1 :
上智kanagawa0104-108236.zero.ad.jp :
2001/07/16(月) 00:05 ブラッドベリのスレッドがないようなので立ててみます。 「火星年代記」をはじめ、多くのSFを書いた人ですが、 自分は「十月はたそがれの国」、「なにかが道をやってくる」 などの幻想憚のほうが好きだったり。 なんでも語りましょう。
2 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/16(月) 00:35
刺青の男(書名じゃなくて、刺青を入れてる男本人)は、何故か星新一を連想させた。
3 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/16(月) 13:24
やっぱり火星年代記かな、自分は。
4 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/16(月) 13:30
やっぱり萩尾望都かな、自分は。
5 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/16(月) 13:32
ブラッドベリのスレは毎回立てては沈んでいくんだよねぇ。 個人的にはあの詩的な文章が好きなんだが。
6 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/16(月) 15:10
「何かが道をやってくる」の原書に挑戦して衝撃をうけたよ。 あれは英語じゃない。ブラッドベリ語だ!!
7 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/16(月) 16:26
>>5 何でだろう。科学理論とか付加して語り倒したりできないからか。
ファンタジィだよね。
8 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/16(月) 18:13
華氏451は、映画がよかった。
9 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/16(月) 18:23
「月は今でも明るいが」マンセー
10 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/16(月) 19:26
>>9 あのバイロンの詩が一層凄みがあって(・∀・)イイ!
あとやはりロケットの夏とか序章として充分。
ロケット・サマー。ロケットサマー。
11 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/16(月) 19:48
火星年代記に入ってない火星ものの短編。 「火の玉」や「火星の失われた都」など。 ペリグリン神父やサム・パークヒルも出てくるのに…。 なぜだろう。 少しちがうけど独特の雰囲気が好きなのは「この地には虎数匹おれり」
12 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/16(月) 20:04
>>10 ロケット・サマーは、たまーに見かけるフレーズだね。
確かに、あの序章はいいよなあ。
「ロケットの夏だった」って訳も、簡潔ながら秀逸だと思う。
13 :
( ´∀`)厨房代表@SF板( ゚Д゚,,) :2001/07/16(月) 21:00
| 「イカロス・モンゴルフィエ・ライト」(『スペースマン』(新潮文庫)所収) | とか「キリマンジャロ・マシーン」(同題短篇集(ハヤカワ文庫NV)) | のような幻実歴史短篇が好きだな。 \_______ ________________________ V ∧ ∧ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ミ,,゚Д゚彡<モンゴルフィエとロケット・サマー…… ヽ .ミ ミ | そっか、『エンジン・サマー』はブラッドベリへの……。 ミ,,,,,,,,ミ \_____________
14 :
たくお :2001/07/16(月) 21:58
季節感というか空気の匂いが伝わってくる、その独特の表現が好きだった。 地球以外の星や宇宙空間が舞台でも、そんな感触が常にあって面白い。 だから、読み終わると流れ星になって死にたくなる「万華鏡」。
15 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/16(月) 22:21
百万年ピクニック The Million-Year Picnic 何てすごい題名だろう。
16 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/16(月) 22:29
「歌おう、感電するほどの喜びを!」タイトル買いしたけど、さっぱり……
17 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/16(月) 23:23
>>15 なんか、遊戯王の「千年リング」とか「千年ロッド」を思い出した。
「千年アイ」って……。
18 :
上智kanagawa0103-108189.zero.ad.jp :2001/07/17(火) 01:21
>>6 すごそうですね。いつかは手にとってみたいもんです!
>>15 激しく同意。
「火星年代記」は、目次を見ただけですごい衝撃を受けた記憶が
あります。
19 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/17(火) 11:58
10月はたそがれの国 たんぽぽのお酒 ウは宇宙船のウ ブラッドべリの宇宙モノはいまいち共感しづらいんだよね。「宇宙に感じるノス タルジー」って文化が日本には無いから。むしろ、素直に宇宙のでてこない 短篇のほうが切り口は鋭いように思う。ハロウインねたや怪奇ネタの方が 独特の詩情がはまるんだよな。たそがれの国収録の短篇、「骨」「大鎌」「瓶」 「びっくり箱」どれもすごいよ。 後たんぽぽのお酒はやはり希代のすばらしい名作だなあと思う..どこいっちゃったのかな 家にあったのになくなっちゃった..
20 :
匿名 :2001/07/17(火) 12:17
「何かが道をやってくる」が一番好き、子供が出来たらまた味わいが変るんだろうな。
21 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/17(火) 13:29
>>19 宇宙に感じるノスタルジー
アメリカ人はヨーロッパ文化をうらやましく思うと同時に反発しているから、
未来にノスタルジーを感じるのかもしれませんね、逆に。
22 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/17(火) 20:19
つか宇宙に憧れたり、未知なるものを恐れたりする少年時代に 対するノスタルジーじゃないのかな?
23 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/17(火) 22:49
>>22 多分そう。
ブラッドベリがああいう作品を書いてた頃って、まだ人間が宇宙行ってないよね?
24 :
上智kanagawa0104-108216.zero.ad.jp :2001/07/17(火) 23:34
>>22 なるほど、確かにそうですね。
ブラッドベリの作品は、宇宙ものにしても、ノスタルジーといった
要素のほかに、単純にストーリーが面白いということもあるので、
評価が高いのかもしれませんね。
25 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/18(水) 10:46
人間回帰というか、技術や機械に縛られる社会への警鐘。 そういうテーマも面白い。
27 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/18(水) 12:36
ブラッドベリは中高時代にほどんど読んだですよ。
>>23 >>24 宇宙に出るのが当たり前になる時代の子供が読んだら
どう思うのでしょうねえ。
タイトルは失念しましたが、短編で不老不死の人間
要するに妖怪の類いなんですが、永きの眠りから醒めて
みれば、すべてが科学的に解決されている時代になって
しまっててね、闇も闇を怖がる子供もいなくなっていて
アイデンテティの危機に陥る話がありましたね。
あれも面白かった。ブラッドベリの筆だからこそ、なの
でしょうが。
私は今も昔も怖がりなので、ブラッドベリは変わらず
面白いです。(W
恐い物を見せるのではなく、恐く無いと思えば恐く無い
物を、自分でわざわざ恐く想像して勝手にゾクッとする、
そういう感覚の再現が絶妙。(分かりにくいかな)
28 :
19 :2001/07/18(水) 12:41
テニス靴と宇宙船に象徴される少年時代の記憶。 やっぱりテニス靴の方が入っていきやすいのは、生まれた時代と国 の違いだろうな。 「タイムマシン」の話とか泣けた。たんぽぽのお酒&ウは宇宙船のウ にはいってる短篇。
29 :
2 :2001/07/19(木) 00:30
>>26 そう、ちょっと凶器っぽいのに優しそうとか、変な事喋るとか(笑、背が大きいとか。
30 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/19(木) 02:11
12CHでやってた短編つまらなかった
31 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/19(木) 02:18
「骨」は怖いぞ。人体の中で骨が氾濫を起こすのだ。この人 SFもいいけど怪奇ものももっと書き続けてて欲しかったな〜
32 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/19(木) 02:24
美しく訳出され、萩尾望都が漫画にする時に語尾等を調整し、 野田秀樹が舞台の「半神」で大変綺麗に引用した「霧笛」の 爺さんの長い台詞は震えがくる程美しい。 「この海原越しに呼び掛けて、船に警告してやる声がいる。 その声をつくってやろう..」ってやつ。ああうつくしい。
33 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/21(土) 00:04
ここまで「音」にこだわる作風だと 翻訳されたとき原文の味が損なわれてないか 却って心配になってしまいますゴルァ。
34 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/21(土) 10:36
やはりブラッドベリを一流たらしめているのは あの詩的センス。粗筋だけ追うとハマプロ風ホラーが多い。
35 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/21(土) 13:28
>>34 三島や石原藤夫にはわかりっこない、という点では痛快ではありますな。
昔「カリキュラマシーン」というシュールな子供番組で宍戸錠が「金星は
今夜も大雨だ」などとつぶやいていた。
ずっと後で「長雨」のことだったのかなあと思ったりした。
36 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/24(火) 06:14
レイモンド・ダグラス・ブラッドベリ... アメちゃんの名前ってなんでこんなにカコーイイんだ〜!
37 :
AUTUMN PEOPLE :2001/07/24(火) 10:35
ぱっとしない現役の作家です。火星年代記で虜になり、十月はたそがれの国で魂を売り渡しました。原文もいいですが、このニ作の訳者が最高。小笠原豊樹と宇野利泰。このお二人を抜擢した編集者の英断は、日本SF史上に特記されるべきでしょう。書いているものは全く違いますが、僕が今の道を選んだのは、間違い無く、ブラッドベリと二人の訳者のおかげです。また、お邪魔します。
39 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/24(火) 14:44
宇野利泰訳は本当にいいよなあ..「びっくり箱」とか、かっこよくて もう。あの人は凄いよね。私はハヤカワポヶミスのあの人の訳した チェスタトンを探して何年になるか..
40 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/24(火) 20:33
実は特撮オタ
41 :
AUTUMN PEOPLE :2001/07/25(水) 01:44
中学の終わりか高校へ入ってすぐ、いまは懐かしい早川の銀背SFシリーズが大量に増刷されたのです。タイトルと背表紙の内容紹介を頼りに買い捲りました。"人間以上""タイム・パトロール"" 幼年期の終わり"" アトムの子ら"etcetc・・・ところが、地味そうなタイトルと内容紹介のせいで、ブラッドベリはみんなパス。今時火星植民の話し?刺青した男?SFとどんな関係があるの?当時の僕にとってSFとは、レイ・ガンや超能力や宇宙人が暴れ捲る新種の大活劇だったのです。ところが、どうも面白くない。まあ、僕の求めていたSFはアメリカではとうに過去の物だったのですが。
42 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/25(水) 02:02
国語の教科書に載っていた『霧笛』大好き。
43 :
すすれ! :2001/07/25(水) 05:50
「霧笛」...ハイランド、アイラ系ウィスキーによく合うんだこれが...
44 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/25(水) 23:51
45 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/26(木) 00:51
右派宇宙船のウ?
