女子高校生位の子が改造されるシーン

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1 
本当ないよね・・・アニメではちらほら有るけど
2名無しより愛をこめて:03/01/30 08:54 ID:8JE+Jq+F
うっハ
3ヅャギ:03/01/30 08:57 ID:mK8P5b6B
>>1
 ストロンガーに出てくる電波人間タックルがそのあたりの年齢ですが、改造シーンはありませんでしたからねぇ。
4名無しより愛をこめて:03/01/30 12:47 ID:Dcoib0K4
スカライダーの蠍
5名無しより愛をこめて:03/01/30 12:57 ID:+kKPY0p+
エクシードラフトでそういう話があった様な…
6名無しより愛をこめて:03/01/30 13:07 ID:jo0U4p2U
スカイライダーの劇場版で、手術台らしきものに縛りつけられた
舟倉たまきの身体を銀河王が撫で回す、というのがあったが。

…ちょいと違うか。舟倉たまき嬢、どー見てもハタチ越えてたし。(w
7名無しより愛をこめて:03/01/30 21:25 ID:z0LUZrdL
>>4
スカライダーの蠍も残念ながら20歳の女子大生だ。
8 :03/01/30 23:35 ID:EThz8B8o
昔AVでアマゾン育ちの改造女子校生が秘密結社ゲロンの改造変人を
喰い殺すという「アヤゾン・ライナー」なる作品は撮りましたがのう。
1にして既に第24話ってやっちゃったから、手術シーン無し。

十面鬼ならぬ「千面鬼」は洗面器にキリエル人の上半身張り付けただけだったし(w
9名無しより愛をこめて:03/02/01 19:32 ID:nVohqCz9
柴田昌弘の「ブルー・ソネット」の実写化キボンヌ。
10名無しより愛をこめて:03/02/02 07:19 ID:P0NTsZsw
改造する前には間違いなく犯られると思う・・・余程のブサイクでない限り
11名無しより愛をこめて:03/02/02 08:39 ID:92AoP5M3
ファイズに来週出るらしいオルフェノクのヒロインは女子高生のようだな。
バスケの部活のシーンで同級生からボールぶつけられまくっとった。


…でもオルフェノクは改造手術ではない罠。
12名無しより愛をこめて:03/02/02 15:58 ID:+VO6IFS0
13名無しより愛をこめて:03/02/04 03:35 ID:D19PaaNG
やっぱり改造する時は手足を拘束してマッパにするのかな??
14名無しより愛をこめて:03/02/04 22:17 ID:pqhW7E9v
>>13
当然の基本でしょう。あとマニアックにゆくなら、乳首に電極を刺す、
全身の性感帯にも電極を取りつける、そして膣にノズルを挿入する。
15名無しより愛をこめて:03/02/05 02:14 ID:3YySm3iH
↑ハァハァ
16名無しより愛をこめて:03/02/05 02:31 ID:RHDwzMDm
>>11
女子校生が怪人に?じゃぁ、同級生を殺ったりするのかな。
女子校生から怪人に変わるところとか見たいなぁ...そのためだけにファイズを見ようと思う漏れは逝ってよし?
17名無しより愛をこめて:03/02/05 02:36 ID:rV1gJKAW
>>16

聖少女バフィーならイッパイあったよーなあんまなかったよーな・・・。
18名無しより愛をこめて:03/02/05 13:02 ID:/4+NF3TR
「メカゴジラの逆襲」
19名無しより愛をこめて:03/02/05 20:54 ID:85hOeysM
>>18
サイボーグ少女真船桂役の藍とも子は1954年11月生まれ。
1975年3月公開の「メカゴジラの逆襲」撮影時は19〜20歳だ。
女子高生と呼ぶのはちょっち厳しいと思われ。
20名無しより愛をこめて:03/02/05 22:19 ID:Pj74GSHx
>>19
最近の成年コミックはロリーな外見でも18歳以上だそうですが。何か?
21名無しより愛をこめて:03/02/05 22:21 ID:6Rk2OYG3
成年コミックは特撮じゃないよ
22名無しより愛をこめて:03/02/06 03:03 ID:tU/mzx6/
つーか芳賀優里亜を改造してくれ
23名無しより愛をこめて:03/02/06 03:13 ID:/m9SQp1T
バードニックウェーブ浴びたオカチメンコは?
24名無しより愛をこめて:03/02/06 03:20 ID:LGHGD1wf
誰やねん?スワンか
25名無しより愛をこめて:03/02/06 09:48 ID:J8/+xYvw
しかし、蠍にしても、なんで死ぬ間際人間に戻る時、服着てるんだ?(笑)
裸のまま全身に腫瘍が出来てたり、カビみたいなのが全身生えてたり(笑)
普通はそんなとこじゃないのか?
26名無しより愛をこめて:03/02/06 22:05 ID:G8aWb/hq
『アイドルをさがせ!』の「サイボーグしばた」ではダメでつか?
一応17歳で女子高生なんでつが・・・

改造シーンの画像は(↓)の下の方
http://nakahei.cool.ne.jp/aisaga_fan/3rd/idol129.html
27名無しより愛をこめて:03/02/07 01:43 ID:HtEPzpu/
女子高生処女を妊婦に改造
28名無しより愛をこめて:03/02/07 08:55 ID:6gwos15z
「とんねるずのみなさんのおかげです」の初期のころで仮面ノリダーに出てた渡辺満理奈
がショッカーに誘拐されて手術台に磔にされて改造人間にされていた。
ただ当時は、女子大生という設定だったような気がする。
29名無しより愛をこめて:03/02/08 00:29 ID:ODeSiFB2
>29
あれは改造しそこなったんだよ、ノリダーが邪魔して
あのまま改造されていたら、さぞかし名シーンになったと思うが、惜しい
30名無しより愛をこめて:03/02/08 02:07 ID:WDjzYpn2
改造実験帝国メスの皆さんは
メスを改造してイロイロと変な実験をするための帝国のクセに、
女子高生の一人も改造してないなんて、はなはだ怠慢が過ぎますよ!
大いに反省していただきたい。
31名無しより愛をこめて:03/02/08 08:00 ID:JfAFKAW2
「県立地球防衛軍」の実写化キボンヌ。改良人間猪上裕子萌え。
32名無しより愛をこめて:03/02/08 13:58 ID:hWOJF5cb
33名無しより愛をこめて:03/02/08 17:54 ID:GVtVpcl6
>>30
メスに改造されたメスども(レー・ネフェル、ウルク、キルト)が、
セーラー服を着て女子高生の真似をしていたことならあったがなあ(W
34 :03/02/08 22:46 ID:ODeSiFB2
35名無しより愛をこめて:03/02/09 04:46 ID:WWVpxV4+
オートバジンを乗り回してる処女を改造しろ!!
36名無しより愛をこめて:03/02/10 02:14 ID:Jxlvyk90
Φ‘sのイジメられっ娘の女子高生姉を手術台で改造してほしい
37 :03/02/10 18:18 ID:vHUqJ6Ad
1.両手両足を縛られ、手術台で泣き叫ぶ女子高校生
2.怪光線を浴びせられ、下着だけになり、まだ叫び続ける
3.目が赤く充血し、白い肌が緑に変色し始める。叫び声は悲鳴に変わる
4.目が複眼に変わり、頭からは触覚が生える。緑色になった両手両足には細かい毛が生え、叫び声は低い声に変わる。
5.口から白い牙が生え、顔にはウロコ状の模様が入る。体はまだ微かに動くが、声はどら声に変わる。
6.腹部から小さな節足が生え、毛の生えていない部分は硬いウロコ状の物で覆われる。声はうなり声になる。
7.複眼が大きくなり、顔はムカデに近くなる。股間から尻尾の様な物が生える。既に声は怪人そのもののうなり声
8.立つが良い!女ムカデ人。「うぉおおおおおおおおぉぉぉぉぉ」
38名無しより愛をこめて:03/02/12 01:06 ID:RL5gplOC
自己改造(失敗例多し)した女子高生なら渋谷にわんさかいる
39名無しより愛をこめて:03/02/12 02:59 ID:9i0Goxox
>>37

イカンなあ。
半裸になった女子高生の全身を無数の毒ムカデが這いずり回ってくれないとお〜。
で、波打つ素肌の太股やら脇腹やらをチク、チクと毒牙で噛まれるたびに、
哀れな少女は「あぐぅっ!」「ひぎぃっ!」と激痛のあまりガクガク背をのけぞらせ、
拘束具を引きちぎらんばかりの激しさで蒼い肢体が妖しくのたうちまわるんだよ!
そのうち全身が赤い点々で覆われるころには悲鳴もだんだん甘い吐息と嗚咽に変化していき、
ひときわ大きく獣のような絶頂の叫びを漏らすと、ビクビク痙攣しながら失禁。
ヒクつく股間をつつんだ純白の綿パンに、赤い血尿の染みがジュワッと広がり、
ジョボジョボと太股を濡らしながら手術台から床に滴り落ちる・・・。

いいかい、そのあとっ! そのあとだよっ「3.」以降に進むのはっ!!!!
40名無しより愛をこめて:03/02/13 05:27 ID:cH6e5CXt
ハァハァ
41//:03/02/14 01:22 ID:HImX1bSr
誰か、絵を描いてくれんかなあ
42名無しより愛をこめて:03/02/14 01:23 ID:9aBJPiXY
改造とは全然関係ない話になってきたな(w
43名無しより愛をこめて:03/02/14 01:35 ID:viZeStDu
す、凄いスレだ・・
44名無しより愛をこめて:03/02/14 20:16 ID:HImX1bSr
キノコモルグの改造シーンを女子高校生で。しかも時間かけて(笑)
45名無しより愛をこめて:03/02/14 20:22 ID:1WruFG7+
改造シーンでなくても、変身シーンでも可。
「キューティーハニー」を実写にせよ!
46 :03/02/14 20:24 ID:/c+1ZO3c
ドラえもんも実写でたのむ。
もちろん目当てはしずかちゃんの……。
 
ああ、改造の話はどこへいった?
47名無しより愛をこめて:03/02/14 22:02 ID:kOY/ehVg
>>46

恐怖に泣き叫ぶ全裸のしずかちゃんをしばりつけて、
麻酔なしで無理矢理かいぞーしゅじゅつを施したのが「ドラミちゃん」です。
48名無しより愛をこめて:03/02/15 00:03 ID:qG+zq3qq
かってにかいぞう
49名無しより愛をこめて:03/02/15 12:35 ID:KDXJeSEA
眼さえつぶればドラミとのファックでエスパー魔美のアエギが楽しめるんだっけ(w

でもドラミ、金属だしチンポ血だらけになりそうでヤダな。
50 :03/02/15 20:15 ID:8SDkay3X
泣きつかれた様子のしずかちゃんの体の一部がメカ、もしくは鉄化している画像欲しい(笑)
51名無しより愛をこめて:03/02/16 13:11 ID:U9ysvwZL
>44
綺麗な裸体にみるみるキノコが生えるってやつか?(笑)
52名無しより愛をこめて:03/02/16 13:21 ID:5EUBj+PC
流れを遮ってマジレスしてみる。
『女バトルコップ』とか

後はターボレンジャーの榊原由美がトリツキボーマに取り憑かれてたな。
演じたのは内田さゆり。
53名無しより愛をこめて:03/02/16 20:55 ID:fBKvyIlZ
このスレは異常性癖の持ち主の巣窟ですか?
てゆーか、怖えぇぇ〜。
54名無しより愛をこめて:03/02/17 02:52 ID:cpkXWqQs
↑深く考え過ぎだよ
55名無しより愛をこめて:03/02/17 08:49 ID:l/Pci1x0
>>53
普通でしょ?
「エッチネタ板」に言ってごらん、もっと凄い書き込みたくさんあるぞ〜。
5639:03/02/18 03:12 ID:UgvUg3fk
まあ本来1君はフェチ板に立てるべきなんだろーが、
あまりに同好の志が集まらんかったので移住したのであろうよ(w
「変身ヒロイン拷問」シリーズはギガとかシャトルジャパンとか、
インディーズAVにも有るし、
女子高生の拘束イビリを楽しみたければシネマジックでもアートでも、
SMビデオなり写真集なりで代用は可能だ。
実写じゃなくても良いなら触手モノとかエロ漫やエロゲーに山ほどあろう。

大人の人じゃないんじゃないの?>1
57名無しより愛をこめて:03/02/19 00:26 ID:ohQrwwd6
>>56
>>1は「宇宙船」のエロ広告を見て寄ってきた香具師と推測され。
58名無しより愛をこめて:03/02/19 03:03 ID:ifnGpxWB
女子高生はもうダメだ・・・もっと下を狙え!
59名無しより愛をこめて:03/02/20 01:37 ID:R5u8BfwS
女体は改造する為にある
60名無しより愛をこめて:03/02/20 01:56 ID:5kHe64N5
女子高生の下の方を狙え!
61名無しより愛をこめて:03/02/20 10:12 ID:7sqQXTYV
「変身女子高生パティ」ってどうなの?
このスレだから聞いてみた。
62名無しより愛をこめて:03/02/21 21:18 ID:XG8b9YAC
63名無しより愛をこめて:03/02/22 01:24 ID:k+UqCp80
>「変身女子高生パティ」
良くも悪くもヌル〜い河崎ギャグなのでオススメは出来ないが、
まあ笑えるところは笑えるかな。「スターバージン」や「宇宙少女刑事ブルマ」よりは!
森下くるみファンなら楽しめる・・・と。
ちなみに主題歌で「恋身・恋身〜ああ変身じゃな〜い〜」と歌われているよーに、
レンシンなんだけどね(w
一番の問題は、ヘンに上品な坊ちゃん育ちの監督さんなので、
肝心の「エロシーン」から逃げだし(たのかSODがなり社長の横槍か)、
カラミのみ別のW監督を立てちまった事だな。
しかも松本などという特ヲタ魂や遊び心のカケラもない「ハメ撮り専門ナンパ野郎」にっ!!
だから只でさえエロ度数の低い森下で、輪を掛けて抜けない半端な作品が出来ちゃった。
エロ・ギャグ・トクサツダマシイの3つが反発しあってテンデバラバラ。
エロ度は低くても河崎監督単独で真剣に苦手なエロ描写と対峙した方が良い結果が出たかも。

教訓:森下は イジメてナンボ 泣かせてナンボ THOJIROの言うことしか聞かんぞゴルァ!
64 :03/02/23 14:51 ID:EANkiAWC
女子高校生が時間かけてカビに覆われ、やがて怪人になる姿、イイ!!
65名無しより愛をこめて:03/02/28 13:54 ID:kiBATArP
>>63
ダメぽでつか。。。
66名無しより愛をこめて:03/03/02 13:55 ID:w1x8CPs8
>>65

いや、他のゆるい「エセ・エロ特撮パロ」に比べれば、
充分楽しめます(w
河崎実監督独特のトホホテイストに耐えられるかどうかの問題?
少なくとも彼の「電エース」とか「イコちゃん」で腹が立たない人はちゃんと
笑いのツボを刺激してくれると思います。
牛乳浣腸で飛び散る排泄物、意味無くCGでキラキラ光ってるし〜(w
67名無しより愛をこめて:03/03/03 01:32 ID:mZRqXRD4
>>66
特撮パロAVっつーか、河崎実の新作として見た方が(笑)
68名無しより愛をこめて:03/03/05 01:02 ID:HJH1dsnP
女子高生は改造してナンボ
69名無しより愛をこめて:03/03/05 20:48 ID:Ia4s/nRM
女子中生は調教してナンボ
70名無しより愛をこめて:03/03/06 15:16 ID:1W1h8ZXO
女子小生は飼育してナンボ
71名無しより愛をこめて:03/03/07 15:36 ID:WecYV8rR
女子幼生は可愛がってナンボ
72名無しより愛をこめて:03/03/07 22:18 ID:GDTL+sj2
みなさーーん ここですよ!
ここが基地外の集うスレです みなさんここですよ!
祭り板からはるばるご苦労サマです
 さぁ 十分に基地外を堪能してください
とくに>>37の発言は基地外上物ですよぉ!
73名無しより愛をこめて:03/03/07 22:34 ID:YXGiuoLr
思いっきり寂れている罠
74名無しより愛をこめて:03/03/07 22:55 ID:yyIqdWbo
チェンジマンは?
ナナちゃんだっけ?
敵の親分にきゃーきゃー言わされてた記憶が。
75名無しより愛をこめて:03/03/07 23:11 ID:UV1iQg0h
一回だけ女子校生が脳外科手術されて
悪い博士に犯される内容の話は作ったけど
売れなかった上に雑誌にも無視され上司にも
アレは面白くなかったねえとクサされさんざんでしたでもぼくはすきだけどね
76名無しより愛をこめて:03/03/07 23:52 ID:n4LhRdOE
>>1
全員二十歳越えてるし、改造も未遂で助かるけどこれで勘弁してくれ。

ウルトラセブン「恐怖の超猿人」
アンヌが手術台に縛り上げられて猿の脳(脳波?)と交換させられそうになる。
「お願いします、やめて下さい」と敵に哀願するアンヌが萌えるんだか萎える
んだか。
宇宙鉄人キョーダインのダイキライとガドリンガーが出る回
堀江美都子扮する白川少尉がアンドロイド?に改造させられそうになる。諦めか
けたミッチが花摘みの歌を歌い出すと周りが苦しみ出す(最終回の伏線?)。
仮面ライダーのサラセニアンの回
プレイガールにも出てた太田きよみがショッカーに拉致されて改造させられ
そうになる。手術台に大の字に固定されるがカメラアングルが悪いのでよく
見えない。
仮面ライダーV3「人食い植物バショウガンの恐怖」
おねえさんがデストロンに拉致されて改造させられそうになる(こればっか)。
つーか、この話はサラセニアンのリメイクだから同じなのは当然。やっぱ
手術台のカメラアングルが見にくい。
宇宙刑事シャイダー「人魚が呼ぶ海の怪」
サブレギュラーの女の子が海でフーマに拉致され水棲人間に改造させられ
そうになる。
巨獣特捜ジャスピオン「女スパイを連れた古代海魚」
アンリが捕まってハイレグ水着姿で手術台へ。えーとこれは改造じゃなくて
解体されかけたんだっけ?
7774:03/03/08 10:47 ID:MATc8Lfa
サブタイリスト見ての憶測なのだが

電撃戦隊チェンジマン
42話 「セーラー服のナナ」
43話 「スーパーギルーク」

だと 思われ。
ナナちゃんが なんとかオーラを出すと すごい成長ができるとかで
ギルークが ナナちゃんを緊縛して
「出せ〜 出せ〜」 って迫るの。
78名無しより愛をこめて:03/03/08 19:44 ID:oUdr5r5A
>>76
シャイダーの女の子=陽子は確か高校生だから、このスレ的にはヒットですね。
シャリバンの「美少女歌手が歌う危険なヒットソング」も、喉の病気で歌えな
くなったため自殺したアイドル歌手をマドーがサイボーグ手術して蘇らせる話。
アイドルだからたぶん17歳位に違いないが、手術はふつーに終わってしまう
のであまり萌えないのが残念。
79名無しより愛をこめて:03/03/08 21:29 ID:AS5WHyhS
シャイダーの「人魚が呼ぶ海の怪」は記憶する限り自分の初エロです。
80名無しより愛をこめて:03/03/08 22:56 ID:qfdBtv2t
ザカゲスター 怪人バラキュラーの皆殺し作戦
鈴子が敵につかまり洗脳され、悪の手先となったベルスターとカゲスター
が対決。改造じゃないけど、一応手術台に拘束され頭のヘルメットからの
洗脳波を受けてもがき苦しむ鈴子が観られます。鈴子って何歳だ?20代前半
だろうからアウトかな。
81名無しより愛をこめて:03/03/08 23:30 ID:56dZ5PGu
>>1
愛の戦士レインボーマン40話 ダイヤモンド略奪作戦

死ね死ね団女幹部キャシーがサイボーグに改造される。もちろん女子高生じゃないし、それまで極悪な行いをして来た
悪役が組織の命令で改造されるので自業自得。だけど演じる高樹蓉子さんがやさしいお姉さん風の容姿のためか、
手術台に固定された時の不安げな表情とか電撃を浴びせられて悶える場面が悲壮感プラスえろえろ大爆発ですた。
82名無しより愛をこめて:03/03/09 01:12 ID:ZnfvobV+
>>77
ハァハァ
83名無しより愛をこめて:03/03/09 23:25 ID:PRoIzTRU
映画版スケバン刑事で南野陽子がロボトミー手術されかかってなかったっけ?
いつものセーラー服で手術台に寝かされて「やめとーせっ!!」って叫んでたが、
あれくらい自力で脱出できんのか、なんかテレビより弱くなった印象だった。
84名無しより愛をこめて:03/03/09 23:45 ID:zuHBhJ0G
>>83

いつもと違って、
ゴツイ体の「代わりのひと」がいなかったからだよ。

>>83
か、「代わりのひと」などいないッ!!
85名無しより愛をこめて:03/03/11 17:39 ID:sUSQVN4W
千里とみくは制服姿で改造してほしかった
86名無しより愛をこめて:03/03/11 20:48 ID:QyanlSPG
拉致女子校生改造手術AVとか作ったら買う人おるん?
ヒロイン拷問ものとかはあるけど・・・
SMものとしてじゃなく、醜い化け物に改造されるのが萌えるのか?
新東宝映画の池内淳子みたいに(w
87名無しより愛をこめて:03/03/11 21:15 ID:KzK7W4gR
このスレや他のエロ系スレでさんざんガイシュツの「ネオショッカーと女性怪人の
秘密基地」というHPだが、そのBBS
http://6502.teacup.com/zxe07416/bbs
にカキコされていた、
『 実験 投稿者:ekisu  投稿日: 5月23日(木)00時47分32秒 』から
『 実験7 投稿者:ekisu  投稿日: 8月 8日(木)02時28分12秒 』までの
10件の書込みはチェックしたかな?

なかなか萌えるよん♪
88名無しより愛をこめて:03/03/11 23:42 ID:m5Hx8N4D
>>86
いや、漏れの場合、改造手術という明らかなレイプの隠喩が、子供番組の中で出て
くるというところにハァハァするのであって、オブラートをむしり取られたモロ改造手術
AVとかでは、かえって萌えられないと思う。
89名無しより愛をこめて:03/03/12 02:52 ID:xhU3EkWg
>>88
ズバリそのものを描写できないだけに、よりいっそう想像力を刺激する訳ですね(w
90名無しより愛をこめて:03/03/12 13:57 ID:w7IkDcAk
まぁ現実に女戦士が捕まったら、ルックスが平均よりちょっと下くらいからなら改造
する前に姦られるだろうしな
9186:03/03/12 15:33 ID:g4CuWUdT
なるほど(w
まちなかで女子校生のパンチらを偶然見たらグッと来るが、
わざわざ18禁のアダビで「パンチラ」ばかり集めてもグッとこないもんね。
92名無しより愛をこめて:03/03/13 00:08 ID:/L0RPm4i
エロ道は奥深いよな
9386:03/03/14 05:03 ID:YLNCrDy2
インディーズならビデ倫でできないブラックな「スプラター・コメディ」
やれるかなーと思ったんだけど無理みたいね。(ギニーピッグ世代なもんで!)

ああ、エンパイアの「ゾンバイオ死霊のしたたり」みたいなの撮りたいなあ。
あれ、手術台に全裸のネーチャン拘束して、生首が全身舐め回すという、
非常にグッジョブなエロシーンがあるんだよね(w
94名無しより愛をこめて:03/03/14 08:24 ID:8OYZnRnz
ギニーピッグまで突っ走るのは勘弁。
だって…なあ…どうしたってM崎事件を連想しちゃうしなぁ。
95名無しより愛をこめて:03/03/14 11:32 ID:YLNCrDy2
>>94

ギニピも3以降はワハハ本舗のコント集だし、
6なんかボロボロ泣ける切ないファンタジーナンダケドネ(w
1はV&Rだし・・2がコワイのよ2が!あれがやりすぎ!
96名無しより愛をこめて:03/03/14 23:30 ID:DJQl/AI6
拘束してペロペロくらいにしてよ・・・
97名無しより愛をこめて:03/03/15 00:04 ID:+cWwUm8P
>>81
確かサイボーグ手術を受けにアフリカまで行くんだっけ?
アフリカまで行くとなると飛行機か船で行くんだろうけど、彼女はその間どんな気持ちだったのか描写して欲しかったな。
98名無しより愛をこめて:03/03/16 21:04 ID:bNzJ6cWp
ジャッカー電撃隊のハートクイーンは「乙女18涙をすてて」とかいってて
第一回で改造シーンもあったけど、絶対18じゃないよなー、あれ
99名無しより愛をこめて:03/03/17 20:55 ID:XCCbdaGV
女の改造限界歳は25まで!
100名無しより愛をこめて:03/03/18 00:20 ID:3mSuwCKL
むしろ女子高生に改造されたいと思ってる奴は多そうだ…
101名無しより愛をこめて:03/03/18 22:15 ID:F08n98H/
いややっぱり調教する方がイイ!!
102名無しより愛をこめて:03/03/18 22:27 ID:MC4cGW5V
亀レスでスマソ
>>76
「恐怖の超猿人」だったら、アンヌが地面に押し倒されたあと、
ムチ打たれるシーンっしょ。 まあムチは体には当たってないけど。
V3だと、キバ男爵の登場の回で、ドクロイノシシのいけにえにされる
若い女の恐怖の叫びがタマラン
そして、主人公たちに縁のない香具師のところには、正義の味方も
助けには来ないんだ…ということを学んだ瞬間でもあった。たとえ女でも。
103名無しより愛をこめて:03/03/18 22:58 ID:xSBk8Z7m
>>102
直接関係ないことだが、スカイライダー2話でも、主人公の知り合いだけ助けて、
クモンジンに捕えられた他の香具師はほったらかしなシーンがあったな。
104名無しより愛をこめて:03/03/19 02:48 ID:lPF/KwWQ
105名無しより愛をこめて:03/03/21 16:13 ID:WfoPcHYP
ハァハァ
106名無しより愛をこめて:03/03/25 03:46 ID:UHRJ2ySr
毛を剃る
107名無しより愛をこめて:03/03/25 06:55 ID:yHCuyycI
頭の?
108名無しより愛をこめて:03/03/26 20:36 ID:MP+x645q
股間、ワキ
109名無しより愛をこめて:03/03/26 21:19 ID:Acy6ipBD
フリーセックス
110名無しより愛をこめて:03/04/04 00:16 ID:AUYh8NoC
age
111名無しより愛をこめて:03/04/04 18:06 ID:+ZlnaRPd
アゲマン
112名無しより愛をこめて:03/04/05 00:39 ID:Tlbr+aR7
エロスレほしい
113名無しより愛をこめて:03/04/06 22:36 ID:HXeKyoY0
トクサツじゃないけど『仮面ライダーヴァルゴ』の一話は
女の子(といっても大学生ぐらいだっけ?)の改造シーンから始まるね
ttp://home4.highway.ne.jp/miyuki/virgo.htm
114名無しより愛をこめて:03/04/07 01:07 ID:w/J4sK5D
>>113
ただし、全然エロくないけどな・・・
115名無しより愛をこめて:03/04/07 04:19 ID:Kd8u/IFe
そういうネタはツンドラーのリストへ逝け

http://jbbs.shitaraba.com/sports/4725/
116名無しより愛をこめて:03/04/12 14:11 ID:9oqsO0Z9
オバ厨はこのスレを見て
普段自分のやってることがどんなに下らないか自覚すべきだな。
117名無しより愛をこめて:03/04/15 22:29 ID:lZRl3lw0
プニも結花も改造してやりたい
118山崎渉:03/04/19 23:31 ID:dkJR3HHQ
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
119名無しより愛をこめて:03/04/23 22:07 ID:/zVQ5A7j
あげ
120名無しより愛をこめて:03/04/27 10:18 ID:p/xfWi5b
今日女子高生がブタさんになったね。
121名無しより愛をこめて:03/04/28 23:07 ID:darAQNhE
女子高生になってルーズソックスを履きたい!!!
122名無しより愛をこめて:03/05/04 00:26 ID:rZOpk/LX
お嬢様っぽい女子高生が学校の前で倒れてしまい、通りがかりの人
(こいつが怪人だったかな)が助けおこそうとすると、ハイミス風生活指導教師が現れて
学校の中へ連れて行ってしまう。
その後、女子高生が眠っている保健室に怪人が現れ、長い管で血を抜いた。
改造された女子高生の声か?赤ちゃんのようなオギャーオギャーという声が響く。
そのとき、様子を見に来たさっきの教師が「はっ?まさか(あの生徒妊娠してたのか!)」
と、保健室の戸を開けると、そこには怪物が・・・

というのが、子供の頃に見た謎のシーンです。長い文でゴメソ。
スレタイを見て思い出したので、書き込んでみました。これ見たことある!って方いないかなぁ。

123名無しより愛をこめて:03/05/06 16:27 ID:LD4EhDK4
age
124名無しより愛をこめて:03/05/12 00:30 ID:6UknGMaP
ウルトラマンタロウのメモール……。
125ペギラ葉山:03/05/12 00:52 ID:o5HTORCJ
ウルトラセブン
宇宙細菌ダリーに感染した松坂慶子(が演じた女の子)。
→霧のような白いモノをはきかけるツワモノだ!
人間牧場になったアンヌとその友人の女性。
→人間の女性ホルモンを養分にって所にそこはかとないエロスを感じる。
126名無しより愛をこめて:03/05/19 16:11 ID:IA8xfByN
ガイシュツだけど、保全age。
女子高生を改造した怪人がヤラレる最後に萌え。

ttp://member.nifty.ne.jp/neo-shocker/shino-ayame11.htm
127名無しより愛をこめて:03/05/19 16:21 ID:QaFNZHCL
おいおい、このスレに書いてるヤシは、
アギトの映画「プロジェクトG4」を観てないのか?

拉致、洗脳、拘束、タイツだぞ
128名無しより愛をこめて:03/05/21 07:42 ID:7+VT8Qdd
板違いだが、スタトレのボーグにはハァハァしたな(笑)。
改造というか、同化だけど。
129山崎渉:03/05/28 09:30 ID:fQBycOfL
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
130名無しより愛をこめて:03/05/31 05:16 ID:qVULuCRx
>>127

どーせ「魔獣戦線」パクるんなら全裸大の字でしょッ???

全 裸 大 の 字 ッ!!!
131名無しより愛をこめて:03/06/03 02:12 ID:pboeHNqx
半 裸 大 の 字
の方が萌えます
132名無しより愛をこめて:03/06/04 00:09 ID:G/+GdSg2
133名無しより愛をこめて:03/06/04 04:33 ID:Q+QvLE4d
>>132
怪人ハスノミ女
134名無しより愛をこめて:03/06/08 20:16 ID:Ts1zn26h
>>122
キカイダー01じゃなかった?女子高生が制服の上着破られて上半身まる
裸にされてたぞ。ブラしてたけど。
135名無しより愛をこめて:03/06/08 22:22 ID:avHP4XEA
ちなみに某「動画王」って雑誌で、
平山Pがはっきり明言してたけどね。
「仮面ライダーでショッカーが人間をさらって改造人間のバケモノに
しちゃうのは、当時はやったナチもののエロネタで思い付いた」って!

つまり怪人のルーツは「ナチス第三収容所」やら「女拷問人グレタ」みたいな
イタリア製の「ネーチャン拷問実験エログロ猟奇映画」だったとハッキリしたわけだ。
当時の東映も石井輝男や牧口雄二監督で「徳川女刑罰絵巻・牛裂きの刑」とか、
「恐怖奇形人間」「徳川いれずみ師・責め地獄」とかのエログロ路線まっさかり
の時期だしね。

だからいーんです。このスレは正しい。まったくもって正しい趣味嗜好です!
ダークに産まれしモノがダークに帰って何が悪いっ!!
136名無しより愛をこめて:03/06/09 13:05 ID:yJnJqDH/
「最終兵器彼女」が実写でやれば、期待できるか?
137名無しより愛をこめて:03/06/13 19:18 ID:13wS7WD6
むつ利之の漫画「バニラ37℃」でも女子高生が改造されてたな
138名無しより愛をこめて:03/06/13 20:05 ID:YCPS+47B
何に(どんな風に)改造されたの?>137
139名無しより愛をこめて:03/06/18 02:24 ID:s88wYC2w
改造されたわけではないが、帰りマン#47「狙われた女」。
宇宙生物に憑依された丘隊員……ハアハア
140名無しより愛をこめて:03/06/18 03:01 ID:ch1CSTmn
スレタイみて思い出したのは、
バイオマンの女子高生アンドロイドなんだが
話題でてこないな。
141ヅャギ ◆ahr.9Uv.Sg :03/06/21 17:21 ID:VEsjpkiz
>>140
 ミキでしたっけ?
 確か敵倒す為に自爆しちゃったような気が……。
142名無しより愛をこめて:03/06/23 01:12 ID:kODc3nxF
セックス用女性サイボーグ手術でまず豊胸手術として乳首の穴からポンプで空気を入れて・・・・。
143名無しより愛をこめて:03/06/23 01:16 ID:wY//u8cc
>>137 「月曜ドラマランド」で実写化されたやつね
いしのようこ主演で
144名無しより愛をこめて:03/06/29 13:07 ID:08mCHQQE
いやがるプ二をムリヤリ改造(セックス用)
145名無しより愛をこめて:03/07/05 21:51 ID:ZfI7IEi+
ドグマにつかまったプ二。テラーマクロの夜のお供用改造人間
にされることが決まった、そして手術決行の日・・・
手術台の上にて
プ二「やめて、バカな事はよして!あたしには美容師になる夢が・・」
メガール将軍「うへへへ・・・ダマれ小娘、おまえは1万人のなかから
       テラーマクロ様が選んでくださったべっぴんじゃ、有難
       たく思え!」
ぷに、半泣きで「きっと、きっと巧たちがきてくれるわ・・・」
マクロ「ほほほほ・・・残念じゃなお嬢ちゃん、君の友達はホレ、」
そう言って上のガラス窓を指差すマクロ、そこには巧と啓太郎が
ちゃっかり見学に・・・
マクロ「この者達も君の変ってていく姿を観たいそうで、特別アジト
    に呼んでやったぞな・・」
ぷに「うそよ!さては洗脳したのね!」
メガール「そのとおり。さあぐずぐずしてねぇでとっととおっぱじめ
     ようぜ!」
プ二の服をメスで切り裂いていく科学者戦闘員
プ二「イやぁ〜!」
話は飛んで術後。 手術台の上で目を覚ますぷに、パンツ一丁で
シーツが一枚かけられている。
メガール「お目覚めかな・・」
ぷに、あたりをみわたし「・・・・」
メガール「喜べ、これでおまえも栄光ある王国の一員、選ばれた
     臣民じゃ。」
マクロ「ほほほ・・できましたか、さっそく使ってみますかな」
手術台のぷにに触ろうとするテラーマクロ。
以下・・・・。

    
146名無しより愛をこめて:03/07/06 20:05 ID:txPLSbjX
ぷにたんは何の怪人にされたの? みみず千匹女とか?
147名無しより愛をこめて:03/07/06 22:28 ID:554AYaML
怪傑ホームラン女みたいだなw
148山崎 渉:03/07/12 12:37 ID:8enskPwu

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
149山崎 渉:03/07/15 12:06 ID:WKPcDkcX

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
150名無しより愛をこめて:03/07/27 23:52 ID:bH2/0CGm
エロエロなスレだねw
151名無しより愛をこめて:03/07/30 23:26 ID:6dGVH9Kh
エロスレ活性化のために、スカイライダー第4話の女子大生改造シーンの
ムービーを時限うpします。
女子高生でないのが残念ですが。
http://wild_fire.tripod.co.jp/kaizou_movie.html
152名無しより愛をこめて:03/07/31 23:33 ID:je3SQ5Ik
>>151
ムービー キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
153名無しより愛をこめて:03/08/10 07:42 ID:uRgSRzfO
今日のアバレンジャー
154名無しより愛をこめて:03/08/10 07:52 ID:sBeba9dH
ここは気違いのスレッドか。
155山崎 渉:03/08/15 13:55 ID:7PYp5ChP
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
156名無しより愛をこめて:03/08/21 18:51 ID:k6FVAR4F
あげ
157名無しより愛をこめて:03/08/21 20:30 ID:ZXWhLWti
やっぱマンコやアナルも改造されて良くなってなるんだろうな。
幹部や戦闘員たちがやりやすいように。
158せんでん行為:03/08/22 04:15 ID:wj/+rf5x
http://pman-net.com/cyber0/index.html
一応その辺もテーマなんすよ
159名無しより愛をこめて:03/08/25 22:01 ID:3vZ5UccK
>>158
破李拳竜は他にも、女子高生改造ビデオとか撮ってないのかな?

いや、漏れはモロ「撃殺!宇宙拳」世代だし、
「ギガンティスの刃」の冒頭にあった、実写女子高生改造コラにも萌えたクチだし・・・
160名無しより愛をこめて:03/09/08 19:39 ID:XHO1nw3Y
揚げ
161名無しより愛をこめて:03/09/14 17:29 ID:9KrfXi1a
男の子(消防〜工房)が改造されるシーンってある?
162名無しより愛をこめて:03/09/17 08:23 ID:wLHBptTd
サラセニアンに誘拐された女の子(ちょっと年上かな)が人体実験されそうになるが、
危機一髪で仮面ライダーに救出される場面↓

ttp://www.42ch.net/UploaderSmall/cgi-bin/../source/1063754347.jpg
163名無しより愛をこめて:03/09/17 19:58 ID:5IHgNlfU
>>162
最高
164名無しより愛をこめて172:03/09/18 16:35 ID:lhY4LxnK
女子高生くらいが改造って言ったら、電波人間タックルの岬ユリ子が
16〜17歳だから、女子高生の改造になるぞ。
でも岡田さんの実年齢も16〜17歳の割には大人っぽいぞ。どう見ても
日比谷高校2年生には見えないな。
165名無しより愛をこめて:03/10/01 22:39 ID:TfUx+T4f
エースの河童の超獣の時の改造ってどんな感じ?
166名無しより愛をこめて:03/10/03 00:05 ID:oOBrrwfJ
コズミックレイヤーの話題がまだ出てないのは何故? 一応、女子高生改造だが・・・
http://footbody.hp.infoseek.co.jp/cosmiclayer/

女子高生改造シーンの画像はこの中にある↓
http://enoragay.hp.infoseek.co.jp/preview/caution.htm
167名無しより愛をこめて:03/10/22 19:50 ID:TOeyO+md
>>166
コズミックレーヤーはなかなか本編が出来上がらず、未見だからです。
168名無しより愛をこめて:03/10/22 23:46 ID:ltHzGiDs
>>167
HPよくみろ。もう出来てんぞ。

だが通販が未決定らしい・・・。
夏コミで売ってたらしいけど買った奴いる?
169名無しより愛をこめて:03/10/23 00:37 ID:CVNsVrqe
カンコックの映画にならあるよ
見てないけど
http://www.musashino-k.co.jp/eiga/data/bank/youga/pqrst/tehanno.htm
170名無しより愛をこめて:03/10/23 12:22 ID:vguYqIa4
>>168
買ったよ。値段の分はある。改造シーンとかは個人的には不足気味だと思うけど。
でもやっぱりヒーローメインの作品だから仕方ないかなぁ・・・。
171名無しより愛をこめて:03/10/24 00:50 ID:cSHMG/pF
>>170
> 買ったよ。値段の分はある。
損はしないけど、無理して買うほどのもんじゃないって事か。
女戦闘員マンセーの俺としては楽しみだったんだが・・・。

>改造シーンとかは個人的には不足気味だと思うけど。
HPに手術台に載せられて、女戦闘員に改造されるシーンがあったけど、
やっぱダメなのか?

ttp://footbody.hp.infoseek.co.jp/cosmiclayer/story/005.jpg
172避難勧告:03/10/24 01:37 ID:HbafuO3B
某メーカーの企画会議に提案してみたんだけど通らなかったなあ・・・。
イタリア映画(同盟国なのに・w)の「ナチ女囚拷問エロ映画」の
女子高生版を作ってみたいんだけどね(涙
173名無しより愛をこめて:03/11/12 22:30 ID:J8C2wn36
age
174名無し:03/11/12 22:35 ID:vCN1oavJ
シボレナにそういうシーンなかったっけ
175名無しより愛をこめて:03/11/12 22:59 ID:hlxsvwDZ
>>174
シボレナは純粋なアンドロイド、と言うか人工生命体。
たぶん>>174が言ってるのは、シボレナのモデルとなった、Dr.ヒネラー=鮫島博士
の娘・静香が、鮫島に変な実験を施されて死んでしまうシーン。
城麻美女史が、全裸(に見える状態)で手術台に固定されていた。
176名無しより愛をこめて:03/11/25 08:07 ID:QITTep+y
長田さん改造されそうになってたね
人間体にもどれないように
177名無しより愛をこめて:03/12/03 23:47 ID:WosoS7fL
このスレで社会福祉公社の名前を出すのは禁忌事項ですか?
178通りすがりのコギャル映画ウォッチャー:03/12/04 00:06 ID:YEymiSCy
このスレの人に、韓国映画で「テハンノで売春していて
バラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる」は
どうかな…
援助交際の女子高生が担任教師の罠にはまり男たちにレイプされバラバラにされて
死ぬが(ブラック指令とブニョのレオ処刑シーンみたいな映像で表現)
サイボーグ女子高生に改造されてフカーツ!復讐の戦いに逝く…みたいな内容。
塚本晋也がラブ&ポップ撮ったらこんなんなるんでは。ヘンテコな映画だけど
なんか改造シーンに好きモノのハートはかんじますた。
ラストではマムコに大砲つけて撃ちまくってますた。今月あたりから
DVDレンタル開始しますたよ。
179名無しより愛をこめて:03/12/04 00:29 ID:xyTPFXR8
朝鮮人は要りません。
すでに顔改造済みな人が多いと聞きますし。
180名無しより愛をこめて:03/12/07 00:10 ID:5pt65Do5
ぷに改造手術

ネオショッカー手術台・・・

ゼネラルモンスター「サソランジン第2号の改造は順調に進んでいるか?」
白アリコマンドー「ヒー、今この娘の乳首に強力なレーザーメスを射し込んでおります」
ぷに「んんん・・・んんん」乳首にレーザーされて感じてる様子
ゼネラルモンスター「感じるか、娘よ、生まれ変わるのは気持ちいいだろう」
 今度はマ○コにレーザーメスをぶち込む白アリコマンドー
ぷに「んふ・・・んんん・・・あっ!!」
ゼネラルモンスター「いかん、私の股間がこんなに・・・・」
181名無しより愛をこめて:03/12/08 10:23 ID:feqwvcD2
>>180
不覚・・・最後でワロタ(w
182名無しより愛を込めて:03/12/11 01:19 ID:+qUfFLDr
>>180
スカイ4話の手術シーンは、素体となった上村美也が最高だった。オンエア時は白いシーツに包まれて手術台に横たわっていたが、おそらくはその後、手術の経過とともに全裸となったに違いない。
もし、サソランジン2号が製作されるのなら、今、その素体には誰がいいのだろう?
183ゼネラルモンスター:03/12/11 13:49 ID:EPh7HTb8
不謹慎な、例え改造人間用の人間でも女性を全裸にするなど私は命じん!
手術はシーツを掛けて執り行った。
184名無しより愛をこめて:03/12/11 21:36 ID:cPx6iEEY
>>183
悪の組織なのに変なところで道徳的ですね。
185名無しより愛をこめて:03/12/17 17:05 ID:UJSSglkp
加藤夏樹主演の「ステーシー」ってガイシュツ?
186名無しより愛をこめて:03/12/17 22:53 ID:q25oHGHB
>>185
「改造」=「肉体を切り刻むこと」と短絡的に考えれば『STACY』もオッケーなのかな?
でもそんなこと言ってたら、スプラッタ系はぜんぶ許容されそうだな…。
187名無しより愛をこめて:03/12/23 07:31 ID:CJtQSikn
>>182
全裸と言えば、サソランジンの変身が解けて上村美也に戻る時に
服を着ていたのは許せん! と思ったのは漏れだけではないははずだ。
188名無しより愛をこめて:03/12/24 21:01 ID:1JobxAwj
ファイズのぷにをアネモネ怪人に改造したい
189名無しより愛をこめて:04/01/07 18:55 ID:C4Aobczo
190名無しより愛をこめて:04/01/07 18:57 ID:C89bKh8Z
こんなスレあったんだ。

で、鶴は何で話題になってないのか?
191名無しより愛を込めて:04/01/08 00:53 ID:Oh8FmCty
>>183
改造シーンは本来は全裸でなくてはいかん!
192dehehe:04/01/08 08:34 ID:w0C1LFMN
全裸でなくとも萌えます。
193名無しより愛をこめて:04/01/22 13:55 ID:dOIHvvxw
改造でなくても手術は基本的に全裸だろ
194名無しより愛をこめて:04/01/22 14:07 ID:oh5phxv/
理屈じゃない。萌えで考えるんだ!
暴れてすそが乱れるのがいいんじゃないか。
全裸でもなぜかブーツだけは履いている。またはソックスだけ。
これだけは譲れない。
195名無しより愛をこめて:04/02/05 22:25 ID:wzsKHvsR
セーラームーンに期待....
196名無しより愛をこめて:04/02/05 22:30 ID:GUy2EbDz
とっても可愛い子が全裸で改造されてる実写写真です。萌え萌え♥
ttp://www2.plala.or.jp/sava/ope.jpg
197名無しより愛をこめて:04/02/05 23:38 ID:hcgnlSnA
特撮ではないけど、ボスボロットの漫画の最終回で、女の子が機械の体に改造されちゃうよね。
エロい漫画だったけど、最後は子供心に衝撃だったよ。
198 ◆Yna.06orfw :04/02/06 00:23 ID:IPMB8Jz8
衝撃っつーか、ボロッ殿たち全員が分解されて
女の子のパーツになっちゃうという所がすごかった。
ここまで身を挺せるっつーのが。微妙にマジレス
199名無しより愛をこめて:04/02/06 03:35 ID:CJsJwR1U
>>196は何だ……(汗)。
200名無しより愛をこめて:04/02/07 10:20 ID:RdU0TN+7
200
201名無しより愛をこめて:04/02/07 10:41 ID:5HduqDP3
ところで、美人女子大生のこんな(↓)改造シーンが見られる、
ttp://member.nifty.ne.jp/neo-shocker/s02.jpg
ttp://member.nifty.ne.jp/neo-shocker/s03.jpg
スカイライダーのDVDは、みんな買うのかい?
202名無しより愛をこめて:04/02/08 08:54 ID:wlEOex0k
美人?
203名無しより愛をこめて:04/02/22 09:23 ID:693ZPpOE
子供心にトラウマになった。
204名無しより愛をこめて:04/02/23 00:50 ID:ILS6rb61
・・・
205名無しより愛をこめて:04/02/28 21:03 ID:EDFv7zP4
ダークマーキュリーも改造みたいなもんか?
206名無しより愛をこめて:04/03/01 11:41 ID:dlvWsZiI
>>205
あえてマジレスすると、洗脳みたいな感じだと思われ。
207名無しより愛をこめて:04/03/01 11:54 ID:msc4yv7m
板違いだが、改造というとスタトレのボーグだな。

身体に投薬・インプラント……。瞬く間に同化されてしまう。
208名無しより愛をこめて:04/03/03 15:51 ID:Y6CYIjun
セーラームーンなら少し前にムーンが妖魔に改造されそうになるシーンが。
その前の回では女子高生(中学生かもしれん)が妖魔に改造された。ブサイコだったが。
209名無しより愛をこめて:04/03/10 22:48 ID:yWNhq83l
亜美改造、いいじゃないですか。
210名無しより愛をこめて:04/03/10 23:04 ID:OINrwpS+
アニメだけどガンスリンガーガールは少女改造ネタだよな?
見た事ないけど
211名無しより愛をこめて:04/03/11 00:54 ID:/HuVP/uS
鋼の錬金術師には、キメラ(合成獣)に改造される女の子も出てきたな。

て言うか、なんでアニメは改造ネタOKなのに、実写だとダメなのかね?
212名無しより愛をこめて:04/03/11 00:59 ID:WwQAIkRR
生々しいからでは?
213名無しより愛をこめて:04/03/11 01:59 ID:gOOZjzPc
というか実写で見たいか?
>>キメラ(合成獣)に改造される女の子
214名無しより愛をこめて:04/03/11 02:25 ID:u0wh2FZI
>>213
ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)
215名無しより愛をこめて:04/03/11 23:09 ID:lrT8Y7RF
>>214
すげーよ おまえさんw
216名無しより愛をこめて:04/03/14 20:59 ID:d2mIcovn
217名無しより愛をこめて:04/04/08 15:59 ID:Jy6nl4a5
キューティーハニー@庵野版や、キャシャーンでは期待出来るかな?
218名無しより愛をこめて:04/04/17 21:21 ID:g7zzyOy7
age
219名無しより愛をこめて:04/05/06 00:54 ID:1aBpQN77
スカイライダーのサソリンジン(だっけかな?)への改造シーンは良作だと思うけど、
やっぱり怪人化した後の男性ボイスへの変更がやっぱり・・・。
あと個人的希望としては怪人化したあともちゃんと女体だってわかる造型であって
欲しいと思う訳(w。。。
220名無しより愛をこめて:04/05/07 21:55 ID:rMX+mYkf
>>220
で、みなさん。
今度(5/11、7:30)のファミリー劇場でサラソジンの話をやるぞ!
女性改造マニアでファミ劇を観れる人は、ぜひビデオの準備を!!
楽しみだ……
221名無しより愛をこめて:04/05/11 20:21 ID:fbnylaTv
>>219
しかも男の声で女言葉使われた時は爆笑モノだった。
あ、その話さっき観ました。
わざわざ改造手術のシーンを入れている所がなんとも。
でも「やめてください!!」「嫌です!!」を絶叫シーンは(;´Д`)ハァハァ

222名無しより愛をこめて:04/05/12 23:20 ID:vP4m5J7S
>>184
不覚にもワロタ
223名無しより愛をこめて:04/05/16 00:02 ID:cAGNFBBc
gigaの新作は?
ttp://www.giga-freeks.net/top.htm
224名無しより愛をこめて:04/05/16 15:06 ID:oDKjNzr4
>>223
(1)が一番当たりかな?
225名無しより愛をこめて:04/05/21 08:48 ID:9L33soK/
>>213
キメラで思い出したが、スーパージャンプで連載されている漫画で
キメラちゅうのがあるのだが、そこでも女性が鳥怪人に改造される
シーンがあるよ。
226名無しより愛をこめて:04/05/21 12:26 ID:v1bMQnMY
>>225
その話って、もうコミックに収録されてたっけ?
227名無しより愛をこめて:04/05/29 01:27 ID:MpQ3rO0g
メロン記念日の柴田がサイボーグに改造されるシーン
ttp://melonteki.heavy.jp/cap274.jpg
ttp://melonteki.heavy.jp/cap275.jpg
ttp://melonteki.heavy.jp/cap276.jpg
228名無しより愛をこめて:04/06/02 23:44 ID:09xRSSWw
>227
なんて作品でしょうか?サイボーグ→‘悪’のでしょうか・・・
229名無しより愛をこめて:04/06/03 02:11 ID:OS7jdSBZ
>>228
むかしTXの「アイドルをさがせ!」でやってたミニドラマ「サイボーグしばた」。
17歳の女子高生・柴田あゆみが変態科学者・大山田に騙されてサイボーグに改造
されるが、脳改造前に脱走。大山田は柴田を捕らえて脳改造を施そうと、部下や
通りすがりの通行人を改造して毎回柴田のもとに送り込むが…、という話。
ttp://homepage3.nifty.com/ohnary/works/shibata.html
ttp://www1.ocn.ne.jp/~malliona/cyborgs/cyborgs01.html
230名無しより愛をこめて:04/06/09 18:54 ID:7SvhDSf0
>>225,>>226
3巻の最初の方になかったっけ?
231流しの名無し:04/06/11 13:18 ID:lau3D/64
そういや昔「バイオマン」って特撮にミキってサイボーグが出てたよな
あれの最初に機械のつまった腹あけるシーンなかったか?
232名無しより愛をこめて:04/06/12 01:11 ID:aj2VS3cH
>>231
彼女はサイボーグじゃなくて元々ロボットだろ。
233名無しより愛をこめて:04/06/17 23:58 ID:PE8ww3Dn
できれば、BFJの敵エゴス式改造で行われて欲しかったが、女性の改造ってなかったよね?
234名無しより愛をこめて:04/06/18 00:18 ID:6Pz+YpeR
ゲンソウ怪人は元か女性だったと思うけど。
235名無しより愛をこめて:04/06/18 00:35 ID:rtrOFRcc
>>234
あの球体に入ってくれるってことですね!
236名無しより愛をこめて:04/06/18 01:16 ID:iOPA5huj
冒頭モンシロお蝶と云うのが怪人製造機に入ってる、オバサンぽいけど。
237名無しより愛をこめて:04/06/18 23:09 ID:nkmONzDS
改造とは違うけど、ストロンガーの「奇怪人、乗り移り〜」のシチュは好きだったよい。
サタン虫が入ってくとこなんか萌えw
238名無しより愛をこめて :04/06/18 23:11 ID:cAIM0nL9
>できれば、BFJの敵エゴス式改造で行われて欲しかったが、女性の改造ってなかったよね?
バラリンカがいましたぞ!最終回は、BFJ全員があの球体に入れられて、バトルフィーバー怪人にされそうになった。
239名無しより愛をこめて:04/06/20 08:54 ID:5sUVt1x4
そういやイナズマンになかった?
貞子みたいな女がバンバに拉致されて雪女の怪人に
改造される奴?

240名無しより愛をこめて:04/06/20 18:34 ID:CQdd0V4h
漫画にならありそうだな。
241名無しより愛をこめて:04/06/20 19:13 ID:WCk7oal+
>239
ユキバンバラだね。
改造室でバンバが瓶に入った「詐欺師の口」とか「金庫破りの腕」とか
「強盗殺人犯の脳」とかのパーツを改造前の女に見せて
これからお前に移植する、とか言ってるのはかなりエグかった。
242名無しより愛をこめて:04/06/20 20:50 ID:pt9vrYaq
上げ
243名無しより愛をこめて:04/06/20 21:01 ID:0q1rmS+z
そういえば昔、小学館から出ていた小説版仮面ライダーBLACKに、光太郎の恋した
相手(女子大生)がゴルゴムに改造されて、哀れBLACKに倒される話があった。
で、その小説の挿絵を描いていたのが無名時代の新貝田鉄也朗(エロ絵師)で、
手術台に全裸で固定されての改造シーンとか、むちゃくちゃエロい絵を描いてた。

・・・ああいう話こそ、映像化してもらいたいものだ。
244名無しより愛をこめて:04/06/20 21:47 ID:WCk7oal+
メガロマンのバギューマの話、
奴隷として戦わさせられていた女戦闘員が任務に失敗し
リサイクル利用として怪獣に改造されるべく
解剖室に連れ込まれるシーンはガイシュツだろうか。
「アア〜怪獣になるのなんかイヤ〜」とか
叫びながら、ペカペカ点滅する椅子に無理矢理
座らせられる。

チェンジマンでアハメス様を演じた黒田福美(無名時代)も
同じメガロマンに黒レオタードの女幹部としてゲスト出演したが
一回こっきりで出てこない。やっぱ同じプロセスで無理矢理
怪獣にされたのだろうかと妙に気になる。
245名無しより愛をこめて:04/06/20 22:39 ID:mir+DFMx
>>244
メガロマンの場合、改造されて怪獣化されても本当に‘怪獣’しちゃうからな〜。
当時は無理だったろうが、ある程度女性的特徴を持たせたスタイルの怪獣に
なってくれると萌えるのだがw。
246名無しより愛をこめて:04/06/20 23:30 ID:CM+11Jap
247名無しより愛をこめて:04/06/21 02:26 ID:lFmhtSi9
>>241
コレか・・・。
ttp://www.t3.rim.or.jp/~arashin/kaijin/kaijin039.html

>>243
怪人やキャラクターの名前とか分かりますか?
248名無しより愛をこめて:04/06/21 02:37 ID:lFmhtSi9
自己レス。コレ↓かな?

仮面ライダーBLACK MADソルジャー計画(石ノ森章太郎 西村光二 新貝鉄也)
ttp://www.fukkan.com/vote.php3?no=20172
249243:04/06/21 09:14 ID:GGUwtUnQ
>>247-248
そう、それだった。
ちなみにヒロインの原亜矢子は「人魚姫」というあだ名だったので、サカナの怪人にされたんだが、
父親の博士が発明した、敵の攻撃を増幅してX線レーザーで攻撃するMADシステムというのを
体内に組み込まれているので、サカナ怪人ではなくMADソルジャーと呼ばれてる。
姿は、無数の魚が集まってできた怪魚人という感じ。

人間体からの変身は、どこからともなく現われた無数の魚たちが亜矢子に群がり、全身の穴から
続々と体内に侵入し、快楽にあえぎのたうちながら変身するという、エゲツないもんだった。
改造シーンとこの変身シーンだけで、何度もヌイたよ。
250名無しより愛をこめて:04/06/21 19:47 ID:BcYbNLM0
>>243
うう、そのイラストが観たい。復刊したら絶対買うぞ!

>>241 >>247
おおサンクス。
バンバのそんなセリフを言っていたのか。
251名無しより愛をこめて:04/06/21 23:07 ID:7zzD9rG0
ユキバンバラもMADソルジャーもどっちもイイ!ユキバンバラはちょっと怖すぎだけどw。
今の映像技術でやって欲しいな、MADソルジャーの変身シーン。
252名無しより愛をこめて:04/06/22 00:03 ID:pvBtYNz0
映像の技術はアップしても、妙な倫理観が映像化を阻んでいるからなぁ(涙)。

でも思うんだが、きょうびの女子高生の中には悪の組織が勧誘したら、ホイホイと
改造手術を受けてくれそうな香具師って、けっこういそうな気がする。
ゴルゴム怪人のように、数万年の寿命とかをエサにすればさ。
グロテスクな姿だと嫌がるかも知れないから、容姿は蜂女あたりで手を打てばいい。

そう言えば「俺の足には鰓がある」(富永浩史著、富士見ファンタジア文庫)って
ラノベに、悪の組織に入って改造人間にされて喜んでいるヲタ女が出てきたのを
ふと思い出した。
253名無しより愛をこめて:04/06/22 00:33 ID:Jry5OgmR
>>252
俺が正義のヒーローなら拉致されて無理やり改造させられた奴を相手には戦えない。だから俺にはサソランジンみたいな奴は殺せない。
自分から進んで悪の組織に入るような奴のほうが何のためらいもなく殺せるね。
254名無しより愛をこめて:04/06/22 00:49 ID:GMozP93v
>>253
それじゃ自ら進んで改造されたサソリ男やヤモゲラス、ガルマジロン
なんかを除けば、半分以上の怪人を殺せないんじゃない?
少なくともトカゲロン=野本健や、ゴキブリ男=黒木は、拉致されて
無理やり改造されたように思うが?
255名無しより愛をこめて:04/06/22 01:14 ID:Jry5OgmR
>>254
今さらと思うかもしれないが付け足しておくね。
無理やり拉致されて改造された奴でも元々が悪人って奴は遠慮なくぶっ殺す。これでいくよ。
まあ>>252に書かれているような馬鹿な女子高生はためらいもなく殺せるね。
いずれにしても正義のヒーローになるにはある程度人間性は排除されないといけないのかもしれない。そう考えると俺は正義のヒーローになれそうにない。
256名無しより愛をこめて:04/06/22 01:40 ID:oD/Btoj6
ジャッカーは?高校生位に見えなくも無い・・。
257名無しより愛をこめて:04/06/22 02:02 ID:S0MV+9GU
258名無しより愛をこめて:04/06/22 14:54 ID:RKpEBYIi
>>252
富士見ファンタジア文庫なら、「ミュートスノート戦記」かな(絶版・店頭在庫のみだけど)。
主人公が悪の組織の手先となった級友を殺す話とかもあるし。
BLACKとクウガを足して2で割ったような話。

ttp://www.esbooks.co.jp/books/detail?accd=28395161
ttp://www.esbooks.co.jp/books/detail?accd=30442405
ttp://www.esbooks.co.jp/books/detail?accd=30520426
ttp://www.esbooks.co.jp/books/detail?accd=30582113
ttp://www.esbooks.co.jp/books/detail?accd=30746945
259名無しより愛をこめて:04/06/22 22:17 ID:nVByarS2
ハリウッド版ドラゴンボールZがオクラ入りになってなきゃ、
ドクター・ゲロに拉致改造される少女(のちの人造人間18号)なんてのが
外人女優で見れたんだろうか?
260名無しより愛をこめて:04/06/23 08:08 ID:+/XyqVVD
・獣闘紀バスティ 北崎拓 作
この漫画に、主人公のバスティが豹人間に改造されるシーンがあります。
全裸で手術台に固定され、悲鳴を上げるシーンがいいよ。
話は女仮面ライダーぽいです。
でも単行本も出てないし、掲載誌も絶版。
 
261名無しより愛をこめて:04/06/23 10:10 ID:z63lmzx0
君たちが女子高生と仲良くなることはない
262名無しより愛をこめて:04/06/23 11:08 ID:3uq+BRzP
サイボーグ柴田は?
263名無しより愛をこめて:04/06/23 20:58 ID:iRMfJl4V
アイゼンボーグの立花愛の改造シーンは?

あれも一応「特撮」だよね。
264名無しより愛をこめて:04/06/25 19:52 ID:FlWMJOx8
>>263
あったの?
265名無しより愛をこめて:04/06/29 03:13 ID:y3xtmMoS
サンダーマスクのヒロインは改造されてサンダーと戦いましたよ。
でも著しく顔面偏差値が低かったためか話題になることも少ない。
女子高生でもないしな。
266名無しより愛をこめて:04/07/01 00:38 ID:qJ49l3A2
ウルトラマンタロウの鱗怪獣メモール
267名無しより愛をこめて:04/07/01 00:42 ID:SFQsrk7+
スペクトルマンで猿人間に改造された女がいたな。
記憶違いかな?
268名無しより愛をこめて:04/07/01 00:42 ID:LM0wpX6E
>>265
ちなみに何て名前の怪獣ですか?
269名無しより愛をこめて:04/07/01 02:38 ID:BYeufddt
オルフェノク研究所での鶴
270名無しより愛をこめて:04/07/01 02:47 ID:BYeufddt
イラクのアメリカ軍事施設の内部でも
色々なことが行われている、らしい。
271名無しより愛をこめて:04/07/01 08:49 ID:SFQsrk7+
バロム1でヒッキーな貞子風おばさんがドルゲ菌の影響でドルゲ魔人に
改造(正確には違うが)されてたな。
272名無しより愛をこめて:04/07/03 10:33 ID:BTiS/Yuo
ランゲルゲの回か?
273名無しより愛をこめて:04/07/04 23:53 ID:05rkufqI
手術って感じじゃないけど、90’sキュティーハニーのパンサー怪人への改造(シスタージルの細胞の変化した
動物が体内に侵入)はイイナ〜。あれを今やってる劇場版でも再現して欲しかったw
274名無しより愛をこめて:04/07/05 03:14 ID:A1IQ3EVY
>>273
それって、改造されるのは一般人?
275名無しより愛をこめて:04/07/05 07:44 ID:lQCEpf8q
改造じゃないけど来週のブレイドは一般人がアンデッドになるみたいだな
276名無しより愛をこめて:04/07/05 18:51 ID:4G0PL6m9
>>274
そうそう、一般女性。不満を陰に持ち美しい者が選ばれてたと思う。特にスバイダーパンサー(だったかな)は
理想的だったよ。
277名無しより愛をこめて:04/07/05 20:19 ID:C94adyTA
>>276
タランチュラクローだね。
一般女性がシスタージルの口移しで細胞を注入されてパンサー怪人になった。

あと、ネコ型の細胞が寺田林子(けっこう仮面)のマムコから侵入してパンサー怪人にしたり、
ヘビ型の細胞が女子プロレスラー・ビューティー薄(すすき)のマムコから潜り込んで
パンサーコブラに仕立て上げたりしていた。
278276:04/07/05 20:50 ID:4G0PL6m9
フォローサンクス!
ああ言うのって、手術式改造と異なり生々しさが強まるよね。
何度も何度もってネタが考えにくいのかもしれないけどw。
279名無しより愛をこめて:04/07/05 23:55 ID:A1IQ3EVY
「90’sキュティーハニー」って、全話が↓に収録されてる?
ttp://www.esbooks.co.jp/books/detail?accd=07093922
280名無しより愛をこめて:04/07/09 20:22 ID:2E7RD8hj
>>258
オレも全巻持っているが、萌え系の七瀬葵の画風でであそこまでハードなイラストが描けるとは正直思わなかった。
281名無しより愛をこめて:04/07/13 18:21 ID:tH6jJDuy
age
282名無しより愛をこめて:04/07/13 19:52 ID:h++0qG6D
改造したい!
283名無しより愛をこめて:04/07/16 01:35 ID:u/8meQpP
284名無しより愛をこめて:04/07/16 02:42 ID:fJhGCLUK
>>283
神サイトだ……。ははー。
285名無しより愛をこめて:04/07/16 21:51 ID:36tJ/0UO
>>283 >>284
本当に神サイトだ。マニア必見だぜ。
286名無しより愛をこめて:04/07/16 22:00 ID:hC7huqKv
サイトトップ。
ttp://blog.livedoor.jp/g_than33mixer/
女性改造シミュレーションゲーム「悪の組織をつくろう!」の案だとか、
ウツボカズラ女への改造手術とかもある。
287名無しより愛をこめて:04/07/18 02:19 ID:72Zq/Nzv
仮面ライダーV3の第3話でテレビバエの改造シーンに二人の看護婦がいたけど、彼女たちも脳改造か何かを施されていたのだろうか?
もし脳改造されてないならまさに狂っているとしかいいようがない。悪魔崇拝か何かをしていた糞女どもってわけだな。
288名無しより愛をこめて:04/07/18 07:28 ID:P2NkOTJN
そう言えば、スペクトルマンで、ゴリに拉致された女性が
類猿人に改造されてなかったけ?
289名無しより愛をこめて:04/07/18 18:31 ID:81Scp2Ja
男より女の方がグロい生物系が似合う
290名無しより愛をこめて:04/07/19 19:44 ID:MfmEe638
>287
あったね、テレビバエの改造。だけど、そこにいた看護婦にまで想いを馳せた事無かったなw。
>もし脳改造されてないならまさに狂っているとしかいいようがない。悪魔崇拝か何かをしていた糞女どもってわけだな。
単純に女性医療従事戦闘員(?)なんだと思うよ。しかしいざ戦闘においては怪人化する人体改造まで完了している糞女
どころか神女であると考えた方が萌えるでしょうw。実際、あの改造された医師が女医だったらと惜しいと思ってるし・・・。

291名無しより愛をこめて:04/07/20 01:48 ID:OfEVi4vs
>>290
>単純に女性医療従事戦闘員(?)なんだと思うよ

そういう考えも出来るね。しかし、なぜデストロンなんかに入ったんだろう?
そう言えばあの看護婦の片割れはV3に戦闘員ともども追い払われていたけどあの後どうなったのかな?
作戦に失敗したってことで死刑にでもなれば胸がスーッとするんだが。
292名無しより愛をこめて:04/07/20 03:52 ID:L9U5jc3Z
>>286の神サイト更新。
293名無しより愛をこめて:04/07/23 19:33 ID:38ZzinLr
>>291
291(=287?)氏はどうも、ああいうシチュエーションの女性がお嫌いなようですなw。
わざわざ想像の翼を与えてくれてるのであれば、大いに楽しませてもらおうではないか。
もしあれらが男性だったら・・・目も当てられん。。。
294291=287:04/07/25 02:07 ID:w288DROL
>>293
別に好きとか嫌いの問題じゃないんだ。ただ単に倫理的に考えて許せないだけ。まあそれはあそこにいた医者にも言えることだけど。
人間が人間を人間以外の異形のものに改造する。このような人の命をもてあそぶ行為は倫理的に考えて絶対に許されない。
ただあそこにいた医者や看護婦が脳改造でもされていたのなら「半分自分の意思でやったのではない」って言う点でまだ救いがあったかもしれないが。
しかし、もし脳改造をされてなくてああいうことをしたのならこれはもう鬼畜の所業としか言いようがない。
悪の組織の怪人も怖いかもしれないが、そういう怪人を作る科学者はもっとおぞましい奴らだ。俺が仮面ライダーならテレビバエの改造時にいた医者や看護婦は皆殺しにするね。
まあ仮面ライダーはフィクションだからフィクションにそんなに熱くなるのもどうかと思うしまったりと行くか。
でもだいぶこのスレの趣旨からは外れてしまったね。すまん。
295名無しより愛をこめて:04/07/25 06:37 ID:qjzRA06r
なんか難しい話になってるけど、
このスレでは「女体改造は男のロマン!」でいいんだよね?
296293:04/07/25 13:55 ID:UQxZIIBD
>291氏
291氏が言わんとすることは倫理的な意味合いからも十分理解してる。ただ
このスレは295氏が書いてる切り口から楽しもうよってとこだから、モレも
敢えて触れる必要性もないと思ってるし書かない。
何はともあれ、これからもそれ程多くないであろうコノ分野の情報交換、楽し
みにしてるからよろしく。こちらこそ、スマソ。
297名無しより愛をこめて:04/07/26 20:03 ID:r1Zg2cyh
>>288
それ見たいけど何話?レンタル店だとだいたい怪獣列車の巻しか置いてないことが多くて・・・
298名無しより愛をこめて:04/07/29 18:42 ID:aChM4ZtC
>>295
オレはいいです。
男の子は(女体)改造が大好きです。
しかし >>294 さんの言う通り、現実でやる奴は鬼畜外道です。
昨今の、遺伝子を操作する事などオレは大反対なんですから。
しかし、妄想の範囲ではいいじゃありませんか。ね。
299名無しより愛をこめて:04/07/29 19:00 ID:oXFRchIu
おれてきには、女体が改造される だな。
サドじゃなくてマゾ。
300名無しより愛をこめて:04/07/30 05:49 ID:XZktevdZ
アバレンでマホロが女性幹部になってしまう過程が良かったと記憶しているが、
改造手術があった訳ではなかったような・・・。
あれって、孕まされたか何かされたんだったっけ?
301名無しより愛をこめて:04/07/30 11:18 ID:N7T+D6kp
>>300
デズモゾーリャ様に孕まされたんだっけ?
ちびっこ向けなのにハードな展開だったです。

産まれた娘は最後には改心して赤ん坊に戻ったようだが,成長すると大変なことになりそうなヨキュン。
302名無しより愛をこめて:04/07/30 23:01 ID:cCJka5Sv
>>301
そうでしたね。子供向け戦隊モノで子種をって設定はイイ!
ある意味‘人体改造’みたいなものだしw。
因みに解説がされるの回とかってわかります?
303名無しより愛をこめて:04/08/01 01:49 ID:+g4sW/Ak
日曜の朝じゃきついだろう…。
304名無しより愛をこめて:04/08/03 19:22 ID:qLlTLyIJ
>>302
ごめんなさい。さっぱり分かりません。
話としては、ジャンヌ(まほろ)が正常な心を取り戻す時の前後だったと思います。

>>303
でもマジなんです。
赤ん坊が生まれてぐったりしてたときの,女優さんの演技は中々だったよ。
305名無しより愛をこめて:04/08/03 19:50 ID:o2bA7J9n
女の子が40日間渡って監禁され、計100人ぐらいに強姦、朝から晩まで超暴力と超陵辱された。ヤクザ顔負けのリンチで、天井に血が飛び散っていた。(深くかかわったのは5,6人)
膣を灰皿代わりにされ、自慰(オナニー)を強制され、
真冬に裸で外(ベランダ)に出され、裸で踊らされ、手足を押さえつけられ、膣やお尻の穴に鉄の棒を突っ込まれ、膣やお尻の穴に花火を入れ爆発させ、20キロの鉄アレイを身体(裸体)になんども落とされ、瞼(まぶた)に熱いろうそくをたらされ、
手足を押さえつけて、膣にマッチ棒を入れられ燃やされ、膣の中のや裸体をライターで火あぶり、精液を大量に飲まされ、500ccの尿を飲まされ、基礎の他むちゃくちゃ。(生きてるか死んでるかわからないが)ゴキブリも食わされたそうだ。
女の声だが、人間とは思えない叫び声(悲鳴)(絶叫)を上げ続けた!苦しさのあまり何度も気絶した。
殺された彼女の親友が言うには、監禁され殺される一日前、幽霊(生霊)となって「助けて!」と親友に助けを求めたが、親友はどうすることもできず、泣きじゃくった。
「狂宴犯罪」は 一ヶ月以上 続いた 。
そして(失禁して)死んだ。(殺された)i78i78i78i
専門家によると自死(あまりのつらさに耐え切れず、脳が死ぬことを選択した。(命令した。)らしい。(死体にの脳は溶けていたらしい)
死体の顔は目の位置がわからないほど、変形し、親でも誰かわからず、原型をとどめてないほどで、性器のほうは顔よりもっとひどく完全に破壊されていた。死体には髪がなくなっていた。
40日間の監禁で極度のストレスのあまり全部髪が抜け落ちた
死体の膣(マンコ)にはオロナミンC2本、入っていた。
犯罪者どもに極刑を。
306名無しより愛をこめて:04/08/03 21:21 ID:4t3NMT3J
ジャンヌに改造されたって言うよりリジェに改造されたシーンの気もするけどね、アスカの子らしいし
307名無しより愛をこめて:04/08/04 01:56 ID:A3qw2dAF
どうにか判明、32話「アバレ爆竜フルスロットル」でした。どうもありがとうございました。

因みに・・・
デズモ〜が言っている「我が‘みどりご’を宿せ」の‘みどりご’の意味がよく分からなかった
のですが、意味を知って『子ども達はもっとわからんだろう』と思ってしまいましたw。
308名無しより愛をこめて:04/08/04 14:27 ID:ftLFaanm
ググレってやつだな。
みどりご=嬰児=えいじ とも
3歳ぐらいまでの幼児の事だそうな。赤ん坊という意味の方が強そう。

>>306
アスカさんの子なの?
309307:04/08/04 18:03 ID:A3qw2dAF
>>308
解説、サンクス。調べて判っていたから「意味を知って」と書いたんだけど、書き方悪かったみたいだね。
>アスカさんの子なの?
そう、最後でアスカの子だってことに落ち着くらしい。
マホロからジャンヌへの変身も、出来れば通常改造方式だと良かったのだが、光線浴びる式だった。
310名無しより愛をこめて:04/08/04 22:32 ID:nJ1JFx73
若い母親が女怪人として改造されるが
ヒーローとの戦いで人口頭脳の一部が停止しMCが解け、記憶と母性愛を取り戻す
愛児を見つけ、抱き寄せようとするが
子供の方は、化け物と化した女を母親とは気付かずの、おぞましい姿に泣き出す…
改造された肉体は戻し様も無い…、しかもMCの復旧は刻刻と迫る

という理不尽なシチュエーションで誰かかかんかなあ
311名無しより愛をこめて:04/08/04 23:05 ID:vAsPha6T
>>309
ソーリー。余計なお世話でした。

しかし最近は、改造とか無いですな。変身・洗脳がせいぜい。
人体改造ネタが出来なくなったとかあるんでしょうか?
312名無しより愛をこめて:04/08/05 01:01 ID:X6bbMdB9
>>310
初心者的な質問で恐縮だけどMCって何?
ところで似たような話はスカイライダーの4話やシャリバンの16話にあるね。ただこっちは両方とも姉妹だけど。
後カゲスターかキョーダインで敵の戦闘員として洗脳させられた母親ってのがゲストでいたね。もっともこっちは後で洗脳が解けて元に戻ったけど。
ところであなたの希望する話は特撮のストーリーとしては面白いかもしれないが、個人的には見たくないね。あまりにも痛々しすぎる。
まあ子供を平気で虐待する鬼母なら女怪人に改造されてもOKだけど。
313310:04/08/05 01:50 ID:jRkWJ+pI
「バイオレンスジャック」の「アイアンカイザー」篇で
似たような話があったもので…
まあ痛々しいというのは同感ですが

MC=マインド・コントロールの略です
314名無しより愛をこめて:04/08/05 02:13 ID:X6bbMdB9
>>313
情報ありがとうございます。
ところでアイアンカイザーにそんな話があるんですか?詳しく話してもらえませんか?
315名無しより愛をこめて:04/08/05 22:49 ID:lQvrjoXu
>>311
>人体改造ネタが出来なくなったとかあるんでしょうか?
やっぱり、レイプシーンを彷彿させるからじゃないの?

