今年の星雲賞が決まったわけだが・・・

このエントリーをはてなブックマークに追加
505名無しは無慈悲な夜の女王
*「ふわふわの泉」だけど、オレはあの「軽さ」故に積極的に星雲賞に推す価値があると思った。
ていうか。「人類存亡の危機」や「全宇宙を揺るがす戦い」ばっかりのSFには疲れたよ。
その片方で科学が日常にもたらす変化をユーモラスに書いてくれる作品がこの所めっきり減ったと思う。
その意味で「ふわふわ」は古典的な「発明ものSF」をきちんとした科学的裏付けの元に
現代風にアレンジしながら書いてくれていて読んでいて実に爽快だった。
これでコミック部門でも「ピース電器店」が受賞していればオレ的には
この上なく幸せな星雲賞だったんだが。

*「プラネテス」の件は明らかにファングループ連合会議のチョンボ。
授賞式での牧連合会長の説明はちっとも論理になっていなかった。
ただ、これを機会にこの際星雲賞の規約そのものを見直してはどうかな。
特に掲載・放映が長期間にわたるシリーズ作品の場合、
終了するまでノミネート不可、ということになると
いい加減ブームが盛り下がってからやっとこさ受賞というケースも多く
イマイチ実勢を反映しないこともあるので。
この際「継続中の作品も対象」と言う風に改めても良いのではないか。

*あと、ノミネートに何の基準もないアート部門をそろそろ何とかしようぜ。
これじゃいつ誰がとっても一緒じゃん。