46 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/27(金) 02:33
こんな作家が好きな奴等の気が知れない。
47 :
46 :2001/07/27(金) 02:56
誤レス。 別板で今バトル中なんだが、多元で出していたここにレスしてしまった。 ブラッドベリファンの皆さんに陳謝。
いやいや。わざわざ謝ってもらってSF板の人は礼儀正しい。
49 :
AUTUMN PEOPLE :2001/07/27(金) 06:34
もう一冊名作があるのを忘れていました。早川の異色作家短編集<メランコリイの妙薬>です。ブラッドベリの命は翻訳ひとつにかかっていますが、この訳者・都築道夫氏も実力全開。感傷と叙情に加うるSFの詩人のもうひとつの魅力・憂愁を見事に描出しています。"穏やかな一日""誰も降りなかった町""子ねずみ夫婦""たそがれの浜辺"ーーー絶品でした。面白いことに、このうち超現実を扱っているのはラストの一作だけなのです。恐らく、憂愁というモチーフは、幻想小説で取り上げるには、あまりにもピタリ過ぎて作品自体をいかにもにしてしまう。だから、他は普通の小説です。
50 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/28(土) 05:27
メランコリイの妙薬...うちは田舎なので、一時入手困難でした。 最初に「10月」を読んだ自分には、あの世界への前奏曲のような、 なぜか「10月」とワンペアに思える一冊です。 というかなぜか、「10月」も「メランコリー」も、読んでいるとなぜか 無性に咽がかわいてソーダなど飲みたくなってくる。
51 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/28(土) 06:13
AUTUMN PEOPLEさん、「たんぽぽのお酒」はどうすか? 私は図書館でこれ読んでこのまま盗んで帰ろうかと思った くらい感動したですが。SFじゃないすけどね。
52 :
AUTUMUN PEOPLE :2001/07/29(日) 08:09
"たんぽぽのお酒"未読です。ごめんなさい。正直、僕のブラッドベリは前記の3冊と数編の短編で十分でした。もしも、SFというジャンルがアシモフ、クラーク、ハインラインの系譜のみだったとしたら、たとえシェクリイやブラウンやテン、ディックがいたとしても、日本では、これほど広く受け入れられたとは思えません。話すと長くなりそうですので、手みじかに申し上げますと、雪に閉ざされた冬の田舎町が、ロケットの噴射熱で雪が溶け、束の間の夏を味わう。これもSFだと日本の読者に教えたことなのです。僕はここからSFを学び始めました。実は、今でもSFがわかりません。
53 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/29(日) 09:51
宇宙を駆けめぐる英雄でもなく、辺境の一惑星で命を落とす小悪党でもない、 「善き人」であるウィルダー隊長のような人物に萌える。
54 :
AUTUMUN PEOPLE :2001/07/29(日) 19:34
ブラッドベリの影響を受けた日本のSF作家は、星氏、光瀬氏が筆頭かと思っていましたら、某氏によりますと、平井和正氏がトップだそうです。僕も"革命の夜"を読んで、そうかなと思っていたのですが、やっと納得がいきました。ただ、僕の経験からすると、彼の影響というのは、かなり強烈でして、当時、ブラッドベリ漬けになっていたファンの方達の多くがプロになり切れなかたのは、そのためなのだと思います。ただ、これも僕の立場から申し上げますと、プロとして、ある程度の個性を持っている作家なら、彼の影響から脱するのは、さして難事ではありません。
55 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/30(月) 00:19
プロとして改行入れろやゴルァ
56 :
AUTUMN PEOPLE :2001/07/30(月) 09:25
おかしな話しと思われるかもしれませんが、あまりに強烈な個性の作家だと、最初から、これは無理だ、いくら頑張っても、エピゴーネンにしかなれんわいと、案外さっぱり吹っ切れてしまえるものです。勿論、深いところで影響は残ります。それは、前回挙げた大先輩たちの作品を見れば明かなことですし、僕自身、キイボードを叩きながら、しょっちゅう感じていることです。あまりSF界では語られることも無くなったと言われるブラッドベリですが、オールタイム・ベストに"火星年代記"がはいる限りは、まだまだ健在。彼の作品を読むたびに、SFの深さを知る人は多いでしょう。
57 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/31(火) 09:28
なんだかな。
58 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/31(火) 17:30
>>53 隊長といえば451のビーティー隊長も
いいね。「悪魔は聖書を引用することが出来る」
って感じ。
SF板の法則 手放しにやんちゃなレス、小難しい注文がついたスレは あっさり放棄されやすい。
60 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/08/05(日) 11:49
太陽ドームでサンドイッチが喰いたい。
61 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/08/05(日) 12:30
好きです。
もっと若いころに読みたかったけど・・・。
一番は「われはロケット」とかかな。
>>54 そうですね。彼のSFって、心のどっかにあればいい、あってもいいSF。
のような感じです。
62 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/08/05(日) 14:12
あのー、ブラッドベリさんに詳しい方にご質問したいんですが。 たぶん1984年くらいにNHKで、火星年代記をテレビドラマ化した ものを日本語吹き替えで放送していた記憶があるんですが、 それっていったい何だったのか、今ビデオか何かで再見することが できるかどうか、なんてどなたかご存じありませんでしょうか?
63 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/08/05(日) 15:11
>>62 海外のTV映画を放映したものだったかな。
媒体は発売されているかもしれないが不明。
冒頭に「バイキングは生物を発見できなかったが、探査の地点がずれていれば…」
とフォローが入ってたりして面白かった。
あと、火星年代記に入ってない作品も含めて映像化されていたと思います。
(「火の玉」とか)。
サム・パークヒルがかなりド派手なおっさんだったのと、スペンダーが黒人という
設定に唸りましたね(原作では文脈的に白人と思われる。)。
64 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/08/07(火) 18:50
「よろこびの機械」収録の短編は、一読して意味の分からないのが多かった。 しかし読み返したときには、じわっと味が広がっていく気がした。
65 :
2 :2001/08/10(金) 23:52
>冒頭に「バイキングは生物を発見できなかったが、探査の地点がずれていれば…」 >とフォローが入ってたりして面白かった。 野暮だね。
66 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/08/17(金) 02:48
この人にはすごい感覚的な感想しか持ててないんですが、 彼のミステリの詞的・幻想的な世界が大好きです。 夢の世界に引き込まれる感じ。
67 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/08/22(水) 03:10
火星年代記、作品全体の雰囲気は好きなんだけど、話に無理が多いな〜。 第2の探検隊は未知の火星人に接触する際に無防備過ぎるのが不自然。 いきなり「地球からやってきました」と民間人の家に押しかけてどうするよ。 「第二のアッシャ−邸」は…独立した話としてはまあまあ面白いけど、 なんだか馬鹿らしくて作品の中で浮いているような気がするな。 幻想文学が全て否定されている世界なんて、たった50年後に設定するなよ…。 人間そのもののようなロボットも出して欲しくなかった。 あと、地球で核戦争が起こったとたんに、火星にいる人間がほとんど地球に帰ってしまうのも 理由が「故郷である地球を見捨てられないから」だけというのは弱すぎ。 雰囲気の良さと文章の上手さだけではごまかされないよ(笑)。
68 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/08/22(水) 07:52
>>67 あの短編群の中に書き下ろしがどのくらいあったかだね。
基本的には、既存の短編を組み合わせているような気もする。
「火星の失われた都」「火の玉」等、選に漏れた(あるいは理由があって外された)
作品も10作前後あるよう。
ブラッドベリの核戦争に対する認識は確かに甘いかもしれない。
ただし、「ガブリエルの笛」(正確な題名忘れ)みたいな完全壊滅後の話もあれば、
「シカゴ奈落へ」みたいな、限定核戦争後のような話も書いているので、火星年代記
での核戦争は限定的なもので、後に続く話がいくつかあったのではとも思える。
「火に包まれた」みたいな表現はありますけれども(笑)
少女の頃は、大好きだったけれど、 このあいだ、久しぶりの読んだら、 もうダメだった。 やっぱ、オバサンには、あの世界はキツイ。 一緒に読んだ、ブルース・スターリングの 「タクラマカン」は、とってもスリリングだったけれど。
70 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/09/25 22:17
火星年代記って60年代以前に書かれたものなんだよね。 この話を初めて読んだ時、小説の中に公民権以前のを黒人達の描写があったので、 けっこう違和感があった。 で、ずいぶん昔に書かれた本なんだって気がついた。 小説自体は今読んでも色あせないな。
71 :
とおりすがり :01/09/27 00:43
廃虚かここ...まあいいや。 私的には、ブラッドベリの宇宙SFはあまり興味がない。 詩情は評価するものの、全体にやっぱ古さを感じる。 あと、一般評価が高い、何かが道をやってくるも苦手。 後半の展開が殺す、逃げるの凡庸なサスペンスに堕して 前半のサーカスの幻想感を壊しているように思う。 サーカス系ならスタージョンの「夢見る宝石」のほうが好き。 ブラッドベリが、というより、一冊のまとまった読み物として 「10月はたそがれの国」がフェイバリッド。 秋の夜長にほんとうにぴったり合う。 茶菓子でも食べ、自分はぬくい部屋にいながら ああいう幻想と恐怖を堪能できるのが何か幸せ。 ほんとうに、秋という季節の為に書かれたような短編集だと思う。
72 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/06 02:16
>71 「10月はたそがれの国」はオチがはっきりしない(すっきりしない)話が多くて、 全体的にあまり好きではないな…。一番好きなのは「大鎌」なんだけどね。
73 :
N is for Nanashi :01/10/06 12:17
あの、いやーな気分で終わるのが、こころよいのじゃ?
74 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/07 11:23
雰囲気系の作家に起承転結もとめてもねえ。 秋の夜長に読む必然はどこにあるのか! とか議論する訳?
76 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/08 22:34
火星年代記で火星人がほぼ全滅したと知った時、 火星人達にあまり同情できなかったのは私だけか? その前に3回も地球人が彼らに殺されていたからむかついてたんだよね。
77 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/08 22:48
つか、自滅にしかみえねーし。 防疫しろや。
78 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/09 02:50
人んちにどかどか勝手に入っていったんだから自業自得だよね、地球人。
79 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/09 03:00
この前、ひさしぶりに早川の『火星年代記』を読んだんだけど… この翻訳ってひどくないですか? 有名の「ロケットの夏」のプロローグのところって、なんかいかにも直訳で ギクシャクして、おおよそ美しい文体とも縁遠いと思うんだけど…どうなんでしょ? 伝えようとしているイメージの美しさはわかるんだけど… もしかして原文自体からあんな感じなのかなあ?
80 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/09 09:29
>78 それが悪いことなら、地球人同士が他の国に初めて入った時には必ず殺されなきゃいけない。
81 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/09 19:45
>79 え、簡潔で美しい翻訳だと思ったけどなあ。 もうちょっと具体的にどこが悪いのか指摘してもらえると嬉しいのだが……。
82 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/09 23:38
>>80 招待もしていない正体不明な異邦人たちが自国に目的もわからず勝手に入ってきたら、
自分たちを守るためにやっぱり殺すんじゃないかな。 昔なら。
野蛮とか言う前にそれをしなかった民族ならきっと侵略者に滅ぼされてるよ。
火星人や南米やタスマニアの原住民みたいにさ
83 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/10 01:46
>82 まー火星人の立場としてはああする事が最善だったことはわかるんだけど、 感情としてはどうしても腹立ったよ。
84 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/10 02:08
10月はたそがれはいいよう。 壜とか。骨とか。びっくり箱。群集。熱気のうちで。幻想!って感じ。 あの挿し絵も含めてかっこいい〜。宇野トシヤス訳もいい〜。 郷愁と恐怖という感情は隣り合わせであるという事を意識して書かれた ホラーっぽい短篇の中でも、情緒が半端じゃ無いからそんじょそこらの ものとレベルが違う。 ブラッドべリはSF風味のものよりホラー風味のものの方が好きだなあ。あの 郷愁と情緒は、SFとよりホラーとの方がうまがあう気がする。SFだとセンチ メンタルになり過ぎる気がして。
85 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/10 13:11
ブラッドベリは「もののあはれ」を分かる人なんだろうと思う。
86 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/10 15:54
しかし、ガイシュツだが地球で核戦争が始まったとたんに 家族の心配や地球への愛惜の念だけで、皆が火星から帰ってしまうなんてありえんよ。 そこらへんの設定はもっとしっかりしてほしかった。
87 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/12 22:17
俺の通っていた小学校は、戦前からの古い木造校舎だった。 放課後、だだっ広い美術室で友達とよくダベっていた。 木製のラックに詰め込まれたダビデ像や古い美術の本、 ダリのイミテーション、高くて暗い天井近くの天窓から、斜めに当る西日。 原イメージって程ではないけど、あの光景が常に心の片隅にあるせいか、 ミヒャエル・エンデのドローイングや「10月は...」を偏愛してしまう俺なのさ。 ただ、「10月...」を、晩秋の神秘と憂鬱と勝手に位置付ける俺としては、 「熱気の中で」だっけ? 熱さでストレス溜るやつ、 あれだけは別な本に入れてほしかった。
88 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/12 23:34
火星年代記って、最後が好きだった まだ読んでない人のために、あえて書かないけど ところでこのおじさん、まだ生きてるの?
