【怪獣宇宙人】ウルトラSS【オリキャラOK】

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サユリ「私は小さい頃から友達にいじめられて、いつも1人で雪で遊んでた。
でも他の子がうらやましくて、仲良くしてくれる友達がほしいと神様にお願いした。
そしたら雪の化身、ダフリザーが出てきて私と遊んでくれた。
ダフリザーは親友だった。でも私がいじめられて、
あいつらを懲らしめてって言ったら、ダフリザーが村を襲って・・・
私のせいで、みんな死んじゃって・・・」
リョーマ「なるほど・・・それで怪獣は君を追ってここに来る訳か・・・」
カナ「大丈夫よ!兄貴達が怪獣なんて簡単にやっつけちゃうよ!」
サユリ「駄目!ダフリザーを殺さないで!」
二人はかなり驚いた。
カナ「どうして!?怪獣はあなたの村の人をみんな殺しちゃったのよ?」
サユリ「で・・・でもダフリザーは、私が望んだ友達よ。私の願いを聞いてくれて、強いし、私を守ってくれる」
カナ「そんな・・・でも・・・」
その時、ダフリザーがついに東京に上陸した。
リョーマ「俺は、行く!」
サユリ「リョーマさん!駄目!!」
サユリの叫びを無視して、リョーマはダフリザーの元へ走っていった。
リョーマは走りながら考えていた。
リョーマ(俺とサユリちゃんの境遇は同じようなものだ。怪獣に親を殺された俺と・・・
なのに、彼女はそれでも怪獣は友達だという。俺は逆に怪獣を倒したいと思っている。
どっちが正しいんだ?俺は怪獣を倒すためだけに今まで生きていたが、本当にそれは正しかったのだろうか・・・)
カナ「兄貴危ない!!」
ダフリザーは口から冷凍光線を吐いて街を凍らせている。その光線がリョーマにも。
リョーマ「く!くそおお。どうすれば」
マーズジェッター&ブレイダーが到着。ダフリザーに攻撃を開始した。
サユリ「やめてえええ!ダフリザーを殺さないで!」
サユリの悲痛な叫びと、逃げまどう人々の悲鳴。ダフリザーの鳴き声と爆音が響き会う中リョーマは・・・
リョーマ「エックス・・・俺はどうすれば良いんだ?確か君は、いろいろな星を見てきたと言っていたが・・・」
エックス「リョーマよ。それは君自身の選択に懸かっている」
リョーマ「そんな・・・全人類に懸かっているんだ。俺1人でそんな事はできない」
エックス「リョーマ・・・君はもう人間を越えた存在なんだ」
リョーマ「人間を越えた存在?」
エックス「そうだ・・・私と同じ力を持った特別な存在だ。しかし、それでも人間でもある」
リョーマ「どっちなんだ?」
エックス「それも自分自身で見つける事が大事なんだ」
会話がとぎれた。リョーマは決断した。
リョーマ「俺は、人々の夢や希望を奪う怪獣を倒すと誓った。」
腕のスパークブレスレットが光り輝く。
リョーマ「ダフリザーはサユリちゃんの唯一の希望なのかも知れない。
でも!もっと希望を見いだせるはずだ!人間として生きていれば!
新しい希望・・・それは新しい友達だ!!ウルトラマンエックス!!」
赤き光と共にウルトラマンエックスが登場した。
カナ「エックス・・・兄貴!」
対峙するエックスとダフリザー。
サユリ「・・・エックス・・・」
ダフリザーは冷凍光線でエックスを凍らせようとしていた。
しかし逆にエックスはその攻撃を全て受け流す。すると不思議な事に街の氷が溶け始めてきた。
ジンノ「すごい・・・エックスの体温が上昇しておる。その熱で街の氷が溶けているんや!」
フジタ「人に無害なエネルギーで氷を溶かしているのか・・・なんて素晴らしいんだ!」
エックスは身体を発光させた。ウルトラ全身発光は熱に弱いダフリザーに大ダメージを与えていた。
サユリ「やめて!ダフリザーを殺さないで!!」
エックスはダフリザーに向けてバルニウム光線を放とうとしたが、その声を聞いて止めた。
カナ「兄貴・・・いやウルトラマンエックス!撃つのよ!」
サユリ「嫌!ダフリザーを殺さないで!私の友達を殺さないで!」
カナ「バカ!!」カナはサユリの頬にビンタした。
サユリは突然の事で呆然としていた。
カナ「何言ってんのよ!いくら友達のためだって、
人を平気で殺すなんて・・・そんなの友達じゃないわ!ただの怪獣よ!」
サユリは、涙を浮かべながら、しばらくしてこういった。
サユリ「さよなら・・・ダフリザー・・・」
戦いながら一部始終を見ていたエックスは、ダフリザーを遠くに投げ飛ばした。
エックス「フウゥゥゥゥゥ・・・へァァ!!」
胸の前で火球を造り、ダフリザーに放った。必殺のメテオフレムである。
ダフリザーは、まるで溶けてしまったかのように消えた。

数日後、サユリはカナと一番の親友になっていた。
リョーマはパトロールのついでに、マナミと一緒に二人の所に来た。
マナミ「こんにちは〜♪」
リョーマ「サユリちゃん。その後どう?」
サユリ「ええ、カナちゃんの御陰で、私の事を考えてくれる人こそ本当の友達なんだと気づいたんです」
カナ「サユリちゃんもすっごく明るくなったしね!、マナミさん、兄貴の事頼みましたよ!」
リョーマ「ちょっとまてそれどういう事だよ!?」
マナミ「つまりあんたは私の下っ端って事よ♪」
リョーマ「そりゃないぜ・・・」
マナミ「でも・・・」
急に雰囲気が暗くなった。
マナミ「あの怪獣が、本当に私たちと解り合えたとしたら・・・
怪獣が本気でサユリちゃんと解り合って、人を殺さなかったら・・・」
リョーマ「・・・その時はその時さ!俺は、あの二人の未来を守る!」
笑顔で二人を見送るリョーマだった。
次回予告


