仮面ライダー幹部怪人最強ﾄｰﾅﾒﾝﾄ3・旋風編

ライダーだが、王蛇は乱入させてもいいと思った。貫禄ある悪役だし

「祭りの場所はここか？」

オルタナティヴ・ゼロ＝香川教授なんかは、ある意味、幹部級の怪人って感じもするけどね。

＞639
香川先生は英雄だから、
怪人トーナメントなんかに出てほしくないかも……

……とか言って、自分が出場するのがタイガ流ｗ

「…とうとう決勝戦か」
解説席の城茂が口にしたその言葉を、解説席の周りで試合を見守る他のライダー…
本郷猛、一文字隼人、風見志郎、結城丈二、神敬介、山本大介、筑波弘、沖一也、南光太郎、瀬川耕司、五代雄介、津上翔一は感慨深げに受け止めていた。
「長かったですね」結城が口を開いた。
「ああ、だがそれもこの試合で終わる」

すでに試合場に降り立っている二人。
「…まさか貴様が決勝戦まで残ってくるとはな」マシーン大元帥が意外そうな声を上げる。
「この俺の力をなめているのか？」百目タイタンの声はわずかに怒気を含んでいた。
「とんでもない、むしろ逆だ。まさかあのブラックサタンにこれほどの逸材がいたとはな…
どうだ、このオレの部下にならんか？」
「何だと？」百目タイタンが心底意外そうな声を上げる。
「オレの部下はどいつもこいつも箸にも棒にもかからん奴らばかりでな。
貴様ほどの実力者ならこのオレの右腕としてやろう。どうだ？」

「…断る」
「ほう…何故だ？ブラックサタンへの義理か？」
「あんな虫に義理など感じてはいない。俺に目をつけたのがたまたま奴だったからあそこにいただけだ。一応好きにやらせてもらっていたしな」
「ならば何故だ？」
一瞬の沈黙の後、百目タイタンが口を開いた。
「…俺がブラックサタンにいてひとつわかったことがある。
誰かの下で働くというのはやはりオレの性に合わんということだ。もちろんあのシャドウにも…そして貴様にもな！」
「…惜しい男だが止むを得ん。地底よりさらに深い、地獄の底まで叩き込んでやろう！」

そして、全ての決着をつけるべく、最後の試合の開始が告げられた。

「試合開始ィィッ！！」

「はぁぁぁっ！！」開始早々パワーを全開にする百目タイタン。肩が赤く発光し、全身から熱気が立ち上がる。
「最初から飛ばしていく気のようだな」マシーン大元帥が余裕の構えを見せる。
「でなければ貴様は倒せまい」

百目タイタンが自らの目をひとつ取り外し、マシーン大元帥に向かって投げつけた。
「ふん！」目玉を腕で跳ね除けるマシーン大元帥。弾き飛ばされた目玉がマシーン大元帥の周辺で爆発する。
「この程度、子供騙しにもならんわ！」
「…ならばこれはどうだ？」再び百目タイタンが目玉を投げつける。
「同じ手を！」マシーン大元帥が先ほどと同じように払いのけようとした瞬間、目玉が爆発した。
「ぐっ！」至近距離での爆発にダメージを受けるマシーン大元帥。
マシーン大元帥が百目タイタンを睨みつける。百目タイタンが手にした破壊銃からは銃煙が上がっていた。
「俺が目玉を払い除ける寸前、銃で打ち抜いて爆発させたというわけか…」
「同じ手が通じないのは何も貴様だけではない。生憎だったな」

「…ならばこちらも本気を出させてもらうとしよう」
だがその言葉とは裏腹に、マシーン大元帥が先ほどまでの構えを解いた。
「何のつもりだ？」
「さあな」
「…まあいい、戦う気がないならこちらから攻めさせて貰う」
姿勢を低くし、腰の破壊銃を構えながらマシーン大元帥に駆け寄る百目タイタン。
だがマシーン大元帥は百目タイタンを迎撃もせず、ただ腕を組んで走り来る百目タイタンを待ち受ける。
「どうした、勝負を投げたか？」
「勝てる勝負を投げる馬鹿などおるまいよ」