89 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/13 00:06
>88 まだ生きてたと思うんだけど、元気かどうかは知らない
90 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/17 18:06
>88 一昨年、病気で倒れた、心配していたけど回復したみたい。 状態はあまり良くないようですが、執筆意欲は旺盛で、今月には 「集会」などの吸血鬼一族を描いた長編が、来年2月には新しい 短編集がでるとか。 また、処女短編集 Dark Carnival か゜近々復刊されると言う話も。 今年81才のはず。元気でなりよりです。
91 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/17 19:45
>>90 一度倒れたが回復し、ますます意欲も盛ん...ってステートメントが入る
有名人ってだいたい、すぐ逝く事が多いような。
一ファンとしてそうでないことを祈るのみ...
しかし..さすがに.新味には欠けるとはいえブラッドベリだぞ。 日本語ネット界でほぼ唯一、うざい管理人の押し付けや削除もなく ブラッドベリネタを言いたい放題できるできる場所なのに この廃れようは... ブラッドベリだけじゃないが、SF板の淋しさがかなちいです。
>>92 ホントに好きな人は、自分でサイト作っちゃってるからね
>92 言わんとする事はわかるし、その悲しみも共有できるが、 俺の知る限り、1番伸びたブラッドベリのスレだぞ・・・ 更に鬱・・・
どーも上がってこないと思ったら、sage進行だったのね.
96 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/28 23:06
べつにsage進行にこだわる必要もないと思うので ひさびさにあげ 上の空気もいいもんだ
97 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/01 21:56
>>96 ああ、緑色の名無しさん!
これがあげって事なのね!
私は死んだ!私は死んだ!
98 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/01 22:11
突然質問ですみませんが、ブラッドベリの短編って、ドラマ仕立ての 音声ソフト(業務用のみかも)になってませんか? 厨房の時、校内放送で「みずうみ」とかを流してて、あわてて放送部の やつに聞いたら「あれはレコードだ」って言ってたような記憶が… もっとしつこく聞いておくんだったと悔やまれます。 それしにしても、「みずうみ」のタリーは、どうなっちゃってたのか、 それも気になるところですが。
99 :
techno pop :01/11/10 00:16
チョッとすいません。 この人まだ生きていたんだ。もうとっくのとーに死んでいるのかと思ってた。 アニメのポケモンで『霧笛』の話があり、この人の作品は『走れメロス』のように 話の元ネタに使ってよいという事がわかった。
御用放送局を流し見してたら、 ウォルト=ディズニー生誕100周年な番組のラストに 出て来てビックリ♪ 妙な親交があったものですな。
101 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/10 10:12
>>99 あれはちょっとヤバイとおもったが。著作権については主張のありそうな人だし。
あと体制の異なる未来から電話がかかって来るという短編。
元凶となる人物を元から絶とうとする点で「ターミネーター」(これはロボットとの
チェイスで華氏451度、核戦争を逃れて南へ行くところである短編、等々ブラッドベリ
っぽい点が多々ある)、男女のラブストーリーという点で最近の韓国映画(題名失念)
に共通点を感じてしまったよ。
>>100 確か映画関係で何かあったね。
「ゴーストスイーパー美神」にも「霧笛」ネタがあった。 灯台の拡声器使って「しつこい男って嫌い!もう来ないで!」 んでブチ切れて大暴れ。 爆笑しながらも「こっちを先に見た人は、霧笛を読んだ時に笑ってしまうのではないか」 と、余計なお世話的感慨を抱いたものだった。
103 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/10 13:30
「みずうみ」は余り人気がないのだろうか?
ラストシーンのイメージが頭の中に広がると同時に、
寒気が走って鳥肌が立った希有な作品なのだが。
>>101 韓国映画って「リメンバー・ミー」?
「ゲイルズバークの春を愛する」のテイストを期待して、今度見に行くつもりなんだけど。
とりあえず映画化もされることだし、age
「霜と炎」が好み。SFっぽいけど幻想的。 >103 ブラッドベリのファンてフィニイのファンと重なってるような気が フィニイだと「死人のポケットの中には」がコワヒ。
106 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/11 15:38
>>105 あ、「霜と炎」は漏れも大好きだ。
あの世界観は何気にスゴイよな。
つか、あの作品は「ウは宇宙のウ」の中でも異彩を放っているような。
誤:ウは宇宙のウ ↓ 正:ウは宇宙船のウ
108 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/17 04:02
タイトル忘れたけど携帯電話が普及しすぎてそれが嫌になった男の話があったよね。 今の日本社会そのもの。
109 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/17 16:19
萩尾望都のブラッドベリ漫画はどう? 私はあれを見て以来ズ−ット萩尾が嫌いだったのだが、あれはやはり先に 原作読んでてイメージずれた!というだけの怒りだったのか。 あれは質的には高いのか? 低いのか?
110 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/17 19:42
>109 私個人の感想ですが、 「みずうみ」、「集会」、「宇宙船乗組員」、雰囲気でてた。 「ぼくの地下室…」、「びっくり箱」、少年でやってほしいものだ。 「霧笛」、だめ。いろいろ映像化をイメージしたがこれは難しそう。
「霧笛」は、霧の中でもやもや起こっているとこが良い。 映像化して分かりやすくすると幻想感がなくなる。
しし座流星群に引っ掛けて「刺青の男」の中の短編 (タイトル失念。スマソ)のカキコが無いのがちと意外。
>>113 「万華鏡」ですね。
1歳の娘抱えて言いましたよ「願い事をおっしゃい」
あとよだかの星を想ったり009やナディアのラスト台詞を
つぶやいたりアルマゲドンの真似をしたり。
115 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/20 23:18
この人の本(華氏451度)読んでたら、某S高校の『現代文』の先生だけど、 突然手にとって名前見て一言 「しらない・・・」 授業じゃいろんな作品について言及しているのにやっぱりこんなものかと思った。 凄い作家だと思うんですけどね。
116 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/21 05:23
「華氏451度」、今度再映画化するって聞いた。ブラッドベリが自分で脚本書いたとも 聞いた。 俺的にはクラリスといえばルパン3世でもハンニバルでもなくてこの本なんだが。
117 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/23 22:29
現代文の教師は、なぜ精神分析学者の名前は知ってて当然っと感じで話していて、 そのくせブラッドベリを知らないのだろう・・・ ブラッドベリって、かなり有名な作家ですよね? SF者しかしらないって事ありませんよね?
118 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/26 13:57
「万華鏡」。 25年間食わず嫌いだったけど、「万華鏡」読んでブックオフに走り文庫揃えました。 でも結局「万華鏡」がいちばん好きだな。
119 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/04 22:57
ものすごく厨房な質問ですみません。 どうしても、「みずうみ」のラストが意味わからないんですよ。 かれこれ10年(笑)。 しらけるのを我慢しつつ誰か解説してください。
120 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/13 03:40
あげてみたり。
121 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/18 01:58
>>119 過去の想い出に囚われて、今の恋人を大切に思えなくなっちゃったんでしょう。
122 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/18 03:27
便乗して質問。 「長雨」のラストってどう解釈したらいいのかな、 隊長はドームに着いたの、それとも発狂? あんな幻想的な終わり方されたら、ディック好きの自分としては現実を疑ってしまう(w
123 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/18 11:02
>>122 隊長はドームに着いたんだと思う。
だけど直前で脱落してしまった隊員達が報われないということだと思った。
124 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/22 19:33
しかし、ドームが土着生物に破壊される危険を思うと、 あのラストも妙に重苦しい...
125 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/28 22:06
127 :
華氏451度 :01/12/28 22:08
128 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/02 13:31
ポオの世界にはまってるぴょん
129 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/03 11:32
>>124 あれは能天気にやれやれ助かった、でいいような気も。
あるとしてもウィルダー隊長みたいな、また次の任務が、式の重さかなあ。
ディック作ならまた違うのだろうけど。
130 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/03 21:50
レイブラットベリーはまだ生きてるとか?
131 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/14 23:40
ご存命あげ。
132 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/15 22:30
昔、民放ドラマの「世にも奇妙な物語」?(タイトルうろ覚え)の中の 大竹しのぶが出てくる話で、 ...交通事故現場の群がる野次馬の中に必ず同じオジさんがいて....という話が あったんだけど、あれはブラッドベリからのパクリでは?と当時思ったYO
133 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/19 20:29
ファンタジー系の同人誌をやっている者ですが、ブラッドベリがある画集に書いた序文、 なかなかいいので日本語にしたいと思い、「でも翻訳依頼ってどうすりゃいいの?」と 付け焼刃のお勉強中。あぁめんどくさ。
134 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/21 21:23
>>133 ENGLISH板に翻訳依頼スレがあるよ。
Fahrenheit 451 degrés
136 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/21 22:12
>>100 「何かが道をやってくる」の映画は、ディズニーで作ってたはず。
138 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/25 00:36
>>134 どうもごていねいにありがとうございます。English板なんてあったのですね。
2ちゃん歴が短くて気がついておりませんでした。
はてさて、ブラッドベリクラスだと原稿料いくらになるのだろう。
定価千円の本を300部刷るとして、200ドルくらいでOK出してくれるかなぁ。
139 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/02/03 12:56
最近大学(英文科)の講義に「今夜限り世界が」の原文が使われて嬉しかったよ。 でもあんな短い作品でも、小笠原豊樹さんの訳と原文をくらべてみると 「ここはこう訳した方がよかったんじゃないか」とか 「ここは解釈が間違ってるんじゃないか」という部分がいくつも出てきたもんだ。 例えば「今頃、どこかの爆撃機が予定通り大海原を横切っているかもしれない」という文では 原文だと「爆撃機」に「陸を見ることのない(これから世界が終わるから)」との説明があるんだけどね。 その後に続く「それも理由の一つでしょうね」というのは 「そのような爆撃機が飛ばされる戦争があることが世界が終わる原因の一つになった」 ということなのだけど、小笠原さんの訳だと分かりにくくなってるような…。 「子供達はしってるのかしら」「もちろん知らないのだろう」の部分は この訳だと「世界の終末を知っているのかどうか」という風にとれるけど、 原文だと「ドアを閉めておくか開けておくかなんて子供達は気にするだろうか」「しないだろう」 という会話をしているようにとれるな〜。 他の作品でもこういうこといっぱいあるんだろうね。訳者の主観がはいるから。
140 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/02/03 23:04
小笠原氏の意訳を評価してもなお、139の指摘は参考になる。 サンクス。
ブラッドベリの書く火星の文明の描写が好きだ〜。憧れる。
142 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/02/28 22:26
ホラー系では「2階の下宿人」「熱気のうちで」「マリオネット株式会社」 「とうに夜半を過ぎて」「10月のゲーム」が好き。 泣いたのは「宇宙船乗組員」。
143 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/02/28 22:49
火星年代記の沈黙の町あげ 電話!電話!どこから鳴ってるんだ?!どこから?! ああああの感じ忘れられん
144 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/04 23:26
小笠原氏の意訳って極端だけど、味があるから許せるね。
ブラッドベリの描く火星で、本読んで音楽聴いてのんびりと暮らしたい…。
146 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/08 01:45
>141 なんかわかるわぁ。 わたしのばあいは。 ブラッドベリ的なアメリカの片田舎の夏の午後、 よく冷えたサイダーの壜と、シンプルなサンドイッチを持って、 丘の上で本を読みたいっす。
147 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/24 01:35
火星年代記age
148 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/04/27 01:04
「生きていて良かったと思うのは、たとえば雨上がりの後・・・・・・・・」 というくだりが載っているブラッドベリの作品は何でしたっけ? 落ち込んでいるときにこの台詞を思い出すと、何も肩肘を張って生きる 必要は無いんだ、そんな思いがしてくるのです。
149 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/06 02:26
『二人がここにいる』…なんだけ? あの本の電車で看護婦と幽霊の話が好き。 音楽が聴こえてくるようだった。
150 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/06 03:24
25年くらい前、ネスカフェゴールドブレンドのTVCFに 出演していたときは、ブラッドベリがインスタントコーヒーを 飲むなんて、とちょっとがっくりきたっす。 たしか「カフェイズマイライフワーク」とかいうんだよね。 吾妻ひでおの「ぶらっとバニー」って、ブラッドべリのもじり じゃないかと思うんだが。。。正しい?