316名無しより愛をこめて:04/08/06 00:40 ID:qkbcZ8la
>>310
俺の脳内妄想でよければ。ただしMC復旧のところからね。後俺の独断と偏見もかなり混じっているけど。

MCが復旧し女は再び怪人に戻った。しかし、ヒーローは彼女に呼びかける。
「この子の母親は君だけなんだ。どんな姿になろうと君がこの子の母親であるという事実に変わりはない」
MCによる命令とヒーローの呼びかけに苦しむ母親。とその時敵の戦闘員がヒーローを狙って銃撃を開始した。しかし、ヒーローは子供と母親にあたる恐れがあるのでうかつに変身出来ない。
その時流れ弾が子供のほうに向かう。怪人(母親)は思わず子供のもとに走り子供をかばい被弾する。
彼女を改造した科学者は「裏切ったな。やれ」と非情にも言い放つ。戦闘員の銃弾が容赦なく彼女と子供を襲う。しかし、彼女は子供をかばい動こうとしない。
子供は銃声におびえながら怪人の顔を見る。その時怪人の顔が一瞬母親に見えた。まったく面影はないはずなのに。子供は彼女に言う。「お母さん?」その言葉を聞いて怪人の目からは涙が流れた。
そしてついに彼女が力尽きる時がきた。ヒーローが彼女に駆け寄る。彼女はヒーローに言う。
「子供には私のことは言わないで下さい。自分の母親が怪物になったと知ったらどんなにショックを受けるか。この子のことを頼みます」
子供がそこに駆け寄る。「ねえ、お母さんなの?お母さん?」
彼女は微笑むと優しく子供の頭をなでた。そして命の火を消した…。そして死体は跡形もなく消滅した…。
317名無しより愛をこめて:04/08/06 00:55 ID:qkbcZ8la
「許さん!」ヒーローの顔が変わった。それは鬼と呼ぶにふさわしい顔だった。
「変身!」怒りの変身を遂げるヒーロー。全身から怒りのオーラがみなぎっている。
彼は剣を抜き、悪の一味に立ち向かう。
怒りに燃えている彼に戦闘員たちは銃弾を浴びせるが彼はかわそうともせず全部体で受け止めた。
彼は戦闘員たちの首を剣で次々とはねていった。それは虐殺とすら言えた。
それを見た科学者はおびえた。科学者はほうほうのていで基地に逃げ帰った。
しかし、ヒーローはその基地にも突入する。襲い掛かる戦闘員たちを切り殺し、改造人間製作スタッフをも見つけ次第片っ端から切り殺していった。
そして科学者を追い詰めた。ヒーローは叫ぶ。「お前にもてあそばれた母子の怒りと悲しみがわかるか!」
科学者はここでいきなり土下座をする。「許してくれ。仕方なかったんだ。子供が病気で大金が必要だった。その時金を出してくれたのが悪の組織だったんだ。これは命令だったんだ。私が死ねば子供はどうなる。頼む、助けてくれ」
科学者に子供がいるかどうかはわからない。しかし、科学者はヒーローの人間的な優しさを逆手にとって罠にはめようと企んでいた。
ヒーローは言う。「そうか、お前にも子供がいるのか」。科学者は内心「しめた!」とチャンスをうかがう。
しかし、ヒーローは次の言葉を放った。「だったらなおさら許さん。貴様に子供を思う気持ちがあるならどうしてあの子から母親を奪った!貴様みたいな親を持った子供がかわいそうだ。貴様の子供のためにも貴様は殺す」
ヒーローの優しさを逆手に取ろうとした作戦は裏目に出た。顔面蒼白となる科学者。
ヒーローは科学者の右手首を切断した。「ギャー!」科学者の悲鳴が響く。「この手であの子の母親を怪物にしたメスを握ったんだな」
ヒーローは続けて左手首も切断する。「この手でMCを設定したのか」。
科学者は逃げようとするが、ヒーローは両足も切断する。「ウギャアー!」科学者はあまりの痛さにもう錯乱しそうだった。
318名無しより愛をこめて:04/08/06 01:08 ID:qkbcZ8la
「これで終わりじゃない」ヒーローはもはや鬼と化していた。
両手首を切断された両腕はまだ残っている。それも切り落としたのだ。こうして科学者は首と胴体以外は全部切断されてしまった。
「残りは首だな」。ヒーローの言葉に科学者はもう何もいえなかった。言う気力すら奪われていたのだ。
ヒーローは科学者の首をはねた。血しぶきが飛び散る。ヒーローは言う。「汚い血だ」
ふと見ると改造人間の手術台があった。子供の母親もここで改造されたのだ。
「こんなもののために…。うおおおおおおおおお」ヒーローは雄叫びをあげると手術台を真っ二つにして破壊した。
外に出ると夕日が沈もうとしていた。子供はそこで泣いていた。ヒーローは子供に近寄る。
子供は聞く。「お兄ちゃん、あの怪物はお母さん?だってお母さんみたいに優しい目をしていたよ」
ヒーローは言う。「お母さんはね、遠いところへ行くから自分の代わりに君を守ってくれってあの怪物に頼んだんだ。」
ヒーローは苦しい嘘をついた。そうとしかいえなかったのだ。それを聞きまた泣きじゃくる子供。
ヒーローは悲しみと怒りに燃えた。悪の組織がある限り今回のような幸せな親子がまた踏みにじられる。
もうこの子のような哀しい思いはさせたくない。人の優しさを踏みにじる奴は許してはおけない。
ヒーローの目からは涙が流れていた。ヒーローの戦いは終わらない。(完)
319名無しより愛をこめて:04/08/06 01:16 ID:qkbcZ8la
以上俺の脳内妄想を書き込みました。はっきり言うとスカイライダーの第4話をパクって自分流にアレンジしました。
後半のヒーローの戦いぶりは実際の番組では放映できない残虐ぶりですが、俺としてはこのくらいしないと母親と子供にすまないと思ったんで書かせてもらいました。
ところで母親ではなく改造された父親が妻子を思って涙するって話がソルブレインのメサイヤでありましたね。しかも改造したNATOは裁かれもしなかったという苦々しい結末でした。
まあ今回の俺の文章はヒーローの怒りに重点を置いたので、女性の改造シーン萌えって方には不満だと思います。
いずれにせよ、最後までお付き合いいただきどうもありがとうございました。
320名無しより愛をこめて:04/08/06 08:40 ID:qVnJMU2y
>>317 - >>319
SS読ませて頂ました。
あなたが何故このSSを書かれたか解りました。
最大の見せ場である”女体改造のシーン”のカット
ヒーローの、悪の科学者に対する虐待からも、それは伺えます。
最初に言って置きますが、私もこのDQN科学者は許せませんよ。
こいつには、これでも程度にも生温いと思います(続く)
321320:04/08/06 08:51 ID:qVnJMU2y
×こいつには、これでも程度にも生温いと思います。
○こいつには、これでも生温いと思います。

ですが、現実と妄想をゴッチャにするやめてください。
あくまでフィクションと割り切ってください。本当に。
無茶苦茶な文章とマジレスすみません。で、ここから本番。

>ふと見ると改造人間の手術台があった。子供の母親もここで改造されたのだ。
ここ萌えるね。誰か怪人に改造される女性のSS書いてくれんかな。



322319:04/08/06 12:09 ID:A2c2cI9A
>>320
まああくまでもこれはフィクションですから。
ヒーローのやった行為を実際にやったらとんでもないことになりますからね。つうかフィクションだからこれほどの行為が出来るわけです(^^;。
ご感想ありがとうございました。
323名無しより愛をこめて:04/08/07 00:54 ID:vILfuYE9
>319
乙!!
改造’と言うジャンルで320氏も書かれた‘怪人に改造される女性’の
手術台に乗せられるまでの流れに主眼を置いた作品が書かれるといいね。
324319:04/08/07 01:08 ID:2jqnraKB
>>323
>>320氏もご指摘のように私には改造シーンはどうも書く才能がないみたいです。母親を改造というのは普通の改造よりさらに痛々しさが倍増するような気がして。
ところで今年の1月に大阪の岸和田で起きた継子虐待事件を覚えてますか?あの事件では継母が逮捕されましたが、あの継母みたいな女を改造するというのなら特に抵抗はないし改造シーンをかけるような気もしますが。
まあそういうことは私より文才のある方にお願いするとしましょう。
さて母親の最期ですが、実はもう一つ考えてました。それは崩落する基地の中で我が子とともに死ぬというのです。
MCを復旧させるために拉致された母親を追うヒーローと子供。しかし、敵の攻撃で子供は負傷しそのままにもしておけないので一緒に基地に乗り込みますが敵に捕まってしまいます。
そして目の前でMC復旧のための手術を見せつけられるヒーローと子供。しかし、ヒーローの呼びかけで母親は葛藤し基地の中で暴れますが戦闘員の攻撃で瀕死の重傷を負います。
悪の組織は基地を捨てることを決めヒーロー、母親、子供を基地諸共消そうとします。自爆スイッチが押され崩壊する基地。
その基地の中でヒーローと子供ははぐれてしまいます。しかも子供はさっきの怪我で破傷風にかかっていてもはや助かる見込みもない。
火の中に取り残された我が子を救おうと母親は火の中に飛び込みますが二人とも逃げ場を失います。
炎の中で子供は怪人に母親の姿を一瞬見て「お母さん?」と呼びます。それを聞き涙する怪人。
その直後燃える柱が二人を直撃し二人は消えます。それを見たヒーローが怒って後は前の記述どおりです。
まあ私の妄想もこのくらいにしておきます。どうもありがとうございました。
325応用その1:04/08/07 23:50 ID:h9WG6DGf
「いい子だから、ここにいるのよ」
あちらこちらで銃声がこだまする街の片隅で、
その若い母親は幼い我が子に言い聞かせた。
「動いたり、声を出したりしちゃだめよ。ママが迎えに来るから」
子供を小さなゴミ収集用のトランクルームに押し込むと、
念を押した。

悪の組織のゲリラ攻撃を受けたその街。
戦闘員からなるその一隊は「人間狩り」のため
その街を占領したのだ。
銃を突き付けられて虜になる人々。物陰に隠れてもひきずり出される。
抵抗すれば容赦無く射殺された。
彼女の夫、子供の父もまた、妻子をかばって銃火に倒れたのだ。
戦闘員A「馬鹿め。抵抗さえしなければ、それこそ長生きできたものを」
326応用その2:04/08/07 23:52 ID:h9WG6DGf
わずかな隙をみて彼女は、愛する我が子を隠す。
「いいわね、約束よ○○ちゃん」
「うん。○○ちゃんいい子だから約束する。パパともね」
状況が分からず無邪気なわが子に、心の中で涙を流し別れを告げる。
戦闘員B「女がこんなところにいたぞ」
戦闘員C「よーし、こっちへ来い」
母親はひきずり出され、捕らえられた他の人々の群の中に放り込まれる
戦闘員A「これだけいれば十分だ。出発!」
虜たちを乗せたトラックが去っていく
母親(○○ちゃん。あなただけは生き抜いてね)

何処とも知れぬ悪の秘密基地に連行された人々は
身につけているもの剥がれて身体検査を受けた後、
量産型改造人間プラントの入口に並ばされた。
ベルトコンベヤー型のプラントを通り抜け終わった時、
男女それぞれの形の戦闘員に生まれ変わるのだ。
科学者「お前達はわが軍団の一員として、永遠の命をもらえるのだ
光栄に思え!」
327応用その3:04/08/07 23:54 ID:h9WG6DGf
列を成している男女を傲慢に眺めながら、戦闘員の素材となる彼らの
予備検査カルテに再び目を落す。
「うん!この血液は?」
科学者の目が急に妖しく光る。
「おい、338番はこちらに渡せ」
捕らえられた人々はみな、ナンバーを背中に焼き付けられているのだ
男女の列に銃を突きつけ監視している戦闘員の1人が、女を連れてくる
科学者「お前の体は、私の自慢の人工血液にぴったりだ
お前はもっといいものに改造してやる」
あの若い母親だった。

科学者「私の長年の研究にこれほど体質が合った素材は初めてだ。
私の人工血液を使えば、生体部分、メカ部分も数段のパワーアップだ」
メカ担当科学者「待ってくれ。ハイブリッド人間に改造するには
この女は年齢が少し高い。内臓に相当の負担がかかるぞ」
脳改造担当科学者「それに、精神状態の乱れが激し過ぎる。脳改造に
少し手がかかる」
科学者「かまわん。どうせ内臓などはほとんどメカに取り替えるんだ。
脳だって人工頭脳を補助する部分を除いて切除してしまうのだ。
これほどの材料を改造しない法があるものか」
328応用その4:04/08/07 23:56 ID:h9WG6DGf
手術台の上に乗せられて手足を固定され、首だけがなんとか動かせる状態で、
かろうじて科学者たちを見上げる母親。
彼らの会話から、自分の身にこれから何が起きるのか、おぼろけながら嗅ぎ取った。
母親「助けて下さい!お願い!私を自由にして下さい!」
哀願の声に振り向く科学者たち。
脳改造「おい。麻酔もかけていなかったのか」
科学者「私の人工血液を注入するのだ。ほかに余計なものを
この女の体に入れられてはたまらんからな」
メカ「馬鹿な、麻酔なしで体を切り刻む気か」
科学者「大丈夫だ。MC処置と同時並行で体を改造すればいい。
そうすれば痛みも感じないだろうよ」
切り刻む≠ニいう言葉を聞いて、さらにはが激しく抵抗する母親。
しかし、両手両足は台に固定されたままだ。身悶えるが、体が自由になるわけでもない。
母親「お願いです。許して。改造されるなんていやです」
科学者「誰しもがはじめはそう思う。だが、
脳改造がすめば、我が軍団の一員となれたことを感謝するようになる」
329応用その5:04/08/07 23:58 ID:h9WG6DGf
母親「子供がいるんです。お願い!あの子のもとに帰して。放して下さい」
科学者(子供がいたのか。もしこの女の体質が遺伝してるとしたら、改造手術は無理にしても、臓器を使えたのに。マヌケな戦闘員どもめ)
「安心しろ。母親でなく、我が軍団の光栄ある戦士として生まれ変われば、子供のことなど忘れてしまう」
母親「いやっ。いやっ」
脳改造担当が母親の髪をかきわけ、頭に電極をつなぐ。
豊かな肉体にも、数本の電極が取りつけられる。
脳改造「お前は運のいいの女だ。我が身が変貌するそのありさまを、痛みも無くその目でみながら手術を受けられるのだ。体の手術が終わるころには、意識は改造人間のそれだ。
その後脳の本手術だが、自分でものを考えないと、楽でいいぞ」
母親「あっ。ああああああ」
330名無しより愛をこめて:04/08/08 00:33 ID:eav471HW
>>325-329
ついに始まったね。母親改造編。なかなか鬼畜な展開だな。今後に期待。
ついでにこの母親やDQN科学者の最期もかいてよ。>>316-318をベースにしてあなた自身のアレンジ版を書いて欲しいってのが個人的希望。
331名無しより愛をこめて:04/08/08 06:52 ID:3pBP8NeA
Kiss in the dark
ttp://blog.livedoor.jp/g_than33mixer/

レスが多いので、掘り起こしで再掲の神サイト。
332名無しより愛をこめて:04/08/11 21:13 ID:5V8/8Z7Q
アニメでもそういうシーンが欲しい
333名無しより愛をこめて:04/08/13 20:54 ID:PNTgA/A3
女体改造の優良サイト
「ネオショッカー怪人と女性怪人の秘密基地」
が、ついに閉鎖してしまった ・゚・(ノД`)・゚・。

手術台で改造を受ける少女が恐怖と緊張のあまり失禁して、
シーツを濡らす小説は、とても良かったのに!!
あそこの小説を持っている人がいたら、ここにうpして欲しい。
334名無しより愛をこめて:04/08/14 03:19 ID:+9R4vzQd
>>333
お前みたいなやつが鬱陶しかったんだろうな。
335名無しより愛をこめて:04/08/14 07:50 ID:pjW2Yldd
>>334
空気の読めないお前がなw
336名無しより愛をこめて:04/08/14 21:10 ID:d9lHXfdb
どっちもどっち
337名無しより愛をこめて:04/08/15 00:01 ID:8TjF+TFZ
改造とは異なるけど、ストロンガーの「奇ッ怪人乗り移り〜ィ」も好きだったけど、
あまり女性には乗り移ってないよね?
338名無しより愛をこめて:04/08/15 14:00 ID:UiWXNH1j
板違だけど、今週のプリキュアのあれは憑依なんだろうか?
お姉さんのおびえとまどう感じは悪くなかった
339名無しより愛をこめて:04/08/15 18:03 ID:8TjF+TFZ
>338
前の流れがわからないから何とも言えないけど、あの女性がもともと憑依される対象となっていた
人物か、突如取り付かれた人物だったのか気になった。
乗り移りや憑依も台の上で行われるか、外で行われるかで味わいが変わるものだね。
340名無しより愛をこめて:04/08/16 07:49 ID:vu5b8k5d
>>331
つぼにはまりすぎた。
何回も抜いてもーた。
神彌弥さま最高!
おれにとって「ネオショッカー怪人と女性怪人の秘密基地」以来のヒットだ。
341名無しより愛をこめて:04/08/17 02:47 ID:cpVquqj0
ところで母親改造の話続きはまだ?
342名無しより愛をこめて:04/08/20 19:12 ID:t0URuMq5
age
343319:04/08/21 01:29 ID:evTQtitt
>>325-329
SS読ませていただきました。
読んでいて怒りと涙を抑えることが出来ませんでした。フィクションとわかっていても悪の組織の科学者たちにはマジで怒りと殺意を改めて覚えました。
以前私はMC復旧後のSSを書きました。そこではヒーローが悪の科学者を虐待して殺しましたが、このSSを読んだ今ではその虐待すら手ぬるいと感じました。
そこでMC復旧後の話を書く場合にお願いがあります。
まず子供は母親と一緒に死なせてください。父も母も死んで一人生きていくことの辛さを考えれば、一瞬苦痛が伴うけど母親と一緒に死なせることが幸せのように思えるのです。
いや、ぜひそうしてください。じゃないと母親も子供も辛すぎます。そして子供を殺すことで同時に悪の組織の悪辣さをより強調できると思います。
そして科学者たちにはじっくりと拷問を食らわせてください。脳改造担当、メカ改造担当も一緒にじわりじわりとなぶってください。
こんな奴らは何回殺しても飽き足らないくらいです。ちなみに虐殺方法はお任せしますが、遺伝子操作で誕生した凶暴なピラニアのプールに正義のヒーローが科学者を放り込むというのもいいですね。
それか、科学者たちは作戦の失敗、改造人間工場の損失の責任をとらされて首領に惨殺されるってのもいいですね。この場合科学者たちはお互い罪を擦り付け合いながら殺されるっていうのがいいです。
344319:04/08/21 01:37 ID:evTQtitt
でもこういうことを書いたらこのスレの趣旨に合いませんね。
私も女性改造はまったく嫌いじゃないのでいくつか見てみたいシチュエーションを書きます。

その1.犯罪者
文字通り犯罪者です。女殺し屋、女結婚詐欺師、レディース、夫に保険金をかけて殺そうとする妻などを悪の組織が拉致して改造して欲しいですね。

その2.不良女子高生
これは文字通り不良女子高生です。それも昔のスケバンのような見るからに悪って奴じゃなく、お嬢さま学校や進学校に通う表面上は優等生の女子高生がいいです。
優等生の裏で援助交際や親父狩り、いじめや痴漢詐欺を働くそういう腹黒い女を改造して欲しいです。

その3.悪の組織の女幹部や女科学者
悪の組織の手先として指揮をとる女幹部やそれこそ改造人間手術を行う女科学者や看護婦を改造して欲しいです。
作戦失敗の責任を追及された彼女たちは結果として改造人間にされる。それまであごで扱き使っていた戦闘員たちに取り押さえられ手術台に連れて行かれる。
彼女たちは初めこそ「お前たち、この手をはなせ」などと高飛車な態度を態度を取っていたが、やがて…。なんてのが見てみたいです。
345319:04/08/21 01:44 ID:evTQtitt
まあ結論としては私は「悪女」を改造するシーンが見たいのです。それは男にもいえます。母親を改造した科学者が恐怖に震えながら改造されるってのも見てみたいです。
善良な人を改造するのは許せませんが、悪人を改造するのは大歓迎というか自分でメスを握りたいくらいです(^^;。
悪人を改造した改造人間なら何の躊躇もなく殺せますからね。
そう言えばさっきの母親で思い出したことが一つあります。
>彼女の夫、子供の父もまた、妻子をかばって銃火に倒れたのだ。
子供の父、ここに興味を覚えました。もし子供の父親が夫でないつまり彼女が不倫をして子供を産んだのなら私はここまで彼女に同情を覚えないと思います。
なぜなら不倫をした彼女は「悪女」だからです。こういうの改造手術には私も喜んで参加しますね。
だいぶ話がそれましたが、今までの特撮にも悪女を改造するシーンはありましたがここでも誰かかいて欲しいです。
それも改造手術時には手術台の上でタカビーな態度で悪態をつきまくって欲しいです。そういう悪女が絶望に打ちひしがれた時の表情はたまらなくそそりますからね。
やっぱ俺ってサディストなのかも…。
346名無しより愛をこめて:04/08/21 03:32 ID:68i8gZms
>>343-345(=319)様
一読して、共感できる部分が多いな、と思いました
多分、ポイントは、「自分の倫理観と(性的)趣味が齟齬をきたさない」
というあたりではないかと思います。少なくとも、自分は、
「倫理観に邪魔されて萎えるのはイヤだし、だからといって倫理観の方を
かなぐり捨てたりカッコに入れたりするのはもっといやだ」という
感覚から、共感できました。

ただ・・・願わくは、妄想の中で倫理観をちょっとカッコに入れて
悦楽にふける私みたいな人間に「正義の鉄槌」を下すことのなきよう
・・これは多分「人間の弱さ」かもしれなくとも決して「悪」ではないと
思うのです・・・・・・
347346:04/08/21 03:39 ID:68i8gZms
「かなぐり捨てたりカッコに入れたりするのは」

「かなぐり捨てるのは」
に修正します。
(書きながら迷いがあって一貫しない文になったことに
気づいたので、自分なりに、きっちり線を引くことにします)
348346:04/08/21 03:51 ID:68i8gZms
・・・・あ、現実世界で「倫理観をカッコに入れる」輩は
「かなぐり捨てる」やつよりも鬼畜であると認識しています

だから>>347は余計だったかな・・・(ってなに3レスも使って
名に書いてるんだ。スレ汚しごめんなさい)
349名無しより愛をこめて:04/08/22 01:57 ID:kRBg9Fvq
> 319さん
これらの案を神サイトに送るってのはどうですか?
350名無しより愛をこめて:04/08/22 02:35 ID:6WP7N8XY
あの話が神様の絵でヴィジュアル化?♥
351325:04/08/23 12:38 ID:63CcRv6X
>>319/341/346
続き、もうちょっと待って下さい
352319:04/08/24 03:07 ID:7gD/hjfj
>>351
待っています。あつかましいお願いですみませんが、ぜひ私の希望通りの展開でお願いしますm(__)m。
あと私の見たい改造人間の素材となる女性のタイプはもう一つありました。

その4.タカビーな美人OLや美人芸能人
男を金づるとしか見てない美人OLや性格の悪い美人芸能人を拉致して改造したらどんなに萌えられるか…。

こういった悪女の改造シーンなら私もぜひ書いてみたいです。今から構想を練ろうと思います。
353319:04/08/24 03:10 ID:7gD/hjfj
>>346さん
ご心配なく。あなたに鉄槌を下すことなんて夢にも考えてません。そんなことしたら私にも鉄槌を下さなければならなくなりますから(^^;。
私が憎み鉄槌を下す相手は小説の中の登場人物で善良な人を改造人間にする科学者やその組織の構成員たちですから。
354名無しより愛をこめて:04/08/27 01:02 ID:13YatNhb
そう言えば悪の組織の女幹部の改造シーンなら、ゴーグルファイブでもなかったっけ?
最終回間際でマズルカが総統タブーの前で白いベッドに寝かされてビームみたいなものを照射されてるシーンがあったように思うんだけど。
なんか改造手術っぽいシーンだった。
355名無しより愛をこめて:04/08/27 22:34 ID:+u9Wo1EU
人気声優を改造してオタを洗脳
356名無しより愛をこめて:04/08/28 12:20 ID:t3rNV/yI
出川哲朗に改造!!
357名無しより愛をこめて:04/08/28 14:30 ID:AVMFmrb2
>>355
能登?
358名無しより愛をこめて:04/08/30 01:38 ID:yc/Ytuj2
悪女の改造なら近年ならガイファードの紫苑恵が忘れがたい。
たくさんの人間を改造してきた彼女が瀕死の重傷を負ってメタルシオンとなってよみがえった時ガイファードが「たくさんの人間を改造してきたお前が改造人間になるとはな」みたいなことを言っていた。
その時のガイファードは明らかに彼女を嘲笑していたように見えた。そしてそんなガイファードに俺も同調していた。
359名無しより愛をこめて:04/08/30 16:41 ID:Xjur7o2X
>>331(他)の神サイトでリンク貼られてる「蜂娘祭」って何?
リンク先見たら蜂女SSがいっぱいあった(ハァハァ
360名無しより愛をこめて:04/08/31 01:59 ID:9bxUjOp1
>>359
ここまで宣伝臭いと萎えるな。
361359:04/08/31 02:16 ID:6zjPlePp
別に宣伝じゃなかったんだが
その後読んでみたらSSはけっこうばらつきがあった気がした
で、祭というのはあそこのリンク先のサイトか何かで?
362名無しより愛を込めて:04/09/03 23:50 ID:O+eVoz3e
母親改造の続きが速く読みたい。
鬼畜な展開大歓迎です。
より悲劇的にして欲しいのと、ディテールの細かな改造シーンが見てみたい。
母親が、どんな怪人に生まれ変わるのか楽しみで仕方無いです。(蜂女希望)
363名無しより愛をこめて:04/09/04 00:03 ID:ohABsCSe
ところで母親改造の話の作者はこの母親の最期とその子供の処遇、そして科学者たちへのヒーローのお仕置きをどのように考えているのか聞きたい。
俺的には>>319みたいに母子ともに死んでそれで切れた正義のヒーローが科学者をいたぶるってのが見たい。
364名無しより愛をこめて:04/09/04 01:10 ID:o6WF2CKo
>>363
科学者、神サイトのエイミみたいな美少女であるパターンと
もっと呪うべき悪の権化みたいなパターンとどっちがいいだろう
365応用その6:04/09/04 01:22 ID:UAtIQaHV
科学者「オペ開始だ!」
助手の1人が壁のレバーを下げる
キリキリキリキリ…
何とも云えない感触が、手術台の上の母親の、
耳の奥から脳に伝わる
母親「はうっ」
声をあげようとするが、口がぱくぱく動くのみで音にならない
体をくねらせて、この何ともいえない感覚から逃れようとするが、無駄なことだ
手足を固定する金具がガチャガチャ空しい音を立てるのみ
脳改造「麻酔代わりだ。普通より高レベルのパルスを流すぞ」
コンソールのダイヤルを回し「MAX」に合わせる
「ふわっ、ふうう、あうっ」
声にならない声を酸欠の魚のように口から発し、上体をのけぞり
腰を突き上げて苦悶する母親。
目の前の風景、うすら笑いを浮べた科学者グループたちの姿が
オレンジ色の膜に彩られるようだった
様々なイメージの断片が、彼女の思考の中に洪水のように流れ込む。
血と殺戮のイメージ、この組織がこれまでに行なってきた所業の数々が
そのどれ1つとっても、平凡な主婦であり母親に過ぎなかった彼女には
耐え切れないほど生々しい残酷劇だった。
366名無しより愛をこめて:04/09/04 01:23 ID:ETaRzi0f
>>364
ここでは悪の権化みたいなパターンが無難だと思う。
ただエイミって奴がどんな奴かは知らないけど、俺的にはそいつを改造してみたいという気持ちはある。
367応用その7:04/09/04 01:24 ID:UAtIQaHV
そのフラッシュバックのようなイメージと交互に、
慈愛に満ちた首領の呼びかけが彼女の脳に甘くせつなく響く
「来れ我が婢(はしため)よ。共に永遠の命を遊ばん」

おおよその人間の耐え得る100倍以上のフラッシュバックが、彼女を襲っている
竜巻のようなそれは、彼女の血管と神経と脳細胞の1つ1つにまで
これでもかと暴風を叩きつける
その熱風の中に浮かび上がる首領のイメージに、切ない感動さえ覚えていた。
すべての力が裸の皮膚から放散する。
その中でただすがれるのは、巨大で偉大な首領の影だけだ
「はふうっ、はふうっ」切ない息吹が止まらない
(お願いです。私を助けて下さい…じっと抱いて離さないで…)
動かない筈の両手がまるで伸びるような錯覚におちいる。
その幻の手を伸ばし、首領にすがりつく。
首領の全てが自分の中に溶け込んでくれているようだ。
368名無しより愛をこめて:04/09/04 01:25 ID:ETaRzi0f
って書き込みしていたらついに続編が始まったね。ここまできたら最後までつまり母親の死から科学者たちが虐殺されるところまで話をすすめて欲しい。また途中で終わられるとフラストレーションがたまる。
369応用その8:04/09/04 01:26 ID:UAtIQaHV
彼女の体は最早、彼女のものではない.
全身が重くなり
皮膚の感覚がむずがゆいやらしびれるやら、おかしくなってくる。
だが、不思議と落ち着いてきた
脳改造「よし。もうこの女は痛みなど感じないはずだ」
先に針のついたチューブが、彼女の右胸に指し込まれる

チューブを通じて真っ赤な血液がどんどん抜かれて行く。
先程の科学者のリーダーが、巨大な注射器のような針を束にして持ってくる。
「では、いよいよ私の人工血液だ。改造人間の体液と一緒にゆっくり注入してやる!」
針の一本は彼女の臍に、もう1本は下腹部に挿入する。
鉄串のような太い針3本に体を貫かれたが、不思議と痛み1つ感じない。
科学者「これでお前の体からは、人間としての血液は無くなる
一滴も残らないのだ。うははははは」
370応用その9:04/09/04 01:28 ID:UAtIQaHV
長年の研究≠ェ母親の体の奥底に注ぎ込まれていくのをみながら
狂的な哄笑をあらわにする科学者。
その人工血液は、今まさに彼女の体から抜き取られている赤く温かな血の色とは対照的に、冷たい雪のように真っ白だった。
彼女の心臓が鼓動を一つ打つごとに、人間としての血が、豊かな胸に突き刺された採血針を通じて外に吐き出される。心臓が収縮し体に血を通わせようとするたびに、冷たく白い改造人間の血液と体液が、彼女の体の隅々に行き渡る。
母親の体の生理が、刻一刻と彼女を「新しい体」につくり変えてゆく。
メカ担当「さて次は、新しい部品になじんでもらおう」

そういって取り出したのメロンほどの大きさの塊は
生き物ともメカともつかぬ、奇怪な代物だった。

371名無しより愛をこめて:04/09/04 01:32 ID:RxThp0xt
サイボーグしばたって改造シーンどんなだったっけ?
372名無しより愛をこめて:04/09/04 03:22 ID:o6WF2CKo
373名無しより愛をこめて:04/09/04 07:46 ID:H9jrXy41
>>366
エイミー。本名 柊 由美子。
元は正義の科学者だったんだけど
悪の組織に捕まり洗脳され、悪の幹部になった女性だ。
おそらく自分で自分をを改造しているじゃないかな?
そんな女性だ。
374名無しより愛をこめて:04/09/04 11:31 ID:npGJFzGr
母親改造続きが出たね。こうなったら一気にストーリーを完結まで持っていこうよ。
375名無しより愛を込めて:04/09/04 14:39 ID:4/ZB/LK7
人間以外のものへと変貌してゆく、美しい肉体。
どんな怪人に生まれ変わるのか、母親改造、速く先が読みたい。
376319:04/09/05 01:05 ID:2vfO5fyS
母親改造のSS読ませていただいています。あまりの鬼畜ぶりに目をそむけたくなる思いでした。
ですが、ストーリーとしてはだんだん盛り上がってきたと思います。このまま一気に完結まで突っ走ってくださればと思います。
そしてくどいですが、私の書いたSSよりさらに鬼畜度の高い、つまり母子殺し、より詳細な科学者たちの虐殺をやってくださることをお願いします。
ところで今日はもう一つお願いがあってまいりました。私も女性改造のシーンを考えているのですが、いかんせん素材となる女性が思いつきません。
そこで以前私が>>344で書いたジャンルからこれはと思う悪女を皆さんに選んでいただきたいのです。
それをベースに構想を練りチャンスがあればいずれここに書き込ませていただきたいと思います。
勝手なお願いで恐縮ですが、どうぞよろしくお願いします。
377名無しより愛をこめて:04/09/05 05:26 ID:u4igm+yq
関西ローカルの「特撮」ならこういうのもある

 スポ根特撮ドラマ「燃えよ!カバディ」
 http://www.showtime.jp/idol/kabaddi/
378名無しより愛をこめて:04/09/05 12:23 ID:sg0e+PIp
ガイファードの紫苑恵
379名無しより愛をこめて:04/09/05 16:27 ID:NFHtRJUb
>>378
彼女がどうしたんだ?
380名無しより愛をこめて:04/09/05 23:15 ID:eliESXwf
>379
>>358のことじゃないの?
381名無しより愛をこめて:04/09/06 00:17 ID:8PFFcy3r
>>380
>>378>>376が募集していた改造人間となる悪女の候補として名前を挙げていたんじゃないのかな?
382325:04/09/06 04:21 ID:VWU4QHLD
PCの電源がいかれて、中断ぜざるをえませんでした。
直ちに復旧を図っていますが、最悪の場合、ネカフェからの書き込みに切り替えます。
モノはHD内にできているのですが、長くなっちゃったうえにこの状況では、一度に書き込めるかどうか…
383名無しより愛をこめて:04/09/06 10:34 ID:8wlsuo1r
>>325さん
もう完結しているんですね?
可能なだけここに貼り付けてください。お願いします。m(__)m
384名無しより愛をこめて:04/09/06 23:21 ID:8v+psJNc
母親改造の話だが、もしあの改造される母親が安室奈美恵や広末涼子、吉川ひなのなどならこれほど痛々しくは感じないだろうな。むしろもっとやってくれって思う。
俺こいつら嫌いだから。当然惨めな末路を希望しちゃうかも(^^;。
ところで女性の改造シーンなら正義側でもあるよな。ジャッカーのハートクイーンとか。
今度は誰か正義の組織が正義のために女性を改造するって話も書いてくれないかな?
385名無しより愛をこめて:04/09/07 00:53 ID:7Yqrl4Li
>>384
通常のパターンじゃ、事故に巻き込まれ、仕方なく改造された、
または、恋人などを悪の秘密結社に殺され、望んで正義サイドの博士の改造手術を受ける
パターンがあるが、やはりここでは拉致され無理矢理改造され、洗脳処置をする寸前に
逃げ出し正義のヒロインになるパターンがいいな。
386名無しより愛をこめて:04/09/07 08:01 ID:2qrQB7I2
>>385
親友とか双子の姉妹とかと一緒に拉致され、共に改造されるけど、
事故か何かで主人公だけ脱出に成功。正義のヒロインとなる。
けど親友(姉妹)は脳改造されて…。というBlackなパターンをキボンヌ。

目の前で親友(姉妹)がひと足先に改造されてゆくのを、震えながら見守る
という鬼畜シチュエーションが特に(・∀・)イイ。
そして自分の番。手術台に縛られた自分の改造スイッチを押すのが、改造を
既に終え完全に洗脳された親友(姉妹)自身だったりしたら…!
387名無しより愛をこめて:04/09/07 18:25 ID:qEejb8WV
これでサイト立ちそうな気配
388名無しより愛をこめて:04/09/07 21:45 ID:Dd0xHeaJ
>>386
母親改造よりこっちに期待
389名無しより愛をこめて:04/09/07 22:55 ID:O1ixCthR
女子高生じゃなくてごめんな。当方28のリーマンですが、毎夜変な夢を見るよ。仕事帰りに突然誘拐され、次の瞬間、俺は変なイスに座らされ身動きとれなくなってて、頭にはヘッドギア(映画カンパニーマンみたいなの)をつけられ苦しむオレ。マジ毎晩。もういや。
390名無しより愛をこめて:04/09/07 23:42 ID:KWiz7QvL
>>389
トクサツだと、実は夢じゃなかったというオチがつくとこですな
「389さんが人間でいられるのもあと数日」とか

(真剣に困ってるのに茶化してしまってすみません)
391名無しより愛をこめて:04/09/08 02:49 ID:/2NHmFOw
>>376
悪女改造なら俺はV3の第3話でテレビバエの改造時にいた看護婦みたいなつまり>>290さん風に言えば女性医療従事戦闘員の改造が見たいな。
悪の組織では構成員の中からも改造人間に適した人材を探していた。構成員のカルテを見ていた悪の組織の科学者は一人の女性医療従事戦闘員のカルテに目をとめた。彼女は次の改造人間候補としてピックアップされる。
科学者の前に連れてこられた女性医療従事戦闘員は改造人間にさせられることを告げられる。しかも首領も了承済みだということも伝えられる。
彼女は悪魔崇拝をしていてそれゆえに悪の組織に入り、たくさんの改造人間手術にも自ら進んで立ち会っていた。しかし、自分が改造人間にさせられることなど夢にも思っていなかった。
彼女は「今まで組織のために尽くしていた私が何故改造人間に!?」と絶句し抵抗するが、抵抗空しく手術台に固定される。そして手術が始まる。ってな風に。
今まで改造人間を作るサイドだった奴が改造人間にさせられるって話を見てみたいんだがどうよ?
392名無しより愛をこめて:04/09/08 03:02 ID:eKBAtUb2
変態魂丸出し
393名無しより愛をこめて:04/09/08 14:49 ID:6faCjvxv
ここもダルダスレのようになりそうだ。
394名無しより愛をこめて:04/09/08 15:07 ID:RVxup3Jr
エクシードラフト27話「拳のラブストリー」は?
サイボーグ真弓強くて萌え。
395名無しより愛をこめて:04/09/08 19:30 ID:QCYnzfeB
>>391
その手のタイプは”人間を超越出来る”とか思って、逆によろこんじゃうよ。
「私も美しい体になれるのね!」とか言って、嬉しいそうに手術台に寝るんだよ。
>>393
何??
>>386
萌えるね。
396名無しより愛をこめて:04/09/08 20:04 ID:rWdSjJRp
>>391氏の嗜好とはちょっと違うかも知れないが…

デストロン時代の結城丈二は、デストロンが正義の組織と信じて研究を行っていたというから、
女性医療従事戦闘員の中には、例えば「環境破壊による地球滅亡の危機から人類を救うために、
新人類創造の研究をしている」とか信じ込まされて、改造手術に従事してる香具師もいるんじゃないか?
改造素体が麻酔されて手術室に運ばれてきたら、拉致されたのか自ら志願したのかわからんだろう。

そういう女性医療従事戦闘員が、緑川博士みたいな上司の懇願で改造素体になることを要求され、
内心強い抵抗があったが、科学的好奇心もあり、人類の未来のためだと自分に言い聞かせて
自ら手術台の上に横たわるというパターンはどうだろう?

これだと後で虐殺するのは可哀そうだから、ライダーマンのように正義に寝返るのが王道かな?
でも、騙されていたことを知った時の後悔と絶望、うら若き女性の身で改造人間にされた悲しみは
ライダーマンの比じゃないだろうな。
397名無しより愛をこめて:04/09/08 23:53 ID:Idt4CZ/F
改造の方法として、どうやら皆さんは、手術台の上での機械改造を想定して
おられるようだが、漏れはちょっと趣向を変えて、レインボーマンの「ボーグα」
式の改造なんてのを考えてみた。
要するに、カプセルの中に改造用ナノマシンとか、遺伝子組み替えウィルスとかを
詰めておき、銃弾にして標的に撃ち込むと、たちまちナノマシンやウィルスが
活動を開始して、数分で被害者を改造人間に変えてしまうという感じのものだ。
もちろん改造後は、首領に対する忠誠が遺伝子レベルで刷り込まれる。
女子校とかを舞台に、逃げ惑う少女たちに無差別にぶち込むのが粋だと思う。
銃弾を撃ち込むのが味気ないというのであれば、カプセル剤にして飲ませるの
もいいし、手術台の上で女性の秘所に座薬のように挿入するのでもいい。
蜂女の胸の針に仕込んで、手当たりしだい「悪魔の抱擁」なんてのもいい。
398名無しより愛をこめて:04/09/09 00:47 ID:Aa84Shio
えーとバロム1で、男の空手家?を拉致し、腕に蝋燭垂らして、アントマンにしようとした話あっあたでしょ。
アレの女版みたいなのあったらヨカったのになぁ。
拉致された娘が裸で巨大な石版に固定され、上から落ちてくる水滴(ドルゲ菌込み)を腹に浴びながら、
やがて、全身に渦巻きの文様が広がってアントマンに変貌するシーンがね。
当然、水滴が体に当たるたびに湯気が沸き、娘は呻き声を上げる。

とまぁ、>>397 さんのレスを読んでつい考えてしまいました。
399名無しより愛をこめて:04/09/09 01:04 ID:qp+bxYq0
>>395
>>393
 何??
多分「最強の仮面ライダーはだるだ!?」というスレのこと、これから仮面ライダーダルダなるキャラ
が生まれたそうだが、このスレでも似たような事起こりそうだなと思った。
400名無しより愛をこめて:04/09/09 01:59 ID:f15lkhwU
>>395-396
ガイファードで紫苑恵は瀕死の重傷を負った後サイボーグみたいになって復活したが、サイボーグになった自分の体を呪っていたように見えた。
つまり悪の組織の科学者は他人を改造するのは好きだが自分を改造するのは嫌なんじゃないかな?
後「美しい体になれる」ってあんなグロテスクな怪人が美しいと感じる女はそもそも美的感覚がおかしいんじゃないかな?
401名無しより愛をこめて:04/09/09 06:58 ID:IXQxqTqk
やっぱり思いっきり定番バリバリが萌えるね。
悪の組織に拉致されて無理矢理改造されて脱出して、異形のモノにされた悲しみと怒りを背負って正義のヒロインとして戦うパターン。
こう考えると仮面ライダーって完成された秀逸な設定だよな。。。
402名無しより愛をこめて:04/09/09 20:59 ID:XTtdBkn9
>>391
板違いでスマソだが、昔「正義を愛する者月光仮面」というアニメ(特撮じゃない方)があって、その第2部
「マンモスコング編」で、ドグマ博士というマッドサイエンティストがサイバー怪人による世界征服を企んでた。
最初は東都刑務所から脱獄させた7人の囚人を改造してヒトデ男やらクラゲ女やらを造っていたが、全員倒されて
素体のストックが無くなってしまったので、ドグマが仕方無しに、居並ぶ戦闘員の一人に命令するシーンがあった。
 (サイバー製造マシンを指さし)「23番、貴様、あの中に入れ。」
 「お、おれがサイバー人間に!? い、嫌だッ。おれはなりたくないッ! おれは…!」「うるさい!」
 マシンからマジックハンドが伸びて、逃げる戦闘員を捕まえ、中に引きずり込む。
 「嫌だ! 出してくれ! ここから出してくれ! ウワーーーッ!!」
きっと今まで、脱獄囚たちが改造されてゆくのを見て「いやだな。ああはなりたくないな」と思っていたんだろう。

これが男の戦闘員じゃなく、女戦闘員だったらどんなに萌えたことだろう…。
403名無しより愛をこめて:04/09/09 22:13 ID:Aa84Shio
>>402
クラゲ女
重要なところ忘れているよ。
>>399
サンクス。
ここでもニューヒロインを造りたいね。
404名無しより愛をこめて:04/09/09 23:44 ID:emJW8bXl
やっぱり悪の組織の構成員たち特に科学者は改造人間になりたくないんじゃないの?
ファイブマンでも女科学者のドルドラが怪人に改造される時、嫌そうだったし。
405402:04/09/10 00:41 ID:2BrBVIrR
>>403
あ、アニメ版月光仮面のサイバー怪人には、3体の女性怪人(全員美人)が含まれてるん
だけど、残念ながらどれも改造シーンは無いのだよ。
ただ、全員洗脳されて操られてるんだけど、月光仮面にやられると(月光仮面は決して
人を殺さない)洗脳が解ける。で、改心したところをドグマ博士に処刑されるわけで、
それがMC好きの人には萌えポイントかな?

禿しく板違い・スレ違いだけど、気になる人のために解説しておくと、
カメレオン女=島亜紀子は、峰不二子似のスレンダーでスタイリッシュな美人。
最後は月光仮面にお姫様だっこされながら、悪に荷担したことを後悔しつつ息を引き取る。
クラゲ女=沢りり子こと深井戸龍子は、小柄で童顔、お嬢様風の知的美人。
子供好きが仇になり、情にほだされてアジトの位置を教え、裏切り者として処刑される。
ヘビ女(本名不明。脱獄囚の一員ではない)はロングヘアーの妖しく神秘的な美女。
最後は必死で助命を懇願しているのに無残に焼き殺される。
406名無しより愛をこめて:04/09/10 00:58 ID:Dj8LL+g4
>>404
ドルドラってザザと合体ハァハァ(;´Д`)したんだっけ?
407名無しより愛をこめて:04/09/10 01:20 ID:AWFKtsCR
サイボーグねーちゃんI(アイ)(by小畑健)みたいに、
朝起きたら知らぬ間にマッドな親に改造されてた、ってのはどうよ?
408名無しより愛をこめて:04/09/10 02:41 ID:UFVrd/EU
女バトルコップは確か主人公が恋人ともに襲われて瀕死の恋人に改造されたんだっけ?
なんか仮面ライダーXみたいだなあ。
409名無しより愛をこめて:04/09/11 13:47:49 ID:xYhQ1QGw
男の子が女性型怪人に改造というのはない?
410名無しより愛をこめて:04/09/12 00:08:37 ID:74vYs7Vx
男の子を女性に改造したら「ニューハーフ」って言うでしょ。まあそれはそれで萌えるが。(苦笑)
411名無しより愛をこめて:04/09/12 08:08:11 ID:zavOSnSd
ニューハーフなのか、DNA単位からの女性への改造なのかで話が違ってくるのではないか?
412名無しより愛をこめて:04/09/12 08:13:19 ID:EtKVpSUW
らんま1/2とか鉄腕バーディーとか。
413名無しより愛をこめて:04/09/12 20:02:49 ID:SiEk7RpS
>>409
ラノベになるが、甲斐甲賀著「夜桜忍法帖 レディ=スパイダー」という話は、大学生の男が蜘蛛女(人間体は金髪美女)に改造されるという内容だ。
ttp://www61.tok2.com/home/koganei/book-02/072.htm

ただし、既に蜘蛛女に改造されていた女性と、戦闘に巻き込まれたこの大学生が
一緒に重傷を負い、蜘蛛女の脳が破損したので仕方無く大学生の脳と入れ換えた、
という設定だから、>>409の期待しているのとはちょっと違うかも知れないが。
414名無しより愛をこめて:04/09/13 09:58:59 ID:iMLiTMMG
>>413
秋元治「Mr.クリス」みたいなものか。
415名無しより愛をこめて:04/09/13 15:44:19 ID:eEFdWLpI
ふと思い出したが、
島本和彦の『仮面ボクサー』で、「金髪美女ボクサー」とかいう
怪人(怪ボクサー)に主人公が惚れかけるのだが
マスクとコスチュームを剥いだら貧相な男だった・・という
話があったような気がする。

・・・激しく萎えなネタゴメソ
416名無しより愛をこめて:04/09/13 15:58:22 ID:wdGh6mqy
母親改造のオペの完成はまだなのかなぁ。
早く続きを読みたい。
417名無しより愛をこめて:04/09/13 22:12:52 ID:cg4PyVPB
少年ジャンプの漫画に、火事で大やけどを負った不良が女の子の顔に整形手術
されてしまう話がなかったか?
418名無しより愛をこめて:04/09/13 23:37:43 ID:iANWgOx4
>>417
プリティフェイス
419名無しより愛をこめて:04/09/14 00:04:43 ID:Ce6R+/Qp
神風怪盗ジャンヌの悪魔システムは好きだったなぁ。
話自体はグダグダなんだけど、悪魔に操られた女の子との戦闘とか好き。
420名無しより愛をこめて:04/09/14 06:54:09 ID:5Ru1TwRw
…ここのスレの住人は、吸血怪人にオニャノコーが操られる話なんかも好きなのかな?
421名無しより愛をこめて:04/09/14 19:27:05 ID:/IulwHNJ
>>420
自分は好きだけど、ただ、たんなるMCよりはちゃんと吸血鬼化してほしいなと
できれば半永久的に(←これはシリーズ構成上、たいていは適わぬ夢ながら)
422名無しより愛をこめて:04/09/14 21:07:13 ID:r95Azc3c
もしもの話だが、おまいらが自分の彼女と一緒に悪の組織に拉致されて、
彼女が目の前で手術台に全裸で縛りつけられ、蜂女か何かに改造されようと
してたとしよう。
改造手術を指揮していた悪の大幹部がいきなり「よし。面白いことを思いついた。
この娘の改造スイッチは、どうやら恋人らしいこの男に押させることにしよう。」
と言い出して、おまいをスイッチの前に引きずっていったとしたら、さあどうする?
彼女は「イヤーーッ! やめてッ! ○○さん、お願い!」と必死に泣き叫んでる。
大幹部はニヤニヤ笑いながらも、もしおまいが命令に逆らったら、即座に殺すつもりだ。
423319:04/09/15 03:11:15 ID:XZyEPDSZ
以前話していた悪女改造ですが、二つのパターンを思いつきました。
悪の組織の女科学者と腹黒女子高生の話です。この他にもいろんな悪女の改造ストーリーを考えていますが、前記の二人のケースは大方あらすじが出来上がっています。
なお、私の書く話には悲劇性がないに等しい状態なのでドラマを期待することは出来ないことをあらかじめお断りしておきます。
さらに私は高校時代理科が2だったので(汗)、生物に関する知識も貧弱です。それゆえ改造シーンはあまりうまくかけません。それよりか改造される彼女たちの心理状態や過去の話などを組み込む予定です。
このような貧弱なストーリーですが、母親改造の話が完結したらここに貼り付けさせていただきたいと考えています。よろしいでしょうか?
424名無しより愛をこめて:04/09/15 04:02:10 ID:cbTyyK4X
皆さんは>>422の逆パターン、
「自分が縛られていて改造終了後の彼女にスイッチを・・」
というのに興奮するのもありですか?

>>423
319氏独自のツボに興味があるので自分は期待
425名無しより愛をこめて:04/09/15 08:59:01 ID:6/clk1M+
>>422>>424だけど、その後にお互いの対決があれば良し。
どちらが正義で、どちらが悪かは好みがあるだろうけど。
426名無しより愛をこめて:04/09/15 20:41:03 ID:Pic4rk0K
>>422
勿論、ボタンを押すという回答を出さないとこのスレ的に拙いだろう。
427名無しより愛をこめて:04/09/15 21:49:14 ID:BkJ6i4tr
1 若者の目の前でその恋人(♀)が改造される
2 幼い子供の目の前で母親が改造される
3 親父の目の前でその娘(美少女)が改造される
4 女子高生の目の前でその親友(♀)が改造される
5 少年の目の前でその美しく優しい姉が改造される
6 拉致された娘たちが順番に改造されてゆき、自分の順番を震えながら待つ

…どれが一番萌えるかのう?
428応用その10:04/09/15 23:56:22 ID:VEiMoUd4
メカ担当≠ェそう言って取り出したのは、
生き物ともメカともつかぬ、奇怪な代物だった。
集積回路の塊のようなメロン大のボールの周りに、無数のケーブルが絡みついているのだが、
そのボールもケーブルも、まるで生き物のように蠢いている。
ボールは心臓のようにドクン、ドクンと鼓動し、
ケーブルは触手か蛇のようにうねうねとのたうつ。
そしてその全体が、紫色の粘液に覆われているのだ。
「キシャアアアアアアアア」
塊から、作動音とも泣き声ともつかぬ怪音があがる。
母親「ひっ」
洗脳処置で感覚が麻痺はしているが、その不気味さを我慢はできなかった。
メカ担当「ふふふ、そう嫌うな。これは毒ヅタと人食い植物を合成し
さらにメカの属性を持たせたサイバー生物だ。
これから与えるお前の新しい体の核であり、お前自身の未来の姿でもある」
429応用その11:04/09/16 00:00:26 ID:/1pl8ZS9
ドピュッ!ピチャッ!
不意にサイバー生物が紫色の粘液を手術台の母親に向けて発射する。
台上に固定された彼女は顔を背けることさえできず、
液は顔や胸元、腹などに飛び散り、美しい白い肌を毒々しく染める。

メカ担当「どうだ。こいつはお前を大層気に入ったようだ」
科学者「見ろ!サイバー生物の猛毒液を浴びても何とも無い。
私の人工血液が無ければこうはならないぞ。ヒヒヒヒ」
得意満面で笑い声を挙げる科学者
科学者「血液はこれで入れ替わったぞ。では…」
サイバー生物が母親の腹の上に乗せられる

「シャアアアアアア。シャアアアア」
柔らかい女の肉体の上に乗ったそれは、
何十本もの触手を彼女の体の首に、肩に、腰に、脚に、あちらこちらに巻きつける。
そして、あの毒々しい液を何度も吐き散らしながら、
その液を潤滑剤にするかのように、女の体を触手で撫でまわし、
液を肌の上に伸ばしていく。
430応用その12:04/09/16 00:03:36 ID:/1pl8ZS9
ぬちゃ…、ぬちゃ…
母親「あああああ。はあ。はああああ」
苦痛は感じなかった。全身をマッサージされるようでむしろ心地よかった。
この快さに身を任せると、何もかも忘れていくようだ。

メカ担当「体がほぐれてきたぞ。融合に必要無い内臓を切除しよう」
科学者「生殖系の臓器は極力傷つけずに摘出しよう。
この女は子供を産んだ経験があるらしい。新しいサイバー生物培養のための人工子宮に十分使える」

(子供を産んだ…。私が産んだのかしら。どんな子?いつ?)
記憶を徐々に失いつつある彼女の体に科学者グループがメスを入れている間にも、
サイバー生物は肌をいとおしみ続ける。
粘液は体表に広がりながら染み込み、白い肌は毒々しい紫色に変わって行く。

母親「ふぐうっ」
頃合を見計らったかのように、サイバー生物は太いパイプを彼女に口にねじ込み
、体の中にじかに大量の粘液をトクトクと注入する。
同時に自らの口≠ノあたる部分は、豊かな胸に噛みつき、
母乳のようにあふれ出る白い人工血液をすする。
苦痛は無い。
のどを伝って胃に流れ込む感覚も、
血液が心拍に合わせて乳房からサイバー生物に流れ込む感覚も、ただただ快かった。

431応用その13:04/09/16 00:09:49 ID:/1pl8ZS9
メカ担当「見ろ!血管がコアとつながったぞ。合体完了までもう少しだ」
科学者「しかしさすが母親だ。こうして見るとまるで赤ん坊に授乳しているようだ」
その赤ん坊≠ヘしかし、彼女と血液交換をしながら、
体表と胃から吸収した粘液によって変質した肌の中にずぶずぶとめり込んでゆく。
体表を這い回る無数の触手もそのまま体の中に融合する。
触手はまるで、人体模型に浮き出る血管図のように、体表を彩る
脳改造「よし。私は脳手術に入る。君らは引き続き補助臓器の埋め込み、
手足の交換を続けてくれ」
脳改造≠ェ握るメスが眼前に迫っても、恐怖は感じない。
そのメスが額に当たった瞬間、人間としての彼女の意識は終わった。

この物語の主人公、隼 五郎(w 仮称)は、愛車ジムニーを走らせていた
道端でひとり泣いている幼児がいる。
疲労困憊し、へたりこんでいる。五郎は車を止め、その子を拾って優しく身元を尋ねた。
子供「えっ、えぐっ。ママがね。むかえにきてくれるってゆったのに、こないの」
(迷子か…)
五郎「坊や、おうちはどこなの?」
子供「あっち」
その子が指差した方向、10キロほど先には、確かにマンモス団地を抱える街がある。
(この小さな子の足でここまで来たのか いったいどれだけ歩き通しだったんだ)
五郎はしゃくりあげるその子をあやしながら、団地まで送ってあげることにした。
五郎「ねえ坊や。ママはどこへ行くって言ってたの?」
子供「ううん」首をふるばかりだ
「でもね、でもね、鉄のお面をつけたひとたちがたくさんいたの。ママもいっしょにいたの」
(鉄のお面…?)
妙に不吉な予感にとらわれながら運転する五郎の目に、
コンクリートが乱立する団地の遠景が見えてきた。
432応用その14:04/09/16 00:16:34 ID:/1pl8ZS9
科学者「首領。わたくしの長年の研究の結実ともいうべき新型のサイバーロボットです。
出よ。アイヴィー・サイバー」
アイヴィー「キシャアアアア」
命令にしたがって姿を現したゾンビのような化け物。
シルエットこそ人型だが、毒々しい紫色の全身はメカと剥き出しの人工筋肉の合成体。
青色の血管ともケーブルともつかぬものが全身に浮き出、
そのうえに棘だらけの蔦がからまっている。

科学者「こいつの出す毒液は、生き物のみならずサイボーグをも絶命させる強力なものです。
そのうえ電撃、レーザー兵器も搭載。従来のサイバーロボの3倍の戦闘力を誇ります」
首領「して、まずはどのように使うつもりか」
科学者「一昨日マンモス団地で行なった人間狩りの際、住人数人を取逃がしました。そいつらを口封じします」
首領「その程度のことなら、戦闘員どもで十分であろう」
科学者「いえ。逃げた者どもの何人かが、必ずや我らの宿敵・ファイターF(w 仮称)に接触いたしましょう。
のこのこ出てくるファイターFめごと仕留める絶好のチャンスです。
幸い、今回の人間狩りでアイヴィーの部下となる戦闘員も十分過ぎるほど手に入りました」
首領「よろしい。行け!アイヴィーサイバー」
アイヴィー「この命にかけても必ず奴らを皆殺しに致します。キキキキキキシャアアアア」
433319:04/09/16 00:40:23 ID:3riy5tzG
母親改造の話、新しいのが出ましたね。ヒーローのことも出てきてだんだん話の骨格が見えてきました。
それにしても改造シーンはなかなか興味深い。ヒーローの科学者へのお仕置きの手段を考えるうえで参考にもなります。
>>325さん、MC復旧後の話はあなたとは別のパラレルワールドって形で私ももう一度書いていいですか?つまり私とあなたの二つのエンディングが存在するってことですが。
434応用その15:04/09/16 00:41:09 ID:7gqDy6FT
マンモス団地の敷地内に進入したジムニー。
この種の建物群はえてして無機質に見えるものだが、それにしても雰囲気がおかしい。
五郎(人の姿はちらほら見えるが、人間らしい気配を感じない。何か起こっている…)
車のスピードをゆっくりにして、周囲への警戒を強める。
女「あら。アッちゃんじゃないの」
子供「おばちゃん」
声のした方向に、中年夫婦とその娘らしい高校生位の少女の3人連れがいた。
五郎「知ってる人かい?」
子供「うん。となりの夏子おねえちゃんと、おじちゃんと、おばちゃんだよ」
夏子「アッちゃん。ママが探してたのよ。早くおうちにお帰りなさい」
五郎「この子のお母さんは家におられるんですか」
夏子の父「ええ、昨日からこの子の姿が見えないんで、私ら近所のもの総出で探してたんです」
夏子の母「どうも助かりました。さ、アッちゃん。疲れたでしょ。おばさんがおうちまで抱っこしてあげるわ」
その声に従い、助手席からアッちゃんを抱き上げ、女に渡そうとする五郎。
しかし、何か異様な殺気がする!
そうだ、この人達の目だ、
笑顔を浮べているが機械的な表情。この冷たい目は人間のものでは無い!
差し出しかけたアッちゃんを急いで抱き寄せると同時に、反射的に左手を一閃する五郎。
その手刀がかすった瞬間、夏子の母の顔がはがれた。
いや、正確には、機械の顔を覆っていた人工皮膚がはがれ飛んだのだ。

五郎「やはりサイバーの一味か!」
戦闘員の正体を露わし、容赦無く襲いかかる3人。
しかし、同じく改造されながら
脳改造寸前でサイバー軍団から脱出したサイボーグである五郎の拳、蹴り、手刀に
あっけなく倒される。
わけもわからず泣き出すアッちゃん
五郎「大丈夫だよ。坊や」
435応用その16:04/09/16 00:45:31 ID:7gqDy6FT
五郎の怪力でバラバラに破壊された戦闘員3人の残骸が地面に散らばっている。
その部品の山に混じって、人間の脳髄を収めたカプセルが3人分、やはり破損して転がっている。
五郎「奴らに改造された家族なのか…」

気がつくと団地の建物から無数の住人達がぞろぞろと歩み出てくる。
夏子親子と同じような冷たい目が、土気色の無機質な顔の上に光っている。
住人A「あがいてもむだだ」
住人B「ここは今や我らサイバー軍団の街だわ。観念するのよ隼五郎」

五郎「坊や、しっかりつかまってるんだ」
ジムニーをローギヤで発進させる五郎。5、6人の住人、いや戦闘員が跳ね飛ばされる、
サイボーグたちの体が次々バラバラになる。
五郎「どくんだ!立ち塞がらないでくれ」
何人もの戦闘員が機械の手足をもがれ、
あるいは脳髄カプセルを破壊され絶命するが、
今や脳まで完全に造り変えられたサイボーグ戦闘員である住人は、
車を恐れず群らがって突っ込んでくる。
436325:04/09/16 00:49:07 ID:7gqDy6FT
>>433=319さん
えーと。アナザーストーリーで続けるんですか
少し書き加えの必要がでますので、ちょっと待っていただけますか
というか、あまりな長文なので、一度に投下するのもどうかと思いまして

とりあえず、長くならない範囲まで投下を続けます
437応用その17:04/09/16 00:53:08 ID:7gqDy6FT
いくら相手が車とはいえ、鉄の体を持つサイボーグが50人、100人と突っ込んできたのではたまらない。
やがて横転するジムニー。そこへ次の戦闘員の群が襲いかかる。
五郎「変転!」ファイターFに姿を変える五郎。
住人たちを投げて叩きつけ、あるいは拳、手刀、蹴りで破壊する。
少し間合いがとれたとみると、Fはアッちゃんを抱えたまま、
その恐るべきジャンプ力で、近くの棟の屋上に飛び上がる。

屋上に着地し、アッちゃんを手から降ろしたFの首に、棘のついた鞭がからみつく。
アイヴィー「逃げられるとでも思ったのか。隼五郎。
いや、サイバーの敵ファイターF」
F「サイバー突撃隊のサイバーロボか!」

電撃がFの体を襲う。悶絶しながらも手刀でその鞭を斬るが、
逃げる間もなく第2の毒蔦が紫色の粘液を滴らせながらFを連打する。
F「熱っ」
特殊金属で構成された体にも拘わらず、蔦鞭の痕がまるで化膿したかのように変色する。機能が低下するFの体。
アイヴィー「見たかアイヴィーサイバーのアイヴィーポイズンを。
これに耐えられる者は人間だろうとサイボーグだろうとおらぬ!
ただ、人工血液を持つこの私を除いてな」。
438319:04/09/16 00:53:59 ID:3riy5tzG
>>436さん
一度に投下、私は大歓迎ですよ。あなたの新作を待ち続ける心境は蛇の生殺しです。どんどん投下しちゃってください。
439応用その18:04/09/16 00:55:55 ID:7gqDy6FT
本数を増やしFを襲う蔦鞭。その衝撃とポイズンを浴びるたびに、Fの体は動きが鈍くなる。
アイヴィーの足元には、ドロドロに腐食して解けた人間の死体が数人分転がっている。
団地を脱出したものの捕らえられた人達だ。
アイヴィー「今度は貴様とその子供、一緒にあの世に送ってやる。キシャアアアア」
ピュッ
アイヴィーの頭、両胸、下半身に取り付けられている人食い花≠フ花弁が開き、
一斉に毒液を放射する。一方はFに、もう一方はアッちゃんに向けてだ。
440応用その19:04/09/16 00:58:09 ID:7gqDy6FT
F「危ない」
機能低下で重い体を何とか反転させ、アッちゃんの盾となるF。ダメージはさらに酷くなる。
アイヴィー「おのれ余計な事を」
F(今度あれを浴びたらおしまいだ。何とか一撃であいつを倒さねば。
しかし、討ち漏らしたら今度はこの子が死んでしまう)
動かぬ体で、膝立ちになりながらも何とか構えをとるF。
アイヴィー「キキキキキキキキッ。いいザマだな。次はとどめだ」
再び花が開こうとした瞬間、Fの体が消えた。
アイヴィー「!」
死角となる真上に飛び上がったのだ。
F「フラッシュキック!」
アイヴィー「高射レーザー」
アイヴィーの隠し武器・レーザーの筋がFの体をかする。
ポイズンで腐食した部位の一部をはがしただけだが、キックの気がそがれてしまった。
不完全なキックがアイヴィーの頭部をほんの少しかすめる。
態勢を崩されアッちゃんの方に押し出されるアイヴィー
F「しまった!」
441応用その20:04/09/16 01:01:53 ID:7gqDy6FT
アイヴィー「ええい。ならばこのガキが先だ」


そういってアッちゃんをにらんだアイヴィーの動きがぴたっと止まる。
(何だこの子は。なぜこの子供を見た途端体の力が抜けるのだ)
人事不省に陥りかけた化け物に睨まれながら、ただただガタガタ震えるアッちゃん

アッちゃん「助けて。来ないで。あーん。ママー。助けて」
ママ≠ニいう言葉を聞いたとたん、アイヴィーの脳に接続された電子頭脳には
キックの衝撃で、いやそれだけでない原因で、異常電流が流れ出した。
(この子のママ。この子のママとは…)

アッちゃん「いやっ、いやっ、来ないで!」
アイヴィーの脳に、消されたはずの記憶がフラッシュバックになって現われる
難産だった出産、しかしそれさえも愛児を産む歓びの実感だった。
愛する夫、愛する子供と一緒だった日々。
アイヴィー「アッ…ちゃん?坊や?」

442応用その21:04/09/16 01:07:24 ID:7gqDy6FT
アイヴィーに発生した異常電流、
彼女≠遠隔コントロールしている司令室でもキャッチされた。
脳改造「何をしている。アイヴィー。早くそのガキを殺せ」
司令電波の出力を上げ、何度も指示を出す。
アイヴィー「ガゥゥゥゥゥ 」。割れるような頭痛に苦しむアイヴィー。
しかし、命令には従う様子も無い。
首領「いったいどうしたのだ?」
脳改造「は、はい!コントロールが効かなくなりました。思考回路も過熱しています。
このままでは爆発の危険性もあります」
首領「ただちにアイヴィーサイバーを回収だ。別のサイバーロボを出動させろ!」

記憶をほとんど取り戻したアイヴィー
「アッちゃん。ママよ。ママなのよ」
我が子に呼びかける。その我が子の目に映るのは、
自分を殺そうとする化け物のおぞましい姿だけだ。
アッちゃん「イヤだい!イヤだい!来るな!お化け。
うわーん。ママ。助けてー」
アイヴィー「私がママなのよ。お願い!逃げないで!」
逃げ回る我が子を抱き寄せようと手を伸ばす母。しかし、その目に映ったのは、
人間の腕でなく、紫色の人工筋肉にメカが融合したサイボーグの醜いそれだった。
アイヴィー「ひっ」

反射的に両手で自分の顔を撫でる。
柔らかい頬ではない。鉄面の上に、小型のサラセニアのような花弁が取りつけてある。
体を眺める。ある部分は紫の人工筋肉、ある部分は剥き出しのメカ、
ある部分は毒蔦、ある部分は毒花、粘液が覆っている肌。
人間らしい部分は何一つない。
アイヴィー「ひーっ」
自分の肉体のおぞましさに頭をかかえ戦慄する母親。
443応用その22:04/09/16 01:10:14 ID:7gqDy6FT
先程から麻痺した体でことの成り行きを見ていたF
F「(そうか。この人が母親だったのか…)落ち着け、今サイバーからこの子を救えるのは君しかいない。
気をしっかり持ってこの子を逃がすんだ!」
アイヴィー「おおおおお!何てこと。坊や!坊や!ああああ」
錯乱しながらも、本能的に我が子を抱き寄せ守ろうとする母親。
だが、その手に抱かれた人間は、猛毒のため一瞬で絶命する運命なのだ。
しかも
アッちゃん「お化けー。いやー!」
444応用その23:04/09/16 01:14:20 ID:7gqDy6FT
バーン
一発の弾丸が発射され、アッちゃんの足をかする。
鮮血をほとばしらせて昏倒するアッちゃん。
アイヴィー「坊や!」
ガトリングサイバー「アイヴィーサイバー。命令通りそのガキを殺すんだ。
そして基地に戻れ」
片腕がガトリング銃になっているロボット戦士が姿を現す。

アイヴィー「嫌です。あなた達の言う事なんか誰が」
ガトリング「反逆は死刑だ」
アイヴィー「私は殺されたって…」
ガトリング「まあ待て。この子はほっとけば死ぬ。
救う手段はただ一つ。我々の基地の医療施設で手当てを受けることだ。
お前が基地に戻って再改造手術を受けるというのなら、子供の命の方は助けてやろう」

F「いかん。そんな事を聞いてはいかん」
動かない体で訴えるF
ガト「おやおや。貴様まだ生きてたのか。
ならば貴様にも聞く。この子を死なす気か」
アイヴィー「分かり…ました。私はどうなってもいいから、この子だけは
貴方もおねがいです。どうか助けてやってください」Fに哀訴する。
ガト「どうだ。なんならここでみんな死ぬか」。
ガトリング銃をFに突きつける。
F「分かった。貴様に従う。だが子供は助けると必ず約束しろ」
ガト「よかろう。オイ!こいつらを拘束し連行しろ」
戦闘員達がF、アイヴィー、そしてアッちゃんに鎖をかけた。

445応用その24:04/09/16 01:19:38 ID:7gqDy6FT
サイバーの司令室
ガト「アイヴィーサイバーを回収、ファイターFと子供は別室に監禁しました」
首領「ご苦労。アイヴィーサイバーをすぐに修理部隊に回せ」

(アッちゃん。今度こそママは駄目です。
こんな怪物の体ではもうあなたを抱っこすることもできないの。
でも、1日でもいいから生き延びて。強く生きるのよ)、
絶望にうなだれたアイヴィーを連れ、
ガトリングとともに手術室に向かおうとする3人の科学者。

首領「待て。頭脳改造担当0025、肉体機械化担当0088」
呼びとめられてギクッとなり、足を止める脳改造とメカ。
首領「失敗の罪は思い」
脳改造「ですから、今度こそ完全なファイティングマシンに…」
首領「我が軍団の掟だ。失敗した者は死をもって責任をとる!」
首領が手にした鉤爪付の杖が一閃する。
脳改造の首が刎ねられ、袈裟懸けに斬られたメカ担当は、
自身に埋めこんだ人工臓器をはみ出させながら絶命する

いきなりの処刑に生きた心地はしなかったが、
自分だけは助かったことに気がついたあの科学者は、声をうわずらせて説明する。
暗に命乞いしているのだ。
「と、とにかく。作戦自体は成功です。ファイターFは我が手中にあります。
あの子供がアイヴィーサイバーの子だったのは予想外でしたが、
これであの特異体質の血を受け継いだ体から、臓器を入手できます」
446応用その25:04/09/16 01:24:31 ID:7gqDy6FT
首領「アイヴィーサイバーの再改造とFめの脳改造。貴様1人でできるか」
科学者「はあ、なにしろあの2人の力もあってこそ…。
いいえ!だ、大丈夫です。わ、私1人で十分であります。はい、
それはもう、本当に」
首領手ずからの処刑を批判したと取られる前に、急いで予防線をはる。
女科学者「愚か者が3人寄ったところで、できることなど限られています」
女科学者「その通り。愚か者が3人寄ったところで、できることなど限られています」
冷酷と怜悧に彩られた美貌を持つ女科学者が、いつのまにか司令室に入ってきた
科学者「009号。貴様が口を出す話ではない!」
首領「006号。お前はすでに能力不足を私の前に露呈したのだ。
今後の改造手術は、009号の指示に従え」
科学者「は、はい…」
447名無しより愛をこめて:04/09/16 01:28:50 ID:7gqDy6FT
>女科学者「愚か者が3人寄ったところで、できることなど限られています」
ダブった。この一行削除
448319:04/09/16 02:28:50 ID:3riy5tzG
女科学者がついに出ましたか。だんだん、彼女たちへのお仕置きにも期待してしまいますね。(^^;。
449319:04/09/16 02:32:53 ID:3riy5tzG
>>325さん
先日私は悪の組織の女科学者が改造人間にされる話のあらすじが出来たといいましたが、モデルにはあなたの女科学者を使っていいですか?後隼五郎もお借りしたいのですが。
勝手に使ったら著作権侵害になるので許可をいただきたいです。
450319:04/09/16 03:16:31 ID:3riy5tzG
>>325さん
今日はこれで打ち止めですか?一刻も早い再開をお願いします。もう蛇の生殺しはたくさんですから。
それにしても科学者たちの人間関係もいい味を出していますね。この人間関係が今後のストーリーにからんでくるかも?
勝手なお願いですみませんが、早く続きをお願いします。では今日はおやすみなさい。
451325@携帯:04/09/16 17:52:39 ID:sEVg2AbK
>319さん
昨夜は急に落ちすみません
当方のネット環境混乱中。ちょっとお待ち下さい
キャラは自由に使って下さい
452名無しより愛をこめて:04/09/16 22:06:07 ID:/RkZYEqW
453名無しより愛をこめて:04/09/16 22:17:57 ID:/RkZYEqW
454名無しより愛をこめて:04/09/17 00:14:51 ID:e95DD9BJ
シャイダーでもギャル軍団のギャル1が改造手術を受けて怨霊ギャル1になったな。あれはよくわからん改造だったが。
そう言えば彼女ってなんか浅野ゆう子に似ているような気がする。
455319:04/09/17 02:08:14 ID:0lxswSGT
>>325さん
キャラクターの使用許可ありがとうございます。m(__)m
ただ自分はあくまでパラレルワールドみたいな形でやろうと思いますので>>325さんはご自分のお好きなようにストーリーを進めてください。
私もここのスレの趣旨に恥じないようなSSを書く所存です。
456名無しより愛をこめて:04/09/17 22:54:59 ID:ggml6GWR
私が改造された理由

・捕まって無理矢理
・周囲から虐げられ、ソイツらを見返すために力が欲しかったから
・退屈な日常に飽きたから
・改造されれば人間を軽く越えた存在になれると思い、世界征服も出来ると思ったから
・守るべき人を守れず、どうしても強力な力が欲しかったから
・病気で死にたくなかったから
457名無しより愛をこめて:04/09/17 23:11:42 ID:Wbq7+Xps
旧1号ライダーのさそり男=早瀬みたいに、主人公をライバル視してそいつに
勝ちたいがために、進んで改造人間になる香具師が時々いるけれど、
それがヒロインに嫉妬する美人でタカビーなお嬢様だったりしたら、激萌え。
458319:04/09/18 23:28:16 ID:oTkPZumX
悪女改造で皆さんのいろんな意見を聞いていると、悪の組織の女科学者や女幹部を改造するのは果たしてどうかなとも思えてきました。
女の子の改造とはある意味形を変えたレイプのように私は思えるのですが、悪の組織の女科学者や女幹部の場合みずから進んで改造人間になるケースもあったりしてと思うのです。
そうなると改造手術から「レイプ」の意味合いが薄れてきますね。自分から悪魔に魂を売った女が改造手術だけ拒むだろうか。今私はそんな疑問にぶち当たっています。
そういうことを考えながらスポーツ新聞を見ると、自称僧侶の女が大掛かりな詐欺を働いて捕まったという記事と福岡で夫に保険金をかけて殺した妻が逮捕された事件の関連記事がありました。
この女たちも悪女ですが、彼女たちは一応「普通」の人間です。悪事をしでかして警察に追われていた悪女が悪の組織につかまり無理やり改造される。
悪女たちは抵抗空しく改造されるって話の方がいいかなとも思えてきました。
まあまずは女科学者が改造される話をいずれここに貼り付けたいと思います。
459319:04/09/18 23:47:25 ID:oTkPZumX
あ、それともう一つ。
>>325さん
母親はつたの改造人間にされてさらにガトリングの戦士も出てきましたがあれを見ているとオーレンジャーのジニアス黒田の話を思い出します。
あの時登場したマシン獣はバラバキュームにバラアイビー。バラバキュームはガトリング砲を武器にしていました。
なんか一致するなと思ったんですけど、これは偶然でしょうか?
460名無しより愛をこめて:04/09/19 01:10:51 ID:XQgcbU4I
319さん。正直、最初はちょっと引いてましたが、最近はファンです
そろそろSSよろ!
461319:04/09/20 02:08:12 ID:ggagMYOW
>>460さん
ご声援ありがとうございますm(__)m。
正直自分のようなものにファンがついてくださるなんて恐縮、感激のきわみです。
このスレでは自分のような奴はうざいだけだろうと思っていましたが、あなたのような方が一人でもいる限り頑張っていきます。
さてSSですが、今すぐにでも貼り付けたいんですがそれをすると>>325さんのSSと混乱してしまう可能性があるので>>325さんのSS完結を待っているのです。
自分のSSは>>325さんのSSの後日談ですから、先に自分のを貼り付けるとネタバレみたいになってしまって興ざめになりますからね。ですからもう少しお待ちください。
このスレをごらんの皆さん、自分のSSはここのスレの趣旨とは少し視点がずれてるとは思いますが、今後貼り付け予定の自作の悪女改造のSSも女性改造の一つのパターンとして長い目で見てやってくださいませ。
それではこれからもよろしくお願いします。
462名無しより愛をこめて:04/09/22 00:21:46 ID:K30DqwnG
俺的にはWの辻加護を改造人間にして欲しいなあ。この二人が合成改造人間にされたらどんなに面白いだろう。
ただ、こいつらうるさいからうざさも2倍になるだろうな。
463名無しより愛をこめて:04/09/22 13:44:37 ID:RmvK/zst
>>462
合成改造人間って、いったいどんなふうに合成するんだい?