タイタンがマシーン大元帥にあと十数メートルまで迫った時、突然タイタンの周囲を赤色の壁が覆う。
「ちっ、例のバリアか！小細工を！」タイタンが舌打ちする。
「さあ、どうするかね？」
「知れたこと！」
タイタンの全身の温度がさらに上がった。立ち上る熱気が周囲の空気を歪ませる。
「はぁっ！」タイタンが渾身の力を込めたパンチをバリアに繰り出した。ドォンという鈍い音とともにバリアの光が一瞬鈍くなる。
「死神バッファローの突進程度で消滅したバリア、この俺に破れんと思ったか！」
さらにラッシュを繰り出す百目タイタン。右、左…フルパワーで繰り出されるラッシュの雨にバリアはしだいに光を失っていく。
「はぁぁぁぁっ！！」大砲のような右ストレートがバリアに炸裂した瞬間、バリアはその限界を超え、閃光と鈍い爆音を発して消え去った。
そしてバリアが消え去ったまさにその瞬間、空中を閃光が走った。
会場の空気が一瞬にして凍りつく。
百目タイタンの動きが止まっていた。その左肩からは煙が立ち上っている。
そして百目タイタンが最大の弱点である肩のマグマだまりをさらけ出していたその位置に…マシーン大元帥が立っていた。

百目タイタンがガクリと膝をついた。
「貴様…俺がバリアを破る瞬間を…狙ったか…」マシーン大元帥のビームが直撃した肩を抑えながら、途切れ途切れの声を吐き捨てる百目タイタン。
「貴様のパワーなら俺のバリアも破れるというのは読めていた。だがそのパワーが仇となったな」
ゆっくりとタイタンに近づくマシーン大元帥。
「確かに貴様は強い。戦いの中でもそうそうスキも見せん。ならばスキを作ってやればよいわけだ。
マグマだまりという爆弾を抱えている貴様に対しては大火力の一撃など不要、むしろ急所を一刺しにする鋭利な針と一瞬の隙があればいい」

百目タイタンの傍で勝ち誇るマシーン大元帥。
「マグマだまりに直撃を受けたわりには致命傷とはいかなかったようだな。
幸か不幸かバリアを破る際に多少なりともパワーを消費したせいで体内のマグマエネルギーの飽和状態が多少緩和され、
そのおかげで外部からの衝撃にも多少は耐えられた、というところか」

「くっ…」対戦相手のダメージを瞬時に、しかも的確に読み切るマシーン大元帥の頭脳を、百目タイタンは苦々しく思った。
「だが死ぬのが多少伸びただけだ。今の貴様にこの距離で肩への攻撃を防ぎ切る術は無い」
マシーン大元帥が機関銃を取り出し、構えた。
「ここまではよくやった、だが…死ね」

しかし、まさに引き金を引こうとしたマシーン大元帥がは、ふたつの奇妙な事実に気づいた。
百目タイタンがその右腕を試合場の地面に突き刺していること、そしてその肩のマグマだまりの光がわずかに鈍くなっていることを。

「ズズン！」鈍い音とともに突然マシーン大元帥の足元が崩れた。
「な…何だとっ！？」突然の出来事にマシーン大元帥が驚きの声を上げる。
だがマシーン大元帥の驚きはそれで終わらなかった。崩れた地面のすぐ下には…赤く鮮やかな光を放つマグマがあふれ出してきたのだ。
「馬鹿なっ！」
「…一石二鳥というやつだな」
「貴様…地面に突き刺した右手で試合場の地面を、局所的にマグマになるまで熱したのか！あのわずかな時間で！」
「くっ！」体勢を崩しながらマシーン大元帥が手にした機関銃を乱射する。放たれる銃弾のいくつかが百目タイタンの右肩のマグマだまりを直撃した。
だが…百目タイタンは少しよろめくだけだった。そのままマシーン大元帥の足を掴み、顔を覗かせたマグマの中に引きずり込もうとする。
「な…なぜ効かん！？」
「さすがにこれだけの地面をマグマ化するには少々パワーが必要だったのでな。過剰なエネルギーはすべて使い果たしてしまった。結果的に…エネルギーの暴走の恐れはなくなり、この肩のマグマだまりも少々の衝撃で暴発はしなくなったというわけだ」