151 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/06 11:50
ブラッドベリの文庫本は不気味なイラストがまた気分ダタネ 主要な作品はすべて高校のころ読んだ あと好きなのはJ・G・バラードだな
152 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/06 20:43
サンリオ版「我は歌う、この身の充電するまで!!」を推すひとはいませんかねぇ。 個人的に凄くすきなんですけど。実際、私が兄、妹、弟の構成がそっくりで、 ちょっとばかり感情移入。中学生だったかな。 そのご早川版でみて翻訳がちょっと・・・随分変わるものですねぇ。 巻頭の詩もサンリオ版では擬古調だったのが、たしか早川版では現代風に なっていて・・。いません?好きだった人。
153 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/13 01:04
>>62-63 超遅レスで読んでいないかもしれないけど、15年以上前の正月の夜中に
連続で放映されました。主演はロックハドソンだったと思う。
あまり期待をしてなかったが、ラストがあまりに印象的だったせいか
寝ずに翌朝原作を買いに行った記憶が。
自分にとって初めてのブラッドベリでした。
10年ほど前にビデオで観た記憶があるので
大きいビデオ屋には置いてあるかもしれません。
154 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/16 21:52
ハヤカワの新・SFハンドブックのオールタイムベスト2位は『火星年代期』。 なのに、日本人作家が選ぶ文庫SFでブラッドベリを挙げてる人は一人もなし。 現在の日本において、ブラッドベリはSF作家として認められてないのか? でも、彼がスペース・ファンタジーの代表作家であるのは、動かせない事実。 彼は、それ以外においてもなんだか不思議な存在。 あれだけ、映像不可能そうな叙述トリック的文章技術を駆使するくせに、 自作を映像にするのが大好きなのは、どうして? 近作『二人がここにいる不思議』の 表代作は既に、SFでもホラーでもファンタジーでもない(と思うが)面白い。 というか、あんな変な話、ブラッドベリしか書けないかもしれない。 ブラッドベリは「ブラッドベリってジャンル」でしか括れない。 そのくらい個々の作品の内容も、本人の行動パターンも一貫性がない。 単に目立ちたがりなんじゃないかという気さえする。(それでも、大ファン) だいたい、ブラッドベリ作品の全てが好きって人は少数派だと思う。 ある人はホラー寄り、ある人はSF寄り、ある人はファンタジー寄りが好み、 『たんぽぽのお酒』一冊だけのファンさえいる。 でも、ブラッドベリは、あらゆる意味で凄い。 将来、書簡なども含めた立派な全集が出るだろう。 少なくとも、そのくらいの研究価値はある複雑怪奇にして重要な作家だ。
155 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/05 22:13
こんど、フランソワ・トリュフォー( 未知との遭遇のフランス人 )が監督した 『 華氏451 』( 映画の邦題には『 度 』が付かない )を BS2で放送るみたいですけど、出来の程はどーなんでしょうか?
156 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/05 22:26
クラリス老けてる。 自分的イメージじゃ、金髪の小柄な少女なのにな。 でも、それ以外じゃ燃やされてく本のタイトルの感じとか、 ラストシーンの綺麗さとか、悪くないです。 お勧めしておきますので、御覧になってください。
157 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/06 00:16
>>153 観たよ。NHKの「火星年代記」
最初の年は正月の昼間にやって(「風と共に去りぬ」もよくやってた気が)
次の年が正月夜中にやったんじゃなかったかな。
うち、そのころビデオなかったんで、まだ子供だったんだけど
食い入るように観たよ。
4部か5部くらいに分かれていた長編だったので、2年目は食料とか用意までした。
ていうか、もう15年以上も前ということに衝撃…
ラストも衝撃的だったけど、地球が真っ黒になったときは鬱になった。
あと神父になっちゃった火星人のエピソードもよく覚えてる。
158 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/11 22:53
ブラッドベリに興味を持ったんだけれども,オススメの本は? この作品が好きになれなかったらこの作家とは相性が悪い、 みたいな奴があると嬉しいのですが・・・・・
159 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/13 21:48
うーん、やっぱ「火星年代記」?それとも「霧笛」?
160 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/14 01:31
>158 「火星年代記」に一票。 ブラッドベリのエッセンスを感じるので。
161 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/14 03:50
サカーなんてどうでも良いんで、トリュフォーの華氏451を録るけど、 試合結果のテロップとか入れやがったら、受信料払ってやらんからな >> 渋谷の御用放送局
162 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/15 00:07
見た。そこまで古くないじゃないの。
163 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/15 21:34
ブラッドベリいいなー 人に勧めてここまでハズレのない作家も珍しいよ
>>103 「みずうみ」は忘れられない作品です。すごい。
ブラッドベリはこれを書き上げたとき、泣いたそうです。
そしてまた、あの作品の凄さに打ちのめされました。
言葉にできません
166 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/09 01:05
あげ
SFじゃないけど、 「死ぬときはひとりぼっち」(原題Death is a lonely buisiness) が意味もなく好きだった。 ブラッドベリ本人が主人公みたいな感じなんだよね。 ものをつくっている人にしかわからない独特のシンパシー、が 物語の味付けになっていた。 私もものづくりの端くれなので、主人公の孤独感がわかる……といえば おこがましいけど、読んでいて主人公と同化してました。
168 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/13 17:04
SFマガジンに依ると、ブラドッベリのファミリー(ヴァンパイア) が本になるとのこと!! 私はセシイ(シシイ)が一番に好きです。 でも、アンクルエナーもいいな。 とにかく期待しましょ!
169 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/15 17:28
83年の1月下旬の土曜日に、火星年代記ってTBSで放映していなかったっけ? 当時、小学6年生で、受験直前なのに病気で寝込んでしまて、その時に見たのですが、 なんか心温まるような話で今までずっと忘れられませんでした。前レスで出ている NHKのと一緒なのかな?
170 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/15 17:46
こないだ、ひさしぶりに名前見たなあ。 ロッド・スタイガーの訃報記事に、コメントをよせてた。 お互い、無名時代から親交があったとか。 意外な、つながりだ…
このスレ見てたら久しぶりにブラッドベリ読みたくなった。 その前に、夏が来たので新しいテニス靴を買いに行きます。
「歌おう、感電するほどの喜びを!」の電気おばあさんが 跳ね飛ばされるシーンの訳と、 「お墓の引越し」のラストは泣けるねえ。
勤め先の「二人がここにいる不思議」在庫払底完売記念カキコ。
174 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/07 01:58
http://8624.teacup.com/onozuka/bbs > 早速の声援に感謝 投稿者:中村融 投稿日:2002年 8月 6日(火)06時41分
>
> ということで、またまた宣伝で恐縮ですが、ブラッドベリの最新長篇(昨年刊行)を訳しました。
> 「集会」や「四月の魔女」といった名作をふくむファミリーものの集大成です。
> 題名は『塵よりよみがえり』(仮題)、河出書房からハードカヴァーで10月頭発売予定です。
> こちらもよろしく。
>
こりゃ記念カキコでしょー
175 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/09 10:47
夏です。 僕は本当に高校の図書館の倉庫(兼、美術部部室)から 「たんぽぽのお酒」を盗みました。 (通報しないでね、むか〜しの話だから) しかし、どうしてか34歳の今まで読まなかったよ。 捨てもしなかった。 毎日通勤電車で、少しずつ読んでます。 ブラッドベリは、時々読むのが幸せ。 一冊まるごと読まずに、短編をひとつだけとかが 一番良い読書法だとおもうな。 夏に読む、夏の物語。 この本も幸福マシーンなんだな。
176 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/09 12:26
177 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/10 16:39
168です 中村融>をを!! ブラッドベリを訳されたんですか!!! あの素晴らしい四月の魔女のシシイを!!! ぜひ、中村様のホームページにお邪魔させていただきます。 >こりゃ記念カキコでしょー ううん、あげですよ!!! もひとつ、おまけに感嘆符!(愛は感嘆符つきでなくちゃ)
178 :
コギャルとHな出会い :02/08/10 17:02
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179 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/11 14:26
ブルーベリー?
180 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/11 17:11
>172 最後は泣くとこなの??漏れは悲しみの先の狂気を感じてしまいますた・・・ これだからオカ板住人はダメなのか・・・
181 :
the Rock. :02/08/11 17:42
182 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/12 11:20
「いかづちの音」 …原作読んでないけど、派手な作品になりそう。 いいのか?それで? (ハイアムズにはがんばってほしいのだけど)
>>181 しかしこのページのストーリー概略を読んで
どこが「レイ・ブラッドベリの傑作SF小説を完全映画化!」
なのか小一時間(以下略)
184 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/12 18:07
>>183 まるでウェルズの「神々の糧」と「続・巨大生物の島」ですな。
というか「原子怪獣(以下略)」
このストーリーで「原作」だなんて、なんて無茶な。 後半全部変わっとるやん。 「原案」くらいにしとけ。
186 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/22 01:55
早く観たい!絶対期待を裏切らないはず。
187 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/06 20:03
保守アゲ
188 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/07 11:26
なんか、その映画は観たくなーい。 トリュフォーの華氏451もクラリスのイメージがぶちこわしになってがっかりした記憶あるからさー。(私のイメージではもっと幼い金髪少女だとおもっていた) しかも、原作ではクラリスは死んでしまうはずなのに、映画では生きてるしさー。 だいたいブラッドベリ自身映像化不可能な叙述トリック的描写をやたら使うのに、自分の作品の映画化は大好きみたいだし、なんだかわけのわかんない作家だと思う。 ブラッドベリはきっとノーベル賞あたりがほしいんだろうけど、無理だろうなあ。(気の毒) 私は、ブラッドベリの尊敬しているヘミングウェイや、フォークナー、スタインベック、それからマジックリアリズムなんかの作家より、ブラッドベリのほうがずっといいと思うんだけどね。SF畑出身だから純文学とみなされてないから、しょうがないんだよね。 彼は10月の国の王様だよ。 誰もあんな小説書けなかったし、これからもあんな変な小説書ける人いないでしょー。 ノンジャンルのワンアンドオンリーの作家だからねー。 いろいろ苦労してるから、きっと気難しくて皮肉な人だと思うよ。 それでいて、躁鬱が激しいから、気さくな時は気さくだったりしてさー。 ま、今度新作がでるみたいだから、それでも待ってよっと。
そうか、新作が出るんだ…。
190 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/13 03:12
189さんへ 新作というと、ちと語弊があるかなー。 >174の:中村融さんの訳した『塵よりよみがえり』(仮題)、河出書房か>らハードカヴァーで10月頭発売予定です。 のことで、今までのブラッドベリの作品のヴァンパイア一族シリーズをまとめた本らしいよ。 でも訳者が違うし、ブラッドベリって自作にどんどん加筆をしたり削ったりするしさー。なんか楽しみな反面、がっかりしそーな気がしたりしてる。 ブラッドベリ自身のあとがきなんかがあったらいいなーなんてねー。 今のとこ、日本で読める最も新しいブラッドベリの作品は『瞬きより速く(ハヤカワ)じゃないのかなあ? 内容は、なんかよくわからん作品が多いけど、あとがきがいい! それを訳してるのが伊藤典夫(ブラッドベリの権威みたいな人)だしー。 まあ、私は表題作の『瞬きより速く』が好きー。 『バビロン行きの夜行列車』(角川だけど、もう絶版?)よりは面白いよー。 ちなみに『二人がここにいる不思議』は、60代の時の作品だからねー。 その中の『十月の西』がヴァンパイアファミリーものっす。 もうブラッドベリも80才を越えてるし、いつまで現役でいられるかなあ? (とかいいつつ、ブラッドベリの作品をコンプリートしてない変なファンさ というか、「伊藤典夫訳のブラッドベリ」のファンなのかもね。) ま、十月を楽しみにしてましょー。
>>190 さん、
解説ありがとう。
『塵よりよみがえり』楽しみにしてます。
自作にそんなに加筆訂正してる作家とは
知りませんでした。
192 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/14 01:54
>>191 さんへ
いや、彼の修正ぶりは、とにかくスゴいよ。
特に『みずうみ』なんかの加筆は、もしかしたら蛇足なんじゃないか?
