質量増加の話…について
これもキミが文脈を理解していないだけだと思うけどね。
「正しい間違え方」が主として述べているのは光速に近い速度で併走している宇宙船間に働く引力の話。
早い話相対速度ゼロだが、ある慣性系に対して光速に近い速度で運動している宇宙船間に働く引力は、
どうなるか?を述べている。
で、かかれていることは引力は強くなるどころか弱まる、と解釈できる。または時間が遅れるから力が
弱まったと解釈することもできる。といったようなことだ。
つまり外から観測すると引力による加速度は小さくなる、という事柄を、力が弱まったからと解釈するか
時間が遅れたから、と解釈するかは、単なる解釈の問題で、宇宙船上の観測者からみれば静止して
いるのと同じ加速度で引き合う、ということをいっているわけだ。
俺が、重力崩壊するか否かは星がどういう速度で運動しようが、その慣性系で静止しているものとして
考えてよい、と同じことを言っている。つまり同一の慣性系にある物体間に働く引力は慣性系自体の
運動に依存しない、ということを俺も松田氏も述べているわけだ。
一方相対速度がゼロでない場合、つまり同一の慣性系に収まらない場合の引力についてはp152の
補注で縦質量、横質量といった概念をアインシュタインは使っていた、ということを紹介しながら、
慣性質量や時間の遅れでの説明と同じになる、と述べているだろう? 問題は速度が違うと時間の進み方が
異なり、その2つの物体に働く力を計算しなければならないことなのだよ。
またp146〜149辺りで速度による質量の増加が重力の増加として扱ってよい場合について書かれていると
思うけどね。
で、結論は「キミはこの本の見出ししか読んでいない」だ(笑