1 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
先日TVで「アンドロメダ・ストーリーズ」がやってたので、思い出して思わずスレ立てました。
SF小説って小学生の時から沢山読んだけど、いろいろ読んで辿り着いたのが光瀬龍さんの作品。
壮大なスケールの作品にはまったもんです。
小松左京さんも好きだったので沢山読んだけど、光瀬龍さんの独特の作風が大好きだった。
もう亡くなってしまったので、新しい作品は読むことはできないのが残念です。
私が1番好きなのは「喪われた都市の記録」ですね。
ほかにも短編やジュブナイルやら時代物やらはもちろん、漫画(萩尾望都、竹宮恵子)なんかもありますが。
みんな好きな作品ばかりでした。
2 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/16(木) 18:20
「たそがれに還る」は一般受けもする傑作だと思う。
・・・ところで「作戦NaCl」はどう考えてもアレだと思うが。
3 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/16(木) 18:34
光瀬龍は時代物の方が好き。
「秘伝宮本武蔵」「宮本武蔵血戦録」それに晩年の
「信長と秀吉」。
4 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/16(木) 19:34
宗教っぽいところがちょっとイヤだが
スケールの大きさで「百億の昼と千億の夜」
平家物語ってどう?
6 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/17(金) 10:30
時代物はSF仕立てのしか読んでないなぁ。。
東キャナル市が出てくる話が好き。幽霊、マーシャンロード。。
あと、女性キャラが魅力的だったな。リーミンとか。ヒロ18も。
7 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/17(金) 14:14
時間局物は、今から考えると、仮想戦記物に結構近いと思う。
一番出来がよいのは、「百億の昼と千億の夜」だろうが、年代記物も捨てがたいな。
8 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/17(金) 14:26
「百億の昼と千億の夜」以外は挫折した根性無しがここにいます。
いぢめて、いぢめて・・・・・
9 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/18(土) 23:06
角川ノベルズから出てた時間局物「所は何処、水師営」ともうひとつ
第二次世界大戦物の奴が好きだった。大戦物のラストは「夕映え作戦」
がトラウマになってる30代の自分にとっては、素敵な贈り物って感じかな
10 :
SAGA:2001/08/19(日) 01:17
光瀬さんは、ハードボイルドを書く予定だったと、ある編集者から聞いて、あのいぶし銀のような作風に、納得がいきました。私の最高傑作は"シンシア遊水池2450年"です。
11 :
ばーがでぃしゅ。:2001/08/19(日) 01:30
やっぱり宇宙年代記シリーズ。
12 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/19(日) 03:07
宇宙年代記はやるせないよね。
「カビリア四〇一六年」
めずらしく恋の話。せつない。
年代記2chベストを決めてみたりはどでしょか。
14 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/24(金) 21:48
笙子ちゃんハアハア。。。
15 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/24(金) 22:22
暁はただ銀色。美文。文学ですよあれは。
宮野理香は『謎の美少女』の元祖。「ああっ、頭痛がするわ・・」
「宇宙のどこかに、地球光の照り返しだけを頼りに暮らしている星がある」
SFというより純文学。
ちなみに、ソノラマ文庫の記念すべき刊行第一冊目。イラストは火星シリーズの人。
16 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/08/28 17:17 ID:W6wUQGrM
宇宙年代記は、最後に主人公が絶望的な状況になって、それでもまだなんとかしようとする・・って話が好きだな。
「幹線水路・・」とか。
17 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/03 05:16 ID:LPk7AJDw
ここで「ロン先生の虫眼鏡」って言ったらどういう反応が返ってくるだろう
いや、マジで好きだったんですけどね。
18 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/04 02:00 ID:FI5wmZ3.
少年チャンピオンの漫画版は読んでたよ。
19 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/13 12:07
ハルキ文庫で復刻された「寛永無明剣」
タイムマシン物はやっぱり光瀬龍だね。
20 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/13 12:57
なかなか盛り上がりませんね
光瀬龍さんは、日本の作家では一番好きなんですが。
やっぱり年代記シリーズがいいかな。
21 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/15 00:33
光瀬龍原作で、竹宮恵子が描いたのがあるのだが、手に入りづらいな。
22 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/15 00:37
>17
「ロン先生」好きですよ。
理科の先生だったんだよね。
23 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/15 00:39
育児にかまけて SFから遠ざかってるうちに・・・
亡くなったのも 1年も知らなかった
あんなに 好きだったのに・・・(号泣)
宇宙塵版 派遣軍還る
暁は ただ銀色
夕映え作戦
だから 雨の朝は
でも!やっぱ 百億・・・だなぁ・・うん
質問を2つほど。
●光瀬宇宙史の初期に出てくるリュウ君は
シリーズキャラですか?
●アジア同盟と全アフリカ連合、どっちが勝ったの?
>光瀬宇宙史の初期に出てくるリュウ君
うーん、たぶん違うと思う。同じ名前を使いまわすのは光瀬作品では
よくあるので、キャストシステムと考えた方が宜しかろう。
>どっちが勝ったの?
たぶんうやむやで終わる。覇権を争ってるうちに地球そのものが
太陽系内の覇権争いから脱落して終り。
>>25 どうもです。
リュウ君物?は木星探査に行くやつとか、
「勇者還る」や「出帆旗、宣侯!」が好きです。
個々の統合戦争物はアジア同盟側が勝ってるのが多そうですが
たしかに、結局どうなったかは判らないですね。。
27 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/06 21:30
誰も言わないけど「秘伝 宮本武蔵」は面白いんだよな。
もっと評価されてもいいと思うけど。
28 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/06 23:18
>>9
「紐育、宣候」ね。
「征東都督府」も入れて、日清、日露、太平洋三部作。
架空戦記のハシリですな。
「たそがれに還る」は如何でしょうか?
カナンの荒野の荒寥が、東洋的無常観と結びつく、とても淋しくて、とても美しいSF。
31 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/07 00:31
年代記シリーズには脳移植や電子脳の移植などで情報をインプットされ
自分が誰だかわからなくなってしまうようなお話があるけど、
こういうのはサイバーパンクのはしりとは言わないんでしょうか?
3部作は別格として――。
「東キャナル文書」はどうでしょう?
構成がメチャ凝ってて、初読で話の意味がわかった人ってどのくらいいたんだろう?
今となっては物理的にめちゃくちゃですが、クェーサーが実は閉鎖空間で、その中の2個の構成の光が走り回って無数の星のように見える光景というのに痛くしびれたもんです。
光瀬の作品の中で双太陽という言葉が多く出てきて珍しいと思っていたら
最近の観測では殆どの恒星は双太陽らしい、凄いと思った。
私は東キャナル系のさびれた物系が良いです。谷甲州があとにつづくぞ。
35 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/07 01:55
>>21 「アンドロメダストーリーズ」
ですね。
24時間テレビのアニメはイマイチでしたが。
36 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/08 00:03
「幻影のバラード」は光瀬SFの集大成だと思います。
タイムスリップSFと侵略ものとを合わせた傑作SFです!
>>27 同意!チャンバラの描写もいいが、
「実は家康・秀頼は・・・だった」って設定もいい。
38 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/08 16:38
最近の架空戦記って、書いてる人SF作家じゃないでしょ?
やっぱり光瀬御大のような人のハード歴史SFで仮想戦記は読みたい。
39 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/08 19:40
歴史物といえば、
光瀬氏の時間局物(笙子ちゃん限定!)と豊田氏のタイムパトロール物
(モンゴルの残光等)はどちらが作品数多いのだろうか?
笙子ちゃんは、ケイ・リーミンと並ぶ光瀬美人?
40 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/08 21:17
ある小説で、ヒロインをわざわざ「古くは<暁はただ銀色>の宮野理香が住んでいたあたり」に住まわせている作品がある。
「知らない人は、知らなくてよろしい」と作者が自分から突っ込んでいる。
<たたかう! ニュースキャスター>夏見正隆。ソノラマノベルズから今月復刊。
41 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/08 22:42
>38
そういう意味では林譲治は光瀬龍の後継者の一人と思えるのだが。
違いは光瀬龍は文明論的で、林譲治は組織論といったところか。
宇宙塵版『派遣軍還る』
今読んでも、少しも古さを感じない。
43 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/09 22:31
人 うたたに情けありて たそがれに還る。
あまりにも悲しい人類の抵抗が好きだった。そして、
巨大な敵の存在に恐怖した。
44 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/09 22:42
「五三の桐のメロディー」は、最後の書き下ろしタイムスリップものじゃないでしょうか?
今読めないのは惜しい作品です。
45 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/09 22:46
「地球人よ、よく聞け
我々はミツセ龍(ロン)だ」
47 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/10 10:28
全集は出ないんでしょうかね。
48 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/10 20:37
<たそがれに還る>の「青の魚座ベータから石の花座ガンマへ向かう光子宇宙船」
というの、萌えた。秒速十三万キロ。加速を終えると、推進部の大反射鏡が冷却
されて縮んで行く。
>>45 リスト見させて頂きました。う〜む。私もけっこうマメに集めていたつもりだったが、けっこう洩らしてるのがあるなぁ。
「闇市の蜃気楼」ってどんな話なんでしょうね。前にSFマガジンのリストにものってたのを見て、注文出してみたけど、入手できませんでした。
non-SFでは、「吹雪の虹」が好きです。これ、本編もいいんですが、徳間文庫版のあとがきがまたいいのです。「青春の痛み」を思い出させる好エッセーだと思います。
50 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/12 02:05
昔から気になっていたんだが『百億の昼と千億の夜』って、海外(キリスト教圏)に
翻訳されてんのか? 悪魔の詩の事件の時にまずあれが思い浮かんじゃったよ。
51 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/13 20:02
『百億の昼と千億の夜』傑作だ!キリストが悪者になってんだからすごいよね。
イスラム教圏に翻訳したら大ヒット間違い無し!
ビン・ラディンにも読ませよう。
星野ユキノブも影響受けたんだろうな〜。
52 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/13 20:07
日本にはキリストというか、「神」と戦うSF多いかも?
海外はどうだろう?
53 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/13 21:39
光瀬さんのスゴいところ、ちょっと嫌味なとこっすね。
本人は戦時中UFOらしきものを目撃しているのに、
南山宏さんとの対談で
「君もいい歳なんだから、いいかげんに円盤信じるのやめたら」
的なことを言って、温厚な森さんを怒らせてる。そりゃちょっち
ひどいんでないかい?
54 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/15 22:43
「宇宙のツァラトゥストラ」の後書きは
空飛ぶ円盤を信じているみたいな書き方だったけどな。
それとも、戦時中に正体は分からないけれども異形の物を見たというだけなのか。
55 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/20 00:47
13>カビリア四〇一六年、漏れも好き!
>>50 キリストやキリスト教が悪の権化というSFは、英米圏でも
いっぱいあるYO!
57 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/20 05:16
「神」が人類に悪意を抱いてるってのは日本SFの特色の一つと思ってたーYO!
58 :
無名草子さん:01/11/20 08:11
光瀬龍に匹敵する作家は、未だに現れず、と。
59 :
nana-si:01/11/20 08:58
禿げしく同井!!
いまだに「百億…」と「果てしなき…」が歴代一位を争ってるってゆうのもなあ。
60 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/20 23:09
結局、日本SF作家は光瀬龍と小松左京以上の作家を輩出していないと言うことなのでしょうか?
61 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/20 23:56
暁はただ銀色と、夕映え作戦はNHK少年ドラマシリーズもなかなか良かった。
NHKは当時高価だったVTRのテープを使いまわししていたので、もう二度
と見ることができない作品だが・・・
62 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/21 00:12
百億の〜がゲロ吐きそうなほど読みにくいんですがどうすればスムーズに読むことが出来ますか?
いや、別に無理して読むこたあ無いと思うが。
この感動を分かち合えないのはつくづくかわいそうだとは思うが。
64 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/21 13:47
笙子お姉さんはちょっと年増美人って感じ。
かもめちゃんのほうが若くて可愛いそう、でも二人とも何千年も生きてるんだよな。
66 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/21 19:25
>>64 光瀬美人数あれど、あそこまで美しさについて書かれているのは
やはり笙子ちゅわんだけかな〜
67 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/21 22:18
筋金入りの光瀬ファンを自負しているが
「百億〜」に関しては漫画版の方が面白いと思う。
68 :
nana-si:01/11/22 01:41
そーかなあー?
萩尾ファンだしマンガ版も持ってるがやっぱり小説のほうがいいなぁー。
やはり文字からのイマジネーションのほうが強烈だと思う今日子の語呂。(ことえりナイス!)
>>68 たしかにそれを否定はしません。
しかし、光瀬作品の弱点(歴史を描く上での意図的な手法かもしませんが)と
思われる「キャラ立ち」が萩尾漫画版にはあると思うのです。
本来キャラものであるはずの「猫柳ソウレ」でさえ物足りない・・・
個人的には「たそがれに還る」がベストです。
理由は珍しくキャラが立っているから。
70 :
nana-si:01/11/22 23:58
>69
まあ、確かにあしゅらおうのキャラ立ちは尋常じゃ無いが、ある意味
それだけってゆう印象があるなぁ、おれ。
あとやっぱりボリュームが足りない。せめて今の二倍は欲しいところだが。
「百億〜」がマイベスト次点は「たそがれに還る」
>>67 萩尾版になって、キャラクターに顔が付き、血と肉が付き
奥行きがある人間像になったことについては、大いに賛成
します。
あれはかなり意識してキャラクター造形したよね、萩尾さん。
特にオリオナエなんて、ほとんど名前しかなかったキャラに、
萩尾さんが個性をつけたようなものです。
ありゃ、72番は69番へのレスポンスね。おまけに下げてるし。
で、
>>70 ボリュームが足りないのは、萩尾版の方ですか? 小説版よりも
ふくらませてあるのですけどね。ま、ディテールを削ってあっ
たりしますけど。
わたしは、萩尾版を小説にしたものを読みたいと思ったりしま
した。
74 :
nana-si:01/11/25 04:54
>特にオリオナエなんて、ほとんど名前しかなかったキャラに、
萩尾さんが個性をつけたようなものです。
これには異議あり。アトランティス編、好きなのよ。
75 :
hitsuji救助隊2180:01/11/25 09:26
>73
足りないのは小説版のほうでしょう、とゆうか、光瀬先生は天才肌なので
長編は構成がちょっと・・ってことでしょ?でも、宇宙年代記のように
考えれば、各パートともすごいいい。
>74
同意。先に小説を読んでから漫画を読んだときは、出だしちょっとがっかりした。
今から思えば、とっつきやすくするために萩尾さんが苦労してたところ
なんだろうけど。ラストに向けてどんどん盛り上がるし。
蛇足 ちなみに就職試験のとき、一番好きな本に「百億の昼と千億の夜」と
書けなかった私はチキンです。
76 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/25 16:09
でもさあ、なんでプラトンがオリオナエちゅう名前になるの?
なんか由来があるのかなあ。
たとえば、プラトンの著作に出てくるとかね。
>>75 あれってけっこう勢いで飛ばしている作品なんだよね。
細部を考えると、意味不明な部分がいろいろあったりして。
たとえば、シッタータがあのタイミングでめざめたのは
なぜかとか(彼らは何を待っていたのか? まるで無意味にお
互いを待っていたみたいだ)、小説版の最初の海の中パート
は何なのかとか、サイボーグ・おりおなえはどういう物体な
のかとか(萩尾版だとなぜかサイボーグ化されていたプラトン
さん?)
こういう考証をした人っているのかな。
78 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/26 18:41
「紐育 宣候」の中の時間局説明ぺージで「時間管理局の設立にかんしては、
それだけで数千ページを必要とする」ってあるけど、本人は作品化の予定
はあったんだろうか?創作ノートとか残ってたら是非読みたい。
79 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/26 19:28
80 :
nana-si:01/11/26 19:53
>78
そんなこと気にしてたら「猫柳ヨウレ…」なんて読めないぞ!
81 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/12/04 01:19
めちゃ短編なんだけどさぁ・・
レイコ、クレオパトラね
って・・・・おもしろかったなぁ・・・
マイナーすぎ??
82 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/12/05 19:32
>81 そんなことない! 俺もめちゃ好きだぞ。
あと年代記では<流氷1996年>が好きだぞ(本書が手元にないため
タイトル間違いは御免)。
83 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/12/05 20:38
ちなみに、セイヤは西の夜と書く、というセイヤという
女性が出てきたのは何という話であっただろう。
その頃、将来自分に女の子が出来たら、西夜という
名前にしようと思っていた。ただ、読みは「さや」の
ほうがいいでしょうね。
とか考えていたら、<さやのいる透視図>とかいう
ビニ本嬢の話が文学賞を取ってしまった。
84 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/12/05 22:11
>>83 流砂二二一〇年だね。
切ない愛の話に泣けた。
85 :
イスカリオテの:01/12/06 04:02
一つと言えば、やっぱ「百億〜」か。
光瀬さんの宇宙ものは、読むとさらさらと砂の音が
聞こえる...。
86 :
hitsuji救助隊2180:01/12/09 20:49
>77
亀レスだけど、なんか書かないと終わっちゃいそうなので。
夏コミでGETした「浮遊ふぁんじん 2000年夏増刊号」が特集で
「百億の昼と千億の夜」を載せていた。46ページのコピー本だったが感動した(古い)。
ほかにもSF系サークルとかで取り上げたところ知りませんか? −−>みなさん
>85
同意。小説としての技術がどうこうでは無く、直接、琴線が鷲づかみになる・・
年代記シリーズを三年前に読み返していてびびった。
「墓碑銘〜」に刻まれた年号が「1998」だったんだよ……。
アム・コダイとユイ・アフテングリの著作がどうしても読みたくて
身をよじった中学生の頃。
89 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/10 02:33
僕は、かれらアトランティスより
が一番すきです。
91 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/19 22:36
>90
で、再生してもらう。
しかし、光瀬龍先生自身は、この手の少年向きが自分の得意ジャンルって言ってたって、
なんかに書かれてたよね。漏れ的には納得いかんが。
92 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/19 23:47
今日、「百億の昼と千億の夜」読了しました。
光瀬龍の作品読むのはこれが始めてでした。
ストーリーではよく分からない点が多かったけど、作中に何度も出てくる
いろんな廃墟のシーンの、なんというか独特の寂寥感がよかった。
>>77海の中のパート、一体なんだったんだろうか?
あの生き物(のちにサイボーグシッタータに改造される奴)は何だったんだろう?
人間でもないだろうし、魚でもないし…。
「猫柳ヨウレの冒険」(旧題「宇宙航路」)
初版は萩尾望都さんが表紙かいてます。
94 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/20 10:43
>>92シッタータが敵(?)に見つからないように、
知能を低下させ、海の底に隠したんじゃないのかな。
時が来たら、自動的に陸上用に改造して地上に行けるように
ある程度ヒトの形を保っておかなきゃならなかったから
魚ニンゲンになちゃったとか。
95 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/26 01:31
幹線水路二0六一年
このラスト4行に泣いてくれ
96 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/26 17:17
水道屋マンセー!
97 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/26 17:31
幹線水路は俺も好き。
と言うか、十年以上前に一回読んだだけなのに、話も、ラストのフレーズも、
例の水の断面のシーンも覚えてて、今ビクーリした。
98 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/26 19:37
ああ!ロン先生のロンは「龍」か!今はじめて気が付いたよ…鬱だし脳
ただ一つ上げよといわれればやはり「百億の昼と千億の夜」。しかし、70年代後半
少年チャンピオンで萩尾望都が漫画化してくれなかったらこれほどポピュラーな存在に
なったかどうか。原作は光瀬ワールドに没入したものでないとわかりにくい。
おもえばがきデカ全盛時の少年チャンピオンでよくぞ取り上げられたものだ。
長編では「たそがれに還る」がわかりやすいと思う。「喪われた都市の記録」も悪く
はないがちょっと書き込み不足のような気もする。それに効果をねらったものとはいえ
妙な文字版の組み方をしたのもちょっと抵抗がある。この原点になったといわれる短編
「アンドロメダ・シティ」のほうがずっとおもしろい。
歴史SFではいろいろあるが短編の「多聞寺討伐」や「化仏往生」が印象的だった。
もう一つあげるとすればジュニア向けにかかれた「夕映え作戦」。
「派遣軍還る」は宇宙塵版、SFマガジン版ともにあまり好みではないが、光瀬龍と
いう作者を研究するときとても重要な資料になるだろう。
そうそう、大事なのを忘れていた。火星を舞台にした連作物の「東キャナルシティ」。
かつて早川や角川でかなりの数が出版されたが今はほとんど絶版だろうなあ……。
「喪われた都市の記録」ハードカバー初版帯つき売ってたので思わず買ってしまいました!
マイベストは「異本西遊記」です。
「百億・・」の結末なんだけど、マガジンに連載当時と
のちの単行本では少し違うよね?手元にないので確認で
きないのだけど、転輪王が岩石の中にひそむ地衣類であ
ったっていうのが古いバージョンじゃない?
>101
ええっ、今知った!そんなバージョンがあったの?
103 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/29 18:23
>>93 >「猫柳ヨウレの冒険」(旧題「宇宙航路」)
>初版は萩尾望都さんが表紙かいてます。
それは徳間文庫版だけじゃ!
104 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/29 19:21
105 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/30 13:30
age
>102
古いマガジンを所有している友人にあったって
再確認しました。やはり単行本とは異なります。
1966年、8月号が連載の最終回です。
>>101,102,106
>転輪王が岩石の中にひそむ地衣類
知らんかったなあ・・・ふーむ。
であるとすれば
>>99で紹介されている処女作宇宙塵版「派遣軍還る」の影響をひきずっていたこ
とになるね。
108 :
トリフィド:02/02/01 23:54
>>99 光瀬作品は、ハルキ文庫から相当数が出ていますよ。
宇宙年代記なんて、初の完全版が組まれたし。
>106
情報ありがとうございます。
とすると、話のオチ(?)そのものも、例のマトリョーシカ構造では
なかったということですかね。
そんな古いマガジン所有の方がいらっしゃるんですね、うらやましいです。
>107
マガジン版の「派遣軍還る」は「百億〜」より後ですよね。
「百億〜」の改訂とはどちらが先なんだろう。商業誌で「派遣軍〜」を
書くことになったので、「百億〜」を書き直したとか?
君たちは「山上たつひこ」版阿修羅王を覚えておるかっ!
「萩尾望都のファンがひきつけおこすわっ!」
>109
マトリョーシカ構造(ウマイ!)についてはかわりはありません。
全ての対抗手段を失い、最期の迫った転輪王が阿修羅王に命じて
自らが潜む岩を割らせ、放射線にたたかれて粉末と化して飛散し
てゆく・・・これはこれで忘れられません。
古いマガジンは古書市でよく見かけます。当時の定価が200円、
今はその10倍くらいの値がついているかも知れません。
探してみるつもりです。
「百億〜」は私の根本的モノの考え方にも影響を与えた本です。
転倫王が粉末飛散という結末のコミック是非手に入れたいものです。
阿修羅王の強烈な魅力にやられたまま今日に至っている私です。
113 :
墓碑銘2007年まであと5年:02/02/14 00:30
「喪われた都市の記録」がダントツ。
全体の構成(最後が最初につながる)や特殊な段組のページがカッコイイ。
バビロンやら何やら古代都市が出てくるのも素敵。
トリップできる。
114 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/02/14 01:26
ジュブナイルだけど
小学生のころ読んだ「消えた町」が滅法面白かった。
実家行けばまだあるかなぁ、もう一度読みたいです。
115 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/02/14 22:45
>>114 >>ジュブナイルだけど
>>小学生のころ読んだ「消えた町」が滅法面白かった。
なっつかしーーー!!
徳間文庫だよね。
光瀬はジュブナイルの天才!!!
「作戦NACL」好きっ!
「異次元海峡」って光瀬だよね。ありゃあ名作。
「北北東を警戒せよ」は?
では旧バージョンでは、転倫王は、完全に存在が消滅したことに
なるんですね。それはそれでやるせない。そのへんをあいまいに
するために、書き直されたんでしょうかね。>111
ソノラマでどうしても手に入らなかった「夕ばえ作戦」をハルキ文庫で
注文ついでにハルキ文庫版「宇宙年代記」も買いました。
年代順に並んでいるのは一見いいような気がしますが、そうすると
一番最初の話が「シティ0年」…。見た瞬間、のっけからこれはどうなのか、と…。
なんとなく、気分の問題ですが(笑
117 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/02/16 19:54
シティ0年、タイトルの年代順からいけば最初だけど
全体の年代記の流れから行くとちょっと前過ぎる気もするね。
百億〜は、ハルキ文庫版ではまた最後少し変っているから
次に漫画出るときは変るのかな?