(でもブラッドベリだから、許しちゃうよー)
というような感じで、どうも最初のヤツ(『10月はたそがれの国』収録)
が、私的には最も良い感じなのでーす。
『みずうみ』のドラマ版は、もうどーでもいいやーって感じ。
ブラッドベリ自身が登場して解説してるんだけど、ナニ考えてるのー?
と悩んだ時期もあったー。(でもブラッドベリだから許しちゃう)
ブラッドベリって、訳者によっても感じが全然違うしー。
私は宇野利泰訳のブラッドベリも好きー。宮脇孝雄のも悪くないかな?
が、伊藤典夫のブラッドベリへの思い入れはたいしたものだよー。
なんかの本のあとがきに「ブラッドベリが訳したくて仕方なかった」って
書いてあったもんねー。
まー、私もいーかげんなファンで、たいしたことは言えないんだけど。
とにかくブラッドベリは書きまくるタイプの作家だからさー。
きっと、まとまった思想なんか持ってないとみたな。
でも、やっぱ新作は楽しみなのー。だって、ファンなんだもん。
そんなの理屈じゃないし、がっかりしたっていいの。
(だって、ブラッドベリなんだもーん)
>>192 さん、
あなたのブラッドベリへの愛が
びんびんに伝わってきましたよ!
新刊、楽しみですね!
194 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/16 02:22
193さんへ そう、私はほとんどフリークといっていいくらいのファンです。 気狂いだったらミザリー(スティーブン・キングのホラー小説) みたいになってたかも知れなーい。(我ながらこわーい) いまやってることは、本屋に行く度に彼の本が置いてあるか確認することと、 彼の本を古本屋でたくさん手に入れて、読書好きそうな友達にあげること、 くらいでーす。 新刊は楽しみだよー。 ブラッドベリできるだけ長生きして、いっぱい書いてー。
>>194 >彼の本を古本屋でたくさん手に入れて、読書好きそうな友達にあげること
それはいかん!
ぜひ新刊で買いなさいw
196 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/16 22:13
195さんへ だって、ビンボーなんだもん。 「貧乏金なし」って言うでしょ?(言わないか?) あ、それから、このスレをいつも上にあげとくのも、好きでーす。 意味もなく、文体も変えていっぱい書き込みますので、皆さんよろしくー。 さあ、みんな、なんでもいいから、ブラッドベリ(ブルーベリーじゃないよ) について語ろー!
197 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/16 22:17
>>196 何だか微妙に癇に障るが、意図的な煽りなのか?
198 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/16 22:28
197さんへ 全く悪気はありません。 ただ、ブラッドベリが好きなだけで、彼の名前をみんなに知ってほしい。 とってもすごい作家なんだよ、って言いたいだけなの。 癇にさわったならごめんなさい。 意図的? うーん、意図的といえば、意図的なのかも知れないなあ。 でも煽ってるわけじゃないんです。 ほんと、私はただのファンなの。 ファンとして、できるだけのことをしたいだけなの。 気に触った方が他にいらしたら、ごめんなさい。
199 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/16 22:58
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200 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/17 00:18
199さんさんへ マカも効くみたいですよ。 (なんか、悲しいなあ) 私、ここにいてもいいのかなあ。。。 迷惑だと思う人がいたら書いてください。 もう、ここには二度と来ません。 それじゃ、さよなら。
200さんへ 貴方の存在自体が癪に障ります。 ブラッドベリが貴方によって辱められたような気さえしてきます。 先程、火星年代記を読んでいたら貴方の書き込みを思い出して吐き気がしました。 おねがいですから二度と来ないでください。
202 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/17 01:24
>>198 さんへ
ブラッドベリを世に知らしめるためにも
頑張ってください。
最近の若者はあまり知らないだろうから。
203 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/17 01:33
204 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/17 02:16
>>198 ブラッドベリをしらしめんとするのは悪くないと思うが、
その文体と書き込みの内容から見てどうかと思うんだが。
(意味もなく文体変えて沢山書き込むだのなんだの)
来るなとは言わないがもうちっと考えれ。
ていうか広告に反応するなよ、わざとかもしれんが。
わざとじゃないならここがどういう所かもうちょっと勉強しる。
205 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/17 05:15
ここには長く来ています。どんな場所かもだいたい承知しているつもりです。 広告に反応したのは、もしかしたらわざとかも知れません。 悪気はない、とも言えません。 来るかも知れないし、来ないかも知れない。 書きこむかも知れないし、書きこまないかも知れない。 『火星年代期』は、確かに名作ですが、彼の本質はあれだけじゃない。 だいたい彼自身がSF界から、自分で別れを告げています。 だから、彼のスレッドがここにあること自体おかしいのかも知れません。 でも、彼はSF大会に顔を出し、SF界の巨匠であることも拒まない。 だから、ここにスレッドがあってもいいのかも知れない。 彼の作品も、個々のものは思想が統一されているけれど、作品ごとに思想が全く違ったりします。 私は英語は苦手です。それに彼のエッセイやインタビューは膨大なので、完璧にコンプリートしているとは言えませんので、これ以上のことは、語れません。 それから、吐き気を催すならけっこう。彼の他の作品やエッセイやインタビューを読んでみることをお勧めします。 もしかしたら、その発言に吐き気を催す可能性もありますよ。 彼の誕生日は8月22日ですから、もう82才です。 彼が亡くなったら(できるだけ遅いことを願いますが)、私はそれまでに英語をもっと勉強して、彼のことをできるだけ詳しく調べてみるつもりでいます。 彼は世界文学史的に見ても、おもしろい存在です。 大胆にして繊細。優しいようでいて、ものすごい皮肉屋。 ロサンジェルス在住の大人でいて、古いイリノイの少年。 とにかく、私は彼の一ファンに過ぎません。 そして、ファンを増やしたいだけに過ぎません。
206 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/17 09:16
自分の文体に酔うのはいいが
個人のサイトではないのだから自重しる
>>205 どんな場所か大体承知した上でそれを続けるのなら、
あなたは荒らし以外の何者でもないのです。
ブラッドベリを酔いしれ厨御用達作家に貶めるのは
やめていただきたいのだが。
207 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/17 09:21
>>205 の書き込みはさすがに気持ち悪い…
吐き気を催すのは
お ま え に だ
208 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/17 15:45
そうですか。 私は、別に自分の文体に酔ってません。 あれは、私の使っている文体の一つです。 でも、酔っている思うのは個人の自由ですから、別に否定もしません。 荒らしって思われても別にいいです。 そう、思うのも個人の自由ですから。 話は変わりますが、自重しる、って「自重を知る」って意味ですか? 自分の国の言葉である日本語くらいは、きちんと使いましょう。 (まあ、言葉は生き物ですから、少しづつ音便などの変化はありますが) ここは匿名で好きなことを好きな文体で書く場所でしょう? だから、私だって、何をどんな文体で言い返されたって、仕方ないわけです。 そのくらいは承知しています。 私自身は、全く構いません。 気持ち悪いって言われても、○チガイだって言われても平気です。 でも、他人の気分を害するのは好きではありません。 だから、もう二度と来ないので、もうレスは必要ないです。 でも気がすまなかったら、安心して私のことを責めてください。 (イヤミでもなんでもありません。ただ意味のない論争が嫌いなだけです) ここの皆さんには、しばらくお世話になりました。 どうも、ありがとうございます。 特に1さんには迷惑をかけてしまって、大変申し訳ないことをしました。 でも、もう来ませんので安心して、楽しい会話を続けてください。 それでは、さようなら。
209 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/17 18:55
>>208 「しる」の意味も分かって無くて長く来てるのか…
ふーん。もう来るなよ。
>私は、別に自分の文体に酔ってません。 自分に酔ってると自覚していません。が正しい日本語。
211 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/17 22:46
「しる」は「しろ」って意味の2ch用語だよね… というか、フィーリングで分かるだろう、普通。
212 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/18 01:56
ブラッドベリのファン同士で喧嘩するな! 彼が悲しむ。
213 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/18 02:16
もうほっておいて、ブラッドベリの話をしよう。 俺は万華鏡が好きだ。 万華鏡を知らないヤツはまさかいないよな。
214 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/18 11:52
>万華鏡 石ノ森章太郎が009でパクってたやつね。
215 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/18 13:05
>万華鏡 野田昌広翁が、ある素人SF作家講座で「万華鏡を知らないやつは氏ね」といったらしい。知らないのはモグりなのか。
>>214-215 何年前から同じネタ言ってるんだか・・・・
SFファンって実は話題貧困なんじゃないか。少しは話題豊富にならないと
社会適応できないぞ。
217 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/18 15:35
きっと、わざとだよ。もめごとを収めようとして無理に書き込んじゃないか? しかし社会適応できないってのは、己にも言い聞かせてやらねばならんな。 「おーい、みんな大丈夫かー」って他人にふってどうする。
♪夢だといってー
>>216 実は217の想像通りだ。スマソ。
ブラッドベリはここからSFに入る若い子達も多い作家なんで
ベテランの方々は古い話題がリサイクルされていても大目に見てくれ。
新しい読者にとっては初耳のことも多いだろうから。
220 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/18 16:52
217だよ。 こっちこそ、スマソ。 おわびにageとく。 でも、これじゃ208(ネカマっぽかったな)の思惑どおりじゃないか? おーい、初心者ども ブラッドベリの万華鏡は『刺青の男』早川書房の白背に入ってる。 さっき確認したら、14ページしかなかった。 本屋に直行せよ。立ち読みでもいいから読め。
221 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/18 18:04
222 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/18 18:07
223 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/18 18:20
220だよ。 たびたび、スマソ。 自分からふっておいて悪いが、208から212までの話はできるだけやめよう。 ブラッドベリは「万華鏡からが基本」でいいじゃないか。 楽しくやろう。
224 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/18 23:30
>>222 ワラタ 最後に
39 名前:少年&母親 投稿日:2001/08/18(土) 00:30
流れ星キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
てのもホスィ。
226 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/20 00:59
質問です。 「万華鏡」これから読んでみようと思うのですが、 サンリオSF文庫とハヤカワ文庫、どちらの訳がお勧めですか? 参考までに、ひとつよろしくお願い致します!
227 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/20 01:48
河出の「20世紀SF」の1巻にも入ってたね。 どっちの再録か、はたまた新訳か、わかんないが。
>>226 今ではサンリオ版は結構入手難しいんじゃないですか?
>228 ネットで検索してみたところ、サンリオ版は 比較的入手しやすいみたいなんです。 実は、上に出ているハヤカワ「刺青の男」も、現在 版元品切れ中で、殆ど店頭で見つけられません。 そこで古本で買おうと思っているのですが。 >227 河出にも入ってるんですか。 おとなしくそれを買うのもひとつの手ですね。悩むなあ。
230 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/20 14:17
さすがにサンリオSF文庫の「万華鏡」に比べたら早川の「刺青の男」の方が ずっと入手し易いんじゃないですか? うちの近所のブックオフでも100円だったし。 私は年寄りなんで、ブラッドベリ=小笠原豊樹訳がデフォルトですw 別にサンリオの川本三郎訳でも問題ないんですが。
231 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/23 11:04
いっそ、原書で読んでみたら? いや、自分も英語苦手なんで読んでないんだけど…… 今度、トライしてみようかなあ、なんて思ったりしてね。
232 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/26 01:28
・10月10日 「塵よりよみがえり」レイ・ブラッドベリ/河出書房新社 46判 1800円 一族シリーズを集大成した最新長篇!
