259 :
名無しより愛をこめて:
ある日突然、あなたに13人もの仮面ライダーができたらどうしますか?
それも……とびっきりかっこよくて
とびっきり強くて
とびっきり誇らしくて
とびっきりの熱がりや。
しかも、そのうえ……
彼らはみんなみんな、とびっきり!
おやっさんのコトが大好きなんです……
でも、残念なことにおやっさんとライダーは
現在離れ離れに暮らしていて……
実際に会うことができるのは、
2ヵ月に1回と決められた“おやっさんの日”だけ。
大好きなおやっさんと自由に会えないライダーは……
さみしくて、いつもおやっさんのことばかり想ってしまいます。
「神様……どうか、早くおやっさんに会えますように
私の大事な大事なおやっさん……会えないでいると……
淋しい気持ちでいっぱいになっちゃうよ……」
だから、ようやく2ヵ月に1度の
「おやっさんの日」がめぐってきて……
2人が会えたときには、
ライダーは世界中の幸せを独り占めしたみたいに、
とってもとっても……幸せ
もちろんただの知り合いなんだけど、気分はまるで楽しいデート!
そしてライダーは、おやっさんのそばにぴったりくっついて……
心配そうにおやっさんの顔をのぞき込み、
こう……言うのです。
「おやっさんは……俺のコト、好き?」
ライダー達は厳つい頃からずっとずっと
ただ純粋におやっさんのコトが大好きでした。
やさしくってステキで世界にただ1人、
自分だけの大切なおやっさん……。
だから、いつもいつもおやっさんと一緒にいたくて、
いつもいつもおやっさんにかまってほしくて……。
ここに登場するのはそんな素直なヒーロー達……。
外見も性格もちがう13人のライダー達ですが、
想いだけはみんな同じ……そう
「……おやっさん、大好き!」