・キカイダー01のザダム風(横につなぐ)
・両面怪獣ダブリオン風(2つの顔がひとつの頭部の前と後ろについている)
・双頭怪獣ネズバードン風(ひとつのボディに頭部が2つ)
・あしゅら男爵風(顔の左右が別人)
・Xボンバーのブラディマリー風(顔の中にもうひとつの顔)
・イツツバンバラ風(顔をたてに積み重ねる)
・ミラーマンのペアモンスキング、あるいはクビゲルゲ風(手首に2つの顔)
・地震怪獣モグネチュードン風(一方の下半身を切ってもう一方の上半身をつなぐ)
464462:04/09/22 23:52:22 ID:Fru80/CA
>>463
ジャスピオンのブリマとギョールみたいに日頃は単体だが戦闘時には合体して怪物になるってのがいい。
この場合通常は辻ラー(仮称)と加護ラー(仮称)って2匹の改造人間のガキだが、戦闘時には合体してWラー(仮称)になる。
それと>>325さん、母親改造の続きまだ?
465319:04/09/23 02:42:48 ID:jV87uZmE
>>325さんのSSの続きがいつ貼り付けられるかわからないので、時間的な矛盾を生じない限りで女科学者改造編をここに貼り付けたいと思います。
大体彼女が悪の組織に入るまでをとりあえずは貼り付けたいと思います。よろしいでしょうか?
466名無しより愛をこめて:04/09/23 03:10:31 ID:4UwnHSAu
>>319さん、お願いします。
467名無しより愛をこめて:04/09/23 10:39:18 ID:Ff80STPL
>>465
ぜひ読みたいです。出来れば一気にお願いします。
468名無しより愛をこめて:04/09/23 17:55:47 ID:8CsnIU9Q
母親改造といえばイナズマンだろう。何しろイナズマンが改造人間にされた実の母親と戦う羽目になるんだから。
469319:04/09/23 23:20:19 ID:XXPWmGPb
>>466さん
>>467さん
ありがとうございます。それではさっそく書き込ませていただきます。
前にもいったとおり>>325さんのSSとの時間的矛盾を避けるために女科学者が悪の組織に入るまでを書いてみようと思います。
なお私には>>325さんほどの文章力はありませんしグダグダと長ったらしい文章になりますが、その点はご容赦ください。
では>>325さんのSSが完成するまでの時間稼ぎというかお口汚しということで一つ。
470名無しより愛をこめて:04/09/23 23:32:29 ID:JCdV6ixI
>>468
うろ覚えなので違っていたらごめんだけど、

あれは改造ではなくエスパー能力による変身じゃなかったっけ?
あと、洗脳されてたというより、エスパーの反乱分子である息子を
泣く泣く粛正しようとしたという感じではなかったかと
(↑もし死ぬ前に洗脳が解けるようなシーンがあったら僕の記憶違いですが)
471470:04/09/23 23:33:16 ID:JCdV6ixI
>>319さんすみません。どうぞ!
472319:04/09/23 23:33:27 ID:XXPWmGPb
悪の組織サイバー。その基地の中にある作戦会議室では一つのフィルムが上映されていた。見ているのは女科学者009号をはじめとする改造手術班のスタッフたちだった。
フィルムはサイバーの改造人間とファイターFの戦いの記録であった。しかし、サイバーの改造人間たちはことこどくファイターFに敗れ去っていった。
フィルムが上映されている間、見ている者たちの間からは重苦しい空気が流れていた。そして上映は終了した。
部屋が明るくなると女科学者009号は傲慢にそこに居並ぶスタッフたちを見回していった。
「これは我がサイバーの改造人間と憎きファイターFの戦いの記録。しかし見ての通り全戦全敗よ。敗因は何かしら?」
改造手術班チーフである彼女に誰も意見を言おうとはしない。重苦しい空気だけが流れていく。
その空気にいらついた009号は傲慢に言い放つ。
「理由は二つあるわ。一つ目は改造人間のベースとなる人間が不良品だったことよ。でもそれよりもっと大きい理由があるわ。それはお前たちも不良品だからよ」
それを聞いたスタッフの一人が彼女に反論する。「それはどういう意味ですか。我々をスペア人間のような卑しい者どもと同じに扱うなんて」
彼女はそれに対して平然と言う。「当たり前のことを言っただけよ。いくら私の改造手術の技術が優れていてもそれをサポートするお前たちの質が悪いんだから」
473319:04/09/23 23:48:15 ID:XXPWmGPb
「私の改造手術の腕はサイバーでも1番だと思っているわ。でもそれをサポートすべきお前たちスタッフがあまりにも無能だからチームの能力平均は著しく低下するのよ。」
スタッフの間からは誰も反論するものはいない。しかし明らかに皆怒りと屈辱に震えていた。
彼女はそんな光景を薄笑いを浮かべながら眺める。そして言葉を続ける。
「とにかくこのまま連敗が続けば首領からの信頼も失うわ。そうなったらどうなるか無能なお前たちでもわかるでしょ。」
首領の信頼を失った者の末路はどうなるか。スタッフはそれを知っていた。これまでにも何人もの科学者が首領の信頼を失い処刑されたのだ。
「お前たちが処刑されるのは勝手だけど、そうなると私まで巻き添えを食うわ。そんなのはごめんよ。」
「では今後我々はどうしたらいいのでしょうか」スタッフの一人がたずねる。
彼女はムカッときた。彼女にとってはこの質問はあまりにも次元の低いもののようだ。
「そんなこともわからないの?我々は最強の改造人間を作ってファイターFを倒す。それしかないのよ」
「それもそうだ。そのためには我々は改造人間に適したスペア人間を探さなければならない」副チーフの科学者がいった。
「それしかないようね。お前たちの改造手術の腕はすぐには上がらないだろうし。まあ今以上上がることは無理のようだから最適なスペア人間を見つけるほうが賢明ね」
彼女は傲慢にそう言い放つと叫んだ。「今からあなたたちは最適のスペア人間を探しなさい。そして最強の改造人間を作るのよ」
スタッフたちは部屋を出て行った。一人残った009号は机の上に足をのせてため息をつく。
「本当私の部下どもは役立たずの無能ぞろいだわ。私の周りは本当いつも無能な人間ばかり。まあ私の能力が高いからそれ以上の能力を持つ者はまずいないだろうけど」
474319:04/09/23 23:58:36 ID:XXPWmGPb
009号は今までの自分を回想していた。

女科学者009号こと石川怜は子供のころから天才少女として有名だった。
小学校時代から成績はどの教科も飛びぬけてよく出来ていた。その中でも理数系はずば抜けて優れていた。
しかし、その一方で勉強の出来ない人間に対しては冷たく小ばかにする態度を取っていた。
小学校時代のある日のこと。放課後怜は忘れ物を取りに教室に戻った。するとそこにはクラスメートの女子が座っていた。
怜「何しているの?」
クラスメート「算数の出来が悪いから居残りなの」
確かにその日の算数の時間、クラスメートは算数の問題が出来ずにいた。怜はそれを心の中で馬鹿にしていた。
怜「あんな簡単な問題がわからないなんてあなた頭おかしいんじゃないの?」
クラスメートはそれを聞き泣き出す。泣き声を聞いた担任が教室に入ってくる。クラスメートは泣きじゃくりながら担任に訴えていた。
怜がクラスメートたちから爪弾きにされだしたのは翌日からだった。
475319:04/09/24 00:08:35 ID:d5JkV/5+
クラスから孤立した怜はますます自分の殻に閉じこもり勉強づけの日々を送るようになった。
時は流れ中学を卒業した彼女は有名進学校に進学した。その高校はたくさんの卒業生を有名大学に送り出しているエリート校だった。
彼女はそこでも優秀な成績をおさめた。しかし、そこでの生活は彼女の中のエリート意識をさらに歪んだ方向に進めていった。
彼女はここでも学業に優れるあまり、成績の伸びない級友たちを馬鹿にし心の中で切り捨てていった。
そんな彼女も一度だけ恋をしたことがあった。相手はクラスの男子。明るい好青年だった。
彼女はラブレターを出して相手を体育館の裏に呼び出した。怜はいった。
「私は今まで他人を意識したことはなかったわ。でもあなたを何故か意識してしまうの。私をこんな風にしたのはあなたがはじめてよ。」
相手の気持ちも考えず一方的にまくし立てる怜。「単刀直入に言うわ。私と付きあわない?」
しかし、相手の男子はこういった。「悪いけど僕には他に好きな人がいるから」そういうと彼は去っていった。
彼女はガックリときた。生まれて初めての挫折による屈辱感に彼女は体をふるわせた。
「許さない。この私に恥をかかせて…」
476319:04/09/24 00:17:12 ID:d5JkV/5+
彼の恋人が怜と同じクラスの女子生徒であることを知ったのは数日後だった。二人が楽しそうに笑いながら歩いていくのを見たのだ。
彼女は怜より成績は悪く、見た目も怜より劣っていた。そんな相手に負けたことは怜のプライドを深く傷つけた。
そんな頃怜はインターネットであるHPを見つけた。それは呪いなど黒魔術に関するHPだった。
そこにはわら人形のことが書き込まれており、わら人形の通信販売も行われていた。
怜はわら人形を二つ購入した。そして二人の毛髪を手にいれ、わら人形に組み込み釘を打ち付けた。
「死ね、私に恥をかかせたあの二人なんか…」
その数日後のことだった。二人は公園でボートをこいでいる最中にボートが転覆して二人とも溺死した。
怜は二人の死に唖然としながらも笑いを抑えることが出来なかった。
「あははは。私に恥をかかせた報いよ。あはははは…」
477319:04/09/24 00:29:17 ID:d5JkV/5+
恋に破れた怜は再び勉強に励む日々に戻った。しかし、以前と違うことが一つだけあった。それは黒魔術に興味を抱き始めたことであった。
彼女は勉強の合間にはインターネットを閲覧するようになった。黒魔術に関するHPからやがて悪魔崇拝者のHPにも出入りし書き込むようになった。
やがて彼女は悪魔という人間を超えた力を持つものに憧れを抱くようになった。
そのうちに大学受験の季節がやってきた。彼女は有名医科大学に現役で合格を果たした。
彼女が医学部を選んだのは理数系が得意ということもあったが、人間の体を自由に扱えうことのできる医者というものに深く興味を覚えたからだった。
彼女はここでも優秀な成績をおさめ、付属病院での研修やまた手術にも熱心だった。しかし、彼女にとって患者は自分の実験材料ということでしかなかった。
そしてインターンを終えた彼女はある有名病院での勤務を希望した。しかし、彼女の研究室の教授は彼女を推薦しなかった。
彼女は憤慨して教授に詰め寄る。「先生、どうして私を推薦してくれないんですか!?」
478319:04/09/24 00:37:13 ID:d5JkV/5+
怜の抗議に対し教授は静かに口を開く。
「石川君。君は医は仁術なりという言葉を知っているかね。
医者というものはだね、技術も大事だが患者の立場になって考える人間性が必要なんだ。君は医者としての腕は超一流で私をも超えている。
しかし、君は患者を実験材料として扱っている。そんな人間を第一線に送り出すことは出来ない。君はもうしばらく私のもとで修行することだ」
怜はその後教授のはからいで医科大学の付属病院に勤務することになった。しかし、このことは怜のプライドをまたも傷つけた。
怜は付属病院でも優秀な医者として腕をふるった。しかし、彼女は心の中では常に不満を抱いていた。
(なぜこの私が無能な連中に頭を下げないといけないの。ここの連中はクズよ)
怜は同僚や上司、そして看護婦まですべてを軽蔑しさげすんでいた。それは言動にも表れ、彼女はここでもまた孤立していった。
そんなある日、彼女にとって決定的な事件が起きた。
479319:04/09/24 00:50:42 ID:xzgFTv8O
ある日、一人の少年が怪我をして病院に運ばれてきた。少年は養護学校の生徒でジャングルジムで遊んでいる最中に落ちて頭をうち出血を起こしたのだ。
怜は少年に止血処置を施しながら少年の顔を見た。少年は苦しそうにうなっている。
(養護学校といえばクズ人間の集まるところじゃない。そんなクズはさっさと死んでしまったほうがいいんだわ)
怜はそのように考えていた。
怜は大学時代に731部隊に関する本を愛読していた。731部隊、それは医学の暗黒面を表す存在でもある。しかし怜は731部隊の活動を読むうちに何故か心が躍っていた。
そして怜はナチスドイツに行き着く。ヒトラーの優生思想に大学時代の怜は激しく共感を覚えていた。
(優れた人間が劣っている人間を支配する。なんて素晴らしいことなのかしら。そうよ、医学は優れた人間を作り劣った人間を排除すべきなんだわ)
少年は命に別状はなかったが、しばらく入院することになった。
その時怜の心に悪魔がささやいた(あの少年はゴミだ。ゴミは片付けないといけない)
怜が夜勤の日がやってきた。怜は少年の病室に向かう。少年はぐっすりと眠っていた。
(君はゴミよ。ゴミは始末しないとね)
怜は悪魔のような笑いを浮かべると少年に筋弛緩剤を注入した。そして部屋を出る。
翌朝、病院は大騒ぎになった。少年が死んだのだ。
480319:04/09/24 00:57:53 ID:xzgFTv8O
少年の死は突然の心臓発作として片付けられた。怜はそうなるように筋弛緩剤の量を調節しておいたのだ。
これに味を占めた怜はさらに入院患者を殺害していった。それも殺人とわからないように。
しかし、同僚の医者や看護婦たちは明らかに怜を疑っていた。
看護婦「石川先生の時だけやけにたくさん人が死にますね」
医者「確かに、おかしいな」
だが、証拠があるわけでもないのでそれは噂話に過ぎなかった。
しかし、ある時怜にとって致命的な事件がおきた。ある患者を手術する際、ケアレスミスでその患者を死なせてしまった。医療ミスである。
彼女は警察の取調べを受けていたが、その過程で患者変死事件が浮かび上がったのだ。刑事が尋ねる。
刑事「あなたが当直の夜はいつも患者が亡くなるみたいですけど、これをどうおもわれますか?」
怜はしらを切った。しかし、警察は明らかに怜を疑っていた。
警察は同僚や看護婦からも事情を聞いた。誰もが怜を怪しいといった。怜を弁護するものは誰一人いなかった。
そして怜は病院から姿を消した…。
481319:04/09/24 01:02:51 ID:xzgFTv8O
怜が姿を消した後新聞やテレビ、雑誌などはこの事件を大々的に報じた。
「天才美人女医、その美貌に隠された悪魔の心」センセーショナルな見出しとともに怜のことが報道された。
その頃怜はある町に潜んでいた。人目を避けて名前を変えて安いホテルを転々とする毎日。そんなある日、黒いコートを着た男がやってくる。「石川怜さんですね?」
怜は内心おびえながらも毅然として答えた。「石川怜は私ですけど何か御用かしら?」
すると男は言った。「私の主人があなたに会いたいと申しております。ご同道願います」
怜は目隠しをされ車に乗せられた。車はある場所で止まった。男は怜をある部屋に案内する。
その部屋には一人の男がいた。黒いコートの男はその男に言う。
「首領、石川怜様をお連れしました」
482名無しより愛をこめて:04/09/24 01:10:46 ID:t7zUrbI5
板違い
483319:04/09/24 01:10:48 ID:xzgFTv8O
「初めまして」首領と呼ばれた男が言う。怜は体をこわばらせたまま黙っている。
「いきなりあなたをここに連れてきた非礼をお詫びしたい。あなたのことは知っている。連日マスコミが騒いでいるからな」
「あなたは誰?警察関係者?私を警察に売るつもり?」怜は傲慢にいう。
「これはこれは、いきなりきつい一言だ。私はあなたを警察に売るつもりはない。それどころかあなたを警察から保護しようと思っているのだ。」
「私を保護?どうして?」怜が尋ねる。
「あなたの医者としての高い技術力、そして邪悪で冷血な心。それが気に入ったのだよ。
私は正義とか平和というものが嫌いだ。ましてや愛などというくだらないものは軽蔑しておる。
私は優れた人間が永遠の命をもって劣った人間を支配するそういう世界を目指している。それが我が組織サイバーの理念だ。
劣った人間は優れた人間の部品となって動けばいい。その部品になれないものは抹殺あるのみ」
484319:04/09/24 01:15:20 ID:xzgFTv8O
首領は言葉を続ける。
「一言で言うとあなたは我がサイバーに選ばれたのだ。私とともに理想の世界をつくろうではないか。
優れた人間が永遠の命を得て劣った人間を支配するという理想郷を。そのためにはあなたには研究施設を提供しよう」
この申し出に怜は迷わず答えた。「わかりました。あなたの言うとおりにしましょう」
こうして怜は科学者009号としてサイバーに加入した。そして大勢の罪のない人たちを改造していったのである。
485319:04/09/24 01:19:18 ID:xzgFTv8O
とりあえずここで終わりにします。ここのスレの趣旨とはかなりというかほとんどずれたSSではありますけどね。
ただ、009号という人物を色々な側面から書いてみたかったのでこのような無駄に長い文章になってしまいました。
まあ>>474-481は本当板違いですけど、その点はどうぞお許しください。
いずれにしてもここまで書かせていただきありがとうございました。m(__)m
486319:04/09/24 01:56:23 ID:xzgFTv8O
あ、それと首領はベールに包まれた中で009号と面会しています。だから首領の正体は009号にもわかりません。
首領の面会シーンは手直しが必要ですが、皆さんはベールに包まれた中での面会という風にご理解ください。
本当すみません。
487名無しより愛をこめて:04/09/24 04:34:55 ID:Hyr8BXr2
>>486
お疲れさまです!

細かいけど(しかも板違い気味)ちょっと疑問
バリバリの理数系合理主義者が
いくらふられて錯乱気味だったとはいえ
通販の藁人形を買ったりするだろうか?

まあ、オウムの幹部に理数系が多かったりしたし
「呪い」なんていうのは手段のいかんを問わず
端的に結果を求める態度が近代科学(というか技術文明)と
同じ穴のムジナのような気もするけど、それにしても怜は
「通販で藁人形」なんてのはハナで笑いそうなキャラでは?

で、こんなのはどうでしょう
――サイバーは暗黒思想の宣伝のために
「無料で呪いグッズ配布→組織による呪いの実行」という
作戦を行っていて、怜も当初は半信半疑、たんなる八つ当たりで、
偶然入手したグッズに呪いをかける(実は藁人形には通信装置やら
化学分析装置が入っている)。で、呪いがテキメンに効いたあとは
坂道を転がるように黒魔術(実はサイバーの陰謀)にどっぷりはまる、と
488319:04/09/24 11:04:58 ID:ctg5V9tS
>>487
ご感想ありがとうございます。
確かに怜がわら人形などのろいに興味を覚えた部分はこじつけの部分が強すぎたと思います。
実を言うと黒魔術のHPがサイバーの陰謀って案も考えてたんですが、それだと彼女もある意味サイバーの「被害者」になってしまうのでそれはやめたのです。
彼女にはあくまでも同情の余地のない憎まれ役になって欲しいですからね。
まあ今回の文章、無駄に長かったような気がします。
後は>>325さんのSSの完結を待ちます。そして怜には惨めな末路をたどってもらいましょう。
489名無しより愛をこめて:04/09/24 21:50:37 ID:yG2eSRCK
イナズマンのユキバンバラは氷山雪江という邪悪な女占い師が改造された姿と最近発売された特撮関係の雑誌の中のイナズマン特集で書かれていた。となると彼女は悪女改造のさきがけ的存在だな。
それにしても彼女ってどのように邪悪な女でまたどういう経緯で悪の組織に改造されたんだろう?また改造手術ってどんなものだったのかな?
490名無しより愛をこめて:04/09/25 01:05:24 ID:8CW0gjn1
フラッシュマンの映画版に登場したザ・ガラゴスにはある母犬の遺伝子が組み込まれていた。
そのためザ・ガラゴスは母犬の子供である子犬を見ると姿を消してしまった。おそらく母親の本能がそうさせたのだろう。
肉親が改造されるというのはたとえ犬であっても切なく痛々しいものだな。
491応用その26:04/09/25 02:51:05 ID:RRDAo7h2
変転を解いた五郎と、止血の応急処置だけを施されたアッちゃんは
窓一つ無いコンクリート壁の殺風景な密室に閉じ込められていた。
五郎「早くこの子の弾丸を摘出してきちんと治療しろ!約束だぞ!」
サイバー一味に聞こえるとは限らなかったが、出血が多かったのかガタガタ震えているアッちゃんを救うために、力の限り叫んだ。
「黙れ!ファイターF。今からおもしろいショーを見せてやろうというのに五月蝿いぞ」
天井のスピーカーから高飛車な女の声が室内に響く。2WAYでこちらの声も聞こえるようだ。
声の主はあの女科学者、009号だった。
アッちゃん「寒いよう。お兄ちゃん、寒いよう」幼い体の震えはさらに激しくなる
五郎「このままだとこの子の命は危ない。何をするにもまずこの子に処置しろ!」
009「おとなしくこれを見ておれば、考えぬこともない」
突如五郎達の目の前のコンクリ壁が開き、超強化ガラスの壁が現われた。
492応用その27:04/09/25 02:54:53 ID:RRDAo7h2
ガラスの向こうは、病院の手術室のようなタイル張りの部屋だった
天井からは、カニの足を想像させるマニピュレータが何本もぶら下がっている。
手術台の周りには、009号、首領の命令で改造班チーフの座を追われ
助手に成り下がったあのマッド科学者・006号、そして白衣を着た補助員役の戦闘員数人がいる。
そしてその手術台の上には、紫色の体色をしたあの女怪人、アイヴィーサイバーが、
手足を固定され横たわっている。
今度は麻酔を使われたのか、それとも電子頭脳のスイッチを切られたのか、こんこんと眠っている。
009「今からアイヴィーサイバーを、完全な戦闘マシーンに改造する。
お前達の無力さを実感するがいい。少しでも目をそらしたらその子の治療は施さんぞ」
493応用その28:04/09/25 02:57:14 ID:RRDAo7h2
五郎「やめろ!なんと言う事をする!」
009号は部下達に指示を与える。
009「006号、お前の人工血液を2倍に濃縮して注入。アイヴィーのパワーアップだ」
006「そんなことをしたら、脳の生体部分がショックで死んでしまうおそれがあるぞ」
009「構わないわ。脳は私が今度こそ徹底的に切除する。
それができなかったお前達のせいで、こんな事態を招いたのよ」
006「あの手術は完璧だ。たとえ死体同然になっても
子供のことを思う母性というものが、計算外だっただけだ。女の母性愛というものは全く…」
パシッ!
009号は突然006号の頬を叩いた
009「黙れ!何が母性だ!何が愛だ。そんな低俗なものを言い訳にするな!」
美しい顔を歪め、ヒステリックに叫ぶ。
009「よかろう…、その母性愛とやら、いかに無力か私の手術で証明してやるわ。
ハハハハハハ…」高笑いが手術室に響く。
494応用その29:04/09/25 03:00:12 ID:RRDAo7h2
009号は補助員に命じ、新しい部品を持ってこさせる。
巨大な角のようなもの三本。デスマスクのような面1つだ。
009「この強力なアンテナがあれば、指令電波を拒否することもあるまい。そして…」
デスマスクを摘み上げる
009「この顔だけはこの女に返してあげるわ」
サイボーグの変装用に使う人口皮膚だが、その顔はこの母親が人間だった時のものだった。
009「手術開始!」
495応用その30:04/09/25 03:02:34 ID:RRDAo7h2
目の前でアイヴィー、いや、アッちゃんの母親の体が切り裂かれ、
異様な機械が次々植えつけられていくのを見て、五郎は再び叫んだ「よせ!やめろ!」
ガラスの壁を叩くが、サイボーグの力を計算して造られた強化材には、ひび1つ入らない。
アッちゃん「苦しいよ。寒いよ…ママ」
009「この台の上にいるのはお前のママなのよ。今からもっとおそろしい姿に変えてあげるからね。
ほら、ママのお手手を今こうやって切り取ったわ。
ママのきれいなおっぱいにはこの鉄の牙をもう1つつけてあげるからね…」。オペの手を動かしながら、スピーカーを通してサディスティックに呼びかけする。
アッちゃん「ママ…?」高熱で、009号の言っていることが中々理解できない。
五郎「いかん。見るんじゃない」
五郎はアッちゃんを抱きしめ、その小さな目をふさぐ。
009「駄目だ。その子がちゃんとこの母親のなれの果てを見ないことには、治療は無しだ」
009号はまるで、「母性愛」「親子愛」「人間性」というものに
自身の憎しみと軽蔑を投げかけるかのように、五郎達を精神的に追いつめようとする。
その間にも、母親の肉体はさらに禍禍しく作り変えられていく。
496応用その31:04/09/25 03:05:24 ID:RRDAo7h2
手術がほぼ完了した時、アッちゃんの容態が急変した。
精神的なショックと疲れのほか、ショック症状そのものが現われたのだ。
口から泡を吹き、真っ青になるアッちゃん。
五郎「早く!この子の容態が…」
006号「ご苦労だな隼五郎。次はお前達の番だ。お前は脳改造を施し、
我が軍団に戻ってもらう。そのガキは、改造人間用臓器のドナーにしてやる」
五郎「騙したな!」

先程の戦いで消耗した体力が完全に戻ってはいなかったが、
五郎はファイターFに変転した。
F「チェストオオオオオ」
前蹴りをガラス壁にぶつけるが、びくともしない
006「無駄だというに」
Fは2WAYのスピーカーを憎憎しげに見上げるが、ふと気付いた。
F「電撃打ち!チェスト!」
ジャンプしてスピーカーの機械部分に正拳を叩きつけ、
破損した機械を抉り出して突破口にする。
あいた穴から、アッちゃんを抱きかかえて脱出する。
009「しまった!アイヴィーサイバーよ。目覚めて我らの敵を殺せ」
アイヴィー「ググググ」
497応用その32:04/09/25 03:07:50 ID:RRDAo7h2
階上の廊下に飛び出したFは、アッちゃんをかばいながら、
立ち塞がる戦闘員を蹴散らして行く。次々スクラップにされる戦闘員。
しかし、マンモス団地の占領のおかげで大量に作られた戦闘員は後を断たない
更にジャンプし、天井に穴をあけ階上を目指す

階上に飛び出したFを、電気鞭が襲う
F「あうっ」
アイヴィー「ケケケケケケッ」
母親、いや、改造強化されたアイヴィーサイバーが立ち塞がったのだ。
以前の粘液まみれの生体サイボーグではない。全身が特殊金属に覆われた、文字通り「ロボット」だった。
頭には鬼のような3本の角(アンテナ)、耳まで裂けた口、両胸と腹部にも同じような牙の生えた口がある。
そして、鳩尾にあたる部分には、生身の人間だったころの「顔」が取りつけられているのだ
498応用その33:04/09/25 03:10:26 ID:RRDAo7h2
F「いかん。君の子供が重態なんだ。正気を取り戻してくれ」
アイヴィー「ギギギギギ…」
アイヴィーサイバーは最早、人間の言葉を解することや、話すことなどできなくなっていた。
電波と電子頭脳の指令でのみ行動する殺人機械だ。
左右一対の電気鞭を交互にFに叩きつける。

 毒液によるダメージに加え、幼子を抱えての戦いでは、
パワーアップしたアイヴィーを相手にFに分は無い。
F「頼む。目を覚ましてくれ。この子は君の子だ。君は母親なんだ!」
アイヴィー「グゲゲゲ、ゲゲーッ」
8本の電気鞭が交互にFを責めさいなむ。それでもFは黄疸の浮かんだアッちゃんを
彼女の前に差し出す。
アッちゃん「ママ…ママ…」痙攣を交えながらうなされている。
幼い命は、母親の幻を目に浮べながら、死神と戦っているのだ。
電気鞭はついに、アッちゃんごとFを絡めとる。
F「しまった」
499応用その34:04/09/25 03:12:20 ID:RRDAo7h2
ギリギリ、ギリギリ、締め上げられるF
Fの意識が薄れ始める…

その時、Fの耳に、かすれたハミングのような不思議なメロディーが聞こえてきた。
♪〜
死を前にした幻聴か?いや。
アイヴィーサイバーから聞こえてくるのだ。
物悲しくも癒されるメロディー、子守唄だ。
言葉を話せるはずも無い、人の感情を持っているはずのないアイヴィーが
切除されたはずの声帯で、アッちゃんの苦しみを和らげようと歌っている。
アッちゃん「ママ…ママなの?」
アイヴィーはFとアッちゃんを抱え込んだまま、ピタッと動きを止めた。
500応用その35:04/09/25 03:17:46 ID:RRDAo7h2
意識もうろうとしたアッちゃんをやさしく抱いているのは、アイヴィーの鉄の腕
そして目の前には、アイヴィーの胸。
即ち、母性愛を憎悪する009号が、Fとアッちゃんを精神的に苦しめるために
わざと取りつけた母親の面だ。
単なるダミーのはずのその顔が、人間だったころ毎晩のように我が子に歌った歌を
口ずさんでいる。
アッちゃん「ママ…迎えに来てくれたんだね…約束だね」
待ち焦がれた母親に気付き安心したのか、涙目のまま微笑み、そのままフッと途切れる幼子の意識。

ババババババ
またも銃声。
F「!」
009「よくやったわ、アイヴィーとガトリングサイバー。
これでFめの最期よ」
女科学者、006号、そしてガトリングサイバーが何時の間にか立っていた。
Fを締め上げていた鞭がするりと外れる。
サイボーグをも葬るガトリングの特殊徹甲弾は、
Fの左腕を確かに打ち抜いたが、
さらにアッちゃんとアイヴィーの体をも砕いたのだ。
絶命したアッちゃんを抱いたまま崩折れるアイヴィー。
アイヴィー「アッ…チャン ママヨ…」。
口にできる筈の無い人語を発しながら、母親の魂は我が子を追って行った。
501応用その36:04/09/25 03:20:36 ID:RRDAo7h2
006号「おい!何をする!臓器が、臓器が…」
F「おのれええええ」
激昂したFは、全身に怒気をみなぎらせた
猫足に運足しながら、破損してスパークする左腕を四本貫手で構え、
右手を上左肘前に構える平安の型で、全身の怒りをガトリングサイバーに向けて発した。
ガト「死ねエエ」
ガトリング銃を乱射するが、それよりも早く手元に飛び込むF

F「チェストオオオオオ」
怪鳥音を発しながら、貫手を2本指の目潰しに替え、ガトの両目をぶち抜く。
両目のカメラレンズを突き抜けた指を貫手に直し、神経回線、電子頭脳、
さらに脳髄カプセルまで深く破壊する。
F「でえええええい」
脳髄カプセルの中で左手を握りなおし、脳組織を「グシャッ」と完全に潰す
さらに自らの漏電で回りのメカも完全破壊しながら引き寄せ、
右手をこの哀れなサイバーロボット股間にくぐらせ、身を落として体を抱え上げる。
F「逆風車投げ!
渾身の力で地面に叩きつける。バラバラに四散するガトリングの体。
残身をとるF。左手には脳髄のかけらと電子頭脳の部品が握られたままだ。
502応用その37:04/09/25 03:23:20 ID:RRDAo7h2
助けを求めるようにあたりを見まわすが、009号も戦闘員も逃げ去った後だ。
F「貴様か!貴様がこの親子を」
006号「違う。俺ではない。俺はあの女の、いや、首領の命令に従っただけだ」
F「貴様もこの母親を切り刻んだろうが。しかもこの子まで!」
思わずふるった手刀が、006号の腕をかする。
不自然な方向に折れ曲がる腕。
006号「俺は、俺は、不老の強化人間を研究していた単なる医者だ。
それを、サイバーに利用されただけなんだ」
F「ウソをつけえええ。強制されただけでここまで残酷なことができるか」
006号の首を締め上げる。たちまちチアノーゼが。
F「じ、自分が残酷な同志…になりきらなけれ…ば、
サイバー…でどういう…目にあうか、お前も分かって、る、だろう」
途切れ途切れの言い逃れ。しかし、Fの手がふと緩む。
F(そうか、こいつも…)
006号(今だ)
隠し持っていた拳銃を抜こうとする、特殊徹甲弾を装填してある。
503応用その38:04/09/25 03:25:45 ID:RRDAo7h2
サイバー首領の執務室。前線基地での一部始終をモニターで見ている
首領「三文芝居はもうよかろう」
静かに親指を立てる。処刑サイン。

006号「ゴフッ」
腹部が裂け火柱が上がる、体内の自爆装置が作動したのだ。
気配を察し一瞬で飛びのき、巻き添えを避けるF。
同時に基地のあちらこちらからも火の手が、首領の遠隔操作だ。
006号「ぐああああ。苦しい。助けてくれ、いや、止めをさしてくれええ」
内臓を破裂させながらも死にきれないマッド科学者は、
このうえない苦痛に悶えのたうち回りながら懇願する。
F「貴様は苦しみながら死ね!」
言い捨てて脱出しようとしたF。ふと、アイヴィーの方に目を向ける
504応用その39:04/09/25 03:27:22 ID:RRDAo7h2
そこには、鉄のサイボーグ、アイヴィーサイバーの死体はなかった。

美しい人間の女性が、全裸で我が子を抱いてこと切れていたのだ。
その柔らかく白い肌は生身のそれだ。
彼女にも、腕の中で息を引き取った幼子にも、傷一つ無い。
2人の死に顔に苦痛の表情は無い。愛する者同士が
最期に巡り合えたのだという、安らぎの微笑みさえあった。
いつか宗教画で見た母子像を思わせる2人の姿に、
ファイターF、いや五郎は、奇蹟の存在さえ信じられた。
505応用その40:04/09/25 03:30:36 ID:RRDAo7h2
戦闘員「009号を連行しました」
つい先程まで部下だった戦闘員に引き立てられ、首領の前に引き出される009号。
009「申し訳ございません。次こそ必ず」
なおも倣岸な表情さえ残し、弁解しようとする。
首領「……」
無言で鉤杖をふるう。
009号の白衣の前が切り裂かれ、肌が露わになる
009号「!」
思わず破れた白衣の前をおさえ、真っ赤になってうずくまる009号。
羞恥の表情はやがて、恐怖に変わり青ざめる
首領「失敗…したな」
009「お許しを…お許しを!」
弁解は聞き飽きたとでもいいたそうに顔を歪め、
009号の白く端正な顎に手を伸ばす首領。
首領「これが最後だ…、お前自身で償え」

(319氏の作品に続く)
506325:04/09/25 03:38:22 ID:RRDAo7h2
319さんほかの皆さん
UPが遅くなって大変申し訳ありません。
「女子高生位」というスレタイトルから完全に外れたテーマ。
ヘタな文章。いつまでたっても終わらない遅さ。
しょーもない結末でおわびのしようもありません。

ご期待の、マッド科学者どもへの「お仕置き」が
ずいぶんあっさりして、失望されたかたも多いと思います。
自分としてはやはり、激昂したとはいえヒーローにそこまで残酷な行為に
手を染めて欲しくなかったのです。
だらだらと長いくせにアクションシーンもろくになく、
アイヴィーの「強化」も尻つぼみだったことをも重ねておわびします

319氏には思いっきり、009号改造のメス
いや、筆を振るっていただき、
目一杯お仕置きしてやっちゃって下さい
507325:04/09/25 03:46:43 ID:RRDAo7h2
>>470
変身は超能力によるものだったようですが
バンバに指令回路を埋め込まれ、精神の自由が効かない状態でした
最後に正気を取り戻しますが、バンバの念力で殺されます

>>489
雪江自身は、予知能力を持つ超能力者で
その力を生かして占い師として働いていましたが
占いを馬鹿にする人間を呪い殺すという(これも超能力か?)とんでもない殺人鬼でした

その能力と冷たい心をバンバは高く評価し、彼女を新人類帝国に勧誘したのですが
彼女が断ったため、むりやり拉致し
凶悪犯の脳、金庫破りの指、レスラーの筋肉、詐欺師の口(wを移植する手術を施し
「ミュータンロボ」に改造しました
手術台の上でも抵抗していた彼女が、新人類科学者に頭を触れられた途端
急におとなしくなったシーンでは、MCっぽくてなにか淫猥でした
508名無しより愛をこめて:04/09/25 07:33:28 ID:w1XZJLVg
漏れも感化されてしまったので、自分なりの萌えシチュエーションで、女子高生改造SS
をUPしてみることにします。
自分にとっての萌えは、「改造する女性に引導を渡すところ」です。拉致された女性が自
分の運命を知って絶望するさまに、限りなく萌えます。その分、改造手術の描写は控え目
になっています。
このSSでは、悪の組織の名前は「ヒドゥ」としました。「非道」と「Hidden」のダブル
ミーニングです。
それでは。未熟ではありますが、お楽しみいただければ幸いです。
5091/5:04/09/25 07:33:59 ID:w1XZJLVg
クラブ活動が遅くなった。また母に叱られる。急ぎ足で帰宅しながら、涼子は母親のふく
れっ面を想像して、クスリと笑った。
天野涼子は16歳。名門・聖泉女子学園の2年生だ。成績は上位20番くらい。放課後はフ
ェンシング部の副主将として活躍している。
涼子の母は、かつて人気を博したグラビアモデルだった。その血を受け継いだ涼子も、学
園一の美人として人気者である。スポーツで鍛えた身体は引き締まっているが、その胸は
16歳とは思えないくらい豊満に育ち、抜群のプロポーションを誇っている。身長164セ
ンチ。B87・W56・H86のナイスバディ。行き交う男たちが思わず振り向く美少女だ。
涼子の家は学校から少し距離がある。途中、ひと気のない狭い路地を通らなければならな
い。痴漢は怖くなかったが、薄暗い夜道には何かが潜んでいそうで、涼子はここを通る時
に必ず駆け足になってしまう。
涼子の後ろから、黒塗りの大きな車が近づいてきた。その車は彼女を追い越したかと思っ
たら、キキッと音をたてて彼女の前方に横付けで停まり、狭い道をとうせんぼするかのよ
うに完全に塞いでしまった。
「やだ、もう! これじゃ通れないじゃない!」
あいにくの暗がりだ。運転手の姿は見えない。文句を言ってやろうと思ったが、ちょっと
躊躇した。涼子のすぐ脇には小さな路地があった。涼子は仕方なく、その路地に足を踏み
入れた。家に帰るにはちょっと遠回りになるが、仕方がない。さっきの路地よりもさらに
明かりの乏しい道を進んで行った涼子は、ふと前方が、積み上げられた巨大なドラム缶で
ふさがれていることに気付いた。
「なに、これ? 行き止まりなの?」
これでは再び元の道に戻るしかない。彼女はあきらめて、きびすを返して走り出した。
すると彼女の前方から、帽子を目深にかぶり、黒いコートを着た人影が近づいてきた。
5102/5:04/09/25 07:35:09 ID:w1XZJLVg
「あ、この先は行き止まりですよ。気をつけて下さい!」
「…天野…涼子さんだね?」奇妙にくぐもった男の声だった。
「え?」
涼子は驚いた。まさかこんなところで、自分の名前を呼ばれるとは思わなかったからだ。
「一緒に来てもらおうか」
「な、何を言ってるんですか! 人を呼びますよ!」
「呼んでも無駄だ。誰も来はしない。お前は光栄ある秘密結社・ヒドゥの一員として選ば
れたのだ。さあ! 来るのだ!」
謎の男は涼子の手を乱暴に掴み、引き寄せた。
「やだ! やめて!」
涼子は男の手を振り払おうとした。その勢いで、男の帽子が飛ばされた。そこに現われた
男の素顔を見て、涼子の心臓は凍りついた。

…それは、人間の顔では無かった。黒く丸い目が6つ、らんらんと輝き、口からは虫のよ
うな牙が生え、たおぞましい異形の生物だった。しいて言うならば蜘蛛、 巨大な蜘蛛だっ
た。
「キャアアアッ!!」恐怖のあまり、涼子の全身はすくんだ。だが一瞬の後、われに返っ
た涼子はあわてて反対方向に駆け出した。そちらが行き止まりであったことも忘れて。
蜘蛛の顔をした男は、コートをぬぎ捨てた。奇妙な縞模様が入った身体。毛むくじゃらの
腕。それはまさに蜘蛛男であった。
「ギギギギギ。そちらは行き止まりだ。もう逃げられん。勘念しろ。」
涼子は、行き止まりのドラム缶に背を密着させたまま、ガタガタと震えていた。
蜘蛛男はゆっくりと涼子の方に歩み寄り、やがて立ち止まると、彼女の身体を舐め回すよ
うに眺めた。
「なるほど。よくよく見れば本当にいい女だ。」
「イヤッ! 来ないで! 化け物っ!」
「…化け物だと? フフフ。お前ももうすぐ、その化け物の仲間入りをするのさ。お前は光
栄あるヒドゥの改造人間として選ばれた。今からお前はヒドゥ秘密基地で改造手術を受け、
俺たち改造人間の仲間になるのだ。」
5113/5:04/09/25 07:36:11 ID:w1XZJLVg
目の前の怪物が何を言っているのか、涼子にはさっぱりわからなかった。私が…化け物に
なる? 改造人間って何? この怪物は私をいったい、どうしようっていうの!?
蜘蛛男は毛むくじゃらの腕を伸ばし、震える涼子の二の腕を掴んだ。そのおぞましい触感!
涼子の全身に一気に鳥肌が立った。
「イヤッ! やめてッ! やめてえーッ!」
おぞましさを振り払うように、涼子は激しく腕を振り抵抗した。
「ギギギッ。そんな顔をするな。せっかくのべっぴんさんが台無しだぜ。もっともこのキ
レイな顔も、じきに俺たちと同じような姿になるんだがな。あんたはいったい何の改造人
間にされるのかな? 俺様と同じ、蜘蛛の改造人間かも知れないな。なぁあんた、俺たちは
きっと、お似合いのカップルになれるぜ。」
そう言って蜘蛛男は、顔を近づけた。人間の匂いではない、鼻をつまむような奇妙な匂い
が漂ってくる。そのムッとするような臭気に気絶しそうになりながらも、涼子は必死に助
けを呼んだ。
「誰か来てーッ! お願いだから誰か来てーッ!」
「うるさい! 無駄な抵抗はやめろ。もうお前の運命は決まっているんだ!」
蜘蛛男は涼子の手を放し、彼女を突き飛ばした。そして口に手を当てると、大量の糸を吐
き出した。
「イヤアアアアッ!」
糸は涼子の全身にからみつき、彼女の自由を奪った。ぐったりとなった涼子は、そのまま
気を失ってしまった。
蜘蛛男は、糸でぐるぐる巻きにされた涼子の身体を抱き上げた。
「ギギギッ。任務完了。歓迎するぜ、新しい仲間よ。」
失神した涼子を肩に抱き上げ、蜘蛛男はいずことも知れぬ闇の中に消え去った。
5124/5:04/09/25 07:38:13 ID:w1XZJLVg
涼子が再び意識を取り戻したのは、秘密結社の地下アジトの中だった。薄暗い照明が無気
味な、寒気のする空間だった。黒服面に黒全身タイツの男たちが、自分の身体にからみつ
いた、蜘蛛男の糸を取り去ろうとしていた。
「ここは…どこなの?」
すると、アジトの壁にかかげられていた、鬼面のエンブレムが点滅し、無気味な声が響き
渡った。
「ようこそ、天野涼子。ここは秘密結社ヒドゥの秘密基地だ。お前は光栄あるヒドゥの一
員として選ばれた。今からお前は改造手術を受け、改造人間・蜂女として生まれ変わるこ
とになる。」
その言葉で、涼子は路地裏で出会った怪物のことを思い出した。「キャアッ!!」
涼子はその場にうずくまり、ガタガタと震え出した。
「…お願い。私を帰して。元のところに帰して。お願いだから!」
2人の戦闘員が、涼子の腕を掴んで、無理矢理立ち上がらせた。エンブレムから再び声が
響いた。
「無駄だ、天野涼子。お前はもう、どこにも逃げられはしない。さあ、これを見よ!」
5135/5:04/09/25 07:39:01 ID:w1XZJLVg
壁のスクリーンに、映像が表示された。最初、スクリーンの右側に涼子自身の愛らしい顔
が映し出された。続いてスクリーンの左に現われたのは、巨大な蜂の写真だった。2つの
写真はゆっくりと近づいてゆき、ひとつに重なった。そして新たに表示された映像を見て、
涼子は「キャッ!」と叫んで目をそらせた。
それは、女性のプロポーションを持った、巨大な蜂のような生き物の姿だった。全身が黄
色と黒の縞模様で覆われ、2つの乳房は、蜂の腹部のような黄色と黒の同心円模様で彩ら
れていた。頭部を見ると、顔の下半分は人間だったが、上半分は蜂のような複眼と触角を
持った、まさに昆虫人間と言うべき姿をしていた。その生き物の背中には、透明な羽根ま
で生えていた。
映像の意味するものは明らかだった。涼子はガクガクと震え、全身の力が抜けていった。
あれは私だ。私は、あんな姿にされてしまうんだ。路地で出会った化け物みたいに、昆虫
のような姿に変えられてしまうんだ。涼子は必死で首を横に振り、大声で叫んだ。
「イヤだァーッ! イヤだ! あんな姿になるのはイヤっ! お願い! 助けて! 何でもする
から助けて! 化け物にするのだけはやめて! イヤ! イヤよ、お願いだから…ねぇーっ!」
涼子はワーッと大声で泣き出した。しかしエンブレムの声は、非情にもこう告げた。
「これより天野涼子の、蜂女への改造手術を執り行う。その娘を手術室に運べ!」
514連続投稿規制回避のため別IDで追加:04/09/25 07:41:50 ID:ZnI6WPsL
涼子は戦闘員に引きたてられ、手術室と書かれた部屋に連れてゆかれた。部屋の中央には
巨大な丸い手術台が置かれ、その周囲には様々な実験器具が配置され、電子機器が忙しく
明滅していた。科学者とおぼしき白衣の戦闘員が数名、涼子の方を振り向いた。
「…これが改造素体か。」「なるほど、確かに美人だ。」「我々にとって初の女性改造人
間だ。腕の振るい甲斐がある。」
科学者戦闘員たちは震える涼子をひきずって手術台の上に押し倒した。抵抗する涼子の身
体を二人が押さえ、残る一人が涼子の両手足首を順番に、手術台からつき出た金属製の拘
束具に固定していった。涼子の右手首に、科学者の一人が液体を注射した。
涼子はもう、頭の中が真っ白になっていた。嫌だ。嫌だ。改造人間なんて嫌だ。絶対にな
りたくない。何で私がこんな目に逢うの? 私が何をしたっていうの? 私を帰して。元の
家に戻して。助けて。誰か助けて。様々な想念が頭の中を入り乱れ、何が何だかわからな
くなっていった。
「…イヤだ…やめて……助けて……お母さん…」かろうじて、そう呟くのがやっとだった。
科学者の一人がハサミを取り上げ、涼子の衣服を切り裂いていった。輝くように真っ白な
裸身が露わになり、科学者たちの口から感嘆の声が上がった。「何と美しい肉体だ。」
「まさに改造人間にふさわしい。」
先程注射された薬品のせいだろうか、涼子はすっかり全身から力が抜け、あきらめきって
科学者たちのなすがままになっていた。やがて、科学者の一人が口を開いた。
「それでは、ただ今より改造手術を開始する。まずは、血液交換と遺伝子組み替えウィル
スの投与からだ。」
515名無しより愛をこめて:04/09/25 21:48:41 ID:vTjaqajQ
>>508
続き希望!
516サイボーグしばたの改造シーン:04/09/25 23:18:50 ID:BWYs4yDV
517319:04/09/26 00:13:08 ID:IvGCM3Kp
>>325さん
SSお疲れ様でした。私はあなたがかかれた結末に大いに満足しています。私のわがままを全面的に聞いていただき、感激・恐縮のきわみですm(__)m。
以前私はアナザーストーリーを書きたいと書き込みましたが、あなたのSSを見たらそれは無用のこととわかりました。これ以上の物を書く自信がないからです。
>>325さん、そしてこのスレを読んでおられる皆さん。この後は科学者009号に惨めな最期をとげさせるべく私が引き継ぎます。つまらない文章になりますがどうぞ最後まで見守っていてください。
518319:04/09/26 00:23:52 ID:IvGCM3Kp
>>508さん
女子高生改造とはまさにこのスレの趣旨に沿ったものですね。でも改造される女の子はいい子みたいだから可愛そうですね。これが不良女子高生なら大いに萌えられるんですが。
では私も少しずつ009号を改造しますか。ただし、改造シーンの描写はありふれたものになりますが。
519319:04/09/26 00:32:31 ID:IvGCM3Kp
それでは>>505からの続きを…

元女科学者009号こと石川怜は戦闘員たちに連行されていった。
「お前たち、この手を離せ。どうして私がお前たちみたいな虫けらに捕まらないといけないの!!」
怜は幾分いつもの倣岸な気持ちを取り戻し、戦闘員たちに毒づく。しかし、戦闘員たちは無言で彼女を連行する。
怜が連れて行かれた場所、そこは彼女の仕事場である手術室だった。そこは彼女がサイバーの基地の内部で最も見慣れた場所である。どこに何があるのかさえわかっていた。
しかし、今日の彼女にとってそこはまったく別世界のように見えた。執刀医の医者たちに白衣姿の戦闘員、皆冷ややかな目で彼女を見ている。そう、かつての彼女のように。
「科学者009号、いやスペア人間1号、私があなたを改造する」
そこに現れたのは彼女のもとで副チーフだった男科学者013号だった。
520319:04/09/26 00:38:16 ID:IvGCM3Kp
「なぜお前が!?」怜は絶句した。それまで彼女が無能、役立たずとさげすんでいた男に改造されるとは…。
「いやはや、なんとも皮肉なものですねえ。虫けら扱いしていた部下から改造されるなんて」013号は冷ややかに笑いながら怜を見る。
「どういうことよ、スペア人間1号って。私は科学者009号よ」怜はそれでもなお傲慢な態度を崩そうとはしない。
「あなたは以前我々に改造人間に最もふさわしいスペア人間を探せと命令されたでしょう。調査の結果、あなたが一番適していたのです。1号というのはあなたは何でも1番が好きですからね」
013号は薄笑いを浮かべながら怜を見る。
521319:04/09/26 00:46:36 ID:IvGCM3Kp
「私は以前から2種類以上の生物を合成した合成生物の研究をしていたんですよ。そして合成に成功しました。あなたは合成生物の改造人間になります」
科学者013号は彼女にそう宣告する。彼はなおも言葉を続ける。
「あなたには馬と鹿の合成生物による改造人間がふさわしいかなと思ったんですが、あなたにはもっとふさわしい合成生物があります」
013号は助手にある箱を持ってこさせた。箱の中から奇妙な生物が現れる。
「ヒッ!何よこれは!?」思わず悲鳴をあげる怜。
その生物は蛇のようだった。しかし、普通の蛇とは何かが違う。足が生えており、かにのようなはさみをもっていた。また尻尾は針のようにとがっている。
「紹介します。これは蛇とサソリの合成生物、名づけてヘビサソリです。」
「ヘ、ヘビサソリ…!?」怜はその醜くおぞましい生物の姿に血の気が引く思いだった。
「ええ、そしてこのヘビサソリほどあなたをよく表している生物はいないと思いますよ。この生物はいわばあなたのシンボルなんだ」
522319:04/09/26 00:54:32 ID:IvGCM3Kp
とりあえず今日はここで終わりにします。>>325さんのSSに刺激され書き始めたのはいいんですが、ちょっと立ち往生したので構成をもっとしっかりしたものにしてからまた書き込みます。
私のも長丁場になると思いますが、どうぞよろしくお願いします。
523508:04/09/26 02:05:25 ID:Qr7Wig/L
>>515
ありがとうございます。続きを希望とのことですが、改造手術のシーンははっきり言って、
あまり書くことがありません。
「涼子の身体の改造は、一週間にわたって続けられた。ぼんやりとした意識の中、涼子は
 自分の身体が、少しづつ人間でないものに変わってゆくのを感じていた。」
くらいで終わってしまいます。

ただ、漏れ的には《引導渡し》と並んで、萌えになるシチュエーションがあります。
そのひとつは、改造手術を終えて(脳改造はまだ)目覚めた少女が、改造された自分の肉
体を知って愕然となるシーン。
そしてもうひとつは、《カミングアウト》です。つまり、改造された少女が、かつての自
分の家族や親友たちの前で、改造人間としての正体を現すというシーンです。

実は>>509-514のストーリーには色々派生物があって、カミングアウトの話も含まれてい
ます。改造そのものではないため、ちょっとスレ違いっぽくなりますが、ついでなのでこ
こに少しばかり披露してみようと思います。
…読んでいて気分が悪くなる方もいらっしゃるかも知れませんが、お許し下さい。
あと、蜂女の描写に若干エロ風味が入ってますが、これも趣味です。笑って許して下さい。

>>518
319さん。いつも素晴らしいSS、ありがとうございます。319さんは改造素体は悪女に限る
とおっしゃっていますが、漏れは逆に、清楚な女性ばかりを素体に選んでしまいます。
これも趣味嗜好の差、ってことで大目に見ていただければ幸いです。
もちろん、善人・悪人を問わず、改造手術なんていうものはイマジネーションの世界だけ
の遊びだってことは、よく心得ているつもりです。
524508:04/09/26 02:06:09 ID:Qr7Wig/L
今夜も、天野家の食卓には暗い雰囲気がたちこめていた。
二女の涼子が何の前ぶれもなく行方不明になってから、既に一週間が立つ。父親の克久は、
今日も足を棒のようにして愛する娘の行方を捜し回った。母のさゆりは毎日、警察に、学
校に、そして友人宅に、狂ったように電話をかけていた。娘の新たな情報が得られはしな
いかと確かめるために。3つ違いの姉の翔子も大学を休み、妹が行方不明になったとおぼ
しき道を何度も往復しては、行き交う人に心当たりを尋ねて回った。
だが、この日も何の収穫も得ることはできなかった。
3人は無言のまま、食卓を囲んでいた。父は手に取った新聞を読むともなく広げていたが、
その手はピクピクと小刻みに震えていた。母は泣きそうな顔でオロオロと夫と娘の顔を見
回し、時々思い詰めたように顔を手で被うのだった。翔子も手に取った箸を降ろすことが
できず、顔をしかめたまま箸で宙に不規則な模様を描いていた。
ガチャ、ガチャリ。
玄関で鍵を開ける音が響いた。…鍵を持っているのは家人しかいないはずだ。
「涼子か!」
父が、ついで母が弾かれたように立ち上がり、バタバタと玄関へと急いだ。
玄関の薄暗い土間に、ぶかぶかのコートをまとった涼子が立っていた。うつむき加減のそ
の顔は無表情で、何の感情も表わしてはいなかった。
「・・・涼・・・子」母は安堵のあまり、その場にへなへなと膝をついた。「よかった…ほんと
によかった。」
「馬鹿ッ! そんなところで何をしてる! 早く入りなさい!」父は震える声で涼子を叱っ
たが、その目にはうっすらと涙が光っていた。
「涼ちゃん。よかったあ、帰ってきてくれて。さ、早く中に入って!」姉のやさしい声に、
涼子はチラリと姉の方を見やったが、不自然なまでに無言無表情を崩さなかった。その姿
に、翔子は何か得体の知れぬ不安を感じた。この間までの快活でおきゃんな妹とは別人で
あるかのような、妖しくなまめかしい雰囲気を漂わせていたからだ。
やがて涼子はゆっくりと、家の中へ歩み入った。靴を脱ぐことなしに。
「…涼ちゃん?…ちょっと!?」
涼子は、黄色いロングブーツのようなものを履いていた。涼子は制止する家人の声が聞こ
えないかのように、まっすぐに奥の居間へと歩み去った。
525508:04/09/26 02:07:20 ID:Qr7Wig/L
「さ、コートを脱ぎなさい。いつまでもそんなところに突っ立ってるんじゃない。」
居間の中央に、コートを着たまま立っている涼子。何か自然でないものを感じながら、家
族たちは涼子に、ソファに腰をおろすよう促した。
「…」
涼子は無言のままコートの襟に手をかけ、バッサリとコートを脱ぎ捨てた。
「涼子っ!?」「な、何だその身体は!」
コートを脱いだ涼子の姿は、実に奇妙なものだった。
一見して着衣を何もまとっていない、全裸とわかる姿だった。だが、16歳の少女のはちき
れそうな肌の代わりに、涼子の首から下の全身を覆っていたのは、黄色と黒の縞模様をく
っきり浮かび上がらせた、なめし革のような皮膚であった。毛穴も表皮の細かい襞もない、
人工物のような皮膚だった。ロングブーツと見えたものも、そして黄色い長い手袋に見え
るものも、涼子の皮膚の一部だった。そして彼女の華奢な背中からは、二枚の巨大で透明
な羽が伸びていた。
涼子の豊満な双つの乳房も、まるで巨大な蜂の腹部が突き出ているかのように、黄色と黒
の同心円模様で覆われていた。いや、ゆっくりと収縮を繰り返すそれはただの模様ではな
く、明らかに昆虫の体節だった。双つの乳房は、まるで涼子とは別の生き物であるかのよ
うに、絶え間なくなまめかしい蠕動を繰り返していた。
それは、明らかに人間の身体ではなかった。
「涼子…お前、その身体はいったい…?」
「…いや、いやよ……涼ちゃん…ウソだと言ってよ、ねぇ?」
あまりの出来事にガタガタと震えながら、保然となっている家族たちに向かって、涼子は
抑えた声で、しかし力強く、言い放った。
「パパ。ママ。お姉ちゃん。これが今の涼子の姿なのよ。誘拐されて改造されたの。涼子
はもう人間じゃない。改造人間・蜂女なの。」
526508:04/09/26 02:08:06 ID:Qr7Wig/L
バタバタと足音を響かせて、数名の黒づくめの男たちが居間に乱入してきた。全身タイツ
をまとい、黒いマスクを被った戦闘員である。その中のリーダー格らしい男が、父親たち
に向かって冷たい声でこう宣告した。
「その通り。お前たちの娘はもはや人間ではない! この娘はわが光栄ある秘密結社ヒドゥ
のメンバーとして選ばれ、改造人間として生まれ変わったのだ!」
それを聴いて父親が、それまで抑えていた感情を爆発させ、闖入者に食ってかかった。
「お、お、お前たちか! 娘をこんな姿にしたのは!は、 早く元の人間に戻せ!」
「無駄だ! 一度改造された者は、二度と人間に戻ることはできない。この娘はこれから一
生、蜂女としてヒドゥのために尽くすのだ。さあ! 蜂女よ、お前の真の姿を、両親たちに
見せてやるがいい!」
涼子はコクンとうなずき、両手を高くあげ、大声で叫んだ。
「ビーッ!レディ!」
その途端、愛らしい涼子の額が中央からパクリと割れ、中から柔らかい黄色の肉質組織が、
押し出されるように現れた。ふくらんだ肉質組織はまたたく間に硬質化し、蜂を思わせる
黄色と黒の縞模様の、昆虫の外骨格状の組織へと変化して、涼子の頭部を覆っていった。
涼子の閉じたまぶたが、ムクムクと盛り上がるように膨らんだ。みるみるうちにそれは濃
い褐色に変わり、その表面には網目状の模様が浮き出してきた。そしてついに、昆虫の複
眼へと変化していった。顔の下半分は変わりないものの、上半分は既に、巨大な蜂の頭部
そのものだった。
「アウッ! アウッ! アアアーッ!」涼子はあえぐように叫び、身体を大きく震わせた。
頭部のみであっても、変身は激しい苦痛と快楽を伴うものらしい。涼子は顔を紅潮させ、
身をよじらせた。同心円模様の豊満な乳房を、両手でわし掴みにし、揉みしだいた。
「アアアアーーッ!」最後の歓喜の悲鳴と同時に、涼子の額から、2本の触覚がニュッと
生え出てきた。
527508:04/09/26 02:09:08 ID:Qr7Wig/L
変身が終わると、涼子はハァハァと大きく息をつぎ、数秒の後、誇らしげに自らの身体を
誇示した。もはや、愛くるしい涼子の面影はどこにもなかった。女性の美しいボディライ
ンを保ってはいるが、それはまさに、直立した蜂であった。
「見て! パパ、ママ、お姉ちゃん。これが涼子のほんとうの姿。改造されて生まれ変わ
った、わたしの今の姿よ。どう、素敵でしょう? この身体。 さあ見て! 涼子を見て!」
嬉しそうにポーズを取り、くるくると回りながら無邪気に家族たちに呼びかける、かつて
涼子だった異形の存在。その異様な光景に、天野家の家族たちは背筋が凍りつくような戦
慄と、激しい悔恨の念を覚えずにはいられなかった。
涼子の家族たちは、みな頭の中が真っ白になっていた。母は何度も嗚咽し、涙がとめどな
く頬をつたい落ち、床にこぼれた。行方不明になった娘が、ひとときも忘れたことの無い
あの愛しい娘が、あろうことか悪の組織に誘拐され、改造人間にされていたなんて。信じ
られない。嘘よ。こんなこと嘘に決まってる。そう何度も自分に言い聞かせたが、目の前
にいる娘の姿は、どう見てももはや人間ではありえなかった。
父は、怒りのために激しい動悸が治まらなかった。ああ、愛しい娘! お前はどうしてそん
な身体になってしまったんだ! 悔しい! 悲しい! 俺の娘を、よくもこんな身体にしやが
って! だが、彼にはどうすることもできなかった。娘はもう人間ではないのだ。あの可愛
い涼子ではないのだ。残酷だが、それこそが現実なのだ。激しい絶望と無力感に、父は打
ちのめされ、顔を上げることができなかった。
姉の翔子は、ただひたすら、妹が不憫でならなかった。ああ可哀想な涼子。そんな身体に
されて、楽しそうに笑っているなんて。なんて憎いやつらだろう。私の妹をこんな目にあ
わせるなんて。できるならば、こいつらを全員切り刻んでやりたい! 翔子は歯がみし、
戦闘員たちを憎悪の目でにらみつけた。
528508:04/09/26 02:10:00 ID:Qr7Wig/L
戦闘員たちはいつの間にか、家族たちの背後に回り、後手を締め上げている。リーダー格
の戦闘員が、冷酷に言い放った。
「ただ今よりこの家は、改造人間・蜂女による、要人洗脳ハニービー計画の基地として接
収する! 父親は戦闘員に改造、母親ともうひとりの娘は、妹と同じ蜂女に改造する! さ
あ引っ立てろ!」
その言葉を聞いて、母と姉は絶叫した。「い、イヤーッ!!」母親はガクガクとその場に崩
れ落ち、翔子は妹に向かって泣きながら懇願した。「止めて! 涼ちゃん、お願いだから!
止めて!」
激しく抵抗しながらも、戦闘員に連れてゆかれようとする家族たちに向かって、涼子はに
っこりと微笑み、無邪気に言った。
「ママ! お姉ちゃん! 私と同じ姿にされるのね! 嬉しい! でも安心して。改造手術は
ちっとも痛くないわよ。むしろとっても気持ちがいいの。楽しみにしていてね。」
家族たちが連行されたのを確認した後、リーダー戦闘員が、涼子に向かって念を押した。
「ハニービー計画は、お前たちの美貌を生かして各界要人に接近し、コントロール用ナノ
マシンを身体に打ち込んで、我が秘密結社ヒドゥの思い通りに操る計画だ。蜂女よ。お前
の胸の針を、役立てる時が来たぞ。」
涼子、いや蜂女はうなずき、自らの乳房をいとおしそうに愛撫した。やがて乳首の先から、
小さな針が顔を覗かせた。針の先からは、液体が小さなしずくになってこぼれ落ちようと
していた。