233 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/26 01:40
age&待ち遠しい。
234 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/29 08:56
ブラッドベリ初めに読むならどれがいい?
235 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/29 10:09
>>234 ファンタジー系 → 「何かが道をやってくる」
ファンタジー(女性向き)系 → 「たんぽぽのお酒」
SF(?)系 → 「火星年代記」
ホラー系 → 「十月はたそがれの国」
俺的にはこんな感じかな…
短編集はどれでもいいと思うけど、古めの作品の方がとっつき易いかも。
236 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/30 17:41
ありがとう。 SF自体初心者(ディックを何冊か読んだだけ)なんで、火星年代記を買ってみるわ
まあブラッドベリだからSFっていってもほとんどファンタジーなんだけどねw
238 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/30 19:05
華氏451度はとりあえず基本のひとつということで。
ブラッドベリのエッセイに 家で仕事してると娘達と一緒になって遊んじゃうので、 大学の図書館に行って30分いくらの貸タイプライター借りて ひたすら書きまくった(お金無いから時間がもったいなくて)作品が 「華氏451度」だっていうのがあって、ちょっと感動しますた。
二〇〇二年 十月 岸
けっこう、ほんわかしてていいですね。
242 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/13 05:08
「火星年代記」の表紙が好きです。おうちが浮かんでるヤシねw もちろんそれ自体も好きです。
243 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/13 05:12
選択も何も「火星年代記」以外に何を読めと? 「何かが道をやってくる」? 「たんぽぽのお酒」? 「喜びの機械」? 確かにどれも面白い、しかし「火星年代記」は格が違う! 「火星年代記」だ!!「火星年代記」だ!!! と、言ってみるテスト
244 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/13 05:21
そおかなあ、「10月はたそがれの国」のほーが面白いんだけど…ダメ?
>>244 いえ、好みは人それぞれです。
押し付けがましいことを言ってすみませんでした。
246 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/13 08:52
244だよーん。 謝ることなんかないよー。 おんなじブラッドベリファンなんだから、みんな仲良くしよー。 あ、このスレからオフ会でも開いてみるってのはどう? 監事は僕がやってもいいよ。 誰かやりたい人がいたら、とりあえず書き込みしてよ。
そういえば「火星年代記」の映画化がまた進行してるようだけど 今度はちゃんと作ってくれるのか心配(´・ω・`) 以前TVムービー版観た時は涙が出ますた。
248 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/13 11:44
俺も涙どころか、泣いて怒りまくったぞ。 今度は、世界中の名優を集めて、CGや特種メイクを使いまくって 「銀河系一の映画」にしてくれよー。 ああ、観たいなあー「幻の火星年代記」…… 話は変わるが、『塵よりよみがえり』は、いつ出るんだ? 毎日、アマゾンコムをチェックしてるんだがなあ。 誰かそのへんの事情を知ってる奴がいたら教えてくれ。 じゃ頼んだ。
>>246 OFF会と言えばこのあいだ開催されたSF板のOFF会に
火星人記録を持ってきた人がいるらしい。
関係ないが「ロケットの夏」って名前のエッチゲームが出たそうな。
主人公は女に囲まれつつ宇宙に。勘弁してくれ。その汚い手で以下略
>『塵よりよみがえり』は、いつ出るんだ? 河出書房新社の新刊案内では29日となっていました。 店の台帳でもその日に着く予定なので、多分、もう動かないと思います… サンリオでもハヤカワでもなく、河出文庫版「万華鏡」(20世紀SF〜40年代〜所収)を読了。 これでなんとか脱モグリ。問題は、まだまだブラッドベリ初心者だって事くらいで…
251 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/13 21:08
塵よりよみがえり、早く読みたいよー。 ブラッドベリなんか大嫌いだー!氏ねー! でもいいよ、29日まで待つよ。 その方がいいよ。 レイモンド・ダグラス・ブラッドベリ様へ 「三次元界一素晴らしい本」を期待しています。 それから、250さん貴重な情報ありがとー、君はもしかして書店員さん?
スイマセン…250ですが…お詫びと訂正を… 書籍は少し前に入荷されており、店によっては発売日より早く(25日くらいから) 売る事もあるかも、との事です。 台帳にあった日付も、どうもそういう意味らしいです…。 以上、早とちりアルバイトのお詫びと訂正でした(平身低頭)。
>249 いちいちタイトルくらいで目くじらたてんでも…。 塵はまだか〜。はよ読みて〜。
254 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/16 02:21
セシイさんはレイ・ブラッドベリが銀河系で一番好きなので、暗黒星雲賞とノーベル平和賞を授与させてあげるために、難民板にカキコを続けています。 それから、ぶっ壊れたスカイラーク号をレンタルして、 (ちなみにセシイさんはペーパードライバーなので、宇宙船運転免許賞ゴールドカードだと、いつも自慢しています) 「レイおじいちゃまの家に押しかける」と言い残して飛び去ってしまいました。 ミザリー(スティーブン・キング著)並みなブラッドベリファンのセシイさんを宜しく。
255 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/22 21:46
「十月の旅人」「火星の笛吹き」 「火星年代記に入っていない火星もの」がイイ。
256 :
名無し@イーガン者 :02/10/25 22:02
『塵よりよみがえり』発売!! ・・・ブラッドベリ読むの久し振りだなぁ(w
257 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/25 23:48
塵よりよみがえり、出ましたか!あした朝一で買いにいかなくちゃ。
258 :
名無し@イーガン者 :02/10/26 23:23
『塵よりよみがえり』、読了。 長編としての面白味は無いけど、連作短編としては言う事無し。 素敵なお話ですた。
259 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/27 01:37
買いましたーーーー、塵よりよみがえり!!!(なんかチルチルミチルみたいだけど… カバー絵がチャールズ・アダムス!かわいーー!うれしーー!!
260 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/27 23:33
塵よりよみがえり、よかった。アイナーおじさんとセシーがかわいいね。 続きが読めて幸せ。
261 :
Robby the Rock :02/10/29 17:49
こんばんは、皆様お元気でしょうか? セシイさんは、無事に引越しを終えて、 「塵よりよみがえり」を読みながら、踊ったり歌ったりしています。 なんだか、楽しそうなので放って置きましょう。 ブラッドベリからSFを読みはじめたセシイさんを、宜しくお願いします。
おっはよー。 今日は雲ひとつない10月の大気の香りに包まれて、私はとっても幸せ!! 「塵よりよみがえり」はお勧めだから、ぜひお求め下さい。 それでは、ヨロシク!!
263 :
Robby the Rock :02/10/31 02:44
セシイさんは「塵よりよみがえる」予定だそうですが、 気紛れなので、放置プレイしておきましょう。 あ、セシイだよ。塵はよみがえるよ! セシイさんは懲りもせず「秘密図画工作」を企んでいる様子です。 それでは、困ったセシイさんを宜しくお願い致します。
264 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/01 20:10
『塵よりよみがえり』は、ブラッドベリの年齢を考えると、信じられない瑞々しさだった。 初心者には勧めないが、コアなファンなら必読とみた。
このスレではじめて知って、 「万華鏡」(刺青の男版)を読んでみました。 SF独特の感動を味わったのはアルジャーノン以来です。 この諦観と美しさ、とても日本的な観念だと思ったのは私だけでしょうか。
>265さん 「万華鏡」の良さ、わかってよかったね。 ブラッドベリは日本をアメリカの「51番目の州」にしてもいいと、 エッセーで言っているよ。 ブラッドベリの叙情性は、やはり日本的なんじゃないかな。 華氏451度のクラリスとカリオストロの城のクラリスは、 どこか似ていると思う。 これからも、ブラッドベリの作品を少しづつ読んでいくといいよ。 またね。
なんかさがり気味だから、塵より黄泉がえり映画化記念あげ。 それから塵は、マジでお勧め、内容はほとんど改作のうえに、 追加の章多数あり、それから非常に丁寧な描写がおあとがよろしいようで。 それじゃ、塵買ってね!
ハロウィン・ツリーの翻訳は、原書の文体とほとんど変わらない印象でした。 ブラッドベリ作品って、概ね良い翻訳者に恵まれているような。 翻訳が悪いと、がたがたになってしまう罠。
269 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/16 12:53
あ、age 進行だったのか。スマソ
271 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/17 01:28
塵の翻訳もナイス! 特に「生きるなら走れ」がお勧めで、この章だけで成立している。 立ち読みでいいから読んでくれ。
>塵より黄泉がえり映画化記念 これほんと?
黄泉がえり映画化ホントだよ! カジシン、万歳三唱! 次はエマノンだなぁー。
274 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/23 23:23
2ちゃん初心者だけど、このスレ発見しておもわず書き込みを。 高校の頃「たんぽぽのお酒」で、ブラッドベリにはまり、 いつかイリノイ州グリーン・タウンの町でそこの風に吹かれることを 夢見てました。 そして15年後、アメリカ一人旅でイリノイ州ウォーキガンに。 ただ町をぶらぶらするだけで満足だったんだけど、 たまたまみつけた図書館でブラッドベリの生家の番地を教えてもらい、 家も見ることができました(空き家じゃなく、別の人が住んでた)。 ウォーキガンは小さな静かな田舎町という感じで、古びた食料品店のたたずまいが、 なんだか懐かしく感じられて……。 ポーチがあってブランコが揺れてる家、子どもがかけまわりそうな草はら、 彼の作品の1シーンを思わせる風景がいろんなところに残ってました。
>274様 いいなぁー私ね、ブラッドベリに会って、 ただ「I Love You」って申しあげたいんだ。 それ以外、言うことは思いつかないよ。 「愛」って古今東西の方が悩みつづけ、これからの方も悩みつづける問題だと、 ブラッドベリは「I Sing the Body Electric!」で語っているけれど、 私もそう思う、愛は難しいけれど愛がなくては生きることはできない。 イリノイのブランコかー、私も漕いでみたいなぁ。。。
276 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/07 13:36
ブラッドベリファンのために定期あげ
「ブラッドベリアン」ってもう死語なの?
278 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/10 15:30
外間隆史っていうミュージシャンが ブラッドベリのファンだそうです。 この人、遊佐未森のプロデュースなどを していた方で。
279 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/12 02:18
外間隆史は渡辺満里奈にも曲を書いてましたね。 いい曲つくるんだ。ところで彼は最近は活動してるのだろうか?
280 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/17 02:02
ブラッドベリファンって、あっちこっちにいるんだけど、彼がもともとはSF作家だってコト知らなかったりするんだよなー。 でも、本人がSF作家やめる宣言してるから、それでいいのか?