「ならば…今の貴様のパワーは通常の状態ということだな。そんなパワーでこの俺に勝てると思ったか！」
「どうかな？余裕のセリフをほざく前に自分の周囲を見てみたらどうだ？」
その言葉を受け、マシーン大元帥は現在の自分の状況を再認識した。
百目タイタンに足を掴まれ、今まさにマグマの中へと引きずり込まれようとしている自分の状況を。

「確かに貴様の言うとおり、今の俺のパワーは通常の状態とそうは変わらん。だが今我々がいるこの場所は…」
百目タイタンの無数の瞳が、勝ち誇るように一斉にマシーン大元帥を睨みつけた。
「この俺の、百目タイタンのホームグラウンドだ」

次の瞬間、マシーン大元帥の全身がマグマの中に引きずり込まれた。
マグマの中から２人が激しく戦う音が響く。
マシーン大元帥のものと思われる光線がマグマの表面を割り、そのまま天井に命中した。
百目タイタンのファイアー・シュートがマグマの表面から飛び出し、試合場の壁に激突して炎を上げる。

数分後、音が止んだ。
観客の誰もが、状況の推移を見守る。

数十秒の静かな時間が過ぎた。
その時、マグマの表面を割って、ひとつの影がゆっくりと姿を現した。その全身はマグマに覆われ、いったいどちらなのか分からない。
その人影はマグマの海からさらにもうひとつの影を引きずり出す。
引きずり出された影は完全に戦闘能力を失い、昏倒しているようだった。

やがて、無事な方の影が勝利の確信とともにその顔面を自らの手で拭う。
観客が息を呑んだ。

次の瞬間、拭われた顔からは、何十、何百という無数の瞳がその姿を覗かせた。

「勝者、百目タイタン！」

タイタンが右腕を高く掲げた。
場内が割れんばかりの拍手と歓声に包まれる。

「…頂点に立ったのは、奴か」茂がぽつりと言った。
「少々意外だったような気もしなくもないが…」洋が自分の感想を述べる。
「そうですか？」
「まあ実力は折り紙つきと言われながらも、目立たないと言えば目立たない男だったからな」
「ああ、俺も正直、奴がここまでの実力者とは思ってなかったからな」志郎が続ける。
「強いやつが勝つのか、勝つやつが強いのか…」
「俺は同じだと思ってる」猛が口を挟んだ。
「同じですか？」
「ああ、少なくともこの大会では、俺たちの好敵手である各組織の幹部たちは自らの持つ能力を生かし、頂点を目指すべく戦っていた。
その戦いを侮辱することは誰にもできん。少なくとも俺はその気はない。
この戦いでその力を見せた戦士たちは、少なくともこの場においては賞賛されてしかるべきだ。俺はそう思う」
そう言い放つとともに、拍手を始める本郷猛。
「…ですよね」五代がそれに続いてゆっくりと拍手を始める。
それに惹かれるように、すべてのライダーたちが拍手を始めた。
少なくともこの瞬間だけは、ライダーたちはこの戦いに参加したすべての戦士…本来は敵であるはずのその戦士たちに、惜しみない賞賛を与えていた。