ストーリィの変更じゃないから変らんかな?
ぬ? ハルキ版百億は出てたっけか?
119 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/02/17 03:03
百億〜も宇宙年代記も大好きですが、あえて「たそがれに還る」です。
「わたしは人間ですよ。そう教えられてきた」(だっけ?)にはやられたと思った。
最近では、ハルキ文庫で初めて読んだ「猫柳ヨウレ」シリーズが
非常に笑えた。「宇宙年代記」と同じ作者なのが凄い、というか目うろこでした。
おすすめです〜
>>118 ハヤカワでしたね。スマソ。
このラスト追加とあとがきが光瀬氏最後の仕事かな〜とも思ったり
するんですがどうでしょ。
121 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/02/18 00:55
>120
西遊記ものはダメだとおっしゃる・・・・
猫柳ヨウレもの好きなので僕はあれも好きですが。
122 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/02/18 01:00
なんかさ、多分、誰も書かないと思うけど、光瀬龍の丸に載った戦記物SFが面白かったなよ。
ビキニの原爆実験で沈んだ筈の長門が実はネオナチに接収されて・・・
という筋だった。
>>121 あっ、百億は最近のやつね。
ラストにさらに数行追加のものです。
最後の仕事はなんでしょうね?過去ログにあった作品リスト見ても
判らないし。。。
124 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/02/20 00:13
すみません、スレ違いは承知の上ですが...
女性の調査員が主人公で、次々に死に絶えた宇宙基地のようなところを
回るのですが、最後にはその女性自身が過去には政府に対する反逆者で、
捉えられて調査員にさせられていたことが仄めかされる...
というような短編集をどなたかご存知ないでしょうか?
全体的に、どうしようもなく非情で絶望的な雰囲気で、
かつ女性調査員はサイボーグだったりしたので、
多分光瀬先生の作品ではないかと思うのですが、わかりません。
子供の頃読んだのですが、もう一度読みたいのです。
もしご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示下さい。
126 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/02/20 05:57
>>124 126で答え出てるけど、主人公がリトルバラだっけ。
宇宙年代記と似た宇宙だけど、作者の初期に書かれて典雅&オープンエンドな
年代記と比べて、これや「錆びた銀河」は行き詰まり感が強いですね。
「銹た銀河」は「フサ」が女だったので驚いた記憶が。
フサ…フサギコ!?
西遊記、最近読みました。悟浄がかわいい。光瀬氏の、一人称が
「わたい」のキャラってかわいいですねえ。
悟空たちにかけられたバーチャルリアリティの術(?)を解くのが
「アシュラ」だったのが、「百億〜」での「認識は、情報処理の結果の
一つに過ぎない」というあしゅらおうのセリフを思い出して
ちょっと感慨深かったです。
>125,126,127
すみません、おとなげないと思いつつ誘惑に負けて書いてしまいました。
「オーロラの消えぬ間に」探してみます!ありがとうございました。
130 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/02/23 01:25
「錆びた銀河」、あとがきがかっこよくて好きです。
話も、まあ、好きですが。
131 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/02/23 15:04
「その花を見るな!」とか大好きだったんですけど…
小学校か中学校の頃…。
眉村とか豊田とか手当たり次第に読んでた時代だな…。
132 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/06 23:41
偶然このスレを見つけたので、今更ですがカキコします。
No.1『百億の昼と千億の夜』…あしゅらおう萌え〜
No.2『暁はただ銀色』…タイトルに惹かれたけど、中身も完成度の高いジュブナイル
No.3『喪われた都市の記憶』…”何でも作れる機械”のくだりは背筋が震えた
それにしても皆さんお好きですねぇ…。
133 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/07 01:03
重箱の隅つつく話のような気もしますが(でもファンは気づいて当然?)、
「SFマガジン版派遣軍還る」の序章!!!の星間文明史で(ハードカバーだとP40
文庫は手元にないので、わかりません)、「たそがれに還る」の件が言及されて
ますよね。これ読んだとき、おおぅと思ったもんです。
134 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/09 03:21
「かれら星雲より」のフサと「火星人の道(i,ii)」のフサって同一人物か?
「銹た銀河」のフサは女だから違うけど……。
135 :
西キャナル市民:02/03/16 13:01
「オホーツク2017年」
気がつきゃもうすぐだったりする…
久しぶりに全部まとめて読み返してみたいなあ。
むかし光瀬龍のジュブナイルSFを集めてたことがあって、
朝日ソノラマや他のどっかから出てる文庫をあさりまくったんだけど
(『あばよ! 明日の由紀』とか)
夕映え作戦だけみつからなくて、角川文庫版を見つけたときは
実に嬉しかったなあ。
読んでてどんどん暗くなるのでSFマガジン版より宇宙塵版の
『派遣軍還る』がいいと思います。ケイ・リーミンは七瀬とならぶ日本SFの
ヒロインだ。
137 :
西キャナル市民:02/03/16 19:03
いやー、やっぱ時間局の笙子ネーサンでしょー
「征東都督府」
敵を追い詰めると人格豹変するし…
ショック!!笙子ちゅわんに子供が!!
139 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/18 02:58
To "シ" さん
俺は、133&134だけど、
>>136の
>>読んでてどんどん暗くなるのでSFマガジン版より宇宙塵版の
>>『派遣軍還る』がいいと思います。ケイ・リーミンは七瀬とならぶ日本SFの
>>ヒロインだ。
は、禿同!!
SFマガジン版のリーミンは何か違う……と思ってたら、サイボーグですらないんだもんなぁ。
ほんとラストまで落ち込ませてくれました。
To
>>138流れ星のバラードさん
あの子って実子でしたっけ? 忘れてしまった……。
140 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/20 16:33
たそがれに還るも百億の昼と千億の夜も優れた作品だけど、どうにも
ファン以外が読むと龍頭蛇尾な気が…
141 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/30 04:30
>>140 >たそがれに還るも百億の昼と千億の夜も優れた作品だけど、どうにも
>ファン以外が読むと龍頭蛇尾な気が…
そうかな?
「たそがれに還る」は、完成度という意味では、最も高い作品だと思う。
「百億……」は、確かに中盤〜後半にかけて、やや書きこみ不足の感は否めず、
「たそがれに還る」より完成度という点では劣るかも。でも、龍頭蛇尾ってのは
ちょいと違う。第8章(最終章)の後半の凄さは、古今東西のSFの中にも匹敵
するものはそうそうない。
キオスクに光瀬さんの本があったんでびっくりして衝動買いしてしまった。
本は「
>>142 「本は」何なんだ!?
気になるじゃないか!何がキオスクに置いてあったのか!?
144 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/30 10:35
え!し!ほ!
ありゃ??肝心の書名が書き込まれてなかった。スマソ。
本は「宮本武蔵」。広済堂文庫、819円。
146 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/03 23:42
>>141 >「たそがれに還る」は、完成度という意味では、最も高い作品だと思う。
>「百億……」は、確かに中盤〜後半にかけて、やや書きこみ不足の感は否めず、
>「たそがれに還る」より完成度という点では劣るかも。
全面的に賛成いたします。ただ、萩尾望都が百億の昼と千億の夜を漫画家化し
てくれなかったら、光瀬ワールドを知ることはなかったかもしれません。百億の
昼と千億の夜は、はじめて読む人にとっては第1章の「影絵の海」は読みづらい
と思います。
------------------
※忘れがたい表現
●百億の昼と千億の夜
導入部の天地創造を描いた序章全体。地球の誕生、生命の発展・・・すべてが感動的である。
●たそがれに還る
「どうして石と語ることができようか。彼らも同じようにまた言うだろう、風と手を結ぶにはどうしたらよいのかと」
147 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/04 00:02
「たそがれに」は終わり方がカコイイ
宇宙航路がハルキ文庫から出てるなー
たとえヘロインやってようと角川春樹を応援するぞー
149 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/05 02:30
「喪われた都市の記録」は、三回くらい読んでようやくぐるぐる繰り返していることがわかりました。
こんな私はイッテヨシですか?
151 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/07 00:49
>>146 >>ただ、萩尾望都が百億の昼と千億の夜を漫画家化してくれなかったら、
>>光瀬ワールドを知ることはなかったかもしれません。
141だけど、俺もきっかけは萩尾望都のマンガだった。まだガキだったけど、
妙にあのマンガにとりつかれた。そんで、まず原作者の光瀬龍にハマって、
萩尾望都には2年くらい遅れてハマった。
>>百億の昼と千億の夜は、はじめて読む人にとっては第1章の「影絵の海」は読みづらい
>>と思います。
そうだね。光瀬氏はひじょうに視覚的表現をするもんだから、文章が表現している
光景をきちんと頭の中に作りながら読まないと、たちまちわからなくなってしまう。
これは、欠点ではなくて、長所だと思ってるけど。
152 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/12 07:45
どっちでもいいよー
モウコジャコウソウから取った例のやつか?
155 :
初心者マーク:02/04/19 00:11
アンドロメダ・ストーリーズって、原作は単行本になっていますか?
教えて君でスマソ。
厨房時代にこの人の宇宙年代記と
半村良の石の血脈の出会わなかったら
今どんな人間になっていたろうか。
というわけで「シティ0年」に一票。
>157
「シティ0年」で成長したというのも、結構すごいものが(笑
自分は萩尾版百億から入ったせいもあって、「宇宙叙事詩」がバイブル。
今でも、暗誦できるほど覚えている箇所が山ほどある。
そして 誰かのために覚えていることも 誰かのために忘れていることも
今は遠く 夜の果てに棄てよう
「シティ0年」は初読のときむちゃくちゃこわかった・・・
今もそこらの凡百のホラーより数段おそろしい・・・
160 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/21 07:55
なぜ0年?
161 :
あ〜、もう!琴線ぶるぶる:02/04/21 12:09
あ〜、「たそがれに還る」「失われた都市の記録」「百億の昼と千億の夜」
読みたくなっちまったよ〜 何とかしてくれ!!
ハルキ文庫で出てるの? いますぐ本屋に走る。
光瀬は、とにかく設定&描写が萌え萌え。急所にグサ!と 来ますね。
竜頭蛇尾とか設定が、、、とか、もうどうでも良くなってくる。
そのあたり、ちょっと違うけど、松本零士なんかと似たところがある。
>>161 百億だけはハルキ文庫じゃなくてハヤカワなので注意のこと。
・・・シロウズ萌え。
163 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/27 01:49
たそがれに還るのラストって結局どういう意味なのか
いまだに分からない、
中盤に挿入されてる「宇宙が膨張してその果て
云々」っていう科学的考察が答えなの?
人知を超えたものを語ることはできない
ブクオフで魔道士リーリリの冒険を買った。
おもしろかった。
黄昏に還る買ってきたぜ
連休中に読むぜよ
168 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/11 03:22
上野に
「東キャナル」
とかいう喫茶店があるときいたのだが本当ですか
170 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/03 14:10
もうすぐ七月七日、星祭りの日。
先生が空に登った日ですねage。
171 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/07 03:21
おい! お前ら!!
本日7/7は、光瀬先生が天の星になってしまわれた日ですよ。
…1999年の星祭りの日。。・゚・(ノД`)・゚・。
173 :
イスカリオテの:02/07/12 03:41
そう言えば「百億〜」読んだときに”虚数空間”とか”ディラックの海”とかをリアル厨房なりに意味を調べた記憶があるなぁ。
174 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/20 00:11
上げてみる。
175 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/20 01:27
光瀬作品、あんまりたくさん持ってないけど……
「たそがれに還る」と「百億……」だったら、両方読むのを前提で「たそがれに還る」かなぁ。
読み終わったあとに、辺り一辺が虚無と宇宙に飲み込まれたように感じた。
「喪われた都市の記憶」は、表記の仕方に震えたが(印刷所に無理言ったんじゃないかなぁ)、
衝撃の大きさで、上記二作に一歩譲る。
176 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/20 11:08
いろいろ読んだけど「たそがれに還る」が一番好きだな。
大きな挫折を乗り越えて人々が生きていく感じがいい。
「スペースポートは喩えるならフェリーターミナル・・・」しびれる!
「百億の昼と千億の夜」は萩尾望都のほうが好きかな。
177 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/20 11:14
>163
超〜〜〜〜遅レスゴメソ。
でもあのラストは、本当によく解らない。
>173
私も「でらっく」の「ぶちり」に挑戦した。
そしてあえなく1頁で力尽きた。
>177
飲み込まれ(て)る!!!
>>163 「セルの三角」の方向から何か強大な力(「無」?)が
来ることが判っているけど
もう人類にはどうしようないってことなのかな?
180 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/14 22:12
2年位前に「百億の昼と千億の夜」のタイトルに惹かれ
冒頭を立ち読みしてみたら、みるみる引き込まれレジへダッシュ!
それから「百億の〜」はバイブルです。あの文体大好きだ〜。
萩尾版の漫画も文庫で読んだけど、オリジナルの方がやっぱり好きだなぁ。
良いものはどんなに時間が経過したとしても劣化しないものなんだと痛感。
他の作品はまだ未読なのでこれからチャレンジ。入手困難が多いなんて…。
えぐえぐ。
181 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/15 00:02
昔ソノラマ文庫の作戦NACLや暁はただ銀色をよく読んだ。
たしか、光瀬さんがマガジンかなんかのインタビューで少年向けSFを
描くことが小説修行につながったというようなことを描いていた。
確かに彼の少年向け(ジュブナイルとはちょっと違う)は今読んでも面白い
182 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/16 22:28
以前話題になった、「百億〜」の最終回が載っている
SFマガジンを入手した。
やっと読み比べられると思ったら、文庫版が行方不明・・・
あうう。
183 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/16 22:38
『オーロラの消えぬ間に』ってわりと好きなのよね
地味なシリーズだけど
184 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/18 02:37
『オーロラの消えぬ間に』
なかなか読み始める決心がつかない。
これを読んでしまったら、もう龍先生の読んでない宇宙SFがなくなってしまうから。
――やっぱ、星になってしまうのが早すぎたよ……。
晩年SFマガジンに、長編の構想を練ってるって書いてたのに。
『百億……』の続編の構想があるんだって云ってたのに(『百億……』のレコードが
あって、その解説みたいのに書いてあったと思う)。
(;>_<;)うぇうぇ
185 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/20 11:48
前レスにアンドロメダ.ストーリーズの事がかかれているんだけど、
皆さんは当時連載されていた『DUO』という雑誌がアンドロメダの総集編を
刊行した際、女戦士イルが主人公になっている短編を読んだ方はいませんか?
持っていたのを親に捨てられてもう読めません。
もしも、其の短編が載っている本とかあったら教えてください。
ちなみに其の総集編には、アンドロメダ内に出てくるメカを光瀬先生が
デザインしたのがあったなーー。
186 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/21 23:20
なんか古本屋でも手に入りづらい本が多いです。どうしたらいいのよ
結構好きでこつこつと読み続けてるがここに来て、何も手に入らない・・・
187 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/21 23:41
昔読んでとても好きだった作品の題名がわからない。。。
女性が主人公で、過去の記憶がなくて、なんかの組織にいて、
ラストの方で、元恋人とおぼしきテロリスト(?)を殺し、自分について
なんかの機械(?だったかな?)から教えられる、、、とかいう感じだったと思うんですが、
すみません。。どなたかご存じだったら教えてやって下さい。
188 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/22 19:48
>>187 184さんが読まずにとっている作品です。
私は百億よりこっちの方がすき。
>188さんありがとうv
ってゆうか、184さんゴメン。見てないことを祈る。。
ってことでsageてみる。。
190 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/24 14:39
あげ
>>189さん
いや、見てしまったけど(^^;。
大丈夫だよ。連作集のはずだから、全部のあらすじではないだろうし、龍先生の作品って、
あらすじを聞いただけで、興ざめになるほど、浅くないと思ってるし。
俺はいい歳して、未だ一人もんなんだけど、もし結婚できたらそれは明らかに人生の転機
だろうから、そしたら読もうかな、『オーロラの消えぬ間に』
192 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/25 05:54
「かれら星雲より」はどうですか?
193 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/27 09:47
>i85
∧_∧ イルヨ
(・ω・)丿 ッパ
. ノ/ /
ノ ̄ゝ
単行本なんてあったら教えてくれ!『決闘 毒蜘蛛(タランチュラ)亭』!
TU-KA、アンドロメダ〜の光瀬版、単行本化してくれ。
>185よ、『アンドロメダ〜』の完結編をまんだ●け他古本屋で
探すしかなかろう。
194 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/28 00:12
>>191 結婚してセックスなんてどこが楽しいんだろうと思った。
195 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/05 19:55
光瀬節の真骨頂は短編だと思ふ。特に宇宙年代記シリーズ。
私のお気に入りは、「墓碑銘2007年」・「落陽2217年」
この2点です。
196 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/05 19:58
「銹びた銀河」ほしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
197 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/16 01:50
たそがれ… は映画化したい と思った。
198 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/17 00:34
早川書房に全集を出して欲しい。ダニエル・キイス文庫みたいな文庫形式でもいいから。
……今の早川じゃあ、無理かな?
となると、角川春樹の復活に賭けるか。
やはり個人的には『百億の〜』が一番。
光瀬作品を別にすれば日本人作家ではやっぱ谷甲州かな。
『終わりなき索敵』は光瀬世界に触れるものがあるね。
ところで、こういう世界観で話を展開するSF作家って
夢枕のあの作品を抜かせば、光瀬と谷くらいですか?
あまり日本人作家読まないんで情報キボンヌ。
200 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/11/09 01:01
>>199 堀晃なんかが比較的近いと思うがどうよ?
漏れのイメージだと
光瀬龍+石原藤夫→堀晃
堀晃+新田二郎→谷甲州
てところだけど。
201 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/06 17:43
絶望的な社会から宇宙船で脱出しようとする一団
でもよく見ると張りぼて...ってシチュエーションが怖かった。
北朝鮮帰還船のニュース見てたら思い出してしまった。
202 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/06 13:39
「ここでは私は神なのよ。おかしいですか」
寄せてはかえし
寄せてはかえし
かえしては寄せる海。
本棚から引っ張り出してまた読み返してしまいました。
204 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/06 20:10
25歳。
去年まで金無し君だったけど、オンラインカジノとパチンコで
二年で350万貯めた。一度やってみなよ。
初回のみだけど、1ドル以上のチップを買えば30ドル(4000円くらい)貰える。
もらうだけもらってプレイせずに換金することもできるし、ルーレットで赤か黒に
思い切って賭けてしまえば50パーセントで二倍になる。
金なきゃオフラインでゲームすればいいだけ。暇つぶしになる。
ビデオポーカーとかスロとか色々あるのでマジでお勧め。
http://www.imperialcasino.com/~1h4n/japanese/
205 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/06 23:18
厨房のころ、「夕映え作戦」と「明日への追跡」が好きだった。
207 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/07 15:45
コンビニで「百億の昼と千億の夜」みかけたのでかったよ。
それとどうでもいい話だが「その花を見るな!」には赤川次郎(一時違い)が...。
それから、エヴァンゲリオンで「ペンペン」というペンギンのペットがでてきたけど、
光瀬作品にも「ペンペン」っていうペットだか何だなが出てきてたような...。
つまらん話でスマソ
>207
あー、いたいた、トカゲのペンペン!火星産だったっけ。
「ペンペンはペットじゃねえ」と主人公が言っていたことまで覚えてるのに
何の話だったか忘れている……なんだっけ。
209 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/07 15:53
スマン、スマン
「その花を見るな!」の登場人物は赤川二郎ね
赤川二郎って、中学生のくせして、車暴走させつつ、
拳銃ぶっぱなしで、いきなり登場するのでなんか印象深いです。
>>208 たしか「墓碑銘2007年」だったと思う。
211 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/07 23:26
なんか、「赤旗」?だかに連載していたらしい。
青春放浪作品あったでしょ。題名おもいだせない。
内容はぜんぜん覚えてないけど、そこそこ面白かったようなきが、、、。
あ、ちなみにまったくSFじゃないです。
だれか読んだ人いる?
212 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/08 00:14
(^^)
あいや!光瀬板があったんですね〜(^^;)
嬉し〜\(^д^)/
[百億の…]板から流れてきますた。
私もヒロ18と猫柳ヨウレは大好きです。
マトリョーシカ構造!良い表現ですね。[シティ0年]無限地獄
そうそう[ソロモン1942年]の[神の塔]はネット社会の予言だったかも?だよ!!
2chしてたら、どっかの戦場と繋がるかも?(*^^*)
>>214 「光瀬板」っつーところに俺も逝ってみたいのでアドレスキボンヌ。
>>215 スマソ!ここの事を[光瀬板]と勝手に呼んでますた。(´д`;)
ここはグローバーズホリゾントですたね…(^∀^)
折れは秋元文庫から入ったクチだから『その列車を止めろ』『その花を
見るな』が好印象。あと印象深いのが鶴書房版『消えた町』。たしか
SFベストセラーズとか銘打ってあった。その巻末に、興味深い話が
載ってて…ただそれがなかなか思い出せない。何か疎開先で風景のデジャヴ
の事だったか、なんか…あー思い出せん!
>216
いや…「板」でなくて「スレ」だろう…?
>217
UFO見た、とかその手の話?どっかでそういう後書き読んだ覚えがあるんだよね。
エッセイだったかなあ。
光瀬氏は、「UFO=宇宙人飛来」という説にはずっと懐疑的で、異星人同士が
出会うことなどこの広い宇宙ではまずありえない、というのが自説だったらしいけど
「でも、戦時中、あの空に見えたあれはなんだったんだろう」って話だった。
全然違う話だったらスマソ
>218 そうなんです。間違いますた。ヴァカでごめんなさい&御指摘ありがとうございます。
そのUFOのお話なんですが、SFマガジンだったかSFアドベンチャーだったか…
はたまた[ぱふ]だったかで、萩尾望都を交えた座談会の話題として読んだ憶えがあります。
光瀬先生の大人気ない一面として語られてましたね。
私もその前後に218さんのおっしゃる、UFOのエッセイを(内容に間違い無いと思います)‥確か早川文庫で読んだとおもいます。
特殊な活字?で、[甲]の字に似た形だったという記述が有ったと思いますが‥御記憶でしょうか?
多分同じ本の中に載ってた科学エッセイの中で、断片的に憶えてて大好きだったのは(大好きやったらチャント憶えとけっ中年
)中々収穫のあがらない広大な不毛の麦畑に、何故か生育の良い麦が真直ぐな帯状に発生する話。
とある大学から派遣された研究者が調査に乗り出す。しかし、いくら調べても発育の良い所と悪い所には、土壌の違いが発見出来ない。
悩んだ彼が、ふと天を仰いだ時、意外な答えが見つかった…。
オチは、その帯の上に裸電線が通っていた。という物でした。(銅イオンが麦に影響していたのだそうです)
光瀬先生が、フィクションであるSFよりもドラマティックな学術レポートが有るんだよと紹介されていました。
どなたか御記憶ではありませんでしょうか?
>211
多分、「吹雪の虹」でしょうね。集英社版と徳間文庫、共に持ってます
けど、内容をすっかり忘れてしまって、、、再読する暇も無いので粗筋
も書けないのが残念です。
221 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/22 20:46
秘伝 宮本武蔵
新 宮本武蔵
(^^)
224 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/24 17:11
>>220 ありがとう!!
お、おもいだした。それだ!
「吹雪の虹」だよ。たしか。
でも内容はおもいだせない。
主人公の少年が北の方に流れ流れていくようなそんなイメージだけが・・・。
>>205 同意!
光瀬龍のジュブナイルものの主人公って
ちょっと不良ぽいところが眉村卓と違って新鮮でした。
226 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/02/02 02:13
中学生の頃、彼の短編集よんでおかしくなったんだけど、似たような奴いない?