新物質シネマニウムを襲う怪獣デクストラ。
研究所が危ない。さらにもう一つの影が・・・

次回ウルトラマンエックス第6話
「2大怪獣襲来(前編)」
今度もみんなで見よう〜
400dive4/12:03/10/24 16:57 ID:l6ZvKyx1
 数分後、病院に駆けつけた数名の男女。
 私服姿ではあるが、どうやら彼らがダイバー隊らしかった。
 しかしその中で、玉木が一度見た事のある人物の姿があった。
「初めまして、ヒュプノダイバー隊隊長・土方駿蔵です」
「え!?隊長って…」
 にんまりと笑みを浮かべる長身の濃い男・土方。
「偶然もあるもんだな。と、呑気に立ち話もしていられん。患者をダイバード
ックに輸送するぞ。トラップ症の進行が早まらないうちにケリを付ける!」
「了解!」
 土方の指示に従い、迅速に作業を行う面々。
 ヘリで患者を輸送し、ほんの十分後にダイバードックに到着した。
 ドック内の中心にある巨大な円筒状の機械<精神エネルギー炉・アストラル
ドライブ>を挟んで対になったカプセル(片方はヒュプノス=トラップ患者用、
もう片方は救助に当たるダイバー用)に、桐生院・沖田らが患者を乗せた。
 手早くアストラルチューブを脳の神経系に当たる部分に数カ所張り付け、カ
プセルの蓋を閉じると、すぐにダイバースーツに着替えた。
 旋風寺はコンソールから患者の乗ったカプセルを操作し、トラップ症状レベ
ルの解析を行った。
「トラップの状態をモニターに転送します。」
 X.Y座標曲線によって描き出される、精神空間の地形図。それは現実世界の
物と思えるほどの緻密な空間である。
 一連の作業を終え、玉木にお茶を勧めた旋風寺(ちなみに軍服姿)。
 にこっと笑顔で会釈する旋風寺に、玉木はさらに驚いた様子で湯飲みを抱え
てぽかーんとしていた。
 再び定位置に戻った旋風寺の傍らで、土方(まだ私服)はモニターを見つめな
がら呟いた。
「こいつぁ…怪獣映画のセットそのまんまだな」
「ウルトラマンが好きな子なら、こういうイメージもあるでしょうね。それで
隊長、モード変換は…?」
「ダイバーのみで行こう。患者の精神的な負担を考慮してな」
401dive4/13:03/10/24 16:59 ID:l6ZvKyx1
 沖田は早速アストラルドライブに付属するカプセルへと入った。
 「アストラルドライブ起動! ダイブゲートオープン!」
 旋風寺がコンソールで操作を行うと、カプセルを通して患者とダイバーの精
神がアストラルドライブへと転送された。
 そして旋風寺があるスイッチを叩き押すと、コンソール横から銃のような物
とターゲットがせり出し、旋風寺が一定の位置に銃身をあわせた。
 「ポイントロック! シュート!」
 旋風寺が引き金を引くと、アストラルドライブから眩い光が発し、カプセル
内を光の粒子が包んだ。
 同時にカプセル内からは、トラップマップの奥に吸い込まれるように、光の
粒子が加速し映し出される。
 実際に重力が掛かっているわけではないが、まるで戦闘機にでも乗せられた
ような圧迫感が全身に伝わる。
 光の粒子がゆっくりと消えた次の瞬間、仮想空間が目の前に広がっていた。
「ウルトラマンって、こんな感じなのかな…」
 ダイバーの足下に広がる、可愛らしいおもちゃのようなセット。
 そしてその中でうずくまっている、半透明の明るいグリーンの身体がまるで
ガラス細工のように美しい、明らかに恐竜<ブラキオサウルス>とも言うべき形
のナイトメア。
「緑は本来、安心感を与える色だ。新入社員でまだ若いなら、未熟、青二才の
イメージともとれる。子供のストレス発散にも使われる色だが、これは…」
 ナイトメアはゆっくりと起きあがると、おもちゃのビル街を悠々と闊歩し始
めた。
 まるでその姿は怪獣映画さながらで、妙なかわいらしささえ感じられる。
「あの色はさしおり…ナイトメア・ライムか」
 沖田はライムの前へと降り立ったが、次の瞬間、ライムは恐竜形態から、突
如後ろ足で立つ人型形態へと変貌する。
 そして背中と両腕、両足から鋭い鰭が突出した。
402dive4/14:03/10/24 17:02 ID:l6ZvKyx1
「!?」
 ヒュプノス=トラップの番人である本性を現したライムは、鋭い鰭を振り上
げヒュプノダイバーに突進した。
 防御する物の、鋭い鰭に微かに切り裂かれダメージをおうダイバー。
 そのとき、ビルの一角に英美の姿を見つけた。
 ライムの第二弾の突進が来る前に、ヒュプノダイバーは素早く建物の中へ身
を潜め、英美の下へ駆けつけた。
「川村英美さんですね。玉木さんが現実世界で待っています、早く戻りましょ
う」
「でも、ここ凄く楽しいよ?」
 うつろに笑みを浮かべる英美の肩をつかみ、沖田はきっぱりと言った。
「たとえ楽しくても、ここにはあなたと一緒に楽しんでくれる友達は居ません。
居るのは、あの怪獣だけです」
 振り仰ぐ沖田の視線をたどり、英美はおもちゃの町を破壊し尽くすライムを
見た。
 淡い色彩の可愛らしい建物がことごとく崩されていく様に、英美は強く悲し
みを覚えた。
 壊されていく夢の空間。
 沖田の瞳に怒りの炎が宿った。
403dive4/15:03/10/24 17:03 ID:l6ZvKyx1
「もうこれ以上…夢を弄ぶな!」
 沖田の怒りと呼応し、胸部中心に付属したコアユニット<エンディミタイド>
が強く発光した。
 赤から青へとグラデーションを帯びた光のオーラが、ヒュプノダイバーの身
体から拡散されていく。
 拡散された光は徐々にはっきりとした形を帯びていく。
 そして。
 巨大化したライムと対峙する<光の巨人>ヒュプノダイバー。
 エンディミタイドを中心に両手をかざした瞬間、エンディミタイドから放た
れた光が、ダイバーの周囲に金色に輝く光のリングを作りだし、ダイバーを囲
むように二本、球を描くような形でランダムにゆっくりと回り始めた。
 再び鰭を構えて突進するライム。
 だがライムの身体は空を切り、次の瞬間には金色の輪の中へと封じられてい
た。
 ライムを固定する金色の輪。
 ダイバーが両腕を広げると、ライムの周囲から外側に、もう一本の光の輪が
輝きだし、その光はトラップマップ全体も覆い尽くした。
 マップ内の光全てが黄金に輝き出す。
「ジャスティ=エンド!」
 その瞬間、全方向から黄金の帯が一直線にライムめがけて幾重にも集中し突
き刺さった。
 突如ガラスのような光の欠片となって粉々に砕け散るライム。
 そして砕けた欠片は光の粉となってマップ世界に拡散し、消えた。
 黄金の光から再び白の光へ。
 浄化されたマップに只一人、ヒュプノダイバーは降り立った。
404dive4 Epilogue:03/10/24 17:06 ID:l6ZvKyx1
 ヒュプノス=トラップの消滅と共に、患者は無事に意識を取り戻した。
「英美ー!!」
 九州市内(中心部)の医療施設にて。
 こぢんまりとした病室で目を覚ました英美はぼんやりと身体を起こすのだが
突然玉木が泣きそうな顔で英美の手を取った。
「え…どうしたの?」
「ヒュプノス=トラップだったってー!あんた!」
「はぁ?」
 訳が分からずぽかんとする英美は、玉木の傍らにいる青年に目をやった。
 これまた長身で古風な顔立ちの、しかも身体にぴったりとした装飾物付きの
近未来的なスーツを身につけた青年である。
「最終的な検査もしましたが、治療後の後遺症もありませんね」
 安堵する青年の笑顔に、英美は思わず言葉を失った。
 夢の中で怪獣と戦っていたウルトラマンらしき人物と青年の衣裳は見事に合
致していたのである。
 礼を言うのも忘れ、英美はその姿をぼんやりと見つめていた。
 ふっ、と笑顔を浮かべながら青年はベッドの傍らに腰を下ろした。
「精神的に極度の疲労、または心に何らかの傷を持っている人間には強く発病
する恐れがあるにしても、ヒュプノス=トラップは必ずしも恐い病気とは限り
ません。どちらにしても自分の気の持ちようですから、心配する事はありませ
んよ」
「はぁ…」
 格好が格好であるにしろ、ヒーローと言うよりはまるで患者に処方箋を与え
る医者のような口調であった。
(実際、沖田は医大生だから似たような物であるが)
405dive4 Epilogue:03/10/24 17:08 ID:l6ZvKyx1
 後日。
 九州市内のスターバッグスにて友人・玉木ととりとめのない会話をしている
のは、件の川村英美である。
 キャラメルマキアートを一気に飲み干しながら、ぽつりと呟いた。
「あたし…ダイバー隊にはまったよ」
「マジ?」
「悪いけどヴァルガーよりずっと格好いいわ」
「確かにねー、映像よりもやっぱり本物の方が強いと言えば…」

