWPa/G3N
>>32
スマンカッタ…m(_ _)mご指摘の通りランバーは手抜きです(+д+)
それでも可という評価をもらえてdクス!

□ランバー追加ルール□
アドベントカードのみ金枠。このカードを打ち消すにはサバイブ体のライダーが
金枠のコンファインベントを使わなければならないのだ!
(いちおう”最強ライダー”を名乗っていますので、追加させてください)
35名無しより愛をこめて:03/07/31 20:35 ID:pZ8SnIiK
>>33
判断基準は夏厨Lv10◆MEFXfhpNssの個人的な感覚だろ。
36名無しより愛をこめて:03/07/31 22:39 ID:SzDI9Buy
>>35
レビューと言う行為自体が、個人的な意見だと思うが。
まあこれから>>27には、気が向いた時にでも何かレビュってくれ。
37名無しより愛をこめて:03/08/01 01:49 ID:HwyBlXJ4
仮面ライダ− 羅剛(ラゴウ)
変身者:汀 十郎(みぎわ じゅうろう)
最高視力:約10km
最高聴力:約10km
最大走力:100mを6.0秒
ジャンプ力:ひと飛び20m
パンチ力:300AP
キック力:300AP
召喚機:アースバイザー 左手に装着する小型盾型
契約モンスター:陸亀型モンスター アースグモルド(5000AP)
巨大な体と怪力、硬い装甲を持つが、動きは遅め。
だが地上でのスピードを全く損なわずに地中を掘り進むことができる。

スイングベント :アースハンマー(2000AP)アースグモルドの甲羅の一部を模したとげ付き鉄球
ガードベント  :アースプレイト(3000AP)アースグモルドの甲羅の一部を模し全身に張り付く追加装甲。
                    とげ付きで攻撃力強化の効果もある。
ナスティベント :アースクェイク(1000AP)アースグモルドが地下で暴れて小型の自身を起こす。
                    ラゴウのみは効果を受けない。
シュートベント :ストーンレイン(2000AP)アースグモルドが地下で暴れて石弾を巻き上げ、石の雨が敵を襲う。
ファイナルベント:メテオストライク(6000AP)
アースグモルドがラゴウの右手に張り付いた状態で思い切り打ち込むただのパンチ。
単純だが破壊力は凄い。
3837の続き:03/08/01 01:56 ID:HwyBlXJ4
人物設定

十郎はSEをやっている27歳の青年。SEとしての腕は並み。
変わりない日々を繰り返すことに嫌気が差していたが、
かといってドロップアウトする覇気もないまま悶々と日々を過ごしていた所を
神崎に声をかけられライダーとなる。
(神崎との接触がなければそのまま日常と折り合う術を見つけていただろう)
ライダーはストレス解消で、モンスターにもライダーにも積極的に戦いを挑むが
強いものと戦うことを望むわけではないので相手は選ぶし策も使う。
勝ち残った時の望みは金か力かそのうち考えるつもり。

神崎は数合わせの捨て駒のつもりだったが、
契約モンスターが比較的「当たり」だったこと、
背負うものの無いことによる行動制限の少なさから次第に暴走していく。

*************************************************************
当方初参加。
以前から興味はありましたが、過去スレ全部読んでいたわけではないので
キャラや能力が被ったりしてたらすみません。
39名無しより愛をこめて:03/08/01 15:26 ID:quM+aWzF
職人こないね。

それより看護婦ライダーキボン
40山崎 渉:03/08/02 01:24 ID:akfgvj28
(^^)
41名無しより愛をこめて:03/08/02 20:25 ID:0Z5FglXa
>>39
あれ、看護婦って初めてじゃない?
キャラの設定としては…。
42名無しより愛をこめて:03/08/02 21:50 ID:3PhkNds5
神崎ライダー達がオルフェノク達と戦うって設定はどうなったの?
43名無しより愛をこめて:03/08/02 22:31 ID:jPiiJ57R
仮面ライダーウィル
変身者:蒼乃上 要(あおのじょう かなめ)
最高視力:約20km 最高聴力:約40km 最大走力:100mを5.0秒
ジャンプ力:ひと飛び65m パンチ力:100AP キック力:200AP
召喚機:債召扇プロフェスバイザー(扇型バイザー。開いた扇にカードを入れて閉じる事でベントイン)
契約モンスター:「プロフェラビトン」(ウサギ型モンスター)4000AP
ストライクベント「プロフィバンカー」2000AP
プロフェラビトンの耳を模した武器。右手に装備して敵を殴る。
チャージベント:「力変換」
次にファイナルベントを使うとき、プロフェラビトンのAPが0にならない範囲で下げ
その下げたAPをファイナルベントのAPに加算する。(変換は1000AP単位)
ファイナルベント;「フィフィスウインド」5000AP
ウィルが右腕にプロフェラビトンに接続、そしてそれを対象の方向に向ける。
先端から最低5つの竜巻を打ち出し、対象を吹き飛ばす。
チャージベントの効果で、最高で8000APとなる。
竜巻にはそれぞれ色があり、赤、青、黄、白、黒が初期の5色で、これ以降の
APの加算1000APごとに緑、紫、オレンジからランダムに追加される。
4443=前スレ275:03/08/02 22:34 ID:jPiiJ57R
人物設定 蒼乃上 要 25才 職業:看護婦
医師の家系に生まれて医師になるが、医療ミスを恐れ免許を持っているにも
関わらず看護婦をやっている女。トラックに轢かれて運び込まれた重症患者に、
未契約のカードデッキを手渡される。その後モンスターに襲われたところ、
偶然通りかかったプロフェラビットと契約し、ライダーになる。偶然ライダーに
なったので闘う目的はなく、ライダーである自分の存在を隠そうとしている。
臆病で引っ込み思案な性格で医師が弱が、看護婦、そして医師としての能力は非常に高い。
清明院大学の医学部の卒業生で、那岐一、日生葵、真島優子、桑村孝太郎らとは知人。
45夏厨Lv10 ◆MEFXfhpNss :03/08/03 00:55 ID:TRWnMiTn
よお、ひさしぶり。あいも変わらず進展ないなこのスレ。
>>28
SS(サイドストーリーのことだよな)のレビューねぇ。悪いんだけど、5種類ほど読んで飽きちった
勘弁しろ。
話は変わるが、このスッドレの方針について俺の提案。
【プロ志望の方にストーリーを書いてもらう】
 やはりSSは基礎が出来ている方に頼んだ方がいいかもな。
 山なし、オチなし、意味なしのストーリーじゃあ誰も興味持てないでしょうよ
 折角みんなライダー設定頑張っているんだから、最大限にキャラ生かせるSS書きは欲しい。
 それでも個人でSS頑張るヤシは、ちゃんと第三者が楽しめるかどうか見極めてカキコせよ。
 いずれにせよ、おおまかな物語や、全ライダー登場〜死亡の表を作っておくべき。
【登場ライダーとサブキャラは絞れ】
 TVと同じ時間枠ならライダー15〜20人、サブキャラ7〜10人?
【分かりやすく書いてくれ】
 SSしかり、ライダー設定しかり。ま、ガンガレ
46前スレ275:03/08/03 07:05 ID:bCeAodiz
>>45
相変わらず冷静なコメントだな。ありがたい。
以下は全スレ250以降の話になるが、
【登場ライダーの絞り】
思うに、ライダーとしての設定ができているキャラよりも、既に登場した
キャラと絡みやすい設定のキャラが多いほうが作りやすい。
【おおまかな物語や、全ライダー登場〜死亡の表】
スケルタルとテトラとスティングしか死んでない。
というか、やっぱり他人のライダーを殺すのは・・・と思ってる人間も多いと思う。
一応全員死ぬらしいけど。
47名無しより愛をこめて:03/08/03 12:30 ID:FuV0I/Rk
>>45
仕切り屋は黙ってろよ
48夏厨Lv10 ◆MEFXfhpNss :03/08/03 20:49 ID:TRWnMiTn
わかった。もう来ないよ
49名無しより愛をこめて:03/08/03 21:36 ID:K2Ogi1x/
>>47
うるさい。なんにもしねえキサマこそ黙ってろ。

>>48
あなたの冷静なコメントのお陰でビシッと引き締まったような感じがしましたよ。
ちょくちょく見に来てやってくださいな。
50名無しより愛をこめて:03/08/04 10:11 ID:ZR9XDhR8
>>49
キミは口が悪いな、直した方が良い。
もう少し知性がある書き込(ry
51名無しより愛をこめて:03/08/04 11:36 ID:SpBxkE5G
有りすぎて、書けません。
52名無しより愛をこめて:03/08/04 13:49 ID:iCs12YYV
>>45
SSはサイドストーリーではなく、ショートシナリオという意味ではなかったのだろうか・・・
どこかで聞けば分かるかも。

>>47
じ ゃ あ お 前 は 何 し た の ?

>>50
草加は死ぬのだろうかね・・・
最近いい感じに落ち着いてきたので氏んで欲しくないな・・・
53名無しより愛をこめて:03/08/04 20:34 ID:GdCev0jw
さて、そろっとageとくか…。
54名無しより愛をこめて:03/08/04 21:17 ID:6mkpt2pA
>>52
SSはサイドストーリー及びショートストーリーという意味だと思われ
草加はヲレも氏んでほしくない・・・ってスレ違いだろ!
55名無しより愛をこめて:03/08/05 00:13 ID:CkvZaRsS
仮面ライダーヒット
変身者:依城 宗一(24)
身長:190.3cm
体重:87.6kg
最高視力:約20km
最高聴力:約20km
最大走力:100mを7.0秒
ジャンプ力:ひと飛び15m
パンチ力:150AP
キック力:200AP
召喚機:針召弾倉「ブレットバイザー」(弾倉型)
契約モンスター:ヤマアラシ型モンスター「ブレットストーム(4000AP)」

シュートベント:ブレットリボルバー(2000AP)ブレットストームの尾を模した拳銃。
シュートベント:ブレットライフル(3000AP)ブレットストームの針を模した狙撃銃。
シュートベント:ブレットミサイル(3000AP)ブレットストームの針を模したミサイルポッド。
ディメンションベント:ミラーワールド内部の別次元(現実世界とも違う空間)に身を隠す
ファイナルベント:ローリングストーン(5000AP)
丸まったブレットストームの中に身を包み、そのまま敵に突進する必殺技。

キャラクター解説
スーパー「オリバー」で働くしがない男。競馬で金が底を尽き首を吊ろうとした時に
神崎からカードデッキを渡されてライダーになった。ライダーとなった目的は
「馬のオーナーになる」為。ディメンションベントでミラーワールド内にある
更に別の次元に隠れて狙撃する戦法を得意とする。
56名無しより愛をこめて:03/08/05 18:36 ID:QYvl7QZG
>>55
弾倉型とは珍しいバイザーですな。
57名無しより愛をこめて:03/08/05 20:19 ID:LJ5wfdeh
>>55
スナイパーですな。カッコヨイ!
58前スレ364:03/08/06 00:25 ID:6JTv9VQr
>>43

うわぉ、また真島絡みの新キャラだよ。
なんか最近真島優子が那岐サイドの人物関係の中心になってる。
(スティング、ゴーヴァ、キール、ウィル)
ガーテンは私の考えたライダーじゃないんだけどな〜w

>>46

個人的にはゴーヴァ、キール、パズスは死ぬというSSをすでに考えています。
ガーテンも脱落(死なないけど)予定。
パズス以外全員他人のキャラで申し訳ないですが。
59名無しより愛をこめて:03/08/06 14:19 ID:BDng+oSN
SSマダカヨ〜!!ヽ(`Д´)ノ
60前スレ275:03/08/06 18:11 ID:Nt0yMaZf
>>58
いや、ごめんなさい。まぁ便乗祭りってことで。
死に話といえば、ウーズやスライは死ぬSSを考えてありますよ。
他人のキャラでも、承諾が得られれば・・・
61ぼるじょあ ◆yEbBEcuFOU :03/08/06 19:32 ID:y7ZM08Ga
        ,,,--─===─ヽ/へ
      /iiiiiiiiiiiiii彡≡≡≡|≡ヾ ヽ
     iiiiiiiiiiiiiiiiiii彡≡≡≡≡|≡ミミヾ丶
    iiiiiiiiiiiiiiiiiiii/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ミiiiiiヽ
   iiiiiiiiiiiiiiiiii/             \iiiiiiiゞ
   iiiiiiiiiiii/                \iiヽ
  iiiiiiiiiiiiiii《    ━━━'/  ヽ━━━ ヽミヽ
 ...iiiiiiiiii彡/      __,.::  :: __  ヽiiiii|
 ..iiiiiiiiiiiii》|             :::      |iiiii|
 iiiiiiiiiiiiiiii|,                     |iii|
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62ぼるじょあ ◆yEbBEcuFOU :03/08/06 19:33 ID:RkEW1tXO
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63ぼるじょあ ◆yEbBEcuFOU :03/08/06 19:34 ID:NYdzbSkZ
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64ランバー作者:03/08/06 20:10 ID:4sSemHoV
前スレでリーダー的立場にあった500氏はどこへ行かれたのだろうか?

65名無しより愛をこめて:03/08/06 20:43 ID:KuLvF6ek
>>64
彷徨っているか、飽きたかしたのでは?
66名無しより愛をこめて:03/08/06 21:50 ID:miCMVLI7
同じく261も来ないな。
これからは誰が統率とるんだい?
67名無しより愛をこめて:03/08/07 11:35 ID:05+xXnwK
>>66
SSを執筆中なのでは?
68名無しより愛をこめて:03/08/07 16:16 ID:PjBOgla0
>>66
275か364がやれば?
69名無しより愛をこめて:03/08/07 17:02 ID:s+yJbznP
ダンゴ虫と契約したライダーはまだですか?
70名無しより愛をこめて:03/08/07 17:55 ID:K1QuSRiY
>>69
1スレ目か2スレ目にあった気がする
71名無しより愛をこめて:03/08/07 18:25 ID:s+yJbznP
>>70
すでに居たのか〜!(゜Д゜; )
72名無しより愛をこめて:03/08/08 19:30 ID:amCG4h4u
さて、そろそろオリジナルモンスターを考えませんか?
カッコいい奴、敵前程で…
73名無しより愛をこめて:03/08/08 19:58 ID:GTwAunQ6
>>72
とりあえず4体ほど

エースマッシュ
キノコ型モンスター。
頭から腐食性のある胞子を半径100mの範囲にばら撒いて攻撃する。
また肩のキノコからの胞子で仲間を増やす事ができる。
胞子を除くその他の戦闘能力は低く、複数で常時行動している。

アルマクス
アルマジロ型モンスター。
背中の装甲はギガランチャーをもはじき返す程硬い。
球形に変形して、相手を攻撃する。
装甲が固くパワーが高い分、動きが鈍重であるのが弱点。

アンバニード
ウサギ型モンスター。
ジャンプ力、機動性、聴力に優れる。
基本的に臆病な性格で、戦闘になると逃げ出してしまう。

シーチャッカー
イソギンチャク型モンスター
ゴムのような柔軟な装甲で相手の物理攻撃を無効化してしまう。
頭のドレッドヘアのように生えている触手は50mほど伸び、捕らえた相手を電撃で痺れさす事ができる。
熱系の攻撃には弱い。
74名無しより愛をこめて:03/08/08 20:10 ID:amCG4h4u
アルマジロは、つい一緒に丸まりたくなる。
75名無しより愛をこめて:03/08/09 11:39 ID:XG4W3MZn
ペリカン型モンスターと契約したライダーを作りたいのだが、
ペリカンって英語でグースだっけ?
76名無しより愛をこめて:03/08/09 11:55 ID:fQdRWetK
グースはアヒルっしょ。
77名無しより愛をこめて:03/08/09 12:39 ID:XG4W3MZn
>>76
そうか、マリガト。
78名無しより愛をこめて:03/08/09 12:51 ID:fQdRWetK
アヒル型きぼん。
79名無しより愛をこめて:03/08/09 13:12 ID:x/LMG0By
トマドウペリカン
80名無しより愛をこめて:03/08/09 13:36 ID:7N2ywe0x
突然ですが、初投下〜

メシア
変身者:篠原 恭介 20歳 某研究所のテスト装着員→フリーター
身長:189.7cm
体重:68kg
最高視力:約10km
最高聴力:約12km
最大走力:100mを15.3秒
ジャンプ力:ひと飛び40m
パンチ力:300AP
キック力:180AP
召喚機:召喚機関「マシンバイザー」(銀色をしたごく普通のバイザー。エンブレムなどは一切なし)
契約モンスター:熊型モンスター「ブラックベアー(5000AP)」
バッタ型モンスター「ジャンプスマッシャー(3000AP)」

アタックベント   :ベアークロー(4000AP)ブラックベアーの両腕。爪とパンチ力で相手を打ちのめす。
ジャンピングベント :ハイジャンプ(0AP)ジャンプ力強化。ひと飛び80mを超える。ジャンプスマッシャーの脚部
シュートベント   :対モンスター用突撃歩兵銃(1000AP)基本装備。滅茶苦茶弱い。銃剣
ソードベント    :対モンスター用突撃歩兵銃(銃剣)(1000AP)基本装備。滅茶苦茶弱い。
ファイナルベント  :デモンハンド(6000AP)メシアが敵を後ろから抑え、ブラックベアーが殴りまくり、最後はダブルパンチ!
ファイナルベント  :スマッシングキック(4000AP)ジャンプスマッシャーの背中に乗り、高度100万メートルまで飛び上がり、そこからライダーキック。
命中率は悪いが、結構スピードが出てるため、かなりの威力が期待できる。(AP低いけど・・・)

MWの存在を知り、モンスターを倒そうとした某研究所によって作られた擬似仮面ライダー。
救世主の名にふさわしくない能力と、モンスターの強さ、それに犯罪に利用されるという理由で封印されかけたが、
テストパイロット篠原 恭介によって持ち出された。
81続き:03/08/09 13:43 ID:7N2ywe0x
篠原 恭介
大学を出た(退学)あと、その体を買われ、テスト装着員に。
根は暗く、友人などもあまりいない。
この世界が信じられなくなり、すべてを無に返そうとメシアを持ち出す。
ライダーバトルにはまったく興味がなく、政界の幹部やいわゆるお偉いさんを
殺しまわっている。
82名無しより愛をこめて:03/08/09 13:45 ID:1ko8pJmJ
>>80
>最大走力:100mを15.3秒
遅すぎないか???
83名無しより愛をこめて:03/08/09 14:46 ID:Ymryrt/E
だって熊だし
84名無しより愛をこめて:03/08/09 20:23 ID:7sHhf+/X
>>75
カマドウマなんかどうよ?
英語名は分からんが。
85名無しより愛をこめて:03/08/09 20:47 ID:1ko8pJmJ
熊は走るの早いぞ
幾らなんでも物を知らな杉
86名無しより愛をこめて:03/08/09 21:00 ID:eHfsfLUC
>>85
まあまあ。
イメージの問題なんだからさ。
87ランバー作者:03/08/09 22:34 ID:CjXkAVnA
■仮面ライダーヘルマスター■ 身長:180cm 体重:68kg(ランクはA+が最高、C−が最低)
■■最高視力■■B
■■最高聴力■■B+
■■最大走力■■A
■■ジャンプ力■A
■■パンチ力■■B
■■キック力■■B−

■■■召喚アイテム■■■ 咆召拳・ヘルバイザー
契約獣の顔を象ったグローブ(右手に装備)。口にカードを装填。
普段は白兵戦用の武器でもある

■■アドベントカード■■ 焔の猟犬・ブレイジングハウンド(3000AP)
火炎のブレス攻撃を得意とする契約モンスターを一度に3体召喚する。

■■■モルフベント■■■ ヘルガントレット(3000AP)
ハウンドの体が変形し、巨大な小手になる(左手に装備)
打撃武器としての使用は勿論、下記のような使用方法も可能
【盾として使用・3000DP相当】【火炎攻撃・2000AP相当】【咆哮・ナスティベント相当】
なお、モルフベントを使用後にアドベントを使うと、1匹は腕にくっついている為、残りの2匹しか召喚できない

■■■ソードベント■■■ ヘルシミター(1000AP)
三日月の様な刀身の剣。デッキに同じカード3枚入り。
3つのシミターを合体させると巨大な輪の形をした武器になる(3000AP)
形状や使用法等は、幽々に出てきた魔界整体師・時雨の【燐火円礫刀】を思い出してみよう。

■■ファイナルベント■■ ヘルゲート(4000AP)
モルフベント装着したヘルマスターが渾身のアッパー!敵は空高く吹き飛ぶ。アッパーの勢いを借りてハウンドが高速上昇
空中で身をひるがえして真下の敵に火炎弾を放つ!ヘルマスターもヘルバイザーから火炎弾を放つ!
二つの火炎弾に挟まれて、大爆発が巻き起こる!!勿論、FVは3枚所持。
88ランバー作者:03/08/09 22:37 ID:CjXkAVnA
とっりあえずライダー設定だけ完成
夏厨lv10氏の言葉がプレッシャーになっていたり・・・

評価、感想は辛口でお願いします
89名無しより愛をこめて:03/08/09 23:03 ID:eWUk8K41
>>88
パンチ力等のスペックをはっきりすべきかと
まあ気にせずご自由にうpして下さいな。
90ファントム作者:03/08/09 23:40 ID:gGbckYXT
前の続きのSSをとりあえず今、書きますので・・・

>>88
ジョジョのスタンドっぽい書き方ですね
A+とか・・・
ファントムの背後にメアオーキスが現れる
アゼル:『はぁ、はぁ・・・クク』少しよろけて立ち上がるアゼル、立ち上がると同時に体の粒子化が始まる
アゼル:『丁度、時間のようだなぁ、クククク――!!』大きく後ろに跳び背後の建造物の屋根に乗る
ファントム:『――!!』
アゼル:『続きはまた今度だ、また遊ぼうぜぇ、ククク――!!ッハハハハハ―――!!』
狂ったように笑いながらその場から去るアゼル
それに呼応するかのようにファントムの体も粒子化していく
メアオーキスに乗り、現実世界に帰ろうとするファントム
これから始まる「苦しみ」を覚悟しながら・・・

ミラーワールドから出る戒人
戒人:『・・・』
華凛:『戒人〜〜〜』
焦った表情で華凛が走ってくる
華凛:『っはぁ、はぁ・・・大丈夫?怪我とか?』
戒人:『・・・』笑みを浮かべながら頷く
華凛:『・・・そう、良かった――!!』
安心感から思わず戒人に抱きつく華凛
戒人:『・・・』穏やかな表情でそっと華凛の頭を撫でる
92-MASKD RIDER PHANTOM-「第二話」その9:03/08/09 23:47 ID:gGbckYXT
バイクで華凛を家の前まで送っていく
華凛:『あ、悠希ちゃんの事は心配ないよ♪怪我もあんまり大した事なかったみたいでバイトにそのまま行ったからっ☆』
華凛の言葉に頷いて、バイクに再び乗る
華凛:『じゃあ、また明日ね☆バイバイっ』
手を振りながら家に入っていく華凛

戒人:『・・・』
手を振りながら見送ってバイクを走らせる

戒人:『!!・・・っ』
体の異変を感じて、近くの誰もいない公園にバイクを止めて降りる、そして・・・
戒人:『っ・・・ぐっ・・・』
苦悶の表情でうずくまる、モルヒネベントの副作用で先ほどのダメージが全て蓄積され体の痛みが彼を容赦なく襲う

戒人:『う・・・っ!!ぐぁぁぁぁぁ―――!!』

夜の公園に戒人の声だけが無情に響いていた・・・

モルヒネベントが出てEND
93名無しより愛をこめて:03/08/10 17:15 ID:YMwHMuLA
>>91-92
待ってました!
そうか、モルヒネベントは変身を解いたら効果が切れるんだ。
9492:03/08/11 00:15 ID:Tpyd6BEa
>>93
そうです。ファントム殺す時はモルヒネベント使って誰かを庇って
ミラーワールド離脱後、ベンチに座って静かに死を迎える感じで。
95名無しより愛をこめて:03/08/11 18:08 ID:JpoW46fi
>>92
PHANTOM氏キテタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!!
モツカレ!
96名無しより愛をこめて:03/08/11 19:44 ID:B1aV788K
またSRC停滞してるな……
97名無しより愛をこめて:03/08/11 20:04 ID:ThaRquna
>>96
まあ、マターリ待ちましょうや
98名無しより愛をこめて:03/08/11 20:52 ID:B1aV788K
>>96
もちろんそのつもり。
それにしても前スレの500氏はリアルで忙しいのだろうか…
99名無しより愛をこめて:03/08/11 20:53 ID:B1aV788K
スマソ、レス番間違えた。
>>98>>97へのレス
100名無しより愛をこめて:03/08/12 19:15 ID:WUyiqC8v
ガンガレ喪前ら!!
最近停滞気味だぞ。
101名無しより愛をこめて:03/08/12 21:04 ID:99kLy6hy
新しいライダーバトルを始めるか?
このスレで出てきた
・ゴート(>>11)
・殲駆(>>24
・羅剛(>>37
・ヒット(>>55
・メシア(>>80
・ヘルマスター(>>87
とこれから投下させる新ライダーで別の世界設定を出してさ。
(ウィルとランバーはカマタサイドのライダーぽいので除外した、スマソ)
あと主役張れる様な万能型のライダーを誰かが投下してくれれば、そいつを軸にして
SSを書いてもいいと思ってるけど
102ランバ(ry:03/08/12 22:42 ID:MCigGXrB
主人公案としてこんなのいかが?

■仮面ライダー伐(バツ)■ 身長192cm 体重89kg 最高視力/聴力約15km 速力100mを4.7秒 ジャンプ力50m
   主人公格。龍騎と違い、完全格闘戦専用ライダー(パンチ力300AP/キック力450AP)
   バッタのモンスターと契約しているだけあり、ルックスは初代ライダーを匂わせるデザイン!
   赤いマフラーがCGで動きまくる!!(スポーンのマント、知ってる?)
■アドベント■ 審判の蝗・ジャッジホッパー(5000AP)
   全長3mにも及ぶ巨大なバッタ型モンスター。脅威のジャンプ力と飛行能力で敵を翻弄!
   全てを噛み砕く顎と切れ味鋭い翼が武器だ。
■召喚アイテム■ 蝗召甲ジャッジバイザー
   龍騎と同じくガントレット型。これといった特徴はナシだ!
■ソードベント■ ジャッジウィング(3000AP)
   バッタの羽を模した長剣。リーチの長さと切れ味を両立している
■ストライクベント■ ジャッジソー(2000AP)
   バッタの腕を模した打撃武器。トゲトゲが付いていて、チェーンソーのように使う。
   (鍔迫り合いをしたら一方的に勝てる。相手の武器を破壊するための武器)
■スイングベント■ ジャッジウィップ(1000AP)
   バッタの触覚を模した鞭。相手の自由を奪い去るための武器。打撃能力はほぼ皆無!
■センスベント■ ジャッジソナー
   機動力上昇!危機回避能力を格段に高める。
   (スパロボの精神コマンド”集中”)
■マフラーベント■ ジャッジマフラー
   赤いマフラーが大きく伸びて、自分の思う通りに動かせる!
   (回転して切り裂く、弾丸の機動を逸らす、攻撃を受け流す、サミング、デコピン等・・・)
103ランバ(ry:03/08/12 22:43 ID:MCigGXrB
■ファイナルベント■ ジャッジスピアー(6000AP)
   伐がバッタの背中にサーフボードの様に搭乗して敵に向かって突進。
   バッタ、羽を畳んで体当たりモードに移行。
   伐が掛け声と共にジャンプ!相手に向かってライダーキック!更にバッタの体当たり追加で爆発四散
  
■変身する者■皇夏見(スメラギ ナツミ)23歳・カードゲームショップ"ボリサブ"の店員
   花柄の模様の服(ピンク色が好き)を愛する普通の好青年。
   変化に富んだ人生を嫌っていて、誰よりもみんなの平凡な生活を願っている。
   面白味がないくらい普通な奴だが、以前ライダーをモンスターと勘違いして殺してしまったことがあり、
   そのことがトラウマになっている。
104ランバ(ry:03/08/12 22:50 ID:MCigGXrB
■長所■
   近距離無敵。
   契約モンスターを利用した高速移動
   他ライダーより武器が豊富。ということはコンファインベントに強い
■短所■
   ゾルダタイプに滅法弱い
   トラウマのせいでメンタル面で弱
   多数で囲まれるとヤバイ。あくまでタイマンで最強
   近距離攻撃ばかりで手の内が簡単にバレる。
   防御系カードが1枚も無い
105名無しより愛をこめて:03/08/12 22:58 ID:VDiAWZQ1
仮面ライダーエッジ
変身者:叶祐二(かのうゆうじ)、21歳
身長:178cm 体重:86kg
パンチ力:200AP キック力:300AP
ジャンプ力:25m 走力:100mを5秒
最大聴力:約15km 最大視力:約15km
召喚機:勇召弦ノエルバイザー
エレキギター型召喚機。弦を爪弾くごとに閃光を放つ。この閃光を攻撃につかう事も可能。

契約モンスター
ノエルチャイル、3000AP
蚕の幼虫型のモンスター。口から吐く糸は絹より柔軟かつ鉄より丈夫で髪の毛より繊細。
グロウベント
繭に包まれ、ノエルガモスに成長させる。成長にかかる時間は約0.5秒。途中で手に入れた。
ソードベント:ネックブレード、2000AP
ネック上部を柄としたレーザー剣。ノエルガモスに成長後でも使用可能(その際は+1000AP)。
ファイナルベント:ストリングカッター、4000AP
ノエルチャイルの吐いた糸を相手の全身に絡ませて、全力をかけて引っぱり相手をバラバラに斬り裂く

ノエルガモス、5000AP
蚕の成虫型モンスター。糸は吐けなくなったが、その分段違いの戦闘能力を持った。さらに飛行能力まで付随した。
ナスティベント:ブロークンミュージック、1000AP
ノエルバイザーで引いた音楽を、ノエルガモスの触覚で増幅させた超音波。
ポイズンベント:ミラージュパウダー、1000AP
ノエルガモスの羽根から撒かれる、相手を幻覚を見せる毒鱗粉。
フライトベント:グライドウインガー、2000AP
ノエルガモスの羽。縁は鋭利な刃物となっている。
ファイナルベント:ミラージュライダーキック、6000AP
ノエルガモスに抱きかかえられ、パラライズパウダーに包まれてキックを喰らわす。
その際、相手の目には幻影でエッジが分身しているかのように見えるので、まともな回避が出来ない。
106名無しより愛をこめて:03/08/12 23:16 ID:VDiAWZQ1
エッジ設定
叶祐二はプロデビューを目指す、無名のミュージシャン。
自宅への帰り際、モンスターに襲われた所を先代のエッジに助けられる。
しかしその戦闘で先代は戦死。死に際にデッキを渡される。
その直後現れた神崎士郎の口から、ライダーの事を聞いた祐二は人を守るためにライダーとなった。
冷静で寡黙な性格だが、根は熱く心優しい性格。あと女性に免疫があまり無いというかわいい一面もある。
普段は「バース」という洋食屋で働いている。
107前スレ364:03/08/12 23:59 ID:dnPwaUBn
那岐サイドSSを投下します。

登場人物:那岐一(オルタG)、真島優子(ガーテン)、粗本リク(ゴーヴァ)

真島優子の研究室 AM11:30

優子「あの、すいません。失礼ですが、どちら様でしょうか…」
突然研究室にやってきた青年に、真島優子がおずおずと尋ねる。
青年「分からないのかな…。僕の顔を見ても…」
青年が何かを堪えるようにゆっくりと答える。彼のその瞳には敵意が満ち満ちている。
優子「あっ!あの、もしかして粗本リクさんですか・・・?」
真島優子の背筋を冷たい汗が伝う。そして、彼の弟、カイの姿が脳裏に蘇る。
急に表情を曇らせた優子の姿を見て、粗本リクが言葉を続ける。
リク「ようやく思い出したみたいだね。あなたは昔は僕たちとよく遊んでくれたよね」
彼の言葉の一つ一つが優子の心に突き刺さる。
優子「あ、あの…リクさん」
リク「お前が殺したんだってな、カイを。あんな優しい奴をなぜだ・・・」
優子「ごめんなさい。いまさら謝っても遅いかもしれないけど、でもカイ君を止めるには…彼は人を襲ってたんです…」
108前スレ364:03/08/13 00:00 ID:lUQdLvRE
リク「黙れ!!いい加減な事を言うな!!」
リクが叫んで懐からカードデッキを取り出す。
優子「リクさん、あなたまでライダーに!?」
リク「貴様に復讐するために得た力だ。弟の魂の安らぎのため、死ね!!」
リクが鏡にデッキをかざし、仮面ライダーゴーヴァに変身する。
優子「リクさん!!私はあなたとは戦いたくないんです!!お願いです止めてください!!」
ゴーヴァ「戦うつもりがないならそのまま殺されろ!!」
ゴーヴァが槍状になったバイザーの切っ先を優子に突きつける。
那岐「待てぇぇぇぇぇぇい!!」
突然大声で叫びながら那岐が優子とゴーヴァの間に駆け込んでくる。
優子「那岐さん、なぜここに!?」
那岐「道で異様に殺気を放ってる男とすれ違ってな。そいつの顔がこの前のカイという奴に似ていたんでまさかと思い後を追ってきたんだが…」
那岐が目の前のゴーヴァに視線を向ける。
那岐「まさかライダーになっているとな…」
ゴーヴァ「そうか貴様が那岐か、貴様も殺すべき仇だ!!」
ゴーヴァがバイザーを那岐に向かって振り下ろす。
とっさに転がってその攻撃をかわした那岐が、起き上がりざまにデッキを取り出し変身する。
オルタG「はあっ!!」
オルタGがゴーヴァにタックルを仕掛けそのままガラスの窓に向かって押し込む。
そしてそのまま二人ともミラーワールドに突入する。
優子「那岐さん!!」
優子が自分のデッキを握り締める。
優子「私はどうすれば・・・那岐さん・・・」
109前スレ364:03/08/13 00:02 ID:lUQdLvRE
ミラーワールド AM11:35

ミラーワールドの研究室の窓を突き破り、オルタGとゴーヴァが外へ飛び出す。
オルタG「どうしても戦うというなら、俺は手加減はせん!」
ゴーヴァ「手加減?笑わせるな!!」
そう言うとゴーヴァがバイザーで突きを繰り出す。その攻撃を体をひねってかわしたオルタGがカード引き、バイザーに読み込ませる。
「ソードベント」
左手に現れた大鉈、スラッシュマチェットを構え、ゴーヴァに斬りかかる。
オルタGの斬撃をバイザーで受け止めたゴーヴァがすかさずカードを引く。
ゴーヴァ「貴様と僕の実力の違いを見せてやるよ!!この僕が正義の戦いをしているという証拠を!!」
「スチールベント」
オルタGの手からスラッシュマチェットが奪い取られ、間髪いれずにゴーヴァがバイザーで突きを繰り出し、怯んだオルタGをスラッシュマチェットで斬り付ける。
オルタG「ぐあっ!!」
大きく吹き飛ばされたオルタGに向かって、ゴーヴァが次のカードを発動する。
「トリックベント」
一瞬で十人になったゴーヴァが一斉にオルタGに斬り付ける。
自らのスラッシュマチェットで幾度となく斬りつけられ、ついにオルタGが膝を付く。
ゴーヴァ「これで楽にしてやる!!」
十人のゴーヴァが大鉈を振り上げる。

110前スレ364:03/08/13 00:05 ID:lUQdLvRE
「アクセルベント、ホイールベント、アドベント、ファイナルベント・・・Xオン!」
Xバイザーの起動と共に、オルタGの装甲の縁を金色の光が走り、赤い複眼が露出する。
そして、残像を残しゴーヴァの攻撃をかわすと、続けてゴーヴァの分身を次々に破壊していく。
ゴーヴァ「残念だが、その攻撃はある男に教えてもらっていてね」
「ナスティベント」
ゴーヴァの頭上に契約モンスターのゼブルデーモンが現れ、すさまじい叫び声をあげる。
オルタG「ぐぅぅぅぅ」
全方位に向けて放たれるかわし様のない超音波に、オルタGが頭を抑え呻く。
動きを止めたオルタGに向かってゴーヴァが次のカードを放つ。
「ブラストベント」
ゼブルデーモンの巻き起こした竜巻がオルタGの体を吹き飛ばし、ビルの壁に叩きつける。
オルタG(こいつ、強い…。今までのライダーとはまるで次元が違う…)
ゴーヴァ「我が弟の魂の安らぎのため、死ね!那岐一!!」
「ファイナルベント」
オルタGの頭上に移動したゼブルデーモンが毒の霧を放つ。全身を焼かれるような痛みに呻き声を上げるオルタGの体を地面から現れた十字架が拘束する。
ゴーヴァ「はあっ!!」
鋭利な剣、ゼブルブレードを持ったゴーヴァが動けないオルタGに向かって突きを放つ。

ゴーヴァのアドベントのカードが出て次回へ続く
11192:03/08/13 00:39 ID:72fxNni4
じゃあ一発目として・・・

仮面ライダーグレン
変身者:架原 劉矢(カハラ リュウヤ)
身長:195.0cm 体重:90.0kg
最高視力:約15km 最高聴力:約10km
最大走力:100mを4秒 ジャンプ力:ひと飛び30m
パンチ力:400AP キック力:500AP
召喚機:破閃銃グレンバイザー(銃型)
契約モンスター:グレンギガ(ロボ型/バイク型/7000AP)
スティックベント:警棒のような武器。電流を流す事も可能。『グレンホーン(2000AP)』
ナックルベント:グレンギガの両手を小手として自分の両手に装着。『グレンガンドレッド(3000AP)』
フォーゼベント:グレンギアの形態を変える。(ロボ型→バイク型。バイク型→ロボ型。)2枚所持
レーザーベント:グレンギアの腹部に内臓されているレーザー砲。『グレンノヴァ(4000AP)』
ファイナルベント:グレンギア(バイク形態)に乗り、グレンギアに内臓されている重火器を撃ちまくりながら相手に時速550kmで突撃。『フルバーストクラッシュ(8000AP)』
112名無しより愛をこめて:03/08/13 20:20 ID:gmDiH8ge
↑ありえな〜い!!
契約モンスターが7000APってw
強いだけのキャラなんかイラネ

ノーマネーでフィニッシュです

さ よ う な ら
113名無しより愛をこめて:03/08/13 20:26 ID:gmDiH8ge
>>102
マフラーベントイイネ!でもキャラ設定がとても薄味w

>>105
契約モンスター強化されるまでシザースと同レベルなんだ。
あと、文、読みづらかったぞ。
114前スレ364:03/08/13 20:39 ID:2OEZUdoK
ミラーワールド AM11:44

オルタGに止めを刺そうとするゴーヴァの眼前にグレネードが着弾し、爆発する。
ガーテン「大丈夫ですか!?那岐さん」
磔になっているオルタGにガーテンが駆け寄る。
ゴーヴァ「丁度いい、お前もまとめて始末してやる!!」
ゴーヴァが剣の切っ先をガーテンに向ける。
だが、その時、ゴーヴァの剣の先端が粒子化し始める。
ゴーヴァ「残念だが時間切れのようだな…次こそ必ず倒してやる…」
口惜しげにつぶやくと、ゴーヴァがミラーワールドから出て行く。
その後ろでは同じく粒子化し始めたオルタGをガーテンが引きずっている。
ガーテン「那岐さん、しっかりしてください!!那岐さん!!」

OP

仲之城病院 AM10:00

那岐が目覚めた時、目に入ったのは白い天井だった。
要「あ、気が付いたんですね、一さん」
枕元で点滴の交換をしていた看護婦が那岐に声をかける。
那岐「要?ということはここは病院か…」
看護婦は彼の知っている人物だった。
彼女の名は蒼乃上 要、那岐と同じ清明院大学の卒業生だった。
医学部を卒業した彼女は、なぜか看護婦になる道を選び。
医師免許を持っているにも関わらず看護婦として働いている。
那岐「久しぶりだな、卒業して以来か…」
要「ですね。葵や優子とはよく会うんですけど」
115前スレ364:03/08/13 20:41 ID:2OEZUdoK
日生「へぇ〜、どうなっているのかと思ってきたら、看護婦を口説く程度には元気らしいわね」
ドアを開けて入ってきた日生葵がつぶやく。
日生「優子のあわてぶりだと危篤状態にでもなっているのかと思ったのに」
要「あの、優子は?」
日生「仮眠させてきたわよ。ちゃんと礼言っときなさいよ、あの子あなたにずっと付っきりだったんだから」
那岐「ああ、分かっている。それより、あのライダーは?」
日生「…日下部と長瀬、遥、あと達哉が戦いを挑まれたらしいわ。四人とも無事だったけど…」
那岐「コスモスの関係者ばかりか…、やはり俺を探してるのか…」
日生「正確にはあなたと優子ね。でも、やっぱり気にかかるわね。初めてみたはずのXバイザーを
   いきなり攻略するなんて、私の自信作なのに…」
那岐「ああ、まるで事前に知っていたような感じだった」
日生「どうやら何かウラがありそうね…」

桑村「こんなところにいたんですか皆さん」
当然ドアを開けて眼鏡の青年が部屋に入ってくる。
日生「幸太郎、どうしてここに?」
桑村「もちろん友達の那岐君が心配だったからですよ。水臭いじゃないですか」
要「ごめんなさい、連絡が遅れてしまって…」
桑村「まあまあ、那岐君が無事で何よりですよ」

キーンキーン…

突如響き渡るモンスターの接近音に那岐がベットから飛び起きる。
日生「那岐、モンスターなの!?」
那岐「ああ、だがこの部屋じゃない…向こうの方…」
彼の指差す方向を見て、日生が気付く。
日生「そっちは仮眠室!もしかし例のライダー!?」
二人が仮眠室に向かって走りだす。その姿を見ながら、要が顔色を失い震えだす。
桑村「どうかしたのですか?要さん」
要「い、いえ何でもありません。平気です」
必死でライダーであることを隠そうとする要の一方、桑村が心の中でつぶやく。
桑村 (あのバカめ、俺が帰ってからにしろといったのに…我慢できなかったか…
116前スレ364:03/08/13 20:42 ID:2OEZUdoK
仮眠室 AM10:30

まどろみかけた優子がモンスターの接近音にあわてて飛び起きる。
彼女の近くにあった鏡には、ゴーヴァの契約モンスター、ゼブルデーモンの姿が映っている。
リク「やっと見つけたよ、裁きの時間だ。真島優子」
ドアを開けて入ってきたリクがデッキをかざす。
優子「リクさん、お願いです。話を聞いてください」
リク「貴様の言葉などに耳を傾ける必要はない。僕の復讐は正義だ。
  だからこそ神が僕に力を与えてくれた!!邪悪なる者を滅ぼす力を!!」
日生「力が正義の証明?とんだお子様ね」
横からかけられた声に、リクが慌てて声のした方に振り返る。
日生「気付かないの?自分が他人の手のひらの上で踊らされているだけだって事に」
リク「ほざくな!貴様も殺されたいのか」
那岐「どうした、貴様の相手はこの俺のはずじゃなかったのか?」
リク「那岐…いいだろう、どちらが正しいかその身で知るがいい、変身!!」
那岐「蒸着!!」
鏡の中に飛び込んでいく二人を見て、優子がポケットの中の自分のデッキを握り締める。

ミラーワールド AM10:35

ゴーヴァ「どうした?大きな口を叩いておいてその程度なのかい!?」
ゼブルブレードとゼブルバイザーの二刀流で攻撃を仕掛けてくるゴーヴァ相手にオルタGはカードを
使わずに紙一重で身をかわし戦っている。
オルタG(不味いな、武器なしで勝てる相手ではない。しかし、武器を使えばスチールベントで
     奪われる…その上、切り札のXバイザーにも対策がある…)
ゴーヴァ「一気に終わらせてもらうよ」
「トリックベント」
分身したゴーヴァが一斉にオルタGに襲い掛かる。
117前スレ364:03/08/13 20:43 ID:2OEZUdoK
仮眠室 AM11:35
ミラーワールドで戦う二人を見て、優子がデッキを取り出す。
日生「優子、戦うつもりなの?」
優子「私、那岐さんの姿を見てて気付いたんです。那岐さんは誰かの命を奪うのが辛くて
    たまらないんだって…。意識を失ってる間もずっとそのことでうなされてたんです」
優子が日生の顔を見て、笑顔を浮べる。
優子「私、那岐さんには笑顔でいて欲しいんです。那岐さんの辛い顔は見たくないんです。
   だから、戦います」
その言葉を聞いて、日生が笑顔を浮べる。
日生「変わったわね、優子」
優子「はい・・・、じゃ行ってきますね。変身!!」

ミラーワールド AM11:37

ガーテン「はっ!!」
ガーテンの鞭型のバイザーが数体の分身を打ち砕く。
ガーテン「那岐さん、分身は攻撃を受ければ消えます。二人なら裁ききれます!!」
オルタG「優子…いいだろう油断するなよ!!」
二人の攻撃のにトリックベントの分身が次々に壊されていく。
「シュートベント」
ガーテンの呼び出したグレネードランチャーが残ったゴーヴァ本体を直撃する。
ゴーヴァ「ぐぁぁ…、貴様らぁぁぁ!!」
「スチールベント」
ガーテンの手からグレネードランチャーが奪い取られ、ゴーヴァの手に移る。
ゴーヴァ「自らの力で死ぬがいい!!」
ゴーヴァがグレネードランチャーの砲口を二人に向ける。
ガーテン「那岐さん、合図をしたら突っ込んでください」
オルタG「何?どういうことだ!?」
ガーテン「私を信じてください」
優子の言葉に、那岐が黙ってうなずく。
118前スレ364:03/08/13 20:44 ID:2OEZUdoK
ゴーヴァ「食らえぇ!!」
ガーテン「今です。那岐さん!!」
優子の声と共に那岐がゴーヴァに向かって走る。ゴーヴァがその那岐に向かってグレネードランチャーを放とうとする。だが、
ゴーヴァ「な、何!?」
弾が出ず慌てるゴーヴァに向かって優子が告げる。
ガーテン「残念ですけど、その武器は一発だけの使い捨てなんですよ」
ゴーヴァが慌てて武器を捨てようとするが、それより早くオルタGの拳が顔に叩き込まれる。
そして、反撃の暇も与えない打撃のラッシュがゴーヴァの体に叩き込まれる。
吹き飛ばされながらもゴーヴァがナスティベントのカードを引く。だが、
ガーテン「させません!!」
ガーテンの鞭がゴーヴァの手からカードを弾き飛ばす。それに続き、オルタGの回し蹴りがゴーヴァを吹き飛ばす。
ゴーヴァ「舐めるなぁ!!」
地面を転がりながら、ゴーヴァがカードを発動する。
「ブラストベント」
竜巻が吹き荒れ、辺りを薙ぎ払う。そして、続けざまに次のカードを放つ。
「ファイナルベント」
だが、優子がすかさずカードを発動する。
「プラントベント」
ガーテンの契約モンスター、アークサムの生み出した分身にゴーヴァのファイナルベントが直撃する。
ゴーヴァ「くっ、だが!!」
ゴーヴァが次のカードを引こうとした瞬間、頭上からバイザーの声が響く。
「ホイールベント」
いつの間にか近くのビルの屋上に登っていたオルタGが、そこから飛び降りながらカードを発動する。
「ガァァァァ!!」
オルタGの契約モンスター、デッドローグがビルの中層の壁を突き破り飛び出す。
そして空中でバイクに変形すると、オルタGを乗せ、ゴーヴァに向かって突っ込む。
119前スレ364:03/08/13 20:46 ID:2OEZUdoK
ゴーヴァ「させるか!!」
「ガードベント」
ゴーヴァが咄嗟に引いたカードが、ゴーヴァの前に盾を生み出し、バイクの直撃を受け止める。
ドゴオォォォ!!
すさまじい衝撃にゴーヴァの盾に無数の亀裂が走る。
ゴーヴァ「負けるか!負けるものかぁぁぁぁ!!」
絶叫と共に、ゴーヴァがゼブルバイザーを砕けかけた盾の裏からオルタGに向けて繰り出す。
その一撃は自らの盾を砕き、バイク形態のデッドローグを吹き飛ばした。
だが、吹き飛ばされたバイクにはオルタGの姿はない。
オルタG「そこまでだ!」
バイクが吹き飛ばされる直前に飛び降り、ゴーヴァの背後に回ったたオルタGがスラッシュマチェットを突きつける。
ガーテン「もう、止めてください。あなたはもうほとんどの手札を使いきっています。勝てる見込みはありません」
優子の言葉どおり、ゴーヴァのデッキにはもうほとんどカードは残っていない。
ガーテン「あなたには本当に悪いことをしたと思っています。でも、カイ君は力に支配され、
     完全に自分を見失っていたんです。止めるにはああするしかなかったんです。
ゴーヴァ「誰がお前の言葉を信じるか!カイは力になど溺れない!!力に溺れる奴などいない!!」
オルタG「なら、お前の今の姿はどうなんだ?力に溺れ、自分を見失っているんじゃないのか?
     神崎はそうやって人を戦いに巻き込んでいく。奴は誰より力が人を変えることを知っている」
そう言われ、リクがふと自らの手を見る。そして自分のしてきたことを振り返る。
敵討ちに無関係な相手にまで戦いを挑んできた自分、そして力の行使に快感を覚えていた自分…。
ゴーヴァ「うわぁぁぁぁぁ、僕は、僕は正しいんだ!正しいんだぁぁぁぁぁ!!」
力に飲み込まれるという彼らの言葉が実感を持って迫ってくる。
同時に自分が神崎の道具として利用されていたという事実にも気付く。
騙され利用されていたという屈辱、自らの愚かさへの怒り、そして絶望…。
自らを支えるすべてを失った、ゴーヴァは自らのデッキに拳を叩き込み、それを打ち砕いた。
ゴーヴァ「ゼブルデーモン、僕の血の一滴、肉の一片、骨の一カケまですべてくれてやる!!
     こいつらを倒せ!!僕の正しさの証明のために!!」
120前スレ364:03/08/13 20:48 ID:2OEZUdoK
言葉を言い終わるより早く、ゼブルデーモンがゴーヴァに喰らいつき、その体をむさぼる。
そして、あまりの光景に呆然としている二人を薙ぎ倒す。
ガーテン「どうして、生きていればやり直せたのに…なぜ、なぜこんな!!」
オルタG「あいつは考えることを、生きることを止めたんだ…」
二人が視線をゼブルデーモンに向ける。
オルタG「一気に終わらせるぞ・・・」
ガーテンがうなずき、ウエポンのカードを引く。オルタGはXバイザーにカードをセットする。
『ウエポン』
「アクセルベント、アドベント、ファイナルベント…Xオン!」
ガーテンの体に装甲が追加され、オルタGが変形する。
ガーテン「はぁ!!」
ガーテンが新たに追加されたバイザーベントで強化された鞭を振るいゼブルデーモンを切り裂く。
同時にアクセルベントで加速したオルタGが怒涛の連続攻撃を叩き込む。
咆哮を上げ、毒の霧と竜巻を連発するゼブルデーモンに向かって、二人のファイナルベントが放たれる。
高速スピンするバイクの体当たりの喰らい吹き飛ばされたゼブルデーモンの体に、
真っ赤に燃える弾丸シュートが突き刺さる。

爆散するゼブルデーモンを前に那岐がつぶやく。
オルタG「この罪、すべて俺が背負う。そして、必ず戦いを終わらせる…」
そして静かに拳を握り締める。
121前スレ364:03/08/13 20:49 ID:2OEZUdoK
蒲田市某所 AM11:50

神崎「ゴーヴァが敗れたようだな」
桑村「まったくバカな奴だ、あれだけ二人の情報を与えてやったのに、自殺するとはね…」
神崎「時間がない。戦え、さもなくば…」
桑村「ああ、俺は勝つ。そして殺し続ける。奴には殺されない」
そういって桑村が視線を近くのビルの屋上に立つ人物に移す。
まるでその言葉が聞こえていたように、黒い服を着た青年が笑顔を浮べる。
???「楽しみにしているよ」

キールのファイナルが出てEND
122前スレ364:03/08/13 20:56 ID:2OEZUdoK
>ALL

メチャクチャ長文になってしまってすいません。
新しい展開の邪魔になるかと心配したんですが、
一応予告したゴーヴァ編をアップしました。

前スレ関連のSSはまだアップしていいんでしょうか…?
123名無しより愛をこめて:03/08/13 22:26 ID:YEmYYieK
>>122
OKでつ
124前スレ275:03/08/13 22:57 ID:nsqq9TuK
>>前スレ364さん
ぐはぁ・・・面白すぎます。乙です。次も機体です。もとい期待です。

>all
私も許可が出るようなら前スレ関連のSSをアップしたいんですが・・・
なんかそんなムードじゃなくてアップしづらかったんですが
125ランバー作者:03/08/14 00:21 ID:GEhD6HAS
前スレ関連(特にカマタサイド)のデータやSSを集めたホームページって誰かつくらないのかな?
ビューワの無い俺には、以前のキャラ設定を見ることができんす。

>>101
主人公格として>>102を投下しましたが、どうでつか?
ワザとキャラ設定を薄味にしていますが、要望あればもっと突っ込んだ設定や
サブキャラもつくりますけど?
126前スレ364:03/08/14 00:42 ID:cjW9oGgV
>>125

一応ここのパート3のところで見ることは出来ます。
http://2bdord.fc2web.com/index.html

う〜ん、これからは蒲田サイドのSSアップの時には、
簡単なキャラの紹介も入れないとだめでつね…
127名無しより愛をこめて:03/08/14 01:37 ID:JZbqCwiN
私も新ライダー投入

仮面ライダ− ローズ
変身者:鳥羽明美(とばあけみ) 女性21歳
最高視力:約8km
最高聴力:約15km
最大走力:100mを5.0秒
ジャンプ力:ひと飛び30m
パンチ力:200AP
キック力:300AP
召喚機:スピンバイザー バラを模した円盤型のバイザー。武器(1000AP)としても使える。
契約モンスター:バラ型モンスター スピンベクター(4000AP)
頭部が巨大なバラで体は人型という昔ながらのバラ怪人の外見。自由に歩き回れる。

スイングベント :スピンウィップ(2000AP)とげ付きムチ。スピンブリットの射出にも使用。
シュートベント :スピンブリット(2000AP)バラの花を模した弾丸。一度のベントインで10発補充。
           そのまま投げても使えるが、スピンウィップでコマのように回転を加え緩急をつけた複数攻撃を行うのが必勝パターン。
           回転中は強力な切れ味を発揮する他、ローズの意志で自由に破裂し、周囲に鋭利な花びらを撒き散らすことが出来る。
ナスティベント :デッドリークラウド(1000AP) スピンベクターが痺れ効果を持った甘い臭気を放つ。
           スピンブリットと併用し、放ったコマからガスを出すことも可能。
           ただしライダーによっては対ガス機能が強いものもある。
ファイナルベント:ブラッディスピン(5000AP)
スピンベクター自体を巨大なコマに見立て、ローズが強力な回転を加えて打ち出し目標を切り刻む。
128127:03/08/14 01:58 ID:JZbqCwiN
鳥羽明美設定

夜の街で働く女性。
不幸な境遇でこうならざるを得なかったというわけではなく、
遊ぶお金欲しさにデートクラブに加入したのがきっかけで
ずるずると夜の世界に沈んでいったお定まりのパターン。
元々肉体の重ね合わせによる快楽が嫌いというわけでもなかったが。

最近は仕事とブランドものを買い漁る生活にも飽きてきたところ。
そんな折に神崎士郎に声をかけられ、その申し出に興味を持つ。
勝ち残った時の願いは「かつて世界中の誰もが感じられなかった程の悦楽の中で死ぬこと」。
深刻な自殺願望自体があるわけではないが、神崎の持つ超常的な力でそれが出来るなら、という感じ。

基本は刹那的な快楽をひたすら重視する自堕落な女性。

尚、神崎士郎が人以外の何かであることを感じつつ個人的に興味を抱いているようでもある。
129名無しより愛をこめて:03/08/14 11:35 ID:sbaUZ4cD
気付いたら物凄い勢いでレス付いてる〜!?(; ゜Д゚)
130前スレ488:03/08/14 14:32 ID:nJ363lUU
どもっ!ヽ(^▽^@)ノ
前スレ364さん、おつかれ!

スティング、ゴーヴァ作成者です^^
>>107-110
>>114-121
読ませていただきました!
すんごく面白いです!とっても(・∀・)イイ!!ですw
もぅ、映像化してTVで放送してもいいくらいですよ!

ちなみにちょっとこぼれ話w
カイ(スティング)の後にリク(ゴーヴァ)を投稿しましたが
リクの前に、実はカイの母親をライダーにする案があったんですw

初?のオババライダー!
でも弱そうだったんで却下。
モンスターのイメージが湧かないので却下。
どんな武器を持たしたらいいのか、わからないので却下。

ということでリク(ゴーヴァ)を作成したんです^^
131名無しより愛をこめて:03/08/14 15:35 ID:Y2DL9hq3
はじめまして。ライダー投下させていただきます。

オルタナティブ・スナイプ
変身者:宮内 修司(みやうち しゅうじ)
身長:187cm
体重:89kg
最高視力:約25km
最高聴力:約20km
最大走力:100mを5.5秒
ジャンプ力:ひと飛び45m
パンチ力:250AP
キック力:400AP
召喚機:擬召銃「スナイプバイザー」
ライフル型バイザー。各特殊弾を使用可能
契約モンスター:コブラ型モンスター「サイスネーカー(5500AP)」

ソードベント  :「スラッシュダガー」(2000AP)サイスネーカーの尾
バレットベント :「ブラストナパーム」(2500AP)閃光炸裂焼夷弾
バレットベント :「フリーズファング」冷凍弾
バレットベント :「サンダーヴォルト」(2500AP)電撃弾
バレットベント :「フルメタル・バレット」(3000AP)撤甲弾
ホイールベント :サイスネーカーバイク変形(4500AP)
アドべント   :「PSYSNAKER」(5500AP)モンスター召喚
ファイナルベント:デッドエンド(7500AP)
サイスネーカーがバイクに変形。それに乗り蒼炎に包まれ特攻。
132名無しより愛をこめて:03/08/14 15:49 ID:Y2DL9hq3
宮内修司 男性21歳 大学生

生きることを実感するためにオルタナティブとなった。
最愛の妹を事故で失い無気力な毎日を送っていたところ
香川に声をかけられオルタナティブ試験者となる。
戦いの中でしか自らの存在を確認出来ない。

性格はヌケている。
133101:03/08/14 17:20 ID:/o4kfxAC
結構ライダーが集まったな・・・
・ゴート(>>11)
・殲駆(>>24
・羅剛(>>37
・ヒット(>>55
・メシア(>>80
・ヘルマスター(>>87
・伐(>>102
・エッジ(>>105)
・グレン(>>111
・ローズ(>>127
・オルタナティブ・スナイプ(>>131
この位出して完結できるかな・・・でもやってみたいと思います。少し待っててください。
134101:03/08/14 17:29 ID:/o4kfxAC
あと他のSSと区別する為にこんな設定考えました。
・この世界は何度か繰り返した世界の一つ。
・戦いを好まないライダーが続出した事に業を煮やした神崎士郎は、その為の対策として
 ライダーを狩る「鏡像ライダー」を生み出した。
・鏡像ライダーの配下にモンスター数匹がおり、ライダーをおびき出す為にモンスター達は
 現実世界の人間を襲うなど様々な手段をとってくる。
・鏡像ライダーもまた階級制であり、モンスター<低級鏡像ライダー<高級鏡像ライダー<神崎
 の構図が成り立っている。
・鏡像ライダーはライダーとしてカウントされない為、ライダーとなった者は鏡像ライダー・他のライダー
 の双方を相手に戦わなくてはならない。
>>102
今のままでも一応補完はできますが大変なのでできれば突っ込んだ設定もあれば助かります・・・。
135名無しより愛をこめて:03/08/14 17:44 ID:Lho2eJKW
仮面ライダー
 変身者:塚本静子(つかもと しずこ)
 身長:165cm
 体重:57kg
 パンチ力:100AP
 キック力:200AP
 ジャンプ力:ひと飛び20m
 最大走力:100mを5秒
 最高視力:約10km
 最高聴力:約10km
 召喚機:旋召槍エーゲバイザー(槍型)
 契約モンスター:エーゲシーラー(4000AP)
 シーラカンス型モンスター。左腕から高圧力で水を吹き出す。
 ヒーリングベント:ヒールポーション
 エーゲシーラーから撃ち出される回復効果のある液体
 フィールドベント:タイダルチェンジ
 地形を海に変える。
 シュートベント:エーゲショット(2000AP)
 左腕を模した高圧力水鉄砲。
 ガードベント:エーゲウォール(2000GP)
 地面から水の壁を噴出させる。
 ファイナルベント:サーフプレッシャー(5000AP)
 エーゲシーラーが撃ち出した水流に乗って、相手をその勢いでエーゲバイザーで突き刺す。
136名無しより愛をこめて:03/08/14 17:58 ID:Lho2eJKW
ゲゲッ!ライダー名忘れてた…名は仮面ライダーウォルトです

塚本静子、35歳、専業主婦

彼女は夫と二人暮しの主婦。二人の仲は異常なまでに冷え切っていた。
何故なら一年前に海水浴へ行った日、最愛の娘が自分のミスで事故死してしまったからだ。
夫、姑夫婦、親類、両親に散々なまでに非難を浴びせられ、離婚話を持ちかけられている。
失意の彼女は風呂場で手首を切ろうとしたその時、神崎士郎が現れカードデッキを渡される。
娘を生き返し、また元の家庭に戻るための戦いが始まった。
性格は元々明るかったのだが、事故が起きてからは暗く無口になってしまった。
137名無しより愛をこめて:03/08/14 19:30 ID:vPUXAeZi
>>133
グレンはいくら何でもオーバースペック気味なので外しても良いのでは。
キャラ設定も無いし。
センクが鏡像ライダー、メシアをスナイプは擬似ライダーだから本来のライダーは
まだ8人(グレン除いて)ですが。
この布陣だと伐とエッジの2人主人公体制ですか?
138名無しより愛をこめて:03/08/14 19:46 ID:vPUXAeZi
そして私も1人追加

仮面ライダー ダリド
 変身者:榎木史也(えのきふみや)
 パンチ力:200AP
 キック力:300AP
 ジャンプ力:ひと飛び25m
 最大走力:100mを5.5秒
 最高視力:約20km
 最高聴力:約5km
 召喚機:バグバイザー(片手で扱えるスピア型)
 契約モンスター:バグトラップ(4000AP)
 ハエジゴク型モンスター。足は根として地面に根付いており、移動はできるが遅い。
 ただし地上に出ている部分は速く動ける。
 獲物と同種の生物に化けて誘い出し捕食するという能力を持つ。捕食対象になるのは人間だけだが。
 ストライクベント:バグジャウ(2000AP) バグトラップの頭を燃した巨大な顎が左手を装着する。
           バグバイザーとの同時使用は強力
 コピーベント  :その場にいるモンスター(野良・契約問わず)の能力をバグトラップがコピーする。
 プリズンベント :モンスターをカード化する。発動するには対象のモンスターを充分に弱らしておく必要がある。
          カード化したモンスターは開放すれば一定時間命令を聞かせることが出来るが、
          効果時間を過ぎるとカードには戻らずどこかに去る。
 ファイナルベント:ピットトラップ(5000AP)
 バグトラップの頭部(ハエジゴクの補虫部分を模した巨大な顎)目掛けて相手に強力なスープレックスをかます。
139138:03/08/14 20:04 ID:vPUXAeZi
榎木史也 設定

狂的なカードマニア(伐と絡めるか?)の19歳 学生。
なぜ神崎が彼に目をつけたのかはいまいち不明だが、ライダーバトルが彼のコレクター魂の琴線に触れた。
プリズンベントで野良モンスターをカード化して集める一方、他ライダーの持つカードを奪うことにも執心。
勝ち残った時の賞品はよく考えておらず、まずはミラーワールドに絡むカードのコンプを目指す。
そのために邪魔な対象の排除に躊躇はない。

基本戦術はコピーベントで能力を付加したバグトラップを矢面に立たせ、
自分は補助的に攻撃。必要となればカード化したモンスターも開放して使うが、
コレクションは乱れるのが嫌なので「コモン」チックやガゼル系等をよく使う。
(基本的にピンチ時に開放するのに躊躇しないコモンモンスターは充分なストックがある)

野良モンスター狩りには積極的だが、人を守ることには興味はなく
一般人を囮にしてモンスターを誘き出すことも平気でする。
更に珍しいモンスターはカード化してバグトラップの餌にしたくないので、
上記の方法で人を喰らうのに任せている面すらある。


最後に、彼が「そういう」マニアだっただけのことで、
「マニアなんて全部そんなもの」とか言っている
某脚本家みたいな考え方の末に作ったキャラでないことだけはことわっておく。
140名無しより愛をこめて:03/08/14 21:12 ID:NFlgLmUi
私も一人。ちなみにゴートを投入したモノです。

仮面ライダーソーン
変身者:九条悟
パンチ力:300AP
キック力:300AP
ジャンプ力:一飛び20m
最高走力:100mを6秒
最高視力:20km
最高聴力:10km
召喚機:草召機「リビングバイザー」(メスの形で刃の付け根にベントインする)
契約モンスター:ソーンファントム(5000AP)
茨のモンスター。基本的に人間の形状を取っているが不定形でどのような形ににでも変化する事が出来る。
基本的に植物と同じなので食欲が無いせいか性格はきわめておとなしい。
ソーンと融合して戦う事を好む。

アーマーベント:体中にソーンファントムを鎧状にしてまとわりつかせる。発動中は徐々に傷が癒えてゆく。
シュートベント:ソーンファントムが大砲の形態を取り巨大な針を射出する。
リジェネベント:発動中、対象のライダーやモンスターの傷をいやす。破壊された武器も再生する事が出来る。
バインドベント:地中より茨を出し相手を拘束する。
メディシンベント:ソーンファントム体内で特殊なガスを精製し様々な効果を生み出すガスを生み出す。
         これは治療、麻酔、それに相手を一時的に麻痺、盲目状態にすることが出来る。

ファイナルベント:リビングオペレイト(6000AP)
         ソーンファントムをリビングバイザーと自分自身を完全に融合させ標的に向かって特攻する。
         標的と激突後、敵を切り刻む。       
141名無しより愛をこめて:03/08/14 21:24 ID:NFlgLmUi
>>140の続き。