227 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/02/02 02:32
彼の短編では、どこか遠くの星に植民された人たちの末裔がいて、体はすっかり変形している(葉緑素が埋め込まれたりしている)。
で、滅亡しかけているんだけど、地球になんとかして帰ろうと決議するとかいう話が印象に残っています。
あと、70年代だったかの短編で、脳髄だけになった人が鉄球に入って行動するんだけど、その時、鉄球の内面に、コンピューターを「プリントする」というシーンがあって、そのとき、そんな事出来るわけないだろう、って思ったんだよね。だけど、もうすぐ出来そうだね。
それから、時代物で、「今ひとたびの」だったかな、「貝合わせ」をテーマ?にしたものが印象に残っています。
228 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/02/02 12:45
>>225 作戦NACLとか消えた町も面白かった記憶がある。
そういえば、なんで派遣軍還るのセリフ回しって、あそこまで過剰にべらんめぇ
なんだろう(^_^;
>>227 植物型サイボーグの話は「カナン5100年」ですね。
231 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/02/08 16:48
宇宙もののガジェットへのネーミングが良いですね。
地名:東キャナル市、ミメサ三叉路、シンシア遊水池、銀杏(GINGYOと読ませる)座β、カラブリア地溝帯、
船名:アナクレオン10、北十字D、アレキサンドリア7。。。
それらの船に乗り、その地へ出かけたくなる作品ばかりでした。
しかし行ってみると、その物語は遥か昔に終わっておりおそらく風だけが吹いているのだと思います。
今、NHK総合23時から『シルクロード』の再放送をやっていますが、
遥か昔に滅んだ民族の砂漠の遺跡の映像は、私にとって光瀬の世界観とラップします。
そういえば『幹線水路二○六一年』という作品がありました。まさしくタリム盆地を舞台とした短編でした。
光瀬もまた、井上靖や陳舜臣同様彼の地への憧れを持っていたのかも知れませんね。
232 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/02/09 14:12
>>231 昔、喫茶店をやりたいなって思ったことがあって、水槽を周囲に回して魚を一杯入れることを考えたわけ。
で、その喫茶店の名前は、シンシア遊水池って決めてたw
光瀬の作品には、西域や中国史の雰囲気が濃厚ですね。
233 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/02/09 21:24
>232
このスレの
>>168あたりに『東キャナル市』という喫茶店が実在するとの記述有りです。
そういや京都の『ソラリス』は今でも有るのかな?
234 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/02/09 21:33
東キャナルってあれかな?秋葉原の地下鉄・末広町の方・・・
いまだとフェイスっていうショップの並びにあるやつかな?
夏にアイスコーヒー頼んだら,銅?のマグで出てきたよ.
235 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/02/14 11:58
短編「無の障壁」
名前からしてクラクラする程、カコイー!!!
し、内容も実は壮大。
236 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/02/14 16:17
古本で「暁はただ銀色」の単行本を探してますが見つかりません。
文庫版はまだ持ってますが。あれはジュブナイルの最高峰だと思うデス。武部画伯の挿絵も最高!
スケール感がすごい。ラストも感無量。少年ドラマシリーズでテレビ化したのは無謀だった。
最近ボケが進んでいる漏れには、もう「宇宙叙事詩」しか読めないっす。
「星と粘土板」…やられたとしか言いようが無い、よく読めばわかるんだけどね…。
「廃墟の旅人」の阿修羅王萌え〜(*´∀`*)
238 :
濡部内流奈良屋針粉冷蛇那:03/02/20 18:06
「北北東を警戒せよ」
光瀬さんの作品はどれも超カッコイイ。
もう新作が読めないのは残念。
タイトルの付け方のセンスがずば抜けてイイ。
241 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/02/20 22:14
「所は何処、水師営」(SF<西郷隆盛と日露戦争>)
・・・光瀬さんの西郷観ってこうなのかと感じさせる作品でした。
ひょっとして薩摩隼人?っと思ったら、実は東京生まれなんですね。
明日への追跡
たそがれに還る
でもヨウレも好きだ。初めて読んだ時はびっくりしたけど。
244 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/02/25 15:12
ロン先生シリーズ
「勇者還る」
フィリップ・マーローみたいでかっこいい。
寛永無明剣
適度にお色気
>>246 厨房の頃「寛永無明剣」のエッチ描写でハァハァしたのも懐かしい思い出。
248 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/05 20:37
猫柳って現行で出てる
249 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/07 01:03
折れは光瀬龍のジュヴナイルSFが大好きで、またそこにしか興味はないが、他に
一冊面白い本がある。96年12月刊の『失われた文明の記憶』。これは彼が完全
真剣に、様々な”謎”とされる事柄に科学的にアプローチしたエッセイ。内容は
恐竜絶滅の謎、超古代文明(アトランティス)、イースター島(モアイ像)、火星の
生命、地球外生命体の存在、旧約聖書・エゼキエルの記述は何だったのか…そう
いったもの。面白いよ。
250 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/08 23:27
>>249 このエッセイが正真正銘の遺作になっちゃったんだよね。残念。
アトランティスとかオリハルコンとか、いろんなニューエイジ物を
日本に広めたのはたぶん光瀬先生の作品だと思うけど、ご本人は
クールに見てたんだね。
自分であれほどリアルに描写しておいて何を言うのかと、ご存命なら
小一時間問い詰め(以下略
>>250 昔は本気で信じてたこともあったんじゃないかなぁ。
でも、作品で描写するために調べて回ったら、ネタや底が見えてきて、
クールになってしまう・・・
そういうことあるべ。
んとね、249だけど、結構そうでもなくてあの本の中でも特に聖書のエゼキエル書
の部分は、その記述の対象をかなりのところまでエイリアンクラフトしかないだろう
っていう方向性で書いていた。こう、一文づつ分割して、分析しつつね。
その他詳しく、正確なところは書斎の本棚から取ってくれば分かるんだけども…
ま、そういう感じです。
(^^)
254 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/15 02:28
ヨウレ(一巻目)読んだ。すごい。
キャラクターは無茶なほど戯画化されてるしストーリーの辻褄が合ってないしとにかくすごい。
あえて崩す高度な技法のようにも、ヤッターマンか何か見ながら酔って書いたようにも..
でもシリアス物と共通した世界観が出ていて、ある意味光瀬SFの集大成って感じでつね
255 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/17 20:49
>>254 スタティックで諦観漂う『星間文明史』物から 『無の障壁』みたいな「一丁やった
るで」的スペースオペラへ回帰されるのを楽しみにしていたが、もう少し長生きして
頂きたかった。
256 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/17 22:44
アタイこそが 256げとー
257 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/17 23:01
光瀬龍をマンガ家に例えると、水木しげるかな
258 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/17 23:26
>>257 横山光輝じゃないのかな、なんとなく。
となると筒井はんは赤塚不二夫か。
259 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/31 03:49
『秀吉と信長』
晩年の力作だな(ただし非SF)。
260 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/12 15:21
age
(^^)
262 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/17 22:31
今日、図書館で借りてきた「宇宙叙事詩(上・下)」を読了。
下巻の「アヨドーヤ物語」のラストのアトランティスの崩壊って、
「百億の昼と千億の夜」のアトランティス崩壊とイコール、
と、解釈していいのかな?
やっぱり光瀬龍の文は滅びの美に彩られて、胸を衝かれる。
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
この人の小説というのは、長編からショートショートにいたるまで
妙に濃厚な生活臭を漂わせている作品が多いのだけれども、
あれは何かな、意図的にそういう効果を狙って書いていたのかな?
例えば筒井の小説なんかはその辺の生活感が皆無に近いのだけれども、
ひょっとするとそれは単に作家的な資質の問題であって、故意とか作為とか
と言うべき筋合いの問題ではないのかもしれない。どうなのだろう?
265 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/23 16:52
>>264 そうだね。「たそがれに還る」でも宇宙港をフェリーターミナルに喩える
ところが激しく萌え!
266 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/24 01:04
『吹雪の虹』20年ぶりに再読しました。昔、新刊で読んだときには
「何がおもしろくてこんなものを書くのだろう」と思っていたのですが、
今回読み返してみて、ようやくこの小説で何を書きたかったのか、
執筆の意図を理解できたように思います。
とりわけ文庫版のあとがきを読んで、「なるほどそうだったのか」としみじみ
得心したのですが、いやはや、年寄りの読むべき小説ではありますな。
光瀬龍がわざわざ普通小説の体裁で書いた珍しい逸品です。
>>266 ほんと、『吹雪の虹』はいい。俺も好き。
また、あのあとがきが切なくていいんだよなぁ。
光瀬龍は、何かの雑誌募集作品の評価か何かを書いたときに、「SFを書くには、まずちゃん
とした普通の小説を書けなければだめだ」って書いてたけど、この作品を読むとさすがに
納得させられちゃうかな。
268 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/25 17:42
それ読んだことないので探してみます!
270 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/01 21:47
>>49 「闇市の蜃気楼」ってどんな話なんでしょうね
敗戦直後の立川を中心とした、闇市での「ドタバタ喜劇」的な小説です。
中央沿線に住んでいる人間にとっては嬉しい地名がかなり出てきます。
従来の光瀬ワールドとは異なり、SF的な趣向は盛り込まれていませんが、ロン先生は
こんな小説を書いても上手いんだなと思いました。
結構キナ臭いモティーフなのにもかかわらず、なんとなく懐古的な雰囲気の漂う、ホ
ンワカした心地よさを読了後に感じました。
先生ご自身が大学生のころ、進駐軍のハウスボーイ?のアルバイトをされていたとか
ということを、『ロン先生の虫眼鏡』かなんかで読んだような記億があります。その
頃のことを思い出しながら、楽しんで執筆されたのではないでしょうか。
『仁義無き闘い』のマターリとした学生ノリの東京版とでもいいますか?
271 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/02 19:54
今思うと、光瀬龍の小説はサラリーマン小説だったのかな。
家族も日常も捨てて、帰還できる保証もない遠征に飛立ったり、植物サイボーグに身をやつしてじっと辺境の基地を守ったり
まるでプロジェクトXだ。
272 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/04 00:52
>>271 卓抜なご意見です。60年代も今もサラリーマンの境遇は、
基本的には変わっていないのでしょうか。
>>271 スペースマンを例えるとすれば、戦後の建設労働者じゃないかと。
サラリーマンじゃなくガテン系専門職。
組織に守られてるサラリーマンの対極として、実力で勝負する
下請けやフリーの技術者・職人を描いているのでは。
プロジェクトXは光瀬ぽい。
NHKアーカイブスの昭和30年くらいの話がまた光瀬ぽい
274 :
わりと好きな話:03/05/04 13:13
なるほど。ガテン系専門職ね、ふむふむ・・・
ところで、話は変わりますが、光瀬龍作品のなかでは
わたしはショート・ショートもわりと好きなのですが、
福島正実編『SFショートショート傑作集』(秋元文庫)
収録の「おしえてやれ!」という作品と
光瀬龍『ショート・ショート集 見えない壁』(立風書房)
収録の「こらしめる」という作品とは、双子の兄弟のように
うり二つです。どういう事情なのでしょうか。
どちらも同一人物が書いているので、盗作・剽窃・パクリ云々
は問題ではなくて、可能性としては
(1)気に入ったアイデアなので書きなおしたのか、あるいは
(2)たんに締切まぎわにアイデアに困って使いまわしたのか、
といったあたりだと思うのですが、どうなんでしょう?
275 :
わりと好きな話:03/05/04 13:24
なお、ご参考までに、上記の二著とほど同時期に刊行された
豊田有恒編『ユーモアSF傑作選』の巻末で、
光瀬龍「おらあ死神だと」(!)の解説として豊田氏が次のように
記しています:
「SF作家が珍重された時代が、今から十年ばかり前にもありました。
なぜ珍重されたかというとショート・ショートを書けるからです。
ショート・ショート=ページの穴埋めと思われ、便利がられていた
からのようです。『百億の昼・千億の夜』[原文のまま]のような
長編力作全力投球型の光瀬さんのような作家ですら、例外では
なかったといえます。特に、光瀬さんの場合には、気の毒な時代だった
といえます。バズーカ砲で、雀を射てといわれたような感じだからです。
そういう制約のなかで、光瀬さんは一方ではショート・ショートを、
他方では『多聞寺討伐』のような力作を書いていました。」
この本はSFブームのさなか(1977年)に刊行されていますから、
「今から十年ばかり前」というと1960年代半ば頃になりましょうか。
光瀬龍も筒井康隆も小松御大さえもがまだ駆け出しの時分ですが、
往時の苦労がしのばれますね。
276 :
動画直リン:03/05/04 13:26
>>272 >>273 レス、サンクス。
確かに皆、腕一本で世間を渡って来た職人風のスペースマンだ。だめな香具師とかいい加減な椰子はいない。
ひたむきでプライドが高く、当然組織とか政治とか官僚主義とは肌が合わない。
やっぱブルーカラー小説だな。
すると後期の例えば『アンドロメダシティ』なんかは脱サラ小説か。
このスレを発見して思わずSFマガジンの追悼特集号を再読。
いろいろな方が追悼文をよせてるが野田昌宏氏の文章には泣けますた・・・。
このひとの小説は勿論大好きでしたがエッセイもすごくよかった。
「わたしとUFO」なんて今読み返してもしみじみ感動します。
>>野田昌宏氏の文章には泣けますた
さわりだけコピペ希望!
>>九州人さんにお答えします
”ミツセサウルス・ボウボウバクバクエンシスの死” 野田昌宏
”ミツセサウルス・ボウボウバクバクエンシス”というニックネームは
<宇宙気流>の名物コラム「インサイド宇宙気流」の学名特集で
伊藤典夫が発表したのだと思う。
サウルス・・・・・・というのは”蜥蜴”の意味だが、あの人が何かの折りに
眼鏡の奥できらり!とみせる眼の輝きに、なぜか私は無限の空間を見据える精悍な
カメレオンの鋭い視線を連想しないではいられなかった。
光瀬龍氏の訃報を聞いた夜・・・・・・。
彼の紡ぎ出した様々なフレーズが脈絡もなく次から次へと浮かんでは消えた。
寄せてはかえし、寄せてはかえし・・・・・・。
出航旗、宣候!
(中略)
「あの人がサイボーグになったら、私もなります。そうしなければ
あの人のいる所へ行かれないのなら」
東幹線水路異常なし・・・・・・。
光瀬龍の空間で紡がれ構築された”茫々として漠々”・・・・・・。
その茫々たる漠々さ加減の、なんと瑞々しい色気と静謐な色彩に
満ちていることよ・・・・・・!
出典わすれた・・SFマガジン1999年11月号です
282 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/07 23:24
光瀬龍は、東京生まれ、疎開先の東北で育ち、洗足池の近くの高校で生物の教師をしてたという。
エロが無いのは、教え子の手前だったのかと納得した。
(ヨウレはべたべたのエロだったが)
>>274 >福島正実編『SFショートショート傑作集』(秋元文庫)〜
懐かしいのをお出しですね。記憶通りなら、表紙にSF作家4名(光瀬・眉村・福島・
内田?だったか)の顔イラストが載ってた奴。散々読みました私も。日本SF黎明期
っぽいムードもあり、面白い一冊ですよね。
>>282 このあたりの記憶、経験が元で『明日への追跡』書かれていますよね。目蒲線沿線が
舞台で、話が東北へ移動したり…
>>283 >懐かしいのをお出しですね。記憶通りなら、表紙にSF作家4名(光瀬・眉村・福島・
内田?だったか)の顔イラストが載ってた奴。散々読みました私も。日本SF黎明期
っぽいムードもあり、面白い一冊ですよね。
そうです、そうです。光瀬・眉村・内田・福島でそれぞれ持ち味が出ていて
なかなか楽しいんです。こういうのはもう再録されていないから、
古いので読み返すしかないんですよね。
>>280 ああ、泣かせますねえ。追悼特集号を探してみます。99年11月号でしたか?
>>280 SFマガジン探してみます。
さすがは「宇宙大元帥」! ご紹介、有難う御座いました。
>>282、283
子どもの時読んだ、「暁はただ銀色」での洗足周辺の細かい描写に納得。
そういえば舞台は東北にも飛んでいた。
286 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/08 21:39
自作自演ご苦労さん。面白いか。
287 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/08 22:04
↑ちこうレス発見
283〜285はたぶん三人、別人。折れは283。
せっかく同好の士でマターリやってるんだから、こういう板で
煽りはやめて下さいな。
別人ですよう(こちらは東北人)〜ご気分害されたならすまんでした
はじめて光瀬龍スレきたもので・・舞い上がってしまいますた。
とんでもないです、コピペ有難う御座いました。
久しぶりに光瀬スレが活性化されて嬉しいです。
一介のロムのみの人間がここにいますよー。(マカー用。でこのスレブクマクしてます)
書き込みしたいんですが、突っ込まれると返せないほど知識が浅いので。
「もっともっとお話聞かせて下さいー!!」と他力本願でお願いするしか無いのです。
私からも言わせて下さい。素敵なコピペありがとうございました。
実家の納戸の整理を手伝っている最中
『SF未来戦記全艦発信せよ!』を発掘。
光瀬さんの後書きに60年代当時の
SF作家の苦労がにじみ出ていて
なんだか泣ける……。
293 :
?a?B?l:03/05/10 00:52
/ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ \
/ ,―― ― -ミ
/ / ▲ ▲
| / / \
(6 > / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| \/ | < SFは「絵」だネ〜
/| / \___________
| \ / \
\
>>292 1978年に出たハードカバー製の初刊本の方でしょうか?
戦争体験と創作活動とのかかわりを自ら語った貴重な文章ですね。
86年の徳間文庫判の方には「文庫版あとがき」が追加されていますが
こちらもいま読み返すとまた別の意味で感慨深いものがあります。
「夏草や兵どもが夢の跡」といったところでしょうか。
巻頭作品の光瀬龍「戦士たち」は、『丸』誌上で約2年半続いたこの連載企画の
第1回作品(1965年12月号)にあたるわけですが、その後、福島正実が2回
自分のアンソロジーに再録しているようですね。たぶん同一作品だと思うのですけれども、
わたしの手元には本がないので確認できません。
どなたか現物をおもちの方にご確認願えないでしょうか。
(1) 『SFエロチックの夜』 (秋田書店/サンデー・ノベルス 1967)
(2) 『SFファンタジー傑作選』(旺文社文庫 1984)
ちなみに、福島正実が(1)と同じサンデーノベルスであと2冊アンソロジーを出しています。
(3) 『SFエロチック・ミステリー』 (秋田書店/サンデー・ノベルス 1966)
(4) 『SFエロチックあらかると』 (秋田書店/サンデー・ノベルス 1967)
この時代は、「エロ」を謳い文句にしないと本が出せなかったんですね。
実際「戦士たち」を読んでみると、この話のいったいどこがエロなんだろうという気がするのですが、
じつは同名のエロチックな作品が別個に存在するのでしょうか。(だったらぜひ読んでみたい!)
最近では、 瀬名秀明が『贈る物語Wonder』に「戦士たち」を収録しているようです。
(5) 『贈る物語Wonder』 (光文社 2002)
こうしてみると『全艦発進せよ!』は、巻頭作ひとつ取り上げても、けっこう長寿なのだなと感心します。
(このことばの本来の用法ではありませんが)「人生は短く芸術は長し」でしょうか。
296 :
bloom:03/05/11 15:26
297 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/12 19:12
>>282
あれでエロかったら元女子高教師の故川上宗薫氏の立場はどうなる。
>294
そうそう、それです。
文庫版は読んだことないので、探して読んでみますね。
それにしても、SFのエの字も知らなさそうな顔していた
母(昭和13年生)が購入した本だったということが
判明してなんだかえらくショックな出来事でした。
いや、そんな親を持ったことを喜ぶべきなんでしょうが。
291
あなたの知識が浅いと言うなら、教えてあげたい!と言いましても、自分は専らジュヴナイル
一本なんです。
一般には『夕映え作戦』の評価が高いと思われますが、その他にも『その列車を止めろ!』
『消えた町』『その花をみるな!』等々傑作は多いです。読んでいると、自分も少年の頃に
戻れるかのような、冒険心あふれるひと時を楽しめる気持ちです。
300 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/14 01:46
アタイこそが 300げとー
そー、えらいね ぼく。
302 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/16 22:44
既出なんだけどさ、『東キャナル文書』好きな人いない?
>302
そりゃいるでしょう、光瀬スレなんだし。
ときにこれは「ひがしきゃなるぶんしょ」と読むんでしょうか「〜もんじょ」でしょうかね。
古文書のカテゴリーに入るものは「もんじょ」と読む、という慣習があると聞いたので
(死海文書しかいもんじょ、とか)
正しくは「ひがしきゃなるもんじょ」かなあと思うんですが、リア中の頃に
このタイトルは「ぶんしょ」で覚えてしまったんで、もんじょだと未だに違和感がある…
304 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/16 23:38
昭和58年発行の
角川文庫版「東キャナル文書」の奥付には
「ひがし ぶんしょ」とルビが振ってあるぞ。
305 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/17 04:21
わたしも最初に読んだのはリア厨の時だったので
何も考えずに「ひがしきゃなるぶんしょ」と読んでました。
いまさら「もんじょ」と読めと言われても・・・・・・
このあと西域もの(非光瀬)を読むとほのかに郷愁を感じる
ようになったのは、単なる単純バカか?