 ウルトラマンランド好きだった川村英美は、結局ダイバー隊との遭遇が尾を
引いてしまい、友人共にすっかりファンになってしまったという。

 ちなみに、この話はフィクションです……多分。

(NEXTtoDIVE→→→おそまつさまでした)
406diveXX:03/10/28 15:02 ID:wwwTOaDE
関係ないとは思うのですが、一応ウルトラマンランドの話を書いたのでちょっ
と私信。
友人がいろいろと世話になった、ウルトラマンランドの方が退職されたそうで
す。96年完成からずっと携わってきた方らしく、自分も世話になったので何か
寂しい感じがします。
今回の話が、その餞代わりになるとは思いませんでした。
双頭怪獣デクストラ 宇宙大怪獣キングアネモス登場


ある日、全国の新聞の一面にこんな記事が載った。
「世紀の大発見!新元素シネマニウム」
シネマニウム。今まで確認されていなかった新元素は、霧門岳という山の噴火口近くで大量に見つかった。
それを見つけたのはミヤノ教授率いる研究チームだった。

マナミ「え〜何々?”偶然霧門岳を調べていたら発見してしまった。神様に感謝したいです。とミヤノ教授は話し、研究チームのメンバーと共に祝福していた。この発見はノーベル賞もほぼ確実と言えよう”だって!」
MAZ基地内のロビーで新聞を読んでいたマナミが話した。
ジンノ「ミヤノ教授はワイの憧れの人やからな〜。めでたいねえ〜♪」
子供のように喜んでいるジンノ。
カジワラ「しかし、そのシネマニウムは一体何に使えるんだ?」
リョーマ「もし有害物質だったらどうするんですか?」
マナミ「え〜と・・・大丈夫よ。凄いわよ。うまく利用すればどんなエネルギー源にも有効利用出来るみたい!」
ナリタ「”うまく利用すれば”か・・・」
カジワラ「ナリタさん!」
防衛隊隊長のナリタが言った。
ナリタ「俺が心配なのはこの物質を狙って世界各国が戦争とかに使うかも知れないって事だ。平和連合にやり方が気に入らない国があるだろうしさ・・・」
リョーマ「それに、もし宇宙人の標的にされたりしたら・・・」
不穏な空気が流れたロビーだったが、発見されてから既に2週間。何事もなく日々が続いていた。
研究チームは、霧門岳のふもとに研究所を設立し、シネマニウムの研究、実験が日々行われていた。
ミヤノ「うーむ・・・やはりそうか・・・」
白髪混じりの頭をかきながら、ミヤノが言った。
オオワダ「教授・・・やっぱりそうなんですね?」
部下のリーダー格、オオワダが言った。
ミヤノ「ああそうだ。この霧門岳は、宇宙から振ってきた隕石の可能性がある!」
このニュースもすぐに放送され、人々の衝撃を誘った。

ミヤノ「霧門岳の地質は、隕石と同じ地質だったのです。そのため山の部分は昔地球に落ちてきた隕石だった可能性があります
よってシネマニウムも、宇宙の物質だった可能性があります。」
ザワザワと記者達は騒ぎ始めた。カメラのフラッシュが叩かれる。
記者「それにしても霧門岳の様子に誰も気がつかなかったんですか?」
ミヤノ「それは仕方ありません。現在は霧門岳の地質は地球の地質と殆ど混ざってしまっていて、我が研究所の最新式のコンピューターの御陰で解ったんですから」
ますますフラッシュが強くなった。

