謎の円盤UFO

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406名無しは無慈悲な夜の女王
母星に帰還するUFOを無人宇宙船で尾行して宇宙人の母星を突き止めるという計画で、尾行は成功して母星の写真は撮れたんだけど撮影時の母星からの距離や倍率が機器故障のため記録されず資料としてはほとんど価値が無かった。
ストレイカーは、写真があれば距離や倍率が分からなくても資料として十分価値があると、この計画のリーダーに詰め寄ったので、距離と倍率がわからなければ情報としての価値は皆無に等しいと言うことを説明するために、花粉やポップコーンの拡大写真をストレイカーに見せる。
ストレイカーは、花粉の拡大写真を幾何学的な建造物、ポップコーンの拡大写真を何処かの星のクレータだと思うが、プロジェクトリーダーが種明かしをすると納得する。
種明かしの前に、もう一つ画面の真ん中付近に円弧状の物体が写っているビデオ映像を見せるが、ストレイカーはこれを何処かの惑星の望遠写真だと判断する。
じつは、これの正体はエリス中尉の太股を露出アンダーで拡大撮影した物で、多分このシーンがお子様向けには不適切だった物と思われる。

余談だが、ストレイカーの思い込みを、身近なものの拡大写真で否定したプロジェクトリーダーは、つねづけ宇宙の研究も重要だが基礎研究にも予算を回してくれと進言していた。
アンダーソン作品では、サンダーバード6号に見られるような、最新技術を追うだけではなく時には古い技術も取り入れるべきであるとか機械に頼るのではなく最後は人の手が一番優れていると言ったメッセージが随所にあるが、このエピソードも空ばかり見上げているのではなく、たまには足元のことも考えようと言うメッセージを含んでいるように思う。