>304
えっ、ルビが?と思わず引っ張り出してみましたが、昭和52年発行の
ハヤカワJA版にはルビなかったです。
じゃあこれからは、躊躇なく「ぶんしょ」と思っていていいですね。
なんか積年のもやもやがスキーリ。教えていただいてありがとう。
そしてつい読み返してみたり。それにしても、これを読んでうっとりしていた
リア中の自分は、ちゃんと内容を理解していたんだろうか(w
しかし今でも、一文節読んだだけでウトーリ…この文体がたまらんのです。
「マーシャン・ロード1」のラストなんか、もうこたえられんです。
307 :
おっ!!長者番付にこんな人が・・・:03/05/17 16:37
308 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/18 01:30
>>306 奥付けにルビが振ってあったからといってそう読むのが正しいとは限らないですよ。
角川の編集関係の人が要らぬ気を利かせて勝手に振っただけかもしれません。
書名の正しい読み方というのがどうやって決まるものなのかはわかりませんが、
著者がどう読んでいたのかくらいなら、当時の担当の人に訊けばわかるでしょうね。
>>306 同感です。
「火星人の道(マーシャン・ロード)T」は、ほんと胸打たれた。今読んでもそうだな……。
それが「U」になるとなぜああなる? まぁ、リーミンが出てくるからいいか。
表題作の「東キャナル文書」では、「幽霊(かれ)」の唄う唄にしびれてた。
……すべてゆききする光や風に
いいねぇ。
でも初めて読んだときはえらく混乱した。主人公のニベたちを人間だと思って読み進めたら、
ラスト付近になってあれれ? と混乱して、ようく考えて読み直してようやく話の構成が理解
できた。
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
山崎は、まるで私の巡回しているスレのなかで、わざわざさびれたところばかり
ねらっているようだ……
私は宇宙叙事詩のアヨドーヤ物語でかなり混乱した。
パルナやアグニはもちろん人間だと思って読んでいたら、いきなり「解題」で
「地球のホモサピエンスとは関係がない」とか「地衣類の一種と思われる」とか。
あげく、「彼らは定型を持っていたらしい」などと言ってしまう、宇宙空間を移動するのに
宇宙船を必要としないらしい、「解題」を書いている生命体というのは、一体
どういう存在なのか……。
ついでにアグニがお姫様だったもんだから、かなり長いことインドのヴェーダの
「火の神アグニ」も女神だと思いこんでおり、こっちでもムダに混乱した(w
312 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/22 20:09
茫茫として漠漠たる空間って、みんなどんな情景を頭で描いていたのかな。
313 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/22 22:15
>>312 なんにもないなんにもないまったくなんにもない。
314 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/23 11:24
星がひとつ暗い宇宙に生まれた。
なんにもない大地に、ただ風が吹いてた
吹雪の虹、意外と人気で嬉しいな。僕も一押しなんで。
闇市の蜃気楼を、誰かミステリ?ハードボイルド?の人が、光瀬はこんなのもかけるのかと、ほめてましたね。
このスレ見つけて、久しぶりに「宇宙救助隊2180年」を出した。
この中で一番好きな作品、
「標位星二一九七」
リストラ寸前親父の最後に上げたでっかい花火。
……こちら《アレキサンドリア七》。
そのまま直進してください。そのまま直進してください……
読んでて涙ぼろぼろの私もリストラ寸前親父。
318 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/26 20:18
21年前の夏、NHKラジオ第一で「宇宙年代記」のうち5編がラジオドラマ化
されて放送されていた。
当時の放送テープが現存しているのならば、ぜひCD化して発売してもらいた
い・・・というのは虚しい望みだろうか。
319 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/27 21:37
>>278 を読んでSFMの追悼特集号を買ってきた。
ううむ、「勇者還る」はこんなにロマンチックな話だったのか
と、あらためて感心。
巻頭の略年賦を見ていて気づいたのだけれども、
光瀬龍とP・K・ディックは同じ年に生まれていたのね。
ディックの初期短編群が50年代前半に書き始められたものだから
てっきりディックの方がずっと年上なのだと思い込んでいた。
320 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/27 21:38
321 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/27 22:01
>>312 「雪模様の雲の間から時おり薄日の洩れる寒い日だった。
ニホン海は漠々と暗い鉛色にひろがっていた。」
「八十キロメートルにもおよぶ雲層を突破してさらに高度を下げると、
漠々たる平原が眼下にひろがった。頭上をおおう雲層はすりガラスの
ように乳白色にかがやき、その果ははるかにかすんで汚れた鉄色の
平原につらなっていた。/ここは金星だった。」
「大都会の光の海は眼下にひろがっていた。そして茫漠たる星の海は
頭上にかがやいていた。私の胸に形を変えた図形はしだいに高く高く
のぼってその星の海になった。」
「勇者還る」より
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
光瀬の小説はラジオドラマや朗読劇によく合いそう。
昔はよくFMなんかでやってたけど、今時分はどうなんだろう。
青春アドベンチャーぐらいか。
一話読み切り形式で光瀬の短編を取り上げてほしい。
山崎。別にお前を誰も応援してないぞ。
ま、いてもいいけど。
>>317,318,323
ええ、ええ、それはよく覚えていますとも。
アレキサンドリア七の『お嬢さん』の声は、池田メーテル昌子でありました。
最後まで呼びかけておりました。
そうですとも、そうですとも。
シティ0年に出てくる「急性皮膚剥離症」、
慢性なら「水虫のごっつい奴ちゃうんか?」と思った。
327 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/30 20:53
>>325 ラジオ版「標位星二一九七年」のラストで,「お嬢さん」がメーテルの声で
「お返事ください・・・お返事ください・・・お返事ください・・・」と繰
り返していた場面は,忘れようにも忘れられない。NHKは再放送してくれ
ないのだろうか。
主人公ノヤが部下たちだけを脱出させて一人アレクサンドリア七に残ったシ
ーンを聴くと,「宇宙戦艦ヤマト2」の最終回で古代進が救命艇から飛び降
りて一人でヤマトに残った場面をどうしても連想してしまう。
そういえば,ラジオドラマでノヤの声を演じていたのは,古代進役と同じく,
今は亡き富山敬氏だった。
あー、覚えてるよ、ラジオ。あの「お嬢さん」、よかったなあ。
今思い出してもじーんと来るなあ。
原作のメシ喰ってるシーンで、昔の錠剤(だっけ)の宇宙食だけでは
栄養的に問題はなくても、モノを噛めないのがストレスになって、靴の皮だか
なんかまで囓る奴が出たんだ、という話がすごい印象的だった。
>326
そんなこと考える余裕もないくらい、あの罹患の描写は怖かった。
今でも水疱がちょっと怖いのは、きっとこれのせいだ。
>>317
リストラ話なら「戦場二二四一年」もあります。
「−たしかにスペース・サイボーグを深海で使うのは頭のよい考えだ。
そして戦争に使うのはもっとよい考えだ。
結局おれたちには、帰るべきところはなかったというわけかー」
悲しすぎ。
私も転職のため資格の勉強をしています。
退職スペースマンじゃないけど、まだまだ前線復帰の意欲だけは満々です。
でも歳がね。いっそサイボーグ手術受けたいです。
がんばりましょう。
330 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/30 22:20
331 :
ちょいネタバレだが:03/05/30 23:44
>>329 ストーリーの繋がりがおかしいので不思議に感じながら読み進めていくと
つまり場面転換ごとに主人公の記憶が消されてるのだ!!、 と気づく
光瀬龍は、構成や文字配置に結構テクニックを使うよね。
2ちゃんのコピペのうず巻き文字を見たときも、同様なのが光瀬にあったのを思い出したし。
332 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/08 13:54
age
334 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/08 22:09
「錆た銀河」という小説が面白かったのですが、
ほかにこの系統で面白い作品はありますか。
もしあったら教えてください。
335 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/11 01:59
>>334 光瀬SFはみんなこの雰囲気を持ってますよ。
手に入れやすいのはハルキ文庫の「たそがれに還る」ですかね。
>>335 ありがとうございます。さっそく探してみます。
337 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/12 01:03
「餌鳥夜草子」の「夜草子」って何よ?
↑ マガジンとか雑誌とか..。
ぐぐってみたけど「夜草紙」が見つからない・・・
・・・まちがえた。詩嚢
341 :
39448:03/06/15 11:42
土曜に図書館で「寛永無明剣」を借りてきて読んだ。
柴錬の時代劇を思わせるニヒルでスケベな主人公。
重厚でスピーディなチャンバラシーンと、人息れムンムンする江戸の描写。
多少、辻褄が合わなくてもぐいぐい引き込まれる語り口を楽しめました。
特に由季ちゃんがいいです。
タフで頭が切れて色っぽいキャラは、あるいは若かりし日の笙子姐さんでしょうか?
光瀬の初期に、こんなヨウレを思わせるハチャメチャでバイタリティのある作品があるとは思いませんでした。
343 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/20 21:41
光瀬は女キャラにはかなりのこだわりを見せるんだよね。
ちなみに「エトルリア2411年」のヨウレはおっさんぽかったぞ。
男のキャラは冴えないオヤジとか偏屈男とかばっかりだな。
345 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/22 15:58
妙に忘れられないのが、「今ひとたびの」(だったかな、貝合わせがテーマのやつ)。
ま、作品としてはつまらんと思うが、突飛な思いつきが。
「今ひとたびの」って確か和泉式部が主人公で
「消えた神の顔」に入ってるやつじゃないですか。
そうつまらない作品じゃなかったと思うけど・・・
347 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/23 18:40
平安時代、女のところに忍んできた男が実は..ってな話だった。
ショートショートの手法としてはありきたりだけど、たくましいスペースマンに惹かれる女心を百人一首から見つけたとこが光瀬ワールド。
348 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/27 20:12
「かれら星雲より」というのを読んだら結構面白かったよ。
中身は光瀬龍独特のスペースオペラなのだけど、やはり
始まりから終いまで読者を飽きさせないところが立派です。
SFブームの最中に発表された作品で、当時文庫化され
なかったのはどうしてか不思議だ。たぶん売れたのに・・・
349 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/01 10:58
350 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/06 20:10
水母の様に彷徨っていてこのスレに出会った。
心がいやされる様だ。 >1よありがとう。
351 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/06 20:17
352 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/07 00:11
今日は光瀬さんの命日ですね、、、
改めて安らかにお眠り下さい、、、
353 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/07 01:03
あ、忘れてた。○○忌とか名前付けときたいね。
何か案はない?
吟遊忌
……イマイチか。
「北から来た吟遊詩人 サダ・ナブリン・カカの唄う」という註釈が
とても好きだったんだよ。
355 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/07 01:30
吟遊忌ですか・・・いい感じですね。
光瀬を吟遊詩人と呼んだのは故福島正実でしたか?
石川喬司だったかもかもしれん・・・
とにかく懐かしいです。
356 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/07 01:32
そっか〜、七夕の日なんだね〜。
まるで、宇宙に帰っていったようだよ。
そちらは、広漠として無辺でありましょうか?
結局、「サダ・ナブリン・カカ」=木星、がなぜ「北から来た吟遊詩人」だったのかは
判らなかったな……
今となっては、サダ・ナブリン・カカ=光瀬龍、だったみたいだ。
西遊記のサダナブリン・カカ王は、気のいいあんちゃんだったけど(w
359 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/07 12:55
「吟遊忌」が(・∀・)イイ!とも思うのだが、「西洋の詩人ですか?」になりそうだ。
「茫々漠々忌」…じゃダメだろうなあ。
光る龍の日で「光龍忌」 …もう少し捻れ。
アイディア募集上げ。
360 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/07 16:23
361 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/07 17:43
萩尾ヲタだったので、「百億〜」を読みました。この作品のおかげで
般若心経や仏教、アジアに興味をもつようになりました。
それまでは、萩尾ヲタらしくヨーロッパ一辺倒だったんだけど。
大学は史学科、専攻は東洋史でした。私の人生を変えた作品です。
まこと救いの神なら実はその破滅の到来をこそふせぐべきではないか
戦争のニュースを見るとこの言葉が頭をよぎります。
いろんな宗教家に読んで欲しいと思います。
362 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/07 21:30
>>359 光芒(こうぼう-ひかりのすじの意)忌なんてのは?
363 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/07 22:22
362>> それいい。一票。
364 :
必ず出会えるカリスマサイト!:03/07/07 22:24
365 :
ユイ・アフテングリ:03/07/07 23:35
良き哉、吟遊忌。良き哉、茫々漠々忌。良き哉、光芒忌。
今宵は、美しい透き通った女達、
リーミンと、リトルバラと、猫柳ヨウレと、ヒロ18と西夜等と共に、
名も無き、宇宙技術者や調査局員、サイボーグや、その他人にあらざる者達、、
カジやノヤ、老シメノンや、リュウ、シロウズ、「アイララ」等と共に、
東キャナル市庁舎で、ゴビ延堤タリムの幹線水路で、アレキサンドリアで、
火の着く様な酒か、K18飲料を酌み交わし、
光瀬を偲ぼう。
願わくばこの雲去り、はるか空に広がる星の見えんことを。
366 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/07 23:39
367 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/08 02:06
「吟遊忌」 4票
「茫々漠々忌」2票
「光龍忌」 1票
「無常忌」 1票
「光芒忌」 2票+私も入れるので計3票
…ああ、どれも迷う。
今夜は遠い遠い星の彼方から来た吟遊詩人の詩をゆうるりと聞きながら、
うまい酒を天にかざして飲もう。
夜が明けるまで、詩人の歌を聞くとしよう。
ああ、我が地上が産まれる前に、光の早さで200万年かかる遠い星からやって来た、
愛を交わした双児の兄と妹が姿を変えた、「宇宙の種」に祈りを込めて。
ハン板住人として気になるのが連邦三八一二年(だったかな)。軍事力を背景に
辺境連合?へ過大な負担を強いていたがその実態は・・と言う話。まるで少し前
の北朝鮮と日本の様だと思った。
369 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/08 19:47
>>368 あれはソ連でしょ。たぶんソルジェニーツィンの事件に触発
されたんじゃないかと。先生は共産主義にシンパシー感じてた
みたいだから、かなりショックだったんじゃないか?
371 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/08 23:54
>>369 当時はソビエト連邦の実態について正確な情報は
日本にはほとんど入って来なかったのかな?
372 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/12 10:46
光瀬龍の第四短編集の「異境」には、
めったやたらに誤植が多かった。
だいたい目次の作品タイトルからして間違ってる。
でも、この短編集をつくる時に書き下ろされた
「廃墟」という短編は、その後再編集された
ほかの本にはなぜか再録されなかったから、
銀背でしか読めないんだよなぁ。
あえて作品設定やあらすじは書かないけど、
アレは結構よくできた、佳い話だと思うのだが・・・
373 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/12 14:31
光瀬全集とか出ないのか。
単行本未収録作品がごろごろあるはずなんだが。
例えば、「アンドロメダ・ストーリーズ」の、竹宮の手が入っていないプロットをまとめるとか。
(これ読みてぇんだよ!光瀬節満載で、光瀬手書きの「こんなメカニックでよろしく」の
イメージスケッチも収録してさー! 漫画では描けなかった近親相姦ネタもたぶん大盛り)
その他に「アンドロメダ・ストーリーズ」の総集編にだけ入っている短編は、
単行本に入っていないと思うが。
たのみこむか復刊ドットコムか、どこに単願すればいいんだ。
374 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/12 14:52
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
376 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/15 15:45
光芒忌に一票入れます。ちと遅レスですが
これで
「吟遊忌」 4票
「茫々漠々忌」2票
「光龍忌」 1票
「無常忌」 1票
「光芒忌」 4票
になりました。
他の皆さんも投票してみてください。
377 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/16 13:50
「携帯電話忌」に一票。
で、これに「トーキー」ってルビふるの・・・・・・だめ?
「無線電話忌」でも可。
つうか、それだったら「自動吸塵忌」で「ダスター」とか
「送風忌」で「シロッコ」とか、いろいろできそうだ。
ちなみに「トーキー」の漢字表記は、ちょっと見てみたら、
「市(シティ)二二二〇年」あたりではまだ「無線電話機」だが
「かれら星雲より」ではすでに「携帯電話機」になっている。
・・・・・・ま、どっちでもいいんだけどね。
虫眼鏡忌
381 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/16 21:41
概出だが、「たそがれに還る」。
人類の未来は先細りだというネガティブなビジョンや、
感傷の許されない非人間的な冥王星の描写に、
アシモフ、ハインライン、小松などの、パワフルで能動的なSFしか知らなかった漏れは、
禿しく打ちのめされた。
第四章末尾の「そこに永遠につながる一つの世界がある」という字句に、
わずかに救われたような気がした。
それと同時に、カコープスの発見シーンや、
《経過904 四個の類別を持つ極めて撒布度のせまいB型弾性波振動類似の単振動群である》
−三八八一年、最初の太陽系外調査船団が辺境星区から出発していった。
これが帰還したという記録はない。
といった文章に震えまくった。
382 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/16 21:54
救いのないシチュエーション書かせるとうまいのよね
383 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/16 23:17
宇宙年代紀以外にも、笙子タンの時間SFがけっこう好き。
最近はこういう日本的で湿度の高いタイムマシンSFが少ないから
とっても残念だよ。
と言うわけで、漏れは「宇宙年代忌」に一票。
386 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/17 16:23
>>383 そうですねぇ。笙子タンはいいですよね。
でも「流れ星のバラード」のお母さん役は
ちょっと辛かったけどね。
387 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/18 23:39
《そう言えるかもしれん》
老人のほほがゆがんだ。笑ったのかもしれなかった。
「あなたは地球から来たのか」
《わしは第四アルテアの第三惑星から来た。ヤァウエの
子孫たちは、そこでも豊かな繁栄を続けている》
「遠いところだろう? それは」
388 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/20 01:37
「かの佐々木巌流斎、な」
「・・・はい」
「実はもう一人の佐々木巌流斎・佐々木小次郎が居る」
「は?」
私が小学生の時に読んでめちゃめちゃハマった本で
双子の超能力者が7組でてきてクトュルー神話の神々と戦うって奴は
まだここで一回も話題になってないんですけど・・・
あれはダメ?
390 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/20 02:01
>>389 そんなことはありません。
・・・・・でも知らないんです。
お し え て !
気合で調べたら全然関係ない人の作品でした。
お騒がせしました・・・
>>391 それでも、参考のために
お し え て !
393 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/20 03:52
「ロン先生虫眼鏡」のまんがって読んだ人いる?
読んだことないんだけど、実際の「虫眼鏡」とどういう関係になるの?
あれをそのまんままんがにはできないよね
394 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/20 10:38
>>392 ソノラマ文庫から出ていた、風見 潤氏の「クトゥルー・オペラ」シリーズのことだろう?。
395 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/20 21:27
>>393 マンガは、少年チャンピオンだったかで連載してるとき読んだ。原作は知らないけど。好きなマンガだったね。
ちゃんと昆虫記的な事実が入ってて、主人公の少年がなにかしら失敗すると言う感じの、ほのぼのとした雰囲気のものだった。
1回読み切りだったと思う。
月とスッポン、とか、マカロニほうれんそうも同時期だったかな。
396 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/20 21:44
397 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/20 22:28
>>396 表紙のおとっつあんがロン先生、すなわち光瀬龍なの?
・・・・・なんともうしましょうかw
んーでもちょっと読んでみたくもありますなあ
>>397 そそ。その通り。著者近影に・・・まあ似てるといえなくもない感じですな。
黒縁眼鏡マンセー。1巻は、キャラ造形が安定してなかったっぽい記憶が。
小説版にはないエピソード多数だった記憶があるですよ。
漫画のための原作を光瀬龍が書き下ろしてたかどうかは知らないんだけど、
そうでもしないと量的に足りないですな。
「マンガ少年」の後継の「DUO」って月刊誌に、光瀬原作、竹宮恵子画の
マンガがあったんだが、あれは書き下ろしだったと思う。
やるせなさ、異世界への感知、光瀬ジュブナイルは多くを教えてくれたが、
高校雑誌に載ったヤングアダルト向けの中篇集がソノラマ文庫で出たと思うんだが
題名思い出せない。カッコいい題名の作品ばかり。青春の傷があらわ。
この作家の作品タイトルの付け方は、実にイイ。
400 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/21 00:06
アタイこそが 400げとー
401 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/21 00:06
399
『あばよ!明日の由紀』の事じゃないですか??
>>399 前半のはアンドロメダストーリーズですな。
連載開始時に書き下ろしつーて書いてた。
後半の。SF風味まーーーーったくなし、部隊は高校で主人公は女子高生、
あとがきで、自分(光瀬)は主役になれる奴等を羨ましく見ていた、とか
いう感じで書いてたヤツ、かな。書庫のどっかに埋もれてるんだけど、
漏れも今題名判りませぬ。『あばよ!明日の由紀』とは違う、と思うでつよ。
・・・だぶん。
あ、ソノラマで高一コース連載なら『あばよ!明日の由紀』が大正解かも。
405 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/21 01:04
「ロン先生の虫眼鏡」を竹宮恵子でw
むしろモー様で。
>>403 ああ、そう、アンドロメダストーリーズだ、有難う。
あとのヤツは違う。ソノラマだと思ったんだが…。
あとで私も土蔵(!)のダンボール箱ひっくり返してみようかな…。
残ってるかな、不安。
>403
>自分(光瀬)は主役になれる奴等を羨ましく見ていた、とか
>いう感じで書いてたヤツ
それは多分「吹雪の虹」ではないですか?
主人公は男ですが、青春小説です。徳間文庫の後書きに同じくだりがあります。
>211、>266、>267も参照してください。
>220が抜けてました。これも参照にして下さい。
すいませんでした。
>>408 あ、そうそう、そうです「吹雪の虹」です。
姐御肌風味の女が主人公だった記憶が有るんですが、
多分なんかと混じってるんですな。発掘して読み直しておきます。
いやしかし激しく既出にもかかわらず、レスありがとうございました。
・・・うう、ログ見直してみたら読んだ記憶が有る。そういえば
このスレは一通り目を通したんだった。ああ、もう健忘ゲフンゲフン
411 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/23 20:19
399、407です。
結局探しても、ありませんでした。しかし必死で思い出しました。
確か「異次元海峡」という題名ではなかったでしょうか。
ゆで卵を「あたし、これ得意なんだ」と飲み込むシーンが
ある作品が印象に残っています。
どなたか、お持ちの方で、表題作以外のタイトル知ってる方はいませんか。
ひっくり返して見つけた、「暁はただ銀色」と「宇宙のツァラトウストラ」
「復讐の道標」を読み返そうと思ってるところ。
後の二者は、セックスシーンがあって好きだったw
そういえば、光瀬龍の小説の書き方かなにかの講習会にしばらく通っていた事があったんだけども
今もやってるんだろうか・・・
413 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/24 00:51
やってたらそりゃ降霊会だよw
降霊会だろうが口寄せだろうが、本当に来てくれるのなら行きたいよなあ・・・。
やってたら行くよ、そりゃ!
416 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/24 12:04
>>412 いつ頃の話ですか。
講習風景を素描してもらえると嬉しいです。
かなり前です。某カルチャースクールで、場所は西新宿の某ビルです。もうかれこれ、7、8年近く前?
になるのかなあ?
小説の書き方というかプロットの立て方から、結構本格的な事を習ってましたが
まだまだ若かったわたしは、飽きてしまって辞めてしまいました・・
講習会が終わった後によく某ルノワールによったりとかしましたよ(もちろん光瀬龍含む)
>>417 うわぁ!うらやましいですねぇ。
途中で止めちゃったんですか!
なんとももったいない。いやはや・・・
>>417 なにか新作の話とか出なかったんですか?
う、あ、いや、悲しくなるから聞かないほうがいいかな・・・でも聞きたいな。
420 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/26 00:27
>>417 うらやましい…
ああ私も受講したかった。先生ーっ!!
421 :
GET! DVD:03/07/26 00:31
さっき、当時のノートとかみたら91年の事ですね。すごい前ですね。
もうそんなにたつんですね・・・
お亡くなりになっていたとは。。そうか、
当時はバブリーな時代でまだまだあそびたいさかりな私は辞めてしまいまして
当時は実はあまり光瀬龍先生のことは「百億の・・・」以外は特によく知らなかったので。
たしか教材に光瀬龍先生の時代小説を使いました。
あと、グループ分けになって、リレー小説とかやって見ました。。同人誌のようなのも
作りました
私の時にはいなかったのですが、たしか、有名なミステリー作家さんも、デヴューしてすぐ
来ていたそうです。
すいません、私は当時はあまりにも作家さんの名にうとくて・・デヴュー作がブルーなんとかって
いうのをかいた人(もしかして今から思うと宮部みゆきさんなのか??違うかもしれませんが)
・・と聞きました。
すいません当時の私はとってもおばかなわこうどでしたし・・
>>423 教材に時代小説を使うあたりがなるほどです。
たしかにいきなり宇宙小説では、受講者が
「とてもこんなものは作れん」と思って
引いちゃいますもんねぇ。
端から完成を目指していないという意味では
「猫柳ヨウレ」物もお手本にならないでしょうし・・・
「ほんとうのことを言うと、私が気楽に、鼻歌まじりで
(と言っても、いいかげんな、と言うことではなく、
"さあ、いつでもこい!”という意味で)書けるのは、
なんとジュニアSFと時代小説なのですよ」
とかつて書いていらした。
自分にとって宇宙SFは特別なんだ、と
光瀬先生は折に触れて語っておられましたね。
雑誌での連載が終わって単行本にするときにも
ずいぶんと手を入れたりなさって・・・・・・黙祷
425 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/27 20:22
昔何冊か持ってた中では「カナン5100年」が一番好きな1冊だったかな
426 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/28 01:33
>>423 そーかー・・・91年なら漏れも東京に居た頃だっケかなあ。
うう、知ってれば行ってたかもなあ・・・。
ともかくありがとうデス。
>>426 題名思い出せないよ。「西夜」という女性が出てくる話かも?
>>428 ああ、「流砂二二一〇年」だね。
「セイヤ---それは西の夜と書くのだということだった---」
印象深い話だよね。
かなり長いこと、西夜は自分の心の中のマドンナwだった。
430 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/31 00:07
すみません、ちょっとおたずねしたいんですが。
とある宇宙探検隊が、無事帰還するんだけど、隊員のうち、一人だけ死亡していた。
その死んだ隊員の妻が、「なぜ自分の夫だけ、死ななければならなかったのか」と
主人公に詰め寄るんだけど、主人公は言葉を濁す。
その探検に使われた宇宙船は、なぜかまだ使用できるのに廃棄処分になって
宇宙の「船の墓場」に浮かんでいる。
実は、探検中に隊長が、瀕死の重傷だか重病だかになって、隊長を生かし、
隊を帰還させるために、生体移植の提供者をクジで選んで手術をした。
それが、隊員一人だけが死亡していた真相だった。
廃棄された船には、その真実を記した銘が、誰に読ませるためでもなく刻まれていた。
…という話は、なんというタイトルで、どれに載っている話でしょうか。
ずっと「墓碑銘2007年」だと思っていたら、全然違う話だった!
ひょっとしたら、いくつか違う話を混同して覚えている可能性もあるんですが
お判りの方、どうぞ教えてください。
>431
「勇者還る」です。銀背の「洛陽二二一七年」所収ですね。
光瀬さん追悼号のSFマガジン1999年11月号にも掲載されてます。
初出はSFマガジン65年2月号、文庫は「無の障壁」所収です。
>433のレスは>431ではなく、>432でした。
>433
すばやいご返答ありがとうございます。
なぜか、ずっと年代記シリーズだと思いこんでいました。
「無の障壁」収録でしたか!これから本棚あさって引っ張り出してきます。
ありがとうございました。
>432
前半は確かに墓碑銘2007年だな(w
「勇者還る」、ざっと読み返してました。改めて感謝。
昔、これを何気なく読み返したのが1992年で、ラストでおもいっきり衝撃を
受けたことを思い出したり。
>436
確かにうっかり混ざってましたね。
主人公、寝取られ男だったとは!そこんとこは全然記憶になかった(w
438 :
436ではないが・・・:03/07/31 12:42
>>437 >主人公、寝取られ男だったとは!そこんとこは全然記憶に
なかった(w
最初に読んだ厨房の時には俺もぜんぜん理解してなかった。
書き方が繊細で婉曲だから年齢を重ねて初めて分かる大人の味。
439 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/31 22:57
>>サイボーグの主人公が叙勲で地球に来たが、式典でピンで勲章を胸にとめようとして、
素肌のサイボーグの胸には止められず、慌てふためく役人をみてゲンナリしながら、
幻の火星人に話し掛ける。
という短編は何だったでしょうか?