その日の夜。
ミヤノ「みんな良くやってくれた。これもみんなの協力があったからだ。ありがとう」
オオワダ「それは我々のコメントですよ。教授は本当に素晴らしい・・・」
その時・・・急に地鳴りがした。
オオワダ「どうした!?」
研究員「解りません!!地震でもないし・・・」
それは、霧門岳の中から現れた怪獣の仕業だった。
ミヤノ「怪獣だと・・・おい!すぐにMAZに連絡するんだ!」
研究員「は、はい!!」
出動したMAZ隊員だったが、怪獣デクストラは研究所を狙っていた。
フジタ「だめだ。攻撃できない」
リョーマ「え・・・何故です!!」
フジタ「あそこには、発見された全てのシネマニウムがあるんだ。よし、一旦着陸して、研究員達を救出するぞ」
カジワラ「了解」
フジタ「ナリタ、防衛隊の出動を頼む。至急、”例の物”を持ってきてくれ」
ナリタ「わかった。今すぐ行く」

ジンノ「大丈夫ですか〜!!」
研究員達の救出は早急に行わなければならない。
カジワラ「さ、こっちだ!早く!」
その時、研究所についにデクストラが近付こうとしていた。
リョーマ「ヤバイ!研究所が・・・」
なんとしても食い止めなければ。リョーマはスコーピオンショットを発射した。
オオワダ「MAZの奴何やってんだ!!研究所に行く前に食い止めろよ!」
攻撃で何とか動きを封じている。その時
フジタ「ん?来たな・・・」
1機のマーズジェッターが飛んできた。
防衛軍が主に使用するマーズジェッター0(ゼロ)が、デクストラに接近していく。
フジタ「ナリタ!良く狙えよ」
ナリタ「任せておけ。外すなんてヘマはしないさ」
すると、下のカタパルトからミサイルが顔を出した。
リョーマ「隊長。ナリタさんが持ってきたのは一体・・・」
ジンノ「ワイが説明しましょ」
神野が話に割り込んできた。
ジンノ「あれはワイが開発した超協力麻酔弾、”ハイパーS(スリープ)”や!どんな怪獣でも24時間眠り続けるで!」
なんて安直なネーミングだと思いつつリョーマとカジワラは、ジェッター0の行く末を見守った。
ナリタ「よし、くらえ怪獣!!」
ハイパーSはそのままデクストラの背中に突き刺さった。
デクストラ「グオオオオオオオオ!!」
一回雄叫びをあげると、デクストラは倒れて寝てしまった。
カジワラ「よし!ひとまず作戦は成功だな」
フジタ「よし、奴を人のいない山奥に運ぶぞ。そこで改めて攻撃開始だ」
リョーマ「了解」
ジェッター1,2とブレイダーから発せられたワイヤーでデクストラを掴み持ち上げ始めた。
フジタと共にその場に残った研究チームメンバーは喜んだ。
ミヤノ「ありがとうございます」
オオワダ「シネマニウムは、我がチームの誇りのような物。それを壊されたりしたら・・・」
フジタ「ええ、とりあえずこれで安心かと思いますが・・・」

その頃、WDFの宇宙ステーション「スペースドーム」が、謎の怪獣に襲われていた。
しかしスペースドームは、本部に連絡を入れる前に壊滅してしまった。
ジェッターでデクストラを山奥へ運ぶMAZ。
ナリタ「やれやれ、怪獣もこのままおとなしく永遠に寝ていてくれたらいいのにな」
カジワラ「そんなに甘い物じゃないですよ」
ジンノ「まあこの怪獣も、寝ながらワイ達の攻撃受けたんじゃひとたまりもありませんなあ〜♪」
全員大笑い。リョーマも笑っていた。しかし、
リョーマ(なんだ?この胸騒ぎは・・・何か・・・何か嫌な予感がする)

研究員「な、なんだこれは?」研究所の中で待機していた研究員が叫んだ。
フジタ「どうしたんです?」
研究員「さっきの怪獣の熱エネルギーがどんどん上昇しているんです!」
ミヤノ「なに?・・・!!こ、これは!!」
ミヤノの顔が青ざめていく。
フジタ「どうしたんですか教授?」
ミヤノ「・・・怪獣の体の中に・・・シネマニウムが・・・」
オオワダ「何ですって!!」
フジタ「・・・・」

体温の上昇に伴い目覚めたデクストラは、ワイヤーに噛みついた。
ジンノ「んなアホな!!まだ2時間もたってないで!!」
ナリタ「ともかく、ワイヤーを切り離すんだ!」
ジェッター2とブレイダーは切り離した。しかし、リョーマの乗るジェッター1は噛みつかれたままだった。
リョーマ「くそう・・・離せよ!!うわああ!」
バランスを崩し、墜落するジェッター1
カジワラ「この怪獣め!」
ミサイル攻撃を開始するMAZ。しかし、デクストラはそんなのに目もくれず、研究所の方向に進んでいった。
ジンノ「あかん!このままやと隊長達が!!」
その時、研究所の前に赤き光が光臨した。閃光の中から現れたのは、もちろんウルトラマンエックスである。
エックスはデクストラに飛びかかった。まずは研究所から怪獣を引き離す事だ。
しかしデクストラも負けてはいない。エックスとそのまま押し合いになった。
エックス「デァァァ!!」
そのままエックスはデクストラの巨体を持ち上げて投げ飛ばす。
エックス「ヘァァァ!」
そのままデクストラに馬乗りになり、背中にパンチを撃ち込む。その時、
大蛇のようなデクストラの二つの長い首がムチのようにしなり
エックスの脇腹を攻撃した。打ち倒され逆に馬乗りされるエックス。
そのまま怪獣はエックスを踏みつけながら研究所に進む。

ナリタ「何故だ?どうして奴はそこまでして研究所を狙うんだ!?」
立ち上がったエックスはデクストラの背中にエックスフラッシュ光線を撃ち込んだ。
怒ったデクストラは口から青白い光線を吐いた。
ミヤノ「あ、あれは!あの独特の青白い色・・・間違いない。奴はシネマニウムをエネルギーにしている!!」
フジタ「なんですって!?」
シネマニウム光線を何とか避けたエックスだが、その後ろの山が一瞬にして炎の海と化した。
カジワラ「凄い威力だ。あんなのまともに喰らったら・・・」
その時、MAZ本部はようやく宇宙から猛スピードで飛んでくる謎の怪獣の影を捉えていた。
さらにその怪獣はデクストラの方向へ向かっているのだ。

フジタ「なんだと、!?マナミ本当か?」
マナミ「本当です!後1分で到着します!」
その言葉通り、凶悪そうな顔をした、いかにもな怪獣が現れた。

エックスのカラータイマーが点滅を始めた。
2大怪獣に挟まれ苦戦するエックス。
突然現れたこの宇宙怪獣の目的はなにか!?
デクストラとの関係は!?
そして、果たしてエックスは勝てるのか!?

