アニメのキャプテンフューチャー再放送!

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18名無しは無慈悲な夜の女王
とある惑星に漂着して,無から宇宙船を建造して脱出する話があって
その結末に憤った覚えがある。

以下,ネタバレ要注意

なんでも,エンジンの制御に「リン」という元素が必要不可欠という
設定だった。しかし,惑星中をあれこれ捜したキャプテンご一行は,
「リン」を見つけることが出来なかった。

話は変わって,宇宙船の乗組員が何人も行方不明になっていた。
危険な外敵はキャンプに入れないようにしてある筈なのに,何故?

結果として,乗組員を喰い殺していたのは,キャンプのど真ん中に
生えていた食肉植物だった。これは人と話せる程度の知能を持って
おり,キャプテンはBEMに「リン」の在処を尋ねる。

しかしBEMの回答は「NO」,この惑星には「リン」が存在しない
というのだ。

その惑星に存在しない元素の意味を何故BEMが理解できたかは
この際問わない。問題は解決策である。

人間の身体には僅かではあるが,「リン」が含まれている。一人の
少年が自ら犠牲となり,宇宙船は惑星から脱出する事に成功するので
あった。


感動的美談のように聞こえるが,ちょっと考えて欲しい。
既に乗組員を何人も喰い殺しているBEMの体内には充分過ぎる量の
「リン」が蓄積されているはずではないのか?
BEMの体内の「リン」を抽出すれば,それ以上の犠牲をだす必要は
まったく無かった筈。キャプテンフューチャーともあろう者が,何故
その程度の事を考えつかないのだ?