21世紀のお父さんの約3割が、どんなに忙しくても家で子供の相手をする一方、
育児休業の取得率は1%未満――。
厚生労働省の「第1回21世紀出生児縦断調査」が21日発表され、
昨年子供が生まれた世帯の育児実態が明らかになった。
昨年1,7月に子供が生まれた全国4万7,000世帯を対象に、生後6カ月時点で調査した。
最も仕事が忙しい父親(労働時間が週60時間以上)でも、子供の入浴、
家の中の相手を「いつもする」と答えた世帯は各28.2%、34.2%。
おむつの取り換えや散歩も「いつもする」と「ときどきする」で6割に達した。
母親では、初出産を機に仕事(パートを含む)を辞めた人が67.4%。
現在も常勤の仕事を続けている母親は、80.2%が育児休業を取得(予定も含む)しており、
その割合は大企業や官公庁ほど高かった。
一方、父親の取得率は0.7%に過ぎず、「制度がない」との回答も24.9%あった。
子育ての負担に関する質問では「自由な時間が持てない」が55.2%、
「身体の疲れが大きい」が39.5%だったが、
「子供を持って良かったと思うことがある」も99.3%に上った。
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200210/21/20021022k0000m040106001c.html