後半に書かれている
本人の供述と調書の
ズレについての所と
事実と報道の違い等
について述べている
部分が面白く読めた
あと、全体を通して
独特な文章構成故か
ちょっと
ふいてしまう箇所が
あったな
淡々と
これまでの人生や
母親について
述べられてるけど
淡々が故に
その書いてる内容に
ふいてしまう
掲示板の
書き込みでも
同様のそれを
感じな
例えば
今回の本の中で
言うならば
事件に転落していくものの考え方
という章では
(…中略)
なお、母親に対しても勝手に被害妄想を抱いていたのでは
ないか、と思われそうですが、それはありません。
例えば、偶然、夕食が食器から広告のチラシの上に移った
などということはあり得ず、明らかに故意だからです。
ここで
笑ってしまいました
不謹慎ごめんなさい
「条件」とか「出力」とか
ことあるごとに出てきて
プログラムかと思った
しかし
腑には落ちない
納得はいかない
あと
新たな発見
っていうか
驚きが
あった
それは
加藤は
人間(他人)に対して無関心だから
無差別に人を殺すことに躊躇が
無かったといった内容を
本に書いてるけど
その一方で
ビックリするほど
人間(他人だが接点のある人間)に
期待していたのではないかと
思えてきて驚いた
そんなに人間の心は白くないのに
というのは
掲示板の人間に
(育った環境から根付いたとされる)
間違いを改めさせるための行いの方法が
秋葉原の無差別殺傷だったと述べていて
ナイフを買いに行く書き込みのくだりや
事件に向かう様子の書き込みは
掲示板の荒らしやなりすましに対しての
警告だった、わかる人間にわかるように
やるぞとアピールしたが、響かなかった
といった内容を書いてるが
そりゃそうだと思う
それが他人ってもん
もし、仮に響いていたとしても
自分以外の他人が大事件起こすなんて
見てみたいもっと煽って実現させたい
と考える人間が実はが殆どだと思う
人間の本心なんてそんなものなのに
「事件を起こすぞ」
「後悔しても知らねえぞ」
とアピールしたところで
その、他人の間違いを改めさせる
なんて方向には向かうわけがない
どころか相手が悪意を持って喜ぶ
のがオチ
本の中でも分かるけど
友達を
大事に思ってるもんね
人間が好きなんだろう
人間に絶望などは
してないんだろう
それを感じて
驚いた
他人が攻撃してくることに
真っ向から怒ってる
そういうもんなのに
真っ正面から向き合ってる
純粋過ぎて
怪我してる
でも
他人は他人で
特に興味は持てないとも言ってる
接点ができた人間に対してだけは
強い感情を持ち、反応を期待する
そして期待した分だけ傷付く
それが加藤
腑に落ちないのは
やっぱり
加藤は
掲示板のあの空気感を
よく理解している人間だから
っていうのが分かるからこそ
掲示板の人間に向けらたもの
だったと言い切っているのが
不思議に思ってしまう
掲示板上は
現実(リアル)ではないって
自分でよく分析できてるのに
当時の書き込みも
そんな感じなのに
そこに書き込まれた荒らしの
行為のみで、その後の行動が
決定付けられたってのがね
ホントかよって思ってね
でも
自分から切り捨てる
って考え方は
よく分かるんだよね
同じだなって思った
私も
他人に
相談はしないし
相談しようとは
思わない
そもそも
相談する
相手がいない