○百目タイタン　１６　−　１４　マシーン大元帥×

その時、突然どこからともなく場内に声が鳴り響いた。ライダーたちにとっては聞き覚えのあるその声。
「まさか…」
「奴がこの大会の主催者か！？」

「優勝の栄冠に輝いたのは百目タイタン、お前か。
よくぞここまで勝ち抜いた。まずはおめでとうと言っておこう」
「…」

「どうした、何か不満かね？」
「貴様がこの大会の主催者か」
「その通り」
「貴様…何者だ？」
「…それに応える必要はない。だがこの大会の優勝を称え、君にひとつ贈り物をさせてもらおう」
「贈り物だと？」
「君がもっとも欲しがっているもの…この地球だ」
「！？」場内がざわめいた。

「地球だと！？ふざけるな！」光太郎が思わず声を上げる。

「…そこの小童どもが何か言っているようだが…そんなもの気にする必要はない。
お前が望めばこんな星などいくらでもくれてやろう。どうだね？」
謎の声が語るその言葉には百戦錬磨のライダーたちをも怯ませる何かがあった。
そう、まるで本当に気分次第でこの地球をも簡単に手に入れてしまえるような恐るべき威圧感が…

「何だと…？」
「奴め…いったい何者なんだ！？」

ざわめく場内の中で一人静かに状況を見据える百目タイタン。その視線が解説席のライダーたちに向けられる。
百目タイタンがポツリと漏らした。「…安心しろ」

「折角の申し出だが…断る」
「何だと？」茂が思わず声を上げた。

「…ほう、何故だ？」謎の声が予想していなかった回答を訝る。
「どこの馬の骨とも分からぬ奴にこの地球を譲ってもらう必要などない。
こんな星など、俺が欲しくなったらいつでも手に入れてやる。俺の欲しいものはもっと別にあるのでな」
「それは何かね？」謎の声が百目タイタンに問いかけた。

「…答える必要はない」
吐き捨てるようにそう言い放った百目タイタンが再び歩き始める。
「下らん時を過ごしたな」
その言葉を残し、百目タイタンは闇の中に消えていった。

ざわめく場内の観客。
その喧騒を横目に、誰も気づかぬ観客席最上段で試合場を冷ややかに見つめる二人の男がいた。
一人は秋月信彦…世紀王シャドームーン、そしてもう一人は秘密結社バダン大幹部、暗闇大使。

「まあ俺抜きの大会にしてはなかなか楽しめたな」
「ほう…貴様が出ていれば優勝していたというのか？」
「まあな。たまには解説役も面白いかと思ったが…やはり俺も出場すべきだったか」
「御影の奴めもな…是非にと言うので今回は枠を譲ってやったが、偉大なるバダンの栄光に泥を塗りおって…」
「となると次は貴様が俺に倒されるということか？」
「…誰にものを言っている、小僧め！」
シャドームーンがその姿を白銀に変える。それに対して暗闇大使もその正体…サザンクロスの姿を現した。

「まあ待て、折角の好取組、このようなところでやってもつまらんだろう」
狭い通路から声が響いた。動きを止める両者。
高いブーツの足音が通路に響き、さらに２人の男が姿を現す。
クライシス皇帝直属の査察官にしてクライシスを統べる者ダスマダーと、ドクマ帝国を統べる者、帝王テラーマクロだ。

「ちっ、何の用だ？」暗闇大使が元の姿に戻る。それに合わせてシャドームーンもその変身を解除した。
「なあに、ひとつ面白いことを教えてやろうと思ってな」
「面白いことだと？」
「フッ、まさか貴様もこの戦いに加わりたくなったとでも言うのか？」
「余はまだ決めておらんがな。だが一連の試合を見ていたヤツめが、こともあろうに余に具申してきおったのよ。
余の命令以外全く聞かない奴めが、次の機会にはぜひ、とこの余に頼み事をしてきおったのだぞ。こんなこと、後にも先にも二度とあるまい」

「…ほう」
「あらゆる悪の組織の中でも、最強と誉れ高いあの男…
ライダー達めが束になってかかってもかなわなかったというクライシス帝国最強の戦士、グランザイラスか」
「無論予は許可してやるつもりだ。ジャークめもむざむざ敗れおったし、４大隊長もジャークめの恥を雪ごうとしておるらしいしな」
「どうじゃ、面白くなりそうじゃろう」テラーマクロが口を開く。
「貴様たちや我々だけではない。ゼロ大帝や魔神提督、悪魔元帥、そしてドラスの奴めもなにやら企んでおるらしいぞ」