続く



次回予告

シネマニウムを中心に、怪獣、人間、そしてエックスの死闘が始まる。

次回ウルトラマンエックス第7話「2大怪獣襲来(後編)」

さあみんなで見よう!!
414名無しより愛をこめて:03/11/04 23:47 ID:Q5TLWIf8
hoshu
415ウルトラマンエックス:03/11/05 16:02 ID:2cBCbze/
最近誰も来ないですね。
1さん他の方々どうしたのかな?
416diveXX:03/11/05 18:01 ID:ygTD5Fu7
すいません!
別のネタ書いてて横道それました。あと、ちょっと忙しいのも重なってます。
5と6は考えてはいるけど。
双頭怪獣デクストラ 宇宙大怪獣キングアネモス登場

フジタ「なんて事だ!一度に2匹の怪獣がエックスを襲っているとは・・・」
シネマニウム研究所近くに現れた怪獣デクストラと戦うエックスの前に、もう一匹の怪獣が現れた。
その場所に導かれるかのようにやってきた宇宙怪獣キングアネモスは、空を飛びながらエックスに向かってきた。
エックスはそれを正面から受け止めたが、逆にエックスは押されてしまう。
さらに、後ろにいたデクストラがその長い首を伸ばしてエックスの足に噛みついた。
ジンノ「アカン!このままやとエックスが・・・」
エックスはついに倒された。
カジワラ「だめだ!トドメを刺される!」
しかし、2大怪獣はなんとそのまま取っ組み合いを始めたのだ。
よろよろと立ち上がったエックスは、光と共に消えた。
小さくなった光は、墜落したマーズジェッターのそばに飛んでいき、リョーマの姿に戻って倒れた。

一方戦いを続けるキングアネモスとデクストラ。
ジンノ「こりゃ好都合だぜ。このままどっちか・・・いや相打ちしてくれればええんやけど・・・」
カジワラ「そううまくはいかないだろ。今のうちに隊長達を脱出させよう。ナリタさん、ここはよろしく」
ナリタ「わかった!」
研究所内部では、ミヤノが青い顔をしていた。
ミヤノ「このままでは・・・恐ろしい事が起こるぞ・・・」
フジタ「教授・・・どういう事ですか?恐ろしい事って・・・」
ミヤノ「・・・・」
ミヤノは黙ってしまった。
その時、ジンノとカジワラが来た。
ジンノ「隊長!助けに来ましたで〜!!」
カジワラ「さ、他の皆さんも・・・早く!さ、教授!」
ミヤノ以下研究員が逃げた。しかし、1人だけそこに残っていた。オオワダである。
オオワダ「ここにはシネマニウムがあるんだぞ!ここを動くわけにはいかないんだ!」
ミヤノ「オオワダ君!そんな事いってる場合ではないぞ!速く逃げるんだ!」
オオワダ「いやです!俺は、教授以上にこの研究に命を賭けてきたんだ!この研究所が壊されたら、
     シネマニウムの資料が全て無くなってしまうのと同じだ!俺はこの研究所から離れるのは嫌だ!」
ミヤノ「そんな事いってる場合ではない!怪獣は、怪獣自体がシネマニウムを持っているかも知れないんだぞ!」
一同は驚愕した。
フジタ「・・・今は逃げる事が先決です。さあオオワダ君はやく!」
オオワダは渋々逃げる。
その時も、2大怪獣はなおも戦い続けていた。デクストラがシネマニウム光線を放った。
その光線を、キングアネモスは吸収してしまった。デクストラはそれを見て形勢不利と見るや、地中に潜ってしまった。
キングアネモスには、地中に潜る能力はないようだ。再び宇宙へと舞い上がっていった。
419ウルトラマンエックス:03/11/11 21:45 ID:8/oEePLf
アクセス規制かかってました(w

420名無しより愛をこめて:03/11/13 10:10 ID:/lGWiYp9
ウルトラマンはーと
続きが気になります。子供たちが主役とか言うとウルトラマン自体も
ウルトラマンボーイみたいにイメージしてしまいますよw

ヒュプノダイバー
全く新しいウルトラマンですね。円谷もこういうのやってもいいんじゃないですか?
龍騎やファイズでライダーが成功しているんだから尚更ですね。

ウルトラマンX
こちらは正統波ウルトラマンって感じです。主人公の苦悩とかが詳しくかかれれば
第2期ウルトラでも見られたような展開になりそうです。


この上記3作品テレビ放映しろって円谷に言うかな・・・w

がんばってください
>420
ありがとうございます!
ヒュプノダイバー俺もお気に入りですw
1さんも出てきてくださいよ!

では本編

宇宙へ向かうキングアネモスを見て
フジタ「やつは、再び来るだろう・・・あの地底怪獣と何か関係がある」
カジワラ「ええ。あの怪獣は、この場所に一直線に飛んできた。何かある!」
フジタ「それより、リョーマはどうした?」
ジンノ「それが・・・ジェッターが墜落して、行方不明に・・・」
フジタ「何だって!」
不穏な空気が流れ始めた。そこへ
ナリタ「安心しろ。リョーマはここだ」リョーマを抱えながらやってきた。
ナリタ「傷は深いが、死にはしない。はやくWDFメディカルセンターに運ぶんだ」
カジワラ「よし。皆さんも一応検査などを受けてもらいます。よろしいですか?」
ミヤノ「は、はい」
フジタ「あ、それとミヤノさん。あとで詳しく話を聞かせてもらいますよ」
ミヤノ「・・・わかりました」
マーズブレイダーに乗り込んだ研究員一同と共に、基地へ帰路を急いだ。
>420ってどうやら俺の弟ですね。
知らないうちにカキコしてやがる。別に自作自演していたわけではないですよ。


