空想科学読本VSこんなにヘンだぞ空想科学読本 10

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17名無しより愛をこめて
山本はこんへんのp.168で、光速の99.9%で141トンの反粒子を発射すれば3*10^23ジュールの
エネルギーを生み出すと書いてある。このエネルギーって要は浮遊大陸を吹っ飛ばすための
エネルギーだよね。

山本は反粒子の質量と正物質の質量の対消滅のエネルギーしか考えてないが、反粒子が
持つ光速の99.9%の運動エネルギーはどこにいっちゃうんだ?

例え加速による質量増加によって元の質量(141トン)より大きな正質量(3144トン)と
対消滅しても、運動エネルギーは運動エネルギーで存在するのだよ。従って

 正物質の質量分のエネルギー=2.8*10^23J
 反物質の質量分のエネルギー=0.127*10^23J
 反物質の運動エネルギー=1.41*10^23J

の合計4.34Jが相手に叩き込まれるのだ。もし3*10^23Jでよいのなら、反物質の量は
もっと少なくてよいはず。

山本は柳田が波動砲発射後のヤマト質量減少分を考えていない、などと突っ込んでいるが、
自分の方が恥ずかしい間違いをしているのだ。