「…面白くなりそうだね」さらに姿を現した１組の男女。グロンギを統べる者、ン・ダグバ・ゼバとラ・バルバ・デだ。
「こんな面白そうなこと久しぶりだよ。いいなあ、楽しみだなあ」ダグバが無邪気な笑い声を上げる。

「…次の機会が、楽しみだな」バルバがぽつりと言った。
「良かろう。ではその時にすべての決着をつけてやろう。今回の大会に参加した連中、そしてここにいる連中…全てを蹴散らし、ゴルゴムの最強を証明しててくれるわ」
「ハッハッハ、ここにいる皆、貴様と同じことを思っておる」テラーマクロが口を挟んだ。

「…招待が来るのを楽しみに待ってるよ。行こう、バルバ」

その時、観客席最上段…シャドームーンたちのすぐ前に座っていた男が、人の気配に気がついて後ろを振り返った。
だがそこにはすでに人影はなく。さきほどまで感じられた人の気配も綺麗に消えうせていた。まるでそこには最初から誰もいなかったかのように。
「おかしいな…気のせいだったのかな？」
男は首を傾げた。

誰もいない荒野をひとりの男が通り過ぎていく。
「奴らとの戦い…確かに得るものはあった。心躍ることもあった。だが…何かが足りぬ」

その時、荒野に声が響き渡った。
「待てっ！」丘の上に現れたひとつの影。
「百目タイタン、今日こそ決着をつけてやる！」仮面ライダーストロンガー…城茂の姿がそこにあった。
「行くぞ！とぉぉっ！！」
百目タイタンは、戦闘態勢を取りながら、内心で愉悦を感じていた。
「…そう、そうだ。やはり俺の敵にふさわしいのは…貴様たち仮面ライダーどもよ！」
まるで自らの最大の障害であるはずのストロンガーを追い求めるかのように、百目タイタンは空高く跳んだ。

すでに観客が誰もいなくなった試合場。
先ほどまでの激闘が嘘の様に、物音ひとつない静寂があたりを包んでいる。

どこからともなく小さな声が響いた。男女合わせて数人の、若者たちの声。声は次第に大きくなってくる。
「…遅れたなんてものじゃないな、これは…」
「海道さんが道を間違えたりしたから…」
「うっせえな！俺のせいだって言うのかよ！」
「もう帰ろう、海道。いくらなんでも静かすぎる。もう試合も全部終わってるだろうし、会場には誰もいないと思うけど」
「これはなあ、みんな真打ちの登場を息を潜めて今か今かと待ってんだよ」

「あ、あそこ…」若い女性…長田結花が指さした先に、試合場への入り口らしき扉があった。
「よっしゃあ、やってやるぜぃ！」若い男の一人…海堂直哉が扉に向かって駆け出す。
「おい海道…」もう一人の若い男…木場勇治はそれを止めようとするが、海道はそのまま扉に突進していく。
「…やれやれ」

静寂に包まれていた試合場に、突如バタンと大きな音が響いた。
試合場の扉の一方が開き、そこから海道が躍り出てくる。

「待ったせたな皆の衆！！本日の主役、海堂直也様の登場だぁぁぁ！！」
大歓声を予想していた海道。
だがその耳に届くのは、ただの静寂だけだった。切れかけの蛍光灯の一つが、ジリジリと音を立てているのが聞こえた。
「…あら？」

「…やっぱり」木場がため息をつく。
「…帰りましょうか、木場さん」
「そうだな、３人でラーメンでも食べて帰ろう」
「はい！」
「おい海堂、帰るぞ！」

「ちっきしょぉぉ！皆俺に恐れをなしてとっとと逃げやがったか！卑怯にも程があるってもんだぜ！」
「おい海堂！」
「わーったわーった！今行くよ！」

海堂の姿が異形の怪人…スネークオルフェノクへと変化した。
「次があったらきっちり決着つけてやるぜ！目ん球ひんむいて驚けよ皆の衆！
１！２！３！ダァーーーーーッ！！！」