ジンノ「これは、シネマニウムや・・・」
本部で分析を行っていたジンノが言った。
カジワラ「シネマニウムって、この地底怪獣が何故・・・」
デクストラの体内から大量のシネマニウムエネルギーが検出されたのである。
ジンノ「それだけじゃないで。見てください。宇宙怪獣からもシネマニウムが」
マナミ「どういう事かしら・・・」
カジワラ「マナミ。お前メディカルセンターに行ってたんじゃないのか?」
マナミ「今帰ってきたんです」
ジンノ「それで、リョーマは?」
マナミ「まだ寝ています。カナちゃんも見舞いに来てるんですが・・・」
カジワラ「そうか。大丈夫かな・・・」
皆黙り込んだ。
マナミ「リョーマ・・・」

メディカルセンター。WDFの隊員が主に通院や、入院をする専用病院である。
WDFの施設としては珍しく一般人が見舞いなどで入れる唯一の所である。
カナ「兄貴・・・いつになったら目覚ますのかな・・・」
ヒロエ「大丈夫よ。薬が効いて眠ってるだけ。そろそろ目が覚めるんじゃない?」
メディカルセンター看護婦の、フジタヒロエが話した。
カナ「じゃあ私、そろそろ帰らなくちゃ。ヒロエさん、あとはお願いします」
ヒロエ「わかったわ。心配しなくても、お兄さんは絶対良くなるから」
カナ「は、はい」

WDFの会議室。WDFの重役達が集まり、2大怪獣対策会議が開かれた。
そこには、ミヤノ博士の姿もあった。怪獣を倒すヒントとして、ミヤノの意見を聞こうという魂胆だった。

ミヤノ「これは、既に解っている方もいるでしょうし、いずれ調べればすぐに解る事です。いいましょう
    あの2匹の怪獣は、シネマニウムをエネルギー源として常食しているんです!」
室内がザワザワと色めき立った。
ミヤノ「これは紛れもない事実です。シネマニウムの反応が、あの怪獣からでたんです」
フジタ(やはりそうだったのか・・・)
424名無しより愛をこめて:03/11/15 03:07 ID:DH/F/Bv5
>ウルトラマンエックス
いまは「看護婦」って呼ばないよ。「看護師」だよ。


>>424
あ、やっぱり?書いた後そう思いました。失礼しました。


その頃、リョーマはゆっくりと目を覚ました。
リョーマ(ここはどこだ・・・)
ドアに書いてあった、WDFのロゴを見て、ここがWDFの施設である事を察知した。
ヒロエ「気がつかれました?リョーマさん」
リョーマ「・・・君は?何故俺の名前を知っているんだ?」
ヒロエ「知ってて当然です。だって、患者さんの名前ぐらい確認するでしょ?」
リョーマ「そうだけど・・・何か前から知っているような、そんな感じがしたんだ」
ヒロエ「へえ〜!よく解りましたね〜!、私、フジタヒロエって言います」
リョーマ「フジタ・・・じゃあ君は隊長の!?」
ヒロエ「はい」
リョーマ「お、おおお、奥さん!?」
ヒロエ「ウフフフフ。違いますよ。娘です!」
リョーマ「あ、やっぱり?」


マナミ「てことはシネマニウムって、宇宙に有るって事?」
ミヤノ「そう言う事です。いや、正確には”有った”といった方が良いかな?」
カジワラ「どういう事です!?」
会議で話した事を、再び隊員達に説明するミヤノ博士。
ミヤノ「シネマニウムをエネルギー源にしている宇宙怪獣だったが、長い年月をかけて宇宙には無くなってしまったんだろう」
ジンノ「それで、シネマニウムのある地球に来たと言う訳や」
カジワラ「シネマニウムのある霧門岳や、同じくシネマニウムがある研究所と地底怪獣の方へ行った訳は分かった」
ミヤノ「おそらく地底から現れた怪獣は、シネマニウムの影響で、あの容姿から想像すると、蛇かトカゲが変化した姿でしょう」
マナミ「シネマニウムを持っている地底怪獣を、宇宙怪獣が狙ってるのね。だからエックスそっちのけであの怪獣を襲っていたのね」
ジンノ「なら、シネマニウムを全て破壊する事が出来れば・・・怪獣のシネマニウムの身体ごと破壊できる薬みたいなのが出来れば・・・どうですミヤノ教授?協力してもらえませんか?」
ミヤノ「・・・解りました。人類のためになるなら何でも!」
その時、警報が鳴り響いた。
フジタ「また2大怪獣が出たらしい。ジンノはシネマニウム用兵器が出来次第出動せよ!」
ジンノ「了解!」
フジタ「マナミ。防衛隊にも出動を要請しろ。出動!」
カジワラ&マナミ「了解!」
その会話を密かに聞いていたのは、オオワダであった。

基地からマーズブレイダー、マーズジェッター2、3機のマーズジェッター0が出動した。
霧門岳の研究所には既にシネマニウムはない。キングアネモスは、デクストラを追って住宅地にやってきたのだ。
フジタ「いかん。このままでは大惨事になるぞ。怪獣を住宅地に近づけるな!」
リョーマ「え?出動した!?」
マナミ「ええ。またあの2大怪獣が現れて・・・」
無線機で本部に連絡したリョーマは、この事実を聞かされた。
リョーマ「俺も行かなければ・・・」
ヒロエ「駄目です!まだ安静にしていないと」
リョーマ「俺がこうしている間に、罪のない人々が苦しんでいる。そう言う風になるのは嫌だ」
ヒロエ「・・・・」
リョーマ「隊長の娘さんなら・・・解るよね・・・?」
ヒロエ「気を付けて・・・」
リョーマは、ヘルメットとスコーピオンショットを持って本部へ向かった。
その頃、
ジンノ「出来た!」ついに、シネマニウムエネルギーを破壊する、シネマニウムワクチンが完成した。
ミヤノ「・・・これで、あの怪獣を倒す事が出来る」
その時、ジンノの通信機が鳴り響いた。
ジンノ「こちらジンノ・・・リョーマ!?」
リョーマ「ジンノさん。俺も行きます!連れて行ってください!」
ジンノ「お前は止めても無駄みたいやな。戦場へ出たら泣き言は許されへんで!」
リョーマ「解ってますよ!」
住宅地へ徐々に侵攻してくるデクストラ。それを追うキングアネモス。
マーズジェッター0が、一機、デクストラに近付いていった。
攻撃を受けても全く通用しないデクストラ。さらに、キングアネモスも、自分の獲物を横取りされると思ったのか
シネマニウムエネルギーの破壊光線を放つ。撃墜されたジェッター0。
ナリタ「くそ!俺の同報になんて事を!カトウ!早く脱出しろ」
その時、レーザー弾がキングアネモスに直撃した。
マーズジェッター1と、マーズジェッター0がやってきた。
フジタ「ジンノと・・・リョーマか!」
ジェッターはその後着陸。
ミヤノ「リョーマ君。そのワクチンミサイルを怪獣に撃ち込むんだ!」
リョーマ「よし!」その時
オオワダ「撃つな!撃つんじゃねえ!」
ミヤノ「オオワダ君!!」
オオワダ「あの怪獣を殺すな。あの怪獣を殺さず生け捕りにするんだ。シネマニウムが有るんだからな」
ミヤノ「オオワダ君何言ってるのだ!?シネマニウムが有るからって、このまま奴を放っておく訳にはいかないだろ!」
オオワダ「教授!教授は、あの研究に、命を賭けていたじゃないですか!まだ見つかっていない元素があるはずだといって、命を賭けて研究してたじゃないですか!
     俺だってそうだ!この研究で、地位と名誉がもらえる!そのために研究してきたんだ!シネマニウムを消すなんてそんな事させるか!」
リョーマ「何言ってんだ!今地位とか名誉とかそんな事言ってる場合じゃないだろ!?・・・あ!」
ジンノ「どうしたんや!?」
リョーマには聞こえていた。ウルトラマンとしての超能力で、逃げ遅れた住民がまだいる事を。
リョーマ「やばい!」
ジンノ「リョーマ!どこ行くんだ!?あ、あれは、人だ!」
上空で攻撃を続けるジェッターにも通信が入った。
カジワラ「なに!リョーマが人を助けに行った!?」