九条悟設定

真面目な外科医。26歳。
患者を救う事に生き甲斐を見つけており、怪我や病気を患う人間やモンスターを見過ごす事は出来ない。
彼はある日急患として運び込まれてきた男の死に際にブランク状態のデッキを預かる。
その数日後、死んだ男を追ってきたモンスターと遭遇し逃げながら直感でデッキの使い方を見抜き、彼を攻撃してこないソーンファントムと契約する。
彼は基本的に戦いを好まないが、他人を平気で傷つける者には容赦なく制裁を与える。
彼の目的は「命の仕組みを知る」事で、多くの人間を助けたいと考えている。
口癖は「自業自得だ」。
自分のファイナルベント使う際には「術式開始」。終了後は「術式完了」といい、かなり芝居がかった喋り方をするのが特徴。
142仮面ライダー伐 第一話・1:03/08/14 23:18 ID:iVqkxSL2
2002年8月15日、深夜
「全く、何を考えているんだ君は」
「すいません・・・」
閉店後のカードゲームショップ「ボリサブ」で店長の石井から厳しく叱られているのは、そこで働く青年
皇 夏見(すめらぎ なつみ)だった。
「ばら売りのカード、しかも限定物をタダで子供にあげる奴がいるか!」
「しかし店長、その子は学校でいじめられていたんですよ。ろくにいいカードを持ってないからって。それで」
「こっちは商売でやってるんだよ!全く、今度やったらクビだからな!」
「はい・・・。」
そんな脅し文句を言われたからには、夏見は黙って頭を下げるしかなかった。

それから一時間後
「まったく、あんなに説教しなくてもいいじゃんよ・・・そりゃ、俺もうかつだったけどさ」
店から自分のアパートに帰る途中の夏見は、愚痴を呟いていた。
「でもさ、俺の服装にまで口を出すこと無いだろ・・全く、センスのない店長だよ、石井の野郎」
だが、彼の服装―ピンクを主体とした花柄―を見れば、普通の人なら眉を顰めるであろう。
「くそっ、むしゃくしゃする!」
夏見は落ちていた空き缶を蹴っ飛ばす。が、その缶は前の電柱に当たり、宙を舞い、そして夏見の額へと
見事にクリティカルヒットした。
「痛ぇっ!ウワァァァン!」
その場にうずくまり悶々とする夏見。そんな彼を見つめる、一人の男がいた。
「今の生活を、変えたいか?」
「えっ!?」
額を押さえながら、夏見が振り向く。
そこには、夏だというのにコート姿の男、神崎 士郎が い た 。 。 。 。 。
143仮面ライダー伐 第一話・2:03/08/14 23:18 ID:iVqkxSL2
「今の生活を、変えたいか?他人から蔑まれたままで、楽しいか?」
「そ、そりゃあ・・・うちの店長みたいな奴の下にいつまでもいたいとは思ってないけど・・・でも」
核心を突かれ、狼狽する夏見。それを嘲笑う神崎。
「ライダーになれ。そうすれば、おまえの願いは叶う」
「願いが・・・叶う?」
「そうだ・・・受け取れ。そして、ライダー達の戦いに生き残れ」
夏見の足元に、何かが落ちた。拾った。カードデッキだった。
「なんだこれ?俺がカードゲームショップで働いてるからって、馬鹿にすんな!」
「使い方はそのうち判る・・・最も、その前に『狩る』ほうが早いかもしれないがな・・フッ」
「何?カードデッキを買ってどうするって?」
「・・・戦え・・・戦え・・・戦え・・・」
気が付けば、神崎は夏見の目の前からいなくなっていた。
「おい待て、そっちの方こそ名前を名乗れよ、おーい・・・いないか」
夏見はしばし周囲を探した後、何も無かったかのようにアパートへと帰っていった。
その手に、カードデッキを握り締めて。

次の日。
「結局何だったんだろう?デッキの中にはこんなカードしか入って無かったし」
ボリサブの店内で、夏見は神崎から貰ったカードデッキを上にかざして見ていた。
「あー、先輩、なんですかそれ」
夏見に話しかけてきたのは、高校の科学部の後輩で、同じボリサブの店員である宮崎 康司。
「ん、ちょっとな。」
「かっこいいデッキケースじゃないですか、先輩ってセンスいいですね。何のカード入れるんですか?」
「さあな」
デザインセンスをいいと言われて少しの間悦に入る夏見。しかしその時
「きゃあああ!」
店の外のほうで、女性の悲鳴が聞こえた。
「なんだなんだ?俺は見てくる、宮崎、ちょっと店番を頼むぞ!」
そう言って飛び出していく夏見。その後ろ姿を見ながら、康司はふっ、と―それこそほんの一瞬―
邪悪な笑みを浮かべ、また元の顔に戻った。
144仮面ライダー伐 第一話・3:03/08/14 23:19 ID:iVqkxSL2
「助けてっ!」
女性が襲われているのはボリサブの三軒隣の電器店。その店頭に置いてあるテレビの画面からキノコ型のモンスターが
出現し、女性を画面の中に引きずり込もうとしていたのだ。
「こんちくしょう!!」
あわや女性が引っ張り込まれるかという瞬間、夏見がモンスターに強烈なタックルをかまし、女性を引き剥がした。
「どっから出てきたこの怪物!・・って、画面の中ぁ!?」
びっくりする暇も無く。
夏見は、キノコ型モンスター「エースマッシュ」に組み付かれ、そのまま画面の中に吸い込まれていった。
「わぁあああああ!!」

「痛てて・・・って、なんじゃこりゃあ!」
夏見が見たものは、全てが逆向きの世界。ミラーワールドだった。
どうやらエースマッシュは突入の衝撃で引き剥がされたらしい。そして、夏見の体も
「な、なんだ、これ」
全身がほぼ真っ黒のスーツで包まれていた。夏見は、仮面ライダー伐(ブランク体)に変身していたのだ。
その時。
「カッ、カッ」
「だ、誰だ?」
全てが逆になった街角から現れたのは、自分の変身した姿とある程度の共通点の見出せる、ライダーの姿。
だが、その姿は禍々しい雰囲気を醸し出していた。
「オマエカ、カラレニヤッテキタノハ」
「ちょっと待て、いきなりそれは無いだろ。名前を名乗れよ、名前を」
「ワタシハセンク、ライダーヲカルタメニ、カンザキカラハケンサレタ」
「かる?狩る・・・って、ええっ!?」
「ダカラ、ライダーデアルオマエヲカル・・・イクゾ!」
鏡像ライダー殲駆が指を鳴らすと、殲駆の横に三体のエースマッシュが現れる。
「何それ、4対1は卑怯だぞ!」
「ウルサイ!コロヌ!」
殲駆とエースマッシュが、伐へと向かって攻撃を仕掛けてきた!
145仮面ライダー伐 第一話・4:03/08/14 23:19 ID:iVqkxSL2
「うわああっ!」
仮面ライダー伐はいきなりの初戦、しかもブランク体、更に4対1という不利な条件で苦戦していた。
「くそっ、どうやって戦えばいいってんだよ!ぐはっ!」
「ハハハハハ、モガケ、モガケ。スグニジゴクヘオクッテヤル」
力尽きて倒れた伐に、殲駆が自らのバイザーである短剣、ミストバイザーを突きつける。
「くそ、駄目か・・・。」
「コレデ1タイメ、アトノ12タイモタオシテヤル。ソシテ、ライダーデ1バンニナッテホンモノノ
 カラダヲテニイレルノダァ!」
「違うな、貴様はミラーワールドじゃあ二番目だ」
「?ダレダ!」
何処かから聞こえてきた男の声。そしてエレキギターの音。刹那、伐の体は糸に絡み取られて殲駆から引き剥がされる。
「はうあっ!今日は良く引き剥がされる日だな・・・」
「大丈夫か?」
伐が降りたのは生命保険のビルの屋上だった。そこにいたのは、またしても伐と同じようなスーツを纏った人間。
「あ、あなたは誰ですか?敵ですか?」
「俺は敵じゃない。あいつは・・鏡像ライダーは、俺が倒してやるから安心しろ」
「キサマカ!ライダーヲマモルライダーハ!」
下の方で殲駆が怒鳴り散らす。
「その通り。」
突然現れ、伐を助けたライダーは、襟を正して殲駆に向き直る。

「ズバッと参上、ズバッと一閃、人呼んで、『仮面ライダーエッジ』!!」

「ナニィ、エッジダト!カマワン、オマエモタオシテヤル!」
「やれるものならやってみろ!」
「ソードベント」
ビルの上から飛び降りたエッジは、手にしたエレキギター『ノエルバイザー』にカードを装填してレーザー剣
『ネックブレード』を召喚する。そしてエッジの真下にいたエースマッシュの一体を軽々と切り裂いた。
「グウッ!ヤッテクレル!」
「つ、強い!」
その様子を上から見ていた伐は、突如現れたエッジの戦闘力に驚愕した。
146仮面ライダー伐 第一話・5:03/08/14 23:20 ID:iVqkxSL2
仮面ライダー伐と鏡像ライダー殲駆の前に突如現れたライダー、エッジ。
彼はその優れた戦闘能力で、殲駆とエースマッシュを翻弄する。
「お、俺も戦わなくちゃ。確かカードを・・・」
生命保険のビルを階段を使って降りながら、伐はエッジの真似をしてカードデッキに挟まれていた一枚のカードを
左腕のガントレットに装填した。
「ストライクベント」
伐の目の前に、ライドトンファーが落ちてきた。
「これなら戦える!てえい!」
「無茶だ!ブランク体では!」
殲駆と鍔迫り合いをしていたエッジが、エースマッシュに向かっていく伐に警告する。しかし。
「くそっ!まるで効かない!このトンファー使えないぞ」
「ブ、ブランクタイデタタカエテイルダト!?」
伐はブランク体でありながら、エースマッシュ相手に互角の戦いをする。いくらエースマッシュが最弱の部類に入る
モンスターであっても、普通ならありえない事だった。
「これでも格ゲーは好きでね!おらおら!」
「なるほどな。こっちも行くぞ!」
殲駆に一気に間合いを詰めようとするエッジ。だが、その背後にもう一体のエースマッシュが襲い掛かる!
「危ない!エッジ!」
「なにぃ!?」
ズギューン。
どこからともなく発射された凶弾を喰らい、エッジを背後から襲おうとしていたエースマッシュが飛び散った。
「!?ホカニモライダーガイルノカッ?」
「?何があったんだ?」
「一体何処から?エッジを助けてくれたということは、味方なのか?」
一瞬動きを止める三人のライダー。だが、その弾の発射主は彼らに見えるはずも無かった。
狙撃手は、異次元にいたのだから。
「とにかく、こっちを先に片付けるぞ!」
最初に動き始めたエッジは、伐とエースマッシュのいる方向に猛然と走り出した。
「ファイナルベント」
147仮面ライダー伐 第一話・6:03/08/14 23:23 ID:iVqkxSL2
エッジがカードを装填すると、彼の契約モンスターである蚕幼虫型モンスター『ノエルチャイル』が糸を吐き出した。
伐の打撃に一瞬ひるんだエースマッシュを、ノエルチャイルの糸ががんじがらめに縛り上げる。
「とりゃああぁあ!」
エッジの手に握られたネックブレードが、エースマッシュをバラバラに斬り裂く!
「これであとは鏡像ライダーのみ・・・グッ!」
ファイナルベントを決め、体勢を整えようとしていたエッジの背中に、殲駆のミストバイザーの刃が食い込んだ。
「おまえ!卑怯だぞ!」
「ヒキョウモナニモナイ、カッテライダーヲカレバイイノダ!」
「く・・そ・・」
膝をついたエッジに向かい殲駆は勝ち誇ったように見下ろすと、ミストバイザーにカードを装填した。
「ファイナルベント」
「やめろおおぉお!」
伐が止めようとするが、間に合わない。
「グシャ」

ファイナルベントを繰り出そうとしていた殲駆の体は、後ろから転がってきた棘だらけの巨大な球体に轢き潰された。
「何が・・・起こったんだ?」
棘の球体・・・いや、ヤマアラシ型モンスター『ブレットストーム』の中から現れたのは・・・またしてもライダー。
「おまえら、そんな甘ちゃんじゃ長くて厳しいライダーバトルは戦えないぜ?」
「き・・貴様は、仮面ライダー・・ヒット・・か」
「仮面ライダーヒット!?」
戦いの終わったミラーワールドに立つ、仮面ライダー伐、仮面ライダーエッジ、仮面ライダーヒット。
彼らは自分達の運命の歯車が激しく回り始めたことに、まだ気付かなかった。
―「ライドトンファー」のカードがフェードインして終―
148名無しより愛をこめて:03/08/14 23:29 ID:iVqkxSL2
とりあえず第一話うpしてみました。
基本的に敵は鏡像ライダーwithモンスター群なので、鏡像ライダーが増えてくれると嬉しいのですが。
ただし次回は殲駆がリベンジを挑むので使うのはそれ以降になると思います・・・。
149名無しより愛をこめて:03/08/14 23:32 ID:Lho2eJKW
>>148
グッジョブ
150名無しより愛をこめて:03/08/14 23:35 ID:NFlgLmUi
ぬはっ!?
新しい戦い始まってる!?
しかし面白いですな。はやく続きが見たいです。
他のライダー達はいつ頃出るか楽しみです。
151名無しより愛をこめて:03/08/15 00:21 ID:k/4PdyEi
ぽんとネタが浮かんでくるのは素晴らしいの一言ですな。
1番羨ましい才能です。
んで、これからの展開に期待。
152111:03/08/15 00:28 ID:qJeEeMHQ
グレンはなかった事にして下さい(汗)
暑さで頭がやられてるようなのでしばらく充填期間に入ります〜
153前スレ364:03/08/15 01:02 ID:KiAOeBkg
>>124

そう言っていただけるとありがたいです。

>>130

毎度キャラ使わせてもらってます。
とにかく強い奴が欲しかったので、ゴーヴァは使いやすかったです。
そんな裏話があったとは知りませんでしたw

>>148

SSお疲れです。いよいよ新ストーリーが始まりましたね。
次回を楽しみにしてます。


なんかそろそろ場違いになりそうで不安ですが、蒲田・那岐サイドSS投下します。
154前スレ364:03/08/15 01:04 ID:KiAOeBkg
蒲田氏某マンション一室 AM6:00

渡部「…またか、これで35件目…」
鑑識があわただしく動き回る中、渡部雄二郎が被害者を見てつぶやく。
自宅で首を折られた20歳前後の男性、部屋に散らばるカードデッキの破片。
そして、壁に書かれた詩のような文章の一説

『亡霊たちが姿を現わし、全ては夕闇に包まれ、やがて黒い夜が訪れる』

全てここ5日間に発生した事件とまったく同じ手口である。
渡部「いったい何だっていうんだ、これは…」

OP
155前スレ364:03/08/15 01:05 ID:KiAOeBkg
東生寺大学大学院 日生葵の研究室 AM11:00

日生葵が渡部から借りていた品物を机の上に取り出す。
それは砕けたデッキの破片と何枚かの報告書、そして現場写真だった。
日生「いいんですか?これは明らかに警察の職務規定違反ですよ」
渡部「今、この件に関して一番詳しいのは日生さんです。専門家であるあなたの意見が聞きたいのです」
強い意思も持った彼の言葉に、日生が何時になく神妙な面持ちで自らの意見を述べる。
日生「結論から言えば、これは『淘汰』ですね」
渡部「淘汰?」
日生「渡部さんからお借りした破片は間違いなく本物のデッキ。つまり、死んだのはみんなライダーです。
   ライダーの戦いについては知ってますよね?」
渡部「確か殺しあって最後の一人になれば願いが叶う…でしたね?」
日生「ええ、ただし、それにはまだ条件があります。戦いにはタイムリミットがあるということ、
   そして、最後の一人はある程度の力をもっていなければならないということです」
日生が机の上のコーヒーを一口すする。
渡部「それと今回の件とはどんな関係が…?」
日生「渡部さんはテストの選択式問題で分からないときはどうしました?」
渡部「私は…可能性の低そうな選択肢を消していき、最後に残った選択肢を選びましたが…、
    ま、まさか…」
日生「多分同じことをしてるんです。最後まで勝ち残れる可能性が低いもの、つまり弱いライダーを何者かが
   淘汰してるんです。ライダーの戦いを早く終わらせるために…」
渡部「で、ですがこんな大勢なんて…」
日生「きっと神崎は私たちが予想しているより、はるかに大量のデッキを配っていたんです。
   強い能力を持つことができたライダーだけを残し、他を消すという前提で…」
渡部「…とても人のやることとは思えません…。人間の命いったいなんだと思っているだ!!」
渡部が怒りを堪えきれず、声を荒げる。
156前スレ364:03/08/15 01:06 ID:KiAOeBkg
ドアのノックして、桑村が研究室に入ってくる。
桑村「失礼します。渡部さんがこちらに来ていると聞いてきたのですが…」
渡部「桑村さん、どうかしたんですか?」
ここ数日の事件で検死を行っている桑村が一枚の地図を渡部に見せる。
桑村「ここ数日の殺人事件の場所を時間順に線でつないでいったのですが、どうやら、らせん状に
   殺人が行われているようなのです…」
渡部「確かに…、最初のうちははっきりしませんが、ここ2日間ははっきりとらせん状に犯行が行われてますね…」
桑原の作った地図を見て渡部がうなずく。
桑原「これなら殺人事件を未然に防げるかも知れません。葵さん、那岐さんに協力をお願いしたいのですが
   よろしいでしょうか?」
日生「ええ、別に私は彼のマネージャーじゃないから」
桑村「ありがとうございます」
157前スレ364:03/08/15 01:07 ID:KiAOeBkg
仲之城病院  PM1:00

桑村「真島さん」
入院患者たちが大勢いる病院の中庭で呼び止められ、真島優子が振り向く。
優子「どうしたんですか?桑村さん」
桑村「いや〜、研究室にいないんで探しましたよ」
優子「要に会おうと思って来たんですが、何か急な用事でも?あっ、そういえば桑村さんの提案で
   殺人を防げるかもしれないらしいですね。那岐さんから聞きましたよ」
桑村「いや、大したことじゃないですよ。それよりちょっと用があるんですよ…」
遠くから二人を見つけた要が駆け寄ってくる。
優子「何ですか?」 
桑村「あなたに死んでいただきたいんですよ」
そう言うなり近くのガラスにデッキをかざし、変身する。
突然現れた奇妙な格好の人物に、中庭の人々の視線が集中する。
 「な、なんだ?」
 「なにかの撮影?」
 「でも今姿が変わったわよ」
人々の騒ぎ声を無視して、仮面ライダーキールに変身した桑村が優子に向かって拳を振り上げる。
優子「!?」
その優子を庇うように、ガラス窓から彼女の契約モンスター、アークサムが現れる。
アークサムが優子を守り、キールを弾き飛ばす。
優子「桑村さん、あなたもライダーだったんですか!?」
キール「俺は殺す側だ、殺される側にはならない!絶対に!!」
優子「何を言ってるんですか?」
キール「お前は知らない、あいつの恐ろしさを。貴様を倒さなければ、俺が殺される」
158前スレ364:03/08/15 01:08 ID:KiAOeBkg
「シュートベント」
キールの右手にサソリの尻尾を模した銃が現れる。
要「大丈夫!?優子!」
優子「下がって!!早くみんなを避難させて!!急いで!!」
優子がデッキを取り出し、変身する。
ガーテン「私は戦うつもりはありません!引いてください!」
キール「残念だがそのつもりはない!!」
言うなり、銃から毒針を発射する。紙一重でかわしたガーテンが叫ぶ。
ガーテン「どういうつもりです。私と戦いたいならミラーワールドで戦えばいいでしょう」
キール「お前の攻撃は中距離で威力を発揮する。しかし、効果範囲が広いだけに、これだけ人のいるところでは
    手軽には使えないだろう。鞭にせよグレネードにせよ、ただの人間には命に関わる威力だからな。
    それに・・・」
キールが毒針を放つ、ただし今度はガーテンではなく、その後ろにいる人間に向かって。
「ガードベント」
とっさに盾を呼び出したガーテンが、その人を庇う。
キール「わざわざお前を狙わなくとも、人間を狙えばお前は自分から庇いに来る。まさに百発百中だな」
キールが次々と毒針を放つ。それもガーテンがかわせば人に当たるというコースばかりを狙って放つ。
ガーテン「くっ…」
キール「ライダーだから痛いだけですんでるんだ。生身の人間なら重体か、かすっただけで毒に犯される。
    しっかり盾になるんだぜ」
ガーテンを攻撃しながら、キールがさらに続ける。
キール「那岐に期待してるなら無駄だな、あいつは何の関係もないところで一生懸命張り込みをしてるぜ。
    なにしろ、この為だけにわざわざ二日前から死体を移動させて偽の殺人コースを作ったんだ。
    こういう時には検死医ってのは実に便利だよ」
キールが突然ガーテンから大きく離れたところに銃を向ける。そこには車椅子の少女が思うように逃げられず、
立ち往生している。
少女「きゃぁぁぁぁぁ!!」
ガーテン「危ない!!伏せて!!」
159前スレ364:03/08/15 01:11 ID:CyY+Jmkj
「アドベント」
ガーテンが呼び出したアークサムが少女を庇う。
キール「待ってたぜ!!」
「ファイナルベント」
キールのサソリ型の契約モンスター、サイコピオンが毒を吐き出し、それを両の拳に纏ったキールがアークサムに
突っ込み、パンチを連続で放つ。
毒とパンチの衝撃に耐えられず、アークサムが爆発する。その爆風に少女が吹き飛ばされる。
要「大丈夫!?」
少女に向かって要が駆け寄る。
ガーテン「要!!早くその子を連れて逃げて!!」
ブランク体になったガーテンが絶叫する。
キール「他人より、まずは自分の心配をしな!!」
キールの放った跳び蹴りがガーテンのデッキに直撃する。
砕けたデッキの破片を撒き散らしながらガーテンが地面を転がる、そして、その一撃で気絶した優子の変身が
解ける。
キール「くくく、これでまずは一人だな…」
160前スレ364:03/08/15 01:12 ID:CyY+Jmkj
少女を同僚に預けた要が戻ってきた時、彼女の眼前にあったのは変身が解けた優子を前に哄笑をあげる
キールの姿だった。
キール「まったく、他人を守ろうとか助けようとかヌルイ事を考えるからこうなる。まったくバカな女だ」
そのキールの言葉に、要の中に今まで感じたことがないほどの怒りがこみ上げてくる。
同じ医の道を志したにも関わらず平気で人を傷つける桑村が、強い意志をもって人を守ろうとした大切な友人を
あざ笑っている。
要「桑村さん…、!私はずっと他人に流されて生きてきました、今の道を目指したのもただ私の家が医師の家系
  だからでした…」
要がゆっくりと桑村に歩み寄る。
要「だから、私は今まで本気で誰かを許せないと思ったことはありませんでした。本気で誰かに怒ったことも
  ありませんでした」
要がポケットの中からデッキを取り出す。
要「私は今日、初めて私の意志で戦います!! 変身!!」
要が仮面ライダーウィルに変身する。
キール「貴様もライダーだったとはな…」
「サーチベント」
キールが頭部のバイザーにカードをセットする。
その効果により、キール頭ににウィルの詳細な情報が流れ込んでくる。
キール「なるほど、ファイナルベントを自ら強化できる能力か…確かに強力だが…」
キールが突然走ると逃げ遅れていた女性の体を掴む。
女性「きゃぁぁ!!放して!放してよ!!」
キール「盾を持ってればどうという事はないな…」
ウィル「あなたはどこまで腐りきっているんですか!!」
キール「黙れ!!」
「ストライクベント」
キールの両腕に巨大なハサミが召喚される。
キール「貴様で二人だ!!」
161前スレ364:03/08/15 01:13 ID:CyY+Jmkj
「アクセルベント」
黒い影がキールを弾き飛ばし、つかまっていた女性を助け出す。
女性を逃がした黒い影、オルタGがゆっくりとキールに向き直る。
キール「な、那岐、なぜここに!?」
オルタG「昨日殺害された被害者のデッキの破片の一つが、遺体発見現場から離れた自宅のベットの下から
    発見された。不審におもった渡部と日生が事件を調べなおし、検死記録の改竄の痕跡を見つけた」
キール「なるほど、それで俺にたどり着いたわけか…正直、甘く見すぎたな…」
キールが両腕のハサミでオルタGに襲い掛かる。だが、オルタGに懐に入られるとそのままバックドロップで
投げ飛ばされる。
オルタG「要!!人質はもういない、思う存分やれ!」!
ウィル「はい!」
「ファイナルベント」
ウィルの右腕に接続した契約モンスター、プロフェラビトンが赤、青、黄、白、黒の五つの竜巻を放つ。
竜巻に巻き込まれ、揉みくちゃにされたキールが吹き飛ばされる。
桑村「はぁ…こ、このくらいで…ぐふ…」
変身が解けた桑村が体を引きずりながら逃げ出す。
那岐「優子は!?」
要「大丈夫です。気絶してるだけで命に別状はありません」
その言葉に、那岐が胸をなで下ろす。
162前スレ364:03/08/15 01:14 ID:CyY+Jmkj
田市内裏通り PM2:00

体を引きずりながら逃げる桑村に、一人の青年がぶつかる。
桑村「貴様、どこを見ている!気を付け…」
青年の右手が桑村の右脇腹に突き刺さっている。
???「亡霊たちが姿を現わし、全ては夕闇に包まれ、やがて黒い夜が訪れる」
桑村「き、貴様は…な、なぜだ、俺は一人倒したぞ…」
???「残念だったね。いまさらもう遅いんだよ。君で最後なんだ」
崩れ落ちる桑村を前に、青年が告げる。
???「神崎君、これで君との約束は叶えたね。弱いライダーを始末するっていう約束は」
神崎「そうだ…」
いつの間にか背後に現れていた神埼が答える。
???「じゃあ僕の自由にさせてもらうよ。いいね?」
神崎「勝手にしろ、お前は自由だ」
???「ありがとう。じゃ、たっぷり楽しませてもらうよ」
黒い服の青年が笑顔を浮べる。

パズスのファイナルが出てEND
163前スレ364:03/08/15 01:26 ID:CyY+Jmkj
キャラ紹介忘れてしまいましたので超簡単に、

那岐 一(オルタG)熱血漢の一応主人公。
真島 優子(ガーテン)那岐に思いを寄せるナチュラリストの植物学者
日生 葵 オルタGとXバイザーの開発者。天才にして気まぐれ。
蒼乃上 要(ウィル)引っ込み思案な看護婦
渡部 雄二朗 ミラーワールド関連の事件を調べている刑事

桑村 幸太郎(キール)優秀な検死医と死体愛者の二つの顔を持つ男
??? (パズス)

なお、那岐、日生、要、優子、桑村は大学時代からの友人です。
164名無しより愛をこめて:03/08/15 10:00 ID:Cw1+gLHl
新章の参加ライダーの強さの目安として契約モンスターのAP、
ライダーバトルへの考えをまとめると

正式ライダー 
      バトルへの考え      契約モンスターAP
ゴート    楽しむ?           4000
羅剛     勝ち残る!          5000
ヒット    勝ち残る?          4000
ヘルマスタ−  ?             3000 ×3
伐      止める            5000
エッジ    止める            3000→5000
ローズ    勝ち残る!          4000
ウォルト   勝ち残る!          4000
ダリド    楽しむ            4000
ソーン    止める(ただし非暴力に非ず)  5000

擬似ライダー
メシア    楽しむ            5000+3000
スナイプ   戦い自体が目的?       5500

鏡像ライダー
殲駆     勝ち残る!          3000

鏡像ライダーはモンスターみたいなものともとれるが。

現在正式ライダーは10人。反対派が3人いるが、スペック高めなのが気になる所。
(エッジはグロウベント入手前は苦労してそう)
バトル肯定派にはヒットやダリドのようにくせのある能力のもいるが。
ヘルマスターの動向も気になる。
あと伐のトラウマとなる犠牲者ライダーも考える必要あり?
165ローズ登場編(1):03/08/15 12:33 ID:By96u+W4
「コマ?」
モンスターの気配を察知してMWのビルの一室に飛び込んだ伐。
だがモンスターの気配を感じた筈のビルにそのの影はなく、
部屋の中央でコマのようなものが回り続けているだけだった。
コマなのか。バラか何かの花のようにも見えるが。
周囲を見渡す。
何もなかったわけではないようだ。ライダー達外部からの干渉がなければ
忠実に現実の写像であり、何らかの影響を受けても数時間の内に修復するMWにおいては
この部屋の破壊状況はついさっきまで何かが争っていたことを示す。
(無論夏見はその原理などわからなかったが)
考える伐の耳に何かが床を引っかく音が入った。
振り向くと部屋の中央で回っていたコマと同じものが3つ、
回転しつつ曲線の軌道を描きながら床を滑ってくるのが見えた。
急いで部屋の中を確認すると、さっきまで部屋の中央から動かなかったコマが
伐に向かって動き出していた。
 (囲まれた? 罠か!)
一気に加速したコマは伐を包囲し、それぞれ異なる軌道を描きながら跳んだ。
「くぅ!」
手にしていたジャッジウィングで慌てて迎撃する。
1つ、2つ。
2つ目までは叩き落とせた。
だが3つ目のコマはジャッジウイングの斬撃をすり抜けるように移動し、伐の右肩に突き刺さった。
高速回転する刃の与える激痛に集中力を欠いた瞬間、最後のコマが目の前に迫った。
166ローズ登場編(2):03/08/15 12:34 ID:By96u+W4
仮面ライダーローズはそのビルから離れた場所で、
罠として残しておいたスピンブリットに何者かがはまったことを察知した。
ここ数日餌をねだって煩いスピンベクターを黙らそうとMWで手頃な獲物を狩ったは良いが、
援軍なのか別のモンスターが接近する気配を感じ、何者かが近づいたら襲いかかるように
回転を仕込んだスピンブリットを置いて急いで場を離れたのだが。
残り装備を確認する。ファイナルベントは使用済み。スピンブリッドは残り3弾。
制限時間はあと3分強。
とどめを刺しに行くか。敵もダメージを負っている筈だ。

先ほどの戦場に戻る。
モンスターの気配はまだ感じるが姿は見えない。
逃げられたか。深追いするには時間が足りない。
引き返そうとしたローズに天井から降った破片が浴びせられる。
見上げたローズに天井から人影が襲い掛かった。
167ローズ登場編(3):03/08/15 12:35 ID:By96u+W4
「お前も仮面ライダーか!」
バッタのような外見のライダーがローズに掴みかかった。
応戦するが、振り上げたスピンウィップは振り下ろす前に掴まれた。
懸命に引くが力では勝てないようだ。
むち自体に無数のトゲのあるスピンウィップを掴むことは自殺行為とも言えるが、
こいつはそれも気にならないらしい。
「こんな戦い何になる! 神崎士郎の手の中で踊らされているだけだぞ!」
武器を掴まれ、圧倒的不利な状況だが不思議なことにこいつは戦う気はないようだ。
今のうちに何とかしないと。
よく見ると圧倒的な力の差が見られるにも関わらず、奴の体が震えている。
右肩から左わき腹にかけて大きな傷がある。罠の効果があったのだ。
咄嗟に左手のスピンバイザーを外し、投げる。標的は奴の傷口。
奴はスピンウィップを離さないことと説得にのみ集中していたせいかあっさり当たった。
さすがにスピンウィップを離す。
だが諦めないようだ。何かのカードをベントインしながら突進してくる。
この距離では圧倒的不利だ。
残りのスピンブリットにまとめてスピンウィップを絡ませると、
強力な回転を加えて直線軌道で連続で射出した。
「ストライクベント」
馴染みの無機質な声とともに奴の手に新しい武器が装着された。
反応が早い。このままでは迎撃される。だが
「散!」
ローズの指令とともにスピンブリッドが空中で破裂し、鋭利な花弁を撒き散らす。
迎撃を恐れて奴から遠い位置で破裂させた。
大ダメージは期待できないが、目くらましには充分。この隙に離脱できる。
168ローズ登場編(4):03/08/15 12:35 ID:By96u+W4
「あんた、大丈夫?」
現実世界に帰還し、戦いの疲れから道端に座りこんだ皇夏見に
通りがかった女性が声をかけた。
そう言えば今日は週末。ここは繁華街にも近い。酔っ払いと思われたのだろう。
「大丈夫です」
言って立ち上がろうとするがよろめく。ダメージは思ったより大きい。
(あの奇妙な技を使うライダー… 俺は奴を止められるのか?)
「ちょっと、飲みすぎなんじゃないの?」
ふらつき去ろうとする夏見に女性が相変わらず絡む。
派手な化粧と派手な服装で誤魔化されたがよく見ると年は夏見とあまり変わらないか、
ちょっと下位の年齢のようだ。
そしてこの格好でこの場にいるということはそういう職業なのだろう。
「会社か学校で嫌なことがあったのかもしれないけど、若い内からそんなんじゃ
 体壊すよ? 何なら私が愚痴くらいになら付き合うけど?」
「違うって! まるで俺の保護者みたいなことを言わないでくれよ。
 大体君だってこんな商売なんかして親に申し訳ないとか思わないのか?」
女性はきょとんとした顔で見上げている。
「あ、すみません」
夏見はあわてた。確かに社会的に誉められる職業ではないとはいえ、
それに付け込んで他人に偉そうなこと言うなんて!
大体保護者ぶった口上もこの手の商売の営業文句だろうに。
「ありがとうございました。それでは!」
礼を言ってその場を去る。
自分でも水商売の女性に対する偏見があったことに多少ショックがあった。
だが今まで似た様なシチュエーションが無かったわけではない。
しかし水商売の女性の生き様にどうこう言おうと思った、言ってしまったのは今日は初めてだった。
あの女性に何か引っかかる部分があったのか?
気になる点はあった。だが先ほど戦ったライダーのことを考え始めると、その女性のことは忘れた。
169ローズ登場編(5):03/08/15 12:36 ID:By96u+W4
その女性−鳥羽明美は去っていく夏見の後姿をしばらく眺めていた。
その傍らにいつの間にかコートの男が立っていた。
「あれが仮面ライダー伐。ライダーバトルを止めようとするライダー達の一人だ」
「結構いい男じゃない。殺すのはもったいないかも。あ、いやもちろんあんたの方が男前だけどさ」
コートの男−神崎士郎の表情は変わらない。
こういうギャグは無駄、ね。
「奴は手強いぞ。既に何人かの鏡像ライダーも倒されている。」
「私は最後の1人になるつもりだから、立場がどうだろうと全てのライダーを倒すだけ。
 今日は挨拶代わり。次はこうはならないわ」
「……そうか」

「お前が勝ち残った時の願いのことだが…」
いつものごとく消えるかに思えた神崎だが何か思うところがあるのか質問してきた。
「かつて誰もが感じたことのない悦楽の中での死。変わらないわ。
 ……他のライダーには自分や身近の人間の生命を求める願いのがいるみたいな話は前聞いたけど。
 今更死を与えることは出来ないとか言わないでよ」
「…無論望みは叶えられる。お前が最後の1人にならなければ無意味な保証だがな。」
神崎は遠くを見るような、人によっては寂しそうに見えるらしい眼差しで何か考えている。
もちろん、明美のことを哀れんでいるのではない。
神崎にはどこかにとても重要な人物がおり、ライダーバトルもその人物のための何かであるらしい。
明美の願いは神崎がその人物にしようとしていることとどうにも相容れぬ方向を持っているらしい。
短い神崎との接触で読み取ったことはどうやらこんな感じだった。
「そんな目をするな… あんたは人を超越しているぞって顔でふんぞり返っているのがいいんだよ」
明美の呟きが神崎の耳に入ったかはわからない。神崎は今度こそいつものように消えていた。
「私は絶対に生き残る」 …つまらない人生をやめ、甘美な死のために
170165-169:03/08/15 12:42 ID:By96u+W4
お目汚しすみません。ローズの投稿者です。
ここでのSSは初めてなります。感想は歓迎しますがお手柔らかにお願いします。

伐を主人公にした新しいSSシリーズが発動しそうということで、
自分の考えたライダーのイメージをアピールするためにも書きました。
伐のイメージはこちらの想像で書いた部分も多いのでSS本編との隔絶が大きいようでしたら
飽くまでこれはイメージとして扱って下さい。
SS本編ではライダーになりたての伐ですが、この話ではそれなりに経験を積み
ライダーバトル反対の立場も明確になった頃というイメージです。

また何かあったら書きたいと思います。
171ラン(ry:03/08/15 12:51 ID:zg+PfJs+
遅ればせながらヘルマスターの変身者設定です。
■変身する者■ 国枝 完次(クニエダ カンジ)19歳
   職業は無し。両親は死別。あても無く街を彷徨っている時、神崎と出会う
■性格■
   大人しく内向的。だがいったんキレると手もつけられないくらい凶暴になる
   基本的に人間の感情が乏しいので、自分の手を汚すことも平気でこなす。
   キレようがキレまいが厄介者には変わりない。
■戦う目的■
   【生きる目的】を見出せず、人生が牢獄そのものでしかない彼は
   "全ての人間を巻き込んで死ぬ"ことですべてをゼロに巻き戻そうと企む
   (神崎は彼の目的を知らない)
■セリフ■
   『だって・・・、ひとりで死ぬなんて、寂しいじゃないかッ!』
   『邪魔だったから、殺したんだ。変かな?』
   『世の中はボクの思い通りになればいい』
   『ウン!きれいな死に様。彼も満足だとおもうよ!』
■ヘルマスター外観■
   ヘルメット部には悪魔のような角がサイドから生えている。
   アーマー部は動物の毛に覆われ、野性的な外観
■補足■
   契約モンスターは一匹死ぬとファイナルベントとソードベントが一枚ずつ減少。
   ソードベントのギミックも使用できなくなる。
   (一匹死ぬと格段に弱くなる。さらにもう一匹死ぬとシザースより弱くなる)
172山崎 渉:03/08/15 12:56 ID:k2LGtsHF
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
173ラン(ry:03/08/15 13:02 ID:zg+PfJs+
>>154-162
>>165-169
SS増えてこのスレも活性化されましたね!乙です!!

>>164
トラウマとなるライダーは>>111グレンを使用するってのは?
174名無しより愛をこめて:03/08/15 18:35 ID:ThC7PnxE
トラウマライダー案

仮面ライダーヘーラ
 変身者:水原杏香(みなはら きょうか)
 最高視力:約5.5km
 最高聴力:約9.0km
 最大走力:100mを6.0秒
 ジャンプ力:ひと飛び20m
 パンチ力:200AP
 キック力:250AP
 召喚機:凛召盾アルトバイザー
 盾形召喚機(2000GP相当)。先端の刃は1000APの攻撃力がある。
 契約モンスター:アルトパピヨン(4000AP)
 蝶型モンスター。MW一美しいモンスターと言われる。
 リフレクトベント:ミラーディフェンサー(3000GP)
 アルトバイザーの表面が鏡のようになり、飛び道具をはじく。
 スイングベント:アルトウィップ(2000AP)
 触覚型の鞭。当たると痺れて動けなくなる。
 シュートベント:アルトシューター(2000AP)
 尻尾型の銃。拡散する虹色のレーザーを放つ。
 ソードベント:アルトランサー(3000AP)
 羽根の先端部をつなげたツインブレード型の武器。
 ファイナルベント:イリュージョンライダーキック(5000AP)
 背面にアルトパピヨンが合体。高空から虹色の光に包まれて蹴りを喰らわす。
175名無しより愛をこめて:03/08/15 18:45 ID:ThC7PnxE
水原杏香、17歳、高校生

 演劇部の部長を務める少女。
 学校内での人気は高く、卒業後は有名劇団への就職も決まっていた。
 だが、ある日不慮の事故に遭い、声を失ってしまう。
 幼い頃からの夢を失ってしまい街をさまよう彼女に神崎士郎はカードデッキを渡した。
 
 伐に殺されてしまう段取りとしては、悪役ライダーが人を殺すところを伐が目撃(ただし姿はしっかり見ていない)
 その後伐がMWに突入したところにたまたま居合わせており、誤解から彼女が犯人と思い込む。
 言葉を喋れない彼女は誤解である事を告げられないまま、彼に殺されてしまう。ということでどうですかね?
  
176名無しより愛をこめて:03/08/15 18:52 ID:B8zP8CyC
>>175 それは、ちょっと・・・。俺が助ける!
177名無しより愛をこめて:03/08/15 21:14 ID:h7JaAUMr
ども、スナイプの投稿者です。雑魚ライダー投入します。

仮面ライダーゴスペル
変身者:菱形 司(ひしがた つかさ)
最高視力:約9km
最高聴力:約20km
最大走力:100mを7秒
ジャンプ力:ひと飛び20m
パンチ力:200AP
キック力:200AP
召喚機:響召弦「メガロバイザー」
エレキギター型バイザー。破壊音波を出す。1000AP。
契約モンスター:帝王蝉型モンスター「メガロシケード(3000AP)」
デカイ蝉。それだけ。
ソードベント  :メガロフェンサー(1500AP)顔を模したレイピア。
サウンドベント :メガロヴォイス(2000AP)脚を模したマイク。
ライダーの歌を増幅した破壊音波を出す。
ガードベント  :メガロフェザー(1000GP)翅を模したマント。
ナスティベント :ギガサウンダー(1000AP)ただひたすらメガロシケードが
デカイ声を出して敵をひるませる。
ファイナルベント:アルティマコンサート(4000AP)
ゴスペルがシケードと共に魂の限りの演奏を行い破壊音波で敵を粉砕する。
ちなみにデカイ音を出せば防げるがそれ以外ではこれを防ぐ術は無い。
178名無しより愛をこめて:03/08/15 21:24 ID:h7JaAUMr
菱形司 男性25歳 無職

どこにでもいる普通の男。
ただミュージシャンとなるべく公園などで腕を磨いていたが・・・
殺人的な音痴だった。
そのあまりの演奏にキレたDQNらにボコボコにされ、自らの分身ともいえる
ギターを壊され途方に暮れていたところで神崎士郎にカードデッキを渡される。

彼の音痴とモンスターの能力が合わさり地獄のコンサートを作り出す。
目的は世界最高のミュージシャンとなること。
ちなみに彼の耳にはメガロシケードの声も甘美な旋律となってしまう。
179名無しより愛をこめて:03/08/15 22:23 ID:CREg5Zz0
職人の皆様は数字コテではなく、しっかりとしたコテでやって欲しい。
前スレ何々とか>>○○でも良いけど、
同じ様なコテが入り乱れてゴチャゴチャして分かり辛いと思う。

最後にランバー作者氏に言いたい。
コテ変えすぎ。ラン(ryとか。
昔いた某コテを思い出す。
一度つけたコテを絶対変えるなとは言わないし、それは個人の自由だけど…。
180前スレ364改めオルタG作者:03/08/15 23:48 ID:Xqh+AepN
そろそろ場違いかなって気もしますがw
もうすぐ最終回の那岐サイドSS投下します。

登場人物
那岐 一(オルタG)熱血漢の一応主人公。
真島 優子(ガーテン)那岐に思いを寄せるナチュラリストの植物学者
日生 葵 オルタGとXバイザーの開発者。天才にして気まぐれ。
蒼乃上 要(ウィル)引っ込み思案な看護婦
渡部 雄二朗 ミラーワールド関連の事件を調べている刑事
181オルタG作者:03/08/15 23:50 ID:Xqh+AepN
品川駅前 PM7:00

 「うわぁぁぁぁぁ!!」
 「ぎゃあぁぁぁぁ!!」
 「た、助けて、誰か、誰かぁぁぁ!!」
 「きゃあぁぁぁぁ!」
人型をした無数の黒いバッタモンスターが人々に無差別に襲い掛かる。
彼らはいたる所の反射物から這い出し、手当たり次第に人間を襲い貪り喰らう。

悲鳴と破壊音が響き渡る中、その地獄の中心に一人の黒いライダーが佇んでいる。
炎上する車に照らし出され、黒と銀の体が鈍く輝く。
彼が手をかざすと、その先にある反射物からバッタモンスターが次々と現れ、新たに殺戮の宴に加わる。

ウィル「大丈夫ですか!?一さん!!」
ぼんやりとした視界の中で、要の変身した仮面ライダーウィルがバッタモンスター、ルイナスホッパーと戦っている。
那岐は加勢しようとするが、倒れたままで体が動かない。オルタGの全身の装甲には無数のひびがはいり、
その手に握られた大鉈、スラッシュマチェットは半ばからへし折られている。
そして、ベルトにセットされたオルタGのカードデッキには深く大きなひびが入っている。

ウィルがカードを扇型のバイザーにセットする。
「チャージベント」
そして、続けて次のカードをセットする。
「ファイナルベント」
ウィルの右手に契約モンスター、プロフェラビトンを接続し、チャージベントで強化したファイナルベント
をモンスターの群れに向かって放つ。
赤、青、黄、白、黒、緑、紫、オレンジ、合計八つの竜巻が吹き荒れ、十数体のモンスターが破壊される。
だが、その爆発を突っ切り、黒と銀色のライダー、パズスがウィルの目の前に飛び出す。
そして、彼女の契約モンスターを貫き手の一撃で貫通、粉砕する。

ブランク体になりながらも、ウィルは倒れていた那岐を抱え、必死に逃げる。
追うそぶりも見せず、その二人に向かってパズスがつぶやく。
「時は尽き、日は沈んだ。もう誰にも夜の訪れは止められない」
182オルタG作者:03/08/15 23:51 ID:Xqh+AepN
OP

警視庁 PM3:00

警視庁の前に、バイクで一人の男が現れる。
渡部「那岐君、体はもう大丈夫なのか?」
那岐「ああ。悪いな、忙しい中わざわざ来てもらって…」
渡部「日生さんの作った擬似デッキでモンスターを探知する事はできるようになった。それに、こちらの世界に
   出てきたモンスターは我々の火器でも倒せることが分かった。今後は警察と陸上自衛隊で協力して
   住民の保護を行う。だが…」
那岐「ミラーワールドに逃げ込まれてはだめか…」
渡部「ああ、短時間で数を作るための簡易デッキなので変身できないからな。
   それに大元を倒さなければきりがない…。奴は東京各地を転々としながら凶行を繰り返している。
   もう三千人以上の人々が奴の犠牲になった…。
   こんなことを警官が市民にお願いするの間違いだ。だが、あいつはもう我々ではどうしようもない…」
渡部が拳を握り締める。
那岐「渡部さんたちは十分頑張っている。渡部さんたちにしか出来ないことで人々の役に立っている。
   だから俺も俺にできることをやるだけだ」
渡部「すまない…」
那岐「任せておけ、俺はオルタG、那岐一。無敵の男だ」
183オルタG作者:03/08/15 23:52 ID:Xqh+AepN
蒲田某所住民避難所 PM5:00

那岐「要、この前は助けてもらってありがとう。大丈夫だったか?」
要「ええ。でも、契約モンスターは倒されちゃったし、デッキも役立ててもらうために警察に提供しちゃったんで、
  もう私はライダーじゃなくなっちゃいましたけどね」
そう言って笑顔を浮べる。
要「でも、私には他にも出来ることがあります。だからそっちでがんばります」
那岐「お前はきっといい医者になる。応援しているぞ」
要「あ、そうそうこれ一さんにです」
そう言って要が一枚の絵を差し出す。そこにはオルタGが描かれている。
要「あの日、一さんが必死になって助けた子供の描いた絵です。僕たちを助けてくれるヒーローだそうですよ。
 会ったら渡しておいて欲しいって頼まれたんです。彼の期待、裏切っちゃだめですよ」
那岐「もちろんだ」
184オルタG作者:03/08/15 23:53 ID:Xqh+AepN
蒲田某所住民避難所 PM5:30

優子「那岐さん、体はもう大丈夫なんですか?」
突然現れた那岐に優子が喜びながらも尋ねる。
那岐「ああ、優子こそ大丈夫なのか?」
優子「この間のは、もう平気です。それに、なんかじっとしていられなくて…」
那岐「要に聞いたよ。避難してきた人の炊き出しに生活用品の手配。優子が中心になってやってるって」
優子が静かに視線を落とす。
優子「…那岐さん、戦いに行くんですね。あの黒いライダーと…」
那岐「ああ、だが心配はない。二度の敗北はない。今度は必ず勝つ」
優子「…私、怖いんです…。私も昔、地球を救うためには人間を滅ぼすしかないって思いつめてたんです。
   もしかしたら、私があの黒いライダーと同じ事をしていたかもしれないんです…」
優子がじっと下を向いて手を握り締める。
彼女の中で、黒いライダー、パズスと自分の姿が重なる。
那岐「だが、お前はお前だ。人を救う道を選び、それを進んでいる」
その言葉に、優子が顔を上げ、笑顔を浮べる。
優子「ありがとうございます。那岐さん」
那岐「それじゃ、そろそろ行くな…」
優子「那岐さん。私はもう大切な人を失いたくないんです。
   だから…、だから必ず帰ってきてくださいね。私待ってますから」
那岐「安心しろ、約束は守る、必ずな。何しろ俺は…」
優子「オルタナティブG、那岐一。ですよね」
那岐「ああ、その通りだ」
185オルタG作者:03/08/16 00:01 ID:ZtuM+ucl
東生寺大学前 PM6:00

日生「遅かったわね」
大学の校門にもたれかかっていた日生葵が那岐に声をかける。
那岐「渡部にも聞いたよ。ここ数日ほとんど寝ずに頑張ってるそうだな」
日生「私は私の出来ることをしているだけよ。っと、確かこれは那岐の口癖だったわね」
日生が懐からオルタナティブのデッキを取り出す。
日生「傷の修復と補強はしておいたわ。変形機構にバグが出て変形状態のままになってるけど、
   能力的に問題はないわ。本当ならきちんと新造したのを渡すべきなんだけど。時間がなくて、悪いわね…」
那岐「それで十分。忙しい中すまないな」
日生「那岐に言われた切り札も入れておいたわ。要のデッキをオルタ用に改造したやつだけど」
那岐「最後まで手間をかけて悪い」
日生「『最後』じゃないでしょう?優子みたいにあなたの帰りを待ってる人もいるのよ。必ず戻って来なさい」
突然、那岐の携帯が鳴る。掛けてきた相手は渡部だった。
那岐「・・・奴が蒲田駅前に現れたそうだ。行ってくる」
日生「ええ」
バイクで走り去る那岐を見ながら、日生葵がつぶやく。
日生「まったく、ちゃんと帰ってきなさいよ。那岐一」

蒲田駅前 PM7:00

駅前に佇む黒い服の青年の前に、那岐のバイクが止まる。
黒き夜「君たちはこの町でずっと戦ってきたんだったよね…」
青年の周囲にある反射物に無数のバッタモンスターの姿が映る。
那岐「貴様を許すことは出来ない。この手で倒させてもらう!!
   貴様に命を奪われた人のために、そして、俺の大切な人たちを守るために!」
黒き夜「それでいいんだ。そういう人間じゃなければ、あの日見逃した意味はないからね。
    じゃあ、始めようか」
急に降り始めた雷雨の中、青年と那岐が正面から対峙する。

パズスのアドベントが出てEND
186teny:03/08/16 02:00 ID:WLssStIG
ttp://no.m78.com/up/data/up034355.jpg
久しぶりにライダー描きました。作者の方勝手にスマソ。
ヘルマスターのつもり。
187ゴート紹介:03/08/16 11:43 ID:1Fg3iyeh
薄汚れた地下街のトイレ。照明が古いせいかそこは薄暗く、また不気味な雰囲気をたたえていた。
そしてそこの床に転がるのは数人の若者。全員が顔面を殴られ、気絶している。
その静寂の中、松岡幸司はいた。その右手にはピアスだらけの顔をした若者がいた。
「クソ! はなせこの電波野郎が!」
彼は叫ぶ。そしてその両手で自身を壁に押しつけている男の右腕を引きはがそうとしている。
「・・・・・」
松岡は黙っていた。男がなにやらわめいているが問題はない。この程度の力ではこの右手を動かす事は出来ない。
「はなせ、はなせよ!」
男が松岡をにらみつける。その途端、松岡の顔は不気味な笑みを浮かべた。
それはあまりにも人間からかけ離れた笑みだった。男が、黙り込んでしまうほどに。
「・・・・憎め。もっと俺を憎め。お前の憎悪を見せてみろ」
「・・・・ッ!」
その言葉に男の顔が蒼白になる。
コイツは人間じゃない。
そんな言葉すら脳裏に浮かんでくる。
「・・・・ん?」
松岡の目がトイレの鏡の方を向いた。そこには巨大な漆黒の山羊が映し出されていた。
「そうか・・・・他のライダーが」
腕の力が抜け、男はへなへなと座り込む。
だが既に松岡の興味は他に映っていた。黒ずくめの服装のポケットからデッキを取り出し、鏡にかざす。
ベルトが装着され、松岡は右手で十字を切った。
「変身」

188ゴート紹介2:03/08/16 11:48 ID:1Fg3iyeh
MWの中には戦いの跡だけがあった。だが、それだけでも彼を満足させるには事足りた。
「神崎、いるんだろう。出て来い」
松岡の声にどこからともなく現れる神崎。
相も変わらず、彼の顔には生気がない。
だが彼は松岡幸司、仮面ライダーゴートを睨んでいた。
「そう警戒するな。もう俺はキサマから何も奪いはしない」
肩をすくめながらゴートは神崎の顔を見る。
「ライダー達が本格的に戦いを始めれば、俺も真面目に戦うさ。だがそれまでは遊ばせてもらう」
「・・・・・お前の願いは何だ?」
神崎が言う。だがゴートは答えない。
「貴様がこの戦いを邪魔するだけの存在ならば排除する」
「俺の願いは・・・・そうだな、永遠の命だ」
「・・・・」
「永遠の憎悪と、絶望と、破滅を味わう・・・・」
その言葉を聞き終わると、神崎は消えた。
「・・・・もう帰ったか。せっかく作ったんだがなあ」
そう言ってゴートが空を見上げる。そこにはビルに吊されたモンスターの姿があった。
全身が傷だらけで、すでに原形をとどめてはいなかった。
それを見上げ、ゴートは笑い、歌った。
「ただの絶望では物足りない。ただの憎悪では程遠い。
深淵の絶望を、一心不乱の憎しみを、私に」
189ゴート紹介3:03/08/16 11:51 ID:1Fg3iyeh
えーと長々と書いてしまいましたが彼の性格はこんな感じです。
もし使いづらかったらドンドン性格を改造してやってください。
もともと電波なヤツなので問題ないと思われます。
190名無しより愛をこめて:03/08/16 19:58 ID:7+ICwACT
仮面ライダー砂震(砂塵とかけてまつ)
変身者:雪原 諒弥(ゆきはら りょうや)
身長:180cm
体重:68kg
ジャンプ力:9.5m
走力:100mを7秒
パンチ力&キック力共に:300AP
最大視力:約12km
最大聴力:約13km
契約モンスター:アリ地獄型モンスター 砂漠の刃:『デザートクラッパー』(4000AP)
砂の中からこんにちは といった感じ
召喚機:「砂召刃:『クラップバイザー』(ペンチ型 時代はシザースピンチ)」
シュートベント:バイザーを腕ごと地面に突っ込んで砂の魚雷を生成、
敵目掛けて発射『デザートチェイサー』(2000AP)
ウェイブベント:砂の鉄砲水で相手を押し流す(1000AP)
アドベント:デザートクラッパーが出現し、両腕の鋏を取り外し、
ブーメランよろしく鋏を相手に投げつける (モンスターAPに依存)
ファイナルベント:デザートクラッパーが砂震の後ろに出現し、その場でジャンプした砂震を
タイミングよくキャッチし、ジャイアントスイング。
  その後敵目掛け投げつけられた砂震が横回転しながら敵を切断する。
「デザートサイクロン」(5000AP)
191名無しより愛をこめて:03/08/16 20:01 ID:7+ICwACT
雪原 諒弥…34歳
職業…内閣総理大臣
好きな物(人間)…エビ料理だったら何でもよし、鴨鍋、自分の感性で面白い人間、精神統一etc.
嫌いな物(人間)…ピーナッツ、自分の感性で面白くない人間、思想的な行為、アングラサイトetc.

彼、雪原諒弥は他の立候補者に若者からの圧倒的支持による投票で、
見事当選し、若干34歳で総理に任命された。
任命されてからは、隣国との外交や国内の福祉、経済改革を進め、
支持率は90%を超えた。
しかし彼には思う所が一つあった。
それは、他人の上に立つ人間は他の人間より優れていなければならない。
よって、まず自分が何者よりも勝っていなければならない…。
そう考えた彼はライダーに選抜に来た神崎に、願いとして『誰よりも優れた能力』を所望した。
192ランバー作者:03/08/17 15:56 ID:WzCTyT0t
>>164に書かれている13人が正式メンバーなのかな?
契約モンスターのリストを見るとなにげにバランスが取れていますね。

>>186
ギニャーー!うまいッス!!
193仮面ライダー伐 第二話・1:03/08/17 19:06 ID:nZSnT86U
殲駆を倒し、ミラーワールドに佇む三人のライダー、伐、エッジ、ヒット。
「ヒット・・・助けてくれたのか」
「ああ、一応はな。ところでそいつ、まだブランク体のようだが俺達のチームに引き入れるのか?」
ヒットが伐を指し示す。その声は敵意こそ持っていなかったものの、好意的というほどでもなかった。
「おい、チームってなんだよ。この世界はなんなんだよ」
「その事は元の世界に戻ってからおいおい話す。それに時間切れらしいからな」
エッジがそう言うと、三人の体から湯気のように粒子が立ち始めた。
「この世界には10分弱しかいられない・・・よく覚えておいた方がいい」
「おい、ちょっと待てよ、おい」
突入した場所から元の世界に戻っていくエッジとヒットを追い、伐も慌てて自分がミラーワールドに入って
来た場所へと駆け出していった。

「君が、伐か・・・」
その日の夜、洋食屋『バース』に呼び出された夏見を待っていたのは、飄々とした風体の男だった。
「あなたは・・・?」
「あ、紹介が遅れたな。俺の名前は叶 祐二(かのうゆうじ)、仮面ライダーエッジだ」
「!あなたが・・・昼のときはありがとうございました」
「いや、気にしないでくれ。俺はライダーを助ける事を目的にしてるんだからな」
顔に少し照れを浮かべながら、叶は頭を掻く。
「叶さん、教えてください。あの世界が何なのか、そしてライダーとは何か」
「ああ」
にやけた顔から一転し、叶は真剣な眼差しを夏見に向けた。
194仮面ライダー伐 第二話・2:03/08/17 19:06 ID:nZSnT86U
夏見を前に、叶が全てを語り始める。
「あの世界は、鏡の中のもう一つの世界『ミラーワールド』だ。あそこに行ける存在はただ二つ、一つは
 俺達のような仮面ライダー、もう一つは神崎だ」
「神崎って・・あの夏なのにコート着てた人ですか?」
「ああ、奴は生きているのか死んでいるのかすら判らない。が、目的ははっきりしている。『亡くなった
 妹の蘇生』だ」
「亡くなった妹を生き返らせる?どうやって?」
「神崎の妹・・優衣は、19歳の誕生日に交通事故に逢って死んだらしい。神崎はその妹を生き返らせる為
 『ライダー同士の戦い』という出来レースを仕組んだんだ。仮面ライダーとなった者はお互いに殺し合う。
 そして最後の一人となった者は、一つだけ願いが叶う事になっているんだ」
「それと、神崎が妹を生き返らせようというのにはどういう関係があるんですか?」
「そう、それが出来レースなんだ。神崎は鏡像ライダーという存在をミラーワールドに放った。俺達がさっき
 戦った奴もそうだ。神崎は鏡像ライダーを使って仮面ライダーを殺し、そして全員が死んだ時点で自分の
 分身をライダーにして、まんまと自分の願いを叶えようとしているんだ」
叶は淡々と語り続ける。
「そんな・・・それじゃ俺達、ただの捨て駒じゃないですか!酷いじゃないですか!」
「落ち着け」
ドンと叶が夏見の目の前に置いた物は、様々な食材の混ざった、何か。
「これは・・・?」
「うちの店のまかないだ。食っていいぞ」
「えっ、いいんですか。いただきまーす」
夏見はさっきまでの怒りはどこへやら、喜んで目の前の食事にパクついた。
「うまい!一人暮らしだったからロクなもん食ってなかったんですよ!」
「・・・・・」
叶はそんな夏見の単純さに、苦笑を禁じ得なかった。
195仮面ライダー伐 第二話・3:03/08/17 19:07 ID:nZSnT86U
「食べながらでいいから聞いてくれ」
無我夢中で食事を続ける夏見に呆れながらも、叶が話を再開する。
「鏡像ライダーから身を守る為、何人かのライダー達は一旦戦いを止め共闘するようになった。とりあえず
 目の前の脅威を振り払う為にな。必然的にこの戦いはチーム戦となったんだ」
「ああ、それであのヒットとかいうライダーと手を組んだんですね」
「その通り。あいつはあいつで願いはあるらしいが、いかんせん一人では能力が不足していたらしい。奴は徹底的な
 遠距離タイプだったから接近戦に弱かったんだな。それで、接近戦に特化したライダーである俺に共闘を
 申し出てきたんだ。」
「そうだったんですか。てっきり叶さんかヒットのどっちかが弱みを握ってるのかと思いましたよ」
「弱み・・・ハハハ」
叶が苦笑いを浮かべる。
「で、どうする?」
「え?」
「俺達のチームに、入る気は無いかい?」
叶は笑いながらも万が一の場合に備えて構えをとっている。そんな様子を見ながら、夏見はじっと考え込んだ。
「・・・・・入ります」
「そうか!入ってくれるか!」
「はい。俺だって鏡像ライダーなんて訳のわからない奴に殺されるなんてゴメンですからね。よろしくお願いします、
 叶さん」
顔に付いた米粒を拭きながら、夏見は叶が差し出した手をぐっと握った。

同時刻、ミラーワールドの中。
殲駆が倒された場所に現れた神崎が、空中に向けてそっと手をかざした。
すると、どこからか風が吹き始めて飛び散っていた粒子が一箇所に集まり始める。集まった粒子は段々と形を持ち、
やがて、元の姿・・・殲駆に戻った。
「イキカエラセテクレタノカ、カンザキ」
「ああ、あまり早く消えてくれると困るのでな。おまえは所詮プロトタイプだ、消えるならもっとデータを集めて
 くれないとな」
「プロトタイプ・・・フン!ライダーハオレガゼンメツサセル!」
捨て台詞を残し、殲駆は神崎の前から姿を消した。
「意思を持たせすぎたな・・・次の鏡像ライダーは、もっと従順にしないといけない」
神崎もまたそう呟き、ミラーワールドから消えた。
196仮面ライダー伐 第二話・4:03/08/17 19:07 ID:nZSnT86U
次の日の朝、夏見はボリサブに電話をかけた。
「すいません店長、今日は遅番に変えてください」
「なんだと!君はいちいちいちいち・・・」
石井店長の声を聞く前にガチャと受話器を置き、夏見は出かける準備を始めた。
行き先は郊外にある『えのき競馬場』だった。

馬が走る度に歓声と怒号が起こる場所、競馬場。
そんな異様な熱気に包まれた観衆を掻き分けるようにして、夏見と叶は進んでいく。
その先にいたのは、一人の男。
「おらー、走れー。いけー」
他の観客と同じように馬に罵声を飛ばしている、一見どこにでもいるような男。しかし彼もまた、神崎によって
選ばれたライダーだったのだ。
「あの人が、ヒットですか?」
「そうだ、少しここで待ってろ」
夏見を一旦止めると、叶はその男に向かって歩き出した。
「依城、勝ってるか」
「あ、叶か。今日は少し儲けたぜ」
依城と呼ばれたその男は、すこし面倒そうに顔をもたげる。年は夏見や叶とそう違わないだろうか。だが夏見には、
彼が自分よりもかなり年上に見えた。
「今日は新しい仲間を紹介しに来た。仮面ライダー伐だ」
そういって叶は、依城の前に夏見を引っ張ってくる。
「え、えっと、新しく仮面ライダーになりました、皇 夏見といいます」
「ふーん、この頼りないのがねえ。で、俺達のチームに入る気はあるの、無いの」
「あ・・と・・一応あります」
依城の素っ気無い声に戸惑いながら、夏見は答えた。
「そうか。で、叶、こいつはもうモンスターと契約したのか?」
「あっ、そうか。君はまだブランク体だったんだね」
叶がばつが悪そうに頭を掻く。どうやらすっかり忘れていたらしい。
「ふーん。じゃあ、こいつを『突き落とす』か」
「そうだね。『突き落とせ』ば、いい契約モンスターが見つかるかもね」
叶と依城はそう言うと、夏見の方を向いて笑いを浮かべる。
「???」
197仮面ライダー伐 第二話・5:03/08/17 19:09 ID:nZSnT86U
「ウワァァァン!!」
夏見はトイレに連れていかれると、いきなり叶と依城からミラーワールドに突き落とされた。
「なんだよなんだよ!『歩き回ってればそのうち強いモンスターに会えるからそいつと契約しろ』って!」
怒り心頭なまま伐ブランク体となった夏見は、しかしその数秒後に再び悲鳴を上げることになった。
「ウワァァァァァァン!!」
そう、ミラーワールドはモンスター達が跳梁跋扈する魑魅魍魎の世界なのである。
際限なく追ってくるミラーモンスター達に、伐はなすすべも無く逃げるしかなかった。
「こんなのあるかよっ!キリが無い!」
孤独なランナウェイの中、夏見は一匹の巨大なモンスターに瞠目した。バッタ型モンスター、ジャッジホッパー。
その巨大な体躯に似合わない機動力と飛行能力で、伐を追い続ける。
「こいつなら・・・いけるかもしれない!」
急降下してくるジャッジホッパー。
伐を食べようとする巨顎を前に、伐は契約のカードを突きつけた。
「頼む!俺の契約モンスターになってくれぇっ!」
間一髪、ジャッジホッパーの体がカードの中へと吸い込まれていく。その瞬間、伐は自分の体内から何か熱い物が
こみ上げてくるのを感じていた。

