力の単位としてkg重が使われた背景は簡単。例えば1kgの質量の物体を地表でバネばかりにつるすと、
1の目盛りを指す。今度はそのバネばかりを水平にして一方を物体につなぎ、他方を手に持って引っ張る。
その時バネばかりの目盛りは1を指していた。この時に物体を引っ張った力を1kg重と呼ぼう、といった塩梅。
力、質量、加速度の関係をこの単位で表せば
力(kg重)=質量(kg)*加速度(m/s^2)/重力加速度定数(9.8)
となる。しかしこれはあまり使いやすいものではなかった。kg重とkgが区別しにくいこと、おまけに日常的にはkg重の
意味でkgを用いるので紛らわしいこと(どこか無重力の話を彷彿させますな(w))、重力加速度定数が整数でないので
計算しにくいこと(常に値に端数が出てしまう)、など。
そのようなことを背景に背負った状態で、1960年にSI単位が定められた。メートルや秒などを基本とした単位で
単位の世界を整理しようという試みだ。この時上記の係数(9,8)が1になるような力の単位を新たに作った。
それがニュートンである。つまりニュートンは比較的新しい単位なのだ。
こうしたことが言いたかったのだが、
>>667の俺の説明じゃあ確かにおかしいね。(w
しかしこれくらい分かれよ。少なくとも高校生以上を自負するならね。