特撮キャラ総出演! 熱いストーリーを描くスレ:4

このエントリーをはてなブックマークに追加
175名無しより愛をこめて
>>143
奇っ械人ワニーダ「喰らえ!!スリープガス!!」
G4に向かい催眠スリープガスを放つワニーダ。しかしG4は意に介さない。
ワニーダ「なぜだ!?なぜ俺のスリープガスが効かない!?」
深海「G4の防毒システムは完璧よ!!」
ワニーダ「よかったーちゃんとした理由があったよー・・・ぶべら!!」
何故かスリープガスが効かない理由が聞けただけで安心したワニーダの顔が半分吹き飛ぶ。
あまりに突然の出来事にその場にいたもの全員の動きが止まる。そしてワニーダの顔を
吹き飛ばした「漆黒の銃撃手」の姿を見据えていた・・・・

ズバット「あれは・・・ハカイダー!?」
クモ奇っ械人の首を鞭で縛り上げながらズバットは言う。
???「そう、奴は人造人間ハカイダー。しかし、お前が想像しているのとは多少異なるがな。」
ふと気づくと、クモ奇っ械人をズバットの反対側からさらに締め上げている者がいる。
ジェラ「元ジャマール戦士ジェラ!!そしてバーラ!!故あって助太刀させてもらう!!」
ふと見ればバーラもナイフ片手に奇っ械人をばたばたと切り倒している。
ズバット「・・・面白れえ!!」
援軍の存在を確認すると、ズバットはジェラとともに勢い良く鞭を引っ張った。
クモ奇っ械人の首がすぽんともげる。

さらに・・・
雪子「ドズル=ザビ曰く、『戦争は数だよ、アニキ!!』」
月子「数で押し込む卑劣な悪を」
花子「正義の心で押し返す!!」
雪子「乙女盛りに命をかけて」
月子「風に逆らう三姉妹」
花子「花と散ろうか咲かせよか」
「有言実行シスターズ シュシュトリアン!!!」
アンドロ仮面「宇宙連合平和監視員 アンドロ仮面もお忘れなく!!」

そのころカオルは椿の車から消えた四人を必死に探していた・・・
176名無しより愛をこめて:03/08/07 00:28 ID:pAfBjbC5
ヒーロー側に一気七人加勢で戦況は傾きつつあった。それはただ数的なものだけではない。
タイタン側にしてみれば「26対2、しかもタイムオーバーで無条件勝利」というあまりにも
楽な戦いだった。しかしその「2」は異常なまでに粘り、しかもうだうだしているうちに「7」
に増えた、目の前の勝ちを拾いきれなかったということは、想像以上に士気に影響する。
ズバット「どうした?ずいぶんてこずっちゃってくれてるじゃないの?ま、そのツラじゃあ
顔色は伺えねえがな。」
タイタン「貴様ァ!!!」
怒りに任せてズバットに銃弾を放つ!!しかしその弾はズバットに届くことは無かった。
タイタンの狙いが外れたわけでも、ズバットが小細工を労したわけでもない。

タイタンの銃弾をハカイダーが打ち落としたのだ。

タイタン「バカな!?銃弾で銃弾を打ち落とすなど!?」
ズバット「悪ィな。アンタやっぱ日本で4番目だわ。」
ハカイダーの射撃に気をとられている間に、ズバットは必殺の体勢に入っている。
先程アリジゴク奇っ械人の邪魔で決めることのできなかったズバットアタックである。

タイタン「なめるなああ!!!!」
指先から放たれるタイタンファイアーによってズバットを迎撃しようとするが、
ズバットアタックの前奏曲であるきりもみ回転が炎をかき消していく。

ズバット「ズッバアアアアト・アッターーーーック!!!」

乾坤一擲のキックが、百目タイタンの弱点・右肩のエネルギー制御装置を破壊した。
体に流れるマグマのパワーに耐え切れず、全身から火花を散らす。
177名無しより愛をこめて:03/08/07 00:49 ID:pAfBjbC5
パワーの逆流により苦しみ倒れるタイタン。時を同じくし奇っ械人軍団も全滅していた・・・

タイタン「ククク・・・これで勝ったと思うなよ・・・今ごろ本部のほうにはリベンジに燃える
デルザー軍団がミレニアムライダーズ抹殺に向かっている・・・果たして疲弊しきった奴らに
この強敵が倒せるかな?・・・・」
ジェラ「何だと!?」
深海「そんな!?」
タイタンの断末魔の捨て台詞に驚愕するヒーロー陣営・・・

ズバット「知っていたさ、そのくらい。」
一同「!?」
タイタン「・・・なら貴様はそれを知りながら我らの相手をしたのか!?・・・」
ジェラ「つまり、ミレニアムライダーズを見捨てた、と!?」
ジェラがズバットにつかみかかる。
ジェラ「貴様!!自分のしたことがどれほど軽薄かわかってるのか!?奴らはこの世界に・・・」
ズバット「だからこそさ。だからこそ、今その程度の敵に殺られるようなことになるのなら
今死なせてやったほうが幸せってことだ。あいつらにはこれから嫌というほどの苦難と苦悩が
待ってるだろう。それこそ『ひとりよがりな信念』や『脆弱な正義』じゃあ乗り越えられない
ほどのな・・・。今そこにある苦境すら乗り越えられるかどうか、それがアイツラが『仮面ライダー』
になれるかどうかの試金石なんだよ。」
ズバットの厳しすぎる態度の前に、ジェラはおろか皆もが気おされていた。

ズバット(そうだろう、これでいいんだろう?風見よ・・・)

重苦しい空気の中、タイタンは燃え尽き灰となった。ズバットスーツを脱いだ早川は
そのかつてタイタンだった灰の山にカードを投げつける。

『この者、極悪殺人教唆犯!!』