キィィン・・・キィィン・・・
「ギャアッ!」
競馬場で突然上がった悲鳴に、叶と依城が駆けつける。そこには観客席の飲み物のこぼれた場所から人間を
引き込もうとする、イソギンチャク型モンスターの姿があった。
「どりゃっ!」
モンスターにタックルを食らわせると、二人はトイレに駆け込む。
「変身!」
その掛け声と共に、仮面ライダーエッジ、ヒットがミラーワールドに突入した。
「フフフ・・・カカッタナ」
エッジとヒットの後方から、聞き覚えのある声がした。
驚いて二人が振り返ると、そこには倒したはずの鏡像ライダー、殲駆が立っていた。
「貴様・・死んだんじゃなかったのか!」
「カンザキニフッカツサセテモラッタノダヨ。コンドコソ、キサマラヲタオシテヤル!」
指を鳴らす殲駆。湧きだす3体のイソギンチャク型モンスター『シーチャッカー』
4対2の戦いが始まった。
198仮面ライダー伐 第二話・6:03/08/17 19:09 ID:nZSnT86U
「デエイッ!ヤッ!」
前回の戦いが嘘だったかのように、激しい勢いで殲駆が迫る。
「くそっ、鏡像ライダー必死だな!」
『ミストエッジ』による殲駆の二刀流を受けながら、エッジはその体に蹴りを喰らわせる。
「グッ」
殲駆の体が離れた隙に、エッジはノエルバイザーにカードを装填した。
「ファイナルベント」
契約モンスターであるノエルチャイルの糸にシーチャッカーが絡めとられる。それを手早く切り刻み、エッジは再び
殲駆へと向き直った。
一方ヒットも、二体のシーチャッカーを相手に立ち回っていた。
「シュートベント」
ヒットの肩に巨大なミサイル『ブレットミサイル』が召喚される。
「これでも喰らえってんだ!」
爆音を立てて発射されるブレットミサイル。その破壊力は凄まじく、片方のシーチャッカーが跡形も無く消え去る。
「これで残りは鏡像ライダーとモンスター一体か、楽勝だな」
「ナメルナ!ゲスドモ!」
「ファイナルベント」
ヒットとエッジが一瞬油断した隙に、殲駆の契約モンスター「ミストアント」が二人に噛み付いた。
「ぐぅっ!」
動けなくなる二人に、殲駆が迫る!
「キエロキエロ!ヒカリニナレッ!」
殲駆の手に持つ短剣ミストバイザーの刃が、エッジとヒットに迫る。
「マフラーベント」
殲駆がミストバイザーで二人を刺そうとした瞬間、どこからか伸びてきたマフラーが二人の体を
ミストアントから引き剥がした。
199仮面ライダー伐 第二話・7:03/08/17 19:11 ID:nZSnT86U
「?!ナニモノダ!」
「殲駆、これ以上貴様の思い通りにはさせない!」
刹那、殲駆とシーチャッカーはライドシューターの体当たりで吹き飛ばされた。その中からライダーが現れる。
濃緑の体に真っ赤なマフラーをなびかせる、そのライダーの名は・・・
「伐!モンスターと契約したのか!」
「はい、飛び切りイキがいいやつとね」
ブランク体から、完全なライダーとなった伐。その後ろでは、ついさっき契約したばかりのジャッジホッパーが
有り余る体力を発散させるように飛び回っている。
「キサマァ、タオシテヤル!」
「それはこっちの台詞だよっ!」
「ソードベント」
ジャッジホッパーの羽を模した長剣「ジャッジウィング」を手に携え、伐はシーチャッカーに向かっていく。そして
勢いに任せてシーチャッカーの体を一刀両断した。
「ナニイ!ドコカラソンナスパワーガ?」
「これは怒りだ!お前のような、人の命を奪う存在に対しての怒りだぁ!」
「ファイナルベント」
伐は颯爽とジャッジホッパーの上に乗ると、殲駆に向けて突撃する!
「とりゃああ!」
伐のキックとジャッジホッパーの体当たりを喰らい、殲駆は二度と再生できないほど木っ端微塵になった。
「伐」「伐・・・」
ヒットとエッジの目の前に、一人のライダーが立つ。
それは新たな物語の幕開けだった。

「ふふっ、弱い奴らが集まってるんね」
「所詮烏合の衆だ、俺達のチームワークには敵うまい」
伐、エッジ、ヒットを見つめる二つの影。
「まあ、今現れた奴はそこそこイケてたけどね」
「標的にするか・・・」
鏡像ライダーとの戦いではない、ライダー同士の戦いが、始まろうとしていた。
―「ミストエッジ」のカードがフェードインして終―
200バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDs :03/08/17 19:14 ID:nZSnT86U
コテハンにしてみました。今回の話はどうだったでしょうか?
次回はメシアと羅剛が登場予定です。敵となる鏡像ライダーやモンスターも投下お願いします。
201名無しより愛をこめて:03/08/17 19:22 ID:uhNYnRoo
正直面白いッス!
続きが早く読みたい・・・・
202名無しより愛をこめて:03/08/17 22:45 ID:ngyeT3+7
>>192
後にオーディンに繋がる(?)鏡像ライダーは全部ひっくるめて1人カウントとして、
オルタナティブ系は除外して13人では?
つまりあと164に正式ライダーあと余裕二人。
174のヘラ(設定は良いとして武器のAP・GPだけは修正した方が良い様な)、177のゴスペルを入れれば良いのでは?
190-191の砂震は設定的に他のライダーと絡むのが難しそう。

まあ元々自分のライダーを考えるのが目的で統合したSS企画は後付けだから
使いやすいキャラを適当にチョイスすれば良いとも思いますが。

>>193-199
乙です。続き楽しみにしています。
203スナイプ紹介前:03/08/17 23:03 ID:kPDhL02o
今日、また一人死んだ。
オルタナティブ・エッジ。
藍川明菜。

オルタナティブの試験者の一人だった彼女は教授達と一緒にオーディンと戦い、死んだ。
「くっ・・・」
戻ってきた香川教授は、平静を装っていたが唇を噛み締め、
「ちくしょう!!」
仲村は拳を床に打ちつけ泣いていた。
「・・・・・・」
そんな仲村を見るアイツ、東條の眼が氷の様に冷たく、蔑むような眼だったと覚えている。
「あ〜あ・・・」
その時、僕は別にどうとも思わなかった。

教授が戦う理由は英雄的行為を行うため。
仲村が戦う理由は復讐のため。
東條が戦う理由は英雄になるため。
僕が戦う理由は―。
204スナイプ紹介後:03/08/17 23:04 ID:kPDhL02o
「変身」
鏡の中へと黒と金の装甲に覆われた戦士、オルタナティブ・スナイプが入っていく。
林の中で相対するモンスターはメガマウスのモンスター、アビスイーター。
『ソードベント』
スナイプは手にスラッシュダガーを握り、アビスイーターに襲いかかる。
アビスイーターも肘に生えた刃で応戦するが効果は薄い。
追い詰められたアビスイーターは胸部の噴射孔から高圧の水流を吐き出し、スナイプを吹き飛ばす。
「ハァ・・・ハァ」
スナイプの手に一枚のカードが握られ、スナイプバイザーの銃身に通される。
『バレットベント』
次の瞬間、スナイプバイザーから徹甲弾が放たれ、アビスイーターの胸部を貫き、砕く。
[ギャアァァァ!!]
そして苦しむアビスイーターの胸を何度も何度も貫き、切り裂き、抉った。
「アアアアァァァァ!!」
妙に興奮していた。自分の心臓の音が聞こえ、体が熱くなり・・・。

仲村「なぁ・・・宮内」
宮内「なんだい?仲村くん」
仲村「お前って、戦ってるとき、お前らしくないよな」
宮内「何言ってんの?僕は僕だけど」
仲村「そうじゃなくてな・・・」
宮内「分かった!僕の外見がオルタナティブに」
仲村「違うわい!」
205スナイプ紹介終:03/08/17 23:10 ID:kPDhL02o
こんな感じで、コイツは普段はボケで戦いの時は興奮する性格です。
あと書きにくいようだったら煮るなり焼くなり
好きにいじっちゃってください。
オルタナエッジは気にしないでください。
206羅剛紹介SS(1):03/08/19 01:36 ID:iPijz3qC
MWで激突する二つの影があった。
1つは仮面ライダーエッジ。
もう1つは丸みを帯びた西洋甲冑のようなスーツをまとった仮面ライダー羅剛。
「今言ったことを聞いていなかったのか?。お前は神崎に騙されているんだぞ!」
羅剛のタックルをかわし、ビルの上に飛び上がりながらエッジが叫ぶ。
力では叶いそうになかったが機動力では自分が上回っていることをエッジは悟っていた。
距離をとればひとまずは大丈夫だろう。
「話があるっていうから、どんな面白い話かと思って黙って聞いていたら……」
羅剛がだるそうにビルの上のエッジを見上げる。
「白ける話だな。この戦いを止めるだと?」
「そうだ。ライダー同士が戦っても喜ぶのは神崎だけだ。
 ライダーの力はライダー同士で協力し、人々を守るために使うべきだ」
「……神崎が俺達を騙しているという証拠は?」
「今すぐには出せない。だが俺達と行動をともにすれば見せることが出来る。」
羅剛はふっとため息をつき肩をすくめると
次の瞬間傍らにあった自動車を持ち上げエッジのいるビルの方に投げ上げた。
207羅剛紹介SS(2):03/08/19 01:37 ID:iPijz3qC
「なっ!?」
エッジは慌ててビルから飛び降りた。
その背後でさっきまでエッジがいた場所にめり込んだ自動車が爆発炎上し、
エッジは爆風と破片に晒された。
痛みをこらえて何とか着地したエッジに向かい走りながら羅剛がカードをバイザーに挿入すう。
「スイングベント」
地面から飛び出た鎖を引き抜き、
鎖の先についている直径1mはある鉄球をエッジに向かって投げ放つ。
「ソードベント」
エッジもネックブレードを召喚し、鉄球球を払いのけようとするが
勢いをつけたそれを払いきることが出来ずわき腹に命中する。
うずくまるエッジに羅剛がゆっくり近づく。
「神崎が最終的に何を望んでいるのか? それは大して重要な話じゃないな」
エッジの顔を蹴り上げる。エッジは身を反転してかわしてネックブレードを突き出すが、
羅剛はそれを鉄球-アースハンマーで受ける。
「重要なのは、今、ここで、俺が、ライダーとして存在することだ」
一言一言噛み締めるように言う。
「お前も神崎に選ばれデッキを渡されてライダーになった人間だろう?」
微妙に特殊な事情でライダーになったエッジ-叶は黙っているが羅剛は続ける。
「お前は…お前は向こうの世界に未練があるのか? あんな薄汚れたつまらない世界に」
208羅剛紹介SS(3):03/08/19 01:37 ID:iPijz3qC
エッジは相手と武器を付き合わせた体勢で相手を凝視していた。
(何だこいつは? 何を言っているんだ?)
「変わりばえなく続く日常… 世間体を気にし
 くだらないことで神経をすり減らすだけで消費されていく生…
 あそこはつまらない所だ。
 だが、MWは違う。ここなら俺は選ばれた仮面ライダーとして生を実感できる。
 俺は最近思うことがあるよ。今ここで戦っているこの俺こそが本来の俺の姿。
 あの薄汚れた世界であくせくしている姿こそ仮面ライダー羅剛が見ている夢なんじゃないかってね。
 そのためにはこのバトルを中断させるわけには… ん?」
エッジは震えていた。先ほど受けたダメージ以上の不快感がその身を覆っていた。
ミュージシャン(の卵)としての叶の感性はもう限界だった。
生命の情熱を、喜びを、歌にして伝えたい叶にとって羅剛の唱える世界への呪詛は拷問にも等しい。
「この偏執狂が!!」
羅剛を蹴り飛ばす。羅剛も演説に夢中になり過ぎていたのだろう。あえなくよろける。
「ファイナルベント」
どこからともなく現れたノエルチャイルが糸を吹きかける。殺すわけにはいかない。
だがバイザーを破壊して戦闘力を奪い去ればひとまず何とかなるかもしれない。
だが羅剛も反応していた。
「ガードベント」
羅剛の周囲の地面が盛り上がり、土塊がその身を覆う。
一瞬の後土塊が引くと、更に巨大な、禍々しささえ感じる装甲をまとった羅剛の姿があった。
羅剛は絡みついた糸を力任せに引きちぎり、バイザーを破壊しようと飛び込んだエッジをはたき落とした。
209羅剛紹介SS(4):03/08/19 01:38 ID:iPijz3qC
「ぐう!」
倒れたエッジの首を羅剛が掴んだ。
(命を奪わないように手加減はした。だが、ここまであっさり破られるとは…
 モンスターの力の差か…)
「俺を狂っていると言ったか? そうだな、お前から見ればそうかもしれん。」
羅剛はエッジの首を握ったまま地面に叩きつけた。エッジの身が地面にめり込む」
「もちろん俺から見れば逆だ。おそらくどちらかが狂っていてどちらかが正気なのだろうな」
地面にめり込んだエッジをそのまま引きずる。エッジの全身に激痛が走る。
「ではどちらが正気なのか誰が決める? 誰が正気なことを保証してくれる?」
エッジの首の指に力を込めたまま、更に深く埋まるように地面に押し付ける。
「結局は勝ち残った方が定義するしかあるまい。
 そして俺を狂っていると言ったお前の正気はお前に何をもたらしてくれるのかな?」
羅剛はぐったりしたエッジの体を引き抜くと、無造作に投げ捨てた。
「ざまあねえな!」
羅剛の手にファイナルベントのカードが握られる。
だがその瞬間、エッジの手にノエルバイザーがあった。
凄まじい閃光が羅剛を襲った。
210羅剛紹介SS(5):03/08/19 01:39 ID:iPijz3qC
羅剛−汀十郎(みぎわ じゅうろう)は現実世界に戻っていた。
閃光に目が眩んだ隙にあのライダーには逃げられたようだ。
だがまあいい。また楽しませてくれるだろう。
「遅いぞ汀! 昼休みの時間はとっくに終っているぞ」
「すみません課長、ちょっと野暮用がありまして。
 すぐに打ち合わせに入ります!」
平凡なサラリーマン汀十郎の生活が再開する。
だがこれはMWで活躍する仮面ライダー羅剛が見る一時の夢でしかない。
羅剛が目覚めれば消える儚い世界のことでしかないのだ。
211206-210:03/08/19 01:54 ID:iPijz3qC
読んでくれた方ありがとうございます。羅剛製作者(件ローズ作者でもあったのですが)です。
本編SSで羅剛を使っていただけるということで以前何となく考えていた羅剛の話を
エッジを借りて書いてみました。
もう羅剛登場SSを書き始めていたら今更こんなもの上げられて邪魔なだけかもしれませんが、
汀の狂気や羅剛の戦い方(龍騎の「火」ナイトの「風」タイガの「氷」みたいに「地」の属性を持つイメージ)
等参考にして頂けたら幸いです。不都合なようでしたら適当に無視して下さい。

あと伐本編開始時ではグロウベントを入手していないようでしたので3000APの弱い契約モンスターでしか
ないと解釈して羅剛にボコボコにさせてしまいましたがこの設定もこちらの勝手な解釈です。
(時系列は伐本編開始前、ヒットと組む更に前辺りをイメージしています)

またローズSSと被らないように注意したつもりでしたが、
結局バトル反対ライダーが手を出しあぐねている内に好戦的ライダーにぼこられるだけの話に
なってしまった感があり、反省しています。
ローズの時も書きましたがライダーの性格、戦い方の説明としての意味が強いととらえて下さい。

それではまた
212名無しより愛をこめて:03/08/19 22:06 ID:SKWW8p/i
仮面ライダー伐おもしろいな・・・
チーム制と言うのがいい。
213ランバー作者:03/08/19 22:11 ID:Yf+1p7Zk
↑どのSSもレベル高く、面白かった。皆様素敵です。
じぶんもヘルマスターのSS書きたくなってきました
214名無しより愛をこめて:03/08/20 19:47 ID:zVG60yC3
面白いSSが増えて来てますね。
読み応えのある物が殆んどで、実に素晴らしいと思います。
SS書きの方は、これからも頑張って下さい。
215鏡像ライダーSPIRIT:03/08/20 20:37 ID:4y3rAPV6
さすがに前々スレで作ったライダーじゃSSに出しづらい罠。

ここは別に本編ライダーを混ぜていい手塚?
ヤラレ役だからそのほうがSS書きやすいん手塚。
216名無しより愛をこめて:03/08/20 21:02 ID:zVG60yC3
>>215
出したいライダーは作者の方が勝手に決めて良いそうです。
217名無しより愛をこめて:03/08/21 19:55 ID:RrgV+pow
人いねーよ、ヌワァァァン(AAry
もっとモリup汁!
218名無しより愛をこめて:03/08/21 20:44 ID:RrgV+pow
暇なのでまたSSでもまとめるか…。
219龍騎ライダーVSオルフェノク:03/08/21 21:37 ID:25OEMvTl
薄暗い路地裏…男が行き場を…いや、逃げ場を求めて走っている…
男は人の多い所が好きではなかった。だから、よくこの路地裏を使用していた…
家までの近道が在るのだ。
だが今日は違っていた…いつもの様に路地裏を歩いていたら
突然、目の前に頭を金髪に染め、
様々なアクセサリーを身に付けた目つきの鋭い少年が、目の前に飛び出てきた…
男は唖然として声が出なかった…まるで蛇に睨まれた蛙の様に…
少年は低くこう言った。"お前でイイや…"
次の瞬間少年は、怪物…その単語に相応しい異形の生物へと変化した…
男は抜けた腰で必死で逃げ出した。
男は思う…"あの化け物は一体なんなんだ"と。
男の後方で黒い人影が現れた。徐々にハッキリしてくるその姿は、
先程の怪物のものだった…
怪物はまるで狩りを愉しむかのようにゆっくり、そして着実に近づいてくる…
その時不意に黄金の羽のようなものが舞い、そして目の前に奇妙な姿の人物が現れた…
その人物は男を一瞥すると怪物の方向に視線を戻し、奇妙な事を口走った。
"虎の力を体現したか…"怪物は動きを止め横のコンクリートのねずみ色の壁に、
先程の少年の上半身が映りこむ。
それはまるで、映画館のスクリーンに映し出された映像の様だった…
"お前…オレ達の事を知っているのか… 何モンだ、お前…"
話し掛けられた当の人物は気にも止めず、ゆっくり戦闘態勢に入った…
220名無しより愛をこめて:03/08/21 22:33 ID:YKH/KSro
>>219
うおっ!?
例のオルフェノクとの戦いのプロローグ的な話か?
オデンが…、オデンが〜!
221名無しより愛をこめて:03/08/21 22:34 ID:gOU2reaX
はじめまして。ライダー共闘スレから来ました。
あちらでもかいたのですが、ライダー二人考えたんです。
ゲルニュートと契約した忍者風ライダー、ワイルド&シールドボーダーと契約した脳みそ筋肉ライダー。

あ、まだ名前もないけどアビス2体と契約したのも考えていたっけ。

モンスターが被ったとか、そういうの問題無いっすか?
222名無しより愛をこめて:03/08/21 22:56 ID:YKH/KSro
>>221
ようこそ、オリジナルライダースレへ。

>モンスターが被ったとか、そういうの問題無いっすか?
モンスターは被っても問題なし。
223名無しより愛をこめて:03/08/21 23:26 ID:gOU2reaX
>222
早速ありがとう御座います。では、過去スレは読まなくてもオーケー?いえ、折を見て読みますが。
ちょっとみたらアビスたちはありましたね。

実は某シャア板と掛け持ちなのでここにはそうそうこられません。それでよければ何とかしてみます。
224仮面ライダー伐 第三話・1:03/08/22 17:21 ID:tJ++YUbj
洋食屋「バース」。そこは叶 祐二が働いている店である。
「叶、これも追加だ」
「はーい・・・って、こんなにあるのかよ!」
叶は目の前にある大量の皿に一瞬眩暈を起こした。一番下っ端の叶には、これでもかという位の下仕事が
待っているのだ。
「くそ、こんな生活早く脱出してみんなに俺の音楽を聞かせてやる」
そのハードワークにもめげず必死になって働く叶。彼の夢、ミュージシャンになる間での道は遠いと自分でも
自覚している。それでも頑張れるのは彼の負けず嫌いの性格に拠るところが大きい。
やっと皿洗いを終えて他の人に渡そうと首を上げた瞬間、叶は自分の首筋に鈍い痛みを感じた。
「ぐ・・・あの時か」
叶の脳裏に、一ヶ月ほど前の戦いがありありと甦る。首の痛みはその時に負った傷である。
「仮面ライダー羅剛。恐ろしい奴だった・・・」

カードゲームショップ「ボリサブ」
「うーん、重い・・・額に汗を流して働く俺って偉いなぁ、かっこいいなぁ」
先日勝手に遅番に変更したあてつけで、夏見は石井店長からこれでもかという位の仕事を言いつけられていた。
今も重い荷物を持たせられ、夏見はひいひい言っていたのだ。
「まったく、うちの店長と来たら」
「しょうがないですけどね。なんでいきなり交替の変更したんですか」
「まあ、色々あったんのさ」
後輩の宮崎とそんな与太話をしていると、レジの方から声がする。
「皇君、すまないがおつかいを頼めないか」
石井店長がひきつった笑顔で言う。どうせまたろくでもない仕事だろう。しかし今の夏見にはそれを断る事ができる
権限など無かった。
「はい、OKです・・」
夏見はげっそりとした顔で仕事の内容を聞きに石井店長の方へと歩き出していった。
225仮面ライダー伐 第三話・2:03/08/22 17:22 ID:tJ++YUbj
「今日はおつかいか・・・全然やる気ないや。問屋の『何蚊帳産』から商品を取って来いって、あの店ボリサブから
 えらく離れてるじゃないか・・・ちぇっ」
ぶーぶー不満を垂れつつも、夏見は店の車に乗り込もうとする。その時、彼のポケットからカードデッキが落ちた。
しかし夏見はそれに気づかないまま車を飛ばして何蚊帳産へと向かっていった。

夏見が行ってから少ししたころ、ボリサブのある通りを歩く二人の人間がいた。片方は20代後半くらいの太った男
もう一人は20代前半位のガリガリに痩せた長身で、どちらも眼鏡をかけている。
彼らがボリサブの前を通り過ぎようとした時、
「お、これは」
「これは!」
二人は夏見が落としていったカードデッキを発見した。
「カードデッキだ!」
「それもライダーのカードデッキだ!」
「ひーろった」
太った方の男が素早く伐のデッキを拾い上げる。
「あっ!独り占めか?」
「そんな訳無いだろ!」
太った男と痩せた男は口論しながらデッキを取り合い始める。そんな中、いつの間にか彼らは意図せずして
あらぬ方向へと歩を進めていった。
「これはちゃんと持ち主に渡して、正々とライダーバトルで・・・!」
足場が無い。そう思った二人が一旦口論を止めて下を見た瞬間・・・。
「わー!穴に落ちたー!」
「おぅい、あんちゃん達ぃ、そこは工事中のマンホールだべさ」
工事現場のおじさんが呼びかけた時には、二人は既にマンホールの底、果てしない闇の彼方へと消えていた。

同じ頃、夏見はそんなことも露知らずに何蚊帳産で商品を受け取っていた。
226仮面ライダー伐 第三話・3:03/08/22 17:22 ID:tJ++YUbj
「店長、行ってきましたよ。何蚊帳産に」
「ご苦労だったな、皇君」
車から降ろした商品を倉庫に積み上げ、夏見はようやく一息ついた。
「大変でしたね、先輩」
「ああ、あそこまでは遠いからな・・・」
「全くですね。所で、前に拾って付けてたカードデッキはどうしたんですか?」
後輩の宮崎に指摘されて、夏見はようやくデッキを落としたことに気がついた。
「えっ?ああっ、本当だ!どうしよう!」
パニックに陥る夏見。それを不思議がる宮崎。
「どうしたんですか先輩、あんなものにそんなに驚いて」
「あれは普通のデッキじゃないんだよ!ちょっと探してくるから留守を頼む!」
夏見は慌ててボリサブの店先へとカードデッキを探しに走っていく。そんな夏見の姿を見送りながら、宮崎はまた
前に見せたような凶悪な笑顔になる。
「へっ!・・・ライダーのデッキなら、そりゃ必死にもなるわな」

「おまえ、本当にデッキを落としたのか?」
暇だろうからと呼び出された依城が、腰を屈めて地面を探し回っている夏見に問い質す。
「ああ、どこにも無いんだよ・・・この辺りで落としたはずなんだろうけど」
「おまえの働いてる店で売ってるデッキケースでも付けとけば?」
「な・・馬鹿にすんな!」
夏見が怒って立ち上がろうとした時。
「き、君の探しているのは・・・これじゃ・・ないかな・・」
夏見と依城の後ろから、か弱い声が聞こえた。
「えっ?・・・って、大丈夫ですかぁ?!」
振り返った夏見と依城が見たもの。それはマンホールから落ちてボロボロになった、太った男と痩せた男の見るも
無残な姿であった。そして彼らの手にあったものは・・・
「俺のカードデッキだ!有難うございます」
夏見は喜んで目の前にいる二人の手からカードデッキをふんだくった。
227仮面ライダー伐 第三話・4:03/08/22 17:22 ID:tJ++YUbj
「どうもありがとうございました。貴方達は・・?」
デッキの汚れを拭き取りながら、夏見は目の前の汚い二人に話しかける。
「このデッキを持ってきたという事は、俺達が何者かは判ってるつもりだろうな?」
「ま、まさか貴方たちもライダー?」
夏見は驚き、依城は咄嗟に身構える。
「その通り。俺は仮面ライダー羅剛、汀 十郎だ」
太った方の男が懐から羅剛のデッキを取り出す。
「僕は仮面ライダーメシア・・いや、正確にはライダーじゃないけど・・の篠原 恭介だよ」
痩せた方の男も額のバンダナからやけに小さいデッキを取り出す。
「おい、なんだかやけに小さいみたいだな」
依城が不審そうに篠原のデッキを見つめた。
「いや、実は僕擬似ライダーなんだ。神崎から貰ったんじゃなくて僕が働いていた研究所で作ったんだよ。今じゃその
 研究所は無くなっちゃったけどね」
「とにかくありがとうございました、えっと・・・右端の原さん」
ズーン。
その場にもやもやとした灰色の空気が漂い、汀と篠原はその場に固まった。

「さて、気を取り直していくか。」
夏見の鶏頭ショックからようやく正気を取り戻した汀が話を切り出す。
「あんたの後ろにいる男もライダーだろ?こうやってライダーが4人もいるってことは、一体どういうことなのか
 判っているな・・?」
「ライダーバトルか!」
「そうだ。俺と篠原はチームを組んでる。見たところお前達は・・?」
「一応は、チームだよ」
依城が面倒を持ってきた夏見を睨み付けながら言った。
「そうか、なら2対2だな。心置きなくやらせてもらうぞ!」
「望むところだぁ!」
売り喧嘩に買い喧嘩で勝負を受ける夏見、顔に手を当ててため息をつく依城。
夏見、依城、汀、篠原の4人は、近くにあった潰れたブティックのガラスの前に立った。
「変身!」「変身!」「変身!」「・・・変身!」
腰部にベルトが出現し、変身した4人は戦いのフィールドであるミラーワールドへと降り立った。
228仮面ライダー伐 第三話・5:03/08/22 17:23 ID:tJ++YUbj
「シュートベント」
ヒットが右手に拳銃『ブレットリボルバー』を携える。
「ソードベント」
伐が長剣『ジャッジウィング』を両手で持つ。
「でりゃぁあ!」
ブレットリボルバーがメシアに火を噴き、伐は羅剛に突撃する。しかし
「ガキィィン」
「き、効かない!?」
弾丸はメシアに全て弾かれ、伐は羅剛に小さな傷すらつけられないまま殴り飛ばされた。
「はっはっは、俺達は機動力を犠牲にして攻撃力と防御力を高めたライダーだ!そんな攻撃なんて全然効かないぜ」
「蚊が刺すような攻撃しか出来ないのなら、今度は僕達からやらせて貰うよ」
メシアと羅剛がカードを取り出す。
「スイングベント」
「アタックベント」
羅剛の手には巨大な鉄球『アースハンマー』、メシアの手には鋭い爪『ベアークロー』。
「とりゃあ!」
二体のライダーの半端でない打撃に、伐とヒットは20m程も吹き飛ばされた。悶え苦しむ二人。
「ぐああっ!」
「それで終わりなの?君達がくたばるまでまだまだ行くよ!」
「ファイナルベント」
メシアはバッタ型の契約モンスター『ジャンプスマッシャー』に飛び乗り、遥か上空から伐とヒットにキックを放つ。
「げはっ!があっ!」
伐とヒットの満身創痍の姿を見て、羅剛は高笑いを浮かべる。
「ふふ、ははははは、やはりライダーバトルは面白い!もっと俺に苦しみの叫びを聞かせろ」
羅剛の手に、ファイナルベントのカードが握られた。既に一度ファイナルベントを食らっている伐とヒットでは、
それを喰らえば致命傷なのは確実だろう。
「伐、ここに隠れろ!このままじゃやられるぞ!」
「は、はいぃ・・・」
「ディメンションベント」
間一髪ヒットが取り出したディメンションベント。伐とヒットは異次元へと退避し、二度目のファイナルベントを
受けることは回避された。
「!!どこに隠れた?」
229仮面ライダー伐 第三話・6:03/08/22 17:26 ID:tJ++YUbj
「くっ、奴らはどこに隠れた?」
辺りを見回す羅剛とメシア。しかし、どこにも伐とヒットの姿が見当たらない。その時
「ファイナルベント」
「ファイナルベント」
ハッと後ろを見た羅剛とメシアの眼前に、異次元から飛び出してきた伐と『ブレットストーム』に包まれたヒットが
ファイナルベントを決めようとする。
「ガードベント」
羅剛の体に追加装甲『アースプレイト』が張り付く。
「ジャンピングベント」
メシアは空高く飛び上がり、その攻撃を回避する。
二つのファイナルベントを受ける羅剛。伐とヒットの攻撃を受けながらもしかし、
「ぐおおおおお!だあぁっ!」
「うわあああっ!」
羅剛の気迫に圧倒されたのか、吹き飛ばされるヒットと伐。だが、羅剛の身に付いていたアースプレイトは粉々に
砕け散り、羅剛自身も深手を負ったようだった。
「そんな・・・二つのファイナルベントを弾き飛ばすなんて化け物か?」
「ははは、この俺がその程度じゃ・・・ぐっ・・・。」
「大丈夫か、羅剛」
今更ながらメシアが羅剛に駆け寄っていく。
「ああ、大丈夫だ・・・伐、ヒット、勝負は今度だ!今度こそ決着をつけてやる!」
よほどの深手なのか、メシアの肩を借りながら羅剛はミラーワールドから消えていった。
230仮面ライダー伐 第三話・7:03/08/22 17:29 ID:tJ++YUbj
その日の夜。
「それで、一応は引き分けだったのかい?」
「まあな・・・痛い・・・」
『もうお前の面倒には付き合わん』と言い残して依城はどこかに去り、一人残された夏見は閉店後のバースに来ると
勝手に叶の作っていた賄いを食べ出した。
「よく羅剛に対して引かなかったな・・・あいつは凄まじい攻撃力を誇るぞ」
以前に身をもってその力を感じていたから、叶は余計に心配する。
「身をもって体験したよ・・・でも、これで判った」
「何が?」
「俺、あいつらを倒す!」
夏見の言葉に叶はギョッとした。
「ま、まさか君はライダーを殺すつもりなのかい?」
「まっさかー。なんとか殺さずに済む方法を探して羅剛とメシアにリベンジするんだよ。このままじゃ俺の煮えくり
 返った腹が収まらないぜ!」
そう言う夏見は既に腹に収まらないほど食事をし、爪楊枝で歯のカスを取っている。叶はそんな夏見の脳天気加減に
ただただ苦笑するしかなかった。
―「アースプレイト」のカードがフェードインして終―
231バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDs :03/08/22 17:34 ID:tJ++YUbj
第三話書いてみました。次回は新鏡像ライダー登場編です。
それぞれのライダーの紹介SS有難かったです。感謝
>>215
このスレに再掲して頂ければ登場させることもできますが・・・。
232名無しより愛をこめて:03/08/22 18:09 ID:dU+VhV6D
>>231
それはサンクス。
ログ残ってるから後で上げるね。・・・でもさすがにオメガディーンは駄目だろうな。
233名無しより愛をこめて:03/08/22 18:55 ID:rOmRS6Y/
では。過去のオメガディーンを除く3人を。


仮面ライダーシンテラー=佐野 満(鏡像) 
召喚機 ガゼルバイザー(左右が逆)  契約モンスター・オメガゼール
ソードベント:「ストリームクロイツ(腕の刃を繋げた風車手裏剣)」3000AP
アクセルベント:「インビジブルホッパー(41話のあのホッピングw)」4000AP
ガードベント:「シェイドバックラー(オメガゼールの胸の部分での盾)」3000AP
ファイナルベント:「ドライブトルネード(ゲーム版のFVから垂直降下ダイビングニープレス)」6000AP

タイムベントのバグから生まれた鏡像ライダーの1人。
インペラーと違い、角部分はオメガゼールのそれになっている。
本物の佐野と違い、基本的には人海戦術を用い、相手に姿をまるで見せない。

仮面ライダーツーム=仲村 創(鏡像)
召還機=幽召書「リードバイザー」(バイブル型)契約モンスター=ミイラ型モンスター「リデドコフィン」
           (石の棺桶に入った状態。中身は腕と頭だけの姿)4000AP

ホールドベント=「グロウンアームス」召還(腕を模した鞭状武器) 2000AP
ガードベント=「ユアキャスケット」召還(棺そのものを召還) 3000AP
ファントムベント=過去にMWで(契約モンスター共々)死んだライダーの怨霊を実体化
カースベント=ファントムベントで呼び出した怨霊ライダーの技やカードを己の技として使用
ファイナルベント=「ロストイグジット」 
 棺から腕が伸び、そのままターザンキックで相手を別に召還した棺の中に。
 棺の中が相手にとっての異世界に閉じ込められる。       5000AP

あの「事故」から生まれたライダー。
己を生んだ神崎四郎に忠誠を誓っているようだが・・・?


234厨設定前回(藁:03/08/22 21:52 ID:MNiISJRF
仮面ライダーノルン
変身者:女性らしい、という事以外一切不明
身長:170cm
体重:54kg
ジャンプ力:21.3m
走力:100mを4秒
パンチ力:1000AP
キック力:1500Ap
最大視力:約90km
最大聴力:約75km
契約モンスター:超巨大樹木型モンスター 世界樹:『コアユグドラジル』(28000AP)
全高2Kmにも及ぶ超巨大な樹木型モンスターであると同時にコアミラーでもある。
バリアを張ったり、枝という枝からビームを乱射したりする異常なほど強力なモンスター
召喚機:「託召機:『フォーチュナーバイザー』(杖型)」
シュートベント:刃状の木の葉をつむじ風と共に大量に出現させ、
その乱舞で敵を切り刻む『ブレードワルツ』(4500AP)
ストライクベンド:運命と因果律に作用し、任意の攻撃(他人の物でも可)が
絶対に目標に命中するようにする。(0AP)
ガードベンド:無数の枝が檻となって、攻撃をシャットアウトする
『ブランチングプリズン』。
敵を閉じ込めたままタイムアウトを待つという使い方も出来る。
任意で引っ込める事も出来るが、そうでない場合は1時間で効果が切れる。
ガードベンド:運命と因果律に作用し、任意の攻撃が絶対に外れるようにする。
上記の絶対命中とこちらでは、こちらの方が優先される。
コンファインベンド多数
タイムベンド:オーディンの物より高性能。未来や別の可能性宇宙にも行ける。
フォーチュンベンド:手塚のコイン占いと同様の効果。
極めて的中率の高い占い。
235(訂正)厨設定全開(藁:03/08/22 22:06 ID:MNiISJRF
アドベント:コアユグドラジルを召喚、コアユグドラジルそのものを
バトルフィールドとする事により、絶対的優位に立つ(モンスターAPに依存)
ファイナルベント:目標の頭上30Kmの地点にコアユグドラジルが出現、
バリアを張ったコアユグドラジルが目標目掛けて落下してくる
「ストライクナグナロク」(34000AP 絶対命中)

神崎が優衣の死を受け入れ、リセット人生にピリオドを打った世界で、
神崎の前に現れた謎のライダー。
彼女は神崎に「ライダーバトルは行われなければならない。
それが定められた運命だ」と言って、彼に代わってライダーバトルを主催する。
彼女は、運命と因果律をある程度自由に操作する事ができる為、
「実力を伴ったラッキーマン」とも言える恐るべき存在である。

彼女が、かつて神埼が考えていたようなデキレースを考えているのは明白であり
(でなければ、こんな無茶なスペックにはならない)、神崎は一度は捨てた
「妹の蘇生」という願いへの誘惑に駆られながらも、彼女への対抗手段を模索する。
(バトルに参加するにしろ、バトルを止めるにしろ、彼女との対決は避けられないので)

一応、かつてのオーディンのような鏡像ライダーではないらしいのだが、
四六時中鏡の中にいたり、ミラーワールドへの出入りの制限がかなり緩かったり
(入ったのとは違う鏡から出れたりする)と、かなり怪しい素振りも見せている。
236名無しより愛をこめて:03/08/22 22:36 ID:0dNRYA8J
>>235
おーい・・・桁が違うぞ。つか強すぎ。
勝てないだろ。
でもこういう強いヤツを倒す話も好き。話考える人は大変だが・・・
237(訂正)厨設定全開(藁:03/08/23 00:30 ID:XyHmaC7Z
ノルン関係で
仮面ライダーオルタナティブダークナイト
変身者:秋山蓮
身長:185cm
体重:85kg
ジャンプ力:9.6m
走力:100mを6.1秒
パンチ力:600AP
キック力:800Ap
最大視力:約42km
最大聴力:約18km
契約モンスター:ワイバーン型モンスター 気高き騎竜:『ダークドラグナー』(7500AP)
召喚機:「斬召機:『ダークバイザーオルタナティブ』(剣型)」
トリックベンド多数
コンファインベンド多数
ストライクベンド:巨大な馬上槍『ダークスパイラル』(AP5000)
ダークドラグナーに乗った状態でのチャージ攻撃に使用する。
ガードベンド:ダークドラグナーの顔を模した楯『ブラックシールド』(GP4000)
ファイナルベンド:オルタナティブダークナイトを乗せたダークドラグナーが
巨大な弾丸に変化して敵に突っ込む『裂空弾』(AP9000)
238233 の続き:03/08/23 00:34 ID:aUWvjvgG
仮面ライダーヨウジャ
変身者:浅倉 威(ミラーワールドの虚像)
召喚機:滅召杖「ロストバイザー」
契約モンスター:キメラモンスター「ジェノサイダー」(7000AP)
モンスター解説:必要ないでしょう。

スイングベント・・・ライアのそれに同じ。但しジェノサイダーの尾。先にはソード付。
ガードベント・・・ジェノサイダーの頭部。
コンファインベント・・・ガイのそれに同じ。
ファイナルベント・・・デゥームスディ・リバース
            ジェノサイダーの腹部からホワイトホール出現。
            その放射エネルギーを利用したきりもみキック。

幾度かの歴史の繰り返しの最中、バグで生まれた存在。
同じくジェノサイダーが生き残っている歴史に生まれ、ジェノサイダーを1固体として契約。

こんなのでバツメイカーさんよろしいでせうか?
239(訂正)厨設定全開(藁:03/08/23 00:41 ID:XyHmaC7Z
ノルンに対抗するべく、神崎が香上(この時点でオルタナティブ及び
オルタナティブ0は作成済み)に協力を仰いで作ったカードデッキ。
これまで神崎が行った数々のライダーバトルの中で、比較的優勝回数が多く、
また前回では2度に渡ってオーディンを打ち破ったナイトの発展強化型という
コンセプトの元に作られている。
既にライダーバトルに巻き込まれていた秋山蓮がミラーワールドで死にかけているのを
発見した神埼によって、その場で蓮に手渡される。

ノルン主催のライダーバトルでは、こういった別ルートのカードデッキによる
乱入がかなり多い。
特に神埼や香上といった、自前でカードが作れる者は自分の手でデッキを
強化させていくので、ノルンも案外と余裕のある立場ではなかったりする。

余談だが、この世界の香上チームには神埼が加わった代わりに東條がいない。
これは、前回のタイガのはっちゃけっぷりを思い起こした神埼が、香上に
「奴を引き入れるのは止した方が良い」と警告した為。
240名無しより愛をこめて:03/08/23 00:58 ID:NgyXXJgf
↑根本的にこのスレと方向性が違いますね。
公式キャラを惜しげもなく使っているのもいただけない(失礼)

とはいえ、これだけ設定を作ったんだから
ご自分でSS作られてみては?
241名無しより愛をこめて:03/08/23 01:45 ID:HT0kDAMC
仮面ライダー絶(ゼツ)
仮面ライダー伐の鏡像ライダー

身長192cm 体重89kg 最高視力/聴力約15km
速力100mを4.7秒 ジャンプ力50m
バイザー:黒召銃ナイトバイザー(ショットガン型)
契約モンスター:ナイトホッパー 6000AP(黒く巨大なバッタ型モンスター)
シュートベント:ナイトブリンガー 3000AP(羽を模った拳銃、二丁がワンセットで召喚される。
ストライクベント:ナイトソー 2000AP(バッタの腕を模した打撃兵器。伐のものと同じ)
スイングベント:ナイトウィップ 1000AP(バッタの触覚を模した鞭。伐のものと同じ)
マフラーベント:ナイトマフラー(マフラーを自在に動かす)
センスベント:ナイトソナー(機動力上昇)
ファイナルベント:ナイトスピアー 7000AP 契約モンスターに乗って突進、ジャンプからのキリモミキック
                     その後モンスターが体当たり

変身者:裏・皇
伐の鏡像でありながら、若干異なる能力を持つ黒い鏡像ライダー。
遠距離での攻撃力がアップしている(ショットガン型バイザー、二丁拳銃)
伐を倒すことを目的としているが、自分の手で正面から倒すことに拘っている。
そのため、伐が他の者(ライダー、鏡像、モンスター)に倒されそうになると
助けにやってくる。
誰とも組もうとせず、あくまで自分一人で戦う。伐以外は襲わず、
神崎の決めたルールにも従おうとはしない。

台詞「奴は俺の獲物だ。邪魔するものは誰であろうと倒す」
  「誰が決めたルールだ?俺は従うと言った覚えはない」
242名無しより愛をこめて:03/08/23 20:21 ID:0re0+XkI
すいません、モンスターをリクエストして良いでしょうか?
ボウフラ型モンスター

参考までにボウフラの画像
ttp://www3.ocn.ne.jp/~kmitoh/zaturoku2/ka/boufura.jpg
243ギルノイズ:03/08/23 22:03 ID:kztgTVgX
ども、ゲルニュートやダブルボーダーのライダーを考案中のものです。コテハンつけました。

>242
鏡面からそんな感じで飛び出すのかな?で、蚊のモンスターに成長するような。
244羅剛ローズ投稿者:03/08/23 22:24 ID:3uq97qOR
>バツメイカー
第3話楽しく拝見させて頂きました。
自分が考えたライダーが他人の書いたSSで動くのを見るのも楽しいものですね。
今の所能天気主人公を地で行く夏見が、投稿時の案通りライダー殺しのトラウマを背負うことになるのか、
叶のパワーアップはどうなるのか等、興味のわく所も多いです。
これからも(無理をしないように)頑張って下さい。
245名無しより愛をこめて:03/08/23 23:12 ID:19P+CgqR
>>242
ボウフラってこんな感じだったんだ・・・
普通に見ないので分からなかった・・・
トンボ系の代わりに、こんなんが大量発生したらキモいだろうな。

>>243
多分そうでしょう。
チョトカコイイかも・・・
246(訂正)厨設定全開(藁:03/08/24 01:12 ID:bKYjPWc9
>>240
うぃ、んじゃオルタナティブダークナイトは無しという方向で。
247名無しより愛をこめて:03/08/24 13:27 ID:Mvf9Xk6P
鏡像ライダーズ投下

仮面ライダー ジェル
変身者:無し、神崎士郎の作り出した鏡像ライダー
最高視力:約5km
最高聴力:約8km
最大走力:100mを5.0秒
ジャンプ力:ひと飛び35m
パンチ力:200AP
キック力:350AP
召喚機:手甲型召喚器 エレキバイザー
契約モンスター:クラゲ型モンスター プロバジェル(4000AP)(龍騎本編33話に登場)
ストライクベント:スタンクロー(2000AP)プロバジェルの爪型の武器を右手に装着。パンチに電撃を付加する。
ガードベント  :アブソーブヘッド(2000AP)プロバジェルの頭型の盾を左手に装着。ぶよぶよの材質で敵の攻撃を受け流す。
シュートベント :ライトニングボルト(2000AP) 形状はスタンクローと同じ。稲妻で相手を打ち据える。
ファイナルベント:サンダーライダーキック(5000AP)
プロバジェルに投げ上げられ、帯電した状態で強力なキックを放つ。
248247:03/08/24 13:28 ID:Mvf9Xk6P
仮面ライダー クラーケン
変身者:無し、神崎士郎の作り出した鏡像ライダー
最高視力:約10km
最高聴力:約15km
最大走力:100mを5.0秒
ジャンプ力:ひと飛び30m
パンチ力:200AP
キック力:300AP
召喚機:左肩に装着したテンタクルバイザー。触手が生えており自動的にカードを巻き取ってくれる。
    触手は強力な力はないが自在に動き、戦闘のサポートにも使える。
契約モンスター:イカ型モンスター バクラーケン(4000AP)(龍騎本編15話に登場)
スイングベント :バクテンタクル(2000GP)バクラーケンの触手の形の鞭。自在に動き吸盤も強力
ソードベント  :ディープトライデント(1000AP)ウィスクラーケンが使っていた銛。とどめ用。
アボートベント :マッディスカブ 敵ライダーのジペットスレッド(武器の接合部)をふさいでしまう吸盤。
                 一定時間武器を使用不能にする。
ナスティベント :ブラックミスト(1000AP) バクラーケンが黒墨を吐いて姿をくらます。
ファイナルベント:トルネードライダーキック(5000AP)
バクラーケンの触手に巻かれて強力な回転を得、そのままキックを放つ。
249247:03/08/24 13:36 ID:Mvf9Xk6P
ジェル&クラーケン解説
神崎が作った鏡像ライダーチーム。
水棲生物と契約し、水中戦も得意とする夏のスペシャル海話用キャラ(嘘)。
強力な電撃技により正面から撃破するジェルと
マッディスカブやブラックミスト等の特殊技でじわじわ追い込むクラーケンは意見が対立しがち。
性格の違う二人を組み合わせることで競争意識を煽ることも神崎の目論見に入っていたようだが、
意見が対立しつつも憎み合うことはなく、自分と異なるものを持つ相手に対して奇妙な
友情なものが芽生えてきたようでもある。
二人同時にファイナルベントを撃つWライダーキックは超強力。

ギルノイズ氏に書き込みを見て本編に出てきた野良モンスターと契約したライダーというのも
良いかもと思い、作ってみました。
良かったら使って下さい。>バツメイカー氏
250247:03/08/24 13:45 ID:Mvf9Xk6P
念のため

ジェルのガードベントの2000APは2000GPの、
クラーケンのスイングベントの2000GPは2000APの間違いです。すみません。
251名無しより愛をこめて:03/08/24 16:10 ID:N/RreFEx
オルタナティブ・ネオ
 変身者:高野美咲(たかの みさき) 
 身長:163cm
 体重:55kg
 最大視力:約13km
 最大聴力:約10km
 最大速力:100mを6.5秒
 ジャンプ力:ひと飛び15m
 パンチ力:300AP
 キック力:400AP

 召喚機:スラッシュバイザーネオ(プラス)
     香川達のオルタナティブを同じ方式の召喚機。ただし1500AP相当のレーザーバルカンが仕込まれている。
     また、1500GP相当のシールドとしての機能も備わっている。

 契約モンスター:イクシードルフィ(4500AP)
     イルカ型モンスター。尻尾は強力なレーザーキャノンになる。

 イクイップベント:イクシードアーマー
     イクシードルフィが分解して、ネオの追加装甲となる。
     アドベントとホイールベントは使えなくなるが、能力や装備が1.5倍の性能になる。
     3分間しか使えないのが弱点。後に開発された。

 スローベント:スローフラッシュ
     スラッシュバイザーネオから放つ閃光で相手の動きを通常の2.5倍遅くにしてしまう。

 ナスティベント:ブラストサウンド(1500AP)
     イクシードルフィから放たれる超音波。

 ソードベント:イクシードカッター(1500AP)
     肩の装甲の一部を模したくの字型の短剣。ブーメランとしても使用できる。
252名無しより愛をこめて:03/08/24 16:11 ID:N/RreFEx

 ストライクベント:イクシードナックル(片方1000AP)
     膝装甲型のナックルガード。

 シュートベント:イクシードランチャー(3500AP)
     尻尾型のビームキャノン。ビームの形状を拡散タイプと収束タイプに変える事ができる。
     チャージにやや時間がかかり、スキができやすい。

 ホイールベント:イクシードライナー(4000AP)
     イクシードルフィが変形したバイク。
     スパークルシールドと呼ばれる防護壁が張られる。
     最高速度は時速1000km。小回りが効かないのと、悪路に弱いのが弱点。

 ファイナルベント:スパーリングストリーム(6000AP)
     イクシードライナーに搭乗し、スパークルシールドを張った状態で相手に突撃する。

 ファイナルベント(イクイップ状態):ファイナルシューター(9000AP)
     手のひらに球状のエネルギーを集中。これを撃ち出す。一言で言えば元○玉(w         
253名無しより愛をこめて:03/08/24 16:33 ID:N/RreFEx
オルタナティブ・ネオ、高野美咲、18歳

 ヘーラこと水原杏香の幼馴染であるIQ400の頭脳を持つ天才少女。
 杏香に協力するために、研修と称して香川の研究室からミラーワールド関連の情報を手に入れる。
 12歳の頃からアメリカの大学に飛び級で留学していた。
 後に杏香とともに伐達のチームと協力することになる。

 杏香と違い、陽気で裏表の全く無い性格。
 実は頭を働かせる事より、体を動かす事の方が好きだったりする。
 趣味は格闘ゲームと漫画。

杏香詳細(性格の辺りだけど)

 性格は物静かでどこかボケが入っている。
 ブチ切れると性格が反転する。
 実は任侠系Vシネマのマニアという意外な面がある。
254忘れていたので…:03/08/24 16:40 ID:N/RreFEx
オルタナティブ・ネオはやや不安定な作品で、ミラーワールド内では8分しか戦えないという欠点がある。
255今更ソーン紹介:03/08/24 19:55 ID:OQMK8u8t
既に日が落ち、辺りは闇に包まれたある日。その病院の明かりのほとんどは消えていた。
待機医の詰め所には、今日も眠たそうな研修医達がいた。
「眠い・・・・眠すぎる」
「そう言うな。お前が言えば言うほど眠くなる」
二人がくたびれた様子で天井を見上げている。その放心ぶりは周りの看護婦の痛い視線にも気付かないほどであった。
「元気がないな、二人とも」
そこに現れるのは一人の若い医師。まだその研修医達とあまり変わらない年に見える。
「九条先生・・・・今日も残るんですか?」
「ああ。サービス残業てところかな」
「何で残るんですか・・・・? 一文にもならないのに」
「傷ついた者、病を患った者を救うのは医者の使命だ。それはにはまだ元気があるいまのうちにやっておかないとな」
「元気ですねぇ・・・・」
「君らが元気がないんだよ」
そう言って九条悟は苦笑しながら前髪を掻き上げる。
「じゃあ元気が出るようにしてあげよう。この待機が終わったら君達に腹一杯の朝食をプレゼントしよう」
ぴくり、と二人の研修医が反応する。
そして九条はさらに続ける。
「その後、銭湯にでも連れて行ってやるよ。ついでだから昼食もおごってやるよ」
「本当ですか!?」
「マジですか!?」
二人の反応に九条はさらに苦笑する。
「ああ、本気の本気さ。じゃあ、今日も頑張ろうか」
九条が笑いながらそう言う。しかし、彼の耳に1つの音が聞こえてくる。
きぃぃぃん・・・・
あの甲高く気味の悪い音。そう、鏡の世界がこちらに害をなす音だ。
「クソ・・・・君達、少しの間頼んだぞ。私はすぐ帰ってくる」
「分かりました!」
二人の元気な返事に、九条は三度苦笑した・・・・。

256今更ソーン紹介2:03/08/24 19:56 ID:OQMK8u8t
鏡の前。デッキをかざし右手で横一文字を切る。
「変身!」
彼を包み込む緑色の鎧。そして彼は鏡の世界に入ってゆく。
そこにいたのは今彼が入ってきた鏡からこちらの世界に入ろうとするアリ型モンスターの姿だった。
「させるか!」
そのモンスターに体当たりをし、ソーンはそれを吹き飛ばす。
「貴様・・・・俺の患者や同僚達を襲おうとは! 許さん!」
巨大なメス「リビングバイザー」を構え、モンスターへと走るソーン。それに呼応するかのようにモンスターもこちらへと走ってくる。
ガキィン!
牙とぶつかりあい火花を散らす巨大なメス。その刃の硬度は、リビングバイザーと同等であるらしい。
「甘いな!」
鍔迫り合いの最中、ソーンの右足がモンスターの腹を蹴り飛ばす。
再び吹き飛ばされるモンスターを見ながらリビングバイザーを展開する。
そして挿入されるのは一枚のカード。
「シュートベント」
無機質な声。そしてソーンの右腕に契約モンスター「ソーンファントム」が変化した大砲が装備される。
「動くな」
声と共に撃ち出されるのは巨大な針。それはモンスターの腹をぶち抜き、地面へと縫いつけた。
「ファイナルベント」
またも響くは無機質な声。今度は彼の全身をモンスターが覆う。
「消し飛べ!」
一瞬で加速し、突き出されたメスの先端がモンスターを貫く。
瞬間、彼のメスはモンスターを十字に切り裂いた。
「・・・・怪物風情が命ある者を襲うとは。分をわきまえないにもほどがあるな」
「・・・・・ナイスな捨て台詞だ。身の毛がよだつぜ」
「!?」
257今更ソーン紹介3:03/08/24 19:58 ID:OQMK8u8t
驚き、振り返るソーン。そこには巨大な角を二本生やした漆黒の仮面ライダーが立っていた。
「貴様も命を奪うのには変わらないだろう?」
彼はそういうと右腕に持っていたモンスターを地面に置いた。
そのモンスターには巨大な針が突き刺さっていた。
「ソイツは!?」
「アンサモンベント」
驚く間もなくモンスターは何処かへと飛んでいく。
「ヤツは生きている。また人間を襲うだろうな」
「貴様!」
「・・・・・お前の望みは何だ? 生き残り、何を望む?」
「・・・私の望みは命の仕組みを知りたい。命を知り、多くの人間を救いたい」
「フン・・・・つまらんな」
 黒い仮面ライダーは後ろを向き、歩き出す。
「待て! 貴様は一体誰だ!」
「・・・・俺はゴート。仮面ライダーゴートだ」


とりあえず彼はこんなキャラでという事で。
あと人様のライダー使うのはなんか失礼かな、と思ってゴートを出したんですがなんかゴートの紹介みたいになってしまいました。
そこら辺はご容赦ください。
258名無しより愛をこめて:03/08/24 20:11 ID:ZCOutzN+
この流れなら言えるッ!









エロライダーキボンヌ!
259ギルノイズ:03/08/24 22:46 ID:dZIsT0uJ
>247-249
おお、クラーケンたちもいけるかなとは思っていたんですよ。
うん、頑張って下さい。
260247:03/08/24 23:25 ID:xjnJcn7z
>>259
どうもです。

で、昼の書き込みの後考えたんですが、主人公チームは3人なんですね。
こいつらはそれなりに神崎が決める気で送り込んだ刺客ということにしたいのでメンバー1人追加

仮面ライダー ライア(鏡像ver)
変身者:無し、神崎士郎の作り出した鏡像ライダー
最高視力:約10km
最高聴力:約10km
最大走力:100mを5.0秒
ジャンプ力:ひと飛び40m
パンチ力:200AP
キック力:300AP
召喚機:左手に装着する盾型召喚器 エビルバイザー
契約モンスター:エイ型モンスター エビルダイバー(4000AP)
スイングベント :エビルウィップ(2000AP)エビルダイバーの尾型の鞭
コピーベント  :他のライダーの武器をコピーする。
ファイナルベント:ハイドベノン(5000AP)
ライアを乗せたエビルダイバーが体当たり。前面に展開した刃により敵を一刀両断する。
261260の続き:03/08/24 23:35 ID:xjnJcn7z
ライア(鏡像ver)解説
良い所まで行きながらも意見の不統一から攻めきれないジェルとクラーケンに
業を煮やした神崎が送り込んだ水棲鏡像ライダーズの追加メンバー。
自分からは積極的に意見を出さずまずは二人に任せ、
上手くことを運んでいる方の武装をコピーして便乗する風見鶏的なスタンスを取る。
そんな彼も激しく個性をぶつけ合う二人と行動を共にする間に変化が見られるかも?


ライアの能力で本気で勝ちに行ったらどうなるかを見たかったのもありますが、
基本的にエビルダイバーと契約した鏡像ライダーでしかなく
手塚海之の人格とは全く無関係と考えています。

もしSSで使って頂けるならこの辺の設定は使いやすいようにいじって下さい。
敵役の鏡像ライダーですし。
262名無しより愛をこめて:03/08/25 00:31 ID:l4eKLrwk
モンスター投下。派生ネタでしかないのもありますが

べガゼール・イガゼール
 ギガゼールやマガゼールと同種のガゼル系モンスター。
ベガゼールは右角が、イガゼールは左角が肥大化した外見が特徴。
集団行動を性とするガゼル種だが特にこの二種は連携攻撃を得意とする。
(東映HPからガゼル系没モンスターの名を流用。実際のデザインと能力は不明)

ゼブラスカル・シルバー
 ゼブラスカル・アイアン、ブロンズの上位種のシマウマ型モンスター。
外見の基本的な特徴は下位種と同じだが下半身がケンタウロス状の四足となっている。
ただし木場みたいにCG処理にすると出番が制限されるので二人入り着ぐるみのイメージ。
下位種と同じく敵を輪切りにしたり自分も輪切り変化したりするが全体的に能力が上がっている。

センチュリオン
 ムカデ型モンスター。前方に巨大な角を付けたバイクのような外見。
バイクと着ぐるみきたドライバーで1体という造形のイメージ。
集団で二輪走行しながら角で貫いたり轢逃げしたりする戦法を用いる。
更に直列合体して巨大な長物状になる切り札を持ち、そうなると厄介。
263名無しより愛をこめて:03/08/25 00:45 ID:l4eKLrwk
>>255-257
SS乙。
良い感じに仕上がっていると思いますが、もう他人のキャラと絡ませるのを躊躇するのもどうかと。
誰が書くのが正史というはっきりしたルールがあるわけでもありませんし、
他人の設定をあまりに無碍にするのでもなければどんどん絡ませれば良いと思います。
あまり都合の悪い方に行ったら無視される(パラレルパラレル!)だけでしょうし
他人にいじられるのがどうしても嫌ならこんな所で晒さずに自分のHPででも書いていろという考えもありますし。

つかただでさえ自己完結しているゴートとソーンがこうなったら
宿命のライバルフラグが立たざるを得ない気がします…… それもそれで面白いですが。
264山羊作者:03/08/25 01:07 ID:V3/K41iR
>>263
ご指摘ありがとうございます。
そうですよね・・・・他にも良いライダー達がいるんだからもったいない・・・。
それにコイツラに宿命のライバルフラグが立ったら他のライダー入ってこれないですしね。
またいろいろと考えて書いてみます。
あとコイツラが他人にいじられるのは一向にかまいませんよ〜。
ゴートなんて恨まれてなんぼのキャラなんで・・・存分に使い回してやってくださいまし。
265名無しより愛をこめて:03/08/25 01:22 ID:l4eKLrwk
>>264
基本的に主人公格の伐とエッジが憎まず殺さずの立場なので
悪意の塊みたいなゴートと悪意に対しては敵意を抑えないソーン(誤解?)のライバル構造を
主人公達とちょっと離れた場所に配置するのは話を面白くするのではとも思いました。
余計なことを言ってしまったかもしれません。
基本的な話の主軸はバツメイカーさんの判断で良いと思いますが。

純悪役格のゴートやヘルマスターが本編に出てきた時話はどのようになるのか? 気になる所です。
266名無しより愛をこめて:03/08/25 08:59 ID:renLRCxa
オリジナルモンスター投下

カイザーホエール
 シロナガスクジラ型モンスター。全長10mの巨体の持ち主。
 口から重戦車をもあっという間に水飴のようにしてしまう強力なレーザーを放つ。
 また膝からミサイルランチャー、背中から機雷をも放つ事ができる。
 手には巨大なモーニングスターも持っている
 巨体が故にノロマだが、水中ではパワーボート並の素早さを誇る。
 また、パワーはモンスターの中でもトップレベルである。
 普段は水辺(特に海や湖周辺)に生息している。

フリゲートモノセロス
 イッカク型モンスター。
 鼻先の超高周波を発するドリルと肩から放つミサイルが武器。
 カイザーホエールとは主従関係にあり、十数匹のコスモノセロスがカイザーホエールを取り囲んでいる。

ディーキュカンバー
 ナマコ型モンスター。
 非力だが、体の硬さを自由に変える特質がある。
 ナマコのように内蔵は吐かないが、その代わりに硬化性の粘液を吐き出す。
 この粘液は空気に触れると約15秒でコンクリート並に硬くなってしまう。
267名無しより愛をこめて:03/08/25 11:47 ID:r7MZ5Q0v
モンスターいっぱいキタ──(゚∀゚)──!!
268ギルノイズ:03/08/25 13:37 ID:0Mko9Lvp
>260
一言だけ。

コピーのコピーベントですか?すげぇ安っぽそうw

とりあえず、ボーダーのライダーの名前を決めました。その名は仮面ライダー ギラード。

仮面ライダー ギラード
変身者:(名前の他に年齢、職業もあると良い)
身長:178.6cm  体重:96.6kg
最高視力:約10km 最高聴力:約10km
最大走力:100mを5.秒 ジャンプ力:ひと飛び30m
パンチ力:200AP キック力:200AP
召喚機:召猪鎚「ボードバイザー」(先端がシールド、護拳部がワイルドの各ボーダーを模したメイス。)
契約モンスター:□□型モンスター「契約モンスターの名称(○000AP)」

□□ベント   :技の名称等(○000AP)説明等
□□ベント   :技の名称等(○000AP)説明等
□□ベント   :技の名称等(○000AP)説明等
□□ベント   :技の名称等(○000AP)説明等
ファイナルベント:技の名称等(○000AP)
技の流れの説明等
269ギルノイズ:03/08/25 14:23 ID:0Mko9Lvp
>268
書き込み中にバグりました。もう一度。後、247さんごめんなさい。悪気があってのことでは……

仮面ライダー ギラード
変身者:安宅 大地
身長:178.6cm  体重:96.6kg
最高視力:約10km 最高聴力:約10km
最大走力:100mを5.0秒 ジャンプ力:ひと飛び30m
パンチ力:200AP キック力:200AP
召喚機:召猪鎚「ボードバイザー」
(先端がシールド、護拳部がワイルドの各ボーダーの顔を模した1000AP相当のメイス。護拳部を開いてカード挿入)
契約モンスター:イノシシ型モンスター「ワイルドボーダー(3000AP)」
           イノシシ型モンスター「シールドボーダー(3000GP)」
シュートベント  :ボーダーカノン(2000AP)ワイルドボーダーの四本角をかたどった連装砲。
ガードベント   :ボーダーウォール(2000GP)シールドボーダーの盾。
アクセルベント :(1000AP)足首の車輪(西部劇の拍車かボトムズのあれw)で加速する。
ファイナルベント:ナイアガラスクリーム(5000AP)シールドの背中のアタッチメントにワイルドが砲門を接続、その上にライダーが乗っかっての体当たり。

シールドボーダーのポイントがGPなことやFVの数値は仕様です。ほら、2体がかりだし。
270ギルノイズ:03/08/25 17:17 ID:0Mko9Lvp
『ギシャァァッ!』宙を舞い、地面に叩きつけられる双角の獣人。その同属が槍を構えて駆け出し、同じ様に宙を舞うと先ほどの獣人の上に落ちる。
「クックック、貴様ら雑魚はしょせん雑魚よ!」もがく2体の獣人――ギガゼール――を見下す一人の重戦士。
 起き上がろうとするギガゼール。だが、下になったほうが絡まった腕を踏みつけられて動きが取れなくなる。
 踏みつけたのはトゲの生えた頭部をして左腕に巨大なシールドを持ったいまひとつの獣人。さらに別のタイプの……だが、踏みつけたほうとどこかに多様な印象をもつ獣人が迫りくる。
「よしよし、シールドはそいつをもうちょっと押さえてろ。ワイルドはこっち来い」戦士が指示を出すと、呼ばれた獣人――ワイルドボーダー――が主の隣に立つ。
『シュートベント』戦士が腰のバックルから抜き取ったカードを手にした鉄槌の護拳部を開けて挿入。隣の獣人の胸のそれとよく似た連装砲が胴体に装着される。
「て――――!!!」

 とあるマンションの一室。一人の青年が湯豆腐を作っている。と、部屋の片隅の姿見から先刻の戦士が転げ出てきた。
「御帰り、大地。ビール冷えているよ」青年がそう声をかけると、戦士はその衣を転じ、元の姿に戻る。
「どうだった?」「何、俺やうちの連中には物足りないくらいさ」ほうられたビールを受け取る。
 しばしの一時。
「ぷはぁ、喰った喰った。ごっつぉさん」「やっぱ、豆腐は君のところに限るねぇ」「アタボウよ。こちとら創業30年の安宅豆腐店だぜ」
「しかし、奴ら、何者だろうね?」「確か、『ギンギラギン』とかいったか?」「違うって、『ギルノイズ』だよ。でも、確かにえたいの知れない組織だよな、奴ら」
「こんな物、どうやって作ったのやら」先ほど大地と呼ばれた男が手にしたのはイノシシをかたどった紋章が金押しされた茶色いカードデッキ。
「……仮面ライダー、か……」ふと見れば、先ほどの姿見の中にのみ存在する三匹の獣人たち――――

安宅大地について。
大学生で豆腐屋の跡取息子、一見安永航一郎の漫画に出るようなタイプの筋肉馬鹿だが、丸っきりの馬鹿でもない。
謎の組織『ギルノイズ』からカードデッキを渡され、ライダーに変身する。
安宅は大東流合気柔術の使い手であり、戦闘時にもボードバイザーで殴ると共に相手を投げ飛ばす事を好む。
271名無しより愛をこめて:03/08/25 19:29 ID:29NwjOk+
>>258
隊長!
漏れもキボンヌしたい所ですが、隆起は子供向けの番組だと言う事を忘れています!
272名無しより愛をこめて:03/08/25 21:52 ID:SOQPSsQ4
>>271>>258
他所逝け!!
273名無しより愛をこめて:03/08/25 22:26 ID:f/Bbtt70
>>269
>>270
デッキを渡したのが神崎ではなく、
『ある組織』という設定が過去スレ中一番新鮮…かも?
今まで『派閥』があったが、『組織』というものが無かった。
あ、でも国会やらCIAやらあったな…。あれは一応組織か。
まあでも、カードデッキを他人に渡したのが
『謎の組織』という設定は素で面白いなと思った。
ガンガレ!


>>272
何だこいつ…
自治厨ですか?
大体>>258はネタだろ、多分…
しかし、本気という線もあるな…
もし本気だったら、それはそれで放置すればよし。
どっちにしろ、放置すれば良いのにレスってる時点でアフォ確定


>>271
気づいたおまいは偉いw
274名無しより愛をこめて:03/08/25 22:39 ID:f/Bbtt70
>>273
○『ある組織』という設定が全スレ中一番新鮮…かも?
×『ある組織』という設定が過去スレ中一番新鮮…かも?