右手を高く掲げて絶叫する海堂の声が、試合場に響き渡った。


−了−

というわけで決勝戦です。

執筆にずいぶん時間がかかってしまいました、申し訳ありません。
投票結果は以下のとおりです。536、548、576、577が無効となりました。

513＜百目タイタン＞ 03/08/03 01:53 ID:f3SBltbT 514＜百目タイタン＞ 03/08/03 01:58 ID:9LFFuYZv
515＜マシーン大元帥＞ 03/08/03 02:01 ID:apKhgjH2 516＜マシーン大元帥＞ 03/08/03 07:12 ID:rERSukkV
519＜百目タイタン＞ 03/08/03 09:35 ID:+KCa15uk 521＜百目タイタン＞ 03/08/03 11:55 ID:HCPfI0eX
522＜マシーン大元帥＞ 03/08/03 12:25 ID:fYmhiskw 523＜マシーン大元帥＞ 03/08/03 12:56 ID:E00OIfIE
524＜百目タイタン＞ 03/08/03 15:52 ID:62NoB3T1 525＜マシーン大元帥＞ 03/08/03 17:42 ID:UpeD+FcS
527＜百目タイタン＞ 03/08/04 02:38 ID:5nDezpI9 528＜百目タイタン＞ 03/08/04 08:48 ID:MyikgK8M
529＜百目タイタン＞ 03/08/04 16:11 ID:XeER4TX4 531＜百目タイタン＞ 03/08/04 17:53 ID:+xEV3qRl
532＜マシーン大元帥＞ 03/08/04 20:14 ID:l47s6Tv 533＜マシーン大元帥＞ 03/08/04 20:38 ID:ZSDYUHAD
534＜マシーン大元帥＞ 03/08/04 21:18 ID:B/s6XQWv 535＜マシーン大元帥＞ 03/08/04 21:28 ID:uOGkCUud
541＜百目タイタン＞ 03/08/05 04:31 ID:THDYIXoH 542＜百目タイタン＞ 03/08/05 09:20 ID:TsgODw7p
546＜マシーン大元帥＞ 03/08/05 19:25 ID:aL4NGatO 549＜マシーン大元帥＞ 03/08/05 19:59 ID:gGgoTaBt
570＜百目タイタン＞ 03/08/08 03:16 ID:Fb06p+7/ 571＜百目タイタン＞ 03/08/08 11:58 ID:/vk7mtP9
572＜マシーン大元帥＞ 03/08/08 20:53 ID:mRAnN589 573＜百目タイタン＞ 03/08/08 21:25 ID:floPOLJG
574＜百目タイタン＞ 03/08/08 21:48 ID:9nVKk36B 575＜マシーン大元帥＞ 03/08/08 21:48 ID:41fbrcI2
581＜マシーン大元帥＞ 03/08/08 23:59 ID:a0zKNCDV 582＜百目タイタン＞ 03/08/09 00:02 ID:ypcfduv6

さて、これで第一回最強怪人トーナメントは終了です。
５月上旬より今までの間、この企画にお付き合いいただきまことにありがとうございました。
すぐに続編を始める気は今のところありませんが、またどこかでお会いいたしましょう。

それでは。

お疲れ〜
よく頑張った！感動した！ってやつかな

ゴ−ストショッカ−殿、お疲れ様でした。
約３ヶ月間楽しませてもらいました。エピロ−グの最期に海堂達
オルフェノク３人組が出てきたのもよかったです。

「荒しに耐え、よく頑張った。感動した！ ありがとう。」
ゴーストショッカーさん、お疲れ様でした。今はゆっくりお休みください。

しかし海堂さんは相変わらず…
もし第二回大会をやるとしたなら、喜び勇んで応募したものの書類不備でエントリーされていませんという感じですね。

ゴースト様、嵐も有った長丁場の中、常に変わらぬ力作ＳＳ有難うございました。
エピローグを拝見したら、第２回の可能性無きにしも非ずのようですので
期待しております。