住民の所へ向かうリョーマ。しかし、怪獣は刻一刻と迫ってくる
リョーマ「逃げろ〜!早く逃げろ〜!」
フジタ「い、いかん!」
リョーマ「くっ!ウルトラマン、エックス!」
リョーマはウルトラマンエックスの変身した。
4291:03/11/16 23:09 ID:iiDUtldt
皆様おひさしです・・・
仕事忙しくてヘロヘロでご無沙汰しちゃってごめんなさい(涙
今しばらくお待ちいただければ
最初の2話だけは必ずUPしますので
430名無しより愛をこめて:03/11/18 23:47 ID:MRZCqoD5
シアターQ
ttp://www.geocities.co.jp/Technopolis/3215/geomain.htm
メインゲート 【ウルトラ大博物館】
ttp://www.geocities.co.jp/Technopolis/2078/

オリジナル作品「ウルトラマンジオ」のサイト。ネットでは最も有名なオリジナル
作品じゃないかな。
1さんお元気でしたか。
かく言う僕もテスト期間中と言う事でなかなか一度にカキコできませんでした・・・

>430
僕も知ってます。かなり凄いですよね。テレビでやっても普通に通用するでしょうね。
あんな風なのを目指したいです。

本編

エックスはデクストラの前に立ちふさがる。住民はその間に逃げる。
キングアネモスにジャンプキックを食らわす。キングアネモスは怒りに振るえていた。
さらに、マーズブレイダーの攻撃と、シネマニウムを食べていない空腹感による苛立ちも相まって、
さっきから自分を邪魔するエックスに攻撃を開始した。いきなり強烈な破壊光線をはなつ。
オオワダ「ヤバイ!早く避けろ!」
しかしエックスは避けない。もちろん直撃する。
オオワダ「なぜ、なぜエックスは避けなかったんだ・・・」
ミヤノ「・・・後ろにあるのは住宅地だ。避けたら駄目だったんだよ」
オオワダ「あ!・・・」
倒れ伏すエックス。さらに後ろからデクストラも攻撃してくる。
どうやら、邪魔なエックスを一緒に始末しようという事らしい。
ジンノ「あんた!地位と名誉がほしい抜かしよったけど、シネマニウム残してたらこうなりまっせ?
人類の驚異になりますわ!そしたらあんたは誉められるどころか、加害者になりまんな!」
オオワダ「・・・・」
エックス「グワァァ・・・!!」
再び二大怪獣に挟まれ大ピンチのエックス。
カジワラ「エックスを援護します!」
フジタ「よし、ロケット弾発射!」
デクストラの背中にロケットが直撃する。その隙にエックスは中心から脱出した。
その頃地上では、なかなかシネマニウムワクチンミサイルを発射出来ずにいた。
ジンノ「怪獣の動きが素早くて捕捉できないんです」
ミヤノ「怪獣にギリギリまで近付くしかないですよこれは・・・」
ジンノ「しかしそれは危険すぎるで。命がなんぼ合ってもたりんくらいや。ましてやエックス含めて3体も巨大生物が居るってのに・・・」
オオワダ「・・・あの・・・良い方法があります」
一同「え?」
オオワダ「実は、少量ですが少しだけシネマニウムをサンプル用に隠し持っていたんです。それを利用すれば・・・」
ジンノ「ええのか?つこうたら確実に研究はできなくなるで・・・」
オオワダ「はい・・・」
ミヤノ「オオワダ君・・・」
ジンノ「よっしゃ!」
MAZスーツのベルトの腰に付いた
特殊アタッチメントをスコーピオンショットに取り付け
その中にオオワダのシネマニウムを入れた。
そして、デクストラの後方200メートルの所に飛ばした。
シネマニウムに気がついたデクストラは住宅地から離れていった。そして動きを止めた。
ジンノ「今や!」シネマニウムワクチンミサイルを発射した。
デクストラ「グオォォォォォォォォォ!!」
この世の物とは思えない叫び声を挙げてデクストラは倒れた。
辛うじて意識はあるものの、絶対に動けない状態であった。
カジワラ「よし!ウルトラマンエックス今だ!」
エックスはキングアネモスをパンチで殴り倒す。
怒ったキングアネモスは再び破壊光線を放った。
しかし、エックスはそれを避ける。そして破壊光線はデクストラに直撃した。
デクストラは爆死した。キングアネモスは再び光線を出そうとしたが、エネルギーが無くなっていた。
フジタ「そうか!シネマニウムエネルギーを無くした訳だ。これで一石二鳥だ!」
エックスはキングアネモスを完膚無きまでに叩きつける。
形勢は一気にエックス有利になった。そして、尻尾を持つと、おおきく振り回し、投げ飛ばした。
エックス「シュァァァァ!」
空中に投げ飛ばされたデクストラに、バルニウム光線が炸裂した。
空中で閃光が走った。
カジワラ「我々の勝利だ!」
笑顔でうなづくフジタ。そしてはしゃぎまくるジンノ。
エックスは赤き閃光と共に去っていく。