目が痛くなってきたからもう寝まつ
275名無しより愛をこめて:03/08/25 23:56 ID:W5nkYHDT
>>273-274
数多の適当な派閥が出てきた中で今更「組織」が出るのが大して斬新か?
そんなに気になるならスルーすりゃ良いエロネタへの一行突っ込みにねちねち噛み付いたり
挙句エロネタへのちょっとしたレスポンスをいちいち持ち上げる…

何か自演臭いつまらん駄文だね
276名無しより愛をこめて:03/08/26 00:03 ID:Jhtp4/Q7
SSが増えてるのでライダーを投下させていただく。
仮面ライダーオース
身長:180cm  体重:90kg 最高視力:約20km 最高聴力:約20km
最大走力:100mを6.0秒 ジャンプ力:ひと飛び50m パンチ力:300AP キック力:200AP
契約モンスター:シャチ型モンスター「グラムアンガー」4000AP
ストライクベント:「グラムバンガー」2000AP
グラムアンガーの頭〜ヒレを模した大型の武器
ファイナルベント:「海咆」5000AP
グラムバンガーを装備したオースがグラムアンガーの口に入り、そのまま突撃
変身者:椎名 響 26歳 大学院生
街中で偶然デッキを拾い、ライダーになる。
優柔不断な性格で、決断力が鈍い。しかしライダーの力に溺れ、夜な夜なMWを
徘徊する。契約したモンスターは弱くは無いのでモンスターに負けたりはしないが、
他のどのライダーと比べても明らかにメンタル面が弱い、その上引き際が読めない。

ここまで読んで気付いた方挙手・・・SS職人の方々、使って(殺して)くれると
嬉しいです。いや、本当に速攻で、使い捨ててくれる人募集です。
277名無しより愛をこめて:03/08/26 00:19 ID:txgVC3eD
荒れてキタ━━(゚∀゚)━━!!

まあ元はと言えば>>258が元凶な訳だが…
今後は自粛汁!

>>275
ほら、そんなに気になるならスルースルー。
自分で言ってるんだから実行しなくちゃ。
それに、自分と波長が合わない香具師に何言っても無駄よ。

>>ALL
変なネタは荒れるからもう勘弁な。
これも自治かな?
278ライダーSS(1):03/08/26 00:45 ID:Aybr6Hh0
女は人の声を聞いた気がした。懐かしい声のような気がした。
夜のビル。このフロアにもう人はいない筈だ。
また声がした。自分を呼んでいる気がした。
「母さん…?」
女は若い頃に母と別れていた。
どういう理由だったか、死別だったのか生き別れだったのかも覚えていない。
その後面倒を見てくれた親戚の人間は「遠くへ行った」とだけ説明してくれた。
もう顔もよく覚えていない。
ただ自分を抱きしめてくれたぬくもりだけはかすかに覚えている。
また声がした。間違いない。自分を呼んでいる。
声のする方へ向かう。
奥の部屋の窓ガラスの向こう、本来なら有り得ない場所に人影が見えた。
女性だった。懐かしい雰囲気がした。
「母さん!」
女は、ガラスの向こうから何かを訴える目で見る人影に近づいた。
やはり母さんだ。子供の頃に別れた時の若い姿のまま自分を呼んでいる。
女はガラスの向こうに手を差し伸べる。ガラスに触れる。

そしてガラスに映る人影は巨大な顎を持つ醜悪な怪物になり女を飲み込んだ。
279ライダーSS(2):03/08/26 00:46 ID:Aybr6Hh0
男は、女の悲鳴もそれに続く咀嚼音も気にとめることなく
手にしたカードファイルに見入っていた。
収められているカードに描かれているのは不気味なモンスターの絵。
男は愛おしそうにカードの表面を撫でる。
不意に耳障りなキーンキーンという音がしたかと思うとコートを着た別の男が出現した。
男は一瞬顔を上げたが、すぐにカードに目を戻す。
男「何か用? 人がせっかく気分良くコレクションを堪能している時に」
神崎「お前はなぜ戦わない? エッジチームと羅剛チームが接触した。
  ゴートとソーンも何度か交戦している。他のライダーも戦いに向けて動き出している。」
男「別に戦わない気はないさ。こうやってモンスターの強化もしてる。
  ライダーのルールには従うけど、やることの一挙一動全て
  あんたに言う通りにするなんて約束なかったろ?
  もうしばらく待ってよ。目下の用が済んだらバトルするからさ」
神崎「……俺は特に急がないが他のライダーもそうとは限らん。
   戦いに出遅れることのないよう気をつけるんだな」
神崎は消えた。男は相変わらずカードファイルを見続ける。
カード化したモンスターはだいぶ貯まった。簡単に狩れるモンスターは大体集めたろう。
これからはより一層の注意を必要とする強力な野良モンスターか、あるいは
男「ライダーと契約したモンスター… 他のライダーとも戦う必要が出てくるな」
だがそれはもう少し後。まずは軽い野良モンスターのカードをコンプするのが先だ。
男−仮面ライダーダリドは闇の中でカードを見続けた。
280ダリド作者:03/08/26 00:53 ID:Aybr6Hh0
ダリドとその契約モンスターバグトラップについての詳細は>>138-139

最近のSSの波状投下に影響受けて書いてみました。
いや、別に早く伐のSSに出してくれとかせっついているつもりはありませんが…

ライダーもどんどん投下されていますし、どの13人が正式メンバーになるやら。
こんな奴もいたということを覚えていただければ幸いです。
281山羊作者:03/08/26 01:02 ID:h9clQhMD
>>280
ダリドイイですなー。私もカードのファイルを眺めるのは好きです。一応ヘタレMTGプレーヤーなので。
ダリドはきっと策を巡らせて勝つライダーなのだろうと妄想させていただきます。
282こんなオチというのも…:03/08/26 03:27 ID:nVh9s9Ij
「何者だ、お前達は!」
安宅大地の前に不気味な3つの人影が立っていた。
大地は謎の化け物に傷つけられた親友を庇うように3人の前に立ちはだかる。
3人ともどこかの秘密結社みたく三角覆面とゆったりした黒装束をまとっており表情は読めない。
不気味な靄とほのかな甘い香気が幽玄な雰囲気を醸し出す。
「我等はギルノイズ」
「ギルノイズ?」
「先ほどお前達を襲った怪物。あれはミラーワールドから来たモンスター」
「モンスターは人間を襲う」
「そしてモンスターの喰った魂のエネルギーは
 モンスターを操る仮面ライダーに集められる」
「仮面ライダー?」
「モンスターに対抗できるのはモンスターを使役する仮面ライダーのみ」
「しかし仮面ライダーの存在はまたミラーワールドを支えもする」
「ミラーワールドを閉じるには全てのライダーを倒さなければならない」
「お前にこのデッキを受け取りライダーの道を歩む覚悟はあるか」
3人組の中心の男がカードデッキのようなものを差し出す。
部屋の片隅の姿見の向こうから尚こちらをうかがい続ける猪のような獣人が見える。
「やってやる! こんなわけの分からない奴らにわけのわからないまま食われていくなんてできるか!」
大地はブランクデッキをひったくるように奪うと、鏡の中に飛び込んだ。
「ふっ、元気が良い…」
「我等はギルノイズ。ミラーワールドの消滅を望む者」
「修羅の道を歩むならまた会うこともあろう。さらばだ」
靄と香気の中に紛れ込むように、3人も鏡の向こうのその奥に消えて行った。
後には1人、鏡の世界に消えた親友の身を案ずる傷ついた青年が残された。
283282の続き:03/08/26 03:31 ID:nVh9s9Ij
「で、こんなことに何の意味があるの?」
MWの中を歩くギルノイズが会話をしていた。
香気の元らしき花を手持ち無沙汰気味に右手で回している左の三角帽子は女らしい。
真ん中の三角帽子が答える。
「たまにはやり方を変えるのも面白いと思ってな。
 何者かも分からぬ組織から力を得、謎の敵と戦う。
 あのような男なら下手に情報を与えるよりこうした方がよく動いてくれるかも知れん」
(どうせ他のライダーと話したらすぐばれるじゃない…)
「何故戦う? わけもわからぬままただ巻き込まれてもがき苦しむか?
 自分が拠り所とする力の意味も分からぬまま人を守り敵を倒す力に酔いしれるか?
 ライダーとMWの真実を知った時、もしそんなことがあるとしてだが、どんな表情をするか?」
右の三角帽子が陰気な声でつぶやく。
周りを漂う霞が男に収束してゆく。どうやらこの男が霧を操っていたらしい。
三角帽子と黒装束を邪魔そうに脱ぎ捨てる。
出てきたのは巨大なな二本角を生やした漆黒の仮面ライダー−ゴート。
「次はゴートとして会いに行ってやるか。どんな憎しみを見せてくれるか…」
「私は遠慮しとくね。ああいう体育会系はあまり趣味じゃないし…」
あんたとも会いたくないし、と装束を脱ぎ捨てながら女仮面ライダー−ローズは心の中で言う。
「これで奴もライダーとして戦いに参加してくるだろう。
 戯れ事に付き合ってくれたことに礼は云うが、
 お前達にとっては厄介な敵を増やしたことになったかもしれぬ。寝首をかかれぬ様注意するのだな」
最後の男が黒装束を脱ぎ捨てる。現れたのはライダースーツでなく生身の体。
ただ1人生身でMWで存在できる男−神崎士郎。
「!」
それに気付ける者はそう多くないだろう。
微かながら、ローズはこれまで一度も見たことなく、おそらくこれから見ることもないだろう表情が
その顔に浮かんでいるこ(それは爽やかという表現がとは程遠いにしても)とを読み取っていた。
(神崎… 楽しんでる?)

その後、新たな活きの良い獲物をどう料理するか悩むゴートと
不思議なものを見た気がして反応に困るローズと表層はいつも通り取り繕う神崎は大した会話もないまま
この不思議なトリオは解散した。
284(訂正)厨設定全開(藁:03/08/26 11:41 ID:yLQeePDP
仮面ライダーファントム
変身者:香川 司
身長:190cm
体重:87kg
ジャンプ力:55m
走力:100mを4.1秒
パンチ力:450AP
キック力:700Ap
最大視力:約22km
最大聴力:約18km
契約モンスター:九尾の狐型モンスター ロードナインテール(6500AP)
九つの尾と口からエネルギー弾を放ち、幻術、妖術を駆使する強力なモンスター
召喚機:「幻召槍:『イリュージョンバイザー』(槍型 3000AP相当)」
トリックベンド多数
コンファインベンド多数
イリュージョンベンド:幻で敵を幻惑
ファントムベンド:妖術によって、幻に実体を持たせる
バインドベンド:妖術で敵を金縛りにする
シュートベンド:突如出現する狐火で攻撃する『ファントムフレア』(AP2000)
ガードベンド:幻術を利用した変わり身の術『ダミーファントム』(GP0)
ガードベンド:障壁の幻が実体を持つ『ファントムシールド』(GP4000)
ファイナルベンド:イリュージョンバイザーの一突きが、無数のイリュージョンバイザーの
幻を纏い、その幻が実体を持って本物と共に敵を蜂の巣にする『乱れ突き』(AP7500)
285(訂正)厨設定全開(藁:03/08/26 20:58 ID:yLQeePDP
284の続き
香川 司
ロードナインテールが妖術によって実体を与えた幻。
かつてロードナインテールとの戦いに敗れたライダーが持っていたカードデッキを
ロードナインテールに与えられており、自らの主であるロードナインテールと
契約を交わしている。
鏡像ライダーに近い存在。
本物の人間と同じように、鏡の外の世界に適応した身体を持つ為、鏡の中に
引き篭もったままではいられず、外の世界での生活を強いられる。
その生活で不自由しない為に、便宜上「香川 司」と名乗っている。
元々は、ロードナインテールの操り人形でしかなかった彼だが、いつしか独立した
存在となり、ロードナインテールとの主従関係を逆転させてしまう。
そして、ロードナインテールの主となった彼の願いは「本物の人間になる事」である。
286バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDs :03/08/26 23:00 ID:1uuqOuVM
SS進まない・・・ヽ(`Д´)ノウワァァン
と落ち込んでいても仕方がないので自分の中で固まってきた伐のイメージを描いて見ました
週末には4話を書けると思うので待っててください。
http://a.jmpd.com/upload/bbs.php?db=2dbord&Vt=
>>253
杏香の声が出ないというのは「喋れない」ではなく「声に障害がある」でいいんですか?
287(訂正)厨設定全開(藁:03/08/26 23:12 ID:yLQeePDP
仮面ライダーファントムオルタナティブ
変身者:香川 司
身長:190cm
体重:87kg
ジャンプ力:70m
走力:100mを3.1秒
パンチ力:500AP
キック力:750Ap
最大視力:約23km
最大聴力:約20km
契約モンスター:九尾の狐型モンスター ロードナインテール改(8900AP)
召喚機:「幻召槍:『イリュージョンバイザーツヴァイ』(槍型 3790AP相当)」
サバイブ-偽り-
ファイナルベンド:イリュージョンバイザーツヴァイを空高く放り投げると、
実体を持ったイリュージョンバイザーツヴァイの幻が雨あられと敵に降り注ぐ
『飛槍雨撃』(AP9900)
その他のカードは、ファントムフレアとファントムシールドのAP、GPが900上昇
それ以外の変更は無し

香川が香上の研究結果を盗み、独自にサバイブカードの制作を試み、幾度かの
失敗を経て生み出した「偽り」のサバイブカードを使ってパワーアップした姿。
なお、「偽り」のサバイブカード作成に、誰かが手を貸した疑いがあるが、真実は定かではない。
288(訂正)厨設定全開(藁:03/08/26 23:45 ID:yLQeePDP
連続カキコスマソ……
仮面ライダーミラーイメージ
変身者:量産型鏡像ライダー
身長:攻撃目標となるライダーと同じ(相手によって変化)
体重:攻撃目標となるライダーと同じ(相手によって変化)
ジャンプ力:攻撃目標となるライダーのジャンプ力+5.5m
走力:攻撃目標となるライダーより0.8秒タイムが速い
パンチ力:攻撃目標となるライダーのパンチ力+50AP
キック力:攻撃目標となるライダーのキック力+100AP
最大視力:攻撃目標となるライダーの最大視力+1km
最大聴力:攻撃目標となるライダーの最大聴力+1km
契約モンスター:ドッペルゲンガー型モンスター シャドウストーカー(攻撃目標となるライダーの契約モンスター+1000AP)
特定の姿、能力を持たず、攻撃目標となるライダーの契約モンスターと同じ姿、同じ能力をその都度身につける
召喚機:「偽召機:『フェイクバイザー』(攻撃目標となるライダーと同じ機能、同じデザイン)」
コピーベンド:相手のカードの機能を真似する。まだ使用していないカードでも真似される可能性アリ。
直接攻撃、直接防御系のカードはAP、GPが+1000される。非常に沢山ある為、弾切れは無い
ファイナルベンド:敵のファイナルベンドをAP+1000してぶつける「ミラーバスター」

ライダーバトルを止めさせようとする勢力が強くなった時に放たれる刺客。
「最後の勝者となって願いをかなえる」為、独自の強大な力を持たされたオーディンとは違い、
「狙った獲物を仕留める」為、相手のドッペルゲンガーとして、相手と同じ能力を持ってライダーの前に現れる。
しかも量産型なので、一度に多数現れる事もある。
いくらスペックでオリジナルを越えていると言っても、ライダーバトルを潜りぬけてきたオリジナルにサシで勝てる事は稀である。
基本的には神埼やオーディンの脇を固める雑魚敵である。
289teny:03/08/27 04:41 ID:dMwXFw8a
ttp://www.kari.to/upload/source/1436.jpg
オルタナティブネオ描いてみました。
290名無しより愛をこめて:03/08/27 09:20 ID:GLo4DVD5
うーん・・・今更ですが>>253の高野美咲嬢のキャラがよく分からないっす。
キャラ紹介とかしていただければ是幸いかと・・・・
291253:03/08/27 09:37 ID:YdJ1Uhd+
>>290
ただ今、SSを執筆中なのでお待ちください。今日の夜頃にうpを予定しています。
292ギルノイズ:03/08/27 20:53 ID:ZgRu6ROs
>273-274
えっと……買いかぶりすぎです。たんにどうやってデッキを手に入れたか考えるのが面倒くさくて『謎の組織』を思いついただけです。
組織名を思いついたときにそれをコテハンにしたんです。
>275
まぁまぁ、ちゃんと落ちがついているではありませんか。まぁ、謎の組織がそんなに斬新か?と言う意見は認めますが。
>276
もしもし、召喚機を忘れてますよ?
>278-280
ダリドか……いいよ、このSS!僕もこんなかっこいいのが書きたいなぁ。ライダーになってこの願いをかなえようか?
>282-283
これもいいけど、二人は同時にデッキを受け取ったんですよ。
ギラードのSS、ラストでモンスターは3匹いたでしょ?あれは安宅のイノシシ2匹と相棒のゲルニュートなの。
でも、その正体がこの3人てのはいいカモナ……
293名無しより愛をこめて:03/08/27 22:08 ID:bb+i/7fw
>>288
あなたの書き込んだライダーの中では、ライダーのスペックが一番マトモですね。
294名無しより愛をこめて:03/08/27 22:21 ID:G6TByVR+
鏡像ライダーが全盛ですが…、以下の様な物を妄想してしまいました……。
戦いを止め様とするライダー達に、危機感を募らせるコアミラー……。
いかに強力なモンスターを生み出しても、
人間の友情などのコアミラーには理解不可能な力によって、尽く撃破されていく。
そこでコアミラーが出した結論は、ライダーを倒せるのはライダーだけ。
そして次々にコアミラーはミラーライダーを生み出していく…。

(妄想を)垂れ流してないで、シナリオの最終調整をしなければいけませんね。
それでは……。
295オルタナティブネオ登場編:03/08/27 22:55 ID:/MxB7+Y4
 夏も佳境に入ったある朝、江戸川区のとあるアパートの一室のドアの前に白いワンピースを
着た黒髪の少女が呼び鈴のボタンを押し続けていた。10分近く何度も押しているのだが、全
く反応が無い。周りの気温はとても暑く、セミの鳴き声がそれをさらに増長させていた。
 少女の名前は水原杏香。その正体は仮面ライダーヘーラ。彼女は演劇部の部長であったが、
数ヶ月前に不慮の交通事故で自らの声を失う羽目になってしまった。女優への夢を断念した彼
女は失意のあまり、街をさまよう。そんな時、神崎士郎からカードデッキをもらう。ライダー
同士の戦いに勝ち残れば…すなわち他人を殺せば願いが叶うと聞かされたが、彼女はそれを拒
み、人間を守るためにたった一人で戦いつづけていた。
296オルタナティブネオ登場編:03/08/27 22:55 ID:/MxB7+Y4
 あまりにも反応が無かったのか、少女は意を決してドアノブを回した。鍵がかけてなかった
のであっさりとドアは開いた。彼女は音をたてずにそっと部屋に忍び込んだ。
 1DKの洋室でノンスリーブのシャツとショートパンツ姿の少女が倒れていた。辺りには書
類やペットボトルがバラバラに散らばっていた。
 少女は杏香が幼い頃からの親友の高野美咲。。見た目からは判断できないが、IQ400の
頭脳の持ち主である。一ヶ月前に留学先のアメリカから帰って来ていたのだ。今の杏香にとっ
てはたった一人の理解者である。
(美咲ちゃん!)
 杏香は血相を変えて美咲を抱き起こす。よく近づいてみると寝息をたてている事から、単に
寝てるだけだと分かり、ホッと胸を撫で下ろした。それでも一応体を揺さぶってみると、しば
らくしてやっと目が覚めたようだ。
「ふわぁあぁぁああ…どうしたのよ?」
 寝ぼけ眼をこする美咲を、じっと杏香は見ていた。
「……」
「え?ここ1週間ぐらい姿見せてないから、気になったって?」
 杏香は首を縦に振った。
「ちょっといろいろあってね。何かは秘密だけど。すまないけど、今日はちょっと横にさせて。
1週間ずっと寝てなかったから」
 すると美咲はバタッと倒れてまた寝てしまった。何も掛けずに寝てしまった美咲にそっと杏
香はタオルケットをそっと掛けた。
(鍵はどうすればいいのよ…ま、美咲ちゃんならなんとかなるわよね)
 困り顔になった杏香はそう思い、部屋を出た。たった数分しかいなかったのに、外はとても
熱いように感じられた。
297オルタナティブネオ登場編:03/08/27 22:57 ID:/MxB7+Y4
 その日の午後、街に買い物へ出かけていた杏香にモンスターの接近音が聞こえた。現場はす
ぐ近くにある、彼女の母校でもある小学校。
 現場へ向かうと、プール帰りの小学生のグループをプロバジェルが襲おうとしていた。
 すぐに杏香は彼らをプロバジェルから身を挺して庇う。捕食し損ねたプロバジェルはまた鏡
の向こう側へといってしまった。少年達を逃がした杏香はカードデッキを取り出した。
(変身!)
 仮面ライダーヘーラに変身した杏香は鏡の中に飛び込んだ。
 ヘーラの搭乗したライドシューターが辿り着くと周りには何も気配が感じられなかった。
(どこへ行ったの?)
 辺りを見回すヘーラに背後から何者かが忍び寄ってきた。その気配を感じた彼女はアルトバ
イザーでパンチを受け止めた。相手は仮面ライダージェル。神崎士郎の作り出した鏡像ライダ
ーである。
「ニンゲンゴトキガジャマシヤガッテ!アトモウスコシデガキドモヲアイツニクワセルコトガ
デキタノニ」
(なんも罪も無い子供達を狙うなんて!でも、何?この不気味な雰囲気は…まるで生気が感じ
られない…)
「イクゾ!」
『ストライクベント』
 ジェルはスタンクローを手にして、ヘーラに向かった。
(来る!)
『シュートベント』
 ヘーラもすかさずアルトシューターを手にして、レーザーを放った。
 四方八方へ拡散するレーザーはさすがのジェルでも回避ができず、ダメージを喰らった。
「グハァ!」
(まだまだ!)
 レーザーを受けてフラフラのジェルをアルトバイザー先端の刃で何度も突く。
298オルタナティブネオ登場編:03/08/27 22:57 ID:/MxB7+Y4
『シュートベント』
(え?)
「ククク…」
 隙を突いてライトニングボルトをジェルは放った。一瞬の事だったので、稲妻がヘーラの体
を直撃した。
(はう!)
「ドウダ?シビレタダロウ。モウイッパツクライナ!」
 ジェルはライトニングボルトをもう一発撃つ。しかし、
『リフレクトベント』
 アルトバイザーの表面が鏡のように光り、稲妻をはじき返した。その稲妻が見事にジェルに
命中した。
「ナンダト!?」
(やった!)
 だが喜ぶにはまだ早かった。
『スイングベント』
(後ろに新手!?)
 背後に現れた新たなるライダーの鞭攻撃をヘーラは喰らった。現れたのはジェルの相棒とも
言うべきライダー、仮面ライダークラーケンであった。彼もジェル同様に神崎士郎の生み出し
た鏡像ライダーである。
(ううっ…)
「オソイゾ、クラーケン!」
「スマナイ。コノテイドノコムスメ、キサマナラタヤスクコロセルトオモッタノデナ」
(このライダーも生気が…まるで実体が無いみたい…何者なの?…)
『ソードベント』
「ヨクモアイボウヲ!」
 クラーケンはディープトライデントで何回も何回も突いてくる。
『シュートベント』
 さらにジェルもライトニングボルトを撃ち続ける。このままではヘーラが危ない。
(もうダメなのかな、私…美咲ちゃん…ごめんね)
 ヘーラは自分の死を予感した。その時である。
299オルタナティブネオ登場編:03/08/27 22:58 ID:/MxB7+Y4
「やあああああ!」
 バイクに乗った何者かが、クラーケンに突撃した。
「グアア!」
 クラーケンは吹き飛ばされ、体育館の壁にぶつかり、瓦礫に埋もれた。
『ソードベント』
「はあ!」
 くの字の短剣を持ったそのライダーは、今度はジェル目掛けてその短剣を投げた。ジェルの右
手に命中し、ジェルはライトニングボルトを落としてしまった。
(誰?)
 ボロボロになって地面を這いずるヘーラをそのライダーは抱き起こした。
「大丈夫、杏香?」
(あれ?この声…美咲ちゃん!?)
 ヘーラは一瞬でそのライダーの正体に気がついた。
「よくも、杏香をやってくれたわね!アンタたちのような腐れ外道、このオルタナティブネオが
許さないんだから!」
『シュートベント』
 オルタナティブネオはイクシードランチャーを手にし、強力なレーザーをジェルとクラーケン
目掛けてぶち込んだ。着弾した時の爆発で辺りは一瞬の内に火の海となった。
「グアアアアア!!」
 爆風でジェルとクラーケンは空高く吹き飛ばされる。それでもまだ決定打的な致命傷は喰らっ
ていなかった。
「しぶとい奴らね!どう、杏香、立てる?」
 ヘーラは縦にに振った。ヨロヨロとながらも、ヘーラは立った。
「ファーック!」
 クラーケンがディープトライデンを手にして、ヘーラに向かってくる。
『ソードベント』
 すぐにヘーラはアルトランサーを手にした。
(借りは返させてもらうわ!)
 クラーケンの攻撃を何度もヘーラは切り払った。
300オルタナティブネオ登場編:03/08/27 22:58 ID:/MxB7+Y4
「コムスメメ!」
「アンタの相手は私よ!」
「グワァァッ!!」
 ジェルはクラーケンの援護に向かおうとしたが、オルタナティブネオのレーザーバルカンの直
撃を喰らい、また吹き飛んでしまった。
「私は杏香のように甘くないよ!」
『ストライクベント』
 オルタナティブネオは両手にイクシードナックルをはめて、何度もジェルの顔面をぶちのめし
た。そのラッシュはジェルに反撃をさせる余裕を与えなかった。
 一方、クラーケンはディープトライデントをはじき落とされてしまった。
『スイングベント』
 アルトウイップを持ち、クラーケンの胸部をヘーラは連打した。
「コノママデハ!」
 ジェルとクラーケンのダメージは見る見るうちに蓄積されていく。オルタナティブネオは勝利
を確信した。
「杏香、今よ!」
『ファイナルベント』
 空から飛んできたヘーラの契約モンスター、アルトパピヨンがヘーラの背中に合体する。空高
く舞い上がり、全身を虹色に発光させたヘーラはクラーケン目掛けてイリュージョンライダーキ
ックを喰らわす。
(はあああああああっ!!)
「グワアアアアアアアアアア!!」
 キックが直撃したクラーケンは爆発四散した。
「クラーケン!」
「戦闘中によそみをしない!」
『ファイナルベント』
 ネオの契約モンスター、イクシードルフィがイクシードライナーと呼ばれるバイクに変形する。
スパークルシールドに包まれたイクシードライナーはジェル目掛けて突撃する。
「いっけぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
「ナンダトォォォォォォォッ!?」
 イクシードライナーの突撃を喰らったジェルもまた爆発四散した。
301オルタナティブネオ登場編:03/08/27 22:59 ID:/MxB7+Y4
 ミラーワールドから現実世界に戻る。いつの間にか日が暮れていた。
 すっかり人気の無くなったグラウンドにいたのは杏香と美咲だけであった
「1週間の苦労が無駄にならなくてよかったわ。杏香も無事で済んだ
し」
 杏香はじっと美咲の顔を相変わらず見つめている。
「ふう、懐かしいわねここ。6年前、ここでアンタと別れたんだっけ。そういえば入学したての
頃、私はいじめられっ子だったんだっけ。いっつもアンタに助けてもらって。それから、ドンド
ン私の方が上になっちゃって。で、帰ってきたらアンタは常識を越えた殺し合いの真っ只中…」
 美咲の表情が暗くなる。杏香も少し不安気味な表情になってしまう。
「でも、やっと…対等になれたって感じかな。これからはアンタの力になるわ。共に人類を救う
…ね?」
 それを隠すかのように美咲は笑顔になった。杏香も安心したような表情になる。
 しかし、校門の陰から二人を凝視する謎の人物がいた。端正な顔立ちの女性だが、その表情は
冷たかった。
「フフフ…仮面ライダーヘーラ、そしてオルタナティブネオ…相手にするには不足は無いわね
あの子たちには可哀想だけど、これもあなたのためだからね…鈴子…」
 彼女は4、5歳ほどの少女の写真を収めたロケットに笑みを浮かべてそう呟いた。
「…」
 杏香は彼女のいる方向を見ていた
「どうしたのよ?え、何でもない?そう…」
「勘付かれた?とりあえずこの場は去った方が賢明ね」
 謎の女性は雑踏の中に消えていった。
 彼女達の戦いは今、本当に始まったばかりである。

 ウォルトのファイナルがでてEND。
302オルタナティブネオ登場編:03/08/27 23:11 ID:/MxB7+Y4
 拙いながらもオルタナティブネオ初登場のSSをうpしてみました。
 杏香&美咲のキャラクターは大体こんな感じで、杏香は全く喋れませんが、美咲が彼女の気持ちを理解できるある種の通訳的な役割も果たしています。
 あと、ウォルトもちょこっと出してみました。
 まだこの頃のヘーラはまだ他のライダーとは全く遭遇していなかったという設定です。
 ちなみにヘーラにはある隠し玉をつけようと考えていますが、それはまた後ほど。
303ギルノイズ:03/08/27 23:25 ID:ZgRu6ROs
ゲルニュートのライダーを考えていて、『ヤモリの別名は壁虎って言うんだ!これをライダーの名前に……』

…………ゲルニュートはイモリだ。
304バラと魚(1):03/08/27 23:55 ID:Ty+KVqVW
ビルの1フロアにあるちょっと小粋なレストランで
鳥羽明美−仮面ライダーローズと塚本静子-仮面ライダーウォルトは会食していた。
明美は勤務時間外ということで、化粧は控えめに見くびられない程度にポイントを押さえただけのものだったが
彼女の年齢で真っ当に働いて稼ぐのは難しい高級ブランド品に身を包んでいた。
対する静子は見苦しくない程度の身だしなみは整えていたが
化粧もほとんどしておらずレストランの雰囲気には少々合わない程地味な衣装だった。
「それでさ、こっちは商売でいい顔してるのにわからない奴ってのもいるものね。
 こんな仕事やめて僕と結婚しようとか、真面目な顔して言うの。
 馬鹿な男ばっかり。まあいい男は私の職場にはこないものかもしれないけど」
話していることは場違いかもしれない。
明美の話すことは初めて聞くようなことばかりで、静子はただ目を丸くしていた。
「明美ちゃんって若いのに色々大変なのね」
静子は明美のことを明美ちゃんと呼ぶ。
「基本的には好きでやっていることなんだけどさ… おばさん、また子供に言うみたいに言う」
明美は静子のことをおばさんと呼ぶ。
「ごめんなさい、明美ちゃんみたいな若い娘と話す機会はあまりないからつい、ね」
静子は誤魔化すように、だが少し寂しそうに笑う。
305バラと魚(2):03/08/27 23:57 ID:Ty+KVqVW
(子供、か)
明美は目の前の女性を改めて見る。
勿論これは女性ライダー同士お互い頑張りましょうという壮行会ではない。
バトルを勝ち残るために一時的に明美と静子はチームを組んだのである。
いつ何が起こるか分からないライダーバトル故。、
いざという時の連絡等がスムーズにいくようある程度は私的な情報も交換している。
(寧ろ明美は今の生活習慣についてはほとんど隠さず話しているのだが、
逆に、普通の女子大生辺りが適当な嘘を言っているとでも思われているようだった)
隠していることもある。
示し合わせてそうしたわけでもないのだが、戦う理由はお互い喋っていない。
最後の1人になるまで戦い続ける意思があることを確認しただけである。
(私の望みは話してもまた適当なでっちあげと思われるだろうな…)
では静子の望みは何なのか。
静子が今夫と二人暮しの専業主婦なのは聞いている。
だが時々妙に慣れた感じで子供に言い聞かせるような口調になるのは何なのだろう。

「ここ、モンスターが出るって話は本当なの?」
何となく気まずい空気になったのでコーヒーをすすった後、明美は話題を切り替えた。
二人は契約モンスターに餌を与えるため、ミラーモンスタ−らしき噂話を聞きつけては出向いていた。
「さあ。ただの噂話かもしれないけど、こうして一つ一つ当たっていくしか方法がないしね」
「一応さっきからスピンベクターに見回りさせてはいるんだけど、あいつ怠け者だから」
「エーゲシーラーも乾いている所だと不機げ… !」
馴染みの感覚に襲われ、二人は同時に立ち上がり走り出した。
306バラと魚(3):03/08/27 23:57 ID:Ty+KVqVW
レストランとは別の階のオフィスフロアの一角。事務所募集中の張り紙が目立つ人気の無い廊下。
親とはぐれたらしい泣いている幼女がいた。
不意に何かに狙われる感覚を覚え、恐怖に身を竦ませる。

二人がその階に着いたのは、廊下の向こうで泣く娘が
まさにガラスドアの向こうから現れたモンスターに襲われようとしていた時だった。
(あれはギガゼール? ここからではあの娘は間に合わないか)
そんなことを思いながら変身モーションに入ろうとする明美の横を
「っておばさん!」
走り抜け、変身する間も惜しんでか生身のままモンスター目がけて体当たりする静子がいた。
ギガゼールも不意をつかれたのかよろける。
「早くお逃げなさい!」
静子の声に我に返って逃げ出す娘。
だが静子が次の行動に入るより早く獲物を取られたギガゼールの怒りの蹴りが静子に入った。
「ぐう」
ギガゼールが更に迫るが、間一髪ローズが割り込み二人とも鏡の向こうに消えた。
「……変身!」
静子は苦しみながらも変身し後を追った。
307バラと魚(4):03/08/27 23:58 ID:Ty+KVqVW
ミラーワールドには更に3体のガゼル族モンスターが待ち構えていた。
「オメガゼールまでいるの!」
ローズは舌打ちした。オメガゼールはガゼル族モンスターのボス的な存在である。
個体としての戦闘力が高いのもさることながら、
こいつがいるとガゼルモンスター全員の士気が上がり、統率された行動すら取る。
今にしてもいつも通りの高速移動しながらのヒット&アウェイ戦法に見えて
明らかに動きの悪いウォルトの方を集中的に狙っている。
オメガゼール1体にギガゼールが3体。
ローズはスピンウィップを、ウォルトはエーゲショットを召喚して対応するが捌き切れない。
ウォルトはエーゲショットの高圧力水の反動に耐えるのすら辛そうだ。
(適当に離脱しておばさんを病院に連れて行きたい所だけど…)
ローズが後ろを振り返るが、ウォルトは苦しそうにしかし力強く拒否する。
「駄目よ…… こいつらはここで全て倒さないと…」
さっきの子供を狙い続けるだろう。
「ぐぎゃ!」
後を追うのを諦め、二人の周囲をひたすら回るように仕掛けておいた殺人ゴマ-スピンブリッドに
ギガゼールの1体がかかった。脚を押さえてうめくそいつにウォルト渾身のエーゲショットが決まる。残り3体。
ローズが跳び、空中でカードを引く。地上でモンスター達の集中攻撃の的になったウォルトも合せてカードを引く。
「フィールドベント」
「ファイナルベント」
辺り一帯が海と化した。タイダルチェンジ−ウォルトの特殊能力である。
ウォルトへの一斉攻撃のために急降下したガゼル達は何が起こったのか分からぬまま水の中に投げ出された。
空中のローズは現れたスピンベクターにコマのように回転をかけて打ち出す。
「行け!」
スピンベクターは水しぶきを上げながら水面を走り、
まだ対応しきれずに水に浮かび続けるしかできないモンスター達を切裂いた。
308バラと魚(5):03/08/27 23:59 ID:Ty+KVqVW
その後、明美は静子を病院まで送った。
「また、主人に怒られてしまうわね…」
困っているようだが、子供を守れたことは満足そうだった。
精密検査の結果が出るまでは確かなことは言えないが、
命に関わることはないだろうとのことだった。
病院に行くまでに交わした言葉は少なかったが、静子が戦う理由は大体予想が着いた。

職場に今日は休むことを伝えた後、明美は1人夜の街をもの思いにふけながら歩いた。
静子は子供のために戦っている。
今日助けた子供は静子の実の子ではないが、生身でモンスターに立ち向かったあれも母の力という奴なのか。
(……)
体を重ね合わせるのは好きだが、自分が母になることは考えたこともなかった。
ライダーの道を選んだ明美の先にあるのはどちらにしても死である。
そのことの意味を考え直している余裕はない。
一方で、ライダーにならなければ価値観が違う静子のような人種と接触を持つことも
あったかどうか怪しいのだが。運命とはそんなものかもしれない。
ライダーの運命…
「気付かない方が良かったかな?」
呟く。どうだろう。どんな切実な理由で戦うライダーが相手だろうと躊躇しないと思っていたが。
「その時は、その時。先のこと考えても仕方ない」
それが明美の生き方だった。
309羅剛・ローズ作者:03/08/28 00:26 ID:35kQiCCi
ご無沙汰しております。
ローズ絡みの短編2話目です。
(ギルノイズ仮説を書いたのは別の方なので。使ってくれた方ありがとうございます。)
ライダーバトルの中ではこういうこともあるのではなかろうと思い、
このスレで以前提案されていたウォルトを使わせて頂いて書きました。
投稿された方、どうもありがとうございました。

て書くのに夢中になってリロードしてなかった内に他の方がウォルトを使っていますね。
作者の方ですか?(汗
まあもしイメージと違うとかありましたら、例によってパラレルとでも解釈してください。

話変わって
>ギルノイズ氏
初登場時のあまりに他人事みたいな話し方からして私も
「一般人だが巻き込まれてヒーローの協力者になる」くちかと思っていましたが彼もライダーだったのですね。
でか登場SSから今に至るまで「青年」とか「相棒」としか書かれない所を見るとまだ名前考えてませんか?(W
310暗闇に映る山羊1:03/08/28 01:55 ID:svItzAvd
彼はいつものように明滅する電灯の下で相棒からの合図を待っていた。
相棒・・・・それは契約モンスターのダークネスゴートである。
他のモンスターに比べれば遙かに高齢で静かなモンスターであり、食欲もそれほど旺盛ではない。それは彼自身にとってもありがたい事であった。
彼が戦う事は少ない。仮面ライダーとなることは多いが、戦う事は希だ。
数多くのライダーが様々な形でチームを組んでいる以上、単独行動を常とする彼には慎重な行動を迫られる。故に簡単に戦う事を選択すればそれは複数の仮面ライダーに囲まれるという最悪の結果を生みかねない。
だから彼は月に一度だけの相棒の食事にも慎重な場所選びをした。このような朽ちたビルの地下のような場所を選び出したのだ。
キィィィィン・・・・・
相棒からの合図である。しかしそれは普段とは違った合図だった。
無言のまま、彼は鏡にデッキを向けた。右手が小さく十字を切る。
「変身」



311暗闇に映る山羊2:03/08/28 01:57 ID:svItzAvd
その地下には相棒が居た。
大きくはないが小さくもない。常に臆する事もなく、寂しげな目をたたえたモンスターがそこにいた。
「なるほど・・・・そういうことか」
ゴートは相棒を下がらせると、右手の巨大な鎌を相棒の角にかけた。
目の前にいるのは仮面ライダーヨウジャ。神崎が作り出した鏡像ライダーの一人である。
どうやら蛇のようなモンスターと契約しているモンスターのようであった。
「・・・・コロス」
「やってみろ」
ヨウジャの声にゴートは静かに答えた。
「オオオオオオオッッッ!」
構えながら走ってくるヨウジャ。そしてその拳がゴートの顔面を狙う。
「・・・・・」
ぱしっ・・・・
静かな音を立て、その拳は受け止められた。
そしてその腕を取られ、ゴートの拳が彼の顔面を打つ。そしてよろめく暇も与えず腹部を蹴り飛ばした。
「グアッ!?」
「・・・・・」
急いで立ち上がり右手のベノムバイザーを取り出し、カードを取り出そうとする。
だが、それは気付けば眼前のゴートの右手にあった。
「!?」
「雑魚が」
右手のベノムバイザーが本来の持ち主であるヨウジャの横っ面を殴り、そしてゴートの左腕が彼の首を掴んだ。
「死ね」
左腕に力がこもり、徐々にヨウジャの体が大地から離れてゆく。
やがてベノムバイザーを捨てられ、ゴートの両腕が彼の首を掴んでいた。
小刻みに浮かぶ蛇の影。それを今殺そうとする山羊。
やがて、気味の悪い音を立てて蛇は事切れる・・・・。
312暗闇に映る山羊3:03/08/28 01:59 ID:svItzAvd
「神崎・・・・何のつもりだ?」
ゴートは自分の背後に気をやりながら言葉を発した。そしてそこには神崎士郎が存在していた。
「俺にこんなヤツをけしかけて・・・・何をたくらんでいた?」
そう言って死体を投げ捨てる。それは神崎の足下に落ちた。
「・・・・何故他のライダーと戦わない? 既に戦いは始まっているぞ」
「徒党を組んで戦うライダーが多すぎる。一人では勝てん」
そこでゴートを神崎の方へと振り返った。相も変わらず神崎の目にはゴートに向けられる憎悪にも近いものがあった。
「俺に戦ってほしいのならば・・・・・俺から奪ったカードを返せ」
「・・・・・貴様には必要ない」
「必要だ。それを返せ」
二人の間に緊張が走る。だが、神崎の手が懐に伸びた。
「・・・・・ライダーを倒せ。そのためにこれを使わせてやる」
「フン・・・・」
神崎の右手から宙を舞う一枚のカード。それには「ファイナルベント」と英語で書かれていた一枚のカード。
「失礼させてもらうぜ。これさえ手に入れば問題はない」
「・・・・・伐という仮面ライダーがいる」
「・・・それで?」
「戦いを止めるためにライダーの力をふるう忌まわしき存在」
「ソイツを殺すか?」
「・・・・好きにしろ」
「ああ、そうさせてもらうぜ。・・・・ああ、あとそこにいる役立たずを生き返らせてやれ。まだ、使える」
ゴートが歩き出す。刹那、彼の体に数発の弾丸が撃ち込まれた。
313暗闇に映る山羊4:03/08/28 02:00 ID:svItzAvd
「・・・・?」
「敵は多い。ここにもいるぞ?」
「さっさとソイツを連れて行け。目障りだ」
膝をつくゴートにさらに弾丸が撃ち込まれる。
「ぐっ・・・・」
既に神崎は消えた。残ったのは山羊と、正体不明の敵。
おそらく相手は遠距離戦を得意とするライダー。しかも狙撃を主とするタイプだろう。
「シュートベント」
近くであの声が聞こえる。そしてゴートの視界はミサイルに埋め尽くされた。
(やったか?)
ディメンジョンベントで隠れ狙撃をしていたのは仮面ライダーヒット。その右手には大きな狙撃用の銃があった。
少しずつはれてきた煙の中の死体を彼の目は探す。
そして彼の捜し物は見つかった。ゴートの・・・・地に伏した姿である。
(後をつけてきて正解だったな。このライダー・・・・まともにやったらただでは済まないだろうな)
少しずつ彼に近づくヒット。だがその時気付いた。ゴートの右手にはそれがあった。
先ほどまではなかった巨大な鎌が。
「フォグベント」
無機質な声が響く。
314暗闇に映る山羊5:03/08/28 02:00 ID:svItzAvd
「しまった!?」
瞬間、彼の背中に衝撃が走る。それは刃物による斬撃。視界を奪われたヒットにその不意打ちをかわす手段はない。
さらに立て続けに襲ってくる斬撃。
「うああああっっ!?」
「グレイブベント」
倒れるヒットを包み込む巨大な棺。そして血にまみれた山羊がその棺を踏みつける。
「やってくれたな・・・・今殺すには惜しいな」
棺の中から返事はない。
「それに俺は時間切れだ。また会おうか、狙撃手」
ゴートサイズの刃の付け根が展開し、カードが挿入される。その腕はすでに粒子化が始まっている。
「エスケイプベント」
「クックック・・・・ハァーハッハッハッ!」
ゴートが鏡から出た為、崩れゆく棺の中に響き渡ったのは人ならざる笑い声。
狂気を体現した者のみに発せられる悪魔の声だった・・・・


315山羊作者:03/08/28 02:05 ID:svItzAvd
長文失礼しました。
ゴートには味方が居ないことに気付いたのでこんなのを書いてみました。
まあ味方が居てもその味方もとんでもないヤツでしょうし・・・・
あとゴートを使って頂きありがとうございました。存分に使ってやってください。

>>ヒット作者様
使わせて頂きました。こんな役回りさせちゃいましたが大丈夫でしょうか?
316ヘルマスター紹介SS/1:03/08/28 12:10 ID:rS/ZUOJf
仮面ライダーヘルマスター(>>87 >>171)のSSを作りました。
「こういうキャラなんだ」とわかっていただけたら幸い!
(余計謎が深まるかもしれませんw)

ミラーワールド。
現実世界と隔離されたこの場所で二人のライダーが戦いを繰り広げている
一人は仮面ライダーヘルマスター。頭に角と毛むくじゃらの鎧。
猫背で野性的。まるで悪魔のような外観のライダー。
もう一人は仮面ライダーエッジ。こちらは対照的に優雅で美しいデザインのライダーだ
二人の剣戟の響きが無人の街にこだまする
「ゥルロロロローーーーッッ!!」怒号。
「くっ、なんなんだ!こいつはッ」獣のような戦法でエッジを追い詰める。
エッジは防戦一方で受け流しつつ反撃の隙を見出そうとしたが、
運悪く体のバランスを崩してしまう
カッキィーーン!
「う、うぁあッ!しまった!」
エッジのソードが遠くに飛ばされ、態勢を整える間も無く手痛い一撃を食らってしまう
「クッ、なんてぇ野郎だ・・・・」
ヘルマスターは相手が弱っていることを確認し、カードを取り出す。ファイナルベント!
「ブゥロロロロォーーーッッ!!」
契約獣ブレイジングハウンドとのコンビネーションアタックでエッジに止めを刺す
「うぉああああっ!!」
立ちのぼる爆煙。勝利を確信したヘルマスターがおたけびをあげる。
「ヴァロロロロロロ・・・・・・・・  ・・ムッ?」
だが、煙の中から満身創痍のエッジが現れる。
ヘルマスターのファイナルベントの威力では決定打にはならなかったのだ。
怒りを抑えながらもう一枚ファイナルベントをセット
「・・・・!!」
317ヘルマスター紹介SS/2:03/08/28 12:11 ID:rS/ZUOJf
憎悪と共に迫るヘルマスター!エッジが敗北を悟ったその瞬間・・・・
「STRIKEVENT!てやぁ!!」新たなライダーがヘルマスターに襲い掛かる。
すかさずモルフベントで防御するが、STRIKEVENTについた棘が超高速で上下に震動して
モルフベントごとヘルマスターを吹き飛ばす!
「ナニモンだ!キサマァァァーーーーッ」
「俺か?俺は仮面ライダー伐!コンゴトモヨロシク」
「来て・・・ くれたのか・・」
「ルロ?? ・・・・あ〜あ〜、もうタイムオーバーですか〜」
二人に首切りポーズをかましてミラーワールド脱出
「おい、俺達も脱出すっぞ!」「・・・ああ」
エッジに肩をかしてミラーワールドを脱出する二人
「祐二!大丈夫か?」
「すまない。君に借りを作ってしまったな」
「なーに。どうってことないさ!」
現実世界にもどった祐二の体中には火傷の痕が生々しく残っている。
ダメージはかなりのものだ。だが夏見に心配かけまいと強がりを言う
「ったく、今日は朝からツイてないぜ・・」
「そうだな。ガラス見たらお前らが戦ってて・・・ ん?朝、朝?朝ァ!!やっばぁ今日のバイト朝番だ!」
「・・・祐二、お前さ、一人で無理すんなよな!いつでもオレを呼んでくれよッ」
ニカッと笑ってそう言うと、足から煙が出るほどの猛ダッシュで走り去ってしまった。
「ああ、、わかってるよ・・・」
誰に言うでもなくつぶやき、そのままズルズルとへたりこみ眠ってしまった
318ヘルマスター紹介SS/3:03/08/28 12:12 ID:rS/ZUOJf
ビルの3階にある喫茶店。二人のやりとりを傍から見ていた男がいた。
名前は国枝完次。家の火災が原因で孤児となってしまった少年。
今まで幸せそのものの生活を送っていただけに、彼の受けた精神的ショックは計り知れない。
そのせいか19才という若さながら世の中の悲しみ全てを体験したような、そんな冷たい瞳を持つ。
瞳の先が祐二から夏見に移る。ドタドタとカッコワルイ走り方だがそれなりに早い
「フッ、フフッ・・」席を立つ。
「彼とは楽しく遊べそうだね。遊んでいるうちは苦しみから逃げられるから・・・」
会計をすますため財布を取り出す。どう見ても中年男性が使うような鰐皮製の財布。
彼の召喚獣の餌食となった人が持っていたものだ。
「ワクワクし〜てきたなっ!」
幼さが若干残っていた顔が、残虐性を秘めた表情へと変貌する。
「さぁて・・・・・」
店の外に置いてあったスクーターを盗み、夏見を追う。
「ゲーム、開始だ」

こうしてまた新たな戦いが、始まる。

---すべては戦いで自分の渇きを潤すため・・・
---すべては平凡に生きる人間どもに、自分の味わった絶望を分け与えるため・・・
---そして、自分の願い(全ての人間と共に死ぬこと)を成就するため・・・

---仮面ライダーヘルマスター。彼の悪意は誰よりも、深い・・・
319名無しより愛をこめて:03/08/28 20:16 ID:F5+Lty0T
ここの板って500KB超えると書き込めなくなるんだよね、確か。
今230ちょっとだけど、前スレはSSに埋め尽くされて誘導出来てなかったんだよね。
これからは400切ったら書き込まずに、誘導の為の容量の越しておきませんか?
SSのペースが速くなって来たので、一応今書き込んでおく。
どうせ後の方になってくると忘れるんだろうけど……
320仮面ライダー伐 第四話・1:03/08/28 21:24 ID:R04xvsbO
晴れた朝、「市立草野病院」。
仮面ライダー羅剛―汀 十郎は、病室のベッドで横になっていた。
「くっ・・誰も見舞いに来ないとはな・・。」
汀はそのどこか狂った感性から、同僚達に嫌われていた。おそらく今頃奴らはほくそ笑んでいるだろう。そう思うと
やりきれなくなり、汀は白い壁を拳で叩いた。
「そうだ・・・俺にはライダーバトルがある。回復したらまた楽しめるさ・・・」
それだけを頼みに、汀はベッドに仰向けになって布団を被った。

カードゲームショップ「ボリサブ」。
「なんだよ、常連の俺の言うことが聞けないってのかよ!」
「そんなことを言われましても・・・」
レジを任せられていた夏見は、一人の客の無茶な要求に困っていた。
「今財布を見たら1992円しか入ってなかったんだよ!どうせ消費税を入れて1996円なんだからまけてくれて
 いいだろ!」
そう言って夏見に食って掛かっている男はボリサブの常連客、榎木 史也。彼は狂的なカードマニアであり、カードを
手に入れる為には手段を選ばないような面がある。
「そんなこと言われましても・・・」
「いらっしゃいませ、お客様」
次の瞬間、夏見は椅子から突き飛ばされる。代わりに榎木に応対しているのは、いつも会計には口がうるさいはずの
石井店長その人だった。
「4円ですか・・。わかりました、まけましょう」
「よっしゃ、話の判る店長だぜ!おうそこの店員、おまえももう少し店長を見習えよ」
「なんだとー!」
怒りに任せて榎木に手を挙げようとした夏見を、石井店長は肘鉄で制止した。一瞬のことだった。
「ぐっ!」
「どうもありがとうございました」
榎木の後姿を見送った後、石井店長は鬼のような形相で夏見に向き直る。
「ひ〜い〜ら〜ぎ〜く〜ん」
それは、石井店長の口からマシンガンのように夏見への文句が飛び出す合図だった。
321仮面ライダー伐 第四話・2:03/08/28 21:24 ID:R04xvsbO
「おのれ石井店長、俺をなんだと思ってるんだ!」
引き継ぎを終わってアパートに帰る途中で、夏見は缶コーヒーを飲みながら愚痴をこぼした。
「この前は子供に少しまけてあげたら『よく考えろ、お金は大事だろう』って怒ってたのに・・・全くもって
 あの石頭は・・・」
怒り心頭に達した夏見は飲み終わった缶を勢いよく投げた。今度は自分の頭に当たらないように下向きに投げたのだが、
缶はたまたま転がっていたゴムボールによって上空に弾かれ、そしてたまたま上を飛んでいたカラスが口にくわえて
すぐに放し、夏見の後頭部にクリティカルヒットした。
「痛ぇっ!またかよウワァァン!」
ズキズキする後頭部を押さえる夏見。
「全く運のない奴だな」
驚いた夏見が後ろを向くと、そこには一部始終を見ていた叶が笑って立っていた。
「あっ、叶さん。笑うなんて酷いじゃないですか!」
夏見は頬を膨らませて拗ねた表情になる。
「悪い悪い。君の様子がひどく可笑しかったからね。ところで、仕事はいいのかい?」
「うちの店は2交替だから今から帰るんですよ。叶さんは?」
「今日はセッションがあって休んだんだ。近所のライブハウスでライブをすることになったからね」
「ライブですか!凄い!」
尊敬の目で見つめる夏見に、叶は頭をかいて照れた素振りを見せる。
「これから行くところだから良かったらついてくるかい?」
「はい!」
夏見は叶がミュージシャン志望だということを知らなかったから、叶の演奏がどの程度のものか興味を持った。二人は
ライブハウスへと歩き出していった。

同じ頃、ミラーワールドで。
虚空の中から粒子が集まりだし、一つの物体を形成しようとしていた。
やがて現れたもの。それは、殲駆に続いて神崎によって作られた、ライダーを駆る存在『鏡像ライダー』、仮面ライダー
ツームだった。
実体化したツームの前に立つのは、コートを纏った神崎 士郎・・・。
「オマエカ、オレヲジッタイカシタノハ」
「そうだ。おまえは他の仮面ライダーを駆逐するために作られた。戦え。」
「ワカッタ・・・。ライダーヲ、マッショウスル」
そういうとツームは、ウサギ型ミラーモンスター『アンバニード』を従わせ、どこかへと消えていった。
322仮面ライダー伐 第四話・3:03/08/28 21:25 ID:R04xvsbO
「す、凄ぇ!」
ライブハウスで行われた叶の演奏を聴いたとき、夏見は驚愕した。
思わず体を揺さぶられるようなギターの咆哮。それに負けず叶が叫ぶ、魂の慟哭。それらが一体となって聴くものの耳へ
入ってくるのだ。
「叶さん、俺、感動しました!」
演奏を終えて汗だくで戻ってきた叶に、夏見は素直に感嘆の意を表した。
「そう言ってくれるとありがたいよ。どうだい、今度のライブにも来てくれるかい?」
「もちろんです!」
夏見がそう言って叶の手を握った、瞬間。
キィィン・・・キィィン・・・。
二人の耳に、さっきの演奏とは180度違う感触・・あからさまな不快感を催す耳鳴り音が、聞こえた。

その頃、えのき競馬場。
依城 宗一は、いつものように競馬に精を出していた。
「くそっ、また負けた・・勝負所じゃないからよかったが・・。」
そう言って紙屑になった馬券を破り捨てる依城。しかし本命は次のレースだったので、彼は再び芝のほうへと目を向けた。
「昨日が雨だったから、今日は重場だな・・。本命が来るか・・」
そう言って依城が競馬新聞を読み始めた、その時。
「何だぁ!騎手が消えたぞ!」
「なにっ!?」
依城がフィールドに目を向けると、昨日の雨でできた水溜りから現れたアンバニードが、馬から騎手を引きずり下ろして
ミラーワールドに連れ去ろうとしていた。
「ミラーモンスターか!」
依城は慌ててトイレに飛び込む。そのまま鏡に向かって
「変身!」
依城は仮面ライダーヒットに変身すると、ミラーワールドへと飛び込んでいく。
「どこだ?モンスターは」
「キタナ、カメンライダー」
振り向くヒット。そこには三体のアンバニードを引き連れた、ツームの姿があった。
「鏡像ライダーか!俺の金がかかったレースを邪魔しやがって!」
「ソンナコトハドウデモイイ、オマエヲタオスノガ、オレノシメイダ」
4対1の、ヒットに不利な戦いの幕が切って落とされた。
323仮面ライダー伐 第四話・4:03/08/28 21:26 ID:R04xvsbO
ヒットとツームの戦いが始まった頃、夏見と叶もまた別のミラーモンスターの存在を感知していた。
「変身!」
「変身!」
ミラーワールドに突入した伐とエッジの前に立ち塞がるもの、それは二体のアルマジロ型モンスター『アルマクス』。
「ストライクベント」
「ソードベント」
伐は『ジャッジソー』を、エッジは『ネックブレード』を構える。
「行くぜ!」
「おう!」
伐とエッジはアルマクスに向かって猛然と突進した。

仮面ライダーヒットは、ツームとアンバニードの波状攻撃に苦戦を強いられていた。
「ホールドベント」
『リードバイザー』からツームの手に鞭型武器『グロウンアームス』が装備され、アンバニードに翻弄されたヒットの腕に
巻き付けて手の自由を奪った。
「ぐっ!」
「フフフ、アンバニードノコウゲキニサラサレルガイイ」
ツームの掛け声と共に、ヒットに攻撃を仕掛けるアンバニード。三体が一斉に仕掛ける攻撃はいくら威力が低いとはいえ
動きの自由を奪われたヒットにはかなりのダメージとなる。
「ええい、この鞭さえ解ければ・・ガハッ!」
「ムダダムダダ、ナブリゴロシニシテヤル」
そう言ってツームがファイナルベントのカードをリードバイザーに装填しようとした、その時。
「ダダダッ」
どこからか撃たれた銃の弾丸によってグロウンアームスはちぎれ、ヒットの腕が自由になった。
「?!ナニモノダッ?」
「ねえ、協力してあげようか」
ヒットの前に現れたのは、羅剛と手を組んでいるはずの疑似ライダー、メシア。
「なんで貴様が協力するんだ?」
「相棒がちょっと戦えなくなっちゃってね。暇だから君達の戦いに協力してあげようと思ったんだよ。駄目かい?」
「ふん!・・・気に食わないが、しょうがあるまい。行くぞ!」
「そうこなくっちゃ」
メシアとヒットは再びツームとアンバニードの方に向き直った。
324仮面ライダー伐 第四話・4:03/08/28 21:27 ID:R04xvsbO
「いっけぇ!」
伐のジャッジソーがアルマクスの体を粉々に粉砕する。
「スイングベント」
間髪入れずに鞭型武器『ジャッジウィップ』に持ちかえた伐は、エッジと対峙していたもう一体のアルマクスに向けて
ビシッと音を鳴らしながらジャッジウィップを打った。動きを封じられるアルマクス。
「今だ!エッジ!」
「ああ、感謝するよ!」
もう一体のアルマクスは、動きを封じられたままエッジのネックブレードに切り刻まれて爆発四散した。
「いえい!」
伐は指を鳴らして敵の撃破を喜ぶ。
「やったな」
エッジは二体のモンスターが粒子となって舞い上がっていくのを見つめた。

「シュートベント」
『ブレットリボルバー』で二体のアンバニードを立て続けに打ち抜くヒット。
「アタックベント」
『ベアークロー』でアンバニードの頭をぶち砕くメシア。
「クッ、アンバニードガスベテヤラレルトハ!」
「形勢逆転だな。メシア、俺を上に持ち上げろ!」
「・・?何をする気だ?」
「ジャンピングベント」
疑問に思いながらもメシアはヒットを抱きかかえ、ミラーワールドの上空に高々とジャンプした。
「シュートベント」
最も高く上った所で、ヒットは『ブレットライフル』を両手で構える。
「よくも俺を苦しめてくれたな!食らえ!」
「サセルカァ!」
グロウンアームスで再び動きを封じようとするツーム。だが、落ちてくるヒットになかなか狙いをつけられない。
一方のヒットは余裕で照準を合わせ、
「ズギュゥゥン」
ブレットライフルの弾丸を額の真ん中に食らったツームは、そのまま崩れ落ち、粒子となって消えた。
「こういうことを、する気だったのさ」
325仮面ライダー伐 第四話・6:03/08/28 21:27 ID:R04xvsbO
「これからどうする気だ?」
戦いの終わったミラーワールドで、ヒットはメシアに問いただす。
「どうって・・。羅剛が回復したら、また君たちに戦いを挑むよ。それが僕達のチームの方針だからね」
「そうか、なら俺達のタッグも今回きりだな」
「そうだね」
メシアとヒットはそれ以上言葉を交わさず、それぞれの場所から元の世界へと帰っていった。
二人とも、敵との間に無駄な情を持つのが怖かったのである。

「ふぅ、余計な邪魔が入りましたね、叶さん」
「そうだね。でも、ライブの本番の時は勘弁してほしいけどね」
夏見と叶がライブハウスを出ると、既に夕方になっていた。
「今日は演奏を聴かせてもらってありがとうございました。良かったですよ、叶さんの演奏」
「こちらこそ、どういたしまして。」
夏見と叶はそう言って笑い、それぞれの帰路へとついていった。

夕日が落ち、夜になる。
闇夜のミラーワールド。その闇を切り裂いて蠢く、三つの影。
「ふはは、無様だなあ、ソーン!」
「ゴート!貴様は卑怯な戦いしかできないのかっ!」
ソーンと呼ばれた者−仮面ライダーソーンは、二人のライダーからの挟み撃ちにあっていた。
「卑怯?そんなものがライダーバトルにあるかってんだ!そうだよな、ヘルマスター」
「・・・ああ」
禍々しいシルエットを持った二人のライダー、ゴートとヘルマスターは尚もソーンを追いつめる。
「てめえみたいな綺麗事を並べる奴は、今ここで地獄に送ってやる!」
いきがるゴートは息も絶え絶えのソーンにとどめを刺すべく、デッキから一枚のカードを取り出した。
「ファイナルベント」
「うっ!?」

−「グロウンアームス」のカードがフェードインして終−
326バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDs :03/08/28 21:38 ID:R04xvsbO
次回はヘルマスター・ゴート・ソーンが登場予定です。
>>255-257>>310-314>>316-318辺りを参考にしたいと思います。
他のライダーのSSも非常に参考になります。ただあまりSSばかりだとスレ自体読みにくいので
定期的に自分からもイラスト・設定うpしてみたいと思います。
>>319
一応伐関連のSSは全て保存していますので次スレにはzipで持ち越せればいいかな・・と思ってます。
でも確かに誘導は必要かもしれませんね。
第一話→>>142-147
第二話→>>193-199
第三話→>>224-230
それでは。
327名無しより愛をこめて:03/08/28 22:24 ID:F5+Lty0T
>>326
SSのまとめ乙彼でつ。

いっそ、SSの保存庫が出来ればいいんだけどね。
まあ、そこまでする必要も無いか。
328ランバー作者:03/08/28 22:27 ID:rS/ZUOJf
>>326
今回も面白かったですよ!乙です〜。
次回ヘルマスターが出るようなので>>316を参考にしていただけたら幸い

あと、提案なのですが、バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDsさんのSSに登場するライダーを
あらかじめ決めておきませんか?
このスレ全員の登場は無理だろうし、バツさんのストーリーに絡ませるために
作成されたライダーもこれから増えると思われるので。
329(訂正)厨設定全開(藁:03/08/28 22:31 ID:0b1X15bF
>>293
ノルンはああいう「ラスボス」って香具師でしたんで、
マトモじゃないくらいが丁度良かったんですが、あとの連中はかなりメチャクチャ……

パンチ力、キック力がちと強すぎだったし(あれの半分くらいが相場……)、
モンスターも原作で「かなり強め」とされているドラグレッダーで5000APなのに
ロードナインテールは素で1500もAPが上だし……
一応、ただの一参加者なのに、ファイナルの威力がオーディンとタメを張っている
つうのも問題大有りだったかも……

まあ「厨設定全開」ですし(藁
330ギルノイズ:03/08/29 00:31 ID:NfnsU9Kd
うわ〜〜ん、助けてショッカえもん〜〜
ゲルニュートのライダーの名前が思いつかないよ〜〜(泣)
331山羊作者:03/08/29 01:03 ID:+O/+q/l2
うお! やった! 本編にゴートとソーンが出てきますか!
いやー嬉しい限りです。しかもゴートに相棒が!
はっはっは、彼にも友達が出来たんだなぁ・・・
332名無しより愛をこめて:03/08/29 01:46 ID:/GJa5798
うむむ、色々うpされてますな。

>>山羊作者氏
お疲れ様です。ゴートはFVを神崎にとられていたんですか。
しかしここでの神崎は龍騎本編以上に大変そうですな。
あと、この相棒で良いのですか(W

あとついにヘルマスターが動き始めましたね。
キ○ガイ臭が強くていい感じです。
敵役の分担は羅剛が中ボス、ゴートが狂言回し、ヘルマスターがラスボスといった所でしょうか。

>>バツメイカー氏
4話乙です。今回も楽しかったです。
続々ライダーが集結していますね(何気にダ○ドも…)。
ソーンは無事に伐チームと合流できるのでしょうか?
続きを楽しみにしています。
3332bdord:03/08/29 11:10 ID:kzLNc0Nf
ようやく退院しますた…。
それにしても知らないうちにかなり盛り上がってるなあ。


334名無しより愛をこめて:03/08/29 18:41 ID:dKWEPtiE
>>330
あれだ。どんな名前にしたいんだい、ライ太くん。
何語で名前を付けるのにもよるが。でもやはり英語かな?
ゲルニュートの様な忍者系だったら、漢字を使うと味が出るかも知れん。


>>333
入院してたのかYO!
335SSまとめ1:03/08/29 21:13 ID:TwyzcYZS
-MASKD RIDER PHANTOM-「第二話」その8(再放送)
>>91
-MASKD RIDER PHANTOM-「第二話」その9
>>92
前スレ364氏の那岐サイドSS
>>107-110
>>114-121
仮面ライダーローズ登場編
>>165-169
那岐サイド最終回SS
>>180-185
仮面ライダーゴート紹介SS
>>187-188
オルタナティブ・スナイプ紹介SS
>>203-204
仮面ライダー羅剛紹介SS(1)
>>206-210
龍騎ライダーVSオルフェノク
>>219
336SSまとめ2:03/08/29 21:14 ID:TwyzcYZS
仮面ライダーソーン紹介SS
>>255-257
仮面ライダーギラード紹介SS
>>270
仮面ライダーダリド紹介SS
>>278-279
謎の組織ギルノイズ紹介SS
>>282-283
オルタナティブネオ登場SS
>>295-301
バラと魚
>>304-308
暗闇に映る山羊
>>310-314
仮面ライダーヘルマスター紹介SS
>>316-318

仮面ライダー伐のSSは、既に纏められているので割愛させて頂きました。
337前スレ275:03/08/29 21:31 ID:qTlZRMbq
久しぶりの登場・・・宣伝に
前スレの250以降、カマタサイドのライダー達のSSを
【手を取り】ライダー共闘SSスレその5【戦え】
にて第一話から始めました。よかったら見てやってくださいな。

>>ALL
新たなストーリー、楽しんでますよ。がんばってくださいね
338ギルノイズ:03/08/29 21:40 ID:NfnsU9Kd
>334
乗ってくれてありがとう御座います。やはり漢字がいいですね。