…そして数日後。かつて天野家だった場所は、3人の美しい蜂女のアジトとなっていた。
暗躍する美しい悪魔たちによって、平和だったこの国に、滅亡への足音が響いてきた。
529名無しより愛を込めて:04/09/26 06:54:43 ID:zASdkkv4
蜂女の改造シーン途中で終わってしまうのは非常に残念です。誰かこれを引き継いで克明な改造シーンを書いてくれませんか。
天野涼子さんの手術を是非、完成させてください。そして、彼女の詳細なプロフィールも知りたいな。
何故、彼女が悪の組織に蜂女の改造素体として選ばれたのか、何故、蜂なのか。
そこが自分には萌えポイントの一つです。
誰か、共鳴してくれる方、鬼畜大歓迎ですから、続きを書いてください。
ちなみに、自分も悪女を改造するよりも、清純な女性を改造する方が好きです。
純真な女が、改造され二度と普通の人間には戻れない所に萌えます。
思いっきり悲劇的なシチュエーションにこそ、女性怪人への愛を感じます。
530508:04/09/26 09:00:58 ID:RXUuYDJG
>>529さん
ありがとうございます。やはり改造シーンが無いと萌えませんか? すいません。
実は涼子の改造シーンの描写は既に作ってあります。ただ、あまりにエロチックなもの
になってしまったのでUPをためらっているわけです。

涼子が改造素体として選ばれたのは、ハニービー計画遂行のために必要な条件を満たす
ものとして、以下の3つの理由が天野家にうまく揃っていたためです。

(1) 実家が都内の一等地にある一軒家で、アジト化するのに最適だった。
 涼子の父は高級官僚であり、涼子はいわゆるお嬢様です。交通の便利な、閑静な住宅
地の中にある彼女の家は、作戦遂行のために最適の立地でした。

(2) 父親の人脈が利用できる。
 どんな美人でも、いきなり要人に接近するのは無理があります。国の重要なポストに
就いている父親のコネクションを使えば、うまく蜂女を、要人に接触させることが可能
だと、組織は判断したのです。
531508:04/09/26 09:01:51 ID:RXUuYDJG
(3) ひとつの家に、タイプの異なる3人の美女が揃っていた。
 秘密結社ヒドゥは最初から、涼子の母と姉も改造する計画でした。各界要人に接近す
るためには、いくら美人とはいえ、一種類のタイプでは限界があります。
 涼子の母さゆり(43歳)はかつての人気グラビアモデルであり、今も生活臭のない、熟
女の色香を漂わせるとびきりの美人として定評があります。
 また涼子の姉・翔子(19歳、大学2回生)は大人っぽい美人であり、大学のマドンナと
してたびたび雑誌にも取り上げられるような存在です。涼子がまだあどけない、処女の
固さを持っているのに対し、恋人のいる翔子は女の悦びを知り、内側からもっとも美し
く輝いている年頃です。
 この3つのタイプの美女を一度に入手し、作戦に行使できるがために、天野家が標的
として選ばれたのです。なお組織にとっての最大のターゲットだったのは姉の翔子であ
り、涼子はいわば、真打ち翔子のプロトタイプとして、先もって改造されたわけです。

>何故、蜂なのか。
これは、単に趣味です。漏れにとって「女性改造人間」は、やはりショッカーの蜂女に
とどめをさします。あまりまんまではマズいかと思い、描写を少し変えてありますが、
漏れの中では涼子の改造された蜂女は、ショッカー蜂女そのままのデザインなのです。
なお、涼子の容姿については、各自自由に想像していただきたいと思います。漏れ的に
は「大人っぽい中にも、子供のあどけなさを兼ね備えた快活な少女」という感じなので、
ナイスバディだけどやけに子供っぽい、デビュー当時の仲根かすみ嬢をイメージしてい
ます。
532名無しより愛をこめて:04/09/26 09:02:55 ID:z958JF2g
以前掲載された神サイトから蜂娘祭という所にリンクが張ってあって、そこにはいろいろな人の書いた蜂女の作品がありますよ。
533名無しより愛をこめて:04/09/26 10:19:10 ID:U+aAIzK4
>>532
神サイトや「蜂娘祭」の住人たちは、このスレの存在を知ってるのかな?
534名無しより愛をこめて:04/09/26 17:40:02 ID:A75LBIAs
>>516
それ絶対、本編見ずに写真だけでハァハァするに留めるべき。
535名無しより愛を込めて:04/09/26 22:28:58 ID:zASdkkv4
>>508さん、蜂女の改造シーン、是非、UPしてください。
エロティックなのは当然、大歓迎です。躊躇う必要はないと思います。
本当に楽しみにしています。
536325:04/09/26 23:40:51 ID:3Cu76Th4
>>319
期待してますう
できれば009号が気の毒になるくらい肉体的・精神的な屈辱を与えてやって下さい

>>508
涼子だけでなく、さゆりと翔子の改造シーンもお願いします
翔子だけでも助けようとするさゆりが「娘は許して下さい。私が体を提供しますから」
それを知らない翔子が別室で「お母さんだけは許してあげて、その代わりに私が(略」
と、お互いの母子愛ゆえにかえって悪の術中にはまっていくとか…

自分も、改造対象は、悪い女よりも
何の落ち度も無い人の方がいいです。
その改造シチュエーションが残酷かつ理不尽であればあるほど
「悪」の悪たるゆえんがより引き立つからです
ですから009号改造の際には、013号に思いっきりサディスト属性を持たしちゃって下さい
以上、勝手な寝言でした
537325:04/09/26 23:49:29 ID:3Cu76Th4
>>502

×F「じ、自分が残酷な同志…になりきらなけれ…ば、×
○006号「、自分が残酷な同志…になりきらなけれ…ば、

間違いでした
538名無しより愛をこめて:04/09/27 00:42:14 ID:KPndIFcO
>>508
素晴らしい展開ですね。読んでてドキドキしちゃいました。
美少女が改造されるシーンも最高ですが、改造された後の蜂女が
高校の同級生たち(つまり生身の女子高生)を自分の実験台に使って
次々に殺してしまう、という残酷な展開なんていかがでしょう?
逃げ惑う女子高生を抱きかかえて毒針を刺して溶かしちゃう・・・なんてのも
良いかも。
539名無しより愛をこめて:04/09/27 01:57:36 ID:10jmo/+U
>>508さんのSSで盛り上がっているスレですが、その隙間をぬって私もこっそりと書き込みます(笑)。
>>521の続きから
「どうしてこのヘビサソリが私のシンボルなのよ!!」怜は体を震わせながら013号に噛み付くように言う。
「やれやれ、あなたも意外と頭の悪い人ですねえ。ヘビサソリが何を意味するかもわからんとは」肩をすくめる013号。
「とにかくまずは手術をするには彼女の服が邪魔だ。さっさと剥ぎ取れ」戦闘員に命令する013号。
戦闘員たちは短剣を取り出し怜の白衣を切り裂く。「キャー」怜は白衣を切り裂かれ下着だけになりその場に座り込む。
しかし、戦闘員たちは容赦なく下着も切り裂く。「嫌、嫌よ。やめなさいよ」怜はあくまでも強気を装うが内心はおびえていた。
ついに下着も切り裂かれ怜は一糸まとわぬ姿になった。豊かな胸をおさえながら床にうずくまってしまう。
「ほほう、009号は美しい肌だな。そしてこの豊かな乳。」013号は怜の裸体を見ていやらしく笑う。他のスタッフたちも思わぬストリップショーににやついていた。

540名無しより愛をこめて:04/09/27 02:09:48 ID:10jmo/+U
全裸にされた怜は手術台に固定される。怜は首以外は身動きが取れない。
「首領は自分で償えといったけど、それは強力な改造人間を作れということよ。どうして私が手術台に固定されないといけないの。こんなのが首領にばれたらお前たちは死刑よ。さあ、早く解放しなさいよ」
怜は013号に毒づく。しかし、013号は怜の言葉に耳を傾けようともしない。
「首領が許さない?それではその首領に伺ってみましょう」手術室の通信機から首領の声が流れてくる。
「009号。いや石川怜ことスペア人間1号。私はお前が造る改造人間など当てにはしていない。本来なら死刑になるところだが、お前の今までの功績と改造素体にふさわしいとの報告から私がお前の改造を許可した」
「そういうことですよ、009号。さらに言えばあなたのわがままな女王様ぶりに改造手術班のスタッフは辟易していたんですよ。あなたはもういらない」013号は傲慢に言い放つ。
「では、手術の持示を与える」013号は言う。
「メカニック担当014号、君は彼女の臓器を人工臓器に交換してくれ。頭脳担当015号、君は彼女の頭脳にちょっと細工を施してくれ」
「細工?どういうことだ?」015号は聞く。
「彼女ほど邪悪で冷酷な心の持ち主はいない。それは我々をも凌駕している。彼女の場合洗脳の必要はない。逆らわないようにちょっと細工をしておけばいい」
013号はそう015号に説明する。しかし、彼は心の中でこうつぶやいていた。
(高慢でプライドが高い石川怜の人格が自分のおぞましい姿を見たらどう思うか、これは見ものだわい、ふふふ)
高慢な彼女が屈辱に震えるシーンを想像しながら013号は忍び笑いをもらした。
541508:04/09/27 02:17:42 ID:BYsx4MLT
>>535,536,538
感想ありがとうございます。あまりにエロくなりすぎたので躊躇していたのですが、天野
涼子ちゃんの改造シーンを、UPいたします。
非常にエロいので、気分が悪くなられる方がおられるかも知れませんが、お許し下さい。

319氏が>>458でおっしゃっているように、改造手術はレイプのメタファーだと思います。
ただレイプ以上に鬼畜な非人道性を出さないといけない上、改造手術の科学的リアリティ
も同時に満たさなければ、改造手術の描写としては味気ないものになってしまうと思うん
です。
この、非道・エロ・科学の3つを両立させながら書くのは、漏れにはとても難しい作業で
した。エロに傾きすぎていてご不満もあろうかと思いますが、しばらくの間、お楽しみい
ただければ幸いです。

なお、まだ書いてはおりませんが、涼子の姉と母の改造シーン(スイッチを押すのはもち
ろん涼子)や、涼子がかつてのクラスメートたちを襲い、同化ナノマシンを打ち込んで次
々と蜂女へと変えてゆくシーンなども、構想してあります。
また機会があれば、徐々にUPさせていただきたいと思います。
542508:04/09/27 02:18:38 ID:BYsx4MLT
東京湾の地下500mに造られた、秘密結社ヒドゥのアジト。その手術室では、蜘蛛男に誘拐
されてきた16歳の女子高生・天野涼子を蜂女に改造する悪魔のごとき手術が、科学者戦闘
員たちの手によって、今まさに執り行われようとしていた。
円形の手術台の真ん中に、大の字に固定されて、涼子はなすすべもなく震えていた。両手
足首を固定している拘束具は、いくら力を入れてもびくともしない。鼓動は早鐘を打つよ
うに高まり、頭の中では何かがガンガンと響いていた。さっき見せられた恐ろしい映像が、
昆虫のような姿に改造された自分の未来図が、彼女を絶望のどん底に叩き込んでいたのだ。

科学者たちが、全裸にされた涼子の身体を眺め渡す。
「実にいい素体だ。これなら、最高の改造人間になれるだろう。」
科学者の一人が、ガタガタ震えて目を閉じている、涼子の頬をつかんで天井に目を向けさ
せた。
「天井を見るがよい。自分の改造されてゆくさまを自分でしっかり見ることができるよう、
大きな鏡をしつらえさせた。我々のサービス精神に、感謝するがいい!」
涼子は涙ぐんだ目をうっすらと開けた。科学者の言う通り、天井には大きな鏡がはめ込ま
れており、全裸で大の字に固定された、自分の哀れな姿が映し出されていた。

「それでは、この娘の改造手術を開始する! まずは、腸内洗浄と全身の殺菌からだ!」
科学者の一人が、他のメンバーに合図した。
嫌がる涼子の顔を抑え、口を開かせて、喉の奥に長いパイプが挿入された。同時に、科学
者が涼子の肛門に、脂のついた綿棒のようなものをズイッと挿入した。
“イヤっ! そんなところ!”涼子は恥ずかしさのあまり、死んでしまいたくなった。棒
は直腸の中を何度か往復した後、引き抜かれ、代わりに今度は太いノズルが、肛門めがけ
て突き入れられた。「ウ…グゥ!」その奇妙な感触と切り裂かれるような痛みに、涼子の
身体は硬直した。
543508:04/09/27 02:19:38 ID:BYsx4MLT
科学者が機械のスイッチを入れた。喉に押し込まれたパイプから大量の液体が流れ込み、
肛門のパイプはグゥオーーンという音を立てて、腸の内容物を吸出し始めた。体内に凄ま
じいまでの不快感を感じて、涼子は手術台に固定された手足をブルブルと激しく震わせた。
手術台の上に、ライトが幾つも並んだ奇妙な台が降りてきた。青紫色の不思議な光が少し
ずつ位置を変えながら、涼子の身体を照らし出した。殺菌光線だった。
遺伝子組み替えを伴う改造手術の場合、体内に残った雑菌のDNAは大きな障害になる。
改造に先立って、腸内細菌のひとつも素体の体内に残さないよう、徹底的な殺菌が行われ
たのだ。

ようやく肛門からノズルが引きぬかれ、喉のパイプも取り除かれて、涼子はぐったりとな
った。強い疲労感が全身を覆っていた。
「次は性感帯への、電極の取りつけだ。」科学者が二人がかりで、涼子の全身いたるとこ
ろに、電極を取りつけた。それも、うなじ、脇の下、脇腹、太股の内側など、身体の微妙
な箇所ばかりであった。さらに科学者の一人がかがみ込んで、涼子の股間を覗き込み、愛
らしいスリットをぐい、と押し広げた。
「キャアッ!」涼子の全身を、電撃のようなものが貫いた。「イヤっ!イヤっ!そこは、
やめて!」恥ずかしさで顔をこわばらせ、腰を激しく振って涼子は抵抗した。科学者は抵
抗にも平然としたまま、スリットの上部を指で撫でさすり、白身がかった小さな陰核(クリ
トリス)を露出させた。そしてそこに、すっぽりと小さなカバーを被せた。
544508:04/09/27 02:20:38 ID:BYsx4MLT
科学者が機械の小さなスイッチをひねった。陰核を覆うカバーは微弱な電流を流すととも
に、その内側が渦状に回転して、陰核を刺激するためのものだった。「…あ…あ…ああっ!!」
チリチリと疼くような快感が股間を襲った。いやぁ…恥ずかしい! 涼子は涙目になって首
を左右に激しく振った。羞恥心のあまり、その顔は耳たぶまで真っ赤だった。そんな恥ず
かしい場所を他人に刺激されたのは初めてだ。涼子は、中学1年の頃からオナニーを覚え
ていた。今でも、週に一回は自分を慰めている。だが今、彼女の下腹部を貫いているのは
鈍い痛みを伴った、今まで味わったことのないような微妙な快感だった。
全身に取りつけられた電極も、彼女の身体を刺激し始めた。「あ…あ…あ!」ゾクゾクす
る快感に襲われ、涼子は全身をこわばらせた。イヤイヤするように身体を震わせ、快楽の
波に抗おうとした。
涼子のスリットが少しずつ花開き、肉孔から淡い蜜をにじませていった。

「もうそろそろいいだろう。改造ノズルの挿入だ。」科学者の一人が呼びかけ、残りの者
が一斉にうなずいた。太さ5センチほどある、表面に無数の襞が入った無気味なノズルが
取り出された。科学者が二人がかりで涼子の腰を押さえつけ、一人が彼女のスリットをま
さぐった。
「この素体…間違いなく処女だ。可哀想にな。こんなかたちで処女を失うなんて思わなか
ったろう。だが改造人間になるためには、仕方があるまい!」
「い、いや!そこは…!」科学者がさぐり当てた、涼子の小さな肉孔に、さっきのノズル
がぐい!と押し込まれた。
「い…痛い! 痛い! やめて!」股間を引き裂くような、凄まじい痛みが涼子を襲った。
科学者たちが抑えつけた腰をドンドンとバタつかせ、涼子は激しく抵抗した。だが非情に
も、ノズルの先端は肉孔を切り裂いて、涼子の体内へとズブズブと侵入していった。
「イヤアアアーーッ!!!」
545508:04/09/27 02:22:00 ID:BYsx4MLT
秘密結社ヒドゥの改造人間は、機械改造人間(サイボーグ)ではない。素体の肉体に、人工
培養した動植物の組織をナノマシン制御により特殊導電セラミック製のメタルセルと融合
させた、バイオメカニカル組織を移植することによって造られる。機械改造人間の弱点で
あった重量の超過や定期メンテナンスの問題を解決し、生物本来の旺盛な生命力とその特
殊能力を十二分に発揮できる、最良の改造方法であった。
だが、今回造られる女性改造人間・蜂女は、要人に接触しての洗脳という使用目的のため
に、改造前の美しいプロポーションを損なわず、また人間体への変身能力を持つことが要
請された。このため従来の外科手術による改造法の代わりに、身体を内側から改造すると
いう、新しい手法が採用された。素体の肉体にメスひとつ入れることなく、しかも素体の
意識を保ったまま、時間をかけてその肉体を少しずつ改造人間に変えてゆくという、画期
的な方法だった。
まず、遺伝子操作ウィルスによって素体の全身の細胞に蜂の遺伝子を組み込み、さらにナ
ノマシンの制御によってその遺伝子を発現させ、未分化の細胞を蜂と人間双方の特徴を備
えた生体組織へと導いてゆく。同時にナノマシンによって不要な組織の除去と、微細セラ
ミック部品による人工的組織の形成を行うことによって、人間の特徴を保ったまま、蜂の
能力をも備えた改造人間に仕立て上げるのである。
546508:04/09/27 02:22:38 ID:BYsx4MLT
この方法を採るためには、多種多様な大量のナノマシンが必要となる。だが最大で全重量
が素体の体重の三分の一にも及ぼうかというナノマシンを、一度に素体の体内に投与する
ことは不可能である。そのため素体の体内には、外部からの素材補給によって大量のナノ
マシンを次々と生成し、血流に乗せて全身に送り出すための基地的なスペースがどうして
も必要になるのだった。男性の身体には、そのためのスペースは存在しない。だが女性の
身体には、外部に対して開かれた袋状の器官で、しかも人体でもっとも雑菌の侵入から守
られている、最適のスペースが存在している。

…子宮である。蜂女への改造は、素体の子宮をナノマシン基地に変えることで初めて可能
となる。ナノマシン素材の搬入と、溶解除去された不要組織の搬出は、膣に挿入したパイ
プを通して行えばよい。

また遺伝子組み替えによる改造の場合、改造された肉体の性能には、改造時の精神状態が
大きく影響することが実験により判明していた。それは精神状態が、何らかの方法で細胞
の活性に反映しているためだと考えられた。意識を失った状態では、細胞の活性が低下し
ており十分な改造効果が得られない。また素体が苦痛や屈辱、恐怖や拒否感情に支配され
た状態の改造でも、結果は同様であった。最も成果を得られるのは、素体を極度に幸福な
状態に置いた時であった。この事実から、蜂女の改造時には素体を性的なエクスタシーの
状態に置き、脳内快楽物質の分泌をピークにした上で行うことが決定されたのだった。
547508:04/09/27 02:23:33 ID:BYsx4MLT
「ママ…ママ…。」涼子は目に涙をいっぱい浮かべて、股間を引き裂く激しい苦痛に耐え
ていた。まさか、こんなかたちで機械に処女を奪われるなんて! 悲しい! 悔しい! 女
の子にとって、それは改造されて化け物になってしまうこと以上の屈辱だった。

改造ノズルは、既に涼子の膣の一番奥まで挿入されていた。
「よし。それではナノマシン第一波の注入だ。」
ノズルの表面が、膣壁を刺激するように波打ち始めた。子宮口に向けられたノズルの先端
から、液体が少しずつ、放出されていった。遺伝子組み替えウィルスと、その活動をコン
トロールするナノマシンを含んだ液体だ。涼子は体内に、熱いものが徐々に侵入してくる
のを感じた。液体が子宮に満ち、その中に含まれていたウィルスとナノマシンが、粘膜を
通り抜けて血管の中に侵入し、血流に乗って全身の毛細血管へと運ばれていった。
手術台の、涼子の身体の左右に、幾つも穴の開いた奇妙な機械が次々とせり出してきた。
そして、ウィーンと奇妙な音を響かせ始めた。それは巧みなコンピュータ制御により、涼
子の身体をはさんで右から左、左から右へと、無数の周波数で電磁波を送信するシステム
であった。

大きさが数ミクロンしかないナノマシンの中に、行うべき作業を全てプログラミングして
納めることは不可能である。涼子の体内に送り込まれたナノマシンは、身体を貫いて外部
から送信される電磁波の司令に応じて、その活動を行うようにつくられていた。第一波の
ナノマシンの仕事は、あらかじめ蜂の遺伝子を内部に組み込んだ特殊な遺伝子組み替えウ
ィルスを、涼子の身体の細胞ひとつひとつに感染させることだった。侵入した細胞のDN
Aに、自らのDNAの一部を組み込んでは複製を作り増殖してゆくウィルスなど、危険す
ぎて人間の手には負えるものではない。そのためヒドゥが開発したこのウィルスは、すぐ
近くのナノマシンから発せられる非常に微弱な電波を受けている間だけ活性を持つように
調整されていた。ナノマシンが活動を止めると、とたんにウィルスは活性を失い感染力を
無くしてしまう。外部からの司令電波を受けながら、第一波ナノマシンは全身の毛細血管
から、ウィルスの感染をコントロールし、涼子の細胞のひとつひとつに蜂の遺伝子を組み
込む手助けをするのだった。
548508:04/09/27 02:24:37 ID:BYsx4MLT
涼子は、全身が熱くほてるのを感じていた。もう、股間の痛みはそれほどでもなくなって
いた。陰核と、全身の性感帯に取りつけられた電極が、相変わらず涼子の肉体から快感を
引き出そうとしている。ノズルの表面の襞も盛んに往復運動を繰り返し、涼子はその動き
を、少しずつ、少しずつ、心地よいものに感じ始めていた。
「あン…あン…あンッ」涼子は小刻みに、小さなあえぎを繰り返していた。熱くこみ上げ
てくる快感が、涼子を今まで味わったことのない、至福の世界へと誘っていった。
“何て気持ちがいいの? これが改造手術なの? ああ…いい…もっと…もっとして! もっ
と私を改造して! 改造人間にして! お願いッ!”
涼子はふと、自分が今、何を考えていたかに気付いて、そのあさましさに愕然となった。
だが、涼子の身体は徐々にその考えに、逆らうことができなくなっていった。
ウィルスが涼子の全身の細胞に、蜂の遺伝子を組み込み終えるのに、既に一昼夜以上の刻
が経過していた。膣の奥深く挿入された改造ノズルからは、適度な水分と養分が涼子の体
内に供給されているため、涼子が空腹に苛まれるようなことはなかった。だが無限に感じ
られる永い時が、涼子の心を次第に空白にしていった。
「よし。ウィルスの仕事はこれで完了だ。次は、遺伝子の発現だ!」
ノズルがズブ、ズブ、ズブと液体を吸入し始めた。第一波のナノマシンが回収されるとと
もに、今度は複数のナノマシンと肉体改造のための素材が、涼子の子宮内に注ぎ込まれて
いった。

第二波のナノマシンは、蜂の遺伝子を組み込まれた細胞の、DNA再発現を刺激するため
のものだった。蜂の遺伝子を組み込まれていても、それが蜂のどんな組織の細胞になるの
か決められていない状態では、人間のままの状態と変わりがない。第二波のナノマシンの
刺激によって、個々の細胞の遺伝子が活性化し、その組織をある時は蜂の表皮の細胞に、
ある時は内臓の細胞にと、人間の細胞への発現も含めた最適な形での発現へ導くのであっ
た。
549508:04/09/27 02:25:38 ID:BYsx4MLT
ナノマシンの活動は、まず涼子の表皮から始まった。
「えっ? …あ…あ…あッ!」涼子は、全身の皮膚に奇妙なむず痒さが走るのを感じた。
やがてそれは、耐えられない痛痒感へと増大していった。「いや…いや…やめて!」
「娘よ! 今お前の全身の皮膚は、蜂女のものへと変化しようとしている! さあ、鏡をよ
うく見るがよい!」
科学者の一人が涼子に呼びかけた。涼子が頭上の鏡を見ると、自分の身体が奇妙な色へと
変化していくところだった。
「え? 何? 何なの? わたしの身体、どうなってるの!?」
毛髪と眉、まつ毛を除く全身の体毛が抜け落ち、首から下の全身の、柔かい乙女の柔肌が、
なめし革のようなものへと変わっていった。ひじや膝など幾つかの場所に、黄色と黒の縞
模様が生まれ、広がっていった。
“…いよいよ、蜂女にされるんだ、私”
涼子は、あらためて自分の運命を思い出し、言いようの無い悲しさに襲われた。
「皮膚の改造が終わり次第、蜂の乳房の形成に入る!」
科学者がそう言って、涼子の豊満な胸を掴み、愛らしい乳首に小さなカバーのようなもの
を被せた。陰核に被されているのと似たカバーだった。案の定、ビリビリとした刺激が始
まり、その快感に涼子は思わずうめいた。
突然、カバーの内側から、無数の細長い針のようなものが飛び出し、乳首の皮膚を破って
内側に侵入してきた。「ギャッ!」鋭い痛みが、快感を吹き飛ばした。無数の針は乳腺に
沿って乳房の奥深くまで侵入していった。
550508:04/09/27 02:27:21 ID:iFnneFGR
乳房は蜂女にとっての、最も大切な器官である。その内部は、媚薬、麻痺毒、溶解毒など
様々な化学物質を合成する工場であり、また要人洗脳用に用いる、コントロール用ナノマ
シンの製造場所でもあるからだ。そのため、乳房の改造だけは内部からだけでなく、外部
からも行うことになっていた。まず乳腺に侵入した針状の管から、それぞれが違った化学
物質を生み出す器官を形成するための材料となるタンパク質と、それを組み上げるナノマ
シンが送り込まれていった。
続いて、乳首の電極に、断続的な電気パルスが続々と送り込まれた。ぶおん!ぶおん!と
いう強烈なパルスが乳房を震わせ、乳首から周囲に向かって、同心円状の波が広がってい
った。
「アウッ! アウッ!」パルスが乳房を襲うたびに、涼子の身体は激しく痙攣した。やがて
パルスは、乳首を中心とする黄色と黒の、同心円状の模様を乳房の表面に生み出していっ
た。この模様こそ、乳首から針を勢いよく打ち出す、同心円状の筋肉組織 なのであった。
涼子は天井の鏡の中に、すっかり蜂の乳房に変わってしまった自分の姿を認めた。“ああ
…私はすっかり、蜂女になってしまったのね。もう元の身体には、戻れないのね…” 涼子
は悲しみというより、一種の諦めのような感情を感じていた。

皮膚の改造が終わると、ナノマシンの活動は身体の内部へと進んでいった。それと同時に、
子宮内で次々と組み立てられる新しい組織が、全身の組織に運ばれ、従来の組織と置き換
えられていった。
遺伝子組み替えのみによる改造では、身体の強度は生物の域を出ることができない。蜂女
は戦闘用の改造人間ではなかったが、それでもある程度の肉体の強靭さや、反応速度が要
求される。そのため、膣に挿入された改造ノズルを通して、人工組織の素材が子宮内に搬
入されていたのだった。特殊なタンパク質でコートされた、鋼鉄に勝る超硬セラミック製
の微細な繊維が、筋肉細胞の内部に組み入れられ、筋力や耐久力を飛躍的にアップさせる。
導電性セラミックでできた繊維は極小の電子回路のようなものを形成した。それらは組み
合わされて、生物の数百倍の情報伝達速度を持った神経繊維となり、従来の神経と置き換
わっていった。
551319:04/09/27 02:27:54 ID:10jmo/+U
「手術開始だ」013号が叫ぶ。「まずは麻酔だ。意識が残る程度でいいぞ」
助手が麻酔を怜に注入する。彼女は意識はあるが体の感覚は麻痺した。
「自分が改造されるさまをじっくりと見物するがいい、ははは」013号は笑う。怜は半ば呆然としていた。
013号はチューブのついた太い針を持ってくる。それは注射針を太くしたようなものだった。「まずは血液を抜き取らないと」
彼女の右胸に太い針が刺さる。彼女の体から温かく赤い血が抜き取られていく。彼女はその光景を青白い顔で見つめていた。
「これは意外なことだ。冷血な彼女でも体内を流れている血は温かいとは。だが、これから注入する人工血液は冷たい血だからまさに彼女にふさわしいな」
013号は高笑いをする。そのうちに彼女の体から赤い血が全部抜き取られた。
「それではこれから人工血液を注入する。」サイバーが使う雪のように冷たく白い人工血液が彼女に注入される。
「どんな気分だ、スペア人間1号。自分が生まれ変わっていくさまは」013号は問い掛ける。
怜はキッと013号をにらみつける。怒りと屈辱で体は震えていた。
「なんだ、その目は。まあいい。強がっていられるのも今のうちだけだ」013号は余裕の表情で手術を続ける。
「それではこれから人工臓器の取り付けに入る」
552508:04/09/27 02:28:36 ID:iFnneFGR
涼子の消化器官は、一部を残して不要なものとして分解され、股間のノズルから排出され
ていった。もう彼女は、蜂蜜以外のものを口にすることができない。その代わり、肛門か
ら排泄を行う必要も無い。エネルギー完全な代謝が実現され、不要物は無臭のガスに変え
て、呼吸と一緒に排出するだけでよい。人間と、昆虫である蜂と、そして人工物の、それ
ぞれ長所ばかりを集めて造られたかのような存在に変わっていったのだ。
改造は、涼子の顔面へと進んでいった。愛らしかった涼子の顔に、複眼が、触角が、次々
と形成されてゆく。涼子は変わり果ててゆく自分の姿を見ても、もう、何の感慨も涌いて
こなかった。
涼子は身体の内部が、グズグズに崩れてゆくのを感じていた。もう、腕にも脚にも、まっ
たく力が入らなくなっていた。涼子の全身を伝うのは、もはや快感とも苦痛ともつかない
感覚だった。「はうっ! はうっ!」断続的に色っぽくあえいでいても、彼女はもはや、純
粋な性の快楽とはほど遠いところにいた。今までの自分が、天野涼子としての人生が、ど
んどん崩されてゆく。そして、自分は人間ではないものへと変わってゆく。涼子は、言い
ようのない倦怠感を感じていた。いつまでこうしていればいいんだろう…。こんなこと、
早く終わればいいのに…。

通常の改造手術の優に3倍を超える、6日間という長い時間をかけて、涼子の改造は進め
られた。涼子はその間何度も意識を失い、また目覚めた。もう何が何やらわからなくなり、
何もかもがどうでもよくなってしまった頃、ようやく改造手術の全過程が終了した。
股間から長く延びた改造ノズルが、科学者の手によってようやく、膣孔から取り除かれた。
ズボン!という鈍い音とともに、一週間近く涼子の膣に挿入されていた太い管が引き抜か
れた。待って!とでも言わんばかりに、涼子の秘所の肉襞がヒクヒク痙攣した。トロリと
した液体が膣孔からこぼれ、スリットに沿って手術台にしたたり落ちた。
553508:04/09/27 02:29:36 ID:iFnneFGR
涼子は、長い眠りからさめた。目を開けて頭上を眺めると、天井の鏡には手術台に縛られ
た、巨大な蜂女の姿が映し出されていた。
「キャアアッ!!」
涼子は我に返った。自分の肉体に何が起こったか、はっきり自覚したからだ。
「目がさめたかね、天野涼子…いや、改造人間・蜂女よ!」
鬼面のエンブレムから無気味な声が響いた。
「い、イヤっ! イヤです! こんな身体…イヤです! 私を…元の人間に戻して下さい!」
涼子は手術台から起き上がり、エンブレムに向かって必死に嘆願した。
「無駄だ。一度改造された人間は、二度と元の身体に戻ることはできない。天野涼子! お
前の身体は隅から隅まで改造され、完全な蜂女として生まれ変わったのだ。お前はもう二度
と、人間としての暮しはできない! これから永遠に、わがヒドゥの蜂女として生きてゆく
のだ!」
「ウ…ウウッ…」涼子は絶望し、その場に泣き伏した。だが、複眼状に変化したその瞳か
らは、まったく涙はこぼれてこなかった。
“何てことだろう…私で私が、こんな目に合わなければならないんだろう。いっそ死にた
い。死んでしまいたい!”
そう考えたとたん、涼子の頭部に激痛が走った。「キャアアアッ!」
「蜂女よ、今お前は、死にたいと考えたであろう。だから苦痛に襲われた。お前が死にた
いとか、我がヒドゥンを裏切りたいとか考える度に、痛感神経が激しく刺激される。お前
の脳に常駐しているナノマシンが、脳髄にそういう指令を出すのだ。」
「ア…ア…ア…」涼子は頭部を抑え、震えながらうずくまった。
「苦痛から逃れたければ、わがヒドゥンのことを考えよ! 組織のことを考えよ! 蜂女に
なった自分の運命を受け入れ、その身体に誇りを持つのだ! そうすれば、お前の脳内のナ
ノマシンが快楽中枢を刺激し、脳内麻薬を分泌させて、お前を至福の境地に導くであろう!」
「イヤです。そんなこと…できません。」そう言うと、涼子はさらなる苦痛に襲われ、身
をよじった。「グワアァ! ギャア!」
554319:04/09/27 02:29:38 ID:10jmo/+U
なんか>>508さんとのSSで混同してしまいそうなので今日はこれでおしまいにします。続きは明日以降ということで。それではまた。
555508:04/09/27 02:30:36 ID:iFnneFGR
「さあ! 唱えるのだ。『私は蜂女。光栄あるヒドゥンの改造人間』と。」
涼子は首を激しく横に振った。
「唱えよ! 蜂女涼子!」
とうとう苦痛にたまりかねて、涼子が消え入りそうな声で呟いた。
「ウ…ウウッ…『わたしは…はちおんな…』」
そう言ったとたん、それまでの苦痛が嘘のように引き、代わりに言いようのない幸福感が、
涼子の心を満たしていった。」
「さあ! もっと唱えよ!」
「『私は蜂女…光栄あるヒドゥンの改造人間』」
涼子は感激のあまり、両手で頬を押えた。涌き上がってくる至福感を、少しでも逃がすま
いとでもいったように。
「私は蜂女…私は蜂女…私は蜂女!」
涼子は小躍りし、クルクルと舞いながら何度もそう叫んだ。
「私は! 光栄あるヒドゥンの蜂女! 私は! 生まれ変わったの! 私は! 今、とても幸せ!!」
「そうだ。それでよい。お前はもう、立派なヒドゥンの一員だ。」
涼子は、エンブレムの前に向き直った。
「首領! 私に何なりと命じて下さい。蜂女に生まれ変わった身体を駆使して、どんな命令
でも果たして見せます!」
「よし。それではお前に使命を与える。お前の母親と、姉を拉致し、お前と同じ、蜂女に改
造するのだ!」
その指令は、涼子を狂喜させた。大好きなママと、お姉ちゃんも、自分と同じ姿にしても
らえるなんて!「はいっ! 頑張ります!」
556508:04/09/27 02:33:27 ID:iFnneFGR
>>554
319さん、ごめんなさい。投稿がかぶってしまいました。
ついうっかりリロードせずにUPしてしまったので、気付かなかったんです。
本当に申し訳ございません。

これで本当に終わりですので、そのまま続けてUPして下さいますよう、お願いいたします。
557508:04/09/27 02:44:20 ID:iFnneFGR
自分のSSを読み返してみたら、組織の名前がいつの間にか、ヒドゥからヒドゥンに
変わっていましたw
…きっと「ヒドゥン」のDVDを見すぎたんです。皆さんの脳内で訂正しておいて下さい。

それでは…お休みなさい。
558319:04/09/27 02:45:17 ID:10jmo/+U
>>556
>>508さん、お心遣いありがとうございます。
気になさらないで下さい。もう寝ようと思ったところなので。
ところであなたのSSには正義のヒーローは登場するのでしょうか?どんな戦いになるのか色々想像してしまいます。
それともう一つ。涼子のモデルなんですが、個人的には広末涼子を連想してしまうのです。名前も同じだし、広末も姉妹です。もっとも広末のほうが姉ですが。
559508:04/09/27 02:57:40 ID:iFnneFGR
>>558
本当に申し訳ありません。319様のSS、明日UPされることを楽しみにしています。

>ところであなたのSSには正義のヒーローは登場するのでしょうか?どんな戦いになるのか色々想像してしまいます。

漏れのSSに登場するヒーローですが、この組織の洗脳方法だと、裏切ることはなかなかできま
せん。
そこでとんでもないダークヒーローを、想定しているんです。
それは、事故で頭部に損傷を負った改造人間。
すっかり正気を失っていて、ジャンキーのような状態です。で、同じ組織の改造人間を見ると
トラウマを刺激されて、悪鬼のごとく攻撃を開始するのです。
パワーセーブのタガが外れているので、自らの肉体も傷付けながら、凄まじい力を発揮します。
一般人にとっては必ずしも敵ではありませんが、正義のヒーローを名乗るのはおこがましい。
そんな危険な香具師と、いずれ涼子ちゃんが戦う時が…来るんでしょうか?

>それともう一つ。涼子のモデルなんですが、個人的には広末涼子を連想してしまうのです。名前も同じだし、広末も姉妹です。もっとも広末のほうが姉ですが。

涼子の名前は、漏れの非常に身近な人間から借用したものです。広末は特に意識しませんでした。
こんなもんのモデルにしたことがバレたら、たちまちボコられそうなんですがw
560名無しより愛をこめて:04/09/27 04:40:45 ID:HiQ4O74l
力作、乙。

あとは、投稿されたSSを纏めるサイトがあれば良いですな。
絵心がある御仁がいれば、もっと盛り上がるでしょうし。
561名無しより愛をこめて:04/09/27 07:12:41 ID:affeCSsg
>>508さま
女子高生改造SS、堪能させていただきました。とても興奮いたしました。ありがとうございます。
さて蜂女=涼子の設定についていくつか疑問点があるので、さしつかえなければお答えいただけたらと思います。

(1)蜂女になった涼子の姿ですが、改造手術が終わった時には全身が蜂女になっていたように思うんですが、
 自宅に戻った時には首から上が人間体になっていました。
 どちらがふつうの姿なんですか?また全身が人間体になることもあるんですか?

(2)改造手術が終了した時点で、蜂女には性器があることがわかります。では、蜂女はセックスができるんですか?
 できるとしたら、相手は人間ですか?それとも改造人間の仲間とですか?
 秘密結社ヒドゥのほかの改造人間たちも、セックスが可能なんですか?
 蜂女は、子孫を残すことはできるんですか?
 あと、蜂女はつねに性器を露出しているんですか?

気になってしかたがありません。
562319:04/09/28 01:04:30 ID:BX2AYGRB
>>508さん、本当お心遣いありがとうございます。
ここのスレの趣旨からしたら私よりあなたのSSのほうがふさわしいのに、私を優先してくださりなんと御礼を申してよいかわかりません。
つたない文章ですが精一杯書かせていただきます。
563319:04/09/28 01:14:52 ID:BX2AYGRB
いよいよ人工臓器の取り付けに入る。怜の体にメスが当てられスッと切られていく。麻酔のせいで痛みは感じない。
「まずは臓器を摘出することだ。子宮は人口細胞の培養に使用する。その他の臓器は使えるものは使い使えないものは臓器ブローカーにでも売り飛ばせ。いくらかの金にはなるだろう。それは組織の運営費にすればいい」妙に細かいことまで指示する013号(笑)。
(俺は会計の才能もあるのかな?この仕事が終わったら経理課に転属願でも出すか)手術の途中で雑念が混じる013号だった。その間も彼女の臓器は次々に摘出される。
「彼女の膣はまだ未使用のようですね」彼女の股間を調べていた助手が報告する。
「ほほう、スペア人間1号はまだ処女か。まあプライドの高いお方だったから理想も高かったんだろう。当然子宮も未使用だな」
怜は女としてのプライドまでずたずたにされて悔しさで顔をゆがめた。しかし、声は出ない。
564319:04/09/28 01:29:19 ID:BX2AYGRB
「人工臓器の取り付けはすべて完了」メカニック担当014号が報告する。
「では今からサイバー生物との合体に入る」013号が言う。
サソリの手足を持った蛇が怜の腹の上にゆっくりとあがってくる。蛇独特のぬるぬるした感触が彼女の肌に触れる。
「ヒッ!」麻酔で感覚が麻痺しているとはいえ怜は蛇のいやらしい感触に拒絶感を示した。
「そう嫌うな。これからお前と一体化する生物だぞ」半ば笑いながら半ばたしなめるように013号は言う。
(嫌、嫌よ。この美しい私がこんな醜い下等生物と一体化するなんて。何で私がこんなゴミと)彼女の高慢さは彼女をより錯乱させるだけだった。
サイバー生物の体から出てくるチューブは怜の体内の人工臓器にリンクする。それはサイバー生物と怜の一体化をより加速させた。
「コア及び人工臓器とサイバー生物のリンク完了。改造作業の重要工程はほぼ完了だ」014号が報告する。
「では、次は脳改造だ。頼むぞ015号」013号は015号に指示する。
「了解任せておけ」015号は目をらんらんと輝かせて言う。015号も009号には散々罵倒されていた。その009号を改造できるとあって彼もまたある種の興奮を覚えていた。
怜の頭脳にメスが入る。怜の意識はそこで途切れた。
565319:04/09/28 01:48:26 ID:BX2AYGRB
「はっ、私は?」怜が目を覚ますとそこには013号たちがいた。
「お目覚めかな。改造人間ヘビサソリ女」013号が怜を怪人の名前で呼ぶ。
怜は思わず自分の手を見てみた。それは人間の手ではなくサソリのはさみだった。
助手が鏡を持ってくる。鏡に映った自分の姿。それはまさに蛇とサソリが融合した化け物だった。体全体は蛇のうろこで覆われ、わき腹にはサソリの足があるさらに尻尾までついている。
「おめでとう。君は栄光ある我がサイバーの改造人間となり永遠の命を得たのだ」彼女を祝福する改造スタッフ一同。
だが次の瞬間異変が起きた。「よくも美しい私をこんな醜い化け物にしたわね!!シャーッ!!」
自分の醜い姿に絶望した怜は突如怒りだし、スタッフに襲い掛かったのだ。サソリのはさみで014号、015号の首を締め上げる。
「ぐっ!ああっ!」「た、助けてくれ!」二人の科学者は苦痛に悶える。次の瞬間ヘビサソリ女は二人の首を切断した。二人の生首が床に転げ落ちる。
続いてヘビサソリ女は尻尾の針で助手たちを次々と襲う。針に仕込まれた猛毒で助手たちはドロドロにとけてしまう。
「次はお前だ、013号」ヘビサソリ女は013号に向かう。顔面蒼白となった013号。だが、彼は震える手でリモコンのスイッチを押した。
「ギャーッ!!」彼女の体を電撃が襲う。それを見て若干元気を取り戻した013号が笑いながら言う。
「馬鹿め、お前が反抗することは計算のうちだ。何しろ石川怜の人格はそのまま残っているのだからな。だが、ただ残したと思ったら大間違いだ」
強烈な電撃による苦痛にヘビサソリ女は転げ回る。彼はさらに言葉を続ける。
「頭脳改造の時にちょっと細工しておいたのだ。リモコン一つで操作できるようにな。もちろん電撃攻撃も出来る。まああまりやるとおまえ自身が死んでしまうがな」
013号はリモコンのスイッチを切った。電撃攻撃が止まる。
「これでわかっただろ。反抗したらどんな目にあうかということが。さあ、首領がお待ちだ」
013号は部屋を出る。彼女はよろよろしながら013号の後をついていく。
566319:04/09/28 01:58:42 ID:BX2AYGRB
「首領様、改造人間ヘビサソリ女が完成しました」013号が首領に報告する。
だが、そこに現れたのはヘビサソリ女ではなく人間の姿をした石川怜だった。
「どういうことだ、外見は人間ではないか」怪訝そうにいう首領。
「はっ、実は彼女には変身装置を組み込んでおきました。これにより人間体と怪人体の二通りのタイプがもてます。そのほうが作戦遂行にあたり好都合ですから」
首領に説明する013号。「よし、首領にお前の変身をお見せしろ」
「わかりました…」怜はそういうと手を開いて顔の前でクロスさせる。すると彼女はヘビサソリ女に変身した。
「よし、ヘビサソリ女。お前はファイターFを抹殺する作戦に従事しろ」首領が命令する。
「わかりました。シャーッ!」ヘビサソリ女はそういうと部屋を出て行った。だが、一瞬鋭く二人をにらみつけた。
首領はそれを見逃さなかった。「013号、あのヘビサソリ女は裏切る恐れはないのか?」
「はい。作戦遂行には知能が必要なので009号としての人格を残しておいたのですが、心配はいりません。こちらでコントロール可能ですし、いざとなれば…」そこで言葉を切らす013号。
「うむ、そこまで聞けば安心だ。まあいざとなれば切り捨てればいいのだからな」首領は013号の真意を理解していたようだった。
微妙ではあるがサイバーの中を不穏な空気が漂い始めていた…。
567319:04/09/28 02:03:25 ID:BX2AYGRB
今日はここでおしまいです。正直013号が自分の恨みと欲望のために好き勝手やってるって感じでこのスレの趣旨から大分脱線してますね(^^;。
なんか話もだんだんと尻つぼみになってしまいそうです。改造シーンも手抜きだったし。
ただ私は改造シーンよりもそれに伴う心理描写や人間模様のほうに興味があるのでいかんせんそっちに重点を置いてしまうのです。まあその描写も秀逸とはいえませんけど。
次回はいよいよファイターFとの対決、そして彼女の最期について書きたいと思います。これからが長丁場になりそうですがよろしくお願いします。
568508:04/09/28 02:37:40 ID:x1m1A8SN
>>560-561
ありがとうございます。「改造手術=レイプのメタファー」という図式を逆手に取って、
セックスそのまんまな改造描写を行ってしまったため、引かれた方も多いかも知れません。

勢いだけで書いてしまったので、細かい設定には無理があると思います。
蜂女の設定としては、首から上が人間のままの状態が、デフォルトです。頭部まで変身す
るのは戦闘時や、組織の儀式の時などです。
全身が人間体になることはありません。必要な時はボディを人工皮膚で覆います。
要するに全身の変身は、ボディに対する負担が非常に大きいんですね。

なお本作における蜂女は、当然ながらセックス可能です。子孫を残す能力はありません。
外科手術で造られる、秘密結社の他の男性改造人間は、セックス能力無しです。
ですから、蜂女たちは人間の男性を相手に、自らの性欲処理を行う必要があります。
性器は露出しています。なぜならそこは、男を惑わせる性フェロモンの散布器官ですから。


さて、宿題になっていました、涼子の姉・翔子と母・さゆりの改造シーンが完成しました
ので、SSをUPします。またも無意味にエロいですが、なんとかご勘弁願います。
このスレの中でも浮いているような気がするので、この家族についてのSSは、これで終わ
りにしたいと思います。おつきあいあただき、ありがとうございました。
なお>>536氏がおっしゃるようなシチュエーションのSS等は、また別の設定・別の家族の話
として展開してゆこうと思っています。
569508:04/09/28 02:38:37 ID:x1m1A8SN
秘密結社ヒドゥによって蜂女に改造された美少女・天野涼子。彼女の母親と姉もまた、涼
子と同じ蜂女として改造されるべく、ヒドゥの地下アジトに連行されてきた。
二人はいきなり、衣服をすべて剥ぎ取られ、独房のような殺風景な部屋に押し込められた。
どうやら、改造手術の準備が整うまでの収容室らしい。
ガチャン!と音がして収容室の扉が閉まった。姉の翔子は注意深く周囲を見渡し、脱出口
らしきものが無いか調べて回った。だが部屋の中には、家具もなく、取っかかりのひとつ
すら見当たらない。天井の換気口までたどり着くのは不可能だった。“やはり…ダメね”
秘密結社ともあろうものが、そう簡単に自分たちを逃がしてくれようはずがない。だいた
い着衣をいきなり奪われたのも、羞恥心のあまり脱走の意思をくじくためであろう。脱出
のための道具を持ち込ませまいとしたのかも知れない。翔子は連中の卑劣なやり口を認識
し、改めて怒りの炎を心の中で燃やした。

「ああ…涼子。…可哀想に…可哀想に。」
母親のさゆりは、ただただうずくまってすすり泣いている。自分のことよりも、改造され
てしまった涼子のことが心配でならないのだ。
「大丈夫よママ。きっと、誰かが助けてくれるわ。涼ちゃんも、あんな身体になってしま
ったけれど、きっと助かる。元の身体に戻れるわよ。」
翔子は母の肩を抱いて慰めた。さゆりは、娘のその言葉で少し落ち着きを取り戻した。こ
の子はいつも強い。どんな辛いことがあっても、持ち前の正義感で切り抜けてきた。今回
はさすがにどうなるかわからないが、希望だけは最後まで捨てないでいよう。あきらめた
ら、それが本当の終わりだ。さゆりは何度もうなずいて、無理に微笑みを作ってみせた。

だしぬけに、収容室の一方の壁が輝き始めた。「…な、何?」部屋の壁の一方が、そのま
ま巨大なディスプレイになっていたのだ。驚く二人の前に、ある映像が映し出された。そ
れを目にした時、彼女たちの希望はガラガラと音を立てて打ち砕かれた。
570508:04/09/28 02:39:35 ID:x1m1A8SN
それは、涼子の映像だった。セーラー服の涼子が白覆面の戦闘員に身体を押さえられ、無
理矢理手術台に寝かされて、手足を固定されようとするところだった。
「え? 涼…ちゃん? 何を…してるの?」二人は慄然となって、映像を見守った。
激しく抵抗する涼子の着衣が、戦闘員科学者たちによって切り裂かれていった。「やめて!
助けて! ママ…ママ!」涼子のつき刺すような悲鳴が、隠れたスピーカーから流れてき
た。
「涼子! ああ、涼子!」さゆりは大声で叫んだ。
涼子の股間に、太いノズルが突きたてられた。「ひいッ! 痛い! 痛い!」処女膜を切り
裂かれたのだろう、赤い血が見えた。ノズルの挿入が終わると、ぐおんぐおんと音を立て
てノズルが律動を開始した。「あうっ! あうっ!あああっ!」涼子は全身を痙攣させな
がら、悲痛な叫び声を上げていた。
映像は、涼子の改造手術の一部始終を記録したものであった。「涼子…可哀想に。ああ…
可哀想に!」さゆりは涙ぐんで、顔を手で覆った。娘の悲惨な姿を、これ以上見続けるこ
とは耐えられなかった。
“こんな映像をわざわざ私たちに見せるなんて、やつらのねらいはわかってる!”翔子は、
悔しさのあまり歯噛みした。“この可哀想な涼子の姿は、私とママのこれからの姿でもあ
るんだ。今から私たちの未来の姿を見せて、私たちを悲嘆と絶望の淵に追いやるつもりな
んだ。”
母の肩をかかえ、しっかり抱きしめながら、翔子は強い意思の通った目で、キッ!とディ
スプレイをにらみつけた。
映し出されている涼子の身体に、少しずつ変化が現れた。「あ…あ…あああ」涼子の皮膚
は徐々に変色し、ところどころに、黄色と黒の縞模様が浮かび上がっていった。そして、
ゆっくりと、巨大な蜂のような姿へと変貌を遂げていった。
571508:04/09/28 02:40:35 ID:x1m1A8SN
「あん…あん…はああん」ディスプレイ上の涼子は、乳房の改造を終えようとしていた。
異形の姿に変えられてゆきながら、涼子はいつの間にか、それまでの苦痛に満ちたものと
は別種の声をあげるようになっていた。腰をくねらせ、頬を紅潮させ、リズミカルに首を
振りながら、涼子があげていたのは快楽による歓喜のあえぎ声であった。身体をむちゃく
ちゃにいじられながら、涼子は甘い嬌声を上げ、肉の快楽に酔いしれていた。「はうッ!
はうッ! アウン!アウン!」
娘のそんなあさましい姿を見せられて、さゆりは絶望の淵に落ち込んだ。「止めて!止め
て!止めてェ!」彼女はディスプレイに向かって絶叫した。
だが姉の翔子は、胸中に激しい怒りと憎しみを覚えながらも、それとは別種の感情が頭を
もたげてくるのを感じていた。一匹の牝と化して、性の快楽をひたすらにむさぼっている
妹の姿を見ているうちに、熱く、甘く、くぐもった感情が、自分の心の奥底でひそかに息
づき始めたことに気が付いた。自分の股間が、熱を持ち、濡れ始めるのがわかった。
“やだ! 私…感じてる!”
翔子はあわてて、自分の中のそんな感情を押し隠そうとした。だが意識したことでかえっ
て、胸の鼓動は大きくなり、股間のうずきは増していった。“私ってば何てこと!よりに
よって、 妹の不幸に欲情してしまうなんて!”
涼子の身体はもはや完全に、蜂女へと変化していた。手術台に横たわる異形の女性の姿が
クローズアップで延々と映し出された後、涼子の改造ビデオはようやく終了した。

映像が消えると同時に、収容室の扉が開き、涼子が中に入ってきた。改造後に家に帰って
来た時と同じ、頭部が人間、首から下が蜂女の姿だった。涼子はしっかと抱き合っている
全裸の母と姉を見て、嬉しそうに微笑んだ。
「どうだった? 改造されてゆく私の姿。とても素敵だったでしょう? お姉ちゃんもママ
も、すぐに同じ姿になれるからね。」
572508:04/09/28 02:41:36 ID:x1m1A8SN
「ああ…涼子!」さゆりが駆け寄り、涼子を抱きしめた。「あなた可哀想に。こんな姿に
されてしまって…」
自分を抱きしめたまま激しく嗚咽する母親に、涼子は、平然とした顔で尋ねた。
「どうして、そんなことを言うの? 私、この姿にしてもらって、とても幸せよ。」
「涼ちゃん! あなた、本気でそんなこと言ってるの!?」翔子がイライラしたように叫んだ。
「ほんとよ、お姉ちゃん。もちろん私も改造されるまでは、こんな姿になりたいなんて夢
にも思ってなかったわ。でもいったん改造されたら考えが変わるの。きっとお姉ちゃんに
もママにも、わかってもらえるわ。」そう言って涼子は、クスクスと笑った。
“だめだ。とてもこんな状態の涼子を、連れ出せるはずがない”翔子は改めて、深い絶望
感にかられた。
「涼子! 一体なんでこんなことに…」自分を抱きしめる母親の力が、さらに強くなったの
を感じ、涼子は眉をひそめた。
プスッ。
「!」 身体に鋭い痛みを感じて、思わずさゆりは飛びのいた。右の脇腹と、左の乳房の二
箇所に、針で刺したような痛みが残っていた。
見ると、涼子の双つの蜂の乳房の先端、乳首の先に、小さな針が突き出ていた。涼子は愛
おしそうに、両の手で自分の乳房をしきりに撫でている。
「今のはプレゼント。ママに。」
「いったい何? ママに何をしたの!?」
「すぐにわかるわ。そして、お姉ちゃんには、これ。」
涼子の乳房がプルン、と勝手にふるえたかと思うと、何かが勢いよく、翔子の方に向かっ
て飛んできた。思わずかざした翔子の手の甲に、それはプスッ、と突き刺さった。長さ1
センチに満たない、細い針のようなものだった。
「え? 何?」
思う間もなく、翔子は全身から、力が抜けてゆくのを感じた。立っているのがやっとなく
らいだ。一種の筋肉弛緩剤のようなものを注射されたに違いない。
「お姉ちゃん。逃げ出そうなんて考えているでしょう? ダメよ。せっかくこれから、とて
も素敵なことが始まるというのに。」
「…涼…ちゃん…あなた…」翔子は、妹が自分たちから、ずいぶん遠いところに去ってし
まったことを悟った。翔子の頭は怒りと、悔しさと、絶望感で混沌となり、やがて何もか
もがグルグルと回り始めた。
573508:04/09/28 02:43:26 ID:XSZyaGZ0
戦闘員が数名、収容室に入ってきた。そして、ぐったりとなった翔子と、すすり泣くさゆ
りを、手術室に向けて連れ出した。

翔子の身体は、手術台の中央に固定されていた。涼子の針で注射された薬の効果は一時的
なものだったのだろう。今は身体が自由だ。だが拘束具のせいで、起き上がることも、手
足を動かすこともできない。天井の鏡には、大の字に寝かされた翔子の姿が映っていた。
母のさゆりも、すぐ隣にある、同様の手術台の中央に身体を固定されていた。しかし彼女
が固定されている台は、地面に対し垂直に立てられていた。さゆりはいわば縛られたま、
翔子の手術台がよく見える位置に立たされていたのだった。
科学者戦闘員のひとりが、さゆりに向かってこう言い放った。
「まずお前の娘から先に、蜂女への改造を行う。自分の娘が改造されてゆくさまをじっく
り見ることができるように、特等席を用意しておいた。感謝するがいい。」
さゆりは、戦闘員に向かって半狂乱で叫んだ。「だめ! お願いです! 改造するなら私だ
けにして下さい! 翔子は、どうか助けてあげて!」
「ママ!」翔子も叫んだ。「お願い! 何も二人も改造することないでしょ? 蜂女になる
のは、私と涼子だけでいいじゃない! ママは助けてあげて! お願い!」
「うるさい! 女ども!」科学者が一喝した。「二人ともこれから光栄あるヒドゥンの一員
になれるのだ。感謝されこそすれ、注文をつけられる筋合いはない!」
蜂女・涼子が、手術室の片隅からその光景を、ニコニコしながら眺めている。
翔子は、いざ改造される段になったら、舌を噛んで自殺するつもりだった。蜂女にされる
くらいなら、死んだ方がましだと考えていた。だが自分ひとりが死んでも、母は改造され
るだろう。半狂乱の母と、微笑む涼子の姿を比べて見ているうちに、死ぬ決心は次第に鈍
っていった。
“このままいっそ、親娘三人で蜂女になるってのも、悪くは無いのかも知れない…”
574508:04/09/28 02:44:35 ID:XSZyaGZ0
「それでは只今より、女子大生・天野翔子の改造手術を開始する!」
翔子の全身の性感帯に、電極が取りつけられていった。ピリピリという刺激が始まった。
ゾクゾクとするものが、翔子の体内にこみ上げてきた。「ひ…ひい…あああっ!」
翔子は、既に処女ではなかった。今から3か月ほど前、恋人に求められるままに身体を許
し、その後は一週間に2、3回の頻度で彼と愛し合っていた。既に彼女の肉体は女の悦びに目覚めており、性感帯の開発も進んでいた。
そんな翔子の反応は、涼子の時とはケタ違いなほど大きかった。
「すごいぞ、これは!」「うむ。これは素晴らしい蜂女になれるぞ。」科学者たちもしき
りに感嘆した。
「ねえお姉ちゃん。私の改造はずいぶん時間がかかったらしいけど、ノウハウが溜まった
から、お姉ちゃんとママの改造は、ずっと短い時間で済むんだって。」
涼子が興味深そうに、姉の改造手術をのぞき込んできた。「よかったら私にやらせて。」
涼子は科学者の手から改造ノズルを受け取り、姉の秘所に挿入する準備を調えた。
「さあお姉ちゃん、これを差し込んだら、私と同じ身体になれるんだよ。」
涼子の目の前に、姉のあらわになった女性器があった。自分以外の人間の性器をしげしげ
と眺めたことがない涼子は、不思議そうな顔でそれを眺めていたが、やがて意を決して、
蜜をじわじわと分泌している姉の膣孔目がけて、ノズルを力を込めて押し込んだ。
ブスッ、ズブリ。
「はあああーーーっ! あうっ!」翔子は大きくのけぞり、涙目で叫んだ。
ノズルが活動を開始した。翔子は目に涙をいっぱい浮かべながら、身体を蝕んでゆく快楽
の波に必死に抵抗していた。だが徐々に、抵抗する力は失われてゆき、快楽に身を任せる
だけのあさましい自分が残った。
「素晴らしい反応だ。」「蜂女一号機の、3、4倍の力を持つことになるな、これは。」
涼子も、姉の激しい反応に感動していた。「すごおい、お姉ちゃん。妬けちゃうな、私。」
575508:04/09/28 02:46:18 ID:XSZyaGZ0
「ああ…翔子…」さゆりが、泣きじゃくりながらその光景を眺めている。
ふとさゆりは、自分の全身に、むず痒いものを感じた。「え、何?」
拘束具に縛られた自分の身体を見たさゆりは、あることに気付いて愕然となった。
40を越えた今でも垂れることなく、2人の子供を育てたとはとても見えない彼女の豊満な
乳房。その表面に、蜂のような黄色と黒の同心円模様が、うっすらと浮かび上がっている
のが目に入ったのだ。
「キャァァァァアッ!!」
さゆりは思わず絶叫した。まさか、改造手術も受けていないのに、自分の身体が既に蜂女
化しつつあるなんて!
母の叫び声に気付いた涼子が、さゆりのそばに歩み寄った。
「気がついてくれた? ママ。それが私からのプレゼントよ。身体の表面だけを蜂女にする
クスリを、さっき注射してあげたの。」
何と、先程涼子が乳首の針でさゆりに打ち込んだものは、人間女性の皮膚の表面だけを蜂
女化させる、同化ナノマシンのプロトタイプだったのだ。

身体の隅々まで改造した完全な蜂女を造るためには、膨大な量のナノマシンと、さまざま
な設備、それに永い時間が必要となる。だが表皮を蜂女化するだけであれば、遺伝子の発
現方法は数種類に限られる。ナノマシンの種類もわずかで良い。またナノマシンを続々と
作るための材料を、素体の肉体のタンパク質から確保するようにすれば、最初に素体に送
り込むナノマシン自体、ごく少量で済んでしまう。さゆりの身体に注入された、1ccにも
満たない液体の中には、さゆりの体表すべてを蜂女に変えてしまうのに十分なだけのナノ
マシンが含まれていたのだった。
576508:04/09/28 02:48:14 ID:XSZyaGZ0
このナノマシンは、来るべき蜂女量産化計画のために開発されたものだった。世界中の各
界要人を洗脳するためには、必要とされる蜂女の数も相当数に及ぶ。むやみやたらに改造
を行っては時間の無駄である。蜂女改造の量産体制が整うまでの間に、できるだけ優秀な
素体をあらかじめ確保しておき、その中から真に蜂女として役立つ人材を選抜する方法を
採るのが、最も効率的である。そのため、表皮だけを改造した、簡易型蜂女の開発が進め
られたのだ。改造量産体勢が整えば、あらためてこの中から優秀な人材を選抜し、本改造
を施して完全な蜂女に仕立てれば良い。選ばれなかった者は筋力増強手術を施して、レオ
タード女戦闘員にでも改造すれば無駄にならない。
そのためのプロトタイプ実験が、さゆりの身体を使って今、行われたのだ。
さゆりに注射されたのは同化ナノマシンだけであったが、本番の際はこれに洗脳ナノマシ
ンを付け加える。蜂女化すると同時に、組織に忠誠を誓うようになるのだ。あと数日もす
れば、涼子が通うミッション系女子高校、その全寮部(涼子は通学部)をターゲットとし、
寮生全員を簡易蜂女化する計画が実行に移される予定であった。
577508:04/09/28 02:49:35 ID:XSZyaGZ0
「いやあああ!」
さゆりの身体は既に、ほとんどが蜂女化していた。その悲鳴を耳にして、それまで快楽に
身を任せていた翔子が一瞬我に返り、母親の方をちらりと見た。何と、既に母も蜂女に変
えられてしまっているではないか。こうなったらもう、何も未練は無い。自分も蜂女にな
ろう。この快楽を思う存分むさぼって、新しい自分に生まれ変わろう。
翔子の心は今、ふっきれた。彼女は腰を浮かせ、それまで以上に艶っぽい声であえぎ始め
た。身体の改造は、蜂の乳房の形成に入ろうとしていた。天井の鏡に映る、蜂の乳房にな
った自分の姿を確認して、翔子はたとえようのない歓びに襲われた。

さゆりの身体は、体毛が抜け落ち、既に完全な蜂女と化していた。彼女を捕らえている手
術台が少しずつ傾き、床と平行になった。いよいよ本改造が始まるのだ。
さゆりの意識は、既にもうろうとした状態にあった。改造ノズルを手にした涼子が、母親
の股間へと近づく。かつて自分も通り抜けてきた彼女の膣孔を感慨深そうに観察した後、
充分に使い込んだその女性器目がけて、ノズルをのるっ、と差し込んだ。
「アアアーーーツ!!」
さゆりは思わず、歓喜の悲鳴を上げた。                (おわり)
578508:04/09/28 20:47:23 ID:X0NDk6Ee
昨夜に引き続き508です。連続ですみません。
昨夜UPしたSSも、やはりちょっとやり過ぎだったようですね。反省です。
心を入れ換えて、新しく思いついたストーリーをUPします。今度はエロは少な目です。
野々村紗耶(17)と、野々村紗希(17)。女子校生の双子姉妹の話です。
悪の組織もすっかり一新してあります。
579508:04/09/28 20:48:07 ID:X0NDk6Ee
サマースクールにやって来た80名の女子高生たちが、一斉に行方不明となる事件が発生した。
目撃者はゼロ。事件の手がかりは皆無で、県警の捜査員たちも一同、途方に暮れていた。

「トットト歩ケ!」「きやああッ!」 人間そっくりだが明らかに人間ではない、プペロイド
と呼ばれる無気味な者たちが鞭をふるう。拉致されてきた女子高生たちは一箇所に集められ、
抱き合ってガタガタ震えていた。
ここは、秘密結社『ヘルマリオン』の地下アジト。全ての人間をマリオネット(操り人形)の
ごとく操って、世界を支配するのが目的の悪の組織である。
少女たちの前に、黒いマントをはおり、顔の半分が醜いケロイドで覆われ、もう片方の目に
スコープのような機械を埋めこんだ奇怪な男が現れた。ヘルマリオンの大幹部、骸(むくろ)
教授である。
「…もうそろそろ、一人目が誕生するころだな。」
少女たちの前にある、無気味に明滅する巨大な機械が口を開き、手術台のようなものがスラ
イドして排出されてきた。台の上には、一人の少女が横たわっていた。手足の細い、おかっ
ぱ頭のおとなしそうな娘だった。
その少女の身体は、首から下が全身タイツのような黒い皮膚で覆われていた。二の腕から肱
に、そして太股から膝にかけて、黄色い縞模様が幾つもリングのように取り巻いている。お
かっぱ頭の両側面から額にかけて、球面レンズのような黒い単眼が6つ並んでいる。そして
額からは、無数の毛に覆われた太い触角が2本、突き出ていた。
「ウ…ウ…ウウッ」少女は、手で顔を覆い、しきりに泣きじゃくっていた。
「どうだね? 生まれ変わった気分は。お前はもう人間ではない。女郎蜘蛛の能力を持った改
造人間、ソルジャードールの仲間なのだ。口から吐く見えない糸で人間を自由に操る、スパ
イダーマリオンと名乗るがよい。…後で、お前の脳髄に人工頭脳を埋めこんでやる。そうす
ればもう、そんなふうに嘆くこともなくなる。」
580508:04/09/28 20:49:07 ID:X0NDk6Ee
プペロイドが2人、少女、いやスパイダーマリオンを無理矢理立たせ、居並ぶ少女たちの前
に連れていった。
「見るがよい。お前たちの中でも優秀な者は改造し、このようにヘルマリオンの一員として
生まれ変わるのだ。そうでない者は処分し、マリオンラーヴァの栄養となってもらう!」
狂乱した少女たちの悲鳴が次々と巻き起こった。

「ヤカマシイ!」プペロイドが非情にも、鞭を少女たちの何人かに対してふるった。
骸教授が、少女たちの間に歩み入った。「どれ。次はどの娘にしようか。」
ウェーブがかった長い髪の、ひときわ美しい少女が目に止まった。身がすくんで、ガタガタ
と震えている。教授はニンマリと笑い、指でその少女の顎をつまみ上げた。
「いやああ!」少女は必死で顔をそむけた。「よし。お前にしよう。さあプペロイドども。
この娘を連れてゆけ。」
「やめて! やめて! お願い!」プペロイドに腕を捕まれ、少女は激しく抵抗した。
その時だった。
「やめて。その子は助けてあげて! 代わりに私が、私が……犠牲になるから!」
その声は、鞭打たれた少女を介抱していた、別の少女のものだった。柔らかい髪をショート
にした、意思の強そうな娘だったが、プペロイドに捕われた少女と瓜二つの顔立ちだった。
「…紗耶(さや)お姉ちゃん!?」捕われの少女が驚いて叫んだ。
「ほう、お前たちは双子か。面白い。お前が犠牲になるから、妹を助けてくれと言いたいの
だな?」
骸教授は無気味な笑い声を立てた。
紗耶と呼ばれた少女は、悲痛な顔で骸教授をにらみつける。
「双子なんだから、どっちだって一緒でしょう!? 私が犠牲になるから、代わりに…紗希(さ
き)の命だけは助けてあげて!」
581508:04/09/28 20:49:52 ID:X0NDk6Ee
「いやいや。実に美しい姉妹愛だ。いいだろう。お前が自ら進んでソルジャードールに改造
されるならば、代わりに妹の命は決して取らないと約束しよう。」
「ダメ! そんなのダメよ!、紗耶お姉ちゃん! やめてよ!」
紗耶は、妹の紗希の顔を悲しそうに眺め、首を横に振った。
「本当に…約束してくれるんですね。」
「嘘などつかん。お前が自らの意思でソルジャードールになれば、妹の命は保証する。」
紗耶は歯をくいしばり、自ら骸教授の前に歩み出た。
「それでは娘よ、着ているものをすべて脱いで、この上に横たわれ。」
「……わかり…ました。」
紗耶は、震える手でブラウスのボタンをはずし、靴を脱ぎ、キュロットスカートをおろした。
「やめて! お姉ちゃん! やめてったら!」
プペロイドに拘束された紗希が、必死に姉に呼びかける。
紗耶は妹の声が聞こえないかのように、無言のまま黙々と、ブラを肩からはずし、水色のシ
ョーツを脱ぎ捨て、生まれたままの姿になった。
胸と秘所を手で押さえ、震えながらも、紗耶は気丈な瞳で骸教授をにらんだ。
「全部脱いだわ。次はどうすればいいの!?」
骸教授は嬉しくて仕方がないといった様子で、少女たちの前にある巨大な機械の、排出され
た手術台を指差した。
「あの上に横たわるがいい。後は何もすることはない。」
紗耶は目を閉じて、台の上に横たわった。肩が小さく震えている。
「それでは改造を始める。今度お前がここから出てきた時には、お前はもう、ソルジャード
ールとして生まれ変わっているはずだ。」
「いやあ! お姉ちゃん! いやああ!」紗希の絶叫が響き、紗耶は思わず耳を手で塞いだ。
手術台が紗耶を乗せたままゆっくりと動きだし、紗耶の姿は機械の中へと消えていった。
582508:04/09/28 20:50:36 ID:X0NDk6Ee
紗耶はおそるおそる目を開けた。機械の中は真っ暗ではなく、無気味な赤い光に満ちていた。
天井を見ると、そこにあるのは機械ではなかった。ドクンドクンと脈動を繰り返す、巨大な
心臓か子宮を思わせる生物的な物体が、紗耶のすぐ上に広がっていた。
「な、何なのこれ…!?」
不意に、心臓のようなものが大きく口を開いた。中から無数の触手が飛び出し、紗耶の身体
を包み込んだ。「キャアッ!」
その物体は、ヘルマリオンが生み出した遺伝子重合体・マリオンラーヴァであった。ありと
あらゆる生き物の遺伝子を取り込み、ふくれ上がった人工生命体だ。
マリオンラーヴァの触手が、紗耶の全身を覆いつくす。そして、口や鼻、耳だけでなく、毛
穴のひとつひとつに至るまで紗耶の肉体にあるあらゆる穴を目がけて、触手が侵入を開始し
た。「む、むぐうッ!?」
紗耶の体内に侵入した触手は、紗耶の肉体のあらゆる部分を侵食し、細胞のひとつひとつに
入り込んで遺伝子を掻き回した。そして、紗耶の身体を少しずつ、人間ではないものへと変
えていった。
これまで味わったことがない奇妙な苦痛に全身を苛まれて、もうろうとした意識の中で、紗
耶は自分の身体が徐々に変わってゆくのを、おぼろげに感じていた。