ミヤノ「みなさんありがとう」
フジタ「しかし、シネマニウム自体は守れませんでした」
ミヤノ「いえ、良いんです。なあオオワダ君」
オオワダ「はい。僕は、研究を成功させる事よりももっと大事な事を、MAZとウルトラマンエックスに教えてもらいました」
リョーマ「いえいえそんなあw」
ジンノ「なんでお前が照れんねん?」

数日後、ミヤノ教授はオオワダらと共に、研究所の再建、そして新しい研究を始めようとしていた。
しかし、人類は新しい物を生み出す事によって、新たな驚異を自ら作ってしまうのかも知れない。
次回予告

地震が連続して起こるという怪現象が発生。
奇しくも、休暇中のマナミとカナが巻き込まれてしまう。
怪獣の魔の手が迫る中、総力を上げて救出活動を進めるWDF。

次回ウルトラマンエックス第8話
「マグニチュードの恐怖」

みんなでみよう!
435名無しより愛をこめて:03/11/24 21:03 ID:391j59by
age
436名無しより愛をこめて:03/11/24 21:10 ID:KEH6OvGu
あげんな知障
437名無しより愛をこめて:03/11/25 00:07 ID:MWCTnpdp
作品を誰でもアクセスできるネットで公開してるのだから、ある程度の
批評・批判はあってもやむを得ない。知○なんてのは論外だが。

でもね、敢えて言わせてもらうとウルトラマン以外の引き出しを感じない
作品があるよ。書き手の人はまだ若いんだろうけど、だからといってウル
トラマン(特撮)ばかり観てていい歳じゃないはず。過去の作品の焼き直
しでいいならしょうがないけど、もっと普通の小説やノンフィクションを
読んで、それから普通の映画・ドラマを観なさい。すぐに作品に反映はで
きなくてもいずれ必ず作品のレベルが上がってくるから。
438ウルトラマンエックス:03/12/01 21:31 ID:QKpANdvz
久しぶりに来ました。
訳あってまだカキコできないけど。
ありがたい批評ありがとうございます。
地震怪獣ネイドラー登場


日本は、各国の中でも選りすぐりの地震多発国である。
この日も小さな地震が起きていた。
ジンノ「あ、またや。最近多くあらへんか?地震」
カジワラ「まあな」
飛行訓練に勤しむリョーマの乗るジェッター1号を見ながら二人は会話していた。
やがて、リョーマも降りてきた。
リョーマ「どうでした?今日の調子」
ジンノ「調子って?」
リョーマ「だから、挙の練習はどうでした?」
カジワラ「あ、スマン。実はあまり見ていなかった。地震の話していたからな」
リョーマ「地震?飛んでたから気が付かなかったですよ」
ジンノ「まあそうやろな」
リョーマ「地震くらいでそんなに話す事なんですか?」
カジワラ「おいおい・・・地震を舐めるなよ」
フジタ「そうだぞ」
突然フジタがやってきた。
リョーマ「隊長!!」
フジタ「昔から”地震、雷、火事、親父”と言ってな、地震は自然災害の中で一番怖い現象なんだ」
リョーマ「へえ〜」
カジワラ「確かに過去日本では、関東や神戸で地震が大きな被害をもたらしている。海獣より危険かもな」
その時、ずっと考え込んでいたジンノが喋った。
ジンノ「親父って・・・自然災害かいな・・・???」
440名無しより愛をこめて:03/12/08 16:46 ID:JnC0zKVV
age
441名無しより愛をこめて:03/12/25 09:48 ID:1sk09v79
保守を兼ねてage
続きを待っていますよ
442名無しより愛をこめて:03/12/27 01:40 ID:hk4cXtUB
ここにいる皆さんと龍騎オリキャラスレの常連はお願いですから早く氏んで下さい

つーか死ね
443名無しより愛をこめて:03/12/28 13:13 ID:ovMX6vHm
>>442
どうした? 龍騎スレで叩かれてこっちに逃げてきたのか? 修行不足だな。

まあ二次創作はどこまでいっても二次創作でしかないから、創作意欲のある人は
オリジナル作品を考えた方が生産的だと思うけどね。でも二次創作が創作のきっかけ
になることもあるだろうし、それはそれで別に構わないと思うよ。

444ウルトラマン伝説作者
ウルトラマン伝説は唐突に考えついたネタなので打ち切りにしようかと思います。
超・凱については検討しようかと・・・・一応各話のあらすじを(3話〜9話)
第3話 光線を使うな!
光線を吸収し、エネルギーに変えるメカべムスターを光線を使わず倒す為に特訓を
始めるムサシ達、そこへハヤタ、ダン、そして郷秀樹がやってくる・・・・
第4話 機械ゆえに・・・
バルタン将軍の側近ウルトラマンシャドー、彼はかつてベンゼン星人につかえていた
が・・・・・
第5話 立ち上がれ!ムサシ!
ヤプールと契約し、手に入れた超獣を送り込むブラックバルタン、超獣に勝てるのは
コスモスだけだが、ムサシは超獣も怪獣と一緒だと言い変身しようとしない、そんな
中一人の男がムサシの元に現れた。
第6話 速さと拳法
高速で動き回るキリエロイドに苦戦する4人のウルトラ戦士、自分の宿敵だと言い、
特訓を始めるダイゴ、そこにタロウとレオがやってくる。
第7話 合体攻撃!
息の合った攻撃を仕掛けてくるウェポナイザー1号2号、ガロン、リットル、プラズマ
、マイナズマの攻撃に苦戦するウルトラ戦士、そこへガイア、アグルが現れるも敗れて
しまう、そして合体技の特訓する為に、80とユリアン、レオとアストラがやってくる・・・
第8話 4人のウルトラ戦士
ブラックバルタンの放ったソーキン・モンスターを倒す為にU40最強の戦士と3人の
ウルトラ戦士、スコット、チャック、べスがやって来た!果たして、彼らの実力は・・
第9話 外国から来た戦士
失敗続きのブラックバルタンに行を煮やしたバルタン将軍は、アメリカ帰りのブルー
バルタンに指揮を命じる、そしてついにパワードとグレート登場!