>303であるとおり、一度は『仮面ライダー壁虎』と言う名を考えたのですが生もの違い。とっほっほ。


あ、アビス軍団のライダー、ジェイクにしようかと思います。ギラードと並んでダブルシュートベント。
しかも女。
339名無しより愛をこめて:03/08/30 01:59 ID:LgxExdPW
仮面ライダー バハムート
変身者:無し、神崎士郎の作り出した鏡像ライダー
最高視力:約20km
最高聴力:約20km
最大走力:100mを4.0秒
ジャンプ力:ひと飛び50m
パンチ力:350AP
キック力:500AP
召喚機:ドラグバイザー・ネオ 龍が巻きついた装飾を施された錫杖型。
契約モンスター:真紅龍 ドラグクリムゾン(龍型 8000AP)
ストライクベント:ドラグジョー(4000AP)右手のクリムゾンの上顎、左手に下顎を模した手羅がつく。
          打撃武器としても強力な上、両手を組んで龍の口を作り炎弾を放つこともできる。
ソードベント  :ドラグブレード(4000AP)クリムゾンの尻尾を模した刃渡り1.5mの巨大な青龍刀。
ガードベント  :ドラグトルネード(4000GP) クリムゾンがバハムートの周囲を回転しあらゆる攻撃を弾く。
スチールベント :相手の装備を奪う。
ファイナルベント:アポカリプス(10000AP)
クリムゾンの炎をまとって放つライダーキック。ただしこの炎は温度が高く一見無色に見え、
その威力はインパクト地点を中心に半径1kmにまで致命的な熱風が吹き荒れる程強力である。
340名無しより愛をこめて:03/08/30 02:00 ID:LgxExdPW
バハムート解説
神崎士郎の切り札。今サイクル最強の鏡像ライダー。
鏡像ライダー龍騎(ドラグレッダーと契約した鏡像ライダー。真司とは無関係)に
サバイブカード”無限”を与えることで誕生した。
外見は鋭角さを増した龍騎サバイブ(ただし目部分はリュウガ)が黒マントを羽織っている感じ。
ちなみこのマントも2000GP程の防御力を持っている。
龍騎と同じく近〜中距離でのオールラウンド的な戦法が基本。


ラスボス案その1。
龍騎本編で契約モンスターだったのが野良モンスターや鏡像ライダーの契約モンスターになったことも
あるという発想に感銘を受けて考えてみました。
あとサバイブ”烈火”は伐では誰が使うんでしょうか? 個人的にヘルマスター希望。
341名無しより愛をこめて:03/08/30 19:08 ID:HxPYZQHB
342名無しより愛をこめて:03/08/30 20:42 ID:xZnJNR8Y
>>339-340
そんなあなたに>>112の言葉を送ろう。
343名無しより愛をこめて:03/08/30 20:58 ID:osbLkCrK
よーし、パパ、モンスターを投稿しちゃうぞ。

インディゴスカラベムス
コガネムシ型モンスター【4000AP】
口から粘着性の金糸を吐き、
それに釣られて拠って来た人間を引きずり込み捕食する。
その藍色の体は小型ミサイルの直撃にも耐える強度を持つ。


ラウスティール
シラミ型モンスター【4000AP】
人間に抱きつき、左腕の吸収口からあらゆる体液を吸い取る。
また、発狂ウィルスを媒介しており、
襲われた人間は万が一生き延びたとしても、数時間後には発狂してしまう。
344名無しより愛をこめて:03/08/30 21:00 ID:osbLkCrK
あ、書き込んでから気づいた…
>ラウスティール
>シラミ型モンスター【4000AP】
>人間に抱きつき、左腕の吸収口からあらゆる体液を吸い取る。
別に抱きつかなくてもいいという事に…
うわぁぁぁぁぁ(AA略
345(訂正)厨設定全開(藁:03/08/30 21:51 ID:9QuuaHXX
仮面ライダー輝刃
変身者:石動 竜馬
最高視力:約10km
最高聴力:約10km
最大走力:100mを3.2秒
ジャンプ力:ひと飛び60m
パンチ力:250AP
キック力:300AP
召喚機:三召機トライバイザー 三つの犬の首(狼に近い感じ)を模した手甲型
三枚のカードを一度に読み込ませる事が出来る
契約モンスター:天牙 エアロファング(犬型 5000AP 空中戦仕様)
        地牙 アースファング(犬型 4000AP 地上戦仕様)
        水牙 アクアファング(犬型 4000AP 水中戦仕様)
        統牙 トライファング(ケルベロス型 7000AP)
ユナイトベント:エアロファング、アースファング、アクアファングをトライファングに合成
ソードベント:ファングレーザーソード(2000AP)柄の先に犬の頭を模した装飾があり、それが光の刃を口から吐く光剣
ソードベンド(ダブル):デュアルレーザーソード(2000AP) ソードベンドを一度に二枚使用して出す光剣
            長めの柄の両端に光の刃を吐く犬の頭の装飾があり、二つに分けて二刀流をする事も出来る
            威力自体はファングレーザーソードと同程度(なので、APは変わらない)
ソードベンド(トリプル):ケルベロスハウリング(5000AP)ソードベンドを一度に3枚使用して出す光剣
             柄の片端に光の刃を吐く犬の頭の装飾が三つ設置されており、それらから放たれる光の刃が絡まりあい、凄まじいまでの切れ味を発揮する
             何度でも斬りつける事が出来る為、ある意味ファイナルベンドを超える輝刃の最終兵器
アクセルベンド:10秒間だけ、超高速(通常の10倍の速さ)で行動できるようにする。
アクセルベンド(ダブル):効果時間を三十秒に延長。
アクセルベンド(トリプル): 効果時間は5秒に短縮されるが、速度が増す(通常の30倍)
346(訂正)厨設定全開(藁:03/08/30 21:51 ID:9QuuaHXX
トリックベンド:5体の分身を作り出し、敵を幻惑
トリックベンド(ダブル):10体の分身を作り出し、敵を幻惑
トリックベンド(トリプル):5体の本体と同様の能力を持った分身を作り出し、本体を含めた6人がかりで敵に襲いかかる
エアロベンド:飛行能力を得る
アクアベンド:水中でも不自由無く活動できるようになる
アースベンド:どんなに足場が悪くても、平地と同様に動き回れるようになる
ファイナルベント:アクセラレータジェノサイド(6000AP)三匹の契約モンスターと輝刃にアクセルベンド+トリックベンド(トリプル)の効果。
         通常の10倍のスピードで動き回る6人と18匹で、敵を袋叩きにする
ファイナルベンド(ユナイト後):バイトレクイエム(8000AP)トライファングが敵に噛みついた状態で口からエネルギー弾を連発し、
                輝刃が破壊エネルギーを帯びたトライバイザーで、トライファングに噛み付かれて動けない敵を殴りつける
347ゴスペル紹介1:03/08/30 22:06 ID:3Fn2idyp
大都市の中の一角のある公園、そこには自らの将来を夢見る若者たちが集っていた。
絵を描く者、アクセサリーを作る者、詩を書く者、歌う者。
その中に他の者と同じように将来に夢見る者、菱形司もいた。
彼は周りを見渡し、公園の中央の噴水の空いた一角に座り、自らのギターに手を掛ける。
菱形「(ここ初めてだから緊張するなぁ・・・)」
静かに演奏を始める。少しずつペースをあげ、周囲の若者もノッてくる。
菱形「(もうそろそろ・・・)よ〜し!それじゃいくぜ!あ」

しばらくお待ちください・・・。

菱形「・・・ふ〜う・・・サイッコ♪・・・アレ?」
彼の周囲のある者はのたうち、ある者は額に青筋を浮かべていた。
若者A「おいこらテメェ・・・耳が腐ったらどうしてくれるんだよ!」
若者B「おい、コイツやっちまうべ」
若者A「おうよ!!」

しばらくお待ちください・・・。

若者B「オラァ!」
菱形「グッ!!」
若者C「ねぇ〜、もうそのくらいにしてあげたらいいんじゃないの〜?」
若者A「うぃ〜っす、分かりました芝浦さん。ほら、テメェ、もう歌うんじゃねぇぞ!」
ガスッ!!
菱形「ッ!!」
若者B『動いたら腹減ったからなんか食いましょうよ〜』
若者A『俺ラーメンが食いたいっス』
若者C『ん〜、じゃあ今日オレのおごりね』
348ゴスペル紹介2:03/08/30 22:07 ID:3Fn2idyp

深夜3時・・・もうすでに誰も公園からいなくなり、
周りに響くのはせいぜいお楽しみ中のカップルの喘ぎ声ぐらいになっていた。
菱形「・・・クッソ・・・!」
彼の手元に握られたギター、それは真ん中から二つに折れていた。
菱形「なんで誰も俺の歌を理解しねぇんだよ・・・」
神崎「くやしいか」
菱形「!!・・・誰だよアンタ・・・いきなり出てきて」
神崎「お前の歌を世界に理解させたいか」
菱形「ああ。俺は世界最高のミュージシャンになりたい。世界に俺を理解させたい」
神崎「ならばこれを受け取るがいい」
彼の前に差し出されたのは、レモン色のケース。そこにはセミの頭部を象った意匠が成されていた。
菱形「何だコレ?」
神崎「これを受け取り仮面ライダーとなり、最後の一人となれ。
そうすればお前は世界最高のミュージシャンとなるだろう」
菱形「・・・その誘い、ノッた!!」
彼は乱暴に神崎の手からそれを奪い取り、噴水の水面に掲げると、腰にVバックルが装着された。
菱形「変身!」
素早くガ○ョ〜ンのようなポーズを取り、デッキを装填。全身がアーメタルの鎧に覆われ、
新たな仮面ライダーがここに生まれた。
神崎「それでいい・・・戦え。仮面ライダーゴスペル。最後の一人となるまで」
349(訂正)厨設定全開(藁:03/08/30 22:07 ID:9QuuaHXX
仮面ライダー輝刃 石動 竜馬

神埼が紛失した新型デッキのプロトタイプを偶然手に入れた大学生。
(トライバイザーが変わった機能を持っているのも、新型である為)
この新型デッキ、神埼としては、オーディンのような
『最後の勝者となる鏡像ライダー』に持たせるつもりだった。

彼自身はヒーローのノリが大好きな、まあ言ってみればヲタ。
幼い頃にヒーローとなるべく空手を習い始め、『現実』を知った今でも
習い続けているという愛すべきお馬鹿ちゃんである。
なので、ヒーローといえば、特撮、アニメ、洋画などジャンルを問わず異様に詳しく
しかも、一度語り始めると止まらない(w
デッキを手に入れてモンスターと戦い、「本物のヒーローになれた」と
興奮するものの、ライダーバトルの現実を突き付けられて、
戦いを止めさせようと奔走する。

デッキは神埼製であるものの、立ち位置的にはオルタナティブに近い。
350ゴスペル紹介3:03/08/30 22:16 ID:3Fn2idyp
うわっ・・・かぶった(汗。スンマセンモウシマセン。

こんなカンジでこいつは特にライダーバトルに関して深くは考えて無いので
煮るなり焼くなり切り刻むなりもうどうとでもしてください。
他のライダーとの接点も無いに等しいですがこいつもどうにでもいじっちゃってください。
351名無しより愛をこめて:03/08/30 22:26 ID:osbLkCrK
>>347-348
ガイ……


そういえば、ガイの中の人が『かん太です』っていう昼ドラマに出てるね。
既出だけど。
352(訂正)厨設定全開(藁:03/08/30 22:30 ID:9QuuaHXX
ゴスペル紹介さん、こちらこそ失礼しました。

話は全然変わりますが、>>349に書き忘れた事で一つ。
トライバイザーは、カードを読み込ませる組み合わせによって、
効果が様々に変わって行きます。
例えば、
ソードベンド+トリックベンドで、刃が分身して一振りで6回斬りつけられる光剣
『イリュージョンレーザーソード』
とか、
アースベンド+アクアベンド+エアロベンドで、あらゆる環境に適応する
『オールラウンドベンド』
とか。
また、適正な組み合わせで無い場合は、それぞれの効果を同時に得られたりします。
353バラと魚とハエジゴク(1):03/08/31 02:46 ID:hx6R+Vaa
鳥羽明美-仮面ライダーローズと塚本静子-仮面ライダーウォルトは
ミラーモンスターらしい怪物が出ると言う情報を得て集結していた。
「今日の情報は何から?」
静子の質問に対し、明美は懐から携帯電話を取り出し片手で器用に操作して表示させた画面を見せた。
「OREジャーナル?」
「電子メールでのニュース配信社。最近職場で流行っていて、私も入ってみた。」
もっとも明美も含め、会社紹介HPに乗っていたバイトの青年がかっこ良かったという理由からである。
だから実の所あまり真面目に記事を読んでいなかったのだが。
「どんなに遠くにいようと、例え死別していようと会いたい人に会える呪いの噂……
 ○×ビルのあるガラスの前で、夜12時に鏡合わせをするべし。
 体験談。友達のお兄さんが事故死した彼女に会えたそうです。
     親戚のお隣さんが外国にいる子供と会って色々話したそうです…
 また聞きばっか。これはまた胡散臭いわね」
「逆に言えば実際に行った人の体験談がないのよ。実際に行こうとした人はいなかったのか、
 行って何かあったのか。鏡から何かが出てくる、てのは怪談にはありがちだけどね。」
「いつも通り、駄目元で行くしかないわね。」
しばらく携帯の画面を見ていた静子だが、気になることがあった。
「ここって最近は視聴者から妙な噂話や都市伝説みたいなものを収集しているみたいだけど、
 以前は連続行方不明事件を熱心に追っているわね。」
「ええ、ミラーモンスタ−絡みの事件なんて一般人が解明できる筈ないし。
 最近じゃ諦めて三文記事に走っているみたい」
(まさかミラーワールドのことに気付いている人間が出始めているのでは…)
静子は少し気になったが今はそれ以上深くは考えなかった。
354バラと魚とハエジゴク(2):03/08/31 02:47 ID:hx6R+Vaa
深夜のビル。契約モンスターの力を借りて鍵を壊し侵入する二人がいた。
「さて、何がでてくることやら」
人気のない夜のビルに侵入するという犯罪者的行為に、妙にテンションの上がっている明美の後に静子も続く。
「…………マ…………」
静子は誰かの声を聞いた気がした。前方の明美は喋った様子もなく黙々とオフィスの机を漁っている。
一瞬呆れた後止めさせよう思ったとき、再び、先ほどよりも鮮明な声が聞こえた。
「ママ、冷たいよ…」
「玲子!」
懐かしい声。一年前は当たり前のように聞いていた声。呼んでいる。静子は声のした方角に走っていった。

「てこんなことしてる場合じゃない!」
一通り漁って大したものが見つからなかった段になってようやく明美はここに来た理由を思い出していた。
「ごめん、おばさん」
振りかえると誰もいなかった。
「怒って帰っちゃった?」

静子はガラス戸の向こうの死んだ筈の愛娘と対峙していた。
「ママ、寒いよ、苦しいよ…」
自分を呼んでいる。
「どこにいるの? 苦しいよ、助けて…」
ガラス戸に近寄る。もう少しでガラス戸に触れられる。もう少しで娘を抱きしめられる。
「ママ……」
「ごめんね、玲子ちゃん、冷たかったでしょう? 苦しかったでしょう?
 でもママは、そちらに行くわけにはいかないの。本物のあなたにまた会うために」
エーゲーシーラーの契約カードを鏡にかざす。
どこからともなく現れたエーゲシーラーが娘の姿を突き飛ばすと、それは醜悪な怪物の姿になった。
355バラと魚とハエジゴク(3):03/08/31 02:48 ID:hx6R+Vaa
「おばさん!」
明美が来た。息を切らしている所を見るとここまで走ってきたのだろう。
鏡の向こうの巨大な顎を持つ植物のような怪物の姿にぎょっとして足を止める。
「モンスターよ。人に化けて犠牲者を誘き出す習性みたい。」
懐からデッキを取り出す二人。その耳に若い男の声が入る。
「おやおや、今夜は二人も獲物がいたと思ったら…」
廊下の向こうから人影が現れた。暗くて顔は見えない。手に本のようなものを持っていた。
「まさか仮面ライダー、しかも女性とはね。派手にやり過ぎたか?
 いい狩り場だったのに噂が広まってしまったか。」
「お前も仮面ライダー? ここで人間をモンスターに食べさせていたののね。」
「そう、俺は色々あってモンスターをあまり食わせられないからね。何か不満があるかな?」
「別にないけど」
「ライダーとライダーは戦うのがルール。そうよね?」
珍しく明美が気圧される程の迫力で静子が前に出る。男が答える。
「いいよ、そろそろライダーと戦っても良いかなと思っていたんだ。女二人ならちょど良いかも。
 おっと忘れていたが俺の名はダリド。では戦おうか!」
3人はそれぞれの変身ポーズをとるとミラーワールドに突入した。
356バラと魚とハエジゴク(4):03/08/31 02:49 ID:hx6R+Vaa
ミラーワールドに入ったローズとウォルト。だがダリドは姿を見せない。油断なく周囲を見渡す。
物陰から窺っていたダリドはデッキからモンスターの図が入った数枚のカードを抜き、宙に放る。
「グギャー!」
突然奇声を上げながらモンスターの群れがローズとウォルトに襲いかかった。
ギガゼールが3匹。バクラーケンが2匹。ゼノバイターが1匹。
種類の異なるモンスターが集団で現れることな決してないわけではないが珍しい。
だがそのことを考えている余裕は無い。
「スイングベント」「シュートベント」
武器を召喚する。だがゼノバイターのブーメランがウォルトの手に入る前のエーゲショットを弾く。
ウォルトに襲い掛かるバクラーケン。エーゲバイザーで応戦するが押され気味だ。
ローズの前には3体のギガゼールが立ちはだかり救援に行けない。
「アドベント」
エーゲシーラーを召喚する。左手の高圧力水砲でまず邪魔なゼノバイターを倒す。
「コピーベント」
どこからともなく声が響く。いつの間にか現れたダリドの契約モンスターバグトラップが
エーゲシーラーの姿を写し取り、更にウォルトに襲い掛かる。
「シュートベント」
スピンブリッドでギガゼールを倒すローズ。だがその背後からダリドがバグバイザーで攻撃する。
「お前の契約モンスターはバグトラップと同じ植物型モンスターだな? レアモノだ。」
舌なめずりしそうな勢いで喋るダリドに嫌悪感を感じながら、蹴りを入れて離れる。
ダリドが更にカードを引き宙に放ると、2体のアルマジロ型モンスター、アルマクスが現れる。
「これは…」
「ふん、契約モンスター以外に俺はモンスターをカード化し、操る能力を持っているのさ!」
357バラと魚とハエジゴク(5):03/08/31 02:49 ID:hx6R+Vaa
アルマクスの攻撃をかわし、再装填したスピンブリッドを放つローズだったが、
アルマクスの硬い外皮に簡単に跳ね返された。更にダリドが襲いかかる。
一方ウォルトもローズの身を案じながらも敵の攻撃を受けるのがやっとだった。
エーゲシーラーは敵の変化したエーゲシーラーと膠着状態になり、
2体のバクラーケンは連携してエーゲショットを拾う隙を与えない。
「ガードベント」
なんとかカードを装填する。水の壁エーゲウォール。水棲モンスター相手にあまり効果は期待できないが
「!」
水の壁はダリドとローズの間に出現した。ダリドが怯んだ瞬間に水の壁を破ってスピンウィップが伸びる。
だがスピンウィップの攻撃はダリドとはあさっての方向に行ってしまった。
「馬鹿め、どこを狙って… 何!?」
スピンウィップは落ちていたエーゲショットを巻き取り、それをウォルトの方に放ったのだった。
高圧力水砲の二連撃がバクラーケンを倒す。
慌ててアルマクスに迎撃の指示を出すダリドだったが、アルマクスは動かない。
それどころか自分の半身も痺れていることに気付いた。
「これは……」
「デッドリークラウド。さっきエーゲウォールが立った時にこっそり装填させてもらったよ」
アルマクスの外皮を貫けないのが分かった後も周囲を回り続けたスピンブリッド。
その花弁から放出された香気がダリドとアルマクスの体の自由を奪ったのだ。
「ファイナルベント」
ウォルトがカードをバイザーに挿入する。エーゲシーラーが撃ち出した水流に乗り跳ぶ。
「ガードしろ、バグトラップ!」
エーゲシーラーの姿のバグトラップが立ちはだかり高圧力水砲を放つ。
勢いを殺されながらもエーゲバイザーの攻撃がバグトラップに決まり、鏡が割れるように元の姿に戻る。
「とどめだ!」
ローズが追い討ちをかける。
358バラと魚とハエジゴク(6):03/08/31 02:50 ID:hx6R+Vaa
「ま、待て!」
ダリドはふらつきながらもまたカードを数枚抜きローズに向けてかざした。
ローズは息を呑んだ。そのカードに描かれているモンスターは先ほどの雑魚達とは違った。
ゼブラスカル・シルバー。ゼブラスカルの上位種だ。
ガルドサンダー。神崎が何度か使役しているのを見たことがある、飛行能力と火炎を操る厄介な奴だ。
べノスネイカー。強力な溶解液を吐く。以前遭遇した時はなんとか逃げのびた。
後の半分は名前も能力も知らなかったが、こいつらに匹敵する力を持っているのだろう。
今、このモンスター全員に襲われたらひとたまりもない。じりじりと後退する。
ローズが弱気になったことに気付いたダリドは気味の悪い声で笑った後、言葉を続けた。
「そう怖がるな。お前達がこれ以上戦う気がないならこれは使わないさ」
「何?」
「こいつらは俺もまだ一枚ずつしか持っていないレアモノでな。使わずに済むならそうしたい。」
(ライダーを倒せるチャンスなのにカードの方を優先するの?)
その感覚は理解し難かったが、下手に刺激するよりは得た命を大事にする時だとは分かっていた。
「分かったわ。今日はお互い引きましょう。」
ダリドの挙動からは目を離さず、ローズとウォルトは離脱を開始した。
「あ、そうそう、俺とチームを組む気はないか? 女と思って見くびっていたがお前達は強い。
 だがまだ強いライダーはたくさんいる。いずれまた会うこともあるだろうから、考えておいてくれ」

勝手なことを言うダリドを尻目に、二人は現実世界に戻っていた。
明美には強烈な敗北感があった。敵のきまぐれに助けられたのが屈辱だった。
(レアカードが親の命より大事ダリドにとっては止むを得ない判断であり、
 別に余裕ぶったわけではないのだがそんな考えは明美には理解できなかった)
手強い相手だった。だがこれから出会うライダーにはもっと強い奴もいるのだろうか。
明美が駆けつける前にあのモンスターと静子の間に何があったのかは分からないないが
逆鱗に触れることをしてしまったようである。多分チームの話は聞き流しているだろう。
だが明美の中ではダリドの最後の台詞が大きく響いていた。
ライダーバトルの混迷は深まっていく。
359名無しより愛をこめて:03/08/31 12:29 ID:WUTnFPW9
>>339
>仮面ライダー バハムート
数値的なスペックはまんまオーディンなんだ

>>343
オルフェノク並みに本編では活かされなさそうな能力……

>>347-348
>ゴスペル
ミュージシャン志望として叶と絡む余地はありそう。ライダー増えてきたな
360(訂正)厨設定全開(藁:03/08/31 12:29 ID:n+NuI5cv
輝刃紹介その1

ここは、ミラーワールドにある神埼宅。
神埼が散らかった研究室を整理している時、
彼は「それ」が無くなっている事に気がついた。

「ん? あのデッキがない?……まあいい。
まさか、ミラーワールドにあるここに空き巣など入るわけもないからな。」

神埼がなくしたのは、一度に複数枚のカードを使う事により、
カードの効力を強力にする新型デッキのプロトタイプである。
結局、カードの消費が激しすぎるので「最後の勝者」には向かず、
また、想像以上に強力だった為、一般のライダーに持たせるにも不向きだった為、
プロトタイプが一山作られただけで、開発を中断してしまった物だ。

神埼は、空き巣などの心配の無いミラーワールドでの出来事という事で、
さして気にした様子も無く、部屋を整理し終わると外へと出かけていった。

だがしかし。空き巣は入っていたのである。
好奇心の強い犬型モンスターの三兄弟という空き巣が……
361(訂正)厨設定全開(藁:03/08/31 12:52 ID:n+NuI5cv
輝刃その2

さて、その頃、神埼宅に空き巣に入った3匹の犬型モンスターは
長男であるエアロファングが新型デッキを咥えた状態のまま、
とある大学生をターゲットに定めていた。
その大学生の名は石動竜馬。
これが、彼等の運命の出会いであった。

「ダァ―――っ!! 間に合わねぇ――――――っ!!
シャン○リ○ンの再放送だってのに、録画予約忘れちまった――――――っ!!」
竜馬は、大学生としては多少問題のありそうな台詞を口走りながら、
全速力で家路をひた走っていた。

そんな彼の前に、突然、狼に見紛うほど大きな犬、いや、
犬型ロボットに見える物が3匹、ガラスの中から抜け出る様にして現れた。
彼を狙っていた犬型モンスターの兄弟である。

竜馬は一瞬ギョッとする物の、今はシャ○ゼ○オンのが大事と、
3匹を正面突破するべくスピードを速めた。
だが、それを許すほど3匹も甘くはない。
エアロファングが体当たりで竜馬の動きを止めると、アースファングと
アクアファングが同時に竜馬の両足に噛みついて竜馬を拘束、
そのまま彼を鏡の中に引きずり込もうとした。

「う、うわあぁぁ!?」
その時になって初めて「鏡を出入りするメカニカルな獣」という存在の異常性に
気付いた竜馬は「溺れる者は藁をも掴む」と、エアロファングが咥えていた
デッキから3枚のカードを取り出した。
恐ろしいほど幸運な事に、その全てが契約のカードであり、
竜馬がふと我に帰った時には、3匹は契約状態となって姿を消していた。
362名無しより愛をこめて:03/08/31 13:28 ID:r/hvM3UE
>>336

今更だが、
>謎の組織ギルノイズ紹介SS
>>>282-283
で良いのか?(w
363(訂正)厨設定全開(藁:03/08/31 13:29 ID:n+NuI5cv
輝刃紹介その3

自分を襲っていた3匹の姿が見えず、呆然とする竜馬。
夢か? とも思った彼だが、アースファングとアクアファングに噛まれた傷痕や、
エアロファングの体当たりを受けた腹部は未だに痛む。
とりあえず起きあがってみると、近くにエアロファングが咥えていたカードデッキが
転がっていた。

「なんだったんだ? 今のは……」

竜馬はカードデッキを拾い上げて、手に持っていたカードをその中に戻すと、
傷ついた身体を引き摺るようにして、近くの公衆電話まで行って救急車を呼んだ。

傷は思った以上に浅かったらしく、竜馬はほんのしばらく入院する事になった。
その際、「あ、ああっ、今日のグリッ○マンがぁっ!!」
「ウィン○マン、アニメはまだ見た事がなかったのにぃっ!!」などとほざいて
他の患者に迷惑をかけていたのだが、それはまあ余談である。
364(訂正)厨設定全開(藁:03/08/31 13:30 ID:n+NuI5cv
輝刃紹介その4

傷も大体治って、そろそろ退院といったある日、竜馬は奇妙な感覚に襲われる。
気になって感覚が命じるまま、カードデッキを持ってとある一角にいってみると、
鏡の中から延びた白いワイヤーのような物が看護士に絡みついて彼を鏡の中に
引き摺り込んでいき、一緒にいた看護婦は悲鳴をあげて逃げていった。
驚いた竜馬が鏡の中に目をやると、巨大な蜘蛛の怪物が看護士を頭から貪り食っていた。

その光景に慄然とする竜馬。
そして、続いて湧きあがったのは悔しさだった。

「なんで、なんであんな化け物がいて、誰かがその犠牲になって!!
なのになんで、『変身』ヒーローがいない!! 俺も、誰もヒーローじゃない!!」

この時の『変身』に反応したカードデッキが竜馬を仮面ライダー輝刃へと変える。
余りの事に驚く竜馬だったが、身体が鏡の中に入る事を確認すると、
蜘蛛の怪物(ディスパイダーの同族)を倒す為、鏡の中に飛び込んでいった。

「俺が、今みたいな犠牲者を少しでも減らすヒーローだっ!!」

END

話としちゃ、ここで終わった方が美しかろうと。
ちなみに、この時はカードの使い方が全然判らなくて、
雑魚モンスター相手だったにも関わらずエライ苦戦した事を追記しておきます。
365(訂正)厨設定全開(藁:03/08/31 13:40 ID:n+NuI5cv
>>364
あ……変身の光景が変だ……

たまたまカードデッキをかざしたような格好になる→
Vバックル出現→なんか、カードデッキが中央に収まりそうだと気付く→
カードデッキを収めてみる→変身

ってステップですね、本当は。失礼しました。
366スナイプ、セミ作者:03/08/31 15:02 ID:I/U/Nvf/
仮面ライダーザミエル
変身者:石島 晶彦(いしじま あきひこ)
最高視力:約17km
最高聴力:約14km
最大走力:100mを5秒
ジャンプ力:ひと飛び35m
パンチ力:200AP
キック力:400AP
召喚機:豪召槌「グランバイザー」(ハンマー型、1000AP)
契約モンスター:巨虎型モンスター「グランティーゲル(5000AP)」

ソードベント   :グランダガー(1500AP)グランティーゲルの牙を模した短刀、二本。
シュートベント :グランキャノン(2000AP)グランティーゲルの後脚を模した二連砲。両肩に装着する。
シュートベント :グランバスター(2000AP)グランティーゲルの前脚を模した二連ビーム砲。
シュートベント :グランレールカノン(4000AP)前二つを連結させた巨大砲。
スイングベント :グランビュート(2000AP)グランティーゲルの尾を模した鞭。
ファイナルベント:百火猟乱(6000AP)
ザミエルを背に乗せグランティーゲルが敵の頭上にジャンプ、足裏からビームを乱射し敵の動きを
封じて、そのまま前脚で踏み潰す。
367スナイプ、セミ作者:03/08/31 15:03 ID:I/U/Nvf/
石島晶彦 男性32歳 石島貿易会長

自らの地位を生かしアフリカなどで密漁を繰り返していたが、
ライオンやゾウなどを狩ることに既に飽きており、
新しい刺激を求めた結果、ライダーやモンスターを狩るために
ライダーとなった。南米で人間狩りをしたこともあり、他人の命を意に介さない。
368ギルノイズ:03/08/31 16:08 ID:vzwYFk9N
>362
えと……あれはあれでいいものですが……あれはTVスペシャルでの設定という方向性で。

ゲルニュートのライダー。中の人の名前は決めた……ライダーの名前は……ごめんなさい。
369スナイプ、セミ作者:03/08/31 16:35 ID:I/U/Nvf/
セミ描いてみますた・・・が、圧縮忘れてましたスミマセンスミマセン(汗
ttp://a.jmpd.com/upload/bbs.php?db=2dbord&Vt=
370スナイプ、セミ作者:03/08/31 17:21 ID:I/U/Nvf/
画像直しマスタ。何度もスミマセン(´Д⊂ヽ
http://a.jmpd.com/upload/bbs.php?db=2dbord&Vt=
371(訂正)厨設定全開(藁:03/08/31 21:08 ID:n+NuI5cv
仮面ライダーハンター
変身者:殺し屋『デスシックル』(日本人 本名不詳)
最高視力:約20km
最高聴力:約20km
最大走力:100mを4.0秒
ジャンプ力:ひと飛び55m
パンチ力:400AP
キック力:600AP
召喚機:八召牙エイスバイザー アサシンの身体に巻きついた8匹の蛇のような召喚機。
アサシンの意思どうりに動き、自分でデッキからカードを取り出して読み込む。
一度に3枚読み込めるトライバイザーに対して、一度に8枚読み込め、
同じように組み合わせによってカードの効果を強化できる。
また、武器としても使用可能(500AP×8)
契約モンスター:天魔王蛇 エイスネイカー(やまたのおろち型 8000AP)
372(訂正)厨設定全開(藁:03/08/31 21:08 ID:n+NuI5cv
スイングベンド:エイスウィップ(3000AP)一つの柄から8本の長鞭が延びていて
まるでそれぞれが生きているかのように敵に襲いかかる。
ストライクベンド:エイスパイル(5000AP)エイスネイカーの牙を模した杭打ち機。
接近戦用の割に一発で打ち止めだが、威力は凄まじい
シュートベント:エイスガトリング(4000AP)エイスネイカーの頭を束ねた形をした
ガトリングガン。破壊力抜群
シュートベント:エイスニードル(2000AP)エイスネイカーの尻尾を模した
ニードルガン。ほぼ無音で充分な威力のニードルを発射できる。
ガードベンド:エイスシールド(3000GP)エイスネイカーの背中を模した楯。
コンファインベンド
ミラージュベンド:幻で敵を幻惑
トリックベンド:自分と同じ能力の分身を一体作り出し、戦闘を手伝わせる
これらのカードを複数枚所持
ファイナルベント:ヘヴンズラダー(9000AP)ハンターがジャイアントスイングで
敵を遥か上空に投げ飛ばすと、エイスネイカーが八つの口から放つエネルギー弾を
合成、凝縮して、上空の敵にその渾身のエネルギー弾を叩きつける。
合成技の例
ファイナルベンド+シュートベンド:ファイナリティヴァニッシュ(10000AP)
ジャイアントスイングで敵を投げ飛ばした後、エイスガトリングで追い討ちを
かけるだけで、後はヘブンズラダーと同じ。
373(訂正)厨設定全開(藁:03/08/31 21:09 ID:n+NuI5cv
神埼が、オルタナティブなどのライダーバトルを邪魔する輩を排除するために
金で雇った殺し屋。
そのターゲットには、神埼が配布するつもりが無かった新型デッキを持つ輝刃も
含まれる。
なので、基本的にライダーバトルの外の存在であり、「正規」のライダーとの
衝突は、雇い主である神埼から止められている。
神崎の意思を受けて邪魔者を排除する立場にある為、「正規」のライダーに比べて
かなり色がついた能力になっているが、彼の強さはそれよりも仕事で培った戦闘技術
に寄るところが大きい。
はっきり言ってしまえば、「豊富な経験値を持つオーディン」。
374(訂正)厨設定全開(藁:03/08/31 21:27 ID:n+NuI5cv
>>仮面ライダーハンター
別に輝刃がでるSSでなくても出して欲しいんですが、エイスバイザーの説明には
輝刃を引き合いに出した方が都合が良かったので……

彼は、見ての通りのオルタナティブハンターですので、
「なんかオルタナティブ系出し過ぎちゃったな」と思いましたら、
是非彼を出して粛清させちゃってください。

あと、書き忘れましたが、彼の所有カードには373に書かれている他にも
スチールベンド、トラップベンド(瞬時にブービートラップを設置)、
コピーベンド(敵のカードの効果をコピー)などがあります。
エイスバイザーのせいでカードの消費が激しく、このくらい手札が多くないと
あっという間に手持ち無沙汰になってしまうので、勘弁してください。
375(訂正)厨設定全開(藁:03/08/31 22:25 ID:n+NuI5cv
また連続カキコしちまっただよ……マジスマソ。
もうちっと良く見直してから書きこむべきだった。

>>371
>召喚機:八召牙エイスバイザー アサシンの身体に巻きついた8匹の蛇のような召喚機。
>アサシンの意思どうりに動き、自分でデッキからカードを取り出して読み込む。
>一度に3枚読み込めるトライバイザーに対して、一度に8枚読み込め、
>同じように組み合わせによってカードの効果を強化できる。
>また、武器としても使用可能(500AP×8)

ライダーの名前をアサシンからハンターに変えたのに、ここの説明では
アサシンのままだ……

ええと、鬱なんで吊りたいんですが、どこで吊って来れば良いんでしょうか?
376名無しより愛をこめて:03/08/31 22:43 ID:nShs8hPL
>>375
吊るな。生きろ
377名無しより愛をこめて:03/08/31 23:46 ID:wPRYbU/T
>>375
お前はなるべく生きろ
378山羊作者:03/09/01 16:18 ID:nxWhNwXS
また思いつきましたので書きます。

オルタナティブ・プロト
変身者:大槻 恭平
最高視力:約20km
最高聴力:約20km
最大走力:100mを3秒
ジャンプ力:ひと飛び60m
パンチ力:300AP
キック力:300AP
召喚機:顎召機「ファングバイザー」(口を開きそこにカードを挿入する)
契約モンスター:ブラックバセット(バセット種の容貌を持つ犬型モンスター。4000AP)

デフレクションベント:相手の使うカードの対象を変更させる。これは相手のシュートベントで撃ち出した弾丸の向きを変えたりファイナルベントの軌道をそらしたりすることが出来る。
スルーベント:肉体を霧状にし一定時間、物体に干渉する事もされることも出来なくなる。
エクステンドベント:MWに入っていられる時間を延長する。基本的に三分間ほどならば延長が可能。
クローズベント:自身と対象のバイザー1つのカード挿入部分を使用不可にする。通常は二分間ほどしか効果がないが自分の肉体の一部を代償にする事でさらに拘束時間を増やす事が出来る。
ポゼッションベント:契約モンスターであるブラックバセットがプロトに憑依する事により身体能力を高める。憑依中はパンチ、キック共に1500APになり素早さや防御力も向上する。
リリースベント:コンファインベントを永続無効化。そしてカードの力で呼び出した物体を全て消し去る。これはプロトがMW内にいる限り効果が持続する。プロトがMWから脱出すると消し去られたカードは返ってくる。

ファイナルベント:「フィストスマッシャー」(5000AP)
         右腕にブラックバセットを憑依させ殴る。ただそれだけ。
         しかし助走やジャンプと言った予備動作がきわめて小さいため見切る事は難しい。
         
379山羊作者:03/09/01 16:20 ID:nxWhNwXS
大槻恭平 23歳 携帯ショップ勤務
やたらと元気な関西人。いつもハイテンションでマシンガントークを披露している。
彼がオルタナティブになったのは深夜に働いていた時、突然モンスターに襲われる事に始まる。
意中の女性、鈴原真美と二人っきりで残業という事もありテンション全開であった彼の眼前でモンスターは現れ、彼女を連れ去ろうとする。
だがそれを助けたのは仮面ライダーゴート。そしてゴートはモンスターから彼女を引きはがすと恭平にデッキを渡して無言のまま立ち去っていった。
しかし彼はすぐにデッキの使い方を見抜き、変身しモンスターを打ち破った。
その後彼女と付き合う事も出来てまた数多くの人間を助ける事の出来る力を手に入れ絶好調の彼は再びゴートと出会いライダーの戦いの詳細を知った。
そして彼はその力で人を救う事を選ぶ。
彼自身は一応八極拳を使える人間であり、腕は立つ。根は優しく大の犬好きである。


またかなり偏ったカードばかり持ってるヤツを作ってしまいました。
ちなみにゴートが何故これを持っていたのかというと松岡は神崎からデッキを強奪する前に香川教授からもデッキを盗んでいて、どちらかに変身するか迷っていたからです。
結局、正規に参戦した方がいいだろうと判断した松岡は余ったデッキを偶然見かけた男、大槻に与えたからです。
ゴートがなぜ彼にデッキを渡したかというとそれは完全な「気まぐれ」です。
380名無しより愛をこめて:03/09/01 18:11 ID:f8UwHNkD
>>371-375
自分でSS書いて、そこでオルタナ狩りさせてみれば?
381名無しより愛をこめて:03/09/01 18:49 ID:f8UwHNkD
おっと、これではアオーリに見えるな。

>>380のはどんな感じになるのか、
一回自分でSS書いてそこでオルタナ狩りさせて見てはどうかという事なので。
あ、↑のでも煽りに見える。(w
382ギルノイズ:03/09/01 21:39 ID:REKFVw2a
>379
おお、八極拳ですか。最近中国武術に興味がありまして。

さて、忍者ライダーですが…………結局『壁虎』にしました。みんなでゲルニュートをヤモリと間違えている方向性で。

……はい、最初かいている僕自身テレビで見たときヤモリと思ってましたし。
383(訂正)厨設定全開(藁:03/09/01 21:48 ID:iBneMCSD
うぃ、んじゃ生きます。

>>380,381
オルタナ狩りSS
(犠牲者のオルタナ連中は名無しの雑魚ライダーということで。
誰かのオルタナを勝手に殺すと角が立つでしょうし。)
ここはミラーワールドのとある廃工場。
コアミラーを破壊して、ミラーワールドを閉じようと考える3人組の
オルタナティブ・ライダーが、その手がかりを探していた。

「やっぱり、闇雲に歩き回って見つかる物でもないか。」
「そうだな。」

そんな会話をしていると、突然、音も無く彼等の内の一人の頭に
無数の穴が穿たれる。
勿論、彼は即死である。

「「っ!!!!」」
『『ガードベンド』』

突然の事に驚く残り二人だが、これが誰かからの攻撃であることを悟り、
ガードベンドで楯を出して、攻撃が飛んで来たであろう方向に構える。
384(訂正)厨設定全開(藁:03/09/01 21:49 ID:iBneMCSD
すると、その方向から

『シュートベンド』『コンファインベンド』

カードデッキからの声が重なって聞こえてきた。
次の瞬間、轟音と共に無数の弾丸が、彼等の内の片方に浴びせられた。
なんと、最初の弾丸が彼の楯に触れるや否や、彼の楯はガードベンドカードへと
姿を変えてしまい、楯を失った彼は一瞬にして蜂の巣にされた。

「う、うわあぁぁあっ!!?」

あっという間の悪夢に動転した最後の一人は、
楯を構えたままあさっての方向に走っていった。
もはな正常な判断力など無い。
その彼に確実な死を与える非情な宣告が、敵のバイザーから発せられる。

『スィングベンド』『ファイナルベンド』

彼目掛けて飛んで来た8条の鞭が、彼の身体に絡みつき、
鞭がしなる度に地面や壁に叩きつけられ、遂には遥か上空に
投げ飛ばされてしまう。
中空に投げ出された彼が地上を見下ろしたその時、彼は八つの頭を持った
巨大な蛇型モンスターが、頭を向かいあわせてエネルギーを凝縮しているのを見た。
次の瞬間、そのエネルギー弾の直撃を浴び、彼は跡形も無く消し飛んでいった。
385(訂正)厨設定全開(藁:03/09/01 21:50 ID:iBneMCSD

瞬く間に三人の命を奪ったそのライダーは、悠然とミラーワールドを後にした。
ミラーワールドでの彼の名は、仮面ライダーハンターという。
その名の通り、彼はライダーハンター。
神埼士朗がライダーバトルの妨害者を排除する為、金で雇った殺し屋である。

そして、現実世界に帰還した彼の前に、神埼が姿を現す。
依頼内容の変更、依頼をライダーバトルの妨害者の殺害から、
全ライダーを抹殺した後、神埼の願いをかなえる、に変える為に……

……いや、このスペックだと強すぎて中ボスが勤まらないので、
ラスボスになる為のラストシーンを追加してみました。
386(訂正)厨設定全開(藁:03/09/01 22:04 ID:iBneMCSD
捕捉:ハンターが使った技。

最初…物陰からエイスニードルで狙撃。
   静粛性が無茶苦茶高いので、これをやられると、
   大抵襲われた事を認識する間もなく絶命する。

2回目…エイスガトリングをコンファインベンドと同時に読み込んで出す
    『キャンセルガトリング』
    ソードベンドやガードベンドなどで出す武具に当たると、それらを
    カードの状態に戻してしまう効果がコンファインベンドによって付加される。

3回目…ファイナルベンドとスィングベンドの合成技『カラミティビュート』
    技の内容はSSの通り。AP10000。
387名無しより愛をこめて:03/09/02 00:59 ID:52P9kSM6
>(訂正)厨設定全開(藁
いい加減うざくなってきた。
元々自分の考えたライダーを書くのが目的だから数値スペックがどうとかには必ずしも拘る必要はないと思うが、
もはや龍騎の世界観と何の関係も無い超人キャラにカードを当てはめただけのネタはつまらん。
「邪魔なライダーを倒すために神崎が金で雇った殺し屋にオーディン並み(以上?)のデッキを渡す」
なんて萎える設定が平気で出てくるところはもはや誉め所かもしれないが(w

>>319が指摘するようにスレの容量の問題もあるのに駄ネタを投下し続ける無神経さもそろそろあれかな。
388ザミエル紹介1:03/09/02 22:04 ID:yh0WZvrj
東京、新宿の一等地。そこに聳え立つビルが「石島貿易」の本社である。
『KABA馬鹿〜♪KABA馬鹿〜♪』
その社の廊下まで響く声で歌っているのはこの会社の社長、
『かんざき〜はバカ〜、信用ならねぇ♪』
椅子に座り嬉しそうに猟銃を磨く男、石橋晶彦である。
「ハァ・・・社長」
「なんだね桐生クン?」
社長室に入ってきた美貌の秘書、桐生美奈子は思わず溜息をついてしまった。
「あまり大声で歌われるのもどうかと・・・社員の士気に関わります」
「そうかね、しかし私は今最高に気分が良いんだよ」
「はぁ・・・」
「なんたってあの高見沢との取引だよ?これで業界での信用もあがるというものだよ」
「お言葉ですが、あまり高見沢財閥については良い噂を聞きません。相当手口も強引なようですし・・・」
「なに、それは所詮力の無い弱者の意見だ。彼らは人間は皆獣であることを知らない」
「獣・・・ですか?」
石島は話を続ける。
「そう、人間は皆獣だ。互いに噛み付き喰らい合うモンスターだよ」
「それは私のことも指しておられるのですか?」
美奈子の言葉を聞き、石島は右の眉毛を吊り上げる。
「さぁね・・・どちらかと言えば、君は私の獲物だがね」
「まぁΣ(´д`*) 」
キィイィン・・・・・・
「来たか・・・」
「モンスターですか?」
「ああ」
石橋は赤いデッキを鏡にかざし、右手で大きくLの字を切る。
「変身」
彼の体が赤に黒のラインが走った鎧に覆われる。
「社長・・・御戯れもほどほどに」
「気をつけてとは言わんのかね?」
「社長は必ず帰って来ますので」
「そうか・・・ならあとで一緒にランチとでもいこうじゃないか」
389ザミエル紹介2:03/09/02 22:05 ID:yh0WZvrj

鏡の中の反転世界、そこのビル街のビルの一つの上に立つ茶色い影は、
ハナダカバチのモンスター、バズスティンガー・フライヤーである。
その前に立つライダーが石島の変身したザミエルである。
「さて・・・久しぶりの狩だ。楽しませてくれよ」
ザミエルは大型ハンマー「グランバイザー」を手に握る。それに対するBS・フライヤーは刀を持ち、
彼に襲い掛かる。
ギィィン!
BS・フライヤーの神速の振りを、ザミエルはことも無げに受け流した。
「それだけか?」
彼がハンマーをBS・フライヤーの腹に叩き込み、その鎧に亀裂を作る。
『スイングベント』
ザミエルの手に握られたのは虎の尾の鞭、「グランビュート」。それで蜂の首を締め上げる。
「ギィィィ・・・ギャァアッ!」
モンスターは手首から針を放ち、彼の手を撃ち、鞭を離させた。
「チッ!」
「ギャアァァァ!!」
好機と見たのか飛び掛ってくるBS・フライヤー。
彼は慌てる素振りも見せず、手に二枚のカードを握った。
『シュートベント』
『シュートベント』
両肩、両脇の砲を一列に繋げ、自らの身長を遥かに凌駕する大砲を作り上げる。
「チェックメイトだ」
ドウッ!!
バァアアァァン!!
放たれた光弾は、モンスターを粉砕した。
それから現れた核をビルを飛び越え現れた豪虎が飲み込んだ。
「ふふ・・・次はライダーを狩ってそのデッキを社長室に飾りたいな・・・そうだろ?グランティーゲル」
「グゥウウウゥ・・・」
390スナイプ、セミ作者:03/09/02 22:08 ID:yh0WZvrj
ども、ザミエルの紹介SSです。
毎度つまらないものスイマセン。

こいつもやっぱり使いづらかったらもぉ煮るな(ry
ともかく好きに使ってください。
391名無しより愛をこめて:03/09/02 22:13 ID:RsxxUdLR
>>387
ちょっと言いすぎだな。だが、コメントについては胴衣。
ただ強いだけの完璧キャラが楽勝で敵を倒し続けるSSは萎え。

一応言っておくが【厨設定全開(藁】さんの設定は全然凄くないから!勘違いスンナヨ

俺が思うに、自分でホムーペジー作って晒せばいいのでは?
392ギルノイズ:03/09/03 01:39 ID:XJcsdONw
仮面ライダー 壁虎
変身者:十河 陣
身長:172.3cm 体重:61.0kg
最高視力:約23km 最高聴力:約18km
最大走力:100mを6.5秒 ジャンプ力:ひと飛び50m
パンチ力:220AP キック力:280AP
召喚機:召虎手甲「ゲルバイザー」(右腕に装備されたゲルニュートの頭部を模した手甲)
契約モンスター:イモリ型モンスター「ゲルニュート(3000AP)」

ストライクベント :ゲルクロッサー(2000AP)ゲルニュートが背負う十字手裏剣。
ソードベント   :ゲルスライサー(2000AP)ゲルクロッサーを分解した、握りの両端に刃のある剣。2本持つ事もある。
ナスティベント  :スウィングジェル(1000AP)手の平から粘液を出し、動きを封じたりロープにしたり。
クリヤーベント :ボディ透明化
コピーベント   : 相手の武器や技をコピーする。
ファイナルベント:黒虎乱舞(4000AP)ゲルスライサー二刀流で回転し、竜巻となって相手を切り刻む。

ギラードこと安宅大地の親友であり、時を同じくしてギルノイズからカードデッキを受け取った。
戸隠流の忍術をたしなみ、ライダーバトルでもそれを生かした変幻自在な戦いを見せる。
ギラードと組んでの戦いはよく彼のシュートベントをコピーして共に相手に留めをさす。
普通の強さの奴なんで、大丈夫かと……やっぱ心配(汗
仮面ライダーグルメ
変身者:里山 義人
身長:168.8cm 体重:75.3kg
最高視力:約8km 最高聴力:約25km
最大走力:100mを7秒 ジャンプ力:ひと飛び35m
パンチ力:150AP キック力:200AP
召喚機:食召牙「バイトバイザー」(口の部分が開閉してバイザーとなる。AP1500相当の噛みつき攻撃が可能)
契約モンスター:軍隊蟻型モンスター「グリスアント(100AP)」×数千(体長70cm程の巨大蟻)
ソードベント :グリスリーパー(2000AP)グリスアントの前足を模した鎖鎌。
シュートベント:グリスアッシド(1000AP+2000AP)グリスアントの頭の形をした酸を出す水鉄砲。単純な水鉄砲としての威力が1000AP、酸の威力が2000AP。
ガードベンド:グリスターゲット(2000GP)グリスアントの胴体の形をした小型楯。
エスケープベント:(0AP)入ってきたのとは別の鏡で、ミラーワールドから脱出できる。
アドベント:大量のグリスアントを召喚、戦場を黒く塗り潰す。
ファイナルベント:ランチタイム(5000AP)グリスアントの大群と共にターゲットを捕食する。被害者がライダーの場合、デッキも食われる。

快楽殺人鬼にして、食人鬼という、非情に凶悪な男。当然全国指名手配。
彼にとって他者とは、殺すと気持ち良くなれ、食べると美味しく、長期間殺さずにいると禁断症状を起こす麻薬に過ぎない。
「人殺し推奨? なんて素晴らしいんだ」という理由でライダーバトルに参加。
特に叶えたい願いがあるわけでもなかったが、神埼優衣が20歳までの命と知ると、彼女の延命の為に戦い出す。
ただし、慈善事業で彼女を延命しようと考えている訳では無く、彼女の21歳の誕生日に、神埼の目の前でこれ以上無いほど惨たらしく殺して、神埼の絶望を思う存分味わう為である。
参加理由の割にかなり勝ちに行く男で、ライダー一人を殺す為に平気で何百人も巻き添えにしたりする。

「やっぱり、幼稚園児の角煮って美味しいなぁ。」
「美味しい? 弟君の太ももの煮付け。」
394名無しより愛をこめて:03/09/03 22:52 ID:PsxciNcI
>>ALL
ライダーの変身者の名前、読みが怪しいからルビ振れ

>>393
他の方のキャラと絡ませようと思うならもう少し考えて設定しれ
カードでとりあえず1つ、『デッキも食われる』=即死じゃねぇのか?
デゥームズディみたいな『決まれば即死』はそうそう出すな
飛翔斬とか、エフェクトで『あ〜、当たったら死ぬな』ってのはいいとして、
技の設定として殺すのもどうかと思う。

>>all
ageるけど、責任とらんよ
395ギルノイズ:03/09/03 23:27 ID:XJcsdONw
>394
やぁ、読み仮名か……確かに読みにくいかも。
ギラードが『あたか だいち』で壁虎(へきこ)が『そごう じん』です。

この『十河』は『信長の野望』で武将の名としてはじめて知って、そのときも読み方に困ったからなぁ。

後、放送倫理的に番組に出せそうも無いキャラはまずいと思いますね。
396名無しより愛をこめて:03/09/04 16:35 ID:WMnfrt7K
>>394
あれでSSに出して欲しいって言うなら俺もどうかと思うけど、
別にSS出場希望とかじゃないので別に良いかと…


それにしても、飛翔斬とかEOWとか当たったら先ず即死だよな…(w
397名無しより愛をこめて:03/09/04 17:25 ID:4qf6QAoa
飛翔斬は貫通してるからな・・・あれ。
398名無しより愛をこめて:03/09/04 19:45 ID:0m83Dc8P
このスレの555版がそろそろ出来てもいいんじゃないか?
”こちらスマートブレイン開発室!”ってなタイトルで?
う〜ん、センスないな私。スマソ

それと、ここって何人コテハンいんの?
点呼していい?
399名無しより愛をこめて:03/09/04 20:48 ID:xwuFGO/u
↑一体何を開発するんだYO!
>>394
『ファイナルベンド』
その無機質な声と共に、無数の巨大蟻が彼女に群がる。
「い、いやぁっ!!」
逃げようとする彼女の手をグルメが掴み、その腕の肉を噛み千切る、否、食い千切る。
群がった蟻の群も一斉に、彼女の体に牙をつきたてる。その間も、蟻は集まり続け、黒々と蠢く蟻の山となる。
彼女は全身のいたる所を食い千切られる苦痛の中、激しく暴れるが、それも段々弱くなり……
惨劇の後に残された彼女の痕跡は、彼女が使っていたカードデッキだけだった……

「ランチタイム」を詳しく描写してみたけど、やっぱデッキだけ無事ってのも不自然だと思う……
あと、仕掛けてから仕留めるまでに時間がかかる攻撃なので、394さんが言うほど凶悪な代物ではないと思いますけど、どうでしょ?
他キャラとの絡みですけど、これだけの凶悪犯なら、向こうから突っかかってくるライダーも結構いると思いますが?

>>395
前に「18禁ライダーきぼんぬ」って話が出たと思ったので、考えてみたんですが、やっぱり放送コードに引っかかりますか。
……って、もしかしてこっちの18禁じゃない?
※過度の暴力表現がある為、18歳未満の方はご遠慮下さい。
401ギルノイズ:03/09/04 21:56 ID:0U6UrbLx
>400
此れは……

『ファイナルベント』
その無機質な声と共に、無数の巨大蟻が彼女に群がる。
「い、いやぁっ!!」
だが、その悲鳴は蟻達の顎が奏でるギチギチと言う無機質な音にかき消され……
……助けを求め突き出されたその手にも蟻が群がり……

…………やがて、黒々とした塊がもとの蟻の群れに戻り、何処かヘとさって行く。
後に残るは唯一つ、蟻酸に濡れたカードデッキのみ……

これくらいなら許容範囲かと。
402名無しより愛をこめて:03/09/04 21:58 ID:391aP6Ql
怖〜い表現は好きだけど、グロ〜イ表現は・・・
401氏みたいな表現なら、確かにまだ許容範囲かも
403仮面ライダー伐 第五話・1:03/09/05 02:49 ID:bfIIyE5w
メシア・ヒットが鏡像ライダーと戦った日から三日後、「市立草野病院」
「何ぃ、今日は先生が休みだと?」
入院生活に苛立っていた汀 十郎は、そう叫んでこめかみをピクリと動かした。
「すみません、九条先生は今日はいらっしゃらないと言う事で・・・。」
「ならいい、退院させろ!」
「そんな無茶な!まだ一週間は寝ていないと・・・」
止めようとする看護婦を押し切り、汀は無理矢理自分の退院届けを書かせて病院から出て行った。

スーパー「オリバー」
「♪今日も流れるハッピーリズム、ショッピングの風、みんなのオリバー・・・」
そんなメロディがスピーカーから流れてくる店内で、依城 宗一は黙々と棚に商品を並べていた。
「おい、開店前だ。訓示をするから集まってくれ」
店長の声に一旦作業の手を休め、声のした方へと向かって歩き出す。淡々としたいつもの訓示が終わった後、元の場所に
戻ろうとする店員らを引き止めて店長が一人の男を引っ張ってきた。
「どうも、今日からここでバイトすることになりました。篠原 恭介と言います」
いつか聞いたような声に、思わず顔を見る依城。そこにいたのは
「!おまえは!」
「あ、奇遇だなあ」
そう言って笑っているのは三日前に一度限りの共闘をしたメシア、篠原 恭介。

紹介が終わって他の店員が持ち場に戻っていくのを見計らい、依城が篠原に詰め寄る。
「なんでこの店に来た?俺を機会を見て狙うつもりか?」
「まさか、ただの偶然ですよ。それに俺は、羅剛が帰ってくるまでライダーバトルに手を出すつもりは無いですから」
「なら、いいが」
それを聞いて少し安心した依城は、またさっきのように黙々と仕事を再開した。
そんな彼の無愛想加減に面食らいながらも、篠原もまた仕事を早く覚えようと店長の案内に従っていった。
404仮面ライダー伐 第五話・2:03/09/05 02:50 ID:bfIIyE5w
夏見達の住む市街地を見下ろす、高級マンションの、5階。
照りこんでくる太陽の日差しを浴びながら、九条 悟はベッドの上で寝そべっていた。
「ねぇ、起きてよ」
九条の横で語りかけるキャミソールの女がいた。その声をけんもほろろに遮り、九条は眠り続ける。
「起きてってば。今日の仕事は休むの?ねえ」
「ああ、休む。体の調子が良くない」
「嘘。そりゃ悟は虚弱体質だけど、そんな人じゃないでしょ。私の父だって認めてくれているんですもの、こんな所で経歴に
 変な傷はつけていられないわ」
「わかってるよ、でも」
女の方に向き直り、九条はそっと彼女に接吻をした。
「・・・でも、今日は本当に具合が悪いんだ。君のお父さん、いや、院長先生には悪いけど、今日という今日は本当に休ませて
 くれないか?」
「もう、悟の意地っぱり」
女は呆れて、ドアから出て行ってしまった。
「本当に、ごめんな・・・うっ」
女がいなくなったことを確認すると、九条はそっとシーツをめくってみた。彼の体から滲み出る血のりが、大量にベッタリと
シーツへと染み込んでいた。
「ゴート・・・おまえだけは、許さん・・・。」
「誰を許さないって?」
はっとドアの方を向いた九条が見たもの。それは複雑な形状に加工した針金を持って笑っている、松岡 幸司。その笑顔は
まさに悪魔そのものであった。
「喜べ、また貴様をいじめに来てやったぞ。今度は死ね」

カードショップ「ボリサブ」
「ふぁ〜ぁあ、眠い眠い」
昨日の一日を徹夜でゲームに費やしていた夏見は、そんな他のライダー達の動向など知ったこっちゃないといった様子で
ウダウダと仕事をしていた。
405仮面ライダー伐 第五話・3:03/09/05 02:52 ID:bfIIyE5w
「ぐあっ!」
ミラーワールドの中。仮面ライダーソーンは、ゴートに散々にいたぶられていた。
手に持つ魔召機『ゴートサイズ』で、うずくまったソーンを叩きのめすゴート。もはや戦闘ではなく、一方的な虐待である。
「くうぅ・・・」
地に伏したソーンを見つめながら、ゴートは最後の止めにかかろうとする。
「君のような高所得者は生きているだけで目障りだ・・・なんで人生に勝ち組と負け組が存在するんだ?俺だって決して
 不真面目に生きている訳ではないのに、なんで高みから見下ろされなければいけないのか判らない。それを確かめる為にも
 貴様を殺さないといけないんだ」
「ファイナルベント」
ゴートは契約モンスター『ダークネスゴート』の背中に乗り、ソーンのいる方向へと突き進んでいく。ゴートの脳内からは
ドーパミンが大量に溢れ、彼の心境は悦びに満たされていた。が
「薬装填(メディシンベント)」
「なっ?」
間一髪、ソーン契約モンスター『ソーンファントム』が放出したガスがゴートを直撃した。全身が麻痺状態になったゴートは
自分の体を制御できずに壁へとぶち当たった。
「ふん、まだこんな事をしてくるとはな」
「おまえを倒すまで・・・私は死にはしない!」
「言うか!」
再びゴートサイズを振り下ろすゴート。再びソーンが打ちのめされようとしたその時
「ストライクベント」
振り上げたゴートサイズが、『ジャッジソー』にへし折られた。
「おまえ、ライダー同士の戦いといっても酷いじゃないか!」
ゴートとソーンの間に割ってはいる二つの人影。
「同感だ・・・弱った奴をいたぶるというのは、感心しないな」
それは、『ジャッジウィング』を手にした伐と、『ネックブレード』を構えるエッジ。
「ほう・・・ライダー同士の戦いを止めるというか!面白い」
「何余裕を見せてんだよ!こっちは形勢逆転したんだぞ!」
ソーンの身体を抱えながら伐が野次を飛ばす。
「形勢逆転か。どっちにしろ戦局は変わらないが、援軍でも呼ぼう。来い」
「・・・来たぞ」
ゴートの後ろには、いつの間にかもう一人のライダー・・・ヘルマスターが、立っていた。
406仮面ライダー伐 第五話・4:03/09/05 02:56 ID:bfIIyE5w
「結局形勢不利だったんじゃねーか!」
思わず突っ込みを入れる伐。
「馬鹿か。俺は貴様らにもソーンと同等の価値・・死を与えようとしたのだ。俺とヘルマスター、そして盟主様が組んだチーム
 『ケルベロス』によって倒されることを誇りに思うがいい!」
「・・・ああ。少なくとも、盟主様がいる限りそっちに勝ちは無い」
ゴートはヘルマスターに目配せをして一枚のカードを取り出す。
「フォグベント」
「うわっ!?前が見えないよウワァァン!」
ミラーワールド全体が、深い霧の中に包まれた。
「大丈夫ですか?」
霧の中、ビルの一角に身を隠した伐とエッジは、ソーンに一連の出来事の顛末を聞こうとした。
「ああ。とりあえず回復しなくては・・・」
「再生装填(リジェネベント)」
ソーンの身体全体を『ソーンファントム』が覆う。驚く伐とエッジ。
「心配しなくていい。こうすれば回復するんだ」
「それならいいですけど。あいつらは一体何なんです?」
「あいつらは・・・人の皮を被った鬼畜だ。現実世界では法によって止められている人殺しが出来ると聞いて喜んでいる奴らだ。
 さっきまで私がやられていた仮面ライダーゴート、援軍で駆けつけた仮面ライダーヘルマスター、そして私もまだその姿を
 見たことが無い『盟主様』とやらの三人でチームを組んでいるらしい」
「鬼畜だなんて・・・そんな」
「君たちはあいつらを見くびっている!自分のモンスターに人を捕食させ、人の家庭に進入しては破壊し、あまつさえ他人の死を
 快感としてしか捉えられない、それがあいつらだ!特にゴートだ!」
ソーンの強い声に不安を掻き立てられた伐とエッジは、互いに顔を見合わせた。
「私は、ゴートを決して許さない。あいつは私の生き方を現実世界、ミラーワールドのどっちにおいても否定しようとしている。
 その為に手段を選ばない。だから私は、全力であいつを倒さなければならないのだ」
三人はそれっきり黙ってしまった。ソーンは身体の回復を早めるために口数を減らし、伐とエッジはソーンの言葉に彼とゴートの
壮絶なまでの因縁を感じていたからである。
だが、その静寂はしばしの後に突然破られた。
「こんな所にいたのか、探すのに手間取ったよ」
厚い霧を切り裂いて、ゴートの魔召機とヘルマスターの拳が伐とエッジに襲い掛かる。
407仮面ライダー伐 第五話・5:03/09/05 02:57 ID:bfIIyE5w
「ソードベント、ソードベント」
三日月型の剣『ヘルシミター』を両手に持ち、伐とエッジに切りかかるヘルマスター。
「くそっ、どこにいるのか判らない。これじゃ攻撃のしようが無いぞ!」
霧の中で四苦八苦する二人をあざ笑うゴート。
「ブフフフフ、この霧に巻き込まれて死ね」
「ごめんよ!」
目の前で苦戦する二人を見ていたソーンは、ソーンファントムを自分の身体から離れさせると突如として伐のカードデッキから
一枚のカードを抜き取った。
「あっ、カード泥棒!」
「センスベント」
ソーンが自分の召還機『リビングバイザー』に伐のカードを装填した瞬間、伐の感覚が急激に鋭いものとなった。ソーンは他人の
カードは元の持ち主にしか効果を表さないということを知っていてわざと使ったのである。
「な、なんだぁ?周りが・・・見える!左上だぁ!」
「ありがとう、君と君のカードに感謝する!」
伐の声に従って、今度は自分自身のカードを装填するソーン。
「砲装填(シュートベント)」
ソーンファントムが変形した巨砲『ファントムバンカー』が、飛び掛ろうとしたヘルマスターを打ち抜く。
「がふぁ!」
「もう一人、右斜め下!」
「こっちは任せろ!」
エッジの召還した契約モンスター、ノエルチャイルが糸を吐き、ゴートの身体をがんじがらめに縛り上げる。
「なにぃいっ?!」
「霧なんか出してよくも俺たちを翻弄したな!とっちめてやる!」
怒りの伐がカードを素早くジャッジバイザーに装填した。
「ファイナルベント」
「いっけー!!」
渾身の力を込めて伐が放ったライダーキックは霧がかかっていたせいでゴートを仕留めるにはいたらなかったが、ゴートの
マスクについていた角の一本を粉々に砕いた。
「ぐっ!ここは撤退するぞ、ヘルマスター。盟主様に報告しなくては」
「・・・判った」
「エスケイプベント」
追撃に移ろうとする伐達の目の前から、ゴートとヘルマスターは一瞬にして消えていった。
408仮面ライダー伐 第五話・6:03/09/05 02:59 ID:bfIIyE5w
「ふう・・・手強い奴らだったな、」
霧がようやく晴れてきたとき、ミラーワールドに立っていたのは伐、エッジ、そしてソーンの三人。
「あなたは・・・これからどうするんですか?」
「あいつらを・・・『ケルベロス』を追う」
エッジの問いに、ソーンは迷うことなく答える。
「なら、一人じゃ心細いですよ。そうです、俺達のチームに入りませんか?」
「いや、徒党を組む気は無い」
ソーンのその言葉に一瞬身構える伐とエッジ。そんな二人の挙動に気づいたソーンは、慌てて手を横に振って敵意が無いことを
彼らに示した。
「大丈夫だ、君達と戦うつもりは無い。私の狙いはただ一人、仮面ライダーゴート、あいつだ」
「なんで俺達と組みたくないんですか?」
「私はゴートを憎み、ゴートは私を憎んでいる・・・。判るかい?人を憎むというのは、世界で最も苦しくて、悲しくて、そして
 最も情けないことなんだ。そんなことに君たちを巻き込みたくは無い」
「・・・・・。」
「私はこれからも人を助ける。ケルベロスに狙われたライダーやモンスターを助ける。そして、ゴートをこの手で倒してみせる
 ―ゴートを殺すことに、私はなんの迷いも無い―」
「そんな・・・あなたの決意は、悲しすぎますよ・・・」
エッジが俯きながら言った。ソーンとゴートの間にある感情は、普段叶が歌っているそれとは全く正反対のものー冷たくて、
穏やかで、それでいて悲惨なまでに凶暴なものだったからである。
「だから、これは私とゴートの間だけの戦いだ。君達には干渉してもらわなくてもいいし、むしろ干渉して欲しくなんかない。
 この身が灰になろうとも、私はそれだけのために戦い続けていくだろう。それでは、もう行かせてもらおう」
そこまで言うと、ソーンは伐とエッジに踵を返して歩き出した。
「Winners forever・・・か」
「えっ?」
エッジがふと呟いた言葉に、伐ははっとして聞きただす。
「そんな曲・・・ある特撮ヒーローの20周年記念映画で没になって、結局アニメに使用された曲があるんだ。
その曲の歌詞があのライダー、ソーンの姿に重なってね」
「ふーん・・・」
ソーンの姿が、遠くなっていく。
「Winners forever・・・戦い続ける・・・孤独なまでに一人・・・」

―「リジェネベント」のカードがフェードインして終―
409バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDs :03/09/05 03:05 ID:bfIIyE5w
第5話うpしてみました。次回はちょっと本筋からずれたSSを投下したいと思います。
強すぎるライダーは使うのにちと難ありですが盟主様は遠慮なく強くさせたいと思います(何
ここは基本的に妄想ライダースレなのであまり伐にこだわらずに厨設定全開でも何でも
発表できればいいのではないでしょうか。(他の人から見てアレに見えないよう私も気をつけていますが)
それでは。
仮面ライダースペリオル
変身者:山田 努
身長:166.2cm 体重:89.3kg
最高視力:約1km 最高聴力:約2km
最大走力:100mを12秒 ジャンプ力:ひと飛び5m
パンチ力:70AP キック力:110AP
召喚機:超召機「スペリオルバイザー」(手の甲に固定されたシンプルなバイザー)
契約モンスター:蚊型モンスター「ネザーモスキーター(1000AP)」
ソードベント :スペリオルエストック(500AP)ネザーモスキーターの口の形をしたエストック。威力は泣けてくるほど低いが、食らうとそこが猛烈に痒くなる。
ストーカーベンド:敵に発見され辛く、見失われやすくなる。
エスケープベント:入ってきたのとは別の鏡で、ミラーワールドから脱出できる。
ファイナルベンド:スペリオルパニッシャー(2000AP)スペリオルが敵を羽交い締めにして、ネザーモスキーターがその血を吸い尽くす。
割と簡単に振りほどけるので、失血死の危険性はほとんどないが、この後、人知を超えた痒みに襲われ、判断力などの大半を失う。

デブで不潔な外見をして、社会性も無く、高校試験に何年経っても受からないほど頭が悪い為、周囲から毎日のように虐められ、親にも処置無しとされて、妄想の世界に逃げ込んだDOQ。
その外見と能力の低さゆえに世間に阻害され続けてきた彼の中には、この世界とそこに住んでる他人は嫌な物だ、という暗い思いがある。
そんな中彼の前に神埼が現れる。気がね無く他人を殺す事が出来、生き残れば願いがかなうというのは、彼にとってとても魅力的な話であった。
だが、非力なモンスターとの望まない契約という不幸な事故と、彼自身の素の能力の低さのおかげで、目も当てられないような弱小ライダーとなってしまう。
そこで彼は搦め手で生き残り、他のライダーのデッキを奪ってパワーアップする事を思いつく。
モンスターを感知したら他のライダーを待ち伏せ、他のライダーが鏡に入ったところを見計らって鏡を割ったり、自衛隊からかっぱらった手榴弾を他のライダーの車の底にガムテープで固定して、車が出ると同時にピンが外れるように仕掛けておいたり、などが彼の常套手段である。
そんな彼の望みは、ひたすら自分に都合のいい世界で、永遠に楽しく暮らす事である。
411名無しより愛をこめて:03/09/05 21:19 ID:lOMBrrsh
>>398
喪前の考えたスレ、立ててきたぞ!