半時間ほどの時が過ぎ、やがて、機械の扉がゆっくりと開いた。
手術台が排出され、その上には、生まれ変わった紗耶がいた。
紗耶の全身は、首から下が濃いブルーの全身タイツのような皮膚で覆われていた。ウェスト
の部分だけが、体節のようにはっきりと色が変わっていた。手首と足先だけが、ロングブー
ツと長手袋をはめたかのような白い色で、青い部分との境界には、黄色と黒の細い縞模様が
あった。足先はハイヒール状に変化し、足の指は消失していた。そして紗耶の豊満な双つの
乳房は、ツンと立った乳首を中心にした黄色と黒の同心円状の模様で覆われていた。ショー
トカットの髪の側面には、緑色の巨大な複眼が形作られていた。額の中央からは、真っ赤な
2本の触角が生えていた。
「お…姉ちゃん…」紗希は変わり果てた姉の姿を見て、呆然となった。
583508:04/09/28 20:51:37 ID:X0NDk6Ee
「どうだね? 新しい身体になった感想は。お前は寄生蜂(アシナガバチ)の能力を持ったソル
ジャードールだ。相手の身体に卵を産みつけ、自由に操ることができる。今日からは、ホー
ネットマリオンと名乗るがいい!」
骸教授が嬉しそうに笑った。紗耶は絶望のあまり、身体を折り曲げて激しく嗚咽した。
教授の合図で、プペロイドたちが紗耶の腕を引っ張り、手術台から無理矢理おろした。
紗耶は、自分のあさましい姿を妹に見られまいと、必死に自分の身体を隠そうとした。

「それでは、次の者の改造に入る。今度改造されるのは…お前だ!」
そう言って骸教授が指差したのは、なんと紗希であった。
紗耶ははじかれたように教授の方に向き直り、激しく食ってかかった。
「嘘つき! 紗希には手を出さないって言ったじゃない! 私がこんなになったんだから、妹
は解放する約束でしょう!?」
「…何を言っとるんだね。そんな約束はしとらんぞ。儂がお前とした約束は、お前が自分か
ら改造されれば、妹の命は助ける、というものだったはずだ。約束通り、お前の妹を殺した
りはしない。その代わり、ソルジャードールとして生まれ変わってもらうわけだ。いやはや、
今回は実に面白い見世物であったな。ワッハッハ」
骸教授はそう言って、高笑いした。
紗耶は愕然となり、その場にうずくまった。
「…そんな…ひどい…あんまりだわ…!!」
プペロイドが紗耶を立たせ、着衣を剥ぎ取られて手術台に乗せられようとしている紗希の方
に向き直らせた。
「お姉ちゃん! 助けて! お姉ちゃん!」紗希の絶叫がこだました。
「やめて! お願いだからやめて! 紗希ッ! さぁきぃーッ!」
プペロイドに拘束されて、紗耶はどうすることも出来なかった。激しく泣き叫ぶ紗耶の目の
前で、手術台に乗せられた紗希の姿が、機械の中へと消えていった。
                                    (おわり)
584508:04/09/28 21:04:30 ID:X0NDk6Ee
双子姉妹の話はこれで終わりです。ですが実は、後日譚があったりします。
妹の紗希は妖しい蜜の香りで人々を操るミツバチのソルジャードール、ビーマリオンとして
生まれ変わる予定です。
改造された彼女たちが、いよいよ骸教授の手によって脳改造されそうになったその時、突如
発生した海底地震のために、アジトに大規模な停電が起こります。
その機を逃さず、紗耶=ホーネットマリオンは紗希=ビーマリオンを連れて脱出口を探しま
す。この海底地下基地から脱出する一人用ポッドに紗希を乗せ、基地から打ち出したところ
で、紗耶は戦闘員プペロイドたちによって捕らえられてしまいます。
とある島の海岸にポッドは漂着し、紗希は助かるのすが、彼女を再び捕らえるべく、脳改造
を施されたソルジャードール・スパイダーマリオンが紗希を強襲します。
戦いを全く経験したことがない文系少女・紗希は苦戦しますが、偶然、自分の羽根が鋭いカ
ッターになることを知り、飛行し突進しながら敵を切り裂くクインビースラッシュという技
を使って、スパイダーマリオンを撃破します。
しかしその頃アジトでは、脳改造を受けた紗耶=ホーネットマリオンが紗希を捕らえるべく、
活動を開始していたのでした。
585325:04/09/28 22:33:06 ID:e6K8/lC6
>508様
いいです、最高です
姉妹愛ゆえに悪に利用される、という理不尽感が最高です

ところで、出過ぎた提案で申し訳ありませんが
涼子、翔子、さゆりの母娘が蜂女になったころ
お父さんが脱出に成功する、というのはどうでしょう。

改造人間ですが、不完全な状態で、しかも記憶を失ってしまっている。
銃を手に本能だけでヒドゥの悪を追い、
良心を失っている我らがヒーロー(というよりバーサーカー)の
サポート役になる、というキャラにするとか。

「イナズマンF」の荒井誠や、西村寿行の小説の主人公
(妻や娘が暴力団の手に落ち性奴隷にされているのを助けに行く
というパターンのバイオレンス物)あたりをイメージしたんですが
586508:04/09/29 00:31:31 ID:X24Rygq2
>>585
325さま。ありがとうございます。あなたのSSにはいつも驚かされています。
鬼畜度の高さもさることながら、あくまでヒーロー番組の枠組を重視しエンタテイメント
的展開も果たしているところなど、自慰SSしか書けない漏れには頭が下がります。
微妙にスレ違いということを気にされてましたが、気になさらずに暴走して下さることを
心から望んでいます。

>ところで、出過ぎた提案で申し訳ありませんが
>涼子、翔子、さゆりの母娘が蜂女になったころ
>お父さんが脱出に成功する、というのはどうでしょう。

ああ、なるほど。父親というのは考えてませんでしたね。
父親は単なる工作用戦闘員のつもりでしたから、バイオレンスには向かないでしょう。
ですが、実をいうと325氏のプロットは、涼子たちとダークヒーローを何とかからませよう
として漏れが考えていた展開と、なんだか微妙に似通っていたので驚いてしまいました。

漏れがキーパーソンとして考えていたのは、翔子の恋人・一条輝(あきら)です。蜂女に改
造された翔子が、要人洗脳ナノマシンの最初の実験台として選んだのが彼でした。
輝を呼び出した翔子は蜂女の正体をあらわし、フェロモンで誘惑して蜂女の姿のまま輝と
の性行為に及んだ後、ナノマシンを彼に注射します。
ナノマシンに操られた輝は、「操った相手を自殺させることができるか」の実験のため、
ビルの屋上から飛び降りるよう、翔子に命じられます。
587508:04/09/29 00:32:39 ID:X24Rygq2
ためらいも無く飛び降りた輝は、途中偶然に、張り出していた変電設備の高圧線に引っか
かり、感電した上で地上に投げ出されます。翔子は、これで輝は死んだと判断してアジト
に帰ってしまいますが、奇跡的に輝は、感電しても命を失いませんでした。
逆に感電したことでナノマシンの活動が止まり、電線がクッションになったおかげで身体
も軽傷で済みました。
正気を取り戻した輝は、翔子たちを何とか救おうと、活動を開始します。

戦闘員に改造され、破壊工作に従事していた翔子たちの父を締め上げ、ヒドゥの存在を知
った輝は、やがてヒドゥの改造人間たちを狩るという、狂ったバッタ男の噂を耳にします。
そして“サッカー”と呼ばれているその男、安佐斗屋(あさどや)サブと出会うのです。

サブはヒドゥが比較的初期に造った超A級改造人間で、不完全ながら変身能力を備えてい
ます。驚異的な再生能力を持ちますが、失った脳と記憶は再生できず、頭部の穴にクズ布
を詰め込んでいます(だから“サッカー(詰め込み野郎)”なのです)。裸コートに鼻ピア
スというアブない野郎で、やることなすことムチャクチャですが、輝は徐々に、彼に惹か
れてゆきます。しかしながらサブにとっては、輝が救いたい翔子たちは倒すべき敵以外の
何者でもないのです。
いずれも正義ではない両者の間にはさまれて、輝の心は激しく煩悶します。しかしサブに
も翔子たちにも無い「良心」を輝が持っていることが、未来に光明を投げかけるのです。

でも、これ以上書くのは本当の本当にスレ違いですね。自粛いたします。
588325:04/09/29 01:16:46 ID:ym4LeFJZ
>>508
こちらこそ出過ぎたことで申し訳ありません
鬼畜度たっぷりのヒドゥ篇、ヘルマリオン篇共に楽しみにしています
できればサブは生ぬるい非道キャラではなく
ハカイダーからターミネーターにいたる「狂戦士」そのものの
ハードな殺人機械でお願いしたいですねw

身に余るお褒めありがとうございます
私の場合「正義の側にいかに障害を与えるか「悪の側をいかに有利にするか」
がまず頭に浮かぶので、こんなストーリーになるのです

ちなみに、父親を持ち出したのは

1・涼子、翔子、さゆりが「娘」「妻」であるにもかかわらず
この愛する3人全員を敵に回さなくてはならない
2・蜂女の暗躍が進むにつれ、自宅が拠点に使われていることから、彼が治安当局にも
マークされる。勿論脱走者なのでヒドゥにも狙われ、ヒドゥに洗脳された高官らも
彼を社会的に抹殺するのに全力を尽くす。
3・戦闘員程度としての改造(しかも不完全)なので、戦闘力はさほど高くない
戦いの場では往々にしてヒーローの足手まといになる

という「足枷」を正義の側にはめられると思ったからです。

P.S ところで、翔子の恋人の名前は、バルキリーに搭乗する
「私の彼」のパイロットの人からですよね
589319:04/09/29 01:21:49 ID:aq92oy0Q
>>508さん
>>587でかかれた設定がスレ違いというなら私のSSなんてここのスレの趣旨から大幅に道を外れてますよ。それでもこうやって書き込ませてもらっています。
女性改造という基本さえ外れていなかったら輝のこの後の活動を描いたSSもなんら問題はないと思いますが。
いずれにせよあなたの思うようにかかれることをお勧めします。私もその間を縫って書き込ませてもらいますので(^^;。
ところで涼子の父親ですが、私は何故か清水章吾さん(アイフルのおじさん)を連想してしまいます(^^;。
590319:04/09/29 01:32:54 ID:aq92oy0Q
では>>566の続きから

場所は変わって街の中心にあるショッピング通り。
「五郎さん、早く」五郎とともにサイバーと戦っている天野千鶴の声だ。
「待ってくれよ」五郎は息を切らしながら千鶴の後を追う。
「今日1日五郎さんは私のショッピングに付き合ってもらうんだからね。」屈託のない笑顔で千鶴は言う。
「勘弁してくれよ」サイバーの改造人間には無敵の強さを誇る隼五郎もこの天野千鶴にだけは頭が上がらないようだ。
あのアイビーサイバーとの戦いからかなりの日数が経過した。しかし、ここ最近サイバーは目立った活動をしていない。そのため五郎は千鶴のショッピングに付き合わされる羽目になったのだ。
五郎にとってはいい迷惑だが、その一方で五郎は今のこの時間をありがたいと思っていた。
(何事も起きないっていいもんだな。ずっとこの平和な時が続けばいいのに)今のこの時間は五郎にとって戦いの合間の束の間の休息の時間だった。
しかし五郎が向かいの通りに目をやった時、五郎の休息の時は終わりを告げた。
(あ、あの女は…!?)
591319:04/09/29 01:44:34 ID:aq92oy0Q
五郎が見た女。それはグレーのロングコートに身を包み、黒い帽子をかぶりサングラスをかけて歩いていた。
(あの女はアイビーサイバーの改造を担当していた女科学者)五郎にとっては憎むべき敵009号だと確信した。
「千鶴ちゃん、悪いがショッピングは別の日にしよう」五郎は言う。
「どうしてよ」不満そうに言う千鶴に五郎はこっそり言う。「サイバーだ」
「えっ!」千鶴もコートの女を見る。女は二人に気づかないかのように何事もなく歩き続ける。二人は女の後をつけた。
女は港沿いのある廃工場に入っていった。五郎と千鶴はそれを遠巻きに見る。
「千鶴ちゃん、俺はあの女を追う。君は帰ったほうがいい」そう言い残すと五郎は女の後をつけて工場の中に消えていった。
千鶴は急いで携帯電話をかける。「もしもし」
592319:04/09/29 01:53:53 ID:aq92oy0Q
その頃喫茶店ブラッカーでは、店の電話が鳴っていた。
「はい、ブラッカーです。あれ、お姉ちゃん?」電話に出たのは千鶴の妹天野早苗である。
「早苗、マスターを呼んできて」千鶴は言う。「マスター、お姉ちゃんから電話です」
マスターと呼ばれた男、ファイターFの協力者であるおやっさんこと川島貴司が電話に出る。
「もしもし千鶴ちゃん、どうしたんだね?」のんびりとした口調で聞くおやっさん。
「実は今五郎さんとサイバーの基地らしい工場の前にいるんです」千鶴は説明する。
「何!?場所は?わかった。わしも今からそこに行く」おやっさんは電話を切ると早苗に言う。「ちょっと出てくる。留守を頼むぞ」
おやっさんが出ようとすると「こんにちは」少年ファイター隊(笑)の隊員である昭生と淳一が現れた。
「マスター、どこかいくの?」おやっさんにたずねる二人の少年。
「うん、ちょっとな。だから早苗お姉ちゃんとちょっと留守番をしていてくれ。頼むぞ」そう言い残しおやっさんは出て行った。
「早苗お姉ちゃん、マスターはどこにいったの?」昭生と淳一が早苗にたずねる。
「なんか急な用ができたんだって。私はまた留守番よ。子ども扱いしないで欲しいわ」早苗はそういうと不満げに頬を膨らませた。

その頃千鶴はおやっさんを待っていた。「マスターがきてくれたら何とかなるかもしれない」
だが、そこにサイバーの戦闘員が現れる。「何よ、あんたたち」千鶴が驚くまもなくみぞおちを殴られて千鶴は気絶してしまった。「うっ…!」
593319:04/09/29 02:11:08 ID:aq92oy0Q
その頃五郎は工場の中を歩いていた。注意深くあたりを見回す五郎。と突然工場のゲートがしまった。「ガチャン」
「こ、これは罠か!?」身構える五郎。するとさっきのコートの女がやってくる。「久しぶりね、隼五郎」
女はサングラスと帽子を外す。それを見た五郎は叫ぶ。「お前はあの時の女科学者」
「覚えていてくれたのね。嬉しいわ」言葉こそ穏やかだが怜の顔からは憎悪の色がにじみ出ていた。
「隼五郎いやファイターF。お前に邪魔されたおかげで私は首領の信頼を失い醜い改造人間にされてしまったわ」
憎々しげにいうと怜は手を顔の前でクロスさせる。すると怜はヘビサソリ女に変身した。
「お前みたいな虫けらになぜ私がこれほどひどい目にあわされるの。そして醜くおぞましい怪物にされるなんて」
「ひどい?それはこっちのセリフだ」五郎も言い返す。
「今までお前は何人の罪のない人たちを改造してきた?お前がそんな姿に改造されたのも自業自得だ。今のお前にはそっちの姿のほうがお似合いだぜ」
半ばあざ笑うように五郎は言う。
「黙れ。こうなったのはすべてお前のせいだ。まずはお前を殺してやる。そしてそれしか私の生きる道はないのよ」
怜は怒りをあらわにして叫んだ。
594319:04/09/29 02:14:21 ID:aq92oy0Q
もう私のSSはすっかりこのスレの趣旨からは脱線してしまいましたね。
皆さんには申し訳なく思いますが、一方でこの話を是が非でも完結させたいと言う思いも捨てがたいので母親改造の後日談としてもう少しお付き合いいただきたくお願いいたしますm(__)m。
あと少しで終わりますのでそれまでお付き合いください。
後感想もお待ちしています。
595508:04/09/29 02:25:13 ID:X24Rygq2
>>588
なるほど。「足枷」という考え方だったんですね。勉強になります。

>ところで、翔子の恋人の名前は、バルキリーに搭乗する
「私の彼」のパイロットの人からですよね

いやあ。漏れはSSに使用する人名は深く考えず、その場にあるものをヒントに即興的につ
けてますので、マクロスは書いてる最中に気付いたけど「まあいいか。」でそのまま流し
てしまったようなわけです。丁度あんな感じのヘナチョコキャラですから。
既存のものと被る危険というのは、ビジネスではないんだし、漏れはあまり考えないこと
にしています。ですが、問題があれば別の名前に変えて下さい。
ちなみに香具師の名前は、たまたまギャバンの一乗寺烈の写真が目に入ったのに由来して
いますw

安佐斗屋サブの「サブ」はもちろんハカイダーですが、例の雑誌ももちろん踏まえていま
す。香具師のアブノーマルさを表現したかったからです。(注:ホモではありません)
サブの輝との関係は、たまたま空腹でなかった小猫が鼠に対して取る態度なんですね。
安佐斗屋という妙な名字は、なんか沖縄くさい名字にしたいなと思い、「安里屋ユンタ」
という民謡を思い出したからです。女性っぽい字面だったのでちょっと変えました。
「あざとい」とのダブルミーニングにもなってます。
ヘルマリオン編のネーミングは大概、人形関係です。ヘルマリオンはマリオネットだけで
なく、ピグマリオン(自分の造った女性像に恋したギリシア神話中のアフォ)も踏まえています。
596508:04/09/29 02:25:44 ID:X24Rygq2
>>589
>私のSSなんてここのスレの趣旨から大幅に道を外れてますよ。それでもこうやって書き込ませてもらっています。
>女性改造という基本さえ外れていなかったら輝のこの後の活動を描いたSSもなんら問題はないと思いますが。

319さん。お気遣いありがとうございます。
スレ違いと言ったのは、その後しばらく、女性たちがまったく登場しない展開になるだろ
うからです。319さんのSSのように、改造された女性がちゃんと登場しさえすれば、スレ
違いなんてことは決して無いと思いますよ。
スレタイは「女…が改造されるシーン」ですから、改造萌えの人たちが集まっているわけ
でしょう? だったら気にされることはありません。これからの展開、楽しみにしてます。

ただ、サブの話はやっぱりちょっと凍結します。月が変わると仕事が忙しくなるから、と
いうのもあるのですが、あまりにもグロくなりそうなので。
何しろ、サブがバッタ男なのはライダーを気どっているからではなく、攻撃方法が、蝗害
で恐れられるイナゴとまったく一緒なんですよね。つまり「食う」んです。
相手改造人間の腕をもぎ取り、首をひっこ抜いて、その場でバリバリとむさぼり食うのが
香具師のバトルスタイルです。現時点での構想では、蜂女さゆりは娘たちをかばったあげ
く、翔子、涼子の目の前でこやつに生きたまま食い殺されてしまうことになっています。

あまりにもあまりなので、ちょっと様子見に徹しますね。SSは時間がされば、別設定のも
のをUPしてゆきたいと思います。
597名無しより愛を込めて:04/09/29 03:37:00 ID:ule/OJlD
>>319
是非、新キャラの天野千鶴さんに改造手術を施してあげてください。
598名無しより愛をこめて:04/09/29 12:07:23 ID:v+4jUrph
本日(9月29日)は、DVD「新サイボーグしばたっ!」の発売日。
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002TT10O/qid%3D1096426993/250-5815808-0898600

柴田あゆみに続き、今回はこんこんさん(紺野あさ美)がサイボーグに改造されます。
改造シーンの画像は(↓)こちら。
ttp://nacchi-ariga.to/cgi/up/img/wota1162.jpg
みんな買おうね♪
599名無しより愛をこめて:04/09/29 21:29:18 ID:fqs202+F
>>508
>>584の続きが私もきになります。
本格的に小説とかにされたらどうですか?
このまま1000まで行って過去ログにしてしまうのは惜しいです。
600名無しより愛をこめて:04/09/29 23:02:45 ID:Woo5zX+C
600get
601508:04/09/29 23:20:31 ID:1ovs6BTV
今日もまた、違った視点からの女子校生改造SSをUPいたします。
毎回毎回設定が違って、申し訳ありません。
今回、陰の組織アヴァドンによってミツバチの改造人間にされてしまうのは、高校3年生
の片桐亜矢ちゃんです。今回はエロはまったくありません。
またも蜂女です。漏れがビョー的な蜂女スキーだからなので、勘弁して下さい。

>>599
ありがとうございます。思いつきで書いたものなので完結させる気はなかったのですが、
ちょっと考えてみます。
602508:04/09/29 23:21:24 ID:1ovs6BTV
館は、一面の業火に包まれていた。
「お父さまーっ!!」
火の粉をかいくぐって、一人の少女が『実験室』と書かれた部屋に飛び込んだ。部屋の中
は散乱し、割れた実験器具や書類の束が床一面に散らばっていた。
「…亜矢…!」血まみれになった白衣の男が床に倒れていた。少女は男を抱え起こし、今
にも意識が消え入りそうな父親に向かって、必死に呼びかけた。
「お父さま! だめ! しっかりして!」
ドーン! 凄まじい破裂音が館を揺るがし、二人は衝撃波を浴びて転倒した。「キャ!」
その時、もうもうたる煙の向こうから、異形の者が二人に向かって近づいてきた。
身体には奇妙な甲冑のようなものをまとい、髑髏を思わせる顔には赤くらんらんと光る目、
そして額には、突き出た二本の角。
「…ヒッ!」突然の恐怖に、亜矢は息が止まった。ガクガクと震える亜矢の腕の中から、
父は手を必死に伸ばし、異形の者を指差してこう言った。「やつを…止めろ…」
その時、ガラガラと音を立てて部屋の天井が崩れ始めた。異形の者は、はじかれたように
その場から飛び去り、開いた窓から館の外に走り去った。
「許してはならんぞ…真崎…」そう言い残して、父は、少女の腕の中で息絶えた。
「いや! イヤッ! 死んじゃイヤ! お父さまーーーッ!!」

西北大学遺伝子工学研究所の突然の火災により、この世を去った片桐玄之介教授の葬儀か
ら、一週間が過ぎた。教授のただ一人の肉親であった18歳の少女・亜矢は、同じ火災で大
やけどを負って入院中であった父の助手・大谷を見舞いに、大学付属の病院を訪れた。
「ボクですか。先生に比べればたいしたことありませんよ。ホラ、このとおり!」
全身包帯の身でありながら、大谷次郎は亡き恩師の令嬢を心配させまいと、両手を振り回
しておどけてみせた。「アチャチャ、痛ェー!」亜矢の顔に、少しだけ笑いが戻った。
「それはそうと大谷さん、ちょっと聞きたいことがあるんですけど…」
603508:04/09/29 23:23:12 ID:1ovs6BTV
「鬼のような…怪物…ですか…」話を聞いて、大谷は深く考え込んだ。
「最初は、幻でも見たのだろうと思ったんです。けど、考えれば考えるほど、あれは幻な
んかじゃないと思えてくるんです。大谷さん! お願いです! 知っていることがあれば何
でもいいから教えて下さい! あの怪物が、父を殺した仇も知れないんです!」
大谷は顔をそむけ、口ごもった。「あれは、一体何なんですか!? 大谷さん!」
「…あれは、いやあの男は、ボクと同じ先生の助手だった、真崎零士くんです。」「え??」
真崎なら、亜矢も何度か会ったことがある。若干20歳で先鋭的な論文を発表し、前途洋々
と評されている天才研究者だ。ここ一年ほどは父のチームに合流し、何か画期的な研究を
しているらしい。だがあまりにも無愛想な男で、亜矢は内心苦手に感じていた。
「真崎さんが…どうして、あんな化け物のような姿なんですか? ねえ!」
亜矢に詰め寄られて、大谷は少しずつ、重い口を開き始めた。
604508:04/09/29 23:24:30 ID:1ovs6BTV
亜矢の父・片桐教授が研究していたのは、将来的な環境の激変に対応するための人体改造
技術であった。遺伝子の中の「沈黙のペア」と呼ばれる部分を解放し、人間の身体を人工
的に進化させるテクニックを追い続けていたのだ。
生物の進化は、環境の変化によって漸進的に起こる。だが遺伝子は変異に先立って、幾つ
かの進化の可能性を自らの中にインプットしており、環境の急激な変化にも即座に対応で
きるよう保険を掛けている。幾つかの可能性の中のひとつが選ばれて進化は完了するが、
使われなかった可能性はジャンク(屑)遺伝子としてDNAの中に引き継がれ、眠っている。
片桐教授たちが注目したのは、このジャンク遺伝子を人工的に操作して発現させる手法で
あった。長い研究の末、ようやく教授たちはその方法を突き止め、生物を人工的に、しか
もある程度コントロールして、人工進化させることを可能にしたのだった。
「…あとは、人体実験を待つだけだったんです。そこで、真崎くんが志願しました。科学
の発展のために、自らの身体を投げ打ったんです。実験は成功し、彼はバッタの遺伝子を
発現させた人工進化改造人間、ジェノロイドに生まれ変わりました。」
「それが、あの怪物なんですね。でも、それがどうして父を殺害したんでしょう?」
「さあ…」それ以上のことは、いくら大谷に聞いても知ることができなかった。
605508:04/09/29 23:25:38 ID:1ovs6BTV
病院を出て家路についた亜矢の前に、真っ赤なポルシェが停まった。
「亜矢さん。お元気そうで!」「…オズワルドさん!?」
ポルシェを駆る若い紳士、オズワルド羽賀は、多国籍企業アクシス・エンタープライズ日
本本社の役員を務める、ヤングエグゼクティヴだった。この企業が、父の研究に多額の出
資を行っていたことは、亜矢も知っていた。オズワルド自身も何度か亜矢の家を訪れ、亜
矢は彼に連れられて何度も、観劇や舞踏会に招待されていた。
助手席に乗った亜矢は、オズワルドの端正な顔を、うっとりと眺めた。
「…なるほど。真崎くんなら私も知っています。だがまさか、彼がお父上を殺害するとは。」
「私も、父が殺されねばならなかった理由が、さっぱりわからないんです。」
「…真崎くんは才能はあったが、負けん気の強過ぎる男でた。自ら実験台になることで研
究の成果を世界中に示し、名を売ろうとしたんでしょうが、その成果の配分を巡って、お
父上との間に諍いでもあったのではありませんか?」
「でも、そんなことで…命を、命を奪うなんて。」亜矢は涙ぐんだ。
「…いや…待てよ?」オズワルドが、ポルシェを急停車させた。
「真崎くんは自らジェノロイドになったわけですが、その身体の秘密については、言わば
半分をお父上に握られている形ですよね。もし先生が真崎くんに秘密を開示しなければ、
真崎くんの命に関わるような何かが、あったんじゃないでしょうか? それならば、お父上
の命を取ってでも秘密を奪い取ろうとしても、おかしくはありませんね。」
「オズワルドさん!! それじゃあ、父が真崎さんを脅迫していたとでも言うんですか!?」
オズワルドは悪びれなかった。
「いやすみません。あくまで、可能性のひとつとして言ったまでです。」
オズワルドが、亜矢の肩にそっと手を掛けた。
「話は変わりますが亜矢さん。お父上の研究成果はほとんど灰になったと聞いていますが、
何か預り物、あるいは贈り物のようなものを、先生から受け取ってはおられませんか?」
「あ…はい。先々週の私の誕生日に、ブローチをいただきましたが?」
「大切な形見です。家に置いていて、盗まれるといけない。これからは、肌身放さず身に
つけていなさい。」
606508:04/09/29 23:26:39 ID:1ovs6BTV
父の死に伴う財産の処理などで、亜矢は、今日も遅くまで弁護士事務所にくぎ付けになっ
ていた。すっかり日の落ちた暗い公園の中を通って、亜矢は自宅に急いでいた。
その時、亜矢の前に、奇怪な人影が現れた。
蝙蝠のような巨大な翼を持った、黒い怪人だ。巨大な耳が上に向かってそそり立ち、口は
文字通り耳まで裂けている。その口には巨大な二本の牙が生え、舌なめずりをしている。
「キャアアッ!」亜矢は絶叫した。怪人は亜矢に向かって突進すると、みぞおちを打って
気絶させた。倒れかかった彼女を支えながら、怪人は亜矢の胸元のブローチをまさぐった。
「待て、オズワルド。パンドラボックスはそんなところを探しても見つからんぞ。」
その声に、オズワルドと呼ばれた蝙蝠のような怪人は振り返った。
公園の街灯の上に、人影が立っている。亜矢がこの間見た、鬼のような怪人だ。
いや、鬼と言うよりは、バッタのような昆虫に近い顔だ。額に生えた角は触角。目は複眼。
「ゼロ! やはりノコノコと出てきましたか。」
オズワルドと呼ばれた蝙蝠男は、亜矢を放り出し、バッタ男に向かって叫んだ。
「軍用ジェノロイドの製造法は、既に本社でも確立し、量産体制に入ってますが、ただ一
つ! 教授の残した最後の秘密、パンドラボックスだけが見つかりません。遺伝子の暴走
を食い止め、2年に満たないジェノロイドの寿命を安定させる秘密、パンドラボックス!
研究室に火をかけてまで探したが見つからず、この娘もそれを持っていないとなると、
あとはゼロ!! お前自身が身につけていることになりますね!」
「さあ? それはどうかな? …先生の遺言だ。先生の技術を、お前たちにこれ以上悪用さ
せるわけにはいかん!!」
バッタ男と蝙蝠男は、同時に跳躍し、交戦状態に入った。互いに飛行能力のある者同士の
空中戦だ。蝙蝠男が長くのびた爪をふるい、バッタ男が反動蹴りをかませる。
暗い夜空を背景に、ニ体の異形による凄まじい闘いが繰り広げられた。
亜矢が、うっすらと目を開いた。「あ…あれは…」
空中で戦うニ体の異形を目にし、亜矢は再び驚きのあまり、意識を失ってしまった。
607508:04/09/29 23:27:44 ID:Cafm42Jf
「…なるほど、蝙蝠のような怪人ですか。」亜矢の話を聞いて、病室を見舞いにきたオズ
ワルドが首をかしげた。「真崎はジェノロイドを作る技術を持っています。ひょっとした
らそいつは真崎の仲間で、お父上の血縁であるあなたを殺しに来たのかも?」
亜矢は外傷はなかったが、精神的なショックで入院中だった。
「本当に卑劣なヤツです。この病院の回りにも監視をつけるよう手配しますが、相手は何
と言ってもジェノロイド。油断は禁物ですね。」
亜矢は、思わす身体に震えが走るのを感じた。
「あんな怪物、いったいどうやって防げばいいの?」
オズワルドは嘆息した。「ジェノロイドの高い戦闘能力に対抗できるのは、ジェノロイド
だけです。さいわいあなたのお父上の研究成果の供出を受けて、わが社でも平和利用のジ
ェノロイドの開発に踏み切ったのですが、残念なことに、改造志願者があまり見つかりま
せん。何しろ、今までの人間の身体を捨ててしまうわけですからね。それに遺伝子を人工
進化させる必要上、志願者は成長の止まった大人では駄目なんです。成長期の人間、せい
ぜい20代前半くらいまでが限界なんです。わが社も、おおいに頭を抱えている問題です。」
それを聞いた亜矢は、はじかれたようにベッドから起き上がった。
「20代前半までなら、ジェノロイドになれるんですね。」
「はい。個人差はありますが、まず間違いなく大丈夫です。」
亜矢は、意を決したようにオズワルドに向き直った。
「オズワルドさん。私を、私をジェノロイドに改造して下さい!」「亜矢さん!?」
「はっきり決めたんです。父を殺した憎い仇がすぐそばにいて、なのに、私は何もできな
いでいる。こんな状態は耐えられません。たとえ人間の身体を捨ててでも、あいつを倒せ
る力が欲しい…!!」
オズワルドは、亜矢の肩にやさしく手を掛けた。
「亜矢さん。あなたの決心はとても勇気あるものだ。そこまで覚悟されているのなら、私
も何もいいますまい。今、病院の裏に車を用意します。真崎に気付かれないうちに、わが
社の研究所に向かいましょう。」オズワルドはそう言って、陰でニヤリと笑った。
608508:04/09/29 23:29:15 ID:Cafm42Jf
激しい雨の中、黒いベンツが疾走する。中に乗っているのはオズワルドと亜矢だ。
「あと少しです。気をつけて!」
その時、車のルーフの上に、衝撃音が響いた。ミシミシという音がする。「来たか、ゼロ!!」
ゼロ=真崎零士は渾身のパワーで、ベンツのルーフを引きちぎろうとする。だが普通のベ
ンツではないのか、ルーフのフレームはびくともしない。オズワルドはハンドルを右に左
に大きくきって、ゼロを振るい落とそうとする。ゼロはフレームを必死に掴みながら、フ
ロントガラスに何度も頭突きをかませた。
亜矢の面前に、鬼神の如き異形の顔が何度も現れる。「きゃあああッ!」
「しつこい奴め。これでもくらえ!」
オズワルドが隠しレバーをひねった。ルーフに高圧電流が走り、ゼロは「ギャッ!!」と叫
んでルーフから転がり落ちた。すかさずオズワルドは、車の後ろバンパーからゼロ目がけ
て何かを発射した。とりもちのようなものがゼロを包み込み、その場に動けなくした。
「さあ、もう大丈夫です。」オズワルドは片手で震える亜矢の肩を抱き、何事もなかった
かのようにそのまま車を走らせた。

港に停泊していたのは、何と巨大な潜水艦だった。亜矢はオズワルドにうながされるまま
にそれに乗り込んだ。数時間後、亜矢はアクシス・エンタープライズ社の巨大な海底基地
の中にいた。
真っ白な手術台が、亜矢を待っていた。
「さあ、ためらうことはありません。服を全部脱いで、その上に横たわりなさい。」
「…全部?」亜矢は躊躇した。手術に立ち会う医師たちが、皆男性だったからだ。
「どうしたんです。お父上の仇を取りたくはないのですか?」「…仇?」
“そうだ。私は仇を取らなければならないんだ。そのための力が必要なんだ。何をためら
う必要があるの? 亜矢。この機会を逃したら、二度と仇は打てないかも知れないのよ”
亜矢は覚悟を決めて、衣服を一枚、また一枚と脱ぎ始めた。18歳の少女の、白く輝くよう
な裸体があらわになった。
「ああ、この手術台の上へ。」亜矢は促されるまま、手術台への道を歩んでいった。
609508:04/09/29 23:30:28 ID:Cafm42Jf
ジェノロイドへの改造手術は、外科的なものではなかった。ある薬品を経口投与された後、
全身に特殊な放射線の照射を受ける。すると全身の細胞の遺伝子の中の、それまで眠って
いた「沈黙のペア」が活動を開始するのだ。手術台の上をすっぽり覆ったカバーの内部に、
コンピュータ制御で誘導電波が放射され、遺伝子の発現過程をコントロールする。
約6時間後、中の人間はなんらかの生物の遺伝子を顕現させた、ジェノロイドとして生ま
れ変わるのである。
手術台を覆っていたカバーが、少しずつ開いていった。その中から、蛹から羽化した昆虫
のように、生まれ変わった亜矢の姿が現れた。
亜矢の身体は、女性の美しいプロポーションを保ったまま、ミツバチを思わせる姿に変貌
していた。全身を覆うのは、濃いブルーに染まった全身タイツのような皮膚。腰には体節
のような模様。手と足は黄色い手袋とブーツのような形状に変化し、愛らしい双つの胸は、
蜂の腹部を思わせる黄色と黒の同心円模様を描いていた。額には触角。目は複眼。
亜矢は、自らの身体を驚愕を込めて見渡した。
「思ってたよりも、ずっと綺麗! ひょっとしたら化け物になるんじゃないかって心配だっ
たけど、これならいいわ。あいつを倒せる力も、ちゃんとついていたらいいんだけど。」
亜矢は嬉しそうに小躍りし、背中の羽根をゆっくりと広げた。
「亜矢さん。とても綺麗ですよ。これならお父様もお喜びになることでしょう。」
オズワルドは亜矢に優しく微笑んだが、その胸中は冷徹なまでに次の一手を企んでいた。
“フフフ。パンドラボックスを持っているのがゼロだとわかった以上、この娘を手中に納
めたことは組織にとって、大きなアドバンテージとなっましたよ。とりあえずこの娘をス
パイとしてゼロに近づけ、ボックスのありかをさぐらせることにしましょう。もしも正体
がバレたら、その時はこの娘を鉄砲玉としてぶつけましょう。倒せないまでも、大ダメー
ジくらいは与えられるでしょう。”
「さあ亜矢さん。いや、ジェノロイド・アヤ。あなたはもう、アクシス・エンタープライ
ズのもうひとつの顔、世界の覇者となる陰の組織アヴァドンの一員なのです!」
                                  (おわり)
610名無しより愛をこめて:04/09/30 00:27:45 ID:KVf/OOdr
「テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる」
(韓国映画)は既出ですか?
611319:04/09/30 00:32:45 ID:HpiGa+E+
>>597さん
千鶴の改造ですか。実は私も少し考えてはみたんです。
しかし、サイバーの改造スタッフはヘビサソリ女が全員あぼーんしちゃったんで(笑)、今サイバーは改造手術ができない状態にあります。
また千鶴を改造するとなると話がどんどんややこしくなるので残念ながら断念することにしました。ご了承ください。
612319:04/09/30 00:46:29 ID:HpiGa+E+
>>593の続きから

「変転!」五郎はファイターFにチェンジしようとすると「これを見ろ!」
ヘビサソリ女が言う。なんと戦闘員によって千鶴が引き立てられてきた。
「五郎さん!!」千鶴が叫ぶ。「千鶴ちゃん。お前たち、千鶴ちゃんをどうするつもりだ!!」五郎は叫ぶ。
「今お前が変転したらこの小娘の命はないわよ。この小娘を助けたかったらおとなしく再改造手術を受けることね」ヘビサソリ女は笑いながらいう。
「五郎さん、これは罠よ。奴らの誘いに乗っちゃダメよ!!」千鶴は叫ぶがヘビサソリ女が彼女の頬をぶつ。
バシッ!「キャア!!」千鶴が悲鳴をあげる。「小娘は黙っていろ」ヘビサソリ女は高慢にいう。
「さあどうする、隼五郎。これが最後だ。お前が拒むならこの小娘の命はないわよ」
(どうすればいいんだ。このままでは千鶴ちゃんは…。しかし…)心の中で葛藤する五郎。
とその時いずこからともなく長い針が飛んできた。針は千鶴を抑えていた戦闘員の腕に刺さる。
「うっ!」戦闘員はうめき一瞬腕の力が緩んだ。その隙を突いて千鶴は逃げ出す。「五郎さん!」千鶴は五郎の下に駆け寄る。
「千鶴ちゃん、早く逃げろ」五郎は工場のゲートを開いて千鶴を外に逃がした。
「人質さえ取り返せばもうこっちのもんだ。変転!」ファイターFに変身する五郎。
「しまった!戦闘員かかれ!」ヘビサソリ女は命令する。戦闘員たちはファイターFに飛び掛るが、たちまちやられてしまう。
「行くぞ、ヘビサソリ女」ファイターFの反撃開始だ。
613319:04/09/30 01:08:21 ID:HpiGa+E+
「おのれ、ファイターFめ。これでも食らえ!」ヘビサソリ女ははさみでファイターFを襲う。しかし、Fは紙一重でそれをかわしていく。
「食らえ!電撃チョップ!」Fの手刀がヘビサソリ女の肩を攻撃する。しかし、蛇のうろこによるぬるぬるでどうしてもダメージを与えられない。
「ほほほ、そんなチョップ痛くも痒くもないわよ」次第に余裕の表情を見せるヘビサソリ女。
「くそ、もう一度。電撃チョップ!」Fはもう一度チョップを試みる。だがその時である。
「今よ!」ヘビサソリ女が叫ぶ。彼女はそういうとFの右腕に噛み付いた。「うっ!」思わずうめき声を出すF。
「ほほほ、ただかまれたと思ったら大間違いよ。私の牙には猛毒が仕込まれているわ。いくら改造人間でもこの毒には勝てないわ。」
彼女は勝ち誇ったようにそういうと再び叫んだ。「ポイズンテール!」サソリの尻尾がFを襲い今度はFの左腕に毒を注入した。
「うぎゃああ!」2度も猛毒を注入されてしまいさすがのFも七転八倒だ。苦しみ転げ回る。
「そうよ、もっと苦しむのよ。選ばれしものであるこの私に逆らった報いよ。この虫けらが」彼女はFに近づき彼を足蹴にした。
「もうじきファイターFもおしまいね。ほほほ」勝利を確信して高笑いをするヘビサソリ女。
(俺は死ぬわけにはいかない。俺が死んだら誰がこの世界を守る。そして今までサイバーに殺された人たちになんて言えばいいんだ)
ファイターFは意識は朦朧としながらも驚くべき精神力で再び立ち上がろうとしていた。
「うおおおおおおお」雄叫びをあげてFは再び立ち上がる。それを見て驚愕するヘビサソリ女。
「ば、馬鹿な。私の毒を2回も注入されて再び立ち上がるなんて」
614319:04/09/30 01:30:09 ID:HpiGa+E+
「改造人間の力、そして人間の心をみくびったな」Fが叫ぶ。
確かに改造人間の体は普通の人間と比べて体力・耐久力そして回復力が優れている。そして人間の心をもつFは人間の精神力をさらにプラスさせた戦士なのだ。
「俺は今までお前たちが繰り出してきた多くの改造人間と戦い倒してきた。しかし、改造人間の元となったのはほとんどが善良な人たちだった。だが俺は良心を押し殺してその人たちを倒してきた。」
ここで言葉を切らすF。一呼吸おいて言葉を続ける。
「しかし、お前は違う。お前を倒すことに良心の呵責は一切ない。むしろ俺の良心はお前を倒せと俺に命令している」
「黙れ!お前みたいな虫けらに倒される私じゃないわ。」ヘビサソリ女はFの言葉をさえぎろうとする。しかし、怒りと確信に燃えている今のFには効果がない。
「虫けら?俺が虫けらならお前は虫けら以下のゴミだ。お前みたいな人を人とも思わないゴミクズは生きている価値などない!この俺が引導を渡してやる」
Fはヘビサソリ女の毒でまだ体は完全に回復してはいなかった。だが、精神力でパワーをみなぎらせていた。
「お前に改造され死んでいった人々のためにもお前は倒す!!」
Fの脳裏には今まで倒した戦闘員や怪人の姿が浮かんでは消えていった。そしてFは最後にサイバーの犠牲となった悲しい母子、アイビーサイバーとあっちゃんを思い浮かべていた…。

「今こそ新装備を見せてやる。ファイターソード!」Fは腰から新装備ファイターソードを取り出した。
この剣はサイバーに拉致された材料工学の権威山本教授をFが救った時お礼として山本教授から貰い受けたものだ。
伸縮自在で短剣などいくつかの武器にも変形する優れものだ。まさにFを助ける破邪の剣だ。
「この剣の切れ味をお前の体で試させてもらうぜ」Fはヘビサソリ女につぶやいた。

615319:04/09/30 01:47:49 ID:HpiGa+E+
「ほ、ほざけ!そんななまくら刀へし折ってやるわ!」ヘビサソリ女はFに飛び掛る。しかしFは逃げようともせず立ちはだかっていた。
「ファイタースラッシュ!」Fはファイターソードでヘビサソリ女の両手を切断した。はさみが空中に舞い地面に落ちる。
「う、うわああああ!わ、私の手が…!」両手を切断されたヘビサソリ女は苦痛で錯乱しそうだった。切断された腕から白い人工血液と改造人間の体液である緑色の液体が流れ出てくる。
「まだこれで終わりじゃないぜ!」Fは彼女の頭上をジャンプし彼女の背後に立つ。そして尻尾を切断したのだ。
「自分の毒を自分で味わってみろ!」Fはそう叫ぶと彼女の首筋に尻尾の毒針を刺した。彼女の毒が彼女自身に回る。
「うっ、く、苦しい。た、助けてくれ〜」彼女は救いを求めて転げ回る。Fはその状況を冷たく見つめていた。
「それじゃそろそろその首をかき切ってやる」Fは彼女の首に剣を当てる。
しかし、Fの体からはまだ完全に毒は消えていなかった。「うっ!」突如めまいを覚えるF。Fもその場に膝をついた。ファイターソードで何とか体を支えているF。
二人とも決定打を出せずににらみ合う状況が続く。
とそこへ渇いた靴音を立てて一人の男がやってくる。科学者013号だった。
616319:04/09/30 01:52:45 ID:HpiGa+E+
今日はここでおしまいにします。それにしてもFもヘビサソリ女に対してだんだんDQNになってきてるような気がします。
まあ私の理想とする正義のヒーローは善良な人には優しいが人を人とも思わない極悪人には冷酷残忍って奴ですけどね。(^^;。
明日以降の書き込みでこのSSも完結する予定です。もう少しお付き合いください。
それではまた。
617508:04/10/01 00:00:32 ID:qY6nVitA
>>616
319さま。いよいよあなたのSSも大詰めに近づかれたようですね。
石川怜タンは結局、改心しないままあぼーんしちゃうのでしょうか?
それはそれで可哀想ですね。どんな悪人であれ、死に際だけは美しく散らせてあげて下さい。
それはそうと、漏れも>>597氏同様、千鶴さんの改造手術を熱烈希望いたします(#^_^#)。

>>599さま。
色々考えたのですが、紗耶・紗希の双子物語を続けるのはやっぱりやめにします。
なぜなら、肝心の改造シーンが終わってしまった以上、以降はちょっとシリアスな美少女
戦士ものにしかなり得ないんですよ。元々、改造シーンのシチュエーションバラエティの
ひとつとして思いついた物語にしか過ぎないので、このまま続けるのは苦しいです。

女子校生改造というのは、真剣に考えてみれば、リアリティの無い設定なんですよね。
漏れが悪の組織の首領だったら、女子校生など見向きもせずに屈強なスポーツ選手ばかり
を狙うでしょうし、色仕掛けが必要ならばグラビアアイドルを拉致改造します。女子校生
を改造するメリットというのは、エロ話にすること以外には特に思いつきません。
唯一、敵も味方も女性ばかりという美少女戦士物のフォーマットにすれば、リアリティも
生まれてくるでしょう。しかしながらそこまで書くのは、漏れにはキツいです。

けれども、他のどなたかが引き継いで書いて下さるならば、それはおおいに歓迎いたしま
す。この際、人名や設定を大幅に変えて下さっても構いません。念のため、以下に設定資
料のようなものをつけておきますが、無視されても結構です。エロくない設定のままでも、
紗希の武器設定などをエロくされても構いません。
それでは、ご興味のある方はどうぞ。
618508(設定1/2):04/10/01 00:02:04 ID:qY6nVitA
帆村みさき(本名:野々村紗希)
17歳 身長162cm 体重45kg スリーサイズ 82-56-84

その正体は、人類の洗脳による支配を企む秘密結社ヘルマリオンによって改造された、ミ
ツバチの能力を持ったソルジャードール、ビーマリオンである。だが一緒に改造された姉
紗耶の手によって悪の手から逃れ、ヘルマリオンと戦う戦士《ディソルバー(解き放つ者)
・サキ》となった。
過去の素性を隠し、髪をショートにし眼鏡をかけて「帆村みさき」と名乗り、獅子堂探偵
事務所のへっぽこ所長・獅子堂大五郎のもとにころがり込んでその助手となった。元文芸
部で重度のミステリマニアだった過去を活かし、ヘルマリオンによる怪事件が起こると調
査に乗り出しては、ソルジャードールたちが現れると変身して戦う。
しかし戦うべきソルジャードールたちは全員、かつての紗希の友人たちの変わり果てた姿
なのだ。サキに倒されたソルジャードールたちは一瞬、過去の自我を取り戻すが、証拠を
残さぬよう身体が溶けて消滅する。

サキの能力:
(1)ビースティンガー:指先から打ち出す針。厚さ15cmの鋼鉄板をも貫通。
(2)ビースタナー:指先の毒針で刺された人間を一時的に麻痺させる。
(3)ビースラッシャー:滑空しながら羽根をカッター代わりにして敵を切り裂く。
(4)ヒーリングハニー:身体から分泌する蜜を口移しで飲ませ、操られた人々を正気に戻す。

なお物語をエロモード発動させた場合、(1)(2)(4)はすべて乳首から出るものに変わります。
619508(設定2/2):04/10/01 00:02:54 ID:qY6nVitA
ヘルマリオンのソルジャードール達(全員、紗希のクラスメートたちが改造された姿)

スパイダーマリオン(改造前は手芸部のおとなしい少女・西村小夜子)
 指先から放つ見えない糸で相手を自由に操り、口から吐く粘着性の糸で敵を拘束する。
 脱走した紗希を捕らえるため、海岸に倒れていた彼女を助けた漁村の人々を操る。
バンパイアマリオン(改造前はセクシーで勝気な高校生モデルの舞島リカ)
 鋭い爪と飛行能力を持ち、血を吸った相手をしもべの吸血鬼に変えるコウモリの改造人
 間。TV局を占拠し、洗脳電波を一挙に全国に撒き散らそうとした。
スコーピマリオン(改造前はラクロス部副主将のボーイッシュな少女・後藤結(ゆい))
 小さなサソリの群れを使って人間ではなくペットの動物たちを操り、社会を混乱させよ
 うとするが、謀略よりもムチのようなしっぽの毒針を使った直接戦闘を好む武闘派。
ローズマリオン(改造前は上品で誰にでも優しい大富豪のお嬢様・御影(みかげ)綾香)
 麻薬のような花の香りで人を操る植物改造人間。蔦と毒花粉が武器。自らの分身である
 バラの苗を使い、世界園芸博の会場に集まった人々の大量洗脳を企む。
パピオマリオン(改造前は紗希の大親友であった快活な少女・相良ちさと)
 人を幻惑させる鱗粉と羽根で巻き起こす嵐が武器の、モルフォ蝶の改造人間。紗希との
 想い出の数々のひとつひとつを踏みにじるように罠を掛けるが、最後には…?
ジェリーマリオン(改造前は英国からの金髪碧眼の留学生・フィオナ・マクレガン)
 電撃が武器のクラゲの改造人間。自らの分身であるポリプを他人に寄生させて操る。
 ひと足先に拉致改造されており、サマースクールに参加した紗希たちをさらった張本人。
ホーネットマリオン(改造前は紗希の双子の姉・野々村紗耶)
 しっぽのような産卵管で卵を産みつけた相手を操る、寄生バチの改造人間。サキと同等
 の能力を持つ最大のライバルであるが、頭脳・戦闘力ともにサキより一枚上手である。

……他にも多数、登場する予定です。なお大幹部の骸(むくろ)教授というのは実は人間で
も怪人でもなく、その正体は首領が造ったただの人形(自律機械)です。
620319:04/10/01 01:05:47 ID:6X+lfXTH
>>615の続きから

二人の前に現れた男。それは科学者013号だった。彼は慇懃に挨拶する。
「初めまして、ファイターF。私の名前は科学者013号といいます。お見知りおきの程を」
言葉こそ丁寧だが、彼からは009号に劣らない邪悪な気配が漂っていた。
013号を見た009号はFに向かってニヤリと笑った。「形勢逆転のようね」
そして013号に言う。「私は大きなダメージをおってしまったわ。すぐに手術が必要よ。私のクローン再生技術を使えばこの失った腕もすぐに復元できるわ」
彼女は013号が自分を助けにきたと思っているようだった。だが013号は意外な一言を言う。
「私があなたを助ける?何を勘違いしているんです。私は首領のご命令を伝えにきただけです」
013号は通信機を取り出す。通信機から首領の声が流れる。
「科学者009号いやヘビサソリ女。お前はもはや用済みだ。ファイターFとともに死ね」非情な首領の言葉だった。
「なぜこの私を!?サイバーのために尽くしてきた私がなぜ?」ヘビサソリ女は見苦しいほど取り乱した。
「お前の度重なる失敗には私の我慢も限界だ。さらにお前は私を裏切り組織を乗っ取ろうとした事も判明した。この恩知らずめ!」
それまでクールに話していた首領が一瞬憎々しげにはき捨てるように言った。
「それは何かの誤解です。首領、私はサイバーに忠誠を誓っています。第一私がいなくなれば誰が改造手術を行うのです」
ヘビサソリ女は弁解するが首領は何も言わない。しばらくして首領は言い放つ。
「その心配なら無用だ。改造人間製造マニュアルがたった今完成した。これがあればそこそこの技術を持つものであれば誰でも改造手術ができる。もうサイバーにお前の居場所はない」
「そういうことです。もうあなたはサイバーにはいらない。わかりましたか」013号が追い討ちをかける。
ファイターF、013号、そして首領にまで怜は存在意義を否定された瞬間であった…。
621319:04/10/01 01:23:17 ID:6X+lfXTH
「そういうわけであなたには死んでもらいます」そう言うと013号は特製の拳銃を取り出しヘビサソリ女に発砲する。
パンパン!かわいた銃声とともにヘビサソリ女の変身装置が破壊された。そしてヘビサソリ女は石川怜の姿に戻った。
彼女の端正な顔は傷と屈辱による怒りと憎しみで醜く歪んでいた。
「ヘビサソリ女のままだとこっちが殺される可能性が大きいからな」013号はうそぶく。
「おのれ!謀ったわね013号!」怜は013号につかみかかろうとするが、傷のせいで思うように動けない。逆に013号に蹴り飛ばされて地面に転がされる。
「ギャア!」地面に転がった怜の頭を013号は靴で踏みつける。「ふん、この失敗作が」
013号はそう言い放つとリモコンを取り出しスイッチを押した。怜の体内に埋め込まれた自爆装置が作動する。
「火薬の量は調節しておいたからお前の体は木端微塵に吹き飛ぶことはない。まあ火達磨になって苦しむ程度だ。感謝しろ」
その言葉が終わらないうちに彼女の体から火柱が上がる。「うわあああああ。熱い、苦しい!うわあああああ!」
火達磨になった怜は内臓を破裂させられ、悶え苦しみながら地面をのた打ち回る。
「なぜエリートの私が虫けらみたいな奴らにこんな目にあわされるの…」のた打ち回りながらも彼女は高慢さだけはそのまま残っていた。
「ファイターF、013号、そして首領。お前たちを永遠に呪い続けてやるわ!!」
彼女は呪いの言葉をはくとその場に倒れた。最後まで冷酷さと邪悪さ、そして高慢さを持ち続けた裸の女王様だった…。
622319:04/10/01 01:33:05 ID:6X+lfXTH
「やれやれ、裸の女王様には最後まで手を焼かされました…」そう言うと013号はFに顔を向けた。
「お前もサイバーの一員なんだな」Fがつぶやく。
「ええ。ですがあなたの仇敵であったヘビサソリ女を倒しました。そういう点では私とあなたは共闘関係にある戦友です」
013号は言う。いぶかしがるFに013号はさらに言葉を続ける。
「実はさっきあなたのお仲間、天野千鶴さんでしたか。彼女を助けたのも私だったんですよ」なんと千鶴を助けた針を撃ったのは013号だったのだ。
「なぜ千鶴ちゃんを助けた」そう問い掛けるFに013号は言う。
「いえ、もうヘビサソリ女が邪魔だったんで始末しようと思ったんですよ。だからヘビサソリ女を狙ったんですが、狙いが外れて戦闘員に当たって結果的に千鶴さんを助けてしまったんです」
013号は得意そうに言う。そしてこう締めくくった。
「だから私はあなたにとっては戦友であり、千鶴さんにとっては命の恩人なんです。御礼はあなたの命で結構ですよ」
013号が言い終えると戦闘員たちが突入してきた。戦闘員たちは銃を構える。013号は言う。「やれ」
623319:04/10/01 01:47:18 ID:6X+lfXTH
戦闘員たちの銃がいっせいに火を噴く。しかし、Fはファイターソードで全部防いでいた。
「それじゃ今度はこっちから行くぜ!」そう言うとFはあっという間に戦闘員たちをなぎ倒していった。呆然とする013号にFは言う。
「ヘビサソリ女を倒してくれてありがとうよ。また千鶴ちゃんも助けてくれてありがとうよ。御礼にお前も地獄に送ってやる。なあに、遠慮するなって」
「く、くそ!ここでやられてたまるか!」013号は拳銃を取り出し弾丸を発射した。改造人間も倒す猛毒の入った弾丸だった。
しかし、Fはファイターソードで弾丸を跳ね返す。跳ね返った弾丸は013号に命中した。毒が体に回りだす013号。
「うっ、く、苦しい…」苦悶の表情を見せる013号だったが携帯していた解毒剤を自らに打ち込んだ。何とか一命を取り留める013号。
「どうやら、今日はあなたを倒せないみたいですね。また次の機会にお会いしましょう」
そう言うと013号は背中に携帯ロケットを背負って脱出する。携帯ロケットによって013号の体は空中に飛び上がる。
とその時「バーン!」轟音とともに携帯ロケットが爆発した。地面に叩きつけられる013号。
爆発した携帯ロケットは013号の体にも引火する。「な、なぜ俺の携帯ロケットが!?」
すると通信機から首領の声が流れる。「013号失敗したな。失敗したものは我がサイバーにはいらない」
携帯ロケットに首領が自爆装置を仕込んでおいたらしい。「熱い。助けてくれ!!」助けを求めのた打ち回る013号。
「俺も捨て駒だったのか…」そう言うと火達磨になった013号は倒れた。それを呆然と見つめるF。
「ファイターF、今日は見逃してやる。だが次にあった時がお前の最期だ。わははは」
首領の無気味な言葉を最後に通信機は爆発した。
624319:04/10/01 02:03:39 ID:opUdRwoL
「五郎大丈夫か!?」工場におやっさんと千鶴が駆け寄ってくる。千鶴は逃げる途中におやっさんと会いともに現場に引き返したのだ。
「それにしても何が燃えているんだ?」怪訝そうに言うおやっさん。千鶴も不安げに見つめる。
「悪魔に魂を売り渡したクズどもが燃えているんですよ。奴らにぴったりの最期だ」
五郎は薄笑いを浮かべながら怜と013号の死体を踏みつけつばを吐いた。
013号は真っ黒焦げになり、怜はまだ人間の顔かたちは残っていたがその姿は黒く焼け焦げ醜く歪んでいた。死ぬ間際まで苦痛と屈辱に苦しんだのだろう。
「とにかくその怪我を早く治療しないと」千鶴が言う。
「よし、五郎。早く乗れ」おやっさんはジムニーに五郎と千鶴を乗せ運転し工場を離れた。

空は何事もなかったかのように青く晴れ渡っていた。まぶしい太陽と青空を見つめる五郎。
(これで俺が倒した人たちも成仏できるだろう…)五郎は心の中でつぶやく。
(アイビーサイバー、あっちゃん。君たちの仇は取ったよ。安らかに眠ってくれ…)
サイバーとの戦いは終わったわけではない。しかし、今の五郎は心地よい思いに浸っていた。
青空では母親とあっちゃんが幸せそうに微笑んでいた。そして五郎も二人に微笑んだ…。

(完)
625319:04/10/01 02:27:14 ID:opUdRwoL
以上をもちまして私のSSは完成しました。
正直このSSは私の妄想を文字にしたものなのでこのスレとは相容れなかったと思います。
またSSを書いている最中に私に対する要望もありましたが、その要望をかなえることができず申し訳ありませんでした。
さてここで悪女改造について少し述べてみたいと思います。
どんな女の子を改造するかといえば色々意見はわかれると思いますが、私はやはり悪女改造に萌えますね。
理由はいたって明白で悪女を改造することには一切良心の呵責を感じないからです。善良な人を改造となると心が痛むのでその痛みから逃れたいだけなのです。そういう点からすると私は「現実」から逃げているだけの甘っちょろい奴ですね。
私は>>346さんと同様、倫理感と萌えを両立したいのです。そのための手段が悪女改造だったのです。
まあチャンスがあればまた悪女改造話を書かせてもらいたいと思います。その時はまたよろしくお願いします。
最後になりましたが、元となるSSそれも私のわがままを全面的に聞き入れたSSを書いてくださり私にバトンを託してくださった>>325さん、そして色々フォローしてくださった>>508さん、本当にありがとうございました。
そしてここのスレの皆さん。改造シーンは萌えない、やたら登場人物がしゃべりすぎる、そしてだらだらとまとまりのない話と私のSSは最悪でしたが、最後まで書かせてくださり本当にありがとうございました。m(__)m


626名無しより愛をこめて:04/10/02 00:26:52 ID:lgtU3XmC
はじめまして。
多くの方がSSを書かれてますが、どれも傑作と思います。
どこかにバラバラになっているSSをまとめられるといいですね。
売れそうなくらいの完成度ですよ。
(ところでSSってなんですか?)
627名無しより愛をこめて:04/10/02 00:59:40 ID:snaLOLS8
>>626
>ところでSSってなんですか?
「ショートストーリー」の略ですよ。
おっしゃる通り、まとめサイトができてそこにSSを保存してゆければいいんですが、
サイト管理人の負担が大きくなることがわかっているので(特にこのような内容の
サイトは、亡き「ネオショッカーと女性怪人の秘密基地」などを見てもわかる通り
色々と気苦労が大きいようです)、なかなか誰も立候補しないみたいなんですね。
でもこのままだと、1000までレスが進むとDAT落ちしてしまいます。
どこかに救世主はいないものかいな。
628名無しより愛をこめて:04/10/03 14:25:41 ID:enWLKV1M
まとめサイト作ってみますた。まだ途中だけど。
http://remodeledwoman.myfws.com/

あと、タイトルとかあったら教えて>作者さんたち

とりあえず、この盛り上がりが消えるのは勿体無いので作ってみたけど
漏れじゃ綺麗なサイト作る技術もないし、めんどいので誰か引き継いでくれや。


629名無しより愛をこめて:04/10/03 16:23:58 ID:XbRAyOsB
age
630名無しより愛をこめて:04/10/04 17:58:12 ID:ctzcFZCm
age
631名無しより愛をこめて:04/10/04 18:22:09 ID:RuTecmi0
乙です!
中身がイノチなのでレイアウトは別段凝らなくともいいんじゃないでしょうか?
632名無しより愛をこめて:04/10/04 19:14:50 ID:8HN5AbJQ
サイボーグヒロインもののアダルト作品は無いかな?
633BeeFreak(旧508):04/10/04 20:13:59 ID:JWFuaPwl
508あらため、BeeFreakです。

>>628さん
率先してのサイト立て、禿しくGJです!!
ただ漏れのSSはスレ違い過ぎてか、まとめサイトには入れてもらえそうにないので
(そりゃそうだよねー。あんだけエロエロじゃあorz)
自分で自分の分のSS置き場を作ってしまいました。
http://artofspirit.hp.infoseek.co.jp/

これで628氏や他の方々に迷惑はかかることは、無いと思います。
もちろん、このスレ及び628氏のまとめサイトへのリンクははってあります。
もしよろしければ、相互リンクをお願いいたします。
本当に、もしも可能ならばで結構ですm(__)m。
634名無しより愛をこめて:04/10/04 23:52:40 ID:mCapJEYt
>>633
早速拝見しました。
ちょっと気になり言わせていただきたいのですが、
サイトのみでSSを更新というのは避けて欲しいです。
まず、こちらに出してからサイトへ入れるようにして欲しいです。
図々しいかもしれませんが、ヨロシクお願いします。
635名無しより愛をこめて:04/10/05 04:48:16 ID:Bp2tdD4t
>>633
ディテールと引き出しの広さに関心&ハァハァしたクチなので
大変うれしいです。画像も載っていて非常に・・・


全然関係ないけど、キングカッパーの屋敷で河童型サイボーグに
改造された(らしい)お姉ちゃんは既出でしたか?
彼女はどんな感じで手術されて、その後はどうなったんでしょうね
(女子高生というより女子中学生ぐらいだった気がしますが・・・)
636名無しより愛をこめて:04/10/05 06:29:33 ID:GeJBYY5m
>>632
ここに色々あるから探してくれや。
ttp://www.giga-freeks.net/top.htm

>>635
嘘つきヤッちゃんの友達とお姉さん(中学生?)がキングカッパーの頭のプールに
吸い込まれて、へそを取られて河童のサイボーグにされてしまう話だね。
特に改造シーンというのはなくて、渦に吸い込まれたらいつの間にか河童人間に
されていた、という感じだった。改造後も変なメイクのみ。
お姉さんがニセモノのへそをはがして河童人間の正体を現すところが萌えかも?
なお、蛭田充氏によるコミカライズ版ではどうやら半魚人にされてしまうらしい。
637319:04/10/06 00:45:24 ID:IL2sH1dm
>>628さん
HP拝見いたしました。正直私の作品が掲載していただけるとは思ってもみなかったことなので恐縮しております。
ただ母親改造の話はプロトタイプとはいえ失敗作なので本音を言うと抹消したいです。あれは自分としては消去したい話です。
ところで>>325さんのファイターFですが、ご存知の通り私はその後日談のSSを書いています。
>>628さんは>>325さんと私のSSは一緒に繋げるおつもりなのでしょうか?私としては>>325さんさえよろしければ>>505>>519を連続して繋げていただきたいです。
638319:04/10/06 00:57:54 ID:IL2sH1dm
それにしても自分のSSを今読み返してみると不完全な作品だったなとつくづく思います。
まず石川怜の傲慢さの表現がありきたりなものであったこと。これは痛かったと思います。
また怜の最期にもあまり惨めさを感じませんでした。怜にはもっと惨めな末路をと考えていたのになんとも情けない話です。
怜をもっと憎々しく表現しそして残酷と思えるほどの惨めな末路をたどらせる。結構難しい課題でした。

ところで怜の改造のモチーフとなった生物候補は二つありました。今日はこの由来もついでに述べておきます(笑)。
まず馬と鹿の合成生物。これは二つの文字をつなげるとわかりますね。そう「馬鹿」です。
013号は怜を文字通り馬鹿にしていたと表現したかったんです。
そしてもう一つのヘビサソリ。これは感じで表現すると「蛇蠍」となります。
「蛇蠍のように嫌われる」とよく言われますが、ヘビサソリという言葉で怜が改造スタッフ班の嫌われ者だったということを表したかったんです。
ライダーマンの結城丈二はデストロン時代、スタッフからの信望も厚く将来の幹部候補といわれていましたが、怜は下からの人望という点ではまったくダメですね。
だから怜には幹部候補への道はまずないに等しい状態でした。せいぜい上からの引き立てを待つしかないという嫌な奴という設定を私は考えていました。
まあこういうことは私がわざわざ説明しなくても賢明なここのスレの読者の方々ならすぐにおわかりのことと思います。
本当蛇足な説明ですみません。m(__)m
639BeeFreak:04/10/06 02:30:17 ID:despg40R
508あらためBeeFreakです。
>>634さん、>>635さん、さっそくありがとうございました。
ご安心下さい。まとめサイトをこのスレより優先させるようなことはいたしません。
また他の板で書いたSSを、こっそりまぎれ込ませるようなこともいたしません。
あくまでこのスレ活性化の手段としての、まとめサイトですから。

で、634さんが心配なさったのは、SSの予告が少し掲載されていたからですね?
確かに、幾つか書きたいストーリーはあるのです。ただ時間がなくて…。

>>319さんが石川怜タンの最後を書かれたのを読んで、実はちょっと考えてました。
実は姦智に長けているはずの怜タンが、最後に仲間に裏切られるようなポカをやらかしたの
は、彼女の内なる良心のためだったのでは?と予想していたからです。
けれども、彼女は純粋な悪でしたね。それはそれで見事な(?)散り際だったと思います。
319さんは良心の呵責を感じぬための悪女改造とおっしゃっていましたが、それは319さん
が非常にお優しい方で、世の悪行を人の手によるものとは認めたくないからなんじゃない
かと思います(非難しているわけではありません。強い正義感のたまものだと思います)。
ですが私のようなスレた人間は、どうしても、悪には悪の大義があるんじゃないかと考え
てしまうわけです。
女子高生改造にしても、改造されるにはそれなりの理由があるし、必ずしも改造されてし
まうことが彼女の不幸とは限らないでしょう。
そういう観点から、『自ら改造手術されることを望む女子高生』の話を、いくつか書きた
くなってしまいました。まずは、マッドサイエンティストな父によって蜂女に改造されて
しまう、日下部栞ちゃん(15歳)です。
ちなみに彼女のスペックは身長150cm、体重37kg、B77・W52・H78です。
640BeeFreak:04/10/06 02:30:49 ID:despg40R
電車の扉が一斉に開き、学校帰りの女子校生たちを飲み込んでいった。
わたしは彼女たちから少し離れた場所に立ち、文庫本を読むふりをしながら、彼女たちを
物色する。
いた。あの子がいい。伊達めがねの陰から、わたしはひときわ清楚に輝く17歳くらいの少
女に目をつけた。
さっそく、帽子の中で触角をすこしずつ伸ばして、彼女の匂いを確認する。間違いない、
処女だ。今までの経験から、性経験のない女の子の方が、よく身体が馴染むことがわかっ
ている。わたしは彼女を、新たなターゲットとして選んだ。
触角を細かく震わせ、わたしは彼女が持っているケータイの電波を探る。案の定、メルア
ドはすぐにつきとめられた。あとは間違いメールを装って彼女に接近すればいい。
男に対するガードがどんなに固い相手でも、同じ女子校生の接近には甘くなりがちだ。ま
して15歳にしても小柄なわたしは、誰がどう見たって彼女より年下。油断させ、うまく言
いくるめて二人っきりになることができさえすれば、そこで彼女を手に入れられる。わた
しの可愛い働き蜂に生まれ変わってもらうことができる。
そう、わたしは既に人間ではない。人間を超えた存在、昆虫の能力を与えられたニンフェ
ロイド。3か月前、愛する父の手によって生まれ変わった、蜂女なのだ。