以前、SFマガジンで読んだんですが、単行本で出ていますか?
440 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/31 23:54
>>439 「火星人の道(マーシャン・ロード)T」だと思います。
私が持っているのは,
角川文庫版『東キャナル文書』です。
現在販売されているかどうかは知りません。
441 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/01 10:07
↑レス、有難うございます。
443 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/01 10:14
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
「シティ0年」、リアル消房の頃に読んでいたのだが、
「必死に穴を空けて外へ出たら、外の世界も又死滅寸前だった」というラストだと
なぜだかずっと今まで思い込んでいた。
>>447 アイソレートエリアから出てきた彼にとっては、そういう結果だったんだから
あながち間違いでもないぞ。
あの閉塞感はその後どんどん強まって「SFマガジン版
派遣軍還る」あたりだと、えんえんと都市の通路の中を
這いずり回っていたりする。息苦しいよなあ・・・
450 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/10 22:59
今更ですが、光芒忌に一票
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
453 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/16 13:30
>>447 そっか。
そういう見方は気づかなかったけど、実はそうなのかも。
そして外にもまたドームがあったりして...
社会の階層構造とか文明の発展とかを批評した作品のように見えてくる
(という意図が作者にあったかわからんけど)
異境忌に一票。
ちなみに福島正実の命日(4月9日)は「未踏忌」だそうだ。
なるほどね。
455 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/25 01:08
パトレイバー2を見ていて、「派遣軍還る」を思い出したのは俺だけか?
押井守も光瀬ファンだったし。風祭陽子萌えってどっかに書いてた。
456 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/30 01:57
虫眼鏡忌
458 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/09 22:41
火星が話題の今夜、ちょっとあげてみたくなった
火星の地名を調べようと思ったのに、どう調べたらいいのか判らん。
ほら、月だと「静かの海」とかあるじゃん。
オリンピア火山?しか知らないんだけど、他にもあるよな、火星上の地名。
火星儀買ったら判るのかな。
誰かどこかに「キンメリア人の海」って付けてくれないかな。
…まさか、ホントの地名じゃないよな、これ。
461 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/09 23:54
>>459 いや、お釈迦さんが生きてはった頃のアゾフ海北方、
今の東ウクライナあたりをキンメリアと呼んでいた。
462 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/10 00:14
そういや火星儀が火星大接近でバカ売れラスィですな。
しばらく待てばヤフオクに大量出品の悪寒(藁
>>460 マーシャンロードとゆう地名が実際には無い事を知ったあの日の思い出が。
465 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/28 01:33
沈んでるのであげよう
466 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/30 12:57
漫画版『ロン先生の虫眼鏡』が文庫で出た事だし。上げよう。
絵を書いていたのが「ザ・シェフ」の人だなんて初めて知ったよ。
468 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/02 23:23
読みますた。加藤唯史のあとがきが良かったでつ。
469 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/04 21:50
今日本屋行ったけど売ってなかった・・・・
大きいところしかないのかなあ
470 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/05 06:29
掃除してたら押井守のトークショーに呼ばれた光瀬さんが
天使のたまごについて語っている小冊子が出てきた。
ああ、なんか光瀬さんらしい応答だな……。
471 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/05 11:00
>>470 あ、それはぜひ詳しい内容を教えてください。
いつごろの話でしょうか。どんな話をしていましたか。
472 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/14 00:54
悉達多太子はこのとき、ふと、いつ、いかなる時代にあっても、
人間のあわれさには変わりがないのではあるまいか、と思った。
何も知らされぬまま、何がどうなっているのかもわからぬままに、
その生を終わってゆくのだろう。
・・・・・・ああ、果てる
473 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/17 23:51
「百億の昼と千億の夜」のハヤカワ文庫改版時の追加個所は
やっぱり蛇足だったんじゃないかな・・・…と言ってみるテスト
474 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/20 16:45
今日はじめて知った。松竹の怪獣映画「ギララ」は光瀬龍監修だったのね・・・
475 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/20 19:38
一九××年。
日本宇宙局FAFCの誘導で火星ロケットを打ち上げた。
それはFAFC所長加藤博士やバーマン博士の努力によるものだったが、
佐野機長の下にリーザ、宮本、それに塩田などのベテランを乗せた宇宙船は、
無事月ステーションに到着。
しかし、月を離れて間もなく宇宙船は事故を起し、地球に戻った。
エンジンに正体不明の発光胞子が付着していたのである。
ところが、ある日この発光体が高圧電気や原子エネルギーを栄養源として、
巨大な怪獣に成長したため、日本は大騒動になってしまった。
怪獣はギララと名づけられ、早速、対策本部がつくられたが、
陸、海、空による攻撃にもかかわらずギララは爆破エネルギーを
吸収してますます巨大化し、さらに原子エネルギーを求めて都市を
破壊していったのである。
そしてギララは、次第に東海村の原子力発電所に近づいていった。
一方、いかなる兵器もギララに効果はないと知って、
宇宙開発局は科学物質を利用することを考えていた。
宇宙空間に浮遊するギララニュームという物質が、
ギララの細胞を破壊することが分ったのである。
すぐさまギララニューム採取のため、
佐野は再びリーザや宮本を伴って月に向った。
そこを基地にギララニュームを採取した佐野が戻った時、
火の玉怪獣と化したギララは、東京で暴れ回っていた。
しかし、さしものギララもギララニュームの前に最期を遂げたのであった。
が、広大な宇宙空間には人智を越える新事態が、これからも起こるだろう
と考える佐野は、科学者としての決意をさらに固めるのだった。
(キネ旬DBより)
>>475 ギララの歌
たしかこんなだった
月と星のかなた
遥かなこの空の果て
行き着くことのない
限り無いこの世界に
あまりにも、あまりにも二人は小さい
あまりにも、あまりにも二人は小さい
で、映画としてはどうなんだろうか
見る価値あり?
駄作スレのねた?
478 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/21 21:24
479 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/22 01:20
怪獣映画いいなぁ……
エネルギーを吸収して巨大化・・・バルンガ?
小説でもなんかあったような
481 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/04 01:16
今日も血のように紅い夕日がバビロンの城邑を染めた。
482 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/05 00:47
トーキョーバビロン
新宿西口の「高層ビル街区」という表示に萌える
484 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/08 11:56
漫画文庫「ロン先生の虫眼鏡」2が出たので上げておこう。
485 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/08 12:58
歴史を旅する会(編)『剣豪伝(天の巻)』に
光瀬龍の「漂泊の剣客、伊藤一刀斎」という
エッセイが採録されています。
これは『歴史そぞろ歩き』収録の
「漂白の剣客」の再録でしょうか。
全人類が眠りながら、仮想現実の世界で夢を見ている・・・マトリックスの基本設定って
光瀬先生の「百億の昼と千億の夜」にあったZEN-ZEN市のパクリじゃん。
まあ、P.K.ディックの小説とかにもありそうだが。
いやマトリックスはそういう作品なんだよ。ニホンオタクリスペクトの。
それをパクリってわざわざ言い立てるのははずかしいことだからあんまり言いふらさない方がいいと思うよ
「かれら、アトランティスより」を古本で買ったけど…
いろいろ納得いかねー
しかもヒロインが襲われるシーンに折りぐせがついてて、そこばっかり開いてしまう。
誰だ!エロシーンばっかり読んでいたのは!
パクリつうよりリスペクトでそ。
「パクリ」ってのは、ネズミーランド経営してるとこのジャングル大帝とか不思議の海のナディア
とかのアニメ映画まるまるパクったあれのことをゆうのではないかと。
489 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/18 01:03
>>487 禅禅市は「全てがありながら何もない」状態を示していると。
はたしてマトリックスはその辺まで表現できたのか心配。
490 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/18 02:43
>489
キアヌ・リーブスのインタビューでは、日本人しか理解できひんかったようだ。
>490
幼稚園だか小学校のプールの底にネズミー描いたら「消せ」とか文句ゆわれたってのは
あすこの会社の本質を示しているよなぁ。
まぁ、んなものをありがたがって入園したりビデオ買ったりするのがいる限りは商売安泰
なんだろうけどね〜
493 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/18 21:03
米最高裁、著作権で“ミッキーマウスの延命”認める
【ワシントン=天野真志】米連邦最高裁は15日、映画や音楽などの著作権の保護期間を20年間延長した「著作権延長法」をめぐる裁判で、延長法はアメリカの憲法に違反していないとする判断を下した。
裁判では、ネット書籍の発行者らが「延長法は過去の著作物の引用を妨げ、自由な創作活動を阻むもので、憲法で保証された表現の自由を脅かす」などとして、司法省に延長法の運用をやめるよう求めていた。
1998年に成立した延長法は、従来は作者の死後50年間、企業が権利を持つ場合は作品の誕生から75年間とされていた著作権の保護期間を双方ともに20年間延長する内容だった。
この結果、2003年に期限が切れる予定だったミッキーマウスの著作権(企業が保有)の保護期間が延長されることになり、延長法は別名「ミッキーマウス保護法」とも呼ばれた。
一部の米メディアは、今回の判断について「ミッキーマウスの延命が最高裁からも認められた」などと伝えている。
最高裁は、著作権の保護期間の決定権は議会にあり、その議会が決めた延長法の制定自体に問題はなく、延長法の内容も表現の自由を損ねるものではないとしている。(読売新聞) [1月16日13時20分更新]
ネズミー保護法か・・・
494 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/11 22:28
買いそびれていた『闇市の蜃気楼』を図書館で発見して、早速借り出して読んだ。
>>270 に“「ドタバタ喜劇」的な小説”というコメントがあったのに、すっかり忘れていて、
タイトルから勝手にもっとしっとりした内容を想像してた。
いきなりブルーフィルムのエピソードから始まるのは、なかなか強烈。
しかし、光瀬ワールドは女性が強いよなぁ。この話は特にそれが顕著。
495 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/26 23:47
『征東都督府』読んでます。やはり話がうまいなあ、という印象。
脂ののってる時期の作品は格別です。いろいろ気づいた点が
あるけど、いずれまた…
年代記、銀背で持ってるんですが、ハルキ文庫のも買った方がいいんでしょうか?
未収録作品あります?
本屋に置いてなくて確認できなくて…
497 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/28 01:54
黙って買うべし!
『征東都督府』読み終わった。
とにかく叙述の密度が濃い。満腹。
結末への評価は賛否分かれるだろうなあ。
余韻をとるか、合理性をとるか、といったところか。
個人的にはこの落ちでOKです。
この作品の連載が終わってからほとんど間をおかずに
『SFマガジン版 派遣軍還る』の連載が始まるのだが、
やはりこの時期は、乗りに乗って書いていたのね。
とにかく充実していたのだなあ、という印象。
はるか昔、この太陽系で2つの種族が激しい戦闘を行った。
一方は冥王星で発見されたマクドナルド、もう一方はツングースで
発見された吉野家。両者は互いに相容れることはなかった。
>>499 なんだか、中島みゆきの「狼になりたい」を光瀬氏が書き直して、
それを萩尾女史に描いて頂いて早川からカラー本を出版して欲しい光景だ。
宇宙の詩人が、殺伐とした夜明けまぎわの吉野家の歌を…
さりげに500ゲト。
光瀬龍の遺作はないのかな?
>>500 中島みゆきといえば、「カビリア4016年」はなんとなく彼女をイメージして読んでいたかも。
「ここでは私は神なのよ。おかしいですか」
504 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/04 09:20
「私のUFO」で昭和17年4月18日に九七式戦闘機2機と謎の戦闘機の
空中戦を目撃したと書いてあったが、光瀬氏はそれについての答えを
得ることができたのでしょうか?詳しい方いらっしゃいましたら宜しく。
夕ばえ作戦を買ったけど、「忍法エレキ目潰し」で挫折した
>>505 やはり児童書ですから、小学生の頃に読まないと……
>>504 その話、ワシも読みますた。
数少ない先生自身の「謎」の体験談ですなー。
あとはウサギとキツネの観察くらいですかねえ。
で、謎は解けたのでありましょうか。。。ワシも激しく気になりまつ。
>>507 やはり気になりますよね。
>>505 昨日一気に読みました。子供の頃に戻り、展開の早さに引き込まれる
ように楽しく読めました。私は目黒線(旧目蒲線)沿線住人なので
現在読んでも児童向けとはいえ氏の作品には親近感があります。
今日ブクオフで、
「光瀬龍ありますか?」と聞いたら、「は、ミッセリュー。外国人作家ですか?」と聞かれ、
「ああ、知らないんだ…」とちょっとショックだった。(と言いつつ自分も昨年まで
知らなかった工房)
でもその後その店員は「スティーブン・キング」も「浦沢直樹」も「ブラッドベリ」も
分からなかったので、まあ、そんなものなんだろうと思い。
>>509 あらら。うちの近くのブクオフ五反田店は
2階に文庫SFかなり置いてありますよ。
もちろん光瀬氏も。
( д) ゚゚
ブクオフのレジにロン先生がいるのかとおもた。
ちょっと((((((;゚Д゚)))))))ザクグフゲルググ
でも、会ってみたい。
>>511 あー、一瞬光瀬氏が居ると読める文章になってしまったスマソ
漏れ洗足池近辺住人だから近所を散歩しているとたまに
「暁はただ銀色」や「紐育、宜候」のクライマックスを
思い出してしまいます。
火星に水存在確認記念レス
火星人は、マーシャン・ロードをたどって、その向こうへ去って行ったんだね
SF JAPANにジュブナイル関連の記事出てるね。
…夕映え作戦の幻の続編とか、激しく読んでみたいんだが。
>>510 なにげにレス読んでいて、あんたのカキコで
ワイ・キモデングリ。
光瀬龍はラストの一行が余韻があっていいんだよなあ・・・
むしろ冒頭の文章から余韻がありすぎて、
なかなか先に読み進めない……
冒頭はそんなに印象にないんだけどなあ・・・
例えばどんな作品の?
ちょっと冒頭個所を挙げてみてくれない?
あ、「多門寺討伐」はのっけからすごかったね。
「一滴も雨の降らない日がもう七十余日もつづいていた」
だったっけ?
>>518 あ、「書き出しの一行め」って意味じゃなくて……頭にあったのは「百億」の
序章です。あの部分を何度も読みかえして、なかなか第一章にすすめなかった
思い出がw
>>519 それはひょっとして、同じ一日を何度も繰り返すという
SFではおなじみのパターンか?
「カビリア四〇一六年」か。あれも佳い話だったよな。
ちなみに出だしは「追ってきた。ここまで。」でしたな。
追ってきた。ここまで。
---限りなく降り続く雪だった。
天も地も埋め尽くし、ここでは昼と夜の区別さえ、
幻のような白一色の中に失われていた。
525 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/30 16:47
ハルキ文庫から入って、古本屋で買い漁っている者です。
最初、『宇宙航路』を読んで、『たそがれに還る』に挫折したんですが
読み直してハマりました。
今日、リーリリを手に入れたのでさっきまで読んでいたんですが
やっぱり良いですねぇ。
それにしてもハルキ文庫、出すなら徹底的に全集として出して欲しいです。
特に平家物語、来年の大河ドラマだし、版元も角川だから何とかして欲しい
所なんですが・・・。手元に2巻しか無いんです。
ちなみに標位星二一九七年が一番好きですね。
キャラ物ではヨウレか異本西遊記なんですが。
西遊記は驚きだった。あそこで、こんな話を連載したなんて、と。
内容は楽しくて好きだ。特に、三蔵が寝乱れた姿でやってくるシーンがw
女性が生き生きしている話って、ご自身が楽しんで書かれたって感じが伝わって来ていい。
阿修羅王の描写には、なんていうか、胸の奥がざわめいたよ。
527 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/05/01 23:14
「たそがれに還る」、「カナン5100年」が良い。
やはり、最初に読んだ数冊の印象が強い。
時代SFでは、「寛永無明剣」、たすく君が格好いい。
コンビナートやスペースポートなど、鉄とコンクリートの
塊みたいな場所を、叙情的に描写できるのは、この人と、
あと、掘晃ぐらい。
>527 谷甲州は?
SFマガジン版「派遣軍還る」にも引用された「ひき潮」の
無力感もいいね。系外植民計画の挫折と船団叛乱の
真相。「クーリック」爺いがいい味だしている。
530 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/05/04 02:16
>>528 谷甲州もそうかな?
「星空のフロンティア」以外、読んでいないので。
531 :
99=濡尾満子:04/05/28 06:48
このスレ息が長いな。約2年ぶりのカキコ。
「銹た銀河」 早川書房
「歴史そぞろ歩き」 大陸書房
昨日古本屋でゲットしますた。「銹た銀河」は「百億……」のアイデア(生命体情報をカード化し
適時再生化することで永遠の生命を得る)の二番煎じだが、光瀬の世界に慣れたものにはなかなか魅
力。一気に読んだ。
「歴史そぞろ歩き」は内容よりまず出版社が気になる(笑)。
なぜ光瀬がこんな出版社からと思いながら読み進めたら、一番最後にあの「東日流外三郡史」を積
極的に評価する記事があって絶句。他の記事は「歴史読本」等の雑誌からの転載だが、この記事だけ
が書き下ろし。
「歴史そぞろ歩き」が出版されたのは1989年。この時点ではまだ「東日流外三郡史」に対する批
判は少なかったのだろうか?
もちろん偽書批判があることは光瀬も言及しているが、その弁護には光瀬らしからぬ論理の飛躍が
ある。彼の両親は東北出身だから「東日流外三郡史」にある種の共感を得たのかしらん?
何時の日か、人類が火星に殖民する日が来たら。
東キャナル市という名前の都市を作って欲しい……。
533 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/06 17:01
>533 あれとは別にあったんだよ。陽子が出てくる奴が。
ずっと前から気になっていた宇宙年代記ものの疑問。
流星2505年(局所的に空間をタイムスリップさせる兵器の話)で、最後に
主人公が狙った標的は何だったんでしょう。これが「幹線水路〜」の
種明かしなのかと思ってたんだけど、いまひとつしっくりこない
気がします。
536 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/08 23:38
クイズでつね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わからん。
537 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/08 23:42
538 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/08 23:45
ガイシュツだったスマソ
539 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/03 17:12
あげ
七夕をむかえましたね・・・ 光瀬さんの命日・・・・・
安らかにお眠り下さい。
541 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/07 11:31
今日は七夕かぁ・・・
今宵は光瀬龍をしのびつつ何か読むことにしよう。
合掌
願わくば……
光瀬龍の命日…
銀遊忌というのはどうでしょうか。
虫眼鏡忌
>>543 あ、何となくいいですね、それ。銀遊忌かあ・・・
出帆旗 (ブルー・ピーター) 、 宜候 (ようそろ )!
てな感じで星の海へ還ってしまわれたんでしょうね、きっと。
俺久が原で生まれたの、今は横浜だが光瀬龍の「ロン先生の虫眼鏡」を読むと
なつかしい。
「ロン先生の虫眼鏡」って、いいね。
partVはネタ切れ気味だけど。
復刊されないかな。
こそり、とカキコ。
549 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/06 18:54
☆☆☆ 恒例企画 ☆☆☆
【ちゃねらーは吉野家を救う(2ちゃんねる版・ホシヅルの日)】
吉野家。「大盛りねぎだくギョク」。2月22日(2chの日)に全国の『吉野家』
で繰り広げられたあの奇跡が、今度は2ちゃんねる創作文芸板の神様、工藤伸一バ
ージョンで、「吉野家新メニュー」とともに降臨する。
【ルール】
@ 馴れ合い禁止。(一人で来る事)
A ☆☆ 吉野家新メニュー ☆☆ を頼むこと。
B 工藤伸一氏が敬愛する、星新一氏 or 阿刀田高氏の著作を持参すること。
(氏の愛読誌、「小説現代」 or 「群像」(いずれも講談社)でも可)
C 会場に指定時間厳守で現地集合。
【日 時】
平成16年(2004年)9月10日(金) 09:10 or 19:10 or 21:10
【会 場】
「吉野家 相模大野店」 神奈川県相模原市豊16−6
2ちゃんねる創作文芸板の神様、工藤伸一氏ゆかりの吉野家。
駐車場がないので交通機関を利用すること。
(てめえの近くの吉野家でも可だよ、ばかやろう)
【交 通】
小田急線相模大野駅下車。北口商店街に出、伊勢丹百貨店前の県道を西に。
BOOK・OFF前、消防署前を経て、「南文化センター前」バス停近く。
【関連レポート(2chの日)】
http://www2.mnx.jp/carvancle/yoshigyu/
550 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/14 23:02
もうじき終戦記念日なのでカキコします。
今はなき「SFアドベンチャー」誌の81年9月号に
「帝都上空に敵一(ひと)機」という短篇が載っています。
元、かもめ、笙子の三人組が登場するといえば
光瀬ファンにはジャンルはおわかりいただけるでしょう。
表題どおり太平洋戦争中の東京が舞台で
空襲のさなかに焼夷弾の落下音がどう聞こえるかなど
臨場感あふれる描写が秀逸です。
のちに『紐育(ニユーヨーク)、宜候(ヨウソロ)』へと通じる
テーマの先行形態といったところでしょうか。
雑誌掲載のまま埋もれさせておくのはもったいないと思います。
単行本未収録の短篇を集めて傑作選を編んで欲しいものです。
551 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/17 20:39
徳間文庫収録の『火星兵団を撃滅せよ』好きな方はおられませんか?
私は「ミイラ取りのバラード」が特に気に入っています。
むかーし読んだ気が…
このスレ見て書棚ひっくり返したら
出てきたので、読んでみます。
バラードといえば、宇宙救助隊のバラードかな?
>>551 たしか同名の長編小説が徳間から出ていたような・・・
文庫化されているのかな?
>>554 私の記憶の及ぶかぎりでは、大昔徳間からハードカバーで出ていたものが
文庫化されたのだと思います。
未来戦記ものである「撃滅! オリエント特攻」なんてものも入っていますが
アイディア的には未来戦記アンソロジー『全艦発進せよ』収録の「戦士たち」
とかぶっていますが、何というかキビキビとした展開で、忘れがたい味わいがあります。
(今旅行先で、手元にないので、タイトル等がやや不確実ですが)
冒頭に収録されていた作品(タイトル忘れた)は侵略もののジュブナイルだそうですが
上質のSFとして仕上がっていたように思います。
>>555 あの短編集はバラエティに富んでいて楽しいですよね。
ジュブナイルまで含めて採録されているという点で、
作品の多様さに関しては他の追随を許さないでしょう。
もっと評価されていい本だと思います。
それと「同名の長編小説」というのは、
『ミイラ獲りのバラード』1992/02(徳間書店)四六判 / 297p \1,359
のことです。
版元品切れだと思いますが、機会がありましたらぜひ御一読ください。
557 :
551=555:04/09/01 12:46
>>556 ご教示いただき、ありがとうございます。「ミイラ獲りのバラード」長編化
されていたんですね。短編を読んだかぎりでは、キリストと聖書の神を侵略者として
否定的に描くなど、「百億…」と類似したモチーフがあったと思うのですが、
長編だとどうなのでしょうか。何とか入手して読んでみたいと思います。
558 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/01 15:03
「夕ばえ作戦」に出てくるタイムマシンの形状は円筒状と説明されてるが
「紐育 宣候」のタイムマシンはタイプライター型ってことになってる、
この辺は光瀬先生のお遊び?単に忘れてただけ?次作への伏線?