それにしてもタイタンが優勝とはちょっと意外でしたね（確かに強いとは
思ってたけど、弱点が明らかだったので）。大会開始時にだれかが
賭けでも開いていたら、万券がでたかも（ｗ

ではゆっくりお休みになって、疲れをおとりください。

ついでに、皆様の選ぶ今大会のベストバウトなど教えていただければ
いろいろと参考になりますです。スレ埋めのネタにでもどうぞ。

ゴーストショッカー氏、数々の名勝負をありがとう。
そして、タイタン優勝おめでとう

俺的ベストバウトは
１　アポロガイスト対鋼鉄参謀（アポロの知的な戦いと、ラストの台詞が良）
２　百目タイタン対ガライ(「恐怖」の扱いが面白い）
３　ジェネラルシャドウ対ジャークミドラ（ミドラの漢っぷりがいい）
ってとこかな

まとめサイトつくって欲スィ、といってみる。

私的ベストバウトは、
１．再生アポロガイスト　対　鋼鉄参謀
２．再生アポロガイスト　対　マシ−ン大元帥
３．百目タイタン　対　ジェネラルシャドウ
４．百目タイタン　対　マシ−ン大元帥
５．狼男　対　ガラガランダ
です。今大会は、再生アポロガイストと百目タイタンの奮闘ぶりが目立ち、
両者の人気の高さを現しているようでした。

一番、素晴らしかったのはマシーン大元帥ｖｓ再生アポロガイストかな…
次いで決勝。荒れれば荒れるほどＳＳが冴えてました。
強いマシーンが、意外とよかった。不思議と違和感もなかったな。

大元帥アンチと、ついでに、それを煽る輩がやたらといたのも、
今となっては、よい思い出。

保守

ゴースト氏が第2回の開催の可能性を示唆してくれたこと、非常に
嬉しく思う。シャドームーンも参戦するようだが、それが可能なら
「悪のライダー」くくりで、ショッカーライダーと、王蛇、リュウガ、
オーディン、サイガ、オーガも参加させて欲しい。特に王蛇は、
戦闘マニア同士ということで、是非とも ダグバとの対戦を見たいものだ。
実際の戦いだけでなく、その前のやり取りも 面白いことになりそうだ
（こういう組み合わせの妙味を考えると、 トーナメントじゃなく、
エギジビション形式が便利なのだが）。
ついでに英雄コンプレックスのタイガが乱入するとか。

ザ　　　リ　　　ガ　　　ー　　　ナ　　　保　　　守

ライダー系はいらん。
ちゃんと最強ライダートーナメントの方でエントリーされてるんだし。
なんでシャドームーンの参戦が決定事項のように語ってるんだ>>665は？

>>667
いいじゃん、最強ライダートーナメントは今やってないし
多くに出てても構わんと思うが

しかし、設定的に無理っぽいのもいるね。

オーディン＝神崎のからくり人形、リュウガ＝裏しんじ
オーガ＝・・・ダブリ　　　　　
は無理だろうし。

サイガもかっこいいけど、怪人参加はどうだろう。
あ、裏切り者のオルフェノク抹殺、にすればいいのか。

>>667
>なんでシャドームーンの参戦が決定事項のように語ってるんだ>>665は？

エピローグ読んでる？







..