こちらスマートブレイン開発室!
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1062764187/l50

もんなも覗いてみてくれな。
412ふにく:03/09/06 00:59 ID:vHVFHmC4
仮面ライダーヴィクティム
変身者:那賀 有希(なが ゆき)
最高視力:約25km 最高聴力:約25km
最大走力:100mを9秒 ジャンプ力:ひと飛び35m
パンチ力:150AP キック力:200AP
召喚機:冥召銃「グレイブバイザー」(大型拳銃型、1000AP)
契約モンスター:棺型モンスター「グレイブコフィン(5000AP)」
       (鎖で巻かれた棺型モンスター、蓋部分に髑髏の付いた十字架があしらわれている。
        内部に大量の火器を内蔵している) 

シュートベント:グレイブブリンガー(1000AP)バイザーと同じ形をした大型拳銃
アドベント:グレイブコフィンを召喚する。アタックベントの前に必須。
      なお、グレイブコフィンは自力で移動できないため、ヴィクティムが鎖を持って引きずることになる。

アタックベント1:バレットストーム(4000AP)
        棺のつま先部分が開き、二連装ガトリングが出現。前方広範囲を掃射する。
アタックベント2:グレネードインフェルノ(4000AP)
        棺の頭頂部分が開き、グレネードランチャーが出現。榴弾を連射する。
アタックベント3:ミサイルレイン
        棺の側面が開き、ミサイルポッドが出現。垂直発射型ミサイルを発射する。
アタックベント4:ロケットパーティー
        棺の蓋が開き、無数のロケット砲が出現。前方に向かって乱射する。

ファイナルベント:オールキルダンス(6000AP)
        棺を振り回しながら全弾発射。周囲の全てをなぎ払う。

白と黒で十字架をモチーフにしたライダー。
バイザーとシュートベントの二丁拳銃で戦う。
パワー、スピードともに低いが、反応速度と動作の精密性に優れる。
アタックベントの火力はすさまじいが、モンスターを自力で運ぶ必要があるため
機動力が一気に落ちる。接近戦が苦手なので、アタックベントは諸刃の剣。
413ふにく:03/09/06 01:15 ID:vHVFHmC4
変身者:那賀 有希(なが ゆき)17歳

南米への家族旅行中に石島晶彦の「狩り」に巻き込まれ、家族を失い、自身も重症を負う。
ある天才的な外科医によって命を救われ、何とか日本に帰国する。
その後、家族の保険金で秘密裏に大量の武器を買い、復讐のための特訓を積む。
彼女の圧倒的な復讐心に目を付けた神崎にデッキを与えられる。

黒服と黒のロングヘアーで、大きなスポーツバッグをいつも背負っている。
両足の太ももにはホルスターに入った拳銃。バッグには予備の弾倉と小型のロケットランチャーが入っている。
414ふにく:03/09/06 02:11 ID:vHVFHmC4
夜も更ける中、一台の高級車が高速道路を走っている。
後部座席には珍しく秘書を伴わず一人で座る石橋晶彦の姿があった。
普段の激務のために睡魔に襲われつつある彼の目に、高速を跨ぐ歩道橋に立つ少女の姿が映る。
普段なら気にも留めないことだが、なぜかその少女を見た瞬間、懐かしい光景が脳裏に蘇る。
それは以前アフリカの草原で対峙した飢えたライオンの瞳だった。
自分を獲物として見る猛獣に似た気配に、石橋晶彦がフッと鼻で笑う。
「ふふ・・・、まさか東京の真ん中で猛獣を思い出すとは・・・」
「どうしました?社長?」
そう尋ねた運転手の眼前、走行中の車のボンネットに突然何かが落ちてくる。
「!?」
415ふにく:03/09/06 02:12 ID:vHVFHmC4
慌ててハンドルを切ろうとする運転手の体が銃声とともに大きく揺れ、ハンドルに向かって倒れこむ。
倒れた運転手の頭が押したクラクションがけたたましく鳴り響き渡る中、ボンネットの上の物体が動く。
フロントガラスを一撃で蹴破り、ハンドルを脚で操作すると両手の拳銃を石橋に向ける。
それは先ほど歩道橋に立っていた少女だった。
「・・・本当に猛獣に会えるとは・・・。桐生クンが居なくて良かったよ」
慌てるそぶりも無く、石橋がつぶやく。
「さて、お嬢さん。お名前をお聞きしてもよろしいかな?」
「・・・自分が殺した奴の顔くらい覚えていたらどうだ・・・?」
「ふふ、君は一年前の夕食のメニューをいちいち覚えているのかね?」
石橋の言葉に、少女が両手の拳銃を太もものホルスターに仕舞う。
「・・・なら今日の夕食は覚えておいた方がいい。貴様の最後の食事だ!」
少女が背負っていたスポーツバッグを一挙動で石橋に向け、横についているファスナーを開ける。
直後、バッグからロケット弾が放たれる。

ボオォォォォン!!

爆炎を上げ外壁に激突した車のドアが凄まじい力で蹴り飛ばされる。
そして、燃え上がる炎の中から悠々と赤と黒の鎧をまとうライダーが姿を現す。
その眼前には、少女の変身した白と黒のライダーが立っている。
「君はまさに飢えた獣そのものだ。実に面白い」
石橋の変身した仮面ライダーザミエルに、少女の変身した仮面ライダーヴィクティムが銃口を向ける。
「・・・首は家族の墓に供えさせてもらう。残りは野良犬のエサとウジの苗床にさせてもらう」
416スナイプ、セミ作者:03/09/06 10:42 ID:/AUbziPz
>412
ふにくさん、俺のライダー使用頂きありがとうございます。あと、ザミエルの変身者は
石島です。俺のSSのミスで名前が混乱してしまいすみません。責任取って逝ってきます・・・。

漏れのSSに出したオリジナルモンスター紹介

アビスイーター
ミラーワールドに生息するメガマウスのモンスター。
土中は時速100q、水中は胸部の口から取り込んだ水を背部の孔から噴射する
ことにより時速150kmの高速移動が可能。
また胸部にも噴射孔があり、ここから大量の水を高速噴射し敵の動きを封じる。
肘のヒレ状の刃で敵を切り刻む。

バズスティンガー・フライヤー
ミラーワールドに棲息するハナダカバチのモンスター。
通常の蜂モンスターと違い単独行動を好み、手に持つ刀と両腕の内部の
ニードルガンから放つ毒素が仕込まれた針で獲物に襲い掛かる。
なお習性として捕らえた人間を現実世界で捕食する。
417ふにく:03/09/06 11:25 ID:6u1WZurz
>スナイプ作者さん

名前間違えてすいません。
ザミエルを勝手にお借りしております。
ヴィクティムどうぞご自由にお使いください。
なんか生身の状態が強すぎるうえに、まったく色気の無い男口調のやつですが。w
(なお、那賀 有希は服を脱ぐと全身手術跡と傷跡だらけだったりします。)

しかし、他のキャラと絡めにくいな・・・ヴィクティム・・・
418名無しより愛をこめて:03/09/06 11:46 ID:qvrNFYAT
仮面ライダーヘーラジェネシス
 変身者;水原杏香
 最高視力:約9.0km
 最高聴力:約15.5km
 最大走力:100mを4.0秒
 ジャンプ力:ひと飛び55m
 パンチ力:350AP
 キック力:400AP

召喚機:凛召盾アルトバイザーツヴァイ
3000GPの盾型召喚機。先端に2000APの刃。

契約モンスター:アルトフェアリオン(7000AP)
蝶の羽根を持つ妖精型モンスター。半透明の虹色に輝く装甲に包まれている。
セブンウエポンズと呼ばれる武器を武装している。

ユナイトベント
アルトフェラリオンと融合する。
オーディン並の戦闘力を誇るが、命を削ってしまうので使い時が非常に限られている

フライトベント:アルトウイング
背中にアルトフェアリオンと同じ形の羽根が生え、飛行能力が備わる

コンファインベント:胡蝶霧散
カードの効果を無効化する。その際、対象物に無数の蝶がまとわりつく。

バリアベント:クリスタルウォール(2000GP)
周囲に透明な防護膜を張る。

リフレクトベント:ミラーディフェンサー(3000GP)
アルトバイザーツヴァイの表面が鏡のようになり、飛び道具をはじく。
419名無しより愛をこめて:03/09/06 11:47 ID:qvrNFYAT
スイングベント:アルトリボン(1000AP)
腰周りに巻きつけている新体操で使われるような感じのリボン。主に敵をがんじがらめにするために使われる。

スロウベント:アルトソーサー(1000AP)
両肩の装甲を模した円盤型手裏剣。

ホールドベント:アルトワインダー(2000AP)
乳房の装甲を模したヨーヨー。某超電磁ロボよろしくノコギリ状の刃が仕込まれている。

ストライクベント:アルトストライカー(2000AP)
両腕のトンファー。3万ボルトの電気を帯電している。

スピンベント:アルトスピアー(3000AP)
普段アルトフェアリオンが持っている刃がドリル状に回転するのスピアー。

シュートベント:アルトアーチェリー(4000AP)
羽根の先端部をつなげた弓。炎の矢を放つ。

ソードベント:アルトセイバー(5000AP)
尻尾型の剣。刃は二股になっている。

ファイナルベント:ツインミラージュライダーキック(9000AP)
アルトフェアリオンとのツープラトンでのミラージュライダーキック。

ファイナルベント(ユナイト):シャイニングカタストロフィー(10000AP)
自らを虹色の光球に包み込み、成層圏から相手に突撃する。その際、周囲にはクレーターができる。
420名無しより愛をこめて:03/09/06 11:48 ID:qvrNFYAT

高野美咲がサバイブのカードを元に作り上げた擬似サバイブ「ジェネシス」
によってパワーアップしたヘーラ。
非常に強力だが3分しか使用できないという弱点がある。
ユナイトベントも強力な切り札であるが、上記の通り使っていくと使用者、
すなわち杏香の命が削れてしまうという代償があるのでめったに使われない。
421名無しより愛をこめて:03/09/06 20:15 ID:Q5EmxdsN
>>411
むむむむ……、オリジナルオルフェの場所として使えそうですね。
これからはちょくちょく覗かせてもらいます。
422擬似の胎動 1:03/09/06 20:52 ID:X+KSZZYB
清明院大学401教室。
部屋の主、香川英行は満足そうに鏡の向こうで繰り広げる戦いを見ていた。
いや、もはやそれは戦いと呼べるものでなかった。ただの虐殺だった。
狩られているのはミラーモンスタ−と1人の鏡像ライダー。鏡の中にのみ存在が許される異形の怪物。
狩っているのはそれらと戦うためにのみ作られた擬似的な存在。オルタナティブ。
決着はあっけなく着いた。
ミラーワールドから401教室へとやってきた5匹のモンスターと鏡像ライダー。
自分達に対抗できる力があるとは思っていなかったのだろう。
遠方からの狙撃で何があったのかを理解する間もなくモンスター2匹が倒れ、鏡像ライダーも傷ついた。
続いて現れた二人の戦士の猛撃の前には浮き足立ったモンスターと傷ついたライダーの抵抗は無意味だった。
戦士の1人、オルタナティブ・ネオ−高野美咲は完全に息の根が止まり、既に粒子化が始まっている
鏡像ライダーの体を尚も強化手甲−イクシードナックルで殴り続けている。
「やめろ。もう決着は付いた。俺たちもそろそろ出ないと危ない」
見かねたもう1人の戦士、オルタナティブ・アルティ−仲村創が止めに入った。
初撃を与えた狙撃手オルタナティブ・スナイプ−宮内修司はその様子を黙って眺めていた。
423擬似の胎動 2:03/09/06 20:57 ID:X+KSZZYB
401号室で3人を男女を前に香川が話している。
「実験は成功です。これで私達は神崎君のライダー達に対抗する力を身に付けることが出来ました。
 私達のことは完全に神崎君に知られたようですが、もう今までのように隠れ続ける必要もないでしょう。
 高野君、ありがとう。君がくれたデッキの破片が研究を大きく進めてくれました。」
「……。礼を言われる筋合いは無いわ。オルタナティブの開発は私にとっても必要なことだから。」
「そうでしたね。しかし高野君、君は復讐のためだけにオルタナティブの力を使うつもりですか?
 ミラーワールドを閉じるという行為には何百、何千人もの命がかかっているのです。いつまでもそのような個人的な」
「分かっているわよ、あなた達がやろうとしていることがどんなにご立派なことかは!
 でも私はそんなことはどうでも良いの。ミラーワールドを閉じようとすればモンスターやライダーが来る。
 私はそいつらを排除するということでのみ協力するという約束だった筈よね。
 心配しなくても自分がするべき仕事はするわ。仮面ライダーは私が全て倒す。」
特に仮面ライダー伐−彼女の親友の命を奪った憎きあの男だけは自分の手で殺さなければならない。
美咲は思う。
424擬似の胎動 3:03/09/06 20:57 ID:X+KSZZYB
「お前はまだそんなことを… そんな理由で戦って、勝って嬉しいのか? 
 香川先生はお前自身のことも考えて心配しているんだぞ!」
仲村が間に入る。
「何? 仲村さんだって神崎士郎への復讐が目的なんでしょう?」
「確かに以前はそうだった。いや、今でも神崎のことを許したわけではない。
 だが考えたんだ。復讐をやり遂げた時、何が残る? 失ったものが戻るわけではない。
 そんなことに命をかけるより、もっと大きな意義を見つけて動いた方が良いのではないかって。」
宮内は興味無さ気に二人のやり取りを聞いていた。彼にとっては戦う動機など無意味だった。戦うことそれ自体が意味があったのだった。

「……まあ、良いでしょう。ミラーワールドを閉じるという目的では一致しているのです。
 今これ以上言い争っても無意味でしょう。」
香川の言葉で、いつものように仲村と美咲の口論は収束することなく終った。
「戦いが始まります。辛いこと、苦しいことがあるでしょうが、私達は負けるわけにはいかないのです。」
香川の宣戦布告が部屋に響いた。
425擬似の胎動 4:03/09/06 21:00 ID:X+KSZZYB
オルタナティブ・アルティ
変身者:仲村 創(なかむら はじめ)
最高視力:約20km
最高聴力:約20km
最大走力:100mを4.4秒
ジャンプ力:ひと飛び50m
パンチ力:300AP
キック力:500AP
召喚機:スターバイザー(スラッシュバイザーに似た手甲型)
契約モンスター:ワイバーン型モンスター シューティングスター(7000AP)
前足が翼と一体化している金色の飛竜。高速で飛行し、口からレーザーを吐く。
ソードベント  :スターインパルス(3000AP)シューティングスターの尾の先を模したレイピア刀。
         刀身にレーザーを帯びさせることもできる。
シュートベント :レーザーブレス(3000AP)シューティングスターの頭を模した手持ちのレーザー銃。
ガードベント  :フラッシュウォール(3000GP)シューティングスターの翼を模した防護壁。
         背中のジベットスレッドに装着し、飛行能力も付加する。
サーチベント  :弱点看破。敵の性能をサーチし、急所を的確に見抜く。
ファイナルベント:ラグナレク(8500AP)
シューティングスターが衛星軌道上まで上昇。翼を広げて太陽光線を吸収し、蓄積したエネルギーを全て
レーザー光線として地上のアルティに投下する。エネルギーを得て白光したアルティが渾身の蹴りを放つ。
地上に放つエネルギーは曲射も可能なので24時間どこでも使用可能。

基本的な能力を持つ香川のゼロ、射撃能力を強化した宮内のスナイプ、美咲が独自に改良した強力だが不安定なネオ
を経て完成したオルタナティブの究極形。
神経を逆撫でする東條がおらず、反面教師として復讐の虚しさを教えてくれる美咲がいたせいか
テレビ版に比べてすっかり落ち着いた仲村が変身する。

尚、この世界ではタイガ東條が香川組についていないため、美咲がもたらしたヘーラのデッキの破片が
オルタナティブの研究開発を大きく進めたことになっている。
426ランバー作者:03/09/06 22:35 ID:gzot2S/8
本編のヒロイン候補を投下してみるテスト。

水沢菜穂子(みずさわ なおこ)
21才の大学生で、世界的大人気カードゲーム”マジックフィーバーJ”の
女流デュエリスト(プレイヤーの呼称)でもある

無駄に明るい性格で好奇心旺盛。その上単細胞!
そんな彼女だが頭が悪いワケではない…  らしい。
学校サボって”ボリサブ”にいることが多く、子供達のアイドル的存在だ。

偶然、夏見の変身を目撃してしまったことがあり、
それ以来戦いを止めようとする夏見達を情報面でサポートしている
(基本的にミラーワールドに関わっていそうな事件やニュースを探して提供している)
427セミがナイタ1:03/09/06 23:29 ID:JNvR/bUn
その日も彼は深夜に働いていた。それはもう満面の笑顔で。
「おい、気持ち悪いぞ」
「はっはっはっはー、気持ち悪いとか言わんでくださいよー」
と言うものの彼、大槻恭平の顔はだれきっていた。それを見て彼の上司、長塚聖子は溜息をついた。
大槻恭平は数週間前に同僚である鈴原真美と付き合ってるのは知っていた。そして二人の仲は非情に良好で見てるこっちも恥ずかしいほどであった。
(だがここまでだらけるとは・・・・)
と考えながら
(まあ仕事はしてるから良いか・・・)
という結論にたどり着いた。
がたん!
机を叩き、立ち上がる恭平。長塚はそれを見て言った。
「・・・・例のアレか?」
「そうですわ。ちょいとひねってきますよ」
恭平は笑いながら言う。聖子はその彼の力とそれに関連する事を全て彼から聞き出していた(半分力ずく)ので、不安はあった。
「怪我したら鈴原が泣くぞ?」
「任せたってください。そうそうやられませんて」
428セミがナイタ2:03/09/06 23:30 ID:JNvR/bUn
MWの中に入る恭平、オルタナティブ・プロト。
しかしそこにいたのは仮面ライダーの姿であった。
「あれ・・・・? モンスターやと思ったんやけど・・・・」
「違うな。俺の名は仮面ライダーゴスペル。お前と一緒の仮面ライダーだ・・・・・ん?」
そこまで言ってやっと気付いたらしい。プロトの姿が通常のライダーとは違うという事に。
「お前、仮面ライダーじゃねえな?」
「おう、俺は・・・・えーとオルタナティブ・プロトやったかな? まあプロトとでも呼んで」
「そうか・・・仮面ライダーとは違う存在がいたとは聞いていたが、お前か」
「そうやな・・・・俺かもしれん」
「それなら他の仮面ライダーと組む前に倒させてもらうぜ!」
「は?」
「ソードベント」
無機質な声が響きゴスペルの右手にレイピアが収まっていた。そしてその行動をもう一つ理解出来ていないプロトはとりあえず構えだけ取った。
「はぁっ!」
突き出されるレイピアの一撃。そしてそれを紙一重でかわすプロト。
「ちょっと待てや! なんでお前と戦わなあかんねん!?」
「敵になるかもしれないヤツは先に倒させてもらうぜ!」
「なら・・・・覚悟しろや!」
さらに突き出されるレイピアを持つ手をプロトの手が払う。そしてその隙に合わせゴスペルの胸に拳が突き刺さる。
「ぐあっ!?」
たやすく吹き飛ぶゴスペル。だが彼は吹き飛びながらもカードをベントインする。
「ナスティベント」
429セミがナイタ3:03/09/06 23:31 ID:JNvR/bUn
声と共に現れるゴスペルの契約モンスター、メガロシケード。そしてその声は辺り一帯を轟音で埋め尽くす。
「おおう!?」
「おりゃあ! 俺の歌を聴けぇ!」
「サウンドベント」
ゴスペルの手に握られるマイク。そしてそこからはそれはもう形容不可能なまでの音が鳴り響いた。
「ぐあああああっっ!」
「はっはっは! これでとどめだ!」
耳を押さえのたうち回るプロトにとどめを刺すべく、ゴスペルはカードを抜いた。だが、その為にはマイクから手を放さざるを得ない。プロトはその隙を狙った。
「アドベント」
先にプロトのカードがベントインする。そしてプロトの契約モンスターであるブラックバセットが黒い風のようにゴスペルに体当たりをし、そのままメガロシケードにかみついた。
「何!?」
「よおやってくれたなぁ! もう手加減せえへんからな!」
「黙れ! このカードで・・・・あれ?」
気付けばゴスペルの右手にカードはなかった。なぜならそれは・・・ブラックバセットがくわえていたからである。
「何ィィィィ!?」
「よおやった、クロ。ほなとどめといこか」
「ポゼッションベント」
プロトに憑依するバセット。全身から赤いオーラがにじみ出る。
「くそ! もう一度マイクを・・・」
「クローズベント」
「!?」
引き続き勉印したカードは「クローズベント」。二分間の間自分自身と相手のバイザーを使用不可能にするというカードである。
「覚悟・・・・せぇや!」
「う・・・わぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
430セミがナイタ4:03/09/06 23:32 ID:JNvR/bUn
数分後。
「ただいまー帰りましたー」
「おう、帰ったか・・・・ってそいつは誰だ?」
長塚は恭平の帰還に安心しながらもその右手で引きずられている男に目をやった。どうやら顔面をさんざん殴られたらしく。目の周りは青くなり、頬は赤く膨れあがっていた。
「ああ、コイツはちょっと暴漢に襲われたらしくて。で偶然助けたんですよ。ほら自己紹介しとき」
「ど・・・どうも、菱形司と言います。以後よろしく・・・・」
どうやら泣いているらしい、声が震えていた。
「あとなんだかバイトで困ってるらしいんでコイツ雇えませんかねぇ」
「・・・・別に良いぞ。ただしそんなに給料は出せないがな」
「全然良いですよ。な、司」
「はい・・・」
菱形は本気で後悔していた。なんでこんなヤツに喧嘩を売ってしまったんだろう・・・と。
そんな彼を見ながら恭平は、彼の手にデッキを返しておいた。
そう、新たな仲間として共闘するために・・・・。
431山羊作者:03/09/06 23:35 ID:JNvR/bUn
SS書かせて頂きました。
勝手にゴスペルを使わせてもらいましたがどうでしょうか?
すこしヒドイ扱いもしれませんがそれは許してくださいませ。
ちょっとこの話には続きが一応あるのですが・・・・
出来たらUPしたいと思います。
432名無しより愛をこめて:03/09/06 23:40 ID:PNt9LsN4
モンスター投下

メガロコンガー
ゴリラ型モンスター。
送電線の鉄塔をも一気に鉄屑にしてしまう強靭なパワーと2m以上の巨体の持ち主。
知能も人間並みに高い。

デスワローワー
ツバメ型モンスター。
小振りな体躯だが、アクロバット飛行を得意とする。
口からは高熱の火炎を放射し、翼は鋭利な刃物となっている。

ガルディアス
鹿型モンスター。
角の有無でオスとメスが判断され、常時つがいで行動している。
オスは日本刀状の剣を、メスはボウガンを武器にしている。
433たまにはモンスターSSも:03/09/07 00:01 ID:0qRCGeK5
潮風の激しいその湾岸道路にOREジャーナルの記者桃井令子とバイトの城戸真司は来ていた。
都市伝説や噂話の収集取材の一つだった。
最近、この道路で不自然な暴走をした挙句崖から海に突っ込む事故が多発していた。
「それでその暴走する自動車を目撃した人の中で、運転手が居なかったって言っている人がいるのよ」
「……不気味な事件ですね。海に落ちた車からは人は見つからなかったんですか?」
「この辺りは流れが複雑で、死体はなかなか上がらないんだって。
 警察は何かの見間違いだろうってただの交通事故として片付けているけど」
「暴走している時の特徴として何かあるんですか?」
「後ろには何もないのにまるで何かから逃げるようにスピードを上げているようだったっていう証言は多いわ。」
「分かりました! 何かこう、ジャーナリストのセンサーにびんびん来るものがありますね。」
張り切る真司を令子は頼りなさげに見ていた。

事故があった現場をいくつか回ったが、これと言ったものは見つからなかった。
暴走したドライバーは走っている時に何かを見たのかもしれないという考えの下、
周辺の湾岸道路をレンタカーで見て回ったが特に異常はなかった。
だが真司は諦めなかった。5周。10周。何か見落としはないかと走った。
助手席で真司の好きにさせていた令子だったが、20周目に入って日も暮れてきた段階でこれ以上は無駄と判断した。
編集長に連絡を入れるために携帯電話の電波が入る場所に令子を下ろした後、真司は最後の1周に入った。

最初それに気付いた時、真司は気のせいだと思った。
バックミラーに写ったそれはバイクのように二輪で走っていたが、
人は乗っておらず(人がいる筈の場所に妙な瘤があったが)前面に巨大な一本角が生えていた。
何よりなぜかそれが一つの生物として生きている印象を受けるのが不気味だった。
慌てて振り向くが、勿論後ろにそんな物体は無かった。
安心して向き直り、一息ついた後バックミラーに目をやる。
「それ」は二体になっていた。
振り返るがやはり何もない。
アクセルを踏む足に力が入る。真司は自分が何か大変な状況に置かれていることに気付き始めていた。
434433の続き:03/09/07 00:02 ID:0qRCGeK5
「それ」はどこからともなく現れどんどん増えていった。
後ろには何も見えない。バックミラーの中にのみそれはいた。
自分は疲れているのかもしれない。車のスピードを上げるのではなく止めて休むべきかもしれない。
そういう考えが頭をよぎるが、アクセルを踏む足を弱めることは出来なかった。
車のスピードは上がっていく。100キロ、110キロ。
だがバックミラーの中のそれを引き離すことが出来ない。ますます数を増やし追ってくる。
鏡の中にだけ見えるものがある筈がない。これは幻影だ。いくらスピードを上げても離せる筈がない。
そう思いながらもスピードを上げる。120キロ、130キロ。
引き離せない。それはいつの間にか道路を埋め尽くす程に増えていた。
道路を埋め尽くし追ってくる。更にスピードを上げる。140キロ、150キロ。
もう前の景色も良く見えない。さっき20回通った体の記憶を頼りに、
真司は奇跡的にハンドルを回していた。それでも振り切れない。160キロ。170キロ。
もう限界だ。凄まじいスピードに感覚を失いかける。
そこから先のことは夢か現か分からなかった。
どこからか現れた仮面の男が暴走する車の前に立ちはだかり、何百メートルと滑った挙句
最後は道端の塀にぶつかったが無事に車を止めた。
バックミラーからこちら側に怪物が出てきたが、現れたもう1人の男が蹴りを入れ、鏡の向こうに押し戻した。
「ビンゴか。今日のところは菜穂子ちゃんの情報は当たりだったようだな」
「そうですね。しかし叶さん、今日の敵が数が多すぎませんか?」
「そうだな。依城にも声をかけるべきだったかもしれん。だがやるしかあるまい!」
そんな会話もしていたような気がした。
だが夢でない証拠は無かった。

その後令子に発見された真司がレンタカーの弁償の話で編集長にどやしつけられ、この取材は終った。
435スタリアン:03/09/07 00:23 ID:0qRCGeK5
ダリドや鏡像ライダージェル、クラーケンを書いたものです。
(>353さん、並びに榎木を出していただいたバツメイカーさんありがとうございます。)

このSSは>>262のムカデ型モンスターセンチュリオンのイメージです。
>>353のSSにもあった、真司がライダーにならなかった場合のOREジャーナルを狂言回しに、
>>426のヒロイン候補も名前だけ入れてみたりしました。
MW関連の特殊能力を持たない、一般人のヒロインというのも良いですね。

>>バツメイカー氏
仰々しい設定持ちが出がちなミラーワールドSSの中で、伐は主人公サイドも敵サイドがへぼへぼというか
生活感が漂っているのが本家龍騎の良い部分を上手く引き継いでいると思います。

>>353(羅剛ローズ作者氏?)
ダリドはローズ、ウォルト組と組むのでしょうか? 適当に使ってやって下さい。
でもあまり裏設定がついちゃうと伐に出にくくなるかな?
436スタリアン:03/09/07 01:13 ID:0qRCGeK5
>>山羊作者氏
いかにも青黒な自殺&ハメのプロトの能力は面白いです。擬似でなく正式ライダーでも良かったと思います。
ただ基本スペックがオーディンでも為しえなかった100m3秒ひと飛び60mはどうかと。
カウンター系がデフレクションと雲散霧消と二種あるのもあれなので、
使い道の為さそうなエクステンドともどもリリースも削除した方がすっきりするのではという気がします。
不快に思われたらすみません、厨設定の羅列でなくテーマを考えて作っているのが分かる分
いじってみたい箇所があるというのもありますので。

>>擬似の胎動
ヘーラが伐に(間違って)倒された世界での話ですか?
先に挙がったSSと矛盾する所もありますが、これはこれで良いのでしょうか。
ネタっす。半分モンスターな感じですが。
仮面ライダーヴァルキュリア
変身者:量産型鏡像ライダー
身長:173.4cm 体重:63.2kg
最高視力:約18km 最高聴力:約23km
最大走力:100mを5.0秒 ジャンプ力:ひと飛び40m
パンチ力:250AP キック力:450AP
召喚機:ゴルドバイザーファントム(ゴルドバイザーの色違いで、黒い)
契約モンスター:フェニックス型モンスター「ゴルドファントム(7000AP)」
        ゴルドフェニックスの分身
所持カードは、オーディンとほぼ同じ(タイムベンドは無し)
AP、GPがオーディンより1000低い

女性の姿をした量産型オーディン。
常にオーディンの傍に9人控えており、最後に生き残ったライダーをオーディンを含めた10人がかりで袋叩きにする為に存在する。
かつての繰り返しの中で、絶対的な強さを誇るはずのオーディンが度々敗れていたのを省みて、流石に10人がかりなら負けないだろうと神崎が用意した物。
ライダー達は勿論、優衣にまで「酷過ぎる、汚い」と罵られた為、使役されたのは一度だけである。
連続カキコは、また>>391さんあたりにウザがられそうだな……
あと、391さん。貴方の物言いの方がきっついです。
仮面ライダーフェイク
変身者:土井 元哉
身長:178.2cm 体重:73.2kg
最高視力:約10km 最高聴力:約12km
最大走力:100mを6.7秒 ジャンプ力:ひと飛び28m
パンチ力:200AP キック力:300AP
召喚機:偽造召喚機フェイクバイザー(左上腕部に固定されたカードスロットのようなバイザー)
契約モンスター:ダンゴ虫型擬似モンスター「レフトボーラー(6000AP)&ライトボーラー(6000AP)」
ストライクベント:フェイクナックル(2000AP+3000GP)レフトボーラーを模したナックルガード
ガードベント:ボーラーウォール(4000GP)ライトボーラーを模した楯。堅牢。
ナスティベント:ボーラーボーラ(1000AP)小さなレフトボーラーとライトボーラーを鎖で繋いだ形のボーラ。
ナスティベンド:ジャイアントボーラ(4000AP)要アドベンド。本物のレフトボーラーとライトボーラーを鎖に繋いだ特大ボーラ。強力だがモーションが大きい。
ファイナルベント:トライストライク(7500AP)レフトボーラーとライトボーラーが転がりながら連続特攻、その隙にジャンプしたフェイクがライダーキックで決める。

家族をミラーモンスターに殺された男。香川、神埼とは別の大学の教授。
偶然、ライダーが鏡の中に入っていくのを目撃し、モンスターへの復讐の為その力を欲するが、モンスター同様にミラーワールドに住む神埼をイマイチ信用できず、八方手を尽くして自前のデッキを作成する。
モンスターぶち殺してれば満足で、デッキも神埼製でない事から、当初はライダーバトルと無縁であったが、デッキ開発の協力者である香川の要請の元、オルタナティブと行動を共にする事になる。
普段は温厚なだけに、モンスターを潰している時の彼の鬼気迫る様子は本気で怖い。
ちなみに、香川は協力以上の事はしていないので、このデッキは「オルタナティブ」ではない。
439ギルノイズ:03/09/07 12:02 ID:aIlxpoSX
 それは、鏡の中からやって来た……

「くっ!」「でりゃぁっ!」『グゲー!』
 突如現れた怪物をとっさに投げ飛ばし、蹴り飛ばした安宅大地と十河陣。
 その、猿のような姿と動きを持つ三眼の怪物は再び襲い掛からんと隙をうかがっているようだ。
「おい、これ……どうする?てか、何?」「俺が知るか。おおかた白昼夢でも見てるんだろ?」
 ぼやきながらも戦闘態勢は緩めず、めったにない実戦にむしろ興奮しているような二人。
「なんつうかさ、『オヤジ狩り狩り』よりは楽しいな(指を鳴らす)」「同感(気を貯める)」

『では、更なる歓びの野に赴くとしますか?』その声は先ほど眼前の怪物が現れた鏡の中からしていた。

 二人が気をそらした隙をつき、鏡の中に二人を連れ込む怪物。
440ギルノイズ:03/09/07 12:20 ID:aIlxpoSX
>439

 だが、二人が状況を認識した時にはその怪物は頭部を握りつぶされ、末期の痙攣をしていた。

「あ、あんたはいったい……」そう安宅が驚くのも無理は無い。
『そいつ』もまた異形なのだから……

『私の名はギルノイズ。仮面ライダーです』「仮面ライダー?」『そう、そしてギルノイズの名は私の組織の名でもあるのです』
「でだ、これは一体どういう……」『話せば長くなるでしょうね。そう、毎週30分のドラマで一年分くらいには』「なんだそりゃ」
『肝心なのは、貴方方が『ミラーワールド』に引きずり込まれ、生き残るにはライダーにならねばならないと言うことです』
「……えと、ミラー……」「そう言えば、景色が反転してますねぇ。異世界と言うか……文字通りの鏡の中か」『さすが察しがいい』
「なんか、身体に悪そうな話だな」「ライダーになれば身体に悪くないとでも?」『まぁ、この世界にいられる時間が延びるだけですが。さぁ、これを』
 そう言って二人に渡されたのはカードデッキ……
『それを使ってライダーに変身し、中のカードをバイザーに入れることで戦うのです』「「こ、こうか?『『変身』』!」」
 だが、変身した二人のボディカラーは黒系統……
『まず、『契約』のカードで適切なモンスターと契約を交わし、己の力とするのですよ』「「先に言え!」」
 そんな二人の頭上に現れたゲルニュート……
441ギルノイズ:03/09/07 12:34 ID:aIlxpoSX
>439-440
「よし、あれと契約しようか」駆け出す十河。それを見送る安宅。
「あいつ……もともと忍者だってのにさらに早いな……で、俺はこいつらか」安宅の背後に迫っていたワイルド&シールドボーダー。
『……さぁ、早いところ契約を済ませておしまいなさい……ははは…………』ギルノイズはすでに声だけを残して去っていた……

『ソードベント』十河の手に現れた2本のナイフ。逆手に構えて逃げるゲルニュートの背後へ……

「ふんぬぅっ!」襲い掛かってきたシールドボーダーを大東流合気柔術の技で投げ飛ばし、ワイルドボーダーにたたきつけた安宅……

数分後、十河がゲルニュートを連れて戻ってくると、安宅もWボーダーを従えていた。共に色のついた姿だ。
「んじゃ」「戻りますか」

『仮面ライダーギラード』『仮面ライダー壁虎』の誕生である。

……なお、デッキを与えたギルノイズも十河も気付いていない。
 ゲルニュートは『壁虎(ヤモリ)』では無く、『イモリ』だという事に…………
442山羊作者:03/09/07 12:51 ID:c/Jeyd8G
>バツメイカー様
九条がカッコイイ・・・・・作者冥利に尽きるってもんです。
しかもゴートが悪人だ・・・・良い具合に極悪だ(謎
もう本当にありがとうございます。もうこの二人がライバルになってしまったのは私のせいっぽいですが存分に戦わせてやってください。

>スタリアン様
うー・・・む、確かに仰る通りかもしれません。エクステンドベントは使いそうにないですな。
強いて言うなら「敵と自分の粒子化が開始」→「自分はエクステンドベント」→「相手を羽交い締め」→「相手だけ粒子化」ってな具合でしか使い道がないですし。
ただリリースベントは一応「とんでもなく強い仮面ライダーとの戦闘」の為にあるのです・・・
仮想敵がノルンやオーディンみたいなヤツ、大量に何かを呼び出すタイプの敵なので・・・・
エクステンドベントの代わりは何か考えます。ご指摘、ありがとうございました。
443名無しより愛をこめて:03/09/07 12:53 ID:+KMhtoH7
(美咲ちゃん、ごめん…)
親友の声にならない言葉が聞こえる。
(私、ライダーになんてならなきゃ良かった。
 他人を犠牲にしてでも自分の夢を叶えたいなんて考えたから罰が当たったんだね…)
分かっている。杏香が決して争いを好むような性格でないことは。
そして同時にその主義をくつがえしかねないほどまだ演劇に未練を持っていたことも。
許せない。そんな杏香の心の隙に付け込んだ神崎が許せない。
当時開発中だったオルタナティブデッキはMWの中を見れる程度の性能しかなかった。
だからせめて目に焼き付けた。親友の命を奪った、バッタのようなあのライダーの姿を。

回想を終えたオルタナティブ・ネオ−高野美咲は動かなくなった鏡像ライダーの体をゴミのように放った。
(こいつも違う。ただの雑魚だ。あのライダーにいつになったら会える…)
「ほう、神崎からミラーワールドを閉じようとしている面白い奴らがいると聞いて来たみたら。
 楽しませてくれそうな奴がいるな」
背後から不気味な殺気を感じて振り返ると、二本の巨大な角を生やした漆黒の怪人が立っていた。
「貴様… モンスターでも鏡像ライダーでもない。仮面ライダーか!」
「仮面ライダーゴートという。以後お見知りおきを… クク」
「お前の仲間のバッタのような奴がいるだろう! そいつはどこにいる!」
「バッタ…? ああ奴か。知らぬ仲ではないが、居場所までは知らんな」
「庇ってもろくなことはないぞ」
「庇っているわけではないが… 奴と何かあったらしいな。
 それも興味あるが、今は俺自身の楽しみを優先させてもらう!」
そして戦いが始まった。
444443:03/09/07 12:53 ID:+KMhtoH7
契約モンスターの力もデッキ自体の性能もネオの方が勝っているのは明白だった。
だが力任せのネオの攻撃のことごとくをゴートは裁いていた。
逆にその手の鎌でいくらでも攻撃する機会はあったのに、挑発するように軽く引っ掻くだけだった。
その行為が更にネオの頭に血を上らせた。
「無駄だ。誰よりも憎しみに親しむ俺にそんな憎悪のみにまかせた攻撃など。グフッ!?」
ゴートは腹を押さえてうずくまった。見切ったと思っていた攻撃が当たっていた。
「俺の読みを超える憎悪の深さか… 面白い…」
「今すぐそのうるさい口をきけなくしてやるわ!」
追い討ちをかけようとするネオだったがその前にゴートがカードを使っていた。
「グレイブベント」
突然現れた棺桶がネオを閉じ込めた。だが
「こんなもの!」
怒りに燃えたネオの力はあっけなくそれを破壊した。
「フォグベント」
続けざまにカードを装填するゴート。周囲を濃い霧が包み込んだ。何も見えない。
「シュートベント」
ネオはイクシードランチャーを召喚しビームを拡散モードにして滅茶苦茶に撃ちまくった。
真に当たった感じではなかったが手ごたえはあった。
「……今日のところは俺の負けのようだな。大人しく引き下がるとしよう。
 だがお前の憎悪は興味深い。自分以外の人間のための憎悪か… フフ、いずれまた会おう」
ゴートの気配は消えた。だがネオはなおも、霧が晴れた後も撃ち続けた。


ヘ−ラ初期案、>>422-425に便乗ネタでした。正直伐サイドのキャラをあまり増やしても仕方ないと思う。
445ふにく:03/09/07 13:01 ID:XfJcML/P
>415の後の話。時間軸は伐の第五話あたりと平行と思ってください。

ふらつきながら黒ずくめの少女が真っ暗な道を歩いている。
「奴の力があれほどとは・・・」
石島を仕留め損なった少女、有希が壁にもたれこむ。
勝負自体は痛み分けに近かったが、ダメージは有希の方が大きい。

彼女の視界が徐々にぼやけ始める。
そのぼやけた視界の片隅に白いワンピースの少女が映る。
有希は自分と大して変わらないその少女に向かって、反射的に拳銃を突きつける。
しかし、そのまま視界が暗転し、その場に倒れこんでしまう。

彼女が次に目覚めたのは見知らぬ部屋のベッドの上だった。
服もいつの間にかパジャマに着替えさせられている。
有希が視界をめぐらせると、ベッドの脇で先ほどの少女が心配そうに自分の顔を覗き込んでいる。
「・・・ここは?」
有希が少女に尋ねる。
少女は近くの机にあったメモ帳を取ると、「私の部屋です」と書いて有希に見せる。
「・・・なぜ私を助けた?」
有希の言葉に少女は笑顔で「困っている人を助けるのは当たり前です」と書く。
「私の荷物は見たのだろう?なぜ警察に通報しなかった?」
枕元に畳まれた服とその上に置かれた銃を見て、有希が尋ねる。
彼女の言葉にメモ帳に「あなたがいい人だと思ったからです」と書く少女を見て、
有希がフッと笑う。
446ふにく:03/09/07 13:02 ID:XfJcML/P
「お人良しだな・・・」
少女は苦笑いしながらその言葉にうなずくと自分の名前をメモ帳に書いて有希にみせる。
「『水原杏香』か・・・」
続けて、「どうして声のことを聞かないんですか」と書く。
「言いたく無いのなら聞かない」
有希のあまりにぶっきらぼうな言い方に、杏香がクスリと笑う。
そして「スープでも持ってきます」と書いて部屋を出て行くいく。

杏香がスープを持って戻ってきた時、ベッドに有希の姿は無く。枕もとの彼女の荷物と服も消えていた。
机の上には「世話になった。ありがとう」と書かれたメモが残されていた。
開け放された窓から吹き込む風でカーテンが揺れている。
(五階の窓から出て行くなんて・・・でもあの人ならやりかねないかな・・・)
447スナイプ作者:03/09/07 13:17 ID:n0zCxaV9
>>擬似の胎動、山羊作者さん
俺の考えたライダーの使用嬉しいです。やっぱり動かしてもらったら
嬉しいですね。山羊作者さん、もっと苛めてやってくださいw

で、鏡像ライダー投下。
仮面ライダーマキーナ
変身者:無し、神崎製の鏡像ライダー
最高視力:約8km
最高聴力:約8km
最大走力:100mを8.5秒
ジャンプ力:ひと飛び25m
パンチ力:150AP
キック力:200AP
召喚機:亀召盾「シネミスバイザー」(亀を模した盾、1000APのドリル付き)
契約モンスター:シネミス・ガメラ型モンスター「シネミスチャリオット(4000AP)」
          古代亀のモンスター。キャタピラで走行する。背中に乗り込み
          口があり、その前後が装甲に覆われている。
ソードベント   :シネミスカッター(2000AP)ヒレを模した幅広の剣。二本。
ストライクベント :シネミスバイト(2000AP)頭部を模したナックル。
スピンベント  :シネミススパイラル(2500AP)尾を模したドリル。
ガードベント   :シネミスシェル(2500GP)甲羅を模した盾で両肩に装着。
リターンベント :一度使用したカード、又コンファイン・スチールなどで無効化
           されたカードを手元に戻す。
ファイナルベント:レヴィアターン(5000AP)
          マキーナがシネミスチャリオットに乗り込み、回転突撃する。

神崎製の鏡像ライダー。ライダーバトルのテコ入れ用の神崎の忠実な部下。
思考は機械的。
448ふにく:03/09/07 13:22 ID:XfJcML/P
>ヘーラ作者さん

水原杏香お借りしました。
伐編のキーになるキャラだけに変にイメージ変わってたらすいません。

>443さん

水原杏香がらみで時間軸が前後する話を直後に書き込んでしまってすいません。
449山羊作者:03/09/07 14:00 ID:c/Jeyd8G
>スタリオン様
ジャンプ力や走力については・・・・ごめんなさい、オーディンや他の皆様のライダーのスペックを見逃していました。
本当にすみません。彼のジャンプ力、走力は他のライダー達と同じくらいでかまいません。
プロトの身体能力はさほど高くありませんし・・・・ただ格闘技が出来るだけですから。
450ヘーラ作者:03/09/07 14:24 ID:+Eqx4msB
書いていたSSがヴィクティムとの共闘で、ふにく氏のSSとかぶってしまう…

. .: : : : : : : : :: :::: :: :: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
    . . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
   . . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
        ∧ミ∧ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
       /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
451ふにく:03/09/07 14:32 ID:XfJcML/P
>ヘーラ作者さん

ええ!?マジですか!?
誰も使わないだろうと思ってたキャラだけにびっくりです<ヴィクティム

そのSS見て見たいです。
ラスボス案です(雑魚にも使えますが)。よかったら使って下さい。
仮面ライダーバグズ
変身者:不特定多数
最高視力:約11km〜 最高聴力:約11km〜
最大走力:100mを7.0秒〜 ジャンプ力:ひと飛び35m〜
パンチ力:200AP〜 キック力:250AP〜
召喚機:狂召機「バグズバイザー」(右腕に刻み込まれたスリット。)
契約モンスター:バグモンスター「イーター(4000AP〜)」
倒したライダーの契約モンスターを強制永続ユナイトで取り込んで、パワーアップしていくモンスター。
取り込まれたモンスターが歪に繋ぎ合わされた醜悪な姿をしており、時折ノイズがかかった様に姿がちらつく。
素の姿は、直径50cmの円の内側にビッシリと牙が生えていて、その奥に瞳がある、口だけの姿である。
高速で飛行し、瞳から怪光線や催眠光線を発射するなど、この状態でも十二分に強い。
ソードベント:バグソード(2000AP〜)時折、ノイズがかかった様に姿がちらつく剣。
ガードベント:バグガード(2000GP〜)時折、ノイズがかかった様に姿がちらつくブレストプレート。
シュートベンド:バグガン(2000AP〜)時折、ノイズがかかった様に姿がちらつく特大拳銃。
スルーベント:自分自身の存在確立に手を加えて、敵の攻撃を素通りさせる。
タイムベント:3秒だけ、制止した時間の中で活動できる。
バニッシュベント:ミラーワールドそのものを破壊し飲み込みながら広がる「穴」を空間上に作り出す。
         自分もイーターも「穴」に飲み込まれてしまう為、最終手段として封印されている。
ファイナルベンド:クラッシュバイト(5000AP〜)アイアンクローを仕掛けて敵の後頭部をイーターの口の中にねじ込み、イーターがそれを噛み砕く。

ミラーワールドというシステム上に発生したバグであるイーターが、自分で作ったカードデッキを、催眠光線で洗脳した人間に与えて変身させた姿。
よって、本体は人間ではなく契約モンスターであるイーターの方であり、そのトリックを見破られない限り、何度でも中身を変えて甦る。
また、イーターの性質上、ライダー(鏡像ライダー含む)を倒せば倒すほど、どんどん強力になっていく。
バグズ(イーター)の目的は、捕食と破壊であり、究極的には現実とミラーワールドに存在する全て(優衣含む)を捕食、あるいは破壊する事である。
453ふにく:03/09/07 15:29 ID:XfJcML/P
まず使われ無い豆設定
有希の拳銃はS&WM59。装弾数を重視したため(オートマチックの14発)
バッグの中のロケットランチャーはMPIM/SRAWプレデター
同じくバッグに入っている予備の拳銃はS&WM629

女の子が片手でS&WM59を撃てるのかというツッコミは却下しますw
モンスター投下。
皆さんの嫌いなゲスが書き込んだネタですから、風景その1程度の扱いでぶっ殺してください。

ストームブリング(6000AP)
デスブリング(4000AP)
サンダーブリング(4000AP)
ストームブリングを頂点とする、剣型モンスター族。
短距離瞬間移動能力を有するが、それ以外の移動方法を持たず、碌に人間も襲えない為、他のモンスターを襲って食い繋いでいる。
その戦い方は、敵の頭上に転移し、刃を下にして落下する事で、自らを敵の身体に突き立てる、という方法である。
基本的にライダーと契約し、協力し合ってこそ真価を発揮するモンスターである。
デスブリングは、斬った相手から命を吸い取り、サンダーブリングは、振るわれると雷を発し、ストームブリングは、無数の鎌鼬を伴った嵐を呼び、殺めた敵の命を活力とする。
他にも、何種か同属がいる。

ゴルドレイカー(6000AP)
シルバドレイカー(5000AP)
カッパドレイカー(4000AP)
ドラゴン型のモンスター族。
ドラグレッダーを始めとするドラグ種との相違点は、ドラグ種が東洋の龍の姿をしているのに対し、こちらは西洋のドラゴンの姿をしている、と言う事である。
ブレス攻撃のほかに、肉弾戦も強く、ゴルドレイカーに至っては飛行能力を有するにも関わらず、マグナギガクラスの防御力と格闘攻撃力を有する。
ゴルドレイカーは純粋破壊エネルギー、シルバドレイカーは吹雪、カッパドレイカーは火炎のブレスを吐く。
こちらも、他に何種か同属がいる。

あと、バグズですが、誰かの大切な人がバグズにされていて、その誰かがバグズを倒してしまい絶叫、そのしばらく後に再びバグズが現れて襲ってくる、といった感じのが美味しい使い方ではないかと。
ま、誰も使う気がなければそれまでですがね。
455Tiger VS Rose 1:03/09/07 17:16 ID:n0zCxaV9
それでは俺も>415の続きにあたる話を

「まったくこうも私が翻弄されたとはな」
パトカーに乗せられ会社に戻り、椅子に座った石島の第一声は、これだった。
ヴィクティムとの戦いの後現実へと戻った石島を待っていたのは警察であり、彼は
当然の如く事情聴取を受けるハメとなった。
その後整備不良の事故という形で処理したが、よもや狩られる側に回ることに
なろうとは思ってはいなかったため意外と苦戦をさせられてしまった。
「大丈夫なのですか社長?」
「何がだね?」
心配する様子を隠さず、桐生美奈子が尋ねる。
「戦ったのでしょう?・・・ライダーと」
「大丈夫だからこうして座っているのだろう桐生クン」
「しかし貴方はこの石島貿易の社長です。何かあったら・・・」
「君は私をこの石島貿易の社長としか見ていないのかね?」
「(///)いっ、いえ、そんなことは・・・」
「なら良いさ。しかし意外だったな・・・」
「何がですか?」
顎に手をあて考え込む石島の顔を美奈子が覗き込む。
「いや・・・こちらの話だ。気にしないでくれ」
石島にとって意外だったのは人間狩りの生き残りがいたということであろう。
約一年前、ただの狩りにも飽きた石島は新たな刺激を求め、ある恐怖の考えを思いついた。
それが南米奥地での人狩りだったのだが、まさか日本人を巻き込んでいたとは。
あの後そこに村があった、そして何があったかという事実を消すために徹底的に
後始末はしておいたつもりなのだが。
「(しかし狩りが趣味と知られているとはいえ、これまで知られたらいくらなんでも
桐生クンに嫌われるな・・・」
456Tiger VS Rose 2:03/09/07 17:17 ID:n0zCxaV9
キィィィン・・・。

「来たか」
立ち上がり鏡にカードデッキをかざす。
「変身」
鎧を纏った石島の姿を、美奈子は深く礼をして見送った。

ミラーワールドに入ったザミエルの眼に映ったのは、少々珍妙な光景であった。
目の前で仮面ライダーと複数のモンスターが数個のコマ相手に悪戦苦闘していたからだ。
それはローズがモンスター相手の罠として仕掛けておいたものだが、
ザミエルにとっては実に都合がいいものとなった。
「ふむ・・・まとめて始末させてもらおうか」
『シュートベント』
両腕に二つの砲、グランバスターを構えると、その引き金を引く。
「ギャアアアアッ!!」
放たれた熱線により、ライダーとモンスター達は殲滅された。
「・・・あまり神崎の人形ばかり狩っても仕方がないのだが・・・」
そう言いながら、地面に落ちたデッキの破片を拾い上げる。
「あらそう?なら・・・」
「ん?」
ビルの谷間から流麗な影が現れる。
「私が相手になってあげる」
そしてバラの花が舞った。
457Tiger VS Rose 3:03/09/07 17:18 ID:n0zCxaV9
ザミエルに向かい飛んでくる幾つかの紅きコマ、それをザミエルは次々と
正確無比な射撃で射ち落としていく。しかし幾つかはトリッキーな軌道で
それをかわし、彼の体にその痕を刻む。
「くっ!」
「人の獲物に手を出すなんて、良い度胸してるじゃないアンタ」
「そうか・・・あの罠は君のものか」
仮面ライダーローズ−鳥羽明美は自らを狙って来た鏡像ライダーを始末すべく
罠をはっておいたのだが、それよりも大きな獲物がかかったのは
まったくの幸運であった。逃がすつもりはない。
「じゃあね」
更に手元に残ったスピンブリットを全て射出する。
それは目の前のライダーに迫り、切り刻むはずであった。
『アドベント』
その時、赤き風が駆け抜けた。それは全てのスピンブリットを噛み砕き、
叩き潰し、ザミエルのそばに着地した。
「よくやった。グランティーゲル」
そこに在るは黒と赤に彩られた豪虎。
「ゴォオオオォウゥ!!」
グランティーゲルは咆哮し、その牙をローズに向ける。
「フン・・・なら」
ローズが更なるカードを装填しようとした時、彼女らの足元に閃光が炸裂した。
「キャッ!!」
「何ッ!!」
倒れた二人が見上げたビルの上に立つのは幾つかの影。
「神崎の木偶か・・・」
「・・・一時休戦ね。一人二つ。いける?」
「無論だよ」
そして二人は走り出した。
458Tiger VS Rose Epilogue:03/09/07 17:19 ID:n0zCxaV9
「さて、無粋な邪魔が入ったが続きといこうか」
「そうね・・・ん?」
見ると、互いに鎧が粒子化してきていた。
「時間切れね」
「そのようだね・・・。続きはまた今度としよう」
「アンタ、名前は?」
しかしザミエルは答えず、デッキから一枚の紙を引き抜き放り投げる。
「・・・これは?」
「戦いたくなったらそこへ来てくれ。いつでもご相手になろう」
そこに書かれていたのは。
「仮面ライダーザミエル、石島晶彦・・・石島貿易社長!?」
459スナイプ作者:03/09/07 17:20 ID:n0zCxaV9
SS書かせて頂きますた。
>ローズ作者さん
勝手にローズ使ってすみません。
気に入らないようでしたらスルーしてやってください。
又は派手にぶっ飛ばしてやってください。

・・・俺って作文能力無いな。もうだめぽ・・・
460セミは高く羽ばたいて1:03/09/07 18:18 ID:c/Jeyd8G
そこは相も変わらず大槻がいる携帯ショップ「k-phone shop」。夜も更け、客は少なくなり、その日の残務処理だけをこなす男達だけがその中にいた。
「ほなこれで終わりやな」
「そうだな。これでやっと帰れる・・・・・」
「これで終わりなわけないやろうが。今日も練習や。帰る途中の公園で待っとれい」
「・・・・はぁ。分かったよ。先に行ってるぜ」
「おうよ」
そしてスーツ姿から普段着に着替えショップから出てきたのは菱形司。仮面ライダーゴスペルに変身することが出来る男。そして前回、さっきの男大槻恭平にボコボコにやられた男でもある。
彼は帰り道の途中にある公園を目指し、ゆっくりと歩いていた。そしてあれからの事を思い出す。
(ひどい目にあったもんだ・・・・。しこたま殴られるわ無理矢理バイトさせられるわ挙げ句の果てに八極拳の稽古までさせられるわ・・・・しかもあそこの長塚とか言う女、恭平よりも強いんじゃないか? 強すぎるぞ)
しかしその指導は的確だなあ、と感じてたりもする。そしてそうこうしている内に彼は公園にたどり着いていた。
「・・・・・」
静寂が支配する小さな公園の中心には、引きずったような足跡が沢山残っていた。ここの公園にはあまり子供達が遊びに来ない。故に彼らがやっている稽古の跡がそのまま残っていた。
(俺も少しは・・・・強くなれたかな?)
そう言って近くに転がるアルミ缶を拾い上げた。そしてそのまま力を込める。
グシャ。
「あれ?」
それほど力を込めたつもりではなかった。しかし、右手の中に収まっていたアルミ缶はまるで絞った雑巾のように細くひしゃげる。
「・・・・・俺、すごくない?」
「まだまだ。これくらい出来なアカンで」
461セミは高く羽ばたいて2:03/09/07 18:19 ID:c/Jeyd8G
いつもの関西弁と共に目の前にスチール缶が出てきた。そしてそれを軽々しく押しつぶした。
「・・・・そこまで行くと仮面ライダーになる必要はないような気がするが。つーかお前、素手でモンスター倒せるんじゃねーの?」
「それは無理やな。昔試したが無理やった」
「そりゃすごいな・・・・」
振り向く司。そこには細目の関西人、大槻恭平がいた。
「でもまだお前さんは強くなれる。まだまだこれからや」
「そうだな・・・・で、今日は何からやるんだ?」
「うむ、その前に俺がお前さんとチームを組んだ理由をそろそろ聞かせなあかんな」
「・・・俺も聞きたかった事だ」
司にはこの疑問はここ数週間悩み続けていた事であった。
戦闘経験といいカードの使い方といい恭平の方が上であった。だが、彼は司をしこたま殴った後、現実世界へと連れだし挙げ句の果てにチームを組もうと相談(脅迫とも言う)を持ちかけてきたのである。
「敵である俺をお前は何故助けた?」
「それにはいろいろと理由がある。まずは1つ、お前さんが正規の仮面ライダーであるという事や。前に俺のこのデッキをもらった相手にいろいろと教えてはもらったがその神崎とか言う男には俺は接触出来へんやろ」
「まあ正規のライダーじゃないしな」
「二つ目、俺のデッキはかなり対ライダー戦に特化してるという事。かなりの数を誇るモンスター相手では戦いづらい」
「俺のデッキは殺傷能力は低いぞ、自分で言うのも何だが」
「お前さんは自分のデッキをどう思っているのかはしらんがかなり強いというのは事実や」
「?」
462セミは高く羽ばたいて3:03/09/07 18:20 ID:c/Jeyd8G
「サウンドベント、ナスティベント、ファイナルベントとほとんどが相殺、また回避不可能な音を媒介にしているちゅうのはかなりやっかいや。
その気になれば数十体のモンスターを葬る事が可能や。
はっきり言うがこれはかなり有利な特性やぞ。それに他にもいろいろと使い方次第では強くなれる」
「・・・・・」
「で最後にお前さん自身がまだまだ強くなれる。俺たちのチームはまだ出来たばっかりやしまだメンバーが増やすつもりや。頑張って強くなれよ」
「・・・・そこまで言われると引き下がれねえな。やってやるぜ」
キィィィィン・・・・。
「モンスターか?」
「いや、わからへん。しかしこの近くで鏡の類の事件を聞いた事はないな・・・・。よし、あの作戦で行く」
「・・・・マジかよ」
463セミは高く羽ばたいて4:03/09/07 18:21 ID:c/Jeyd8G
「さぁて・・・・今日はどのモンスターを襲おうかな・・・・」
そこにいたのは一人の仮面ライダー。フラフラと歩きながら周りを見渡している。
しかし、その前に一人の仮面ライダーが立ちはだかった。
「そこの仮面ライダー! 勝負だ!」
「・・・・君は?」
「俺の名は仮面ライダーゴスペル。1つ手合わせ頼むぜ!」
「いや・・・・どうしようかな? 少し待ってくれ・・・!?」
「待ってられるかよ!」
「ソードベント」
ゴスペルの手に握られるレイピア。そしてその仮面ライダー、オースに向かって走っていく。
「くっ・・・」
「ストライクベント」
オースも耐えきれず巨大な鈍器、「グラムバンガー」を取り出した。そしてそれを向かってくるゴスペリに向かい大上段から振り下ろした。
「当たるかよ!」
それを軽くかわしレイピアをその脇腹に突きつける。
「ぐあっ!」
「まだまだ!」
レイピアの連撃。それは的確にオースの右肩を狙う。そしてその痛みからかグラムバンガーを手放してしまう。
「しまった!?」
「遅すぎるぜ!」
瞬間、ゴスペルの拳がオースの腹部にたたき込まれる。そしてそのままオースは吹き飛んでいく。
(・・・・俺、強くなってる。確実に!)
464セミは高く羽ばたいて5:03/09/07 18:21 ID:c/Jeyd8G
「くそくそくそぉっ!」
「ファイナルベント」
地面が波打ちそこから現れるのは巨大なシャチ型モンスター「グラムアンガー」。そしてその口蓋に先ほどのグラムバンガーを構えたオースが入る。
「甘いな。俺はお前に負けるつもりはないぜ」
「サウンドベント」
「ファイナルベント」
手に握られるのはマイク。そして空からは巨大なセミ。ゴスペルの前にはメガロシケードの足を模したマイクスタンドがあった。そこにマイクをセットし響召弦「メガロバイザー」を構える。
「本日のナンバーは・・・・Sea Monster! 俺の魂を聞けェェェッッ!」
目前に迫ったオースの全身に超音波がたたきつけられる。いや、それだけではない。周りの物質全てにひびが入り崩壊寸前まで至っている。
「う・・・わああああああッッ!?」
その超音波のせいでグラムアンガーの動きが止まり、それどころか押し戻され始める。
ぴきぴきぴきっ・・・・。グラムアンガーとグラムバンガーにひびが入りだす。そしてついにモンスターとその鈍器はゴスペルからはじき飛ばされ、砕け散った。
「ッッ!?」
投げ出されたオースはゴスペルに背を向けフラフラと歩き出した。そしてゴスペルはそのブランク体になった彼に黒い影が憑いたのを確認するとMWから脱出した。
そして数分後。
「はぁはぁ・・・・モンスターがやられてしまった・・・僕の、僕のモンスターが」
傷つきながらガラスから出てきたのは椎名響、仮面ライダーオースに変身する者である。
「また・・・新しいモンスターを探さないと・・・・」
「その必要は無いで」
「!?」
すかさず椎名の腹部を打ち気絶させる。そして懐から素早くブランク状態になったデッキを奪う。
「お前さんが死ぬ必要もないがこのデッキを使う必要もあらへん。じゃあな」
恭平はバイクにまたがり、去っていく。そしてそのまま合流地点へと向かった。
465セミは高く羽ばたいて6:03/09/07 18:22 ID:c/Jeyd8G
「おせーぞ」
「悪い悪い」
また数分後、司と恭平は無事合流した。そして恭平の手にはブランク状態のデッキがあった。
「ブラックバセットを取り憑かせて相手の出入り口を調べて俺が相手を逃がす・・・・で後は傷ついた敵からデッキを回収する、か。うまくいったな」
「これを続けてればまあいつかは神崎が出てくるやろ。でソイツを倒せば・・・・」
「俺の夢が叶う!」
「で戦いも終了や。あとはオルタナティブの仲間を増やしたいな」
「戦いを終わらせる事を願ってるライダーなら仲間になってくれそうだな」
「ま、それはおいおい考えるか・・・・・で、司」
「ん?」
「今晩の分の練習するで。まあ朝までには終わるやろ」
「・・・・嘘だろぉぉぉぉぉっっっ!!??」