俺は少年ドラマシリーズの時の将棋の駒型が好きだったが。
>>557 すみません。言葉が足りませんでした。
短篇とタイトルを共有していますので
「同名の長編」であるのはまちがいないのですが、
長編の方は冒険小説に徹した内容ですので
短篇の長編化と言ってよいかどうかはいささか疑問です。
奥歯に物の挟まったような言い方で申し訳ないのですが、
なにせプロットをすでに忘れてしまいましたので、
再読して内容を照合してみないと断定できません。
暇を見て読み返してみますのであしからず。
補足情報ですが、表紙はやはり金森達画伯の絵でいい感じでした。
萩尾望都でもまぁ悪くはないと思いますけれど、光瀬龍の本のなかでは
この人の絵柄がわたしはいちばん気に入っています。
561 :
551=555:04/09/02 12:59
>>559 重ね重ねのご教示、ありがとうございます。
「冒険小説に徹した内容」ですか。光瀬作品は宇宙もの以外あまり
読んだことはないので、ぜひ入手して読みたいと思います。
562 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/15 04:36:17
図書館の蔵書リストで、光瀬“竜”となっている場合があり(間違いではないかもしれないが)
光瀬“龍”で検索すると、かかってこない場合あり。
字面のバランスでいうと、絶対“龍”だよなー、と思ってみたり。
564 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/09 00:46:53
ぢつは中越で群発している地震の震源地地下にはアイララの破片が・・・
565 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/10 19:31:59
「たそがれに還る」を読み終えました
持っている読解力では、2つの地球外知的生命体を滅ぼしたモノの正体が
はっきり掴めなかったのだけれど、それはそれでいい
全ての謎を明らかにしてしまったら逆に物語を
薄っぺらいものにしてしまう事もありますから
終り近くになって出てきたエネルギー探知装置は
イデオンに登場したガンド・ロワを思い出させてくれました
いま読んでも古臭く感じないし一気に読めました
566 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/11 01:57:00
こないだ『歴史そぞろ歩き』という歴史ものエッセイを手に入れた。
日本史のさまざまなテーマ・謎にスポットを当て、光瀬龍なりに解釈を
加えている一冊。なるほど、と納得出来る部分多く面白かった。好みからか
忍者にまつわる話が目を引いた。
>>566 伊東一刀斎を題材にした 「漂白(さすらい)の剣客」(pp.5-17)は、
歴史を旅する会編『剣豪伝(天の巻)』(講談社文庫)に再録されてますね。
でも他のはもう読めないので本自体をまるごと復刊して欲しいなあ・・・
>>565 たそがれに還る、いいねぇ。
光瀬さんの本は、今読んでもあまり違和感のないものが多いけど。
オレも読み返してみよっと。
570 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/19 01:23:05
厨房のころ、本気でヨウレとかもめに恋していました。
ほんの数行のH描写に夢中になったりして..
懐かしい..
571 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/22 18:04:42
「百億の昼と〜」スレでも質問したのですが、こちらでも。
12/29,30の、有明で行われる大イベントに
「光瀬龍」関連で申し込まれているサークルってあるんでしょうか。
「東キャナルの会」は見当たらないし、
どなたか情報求む。_| ̄|○ノシ オナガイシマス
572 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/01/01 20:16:02
新年オメ
宇宙年代記もので「××××2005年」って無かった?
>>572 「墓碑銘2007年」、あと2年ですな。
あと2年で人間が木星に行くのはとても無理だろうが……
574 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/01/08 00:37:19
徳間文庫「幻影のバラード」読みました。面白い!
SFタッチの宮本武蔵も最高!
このスレに良く出る「百億の昼と千億の夜」
「たそがれに還る」はまだ手に入りませんが、
何とか手に入れて読んでみたいです。
とにかく上手い作家ですね。
>>574 寒ブリみたいに脂ののりきってた頃の作品ですね。
「たそがれに還る」や「百億の昼と千億の夜」みたいな
若い頃(30台)の力作も、読み応えがありますよ。
個人的には、後者の「エレサレムより」が印象深いです。
それと、宮本武蔵ものは晩年まで精魂込めて書きつづけた
まさにライフワークでしたね。じつにこだわりを感じます。
576 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/01/15 09:33:00
墓碑銘二〇〇七を読んだ
アポロの前によくこんな作品が書けたもんだ
577 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/01/16 17:55:32
題;さよなら光瀬龍
年末年始に帰省した時、実家の本棚に、小中学生の頃に夢中になった光瀬龍の
本を見つけ、懐かしさもあって読み返してみた。
がっかりした。
薄っぺらい人物描写。
貧弱な科学考証。
思わせぶりなだけで稚拙な文章力。
子供の頃には良くても、長じて後に読むと、これはとてもまともな大人の文学とは言えない。
俺は読み返した事を深く後悔した。
さよなら、光瀬龍。
と、負け犬がほざいてますだ
たぶん鶴書房の夕映え作戦でも読んだんだろう
少年SFを読んで大人の文学とかいってるのが痛すぎ・・
(鶴書房はもちろん好きだよ)
580 :
577:05/01/17 06:53:50
>>579 読んだのは「たそがれに還る」だバ〜カ。
>>578もそうだが、掲示板であることを良い事に
自分勝手な思い込みで他人を誹謗中傷する奴ばかりだな。
頭悪すぎ。
クマー(AA略
>>577 ま、そういうこともあるだろう。
ところで、貴方の言うところの「まともな大人の文学」って、例えばどういうのよ?
具体的に、作品のタイトルを教えてくれないかな。
興味があるから。
>薄っぺらい人物描写。
>貧弱な科学考証。
>思わせぶりなだけで稚拙な文章力。
いろいろな感想があって良いとは思うが、
『たそがれに還る』を読んでそんな感想を持つというのは
いかにも不思議な気がするがな。
私には理解できない境域だ。
おまえら釣られすぎ
585 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/01/17 19:21:55
おまいらヒマだからって釣られすぎw
>>577よ、釣りなら銀英スレでも逝ったらどうだ?
スレ荒らし用テンプレート作りました。
題;さよなら太宰治
年末年始に帰省した時、実家の本棚に、小中学生の頃に夢中になった太宰治の
本を見つけ、懐かしさもあって読み返してみた。
がっかりした。
薄っぺらい人物描写。
貧弱な時代考証。
思わせぶりなだけで稚拙な文章力。
子供の頃には良くても、長じて後に読むと、これはとてもまともな大人の文学とは言えない。
俺は読み返した事を深く後悔した。
さよなら、太宰治。
題;さよならSF
年末年始に帰省した時、実家の本棚に、小中学生の頃に夢中になったSFの
本を見つけ、懐かしさもあって読み返してみた。
がっかりした。
薄っぺらい人物描写。
貧弱な科学考証。
思わせぶりなだけで稚拙な文章力。
子供の頃には良くても、長じて後に読むと、これはとてもまともな大人の文学とは言えない。
俺は読み返した事を深く後悔した。
さよなら、SF。
つか、そういう辛気くさいネタでスレ保守すんのやめぃ(笑)
題;さよなら吉野家
年末年始に帰省した時、実家のPCに、小中学生の頃に夢中になった吉野家コピペの
ログを見つけ、懐かしさもあって読み返してみた。
がっかりした。
薄っぺらい人物描写。
貧弱な時代考証。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
思わせぶりなだけで稚拙な文章力。
そこでまたぶち切れですよ。
子供の頃には良くても、長じて後に読むと、これはとてもまともな大人の文学とは言えない。
素人にはお薦め出来ない。
俺は読み返した事を深く後悔した。
さよなら、吉野家。
590 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/01/18 23:52:31
光瀬の良さは、科学考証とかディティールのリアリティじゃなくて
あの雰囲気だと思う。
映画「北の零年」てあるけど、題名からして光瀬龍を意識してる感じで気になる。
ていうか光瀬の宇宙開拓に、寒さとか、悲壮に戦ってる感じがするのは、
実は北海道開拓もヒントだからなのかなと。
>>590 光瀬龍の宇宙開拓に「寒さ」がつきものという指摘は卓見だ。
灼熱の水星やら金星を主な舞台にした話なんてあったっけ?
詳しい人がいたら教えてください。
『たそがれに還る』で金星のヴィーナス・クリークに行って
電子頭脳に侵入する話はあったと思うが、あれは要するに巨大都市
の話だもんな。
光瀬龍の作品は、今読んでも意外に古い感じがしないがな。
たしかに今の目で見ると時代遅れの描写もあるんだが、
それも光瀬ワールドに吸収されてしまって「懐かしい未来」って感じで
欠点にはなっていないと思った。
むしろ最近読み返してみて、小松左京のかなり多くの作品が
なんかあの時代の文明批評がおもてに出過ぎているようで古臭く感じられた。
>>591 金星ものだと「パイロット・ファーム2029年」がある。
>>593 そういえばあったね。人類がカビに敗北する話だったっけ?
595 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/01/19 19:55:59
>>594 カビには敗北してない。どっちかというと、ダニに負けてる。
今年号覚えてないけど、ずばり「オホーツク〜年」てのがなかったっけ。
気候がずいぶんおかしくなってて、真夏なのに毛皮の襟付の
ジャケット着てるおっさんとか出てくるのが、これじゃなかったかな。
「昔は季節だって、もっとはっきりしてた。夏はもっと夏らしかったもんだ」
みたいなセリフがあった。
自分が今でも「寒い夏」は怖い、と思ってしまうのはこの話のせいだ、
たぶん。(現実的な冷夏の被害は別にして)
>>594 ネタばれになるから詳しく言えないけど
元生物教師の光瀬さんらしいドンデン返しだったね。
余談だけど、漏れは昔々の中学の美術の時間に
この短編をモチーフにした絵を描いた。
SFなんてと怒られるかと思ったけど誉められて意外だった。
>>595 > 今年号覚えてないけど、ずばり「オホーツク〜年」てのがなかったっけ。
あるよ2017年
なぜかアメリカ軍と中国軍が北海道に駐屯してる
>>591 たしかにほとんどの話で寒さが付きまとってるな。
「喪われた都市の記録」にはたしか灼熱の金星を描写してた記憶があるけど、
これは例外かな。
あとは例の「え!し!ほ!」ぐらいか。>灼熱の金星
>>596 俺も中学の国語の時間に読書感想文を書いたのを思い出した。
懐かしいなぁ・・・
ときどき出てくる「植物型サイボーグ」と、その朽ち果てた姿の描写に
ぞくっ≠ニ寒さを感じたのは私だけだろうか?
601 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/01/20 22:29:23
−−−ニ五〇五年は異常に暑い年であった。平均気温五度を示す赤道地方の夏の昼が、この年八度℃を記録した。
冒頭の1行がこれだもん。1行読むだけで、光瀬ワールドに取り込まれてしまう。
『たそがれに還る』のなかの、巨大電脳で異星人の言語遺物を解読する
シーンに萌えました。
>>603 たそがれに還るは昭和39年に出たと思ったけど
いま読んでも十分楽しめるね
光瀬龍の新作をもう読めないのは残念だ
きっと、光瀬龍の再来、あるいは光瀬先生を超える作家さんが現れて楽しませてくれるよ、きっとそのうち。
>>605 そんな作家が誕生するのは東キャナル市建設後だろうな
光瀬氏が生きていたときは、そんなにすごい作家だとは思わなかった。
ストーリーテラーではないし、ネタが豊富ってわけではないし。
でも、今いろいろ読み返してみて、光瀬氏の文章、とくに風景描写の
うまさには舌を巻く。
本当にいい!
ロン先生の虫眼鏡なんかを読むと、いろいろフィールドワークもされいたみたいで、
それがあの描写のもとにあるのかな。
ちなみに、ロン先生part1の最初、プロフェッサーの口を借りて
知的生命体の形態について解説してあるところ、これも実に
もうまい。
宇宙年代記のいくつかのエピソードをアニメ化して欲しい
>>608 アニメより実写の方がそれらしくていいと思うのだけど。
「たそがれに還る」のシロウズ役はパトリック・マグーハンがハマルと思う。
チャウダ・ソウレはアンソニー・ホプキンスとか。
ヒロたんは?
ジョディ・フォスターでは甘すぎ?
613 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/01/27 23:23:23
ケイ・リーミンにチャン・ツィイー
>>611 ジリアン・アンダーソン(xファイルのねーちゃん)はどうだ?
>>613 オレもピンとこないです
オレ的には、西域のイメージかな
このサイト参考になる!
SFMのバックナンバー探すのに利用させてもらいます
ブックオフで「全艦発進せよ!」買ってきた
収録されている作品が全部、昭和40年代前半のものだけど面白そうだね
「全艦発進せよ!」に収録されてる「戦士たち」を読んだ
谷甲州も光瀬に影響されてるのかな
航空宇宙軍史の「ジョーイ・オルカ」を思い出した
今日泊亜蘭なんて作家を初めて知ったんだけど
大戦を経てきた人の戦記ものには重みを感じる
オール・ファイヤー!の収録作品って、そんなに古いもんだったのか。
昔読んだ時は、いつ頃の作品かなんて気にしてなかったけど
懐かしいな、読み返してみよう。
大昔の「丸」連載だ。古いぞ。「戦士たち」はあちこちで再録されてる。
621 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/02/01 08:09:37
子どもの頃読んで、あの人(?)たちは戦争がおわったら
ちゃんともとに戻してもらえるのだろうか?
と思いました。
>>621 > ちゃんともとに戻してもらえるのだろうか?
生身の身体じゃなくサイボーグのからだに戻されるんじゃないのかな
そういえば記憶を消されて海底基地の守衛に転用された
宇宙開発用サイボーグの悲劇、という話があったね。
「光の塔」のレヴューってどれも情報量が少ないんだよね。
こんど南セントレア市というのが出来そうなんだけど
これ光瀬のパクリだろw
628 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/02/05 10:09:50
629 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/02/05 15:16:11
南セントレア市は住民のほとんどが嫌がってるらしいぞ
まあ、例えば港町なら境港市みたいに港の名=町の名になる事も良くある訳で、
そう考えれば空港の名前のついた町があってもいいじゃないか、
……と思ったけど空港は隣の市にあるのね。OTL
作戦NACL
こんどZEN-ZEN市というのが出来そうなんだけど
住民のほとんどが・・・
セントレヤ・シティー だとちょと光瀬ぽい
マイトレーヤ市にすればよかったのに。
セイヤは西の夜と書く
「宇宙救助隊二一八〇年」読んだ
ラストの余韻がいいね
平家物語再販してくれないかな〜。
古本屋で何とか2巻までは集めたんだが。
光瀬龍はSFも好きだが、歴史小説(SF要素ない奴ね)も秀逸だと思う。
>>637 ああ、あれをいま端本で全巻集めるのはまず無理だと思う。
俺もけっこうがんばって集めようとしたけど
けっきょくあとになって全8巻セットで買いなおしたよ。
639 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/02/23 23:29:27
y
640 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/02/23 23:56:54
お願い、あの人に電気カミソリを・・・・
641 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/02/24 00:06:05
>>637 禿同。時代小説は苦手だが秀吉と信長は一気に読めた。
最初に鉄道が走る現在の景観を細かく叙述して、そこからずりずりと戦国時代の描写へ
持っていくのがロン先生らしいですね。引き込み方がSFっぽい。
ひさしぶりに興福寺の阿修羅に会いに行きたくなりました
「この変なものはよく動く 原始的な生物だ」でしたっけ?
この世の外から冷ややかに見つめる視線を
感じて空恐ろしい気がしたことでした
宇宙叙事詩に出てくる阿修羅は
再び来た百億の昼と千億の夜を生きている最中の阿修羅なんだろうか?
時代からしてシッタータと会した後、またはその前後かと。
すくなくともコールド・スリープの前。
ちょっと待ちな有平糖
昨日やってた『噂のミステリー』とかいう番組で
小説でも何度か取り上げられていたツングースカの隕石?の謎を取り上げてたね。
やっぱり隕石だったんだ・・・。
「金扇翅王縁起十二経より」に出てくる阿修羅王は、わりとよく喋る。
「火星兵団を撃滅せよ」って読んだことあるひといる?
>>649 なんかこのスレの住人の出席採ってるみたいね。
・・・・・・あるよ。
俺ない。
>>648 昭和53年か54年に出た「東キャナル市民の会年鑑」に載ってる。
年鑑としては2冊目だったと思うが、そのほかにも初期作品がいっぱい。
それと東キャナル市と覇を競った西キャナル市の滅亡をかいた
「西キャナル市何年か忘れた」が書き下ろしで載ってた。
「火星兵団を撃滅せよ」探してみる
656 :
648:05/03/02 00:15:17
それと、「東キャナル市民の会年鑑」を閲覧するのは
かなり難しそうです。
何か手がありましたら、こちらもご教示くださいませ。
>>624 作中の登場人物に“星晋一”や“光瀬速雄”ってのが登場してるね。
やっぱりモデルにしてるんだろうか。
>>658 その辺は普通にモデルだと思う。
どーでもいいが、賀藤氏が某ライトノベル作家と重なって困る。
関係があるわきゃ無いんだが、キャラがかぶっててねえ…
660 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/03/12 02:27:01
『週刊少年サンデー』 1971年19号(昭和46年5月2日号)に
「いけにえの時」(光瀬龍原作、香部雄一画)という作品が
掲載されているそうですが、どなたか内容をご存知ありませんか。
661 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/03/24(木) 22:20:32
みなさん、コンパートメントに引きこもりですか・・・
>>661 避けられない亡びから身を守る術を他に思いつかなかないのだから
仕方が無い。
ところで宇宙年代記のラジオって、何とか今から聞く方法ありませんか?
>>661 他人に自分の考えを知られるのがいやだから
仕方がない。
664 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/03/26(土) 16:54:09
そういえば、ヨウレの続編でトラコってルナシティの市長になってたよね?
他の光瀬ワールドでのルナシティって、かなり有力な都市だったと思うんだが
どんな経緯で市長になったんだか、その辺りもやって欲しかった・・・。
665 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/03/26(土) 23:14:38
>>664 あれはもう落語の世界だから、しちめんどくさい解説はなし。
いきなり市長になってたってとこからスタート。
666 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/03/27(日) 00:23:37
アタイこそが 666へと
↑じゃまだ!D7、うろうろするな!!
668 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/03/30(水) 22:31:04
>>662 > ところで宇宙年代記のラジオって、何とか今から聞く方法ありませんか?
なんですか それ?
ラジオドラマ??
>>668 >>318から話題になってるよ。
そこでも既出だけど、あの「お嬢さん」は、何というかもう本当にたまらんかったよ。
実家に帰れば、何話かはテープにとってあると思うんだけど
もうどっかいっちゃったかなあ。ホント、CD化してくんないかなあ。
お返事ください、お返事ください、お返事ください......
>>669 そんなラジオドラマがあったなんて知らなかった
深夜に聴いたら雰囲気が最高だろうな
比較的最近光瀬のことを知って「たそがれに還る」ではまった
日本SFの最高傑作だね
谷甲州も好きでよく読んでるけど光瀬と比べると
まだ青い気がする
最近のハードSFの書き手はリアリティばっかり追求して
ロマンが感じられない
ハルキ文庫の宇宙救助隊二一八〇年は読み終えて
五三二〇年はこれから読むところ
時間をかけて味わいながらゆっくり読むつもり
>>671 年代記がもしも気に入ったなら、宇宙叙事詩もオススメ。
更に物悲しい語りで、『時の支配者』という氏の異名を実感できる。
673 :
名無しは無慈悲な夜の女王:皇紀2665/04/02(土) 00:00:56
祇園精舎の鐘の声 ベベンベンベン
時計の支配者
本日、ブックオフで「消えた神の顔」入手
>>675 読んで、何が面白かったか報告してくれ!
光瀬氏、ドゥリットル空襲の最中にブリュ−スター・バッカニア(!)目撃した話、あの本に書いてたと思うんだけど…
…俺も、全機退役してから確実に三年経ってたはずの海自機見たことがあるんだよね。
普通の人が単なる飛行機としてスルーしちまうUFOって、実はそれなりにいるの鴨。
あちこちに書いてるよね。
679 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/15(金) 00:45:46
>>675 普通に新刊で買えるじゃんと思ったら、絶版になってるんだ・・・。
2〜3年前に『百億と〜』と一緒にジュンク堂で買っといて良かった。
俺は「錆びた雨」が一番好きだな。安直と言われるかも知れないけど、あのラストが良い。
世にも奇妙な物語辺りでドラマ化したら面白いと思うんだけど。
680 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/15(金) 18:38:42
好きといや、宇宙塵版の派遣軍還るかな
まだ光瀬作品に明るさが残っている
SFM版は…鬱本スレ見つけると書き込んでる。
「機動警察パトレイバーthe movie 2」を見て、そっくりそのまま派遣軍還るじゃねーか!って思ってたら、
監督の押井守が実は自宅訪問やるほどの光瀬ファンだったんで納得。こういうのやりますよ、と光瀬氏に言ったのかな、一応?
>>681 >押井守が実は自宅訪問やるほどの光瀬ファンだった
そうだったのか
何かアニメ化してくれないかな
アニメはいらん
684 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/17(日) 21:46:55
かといってドラマ化も無理だろう。
・・・やっぱりラジオドラマあたりかな?
派遣軍還る、読みたいな。
685 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/17(日) 21:52:26
アニメにするったってなあ
アンドロメダストーリーズとか百億の昼とか
マンガになってるやつぐらいだろ
ヨウレとかロン先生はありかもしらんが
すみません、初心者な質問なんですが、光瀬龍ってなんて読むんですか?
みつせりゅうは映画「ブレードランナー」のことどう評価してたのかなぁ・・・
雑文がいろいろ残ってるから映画に関心があったことは間違いないんだけど。
読み方ありがとうございます。
宇宙年代記を横山宏の絵で見てみたいな。谷甲州とかやってるし。
横山さんのイラストは好きだけど横山ワールドと光瀬ワールドは違う感じがする
691 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/20(水) 01:14:51
某古本屋で宇宙塵、SFM版両方の『派遣軍、還る』を見つけたので
買ってみる事にする。
これってそんなにラストが違うの?
692 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/20(水) 01:21:49
>>691 ラストっつうか、全体的に違う
同じ話ではあるんだが
693 :
691:2005/04/20(水) 02:12:05
>>692 ども。そうか、全体的に違うのならなおさら期待大。
思えば図書館でふと目に留まって借りたハルキ版『宇宙航路』がキッカケで
随分と本も集めたけれど、やっぱり全盛期に同時進行で集めたかったと思う。
694 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/20(水) 18:34:34
初めてです。ジュブナイルと漫画アニメ原作は面白かった。間違えて一般小説買った事があって
あまり触手が伸びなかったが。ここ参考に図書館でまた読んでみようと思います。
オンライン通販でSFM版派遣軍還るを注文したら品切れだって・・・otz。
1500円で売ってたのを買うしかないのか、宇宙塵版とそんなに違うんですか?
>>695 うーん、ミステリで例えると、トリックは同じなんだけど
登場人物も文章の感じもストーリーの雰囲気も、全く別物の話。
…という説明でお分かりいただけるだろうか。
>>695 気長に探せばそのうち安いのが見つかるよ。
いますぐ読みたければ図書館へゴー!
698 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/01(日) 11:32:14
明日への追跡が大好きだった。
ジュブナイルなのに主人公の同級生たちがバシバシ殺されてナイス。
ちなみにNHKのドラマでは同級生たちは死ぬのではなく痴呆になるみたいに
変えられてた。萎え〜
699 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/01(日) 11:42:26
ああそれとみんなは依光隆と中山正実はどっちが好きだったのかな?
秋元は前者、ソノラマは後者だったわけだが。
700 :
海の何か:2005/05/01(日) 14:28:52 BE:73116195-#
中山さんの『味』も否定しないけど、やはり氏の表紙は依光隆さんだなぁ。
701 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/02(月) 17:12:34
僕も全体としては依光派なんだけど、明日への追跡とか異次元海峡の中山さんの絵は好きだな〜
なんつーか、光瀬氏のタイトル付けのうまさについては前に出てきてたけど、
タイトルにずっぱまりの絵を描くのは中山さん、
小説の内容に即した絵を描くのが依光さん、て感じかな?
もっと簡単に言えば絵画的な中山さん、挿絵的な依光さんってところ。
もちろんどっちが上とか下って話じゃなくて、だよ。
702 :
海の何か:2005/05/03(火) 09:28:53 BE:38996238-#
> 絵画的な中山さん、挿絵的な依光さん
あぁ、それははげしく同意、確かに依光さんのはあらすじが凝縮されてるもんね。
703 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/04(水) 01:03:14
ごめん間違えてたわ
中山正実→×
中山正美→○
光瀬龍か…
俺は眼鏡と髪型が好きだね、個性的で
695です。
SFM版の『派遣軍、還る』も手に入れる事が出来ました。
宇宙塵版と比べて、言われていた通りの変化があったので満足です。
706 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/11(水) 04:16:09
『たそがれに還る』を読んだ。
提示されるヴィジョンはいまとなってはお馴染みのものだけど、
しかし、結局何がどうなったのかわからんまま終わった。
宙ぶらりん状態。
そこが良いんだよ。
708 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/18(水) 22:11:35
>>706 日本SFシリーズ版を入手してあとがきを読んでくれ。
アルテアって名称が惑星によく使われているけど
やっぱり初の組立式マイコンキットAltairから取っているんだろうか?