以下の内容の作品を探しております。 ・タイトル「━━━の奇跡」(「━━━」部分は人名、ただし忘却) ・非SF、短編。 ・自分に奇跡を起こせる能力があると思い込む少年の話。 目にしたのは十年以上前です。 お分かりになる方がいらっしゃいましたら、正確なタイトル&収録原本名を 教えていただきたく存じます。。。
282 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/21 14:14
世にも稀なる趣向の奇跡、じゃないよな。 人名かー、ダドリーストーンの不思議な死でもないだろうな。 良くわからん。俺も知りたいから誰か調べてくれ。 (無責任なレスでスマソ)
283 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/21 21:26
25歳。
去年まで金無し君だったけど、オンラインカジノとパチンコで
二年で350万貯めた。一度やってみなよ。
初回のみだけど、1ドル以上のチップを買えば30ドル(4000円くらい)貰える。
もらうだけもらってプレイせずに換金することもできるし、ルーレットで赤か黒に
思い切って賭けてしまえば50パーセントで二倍になる。
金なきゃオフラインでゲームすればいいだけ。暇つぶしになる。
ビデオポーカーとかスロとか色々あるのでマジでお勧め。
http://www.imperialcasino.com/~1h4n/japanese/
283は無視しよう。
285 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/22 00:59
スピルバーグが「僕の”パパ”」って紹介してたよ。 ( ´_ゝ`)フーン
286 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/23 09:41
「僕のパパ」と「俺のおやじ」って響きが違うとオモタ
ふつう「パパ」っていうとヘミングウェイの事をいってるんだよ ( ´_ゝ`)フーン
288 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/23 11:21
ブラッドベリはヘミングウェイやトマス・ウルフに憧れてたけど、 作風的には、フィッツジェラルド系だなーと思ったりして。 まあ、どうでもいいような意見で申し訳ない。 ブラッドベリのパパは、ポーやビアスやブラックウッドあたりじゃないの? それから、ディッケンズの「クリスマス・キャロル」も好きみたいだねー。 だって、ハロウィン・ツリーって、クリスマス・キャロル、ハロウィン版だもん。 ちなみに、あの挿し絵、ナイトメア・ビフォア・クリスマスのジャック・ザ・スケルトンに酷似してるけど、それについて指摘してるヤツは知ってる限りはいないな。 なんでだろ? まあ、どうでもいいけど。
だいぶ前だけどレオナード・ニモイが朗読したレコードが有ったよね ( ´_ゝ`)フーン何の?
290 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/26 12:55
>289 刺青の男 ( ´_ゝ`)フーン
291 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/26 12:59
レオナード・ニモイって誰?
私はスポックではない
293 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/27 11:09
292さん、洒落た解答ありがとう。 じゃあ、ニモイはスポックでもスティックでもステッキでもないわけだね。 納得!
294 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/28 20:34
恥ずかしながら告白します。 現在の図書館司書という仕事を目指したきっかけは,ブラッドベリの「何かが道をやってくる」を 読んだ事です。
295 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/29 00:14
>294 サーカス団の団長に狙われます。
そういった日常からの逸脱を心待ちにしておりますが,まだサーカス団には遭遇できません。(涙
(^^)
(^^)
299 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/26 08:59
山崎渉には遭遇したようです。
300 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/02 01:47
「刺青の男」の中の「万華鏡」みたいな事態だね。
301 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/02 02:46
そうそう、いまそれ書こうと思って、このスレに来た。 ニュースみてすぐに万華鏡を思い出したよ。 流れ星。
302 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/02 02:49
死ぬことが分かるだけの時間があったんだろうか? どっちがいいだろう。
303 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/02 03:28
ブラッドベリ大好きです。 「火星年代記」は読んでて手がふるえました。 だけど作品にハズレが多いような気もするっていうか 「さんざん引っぱっといていてそんなオチかよ!」 みたいなのがありすぎると思うのは僕だけでしょうか? 短編作家の宿命でしょうかね。 ま、だけど1冊の短編集の中に身も心も捧げたくなるような作品が 必ず数編はいってるのはすごいことだと思います。 その点、「太陽の黄金の林檎」は粒ぞろいで素晴らしいと思います。 というわけで名スレの予感!あげ!
304 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/03 10:06
あ、やっぱり同じこと思った人いたんだ。 私もあのニュースを見た瞬間、万華鏡のラストを思い出したヨ。 NASAの宇宙飛行士の方々には御冥福をお祈りするばかりだけど、 不謹慎ながらも、燃え尽きるその瞬間(本当に一瞬だろうけど) 彼らはどんな思いだったんだろうか、 それこそ万華鏡の主人公ように、宇宙の中のちっぽけな自分を 感じながら万感の思いを抱いていったんだろうか、 などといろいろ考えてました。…でも、やっぱ切ないね。
>304 美化しすぎ。 これから死んでいく人間の気持ちなぞ、死んでみないことにはわからんよ。 どーも俺の行くスレ行くスレでシャトル墜落がネタにされててカリカリするなぁ。 まあ、そういうスレばっか見てる自分が悪いんだが。
306 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/03 14:22
機体全体が熱せられて死んだわけだから、結構苦しむ時間が長かったんじゃないだろうか? しかも絶対に助からないことが分かってる。 乗員の中にも「万華鏡」読んでた奴がいたら、思い出したかな。
おいおい、機体内部は断熱されてるぞ。
断熱されてても分解したんだから、結果的には熱かったのでは?
309 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/03 20:31
完全に断熱されてりゃ、ああはならんだろうよ。W
310 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/05 10:35
俺も「太陽の黄金の林檎」がベストだな。 ブラッドベリはミステリ書くようになってからは なんか裏切られたよーな気がして読まんよーになったなあ。 「塵」はよさそうだけど、それ以外のこの2〜3年に出た本は どーなんだろう?
311 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/05 18:22
やっぱり思い出した方、いらしたんですね>「万華鏡」
>>311 読んだことがある奴なら十中八九思い出すだろう。
313 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/06 09:23
俺はタイトル&詳細失念したけど、太陽観測機乗員の夫が事故死して、 太陽が大嫌いになって夜や雨に日にしか外出しない母子の話を思い出してしまったよ。 家族サイドの視点だけど。
314 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/06 13:43
>>313 “The Rocket Man”だね。
夜中に雨が降ってると、ふと思い出すことがある。
315 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/06 14:27
いかんいかんと思いながら 「刺青の男」引っぱり出してきて「万華鏡」を読む。 で、案の定、それだけで止められなくて、 ずぶずぶと深みに。 しばらくはブラッドベリ漬けの日々。 ああ、落ちていく、落ちていく。
316 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/07 01:22
願い事をおっしゃい・・・ 願い事をおっしゃい・・・
「塵よりよみがえり」でブラッドベリを知って、他の作品も読んでみたいんですが良い順番てありますか?それと他に良い作家があったら教えてください。
順番はどれでも良いですが、火星年代記だけは読みなさい。 いえ読んでくださいおながいします
「刺青の男」とかもね。
320 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/11 12:58
とりあえず「火星年代記」→「刺青の男」→「太陽の金の林檎」などなど。 ハヤカワ文庫から出ている8冊は必読という事で、、、。 たぶん古本屋巡れば、ある程度揃えられると思うよ。 ブラッドベリ好きな人に お勧めできる作家って誰かいるかなぁ。。。 有名所でスタージョンやダニエルキースなどの心理物が良いかな。
321 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/11 13:08
その前に「ウは宇宙船のウ」(創元推理文庫)を試してみれ。
それは(創元〜)手に入りにくい。図書館には置いてあるけど。
ブラッドベリ、懐かしいです。 高2の時、読書感想の課題に「火星年代記」を選びました。 叙情性と話のうまさを褒めた後、後書きの 「大人の世界をハンマーでガーンと壊したい」に共感と記述。 後に先生方から、情緒不安定生徒と見られました(泣。 体質に少しハンデがあるため、病に対する大人の偏見を壊したい という意味だったんですが(笑。 この間のシャトル事故後、ウは宇宙船のウ(萩尾漫画版)を 何回も読み直してメンタルトレーニングしてます。
324 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/13 13:32
映画版の『刺青の男』ってビデオ化されてないんでしょうか。 結構いい出来だったと思うけど。
327 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/13 15:04
知り合いの女の子が「日本語に翻訳された英米文学作家でレポート書かなきゃいけないんだけど、手軽で良い本ない?」と言ってきました。 「火星年代記」を始めとしてブラッドベリ作品を貸しておきました。 文学ですよね?少し心配。
328 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/13 16:24
O・ヘンリー賞2度受賞(1947/48)。 立派な英米文学作家だ。自信持て。 しかし、まあ、手軽で良い本って。 そもそも、文学つーのは...(以下略)
329 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/13 22:17
俺は、「刺青の男」の中の「その男」が印象に残ってるな…
>>329 中の人などいない!!
初めて言えた(喜
刺青の男と刺身の妻というギャグを昔 … いや何でもないです。
こんなスレあったんだ! ふと思い出したのですが、 「つぎの番」だったかな あれ、最後は奥さんを殺して ミイラに・・・なんですかね。
333 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/17 22:55
ちびちび寝酒のように「刺青の男」を読み返してる。 25年振りの再読だが、十分耐えられる。 昨日は「ロケットマン」。絶品。
今、NHK総合で
>>100 の番組を放送ってます。
と思ったら出た. >>ブラッドベリ
335 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/22 12:04
「ウは宇宙船のウ」でSFにはまりました。
SFではないのですが、好きな短編があります。
田舎のおばあさんの所へ親戚の子供がやってきて
ダイレクトメールを申込む。
普段は全然郵便の来ない所なのに、
どんどんとメールが舞い込む。
しかし子供が去ってしまうと、字の書けないおばあさんには
やがてメールが来なくなってしまう。
この物語が、今では一番心に残っています。
(題名を忘れてすみません。メランコリーの妙薬か
とうに夜半をすぎてかと思っていましたが、違うようです。)
>>281 ジェイミーの奇蹟 とうに夜半をすぎて かな
336 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/22 13:20
>>335 あれ、時代性も感じるよねーってアメリカは今でも識字率けっこう低いんだっけ。
微妙に関係ないが、実はブラッドベリ、あの時代にヒスパニック多数出演という珍しさ
337 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/22 13:35
>>336 そう言えば、シ、セニョール、シなんて台詞も
なんかに出てた。
陳列男のリカルドたんモナー
339 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/23 01:37
山のあなたに in 太陽の黄金の林檎だしょう
>>335
>>338 レスありがとうございます。多分そうです。
探したけれど何故か黄金の林檎だけが見つからない。
342 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/23 12:07
このスレを見て気がついたけどクライブ・パーカーの「血の本」シリーズ(集英社 文庫)ってブラドベリの「刺青の男」とそっくりっていうかまんまパクリですね。 確か「刺青の男」も刺青一つ一つに様々なストーリーがある短編集だったと思いま すが、記憶違いかな。知ってる人、教えてください。 私は廃止間近の路面電車に老運転手が子供たちを乗せて郊外にピクニックに行く話 が好きです。
344 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/26 22:13
>>343 「刺青の男」は、その通り。
いろんなとこで書いた短編を集めて、ただの短編集にするのもありきたりだし、
刺青の男をうまくつなぎに使ったんだと思われ。
バーカーの「血の本」に刺青の男でてきたっけ?
>>344 レス、有難うございます。
バーカーの『ラストショウ』(血の本Y集英社文庫)の最終章、その名も『血の本』
で霊を怒らせたうそつき少年が体中にいろんな物語を刺青される話が載っています。
ありゃ。あとがきで訳者の矢野浩三郎氏がバーカーが『刺青の男』をヒントにしたら
しいことを書いていました。
(^^)
347 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/03/15 01:05
パクリじゃないけど。 キングの「IT」やシモンズの「サマーオブナイト」は 「何かが道をやってくる」に設定が似てると思います。 ブラッドベリ 哀愁の詩人 キング 感情移入の達人 シモンズ 器用な才人 というイメージで 私はやっぱり ブラッドベリ>キング>シモンズ です
348 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/03/15 15:05
ブラッドベリの初期作品を今読むと、 「異常な状況に置かれた人間心理」を描く作品が多い。 キングの語り口はエネルギッシュで下品だが、 意外とブラッドベリの正統な後継者かも知れないね。 シモンズやマキャモンはキングの子供。 バーカーは別格。
349 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/03/29 02:53
「太陽の黄金の林檎」収録の「人殺し」は、 携帯電話が普及した現代社会を予見した作品ですな…。 10年前に読んだらまた受け止め方が違ったんですかね。
350 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/03/30 18:34
ブラッドベリのスレ、初めて発見しました。 周りにブラッドベリファンがいないので、皆様のカキコに感動している次第です。 『今夜限り世界が』が一番好きだな。 短編なのに計り知れない衝撃を与えられたよ。
MYSTというゲーム、 ブラッドベリの作品に漂う寂寥感が味わえるね。
(^^)
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
354 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/04/21 07:18
夜のコレクトコール・・・ 万華鏡・・・
355 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/04/26 17:06
夜間にはどの家も消灯していて真っ暗で、散歩していると 無人パトロールカーに逮捕されるという話がありました。 それをひっくり返したのが、現代日本でしょうか?