3か月前のあの日、わたしはいつもと変わらぬ、憂鬱な黄昏時を迎えていた。どこまでも
続く田舎道を歩き疲れて帰宅すると、崩れかけた土塀の穴をくぐって入り込んだのか、近
所の悪ガキたちがうちの土蔵の壁を崩して遊んでいた。
「こら!やめなさい!」わたしはカバンを振り回しながら彼らを追い払おうとした。少年
たちはワーッと叫んで散り散りになっては、遠くからわたしに向かって石を投げ始めた。
「死ね! 死んじゃえ!」
「痛ッ!」手首と右膝に石が当たった。わたしが思わずうずくまると、少年たちははやし
立てながら土塀の穴をくぐって外に逃げていった。
「待ちなさい!」わたしは彼らの後を追って穴をくぐった。土塀の角を曲がったところで
わたしは、畑仕事の帰りらしい旧在のおじさんに、ばったり出会ってしまった。わたしは
思わずセーラー服の土を払い、居住まいを正し、申し訳なさそうに首をすくめた。
「…いい年こいたおなごが、また子供いじめか、ええ?」
641BeeFreak:04/10/06 02:31:41 ID:despg40R
「御免なさい!御免なさい!」わたしはいつものように、ただひたすら頭を下げた。それ
が、この地で生きてゆくために覚えた知恵だ。
「父親が穀潰しなら、娘もろくでなしだ。この村に、居場所があるだけでも有難く思わん
といかんぞ。」
わたしはただひたすら、おじさんの雑言に耐えた。自分のことよりも、父を侮辱されたこ
とがたまらなく悔しかったが、ここで反論してはいけない。
おじさんはひとしきり、わたしに嫌みを言ってから去っていった。
無理もない。この10年ほどの間に、うちの一家のせいでこの村はずいぶん様変わりしてし
まった。このあたり一面の田畑や山林は、かつては村一番の地主だったわたしの祖父の持
ち物だった。だが祖父と祖母が亡くなり、東京からこの地に逃げてきた父が跡を継ぐと、
生活のために土地をどんどん手放さねばならなくなった。足元につけ込んだ業者に買い叩
かれた土地は、やがて造成地となり、都会からの住人たちの住処となった。急激な人口の
増加は、村に活力を与えるよりも様々なトラブルの火種となり、今や古くからの住民と、
流入者たちの対立は目に余るものになっている。
その元凶として、父とわたしが双方から憎まれるのは当然のことだった。商店に並んでい
る時、いつもわたしがいちばん後回しにされるのも、学校でわたしの自転車が3回も盗ま
れ、クラスメートがみな犯人を知ってて隠しているのも、どれも仕方のないことだった。
誰を恨んでみても仕方がない。誰にもどうしようもないことなのだ。
秋の夕暮れは早い。美しい月が、既に宅地化され尽くしたかつての祖父の土地の上に、高
く昇る。
月は、きっと1年後も10年後も、同じ変わらぬ美しさで下界を照らすのだろう。だがわた
しの家は、既に母屋の一部と、父の研究室を兼ねた土蔵だけになってしまったわが家は、
1年後にはどうなっているかわからない。もはや、母屋を売るしかないところまで来てい
るのだ。今は高校に通っているわたしだが、これも、いつまで通えるかわかったものでは
ない。
わたしは立ち尽くしたまま月の出を眺め、それから膝をかかえてうずくまり、そして泣い
た。
642BeeFreak:04/10/06 02:32:40 ID:despg40R
「パパ。ごはんよ。」《日下部研究所》と書かれた土蔵の扉をわたしは叩いた。ごはんと
言っても、小さな鱈の切り身に、野菜の煮つけだけ。最近やつれがひどくなった父には、
できるだけ精力をつけてもらいたいのだが、今のうちの家計ではこれが限界だ。
扉をそっと開き、研究室の中に足を踏み入れたわたしは、床に倒れている父を見つけて驚
いた。
「パパっ!?」
トレーを放り出し、わたしはあわてて父に駆け寄り、抱き起こした。「…ああ、栞か…」
父は力なくつぶやいた。わたしは安堵した。ひょっとして父が死んだのかと思ったからだ。
「無理しないでって、いつも言ってるじゃない! パパにもしものことがあったら、わた
し…わたし…!」
「…大丈夫だ。何ともない。」わたしは父を抱きかかえ、近くの椅子に座らせた。
「すまん、栞。私がふがいないばかりに、お前にはいつも苦労ばかりかけている…」
「やだ…そんなこと、言いっこなしじゃない。この世で、たった二人っきりの親子なんだ
から…」
泣き顔のわたしのまぶたを、父の指がそっとぬぐう。
「こうやって見ると、本当に母さんそっくりになったな。」
父が愛おしそうな目でわたしを見つめる。その表情を見ていると、わたしは涙が止まらな
くなる。
わたしの母は、わたしが5歳の時に亡くなった。だからわたしには、母の記憶はほとんど
ない。記憶に残っているのは、とてもきれいな人だったこと、そしていつも寂しそうにし
ていたことだけだ。いや、本当はもうひとつ記憶があるのだが、それが現実だったのか、
それとも幼いわたしの夢だったのか、未だによくわからない。
「パパ。無理しないで。いつまでも元気で、わたしのパパでいて…」
父は悲しそうに目を伏せ、しばらく考え込んでいた。「…パパ?」
そのまま5分もたっただろうか、父はやがて決心したようにわたしの肩に手を置き、わた
しの目をまっすぐに見つめ、こう言った。
「栞。パパはもう、永くはない…」
643BeeFreak:04/10/06 02:33:41 ID:despg40R
「何言ってるの、パパ。パパはいつまでもわたしと一緒よ。わたしを置いて行かないで!」
「いいんだ、栞。私の身体のことは私が一番よくわかっている。私は生涯を、自分の研究
だけに費やしてきた。お前や、お前の母さんや、そのほか色んなものを犠牲にしてな。」
「パパ、栞は犠牲だなんて思ってない。わたしはパパのことを、心から尊敬しているわ。」
「ありがとう、栞。わたしは駄目な父親だったが、お前のことは母さん同様、心から愛し
ているよ。」父はわたしを、遠いものを見るような目で眺めた。それから、ふいに真顔に
なって、わたしにこう切り出した。
「栞、頼みがある。一生の頼みだ。」
父のそんな厳しい顔を見るのは、初めてだった。わたしは奇妙な胸騒ぎを感じた。
「なに、パパ? わたしにできることなら、なんだってするわ…」
「栞、私の生涯をかけた研究は、もうほとんど完成している。あとは人体を使った実験だ
けなのだ。お願いだ、栞。私のために、人間の身体を捨ててくれ。」


「…やだ、いったい何を言ってるの、パパ?」わたしには、父の言葉の意味がわからなか
った。
父は真面目な顔でわたしの目をじっと見つめ、こう続けた。
「栞、お前に、私の生涯を賭けた研究の結晶である、ニンフェロイドになってもらいたい
んだ。」
「…ニンフェ…ロイド?」
「お前は知ってるだろう? パパは生涯、昆虫の身体能力の研究を続けてきた。昆虫は人間
よりも、ずっと頑丈で、優れた身体を持った生き物だ。もちろん、昆虫は免疫機能を持た
ないし、外骨格と気門呼吸であるがゆえにあまり大きくなれないという欠点もある。だが
人間と昆虫の優れた部分を組み合わせれば、この世で最も優れた生き物、あらゆる生命の
頂点に立つ生き物が誕生するのだ。それが、ニンフェロイドなのだ。」
644BeeFreak:04/10/06 02:37:14 ID:MPhhCyZn
わたしは混乱した。ニンフェロイド? 人間を超えた生き物? わたしが、その生き物にな
るの?
「やだ…パパ。わたしに…虫になれって言うの? あんな…気持ち悪い姿に?」
わたしは力なく笑いながら、首を横に振った。ふいに眼から涙があふれてきた。
「いいや、栞。そうじゃない。ニンフェロイドは、この世で最も美しい生き物だ。それに、
服を着てさえいれば普通の人間と変わりはない。ちょうどお前の母さんのように…」
「…ママが? どういうこと、パパ? ひょっとして…ママも…?」
父はうなずいた。
「そうだ。お前の母さんは15年前、私がニンフェロイドの第1号として改造したんだよ。」

そして、父はすべてをわたしに話してくれた。
わたしの母・映子は、かつて父の研究室の学生だった。生化学の若き天才と呼ばれた父・
日下部昇と、学園のマドンナであった母はやがて恋におち、結ばれた。わたしが生まれた
後も、母は育児をしながら、父の研究を手伝い続けた。
父はその頃から、昆虫の能力を人間に与え、新人類を生み出すための研究を進めていた。
そしてその成果を世に問うために、父は母に対し被験体となってくれるよう懇願した。
母は、初めはかたくなに抵抗した。人間でなくなることが恐かったせいもあるが、何より
もわたしがまだ小さかったからだ。だが父のたび重なる懇願に負けて、母は父の実験のモ
ルモットとなることを了承した。それから一週間の後、父の研究室で改造手術を終えた母
が目覚めた。ミツバチの能力を持った昆虫人間、ニンフェロイドの第1号が誕生したのだ。
父は自信を持って、研究成果とともに母の身体を学会に発表した。だが非人道的な人体実
験を強行したということで、学会は非難の嵐で騒然となり、父は学会を永久に追放された。
父は母を連れ、逃げるようにして祖父のこの土地に移り住んだ。父は研究しか能のない人
間だった。最初は母が働こうとしたが、人間ではなくなった身体を、こんな田舎で他の人
間に見られるのは極めて危険なことだった。そして設備の整った大学の研究室を失ったこ
とにより、改造されたばかりの母の身体には、目に見えて不調があらわれてきた。
645BeeFreak:04/10/06 02:38:39 ID:MPhhCyZn
収入の道を絶たれ、医者にかかることもできず、母の身体は衰弱の一途をたどった。昆虫
は免疫機能を持たないが、昆虫人間となった母の身体もまた、免疫が不全になりかけてい
たのだ。
そして母は、わたしが5歳の時に世を去った。
「…私の研究が不完全だったために、お前の母さんを死なせてしまった。もう二度と、間
違いは繰り返さぬ。その後10年かけて、私は今度こそ完全なニンフェロイドを造る方法を
見つけ出した。あと必要なのは、被験体だけなのだ。」
そして父は、わたしを固く抱きしめた。
「…すまん、栞。さっき言ったことはすべて忘れてくれ。やはり私の研究は、私と一緒に
永遠に葬られるべき運命なんだろう。お前を、お前の母さんのように不幸にすることはで
きん。お前の母さんは、改造された自分の身体を恥じておった。」
ああそうか。わたしは思い当たった。母は決して、わたしに自分の身体を見せようとはし
なかった。風呂にも一緒に入ってくれなかった。何故だろうと思っていたが、母はきっと、
わたしに自分の身体を見せたくなかったのだ。でも?…でも? わたしは母についてのある
不思議な記憶を、今はっきりと思い出していた。
「パパ。ママは決して、自分の身体を呪わしく思ってはいなかったわ。…わたしは、見た
のよ。」
それは、私が3つか4つくらいのことだった。夜、目がさめたわたしは、寝床に母がいな
いのを不思議に思い、庭に出た。母を探してあちこちさまよったあげく、わたしはとても
不思議な光景を目にした。
月光に照らされた林の中の空き地に、母がいた。母は身に何もつけていなかったが、その
身体は人間のものではなかった。月光の中でその肢体は美しいブルーに照り映え、胸は蜂
のような不思議な模様で覆われていた。そして背中には、薄くしなやかな4枚の羽根が生
えていた。
母の身体は宙に浮いていた。楽しげに鼻歌を歌いながら、自らの身体を愛おしそうに愛撫
しながら、母は空中を自在に舞っていた。わたしは恐ろしさよりも、不思議な感動に胸が
いっぱいになって、その美しい光景をうっとりといつまでも眺めていた。
646BeeFreak:04/10/06 02:39:34 ID:MPhhCyZn
「…子供の頃の夢かと思っていたけど、あれはやっぱり、本当だったのね。あの時のママ
は、とても綺麗だったわ。ママは、自分の身体を、パパにもらった身体を、とてもとても
愛していたのよ。」
私の目からは涙があふれ、止まらなくなった。わたしを抱きしめる父の腕の力が、さらに
強くなった。
「…映子! ああ、映子!」
わたしは、父に向かってはっきりと言った。
「パパ。わたし、ママと同じ身体になりたい。お願い。わたしを改造して。」


翌日、わたしは高校に退学届を提出した。担任は「学費のせいなのか? お前の成績なら十
分奨学金だけで通えるぞ。今学校をやめてどうするつもりだ?」としきりに引き止めたが、
元より友人のひとりもいない学校に、未練などはなかった。

夜、いよいよ父の研究室で、わたしは改造手術を受けることになった。父は、母の形見の
大きな姿見を運んできた。「いよいよ、人間としての身体にお別れするんだ。最後によー
く見ておきなさい。」
姿見の中に、下着をすべて脱ぎ捨て、一糸まとわぬ姿になったわたしがいる。けれども、
自分の身体に対する未練だとか、感慨だとか、そんな感情は涌いてこなかった。ただ、わ
たしは鏡の中に、母の面影を見たような気がした。
「さあ、このカプセルの中に入るんだ。一週間後、このカプセルから出てきた時、お前は
母さんと同じ蜂のニンフェロイドとして、生まれ変わっているはずだ。」
わたしが透明なカプセルの中に入ると、蓋が閉められ、カプセルの中には緑色の液体が注
がれ始めた。生ぬるいその液体は、身体にまとわりつく奇妙な感触を持っていた。
「それじゃあ、始めるよ、栞。液体の中でも呼吸はできるから怖がらないで。」
液体が、わたしの顔まで浸し始めた。鼻から液体が入ってきた直後、少しむせかえったが、
やがて肺まで液体が満ちると呼吸は楽になった。そして…私はそのまま、意識を失ってし
まった。
647BeeFreak:04/10/06 02:40:42 ID:MPhhCyZn
カプセルの蓋が開き、研究室のまぶしい照明が私の目を射た。わたしはこわばった身体を
ほぐすように、少しずつ伸びをしながら、カプセルの中から立ち上がった。
「おお…栞、何と、何と美しいんだ…」
父の感激に満ちた声が聞こえ、わたしは自分の身体をしげしげと眺めた。全身を覆う、濃
いブルーの美しい皮膚。白いブーツと手袋のようになった手足。そして、胸の前に張り出
している双つの乳房は、黄色と黒の同心円模様に染め上げられていた。
「…綺麗。パパ! とても綺麗だわ、この身体!」
父が嬉しそうな顔で、私に駆け寄り抱きしめてくれた。
「ああ、栞…ありがとう! …本当にありがとう!」父の目には涙が光っていた。
わたしも、父の身体を力いっぱい抱きしめた。
「パパ。これで栞も、ママと同じ身体になれたのね。」
父は、わたしの顔を見つめ、母の名をつぶやいた。
「映子…ほんとうに、映子にうり双つだ…」
わたしは、うっとりとした父の頬を両手ではさみ、そして、父の唇に口づけした。
「…栞!? …何を?」
「パパ、わたしが今日から、ママの代わりにパパを愛してあげる。わたしは栞であると同
時に、ママでもあるの。だからお願い、パパも、ママと同じようにわたしを愛して!」
「映子…おお、映子!」
わたしは今、はっきりと母の気持ちを理解していた。人間の身体を捨ててまで、愛する男
のために尽くそうとした母の気持ちを。わたしには母の記憶はほとんどない。けれども今、
わたしは自分が母を十分に理解できたかのような、母と一体になれたかのような、充足感
を感じていた。
648BeeFreak:04/10/06 02:41:40 ID:MPhhCyZn
書類が散乱した研究室の床の上で、わたしは父と激しく抱きしめ合った。わたしは父の衣
服を脱がせ、そして自分の乳房から出る蜜を父に飲ませた。幼子に乳を与える母親のよう
に。
「映子! ああ、映子!」
「パパ…愛しているわ、パパ!」
そしてわたしは、父を受け入れ、女になった。
わたしは身体の奥まで貫かれ、激しい苦痛にあえいだ。父の胸に強く抱きしめられ、魚の
ようにその中を跳ねた。それは天国と地獄が微妙に交錯する、至福のひと時であった。
オウオウと大きくうなった父が、わたしの胎内に愛のエキスを注ぎ入れ、そして果てた。
わたしは父の分身を飲み込んだまま、熱い粘液が身体の中にゆっくりと広がり、染み込ん
でゆくのを感じていた。わたしはこの上ない幸福を感じながら、ただひたすらに泣きじゃ
くっていた。


それから8日後、父が急逝した。肝臓がんだった。
父の葬儀を終えたわたしは、家財を整理し、この村を離れることにした。
天涯孤独の身になったわたしだが、決してひとりではなかった。改造されたわたしの身体
の中には、父が、そして母が、いつまでも一緒にいる。
わたしは小さな荷物をひとつだけ抱えて、東京に出た。何をするべきかはわかっていた。
父の遺志を継ぐことだった。ニンフェロイドが、人間よりも優れた生き物であることを証
明し、人間たちの上に君臨すること。それこそが、わたしの生まれてきた理由なのだ。
学会や世間に対する復讐心などは、これっぽっちもなかった。わたしはただ、ニンフェロ
イドとしての本能に従って行動するだけだ。
649BeeFreak:04/10/06 02:43:18 ID:kBU/66YV
「…ひいッ!!」
空き部屋ばかりのビルの一室。わたしは連れてきた高校生の少女の前で、服を脱ぎ、自分
の正体を明かした。
「…ウフフ。驚いた? そう、わたしは人間じゃないの。そしてあなたも今から、わたした
ちの仲間になるの。」
「やめてッ! 誰か、助けてぇッ!」
必死に逃げようとする少女目がけて、わたしは口から蜜ロウを吐き出した。わたしの身体
の中で作り出した蜜ロウはたちまち、彼女の口を覆い言葉を奪う。「ん…んんん!」
もっと抵抗するようなら、触角を使って相手の脳波をかき乱し、おとなしくさせればよい。
警察に職務質問されたり、しつこい男にからまれたりした時など、この方法はかなり有効
だった。だが今日は、そうするまでもないようだ。
「さあ…おっぱいを出して。あなたを、わたしと同じ身体に変えてあげる。」
あらわになった彼女の乳首めがけて、わたしは自分の乳首の針を突き刺した。
「ん!! んんんっ!んんっ!」
わたしはゆっくりと、彼女の乳房の中に、同化液を注ぎ入れた。このまま半時間もすれば、
彼女は蜂女に生まれ変わる。ただし、わたしの命令には逆らえない、ただの働き蜂としてだ。
…しばらくの後、すっかり蜂女になった彼女を立たせ、わたしは命令した。
「これであなたも、わたしたちの仲間よ。もっとたくさんの仲間をつくるために、あなた
にも働いてもらうわ。さあ、行ってらっしゃい。」
コクリとうなずき、少女は服を直して蜂女になった身体を隠すと、部屋を出ていった。
わたしは心の中で、父と母に呼びかけた。「もうすぐよ…もうすぐ、パパたちの考えが正
しいことを、人間たちは思い知ることになるわ。それまで、もう少し、あともう少し待っ
ていてね。」
                                  (おわり)
650名無しより愛をこめて:04/10/06 21:20:25 ID:wacwPTKp
>>533
先程「蜂娘祭」のBBSを覗いてみてわかったんですが、どうやら神サイトの主や
周辺の神々は、このスレの存在を知っていて時々覗いておられるようですよ。
交流できればいいですね。
651名無しより愛をこめて:04/10/07 00:57:49 ID:aSYsiFfN
亀レスですまんが
>>287
>>290
今日トリビアの泉でV3の第3話が少しだけ放送されていた。その看護婦ってどんな奴らなの?
ちょっと興味を持ったけど俺の住んでるところ田舎だからレンタルビデオ店にもV3のビデオ置いてないからわからないんだ。
652名無しより愛をこめて:04/10/07 22:00:40 ID:e/3Ag1zL
女子高生改造ものですが、こういうのは反則なんでしょうか?
ttp://www.tights.jp/comic/galsoldier/
653名無しより愛をこめて:04/10/08 02:30:42 ID:U5cs365e
>>508さん
あなたが>>639でかかれたレスを拝見いたしました。
申し訳ありませんが正直に言うとあなたは私を買いかぶっておられるというか過大評価されていると思います。
私は優しい人間ではないし、正義感もそんなに持ち合わせてはおりません。
ただ善良な人間には幸福が来ることを望み、逆に人を人とも思わぬ極悪人には惨めな末路をとげさせたいと考えているだけです。
人間には色々あります。この世の悪行も人間の手によるものだということも自分ではわかっているつもりです。その現実を認めないということは単なる現実逃避に過ぎません。
ただその現実を踏まえた上で私が求めているのは、そういった悪事を平気で行う者たちに報いが来ることです。つまり因果応報、勧善懲悪を私は求めているのです。
悪女改造の話も良心と萌えの両立を求めると同時に、彼女たちに自分の悪事の報いを受けさせるという狙いもあったのです。
でも正義というものは絶対的であるように見えて実はそうではないんですよね。あなたの最新のSSもそうです。私からするとヒロイン一家をだました業者や悪がきども、地元の人間たちのほうが悪のようにすら思えるのです。
まあ私は単純明快かつ人間の顔をした勧善懲悪を求めていきます。悪女改造もその延長で行っていきます。あなたはご自分の信じる道を歩まれてください。
でも過大評価だなと思う反面、あなたの私に対する評価がちょっと嬉しかったのも事実です。人間とは複雑ですね。これからもよろしくお願いします。

654名無しより愛をこめて:04/10/08 19:58:42 ID:vH813ZKH
>>652
あんまり萌えないけど、なんだかのほほんとしててコレはコレで面白い
655名無しより愛をこめて:04/10/08 23:38:29 ID:FWBco6BP
亀レスですみませんが
>>325さん
あなたのSSを読ませてもらいましたが、ちょっと疑問に思うことがあります。
それは>>504>>505の間でなにがおきたかということです。さっきまで部下だった戦闘員になぜ009号が拘束されたのか?その辺の描写が欲しかったです。
でも>>504は肉体的にも精神的にも美しいシーンだと思います。>>325さんの美的センスのよさが光る名場面だったと思います。
そして>>505の009号がおびえるシーンではハアハアしてしまいました。この後>>319さんのSSに移行しますが、009号のおびえはもっと見たかったですね。
番外編ということで>>504>>505のつなぎのシーンを見てみたいものです。
色々勝手を言ってすみません。
656名無しより愛をこめて:04/10/08 23:43:19 ID:FWBco6BP
後あれですね。>>319さんのSSに出てた科学者013号ってちょっとおちゃらけてるような…。
なんか読んでてちょっとふきだしてしまいました(^^;。
657名無しより愛をこめて:04/10/09 11:09:18 ID:/gKQZSv+
BeeFreakさん、まとめサイト拝見しましたよー。
素敵な蜂女作品がいっぱいですね。
ご本家(?)蜂娘祭に投稿されてはいかがですか?
658本家などない:04/10/09 19:14:50 ID:V2hC1kDt
ごぎげんようw
こっちは、たまたまノリとイキヲイでやっちゃっただけです
狭い業界?なのでご縁とお気持ちがあればいずれ行き会うこともあるでしょう
こちら独自の、ノリと板の雰囲気(何故か変換できちゃったw)が
あるじゃないですか、それにBeeFreak氏も独自で書きたい物がおありなのでは?
659BeeFreak:04/10/10 01:42:43 ID:usABJeUa
>>658さん
蜂娘祭関係の方ですか? サイトのSS、楽しく読ませていただいております。
いずれ行き交うこともあろうかと思いますので、よろしくお願いいたします。

>>657さん
…というようなわけで、蜂娘祭の皆さんにはフラれてしまいましたw
まあ、漏れもただ単に、自分が書いたSSの手直しをしたいためにまとめサイトを作っただ
けのことで、あまり手広く宣伝しようって気はないんですよ。
漏れの活躍の舞台は、いまはこのスレだけ。それでいいと思います。

>>653
319さん。レスありがとうございます。
それでもやはり漏れには、あなたはこの世に正義が降臨されることを夢見ている、立派な方
だという気がします。
考えてみたんですが、やっぱり漏れのSSには、正義のヒーローが活躍する余地は少ないん
ですよね。無理に書くと『サッカー』サブのような、トンデモヒーローになってしまいます。

今夜もまた、思いつきで書いたSSをUPいたします。前回は純文学志向でしたが、今回は
ジュヴナイル志向wです。やはりこの話にも、正義のヒーローの出る幕はありません。
今回、幻影国家ハルシネアによって蜂女に改造されるのは、高校3年の芹沢美咲ちゃん18歳
です。そしてもう一人の女の子も…。
660BeeFreak:04/10/10 01:43:44 ID:usABJeUa
「本当だってば!! 信じてくれよお!」少年は父親に必死に食い下がった。
「いつまでも馬鹿を言うんじゃない! 化け物を見た、化け物を見たなどと、そんな子供み
たいなことばかり言ってだな! TVばかり見てないで、勉強をしろ勉強を!」
「あなた…何ですの? 騒々しい…」食器を片づけながら母親が尋ねた。
「いや、勇治のやつが森で化け物を見たなどと、いいかげんな嘘をついて困っとるんだ。」
「本当なんだよ、母ちゃん! でっかいクモの化け物なんだ!」少年は涙目である。
部屋から現れた少年の姉が、やさしく少年の肩に手を置いた。」
「勇ちゃん? お姉ちゃんは嘘をつく子は嫌いだな。どうしてそんなことを言うの?」
「本当なんだよお姉ちゃん。信じてくれよぉ…ヒック…」
姉は両親に目くばせして、少年の肩を抱いて子供部屋に連れていった。
少年の名は芹沢勇治。小学5年生。優等生にはほど遠く、年相応、というよりいい年こい
てといった方がよい、悪ガキグループの一員だ。だが少年の隠された素直さ、正義感を、
小さい頃から姉はよく知っている。
姉の名は芹沢美咲。18歳。進学を間近に控えた優等生で、近所でも評判の気立ての良い美
少女だ。さすがの勇治も、誰にでもわけへだてなく接するこの姉にだけは、頭が上がらな
い。
ベッドに並んで腰かけたまま、姉は時おり少年の頭をなでながら、今日少年が見てきた一
部始終を聞いた。


勇治の最近のマイブームは、自転車の遠乗りだった。休日になると自転車に乗って、一人
で遠くまで出かける。今日は彼らが住む郊外のニュータウンと、外部を隔てる峠を越えて、
富士山を眺めるつもりだった。
ところが今日に限って、どの道を通っても「通行禁止」の立て札ばかりなのだ。奇妙なこ
とにいつもなら数分に1台はすれ違うはずの車にも、まったく出会わない。
勇治は自転車を路肩に停め、杉林の山道を登りはじめた。せめて徒歩でいいから峠に近づ
こうとしたのだ。だがどうしたことだろう。山の斜面には延々、「高圧線注意」と書かれ
た鉄条網が張りめぐらされている。
661BeeFreak:04/10/10 01:44:42 ID:usABJeUa
普通ならここで引き返すところだ。だが勇治は、コンクリートの水路が鉄条網の下をくぐ
り抜けている場所を見つけた。ここのところの晴天続きで、水路は枯れている。大人には
とうてい通れないような幅だが、勇治は子供だ。幅30センチほどの水路にもぐり込み、勇
治はそのまま水路を伝って鉄条網の向こう側に出た。
そのまま斜面に沿って山を登り、峠の端にさしかかった時、勇治は峠を越える県道に沿っ
て何台もの車と、中型トラックが停まっているのを目にした。
「…何だろう?」
勇治は見つかって怒られるのを恐れて、注意しながら車の群れに近づいていった。
そこには、何人もの黒覆面の男たちが、忙しそうに立ち回っていた。彼らは、車の中で眠
ったようにぐったりとなっている人々の頭に奇妙な機械をかぶせては、色々と操作してい
た。男たちの指揮を取っている人物がいることに、勇治は気付いた。近づいてその顔を盗
み見て、勇治はギョッとした。その顔は人間のものではなく、毛むくじゃらの触角と黒い
6つの目を持った、巨大な蜘蛛そのものだったからだ。
勇治は彼らに気付かれないよう、一目散に走って逃げた。


…勇治の話を聞きおわった美咲は、優しく諭すように言った。
「…勇ちゃん? あなたが何を見たにせよ、軽々しく口にするものじゃないわ。そのクモみ
たいな怪物がどんなことをしていたのか、あなたの話だけじゃ、よくわからないじゃない。
もしもそれが何かのカーニバルのようなイベントで、それがあなたのせいで、変な騒ぎに
なったらどうするつもりなの? だから勇ちゃん、怪物のことなど忘れて、今夜はお休みな
さい。」
勇治はコクンとうなづいて、涙をふいた。少年の髪をやさしくなでながら、美咲は心の中
に奇妙な不安が頭をもたげるのを感じていた。
662BeeFreak:04/10/10 01:45:42 ID:usABJeUa
「ウッソでーい。クモの化け物なんているわけねーじゃん! またユージお得意のホラです
かぁ!」
クラスメートのモッケンこと盛田賢一が、あきれたように叫んだ。
「そうそう、こないだだって、30センチの大ケムシが出たって騒いだけど、木からぶら下
がったただの電動クリーナーだったよね。」
緊張するとオナラをする癖があるのでボンベと呼ばれている、太っちょの高市忍がそう言
ってクスクスと笑った。
「ウソじゃねーよ! だ・か・ら! これからそれを確かめに行きたいんだよ!」
勇治が顔を真っ赤にして抗弁する。小学校の校庭の隅で箒を持ったまま、いつものように
無駄話に夢中になっているのは、5年3組名物の悪ガキ3人衆である。
「おれたちに、いっしょに来いってわけか。もちろん、タダじゃないよな。」
「ああ。デュエルファンタジーの激レアカード、1枚ずつでどうだ。」
「そこ! 男子! 掃除サボらない!」
クラス委員長の向月茜が、3人を見つけて駆け寄った。長い黒髪をお下げにした美少女だ。
5年生にしては発育がいい。スポーツブラの紐が体操服の下に透けて見える。彼女がそば
を通り過ぎるたびに、勇治は心臓の鼓動が高鳴るのをおぼえた。
「へいへい。さぼってませーん。真面目にやってまーす。」
モッケンがおどけたそぶりで、そばにあった校長のブロンズ像の頭を箒でバシバシと叩い
た。
「もう! やめなさい!」茜がモッケンの箒を奪い取ろうとして、ちょっとしたもみ合いに
なった。
茜の頭が目の前をよぎるたびに、いい匂いが漂ってくる。勇治は彼女の姿を、しばし呆然
となって目で追っていた。
663BeeFreak:04/10/10 01:46:42 ID:usABJeUa
「…本当だ。ユージの言った通りだ。」
モッケンの声は震えていた。
「…もう帰ろうよ。こんなとこ、来ちゃいけなかったんだよ…」
ボンベは小さくなって、ガタガタ震えている。プッ! と思わずオナラの音が漏れたが、ユ
ージもモッケンも、いつものツッコミが出てこない。
草陰に隠れた彼ら3人の前で、蜘蛛男が黒覆面の男たちに、盛んに指示を出していた。車
に乗った人々の頭から奇妙な機械が外されると、人々は憑かれたような虚ろな表情のまま、
次々と車を発車させていった。
車がすっかりいなくなると、黒覆面の男たちはトラックの荷台に乗り込んで、別の作業に
没頭し始めた。県道の真ん中には、蜘蛛男の姿だけが残された。
バキッ! ボンベが力み過ぎて、身体の下にひいていた細い木の枝を折ってしまった。蜘蛛
男が、音のした方を振り向いた。
「ヒイッ!」3人は思わず、固く身をすくめて目を閉じた。
「…出て来いよ。勇治たちなんだろ?」蜘蛛男が、親しげに話しかけた。
「…えっ?」その声に、思わず勇治は頭を上げた。聞き覚えのある声だったからだ。
「俺だよ、俺。南原孝文だよ。」
「…孝文にいちゃん!?」
南原孝文は、勇治の近所に住んでいる高校生で、美咲の同級生だ。サッカー部のエースス
トラーカーとして人気者だが、子供好きの気さくな性格で、よく勇治たちにサッカーを教
えてくれる。
「ああ。俺だよ。何もしないからさ。そんなところに隠れてないで、出てきな。ここには
俺しかいないぜ。」
勇治たちはおそるおそる、蜘蛛男…南原孝文の前に歩み出した。
「にいちゃん…どうして、そんな身体なんだよぉ?」
664BeeFreak:04/10/10 01:47:43 ID:usABJeUa
「ああ、これか。改造されたんだよ。3日前に誘拐されてな。蜘蛛男にされてしまったん
だよ。」
「改造…って、か、改造手術!? い、いったい誰に!?」
「ほとんどの人は気付いてないが、この街は数日前から、幻影国家ハルシネアの制圧下に
あるんだ。やつらはこの街を外部から封鎖し、中の住民を少しずつ、改造手術の実験体に
しているのさ。俺の家族もみんな、戦闘員にされてしまったよ。」
「…そんな…け、警察はい、いったいどうなったの?」ボンベが震えながら尋ねる。
「警察はとっくの昔に、奴らの支配下さ。この街を外部とつなぐ全ての交通、物流、通信
手段は巧みに操作されていて、外の誰も、中で起こっていることを知りはしない。俺の仕
事は、この道を通る外からやって来た車の乗員を洗脳して、街に入って用件を済ませたよ
うに錯覚させ、追い返すことなんだ。」
3人は、膝の震えが止まらなかった。
「…じゃあ、この街はこれから…一体どうなるの?」
「住人は全員、実験体にされるだろう。俺のような姿にされて、世界征服の手伝いをさせ
られるのさ。」
「外に! 外に助けを求めなきゃ!!」勇治が叫んだ。
「無駄だよ。どうやっても、この街の外に出ることはできはしない。お前たち、苦しみた
くないんなら、このまま家に帰って、今日見たことは忘れろ。顔馴染みのよしみだ。今回
は見逃してやる。すべて忘れて、いつも通りの生活を続ければいいんだ。その生活がいつ
まで続くか、俺には保証できないがな…」
勇治たちは大声で泣きながら、火のついたように走って逃げ出した。その姿を、蜘蛛男は
寂しげに笑いながら、いつまでも見送った。
665BeeFreak:04/10/10 01:48:49 ID:mAraoUcE
「このままじゃ大変だ! 何とか外の人に、ここで起こっていることを知らせなきゃ!」
翌日、3人は校庭の隅で話し合った。昨日見たことが夢ではない以上、何もせずにこのま
ま破滅を待つわけにはいかない。
「でも…おれたち子供が何を言ったって、大人は信じてくれないよ。ゆうべもおれ、父ち
ゃんに話したとたんぶん殴られたよ。」モッケンが、はれ上がった頬を痛そうになでさす
る。
「それに、証拠はどうするのさ。証拠が無ければ、どこも取りあってくれないよ。」ボン
ベが力なく言った。
「写真だよ。孝文にいちゃん…クモ男や、あの変な機械の写真を、少しだけだけど昨日、
デジカメで撮っておいたんだ。これを新聞社とか、テレビ局に送れば…」
「ダメだよ。インチキだって言われておしまいだよ。」
「じゃあ他に、どんな手段があるんだよ!?」
「男子! そこで何してんの!?」
「うわっ!!」
向月茜が、3人の上から覗き込んでいた。「ねえ? 何か面白そうな話じゃない?」

3人の話を聞いて、茜はじっと考え込んだ。
「その話が本当なら…」「本当だよ! 誓ってもいい!!」3人の目は真剣そのものだ。
「わかったわかった。その話が本当だとしても、話すのがあなたたちでは、外の大人たち
は誰も信じてくれないわ。ううん。大人が話したって同じでしょうね。」
「じゃあ、どうするんだよ。」
「黙って聞いて! いい? 話を信じなくてもいい。たくさんの人々が外から、この街を目
指して押し寄せるようにすればいいのよ。そうすれば、街の封鎖はいずれ破られる。みん
な助かるわ。」
「…さすが委員長。あったまいいー!」
「で、どうすれば街に人々が押しかけるのさ?」
「それは例えば、UFOだとか、ツチノコだとか、そんなものが現れた!っていう噂を流
せばいいわ。芹沢くん、あなた、クモ男の写真を持ってるのよね? それをうまく使って、
マスコミに噂を信じさせるのよ。」
3人の少年たちは頷いた.。
「あとは…どうやってこの街を脱出するかだ。」
666BeeFreak:04/10/10 01:49:42 ID:mAraoUcE
夜の9時。真っ暗な山道で、黒覆面の男たちがしきりに立ち回っている。藪の蔭から4人
の少年少女たちが、チャンスを今か今かと待っている。
「いい? 陽動作戦でいくわ。盛田くんと高市くんの2人は、あそこに停まっている車のど
れかにこっそり乗り込んで、車を走らせて。あいつらが混乱を始めたらすかさず、私と芹
沢くんの2人が一気に走りぬけるの。いい、芹沢くん? 何があっても後ろを振り返ったり、
立ち止まったりしちゃだめよ。」
茜が、インラインスケートを履きながら最後の指示を出す。
「盛田くん、運転できるって言ってたよね?」
「ああ。父ちゃんの運転をいつも見てるからな。」モッケンの実家は工務店だ。トラック
や重機に至るまで、さまざまな車両の運転を見て覚えたという。「たぶん、どんな車だっ
て大丈夫だぜ。」
「で、ボクらは捕まったらどうなるの…?」ボンベが気弱に尋ねる。
「大丈夫だよ。ここの責任者は、孝文にいちゃんなんだ。きっとまた、見逃してくれるさ。」
インラインスケートを履きながら、勇治が、自らに言い聞かせるように言った。

車の数がわずかになり、黒覆面の男たちが、続々とトラックの荷台に入っていった。
「今よ!」
モッケンとボンベが、残された車両のひとつに近づいた。運転手が一人乗っているだけの、
小型のセダンだ。そっとドアを開け、二人は助手席の方から車に侵入した。運転手を押し
のけ、モッケンがハンドルをにぎった。キーはささったままだ。
「よし。OK!」
エンジンをすばやくかけ、そっと車を動かす。不意のエンジン音に、蜘蛛男と戦闘員たち
が気付いた。じりじりと動きだした車は、戦闘員たちの方を目がけて走り始めた。
「芹沢くん! 今よ!」
勇治の手を握ったまま、茜が道路に飛び出した。後方の騒ぎには目もくれず、ひたすら街
の外側を目指して駆ける。
戦闘員の群れに突っ込んだセダンは、そのまま50メートルほどバックし、再び戦闘員たち
目がけて全速力で走り出した。「ヒャッホォーッツ!!」モッケンは上機嫌だ。
その時、セダンの前に、不意に白い人影が飛び出した。長い髪の、若い女の姿だ。
667BeeFreak:04/10/10 01:50:33 ID:mAraoUcE
「うわあーーっ!!!」
予想もしなかった出来事に、モッケンはうっかり、ハンドルを切り損ねた。セダンは猛ス
ピードで路肩の杉の幹に激突した。
凄まじい音があたりに響き、勇治は思わず振り返った。
「モッケン! ボンベ!」「だめ! 芹沢くん! 振り向いちゃだめ!!」
激突のショックでオイルに引火したのか、セダンがまたたく間に炎上を始めた。
「モッケェーーン!! ボンベェーーッ!!」「だめっ! 振り返っちゃ!」
その時、マイクを通したものだろうか。若い女の声があたりに響いた。
「…勇ちゃん。走っちゃだめ。止まりなさい。」
「…お姉ちゃん!?」勇治はついに、立ち止まってしまった。「ダメよ! 芹沢くん!!」
蜘蛛男が、500メートルほど離れた勇治たちに向かって、何かを吐き出した。キラキラと空
中に輝くそれは、捕獲用のネットだった。
「うわあ…あああ…!」勇治はたちまち網にからめとられ、身動きできなくなった。
「芹沢くん!」立ち止まった茜の上にも、網が広がった。二人は透明な糸に自由を奪われ、
地面に這いずり回ることしかできなくなった。

「うひょお。危ない危ない。もう少しで逃げられるとこだった。」
蜘蛛男が、明るく笑いながら二人に近づいた。その後ろから歩んでくる白いドレスの女性
は、勇治の姉・美咲だ。催眠術にでもかけられているのか、美咲の足取りは夢遊病者のよ
うで、その瞳には意識の輝きがなかった。
668BeeFreak:04/10/10 01:51:41 ID:mAraoUcE
「姉ちゃん! なんでこんなところに!」
「ほお。知らなかったのか。俺とお前の姉ちゃんは、つき合っていたんだぜ。ケータイで
呼び出したら、すぐにここに来てくれたよ。そこで催眠針をこうやって刺してだな、お前
たちを捕まえる手助けをしてもらったというわけさ。」
蜘蛛男はさもおかしそうに身体を折り曲げて、クスクス笑った。
「何がおかしいんだ、にいちゃん! モッケンとボンベは、モッケンとボンベは、し、死ん
じゃんったんだぞ!!」勇治が涙をはらいながら叫んだ。
「ああ、死んだな。この街を逃げ出そうとしたからな。当然の報いだ。」
そう言った蜘蛛男の声には、かつての優しい孝文にいちゃんの面影は、微塵もなかった。
「…どうして、あなたはどうして、私たちの計画を知ってたの?」茜が叫んだ。
「フフフ。お前らをこの前逃がした時、俺の可愛い小蜘蛛を一匹、お前の服につけておい
たのさ。だからお前たちの話は全部、俺につつ抜けさ。ワハハハハ。だが良かったぜ。俺
たちのことを知っていたのがお前ら子供だけで。あの時は俺も、お前らの背後に大人たち
がいるんじゃないかと思ってヒヤヒヤしたからな。」
「…そんな…。俺たちをスパイするために、わざと逃がしたっていうのか?」
「そうでなきゃ逃がすわけがないだろう? 俺はもう、幻影国家ハルシネアの忠実な臣民な
んだからな。ウヒャヒャヒャヒャ」
蜘蛛男はおかしくてたまらないといった感じで、身をよじって笑いころげた。その隣では、
美咲が魂の抜けたようなうっとりした顔で微笑んでいる。
勇治は、糸に縛られたまま大粒の涙をこぼして泣き出した。茜もつられて泣き始めた。
「あーうるさいうるさい! いいか、お前らはハルシネアのことを知り過ぎた。ちょっと公
安局まで来てもらうぞ。お前らがどうなるかは、そこで決めてもらおう。」
669BeeFreak:04/10/10 01:52:42 ID:mAraoUcE
幻影国家ハルシネアの広大な基地は、ニュータウンの総合自然公園の下に密かに造られて
いた。
後手に縛られたまま、戦闘員に連れてこられた勇治と茜の前に、警察の制服、いやナチス
の軍服を思わせる服を着た、片目の男が現れた。
「ようこそ。勇敢な子供たちよ。私は幻影国家ハルシネアの秘密警察局局長、キリサキだ。
君たちのような勇敢な人材を、わがハリシネアは歓迎するよ。」
優しげな口調だったが、その声には得体の知れぬ冷たさがあった。勇治と茜は、思わず背
筋が凍る思いをした。
蜘蛛男が、キリサキ局長に深々と礼をする。
「蜘蛛男くん。わが国家の機密漏洩の危機を未然に防いだ君の功績は、上層部にちゃんと
伝えておくよ。」
キリサキは蜘蛛男のかたわらに立っている、美咲に目をとめた。
「ホウ。これは美しい娘だな。蜘蛛男くん。この女性は君の元・恋人かね?」
「はい局長殿。おっしゃる通りです。」
「よし。君の功績に免じて、この女性もわがハルシネアの臣民として迎えいれることにし
よう。娘よ。今からお前は改造手術を受け、わが栄光ある幻影国家ハルシネアの一員とし
て生まれ変わるのだ!」
「…はい。」美咲が無表情に答えた。
670BeeFreak:04/10/10 01:53:44 ID:mAraoUcE
その言葉を聞いて、勇治は飛び上がった。
「ダメだ! お姉ちゃん! 改造されるなんてダメだよ! お姉ちゃん!!」
「そうよ! お姉さん! 改造されたら二度と元には戻れないのよ!」
しかし美咲には、勇治の声も茜の声も、届いてはいなかった。
「それではさっそく改造手術に取りかかれ。娘よ、着ているものをすべて脱いで、この部
屋に入るがいい。」
「…かしこまりました。」
美咲は淡々と、衣服を脱ぎ始めた。白いワンピースを、シュミーズを脱ぎ、ブラジャーを
はずすと豊満な乳房がぷるん、とこぼれ出た。真っ白な素肌がまぶしく輝く。ショーツを
脱ぎ捨て、生まれたままの姿になった美咲は、科学者戦闘員に導かれるまま、《手術室》
と書かれた部屋に向かって歩み始めた。
「行くな! お姉ちゃん! 行っちゃダメだ! 改造人間にされちゃうよ! 行くな! 行かな
いでくれよぉ!!」
勇治はワンワン泣きながら訴えた。蜘蛛男は嬉しそうにニヤニヤと笑っている。科学者の
一人が、そっとキリサキに耳打ちをした。「何? 低年齢の素体だと?」
「お姉ちゃん…やめてくれよぉ…お姉ちゃん…」
勇治の必死の懇願も耳に届かず、美咲の姿は手術室の奥に消えた。
《手術中》と書かれた、赤いランプが点灯した。
「お姉ちゃーーーんっ!!」

キリサキが、茜のほうに向かって歩んだ。持っていた杖で、茜のあごを突き上げた。
「先程の娘が済んだら、次はお前が改造人間になるんだ。」
茜は、目の前が真っ暗になった。「イヤアアアーーーッ!!」
671BeeFreak:04/10/10 01:54:42 ID:mAraoUcE
狭い収容室に入れられて、勇治と茜はともに泣きじゃくっていた。美咲の改造が始まって
既に6時間。蜘蛛男の話だと、そろそろ手術が終わる頃だ。
「何で…何でこんなことに…ママ、ママ! ヒック!」
泣きじゃくっていた茜はふいに、勇治の方に向き直って毒づいた。
「どうして、どうしてあの時、立ち止まったりしたのよぉ! 止まらなければ…止まらなけ
れば…ワァアッ!」
「しつこいぞ! 関係ないだろ! 俺たちがどうやっても、逃げられないようになってたん
だから!」
「わかってる! わかってるわよ! だからそんなに怒鳴らないで!」
「おいおいお二人さん。ケンカはなしだぜ。」
不意に収容室の扉が開き、蜘蛛男が現れた。二人は涙を拭き、そろって蜘蛛男をにらみつ
けた。
「怖い怖い。そんな顔をするもんじゃないぜ。おい勇治、生まれ変わったお前のお姉さん
を連れてきてやったんだぜ。感謝しなよ。」
勇治の身体は緊張した。蜘蛛男の後ろから、別の人影が現れた。
「お…姉…ちゃん??」
美咲だった。美しい、元のままの美咲の顔だった。
だが彼女のボディは、既に人間のものではなかった。全身が濃いブルーの皮膚で覆われ、
ウヶストには体節のような模様が入っていた。手足は白い手袋とブーツ状で、背中には4
枚の透明な羽根が生えていた。そして双つの豊満な乳房は、蜂の腹部のような、黄色と黒
の同心円状の模様で覆われていた。双つの乳房はまるで意思を持った別の生き物であるか
のように、艶めかしい蠕動を繰り返していた。
そう。美咲の身体は、いわば蜂女だった。よく見ると頭部の側面には巨大な昆虫の複眼の
ようなものが見え、額からは2本の真っ赤な触角が生えていた。
美咲は、すまなさそうに勇治の方を見た。「勇ちゃん…お姉ちゃん、こんな身体にされち
ゃった。」
672BeeFreak:04/10/10 01:55:42 ID:mAraoUcE
「お…姉ちゃん…」勇治はあまりの情けなさに、思わず肩を落とした。
「どうだい。キレイな改造人間だろう? 医務局でも最高傑作誕生!と騒いでいたぜ。」
蜘蛛男はあまりの嬉しさに落ち着かない様子だった。
「さあ美咲、今度はこのお嬢さんを蜂女に改造する番だ。手術室に案内しておやり。」
美咲はコクンとうなずき、茜の方に歩み始めた。
「…やめて…やめて、お姉さん! お願い!」
「お姉ちゃん! やめろ!」だが勇治の身体の自由は、蜘蛛男によって拘束された。
美咲は茜の腕を掴んだ。茜は必死に身体を振って抵抗した。「イヤッ! イヤ!」
「ダメよ、あなた。おとなしくしなくちゃ。」
美咲は自分の乳房を掴み、グい、と揉んだ。瞬間、乳首の先から放たれた小さな針が、茜
の首筋に命中した。
茜は、全身の力が抜けてゆくのを感じた。「やめて…お願い…助けて…ママ!」
美咲はぐったりとなった茜の身体を抱いて、収容室を出ていった。蜘蛛男も勇治をはがい
締めにしたまま、収容室から引きずり出した。
「どれ、お前にもガールフレンドが改造されてゆくところを、見せてやろう。」

手術台の中央に、向月茜の身体が大の字に固定された。科学者のひとりがハサミを取り上
げ、茜の衣服を次々と切り刻んでいった。「イヤっ! やめてェッ!」
真っ白な汚れなき素肌が、11歳にしては生育の良い乳房が、次々と晒されていった。ピン
クの愛らしい乳首はまだ固く上を向いており、恥丘にはまだうぶ毛しか生えていない。股
間のスリットも、ひと筋の割れ目でしかなかった。
「初潮は既に終えているようだな。改造に際して支障は特にあるまい。」
科学者たちが、茜の全身に電極を取りつける。むず痒い感触が全身を襲う。茜はおぞまし
さと恥ずかしさのあまり、死んでしまいそうになった。
「お願い…やめて…お願い…」
673BeeFreak:04/10/10 01:56:42 ID:mAraoUcE
勇治は、茜のあられもない姿を正面から見る位置で椅子に縛られていた。なんだかむずむ
ずした熱いものが、身体の中で目覚めてくるのが感じられた。勇治の目は、茜の素肌にく
ぎ付けになったまま離れることができなかった。
「ほう、こいついっちょ前に勃起してやがるぜ。」
蜘蛛男が、ビンビンに突っ立った勇治の股間を脚でグリグリと小突いた。
「いいか勇治、蜂女ってのはだな、わが幻影国家ハルシネアが、改造人間同士の子孫を残
すための研究に造った女性改造人間なんだ。子供ができるまで、何度もセックスを繰り返
すんだ。その第1号として造られたのがお前の姉ちゃん、パートナーが俺ってわけだ。」
蜘蛛男が、美咲の腰を抱いて引き寄せた。美咲は嬉しそうに、蜘蛛男の胸に身を預けた。
「そしてお前のガールフレンドが、その第2号ってわけだ。だがお前はパートナーじゃな
い。お前は少年戦闘員にされることが決まっているからな。お前のガールフレンドは改造
後、急速に成長して、様々な男性改造人間の夜の相手を務めることになるんだ。フフフ。」
勇治の頭は真っ白だった。蜘蛛男が何を言ってるのか、奨学生の勇治には半分も理解でき
なかったが、茜がたいへんな目にあわされるらしいことだけはわかった。
「やめろ! やめてくれ! あかね! あかねぇッ!」
「…芹沢くん? お願い! 助けて! 芹沢くん、芹沢くん!」
科学者の一人が冷酷に告げた。「それではただ今より、改造手術を開始する!」
茜の身体の周りに取りつけられた機械が一斉に明滅を始め、茜の身体に色とりどりの光線
が降り注いだ。「アアッ!! アアッ!! アアアーーーッ!!」
蜘蛛男は美咲=蜂女を抱き寄せ、蜂の乳房を片手で揉みながら、毛むくじゃらの大顎が生
えた口でディープキッスを交わしていた。
「あかねェーーーッ!!」勇治が見守る中、茜の身体はみるみる変貌していった。勇治は
もう、何をすることもできなかったし、何も考えることもできなかった。
                                  (おわり)
674名無しより愛をこめて:04/10/10 02:21:34 ID:HEcm80ts
>>BeeFreak
板違い乙
サイト立ち上げたのならそっちでやれよ。
675319:04/10/10 02:37:35 ID:m6Uv2zdt
>>656さん
013号って個人的には結構好きなキャラなんですよ。邪悪でありながらどこか間抜けで(笑)。
009号の臓器を売り飛ばす算段を考えたり、経理課への転属願いを考えるなどちょっとせこい人物ではあります。
まあそんなんだからサイバーは負けるんですが(爆)。
676名無しより愛をこめて:04/10/10 10:47:14 ID:ZSFsDALF
BEE FREEK グッドジョブ!
677名無しより愛をこめて:04/10/10 11:56:43 ID:KCR2DJv0
>>674
BeeFreak氏は>>634の発言に気を使ってるものと思われ。
むしろ>>634の言ってることがおかしい。
678名無しより愛をこめて:04/10/10 13:14:56 ID:43HG7FIP
>>677
SSが盛り上がってると言っても、書いてるのは結局319氏、325氏、
それにBeeFreak(508)氏の3人だけだろ?
だから>>634は、書き手が欠けるのを恐れてああ言ったんじゃないか?
679名無しより愛をこめて:04/10/10 16:58:10 ID:j+nMdtD8
はい!! とりあえず空気切り替えーーー

このスレが活性化している証拠ですね。
まったりのんびりと行きましょう。
680名無しより愛をこめて:04/10/10 19:18:47 ID:uRZweZeE
キルビルのゴーゴー夕張(栗山千明)を改造人間にしてやって欲しい。
681名無しより愛をこめて:04/10/11 01:17:59 ID:YtXUOF9i
BeeFreak(508)氏の書く蜂女は、改造人間ではあっても「化け物」じゃないよね。
自分で自分のこと「美しい」とか言ってるし。

女性が無理やり化け物に改造されてしまって(サソランジンとか)、その姿を
はかなむところに萌える香具師はいない?
682名無しより愛をこめて:04/10/11 01:31:59 ID:LBw9LQ5R
>>681
それは>>319氏や>>325氏のSSでその断片が見られるね。
ただヘビサソリ女はかなり自己陶酔に浸っていて自分が化け物に改造された直後は逆上して改造スタッフを1名を除いて皆殺しにしてしまうというとんでもない暴力女だったが(苦笑)。
683名無しより愛をこめて:04/10/11 03:00:37 ID:GR8+F53i
アニメネタに拡張するのは板違いなんだけど、
『ダイターン3』はこのスレ的においしいネタの宝庫だったなあ
メガノイドにシージャックされた客船の中でさんざん人体実験(?)
された上に記憶消去前に起動させられた女の子とか。
助手のビューティとレイカもしょっちゅうつかまって改造されかけて
いた気がする。(どうでもいいが、あの二人16-7歳だという設定が
あるらしい。万丈は18歳。ありえん!)

そのときの改造器具がなぜか電気ドリル一本で、当時は「なんだそりゃ」
と思ったけど、解釈しようによってはあれは改造ナノマシン注入器なのかも・・
684名無しより愛をこめて:04/10/11 05:57:20 ID:X+XT8OXw
同じ「改造手術萌え」ってことでは共通だけど、本来「女改造人間萌え」と
「女サイボーグ萌え」は別種じゃないの?

つか俺は、『人形姫』のサイトとか
ttp://dollprinses.at.infoseek.co.jp/index.html
フェチ板の「サイボーグ娘」スレとか
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1082827604/
ではあまり萌えない。

いかにも70年代特撮のテイストで、女性が怪人に変えられるのに萌える。
685名無しより愛をこめて:04/10/11 17:13:18 ID:pJiilq+R
もしおまいらが悪の組織から、自分の彼女(片想い可)を組織に売り渡して
改造人間にしてもらうという悪魔の契約を持ち掛けられたとしたら、どうするよ?
686名無しより愛をこめて:04/10/12 16:44:24 ID:xu4s0TX4
>>685 売るな、但し改造プロセスを見せてくれて最後にヤラセてくれるんだったらなの話だが。m9(・∀・)
687名無しより愛をこめて:04/10/12 18:57:59 ID:rkDbk2sv
>>686の彼女に通報しますた。
688名無しより愛をこめて:04/10/12 22:11:23 ID:CSGPJtDk
>>686
>改造プロセスを見せてくれて最後にヤラセてくれるんだったらな
改造後がドクダリアンだったとしてもヤルのかよw
689名無しより愛をこめて:04/10/13 00:39:09 ID:DS09SkkT
今日レンタルしてきたビデオからネタ投下
ガオガイガーFINALの女ヒーロー?らしきキャラの人体改造?シーンと
アークザラッドの主人公の幼馴染の実験?シーンがかなりヨカタ。
特に前者。円形手術台に固定&裸&悲鳴。漏れのストライクゾーンですた。
つか二つとも特撮じゃない+みんな知ってるかも。ついでにもう一つ。
ストリートファイターZEROのラスボスのベガに親衛隊なるものがいることを最近知った。
これがなかなか女戦闘員テイストでイイね。
拉致してきた身体能力の高い12人のおにゃのこを洗脳&改造して自分の手足のように使うベガ。
おにゃのこ達はそれぞれ出身地の暦から名前を取ってる(1月〜12月)
残念なのはそれ以上の設定が無いことかな。つかこれもみんな知ってそう。
知ってたら軽くヌルーしてくださいw
長文&スレ汚しスマソ。

あとm9(・∀・)←これ気に入ったw



690名無しより愛をこめて:04/10/13 02:46:11 ID:h66EDAWN
>>319氏と>>325氏のSSは連結しているみたいだけど、作風はやっぱり違うね。
>>325氏のは重く悲劇的な感じがするけど、>>319氏のは軽く悲劇的な要素がまったくない。
ちょうど他の特撮にたとえて言うなら>>325氏は仮面ライダーBlackで>>319氏はRXってところかな?
691名無しより愛をこめて:04/10/13 06:20:04 ID:+a+LBrLV
>>690
どちらが良い、悪いってことはないよね。作風に幅があった方がスレとして活性化していい。
けどお二人とも、ここんところ創作からご無沙汰で、ちょっと寂しい・・・
319氏のSSは、>>624(2週間前)で女科学者が死んだところで完結しているし、
325氏にいたっては、>>505(3週間前)で319氏のSSに連結したところで筆を止められている。
(ちょうどバトンタッチするように508(BeeFreak)氏が出てきたかたちになったが)

御両人にはぜひ別設定で、新しいSSに挑戦していただきたい。
お二人とも、スレの雰囲気に感化されるかたちで最初のSSを執筆され始めたようなので、
ここはスレ住民のみんなが協力して「どんな人間の、どんな改造シチュエーション」がいいか
リクエストを挙げていったりしてはどうだろうか?
その中に、心の琴線に触れるものがあれば、書いて下さるような気がする。

俺としては、319氏には援交とかしているおバカ女子高生の怪人化を期待したい。
319氏が「悪人でなきゃ不許可」と言われるのなら、オヤジ狩りをしていた彼氏と一緒に誘拐
されて(もちろん彼女も片棒を担いでいた)、改造されるというような設定にして欲しい。

325氏にはむちゃくちゃ理不尽な状況のもとで、女子高生が改造されてゆく内容のSSを期待する。
>>585で508(BeeFreak)氏のSSに喝采されていたから、きっとこういう設定がお好きなのだろう)
どういう鬼畜な状況がいいのか、俺にはいまいち思い浮かばないが、こういうところでこそ
住民のみんなでアイデアを出し合いたいものだ。
692319:04/10/14 00:39:02 ID:sigxqIRM
>>691さん
>俺としては、319氏には援交とかしているおバカ女子高生の怪人化を期待したい。319氏が「悪人でなきゃ不許可」と言われるのなら、オヤジ狩りをしていた彼氏と一緒に誘拐されて(もちろん彼女も片棒を担いでいた)、改造されるというような設定にして欲しい。

実を言うと現在そのようなストーリーのSSを練っているところです。前々からやってみたいって思っていたストーリーです。
でもラストをどのように持っていこうか迷っているのです。それゆえにここに貼り付けられないのです。
後私がこのスレにSSを書き込む資格があるのかどうか迷っていることも新しいSSを貼り付けられない理由の一つです。
私があのSSを書いたのはあくまでも私のわがままでそれをここのスレの住人の皆さんが受け入れてくださっただけなのです。
ですから私の存在を疎ましく思っておられる方もいることと思います。ですがそれは仕方のないことです。そもそも私の考え方そのものがここのスレの趣旨にそむいているのですから。
むしろ今まで私の存在を許してくださった皆様には頭が下がる思いです。だから新しいSSを書き込ませてもらうかどうかはまだ未定ですね。
それにしても新聞を見ていると悪女の多いこと。本当これらの悪女たちを改造できたらどんなに楽しいかと妄想に耽る毎日です(^^;。
693名無しより愛をこめて:04/10/14 04:56:01 ID:J7HkkT1B
>>692
>そもそも私の考え方そのものがここのスレの趣旨にそむいているのですから。

319氏の存在がスレ違いだとは、正直誰も思ってはいないはず。SSで盛り上がる
現在の状況を築いた319氏の功績は、それほどまでに大きい。ぜひ誇って欲しい。

このスレの住民はどんなかたちであれ、女性が改造される話が読みたいだけ。
悪女でなければうんぬん、といった哲学思想ははっきり言ってどうでもいいはず。
319氏には、スレ違いとかどうとか言ったことを気にされず、書きたいものを
書きたいように書かれることをお奨めしたい。