・・・end
466山羊作者:03/09/07 18:25 ID:c/Jeyd8G
えー・・・前回の続きです。
どうでしょうかこのコンビは。また機会があったら仲間を増やすつもりですが・・・。
そもそも続きを書くのかも不明です。なんだかゴスペルも違うキャラになってきたかも・・・。
まあこんなヤツラですがよろしければ誰かお使いください、変なヤツラですが。
467ギルノイズ:03/09/07 19:38 ID:aIlxpoSX
>466
ううむ、別の板で他の人のキャラに八極拳を教える教官役をやっているので……
『強くなるの早すぎ!』とデジャブを感じてしまった。でも、いいコンビですねぇ。
468名無しより愛をこめて:03/09/07 19:56 ID:M6PY17xb
今、ボスキャラを名乗るライダーが多くなった、が。
実質、何人いるんでせう?
469名無しより愛をこめて:03/09/07 20:25 ID:Vf+NPIjN
仮面ライダーメタトロン
契約モンスター:神龍型(6000AP以上)

どなたか、設定考えてくらさい。ボスキャラとして。
>>468
このスレの中では、
漏れが書き込んだノルンとバグズ(ハンターは見なかった事にして下さひ……)
あと、339さんのバハムートくらいだったと思います。
3人では、多いとはちょっと言えないような……

まあ、ノルンも使い物にならなそうだし、実質使用可能なのはバグズとバハムートだけかと……

前スレの事は知りません(まだ見れないから)。
初代スレや前々スレを入れると、べガとかロキとか結構いますけどね。
471ふにく:03/09/07 20:29 ID:LcoQUrgM
>468

今の所、
>234 仮面ライダーノルン
>339 仮面ライダーバハムート
>371 仮面ライダーハンター
>452 仮面ライダーバグズ
>469 仮面ライダーメタトロン
472名無しより愛をこめて:03/09/07 20:41 ID:xXFwASb7
>>469
設定考えてくれって、すげぇスゲェ投げやりだなぁ。



天使繋がりだが、某モンスター群を見たとき、
エヴァかよとか思った漏れはアホでしょう。間違いなく。
その存在を闇に葬られたガブリエルタン……(´・ω・`)
473名無しより愛をこめて:03/09/07 20:43 ID:xXFwASb7
漏れはノルンで良いと思うけどな。
だって、契約モンスターがコアミラーだよ?
勝てねぇよ(w
474ふにく:03/09/07 20:52 ID:vgYQUatP
>>473
ノルンの変身者が人間なら変身前に倒すとか奇策で何とかなりそうだが、
人外だったら本気で勝てない。

あと、本編(伐SS)と関係ないし・・・
475名無しより愛をこめて:03/09/07 20:54 ID:f9DKBay1
>>>471
ソイツら面白味に欠けているんだよなぁ。
仮面ライダープロトタイプVer2.1
変身者:嵐山 京一
最高視力:約8km 最高聴力:約14km
最大走力:100mを5.2秒 ジャンプ力:ひと飛び45m
パンチ力:180AP キック力:220AP
召喚機:試作型召喚機「プロトバイザーVer2.0」(右腰にあるカードケース型)
契約モンスター:剣モンスター「ライトブリング(6000AP)」
アドベンド:ライトブリングを召喚、剣として使用する。
      ソードベンドとして(正確にはアドベンドだが)法外な強さを誇るほか、光刃を発して遠くの敵にぶつける事ができる。

神埼が初期に開発したデッキの一つ。
ブランク体しかないVer1シリーズを発展させ、モンスターと契約、その力を借りるアドベンドの運用試験の為に作られた物。
なので、カードがアドベンド1枚しかない。

神埼にまつわる事件を追っていた警官、嵐山が、神埼の部屋にて発見、直後のモンスターとの戦闘に使用。
そのまま、なし崩し的に彼のデッキとなる。
嵐山は、このデッキが神埼に繋がる重要な証拠品だと考えていた。

装着者の嵐山が、示源流免許皆伝寸前の強者である事と、ライトブリングの高い能力に助けられているものの、その手数の少なさはいかんともしがたい。
また、ライトブリングは初戦闘の時に、たまたま近くに来ただけである。
嵐山の気性は荒く、札付きの問題警官だが情には厚く、シザースのように裏で何かをしているという事はない。
警官としての矜持が、彼をライダーバトルの阻止に走らせる。
477スナイプ作者:03/09/07 22:53 ID:n0zCxaV9
>>469
折角なので考えてみますた。使われないのはわかってまつが・・・。

仮面ライダーメタトロン
変身者:不特定多数
最高視力:約23km
最高聴力:約23km
最大走力:100mを4秒
ジャンプ力:ひと飛び50m
パンチ力:400AP
キック力:450AP
召喚機:死召印「ヘヴンズバイザー」(髑髏型の胸鎧の中心)
契約モンスター:神龍型モンスター「ヘヴンズタナトス(8000AP)」

ソードベント   :タナトブレード(5000AP)尾を模した剣
ストライクベント :タナトクロー(4000AP)頭部を模したナックル
シュートベント :タナトスケイル(4000AP)ヘヴンズタナトスが光り輝く
          鱗を放ち、あらゆるものを寸断する。
ガードベント   :サンクチュアリ(4000GP)絶対的な障壁を作り出す。
ストレンジベント :自らの思い通りの特殊カードを召喚する。複数枚所持。
レジェンドベント :過去幾度と無く繰り返されたライダーバトルから仮面ライダー
          とその契約モンスターを召喚し使役する。
ファイナルベント:カタストロフィ(10000AP)
          ヘヴンズタナトスが周囲を飛行し体が浮かび上がり、
          そこから閃光と白銀の鱗に包まれ放つライダーキック。

実体無き神崎士郎の代わりに動く木偶。神々しき閃光を放つ
白銀の戦士。全身から衝撃波、又念動力を自由に使いこなす。

書いてて何かヤダ・・・因果地平の彼方へ逝ってきます・・・
478鏡像軍団:03/09/07 22:59 ID:iyj6nkaI
前スレでのオメガディーンを無視されたよ・・・。

まぁ、>27でも駄目出し食らってるから、いいか・・・ショボーン(´・ω・`)

ところで27氏、Part1,2ではどうでつか?
479ふにく:03/09/07 23:37 ID:fBb5shj8
>>鏡像軍団さん
無視もなにも、オメガディーンはそもそもこのスレで紹介自体されてないんですが・・・?
>>233>>238の前スレの鏡像ライダー投下の段階から省かれてましたし。

480スタリアン:03/09/07 23:56 ID:/2HdAuPK
箸休め的に鏡像ライダーチーム投下。色々使ってやって下さい。

仮面ライダー ジルフィーン
変身者:無し、神崎士郎の作り出した鏡像ライダー
最高視力:約5km
最高聴力:約8km
最大走力:100mを4.0秒
ジャンプ力:ひと飛び35m
パンチ力:200AP
キック力:400AP
召喚機:ブーメラン型召喚機 ビートバイザー(1000AP)
契約モンスター:チーター型モンスター ビートサイクス(4000AP)
ミラーモンスタ−で最も俊足と言われる。人型でなく四足歩行型。背中にはロケットブースターも背負っている。
ブースターの推進力も乗せたトップスピード時は地上でも音速を超える。
ストライクベント:ビートスタンプ(3000AP)ビートサイクスの後ろ足を模した武具が両足につき脚力、キック力を高める。
ナスティベント :ソニックブーム(1000AP)全速力でビートサイクスが走り発生する衝撃波を相手にぶつける。
ファイナルベント:ソニックダンス(5000AP)
ビートサイクスが高速で走って作った衝撃波の円形フィールドに敵を閉じ込め
ジルフィーンがその中を縦横無尽に走り回ってボロボロにする。
481スタリアン:03/09/07 23:57 ID:/2HdAuPK
仮面ライダー ディランチャー
変身者:無し、神崎士郎の作り出した鏡像ライダー
最高視力:約20km
最高聴力:約12km
最大走力:100mを6.0秒
ジャンプ力:ひと飛び25m
パンチ力:200AP
キック力:300AP
召喚機:型召喚機 ネックバイザー(1000AP)
契約モンスター:キリン(ジラフ)型モンスター ネックパルト(4000AP)
馬ほどの大きさの四足歩行のキリン型モンスター。体の斑点部分が爆弾になっており、
長い首をカタパルトのように使って爆弾を投下する技を持つ。
シュートベント :ネックスリング(2000AP)ネクパルトの尾を模したスリング。爆弾が自動的に装填可能。
            接近戦でも打撃武器としてある程度使える。
フィールドベント:マインフィールド(2000AP) 周辺一体を地雷原にしてしまう無茶苦茶な技
ファイナルベント:エアライド(5000AP)
ネックパルトがありったけの爆弾を撃ち出した後、ディランチャー自身がカタパルトで飛ばされて止めを刺す。


ジルフィーン&ディランチャー解説
神崎が作った鏡像ライダーチーム。高速移動接近戦型のジルフィーンと後方支援爆撃型のディランチャーのペア。
立場はジルフィーンの方が上だが、孤高を好み強い敵と正面から戦うことを望む武人タイプのジルフィーンと
軍人的実直さで効率さを重視するディランチャーの主従関係はややちぐはぐではある。
ジルフィーンは地雷の爆発より速く走れるため地雷原の中を平気で動き回ることができ、
本気で力を合わせた場合は恐ろしいチームとなる。

*スリング 紐のようなものの両端を持ち、弾(この場合は爆弾)をはさんで遠心力で回して勢いをつけた後、
     一端を離して挟んでいた弾を飛ばす投射武器。
482名無しより愛をこめて:03/09/08 03:11 ID:Hi3l2G6+
この日記の8月30日に注目

http://www5d.biglobe.ne.jp/~albireo/nikki9.htm
483山羊作者:03/09/08 07:49 ID:TxGhiGsI
ノルンはあのコンファインベント多数とかトリックベント多数というのがなんとかなれば
数で囲んだり奇策で何とかなりそうですが・・・・。
後バグスも倒し方は色々ありそう・・・・。つかそーいうヤツラを倒すSSて燃えるんですよね。
せっかく数体のラスボスがいるんだから2つのチームが別々に倒したり・・・・それじゃあラスボスじゃなくて中ボスか。
484名無しより愛をこめて:03/09/08 13:47 ID:3qe+FrFA
>>472
>その存在を闇に葬られたガブリエルタン……(´・ω・`)

そのかわりに、ドラゴン型とグリフォン型のモンスターが入ったじゃないか。
でも、あらかた既出な奴ばっかりだよな、分身たちのモチーフ生物って。
イリオモテヤマネコとかにすればいいのに。
あとはモウセンゴケとか。
485名無しより愛をこめて:03/09/08 17:15 ID:1aaojhHH
>>484
雛菊は珍しいだろ。

ここら辺でSRCの話題は止めよう。
ウザがられては適わん。
486暴風3人娘1:03/09/08 17:53 ID:L5LKDepR
 MWのとある変電所。
 仮面ライダーヘーラとオルタナティブ・ネオがデスワローワーの群れと戦っていた。
 彼女達は次々と蹴散らしていくが、まったく減っていく様子が見られなかった。
「これじゃあキリが無いわ!これだけ多く攻めてこられちゃあ、ランチャーで吹き飛ばす
余裕も無いし…」
 ネオは愚痴をこぼすが、それでも戦いつづけるしかなかった。二人には疲れの色が次第
に見られるようになってきた。
『アタックベント』
 召喚機のあの声がどこからか聞こえてきた。すると、無数のミサイルがデスワローワー
をどんどん破壊していったが、見境が無かったのかヘーラやネオまでも巻き込まれる。
幸い直撃はしなかったものの、爆風によるダメージを受けた。
 爆発による煙が消えると、ミサイルが飛んできた位置にはグレイブコフィンを担いだ
仮面ライダーヴィクティムが立っていた。
「ライダー!?さっきのミサイルはあいつね…ちょっとアンタ!結果的には助かったけど
危なかったじゃない!」
「お前ら、石島晶彦…仮面ライダーザミエルを知らないか?」
「知らないわよ。だって人間のライダーとは会ったのはこれが初めて。そこにいるヘーラは
私より先に戦っていたけど、会ったことないようだし。ねえ?」
 ヘーラは首を縦に振る。
「そうか。失礼した。先ほどの無礼はどうか許して欲しい」
 そう言うとヴィクティムはどこかへ去っていった。
「ふぅ…ビックリしたわぁ。それにしてもなんて威圧感なのよ。声からして私達とはあまり
変わらなさそうな年頃ぽかったのに…相当の修羅場をかいくぐってきたって感じ…」
 ヴィクティムを見送ると、ネオはそう言った。そしてこう呟いた。
「ライダーバトル…ちょっと舐めきっていたのかな、私…」
 それはヘーラには聞こえなかった。
487暴風3人娘2:03/09/08 17:54 ID:L5LKDepR
 数日後、杏香は下校途中にライダーとモンスターが戦っているところを目撃する。
 先日遭遇したヴィクティムがギガゼールと戦っている。ネガゼールの俊敏な動きにどうやら
翻弄されているようだ。
(助けなきゃ!)
 杏香はすぐに近くの公衆トイレに駆け込み、化粧台の鏡の前にカードデッキをかざす。
(変身!たあっ!)
 姿を変えると、すぐに鏡に飛び込んだ。
 動きのやや鈍重なヴィクティムはギガゼールに苦戦していた。ギガゼールの執拗な攻撃は銃を
出す暇が全く与えないのだ。まるで先日のオルタナティブ・ネオのようである。彼女の体はボロ
ボロになっていた。
「クッ、こんな奴に!」
『シュートベント』
 虹色の光線がネガゼールを吹き飛ばす。
「お前はこの前の!」
 その向こうにはアルトシューターをかまえたヘーラが立っていた。
『ソードベント』
 アルトランサーを手にしたヘーラはギガゼールに向かってダッシュする。
(はあ!)
 ランサーによる斬撃をギガゼールに喰らわす。だが、一瞬の隙を突いてどこかにネガゼールが
ジャンプしてしまった。
(どこに?)
 すると彼女の背後にギガゼールが現れる。
「危ない、後ろだ!」
『シュートベント』
 多大なダメージをおして立ち上がったヴィクティムはグレイブブリンガーを呼び出し、グレイブ
バイザーとの二丁拳銃でギガゼールを撃つ。
 ヘーラは後ろを振り向いた。
『ファイナルベント』
 ヴィクティムのサポートでフラフラになったギガゼールにヘーラはミラージュライダーキックを
お見舞いする。腹部を貫かれたギガゼールは爆発した。
488暴風3人娘3:03/09/08 17:55 ID:L5LKDepR
 現実世界に戻ると、ヴィクティム…那賀有希はでかいダメージを受けたのでとてもボロボロで立
って歩けるような状況ではなかった。体中にアザやキズができていて、出血がひどい。
「ううっ…ハァハァ…この私が深手を負うなんて…」
 そんな彼女の目の前に杏香が現れた。
「お前は…さっきのライダーか!?」
 杏香は首を縦に振る。
「そうか…まあ、これで借りは返せたわけだな。そう心配そうな顔をするな。私はだいじょ…クッ」
 有希は平気そうな顔で立ち上がろうとしたが、傷の痛みで足がすくんでしまう。そんな彼女の肩を
杏香は担いだ。
「お、おい!」
 そのまま問答無用に歩き出す。あまり入浴していないのか汗や埃、泥の匂いが杏香の鼻をかすめた。
 杏香の住む家は近くにあった。彼女の両親は共働きであるのと、職場が遠く忙しいという事があっ
て、めったに家には帰ってこない。身元の分からない有希を家に入れることぐらい造作も無かった。
489暴風3人娘4:03/09/08 17:57 ID:L5LKDepR
 家に入ると杏香はすぐさま脱衣所に向かい、いきなり有希の服を脱がそうとした。
「うわあああっ!何すんだよ!?」
 有希は慌てて杏香の手を振り解いて離れようとしたが、痛みのこともあってあまり離れられなかった。
 杏香は両手を合わせて申し訳なさそうな顔をし、謝る仕草をした。そして脱衣所を離れた。
 一分ぐらい経つと杏香は戻ってきた。手にはメモとボールペンを持っている。メモには「お風呂
入ってる?」と書いてある。
「ああ、ここ数日は…もう一年近くも家に帰っていないことだしな。だいたい水浴び程度だ。服だって
この一着しかないし…っていうか、口で言えよ。さっきから何も喋ってないけど…あ、言っちゃあいけ
なかったか?」
 杏香は首を横に振った。そしてメモに「私、事故で喋れなくなったから」と書いて見せた。
「そうか。だが、脱ぐくらいは自分で出来るんだが…」
 「OK」と杏香は書いた。その直後、「私も入る。一人じゃあ無理でしょ?」と書き足した。
「ああ。頼む」
 有希が衣服を脱いでるところを見た杏香は愕然とした。さっきの戦闘で出来た傷やアザはともかく
体中、手術跡や古傷ばかりなのだ。
「どうした?…やっぱりこの傷痕のことか?」
 杏香は首を縦に振った。
「ちょっとな…聞きたいか?」
 杏香は今度は首を横に振り、メモに「着替え取って来る」と書いて下着姿のまま脱衣所を出た。
 
 入浴の後、有希は杏香に手当てを受けていた。
「悪いな。こんなことまでしてもらって」
 杏香は首を横に振り、「今日は泊まってもいいよ」と書いた。
「いや、そこまで施しは受けたくないんだ。親御さんに迷惑だろうしな」
 再び杏香は首を横に振り、「両親は仕事でほとんどいない」と今度は書いた。
「でもなあ」
 有希が帰ろうとすると、杏香はしょぼんとして「寂しいの」と書いた。
「うーん、わかったわかった。このケガが治るくらいまではいっしょにいてやるよ」
 杏香の顔がパアッと明るくなった。
(フッ、おもしろい奴だな)
 有希は心の中でそう思った。
490暴風3人娘5:03/09/08 17:58 ID:L5LKDepR
 翌日、杏香と有希はショッピングモールに出かけていた。有希が一着しか服を持っていないことを
配慮しての事であった。
「いいってば、服まで買ってくれるなんて」
 「生活費は余分なくらいもらってるから、2,3着の服ぐらいどうにでもなるよ。そっちの通りに
いいお店があるんだ」と笑顔で書いた。
 その時、二人の耳にモンスターの接近音が聞こえた。
「おい、聞こえたか!?」
 杏香は首を縦に振った。同時に、彼女は美咲宛にメールを打った。
 二人はすぐに人通りの少ない裏通りへ向かい、ビルの窓ガラスに向かってカードデッキをかざす。
「変身!」
(変身!)
 ヘーラとヴィクティムに変身した二人はMWに突入した。

 MWではボルキャンサーを従えた仮面ライダー
シザースが街頭を歩く人々を虎視眈々と狙っていた。
「フフフ…ヤスミトアッテニンゲンデイッパイデスネ。サア、アマスコトナクタベツクシナサイ!」
『シュートベント』
『アタックベント』
 現実世界へ向かおうとしたシザースたちを、虹色のレーザーとグレネードが命中する。
「グワアアアッ!!」
 吹き飛ばされるシザースとボルキャンサー。彼方を見るとヘーラとヴィクティムが立っていた。
「ライダーカ…ヨリコロシガイノアルヤツラガキマシタネ。シカモフタリセットデクルトハ」
 シザースをヴィクティムが指さす。
「お前のような下衆な輩は、この私とそこにいるヘーラが絶対に許さん!」
(ええっ!?)
「ニンゲンフゼイガ、メイドノミヤゲニオシエテヤリマショウ。ワタシノナハカメンライダーシザース!
ニドトアウコトモナイデショウ。ヤリナサイ!」
 ピラニクルの群れが襲い掛かかってくる。
491暴風3人娘6:03/09/08 17:59 ID:L5LKDepR
「来るわよ!」
『シュートベント』
『スイングベント』
 ヴィクティムは二丁拳銃。ヘーラは鞭で応戦し、ピラニクルたちを薙ぎ払っていく。
「エエイ!ボルキャンサー!」
 ピラニクルの退治に必死な二人をさらにボルキャンサーが襲い掛かる。
(しまった!)
『ナスティベント』
 イクシードルフィが現れ、ボルキャンサーに超音波を放つ。
(あのモンスターは!)
「遅くなったわね、杏香。あれ?そこにいるのは!」
 オルタナティブネオが現れたのだ。
 ピラニクルの襲撃がボルキャンサーのトラブルで一時的に引いた。その隙をついて、ネオの元に
ヘーラとヴィクティムが走ってきた。
「アンタ、この前はよくも!」
 ヴィクティムの前で構えるネオをヘーラが抑える。
「え?こいつは味方?フーン…まあ、杏香のいう事なら信用してもいいかな。よろしく頼むわ」
「ああ。こちらこそ…危ない!!」
 ネオの背後にシザースピンチを手にしたシザースが襲い掛かってきたので、彼女をヴィクティムは庇う。
「ゾウエントハ、ヤッテクレマスネ!シカシ、ワタシハマケルワケニハ!」
「うわああああっ!」
(那賀さん!よくも!)
 シザースをアルトバイザーの刃で攻撃する。だが、あまりダメージを受けた様子は無かった。
(攻撃が効いてない!?)
「フフフ…ワタシノモンスターハカニデス。タフサナラダレニモマケマセンヨ!」
(あぐうっ!!)
 シザースはヘーラを吹き飛ばし、次はオルタナティブネオを狙う。
「させるか!」
『アドベント』
 ヴィクティムはグレイブコフィンを呼び出し、肩に担いだ。
『アタックベント』
「そこのお前、死にたくなければ伏せてろ!」
492暴風3人娘7:03/09/08 18:01 ID:L5LKDepR
 ロケットパーティーが発射される。ロケット弾の群れはシザースを襲う。ネオはダメージを軽減するように
うずくまった。
「ウワアアアアア!!」
 煙の中からネオが逃げ出してくる。
「危なかったわあ。ま、さすがにアイツも助からないでしょうけど…」
「ドウデショウカ?」
 煙が晴れると、シザースがまだ生きている事が判明した。あれほどの爆発にも関わらず、しっかりと大地に立ていた。
「しぶとい奴め!こうなったら…」
「ストップ!私にちょっと提案があるの。ちょっと聞いて」
 カードを挿入しようとしたヴィクティムをネオが止める。そしてヘーラとヴィクティムに耳打ちをした。
「わかった?これでやられなかったら後が無いわよ」
「OK」
 ヘーラも首を縦に振った。
「ナニヲコソコソト!」
 ヘーラたちをシザースが襲撃しようとする。それと同時に彼女たちは三方に散開した
493暴風3人娘8:03/09/08 18:02 ID:L5LKDepR
『アドベント』
「お前の相手はこの私だ!!」
『ファイナルベント』
 再びグレイブコフィンを呼び出したヴィクティムは、全弾発射攻撃・オールキルダンスを放つ。着弾点である
シザースを中心に先ほど以上の煙と炎が彼の周りを包む。
 煙と炎の中、シザースはよろめきながらも直立していた。
「対した攻撃だが、この程度で…」
『ファイナルベント』
「ナンデスッテ!?」
「アンタと私たちとじゃ格が違うのよ。一つ、それはこっちに3人もライダーいること!二つ、アンタの防御力
には目を見張る物があるけどそれ以外はからっきし!三つ、アンタと違って私たちは邪念を持って戦っていない!」
 煙と炎を突き抜け、イクシードライナーに乗ったネオが突進してくる。直撃したシザースは宙を舞った。
「ギャアアアアアッ!…ワ、ワタシハマケ…」
『ファイナルベント』
(てぇぇぇぇぇい!!)
 ヘーラは太陽を背に虹色に輝いたイリュージョンライダーキックをシザースに蹴り込む。シザースはさらに吹き飛ば
され、建設中の高架橋の柱にめり込む。
「マ、マルデ…ボ、ボウフウ…ニンゲンヲミクビッッテ…デスガ、ワタシハ…ワタシハ…ワタシハーーーーーー!!」
 そう言って、シザースは爆発した。
494暴風3人娘9:03/09/08 18:02 ID:L5LKDepR
 ネオは自分の作戦の成功にほっとした。そんな彼女の肩をポンとヴィクティムが叩く。
「やるじゃないか」
「アンタもね。それにさっきはアリガト。助けてくれて」
「フッ、当然のことをしたまでだ。それにお前が死んだらアイツが悲しむだろ」
 ヴィクティムは親指で自分の背後に降りてきたヘーラを指さす。
「それはアンタも同じ事よ。あの子、アンタになついちゃってるみたいだし」

 現実世界に戻り、美咲を加えて杏香たちは買い物を楽しんだ。
 その帰り道、杏香が寂しそうな顔で「もう帰るんでしょ?」とメモを有希に見せる。彼女は十数秒ばかり考えた。
「昨日は明日になったから帰るかとは思ったんだが、しばらくはお前といるのも悪くないな。
よろしく頼む」
 その言葉に杏香の顔はにっこりとする。

 その夜のMW、シザースが死んだ柱の周りを4人のライダーが集まっていた。
「シザース…ヤツハスコシバカリイソギスギタヨウダナ」
「フン、バカナオトコダ。カタイノダケガトリエノクセニイキガッタムクイダ。ツギハオレガイク」
「マチナベルデ。ツギハワタシガヤルワ」
「ファムカ。ショウサンハアルノカイ?」
「エエ。ワタシタチニハナク、アノオンナタチニハアルモノニキヅイタカラネ」
「フッ、オモシロイナ。ヤッテミルガイイ」
「チカイウチニヤツラノクビ、マトメテモッテキテヤルワ!」
 ファムと呼ばれたライダーはヘーラ、ヴィクティム、ネオの写真を宙に放り投げ、ブランバイザーで
バラバラに斬り裂いた
 
ToBeContinued....(できっかなあ?
495ヘーラ作者改めRainy:03/09/08 18:05 ID:L5LKDepR
後半ちょっとパワーダウンしたかもしれませんが、SS完成です。
既出のふにく氏のSSとはちょっと違うアプローチで杏香と有希の絡みを書いてみました。
このSSに出てきたシザースは台詞からもわかりますが、須藤本人ではなく過去の修正してきたデータから
神崎士郎が作り出した鏡像ライダーという設定になっています。
もちろん、おなじみの龍騎やナイトたちも順次鏡像ライダーとして誕生してくるという事になっています。
果たして書き上げる事は出来るのやら…
エピローグに出てきた鏡像ライダーはナイト、ベルデ、ファム、ガイの順です。
ちなみに自分の書いている作品は他の方々のSSのパラレルワールドでの物語で、「もし神崎士郎がTV版での
戦いの後、優衣の再生を諦めきれなかったら」という前提のもとで作られています。

ピラニクル設定
 ピラニア型モンスター。
 鋭利な牙と四肢のヒレカッターが武器。
 血の匂いに敏感で、怪我をした人間を襲う事が多い。
 見てくれ的にはクウガのビランをメカニカルにした感じ。



496名無しより愛をこめて:03/09/08 18:18 ID:1aaojhHH
>>486-495
ミラーシザースに黙祷……
ノルンがラスボスの場合、ライダーバトルの主催者は彼女だから、
神埼が一般参加者扱いになるんだよな。

その場合、神埼が使うデッキって、やっぱオーディンなのかな?

あと、ノルンの正体を幾つか考えてみた。

1.アギトのダミアンよろしく本物の神様
  本物の運命の女神で、ライダーバトルで人間相手に戦うため、
  ノルンのデッキで自分の能力を制限している。萎えですな。

2.新しい命が欲しかったのに、ダメだった可能性世界の優衣
  優衣が神埼と離れ離れになってから、どう育ったかで彼女の人格も変わる筈。
  だから、繰り返された世界の中では、実は生き返りたかった優衣がいた世界も
  あるだろうと。
  消える前にタイムベンドを使用して神埼が諦めた可能性世界にやってきた。
  目的は、自分をこの世界で唯一の神埼優衣として20歳の誕生日以降も
  存在させる事。その為には手段を選ばない。
  ノルンのライダースーツは通常の物とは逆に、彼女を現実世界から守る物。

3.繰り返された世界を見通した、ライダーバトルに賭けるしかない女性
  手塚のコイン占いよろしく、特殊能力で繰り返されたライダーバトルを
  垣間見た女性。
  大切な人(子供? 恋人?)を失い、ライダーバトルに参加して甦らせようと
  考えるが、神埼が一向にライダーバトルを始める素振りを見せないので、
  自分が主催した。
  自分が絶対に優勝する為に、ノルンのデッキに桁外れの能力をもたせてある。

ま、あくまで例なんで、ノルンを使って戴けるなら、これらとは別の正体でも歓迎です。
498名無しより愛をこめて:03/09/08 19:56 ID:brlPHiKb
ここで書く事ではなく、SS中で描写すれば良い事では無いのか?>ノルンの正体
大体、ノルンはあくまで候補。
499名無しより愛をこめて:03/09/08 19:57 ID:brlPHiKb
あ、決まったらって書いてあった。
スマソ
500名無しより愛をこめて:03/09/08 20:25 ID:/gqzlmhg
このさい、オーディンでいいと思う。>ラスボス
501厨設定全開(藁:03/09/08 20:29 ID:z3lFcAM2
>>500
なんて身も蓋もない……
502ふにく:03/09/08 20:44 ID:iI6bARJu
>Rainyさん

乙です。
かなり面白かったです。
なかなかいいトリオですね、この三人は。
意外と人間味のある有希にびっくりです。w

「さて……と、あいつどうする?」
仮面ライダーゴスペルが物陰に隠れて、向こうで戦っているライダーを指差して、相方のオルタナティブプロトに離しかける。

そのライダーは3匹の犬型モンスター(プロポーションも犬)と共に、ゼール種の団体さんと戦っていた。
彼のソードベンドは、ライトセイバーやビームサーベルのような光剣で、三つの犬の顔をした発射口から放たれる刃が、ゼール種モンスターを次々と真っ二つにしていく。
ゴスペルも、そう大した数のライダーを見て来た訳ではないが、あのソードベンドが桁外れの代物だというのは判る。

「くっくっく、甘い。甘すぎるで。所詮力押しのライダーなんぞ、ワイの敵やあらへん。」
「お前、それメチャクチャ悪役の台詞。」
オルタナティブプロトのデッキは、対ライダーに特化したライダーキラーとでも言うべき代物である。
モンスターならともかく、ライダーが真っ向勝負で彼を倒すのは、確かに難しいだろう。

「残りっ!! 一気に片付けるっ!!」
『ファイナルベンド』
その音声が無機質に発せられると、ライダーと3匹の犬型モンスターが突如6体に分身して、高速で動き出す。
猛スピードで動く6人と18匹がゼール種モンスター達を蹂躙、ゼール種モンスターはあっという間に全滅した。

「さて、アイツがファイナルつこうた所で、ワイらの登場や。
ワイがあの剣消すさかい、お前さんが歌で追っ払って……」
「あとは、この間と同じ手筈か。よしっ!!」
と、二人が戦場を見ると、そこには3匹の犬型モンスターしかいない。
「「へ?」」
「その、「この間と同じ手筈」って、何の事なんだ?」
二人が驚いて振りかえると、戦っていたライダーがいた。
先程の分身高速攻撃の時、本体がこちらに来ていたらしい。
「な、なんで俺達がいる事、判ったんだ?」
「さっきから、こっちの方から声が聞こえてたぞ。内緒話ならもう少し静かにしろよな。」
お忘れかも知れないが、ライダーの聴覚は最低でも数キロ先の物音を聞きつける。
こんな間近の内緒話など筒抜けである。
「も、盲点やったな……」
しかし、二人ともすぐに立ち直り、臨戦体勢を整える。
『リリースベンド』
その宣告がオルタナティブプロトのデッキから発せられると同時に、ライダーの光剣が姿を消す。
「いっ!?」
「さあ、お前。ライダーなら、俺達と戦え!!」『ソードベンド』
ゴスペルは、相手との間合いを確保する為、メガロフェンサーでライダーを牽制する。
だが……

「ライダーって、なんだ?」
「「は!?」」
相手ライダーは、二人が全く予想しなかった一言を発した。

……そして、現実世界。
素の姿に戻ったゴスペルとオルタナティブプロト、菱形と大槻は、先程のライダー、石動竜馬にライダーになった経緯を問い質した。
「それで、お前さんは、あの犬達がどっかからパクッたデッキをつこうてる訳やな?」
「そんじゃ、神埼とも遭った事がない?」
「え、と、神埼って誰?」
「あ、あかん。こら、あかん……」
驚いた事に、彼はライダーバトルについて、全くと言って良いほど知らなかった。
「ほな、話したるわ。神埼いうんはな……」

そして、神埼とライダーバトルについての基本情報と、ついでに自分達がチームを組んだ経緯を教えてやる事数分。
「くっ、許せん!! そいつが悪の組織、ミラーモンスターの総帥なんだな!!」
「ちゃうわっ!!」
良いツッコミが石動に直撃する。
「冗談だ、冗談。昔からヒーローに憧れててな、一辺言ってみたかったんだ。」
「さよか……」
「で、どうだ? 俺達の仲間になってみる気はないか?
俺もコイツもカードの取り揃えが後衛向きで、前衛向きの味方が欲しかった所なんだ。」
「ああ、いいぜ。組もう。そしてこの狂ったゲームに終止符を打つんだ!!」

「で、お前さんは、仮面ライダー何や?」
「そうだな、決めてなかったな。大体、仮面ライダー何々って縛りも知らなかったし。」
「縛りとちゃう。」
「お前のソードベンド、ライトセーバーみたいな光の剣なんな。
だったら、光の刃って事で、キバってのはどうだ? 輝く刃で、輝刃。」
「おっ、なんかカッコイイな、それ。よし、それにしよう。
俺は、仮面ライダー輝刃だっ!!」

……いや、コイツもゴスペル組に入れて貰えたらなあ……と思った物で…………
こんな厨臭い設定の奴、いらんわっ!! ていうんでしたら、スルーして下さい。
506ランバー作者:03/09/08 22:27 ID:hmVfJ0lp
ラスボス案を考えてみたけど、どう?
■仮面ライダールール■変身者・”影”
時間の歪みが生み出したもう一人の神崎士郎。ミラーワールドのバグ。
本家とは違い、自分自身の存在意義のためにライダーバトルを開く。
最後に残ったライダーの強靭な生命力を手に入れ、自らに取り込もうと画策。
神崎と同等の能力を持っているが、その力は日に日に衰えてゆく。
(体は常に粒子化が進んでいる。ユイちゃんの誕生日までしか生きられない)
名前は”ルール”だが、戦闘能力のルール無用っぷりが凄まじい。

その1:カードフルコンプ状態(全てのライダーのカード使用可能。その上枚数無制限)
その2:MW滞在時間無限
その3:基本戦闘能力の特化(素手でソードベントやガードベントを粉砕できる等)
その4:目くらまし系無効(ディメンションベントとか、マヌーサベントとか・・・)

■■■■召喚機■■■幻召帯・ルールバイザー
変身ベルトそのものが召喚機。念じるだけでカードを使用できる。

■■アドベント■■■影の従者・ワールドイーター(9000AP)
”世界喰らい”の名に相応しい巨体を誇る西洋龍。外見どおり戦闘力もケタ外れに高い
ただし動きが鈍重なのが玉にキズ。

■ファイナルベント■スナップドラゴン(10000AP)
ワールドイーターの姿が粒子の状態に戻る。その粒子は凝縮されて魔剣の形へと変換される。
出来上がった剣は非常に軽い上に絶対的な切れ味を誇り、ガードベントごとライダーを一刀両断。
最強のソードベントとなる。
507山羊作者:03/09/08 22:31 ID:TxGhiGsI
>>厨設定全開様
おお! 仲間が増えた! いやいや、この頼りないチームに仲間が増える事は嬉しい事です。
本編よりもかなりライダーが多いこちらの世界では嬉しい事ですよ。
しかも前衛が増えればかなーり頼もしいです。いつか本格的に他のチームと戦う際には彼の存在はかなり重要だと思います。

508デモリション・ガール:03/09/08 22:36 ID:tQ9ri/Jt
埠頭の人気の無い倉庫に、一人の人物が入ってくる。
真っ黒な服と長い髪、背中に背負った大きなスポーツバッグ。
少女は倉庫の中に立つ男を見据える。
「あんたか?最近俺のことを嗅ぎまわっているっていう女は?」
趣味の悪いスーツに身を包んだ男が少女に話しかける。
「鬱陶しいんだよ。あ?なんか言って見ろよ、おい?」
男が少女の襟首を掴む。
「ぎゃぁぁ!?」
慌て手を放した男が悲鳴を上げながら少女から離れる。
襟首に仕込まれた鋭い刃物をきらめかせながら、地面に落ちた男の指を踏みつけて
少女が男に向かって歩み寄る。
「テメェ!!よくも兄貴を!!」
周囲のコンテナの陰からわらわらとチンピラ風の男たちが現れる。
全員手に棒やナイフを持っている。
「お前!誰の差し金だ?俺の後ろにゃデカイ人が付いてんだぞ!?」
「知っている。そいつに用がある・・・」
そう言った少女にチンピラの一人が突然鉄パイプで殴りかかる。だが、
509デモリション・ガール:03/09/08 22:40 ID:KK3QRW0Y
バンッ

次の瞬間、その男の眉間に銃弾が撃ち込まれる。
突然の銃声に全員が声もなく立ち尽くす中、少女が両方の太もものホルスターから
抜いた二丁の拳銃をクルリと回す。
「う、うわぁぁぁ!」
悲鳴を上げて逃げようとした男が、黒ずくめの少女に頭と胸を撃たれて地面に倒れる。
「残念だが、一人も逃がすつもりはない・・・」
眉一つ動かさずに言う少女に向かって、男たちが怒声と共に一斉に襲い掛かる。

510デモリション・ガール:03/09/08 22:41 ID:KK3QRW0Y
バンッバンッ
倒れたチンピラの最後の一人の頭と胸に少女が銃弾を撃ち込む。
倉庫の床一面を血と脳漿で染め上げた少女が、両足を撃たれてもがく趣味の悪いスーツの男に歩み寄る。
「な、なんなんだ、あんた。お、俺が何をしたって言うんだ!?」
泣きながら叫ぶ男に少女が銃口を突きつける。
「・・・一年前、貴様はある人物に頼まれて人間狩りの手配をしたな?」
「な、何を言ってる。俺は何も知らね・・・ぎゃぁぁぁぁ」
少女が男の右耳を銃で吹き飛ばす。
「あ、あいつに頼まれたんだ、い、石島の奴に・・・だから・・・」
「奴はどこに居る?」
「し、知らねぇ。あいつの家は直属の部下でも知らないって話だ・・・」
男の言葉を聞いて、少女が拳銃をホルスターにしまうと男に背を向ける。
「た、助けてくれるのか・・・?」
「そう思うか?」
少女が振り向きざまにバッグを開き、一挙動でロケットランチャーを構える。
511デモリション・ガール:03/09/08 22:47 ID:KK3QRW0Y
燃え上がる倉庫を背に歩く少女に向かって、倉庫の窓ガラスから飛び出してきた異形の者が襲い掛かる。
それはレイヨウ型モンスター、ギガゼールとマガゼールだった。
「この前の奴の仲間か・・・あいにく私は今機嫌が悪い・・・」
そう言うなりバッグからロケットランチャーを放つ。
爆炎の中、海面に飛び込むようにして水面にデッキをかざし、少女、那賀有希が
仮面ライダーヴィクティムに変身する。

二体のモンスターが跳躍力とスピードを活かし、辺りを跳ね回りながら攻撃を繰り出す。
不規則で素早い動きはヴィクティムにまったく的を絞らせない。
「・・・」
ヴィクティムは無言で左手を真後ろに伸ばす。その腕が突っ込んできたメガゼールの頭を掴む。
「残念だったな、私に二度同じ戦法は通じない・・・」
そう言うとそのままギガゼールを地面に叩きつけ踏みつけながら、カードを発動する。
「シュートベント」
倒れたギガゼールの顔に向かってヴィクティムが銃弾を乱射する。
顔を蜂の巣にされ、ついに力尽きたギガゼールが爆発する。
直後、その爆発を縫って飛び込んできたマガゼールが角を突き出す。
512デモリション・ガール:03/09/08 22:49 ID:KK3QRW0Y
「アドベント」
ヴィクティムの召喚した棺がその攻撃を弾く。
同時に棺の鎖がヴィクティムの両肩に絡みつく。
「消えろ!」
そのままヴィクティムが体を一回転させるとまるで振り子のように振り回された棺が
マガゼールを吹き飛ばす。
「アタックベント」
腰だめに構えた棺のつま先が開くと二連装のガトリングガンが現れ、嵐のような弾丸の連打を
マガゼールの体に叩き込む。
爆散するマガゼールを背に、ヴィクティムがつぶやく。
「私を殺したいなら必ず一撃で葬ることだ。二度目で回避し、三度目は反撃する」


その夜、遅く帰ってきた有希を見て、杏香が目を丸くする。
その表情を表情を見て、言いたい事を察した有希が先に答える。
「いや、ちょっと海に落ちてな・・・海面で変身はだめだな・・・」
そう言うずぶぬれの彼女の頭の上には、秋の名物クラゲがちょこんと乗っかっていた。
513ふにく:03/09/08 22:56 ID:KK3QRW0Y
バイオレンス度高過ぎのSSで申し訳ありません。<ALL

つーか、仮面ライダーじゃねぇよ、もうw
514391:03/09/09 00:20 ID:K/LDMJdv
>>438
>連続カキコは、また>>391さんあたりにウザがられそうだな……
>あと、391さん。貴方の物言いの方がきっついです。
ゴメンネ。でも、反省しないのもどうかと思うゾ。
515391:03/09/09 00:31 ID:K/LDMJdv
ただ文句言うだけじゃ嫌われちゃうんでアドバイス。
*改行はこまめに
*書き込む前にもう一度読み直す
*第三者が楽しめる内容かどうか
*まずメモ帳等にネタ書いてからコピペでカキコする。
参考になりますか?
516ギルノイズ:03/09/09 01:18 ID:xsSqe+Jb
ううむ……どんなSSをかけばいいのだろう……

……仮面ライダーギルノイズなんて、契約モンスターすら思いつかないから後回しにするとして……

…………使いたい方々、どうぞ。以前の三人組がギルノイズってあれも準公認状態ですので。
517名無しより愛をこめて:03/09/09 06:09 ID:UnA9PyrI
厨臭いキャラやSSが増えてきたな・・・
518名無しより愛をこめて:03/09/09 10:45 ID:7tefATbV
それを言っちゃお終いさ。
519名無しより愛をこめて:03/09/09 21:23 ID:b7XijZYQ
>>516
いや、ここはほら、Myライダー晒せスレだからさ。
別にSSに固執しなくてもいいかと……
520ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/09/09 22:12 ID:xsSqe+Jb
コテハンにトリップつけてみることにしました。
>519
とは言え、Myライダーを作ったらSSで活躍させたくなる物だ。お前らにも覚えがあるだろう?
仮面ライダーギルノイズ
変身者:仮面ライダー殲駆(センク)
身長:187.8cm 体重:92.2kg 最高視力:約18km 最高聴力:約20km
最大走力:100mを4.3秒 ジャンプ力:ひと飛び41.5m パンチ力:200AP キック力:300AP
召喚機:擬召剣「ノイズバイザー」(剣型 AP2000相当)
契約モンスター:アリ型擬似モンスター 偽蟲武装「ノイズアント(8000AP)」
サイコローグがバイクに変形するように、パワーローダーに変形する擬似モンスター。
見た目、象ほどの大きさのアリで、全身これ火器の塊。
ソードベント:ノイズブラスター(4000AP)ノイズバイザーが光を帯びて、威力を増す。
ガードベント:ノイズガーター(4000GP)ノイズアントが変形した時に、前面に配される楯を取り外して使う。ノイズアントが自らの火力から、ギルノイズと自分自身を守る為の物である為、堅牢なGPを誇る。
シュートベンド:多弾頭マイクロミサイルランチャー(4000AP)ノイズアントが装備している物を取り外して使う。非常に広範囲に攻撃可能だが、大きくて取りまわしが難しい。
フージョンベンド:要アドベンド。変形したノイズアントを装着する。
         身動きが多少鈍くなる物の、凄まじいパワーと大火力を思う存分振るう事ができる。
リロードベンド:ノイズアントの火器を再装填。2枚所持。
コンファインベンド×2
ファイナルベント:ガンスモークパーティ(9000AP)
変形したノイズアントを装着したギルノイズが、右手で敵の頭を鷲掴みにして吊り上げ、ありったけの火器をお見舞いし、トドメに右腕に装備された杭打ち機を撃ち込んだ後、敵の頭を握りつぶす。
僅かに残った自らの残留思念から自分自身を再構築、奇跡的な復活を遂げた鏡像ライダーのテストヘッド。
彼自身、この復活は正しく奇跡であり、二度は起こらないだろうと理解している。

神埼に従っていた頃から強い自我を持っており、自分を捨石にして復活させてくれなかった神崎を酷く恨んでいる。
最早、神埼に従う気がない彼は、神埼が自分達鏡像ライダーの究極形「最強最後の仮面ライダー」を優勝させ、自分の願いを叶えようとしている事を知る。
そこで、彼は対「最強最後のライダー」用に自分のデッキを強化し、自分が優勝して願いを叶えようと計画。
神埼や香川から研究資料を盗み出して、デッキの強化を図る。

そうして改良を重ねて完成したのが、このギルノイズデッキで、「最強最後の仮面ライダー」を仮想敵に据えている為、非常に強力に仕上がっている。

また、一匹狼ではライダーバトルに生き残れないと考えた彼は、反神埼組織「ギルノイズ」のメンバー、仮面ライダーギルノイズを名乗る。
そして、神埼への嫌がらせと味方を増やす為に、ライダーバトルに反発しそうな者や「ギルノイズに入りたい」という者に、自作のライダーデッキを配布する。
ちなみに彼の願いは、自分を確固たる一個の存在とする事である。

ギルノイズさんが、まだギルノイズの正体を考えてない、みたいな事を言ってたので、こんなの思いつきました。
殲駆作者さん、ギルノイズさんゴメンナサイ。
523ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/09/10 22:14 ID:gklkYuug
>521-522
う〜ん、わざわざご苦労な事ですが……確かに契約モンスターは蟲系だとかシュートベントはあるだろうとかはこっちも決めてるけど、
火力に頼るタイプとも思えないし、一応中の人が子安武人さんてとこまでは決めてるの。
むしろナスティベントだな……

まぁ、これは参考にさせてもらいます。
524391:03/09/11 00:12 ID:gJzieovE
>>厨設定全開サソ
>>514-515は無視でつか?悲し
525便乗してみるテスト:03/09/11 01:49 ID:33ggPCwH
仮面ライダーギルノイズ
身長:190cm 体重:90kg 最高視力:約20km 最高聴力:約40km
最大走力:100mを5.0秒 ジャンプ力:ひと飛び50m パンチ力:200AP キック力:350AP
召喚機:熾召烈鎖ギルドバイザー
ギルノイズの右腕に巻き付いている鎖型のバイザー。ほどいて武器にすることも可能(約1000AP)
契約モンスター:「ギルティドリンガー」4000AP 
直径約1mのイナゴ型モンスター。時速550Kmで飛行する。
ソードベント:「ギルドスライサー」2000AP
ギルティドリンガー(めんどくさいからGDと略す)の薄羽を模した薄い両刃の剣、切れ味はよいが脆い
シュートベント;「ギルドブリッツ」2000AP
GDの前足を模した二丁拳銃。軽く撃ちやすく、1秒間に1発の連射性を誇るが、
一度に連射できる数は12発までとなっている。
コールベント:「緊急招集」MW内にいるGDの同型モンスターを召集する。
ナスティベント;「ヘイティドノイズ」1000AP
GDの羽音で相手の動きを止める。コールベント後に使用することで更なる五月蝿さで
致命的になるかもしれないダメージを与える。
ナスティベント;「デンジャラスノイズ」1000AP
相手の頭の近くをGDが高速で羽ばたきながら通過する事で相手の平衡感覚を一時的に
麻痺させる。モンスターよりもライダーに有効なカード
フライトベント:「飛行」(セ○リング○ャンプともいう)カードを使った次のジャンプが
最大20倍の距離までジャンプできるようになる。その際、GDの羽が背中につき、
落下時の抵抗や方向転換などを助ける。また羽ばたかせることで落下速度を押さえることも可能
ファイナルベント;オーバーボンバー
GDがギルノイズの右腕にバイザーの鎖で接続。全力で羽ばたき、空中までギルノイズを
もって行く。そこからギルノイズが全力で相手をパンチ!何故か大爆発を起こす。
526便乗してみるカマッタ:03/09/11 01:59 ID:33ggPCwH
テストからカマッタに名前を変えてみる。
>>525
とりあえずファイナルベントにAPがついてないことに気付く。
まぁ推測可能だと思うが5000APですよ〜
ファイナルベントの補足説明:
コールベントを使用した後にファイナルベントを使用すると体の全体に合計
7体(両手両足胴体背中背中)のGDが装備され(鎖が勝手に伸びる)
その質量の増加分+モンスターのエネルギーで威力が上がる。
変身者:????
考えていないが、自分のカードの枚数やモンスターの性質を理解し、
「かっこよく」戦う男がいいなぁ・・・と便乗してみるカマッタは思っている。

で、ギルノイズさん御免なさい・・・と

>>521〜522
コンファインベントはよく考えて持たせよう、というか、コンファインベント
はコンファンベントが似合う変身者のライダーだけにつけるべき。
本編でコンファンベントを持っていたのがガイ=芝浦淳だけだったことを考えると、
とりあえず鏡像ライダーに持たせるのはよくないとおもう。
あと、強い=特殊カード多い=絶対勝てない ということを忘れずに。
527ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/09/11 13:56 ID:KEt/aSII
う〜ん、なぜかギルノイズ大人気だなwやはり仮面ライダーにはなぞめいた悪役が欠かせないらしい。

でも、ストーリーがある程度進展するまで正式なアナウンスはしませんので。


…………このまま、正体不明のまま倒されるかも。

後、>262見てモンスター思いつきました。

サガゼール・シガゼール
ゼール種のモンスターの一種。サガゼールは角が前方に、シガゼールは逆に後方に伸びている。

ブラッドリマー
猿型モンスターで、尻尾が変形した長い棍を振り回す。要するに孫悟空のイメージw

モスラゴースト
ボウフラ型モンスター(>242参照)。鏡面から身を乗り出してターゲットを襲う為、余りはなれると捕食できない。
ミラーワールド内では壁や地面を滑るように移動する。

レイモスキス
モスラゴーストが成長したオニボウフラ型モンスター。余り動かないが防御力は高い。

ハイモスキス
レイモスキスが成長した蚊型モンスター。高速で飛び回り、鋭い針で敵を突き刺す。
528391のSSの1:03/09/11 17:28 ID:gJzieovE
皆があまり挑戦したがらないギャグストーリーです。
設定はイジクリマクリなのです。
不快に思われるかもしれないけど、もうやっちゃったから。

  そ れ で は ど う ぞ

新宿駅朝8時。この時間は大勢の人が乗降や乗り換えをするはずだが、
不思議なことにホームには人の気配がほとんど無い
ミラーワールド。
現実世界と隔離されたこの世界には一般の人間が入ることができず
仮面ライダーと呼ばれる者のみ侵入をゆるされている。
今、3人のライダーが出会い、注意深く相手を観察している。
”ライダー同士は戦いあわなければならない”らしいよ。

戦え!
529391のSSの2:03/09/11 17:29 ID:gJzieovE
初顔合わせのライダー達。お互いの戦闘能力をまだ知らないため、慎重にならざるを得ない
仮面ライダーフェイク「・・・・」
仮面ライダーザミエル「・・・」
オルタナティブプロト「・・・    ・・・へ!ヘーックチョイ!!」
緊張を解いたのはプロトだった。
ザミエル「お前ぇ・・・」
プロト「な、なんだ!やろうってのか?」
ジャッキーチェンの映画に出てきそうな構えをとる。両手を広げ片足で立つ構えだが
はたから見るとザミエルを挑発しているように見える。
一触即発の二人を尻目に、フェイクが動く。
バビョ〜〜ン(ソードベント)
「ウオオオッ!!斬!」
二人に向かって突進していく。が、二人の間を通り抜け、二人の背後に迫っていたシアゴーストをたたっ切った
いつの間にか3人はシアゴーストに囲まれていたよ。
プロト「コンニャロメ!くぬくぬ!」
ザミエル「こンの三下ガッッ!!」
フェイク「はぁぁぁぁっ!斬!斬!斬ッ!斬ッッ!!」
プロト「斬ボットスリィ〜!」
フェイクが戦闘中だというのにAカメにカットインして武器を構えキメポーズを取る
プロト「斬ボットスリィ〜!!」
フェイク、今度はBカメにカットイン。
プロト「斬ボットスリィ〜!!! ご〜!」
フェイク、今度はCカメ。カメラの位置が遠かったので全速力でカットイン。
ハァハァ肩で息をしながらプロトの頭をなぐりつける。鈍い音が響く。
「なんだよ、ノリノリだったクセにぃ」
530391のSSの3:03/09/11 17:30 ID:gJzieovE
シアゴーストの大群が半分ほどになった頃、ホームに電車が到着。
山手線。いやMWだから線手山だ!!いやどうでもいいか?どうでもよくない?ああ、なるほど。
電車に乗っていたのは、当然人間ではなくシアゴーストの大軍団!
車掌も乗客も乗客も痴漢も鉄道警備隊もスーパーベルズもみんなシアゴースト。行動パターンもまちまちで、
ライダーに襲い掛かる奴や
遅延証明書もらっている奴
酔っ払って他の乗客に迷惑かけている奴
石ころけとばし 夕日に泣いた僕
夜空見上げて 星に祈ってた君
アブラにまみれて 黙り込んだあいつ
中には、悦に入りながら首を回す奴や、襟を正す奴、
腕をブラブラさせる奴など中の人がモロバレなシアゴーストもいた。
シアゴースト「ゲボボブ♪」
プロト「やかましゃあほんだら!」
フェイク「はぁっ… はぁっ… このままではマズいな」
プロト「神崎め!ヤツは何を考えているんだ」
ザミエル「ハッ!殺すか殺されるかの二択だ。殺されたくなければ殺し続けるしか道は無い!」
プロト「(((((((( ;゚Д゚)))))))ガクガクブルブル」
シアゴースト「ゲボ?ゲブゲボ♪」
突然、シアゴースト達の動きが止まり、大軍の中から一人の男が3人に歩み寄ってきた。
神崎士郎。
仮面ライダーを作り上げ、殺し合いをさせている男。ただしこの神崎は時間の歪みが生み出したコピーアルヨ
神崎「時間が… もう時間がない… お前らの、せいだァ!!!!」
そういうと神崎の顔が憎悪で醜く歪む!テレビじゃ絶対見れないダークな神崎!!
ダーク神崎を読めるのは2ちゃんだけ!!
「…変身ッ!!」
コートからデッキを取り出し、握りつぶす。デッキの破片が神崎の体にまとわりつき、ライダーの姿になる
ドラゴンをモチーフにしたスーツはまるで憎悪を形にしたかようなデザイン。仮面ライダールールだよ
プロト「あらら、ゲームマスター直々に参戦っスか?  ・・・ぶっ」
突然プロトが吹っ飛ぶ。
フェイク「な?」ザミエル「に?」
ものいう暇なく二人も吹き飛ばされるのであった。第一部・完
531391のSSの4:03/09/11 17:31 ID:gJzieovE
シアゴースト達が立ち上がって歓声を上げる。
神崎の攻撃で3人は埼玉スーパーアリーナまで吹き飛ばされてしまったようだ。
外壁に3人が吹き飛ばされた時にぶつかって出来た穴が開いている。
それが偶然”レイク”の文字になっていたから「カンペキダ!」
シアゴースト「ルッ、ウー、ルッッ!!!」「ルッ、ウー、ルッッ!!!!!!」
割れんばかりのルールコール。神崎はそれに応えるかのようにカードを使用した。
ばびょ〜ん(((((((((アドベント))))))))))エコーね。これ
シアゴースト「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」
一万一千人のシアゴーストのテンションは最高潮!!
フェイク「むにゃむにゃ・・・ なんだよ、うっさいなあ・・・ ん?ここはどこだ?」
プロト「・・・なんでオレ達こんな所に?」
ザミエル「それよか、不味い事になっているようだな・・・」
ライダーの契約モンスターが次々と召喚される!神崎は全てのライダーのアドベントカードを使用したのだ!
バッタ、蝶、犬、牛、アイボ、イモリ等、一体現れるごとにシアゴーストの歓声が響く!!
フェイク「何!?俺のレフトボーラーとライトボーラーがッ!!」
ザミエル「グランティーゲル!お前もか」
プロト「ヤバイヨヤバイヨ!あんた達ブランク体に戻ってる!!」
フェイク「なんてこった… どうする俺!」
ザミエル「万事休す…か」
フェイク「諦めるな!ソードベントが使える。取り敢えずコレで戦うんだ!」
ザミエル「よぉし、やってみるかぁ!」
ばびょ〜ん(ソードベント)
ソードベントが空から落ちてくる。しかし落下中にシアゴーストの攻撃で壊されてしまう。
プロト「あ、折れたぁ」
ザミエル「どないせーちゅうねん!」
532391のSSの5:03/09/11 17:31 ID:gJzieovE
シアゴースト「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」
フェイク「!!」
シアゴーストの歓声が一段と大きくなる。ルールの契約モンスター、ワールドイーター召喚が始まった!
シアゴースト「ウオオオオ!!! …20ッ!!」
ザミエル「何だ?何が始まる?」
シアゴースト「19ッ!18!17!16!15!」
プロト「さあな。ヤヴァイことには変わりはないさ・・・」
シアゴースト「14ッ!13!12!11!10!」
フェイク「ていうか、何故カウントダウンしてるんだ」
シアゴースト「9ッ!8!7!6!5!」
プロト「そうそう。それに、MWのモンスターが言葉しゃべれるのっておかしくね?」
シアゴースト「4ッ!3!2!1!」
ザミエル「…! 来る!!」
シアゴースト「0ォォォォォォォォォォォウオォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!」
爆音と共に天井を突き破って巨大な黒龍が降臨!!
MWのモンスターの大きさをはるかに超えたスケール。まるでガソダム
ワールドイーター「フシュゥゥゥオォォォォォォォォォォォォォッ!!!!」
プロト「お、おい、どうすりゃいいんだよ」
フェイク「さあな!行けるとこまで行くさ」
捨て台詞を残し遁走するフェイク。
ザミエル「俺は逃げないぜ!後ろに向かって前進〜!!」
捨て台詞を残し遁走するザミエル。
プロト「ウワ〜ン!まってよぉ〜」
二人の後を追うプロト。
逃げる3人にワールドイーターのブレス攻撃炸裂!!
プロト「うわっちゃちゃ、アチー!!」
フェイク「・・・・もうライダーなんてコリゴリだよぉ!!」

                           E  N  D
533391:03/09/11 17:40 ID:gJzieovE
補足
今回ライダーを4体勝手に使用しましたよ。

>>366 仮面ライダーザミエル【スナイプ、セミ作者様】
>>378 オルタナティブ・プロト【山羊作者様】
>>438 仮面ライダーフェイク【厨設定全開(俺のカキコ読んで欲しい様】
>>506 仮面ライダールール【ランバー作者様】

不快に思われた方は”391氏ね”とレスしてください。もれなく反省します
534名無しより愛をこめて:03/09/11 18:24 ID:nCjG48MJ
>391氏

こういう話もたまには悪くないと思う。ガンガレ
535名無しより愛をこめて:03/09/11 20:42 ID:heVBpadx
>>528-533
所々にあるナレーションがウケるw
(・∀・)イイ!!
536厨設定全開(ゴメンナサイ:03/09/11 22:26 ID:BKURol3r
>>391さん。
うぃ、すんません。でも「今度から気をつけます」以外のコメントが浮かばなかったものですから……

>>526カマッタさん
一応、対オーディン用のデッキなんで、ファイナル封じの切り札として持たせてみたんですが、切り札だったら一枚きりの方がバランスも崩れないし、何より「らしい」ですよね。
2枚にしたのは失敗だったと思います。
それに、もうチョット別のカードを考えてみても良かったとも思いますし。

コンファインといえば、こんなモンスターがふと思い浮かびました。

コンファイン・フライ
ミラーモンスターとしては底辺の能力値しかなく、それなりに武術をかじった人間を襲おうものなら、返り討ちにあって死んでしまうほど弱いハエ型モンスター。
だが、このモンスターが真に恐ろしいのは、コンファインベンドと同様の効果を持つ能力を無制限に使えるという、その特殊能力である。
しかも、飛行能力を持っている上、いつも他のモンスターの後ろに隠れている為、殺るのが非常に難しい。
それが並のモンスターだったらまだしも、鏡像ライダーや上位モンスターだったら一巻の終わりという事も有り得る。
モンスターの中でも知能が低い方で、頭脳プレーという言葉とは無縁の存在である為、付け入る隙がある。
537スタリアン:03/09/12 01:32 ID:u4+WSj4i
>>391
どこかからパクってきたのか? と疑いたくなるようなぶっちぎった話ですね。乙。
私はひたすら思いつきでつくった鏡ライダーを投稿するだけですが。


仮面ライダー フリザード
変身者:無し、神崎士郎の作り出した鏡像ライダー
最高視力:約8km
最高聴力:約8km
最大走力:100mを5.0秒
ジャンプ力:ひと飛び30m
パンチ力:200AP
キック力:300AP
召喚機:こん棒型召喚機 フリックバイザー(1000AP)
契約モンスター:トビトカゲ型モンスター フリックアマー(4000AP)
ウイングベント:フリックウイング(2000AP)フリックアマーの翼(?)を模した翼を手に装着。
        滑空程度だが飛行能力を得、切断武器としても使える。
リターンベント:発動中のカードの効果を消し、元のカードに戻す。複数枚所持
        敵の使ったカードをキャンセルしたり、味方が使ったカードを途中で引っ込めたりと用途は広い。
ファイナルベント:エアストライダー(5000AP)
フリザードを踏み台にフリックアマーが大きくジャンプ。
勢いをつけて滑空してくる所にフリザードが飛び乗りそのまま敵に体当たり。
538スタリアン:03/09/12 01:34 ID:u4+WSj4i
仮面ライダー ディスドル
変身者:無し、神崎士郎の作り出した鏡像ライダー
最高視力:約16km
最高聴力:約8km
最大走力:100mを5.0秒
ジャンプ力:ひと飛び30m
パンチ力:200AP
キック力:300AP
召喚機:ボウガン型召喚機 オルバイザー(1000AP)
契約モンスター:フクロウ型モンスター オルサーチャー(4000AP)
ウイングベント:オルウイング(1000AP)オルサーチャーの翼を模した翼を背中のジベットスレッドに装着。
        飛行能力を得、切断武器としてもある程度使える。
フリングベント:対象のライダーのデッキの中のカードをランダムで一枚使用不能にする。
        複数枚所持
ファイナルベント:デュアルショック(5000AP)
ディスドルが目標に強力な飛び蹴りを喰らわせてその反動で宙に舞い、
空中のオルサーチャーを足場にもう一度勢いをつけ二発目の蹴りを食らわす二連撃技。

フリザード&ディスドル解説
神崎が送り込んだ鏡像ライダーチーム。
フリザードがリターンでカードに戻し、ディスドルがフリングで手札破壊するというカードゲーム的戦法を使う。
全般的に打撃力が低いのは飛行能力でカバーする。
性格は両者とも陰険な似た者同士。
539スナイプ作者:03/09/12 02:23 ID:Poi9H4v3
>>528-533
ウホッ、いいSS・・・たまにはこんなのも(・∀・)イイ!!ですな。乙です。
で、好きに煮て焼いて使って欲しいライダー投下。

仮面ライダーシルバ
変身者:月野 有紀(つきの ゆうき)
最高視力:約15km
最高聴力:約10km
最大走力:100mを5秒
ジャンプ力:ひと飛び30m
パンチ力:200AP
キック力:300AP
召喚機:銀狐召甲「ジャスティバイザー」(ガントレット型)
契約モンスター:狐型モンスター『白銀の妖狐』「ジャスティフォックス(4000AP)」
          銀色に光り輝く狐のモンスター。
ソードベント   :ジャスティセイバー(2000AP)尾を模した刀。
ストライクベント :ジャスティファング(2000AP)頭部を模したナックル。
ガードベント   :ジャスティシールド(2000GP×2)後脚を模した盾。
トリックベント  :ミラージュフォッグ 敵に自らが最も恐れる者と戦う幻影を見せる。
ファイナルベント:フォックスライダーキック(5000AP)
          ジャスティフォックスがシルバを背に乗せジャンプ、そしてシルバが飛び出し
          口から吐く輝くブレスに乗りキックを放つ。

月野有紀 女性15歳 高校生

ごく普通の高校生だが、モンスターに友人を襲われその存在を知り、
「人を守るため」ライダーとなった。
性格は多少天然が入っている。
540スナイプ作者:03/09/12 02:24 ID:Poi9H4v3
仮面ライダーゴルド
変身者:幽鬼(ゆうき)
最高視力:約17km
最高聴力:約12km
最大走力:100mを4.5秒
ジャンプ力:ひと飛び35m
パンチ力:250AP
キック力:350AP
召喚機:金狼召甲「イヴィルバイザー」(ガントレット型)
契約モンスター:狼型モンスター『黄金の魔狼』「イヴィルフェンリル(5000AP)」
          黄金に光り輝く狼のモンスター。
ソードベント   :イヴィルセイバー(3000AP)尾を模した刀。
ストライクベント :イヴィルファング(3000AP)頭部を模したナックル。
ガードベント   :イヴィルシールド(3000GP×2)後脚を模した盾。
フリーズベント :あらゆるモンスターを凍結させる。
ファイナルベント:フェンリルライダーキック(6000AP)
          イヴィルフェンリルがゴルドを背に乗せジャンプ、そしてゴルドが飛び出し
          口から吐く輝くブレスに乗りキックを放つ。ちなみに左足を突き出す。

幽鬼 ミラーワールドの月野有紀

過去何かが原因となり生まれてしまった月野有紀の鏡面体。
月野有紀に対し強いコンプレックスを抱いており、その全てを手に入れるために戦う。
性格はキツいがどこか非常になりきれない所があり、人を殺すことが出来ない。
541スナイプ作者:03/09/12 02:24 ID:Poi9H4v3
仮面ライダーゴルド
変身者:幽鬼(ゆうき)
最高視力:約17km
最高聴力:約12km
最大走力:100mを4.5秒
ジャンプ力:ひと飛び35m
パンチ力:250AP
キック力:350AP
召喚機:金狼召甲「イヴィルバイザー」(ガントレット型)
契約モンスター:狼型モンスター『黄金の魔狼』「イヴィルフェンリル(5000AP)」
          黄金に光り輝く狼のモンスター。
ソードベント   :イヴィルセイバー(3000AP)尾を模した刀。
ストライクベント :イヴィルファング(3000AP)頭部を模したナックル。
ガードベント   :イヴィルシールド(3000GP×2)後脚を模した盾。
フリーズベント :あらゆるモンスターを凍結させる。
ファイナルベント:フェンリルライダーキック(6000AP)
          イヴィルフェンリルがゴルドを背に乗せジャンプ、そしてゴルドが飛び出し
          口から吐く輝くブレスに乗りキックを放つ。ちなみに左足を突き出す。

幽鬼 ミラーワールドの月野有紀

過去何かが原因となり生まれてしまった月野有紀の鏡面体。
月野有紀に対し強いコンプレックスを抱いており、その全てを手に入れるために戦う。
性格はキツいがどこか非常になりきれない所があり、人を殺すことが出来ない。
542スナイプ作者:03/09/12 02:26 ID:Poi9H4v3
↑あっちゃー、二重カキコ。脳内あぼーんしてください。ゴメンナサイゴメンナサイ。
543名無しより愛をこめて:03/09/12 11:43 ID:XfnwmREB
仮面ライダージェド
変身者:バンデット・オラタム
身長:195cm
体重:98kg
最高視力:約15km
最高聴力:約15km
最大走力:100mを5秒
ジャンプ力:ひと飛び30m
パンチ力:200AP
キック力:400AP
召喚機:角召脚「ホーンバイザー」 インペラーと同じタイプで、右膝に装着。
契約モンスター:シマウマ型モンスター「ゼブラスカル ユニコーン(4000AP)」
(他のゼブラスカルと異なり、四足の完全な馬型)

アドベント
ストライクベント:ゼブラホーン(2000AP) 鋭い角が付いた手甲型武器。腕に装着。
ガードベント  :ゼブラシールド(3000AP) 馬の顔を模した盾。
ノーベント   :(1000AP)
一定時間、敵味方問わず一切のカードの効果が発動しなくなる。
既に他のカードを使用中であっても、ノーベントを使った瞬間に無効化されてしまう。
ファイナルベント:ダブルホーンキック(5000AP)
ゼブラスカルユニコーンに跨って突進、ユニコーンの額の角で敵を上空に打ち上げる。
さらにジェドが飛び出し、右膝に装着したゼブラホーン(FVだけの特別装備)で空中の相手に追い打ちをかける。
544名無しより愛をこめて:03/09/12 11:43 ID:XfnwmREB
バンデット・オラタム 男性 25歳

期待の新星と囁かれたタイ出身のムエタイ選手。
祖国でプロデビューして以来、破竹の勢いでその勇名を轟かせていった。
(本編の時間軸で)去年、日本で開催される大規模な格闘技大会に出場するため来日するも、
自分の実力を過信したせいで緒戦の相手に手痛い敗北を喫してしまう。
それ以降、慢心を反省してトレーニングに励み、実力も徐々に向上していったが、
格闘技業界ではいつまで経っても中堅扱いされていた。
努力が周囲に認められない苛立ちから、いつしか酒に溺れ、特訓にも手がつかない様になってしまう。
そしてある日、同じように酒が入ったタチの悪い若者とトラブルを起こし、
その鍛えられた拳を振るって相手を死に至らしめてしまう。
動かなくなった若者を前に愕然とし、自分の人生を自分で壊してしまったことを確信したその時、
何処からか声が聞こえた。
「今のままではお前は負け犬にすぎない…」

ライダーとしての望みは、頂点に立つこと。
常に強くありたいと思っている。

日本語は半端にしか覚えていないので、戦闘中の台詞は大抵が母国語。
545ランバー作者:03/09/12 20:34 ID:pWeyuprD
>>528-533
すっげ面白かった!!
何気にザミエルの極悪な性格やルールの設定を使っているのも高評価です

アドベントカード無限に使えるのって、ズルいね!