俺も第二回大会があるならライダーは出してほしくない。
それでは怪人最強決定戦ではなく、ただの悪役最強決定戦になってしまい
大会の指向が変化してしまうように思う。

>エピローグ読んでる？

エピローグのどこにもシャドームーン参戦を決めたとアナウンスしてないけど？
ゴースト氏は第二回大会さえやるかどうか判らないって言ってるのに。

素朴な疑問。
シャドームーンはライダーですか？

>>672
正式にはライダーではない。
しかし、ライダーヒーローシリーズとしてソフビ化されていたり
（正式にライダーではないのにライダーヒーローシリーズで
ソフビ化されているのはシャドーとドラス）
子供向けの本を見てみてもライダーと並んで紹介されてたり、微妙。

ライダー＝シャドームーンでは決してないが、
ライダー≒シャドームーンであることは疑いない事実。
そして、ライダーに近し物（作中の扱いにおいて）という意味では
ショッカーライダー、ニセアマゾン、ニセスカイを遥かに上回る。

とりあえず上げとく

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長い間、ご声援ありがとうございました。
ゴーストショッカー氏の次回作にご期待ください。

今度はデルザー抜きでやろうぜ

(　･∀･)つ〃∩ ﾍｪｰﾍｪｰﾍｪｰ
(　･∀･)つ〃∩　ｶﾞｯﾃﾝ! ｶﾞｯﾃﾝ! ｶﾞｯﾃﾝ!
(　ﾟ冶ﾟ)つ〃∩ うゎぁあ　うゎぁあ　うゎぁあ
（ ´_ゝ`）つ〃∩ ﾌｰﾝ　ﾌｰﾝ　ﾌｰﾝ
（ ´,_ゝ`）つ〃∩ ﾌﾟｯ　ﾌﾟｯ　ﾌﾟｯ
(　ﾟДﾟ) つ〃∩ ﾊｧ? ﾊｧ? ﾊｧ?
(;´Д｀)つ〃∩ ﾊｧ　ﾊｧ　ﾊｧ
（　　＾＾ ）つ〃∩ ぬるぽ　ぬるぽ　ぬるぽ
(　･∀･)つ〃∩ ｶﾞｯ　ｶﾞｯ　ｶﾞｯ
（　ﾟ∀ﾟ ）つ〃∩ ｱﾋｬｰ　ｱﾋｬｰ　ｱﾋｬｰ
(=ﾟωﾟ)つ〃∩ ぃょぅ　ぃょぅ　ぃょぅ
（ﾟ�听）つ〃∩ ｲﾗﾈ　ｲﾗﾈ　ｲﾗﾈ
ヽ( ・∀・)つ〃∩ ｳﾝｺｰ　ｳﾝｺｰ　ｳﾝｺｰ
(ﾟдﾟ)つ〃∩ ｳﾏｰ　ｳﾏｰ　ｳﾏｰ
（　 ・３・）つ〃∩ エェー　エェー　エェー
（ ﾟ∀ﾟ）つ〃∩ さいたま　さいたま　さいたま
(　´･ω･`)つ〃∩ ｼｮﾎﾞｰﾝ　　ｼｮﾎﾞｰﾝ　ｼｮﾎﾞｰﾝ
<丶｀∀´> つ〃∩ ﾆﾀﾞｰ　ﾆﾀﾞｰ　ﾆﾀﾞｰ
（　ﾟÅﾟ）つ〃∩ ﾎｩ　ﾎｩ　ﾎｩ
(　ﾟдﾟ)つ〃∩ ﾎﾟｶｰﾝ　ﾎﾟｶｰﾝ　ﾎﾟｶｰﾝ
（´ι _` 　） つ〃∩ あっそ　あっそ

中途に落ちるのもなんだから、
1スレ目と2スレ目に載っているSSを保存している人いたら再掲載キボンヌ。

age

この対決が見たかった・・・
ってのはあるかい？

>>681
ジェネラルシャドウ対マシーン大元帥

狼男ＶＳ狼長官、あと剣聖ビルゲニアＶＳゴオマ完全体が見たかった。

狼男ＶＳ狼長官ＶＳウルフオルフェノク

へえ、まだ落ちてなかったんだ。

戦闘マニア対決、ダグバVS王蛇

知恵対決
ジェネラルシャドウＶＳアポロガイスト