ラストに関しては、怪人の最後が「死」で終わるしかないのであれば、
その素体がそれまでやってきた悪行が、果たして「死」でつぐなうのに見合った
ものであるのかどうかで決めて欲しい。
死なねばならないほどの悪人ではないのならば、哀れさを感じさせる死にざまを
用意し、改造した悪の幹部に対する、読者の憎しみが増すような演出をすればいい。
というか個人的には、どんな人間の悪行も凌駕する究極の「悪」としての組織の
描写と、それに対するヒーローの焦燥感・無力感・怒りといったものの対比を
大きなドラマのうねりの中で見せてもらいたいと思う。
694名無しより愛をこめて:04/10/15 23:15:36 ID:2WRz9lfg
>>689 ストゼロのネタ、いい感じ。足りない所は脳内補完だろ、
m9(・∀・)
695名無しより愛をこめて:04/10/16 00:29:16 ID:j6UyqW37
>>628さん
母親改造の話の続きはまだ貼り付けてくださらないのですか?
696BeeFreak:04/10/16 14:08:50 ID:phq9ms2y
前回はとうとう、女子小学生まで蜂女に改造してしまった鬼畜王、BeeFreakです。
ええっと、>>674-679の流れがちょっとビミューなんですが、漏れはまだ、このスレに
書き込みしてもいいんですよね?
どうやら319さん、325さんの新作もまだのようだし、とりあえず、今回もSSをUPさせ
ていただきます。
今までで一番の長編になってしまいました。本当はもっとおとなしい話を書きたかったの
ですが、前回のような動きのある話の方がこのスレの皆さんにはお気に召すようなので、
とっておきのこの話をUPすることにします。
ひたすら長いですが、しばらくお付き合い下さい。しかも、読んでいただければわかる通
り、鬼畜度も群を抜いています。
決してスレ違いの内容にはなっていないと思いますが、今回、メルダンフェル(地獄の蜜)
という組織によって蜂女に改造されてしまうのは、高校生ではなく23歳の女刑事、榊由季
ちゃんです。23歳ですが処女です。いい子です。
それでは。お楽しみ下さい。
697BeeFreak:04/10/16 14:09:57 ID:phq9ms2y
東京、六本木。
オープンしたばかりの複合ファッションビル「ラピータ」は、若い女性を中心に、今日も
多くの客でにぎわっていた。カップル、家族連れ、仕事帰りのOLたちの群れ。制服の女
子高生たちの姿も見うけられる。
時計が7時の時報を告げた。すると、カップルで楽しそうに歩いていたひとりの若い女性
が急に立ち止まり、しゃがみ込んだ。
「…ん? どうした梨香子?」彼氏が心配そうに顔をのぞき込む。
女性は無表情のまま身体をガタガタと震わせた。すると、彼女の背中がムクムクと盛り上
がり、ベリッと衣服を切り裂いて、4枚の巨大な羽根が姿を現わした。
「…梨…香子…?」
驚く彼氏を無視して、女性は高くジャンプした。飛びながら衣服を脱ぎ捨て、手や胸を覆
っていた人工皮膚をむしり取った。そしてエントランス広場の中央に立つ時計塔の頂上に、
ふんわりと降り立った。
その姿は、人間のものではなかった。頭部こそ美しい20歳前後の女性のままだが、全身は
濃いブルーの皮膚で覆われ、そそり立った双つの乳房は、蜂の腹部のような黄色と黒の同
心円模様で覆われていた。そして額からは、2本の真っ赤な触角が伸びていた。
「は、は、蜂女だ!!」「イヤーッ!! 殺されるッ!!」
人々の間に、驚愕と混乱の波が広がっていった。女性は群集を見下ろし、よく通る声で叫
んだ。
「このビルは、この瞬間からメルダンフェルが占領しました! 全員その場から動かないこ
と! 逆らう者は容赦なく処刑します!」
蜂女の彼氏だった男が、オロオロと歩み出た。「梨香子ぉ…お前どうしちまったんだよお…」
蜂女はニッコリと微笑み、こう応えた。
「梨香子? それはわたしの昨日までの名前よ。ゆうべあなたと別れた後、さらわれて無理
やり改造されたの。今のわたしは、メルダンフェルの改造人間・蜂女!」
698BeeFreak:04/10/16 14:10:43 ID:phq9ms2y
蜂女は、男をキッ、とにらみつけた。胸の同心円がぷるん、と震えたかと思うと、小さな
鋭い針が乳首から勢いよく発射され、男の胸に刺さった。
「梨香子…? う、う、わあああ!!」絶叫と共に、男の身体は泡を立ててグズグズと崩れ始
め、衣服だけを残してすっかり溶けてしまった。
「キャアアアアアッ!!」群集の間に、すさまじい悲鳴が次々と巻き起こった。
同時に、ジリリリリリリ!!!!!と、非常ベルの音がけたたましく周囲に轟いた。
蜂女はその音に顔をしかめると、ふいに舞い上がり、群集の上を滑空した。プス。プス。
プス。溶解毒の針が乳首から次々と撃ち出され、ベルを鳴らした警備員や、ビルの管理職
員たちが、次々と泡を立てて消えてゆく。
群集の狂乱はピークに達した。われ先を争うように出入り口に殺到した彼らの前に、突如
地面から涌き出すように、影のような無気味な人型が幾つも出現した。顔がなく、実体す
らおぼつかないような無気味な影どもは、一人もここから逃がすまいと手を広げて、群集
の前に立ちはだかった。
群集の中に、急にしゃがみ込む女性が何人か現れた。「めぐみ? めぐみ! どうしたの!?」
「おお…美雪…一体どうしたんだい!?」家族や友人たちの呼びかけを振り切って、彼女た
ちは続々と、羽根を広げ、衣服を脱ぎ捨て、蜂女としての正体を露わにしていった。
「…それは昨日までの名前よ。さらわれて無理やり改造されたの。今の私は、メルダンフ
ェルの改造人間・蜂女!」
美しい女性の頭部を持った異形の蜂女たちは、羽根を広げて舞い上がり、群集の上を飛び
交いながら黒い人影に命令した。
「さあ、蟻戦闘員アントロイドたちよ、人間どもを一箇所に集め、素材の選別を開始しな
さい。」
エントランス広場に、ビルのすべてのフロアから数千人の人々が集められた。黒い人影は
その中から、若い女性たちを何人か選んではひきずり出し、ひとところに集めた。OL、
女子大生、女子高生、いずれも素晴らしい美人ばかりだ。
699BeeFreak:04/10/16 14:11:28 ID:phq9ms2y
昨日まで梨香子だった蜂女が、群集に冷たく言い放った。
「ここで選ばれた幸運な人たちは、わたしたちと同じ蜂女に生まれ変わってもらいます。
そうでない者は、今ここで、全員処刑します!」
群集の中から、すさまじい、阿鼻叫喚の悲鳴が巻き起こった。「いやああああああ!!!!!」
ガシャーーン!!
その時、ビルのガラス壁を貫いて、発煙筒のようなものが幾つも、外から投げ入れられた。
煙を吸った群集は、バタバタとその場に倒れていった。煙はどうやら催眠剤らしい。飛び
上がって難を逃れた蜂女たちは、ビルの周囲がサーチライトに固められていることを見て
とり、空中で臨戦態勢を取った。
凄まじい轟音と共に、警察が用意した重機によってビルの正面玄関が破られた。盾を持ち、
重武装をした特別機動隊が数百名、一気に内部に突入してきた。SWAT訓練を経た猛者
ばかりの部隊である。
機動隊は、蜂女たちに向かって次々と発砲した。銃弾は幾つも蜂女たちに命中したが、彼
女たちは何事もなかったかのような平気な顔で、機動隊の上を滑空しては溶解毒の針を次
々と打ち込んだ。プス。プス。プス。「ひいい、ぐわわわわ!!」「ギャアアアッ!!」プロテ
クターのすき間に針を打ち込まれた者たちが、次々と溶けてゆく。
機動隊はネット砲を放った。蜂女たちはそれを悠々とかわす。続いて、白い煙をもくもく
と立てる発煙筒のようなものが放たれた。「!?」蜂女たちは顔をしかめ、煙から避けよう
とする。「よし! 忌避剤は効くようだぞ!」
その頃、一箇所に集められた選ばれた美女たちは、周囲を黒い人影によって取り囲まれて
いた。人影の輪郭は少しずつおぼろになり、まるで押し寄せるゼリーのように彼女たちを
包み込んだ。「キャアーーッ!」
彼女たちの足元に、黒い大きな穴がじわじわと開いていった。美女たちはゼリー状物質に
くるまれたまま、穴の内部にズブズブと飲み込まれていった。
美女たちの姿が消えたのを確認した蜂女たちは、機動隊から離れ、群集たちの方に飛んで
いった。そして、彼ら目がけて溶解毒の針を雨あられとばかり打ち込み、そのまま割れた
窓をくぐり抜けて、夜空の彼方へと消えていった。
700BeeFreak:04/10/16 14:12:42 ID:phq9ms2y
「…死者566名、うち民間人502名。拉致された者48名。捕縛できた蜂女の数は…ゼロ。
これが昨夜起こった、蜂女による4回目のテロの結末だ。」
一同に会した13名の男女を前に、中谷警視長は吐き捨てるように言った。ここは警視庁の
『改造人間連続テロ事件特別警戒対策本部』の本拠である。誘拐された女性が次々と蜂女
に改造され、テロの実行犯になるという一連の事件に対応するため、各部署のエキスパー
トを集めて2日前に発足したばかりの部屋だ。
「連中に銃は効かない。ネットももはや通用しない。まさに打つ手無しだな。」
庁内でも敏腕で知られる、後藤刑事が嘆息した。
「連中のボディは、外骨格、即ちカラの表面を薄い皮膚が覆っている構造なんですよ。こ
の外骨格ですが、ゆっくりとした外部刺激には人間の皮膚同様の柔軟性を見せるんですが、
銃弾のような速度の早い刺激に対しては、チタン合金なみの強度に変わるんです。我々の
銃弾程度では、かすり傷すら負わせることができません。」
科警研から出向してきた、滑川技官が眼鏡を直しながら答えた。神経質そうなその動作に、
内面のイライラが現れている。
「こないだ冗談で言った、殺虫剤は効かなかったのかい?」これは小男の久保田刑事。
「残念ですが…ピレスロイドはまったく効果無しだったようですね。連中の神経系は昆虫
ではなく人間のものを使っているんでしょう。けど昆虫忌避剤のディートは効いたみたい
ですから、そこから何かのヒントが得られるかも知れません。」
「で、蜂女にされた女性たちの素性は、判明したんですか?」
こう尋ねたのは、警察官2年目の23歳、榊由季刑事だ。警察学校主席卒業のエリートキャ
リア、父親は警視長というサラブレッドである。1年目から石上刑事とのコンビで数々の
殊勲を上げ、今回、本人の強い希望でこの本部に配属されてきた。まだ子供っぽさが残る
愛くるしい顔は、正義感に燃えて紅潮している。
「それは峰くんが調べてくれた。松村くん、説明してくれたまえ。」「はい。」
中谷本部長の指示で、松村沙也加警部補がファイルを広げ、読み始めた。松村警部補は若
干29歳。プリンストン大学ほかで28の学位を取った才女で、容貌、プロポーションにも
恵まれたスーパーレディ。この本部のブレーンである。榊刑事にとっては憧れの先輩だ。
701BeeFreak:04/10/16 14:13:42 ID:phq9ms2y
「目撃者の証言を総合しましたところ、最初に蜂女の正体を現わしたのは高木梨香子。21
歳・大学生です。続いて出現した蜂女は年齢順に、坂本千鶴美・28歳・OL。加納純子・
26歳・OL。青木めぐみ・23歳・OL。森下美雪・22歳・家事手伝い。竹内葉子・20歳
・女子大生。畠田由加里・19歳・女子大生。小島美紗・17歳・高校生。以上の8名です。
この中には、過去3回のテロ事件で拉致された者は含まれていません。事件の数日前に人
知れず拉致され、あらかじめ改造されていたものと考えられます。」
「…ここで注意してもらいたいんですよ。」
敏腕だがいつも口数の多い峰刑事が口をはさんだ。
「この中の森下美雪、っていう22歳の女性なんですが、これが筋金入りの良家のお嬢様で
ね。一日一時間、犬の散歩をする以外に外出することが無い、というんですからね。家に
いる間はメイドたちの目が行き届いてます。つまり、彼女が拉致改造されたとしたら、そ
れはわずか1時間の犬の散歩の時間以外にはありえないわけですよ。たった1時間。たっ
た1時間で蜂女への改造は済んでしまうんです。こりゃあ、女性の独り歩きを禁止にでも
しない限り、被害拡大を防ぐのは至難の技ですね。」
「もう! そうやって女性の自由を奪う発想はやめて下さい!」
榊刑事が気分を害したように叫んだ。
「わたしたちが一刻も早く、改造本拠地の場所をつかんで壊滅させればいいんですよ。」
「榊くんの言う通りだ。」中谷本部長が言った。「これ以上の被害者を出さないために、
一刻も早く連中の本拠をつきとめ、壊滅させる。それが我々、特別警戒対策本部の使命な
のだ。」
「はい!」場にいる全員が一斉に応えた。
「それでは、もう一度事件を最初から振り返ってみよう。松村くん、頼む。」
「はい。それじゃひかりさん、映像をお願いね。」「はい。」
松村警部補の指示で、オペレーターの立花ひかり巡査がきびきびと動いて、スクリーンに
投影する映像を用意する。彼女は24歳。情報処理のエキスパートとして本部に配属された、
少しおっとり気味の美女である。
「まずは5日前に東京駅で起こった、最初の事件からね…」
702BeeFreak:04/10/16 14:14:42 ID:phq9ms2y
「5日前の11月1日、午後7時45分、東京駅中央改札八重洲口付近で、本庄真由美という
24歳のOLが突然、蜂女に変身し、群集の前に姿を現わしました。目撃者の証言では、自
分は昨夜誘拐されて無理やり改造された、と確かに語ったそうです。蜂女に続いて、蜂女
がアントロイドと呼ぶ影のような人型物体が30体ほど現れ、駅を封鎖し、人質たちの選別
を開始しました。午後8時17分、特別機動隊が突入。民間人176名を含む、235名の犠牲
者を出しましたが、蜂女は空を飛んで逃走。この際、60名の若い女性がいずこともなく拉
致されています。」
立花巡査が映し出す資料映像に合わせて、松村警部補がてきぱきと説明する。
「翌日、11月2日の午後9時5分。さくらテレビ本社ビルにて第2の事件が勃発。徳永り
えという女性アナウンサーが、生放送中、突然蜂女に変身。全国の視聴者に対して、自分
は昨夜メルダンフェルという組織によって誘拐され無理やり改造されたこと、メルダンフ
ェルの目的は改造人間による人類支配であること、そして組織の現在の目的が、改造人間
に仕立てる優秀な素材の確保にあることを、はっきりと宣言しました。ほぼ同時に、TV
局内に侵入していた14体の蜂女が姿を現わしてビルを完全に占拠。この際、ビデオに残さ
れた蜂女たちの映像から、蜂女たちの中には前日東京駅で拉致された女性が、複数名含ま
れていたことが判明しています。蜂女たちはTV局内にいた女性を選別し、ちょうど事務
所の特別番組に備えてスタンバイしていた人気アイドルたちを中心に、タレント、女優、
女性アナウンサーなど、14歳から34歳までの計47名を拉致しました。9時57分、特別機
動隊がさくらTV本社ビルに突入。激しい戦闘の末、蜂女1体を抹殺、3体を捕獲すること
に成功しましたが、残る11体は逃亡。死者は民間人91名を含む、171名に及んでいます。」
滑川技官がここで口をはさんだ。
「…1体抹殺、と言ってもそれは、クレーンの落下という偶然の出来事によるもので、特
機の手柄ではありません。また3体の捕縛も、たまたま油断に乗じてネット砲が効を制し
たわけですが、この方法は以後は通用していません。」
中谷本部長が困ったような身振りで滑川技官を制止し、松村警部補が後を続けた。
703BeeFreak:04/10/16 14:15:44 ID:phq9ms2y
「さくらTVはこの事件のために、現在も放映停止状態が続いています。そして翌日の11
月3日、文化の日、午後7時14分。第3の、今度は同時多発のテロ事件が発生しました。
MHKを含みさくらテレビを除いた、在京TV局5社を、47体の蜂女が同時に強襲しまし
た。で、この47体の蜂女というのが…」松村警部補はここでブルッ、と身震いした。
「…前夜拉致された、47名のアイドルやタレントたちの、変わり果てた姿だったわけだ。」
後藤刑事が吐き捨てるように呟いた。
「…その通りよ。突然全国の視聴者の前に、自分のよく知った人物が、それも、自分がフ
ァンだったかも知れない女性が、変わり果てた姿になって登場したのよ。…メルダンフェ
ルという組織の示威行動として、これほどまでに効果的なものは無かったでしょうね。そ
の衝撃は全国で大きなパニックを引き起こし、数箇所では暴動まで起こったと言うわ。」
警部補は気を取り直し、後を続けた。
「この日は同時多発テロで、しかも過去2回の戦闘で特別機動隊が大きなダメージを負っ
ていたこともあって、戦闘はいずれも小規模なものに留まりました。5箇所を合わせての
死者は民間人312名を含む396名。また女性タレントを中心に、123名が新たに拉致され
ました。翌11月4日は、特に動きはなく、翌11月5日、つまり昨日の午後7時00分に、
ラピータビルにおける第5のテロ事件が起こったのはご承知の通りです。まとめますと、
過去4回のテロ事件による死者は民間人1,101名を含む、1,368名に及んでいます。確認
された蜂女の数は全部で71体。事件で拉致された女性の数は278名ですが、これ以外にも
人知れず拉致改造された女性の数は、相当数に及ぶものと思われます。」
「…ご苦労。現在特別機動隊は、300名近い隊員を失い現在大きなダメージを受けており、
隊員の士気の低下もはなはだしいと聞いている。これ以上のテロ活動が続けば、応戦自体
が困難になりかねない。我々警戒対策本部が、一刻も早くメルダンフェルという謎の組織
の本拠地を暴き、その野望を基から叩き潰さない限り、都民は安息の日を迎えることがで
きないのだ。困難も多いだろうが、頑張ってくれたまえ、諸君!」
「了解!」人望の篤い中谷本部長の放った重い言葉に、13名のメンバーは力強く一斉に応
えた。
704BeeFreak:04/10/16 14:17:43 ID:noN0ByO5
「…それにしても…」榊刑事が素朴な疑問をこぼした。「誘拐されて蜂女に改造される女
性の基準って、いったい何なのかしら?」
「そりゃ、べっぴんさんばかりを集めてるんだろ?」
榊刑事とコンビを組む、石上大介刑事が茶化すように答えた。ちょっと軽薄な印象のノン
キャリア、42歳。数年前に起きた、民間人の犠牲を出したテロ事件の責任を取って巡査長
の身分に甘んじているが、その実力は庁内でも折り紙付きだ。特にオリンピックにも出場
したという射撃の腕は、警視庁でも1、2を争うものとして定評がある。榊刑事にとって
は頼れる先輩であるが、その軽薄さが時折り鼻につく。
「もう! また石上さん、セクハラ発言!」
「いや、俺ぁマジだよ。なぁひかりちゃん、今までに拉致された女の子たちと、蜂女に改
造された子たちの顔写真を、集めて見せることはできるかい?」
「はい…こうですね。」スクリーンに表示された画像を見て、一同は感嘆の息を漏らした。
「…確かに…こりゃ…すごい美人揃いだ。」「やはり奴さんたち、面食いなのかね…?」
石上刑事が真面目な顔で呟いた。「こりゃ、うちの本部もひょっとすると危ないぞ。何し
ろ警視庁きっての美女が、3人も揃ってるんだからな。」
「もう…!」
榊刑事だけでなく、松村警部補、立花巡査も困った顔でお互いを見つめ合った。
「いや、榊くん。本当に気をつけてくれたまえ。松村くんや立花くんは基本的にここを離
れることは少ないが、きみはいわば、敵のふところに飛び込んでゆくわけだからな。捜査
中はくれぐれも一人にならぬよう、充分注意をするんだ。」
「はい。榊由季巡査、これからは充分注意して行動します!」榊刑事は本部長に敬礼した。
705BeeFreak:04/10/16 14:18:44 ID:noN0ByO5
「…面会ですか? ご冗談を。あれは、一般の人間が面会できるようなシロモノじゃありま
せん。」
西都警察病院の敷地内に密かに作られた特別地下病棟。そこには、2回目のテロ事件で捕
獲された3体の蜂女が監禁されている。由季と石上の2人は、誘拐時の手がかりを求めて、
蜂女たちとの面会を担当医師の奈倉に求めたのだった。「…どういうことです、それは?」
奈倉医師は、特別病棟の映像を映し出しているモニターの前に、2人を案内した。
「これが捕獲した3体です。人間だった時は、それぞれ岩崎莉枝子・25歳、野村まどか・
22歳、そして藤島亜里須・17歳という名前でした。」
ベッドが置かれただけの殺風景な部屋の中で、3体の蜂女が無言のままくつろいでいる。
「ここに収容して以来、連中はひと言も言葉を発しません。けれども時折、触角を震わせ
て互いに交信しているようです。どんな手段なのかわかりませんが、ひょっとしたら外部
と連絡を取っている可能性もあります。」
モニターごしであったが、由季は初めて、蜂女というものを間近で見た。無表情だが、格
別美しい女性の頭部を持った3つの生き物。だがそのボディは、確かに人間とはほど遠い
ものだった。黄色と黒の島模様に彩られた双つの乳房は、まるで別の生き物であるかのよ
うに絶え間なく蠢き、膨張収縮を繰り返している。濃いブルーの皮膚はなめし皮のような
光沢を見せており、手首と足先だけが手袋とブーツのような白い色をしている。指先には
爪がなく、また足先はハイヒールのブーツ状に変形している。にもかかわらず、それは明
らかに着衣ではない。全裸であることがわかるのだ。特に由季をとまどわせたのは、彼女
たちの股間だった。毛がすっかり抜け落ちたなめらかな恥丘の中央に、くっきりと溝が刻
まれているのがわかる。しかもそれは、ナメクジのように絶えずヒクヒクと蠕動している
のだ。由季は思わず、顔を赤らめた。
「…まだ驚いちゃいけませんよ。驚くのはこれからです。」
奈倉医師は意地悪に微笑んでいる。
706BeeFreak:04/10/16 14:19:44 ID:noN0ByO5
蜂女たちは、水族館で使われるようなぶ厚い強化アクリルで二つに隔てられた、大きな部
屋の一方の側にいる。部屋のもう片側に、奇妙なヘルメットを着用した女性看護士が姿を
現わした。トレーの上に巨大な注射器を3つ、乗せて運んでいる。
「あのヘルメットは何です?」石上が尋ねる。
「連中は、触角から発する何らかの電磁波のようなもので、近づいた人間の脳波をかき乱
して失神させることができるんです。あのヘルメットは、その影響を防ぐためのものです。」
「あの注射器は?」「あれは…連中の食事ですよ。」「食事?」
部屋を隔てるアクリル壁の一箇所に、郵便局の窓口のような細い窓が開いている。看護士
はそこから、注射器の乗ったトレーを蜂女たちに差し出した。蜂女たちはゆっくりと歩み
寄って注射器を手にすると、ベッドに腰かけた。そして、自らの股間に、注射器をゆっく
りと挿入し始めた。
「ん…ああ…」注射器は浣腸等に用いられる、太さ5センチほどの太いものだ。膣の奥深
くまで注射器を差し込んだ蜂女たちは、ゆっくりと、蜂蜜で満たされた注射器のピストン
を押し込み始めた。「あ…あ…ああっ…はあっ!」蜂女たちは顔を紅潮させ、恍惚の表情
を浮かべている。脚をそろえ、大きくのけぞりながら、最後の一滴まで蜂蜜を、自らの膣
の中に注ぎ込んだ。
「…連中はああやって、膣から栄養を摂るんですよ。連中に注射器を要求されて、最初あ
れを見た時は驚きました。死亡した蜂女の解剖の結果、蜂女は人間のような消化器官を持
たないことがわかっています。要するに連中はもう、人間じゃないんです。」
「何て…あさましい…!」石上が苦々しげに呟いた。
由季はおぞましさや恥ずかしさよりも、憐憫の感情をおぼえていた。「可哀想に、こんな
身体にされてしまって…」3体のうちのひとりはどう見てもまだ高校生だ。おそらく処女
だったに違いない。それが、膣に注射器を差し込んで悦びにあえぐという、あさましい姿
を晒していようとは。由季は改めて、メルダンフェルという組織に対する怒りを覚えるの
だった。
707BeeFreak:04/10/16 14:20:42 ID:noN0ByO5
「もうおわかりでしょう。連中は人間じゃないんです。これまで色々尋問を試みてきまし
たが、まともな会話になったことはありません。人間だった時の記憶はあるようですが、
極めて強力なマインドコントロールを受けているらしく。人格すら変容しています。残念
ですが、ここはお引き取り願った方がよろしいかと思いますよ。」
奈倉医師の言葉に、由季と石上は互いの顔を見合わせた。
モニター室を出たとたん、奈倉医師は一組の中年夫婦に詰め寄られた。
「先生! うちの娘は、亜里須は、いつ人間に戻れるんですか?」「早く、一日も早く、亜
里須を元の身体に戻してやって下さい。お願いします! お願いします!」
「…ああ、お父さん、お母さん。そんなに興奮なさらないで。我々もいま必死で、その研
究を進めているところです。いつの日か娘さんは必ず、人間に戻れます。それまで、もう
少し辛抱して下さい、ねえ。」
哀れな両親が去った後、奈倉は由季たちに、ボソッと呟いた。
「…無理ですよ。いったいどんな方法で改造したかすら、皆目見当がつかないんです。彼
女たちを元の身体に戻すなど、現代の医学ではまったく不可能なことなんです。」
面会できなかった代わりに、蜂女たちの尋問記録や、改造前の素性データなどを受け取っ
て、由季たちは石上の車に戻った。
資料をパラパラと繰りながら、由季はふと思いついたように運転中の石上に尋ねた。
「…ねぇ石上さん。もしもメルダンフェルの本拠地をつきとめ、そこの科学者を捕縛でき
たら、あの子たちを人間に戻せるかも知れませんよね!」
「そうかもな。それにはまず、彼女たちがどこに、どうやって誘拐されたかを確かめる必
要があるな。」
「…石上さん…」「何だ?」
「お願いがあります。もしわたしが、あんな身体に改造されてしまったら、わたしを遠慮
なく撃ち殺して下さい!」
「榊…お前?」
「お願いします。わたしは、あんな姿になってまで生きていたくありません。」
石上はいつになく真面目な顔で頷いた。「…わかった。必ず楽にしてやる。約束しよう。」
708BeeFreak:04/10/16 14:21:42 ID:noN0ByO5
由季たちは、住宅地から区の児童公園へと向かう坂を何度も往復して、丹念に周囲を調べ
ていた。
「今のところ、拉致された場所と時間をいちばん明確に特定できるのはここなんだ。改造
手術に1時間かかると仮定して、11月1日の午後9時から9時15分までの間に、この公
園の付近で拉致されたことは間違いない。」
「でも、ここは夜間でも結構人通りがある場所らしいんですけど、その時刻の不審な車の
目撃証言は、まったく挙がってないんですよ?」
石上は考え込んだ。「待てよ? …俺たちは、娘をさらった車がアジトに向けて逃走したと
ばかり考えているが、ひょっとしたら娘は、この場所から動かなかったのかも知れん。」
「それ、そういうことですか?」
「娘はこの場所で、蜂女に改造されたのかも知れんということさ。いったいどんな方法で
改造するのかわからんが、ひょっとしたら停車中の普通自動車や、ホームレスのテントの
中ででも改造できるのかも知れない。もしそうなら、推理は一からやり直しだ。」
石上はそう言って、タバコを取り出して火をつけようとした。
「あ! ダメですよ石上さん! タバコは、健康に良くありません!」
「またかよ、この小姑が。車の中では我慢してるだろ! こういう時くらい、一本だけでも
吸わせろよ。」
石上は由季から逃げるように、20メートルほど離れた電柱の陰に走り去り、コソコソとタ
バコに火をつけて吸い始めた。その仕種を見て、由季は仕方ない、といった顔で微笑んだ。
煙をふかしながら、石上はふと、由季の方を見た。そして思わず叫んだ。
「榊! 危ない!」
「え?」由季の背後に、いつの間にか、影のような人型が迫っていた。人影は由季に抱き
つき、手で口を覆った。
「ん!…んんん!」人影と由季の足元に、黒い穴がじわじわと開き、由季は人影に抱きつ
かれたまま、穴の内部にズブズブと飲み込まれていった。
“ダメ! 助けて、石上さん! わたし、蜂女に改造されちゃう!!”
709BeeFreak:04/10/16 14:23:07 ID:noN0ByO5
「さかきィッ!」石上はとっさに拳銃を構え、人影の頭部を撃ち抜いた。ぺしゃっ、とい
う軽い音とともに人影の頭がはじけ、まるでゼリーのようにくだけ散った。解放された由
季は、あわてて穴から這い出そうともがいた。だが新たな黒い影が2体現れ、背後から由
季に襲いかかった。
「さかきィィィィ! 後ろだァァァァァッッ!」
全力で走りながら、石上は2発目の銃弾を放った。
人影がひとつ、くだけ散った。だがもう一つの影が、由季に飛び掛かり覆い被さろうとし
た。「キャアアアアッ!!」由季は振り向き、胸元のホルスターからとっさに取り出した拳銃
を、無我夢中で撃った。
「…ハァ、ハァ、ハァ」
影は3つとも消え去った。この間わずか数秒の出来事だった。由季は石上に穴から引き上
げてもらい、ようやく人心地をつけることができた。心臓がバクバクと鳴り、今にも胸か
ら飛び出しそうだった。
「危なかったな、榊。」「はい…ありがとう…ございました!」
由季が這い出してきた穴は、徐々に小さくなって、やがて消えてしまった。石上はそのよ
うすを食い入るように眺めていたが、ふと思いついたように由季に呼びかけた。
「榊、ちょっと手を貸せ!」
710BeeFreak:04/10/16 14:23:53 ID:noN0ByO5
二人で車に戻り、バールを持ち出してきた石上は、渾身の力を込めて、さっき穴が開いて
いた場所をバールで叩いた。何度も、何度も叩くうちに、アスファルトの表面が少しずつ
へこみ始めた。
「よし! いいぞ!」やがてアスファルトの表面に、ボコッと穴が開いた。石上はポケット
懐中電灯を取り出し、中の空間を丹念に調べた。やがて石上は立ち上がり、由季に向かっ
て言った。
「この穴だ。連中はこの穴を通して、女性たちをアジトまで運んでいるんだ。やつらはゼ
リーのように溶けることができる。誘拐した女性をすっぽりと包み込み、チューブの中を
走る超特急のようにアジトまで運んでいるんだ。」
「…まさか、この穴って、東京中に張り巡らされているんでしょうか?」
「わからん。俺はもう少しこの穴を調べてみる。榊、お前は本部に至急このことを連絡し
ろ。」
「はい! あ、それなら石上さん!」由季は携帯を取り出しながら、ふと思いついたように
叫んだ。「わたし、もう一度さっきの病院に向かいます。この穴のことを、蜂女にもう一
度聞きただしてみたいんです!」
711BeeFreak:04/10/16 14:24:43 ID:noN0ByO5
「ダメですよ。危険すぎます!」奈倉医師は強硬に反対した。
「お願いです! どうしても、話をしたいんです!」由季も必死に食い下がる。意地と意地
の応酬がしばらく続き、やがて奈倉医師は諦めたように手を振った。
「それじゃあ、許可しましょう。ただし、不注意なまねは絶対にしないで下さい。連中か
らは必ず、50センチ以上の距離を置いて。連中に何かを渡すとか、受け取るとかは御法度
です。」
奈倉はそう言って、看護士を呼んだ。「三宅くん、脳波遮断ヘルメットをこの人に渡して
やってくれ。」
三宅と呼ばれた美人の看護士が、ヘルメットを由季に手渡した。由季には少し大きめだ。
ベルトを調節していると、看護士は一本の注射器を取り上げ、由季に言った。
「この注射を受けて下さい。蜂女たちは脳波だけでなく、人間の心臓電位にも干渉できま
す。急性心不全を起こさないよう、この注射が必要なんです。」
由季はおとなしく、看護士の指示に従った。
ヘルメットを被り、由季は看護士に案内されるまま、強化アクリルで隔てられた蜂女たち
の部屋に入った。マイクを通して、奈倉が由季に呼びかける。
「いいですか、連中が少しでも妙な素振りを見せたら、即座に面会を中断して戻って下さ
い。」
由季は、椅子に座ってファイルを繰りながら、蜂女たちの中でも最も年長の、かつて莉枝
子と呼ばれていた女性に話しかけた。
「ねえ、あなた? 少し教えてくれない?」
蜂女はフフン、と鼻で笑ったものの、おとなしく由季の前に向かい合って腰をおろした。
712BeeFreak:04/10/16 14:25:41 ID:noN0ByO5
「さっき、わたしは穴を見てきたわ。狭くて長い、真っ暗な穴。」
蜂女は妖しい笑みを浮かべている。何を考えているのかわからない。
「そう、あなたが蜂女に改造される前、あなたがさらわれた時に、通ってきた穴よ。…あ
なたは街を歩いていた…そしたら急に、黒い影が襲いかかってきた…黒い影はあなたを包
み込み、あなたは狭い穴の中に引きずり込まれた…そうしてあなたは、メルダンフェルの
アジトに運ばれたのよ。蜂女に、改造されるために。」
蜂女の顔から、次第に笑みが消えていった。
「どう? 思い出したでしょう? あなたの無意識の奥底に、トラウマになって残っている、
人間としての最後の記憶よ。」
蜂女は、真顔で由季の顔を見つめている。
「あなたは…暗い長いトンネルの中を運ばれた。そうして、気がついたらアジトの中にい
た。手術台か何かの上にいた。ねえ、それはどんなところ? あなたはそこで、何を見たの?」
蜂女が、初めて口を開いた。
「…教えてあげてもいいけど…」「…いいけど、何?」「ここじゃあ、嫌。」
そう言って蜂女は、天井の隅にあるテレビカメラを指差した。
「じゃあ、どうすれば話してくれるの?」
蜂女はニッコリ笑い、さっきトレーに乗せて注射器を手渡すのに使った、細い窓を指差し
た。「あそこで、耳打ちしてあげる。」
由季は一瞬ためらったが、やがて意を決した。
「…いいわ。あそこで聞かせてもらいましょう。」
「榊さん! 何をしているんですか! やめて下さい! 危険です!」
マイクから流れる狼狽した奈倉の声を無視して、由季は窓に近寄り、耳を窓のすき間に当
てた。「ダメです! 榊さん! やめて下さい!」
713BeeFreak:04/10/16 14:26:42 ID:noN0ByO5
蜂女は、耳打ちするように、アクリル越しに由季に近づいた。蜂女の唇がゆっくりと動き
、由季は耳をそば立てた。
次の瞬間。
蜂女は細い窓から素早く腕を伸ばし、由季の首をからめ取って裸締めに絞り上げた。
同時に、由季を別室から見張っていたモニターの電源がぶつん、と落ちた。奈倉の狂乱し
た声が響いた。
「榊さん! 何があったんですか! 答えて下さい! 榊さん!」
「ウ…グググ…グ」女性の腕とは思えないようなすさまじい怪力だ。由季は身動きひとつ
取ることができない。しまった。甘く見ていた。相手が人間ではないということを、甘く
考えすぎていた。まさかあんな細いすき間から、腕を伸ばすことができるなんて。激しい
後悔に苛まれている由季の前に、ドアを開けて三宅という先程の看護士が近づいてきた。
由季は助けを求めて、看護士に向かって必死に手を伸ばした。
看護士は、ニコニコ笑いながら由季に近づき、そして言った。
「まあ、やっぱりおバカさんね。あれほど注意されてたのに捕まるなんて。」
そして看護士は、手にした電子ロックのキーを使い、部屋を隔てていたアクリルの小さな
扉を開け放った。2人の蜂女が、扉から這い出てきた。
“看護士さん…あなた…一体…?”驚いて目を見開いた由季の前で、看護士はナース服を
脱ぎ始めた。
「わたしが三宅茉莉奈だったのは、今朝までのこと。出勤途中、さらわれて無理やり改造
されたの。今のわたしは、メルダンフェルの改造人間、蜂女!」
ナース服を脱ぎ捨てた彼女の胸には、黄色と黒の同心円模様がはっきりと刻まれていた。
714BeeFreak:04/10/16 14:27:42 ID:noN0ByO5
由季を人質に、4体の蜂女たちは扉を開けて廊下に出た。とたんに、駆けつけた奈倉たち
と遭遇した。蜂女たちは眉ひとつ動かさず、乳首から毒針を打ち出した。
「ぐ…がああああ!」奈倉たちはその場にグズグズに崩れて溶けていった。
非常ベルが院内に鳴り響いた。由季を捕らえている、かつて莉枝子と呼ばれた蜂女を除い
た4体は、羽根を広げて院内に散っていった。犠牲者を探しに行ったのだ。莉枝子と呼ば
れた蜂女は、由季をうしろ手に拘束したまま、屋上に向かって歩ませた。病院のあちこち
で、鋭い悲鳴が次々と上がるのがわかる。
5階建ての第2病棟の屋上は、洗濯物でいっぱいだった。蜂女は由季を連れて、警察病院
の周りを取り囲んでいるパトカーの群れを手すり越しに眺め、フフンと笑った。
「見ろ、榊君だ!」「人質に取られてるのか?」
警戒対策本部の仲間が、心配そうに屋上を見上げているのが見える。由季は恐怖を感じる
よりも、自分の立場があまりにも情けなく、どこかに消えてしまいたいほどだった。
「わたしを盾にする気?」
「盾? 違うわ。わたしたちは強いんだもの。そんなもの必要じゃない。これからここに集
まってもらうのは、皆、わたしたちの仲間になる者たちよ。そう、あなたもそのひとりなの。
あなたももうじき、わたしたちと同じ姿になるのよ。」そう言って蜂女は無邪気に笑った。
このままじゃやばい! 由季は必死で拘束を解こうとしたが、蜂女の力は強く、どうするこ
ともできない。
その時だった。バリバリバリバリ、という鋭い轟音とともに、警視庁のヘリコプターが屋
上に接近してきた。とたんに強い風が巻き起こり、羽根を広げていた蜂女は風を避けよう
と思わず身をよじった。一瞬、由季の拘束が解けた。
今だ! 由季は弾かれたように駆け出した。迷っている暇はない。由季は洗濯物の中に突入
し、布団を両手に2枚抱えたまま、手すりを乗り越えた。一か八かだ。運がよければ助か
る。由季は布団を持ったまま、5階建ての屋上から地上めがけて飛び降りた。
715BeeFreak:04/10/16 14:28:42 ID:noN0ByO5
バサッ、ドン!!
鈍い音とともに、布団を身体に巻きつけた由季が着地した。頭がくらくらするが、どうや
ら無事のようだ。
「榊くん!」「無茶しやがって! 大丈夫か!」警戒対策本部の仲間が駆け寄ってくる。由
季は立ち上がり、本部長の顔を見るなりワッ、と泣き出した。
「すいません、すいません…わたし!」
「もういい。君は何も言わなくていい。松村くん、榊くんを救急車の中にでも寝かせてく
れたまえ。」
沙也加先輩が、由季の肩を優しく抱きながら、救急車の中の担架に由季を寝かしつけ、毛
布を掛けてくれた。「しばらく、ここで休んでなさい。」
あまりにも多くのことがめまぐるしく起こったためか、身体が熱い。由季はぐったりとな
ったまま、外の音に耳を傾けた。どうやら特別機動隊が投入されたらしい。激しい怒号、
ガラスの割れる音、何発もの銃声。由季の頭は混乱し、何が何やらわからなくなっていた。
ふと、由季は身体に不調を感じた。なんだか身体全体が、むず痒いのだ。特に乳房が、堪
えがたいほど熱くなっている。どうしたんだろう。由季は毛布の中で上着をはだけて、自
分の乳房を見た。そして、愕然となった。
由季の乳房に、いつの間にか黒い同心円の模様が浮かび上がっていた。蜂女と同じ乳房だ。
乳房の周囲の皮膚も、青い色に変色しつつある。由季は血の気が引いた。
716BeeFreak:04/10/16 14:29:43 ID:noN0ByO5
嘘。信じられない。蜂女になりつつあるっていうの? いったいなぜ? いつの間に? 由季
にはまったく心当たりが無かった。いや、無かったわけではない。ひとつだけあった。蜂
女に変身した、三宅という看護士に打たれたあの注射だ。あの注射が、自分の身体を蜂女
に変えつつあるのに違いない。いけない。このままじゃ。何とかしなくちゃ。
由季は起き上がり、救急車を出てヨロヨロと仲間がいる方に歩み始めた。とにかく誰かに
見てもらわなければ。そうだ。沙也加先輩がいい。沙也加先輩なら、何とかしてくれつか
も知れない。
力なく歩く由季に、沙也加が気付き駆け寄った。
「由季ちゃん! 駄目じゃない。そんなフラフラで! ちゃんと寝てなくちゃ!」
「せ…先輩…!!」由季はボロボロと涙をこぼした。「わたし…わたし…!」
「わかってるわ。もうしばらく、じっとしてなさい。あと20分もすれば、立派な蜂女に生
まれ変わることができるわ。」
その言葉は、由季を凍りつかせた。「先…輩…? …いったい?」
沙也加はクスクスと笑い、制服の胸元を少しはだけて見せた。黄色と黒の同心円模様が、
くっきりと浮かび上がっていた。
「今日のお昼、食事に出かけた時にさらわれて、無理やり改造されたの。今の私は、メル
ダンフェルの改造人間・蜂女。そしてあなたも、もうすぐその仲間入りをするの。あなた
に注射したのは、人間を蜂女に変えるナノマシンが入った液体なの。あなたは第1号の被
験体なのよ。」
由季は目の前が真っ暗になった。まさか、先輩が…先輩までが蜂女に改造されていたなん
て! 由季の身体はグラリ、とくずれ、沙也加に抱き止められた。気を失ってしまったのだ。
「もう少し、眠っていなさい。ちょっと効きはじめるのが遅かったようだけど、目覚めた
時にはあなたはすっかり、蜂女に生まれ変わっているはずよ。」
717BeeFreak:04/10/16 14:30:42 ID:noN0ByO5
この日の、4体の蜂女による西都警察病院におけるテロ事件は、死者488名を数える大惨
事となった。アントロイドによって病院から拉致された女性は11名。4体の蜂女は無傷の
まま、夜の空に飛び去って行った。
警戒対策本部の本拠にも、重苦しい空気が漂っていた。
「結局、忌避剤も効かなかったな。ヘリコプターが起こす風に弱い、というのは発見だっ
たが、そういつもいつも屋上にいてくれるとは限るまい。」
松村沙也加が、由季を連れて部屋に現れた。
「榊、もう大丈夫なのか?」
石上が心配そうに由季の顔をのぞき込んだ。由季は無言のまま、椅子に腰をおろした。
沙也加が尋ねる。「本部長、蜂女関係の資料は、このコンピュータの中と、こちらの書類
ラックで全部なんでしょうか?」
「君が知ってる限りで全てのはずだが…どうして急にそんなことを聞くんだ、松村くん?」
「それは…こうするためです!!」
沙也加が手刀で、立花ひかりの目の前にあったパソコンの筐体を貫いた。「キャーッ!!」
「何をするんだ! 松村くん!」
「もちろん、資料をすべて消し去るためですわ。ここに残っていると、わたしたち蜂女に
とって都合が悪いですから。」そう言って沙也加は、制服の上着を脱ぎ捨てた。蜂の乳房
があらわになった。
「いやーーッ!!」ひかりが絶叫した。刑事たちは反射的に拳銃を構え、沙也加目がけて発射
した。弾は次々とはね返され、跳弾が部屋にこだました。沙也加はニッコリと笑い、かつ
ての仲間たち目がけて溶解毒の針を次々と撃ち出した。後藤が、岸が、中谷本部長が、次
々と倒れてはぐすぐすの泡になって消えていった。
718BeeFreak:04/10/16 14:31:42 ID:noN0ByO5
「榊! 何をしてる! 早く逃げろ!」
石上の声に、由季はゆっくりと立ち上がった。そして、制服をバサリと脱ぎ捨てた。
蜂女だった。由季の愛くるしい顔を持った、蜂女がそこにいた。
「…榊! お前までが…!」石上は由季に銃口を向けた。由季と交わした約束が頭をよぎる。
“もしもわたしが蜂女に改造されてしまったら、遠慮なく撃ち殺して下さい”
由季は両手で自分の乳房を掴み、乳首の先を石上の方に向けた。そして、ニッコリと微笑
んだ。石上が知っている、この世で最も愛らしい笑顔だった。
石上の銃口は、由季の眉間を確実に捉えていた。だが、銃弾は発射されなかった。
「榊…!」石上は、銃をがっくりと降ろした。由季の乳首から、毒針が幾つも発射された。
「…さか…き…」石上の身体はポロポロと崩れ、そして消えてしまった。
沙也加はそれを見て、驚いたように言った。「あら、結局撃たなかったのね、石上さん。
この子は少量のナノマシンで身体が変化しただけで、まだ本改造を受けていないから、撃
てばその銃弾でも、致命的なダメージを与えられたかも知れないのに。」
由季もボソッと呟いた。「可哀想な…石上さん」だがその瞳には、どんな感情もこもって
はいなかった。
本部のメンバーが全滅したのを確かめると、沙也加は、机の下に隠れてガタガタ震えてい
た、立花ひかりの腕を掴んで立ち上がらせた。そして、優しく微笑みながらこう告げた。
「あなたはこれから、わたしたちの仲間になってもらうわ。改造手術を受けて、蜂女に生
まれ変わるのよ。」
ひかりは絶叫した「いやあああーーーーッツ!!」
719BeeFreak:04/10/16 14:32:44 ID:noN0ByO5
東京の地下、二千メートルの場所に築かれた、メルダンフェルの地下アジト。無数に並ん
だ手術台のひとつに横たわって、榊由季は、完全な蜂女になるための本改造を受けようと
していた。世話役の蜂女がひとり、由季にパイプのようなものを手渡した。先端が男根を
摸して作られたそれは、人間の女性を蜂女に変える改造ナノマシンを次々と供給する、改
造ノズルであった。
蜂女への改造手術は、外科的なものではなく、改造ノズルを女性の膣に挿入し、子宮を経
由して全身に改造ナノマシンを送り込むことによって行われる。その間わずか30分。由季
は脚を広げ、両手でノズルを握り、愛液で濡れ始めている自らの膣孔目がけて挿入する準
備を整えた。
由季は23歳だが、まだ男を知らなかった。学生時代につき合った相手はいるが、最後の一
線を越えさせなかったのだ。ナノマシンの注射によってひととおり改造されているとはい
え、今だ何物も受け入れたことが無い汚れ無き秘裂に、太さ5センチはある改造ノズルを
挿入するのは、女性にとってとても勇気のいることだった。
由季は意を決して、膣孔にノズルの先端を当て、ゆっくりと、だが力を込めて、ノズルを
自らの体内に挿入していった。「ウッ!…痛ッ…アアッ!」処女膜が裂け、蜂女独特の真
っ青な血が手術台にしたたり落ちた。由季は苦痛に顔をしかめながら、それでも挿入の手
を止めることはなかった。先端から20センチほどが体内に消えると、ノズルの途中に付い
ている突起が、由季のクリトリスを両側からはさみ込んだ。いよいよノズルが蠕動を開始
した。ぐおんぐおんと波打っては、由季の膣壁を刺激する。クリトリスがピクピクと刺激
され、えも言えぬ快感が由季の身体を電撃のように貫いた。「あ…あ…ああッ!」由季は
思わずノズルを放り出し、あお向けにのけぞってあえぎ始めた。手が、自然に乳房へと延
びる。由季は自分の改造された蜂の乳房を、両の手で激しく揉みしだきながら、身をくね
らせてあえぎよがった。「あン…あン…はああン…」ノズルの先端から、生暖かい液体が
次々と、由季の胎内に注ぎ込まれてゆく。下腹部に蠢く、今まで味わったことのない不思
議な快感に身を任せて、由季は一匹の牝となり、手術台の上をのたうち回った。
720BeeFreak:04/10/16 14:33:43 ID:noN0ByO5
「嫌ッ!いやッ!やめて…助けて!ママ!!」
由季のすぐ隣では、誘拐されてきた立花ひかりの改造手術が、今まさに執り行われようと
していた。2体の蜂女が恐怖に震えるひかりの身体を押さえつけ、別の1体が、改造ノズ
ルをひかりの膣孔に押しつけた。彼女の身体を押えている蜂女は、美人若手女優の羽田あ
きらと、美人アナの瀬戸内結花の顔をしていた。そして改造ノズルを持つ蜂女は、人気絶
頂の巨乳アイドル、笹川ミクの変わり果てた姿だった。
激しく抵抗するひかりの秘孔目がけて、ミクは改造ノズルを無慈悲に突き刺した。
「ひいッ! あッ…痛い痛い痛い!」
ひかりは、既に処女ではなかった。男性経験は2度ほどあった。相手はサークルの先輩だ
ったが、相手を悦ばせる余裕もなく、一方的に突き進んで果ててしまったため、ひかりに
はセックスといえば苦痛と屈辱の印象しか残っていない。あんなに痛くて苦しくて不潔な
ことを、なぜみんな夢中になってしているのかしら? 軽度のセックス恐怖症になったひか
りは、その後5年間、男に身体を許すことはなかった。ほとんど処女のようなものであっ
た。その肉体が、今、妖しく蠕動する悪魔のような改造ノズルによって貫かれたのだ。
激しく泣きじゃくるひかりの胎内に、ノズルは奥深くまで挿入された。ノズルが活動を開
始し、ひかりの全身にこれまで味わったことがない、快楽のパルスを送ってゆく。
「あ…あ…あああ…うわあっ!」ひかりはノズルを両手で掴み、膣から引き抜こうと必死
になったが、ノズルは奥深くまで挿入されたままびくともしない。やがて絶え間なく打ち
寄せる波のように押し寄せる快楽に負けて、ひかりはのけぞったまま、腰を浮かせて打ち
揺すりながら、色っぽい嬌声をあげ始めた。
「あうン! あうン! はうッ!はうッ! アッ、アッ、アアアッ!!」
721BeeFreak:04/10/16 14:35:01 ID:noN0ByO5
由季とひかりの周囲でも、拉致されてきた女性たちが、続々と改造手術を受けていた。あ
ちこちで響いていた苦痛と恐怖の悲鳴が、徐々に、喜悦と快楽の嬌声へと置き換わってい
った。
…30分後。すっかり改造を終え、新しく生まれ変わった蜂女たちが手術台から次々と起き
上がった。由季は自分の膣から、改造ノズルをずるり!と引き抜いた。トロリとした液体
が糸を引いて流れ、手術台の上にこぼれ落ちた。由季は自らの愛液で濡れたノズルの先端
を愛おしそうに眺め、それから、それを口にふくんで嘗め始めた。隣の手術台では、すっ
かり蜂女の姿になったひかりが、改造手術の余韻をもっと味わいたいといったように、既
に動きを止めた改造ノズルを両手で握り、膣にくわえ込んだまましきりに激しいピストン
運動を行っていた。やがて2人の目が合い、由季とひかりはお互いに妖しく微笑み合った。
722BeeFreak:04/10/16 14:35:44 ID:noN0ByO5
メルダンフェルの地下アジトにある広大な広間に、これまでに改造された160体の蜂女た
ちが集められた。彼女たちの頭上にある巨大スクリーンに、男とも女ともつかない、奇妙
なシルエットが映し出された。メルダンフェルの支配者『大帝』である。
居並ぶ蜂女たちに、長さ15センチほどの、白く細長い卵のようなカプセルが2個ずつ配ら
れた。
『大帝』が、優しく威厳のある声で蜂女たちに告げる。
《今日はいよいよ、我がメルダンフェルの蜂女計画が本格的にスタートする、記念すべき
日です。先程お前たちに手渡したカプセルには、お前たちの乳首の針に仕込み、打ち込ん
だ相手を約半時間で蜂女に変えてしまうことのできる、改造ナノマシンが詰まっています。
昨日、女刑事を相手に行った人体実験で、その効果は立証済みです。お前たちはこれから
都内全域に散り、この改造同化針を使って、仲間をどんどん増やしてきなさい。今日一日
で、1万人を越える蜂女が誕生することでしょう》
蜂女たちは手にしたカプセルを、自らの膣の中に挿入し始めた。膣から補給した毒針は、
自動的に蜂女の両の乳首に装填されるのだ。
「んッ…ああッ!」甘い溜め息とあえぎ声が、あちこちから漏れた。
《ただし気をつけなさい。同化針は片側の乳房に44発ずつ、全部で88発しかありません。
どの女性を仲間に迎え入れるか、よく考えてから撃たねばなりません。どういう相手を狙
えばいいか、おわかりですね?」
蜂女たちは一斉に頷いた。
《では行ってらっしゃい。可愛い子供たち。帰ってくる時、仲間が100倍近く増えている
ことを期待していますよ》
723BeeFreak:04/10/16 14:36:42 ID:noN0ByO5
かつて榊由季だった蜂女は、羽根をはばたかせ、都内にあるミッション系女子校を目指し
た。生徒が美少女揃いなので有名な学校だ。
空から校舎に取りつき、窓の外からそっと内部を伺う。ホールの中ではちょうど、全校生
徒が揃っての礼拝が行われているところだった。
ガシャン! 天窓のガラスを破り、由季は少女たちの前に降り立った。蜂女に生まれ変わ
った肉体を、誇らしげに披露する。
「キャーッッ!!」「は、は、蜂女よ!!」「早く逃げないと改造されるわ!!」
生徒たちはパニックになり、われ先に出口目がけて殺到した。
由季はニッコリ笑って、宙に舞い上がり、あわてふためく少女たちの上を何度も滑空して、
目星をつけた美少女めがけて同化針を、乳首からプス、プスと次々に発射した。元警官だ
けあって射撃の狙いは極めて正確。狙った獲物は決して逃がしはしなかった。針を受けた
少女は昏倒し、地に倒れ伏したままうめき声をあげるばかりだ。
教師やシスターたちも、混乱して右往左往していた。由季は彼女たちの前に舞い降り、そ
の中の数名を選んで針を打ち込んだ。
「今、私の針を打ち込まれた者は、30分後にわたしと同じ、蜂女として生まれ変わります。
選ばれた幸運に感謝しなさい!」
「い、イヤーッッ!! ねぇ、るみか、るみかってば! しっかりして!」「ねえ起きて、起き
てよ沙菜!」「ダメよ唯、蜂女なんかにならないで、お願い!!」
友人たちの願いもむなしく、昏倒した少女たちの身体はみるみるうちに変貌してゆく。
由季は、いち早くホールから逃れた者を探しに、天窓から外に出た。触角を震わせて少女
たちの居場所を探る。「見つけた♪」校舎の影に隠れてガタガタ震えていた少女の前に降
り立ち、針を打ち込んだ。運動場を横切って逃れようとした少女の上空から、針が襲いか
かった。体育倉庫の中に潜んでいた少女をひきずり出し、針の洗礼を施した。
“これで88発。ふぅ…全部使い切っちゃったな”
724BeeFreak:04/10/16 14:37:43 ID:noN0ByO5
パトカーのサイレンがけたたましく響いた。校舎を取り囲むように待機する特別機動隊の
中に、由季はかつての父親、榊警視長の姿を見つけた。“え…お父さん?”
由季は機動隊から自分の姿がよく見えるよう、正面庭園の中央にある時計塔の上に降り立
った。
「おお…由季…なんて姿になってしまったんだ…」
父親の声を聞いた由季は、誇らしげな声でこう叫んだ。
「榊由季? それは昨日までの名前よ。昨日、騙されて無理やり改造されたの。わたしはも
う、人間じゃない! 今のわたしは、メルダンフェルの改造人間・蜂女!!」
そい言い放つと同時に、由季は父親目がけて溶解針の雨を放った。
「榊部長、危ない!!」父は逃げなかった。娘の放った毒針を全身に受け、そのまま崩れるよ
うに溶けてしまった。
「う、撃て!」一斉射撃が始まった。由季は銃弾を意に介せず、機動隊の上を滑空しては
彼らの上に溶解針を、雨あられと降り注いだ。
“…そろそろ、仲間たちが目覚める頃ね”
由季の予想通り、ホールや廊下に横たわっていた、針を打ち込まれた少女たちが、無表情
で次々と起き上がった。友人たちの驚きを尻目に、彼女たちはセーラー服を脱ぎ捨て、羽
根を広げ、蜂女に生まれ変わった肉体を誇示した。
あわてて逃げ出す友人たち目がけて、生まれたばかりの蜂女たちが毒針を発射する。
「やめて! 和美!やめてよ!私がわからないの!?」「お願い! 美帆! 元に戻って! お願
い!」校内は、いたるところ阿鼻叫喚のるつぼと化していた。
725BeeFreak:04/10/16 14:38:42 ID:noN0ByO5
ようやく混乱が静まった頃、由季の周りに、生まれ変わったばかりの蜂女たちが、続々と
舞い降りてきた。“ちゃんと88人、いるわね。それじゃあ、あなたたちをアジトに案内す
るわ。あなたたちはそこで本改造手術を受けて、完全な蜂女に生まれ変わるのよ!”
少女たちは一斉に頷いた。由季を先頭に、89体の蜂女たちが空に舞い上がった。
由季たちは、東京の空を滑空していた。都内のあちこちから、たくさんの蜂女たちが舞い
上がり、空を黒々と染めていった。その数は、1万体を優に越えているだろう。
由季たちは、東の空に向かって滑空を続けた。積乱雲の中に隠された、地底へのワープル
ート目指して飛行を続けた。
どうやら、自衛隊と戦闘を行った蜂女たちがいるらしい。繁華街の真ん中に、自衛隊のヘ
リコプターが墜落してもうもうと黒煙を上げている。
今日、都内全域で1万体を越える蜂女が誕生した。明日は、全国でもっとたくさんの蜂女
が誕生することになるだろう。そして明後日は…。由季は、胸が高鳴るのを覚えた。改造
人間が人類を支配する理想の世の中が、間もなくやって来る。その日が来るのが今か今か
と待ち遠しい。
由季の隣に、かつて松村沙也加だった蜂女と、立花ひかりだった蜂女が肩を並べて飛んで
いる。由季は、いや、かつて由季だった蜂女は、ニッコリと微笑んで彼女たちに手を振った。
                                   (おわり)
726名無しより愛をこめて:04/10/17 03:29:20 ID:bqVWTtbv
すげぇ・・・あんたすげぇよ
改造直前のいやがる理由付け(勿論、女性がは嫌がって当然の改造方法ですが)で、
改造後の蜂女への転び方に深み持たせてるし。
「今のわたしは、メルダンフェルの改造人間・蜂女!」 という決まり文句の多用で洗脳されてる感がかなり高まってるし。
いやぁ、いいもん読ませてもらった。
こういうSSでもテクニックってちゃんと有るんだなぁ。

あまりに文章読んでない近頃のガキっぽい喜び方だったら、ごめんなさい。
727名無しより愛をこめて:04/10/17 04:46:53 ID:NLLm9eDZ
>>696-725
原則、長いのは好まれないけど、
・・でも原則はあくまで原則。イイっす!
また「溜まった」らよろ!
728727:04/10/17 04:48:34 ID:NLLm9eDZ
「原則はあくまで原則。例外は常にある」ということです
端折りすぎて失礼
729名無しより愛をこめて:04/10/17 22:31:10 ID:l3IMQgHA
      ☆ チン        マチクタビレタ-

☆ チン  〃 ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ヽ ___\(\・∀・)< >>325氏の新作 マダー?
    \_/⊂ ⊂_)_ \____________
  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
  |  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:|  |
  |  改造手術台   .|/
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
730名無しより愛をこめて:04/10/18 00:23:16 ID:0M2lqGUe
女子高生じゃないけど、新作来るまでのつなぎにドーゾ。

ttp://footbody.hp.infoseek.co.jp/cosmiclayer/secret/secret-02.htm
731319:04/10/18 02:07:37 ID:RboawfV0
508さんに触発されて私もやはり近日中にSSを貼り付けたいと思います。
ただまだ頭の中では構想が途中までしかできてないのでそこまでになりますが。
またしばらく私の駄文にお付き合いくださいませm(__)m
732名無しより愛をこめて:04/10/18 13:35:55 ID:kCSLAaE4
ガイシュツかも知れませんが・・・
ttp://ryuanddoll.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/joyful/joyful.cgi
↑は破裏拳竜監督の『サイバー美少女0指令』に登場する晴海共子・台場有子
の改造手術
の資料やら秘蔵写真やらが、監督自身の手によって次々と貼り付けられている掲示板。
改造シーンの資料は特に2ページ目に多くあり。

念のため。『サイバー美少女0指令』のオフィシャルホームページはこちら。
ttp://www.pman-net.com/cyber0/
733名無しより愛をこめて:04/10/18 21:13:50 ID:ypmvoDL1
734319:04/10/19 01:59:59 ID:1bv0hb+s
それでは新作を少しずつはらせていただきます。またしばらくお付き合いください。

「ねえ、おじさん。私たちにカンパしてよ」
繁華街の裏通りで中年の男性を取り囲んでいる女性たち。彼女たちは全員未成年のようだ。
「な、なぜ私が君たちにカンパしないといけないんだね?」男性は中肉中背でさえない感じである。
「あたしたち、お金に困っているの。だからちょっとカンパしてよ」女子高生たちは甘えるようなしかし恫喝するような声で言う。
「わ、私としては理由のないお金を払うわけにはいかない。断る!」男性はオドオドしながらも毅然として断った。
「おっさん、私たちを舐めてんの?みんな、やっちまいな」リーダー格の少女が命令する。あどけなさが残る美少女だが、冷酷に言い放つ。
「おらおら」「おっさん、おとなしく金を出せばいいんだよ」10人くらいの女子高生たちが男性をリンチする。
「こら、やめろ。やめないか」男性は抵抗するが多勢に無勢で勝ち目がない。とその時、
「こら、やめないか」一人の青年が飛び込んでくる。青年は男性をかばう。
「お前たち、こんなことをして恥ずかしくないのか?」青年は少女たちをとがめる。
「ケッ、ヒーローぶってるんじゃねえよ。いこういこう」リーダー格の少女が言う。少女たちは青年に罵声を浴びせ去っていく。
「大丈夫ですか?」青年は男性に言う。「ええ、助かりました。どうもありがとうございました」
男性は青年に深々と一礼するとよろよろしながら去っていった。
「まったく近頃の子はなんて事をするんだ…」青年つまり本編の主人公である羽村啓介は苦々しくつぶやいた。

その頃リーダー格の少女、石川ひなのは家に帰り着いた。彼女の家は大きな豪邸だ。
「ただいま」ひなのは部屋に入るといまいましげにつぶやいた。
「くそ、あのヘンな奴のせいで今日は面白くなかったわ」
735319:04/10/19 02:12:45 ID:1bv0hb+s
ひなのはお嬢様学校として知られる白百合女学園高校の3年生だった。
成績優秀で家でも学校でも優等生として通っていた。だが、彼女には裏の顔があった。
彼女は街の不良女子高生や不良少女たちとつるんでは親父狩りをやっていた。その他にも援助交際や美人局なども行い、学校の気に食わない子をいじめたりもしていた。
彼女がこういうことをするのに特に理由はない。ただ単にゲーム感覚でやっているのである。
今日の親父狩りにしてもそうだ。さえない中年男性をいたぶることを楽しんでいるに過ぎないのである。
彼女は携帯電話をかける。「もしもし大樹?そう私よ」

一方ここはゲームセンター。「おう、ひなの」
電話に出たのは五十嵐大樹。ひなのと同い年だが、高校にも行かずチーマーとしてぐれていた。彼もまたギャングまがいのことや麻薬や拳銃の密売に手を染めていた。
二人はひょんなことから知り合いすぐに意気投合した。そして知り合ったその晩に男女の関係になった。
「今日は何の用だ?おいしい儲け話でもあるのか」大樹はひなのに聞く。
「ねえ、あれやらない?美人局」ひなのは美人局を大樹に持ちかける。
「美人局か。おういいぜ。」大樹も何も考えずにその話に乗る。

ひなのは携帯の出会い系サイトに書き込む。
「22歳の女子大生です。お金持ちのおじ様、私に援助して」
年齢をごまかしひなのは偽の情報を書き込む。
「さあこれでどんな馬鹿な親父が引っかかるかしら。ふふふ」
736319:04/10/19 02:22:17 ID:1bv0hb+s
3日後の晩、ひなのは街頭に立つ。書き込みに返事があったのだ。
しばらくしてやってきたのはさえない感じの小男だった。「こんばんは、あなたがひなのさん?」
「はい、今夜はよろしくね。おじ様」ひなのはこびるように言う。
(ふん、本当女に縁のないってかんじの親父ね。キモイわ)心の中では軽蔑しつつもにこやかにいう。
一方歩き出した二人の後を大樹がつけていく。二人はホテルに入った。
ホテルで性行為を済ませた男とひなの。男はグッタリしている。
「ひなのちゃん、よかったよ」男は感激しているようだった。
そこへ大樹が部屋に乱入する。「おいひなの、何しているんだ!?」わざと怒った顔をする大樹。
「大樹…」ひなのもわざとおびえた演技をする。大樹は男に詰め寄る。
「おっさん、俺の彼女と何してたんだよ?」「わ、私は…」男は絶句する。
「おっさん、未成年とやったら淫行条例ってのに引っかかるのは知ってるか?」大樹は淫行条例を持ち出す。
「何いってるんだ。彼女は22歳だぞ」男は反論するが「あら、私は18歳よ」ニヤニヤしながらひなのは言う。
「え、そんな…」男は愕然とする。
737319:04/10/19 02:30:28 ID:1bv0hb+s
「とにかく警察に行こうぜ」大樹は男に言う。
「た、頼む。警察だけは勘弁してくれ」男は哀願するように大樹とひなのに言う。
「ただ勘弁してくれだけってのは虫が良すぎるぜ、おっさん」大樹はそう言い放つ。男は黙り込む。
「とにかく名刺をよこせ」大樹は男から財布を奪うと中から名刺を抜き取る。男はなんとキャリア官僚だった。
「へえ、おっさんキャリアかよ。キャリアがこんなことしたら懲戒免職だぜ。どうする?」ネチネチと脅す大樹。「そ、それは困る。どうしたらいい…」男はおびえている。
「まあおっさんも色々あるだろうから10万で勘弁してやるよ。それでいいだろ?」大樹はひなのに言う。「まあしょうがないわね」
「わかった。金で解決できるなら…」男は携帯電話を取り出しどこかにかけた。「私だ。うん、ちょっときてくれ」
電話を切ると男は言う。「今金を持ってこさせる」

1時間後、ホテルの前に立つ3人。「本当に金は来るんだろうな?」大樹はいまいち信じ切れないようだ。
「大丈夫だ。ほら、きた」向こうから黒塗りのベンツがやってきた。中からコートにサングラスの男たちが出てくる。
「おい、金は持ってきたんだろうな?」大樹は聞く。しかし、男たちは何も言わずにスタンガンを取り出し大樹とひなのに当てる。
「な、何しやがる!!うわっ!」「キャア…!」悲鳴をあげて倒れる大樹とひなの。男たちは二人を車に乗せて立ち去っていった。
738319:04/10/19 02:42:53 ID:1bv0hb+s
「はっ、私は一体?」ひなのは意識を取り戻す。しかし、体が思うように動かない。
彼女が閉じ込められている部屋は真っ暗で何があるのかわからない。彼女は動こうとするが縛られているのかまったく動けない。
すると突然明かりがついた。「よく眠れたかな、お嬢さん」白衣を着た男が入ってくる。
「あ、あんたは…!!」ひなのは声を上げる。それはさっき自分が恐喝していた男だったのだ。「ようこそ、我がジャマーに」
「ジャマーって何よ!?あんたキャリアだったんじゃないの?私をだましたのね」ひなのは恐怖と怒りで頭が錯乱しそうだったがそれでも毒づく。
「だました?まあそうなるがだましたのはお互い様だろ。この女狐め」男は言う。「女子大生と偽った挙句美人局か。まあ俺も栄光ある組織ジャマーの幹部科学者だがな」
「あ、あの美人局は大樹がやれっていったのよ。私は仕方なく…」ひなのは弁解するが男がさえぎる。「大樹君か。じゃあその大樹君に聞いてみよう」
戦闘員に連行されるひなの。ある部屋に入る。そこは戦闘員製造ゲートだった。ここのゲートを通過すれば戦闘員に改造されるのだ。
そこに連れてこられたのは大樹だった。全裸にされ戦闘員たちに連行されている。
「あれはひなのにそそのかされたんだよ。俺は仕方なく…。助けてくれよ…!!」大樹は見苦しく泣き叫ぶがそのままゲートを強制的に通過させられる。
「た、助けてくれ…。ぎゃああああ!」断末魔とも取れる大樹の叫び声。
「何よ、大樹。私に罪をかぶせるつもり!?」ひなのも大樹に叫ぶ。その姿をみて男はニヤニヤする。
「いやはや、君たちは強い絆で結ばれているみたいだね。本当うらやましいよ」
739名無しより愛をこめて:04/10/19 05:05:34 ID:sIJD9wnQ
319氏キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
戦闘員製造ゲート、イイヨ!(・∀・)イイヨー!
740319:04/10/19 23:58:29 ID:Vm+flGLL
「大樹はどうなるの…?」戦闘員たちに押さえつけられながら不安そうに科学者に尋ねるひなの。
「彼は精密検査の結果、我がジャマーの戦闘員に改造されることになった。この戦闘員量産プラントのゲートをくぐれば彼も我がジャマーの戦闘員だ。今回は特別に彼一人を改造するためだけにこのプラントを使用しているのだ。光栄と思え」
科学者は傲慢に言い放つ。改造と聞きひなのの顔は青ざめる。「お前の彼氏の改造シーンをよく見ておけ」
「おい、助けてくれよ…。うわあ〜〜〜〜〜」大樹の断末魔に近い悲鳴が聞こえる。それを最後に大樹の声は聞こえなくなる。と同時に大樹はジャマーの戦闘員として生まれ変わった。
「よし、次はお前の番だ。石川ひなの」科学者は狂気の光を目にたたえながらひなのに最終宣告をする。
「い、いや〜〜〜〜〜〜」ひなのの絶叫が空しく響く。
741319:04/10/20 00:17:19 ID:rMis942T
ひなのは手術室に連れて行かれる。すでに衣服も下着も剥ぎ取られ、一糸まとわぬ姿にされていた。
白衣姿の戦闘員たちがひなのを手術台の上に固定する。ひなのは手足を縛られ、かろうじて顔だけ動かせる程度だった。
「私を、私をどうするつもりなの!?」恐怖で錯乱しそうになりながらかろうじて正気を保ちながらひなのは科学者に尋ねる。
「知れたこと。お前も彼氏同様我がジャマーの改造人間になるのだ。そのために私は援助交際のサイトに書き込み獲物を待っていたのだ」
科学者は下卑た笑い声を上げながらひなのを見る。科学者は言葉を続ける。
「お前が気絶している間に採血して調べたところお前は戦闘員よりも怪人にふさわしいとの結論に達した。新しいタイプの改造人間にしてやる」
「いや、いやよ。改造人間になるなんていや〜〜〜〜〜」改造人間と聞きひなのは恐怖の悲鳴をあげる。
「お願い、家に帰して。あなたをだましたことは謝るから…。お金ならいくらでも払うわ。パパはお金持ちなの」ひなのは必死に謝るが、科学者は耳を貸そうともしない。
「我々が欲しいのは金ではなくお前の体だ。なあに、すぐに我が組織の一員になれたことを光栄に思えるようになる」科学者は言う。「よし、準備をしろ」

742319:04/10/20 00:21:41 ID:rMis942T
ひなのの頭に奇妙な装置がつけられる。一見それは電極がついたヘッドギアのようだった。
「この装置は人間の記憶を映像化できる装置だ。お前の今までしたことが全部映し出される」科学者はそう言うとスイッチを押した。
正面のスクリーンに小学生時代のひなのが現れる。それはクラスの気の弱い子を集団でいじめている映像だった。泣きじゃくる子。それを楽しんでいるひなの。
「ほほう、ドナーはいじめっ子のようだな」科学者がつぶやく。ひなのは黙っていた。
続いて中高時代のひなのが現れる。ひなのの悪行はさらに激しくなっていく。いじめ、親父狩り、援助交際。不良少女たちを使って悪事の限りを尽くしていた。
そして大樹と麻薬の密売に手を染めているシーン。いずれのシーンも悪事を働くひなのはそれを楽しんでいるように見えた。
ひなのは優等生の仮面をかぶりながらその裏ではありとあらゆる悪事に手を染めていたのだ。そのうち映像が切れる。
「お前は散々悪事を働いたようだな。お前のその邪悪で冷酷な心は気に入った。まさに我がジャマーの改造人間にふさわしい」
科学者は笑いながらひなのに言う。ひなのは体を小刻みに震わせていた。
「お願い、やめて…」さすがの悪女も心はずたずたになっているようだった。
「何を嫌がっている。私はお前を非難してはいない。むしろお前の邪悪さを評価しているのだぞ。お前は改造人間がふさわしい」
科学者はひなのの気持ちを完全に無視しているようだった。
743BeeFreak:04/10/20 02:17:03 ID:ZydPGjRQ
>>726,727-728
感想ありがとうございます。暖かい声援はたいへん励みになります。
けど、やっぱりちょっと、前作は長過ぎましたね。何しろ連続29レスですからね。
反省して、しばらくは短めのSSを書くことにします。ちょうど319氏の素敵な新作(戦闘
員製造ゲートがいいですね)が始まってますが、その間を縫ってひとつ、思いついたストー
リーをUPいたします。
325氏の新作登場を祈願しての、極めて鬼畜度の高いストーリーです。そういうのが嫌いな
方は飛ばされることをお奨めいたします。
今回、秘密組織デスパラダイによって蜂女に改造されてしまうのは、坂本奈月ちゃん15歳
です。そしてもう一人、今回は特別に、蜂女でない女性改造人間も登場いたします。
744BeeFreak:04/10/20 02:17:42 ID:ZydPGjRQ
ビル街の地下に人知れず造られた、悪の組織のアジト。今ここでは、正義と悪の最終決戦
が繰り広げられようとしていた。
「ええい! もうじき鉄面闘士がここまでやってくる! 薊沢(あざみざわ)くんは何をしとる
のだ! 早く決戦兵器を用意せんと、間に合わんぞ!!」
マントをはおり、顔の左半分が肉の削げた髑髏のようになっている無気味な男が、取り乱
して叫ぶ。
「生憎だったな、ドクター屍(しかばね)! お前の右腕の女怪人は、たった今私が倒した!」
鉄仮面にバトルスーツの逞しい男が現れ、よく通る声で叫んだ。鉄仮面の中には、昆虫の
ような素顔が隠されている。改造された素顔を鉄仮面に隠して闘う正義の勇者、鉄面ファ
イターである。
「罪も無い人々を誘拐し、改造して世界制覇を企む秘密組織デスパラダイ! 今日がお前た
ちの最後の日だ!」
「て、鉄面ファイター!? くそぉ!決戦兵器は間に合わなんだか。…かくなる上は、ワシの
正体を見せてやろう……大怪人!ティラノゾンビ!!」
無気味な男は、化石化した肉食恐竜の怪人へと姿を変えた。「食らえ! 瘴気のブレス!!」
善と悪、2体の異形の者は、いつ果てるとも知れぬ死闘を展開した。だがその闘いも遂に、
決着の瞬間を迎えた。「鉄・面・ブレイクッ!」「ギャアアアーーーッ!!」
大怪人ティラノゾンビは爆発四散し、デスパラダイ日本支部は完全に壊滅した。

「…どうしてもゆくのか、猛人。」空港のロビーで、3人の男が別れをかわす。
「ええ、おやっさん。デスパラダイの日本支部は壊滅させましたが、まだまだ世界中にや
つらのアジトがあるんです。轟、おやっさんをくれぐれも頼むぞ!」
「ああ本能寺。日本はこの、FBI特命捜査官・轟勝也に任せてくれ。お前こそ元気でな!」
こうして、鉄面ファイター=本能寺猛人は、新たな悪を追って日本を離れた。

そして、その2日後。壊滅したはずのデスパラダイの地下アジトの中で…
745BeeFreak:04/10/20 02:18:42 ID:ZydPGjRQ
薄暗い空間で、少女はゆっくりと目を覚ました。
生ぬるい液体の中に、ずっと浸っていたようだ。少女はゆっくりと身体を起こし、壊れか
けたポッドの中から這い出た。
“ここは…どこなの? 何だか…荒れ果てた場所…”
部屋の中は、激しい戦闘でもあったかのように散乱し、黒い人影が床に幾つも倒れている
のが見える。
“…わたしは…わたしは…誰? 一体誰なの? どうして…こんなところにいるの? …だめ!
…何も…何も思い出せない!”
少女は頭を抱えた。頭の中が、もやがかかったようになって思考の流れがさえぎられる。
少女はたどたどしい足取りで部屋の外に出、薄暗い廊下の中を歩んでいった。
“どうして…誰もいないの? わたしは…一人ぼっちなの? …寂しいのはいや。ねえ、誰か
…誰かいないの!?”
だが少女の呼びかけに応える声は無く、周囲には生き物の気配ひとつしなかった。
少女はやがて、煙突の底のような場所に出た。長い長い円筒形の空間。上に向かって、梯
子が果てしなく続いている。
少女は一瞬躊躇したが、やがて意を決して、梯子を一段一段、昇り始めた。