711 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 11:11:15
光瀬龍の代表作というと『百億の昼と千億の夜』というのが定番だけど、
『たそがれに還る』も、もっと評価されていいんじゃないかな。
「無の障壁」や『S-Fマガジン版/派遣軍還る』が同じ主題を扱っているので、
読み比べてみると興趣が増すことと思う。
早川書房の『世界SF全集』が『百億〜』ではなくて『たそがれ〜』のほうを
採っているのはあるいは卓見かもしれん。
ま、一般受けするのは『百億〜』だろうけどね。
やっぱ萌えキャラの有無でしょうなあ。
シロウズも十分に萌えキャラだとは思うが
713 :
吾輩は名無しである:2005/06/21(火) 12:21:37
e
そういえばそろそろ……
もう六年か?
今日ですか・・・
忌日名つけようって、おととしくらいかな、ここで話してたよね
光芒忌っていうのがいいなと思ってた
話せる相手がいないので、ここでつぶやく。
塊魂というゲーム、これからやろうと思ってるんだけど、このゲームの設定、
「アイララの災厄」を思い出す。
砕けた星を元に戻そうとして、瓦礫を集めていくっていう所が。
集め方は大分違うがw
大コスモの王様がロン先生に見えてくるジャマイカ。ハゲワロス。
王様があのゆるいフォントで
光瀬文体を語るのか… ユーザーの動態視力がさらに上がるな。
王子とイトコたちが宇宙年代記などの
「なにをやっても歴史に埋もれてしまう影の存在的扱い」っていうのは
共通しているし。
>>719-720 それを聞いて塊塊が欲しくなっちゃったよ。
『オーロラの消えぬ間に』を購入したんだけど、開いてみたら短編だったんで
嬉しい誤算。
長編モノも面白いけど、宇宙年代記みたいな短編モノも良いなぁ。
722 :
吾輩は名無しである:2005/07/12(火) 12:06:41
5
723 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/17(日) 16:02:11
ブックオフの105円コーナーで「百億の昼と千億」の夜が置いてあったから
買ってしまった
ハヤカワ文庫で「20年ぶりの加筆をふくむ新版」と書いてあった
いつ読み始めるかは未定
読んでない本が数十冊溜まってる
うん、懐かしいね。俺は萩尾版・百億千億出る前から好きだった。
上のほうのレス見て、七夕に亡くなるなんて粋な人だ、とあらためて思ったよ。
塊魂(正確には新作の方「みんな大好き塊魂」)一応クリア。
でも、
「宇宙巻き込め」とか言って星空を走り回る視点は
なにか光瀬的無情観を感じながらプレイしちまったよ。
…ネタ晴れ?だが、
クリア後にでてくるステージで
失敗する風景が
「アンドロメダ・ストーリーズ」(マンガ)のラストみたいで悶絶。
ヨウレの続きが読みたい・・・。
違う宇宙でもドタバタやってるんだろうなぁ。
最近やっと気付いたんだけど、リーミンって『異本 西遊記』にも
ちゃっかり出てるね。きっと銀の箸でご飯を食べているに違いない。
727 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/16(金) 01:31:17
こんばんわ
バリバリの息子の
ベリベリです
728 :
凶笑面:2005/09/16(金) 01:59:24
今日の夜9時からフジTVで民俗学ミステリ凶笑面だ。
みんな、見ようぜ。 原作は新潮文庫から出てるよ。
俺はドラゴン桜を見るからビデオに撮るけどな。
どっかで読んだ気が・・・「幻想の未来」?
筒井康隆「幻想の未来」で正解です
732 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 16:23:19
>>411 「復讐の道標」は、かなりお世話になったなあ
>>624 光の塔といえば、主要な登場人物の一人である黎竜四郎は光瀬龍がモデルなんだそうな。
続編である『我が月は緑』の解説に載ってたんだけど。
734 :
魅風:2005/10/01(土) 17:18:58
そーなんだよなぁ.百億の昼/千億の夜は、どー読み返しても*未完成*なんだよね.
作者の頭脳の中に、構想のみが*アンドロメダ*しててさ.埴谷雄高と同じ種族だね.
でもさ、ソーイウ風な作家は*絶滅種族*で・・・美学を残してくれる.
735 :
魅風:2005/10/01(土) 17:44:38
だれかが、阿修羅王のキャラ立ちのみ.の作品と評価してたけれども.他の実在人物と
アリエナイ少女/尊との.物の見方のギャップを考えれば.中心軸のオーラが集中するのは
必然だと思う.として.この作品は.折り返し点で*閉じられた*封じられた手紙に似ている.
虚無の極点で.カレガ.封印した***次の1歩数.
737 :
魅風:2005/10/02(日) 15:59:47
試論:『百億の昼と千億の夜』/能楽・序破急において.
序部 最初〜ユダの陥落まで.これは、人物的素材の全提示であり/謎の半分までを
縦糸に編んでいる.動かしうる状況の*序曲的*開始部.
破部 シッタータの目覚め〜トバツシティーの崩壊まで.序部/全ての破壊*灰燼作業.
円環を一度閉じて、爆発力に/変換*変貌させる.
急部 新しい展開.全く別の謎ゞに導く.心理と物理と宇宙**或いは、神秘論??
虚数と実数の衝突.放られた孤独は、何処へその歩みを向けるのか??
****能楽の所作/舞台論に、序破急の美学があります.以前より、この作品の基調に、無常無尽
の雰囲気を感じていた為、上の論立てをしました.既に、舞台より誰もが全て去ったのだけど.
***次の序破急が、静々と歩み来る気がして***白と黒の永劫の果てに*****
>>737 ユダってあなた、原作にユダ出てきたっけ?
739 :
魅風:2005/10/08(土) 16:54:41
出てコナッカッタッケ??あれ??仮に出てこないと、スト−リーが崩壊する
前に、瓦解する前に、存在しなくなるな.あれ???.
>>739 出てきたけど、最初だけ、萩尾版では全然cityに出てきたけどね、
そのこと言ってるんだよ。
しかし転輪王は摘め甘いな。
あしゅらおうは幼子イエスを殺すためにピラトに働きかけて
子供殺しをさせたが、その後の処置にはユダを使っただけ。
あの後もあしゅらおうが対処すればナザレの大工を葬れたのではないか?
>>741 そこまでの力がないから負けたんだろう。
我が身が危ういので、積極的な介入ができな
かったわけだから。
そのため、戦士達を一時的に休眠させざるを
得なかったわけで。
743 :
魅風:2005/10/12(水) 11:59:18
ほぼ、1/2の追跡劇は、敵の正体が見えない為で・・・転輪王の眼と阿修羅王の
それが、二重視野にナッテイル*ような気がする.全面戦争が、可能な場面は一度
も無かったろうなぁ.何故って?敵の戦略が、精神への遺伝子/情報操作で終始し
その後の、物理攻撃/熱エントロピー挟撃/絶滅戦争・・・一方的な、ネ.
しかし、さ.タカガ手の中の異常膨張に、何故コンな手間掛けるんだろ??それも
《ホボ、同質の認識可能体との対話・交渉を伴って・・・》との不可知論が残る.
あと、転輪王の物言いで『手遅れ』だっけ??アッタ気がする・・・これも不思議.
戦士を隠す云々は、作者の工夫だと思うな.話の規模を、限定したカッタンダロウ・・・
744 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/12(水) 23:32:31
ま、まさか光瀬さんが宇宙年代記シリーズをあの猫柳ヨウレ作品でこてんぱんにイメージ物故和巣とは…
うらやましい落ち着いた世界観。(笑)
宇宙年代記シリーズ文庫本3冊分が好きでる。
文庫本で3冊ゲット。
「東キャナル文書」
「火星兵団を撃滅せよ」
「ロン先生の虫眼鏡《PART2》」
嬉しいよ〜\(^〇^)/
>>745 『火星兵団を撃滅せよ』 は持ってないなぁ。
ハードSF?それともジュブナイル?
『オーロラの消えぬ間に』の面白さが最近分かってきた。
>>746 ええと、いろいろな傾向の作品が入っていて楽しいですよ。
とにかくバラエティに富んでいます。
新刊ではもう売っていないみたいですけれど
古本屋ではわりあいよく見かけます。
内容については
>>551-561 もご参照ください。
「無の障壁」を買いました。
比較的初期の作品を集めたもので
ハヤカワ文庫版以外の版はないようですね。
ハルキ文庫あたりで再刊されないかな。
749 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/26(水) 13:12:34
ハルキ文庫「喪われた都市の記憶・上」ゲット
「下」がなかった
「下」が見付かるまで読まない
>>749 ハルキ文庫のは持っていないからわからないけど、
上巻にバビロンの章までが収録されているのだったら、
そこでちょうど話が一段落つくところだから、そこまで
先に読んでしまってもそんなに問題はないと思う。
ちなみにハヤカワ文庫のだと全一巻になっていて、
しかも初刊本と活字の組み方がまったくおなじだ。
終盤に特殊な組み方をしたページがあるので、たぶん
そのせいでおなじ版を利用したのではないかと思う。
一時、どこの新古書店に行っても腐るほどあったんだけどね。>ハルキ文庫の光瀬龍全集
流石に減ってきたのか・・・。
布教用に宇宙年代記もう一冊ずつ確保しとこうかな。
登場人物がよく犯されるのはどうしてですか?
753 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/15(木) 01:20:44
3基の姿勢制御装置(リアクションホイール)の2基が故障
イトカワ着陸による機体損傷のため帰還3年遅れ
現実は有人じゃなく無人探査機だけど、宇宙探査は光瀬的だ
754 :
罧原堤 ◆SF36Mndinc :2006/01/10(火) 18:26:11
ああ、光瀬龍だった。
『時をかける少女』に似た傑作。あれはすごかったな。
755 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/18(土) 13:52:16
中古本屋で『秘伝宮本武蔵 上・下』買ってきた
>>755 「宮本武蔵血戦録」と読み比べると、なお味わいが出て吉
SFマガジンのオールタイムフェイバリット1位だそうだ
何度読んでも、あの寂しさはたまらんね。
何で宇宙なんかに来ちゃったんだろう、でも来るしかなかった・・・みたいなさ。
759 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/08(水) 13:15:06
中古本屋で光文社文庫『あいつらの悲歌(エレジー)』というのを見かけて
買ってきた
お宝をゲットした気がする
中古本屋!!!
新品本屋で新刊が出ないのが辛いのう・・・( ´・ω・)ショボーン
作者(光瀬氏自身?)の幻想回想録みたいな形式の短編集あったよね?
764 :
762:2006/03/28(火) 16:45:04
引越しで本無くしてうろ覚えなんだけど
戦争中に、日本に来た記録が無いアメリカの戦闘機を目撃した話とか
古いガラスの灰皿割ったら、チベット?の姫に「峠の邪魔な大岩を砕いてくれてありがとう」
と御礼を言われた幻を見て、あとで地図で確かめたら姫の名前の付いた峠が有った話とか
が氏自身の体験談ふうに書かれてた、タイトル思い出せないのがチト悔しい。
ドーリットル空襲でよりにもよってブリュースター・バッカニアを目撃した話ならあちこちで書いてるな。
実際、空飛ぶ円盤じゃない、存在するはずがない飛行機ってのは結構飛んでるし。俺も見たことがある。
>>765 それをどう捉えるかはその人次第だが。
あるものを見た場合、記憶をさらってそれが過去に認識したことがあるかどうかを脳が判断する。
そのとき別の記憶を当てはめてしまう可能性はある。
要は認識上の誤解だな。
ただし、それはそのひと当人にとっては紛れもない真実だし、虚言というわけではない。
認識とは困難な話題だ。
検証するとしたら、複数人数による同時目撃しかないだろね。
一定の高さを飛んでいる以上、他の者も目撃できる可能性はあるわけだし。
例えばUFOが人物Aの真西の空、約100メートルの高さに見えたとする。仰角は45度。
となると、人物Aの真西約200メートルの位置にいる人物Bの目には、
UFOは真東の空約100メートルに位置するように見えるはず。
これが見えたならUFOの存在確度は上昇するでしょ。でもこれが検証された例はない(はず
>>766 まあね。
ただ空飛ぶ円盤なら、誰が見ても空飛ぶ円盤だって事になるだろうが、ある筈のない飛行機を複数人が見ても、
その機種が飛んでいること自体がおかしいって事が、飛行機マニアでないと判らんのでね(苦笑)
円盤より検証が難しいだろうな。
あとはカメラの常時携行か…
>>764 ハヤカワ文庫「消えた神の顔」収録の
『私のUFO』
『二十年前、新宿で』
ですね。
770 :
764:2006/03/29(水) 03:47:31
中古本屋で『幻影のバラード/上/下』ゲット
光瀬作品もだいぶ集まって来た
ほとんどが未読だが今まて読んだなかで一番面白かったのは『たそがれに還る』
『たそがれに還る』を読んで光瀬の質の高さを認識し集め始めた
772 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/10(月) 22:33:19
幻影のバラードは初めてリアルタイムで読んだ光瀬作品。
懐かしい...
タイムパトロールはくせの有る作品が多いけど
万人向け、文句無く面白い作品だと思います。
773 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/26(金) 18:42:48
宇宙年代記全部読んだ奴っているの?
正直だるいんだけど
いま「アンドロメダ・ストーリーズ」読んでます。
意外におもしろいです。発表当時の熱気が伝わってきますね。
775 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/26(金) 20:39:10
>>752 あの頃のSF作家は、光瀬龍に限らずけっこうエロい作品を書いているからな。
レイプとか拷問が多いのは趣味かもしれんが。
軽くロリ入ってるし・・・
778 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/31(水) 23:56:16
確か勤務してた高校の生徒と結婚したんじゃなかったっけ? ロリも入るわな、と。
押井守が言ってたが、光瀬龍の小説には必ず物凄くイイ女が出てくるんでこれは一体、と思ってたら、
お宅訪問して疑問氷解、奥さんそのままだった、とか。
「SFマガジン版・派遣軍還る」で、仏インドシナ派遣軍の帰還をいつか書きたいとか言ってたけど、
押井のパトレイバー2は、その遺志を引き継いだ節があるな。
ああ、「派遣軍還る 《インドシナ半島版》」は、ぜひ読んでみたかった未完の企画だねぇ。
780 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/03(土) 21:22:04
>>772 ハルキ文庫版で年代順に読んでいくと、どうしようもない衰退がひしひしと感じられて面白いのに。
個々のエピソードでの人類の奮闘振りと相俟ってさ。
アンカー間違ってないか?
教えて下さいえろい人。
かもめちゃんのエッチな活躍が読めるのはどの作品ですか。
昔、図書館で読んだ話にはそんなシーンはなかったのですが
このスレで知りました。
>>782 たぶん「征東都督府」だと思う。
どうエッチかは読んでからのお楽しみ。
無の障壁
タイトルも内容も好き。
「宇宙飛行士たち」がいいな。
ジャンク屋の狂言回しが素晴らしい。
「かれらアトランティス」よりも
エロいよねえ。
エロければいいのか!
>>787 「かれらアトランティスより」ですね。
よろしければ、どんなシーンか教えて下さい。
790 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/04(火) 21:07:41
ひょっとして女は犯してなんぼみたいな世界観なのか?
791 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/05(水) 09:35:13
かもめは「所は何処、水師営」でも先っぽ入れられてる。
↑それを言ったら、[星と砂]の老シプチなんかは
部落中のみんなから〇〇〇を入れらret
昨日の話。
職場の先輩に、「明日七夕だね」と言われ「あ、そうですね」と答えたが、その瞬間何かものすごい違和感が。
どうやら7月7日が光瀬龍の命日とゆーのが脳内のデフォルトになっていて、その後ワンテンポ遅れて「七夕」というデータを読み出した模様;
>793
早いものでまた7月7日がやってきましたね。
光瀬先生改めてどうか安らかに。
七回忌くらいかな?
夢をのみ・・・
今夜はなにか短編でも読んで追悼することにしよう・・・
通勤電車で[たそがれに還える]再読中
やっぱり何度読んでもイイ!(((゚Д゚)))
そう、名作は風化しない。
書名間違えてました。
正しくは[たそがれに還る]でした。失礼いたしました
.・゚(>_<)゚・.
ところで再読中の『昭和49年・三刷』(先日古本屋でゲト)と、高校生の頃読んだ版(実家に置きっぱなしで何刷か不明)では、文章が微妙に違う気がしますね。
光瀬先生は重版の時に、作品に手を加えられたのかなぁ?
>>801 『たそがれに還る』 版ごとの異同
(1) 日本SFシリーズ版 1964/11
(2) ハヤカワ文庫版 1973/03
(3) 角川文庫版 1980/06
(1) p.071:「まて。君一人で行くよりも、いったん宇宙船へもどって惑星間経営機構へもどって状況を告げて
(2) p.073:「まて。君一人で行くよりも、いったん宇宙船へもどって惑星間経営機構へ状況を告げて
(1) p.142: 今、当面の問題を処理するにあたっては、あなたの提案を受け入れるに若くはないだろう」
(2) p.144: 今、当面の問題を処理するにあたっては、あなたの提案を受け入れるにしくはないだろう」
(1) p.256: 磁気嵐にように奔流のよって乱れ流れる画面が、ほんのわずかの間定着するたびに、
(2) p.258: 磁気嵐の奔流によって乱れ流れる画面が、ほんのわずかの間定着するたびに、
(1) p.266: 一つはあの全面局地戦争なる不可解な言葉で呼ばれたところの第三次大戦
(2) p.268: 一つはあの全面局地戦争なる不可解な言葉で呼ばれたところのいわゆる第三次大戦
(2) p.209: 三年の歳月を要した綿密な調査も一千年の時の流れには抗し得べくもなかった。
(3) p.225: 三年の歳月を要した綿密な調査も百年の時の流れには抗し得べくもなかった。
(2) p.241: 薄い大気に浮かぶ砂塵の粒子の大きさが、落日の投げる光を撰別するのだった。
(3) p.260: 薄い大気に浮かぶ砂塵の粒子の大きさが、落日の投げる光を選別するのだった。
(2) p.242: 人類の間にふへん的な人気は湧かなかった。
(3) p.261: 人類の間に普遍的な人気は湧かなかった。
(2) p.269: また民間資本は利準の高さに於いて国家資本をしのいだといえよう。
(3) p.290: また民間資本は利潤の高さに於いて国家資本をしのいだといえよう。
(2) p.295: 「船団KD八が銀杏座(GINKGO)βの方向より接近中。
(3) p.318: 「船団KD八が銀杏座(GINKYO)βの方向より接近中。
(2) p.332: そのほとんどが、作業を終わって、太陽系へ帰航してゆくグループからの連絡で決められていた。
(3) p.358: そのほとんどが、作業を終わって、太陽系へ帰航してゆくグループからの連絡で占められていた。
(2) p.338: それはたとえようもない広大なほう物線を描いて回りはじめた。
(3) p.365: それはたとえようもない広大な抛物線を描いて回りはじめた。
ざっどしらべてみましたが、こんな感じでした。もとより網羅的なチェックではありません。
電子化されたテキストをつくると機械的にチェックできますのでどなたかやってみてくれませんか。
804 :
801:2006/07/14(金) 12:28:16
>>801 >>802さん
!!\(◎o◎)/!わ〜ぉ!!詳細なレポートですね!!
さっそく文庫片手に拝見いたしました。ありがとうございます
誤植かな?と思われる物から、文章のニュアンスが変わる物まで!
こんなに変更箇所が有るとは驚きです。
今度実家へ帰ったら、私もチェックしてみたいと思います。
重ましてレスに感謝いたします。ありがとうございました!
こうせ りゅう
みつせ りゅう
どう読むのか…未だにわからん。
無の障壁とたそがれに還ると年代記シリーズが好きだ。
虚無的な空間の中で虚無的な機械と人間の中の小さな少し暖かいハートのある話。
どこまでも冷たい環境のなかで、それでも温かい部分が残っているんだってな話。
たまに、理不尽な、ちさいさい奴には、なんとも出来ない宇宙の無情さの話。
ありがとう
ひかりせりゅう だろうが。
幕下に「光 龍」という相撲取りがいる
もしや闇龍という兄弟がいないか?
>>805 人、うたた情ありて
たそがれに還る
───R・M───
夢をのみ
百億の昼と千億の夜に
───R・M───
Ryu・Mitsuseのイニシャルじゃまいか?
センセのお命日から間もない。
文末の「ありがとう」にちょっともらい泣き…orz
ミスアンカーしてましたm(__;)mごめんなさい。
これも801を踏んだ呪いかと。orz
古本屋さんで光瀬作品探しが楽しい。
寛永無明剣(早川文庫SF132)ゲトしました。
今更の初読です。
(^O^;ゞちゃっちゃと読んで来ます。
巨大なガントリークレーンが…
って言う名称がよくでてきた。そのころはどんな物か解らなかった。
後にコンテナ埠頭や造船所にある、あのでかい奴のことだとわかった。
たしかにコンテナ埠頭に行ってみると周りの物がすべてビッグサイズで人間の矮小さが身にしみる。
きっと、あの人もこんな所にやって来て作家としての想像力を充填したんじゃないかな。
昭和三年生まれの光瀬氏の見たものは戦後復興の風景。
その中に見るガントリークレーン。
バブルもはじけ果てた現代の私達より、
何倍も力強く見えた事でしょうね。
たぶん、安吾とは違うかもしれないけど日本の再生を確信したのかもしれないね。
再生し安定した社会。
その先に有るべき『宇宙時代』。
繁栄の傍らで、命を賭して任務にあたるスペースマン達。
良い意味で『昭和のSF』かと。
現代の日本人が失ってしまったものが、
光瀬氏の作品には有るのでしょうね。
たった十人募集するのに、なんと千五百人も応募したのだ。
若者よ。なぜかと聞くのか?
夢や冒険と引きかえに生命を棄ててもいいと思っている人間が、
そのころはごまんといたものだよ。
でも、このときすでに、これは「過去」の描写なんだよな…
そのうち皆、睡眠ポッドに入って安らかな夢を見ることになるのだよ。
う( ̄口 ̄;)
『百億‥』のZEN-ZENか。
小川一水の短編集「老ヴォールの惑星」に収められた「幸せになる箱庭」。
これは…、ZEN-ZEN恐るべし!
何も知らず、まどろみながらの滅び。
(((゜Д゜;))) コワ!
六波羅蜜たすくエロいよ・・・・
先生〜(>Д<)
あれは奥さん相手に練習しながら書いたから・・・
リア厨の時、先生の作品で『女の腰の
下に枕を・・・』という描写の意味が解
らなかった。
ん年後、実際に[そのような]状況を
体験した時、枕は悲惨な事に。
お泊まりだったから、タオル巻いて私
が使うハメになりまつた・・・orz
その時ちょっと先生を恨んだ思い出が。w
あるいは、生殖行為による遺伝子の保存という動物の最も大切な使命すら過去に埋めてしまい。
残った生命の伝えられることの無い軌跡をテーマにした作品も多いと思う。
いつもバックにある無情感はこんなところにもあるのでは?
阿修羅像が好きだったとか。弥勒菩薩とか仏教的世界観も背景にあるような。
また酔ってちまった。すみません。
>>823 ニュー明石氏も光瀬作品大好きやねんなぁ
カキコん時酔うてたのは『酒』?かもしらんが、十分に作品にも酔うてはる。
ここに来るヤシは大なり小なり似たもん同志。ナカーマやなぁ。
先生は亡くなられたが、作品の普遍性や魅力に惹かれ集う人共よ。
大好きな光瀬作品を語れ。聞こうではないか。(と、ビール飲んで書きますた)
手に入らん本が多すぎで悲しいよ・・・
>>824 日本のSF(サイエンス、フィクション?ファンタジー?)作家や漫画家が最も影響を受けたブラッドベリイ。
を踏襲したのかも知れないですが、遥かに凌駕してしまった人。
暗黒の宇宙や絶対零度の世界を最もリアルに活字で表現してみせた人。
そのなかで使い捨てカイロぐらいの暖かさも忘れず織り込んでくれた人。
それは彼独特の文体と知識のなせるわざでしょうね。
彼の本を読んで、どれだけ自分の意識が宇宙を旅したか。
残念ながら新しい旅には連れて行ってもらえそうもないですね。
アハハ、また酔ってます、盆なんで。焼酎ですよ。ありがとうございました。
827 :
824:2006/08/17(木) 22:18:07
>>826 今宵も酒を飲みながら、光瀬作品に想いを馳せましょう。
>>825 大阪の古本屋さんをマメに回ってたら、チョコチョコ見かけます。足で探せば見つけた喜びもひとしおです。
でもハルキ文庫版は品薄だけど。
では皆様!乾杯&お休み〜
乾杯!