このあとにSS書く人は結構プレッシャーだろうなw
546ランバー作者:03/09/12 20:51 ID:pWeyuprD
ここのスレの555版が落ちていたのでスレ立てました。
今度は落ちないで欲しい・・・・

☆藻前達が考えた555のライダー教えれ☆
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1063367231/l50

今からΣライダーを制作!完成したら↑に投下します
547名無しより愛をこめて:03/09/12 21:30 ID:cue856NT
>>546は、オリジナル555スレが放置されてたのが分からないのだろうか……
それをまた立てるとは中々やるな。いろんな意味で。

それにしても、もうすぐ450か…。
450超えたら次スレだな。
早いものだ。
548山羊作者:03/09/12 21:49 ID:GnJPRFPt
ですねー・・・・
早いモノです。仮面ライダー伐の話も気になるし・・・・次スレに行ってもこのSSは読みたいなぁ
549名無しより愛をこめて:03/09/12 22:06 ID:cue856NT
>>548
同意。伐メイカー氏には次スレでも頑張って欲しい。
もちろん山羊作者氏も含めた他のSS作者の方にも。

本人が飽きたといえばそれまでだが……
550山羊作者:03/09/12 22:16 ID:GnJPRFPt
>>549
まー書けるだけ書きたいと思います。
なんか・・・・自分が書くと結構自己完結になってしまいがちなのでしっかり他の皆様にSSが書きやすくなるSSを書きたいです。
あと今書いてるSSがなんだか長くなりそうなので次スレまで待ちます。
551ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/09/12 22:27 ID:DxeYntsK
ふと、ひらめきました。

「な〜な〜、安宅達がさ、須藤刑事とつるんでるゆーんはどや?」
「つるむ?須藤ってあの蟹か?」
「ええっ!?それじゃギラードと壁虎って悪い奴なのか!」
「んとな、あの二人が『親父狩り狩り』やってるゆとったやろ?その揉み消しをやってくれたの」
「そっか、あの二人、小悪党なのか」
「ほら、『悪い奴をやっつけてスカッとして小遣いが稼げる』ちゅーことらしいで」

何故あずまんがとか言うのはさておき、こうするとシザーズ’とまで因縁が……駄目かな?
552391:03/09/12 23:12 ID:GLmi2IWG
>>546
555のライダーってのは龍騎よりも作りづらいだろ
龍騎はアドベントカードの設定が秀逸で、これが創作意欲高めていたと思われ。
オリジナル555ライダー、見てみたいけど。むずかし〜だろうね

>>ALL
SSの感想、ありがd。好評なのがマジで嬉しかったりする!
553名無しより愛をこめて:03/09/13 02:00 ID:KHJaS6MD
仮面ライダー ティラー
変身者:無し、神崎士郎の作り出した鏡像ライダー
最高視力:約12km
最高聴力:約12km
最大走力:100mを5.0秒
ジャンプ力:ひと飛び30m
パンチ力:250AP
キック力:350AP
召喚機:巨大な鉤爪のついた手甲型召喚機 マッドバイザー(1000AP)
格闘戦では威力を発揮する。
契約モンスター:ティラノサウルス型モンスター マッドレックス(5000AP)
ソードベント  :マッドハルバード(3000AP)マッドレックスの尾〜背骨〜頭部を模した長柄の武器
シュートベント :マッドキャノン(2000AP) マッドレックスの両足を模した二門の砲。炸裂弾を撃ち出す。
        背中のジベットスレッドに装着し肩からせり出す。白兵戦時は後ろに反り返って邪魔にならない。
フィールドベント:ブラッドパーティ 周囲にいるもの全ての攻撃力が上がるフィールドを作る。
                 カード武器は+1000AP、素手ではパンチキックとも+100APほど。
ファイナルベント:ファミッシュファング(6000AP)
マッドレックスの尾の一撃で目標の元へ跳ばされたティラーが全身を使った乱打でぼこぼこにする。
弱ったところでマッドレックスの方へ投げ上げ、最後に噛み付き攻撃でとどめ。

ティラー解説
神崎が作った鏡像ライダー。戦闘気○い。
嬉々としてライダーとの戦いにいどみ、ライダーがいなければ味方の鏡像ライダーや
モンスターをも殺戮の対象とする。
射撃戦、近接戦、格闘戦の武器を一通り揃えており、何も考えずに攻撃に励む。
更に周囲全員の攻撃力が上がるフィールドベントにより乱撃戦になるよう仕向けるのを好む。
「し〜んじ〜」
ある日、いつものOREジャーナル。
編集長の怨嗟のこもった声が、居眠りをしている城戸 真司に降り注ぐ。
「むにゃむにゃ・・・電気羊・・・」
「起きろ!真司!」
編集長は真司の首をキュッと締め上げた。
「グアハッ!せ、先輩ごめんなさい〜!」
「こーの、馬鹿真司!いいからとっとと取材に行って来い!今回の取材場所はここだ」
「頑張ってねー、真司君」
そういって手を振る島田さんにひきつった笑顔を浮かべる真司。
「ほら、とっとと行く!」
編集長から手渡された手書きの地図を渋々受け取ると、真司はバッグを肩にかけて
OREジャーナルから飛び出していった。
「そ、それじゃ行ってきます。」

「なんだよ、結局取材って近所のどぶさらいの記事じゃないか」
ろくでもない取材内容にブーたれながらも、真司は話を聞くために町内会長の家へと向かおうとする。
が、事件はその時に起こった。
「キィィン・・・キィィン・・・」
「!!ミラーモンスターか?それにしちゃあ耳鳴りが甲高い気もするけど・・・」
耳鳴りを聴いた真司は、慌てて近くにあった電話ボックスに自分の姿を写す。
「変身!」
右手を高く挙げ、勢いよく左手でカードデッキを腰のVバックルに差し込む。次の瞬間、真司は
仮面ライダー龍騎へとその姿を変えていた。
「よっしゃ!」
拳をグッと握り、鏡の中に飛び込む。そこまでは良かったのだが・・・。
「な、なんだこれっ!うわあぁああぁああっ!」
ディメンションホールに突然発生した竜巻のような乱気流に呑み込まれ、龍騎はミラーワールドの
遙か彼方へと吸い込まれていった。
カードゲームショップ「ボリサブ」。
そこでは皇 夏見が、かいがいしく身を粉にして働いていた。
「皇君、次はこっちの棚の整理をしておいてくれ」
「はいはい。全く店長はいっつも人使いが荒いんだから・・・。」
ぶつくさ言いながらも、仕事をこなす夏見。しかしそんな時、
「キィィン・・・キィィン・・・」
「!?鏡像ライダーかっ?店長、トイレ使います」
急いでボリサブの狭いトイレに駆け込んだ夏見は、洗面台の鏡の前に自分の体を置いた。
「変身!」
夏見の体に粒子が集まり、そして夏見は仮面ライダー伐へとなる。
「行くぜ!」
勢いよく鏡に入る伐。だが、彼にもまた龍騎と同じ運命が待っていた。
「ウワァァン!呑み込まれるぅ!!」
伐もまた、ミラーワールドの彼方へと吸い込まれていった。

「ううん・・・」
頭を打って気絶していた伐は、ようやく目を覚ました。
「ここは・・どこだ?」
伐がいたのは、普段のミラーワールドとは似ても似つかないような荒涼とした空間。人工物は何一つ
無く、足下は砂塵、太陽はいつまでも沈むことなく夕暮れの黄昏を保ったままの世界。
伐はそんな世界に面食らってしばらくの間動けずにいたが、少しすると誰かが倒れているのを見つけた。
「?!大丈夫ですか?」
慌てて駆け寄る伐。だが、助け起こした相手の姿は
「こ、この人もライダー?」
伐に抱えられていたのは、まぎれもなくさっきの乱気流によって飛ばされてきた別の世界のライダー、
仮面ライダー龍騎であった。
「と、とにかく助けないと。おーい、大丈夫ですか、息をしていますかー?」
龍騎の顔をバシバシ叩き、起こそうとする伐。
「・・はっ!ここは?ってライダー!?」
龍騎は起きていきなり目の前に現れた伐の顔に驚き、勢いよく伐を吹き飛ばした。
「ぎゃん!」
「た、戦う気なのかぁ?」
突然の龍騎の攻撃(自衛行動なのだが)に驚きながらも、反撃にでようとする伐。
「ソードベント」
手に『ジャッジウィング』を持ち、龍騎に向き直る。
(な、なんだこいつ、戦う気なのか?)
龍騎も面食らいながら
「ソードベント」
『ドラグセイバー』を手にとって応戦の構えを見せる。
「てえい!」
「とりゃあ!」
伐と龍騎の剣が交差し、互いに望んでなどいない戦いが始まった。

その様子を見て満足している、一体の影。
「ハッハッハ、タタカエタタカエ、コノキカイニドッチモシュクセイシテヤル」
そう言って高笑いしているのは、鏡像ライダーである仮面ライダーイマジナリー。
イマジナリーは何回も神崎が時間を巻き戻してきた弊害によって生まれた、いわゆるミラーワールドに
おけるバグである。
そして今、そのバグは隙あらばどこかの世界に侵入し、あわよくばそこで勝ち残って自分自身の
紛れのない実体を手に入れようと画策していたのだ。
その為に龍騎か伐のどちらかに消えてもらい、13人の枠に一つの空きを作ろうとしていたのである。

ミラーワールドに、仮面ライダーではない一人の男が現れる。その名は、神崎 士郎。
「龍騎が消えた?ミラーワールドの中で?」
自分が開催した戦いで予想外の事件が起きたことに苛立ちを隠せない神崎。その時。
「おまえが、この世界の神崎か」
「!!誰だおまえは?」
後ろの方から聞こえてきた声に振り向いた神崎が見たのは、もう一人の神崎 士郎だった。
ミラーワールドの彼方で、果てしない戦いを繰り広げる龍騎と伐。
「ストライクベント」
「ストライクベント」
『ドラグクロー』と『ジャッジソー』がぶつかり合い、火花が散る。
「おりゃあ!」
だが、戦い慣れしている龍騎の方に分はある。競り合いに負けて吹き飛ばされる伐。
「ウワァァン!」
地面に激突して動けなくなった伐を見た龍騎は、ファイナルベントのカードを引こうとする。
が、その次の瞬間に龍騎は後ろから衝撃を食らって吹き飛ばされた。
「ぐはぁっ!」
「グハハ、イチブシジュウハミセテモラッタゾ」
龍騎の目の前に立ちはだかるライダー、それはイマジナリー。
「お、お前もライダーなのかっ?」
「ソノシツモンニ、コタエルヒツヨウハナイ」
「ブラストベント」
イマジナリーの契約モンスター『ヘイルワイバーン』が衝撃波を起こし、龍騎を苦しめる。
「うわあっ!」
「バイバイ、サヨナラ、フジヤマ、ハラキリ」
「ファイナルベント」
苦しみ続ける龍騎に、イマジナリーは上空から渾身の頭突きを喰らわせようとする。しかし
「マフラーベント」
「ナニィッ!!」
龍騎の体は突然上に舞い上がった。というより、持ち上げられた。攻撃を外したイマジナリーが
砂の中に勢いよく顔を突っ込んでいく。
「大丈夫ですか?」
「あ、ああ。そっちこそ大丈夫かい?」
龍騎を助けたのは、他でもない伐だった。マフラーベントで空を飛び、龍騎を上空から拾い上げて
イマジナリーのファイナルベントから救ったのである。
「どうやら今回の黒幕はあいつだな」
「そうですね」
龍騎と伐が見つめる先には、ようやく砂から自分の頭を掘り出したイマジナリーがいた。
「ククク、バレチャアショウガネェ。オレはミラーワールドノバグナノダ。ダカラキサマラヲタオシテ
 オレガカワリニ、ライダーバトルニサンカシテヤルノサ!」
「そんなことさせるかっ!」
「そうだそうだ、お前なんかにライダーバトルを乗っ取られはしないぞ!」
イマジナリーの言葉に激昂した龍騎と伐は、目の前の本当の敵に向かって突撃していった。

「それじゃ、今回のことは俺が時間を巻き戻し続けてきた結果だというのか?」
神崎ともう一人の神崎は、龍騎と伐がいなくなていた原因について話し合っていた。
「そうだ、その証左にこっちの世界でも一人ライダーがいなくなっている。俺としてはいなくなって
 くれた方が助かるのだがな」
「奇遇だな、こっちでいなくなったライダーもそんな奴だ」
龍騎も伐も、それぞれの世界の神崎にとって決して有効な存在ではなかった。
「しかし、どちらにせよ助けた方がいいだろう」
「ああ、それはそうだ。俺の開催したライダー同士の戦いに手を出した奴はどんな存在であれ許すことは
 できないからな。どうするのだ?」
「俺が、最強の仮面ライダーを差し向ける・・。それで文句はないか?」
「ああ。そのライダーの名前はなんと言うんだ?」
「13人目のライダー・・・仮面ライダーオーディンだ」

「シュートベント」
ヘイルワイバーンの口から、巨大な火の玉が吐き出される。
「げっ!」
「ガードベント」
龍騎の『竜巻防御』で、伐と龍騎が火の玉のダメージから守られた。
「よっしゃ、こっちも反撃するぜ!」
「は、はい!」
「同時攻撃なら倒せるはずだ!」
「ファイナルベント」
龍騎の後ろにドラグレッダーが召還され、龍騎が空高く飛び上がる。
「ファイナルベント」
伐が召還されたジャッジホッパーに飛び乗り、イマジナリーに向かって突進する。
「とりゃあぁああ!!」
「いっけー!!」
龍騎の『ドラゴンライダーキック』、伐の『ジャッジスピアー』によるダブルライダーキックを食らい、
イマジナリーは耐えきれずに50メートル程も後ろへと吹き飛ばされた。
「グッ、グハッ!」
二人分のファイナルベントを喰らいながらも、なおも立ち上がろうとするイマジナリー。
「なにっ!ファイナルベントを喰らったのに!?」
「コンナコトデ・・・コンナトコロデヤラレテタマルカッ!」
まさに執念とも言うべき根性で立ち上がり、龍騎と伐に対峙する。
「コンドコソオレノファイナルベントヲミセテヤ・・・ヤ・・・」

「ソードベント」
イマジナリーの体は、後ろからいきなり出現した『ゴルトセイバー』で切り裂かれた。
「笑止!こんな所でライダーに干渉しようとするとは笑わせてくれる」
ドサッと地面に崩れ落ち、そのまま粒子となって消えていくイマジナリー。完全に消えたイマジナリーが
いた場所の、すぐ後ろに腕組みをして立っていたのは・・・。
「オ、オーディン!ここまで自力で来たのか!」
「そうだ。私はお前たちを元の世界に連れ戻しにきた13人目のライダー、仮面ライダーオーディン」
オーディンは口調を全く変えようともせずに言い放つ。
「なんだよ、結局いいとこ取りしやがって!」
オーディンの高慢かつ慇懃無礼な態度と行動に、龍騎と伐は沸々と怒りが自分の胸に沸き上がるのを
感じていた。
「結局神崎が悪いんじゃないか!」
「そうではない。我々が今いる場所はミラーワールドのエラー部分、神崎にも管理しきれない負の世界
 なのだ。それにあの鏡像ライダーはつけいった」
「都合よくごまかすな!」
龍騎はオーディンの後頭部を力一杯殴りつける。
「ごはっ?!」
「おい伐、こいつは後頭部が弱点なんだぜ。お前も殴っていいぞ」
「はい、精一杯殴らせてもらいます!」
「や、やめろ、私は最強のライダーだぞ」
「うっさい、ナイトにウイングランサーで倒された癖に最強とか名乗ってるんじゃね−よ!」
オーディンは龍騎と伐が気の晴れるまでボコボコに殴られ続けた。

「それじゃ、伐」
「はい、龍騎」
殴られ続けて気絶したオーディンを背に、二人は堅い握手を交わす。
「そっちの世界でも生き延びろよ」
「もちろんです。貴方も最後の戦いの前に死んじゃったりとかしないでくださいね」
「俺が、そんなヘマするわけないじゃないか。」
「それもそうですね。」
ハハハハ、と二人の間に笑いが起きる。そうしてしばらく笑った後。
「おい、起きろオーディン、俺達を元の世界に連れて行け」
龍騎と伐は、オーディンの導きでそれぞれの世界へと帰っていった。

「真司、こんな時間までどこほっつき回ってたんだ!」
「皇君、仕事を放り出して何処へ行ってたのかな・・・?」
真司と夏見は、それぞれの世界で、それぞれの上司に大目玉を食らうことになった。
だが、二人とも表情は晴れやかである。
違う世界とはいえ、自分と同じようにライダー同士の戦いを止めようとする同士がいる。その証拠に
二人の手の中・・・カードデッキには、あの世界で共に戦ったライダーの名が小さく刻んであるから。
そしてまた、二人の日常が始まる。
−『ドラグクロー』と『ジャッジソー』のカードが同時にフェードインして終−
561バツメイカー ◆Pgs.cZ6mDs :03/09/13 03:03 ID:e52D1eCP
このスレで自分が書くSSの締めとして龍騎と夢の対決をさせてみました。
イマジナリーはミラクルワールドの偽アギトみたいなものだと思ってください(汗

次回は多分次スレでタイムベントネタの総集編になると思います。
あとウォルト・ローズ・へーラが顔見せ予定です。それでは。
562名無しより愛をこめて:03/09/13 15:38 ID:B4ry1Hgv
>>539-540
正直何で今更こんなキャラ書き込む気になるのか疑問に思うくらいつまらんのだが……
563シルバ&ジェド1:03/09/13 16:21 ID:LrLHQzuE
 もうそろそろ西の空が赤くなろうかという時刻、月野有紀は友人達と肩を並べて家路に着いていた。
「じゃあ有紀、またね」
「うん」
 この道を通っていれば各々の家の位置関係から、有紀は集団の中から一人だけ外れて帰ることになる。
「ちゃ〜んと宿題やって来なさいよぉ」
 痛いところを突かれて有紀は苦笑する。
 ここ最近、何度となく学校の宿題を忘れては友人のノートを写させてもらうということが続いていた。
 必ずやろう、絶対やろうと自分でも思っているのに、何時の間にか失念してしまうのである。
「今日はやって来たじゃない」
 有紀は久しぶりに成し遂げた快挙を言って抵抗を試みる。
 しかし、
「でもページを間違えてたら宿題したことにはならないわよね」
 こう言われると返す言葉は無い。
 せっかく本人が宿題をやったつもりでいても、そもそも宿題内容からして間違えていたのだから、結局教師に怒られる羽目になった。

(今日こそは、今日こそは…)
 一人になった有紀は、本日出された宿題をメモした紙を鞄から取り出し、二度と忘れまいと睨みつける。
 メモには問題集のどこそこのページが宿題内容として書かれているが、そのページ数が既に違っていることに有紀は気付いていない。
 明日も学校で大騒ぎすることが確定的未来となった、その時である。

 キィィィィン…

 脳髄に響く、耳鳴りの様な甲高い音。 ハッとした有紀は反射的に頭を抑えた。
 そして慌てた顔で周囲を見回し、異形の気配に導かれるままに彼女は走り出す。
564シルバ&ジェド2:03/09/13 16:22 ID:LrLHQzuE
 向かった先の公園では、鏡の向こうから現れた猿型モンスター・ブラッドリマーが小学生ぐらいの男子達に襲いかかろうとしていた。
 子供達は完全に腰を抜かし、逃げることさえできない。
「やあああぁっ!」
 背後から聞こえた有紀の声にブラッドリマーが振り向いた瞬間、その顔面に学生鞄が叩き付けられた。
 続いて全身の力をこめた体当たりを受け、鏡面の怪物はバランスを崩して倒れる。
「はやく逃げて!」
 有紀が必死の形相で叫ぶ。 子供達は弾かれたように走り出し、公園の外へ消えて行った。
 獲物の捕獲に失敗したブラッドリマーも、自身の粒子化が始まる前にミラーワールドへ撤退しようとした。
 向かった先は、公園の端の方にある鏡張りの奇妙なオブジェだった。 高名な人がデザインしたらしいが、有紀も、ましてブラッドリマーもそんなことは知らない。
 有紀はブラッドリマーが消えたオブジェの前に立ち、懐からカードデッキを取り出した。
 もしこの場に彼女の友人達がいれば、先の展開を見るまでもなく驚くだろう。 見たことのない、有紀の強い表情に。
 カードデッキを鏡面に突き出し、何も無い空間から浮かび上がったVバックルが腰に装着される。
「変身!」
 凛とした声と共にカードデッキをVバックルに装填し、眩い光が有紀を包んだ。
 その光が消えた時、彼女は「変わって」いた。
 グランメイルとアースメタルを纏ったその風貌。 何時からか月野有紀のもう一つの姿となった、仮面ライダーシルバ。
「…よぉし!」
 白銀の戦士シルバは拳を握り締めて気合を入れると、ミラーワールドに突入した。
 子供達もモンスターも有紀も消え、後にはオブジェが異界への扉の如くそこに佇んでいるだけだった。
565シルバ&ジェド3:03/09/13 16:22 ID:LrLHQzuE
 戦闘はブラッドリマーの奇襲から始まった。
 敵の姿を探すシルバに背後から飛びかかり、尾を変形させた棍で数発の突きを繰り出す。
 弾き飛ばされたシルバはすぐに体勢を立て直し、腕のジャスティバイザーにカードをセットした。
『ソードベント』
 機械的な音声が流れ、召喚されたジャスティセイバーをその手に構える。
「ええいっ!」
 シルバは威勢良く斬りかかる。 しかしブラッドリマーは長い棍を片手持ちし、間合いを離してシルバを迎え撃った。
 素早い連続突きを剣で受け止めるシルバ。
 仮面の奥にある有紀の鋭い瞳は、自分の間合いまで接近する機会をじっと伺っている。
(来た!)
 ブラッドリマーの攻撃の中にある一瞬の隙。 ライダーの超感覚がそれを見逃さなかった。
 剣を棍に絡め押さえ込み、棍の上に刀身を滑らせるようにして一気に接近した。
 至近距離から逆袈裟ぎみに切り上げる。 だがその瞬間、ブラッドリマーが棍を手放して高く跳躍した。
「えっ!?」
 シルバが驚いて見上げると、胴体を思い切り蹴られた。 彼女の身体は数メートルも吹っ飛び、先にあった街灯に激突した。
「くっ…」
 痛みをこらえて立ち上がると、再び棍を手にしたブラッドリマーがケタケタと笑うような声を出している。
 棒を構えた猿。 その姿を見て、なんとなく孫悟空を思い出した。
 しかしただ本能のままに人を貪り食い、邪魔者を殺そうというその行動は、斉天大聖と呼ぶに相応しくはあるまい。
 シルバはアドベントのカードを抜き、契約モンスターのジャスティフォックスを召喚しようとした。
 だがそれより早く、シルバとブラッドリマーしかいなかったこの場に第三者が登場した。
「ハァッ!」
「!?」
 突如として現れた影がブラッドリマーに飛びかかり、右腕に装備した角型の武器を叩き込んだ。
 ひるんだブラッドリマーに、さらに拳、脚と、連続で打撃をくらわせていく。
(誰…?)
 それはシルバが初めて見るライダーだった。 額には一本の角があり、ボディは鮮やかな白と黒に彩られている。
 右膝の位置に召喚機らしい装置が見えた。
566シルバ&ジェド4:03/09/13 16:23 ID:LrLHQzuE
「ギャアッ!」
 ブラッドリマーが悲鳴をあげて、どうと倒れた。
 シルバは片手にカードを持ったまま、新たに現れたライダーを呆然と見つめた。
 ブラッドリマーをふっ飛ばしたライダーもまた、シルバの方に顔を向ける。
「あ、あの…」
「…」
 シルバはどう話しかけるべきか迷った。 彼女自身は認めていないが、ライダー同士は相争うものだ。
 白と黒のライダーは黙ってシルバを見ている。
 ふと気付くと、ブラッドリマーがよろめきながらも起き上がっていた。
 それに気付いたのはシルバだけだった。 白黒ライダーはモンスターへの興味を失ったのか、見向きもしない。
 シルバはまずモンスターを倒すべきと判断した。
『ファイナルベント』
 バイザーが新たなカードを読み込んだ。
 現れた白銀の妖狐・ジャスティフォックスはシルバを背に乗せて高く飛び上がる。
 さらにそこからシルバが飛び出し、フォックスが放つブレスを受けてブラッドリマーに足から突っ込んで行った。
 激しい爆発と、怪物の断末魔。
 空中に浮かび上がったモンスターのコアを、ジャスティフォックスが吸収する。
「…」
 白く黒いライダーは相変わらず沈黙したまま、シルバのファイナルベントの一部始終を眺めていた。
「あの… えっと…」
 モンスターは倒したものの、まだ残る問題にシルバは悩んだ。 もしかすると襲いかかって来るかも知れない。
 考えた挙句、当たりさわりの無い言葉をかけてみることにした。
「えーっと、本日はお日柄も良」
「タタカエ」
 シルバのあまりに場違いな台詞を、ライダーの声が遮った。
「…え?」
 シルバは呆気に取られた。 タタカエという言葉の意味と、どこかおかしな発音に。
 気がつくと、ライダーはゆっくりとシルバに歩み寄っていた。
567シルバ&ジェド5:03/09/13 16:24 ID:LrLHQzuE
「…タタカエ!」
 ライダーが走り出した。 僅かな間にシルバとの距離を詰め、右腕の武器を大きく振るう。
「きゃあ!」
 シルバは咄嗟に身をかわした。 だがライダーはさらに攻撃をしかけてくる。
「ま、待って! わたしは戦いたくなんかない!」
 悲鳴の様な声をあげるが、ライダーの攻撃は止まらない。
 バイザーを装備した右膝がシルバの腹を打ち、怯んだところに角型の獲物を突き出した。
 シルバの身体がボールか何かの様に宙を飛び、その先にあった自動車に激突した。
「うう…」
 衝突事故でも起こしたかのように変形した車体からシルバがよろよろと起き上がる。
 顔を上げると、白黒のライダーがさらに追撃を加えんと走って来るのが見えた。
 咄嗟にカードを抜き、バイザーにセットする。
『ガードベント』
 突き出された鋼の角は、ジャスティシールドに阻まれた。
「チッ!」
 ライダーは舌打ちするしながらも、さらに武器を振るった。 
 速く重く、無駄な動きが省かれた攻撃。
 シルバは、この相手が自分とは比べ物にならぬ程に戦い慣れしていることに気付いた。
「ケァッ!」
「あっ!?」
 凄まじい勢いの攻撃にシールドが弾き飛ばされ、シルバは再び角に打たれた。
「あ、うう…」
 吹っ飛ばされ、倒れたまま悶絶する。 ダメージが大きい。
 ライダーは今度はゆっくりと歩いて来た。 急いで倒すほどの敵ではないと思ったのかも知れない。
(殺される…!)
 死の恐怖。 仮面ライダーになってから幾度も感じた、しかし決して慣れない感情。
 シルバは咄嗟に一枚のカードを抜き、バイザーにセットしていた。
568シルバ&ジェド6:03/09/13 16:25 ID:LrLHQzuE
『トリックベント』
 正直言ってこのカードは嫌いだった。 人の心を弄ぶような現象を起こす。
 しかし今のシルバにはこれの使用を躊躇しているほどの余裕は無かった。
「…ウッ!?」
 シルバの眼前まで迫っていたライダーが、突如足を止める。
 そして身構えたままの姿勢で落ち着き無く周囲に目を向けた。 まるで何かを恐れているかの様に。
 さらに次の瞬間、
「〜〜〜〜ッ!」
 日本語とは違う言語で汚い罵倒の言葉を吐くと、彼は虚空に向かって右腕の武器を振り回した。
 所構わず、まるで幻覚を相手にしているかの様に、喚き散らしながら暴れ回る。
 周囲にある木や電柱が次々に打ち砕かれて、建物には穴が開いた。
「〜ッ! 〜ッッ!」
 彼はさらに「死ね」という意味の言葉を叫びながら、ファイナルベントのカードを抜いた。
 
 だが、そこまでだった。

 カードがぽとりと地面に落ちた。
 彼は夢から覚めたように、今度は戸惑った様子で辺りを見回した。
 周囲にある物は滅茶苦茶に破壊されていた。 彼が、彼だけにしか見えない敵と戦った結果だった。
 そしてシルバの姿は既に無い。
「〜っ!」
 彼はまたひどい悪態をつき、地団駄を踏んだ。 地面にぼこりと穴が開く。
 彼はしばらくそこにいたが、やがてグランメイルの粒子化が始まると何処かへ去って行った。
569シルバ&ジェド7:03/09/13 16:36 ID:LrLHQzuE
「…はぁ〜」
 命からがらミラーワールドから帰還した有紀は、公園のベンチに凭れて大きな溜め息をついた。
(怖かったぁ… 死ぬかと思った…)
 震える身体をぎゅっと抱き締める。
 ライダーとなって生死を賭けた戦いの世界に入り込んでから、何度こんな思いをしたことだろう。
(なんで仮面ライダーなんかやってるのかな、わたし…)
 これも何度も考えたことである。
 自分の身を危険に晒してまで固執するようなことなのか、いつも自問自答する。
 いや、問いに対する答えは、まだ彼女の中には出ていないのだが。
「…あっ、いた!」
 不意にそんな声が聞こえた。 少し離れた場所からのようだ。
 有紀が顔を上げると、そこにはつい十分近く前に見た姿が並んでいた。
(────あ!)
 有紀の顔がぱっと明るくなる。
 恐る恐るといった様子でこちらに来るのは、先程ブラッドリマーから助けた子供達だった。
 有紀はゆっくり立ち上がって、彼等の方へ歩み寄る。

 本人はよく忘れるが、彼女がライダーになった理由はまさにこれだった。


 そして、オブジェの鏡の中から有紀を見詰める影がある。
 仮面ライダーシルバと同じ形状のアースメタルを纏い、しかし黄金の輝きを放つ仮面ライダーゴルド。
 鏡面世界の彼女は現実世界の彼女自身を、じっと見詰めていた。
570名無しより愛をこめて:03/09/13 19:29 ID:QSBPmhfk
次スレ立ててきた方がいいかい?
返答待ち。
571ランバー作者:03/09/13 19:55 ID:n1nk9U/l
>>570
いくらなんでも早杉。もちつけ
572570:03/09/13 20:46 ID:7klTNZMN
>>571
了解。
573(戻してみた)厨設定全開(藁:03/09/14 16:01 ID:EjJcdqbH
ライダー投下……ちと反則気味の香具師だが。

リボルト・オーディン
装着者:風間 巌
その他のデータは、オーディンと共通

大学生。23歳。
日々平穏を座右の銘とする、2枚目の割に爺むさい男。
流行り廃りに鈍かったり、妙に迷信深いなど、およそ大学生らしからぬ面が目立つ。

このサイクルでは、神埼は適当に見繕った人間にオーディンのデッキを渡して木偶人形に仕立てていたのだが、この男の場合は自分を保ったままオーディンとなってしまい、神埼の意思から離れたライダーとなる。
その後、オーディンデッキ(正確には、そこに収められているタイムベンドカード)を巡って、神埼の刺客と死闘を繰り広げる事になる。

彼自身は、ライダーバトルに対しては否定的で、デッキのパワーに物を言わせて、他のライダー達に戦意喪失によるリタイアをさせようとする。
574名無しより愛をこめて:03/09/14 19:54 ID:sHlF+Cop
>>573
・・・・・・・・・・・・・・
575山羊作者:03/09/14 21:23 ID:VjKLXntY
>>573
オーディンである必要は無いような・・・ていうか強すぎです。
576ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/09/14 22:10 ID:6yTmCO3L
>563-569
ほほぅ、早速うちのブラッドリマーを使ってみましたか。

実はあの後、角が下を向いた『スガゼール』左右に真っ直ぐ伸びた『カガゼール』といったバリエーションを思いついたりw

>573
此れは、ラスボスに負けるキャラですね。
577厨設定全開(藁:03/09/14 23:15 ID:EjJcdqbH
>>576ギルノイズさん
そうですね。前にあった「13 Rider Girls」のオルタナティブドラグーンに
近い位置付けのキャラのつもりです。

オーディンのデッキで無敵を誇った後、神埼の最終兵器orイレギュラーなラスボス
に潰されて、「リボルト・オーディンを潰した相手にどうやって勝てって言うんだ!?」
と主人公一党が大慌てする、と、そんな感じで。
578ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/09/14 23:34 ID:6yTmCO3L
うおっ、急にひらめいたぞ。

セガゼール
おなじみぜール軍団の一員。前後に可動する角を持っている。
角は先端がゆるく曲がっており、後ろにある状態でその曲がった部分にエネルギー球を発生させ、
首を振って某ロボ○ッチャのごとくエネルギー球を敵に投げつける。
579カマッタ:03/09/15 07:55 ID:Tu/dooJc
カマッタは便乗することに命を賭ける・・・
キロガゼール
ゼール軍団の一員、角は短く可動しない。
他のゼールに比べてパワーが低いが、小回りが効き連携を助ける。
特殊攻撃などはない。

セガゼール
ライダーパンチ、ライダーキックなどの必殺技を使うゼールモンスター
無論スーツで、中にはせがたさん・・・・冗談だ
580名無しより愛をこめて:03/09/15 10:13 ID:A9YTOa3a
>>578
ロボピッ○ャか!? ロ○ピッチャなのか!?
581スタリアン:03/09/15 14:09 ID:BOuCBb3I
コールドボーダー
イノシシ型モンスター。
足がスケート靴のようなブレードになっており、
足から冷気を発して地面を凍らせながら高速で滑る。得意攻撃はぶちかまし。
スケートリンクや製氷場などの氷面から現実世界に来るのを好む。

フックロウ
カラス型モンスター。
雑踏の中にいる獲物を狙うという性癖を持つ。
もちろん、自分の姿が見えにくい夜、周囲から注意を引いていない人間を選ぶ等の工夫はする。
急降下して巨大な鉤爪で獲物を引っ掛けるという狩猟法を用い戦闘もこれに順ずる。

パイクロウ
カラス型モンスター。
基本的な習性はフックロウと同じだが、長槍を持ちこれで獲物を引っ掛ける。

ディープアングラ−
チョウチンアンコウ型モンスター。
頭の発光物で鏡面まで獲物をおびき寄せ丸呑みする。
戦闘では強烈な閃光を放って目くらましにする。

>バツメイカー氏
遅レスですが乙。夢の共演楽しませて頂きました。
この後真司は…なことになり、果たして伐はどんな道を進むのでしょうか?
582名無しの1 ◆QkRJTXcpFI :03/09/15 19:01 ID:zbir3QD1
>>厨設定全開(藁

こいつうざい
583名無しより愛をこめて:03/09/15 19:37 ID:xXfjYviB
>>582
そう言って、いきなりコテで来るオマイは
>>1さんですか?

ウザかったら無視や脳内あぼーんすればよし。
わざわざ荒れる事が予想できる発言をするのは良くないな。
584ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/09/15 19:40 ID:cJt1sr8v
ゼール軍団なんて、『あ』から順に『ガゼール』につけて行けばいいんですよ。

でもって、『イガゼール(>262)』から『コウガゼール』というものを連想してみたりw
585名無しより愛をこめて:03/09/15 19:59 ID:xXfjYviB
>>584
伊賀に甲賀って、忍者かYO!
586カマッタ:03/09/15 20:25 ID:Tu/dooJc
ライダーを投下するカマッタ
仮面ライダーシュライン
最高視力:約10km 最高聴力:約10km
最大走力:100mを5.0秒 ジャンプ力:ひと飛び30m
パンチ力:250AP キック力:250AP
契約モンスター:トビウオ型モンスター「コバルトウイング」4000AP
召喚機:相召機コバルトバイザー 右肩の2枚のヒレの間に装着されている
ソードベント:「コバルトブレード」2000AP
コバルトウイングのヒレを模した二刀の円月等
ファイナルベント:「ブレイクダイブ」5000AP
コバルトウイングにジェイドが騎乗、空中を連続でジャンプし、ボディプレスを
何度も相手に浴びせかける。
変身者:世烏 与奈 (せう よな) 21歳
珍しい名前の女。消極的で悲観主義で破滅主義の大学生。
自分の恋人が事故で死んだのに、自分がこんなにも悲しい思いをしたのに
のうのうと生きている他の人間達が許せなく、その悲しみと怒りを神崎に
着目され、ライダーとなる。
人間が大嫌いで、目の前でモンスターに襲われている人間も助けない。
彼女が心を開くのは同じような境遇の人間だけで、傷を舐めあうことを望む。
戦いの目的は「幸せに生きている人間の幸せを壊すこと」まぁ逆恨みだね
587コールドボーダー 1:03/09/16 01:25 ID:40/XnVxQ
カードゲームショップ「ポリサブ」から二駅ほどにある総合レジャースポーツ施設。
年中楽しめる屋内スケートリンクも持つこの辺りでは大きな部類に入るレジャー施設である。
そのスケートリンクに皇夏見と水沢菜穂子は来ていた。
「結構人多いな。今の所モンスターの気配感じないけど、本当にいるのって水沢さん!」
菜穂子は深刻に考え込んでいる夏見を無視してとっとスケート靴に履き替え滑っていた。
「おい、待てってば!」
夏見もスケート靴に履き替えて後を追う。運動神経が悪いわけではないが、慣れていないので
どうにか滑っている内に結局一周してきた菜穂子に追い付かれた。
「夏見、何叫んでいたの?」
「……俺たちは遊びにきたんじゃないだろ。いきなり滑ってどうするの」
「や、やだなあ、異変が無いか見て回ってきただけだよ」
「そうだった? でここではどんな事件が起きているの?」
「噂のレベルだけど、滑っている途中に急に消えたのを見た人がいるっていう。」
「確かに氷の面からならMWと行き来できるけど、こんな人の多い所で?」
「その為にも調査が必要でしょう? さ、行こう」
夏見の手を取って滑り出す菜穂子。だが夏見は追えずバランスを崩す。
「スケート苦手? 仕方ないな、私が教えてあげる」
嬉々として指導を始める。夏見は勢いに押されて大人しく聞き入っていた。
数十分後、菜穂子に着いて滑れるようになった夏見がいた。
「やればできるじゃない。私が言うのもなんだけどカードばかりじゃなくて運動もしないと」
「さっきから気になっているんだけどさ、ひょっとして水沢さんが滑りたいだけじゃなくない?」
「…行方不明者の噂は本当だよ。確かに私が遊びたいのも少しはあったけど…」
「今日は叶さんも依城さんも用があって、俺1人で頑張らなきゃいけないんだから。半端な気持ちで」
「……私より叶さんが一緒の方が良かった?」
「……何言ってるの?」
「何か飲み物買ってくる」
菜穂子はスケートリンクから出て行った。夏見はちょっと首を傾げたがすぐに見回りに戻った。
588コールドボーダー 2:03/09/16 01:27 ID:40/XnVxQ
「せっかく二人だけで遊びに来れたのに… 
 モンスターがいるかもしれないとなるとそうも言ってられないか」
何となく自己嫌悪にひたりながら廊下を歩いていると、泣いている女の子がいた。
「どうしたの、お母さんとはぐれちゃったの?」
放っておけず声をかける。
「う、ひっく、ママいなくなっちゃった… 滑っている時に消えちゃった…」
「(まさか、モンスターに?)名前は何ていうの?」
「由菜… きゃあっ」
突然怯えて震え出す佐奈に異変を察知した菜穂子が見上げると廊下の鏡から「何か」を感じた。
(この子も狙われているの?)
モンスターは一度狙った獲物を追い続けるとは聞いていた。この子の母が襲われた時、
近くにいたこの子も狙われていたのだとしたら。
菜穂子にMWは見えない。とにかく安全な所へ行かなければならない。
由菜を抱き上げると、鏡が無い場所を探して走り始めた。
非常口の扉が見えた。あそこなら、非常階段なら鏡はあるまい。飛び込む。
周囲に鏡は無い。子供を抱えて全力疾走して荒い息を整える。
夏見を呼ばなければならない。携帯電話を取り出すが、ここまでは電波は入らないようだ。
「由菜ちゃん、ここを動いちゃだめよ」
各階に通じる扉を調べる。いくつかの階の廊下は鏡面のそばを通らずに行けそうだった。
道筋のいくつかを考えながら元の場所に戻ると由菜はいなかった。
迂闊だった。母を失い、不安に怯えている幼児をあんな窓もない暗がりに一人で置いて
動かないでというのも無理な話だろう。
「由菜ちゃん!」
近くの扉を開ける。いた。その廊下には鏡もあった。何か来る!
菜穂子はかけより、由菜を庇うように抱きしめる。鏡からすごいプレッシャーが迫る。目をつぶる。その時
「待たせたな。すまん」
目を開いた先に、モンスターから菜穂子を守ろうと立ちはだかる夏見とジャッジホッパーがいた。
589コールドボーダー 3:03/09/16 01:28 ID:40/XnVxQ
「変身! ぎゃ!」
変身してMWに飛び込んだ伐は入った瞬間盛大に転んだ。
一帯の床は凍りついていた。そしてこちらに向かって優雅に滑ってくる影が1つ。
対応しようとするが滑って体勢が整えられない。
モンスター−コールドボーダーの体当たりを受け伐は吹き飛ばされた。あと何発も受けるとやばい。
コールドボーダーはきれいに旋回するとまた戻ってくる。
「マフラーベント」
展開したジャッジマフラーが直撃だけは避けてくれたがこのままではジリ貧だ。
先ほどの菜穂子のレクチャーを思い出す。重心はどこに置くのだったか。
立ち上がる。コールドボーダーの攻撃をかわす。戻ってくる。それもかわす。
思うように動ける。こうなれば単調な突撃は恐れるに足りない。
闘牛士のようにジャッジマフラーを振り回し、さばき続ける。隙を見て
「ソードベント」
ジャッジウイングのけさ切りを喰らわす。転倒して滑っていくワイルドボーダー。そして
「ファイナルベント」
とどめの一撃がコールドボーダーを貫いた。

由菜は迎えにきた父親が連れて帰った。
まだ母を求めて泣いているのに菜穂子はかける言葉が見つからなかったが夏見は
「大丈夫。お母さんはきっと見つかるよ」
と励ました。
その帰り道。しばらく黙って歩いていたが菜穂子の方が口を開いた。
「ごめんね、私夏見や叶さんが何のために戦っているのかわかったつもりで分かってなかった。」
「そんなことは無いよ。今日だってあの子を守ったのは水沢さんだったんだし。
 今日の戦いだって水沢さんの教えが無かったら危なかった。感謝してる。
 俺の方が言い方悪かったかもしれない。戦いを背負わなければ行けないのは俺なんだから。
 もうこれ以上、あの子のように哀しい思いをする子を増やさないためにも」
菜穂子は夏見の横顔を見つめた。
当初のプランは失敗したが、それ以上にかけがえの無い経験を出来たかもしれないと思った。 
590スタリアン:03/09/16 01:35 ID:40/XnVxQ
むう、予定外に腐れた話に。
>>581のコールドボーダーの紹介SSというつもりで書き始めたのですが、
せっかくなので伐を主人公に>>426のヒロイン案(433-434でも名前だけ使わせて頂きましたが)
も混ぜてみようと思ったら変なラブコメ志向モノが出来てしまいました。

夏見と菜穂子の関係なんかこういうのもありかも位に考え下さい。
591ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/09/16 23:17 ID:vGASED09
>589
おのれコールドボーダー、イノシシの癖に優雅に滑るとは生意気なw

此れはいいと思いますよ。
592スナイプ作者:03/09/16 23:29 ID:QOFfTBhz
バズスティンガー・ジュエル
 ミラーワールドに棲息するセイボウ(青蜂)のモンスター。
 全身の皮膚は硬質で光り輝いており、その豪腕と
 武器のハルバードで敵を叩き斬る攻撃を得意とする。
 バスや電車などまとまった人数が集まる交通機関を縄張りとする。

ツヴァイドラグーン
 ミラーワールドに棲息するヘビトンボのモンスター。
 首が長く前に突き出しており、獲物を顎で掴み
 ミラーワールドに引きずり込む。
 背中の翅で自在に飛翔し、口から光弾を放つ。

ココキャンサー
 ミラーワールドに棲息するヤシガニのモンスター。
 全身は鉄色、両腕は極端に肥大しており動きは極めて緩慢。
 しかしそれを補う強靭な装甲を持ち、その鋏の握力で敵を握り潰す。
 なおビーチ付近に縄張りを持つ。

フライプレデター
 ミラーワールドに棲息するハチドリのモンスター。
 一体一体は現実のハチドリとほぼ同サイズで弱いのだが、
 群れるとピラニアの如く獲物に襲い掛かりミラーワ−ルドに連れ去る。

モンスターを投下してみるテスト。つーかほとんど既存の派生かよ・・・( ´Д⊂ヽ
593名無しより愛をこめて:03/09/17 20:55 ID:BlG20nZJ
名前可愛い(w>ココキャンサー
594名無しより愛をこめて:03/09/18 18:35 ID:TER7dkYi
ageると一気に容量食いそうだが、保守っと…
テンプレ用意しとこう。
595名無しより愛をこめて:03/09/18 18:41 ID:use7lfFW
そういえば前スレまではテンプレに「常時age」があったんだよな。
今回はしっかりと誘導して欲しいものだな。
596名無しより愛をこめて:03/09/18 19:17 ID:U2tokPyf

  ∧_∧   
 ( ・∀・)              
 (    )      
 | | |           
 (__)_)   
597厨設定全開(藁:03/09/18 19:33 ID:UACEy/sX
>>582-583
……これは、漏れがコテ止めれば済む問題なのでは?
そもそも「厨臭い設定なので、嫌いな方はご注意下さい」
という警告のつもりでつけたコテだったんですが、
「厨設定全開」自体がウザいコテと化したならハッキリ言って逆効果ですし……

つうわけで、このコテで投下する最後のネタです。
この後は名無しに戻ります。

チキンランナー
体高2m程の巨大鶏。ミラーワールド屈指の卑怯者集団である。
常に群で行動し、獲物をミラーワールドに引き込むと、獲物の生死を問わず、皆で寄って集って啄ばむ。
そして、ライダーの襲来を察知するや否や、蜘蛛の子を散らすように逃げだし、群の一部が現実世界に回ってライダーが使った鏡を叩き割り、ライダーが粒子化して絶命するまで逃げまわる。
その為、現実世界にいられる時間が長く、ライダーがミラーワールドに侵入した時に、どこの鏡から入ってきたのかを察知する能力を持つ。
ミラーモンスターとしては底辺に近い戦闘力しか持たないが、それ以前に「戦う」という発想自体がないので、チキンランナー相手にマトモな戦闘状態になる事は有り得ない。
598名無しより愛をこめて:03/09/18 20:21 ID:LXk6u31t
激しくスレ違いだけど・・・・

ナイト役の松田悟志とGacktが似てるって思ったのは俺だけかな?w
599名無しより愛をこめて:03/09/18 20:26 ID:B4JJxUeX
似てないだろ…
600名無しより愛をこめて:03/09/18 21:37 ID:hhtcRGD8
仮面ライダークロス
黒須銀二が変身する悪のライダー
南京玉すだれが得意
それを利用した必殺技は、
攻撃を受けた相手を衝天させる
601名無しより愛をこめて:03/09/18 22:33 ID:al9XqQa7
 ひさかたぶりにライダーを作成してみまつ

■仮面ライダー断牙(ダンガ) 変身者:元山カケル(モトヤマ カケル)
 身長:200cm
 体重:89kg
 最高視力:約20km
 最高聴力:約10km
 最大走力:100mを2.9秒
 ジャンプ力:ひと飛び45m
 パンチ力:0AP
 キック力:0AP
■召喚機 断召爪・キャリバイザー
 カマイタチの爪の形の召喚機。これ自身強力な武器となるが、
 カケルはこれを包帯でぐるぐる巻きにし、攻撃出来ないようになっている

■契約モンスター 封印の断剣・ソニックキャリバー(0AP。元は5000AP)
 カマイタチ型モンスター。鋭利な牙と爪が武器だが
 カケルの意思により、常に攻撃出来ない状態になっている
 (モンスターもまた包帯でぐるぐる巻きにされている)

■ソードベント カケルが破棄している。(元は2000AP) 
 
■シュートベント カケルが破棄している。(元は2000AP)
 
■ガードベント 剣の壁(2000DP)
 カマイタチの爪が幾重にも重なって出来た大型の盾。

■パララクスベント パララクス・タイド(0AP)
 ビルや障害物を暫くの間消滅させる。WIZのマロールような
 〔いしのなかにいる〕的な攻撃も可能
602名無しより愛をこめて:03/09/18 22:34 ID:al9XqQa7
■フェイジングベント テフェリーズ・アイランド(0AP) 
 隠れ身のカード。対象になった者は暫くの間消滅と出現を繰り返す。
 出現や消滅のタイミングを自分で選べないので、非常に使いづらいw

■バイバックベント ウィスパー・オブ・ミューズ(0AP)
 対象の、使い終わったカードをもう一度使用できるようにする。
 もちろん、ファイナルベントにも有効だ。

■スノーカバードベント アイス・エイジ(0AP)
 大雪を降らせる。あっという間に雪が膝の高さまでに達する

■ファイナルベント グロリアス・アンセム(6000AP)
 超高速分身ツープラトン攻撃、らしい…
 本人がカードを使う気が無いので効果は不明。
 
■ヴォイド (???)
 自ら戦闘を放棄したカケルに憤慨した神崎が渡した強化カード。
 強化体”仮面ライダー断牙ヴォイド”に変身可能。
 このカードも他の攻撃系カードと同じく、カケルの手を離れる事となる。
603ランバー作者:03/09/18 22:37 ID:al9XqQa7
>>601=602
コテハン書き忘れた。スマソ
変身者、元山カケルのキャラ設定は固まっていません…
キャラ設定、皆にまかせた!
604ランバー作者:03/09/18 22:40 ID:al9XqQa7
ヴォイドのカードはエッジあたりに譲りたいでつ。
理由?名前がしっくるくるから(爆
605ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/09/18 23:36 ID:9UY47V9g
>601-604
こ、これは……ランバーさん、貴方マジックをやってますね?

それはさておき、そこまで戦闘力を捨てるのなら、何故デッキごと……デッキ捨てたら食われるか。
606名無しより愛をこめて:03/09/19 01:52 ID:CB/4cCRl
そろそろ伐と別に一本主軸ストーリー作った方が良くないか?
607カマッタ:03/09/19 06:43 ID:082oJGEC
>>601-604
ヤヴァイくらいモロ・・・でもイイ!!
とりあえず便乗して名前を考えてみる。
ゲーティングベント・・・2体以上のモンスター持ちのライダーで、瞬間的に
モンスターを戻し、別のモンスターを出す
シャドーベント・・・自らの体を「影」にする
プロボークベント・・・近くにいるライダーを挑発してこっちに来させる
・・・駄目だ、吊ってくる
608名無しより愛をこめて:03/09/19 11:30 ID:5Ih9+cbH
現在479Kb
誘導できなくなる恐れがあるので、SS作者の方は次スレまでSSを温めておいてくだされ。
609名無しより愛をこめて:03/09/19 19:14 ID:Yku80R9m
>>608
確かにSS貼ると一気に20`とか増えるもんな。
610名無しより愛をこめて:03/09/19 21:56 ID:SQZqDLa2
しばらくは>>607サンのように
オリジナルアドベントカードを考案するっていうのはどうかな?
これなら鯖にも優しいし。
611名無しより愛をこめて:03/09/19 23:40 ID:+j9Zofty
>>610
別にSSって程じゃないライダーやモンスター紹介なら大して負荷にならないんじゃない?
勿論カード考案でも良いのだけど、正直602や607なMTGからそのまま持ってきただけでつまらん。
バイバックなんかは「コストを払って不要な手札を交換する」というゲーム上の意義を無視したただの便利技になってるし、
スノーカバードだって過去レスに出てきたカード案「フィールドベント」で充分だろう。
ちょっとは捻れ。
612山羊作者:03/09/19 23:51 ID:R2uZtkvD
>>ランバーさん
そうっすねー、611さんの意見にもちと賛成です。
ちょいとMTGのまんまかも・・・あまり人の事言えませんけど。
ネタでそういう風な名前を付けたのかもしれませんが・・・。
にしてもフェイジング、パララクス、テフェリー、スノーカバード、バイバック・・・・懐かしいですな。
613カマッタ:03/09/20 00:26 ID:mHyQkVxo
>>611
当然それは分かってますよ〜。あくまでネタな事。
というわけで特殊カードを投下。既出の可能性高し・・・駄目じゃん。
トランスベント:相手ライダーと装備している武器を交換する。
自分が武器を装備していない場合使用できないというか引かない。
デュアルベント;自分が装備している武器をもう一つ装備する。
一つしか持てない武器を装備中には引かない。
プロフォビデゥンベント:相手のデッキを一定時間封印する。(カードが引けなくなる。)
リコントラクトベント:契約モンスターを破棄する。
デッキはブランク状態になり、「コントラクト」と「シール」を1枚づつのみの
デッキになる。早く次のモンスターと契約しないと契約破棄したモンスターに
襲われる危険が伴う。素人にはお勧めできないレアカード
ダミーベント:ベントインするときに好きなカードの音声をバイザーに
出させることが出来る。音声を出したカードが武器系ならばその武器の模型を、
アドベントやファイナルベントならば模造品のモンスターを出現させる。
模型や模造品は幻で、300APくらいの攻撃を受けると消滅する。
役目は囮で、模造品や模型がコンファインやコピーされた時、「ダミーベント」
とバイザーから音声が出て、そのコンファインやコピーを無効化する。

イマイチなカード多し・・・バランスも考えねばな
614名無しより愛をこめて:03/09/20 00:34 ID:U9sBrpI4
ぼちぼちモンスターでも投下していきますか

バルバロック
真珠貝型モンスター(人型)。
手頃な(鏡面を持つ)装飾品に目をつけそれに付いて回って
現実世界に侵入して捕食るという呪いの宝石伝説を残しそうな性質を持つ。
戦闘では硬い殻と喰らいつきで戦う。

キャリエール
鯨型モンスター。
むしろ空飛ぶただの鯨(のフォルム)。
内部に大量のモンスターを載せて移動し、狩りのおこぼれに預かる災厄飛行船。
自身は特に武器を持っていないがその巨体だけで脅威。

ディグモール
モグラ型モンスター。
地下道のカーブミラーや地下鉄等地下を狩場とする。
頭にドリル、武器につるはしを使うガテン系。
615ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/09/20 00:53 ID:EffD7cCE
>>613
プロフォビデゥンベント……名前で某ガンダムを思い出したw
同様の効果のカードがあった気がする……
リコントラクトベント……これこそ僕らが望んだカードだ。確かに素人にはお勧めできないね。
トランスベント……これも面白いな。
616名無しより愛をこめて:03/09/20 00:54 ID:Hi4ZEZkf
>>613-614
だから長文はやめろと何度言ったらわかるんだ?

次スレぼちぼちキボンヌ
617名無しより愛をこめて:03/09/20 19:24 ID:Rkjrw5K6
オリジナルカードか……こんなんどうでしょ?

スイッチベンド…半径1Kmの範囲のミラーワールドと現実世界の環境を入れ換える。
        グルメ等、虐殺の好きな凶悪ライダーにどうぞ。
ワープベンド…指定範囲が無数の光の輪に包まれ、数秒後に範囲内の物がワープ。
       逃走、脱出以外にも、敵ライダーに使って一撃必殺も狙える。
アラームベンド…不特定多数のモンスターを呼び寄せる。
        呼び寄せるだけなので、そのままだと呼んだモンスター達と戦闘になる。
リムーブベンド…対象をミラーワールドから強制退去、現実世界のその場に出現させる。
        更に使用者が変身中の間は、ミラーワールドに入れない。
        モンスターに対してはほぼ無敵で、場所によってはライダーにも致命的。
クリエイトベンド…クウガよろしく、その辺の物を武器に変形させる。

まともなバランスなのは……クリエイトベンドくらいか? 精進精進……
618152:03/09/20 22:10 ID:4UWZSrOQ
涼しくなって頭もマトモになってきたのでそろそろ復活します。
現在、新ライダー考案中っす。・・・グレンの二の舞だけは避けますので・・・
619名無しより愛をこめて:03/09/21 00:25 ID:4lnO0k0K
>>618
せっかくだから次スレから頑張ってくれ。

しかし皆警戒して書き込まなくなったせいで今度は進行が遅くなっちまったな。
短いレスじゃ大して容量喰わんし。
感想戦でもするか?
620山羊作者:03/09/21 20:15 ID:n5CteE1+
>>619
感想戦とは、どのようなものでつか?
621名無しより愛をこめて:03/09/21 21:21 ID:7YiADOFB
>>山羊作者様
27のようなレビューの事だと思われ。
このスレのライダーも結構いるし、一人一人を深く突っ込んでいっても面白いかも。
622山羊作者:03/09/21 21:37 ID:n5CteE1+
>>621殿
教えて頂いてありがとうございます。

623山羊作者:03/09/21 22:56 ID:n5CteE1+
上のような事を聞いておいて何ですがいっその事もう次スレ立てちゃいます?
とは言っても私、恥ずかしい事にスレ立てなんぞやったことないのでどうなるかは知りませんが・・・・
どなたか意見くださいマシ。きっとSS溜め込んでる方もいらっしゃるでしょうから・・・私もでつが(汗
624山羊作者:03/09/22 09:14 ID:WpAxmWVw
えーと・・・進行が止まってしまうとどうしても飽きてしまいがちになってしまうので・・・。
次スレ、立てちゃいました。独断専行にてスミマセヌ。

☆お前達が考えた龍騎のライダー教えれ☆Part5
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1064189386/

625名無しより愛をこめて:03/09/23 10:29 ID:+nOnZqUX
次スレも出来たことだし、このスレ使い切ってしまった方が良くないか?
626ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/09/23 13:44 ID:We0LvqVY
>625
では、てきとーに小ネタでも。

オクトパイージス

…………ひ、捻り方が甘いなぁ……

と言うか、これじゃ『SDガンダム外伝』のモンスターだよ…………
627ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/09/24 15:41 ID:tZ/YP6oh
『ファイナルベント』『ファイナルベント』
 壁虎とギラードは相次いでカードをバイザーに押し込む。
「決めるぞ!」「ああ!」

 三位一体の突進を放つギラードの『ナイアガラスクリーム』

 両手に刃を構え、竜巻と貸して切り刻む壁虎の『黒虎乱舞』

 だが、その同時攻撃を受けてなお倒れぬ強敵、銀色の駿馬『ゼブラスカル・シルバー』……

「くそぅ、もうちょっとで倒せそうなんだが……」「ああ」命からがら現実世界に逃げ戻った二人。
「……思いついたんだが」「どうした?」「カードに頼らない攻撃ってのを編み出したらどうだろ?」
「……つまり、特訓で必殺技を編み出すのか?」「そうさ」「よし、それ採用」

 ミラーワールドから獲物を狙うゼブラスカル・シルバー。だが、その前に再び立ちはだかるダブルライダー。

「さぁ来い!」その突進を真正面から受け止めたギラード、敵の勢いを利用して高々と頭上に持ち上げ、グルグルと振り回す。
「喰らえ!『きりもみシュート』!!」ほおリ投げ、叩きつける。
「今度は僕が相手だ」ゲルニュートを踏み台にし、高く高くジャンプして……
「ライダーキック!」またも必殺と呼ぶべき一撃。
 そして、二人は改めてカードを引き抜き……
628名無しより愛をこめて:03/09/24 18:16 ID:6jG78NU8
埋め立てっと。
629カマッタ:03/09/24 19:51 ID:4PRvsBgA
埋め立てついでにカードを投下するなり!
フラッシュベント:MW内に閃光を放ち、敵の目をくらませる。0AP
またその激しい光はクリアーベントで透明になったライダーの姿を露呈させる。
アンマスクベント:一瞬で目の前にいるライダーの正体を知る。
職業、年齢、家族構成、学歴・・・プライバシーなどない凶悪カード
ちなみに女性ライダーに使うと失敗する可能性が高い。
オートベント:変身者が変身中に意識を失った場合、変身が解除される
前に、自動で戦闘を行う。カードを使用することも出来る。
タイムリミットまで一分半を切った時点で戦闘を中断し、撤収する。
このカードはデッキに入っていれば自動で発動する。
また、効果適用中に意識が戻った場合、効果が終了する。

またまた微妙・・・まぁいいや
630山羊作者:03/09/24 20:25 ID:JLrh5jgN
何KBで書き込めなくなるんでしたっけ?
631名無しより愛をこめて:03/09/24 21:07 ID:6jG78NU8
>>630
512Kbという微妙な数だったと思います。
632名無しより愛をこめて:03/09/24 21:09 ID:6jG78NU8
>>630
失礼、500Kbですた。
633山羊作者:03/09/24 23:25 ID:JLrh5jgN
>>632
ありがとうございます。しかし何か微妙に使い切りづらいですな。
634名無しより愛をこめて:03/09/26 21:32 ID:XL2LLiHb
このまま落ちるのもなんなので、保守ついでにオリジナルカード投下。

クエイクベンド…震度8の大地震を起こして、建物の倒壊などでダメージを与える。
        無論、自分も、逃げ遅れたらダメージを受ける。
トレードベンド…対象のライダーと、契約モンスターを交換する。
        モンスターの忠誠度があまり高くない相手でなければ、失敗する。
カウンターベンド…フリーズベンドなどの効果を相手にはね返す。
シールドベンド…自分を対象としたコンファインベンドなどの効果を、一度だけ無効にする。
エンドベンド…モンスターを逃し、ライダーを現実世界に放り出して、戦闘を強制終了させる。
デスマッチベンド…相手か自分が死なない限り、お互いにミラーワールドから出れなくなる。
         また、100m以上離れる事も出来ない。
         このカードの効果は、他の全てのカードに優先される。
ヘルプベンド…使い捨てのアドベンドカード。
       極めて強力なモンスターを一体、ランダムに呼び出して味方についてもらう。
コアベンド…要子供が描いた絵。子供の絵からモンスターを創造する。使い捨て。

……使い捨てのカードがなんとも微妙だ…………
635名無しより愛をこめて:03/09/28 19:14 ID:D0Yf9NBc
トレードベントは使い勝手が良さそうだが、カウンターとシールドは使い所が難しそうだ。
フリーズやコンファインなどの戦闘補助カードは結構珍しいので。もちろん龍騎本編のみだけど。
オリライダーはとにかく自分の考えたライダー=最強だから、そういうのは沢山持っている奴が多いから。
636ギルノイズ ◆olKbglHkuQ :03/10/02 22:00 ID:j+kpbQyr
>634
デスマッチベントは出てきたね。
637634
>>ギルノイズさん
ああ、あれ、漏れが書いた香具師(w
結構普通に使えるカードかな? って思って持たせてみたんですけど、どうなんでしょね?