そこは、ビル街の真ん中にある、マンホールだった。蓋をゆっくりと開け、少女はマンホ
ールから這い出した。
どうやら今は真夜中らしい。頭上にはビルの合い間に月が煌々と照り、地面に少女の影を
くっきりと浮かび上がらせている。周囲は静まり返って、人影ひとつない。
746BeeFreak:04/10/20 02:19:44 ID:ZydPGjRQ
少女はとぼとぼと、ひと気のないビル街をさまよい歩いた。
ふと前方に、影が歩むのが目に入った。人だ。人がいる。若い女性のようだ。少女は早足
になって、その人影に近づいた。後ろから迫る足音に気付いたその女性は、少女の方をそ
っと振り返った。そして…
「き、キャアアーーーーッ!! 化け物ォッ!!」
耳をつんざくような悲鳴を上げ、女性はあわてふためき足をもつれさせながら逃げ出した。
その悲鳴は、少女の脳髄をも突き刺した。少女もはじかれたように、もと来た方向へ逃げ
出した。“何!? 化け物って何!? わたしの、わたしのことなの!?”
少女は息を切らせて立ち止まった。目の前に、大きなガラスのウィンドウがあった。そこ
に、少女の全身が映し出されていた。
…それは、人間の姿ではなかった。全身を包む青い皮膚。白い手袋とブーツ状になった手
足。背中から伸びる4枚の薄い羽根。そして、黄色と黒の同心円模様に彩られた双つの乳
房。その乳房は、意思を持った別の生き物であるかのように蠢いていた。頭部だけは人間
の少女のそれだが、泥と脂にまみれて、異様な姿になっていた。
少女は絶叫した。嘘。嘘よ。これがわたし? どうして、どうしてこんな姿なの? 少女はあ
わてて自分の身体をまさぐった。青い皮膚は…衣装ではない。脱ぐことができない。自分
の皮膚だ。つねると痛みを感じる。背中の羽根も…自分の身体の一部だ。引っ張ると痛い
し、何より、自分の意思で動かすことができる。ああ、間違いない。これが自分の姿なの
だ。この蜂のような身体が、今の自分の姿なのだ。少女は今、完全に目を覚ました。その
場にうずくまり、膝を抱えて泣きながら、少女は、自らの身に起きた出来事を、今、まざ
まざと思い出していた。
747BeeFreak:04/10/20 02:20:42 ID:ZydPGjRQ
少女の名前は、坂本奈月。15歳の高校1年生。ごく普通の中流家庭で、溢れんばかりの両
親の愛に囲まれて育った、愛くるしい笑顔が魅力的なごく普通の少女だった。そう、あの
忌まわしい日までは。
帰宅途中の奈月に車から声を掛けたのは、黒づくめの服にサングラスの若い女だった。道
を尋ねたその女に答えようと、サイドガラスを開け放った車に近づいたとたん、奈月は女
が吐きかけた息を吸い、身体が痺れて気を失ってしまったのだ。
気がついた時、奈月は全裸にされ、手術台のようなものの上に大の字に縛られていた。薄
暗い照明の無気味な雰囲気の部屋だった。「ここは…どこ…?」
突然、二つの人影が、拘束された奈月の顔を覗き込んだ。美しい顔に冷酷な笑みを浮かべ
た、あの若い女と、顔の半分が肉の削げ落ちた骸骨のような、無気味な男だった。
「キャーッ!! イヤぁーーッ!! 放して!! ここから出して!! おうちに帰して!!」
奈月は半狂乱になって絶叫し、拘束された身体をジタバタさせてもがいた。
マントをはおった髑髏のような男が、無気味に笑いながら言った。
「キョヒョヒョヒョ! キミは運がいい。キミは今から改造手術を受けて、わが栄光あるデ
スパラダイの改造人間に生まれ変わるのだよ。ワシはデスパラダイ日本支部長、ドクター
屍(しかばね)だ。よろしくな。ほら、うるさい。泣いてばかりいないでこっちを見なさい!
そしてこちらが、この半年間ワシの助手を勤めている、薊沢泪花(あざみざわ・るいか)く
んだ。彼女も元は普通の大学生だったんじゃが、ワシの手によって生まれ変わっての。さ
あ薊沢くん。このお嬢さんに、きみの本当の姿を見せてやりなさい。」
髑髏男は手にした杖で、奈月の顎を小突いて女の方に顔を向けさせた。
女は、手足の先まで包む黒い全身タイツのようなものを身にまとっていた。だがよく見る
と、それはタイツではなく、彼女自身の皮膚だということがわかる。へそが、尻の割れ目
が、そして女性器の存在が確認できるからだ。耳の上に、真っ赤なバラの髪飾りのような
ものを着けている以外には、彼女は何ひとつ身にまとっていない。
女は髑髏男に一礼すると、手を高く上げて叫んだ。「サイバーッ!変・身!」
748BeeFreak:04/10/20 02:22:20 ID:er0Ht1s9
奈月は目を疑った。女の肉体に、信じられない変化が現われたからだ。黒い全身タイツの
ような身体のあちこちを突き破って、植物のツタのようなものがにょきにょきと生えてき
た。たくさんの鋭いトゲが付いたツタは、女の腰を、乳房を、手を足を取り巻いて成長し
ていった。同時に、バラの髪飾りが急速に巨大化し始めた。女の美しい顔を押しのけるよ
うに、顔があった場所に陣取ると、花弁の中央が開いて、中から巨大な一ツ目が現れた。
女の元の頭部は目を閉じ、首を傾げたような状態で花弁の傍らにくっ付いている。一ツ目
がギョロリと動き、奈月の方を見つめた。ひいぃぃぃッ!奈月は心臓が凍るような恐怖を
感じた。
「ほれこの通り。薊沢くんはワシの手によって、改造人間・毒薔薇女として生まれ変わっ
たのだ。彼女は身体の中で、様々な毒素を作ることができる。キミをさらう時に使った、
催眠毒もそのひとつだよ。キョヒョヒョヒョ!」
毒薔薇女は髑髏男に再び深く礼をした。変身が解け、彼女の肉体は徐々に元の美しい女性
の姿に戻っていった。
髑髏男は手に持った杖で奈月の頭をグリグリと小突き、無気味に笑った。「キョヒョヒョ
ヒョ! さあ、キミも手術を受けて、彼女同様改造人間になってもらおうか。そうだな。愛
らしい蜜蜂がいい。キミは今日から、デスパラダイの改造人間・蜂女になるのだ。」
奈月は半狂乱になって泣きじゃくり、必死にあがいた。「いやぁーーッ! イヤッ! イヤ
ッ! やめてェ! 助けて! ママ! ママ! 改造人間なんてイヤだぁーー!」
「薊沢くんもね、さらわれてこの手術台に乗せられた時は、そんなふうに泣き叫んだもの
だ。だが今では、喜んでワシの助手を、そして愛人を勤めておる。…ああもぅうるさい!
さあ薊沢くん、さっさと改造手術を始めなさい。」
女はコクリと頷き、機械のスイッチを入れた。とたんに、奈月を固定している手術台に変
化があらわれた。手術台に接している彼女の身体のラインに合わせて微調整しながら、周
囲が少しずつ盛り上がってきた。いわば降ったばかりの新雪の上に身体を横たえた時のよ
うに、奈月の身体がすっぽりと手術台の中にはめ込まれているかたちになった。
749BeeFreak:04/10/20 02:23:42 ID:er0Ht1s9
それと同時に、手術台の天井に当たる丸い部分だけが少しずつ降りてきた。天井部分には
手術台同様、奈月の身体のラインに合わせたくぼみが形成されていった。このまま降りて
くると、奈月の身体はちょうど鯛焼き器のように、手術台と天井部分にすっぽり挟まれる
かたちになる。
天井部分の、奈月の身体に合わせたくぼみが、少しずつ奇妙な燐光を発し始めた。特に、
乳房に当たる部分には双つの同心円状の模様が浮き上がり、無気味な明滅を繰り返してい
る。天井部分は徐々に、徐々に降下し、奈月の上に押し被さろうとしていた。奈月は恐怖
のあまり、もう声も出ない。「…ひィっ!」
ふと、女が髑髏男に尋ねた。「ドクター、なぜこのような小娘を改造されるので?」その
言葉には、私というものがありながら何故、という不満がこもっている。
髑髏男はフフン、と鼻で笑って答えた、「いいかね薊沢くん。改造人間に選ばれる者は、
皆それなりの理由がある。外を警護している蟹男くんや犀男くんの場合は、屈強な肉体。
キミの場合はその優秀な頭脳だ。もちろん、キミの美貌とその豊満な肉体も、改造人間と
して実にふさわしいモノだったよ。」
髑髏男はそう言って、女に近づきその尻をなでた。女は嬉しそうに身をよじった。
「そしてこの少女の場合、大切なのは可憐さだ。見たまえ、この開ききる前のつぼみのよ
うな、初々しい可憐さを。これこそ、憎っくき鉄面ファイターを倒す決戦兵器として、ま
さにふさわしいものなんだよ。」
天井は、奈月のすぐ上に達していた。あと5センチ、4センチ、3センチ…。
「やめてェッ! お願いッ! やだ、やだ、やだァアアーーッッ!!」
「さあ! 改造人間に生まれ変わるがいい!」
天井が、奈月の身体に接した。プシュゥーッ! と音を立て、天井と手術台はひとつに合
体した。全身に焼きごてを当てられたかのような凄まじいショックが奈月の肉体を襲い、
奈月の意識は暗黒に閉ざされた。
「イヤぁーーーーッッ!!」
750BeeFreak:04/10/20 02:25:42 ID:er0Ht1s9
永遠に続くかと思われた永い永い悪夢から醒め、奈月は目を覚ました。見上げた天井に、
人型のくぼみがあるのを見た奈月は、眠っている間に自分の身に起こったことを悟り、愕
然とした。あわてて起き直り、自分の身体を確認してみる。濃いブルーで覆われた皮膚。
白いブーツ状に変形した脚。そして、黄色と黒の同心円模様に彩られた双つの乳房。彼女
の身体はもう、人間のものではなかった。
「イヤぁ!!」彼女は顔を手で覆って泣きじゃくった。わたしは改造されてしまった。こんな
蜂のような身体じゃ、もう生きていけない。パパ。ママ。わたしが何をしたって言うの。
「おや気がついたか。どうだね。改造人間になった感想は?」髑髏男がにこやかに笑いな
がら尋ねた。
「お願いです! わたしを、人間に戻して下さい! お願いです!」奈月は必死に嘆願した。
「それはできない相談だね。一度改造された人間を元の人間に戻すなど、100年前に死ん
だ人間を生き返らせるよりずっと難しいわい。お前はもう、一生その身体のままじゃ。」
「ああッ…」奈月は絶望で目の前が真っ暗になった。
「それにしてもドクター、どうしてこの娘の頭部は、人間のままにしてあるのですか? 脳
改造も施していないようですが?」黒ずくめの女が質問した。
「それが、この娘が決戦兵器たる仕掛けなんじゃよ。いいかね。鉄面ファイターは額のサ
ードアイで、改造人間の居場所を知ることができる。しかも、脳改造を受けているかいな
いかまでもわかる。人間に化けて奴に近づいても無駄なのだ。だから、そこを逆手に取る。」
髑髏男は、泣きじゃくっていた奈月の額を杖で小突き上げた。
「この娘を、これからこのままの姿で、鉄面ファイターがやって来るルートに放置する。
自分と同じ改造人間、それも脳改造を受けていないということがわかると、必ず奴はこの
娘に接触してくるはずだ。それも、こんないたいけな少女だと知ればなおさらだ。奴は自
分と同じ境遇の者を助けたいという、人間らしい愚かな心を持っているからな。」
「で、それがどうして決戦兵器になるのでしょうか?」
髑髏男は、長さ10センチほどのラグビーボール状のカプセルを取り出した。
751BeeFreak:04/10/20 02:26:43 ID:er0Ht1s9
「キョヒョヒョヒョ! そこだよ薊沢くん。これはワシが開発した、プルートゥ爆弾だ。冥
府の神の名にふさわしい超兵器でな、周囲50メートル以内のいかなるものをも蒸発させて
しまう、有効範囲は狭いが実に強力な気化爆弾じゃ。これを、この娘の膣に埋め込む!」
髑髏男は膝を抱えて泣いている奈月の脚を握り、ぐい、と押し広げた。「キャッ!!」
「さあ、薊沢くんも手伝ってくれたまえ。」
黒ずくめの女が奈月の身体を押え、髑髏男が奈月の広げた股間の中央をまさぐって膣孔の
位置を確かめ、プルートゥ爆弾のカプセルをぐいぐいと押し込んでゆく。
「い、痛い!痛い!やめて!あ!アアッ!イヤっ!」
非情にも、カプセルは奈月の処女膜を引き裂き、膣の奥深くまで押し込まれてゆき、そこ
で停まった。
髑髏男から解放された後も、奈月は股間を襲う鋭い痛みと異物感に耐えかえて、両手で下
腹部を押えたまま身体を折り曲げてのたうち回った。「あ…あうッ…ひぃッ…ひいッ…」
「間違えて、爆弾のスイッチが入ったりはしませんか?」
髑髏男は杖を振りながら、自慢げに答えた。
「心配はいらん。この爆弾の起爆は、あるシチュエーションが揃った時にのみ発動する。
いいか娘、お前もよく聞け。『お前に同情の言葉を放った相手が、お前の身体に触れた瞬
間、お前の身体に仕掛けられた爆弾が爆発する』のだ。キョヒョヒョヒョ!」
「ドクター! この娘にそんなことを教えても良いのですか!?」
「なに構わんよ。娘が爆弾のことを鉄面ファイターに伝えれば、なおのこと、奴は何とか
してこの娘を救いたいと思うはずじゃ。それが奴の弱点である『人間の心』なんじゃから
な。キョヒョヒョヒョ!」
奈月は、下腹部を押えたまま身をよじり、しきりにうめいている。
「む? こりゃいかん。まだ改造された身体がうまく馴染んでいないようじゃ。薊沢くん!
この娘をしばらく調整槽に入れて、新しい身体に馴染ませたまえ。大切な決戦兵器じゃ。
ここで死なせてしまっては元も子もないわい…」
奈月は、女に抱きかかえられて液体で満たされたポッドの中に横たえられた。
「さあ、しばらくそうやってなさい。あなたの出番が来たら、起こしてあげるわ…」
752BeeFreak:04/10/20 02:27:43 ID:er0Ht1s9
“そうか…あの後戦いがあって、私を改造したあの無気味な男も、薔薇女に改造されたあ
の可哀想な女の人も、みんな死んでしまったんだわ。だから誰もいないし、基地は荒れ果
てていたんだわ。”
奈月は、すべてを思い出していた。そして、あることに気がついた。
“みんな死んでしまったのなら、わたし、ひょっとして独りぼっちになってしまったの!?”
それは、恐ろしい事実だった。自分はもう、人間の世界には戻れない。かと言って、今の
自分を受け入れてくれる場所など、この世界にはどこにも存在しない。奈月は、激しい絶
望に苛まれながらフラフラと立ち上がった。夜が少しずつ白んできている。いけない。こ
こから離れなきゃ。人にこの身体を見られたら、たいへんな騒ぎになる。どこかに身を隠
さなきゃ。
結局、奈月は元のマンホールに戻ってきた。
ここがいい。誰も来ないところで、一人ひっそりと死のう。パパ! ママ! 死ぬ前に一目会
いたかった。でも会うわけにはいかない。わたしがこんな身体になってしまったこと、パ
パやママに知らせるわけにはいかない。知ったら、きっと二人とも命を断つだろうから。
奈月は泣きながら、長い梯子を少しずつ降りていった。
荒れ果てたアジトの廊下に戻った時、奈月は奇妙なことに気がついた。このアジトの中に、
自分以外の誰かがいるのだ。コツコツという足音が聞こえる。懐中電灯のものらしい明か
りが、廊下の角の向こうから迫ってくる。不意に、まぶしい光が奈月の目をくらませた。
「キャッ!!」
「…きみは、一体…!?」
奈月はあわてて逃げ出した。足をもつれさせながら、バタバタと駆け出した。どこでもい
い。見つからない場所に逃げなければ。
753BeeFreak:04/10/20 02:29:19 ID:ZJW1WCDi
懐中電灯の主は、携帯電話を取り出した。こんな地中からでも地上にかけられる、特殊任
務用の携帯だ。
「…もしもし。おやっさん?」
《ああ轟か、どうしたこんな朝早く?》
「いえね。本部の命令で、壊滅したデスパラダイのアジトに残された資料をあさっていた
んですが、そこで変なのに出くわしたんですよ。どうやらそれが、改造人間みたいなんで
す。」
《何!? まだ奴らの残党がいたのか? 気をつけろ!》
「いえ、それが、改造人間といっても、若い、ほんとに若い女の子みたいなんですよ。俺
を見るなり、キャッと叫んで逃げちまいました。」
《ふむ。それじゃあきっと、身体を改造されたものの脳改造は施されなかった被害者だろ
うな。可哀想に、こんなところで独りぼっちにするわけにはいかんだろう。轟、何とかそ
の娘を保護してやってくれないか?》
「もちろんです。探し出してちゃんと保護しますよ。」
FBI特命捜査官・轟勝也は、そう言って携帯をたたんだ。
754BeeFreak:04/10/20 02:30:00 ID:ZJW1WCDi
奈月は、かつて改造を施された部屋の片隅に隠れて、ちぢこまってガタガタ震えていた。
ダメ。見つかっちゃいけない。こんな姿を人目に晒したくない。お願い! 早くどこかに行
って! わたしを独りにして!
轟の懐中電灯が、部屋の片隅に潜んでいる奈月を照らし出した。
「あ、いたいた。君、ねぇ君。何も怖がることはないんだよ。君はデスパラダイにさらわ
れて、無理やり改造されたんだろう? でももう安心だ。俺たちは君の味方だ。俺たちの仲
間には、君と同じような改造人間もいる。何も心配はいらないよ。さあ、俺たちと一緒に
行こう。」
その優しげな言葉を聞いて、奈月は、かつて髑髏男が言った言葉を思い出していた。
『お前に同情の言葉を放った相手が、お前の身体に触れた瞬間、お前の身体に仕掛けられ
た爆弾が爆発する』
奈月は半狂乱になって叫んだ。
「ダメ! 来ちゃダメ! わたしに近づかないで! お願い! 来ないで!」
轟は、優しく諭すように奈月に近づいてくる。
「心配はいらない。俺たちは君の味方なんだ。君を助けようとしているんだよ。さあ、こ
っちにおいで。」
「ダメッ! 来ちゃダメッ! わたしに近づいちゃダメッ! お願い! やめてェーッ!」
轟勝也は、優しく微笑みながら、奈月の方へと腕を伸ばした。
                                  (おわり)
755名無しより愛をこめて:04/10/20 04:20:02 ID:9QU3LqyR
Bee Freakさん、いつも素敵な蜂女ストーリーを有難う。どんどんSSをアップしていって下さい。
自分も蜂女フリークで、彼女についての妄想は尽きないものがあります。
「ライダー」本編の中で彼女のプロフィールが語られていない事が、その神秘的な容姿とあいまって、色々と
想像させてしまうのではないでしょうか。
平山Pの「蜂女物語」というのもありますが、これはちっとも萌えませんでした。
素体になった「大台サダエ」という名も色気が無くていけません。
ここは是非あなたに、元祖蜂女の拉致、改造の物語をお願いしたいところです。
無理な相談でしょうか。
756名無しより愛をこめて:04/10/20 04:42:28 ID:UeDQUDHM
>>754
いつもオツカレです。相変わらず鬼畜系ですね(ほめてます(w))
幕切れの唐突感が「鬼畜」を通り越してブラック・ジョークみたいな
オモムキですね。ほんと、いくつ引き出しがあるんでしょう
757名無しより愛をこめて:04/10/20 09:47:50 ID:fxfO+hxf
>>319さん。
「戦闘員量産プラントのゲート」ってどんな形状なんですか?
SSを読んだ限りでは、空港の所持品検査ゲートみたいな感じなんですけど、
自分は、ベルトコンベアーに縛られてトンネルみたいなのをくぐるイメージを
想像してます。
でも、全裸で後ろ手に縛られてゲートの前に立たされ、後ろからケツを蹴飛ばされて
ゲートをくぐると、瞬間的に戦闘員になってしまう、ってのも萌えだなぁ。
758319:04/10/21 01:33:13 ID:HPspIKus
>>757さん
ご賢察の通り戦闘員量産プラントのゲートはベルトコンベアのついたトンネル状態です。325さんのSSを参考にしました。
では続きを。

「それでは今からMC作業を行う」科学者が言う。
「よし、では今から我がジャマーの映像を流すぞ」脳改造担当の科学者が言う。
ひなのの脳にジャマーの映像が流れ込む。それはジャマーによる破壊と略奪、そして殺戮の映像だった。
その惨たらしさはさすがの悪女ひなのでも思わず目を背けてしまいたくなるくらいだった。ひなのは声にならない悲鳴をあげる。
「これがジャマーだ。そしてお前もこれからはこういうことをするのだぞ」科学者がいう。
ひなのは自分の行ってきた悪事以上に残酷な悪行に体を震わせる。
そのうち首領と思しき人物の姿と声が出てくる。首領はささやくようにひなのに言う。
「さあ来たれ、新しき我が僕(しもべ)よ。我とともに永遠の命を楽しもうぞ」
ひなのはフッと甘い快感に包まれる。(ああ、気持ちいい。なんて快感なの。この快感よ、永遠に続いて)
ひなのは半ば意識を失った状態になる。
「よし、手術開始だ」科学者の声もひなのにはどこか遠い世界の声のように思えた。
759名無しより愛をこめて:04/10/21 02:10:02 ID:HPspIKus
「まずは体中の血液を抜き取る」科学者そう言うと太い針のついたチューブをひなのの右胸にさした。ひなのの体から赤く温かい血液が抜き取られていく。
それと並行するようにもう一つの針のついたチューブをひなのの左胸にさした。こっちからは緑色の人工血液が注入される。
「よし、次は内臓を摘出しろ」科学者が命令する。白衣姿の助手たちはひなのの体から内臓を摘出していく。
「ドナーの膣は汚いですね。やりまくったんでしょう。性病の気もあります」助手が報告する。
「そりゃそうだ。援助交際をしまくっていたんだからな」科学者が言う。「子宮もボロボロではないか。人工細胞の培養にも使えん」
「彼女の肺は汚れています。喫煙の常習者ですね」別の助手が報告する。
「これは彼女の内臓は他の目的には転用できんな。彼女の肉体と頭脳だけを使うとするか」科学者が言う。
「では今から人工臓器を取り付ける」メカニック担当の科学者が言う。摘出された内臓の代わりに人工臓器がひなのに取り付けられる。
760319:04/10/21 02:29:00 ID:HPspIKus
「さてと改造人間のベースとなるモチーフだがお前の場合はこれだ」科学者が助手に持ってこさせたのは毒々しいほど真っ赤な大輪のバラだった。
「このバラはただのバラではない。遺伝子操作で食虫植物の性質も持たせたのだ」
そこにハエが飛んでくる。ハエはバラの甘い香りに誘われて近づく。するとバラはハエをパクッと食べてしまった。
「ではとこのバラをこのビーカーに落とす」科学者は紫色の液体が入ったビーカーにバラを落とす。するとバラはたちどころにとけてしまった。
「この紫色の液体は改造人間の体液だ。これにモチーフとなるものを溶かして注入することでそれをモチーフとした改造人間になれるのだ」
科学者はビーカーを揺らしながらひなのに見せつける。半ば呆然としたひなのはそれをただ見ているだけだった。
やがて紫色の液体がチューブを通してひなのの体内に注入される。液体はひなのの体の隅々まで行き渡る。
「では脳改造および最後の仕上げに入る」科学者が叫ぶ。ひなのの意識はそこで完全に途切れた。
その間にも脳改造および最後の仕上げつまりバラとひなのの融合作業は滞りなく進んでいく。
761名無しより愛をこめて:04/10/21 06:53:29 ID:/xvp2DSM
>>759
>ドナーの膣は汚いですね。やりまくったんでしょう。性病の気もあります

ジャマーの幹部科学者とやらは確か>>736でひなのと一発ヤッたんでは?(; ゚Д゚)アワワ
762名無しより愛をこめて:04/10/21 13:27:21 ID:/LnKlfH0
age
763名無しより愛をこめて:04/10/21 18:25:16 ID:brjdWqHS
>>755
蜂女の素体について。
とりあえず、初期ショッカーでの改造人間の素体となった人間のプロフィールを参考にするべきだと思う。
つまり、本編中に、その人となりが詳細に語られているのは本郷猛である。毛深そうな女であってはいけないが、
頭脳明晰、運動神経抜群でなければならないのではないか。ついでに、あのグルグルおっぱいをつけているところから、
眉目秀麗、容姿端麗でもなければならない。
組織のエリートとして選ばれるはずだから、その選択には十分な調査が行われるはずだ。
自分としては、まず、この選ばれた人間であるというところに萌える。だから、蜂女の大量生産は出来ない。
そして、高圧電流の耐性テストやスペイン蜂の毒性テストなどを経て、否応なく異形の姿へと改造されてゆく。
本来、高嶺の花に思えていた女が「ナチ・ゲシュタポ収容所」の拷問にも似た改造手術によって、
自分を失ってゆくのだ。
今まで築いてきた自分のキャリアも能力も、すべて組織に利用されてしまう。そんなところに自分の萌えポイントがある。
漏れとしては、この素体の女は生化学の学徒で、フェンシングの達人、純粋に自分の力を伸ばしてゆくことに喜びを感じている。
そんな、彼女に誰もが信頼を寄せている。
家は裕福で学園の女王的存在、だが、タカビーではない。そして勿論、彼女は処女だ。
そんな、女が改造される姿を自分は見たい。
764名無しより愛をこめて:04/10/21 21:38:08 ID:7Do/suGv
>>761
スレの本筋から外れるけど
「性病をうつしまくる女怪人」ってのがもしいたら、
悪の組織の作戦としてはうまいが・・イヤだなあ(w
765BeeFreak:04/10/21 23:20:04 ID:+SbiqSle
>>756さん
ありがとうございます。正直今回のは鬼畜すぎてひかれるかと思ったのですが、好評みた
いで嬉しいです。蜂女のスチールを眺めていればストーリーはいくらでも涌いてきますの
でw、今後どういう傾向のSSがお好みか、ご希望をお聞かせいただければ幸いです。

>>755さん
ああ、ここにも蜂女を愛する御仁が…。嬉しいですw
で、本家蜂女のSS執筆希望ということですか。うーん。本家は色んな人の思い入れが強い
分、勝手な設定を加えるのが難しいのでやるとしても難産になりそうですね。
しかも実際の蜂女の最後は、ご承知の通りあまりにもドライなものだったので、漏れが書
きたいような鬼畜極まりない設定にしてしまうと、哀れさが画面と乖離して空回りしてし
まいそうで、想像を無闇に広げるのが難しいと思います。
正直漏れは、平Pの準公式設定である、大台サダエのままでもいいと思っているんですよ。
(確かに名前はちょっと野暮ったいので、母親の名前(ユカ)と入れ換えたらどうでしょ?)
けれども、もしも実際の画面との整合性をまったく気にしない、漏れの勝手な妄想でよい
のであれば、執筆させていただきます。実は、既にプロットは出来上がっていますw。週
末にでもまとまった時間が取れれば、一気に書き上げようかと思います。

漏れの案では、蜂女の素体となった女性は、城北大学生化学部緑川研究室に籍を置く、本
郷猛の1つ上の先輩で、緑川博士の優秀な助手だった才女、深町里沙(仮称)です。
改造時年齢24歳、本編登場時は25歳。ショッカーに改造されるまでは本郷猛の恋人でした。
拉致される数週間前に、猛と処女童貞で結ばれています。
緑川博士を始め、イワン・タワノヴィッチ(死神博士)、地獄大使ガモン、綾小路律子、緑
川ルリ子の姉の緑川藍子(オリジナルキャラ)などが総出演するストーリーで、恩師と恋人
思いの心優しい女性が、死神博士の奸計にかかり、蟻地獄をすべり落ちる蟻のように、少
しずつ身も心もショッカー怪人に変えられてゆくというストーリーです。そして最後に、
本郷猛との悲劇的な結末が…。
ま、あまり期待し過ぎずに気長に待っていただければ幸いです。
766BeeFreak:04/10/21 23:20:48 ID:+SbiqSle
>>763さん
あなたも、蜂女の素性について、はっきりしたイメージをお持ちのようですね。
実際の画面で素性がまったく明かされていない以上、見る人がそれぞれ色んな違ったイメ
ージを抱けるのが、本家蜂女というキャラの素晴らしいところだと思います。763さんの
案である『パーフェクトなお嬢様』というのも、非常に魅力的だと思います。

で、思ったのですが、ここはスレ住民の有志がそれぞれ自分なりの「蜂女物語」をSS化
して、このスレに続々UPしていってはどうでしょうか?
小説仕立ては敷居が高いですが、半シナリオ形式でも、あらすじのみでも、自分の可能な
方法でチャレンジしてみたら、きっとこのスレも今までに無い盛り上がり方をすると思う
のですがいかがでしょうか?
SSとまでいかなくとも、蜂女の素性予想や、本名予想をし合うだけでも、ずいぶん楽しく
なると思うんですが。

とりあえず、私がまずSSをUPしてみます。
ご興味を感じた方がいらっしゃいましたら、ぜひついて来て下さい。お願いします。
767名無しより愛をこめて:04/10/21 23:31:52 ID:CIdChVZo
目下神サイトにて、美人保育士をハマダラカ女に改造する作業が進行中!
768319:04/10/22 01:28:46 ID:zxy4ek0h
>>761さん
確かに幹部科学者はひなのと一発やっています(笑)。まあ性病になったかどうかは神のみぞ知ることです。
まあ性病になったとしてもジャマーの医学ならすぐ治りますよ。淋病、ヘルペス、クラミジア…。何でも治りますよ。
さて今日はちょっと眠いので明日以降SSをまた貼り付けます。戦闘員量産プラントも結構好評なのでもう少し活用します。どう活用するかはお楽しみに。(まあ期待を裏切る可能性大ですが)
それではおやすみなさい。
769名無しより愛をこめて:04/10/22 02:13:54 ID:shojPMOd
Bee Freak様
元祖蜂女ストーリー期待しています。
女子高生ではないとの事で、このスレの趣旨とは違うとは思いますが、非常に魅力的な
ストーリーで母親改造で盛り上がった、ここではありだと思います。
是非、エロ度、鬼畜度、そして悲劇性の高い物語をお願いいたします。
770名無しより愛をこめて:04/10/22 19:17:50 ID:NCSyQsNC
本スレ関連サイトのまとめage

まとめサイト【女性改造人間物語】 319氏、325氏によるSSが保管されている。
ただし管理人が放置気味なので新作SSの掲載が遅れている。奮起を期待したい。
http://remodeledwoman.myfws.com/

【蜂女の館】 508(BeeFreak)氏による、蜂女改造SSの保管庫。まめに更新。
http://artofspirit.hp.infoseek.co.jp/

神サイト【Kiss in the dark】 CGによる女性洗脳・改造をテーマにしたブログ。
ttp://blog.livedoor.jp/g_than33mixer/

【蜂娘祭】 5人のSS作者による蜂女改造物語や、画像が閲覧できる。現在停滞。
ttp://janubis.hp.infoseek.co.jp/bee-index.htm
771名無しより愛をこめて:04/10/23 00:55:43 ID:nEDUXiJh
>>770
ただし管理人が放置気味なので新作SSの掲載が遅れている。奮起を期待したい。
ただし管理人が放置気味なので新作SSの掲載が遅れている。奮起を期待したい。
ただし管理人が放置気味なので新作SSの掲載が遅れている。奮起を期待したい。
ただし管理人が放置気味なので新作SSの掲載が遅れている。奮起を期待したい。
ただし管理人が放置気味なので新作SSの掲載が遅れている。奮起を期待したい。
ただし管理人が放置気味なので新作SSの掲載が遅れている。奮起を期待したい。

     お     前     が     や     れ     よ
772319:04/10/23 01:35:39 ID:83KN+y9H
Bee Freak様
>>744-754のSS読ませていただきました。今回のSSはあなたの今までの作品の中で一番の傑作だと思います。
何よりもラスト。果たしてあの後どうなったのでしょうか?すごく気になります。
さて私もまた続きを貼るとしますか。

「首領様、新しい改造人間が完成しました」科学者が首領に報告する。
「いでよ、ローズジャマー」科学者が叫ぶと何者かが首領の執務室に入ってくる。
シルエットこそ人型だが、その姿は明らかに異形のものだった。全身は緑色のつたで覆われ顔の部分は毒々しいほど赤いバラである。
「性悪女子高生石川ひなのをベースにした植物タイプの改造人間です」科学者は説明する。
「よし、ローズジャマー。お前にはまず戦闘員候補の人間を集める任務を与える。いけ!」首領が命令する。
「心得ました。バ〜ラ〜」ローズジャマーはそう言うと執務室を出て行った。
773319:04/10/23 01:55:05 ID:83KN+y9H
一方ここはひなのの家。ひなのの父母である豊と亜弥は娘ひなのの帰りを待っていた。
ひなのが失踪してから3日目。二人は警察に捜索願を出そうとしていた。
とそこへ。「ただいま」ひなのが帰ってきた。
「ひなの、お前どこをほっつき歩いていたんだ!?」豊はひなのを見るなりいきなりなじった。
「最近はマスコミがわしのことを色々探っているんだ。そんな時にお前が何かやらかしたらわしが困るんだ」
ひなのの父豊は闇金融の帝王だった。法外な利息で金を貸し情け容赦のない取立てで巨万の富を築いていた。しかし警察も豊をマークしていた。
豊は続ける。「とにかくだ。お前が何かやらかしたらお前にはここを出て行ってもらうぞ。わかったか、このごくつぶしが」
ひなのはそれを聞き、父をにらみつける。「何だその目は。わしに文句があるなら出て行け!」
ひなのはそれに対してつぶやく。「うざいんだよ、親父」その言葉が終わるとひなのは改造人間ローズジャマーに変身した。
「ひぃー、化け物!!」豊と亜弥は悲鳴をあげて腰を抜かす。
「ポイズンスティンガー!」ローズジャマーはバラのとげを豊と亜弥に飛ばす。猛毒のとげが二人に刺さる。
「うっ!」「ひなの、貴様…!」二人は悶えながら絶命する。両親の死を冷たく見つめるひなの。
そこに戦闘員の大樹が入ってくる。ひなのいやローズジャマーは大樹に命じる。
「この二人を戦闘員として改造しろ」「承知しました」大樹は二人を抱えて連れ去る。
一人残ったひなのは叫ぶ。「今日から石川家邸宅は我がジャマーの作戦支部とする!!」
774319:04/10/23 02:15:27 ID:83KN+y9H
ひなのは次なる行動に出る。ひなのは親父狩りをしていた時の仲間を招集する。
ひなのの仲間たちはある空倉庫に集結する。そこにひなのが現れる。
「ひなのさん、久しぶりっす。今まで何をしていたんですか?」仲間の一人が尋ねる。
ひなのは言う。「今から皆をいいところに連れて行ってあげるわ」
その言葉と同時に戦闘員たちがいっせいに不良少女たちに襲い掛かる。
「なんだ、てめえら」「おい、はなせ」「助けてくれよ」少女たちは抵抗空しく気絶させられ連行される。
少女たちは目を覚ます。「うわ、なんだよここは。」「暗いなあ」「おい、誰かいないのかよ」罵声を浴びせる少女たち。
するとひなのが現れる。「ひなのさん、これは一体どういうことっすか!?」
ひなのは微笑みながら言う。「あなたたちをジャマーの戦闘員に改造してあげるわ」そういうとひなのはローズジャマーに変身した。
「ひっ、化け物!!」不良少女たちは口々に叫びおびえる。ローズジャマーは戦闘員に命令する。
「この子達を戦闘員量産プラントに連れて行け」戦闘員たちは少女を連行していく。ゲートの前で少女たちは全裸にされ並ばされる。
「スイッチオン」ローズジャマーがスイッチを押す。量産プラントが稼動しだす。全裸の少女たちはプラントに飲み込まれていく。
「おい、やめろよ」「助けてくれよ」「きゃあ!」少女たちの悲鳴と泣き叫ぶ声がこだまする。
だが、次第にそれらの声は消えていく。そしてプラントから出てきた少女たちは戦闘員に生まれ変わった。全員黒のハイレグレオタードに網タイツ、そして赤いサッシュを腰に巻いている。
775名無しより愛をこめて:04/10/23 03:23:10 ID:67kjUDkI
>>771はいったい何なんだろう。
「お前がやれよ」と言ったって、まとめサイトには既に管理人がいるんだから、
第三者が勝手なことできるわけないのはわかってるだろうに。
だいたい関係無い者の発言としては、スレを荒れさせるだけで極めて不穏当。

まさかとは思うが、ひょっとして>>771>>628氏(まとめサイト管理人)なのか?
(きっと違うよね。>>771は単なる嵐厨でしょう。
 >>628氏の名誉を大変傷つけてしまい、申し訳ありませんですm(__)m)
776名無しより愛をこめて:04/10/23 20:09:15 ID:HtoiwOR6
>>775
もういいから黙ってろ。
お前が出てくるとスレが一気に萎える。
777名無しより愛をこめて:04/10/24 01:56:43 ID:dMPIlNBv
神サイトにて、愛らしい保母さんのハマダラ蚊女への改造手術が完成の模様。
なかなか萌える改造ですよ、皆さん!
778名無しより愛をこめて:04/10/24 14:42:02 ID:9WHLS9Ki
煽りっぽいのはスルーで行きましょう(あ、このレスも(w )
>>770のまとめは助かるけどたしかに
>>771が突っ込んでるとこは言い過ぎ、でも煽りは煽り

とりあえず>>628氏はこう言ってるので、
自分のサイトにSS全部貼り付けて「あとは引き受けた!」
と言えば済むはずです
>とりあえず、この盛り上がりが消えるのは勿体無いので作ってみたけど
>漏れじゃ綺麗なサイト作る技術もないし、めんどいので誰か引き継いでくれや。
779319:04/10/25 00:30:01 ID:VnzIQCB5
まあまあ、あんまりとがらずにまたーり行きましょう。

手下の不良少女たちを拉致し戦闘員に改造したローズジャマーはその戦闘員を首領のもとに連れて行った。
「ご覧下さい。まずは約10名の女性戦闘員の製造に成功しました」成果を報告するローズジャマー。
「うむ。出だしはなかなかよいな。だがまだまだ足りぬ。もっと戦闘員を増やすのだ」首領は命令する。
「承知いたしました」ローズジャマーは次なる作戦に出る。

夜の道路。ここを女性だけの暴走族「紅蜥蜴」が暴走している。構成員もかなりの数だ。
「ひゃっほー。今日も行くよ」暴走族の頭の少女が叫ぶ。彼女たちの暴走はとどまるところを知らない。
かなりの数のパトカーがサイレンを鳴らしながら追いかけてくるがそれを振り切り暴走する彼女たち。
「へへ、ポリ公も振り切ったぜ」頭が得意げにうそぶいていると、「なんだ、てめえは!」
レディースたちは次々と止まる。彼女たちの前にいたのはひなのだった。
「おい、どけよ。てめえ、殺されたいのか?」すごむ頭だが、ひなのは不敵に笑う。「あなたたちも栄光ある組織ジャマーの一員にしてあげるわ」
ひなのはローズジャマーに姿を変える。それを見て驚愕する少女たち。
「なんだ、こけおどしかよ?ふざけんじゃないよ!」頭の少女は釘のついたバットでひなのに殴りかかるがバットがへし折れてしまった。
「なんなんだよ、こいつ」さすがに頭もびびる。
「ポイズンスティンガー」ローズジャマーは睡眠薬入りの刺を少女たちにはなつ。「うっ!」うめき声をあげて倒れる少女たち。
そこへ先ほど改造された女性戦闘員(ひなのの手下の少女たち)がやってくる。「こいつらを基地に連れて行け」ローズジャマーが命令する。
戦闘員たちは少女たちを担いでいった。
780319:04/10/25 01:13:01 ID:VnzIQCB5
少女たちは目が覚める。暗くて何も見えない。
「何なんだよここは」怪訝そうに言う頭の少女。とその時明かりがつく。
「パッ!」突然明るくなり少女たちは目がくらむ。「な、何!?」
そこにはローズジャマーと女性戦闘員たちがいた。「お目覚めのようね」
「てめえ、あたしたちをどうするつもりなんだよ!!」少女は毒ずく。
「あら、随分な言い方ね。あなたたちも私たち同様栄光あるジャマーの一員にしてあげようって言うのに」ひなのはローズジャマーは微笑をたたえながら言う。
「あなたたちをここにいる彼女たちみたいにしてあげるわ」ローズジャマーは戦闘員を指差しながら言う。
「ふざけんなよ、てめえ」頭の少女は毒ずくがローズジャマーは耳を貸そうとはしない。
「こいつらを戦闘員量産プラントに運べ」ローズジャマーは戦闘員たちに命令する。
「承知いたしました」戦闘員たちは全裸の少女たちを連行する。
「おら、さっさと歩け」「グズグズするんじゃないよ」「グズグズすると承知しないよ」
女性戦闘員たちは少女たちを殴り蹴りながら少女たちをプラントの前まで歩かせる。
「よし、まずはお前からよ」ローズジャマーは頭の少女を指名する。
「えっ、私が!?いや、いや〜〜」さっきまでの勢いはどこへやら泣き叫ぶ少女。しかし、ベルトコンベアは非情にも動き出す。
「い、いや〜〜〜。助けて〜〜」少女は泣き叫ぶが助けは来ない。他の少女たちも震えながら見ている。
「よし、早く素材を投入しろ」その言葉と同時に少女たちは次々とプラントに投げ込まれる。
「きゃあ」「助けて〜〜」「改造人間なんていや〜」少女たちは泣きわめく。
彼女たちはレディースとしていろんな違法行為に手を染めてきた。リンチで人を死なせたこともある。しかし、この改造作業は彼女たちの悪行以上に残酷なものだった。
そのうちプラントの出口からは新しい女性戦闘員が完成して出てきた。彼女たちもまた黒のハイレグレオタードに網タイツ、そして赤いサッシュを腰に巻いていた。
781名無しより愛をこめて:04/10/25 02:27:11 ID:FySFFlaY
ここ蜂女@女子高生限定?
782名無しより愛をこめて:04/10/25 13:07:36 ID:S0C+IAcr
正直言ってしまうとつまんない話。
783名無しより愛をこめて:04/10/25 13:16:34 ID:Vf+oPEqJ
んなことない。結構萌えてる。
784名無しより愛をこめて:04/10/25 15:53:20 ID:B/P+G1Ds
>>777
神サイト神サイトと宣伝している関係者wがいるらどれほどのものかと見てみたが(r
785名無しより愛をこめて:04/10/25 17:43:11 ID:bUzW5ONi
いまどき「ひなの」て。
786BeeFreak:04/10/26 01:02:30 ID:tCpPUTAP
>>755さん。>>769さん。お待たせいたしました。
元祖ショッカー蜂女の改造SSがようやく仕上がりましたので、UPいたします。
日曜日半日くらいで書き上げるつもりだったのですが、何故かおそろしく長いものになっ
てしまいました。ホント長いです。申し訳ありません。
あと、769さんが「エロ度、鬼畜度、そして悲劇性の高い物語をお願いいたします」とのこ
とだったので、努めてエロ要素を入れた結果(ほんとはエロにする必然性の無い話なんで
すがねぇw)、ショッカーがとんでもないエロ集団と化してしまいましたw
ショッカーに思い入れがある皆さん、どうかお許し下さい。
どこか別のパラレルワールドの物語だと割り切って、読んでいただければありがたいです。

なお、蜂女に改造される深町里沙さんの年齢が、予告よりも若返ってますが、これは漏れ
が本郷猛の改造時年齢を25歳だと勘違いしていたためです。(実際は1948年8月15日生ま
れの22歳)ですから里沙さんも猛に合わせて、23歳と若返ってもらいました。
大台サダエだと26歳なんですが、ねえ。

それでは。ひたすら長いですが、しばらくお付き合いいただければ幸いです。
787BeeFreak:04/10/26 01:03:45 ID:tCpPUTAP
1971年2月。
大阪で開かれた万国博覧会の記憶も薄れてゆき、繁栄に酔いしれたの60年代の終焉ととも
に、人々が世相に翳りを感じ始めた頃。
東京某所のスナック「アミーゴ」では今、若者たちによる貸し切りパーティーが開かれて
いた。
「おめでとう!」「お誕生日おめでとう、里沙さん!」
スリー・ドッグ・ナイトのいかしたBGMがかかる中、皆の祝福を受けた女性は、髪をか
き分けながら照れ臭そうに笑った。
「でも、わたしの誕生日はまだ明後日なのよ。」
女性の名は深町里沙。城北大学理学部在学中に、学科助手として異例の抜擢を受けた才媛
である。二日後に23歳の誕生日を迎えることになるため、親しい人たちがささやかな誕生
パーティーを催してくれたのだ。パッチリした瞳とセミロングの髪が印象的な、どちらか
と言えばやせ型の美人だ。けれどもタートルネックのセーターに包まれた胸のふくらみは、
彼女が抜群のスタイルを持つ、いわゆるトランジスター・グラマーであることを示してい
る。清楚な中に大人の色気を漂わせたその美貌は、道行く男たちを振り向かせずにはおか
ない。
「明後日14日は、稼ぎ時の日曜日だからね。ただでさえ客の少ないこの店を貸し切りされ
たんじゃ、たまんないんだよ。」
「こら史郎、また余計なことを言うんじゃない!」
笑いながらバーテンダーの青年を叱ったのは、このスナックのマスター、立花藤兵衛であ
る。人当たりの良い初老の男で、この店を訪れる若者たちからは「おやっさん」と呼ばれ
て慕われている。
788BeeFreak:04/10/26 01:04:45 ID:tCpPUTAP
「里沙さん、彼氏より年上になるからって、気にすることないわよ。これからの時代、女
性がしっかりしてる方がうまくゆくって言うわ。」
そう言ったのは、城北大学文学部1回生の緑川ルリ子。このスナックでバイトするウェイ
トレスである。
「ありがとうルリちゃん。でもわたしたち、そんなこと全然気にしてないから。」
そい言って里沙は、彼氏の腕を掴み引き寄せる。里沙はルリ子の方こそ、気丈なしっかり
者だと思っている。ルリ子の父・緑川弘は、生化学研究室の教授で里沙の恩師である。幼
い頃に母親を亡くし、3つ年上の姉・藍子とともに研究一筋の父を支えながら、立派に生
きてきた。だが2年前に姉が謎の失踪を遂げ、父の緑川博士もまた、2か月ほど前に突然
行方をくらましてしまい、今は天涯孤独の身となっていたのだ。だがそんな境遇をおくび
にも出さず、ルリ子は快活に笑いながら、自分にとってはもう一人の姉のような里沙を祝
福してくれる。
「ねぇ里沙さん、今度のパーティーは結婚披露宴よね? わたしも絶対呼んでね。」
ルリ子の親友・野原ひろみの屈託ない質問に、里沙は思わず顔を赤らめた。そんな里沙の
肩を引き寄せた彼氏の本郷猛は、真顔になってひろみにこう答えた。
「ひろみちゃん。僕らの結婚式は絶対、月の上で挙げるつもりなんだ。君もロケットに乗
って来てくれるかい?」
「えー? でもわたし、高所恐怖症だから…」
皆は爆笑し、猛は里沙の肩をきつく抱きしめた。
789BeeFreak:04/10/26 01:05:45 ID:tCpPUTAP
本郷猛は22歳。緑川研究室の若手研究者である。知能指数600という城北大学始まって以来
の天才であり、またオートレーサーとしても数々のレースを制覇し続けている、文武両道
の好青年である。正義感に富んだ優しい性格で、2か月前の緑川教授失踪の際、助手の重
責を負った里沙を支えて、混乱した研究室を無事に切り盛りしたのも猛であった。このこ
とから急接近した二人は、クリスマスの夜に結ばれ、誰もが認める熱愛カップルとなった
のである。
「そうそう猛、いよいよ春の全日本選手権に向けて立ち上げる立花レーシングチームだが
な、チームエンブレムのデザインが今日、出来上がってきたんだ。みんな見るか?」
藤兵衛がそう言って、大きめのシールが綴られたファイルを取り出した。レーシングチー
ムを意味する赤い「R」の文字に、バイクのフロントビューが白くあしらわれた盾型のお
洒落なデザインだった。
「ほう、こりゃあいいですね、おやっさん。」
「ほんと、ステキ。ねえマスター、このステッカー、一枚いただいてもいいですか?」
里沙の頼みに、藤兵衛はにこやかに笑いながら頷いた。「ああ、いいよ持って行きたまえ。」

パーティーが終わる頃、外は小雨が降っていた。猛は相々傘で里沙と並んで歩きながら、
優しい声でこう言った。
「リサ、緑川先生がいなくなってから、君は気を張りすぎてる。ちゃんと捜索願は出して
あるんだし、今は自分のことを大事にした方がいい。」
「ありがとう猛さん。明後日はわたし、あなたのことだけを考えるわ。」
二人はデートの確認をし、そして、ひとつ傘の中で熱く長い口づけを交わした。
790BeeFreak:04/10/26 01:06:46 ID:tCpPUTAP
翌日、研究室から帰る途中の里沙に、黒い車が近づいてきた。彼女のすぐ脇に停車した車
の中から、黒い服にサングラスの怪しい男たちが声を掛けた。
「深町…里沙さんだね?」
「そうですけど…何か?」里沙は不審そうに眉をしかめた。
「緑川博士からの伝言を預かってきました。」そう言って男のひとりが、メモのようなも
のを差し出した。
「何ですって! 先生から!?」里沙は思わず、男の手からメモをむしり取った。メモは大学
ノートを破いたものらしく、あわてて書いたらしい歪んだ文字がこう書かれていた。
 「タイヘン心配ヲカケテ、スマナイ。ワシハイマ
  スバラシイ環境ノ元デ、今マデニナイ画期的ナ
  ケンキュウニ没頭シテイル。完成マデニハマダ
  テマドリソウダガ、心配シナイデクレタマエ。
               ミドリカワ」
「先生を、緑川博士の居場所をご存じなんですか!?」里沙は黒服の男たちに詰め寄った。
「ええ。我々の元で元気に研究を続けておられます。」
「どこに、どこにおられるんですか!?」
「それは言えません。では失礼。」男は車を出そうとした。
「待って下さい!」里沙はあわてて車を引き止めた。「わたし、緑川博士の助手です。ぜ
ひ博士に会って話をしたいんです。お願いです! わたしを、博士のところに連れて行って
下さい!」
男たちはしばらく小声で話し合った後、こう答えた。
「いいでしょう。ただし、誰にも連絡せずに、今すぐに来れるなら。そして道の途中、あ
なたには目隠しをしていただきます。」
里沙はちょっと躊躇した。だが今を逃せば、博士に会えるチャンスはもう無いかも知れな
い。何しろ警察の必死の捜索でも、手がかりひとつ掴めてはいないのだ。それに、博士の
伝言の行頭の文字を連ねると「タスケテ」となるのがとても気になった。
“きっと博士は、研究成果を狙ったどこかの企業に軟禁されているんだわ。だから場所を
秘密にしているのね。わたしが会いに行っても、まさか…殺されはしないでしょう。”
里沙は意を決して、男たちに言った。「いいわ。連れて行って、お願い。」
791BeeFreak:04/10/26 01:07:45 ID:tCpPUTAP
眼隠しした里沙を乗せたまま、車は長い距離を走った。信号で停車する回数が減り、かわ
りに小刻みなカーブが増えたことから、人里離れた場所に連れて行かれるらしいことがわ
かる。
「さあ、目隠しを取って、降りて下さい。」
男に促されて目隠しを取った里沙は、そこが地下に作られた倉庫群のような、広大な空間
であることに気付いた。“いつの間に、誰がこんな大規模なものを…”
里沙は男たちに促されるまま、赤と緑の照明が妖しく明滅する廊下を歩んで行った。あち
こちに翼を広げた鷲のエンブレムが掲げられている。どうやらこの企業のマークらしい。
やがて、黒服の男がとあるドアを開き、中にいた数名の男女に報告した。
「深町里沙嬢を、無事お連れいたしました。」
「ご苦労。下がりたまえ。」そう言って里沙の方に歩み出てきたのは、白いスーツを伊達
に着こなした、骸骨のように痩せた陰気な初老の男だった。男は妖しげに微笑みながら、
里沙に手を差し出した。
「…ようこそ里沙さん。ここは革命集団ショッカーの日本支部。私はここの科学部長を務
める、イワン・タワノヴィッチ。以後よろしく。」
男と握手を交わしながら、里沙は緑川博士の姿を探した。「先生は、緑川先生はいらっし
ゃるんですか?」
「…深町…くん? どうしてここへ?」
テーブルから一人の男が立ち上がり、里沙の方を驚いた目で見つめた。口ひげをたくわえ
たやせ型の、科学者然とした人物で、心なしかやつれた様子だった。
「先生! ご無事だったんですね!」恩師の姿を認めた里沙は、思わず駆け寄りその手をき
つく握り締めた。「良かった…本当に、良かった…」里沙の目に涙が浮かんだ。
「深町くん。いったいどうして、ここがわかったんだね?」
「先生の伝言を読んで、いてもたってもいられなくなったんです。」
「…伝言? 何のことだね?」
タワノヴィッチが口をはさんだ。「里沙さんは、私がお連れしたのだ。あなたに会っても
らいたくてね。」
里沙と緑川博士は、ハッと顔を見合わせた。
792BeeFreak:04/10/26 01:08:45 ID:tCpPUTAP
「まあ、久しぶりの再会だ。しばらくゆっくりしていくがいい。」
そう言ってタワノヴィッチは、部屋から出て行った。その後に続くように、ダブルのスー
ツを着たやや恰幅の良い、視線の鋭い男が退室した。
里沙は、その男の顔に見覚えがあった。“あれは…誰だったかしら…? そう、ダモン・E
だわ。60年代末の、精神拡張運動の指導者だった!”
ダモン・Eは、1966年末のアメリカに突如出現した、ヒッピーたちのカリスマ的存在だっ
た。元はコブラの研究者だったらしく、コブラ毒から分離したA.S.P.C.という幻覚剤を用
いた精神改革運動を展開。チベットの修行僧チェン=マオを導師として前面に押したてて、
新宗教的な反体制運動を主導し、全世界で数万人規模の賛同者を集めた。しかし69年に信
者たちと共に、いずこともなく消息を断ったはずだった。日本でも数百人の若者が一斉に
姿を消したことで、一時期大きな騒動になったのが記憶に新しい。
“なぜ、そのダモン・Eが日本にいるの!? さっきの男は「革命集団」と言ったけど、それ
じゃあここは軍需企業じゃなく、新左翼のような反体制集団なのかしら?”
「…とにかく、元気そうで何よりだったね。さ、こちらに来なさい。」
緑川博士に促されて、里沙は部屋の奥へと歩んだ。博士と共にいた4人の男女の顔を見て、
里沙は驚いた。“綾小路博士! ヒルマン博士も、ジェノス博士もいる…5人組が、揃って
いるの!?”
5人組とは、緑川博士を中心に、サイバネティックスの世界的研究者たちによって68年に
結成された国際グループだった。セラミック繊維を用いた人工臓器の権威、ルドヴィヒ・
ヒルマン。人工筋肉統御の画期的理論を打ち出したウィニフレド・ジェノス。神経伝達情
報の量子化による電気信号との完全な同期を実現させたアンドレア・デル=ラグーザ。人
工血液と高能率循環器システムの第一人者で、若干28歳の美貌の才媛、綾小路律子。そし
て拡張神経系の高速統御理論の世界的権威である緑川弘。現時点における、サイボーグ技
術の世界最高水準のメンバーであった。だが69年秋に東京で開かれた「第2回人体改造学
会」の場で起こったある「事件」以来、5人組は離散したはずであった。
“その5人組が、揃ってこの企業、いえ精神革命集団だったっけ、その集団にスカウトさ
れたって言うの?”
793BeeFreak:04/10/26 01:09:46 ID:tCpPUTAP
1960年にマンフレッド・クラインズとネイザン・クラインによって機械化改造人間『サイ
ボーグ』の概念が提唱されて以来、60年代はサイボーグ技術の開発が急ピッチで進められ
た時代であった。だが宇宙開発や身障者のリハビリといった当初の目的から外れて、軍事
用サイボーグの研究が各国によって着手されると、とたんにサイボーグ学者の周辺にはき
な臭い空気が漂い始めた。様々な軍需企業や地下組織による、技術者たちのヘッドハンテ
ィングが頻繁に行われるようになったのである。60年代半ばに指導者的立場にあったギル
モア博士やウィスキー博士は既に消息不明となって久しく、69年の学会で画期的発表を行
ったメレケス博士もまた、ドイツの軍需企業オーベルハウゼンに好条件で迎えられたとい
うもっぱらの噂であった。
だから、5人組が揃ってヘッドハンティングされること自体は不思議ではない。だが里沙
の知っている緑川博士は、サイボーグの軍事利用に対しては反対の立場を強硬に貫いてい
た。いかに条件が良いとしても、やすやすと身を売るはずはないのだ。里沙の知る限り、
綾小路博士やラグーザ博士も、やはり平和利用を心から願う人物だったはずだ。
「先生! 早くこんなところを出ましょう。ルリ子さんも心配して待ってるんですよ!」
緑川博士は、悲しそうに首を横に振った。
「残念じゃが…そういうわけには…いかんのだよ。わかってくれ。」
そう言って、博士は後ろを振り向いた。博士の視線の先を追って、里沙はさらに驚愕した。

部屋の隅の闇に隠れるようにして、一人の女性がいた。白いワンピースを着た、20歳前後
の清楚でたおやかな女性だ。
「…藍ちゃん!?」
それは、緑川博士の長女、2年前に突如消息不明となった、現在22歳になるはずの緑川藍
子だった。里沙はあわてて彼女の方に駆け寄った。
「藍ちゃん! あなた一体、今までどうしていたの!?」
里沙の声に、藍子は無表情なまなざしを向けた。その人形のような顔には、何の感情もこ
もっていない。
「藍ちゃん! わたしよ。里沙よ! 覚えてないの!? 藍ちゃん!」
794BeeFreak:04/10/26 01:11:17 ID:oELEo48D
藍子は無機的な声で答えた。
「知ッテイマス。深町里沙。1948年2月14日生マレ。血液型A。身長157センチ。体重46キ
ロ。スリーサイズハ、上カラ86-52-87…」
「藍ちゃん!? 何を言ってるの! わたしよ、わたし!」
「無駄だよ、深町くん…」緑川博士が悲しそうに言った。「藍子は、もはや心を持ってい
ない。改造された自分の姿に耐えられなくて、心が死んでしまったんだ。今は内蔵された
人工知能が、機械的に受け答えをしているだけだ。」
「え? …改造…されたって?」
「藍子は…藍子は、2年前にわしら5人組が、サイボーグに改造してしまったんだ!」
ガーンと打たれたようなショックが、里沙の頭を走った。うそ! わたしと同い年で、学部
の頃からよく一緒に遊んだあの藍ちゃんが、サイボーグに!? しかも、改造したのが自分の
父親の、緑川博士ですって!?
「…本当なんですよ、シニョリーナ・フカマチ。」ラグーザ博士が緑川博士の代わりに答
えた。
「彼女の肉体は、既にその70%が人工部品なのです。私たちは、シニョリーナ・アイコを
本人の同意無しに改造して、2年前の学会に発表しました。技術的にはこの上ない成功例
でしたが、生きた人間を改造するなど非人道的だと他の学者たちから強く非難され、5人
組は解散せざるを得なくなりました。そしてシニョリーナ・アイコも、人間に戻れなくな
った自らを悲観して、自らの心を殺してしまったのです。」
里沙は、藍子の顔をじっと見つめた。人形のような、何の感情もこもっていない顔。よく
見ると彼女の肌にはうぶ毛も、皮膚の皺もホクロもまったく無かった。そして普通なら呼
吸と共に上下するはずの胸も、微動だになかった。里沙は、藍子の胸にそっと耳を当てた。
ドクン、ドクンという動悸の代わりに、ジー、ジーという小さなギア音が聞こえてくる。
ああ、可哀想な藍子ちゃん! 里沙は藍子の身体を堅く抱きしめ、そして声を上げて泣いた。
795BeeFreak:04/10/26 01:12:46 ID:oELEo48D
結局里沙は、その夜は博士を連れ帰ることができないまま、革命集団ショッカーの基地で
世を明かすことになった。翌日の夜は猛とのデートなので、何とかしてその日のうちに帰
りたかったのだが、一度に色んなことが起こって里沙自身混乱していたため、タワノヴィ
ッチという男が「明日の朝早く、帰りの車を用意しよう」と言ったその好意に甘えること
にしたのだ。
里沙は、藍子と同じ部屋で泊まることになった。寝床に入るために服を脱いだ藍子の裸体
を見て、里沙は改めて、彼女がサイボーグであるという悲しい事実を確認することになっ
た。陶器のような完璧な肌には、皮膚の継ぎ目の線が目立たないように延々とのびていた。
素肌に触れても人の体温は感じられず、ひんやりとした質感だけが手に残った。
里沙は根気よく、藍子に質問を重ねた。知っていることであれば、藍子は機械的に答えて
くれた。学会の数週間前、父に呼び出され、コーヒーを飲んでそのまま眠ってしまったこ
と。気がつけば既に1週間が経過し、身体は既にサイボーグ化されてしまっていたこと。
学会の分科会席上で全裸にされて、多くの学者たちに身体をまさぐられたこと。本人の同
意を得ない強制改造に対する学会からの非難で、最大のスポンサーであったNASAから
の資金援助が打ち切られ、5人組が離散に追い込まれたこと。藍子のボディの巨額に及ぶ
メンテナンス費用を捻出できず、たまたま接近してきたショッカーという組織に、博士は
藍子の身体を委ねなければならなかったこと。もはや藍子はこの組織を離れては生きられ
ないこと。などだった。
尊敬していた恩師たちの背徳行為を知り、里沙は何が正しく、何が間違っているのか段々
わからなくなっていった。そして自分と同い年のこの少女が受けねばならなかった、あま
りにも過酷な運命を前に、ただその身体を堅く抱きしめて涙することしかできなかった。
796BeeFreak:04/10/26 01:13:45 ID:oELEo48D
翌朝。帰り支度をする里沙を、タワノヴィッチ博士が散歩に誘った。里沙に対して頼みが
あると言うのだ。
「…君の先生は、我々に対してよく協力してくれた。しかし。いちばん肝心の研究成果を、
どうしても我々に公表しようとしない。他の4人は全面的な協力姿勢を明らかにしたが、
君の先生だけがまだ拒んでいる。我々は彼に対して、最高の研究環境を用意しているとい
うのにだ。里沙さん。ぜひあなたからも、彼を説得してやって欲しい。」
赤と緑の照明がまたたく薄暗い廊下を歩みながら、タワノヴィッチ博士は里沙にそう頼ん
だ。口調は穏やかで丁重だが、里沙はこの男に対し、言いようのない不快感を感じていた。
ラグーザ博士によると彼もまた、人体改造学の世界的権威なのだそうだが、里沙には獲物
を狙う得体の知れない陰獣のように思えてならない。この基地の薄暗く妖しい雰囲気も、
どうしても好きになれない。
「…申し訳ありませんが、あなたたちの目的がわからない以上、協力できかねます。」
「我々は革命集団ショッカーだ。その名の通り、腐敗しきった現代社会を震撼させ、真の
理想世界を作るのが目的の集団だ。」
「それでは、新左翼の過激派と同じではありませんか。暴力で世界を変えようとするなん
て。」
時代はちょうど、学生運動の熱が冷め始めた頃。目標を見失った過激派集団の内ゲバ闘争
が巷で問題になり、テロ集団化した連合赤軍による「よど号乗っ取り事件」が新聞紙面を
賑わせたのも記憶に新しかった。里沙はこのショッカーという集団もまた、武力闘争を志
向する過激派左翼のひとつだと考えたのだ。
「新左翼? あんな理念を持たぬ屑どもと一緒にしないでいただきたい。我々が望むのは、
新人類による世界制覇だ。」
「…新人類? サイボーグが新人類だと言うんですか?」
「いや。サイボーグではない。来なさい。君にも見せてやろう。」
タワノヴィッチは里沙を、ある部屋の前へと導いた。「さあ、入るがいい。」
797BeeFreak:04/10/26 01:14:46 ID:oELEo48D
暗い部屋の中に入るなり、里沙を迎えたのは獣のようなムッとする異臭と、激しい怒号だ
った。
「やい! 俺を元の身体に戻せ! …お願いだ。戻してくれよぅ!」
「てめぇ! 殺してやるッ!! よくも俺をこんな身体にしやがって!」
怒鳴り声に混じって、人間のものとは思えないような、恐ろしいうめき声も聞こえる。
タワノヴィッチは、部屋の照明を点けた。
「キャアアッ!!」
そこに現れたのは、まさに地獄のような光景だった。部屋の両側に、牢獄のような格子が
幾つも並んでいる。その中に、人間とも獣ともつかぬ、異形の怪物たちがひしめいていた
のだ。毛むくじゃらの顔に赤い六角形の3つの目を持つ、蜘蛛のような怪物。緑色の身体
が色とりどりのイボで覆われ、せわしなく動くカメレオンのような眼を持つ怪物。葉っぱ
や蔦を思わせる触手で全身が覆われた、奇声を発する緑色の怪物。化け物どもは人間の言
葉で、タワノヴィッチに激しい罵声を浴びせ続ける。
里沙は、恐怖で足がすくみ、思わずタワノヴィッチにしがみついた。
「…こ…これは…一体、何?」
「“アルタード”。儂が作り上げた“移植人間”どもだよ。」
「…移植…人間!?」
「そうだ。かつてナチス・ドイツが開発した移植手術の手法に、チベット地下密教の秘術
を組み合わせて儂が開発したものだ。健康な人間の肉体に、獣や昆虫や、植物の生体組織
を移植して生み出される、新世界を作るための尖兵どもだ。」
「…じゃ、この怪物たちは…元は、普通の人間だったの!?」
「その通り。ダモンが集めてきたヒッピーどもを素材に、儂がじきじきに改造したのだ。」
里沙は弾かれたようにタワノヴィッチから身を離し、彼に罵声を浴びせかけた。
「狂ってるわ! あなたは人間じゃない! こんな…非道いことを平気でできるなんて!!」
タワノヴィッチは眉ひとつ動かさず、平然として答えた。
「狂ってる? この儂が狂ってるというのか? では、君の恩師のしたことはどうだ!? 自分
の娘を、本人の同意を得ずにサイボーグ化し、学者たちの好奇の目に晒したお前の恩師は、
狂ってはいなかったというのか?」
798BeeFreak:04/10/26 01:15:45 ID:oELEo48D
里沙は二の句を告げなかった。タワノヴィッチの言う通りだったからだ。
タワノヴィッチは、里沙に優しく囁いた。
「いいかね。科学というものは、血塗られた禁断の果実だ。しかもこの果実は、食せば食
すほど喉が渇く、不思議な果実なのだ。渇きを癒すために、科学者はさらなる果実を求め
ずにはいられない。たとえそれが、人々から疎まれ蔑まれる結果を招こうともだ。儂もそ
うだし、君の恩師もそうだ。君も科学者のはしくれなら、そのことがわかるはずだろう。」
里沙は両手で顔を覆って、泣き始めた。もう、何が正しく何が間違っているのか、彼女に
はわからなかった。ただひとつ願うのは、早くここから離れたい、恋人のもとに帰りたい
ということだけだった。
里沙は、タワノヴィッチに向き直った。「わたし、帰ります。帰して下さい。」
タワノヴィッチは、冷たくフフン、と笑った。
「そうはいかない。君には、ずっとここにいてもらわなければならん。」
「ここに…こんな怪物たちがいる場所にですか? そんなの冗談じゃありません!」
「…怪物たちか。フフン。だが君ももうすぐ、その怪物たちの仲間入りをするのだ。」
里沙は耳を疑った。「…えっ!?」
「君は今から儂の手により改造手術を受けて、移植人間として生まれ変わるのだ。」
里沙は、心臓が不意に冷たい手で掴まれたように感じた。タワノヴィッチの目は本気だっ
た。逃げなきゃ! 本能的にそう悟った里沙は、部屋を出ようと一目散に駆け出した。
「イィーッ!!」突然、黒い全身タイツに無気味なメイクの男が2名、入り口に現れ、逃げ
ようとする里沙を拘束した。「キャアアッ!! やめて! 放してッ!」
「…逃げることなどできんよ。君の運命はもう、決まっているのだ。君は儂の手によって、
移植人間として生まれ変わる。」
799BeeFreak:04/10/26 01:16:46 ID:oELEo48D
タワノヴィッチは、恐怖におののき震える里沙の頬を、指ですっと撫でた。戦慄が身体を
貫いた。「美しい娘だ。初めての女性移植人間となるのにふさわしい。」
里沙の頭の中は、パニックになっていた。“嘘! 嘘よ! こんなの嘘! 化物に改造される
なんて嘘よ! 誰か助けて! お願い! 猛さん!!”
髪をふり乱し、首を横にぶんぶん振って抵抗する里沙。「…お願い!…助けて!…お願い!」
タワノヴィッチは里沙に諭すように言った。
「恨むなら、君の恩師を恨みたまえ。緑川博士さえ我々に協力的なら、君が改造されるよ
うなことはなかったのだよ。」
そしてタワノヴィッチは、牢獄に居並ぶ怪物=移植人間たちを指差して言った。
「見たまえ! 儂の作った“移植人間”たちは、人間を凌駕する能力と強靭な肉体、精神を
備えている。だが、洗脳をまったく受け付けず、移植組織に人体がついてゆかないためか、
寿命が極端に短い。わずか数ヶ月の命しか無いのだ。これでは新世界創造のための兵士と
しては、いささか心もとない。それに対し、君の恩師たちが開発した“サイボーグ”は、
高い精神制御能力と耐久性のある肉体を持つが、反面、あのお嬢さんを見てもわかる通り、
改造された身体に人間の脆弱な心がついてゆかない。…さて、これが何を意味するか、わ
かるかね? つまりだ! 移植人間をさらにサイボーグ化すれば、互いの短所を打ち消し合
って、最強の改造兵士が誕生するというわけだ!」
タワノヴィッチは、再び里沙の方に向き直り、彼女に最後の引導を渡した。
「君が移植人間になれば、君の残り寿命はわずか数ヶ月だ。君を救うために、緑川は否応
なしに、君をサイボーグ化せざるを得なくなる。そして我々は、彼の持つ最高技術のすべ
てを、労することなく手に入れられるというわけだ。さあ戦闘員ども! その娘を改造手術
室に連れてゆけ! 手術は今から1時間後に開始する!」
「イヤああーーッ!! やめて! 助けて! お願い! 猛さん! 猛さぁーんッ!!」
半狂乱になって絶叫する里沙を、戦闘員たちは容赦無く引っ立てて行った。
800BeeFreak:04/10/26 01:19:13 ID:oELEo48D
ほくそ笑むタワノヴィッチの前に、ダモン・Eが現れた。
「何をまだるっこしいことをしておるのだ。緑川の頭脳が欲しいのなら、さっさと洗脳す
ればよかろう。」
タワノヴィッチはダモンの言葉を、鼻で笑った。「頭脳労働者の洗脳はできん。洗脳とは
要するに、本人の意識レベルを低くして逆らえなくすることだからな。それでは貴重な知
識が飛んでしまう。あくまで自らの意志で、我々に協力させねばならんのだ。もっともこ
んなこと、頭脳などに縁のない貴様にはわからんだろうが。」
ダモンは憤慨した。「タワノヴィッチ!戦争で一度は死んだ俺やバカラシンを蘇らせてく
れた貴様には、正直感謝している。だがこの数年のお前のやり方を見ていると、情けなく
て反吐が出そうだわい! ショッカー組織の立ち上げに向けて、俺は数万人規模で戦闘員
の素体を確保した。バカラシンは東西両陣営の間を立ち回って、膨大な資金と軍備を集め
ることに成功した。だが貴様はどうだ!? 新組織にふさわしい改造兵士の開発にとりかかっ
て、既に4年が経つというのに、まだ第1号兵士すら誕生しておらん! 死神博士の異名が
泣いておるぞ。だいたいサイボーグ化技術など、緑川などの手を借りずとも確立できよう
が!」
801BeeFreak:04/10/26 01:20:13 ID:oELEo48D
タワノヴィッチ、いや死神博士は、眉をひそめてダモンの雑言を聞いていたが、落ち着い
た声でこう答えた。
「サイボーグ化技術など、とうの昔にショッカーでも開発しておる。」
「何!? ではなぜ緑川にああまで固執する?」
「よいかダモン。改造兵士を生み出す際、最も問題となるのは脳改造、すなわち組織に対
する忠誠心を植えつける技術だ。移植人間たちは強靱な精神力による意識レベルの高さが
災いして、極めて洗脳を施しにくい。我々のサイボーグ手術でも、その問題を解決するこ
とはできておらん。だが緑川の開発した『拡張神経系の高速統御理論』を使えば、意識レ
ベルを落とさずに忠実な兵士を生み出すことが可能となるのだ。儂が真に欲しいのは、そ
の技術なのだよ。逆に言えば、もしも緑川の脳改造技術無しに、移植人間をサイボーグ化
した「改造人間」が誕生したとしたら、それは我がショッカーにとって、大きな災厄とな
るに違いあるまい。」
ダモンは死神博士のそんな懸念を、意にも介さなかった。「まあよい。改造兵士の開発は
貴様の仕事だ。俺には関係が無い。俺は“地獄大使”として、社会不安をかき立てる破壊
工作の準備に専念することにしよう。まあしっかり頑張るがいい。ワハハハハ!」
地獄大使は冷たく笑いながら、その場を離れていった。
802BeeFreak:04/10/26 01:21:00 ID:oELEo48D
秘密結社ショッカーの改造手術室。全裸にされ、円形の改造手術台に大の字に縛られて、
深町里沙は移植人間として生まれ変わるための改造手術を、その美しい肉体に今まさに施
されようとしていた。
奇しくも今日は、里沙の23回目の誕生日だった。本来ならば恋人と楽しい時を過ごしてい
るはずのこの時間に、里沙は冷たい手術台に横たえられて、運命の時を待とうとしている
のだった。
里沙はすっかり混乱して、涙が枯れるまで泣きじゃくっていた。
“嫌よ、嫌! 改造されるなんて嫌! 移植人間なんかになりたくない! 改造されたら…あ
んな身体にされてしまったら、もう、猛さんに会えない! 何で、何でわたしがこんな目に
合わなきゃいけないの!? ”
白衣を着た死神博士が、数名の科学者戦闘員と共に現れた。里沙の隣に、大きなガラスケ
ースが3つ、並べられた。科学者がガラスの蓋を取ると、そこには体長1メートル半を優
に超える巨大な蜂が3匹、板に縛りつけられていた。羽音がブンブンと部屋に鳴り響く。
「見たまえ!」死神博士は自慢げに、3匹の蜂を里沙に見せる。「これは特殊な放射線照
射によって肥大化成長させた、スペイン蜂だ。今からこの3匹の蜂の生体組織を、君の身
体にそのまま移植する。君は今日から移植人間“蜂女”として生まれ変わるのだ。フッフ
ッフ。」
巨大な蜂の姿が視界に入り、里沙は半狂乱になった。
“い、嫌だ! 嫌だぁ! わたしは蜂になんかなりたくない!”
「では、まず血液交換から開始する。」
死神博士の合図で、科学者がふたり里沙の両腕を掴んで、両の手首に長いチューブのつい
た太い針を突き刺した。「うッ!」鋭い痛みが里沙を襲った。やがてポンプが作動し、左
手のチューブから里沙の赤い血液が抜き取られ、代わりに右手のチューブから青い液体が
注入されていった。「あ…あ…ああ…」むず痒いような痺れるような奇妙な感覚が、右手
から順に全身に広がってゆく。
「さあ、次は免疫芽細胞の再構築だ。綾小路くん。準備したまえ。」
803BeeFreak:04/10/26 01:22:30 ID:K4X2E2bn
科学者のひとりが手術台のボタンを押すと、里沙の上体が持ち上がった。科学者は里沙の
背後に回り、脊髄に針を数本差し込んだ。「ギャッ!!」焼けつくような痛みに、里沙の身
体は激しく痙攣した。そしてその時、里沙は科学者の顔を確認して、大きく目を見開いた。
「あ、綾小路博士!? どうして博士がここにいるんですか!? お願いです! 助けて下さい!
わたし、このままだと改造されちゃうんです!!」
「無駄だ、里沙くん。綾小路くんは3年前から、我がショッカーの忠実なしもべとなって
いる。ダモンが薬物を使って、彼女の心を完全な悪へと書き換えてしまったのだ。」
綾小路律子は妖しく微笑んだ。それは里沙の知っている、優しく柔和な綾小路博士ではな
かった。里沙は急に、目の前が真っ暗になった。
「今から君の身体の免疫細胞をすべて破壊し、新しく免疫芽を形成する。この3匹の蜂の
組織を移植しても拒絶反応を起こさないよう、蜂の組織が自分の肉体の一部であると身体
に認識させるのだ。」
全身にキリキリと鋭い痛みが走った。「ウウッ…痛い! 痛い!」里沙は激しく身をよじら
せてうめいた。
「痛むかね? これが済んだら、痛覚を遮断してあげるよ。これから君の身体を切開し、内
臓組織を蜂のものと入れ換えるのだ。自分の身体がバラバラになってゆくところを、君に
も見てもらえるようにしよう。」
無数のロボットアームが、天井から里沙に向かって迫ってきた。里沙は、いよいよ最後の
時が来たのを知った。
“わたし、とうとう改造されちゃう! もう、人間じゃなくなるんだ。猛さん…ごめんなさ
い。本当にごめんなさい!”
レーザーメスが、正中線に沿って里沙のボディを切開した。ロボットアームが的確に動い
て、里沙の内臓を摘出し、代わりに隣で切開されている蜂の内臓と取り替えてゆく。薄れ
ゆく意識の中で、里沙は自分の身体がバラバラにされ、別のものに作り変えられてゆくの
をおぼろげに感じていた。
804BeeFreak
《…目覚めよ。深町里沙よ。目覚めよ!》
あれからどれくらいの時が流れただろうか。里沙はゆっくりと目を開けた。
《目覚めよ。深町里沙、いや我が同胞“蜂女”よ!》
ランプが明滅するピーン、ピーンという音と共に、冥府の奥から響いてくるような無気味
な声が、里沙の意識を呼び覚ました。
《死神博士。改造手術は無事成功したようだな。》
「はい。偉大なる尊師チェン=マオ。いえショッカー大首領!」黒いマントをはおった死
神博士が、胸を手に当てて敬礼している相手は、翼を広げた鷲をかたどった大きなエンブ
レムだった。無気味な声は、そのエンブレムから響いていた。
「なにぶん女性を改造するのは初めてで少々時間がかかりましたが、その分、満足のゆく
出来栄えとなりました。私のこれまでの最高傑作品です。」
里沙は我に返った。“わたしは、わたしは改造されてしまったの!?”あわてて起き上がり、
自らの身体を確認する。里沙は、生まれ変わった自分の姿を見て絶叫した。
「い、イヤァアアーーーッ!!」
それは、既に人間の身体ではなかった。全身を覆うのは、なめし皮のような濃いブルーの
皮膚。ウェストの周りだけが、体節のように色が変わっている。体毛はまったく生えてい
ない。腹部にへそ、股間には女性器のスリットがそのまま残っているので、かえって彼女
の肉体の異様さが強調されていた。手首は白い手袋状になり、爪は消失している、脚も同
様に、白いハイヒールのブーツ状に変化している。背中には4枚の薄い羽根が生え、そし
て身体の前に突き出した、豊満な双つの乳房は、蜂の腹部を思わせる黄色と黒の同心円模
様で覆われていた。その乳房は、まるで意思を持った別の生き物であるかのように、里沙
の意思とは無関係に蠢き収縮膨張と蠕動を繰り返していた。
“ああっ!! とうとうわたしは改造されてしまった。わたしはもう、人間じゃないんだ。”
鷲のエンブレムから、また無気味な声が里沙に呼びかける。
《どうだね。移植人間として生まれ変わった気分は。君は今日から、我が栄光あるショッ
カーの一員“蜂女”なのだ。》