暴言失礼しました。 恥ずかしいや。ごめんなさいね。
光瀬作品や、その他のSFが語れるバーや呑み屋が有れば
楽しいだろうな。
そんな場所が有れば、是非一杯やりましょう。
『百億の・・・』スレが、架空のオフ会会場探しで、レス
が伸びてるし。
このスレなら、さしずめエレクトラバーグ辺りか。w
秋葉原に「東キャナル」って喫茶店があったんだが、今調べたら店やめてるらしい。残念。
えっ!東キャナル滅亡と?
まあ逆に言えば、そんな場所こそ光瀬スレのオフ会には相応しいが。
・・・メイドカフェなんかになっていたら・・・(滅
それがメイドカフェになったらしい…即刻潰れたみたいだが。
冥土カフェ滅亡か・・・
メイド喫茶「西キャナル」として復興されないかな。
喪われたカフェの記録
そのメイドカフェは、全ての客に帰り際のお土産として、
高級電気カミソリを配るなどの、意味不明のサービスを続け
たあげく、閉店に追い込まれたという。
・・・などとは、アム・コダイもユイ・アフテングリも記録に残してはいないw
>>837 それは意味不明だろうw
メイドの名は西の夜と(ry
>>838 「お帰りなさいませ!シュラ様ぁ」と涙目で迎えるメイド達かw
いかん!大好きな話を茶化してしもた・・・ゴメソ
>>839 表題にある『あしかり』ってなんだろう? 引用符が付いているから書名?
>>840私も詳しくは知らないです
ただなんとなく、雑誌掲載時のタイトルなんだろうな〜と思ってましたよ。
>>842 ああ、能の演目だったのか!
長年の疑問が氷解しました。
どうもありがとう。
>>842 うわあ、そうだったのかー!教えてくれてありがとう!
自分も長年、初出の掲載誌かなんかかと思ってた。
わざわざ入れてるってことは、同人誌かなんかなのかなと。
842のページ読んだけど、元ネタの「あしかり」は
ちゃんと元サヤでハッピーエンドなのに「流砂2210年」は切ないねえ。
しかし…そのう…なんだな…
こういうのはどうよ…とは思いつつ…
>「お帰りなさいませ!シュラ様ぁ」と涙目で迎えるメイド達
…萌えるなコレは…
846 :
842:2006/08/26(土) 22:39:05
>>843,844
いえいえ、こちらこそ840さんの疑問に触発されて調べてみた結果なので、
長年の疑問が氷解したのはまったくご同様です。
こうなると「芦刈」を一度観に行ってみたい気も……
喫茶『東キャナル』は地下鉄末広町のそばにありましたよね
見た瞬間、光瀬龍ファン以外ありえねえと思いマスタ
センチメンタルすぎるかもしれないけど『東キャナル文書』の
「火星人の道」の1が好きです
ガンダムファンがやってるとしか思えない中野の喫茶「サイド7」はまだありますたな
もしもリストラされたら、『喫茶エレクトラバーグ』を開店しましょう。
ウェイトレスはチタニックファイバーのコンビネーションスーツ着用です。
・・・これは萎えますかな?w
『メイドカフェ・スーラ』
従業員はみんな、客の臓器やら目玉やらを狙ってます。
『メイドカフェ アレキサンドリア七』
オニーサン、マサージ イカガデスカ?イカガデスカ?イカガデスカ・・・
851 :
842:2006/09/05(火) 22:52:20
『メイドカフェ カビリア』
8万年?ごとに繰り返す閉鎖時空間
「人の心が見えるなんて、孤独なものよ……」
「私はここでは神なのよ。おかしいですか……」
>>849>>850>>851 ワロタ!
かくして[メイドカフェ]と[光瀬作品]は出会ってしまったのだな。w
全部行ってみたくてたまらない。帰っては来られなさそうだがw
壮士ひとたび去ってまた還らず
いま「アトランティスは、いま」を読んだ
面白いねですねぇ
「敦煌」とちょっと似てるよね。歴史意識とかさ・・・
「第五工区長アヲ!これはひどい怠慢だぞ!もうひと月近くもレスが無いではないか!」w
と「喪われた都市の・・・!」を再読しながらカキコ
先日、ハルキ文庫版(上)のみ(悲を、ブコフでゲトしたよ。
二十年前に読んだきり、もう内容忘れまくりです。新鮮。
ハルキ文庫版は、森流一郎のカバー絵がすばらしい出来栄えだねぇ。
あの絵柄に引かれて思わず買いなおしてしまったよ。
それまでは単行本の表紙の金森達の絵が俺的にはベストだったのだが、
森流一郎のは、文章では表現しがたい独特のイメージを喚起している点で
衝撃的だった。後生恐るべし・・・
『二十年前、新宿で』を読むと『嬰絡』という言葉が出てきました
これは何と読み何物なのでしう?
ネットで検索しても出てきませんでした
>>858 「瓔珞」じゃないか?
↑これだと「ようらく」
意味は「インド風首飾り」。菩薩像とかが首から下げてる装身具のこと。
「嬰」だと「よう」とは読まないみたいだけど(えい)、
「嬰」にも「うなじ」って意味はあるみたいだな。
たしか「リーリリ」に「瓔珞」に「くびかざり」とルビを振ってある箇所があって
なんかすごくその表現が好きだ。
>>859 なんでもいいが、おまい、いいやつだなぁ。
>>859 858です ありがとうございます
『二十年前、新宿で』はハヤカワ文庫の短編集『消えた神の顔』に収録されていて
そこには『嬰絡』と出ていました
これで解決しまた
「くびかざり」と読むのが分かりやすいですね
「ようらく」と読むんだよ。
たまたま古本屋に行ったら、百億のめっちゃ綺麗な状態のを手に入れた。
高校の時に学校で読んだっきりでもう読めないと思っていたから即行で買った。
中3の息子が読んでみるらしい。
お父さんありがとう
>>865 良いお母さんだ。
25年くらい前に出遭ってみたかった。
笙子さん?
いや、そんな美形とは限らないw
いや美形よりもエロイかどうかがry
>>870 おお! こうしてまとめてみるとあまりにも懐かしい・・・
どうもありがとう。
それにしても「小鳥が好きになる本」って
「全国学校図書館協議会選定図書」だったのね。
ぜんぜん知らなかった。
一部アップしていない表紙画像があるのが気になるなw
「晴の海1979年」は遠く去り、来年は「墓碑銘2007年」。
「オホーツク2017年」まであと11年。あのドライアイスを吸引する作業は辛そうだったな…
なんかもう手に入らん本多すぎで悲しいよ
>>872 ボレロ1991のこともたまには思い出してあげてください
来年は[墓標銘]ですよね〜
しかし、未だ人類は、月以外にその足跡を延ばしてはいないのだった。
うう、諸行無常・・。
>>876 アポロ11が1969年だったよね。
あれから40年近く経っても月以外へ行っていないとは、誰も思わなかったんだろうな。
自分だって子供のころは、死ぬまでに火星は無理かも知れないが、月は確実に行けると思ってたもの。
現実には人生の折り返し地点を過ぎても、宇宙ステーションすら行けてない。
一生、地球から一歩も出ずに終わるのか...orz
878 :
876:2006/11/14(火) 00:27:04
>>877 悲しいこと言うない(W
そういや私も人生折り返し地点過ぎたくらいだけど、
希望は捨ててないぞ。諸行無常であってもさ。
軌道エレベータとかスカイフックとかが出来たら、
系内惑星なんかすぐ手が届くよ。・・・多分。
軌道エレベータでは冥王星にはけないと思う。
それに、もう惑星じゃないんだぜw
×けない
○行けない
ごめんよ。
ちょ、マジレス
軌道エレベータできる
低コストで軌道上まで資材を輸送
軌道プラットホームで他惑星王往還ロケット組み立て
ちょいと吹かせばホフマン軌道に遷移ウマー
事故やテロられて壊滅的被害マズーはアーアー聞こえないんだぜ
882 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/16(木) 23:24:18
地球の引力から抜け出すエネルギー、地球が大気を引き留めるエネルギーは莫大なので
ルナシティーもビーナスクリークも当分実現しそうにない
が補助電子頭脳と代謝調節機構は今世紀中に実現しそうな気がする
あと放電葉
宇宙の暗黒エネルギー、90億年前から
宇宙の膨張を加速するエネルギーが、これまで考えられていたよりも早く、少なくとも90億年前には
存在していたことが、ハッブル宇宙望遠鏡による観測で分かった。
米航空宇宙局(NASA)が16日、発表した。
宇宙は137億年前に誕生して以来、膨張し続けているが、そのためには、物質同士が重力で収縮しようとする力に
対抗して、膨張を引き起こす未知の力「ダークエネルギー」が必要だと考えられている。これまでの観測で、
ダークエネルギーと重力のバランスは変化し続けており、約50億年前にはダークエネルギーの力が勝って
膨張が加速していることが分かっていた。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061117-00000004-yom-soci 何となく光瀬的に感じたのだコピペした
軌道エレベーターが実用化されているとしたら、先端部分の持つ角運動量エネルギーはたいしたものだと思うが。
(結果的に)遠心加速で第一宇宙速度を得られないだろうか。
石原藤夫が「軌道エレベータ」でそんなこと書いてた気がするが、よく覚えてない
いや、というかそもそも軌道エレベータの原理は、静止衛星から
下にケーブルを降ろしたものだからして。(上にはカウンターウェイトを延ばす)
必然的に軌道プラットホームは、おおむねその高度の第一宇宙速度で軌道周回
している。
よって、第二宇宙速度との速度差は3km/sec程度となり、地球の外に
足を延ばすには、地表から発射するより、はるかにローコストとなる。
大きな問題のひとつは、壊れたときの被害な訳だが。
>>883 ttp://ja.wikipedia.org/wiki/ダークエネルギー ・・・うむなんかさっぱり解らんが、光瀬的な気はしないでもない(W
887 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/19(日) 13:51:25
標的になった長門の話なら、70年代の初め「丸」に書いてた
標的なった長門のカゲで、怯える[キョン]の話なら・・・・
・・・・ゴメソorz
ただの人間には興味ありません。
この中に、しったーた、おりおなえ、ナザレのイエスがいたら、
私のところに来なさい。
以上。
「アトランティスは、いま」だな。
893 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/02(土) 00:19:24
ハルヒとヨウレのキャラがかぶって仕方ない
あしゅらおうもすこし入ってるな
ぼけ?
ツッコミ(W
質問させてください。
猫柳ヨウレの冒険 《激闘編》徳間版ですが最終章の本文が
天地逆になってる部分があります。ページ数の部分などは正立
しております。これって「喪われた…」のような特殊な組み方と
いうことなのか、はたまた乱丁の一種なのかどちらなのでしょうか?
ま、読めばおK(w
そう言えばヨウレって最後のほうは話の展開がめちゃくちゃだよねw
900 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/09(土) 00:42:09
>>898 最終話は百億の昼千億の夜のリメイク版
他にも年代記でおなじみの、
「 船を救うため手術」
「ある植物のために辺境惑星が」
「古代異星文明の装置が」
「故郷に帰ろうとする群衆」
「パターン√βによる..」
とかいろいろ入ってるから光瀬SF集大成だと思う
「ヨウレの隠された過去」の話が欲しかった
右舷レスポンスOK
902 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/10(日) 19:39:42
福岡のキャナルシティって火星っぽいですか?
どちらかっちゃぁ[木星]
ヨコシマなデザインが・・・・・
つか、こりゃ[百億の・・・]の方の流れやなかと?
どちらも共通住民ばかりだろうけどね〜(w
904 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/15(金) 00:13:58
905 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/15(金) 12:02:09
昔あった「東キャナル市民の会」(光瀬龍公認ファンクラブ)って、まだあるのだろうか。
10年ほど前に入植(入会)したが引越数回と経済苦で市民権自然消滅した自分。
ときどきむしょうに懐かしく思い出します。
ところで「ASK(アスク?)」という登場人物が出てくる作品を
ご存知ないでしょうか。もう一度読みたいと探しています。
>>905 市民の会は知らないけど
「ア・ス・ク」が出てくる話は、「アンドロメダ・シティ」ですよ。
俺も心情的には東キャナル市民だが、
諸般の事情で現在は西キャナル市に居住している。
東キャナル間違えて古本屋に売っちまって以来早二年・・・・一度もお目にかからず・・・orz
古本屋を廻っても、中々光瀬作品に出会えないですね。
ハヤカワは絶版にせざるを得ない[お台所事情]のようだし、ハルキ文庫目録に記載されている作品も、いつまで入手可能なのやら。
このまま光瀬龍作品は忘れ去られて行くのかなぁ・・・・orz
910 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/18(月) 02:20:53
>>909 光瀬作品も、それ以外の、ちょっと昔にはメジャーだった小説の多くが入手不可。
出版社はなぜか今の出版流通システムにこだわってるから、
売れる物が無くなって業界自体が低迷してる。
パソコンでプリントして簡易製本して郵送すれば、1作品1部単位でも販売できるのに。
電子ブック形式でもいいから、なんとかならないのかなと思う。
>>909 いつの日か「光瀬龍全集」が編纂されるとオレは信じている。
>>910 たしかにSF文庫なんて真っ先に電子ブック化しそうな気がしたのだが…
やっぱり課金の問題かね?
うろ覚えなんですが、A.Cクラークも[紙媒体]は無くならないだろう・・・
みたいな事を作品に書いていましたね。
製紙や写植、印刷に製本・装丁。問屋に流通と、忘れちゃいけねぇ義理人情。
作家と読者の間には、無視出来ない様々な営みが有るっつ〜事ですね。
914 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/19(火) 00:02:39
>>913 その紙媒体が探しても探しても無いんだって。
売れ筋の最近作だけ置いて、作品を「消費」していった方が経営的には儲かるからかな。
現代日本のSFアニメマンガ小説作品の源流のような作家
(攻殻機動隊なんて、かなり光瀬世界は入ってる)
きっと潜在的な読者はいるし、新しい作品も生まれると思うんだけどな。
光瀬作品が映像化されるような事があれば、[話題性]が生まれ[復刊]が始まるだろうね。
俗な例えで申し訳ないが、キムタク主演で[たそがれに還る]映画化とか・・・
氏の作品に、再び光が当たるキッカケが欲しいものです。
>>915 >キムタク主演で[たそがれに還る]映画化とか・・・
やめて下さい
映像化を忌避する輩も多いので、このまま埋もれて消えていく方が幸せだと思われ。
そのうち青空文庫で読めるようになるよ。
もう7年か…
>916
>
>>915 >>キムタク主演で[たそがれに還る]映画化とか・・・
>やめて下さい
固定観念イクナイ!
>>920 じゃあ、ほかのキャスティングも考えてみてよ。
915です。
キムタクはモノの喩えで書いただけです。
兎に角、現在の社会で話題性が高まれば[光瀬作品紙媒体]の数も増えるのでは?と、考えての書き込みでした。
キムタク云々には深い意味はない。
人気俳優による映画化が、効果的かと考えたんだが。
>>922 それなら外圧を利用してハリウッドに映画化してもらう方がいい
ハリウッドもネタ切れおこしてるし
ハリウッドに光瀬節は表現できないだろう…
リメイク南極物語みたいになるぞ。見てないけど。
日本の原作サイド(って言うのか?)に
「犬全部生き残ってたってことにしていいですか」って
打診があったそうだよ。さすがにダメですと答えたそうだが。
南極で101匹わんちゃんやるつもりだったのか、ハリウッドは!
ハリウッド?
スターシップ・トゥルーパーズみたいになったらどうすんだ(w
いやまあそれはそれで見てみたいが、そうすっと、
原作ファン悶絶、一般観客フーンなだけな希ガス。
大体、映画化してもしなくても、原作読まない奴は一生読まないと
思うんだよね・・・。
あれだけ話題になってたって、[ダビンチコード]の原作本に手を出さなかったヤツは多いだろうしなぁ。
でも何かしら、光瀬作品の版権元が、こぞって[光瀬龍フェア]を組みたくなるような事態にならないものかな・・・
それこそ喜ぶのは我々だけだろうが・・・orz
むしろ多数あるSFジュブナイル作品から映画化される方がありがちかもしれない。
まあモチツケ
兄さんや
そういえば来年の正月もたくさんの老人がもちを喉に詰めて絶命するんだろうなあ。
よいお年でありますように。
>>932 その絶命していくお年寄り達の青春時代にも、色々なドラマが在ったのだろうと思う。
それは、どこに記録される事もなく、時が経てば跡形も無くなる。
そのような、ささやかな物語を紡ぎ続けたのが光瀬作品か・・・・などと一瞬想いをはせたりするこの年の瀬。
善いお年を。
>>934 行ってみました。
生頼さんを彷彿とさせる色使いですね〜。なんか懐かしい
今年の初光瀬は何を紐解こうか、もっか物色中。
「地球へ…」がテレビ版でリメイクされるらしいね
ソース出せ。
940 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/21(日) 18:43:19
百億千億に圧倒されて光瀬小説を読み耽ったが、ついにそれ以上の作品には出会えなかった。
最高傑作を最初に読んでしまうのも不幸だよ。
目のない奴は不幸w
個人にとっての『最高傑作』は、それぞれではないか。
揶揄も肯定も必要あるまい。
なぁスウェイよ。
943 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/31(水) 12:19:30
『たそがれに還る』の評価が高いようだけど、光瀬作品は主な物しか
読んでない自分的には、『百億・・』の次は『派遣軍還る(両版とも)』
が好み。色々読んでいる人からみた『派遣軍・・』の評価はどう?。
この早さなら言える
漏れは中坊の頃『復讐の道標』のエロシーンで抜きマスタ
俺は征東都督府のレイプシーンが良かった。
>>911 一応、ハルキ文庫のは光瀬龍全集と銘打たれてた筈。
春樹が復権して全集と書いたからには・・・と企画を復活してくれればねェ。
>>943 宇宙塵版→SFM版と呼んだから、リーミンの出番が薄くなってて残念だったよ。
案外、映像化が簡単な作品かも。アニメとかで。
>>945 あわててハルキ文庫を引っ張り出してみたけど、「光瀬龍全集」なんてどこにも書いてませんよ?
「宇宙年代記全集」と勘違いしてるのかな
(´・ω・`) ウソでもいいから「光瀬龍全集」と書いて欲しい・・・・
>>945 押井守のパトレイバー2が事実上のアニメ版派遣軍還るだと思う。
インドシナに派遣されて理不尽に全滅させられた自衛隊の指揮官が、幻の部隊を率いて還ってくる。
そんな復讐譚めいた話じゃないし。
どちらの『派遣軍還る』も戦場に行って、そして帰って来れない時の
悲しみみたいなもんが強く打ち出されてるよね。
ところで光瀬作品が何らかのメディア媒体で放送されたとしたら
技術面の描写は最新科学技術に準じるんだろうか?
光瀬作品のスパコンといえばパンチカードとかテープとかで記録してるように思うけど。
全集出せ・・・ああ・・・
私も買う。
遺稿集出してくれ。⊂⌒~⊃。Д。)⊃
需要はあると思うよ、出版社さん! ↑ひっくり返ってるのかわいい。
そんなAA普通に見るぞ
もっと他のスレも覗け
そだね、おすすめがあったら教えてね。
私、小学生から20年以上の光瀬ファンだけど
いわゆる2ちゃんねらではないので知らないこと多い。
『失われた都市の記録』が最高だといまでも思ってるんだけど、このスレでは評価低い?
×『失われた都市の記録』
○『喪われた都市の記録』
>>957 冒頭が好きだな。
特にヴィーナス・クリークの疲弊感が。
>>957 個人的には高評価。
「バビロン」のエピソードがとくにお気に入り。
>>960 うう…仲間だ。
あのバビロンの描写に触発されて大学は史学科を選び、そこで今の女房と出会ったわけだから、
自分にとっては「人生で最も重要な一冊」かもしれん。
962 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/05(月) 02:00:40
折れ自身はジュヴナイルものが結構好きなのだが、そっちあまり評価高く
ないのかな…
大艦隊同士が激しくぶつかり合うのってこの人の書いたやつかな?
それまで非効率だとして使われなかった核弾頭を用いた地球艦隊が大活躍する
やつ。 あと、不感症の異星人のおねえさんを主人公が必死にいかせようと
して、それに成功するネタもあった。
>>961 そうか!Σ(゚Д゚
「失われた都市の記録」に感動して史学科に行けば未来の花嫁に出会えるのだな。
じゃあ、「ロン先生の虫眼鏡」に感動して動物学科に逝ったら何と逢えるのだろう?
×『失われた都市の記録』
○『喪われた都市の記録』
うぜえ
>>963 眉村卓じゃない?
「燃える傾斜」か「かれらの中の海」のような。
>>963 >核弾頭を用いた地球艦隊が大活躍する
宇宙からのメッセージか
969 :
963:2007/02/06(火) 07:56:40
脱エネルギー弾が主兵装の銀河文明で、あえて核弾頭を主力にする地球軍が
発想の転換で…と言うような流れだったと思う。眉村さんかもしれないなあ
その場合はすんません。タイトル名を忘れたのが致命的だし。
あばよ!明日の由紀って男女とりかえっこ物だっけ。
小学生のときに読んで、何かドキドキしたような記憶があるんだけど
昔すぎて思い出せない。
破壊の権化のような無敵の傘を持ったASk一族が出てくる
エロゲーがあった・・・
さて、レスは付くか?
先日、光瀬熱が燃えに燃えてガンガン読みまくった。
で、ふと閃いた。
「錆び(字が出ない)た銀河」って一連の
宇宙年代記の行き着く果てになるのか?
パンチカードの始まりが「辺境5300(?)」で
錆びた銀河はパンチカード化して2500年後の世界。
本当の地球文明の終焉だなぁ。
しみじみ。
やもしれぬ・・・
「銹た銀河」以降は長編宇宙SFを書いていないしね。
「あとがき」を読むと、
その理由もおぼろげながらわかるような気がする。
「SFマガジン」連載が1980年3月から翌年4月にかけてだから、
連載終了から単行本化まで丸6年半もかかっている勘定になる。
「派遣軍還る」もそうだけれど、この作品の完成以後は、
もうそこまで執着したいテーマがなかったんじゃないのかな。
じっさい、このあとの長編作品群の主題は、
時代・歴史小説ジャンルにほぼ収束していくわけだし。
なるほど。
いやぁ「銹た銀河」のラスト
地球は砂の荒野と化し、肉体を持つ人間は僅か2人。
その2人も宇宙船で飛び立とうとする。
何とも云えない寂寥感があるんだな。
確かに新たに描きたいテーマも
なかったのかもしれないね。
>>974 同感。そのラストシーンは余韻があってファンにはたまらんものがあるね。
唐突だが、最近某製薬会社のCMで、工場の様子を映してるのがあって
我が社自慢のシステム、ということで「アイソレーション・システム」と紹介してるんだが
見るたびになんか不吉なイメージのある語感だなあ、と思ってたんだが
あれだ、「シティ0年」の「アイソレート・エリア」だ。
その製薬会社はなんも悪くないが、怖い。
>>976このスレも前スレとなるのか?
それこそ[アイソレートエリア]を作りながら、外へ外へと逃げる市民のように(W
そろそろ次スレの話が出ても良さそうなものだが・・・
七月七日までには移民が始まるかな?
978 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/23(金) 08:22:43
もっか訳あって嫁さんと別居しているおいらは
なにげに「流砂2210年」を読んで不覚にも泣いてしまった。
ただの暇つぶしのつもりだったのに思わぬ落とし穴が…… orz
980 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/31(土) 22:19:41
そんな訳で「墓碑銘2007」を読んでみた。
周囲にSFファンなどいないので、一人で盛り上がる。
その路線で盛り上るならやっぱ、『東キャナル文書』の中の
「火星人の道(マーシャンロード)1」でしょう
火星人が主人公の首にメダルをかける幻想的なラストは何度読んでも泣ける…