356 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/05/08 09:09
友達から聞いた話なんですけど・・・ スティーブンキングの小説には ブラッドベリからの影響を感じるらしいんですが どの辺なんでしょうね?
357 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/05/08 14:07
そいつに訊けば?
358 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/05/08 18:00
←現実 幻想→ キング ジョナサンキャロル ブラッドベリ この三人の作品なんとなく共通した雰囲気があると思う
360 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/05/14 23:27
瓶、・・・ヒッチコック劇場で放映されたのを先に観た。 後で読んだが数段怖い。
361 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/05/15 03:12
古本屋で茶色くなった「何かが道をやってくる」を見つけたので読んでみます。 どうも新品つるつるのブラッドベリはだめなんだよね。
362 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/05/15 03:50
>>361 何かが道をやってくる 好き。
「おまえたちはディッケンズを読んだことがあるかね。
批評家たちは彼の小説に偶然性が多いことを非難するけれども、
しかし、人生はすべて偶然なのだ」
いい加減自分とレスリングの三本勝負を終えたい21歳♂でありました。
363 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/05/16 15:29
晶文社から出たエッセイ集「ブラッドベリがやってくる」 「ブラッドベリはどこへいく」を読んだ人いますか? 創作スタイル、考え方が書かれていて、 とっても楽しいエッセイで、とくに「たんぽぽのお酒」がお好きな方にはお勧めです。 以前、キングとの類似が話題になっていましたが、エッセイは皮肉っぽいのに明るい 語り口がそっくりで、私はあの二人は同一人物か、もしくは近親者じゃないかと思ってます(笑)
>>363 よんだよんだ。結構面白かった。
たんぽぽのお酒は恥ずかしながら未読。読んでみようかなー。
366 :
おっ!!長者番付にこんな人が・・・ :03/05/16 20:36
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
368 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/05/28 16:57
ブラッドベリといい、アシモフといい、クラークといい、 みんなエッセイが面白いのはなぜかしらん。age
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
370
ブラッドベリファンの皆さんにアドバイスを頂きたいです。 いくつか短編を読んでみて、すごいハマッてしまいました! それで短編集を集め始めたんですが、必読順(面白い順)を教えてください。 手に入れて今手元にあるのは、「万華鏡」「ブラッドベリは歌う」(サンリオ)、「十月はたそがれの国」(創元)、「よろこびの機械」(ハヤカワ)の4冊です。どれも少し拾い読みしただけです。 あと初期短編集は全部揃えたいなあ、ぐらいの勢いで考えてます! どうかよろしくお願いします。
まず十月。
次に火星。
374 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/06/15 07:38
「ウは宇宙船のウ」創元 これではまった人が多い(私も) 「太陽の黄金の林檎」早川 これもいいなあ 「刺青の男」早川 この3冊が私の短編ベスト3かな。
俺も火星に1票。 初期〜70年代のブラッドベリを まず、全部読みましょう。
火星年代記の「優しく雨ぞ 降りしきる」に一票
火星ではどれもいいけど「緑の朝」が好きだなあ。雨の描写が。 あと「月は今でも明かるいが」のバイロンの詩も鳥肌。
「火の柱」って何に入ってたっけ? 俺はあれが好き。
>378 『スは宇宙のス』だな。 俺はその中では『飛行具』と『別れも愉し』がいいな。
380 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/06/18 22:03
たんぽぽもいいよ
381 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/06/22 00:29
2003年6月 空のあなたの道へ 火星=アメリカだったんだね。 うーん、気づかなかった。情けね
382 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/06/25 02:25
この人は怪奇小説が上手いと思うんだが。 「いかずちの音」で感動して、他のも読んだが「ほほえむ人々」 がスゴかったぐらいで正直がっかり。と言っても全部読んでないけど。 「華氏」→オーウェルの方がいい。二番煎じだ。 「よろこびの機械」「十月」「ウは宇宙船の〜」もあんま印象に残るの無い。 「何かが道を」やってくるは途中まで読んでたが実家に忘れてそのまま。 あの展開だとあんま面白く無さそうだった。火星年代記を今度借りてこよう。 この人は感傷的な作品が多いけど肌があわないんだよな。抒情的なやつは欧州の作家の方が良い。 「いかづち」「微笑む人々」みたいな狂った感じの恐怖小説はすっげー面白いと思うんだけど この手のやつは他に無いの?
アントニオ・タブッキとか?
385 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/06/26 08:23
小説は読むべきタイミングというのがあるね。 この年からこの年の間に読んどかないと読んでも無駄ってレンジがあるね。 あんなに夢中になったのに今読むとみたいなことってあるね。
386 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/06/26 11:10
E・R・バローズとか、F・ブラウンもそのタイプだね。
逆に、というか。この年に読めてよかった、ってのもあるね。 漏れの場合サンテックスとブラッドベリに高校生の時に出会ってよかった、と思う。
388 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/06/27 09:24
>この人は感傷的な作品が多いけど肌があわないんだよな。抒情的なやつは欧州の作家の方が良い。 原文で読んでます?
389 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/06/30 01:17
>>371 です。
みなさんアドバイスありがとうございました。
自選短編集というので、サンリオの「万華鏡」から読むことにしました。
他の本もあわせて、いくつか拾い読みしたなかで良かったのは、
「草原」「すると岩が叫んだ」
「戦争ごっこ」「バーン!おまえは死んだ!」
こういう感じのは全部読みたいですね。
逆にあまり合わなかったのは「霧笛」「万華鏡」「みずうみ」です。
「歓迎と別離」は+αが欲しかったです。でもまた変わるかも
知れないので、そのうち再読してみたいです。
漏れは「霧笛」好きだな。 「この世界じゃ、どんなものでも愛しすぎてはいけない」って台詞が刺さったヘンな恋愛をしていたあの頃。 未だに愛しすぎないようにする術を知りませんがヽ(`Д´)ノ
>> 「戦争ごっこ」「バーン!おまえは死んだ!」 フォレスト・ガンプのベトナムのとこで まっさきにこの二つの話を思い出しますた。
バカなことをする人がバカなんです!
「霧笛」を初めて読んだのは厨房のときだが、あまり面白くなかった。
大人になって読み返したとき、あまりのせつなさに涙した。
昔読んだときは面白くなかったんじゃなくて、
理解してなかったんだ、ってことがよーくわかった。
「万華鏡」も「みずうみ」もそんな短編だ。
>>389 も
>>390 のように、いろんな経験を積んで、もう一度読んでみれ。
>393 俺は>389じゃないが、単に作風が肌にあわなかった、ってことじゃないの。 人生経験云々は関係ないと思うよ。
>>394 |∀・)ジー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
|∀・)ソ...ソウカナ?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
|)彡 サッ
>395 な、なんだ、俺なんか悪いこと言ったか…? とりあえず出てきて話しあおうよ。
コソ-リ
|;´д`)ノ スマソ スマソ
>>394 気を悪くされたのなら、申し訳ない。
394は間違ってないし、俺も責めてるわけじゃない。
確かに小説を読むにあたって、人生経験なんて関係ないし、
少なくとも、作家はそんなこと考えてないだろう。
ただ、読者の方は、日々成長していく。
歳を経るごとに、小説の読み方や感情移入の仕方が変わってくる。
たとえば「霧笛」。
子供の視点で書かれた小説で、
子供にとっては、ふーん、そんなこともあるかもね、っていう話で
おそらく、感動より驚きや恐怖の方が勝っている。
だけど、歳をとってから再読した俺は、「海から来るもの」にひどく感情移入した。
そこには、滅びゆくもののせつなさだけでなく、
人の心の中の「孤独感」や「異性に対する思い」から、果ては「人類の終焉」まで
ありとあらゆる「せつなさ」が投影されていることに気づかされた。
俺は、そういう「せつなさ」を実生活で幾度も経験してきたから「わかった」んだと思ったんで
>>393 のようにカキコしたんだよ。長レススマソ。
(まあ、最初から気付けよ、と言われたら、それまでだけどw)
自分のせいでちょっと空気、変えちゃったみたいですね。 作家スレで作品をマイナスみたいに言うのはちょっと躊躇いがあったんですけど、 正直な感想だし…と迷いながら結局書いてしまいました。 自分もリアル厨房ならいいんですが、それなりに年輪を重ねているので 「いろんな経験を積んで、もう一度読んでみれ」となると、 今までの人生をすべて否定されたように感じてショックを受けたのも事実です。 でも393さんは気にしないでください。こちらももう気にしませんから。 「万華鏡」は、先に今日泊亜蘭「宇宙兵物語」の「釦と留め金」や「輪」 「訣別の賦」を読んだので、似たような「万華鏡」は弱く感じたのでした。 自分にとっては「宇宙兵物語」のほうが断然良かったです。 こういう人情話に弱くて、ほんとに泣きそうになった覚えが。 「みずうみ」「霧笛」は再読しました。 もちろん言いたいこともちゃんとわかるし、悪くないけど、やっぱり合わないかな。
『霧笛』、小学校高学年か中学生くらいの頃に読んだっきりで、 当時はおもしろいとは思うけど、ものすごく好きだとは思わなかった。 同じ頃に読んだ『十月〜』なんかは「好きだ!」と思えたんだけど。 でも、なんだか不思議なくらい『霧笛』の内容は覚えてる。三十代の今も。 そして、さっき>397さんのレス読んだら、いきなり胸が痛くなって涙が出てきた。 閉まっていた扉が突然開いた、という感じに近い。 再読して感動というのはあるけど、こんなことは初めてだ。 明日、『霧笛』買いに行きます。397さんありがとう。
>>398 禿同!しかも今日泊対ブラッドベリという比較がすごく良い。
ああ、やってしまった(恥+涙
若い人が趣味に合わないというだけで、
好き嫌いができるのは勿体ないと思って書き込んだのですが、
考えが足りませんでした。俺の馬鹿。
>>389 さん、ごめんなさい。
これに懲りないで、また読んだ感想などをレポしてもらえれば、
うれしいです。
子供の時と大人になってからって比較以外にも読み返した時の感情や年齢で読後の印象って変わってくると思うよ。 いま大人だからといっても結婚してからとか子供を授かってからとかで変わるものなのだとしたら、389は落ち込まなくてもいいと思うよ。 つか10代の頃に「火星年代記」を愛読してて最近また買い直しはじめた自分は、ブラッドベリのことを長期の再読に耐える作家だと思っています。
昔、高校の帰りに何人かで2本だての映画みて帰ったことがあった。 「ルパン3世 カリオストロの城」と、もう一本は 「ミスター・BOO」だったかの香港のお笑いもの。 次の日、「カリオストロの城」の方がよかったってのは漏れだけだった。 関係ないか。
漏れも「ミスター・BOO」で、爆笑できる人とは話が合わないことが多いw
405 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/08 19:19
でも、結構回りには「ミスター・BOO」で爆笑してる人が多いw でしょ?
406 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/08 19:51
Mr.BOOって吹き替えの面白さで笑うものではないでしょうか?
広川太一郎さんだったりなんかして。
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
「すべての夏をこの一日に」と「長雨」以外に ブラッドベリで金星が出てくる話が読みたい。 雨で漂白された世界として金星を描いた人って、 ブラッドベリしかいないんじゃないか?
ブラッドベリ読んでみたくなって書店行ったが一冊しか見つからなかった。 文庫では出てないの?
411 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/24 19:32
>410 ハヤカワ文庫 創元推理文庫 新潮文庫 大きな本屋さんかネット書店で探すのが吉。
ジュンク堂に行けばハードカバーがいっぱいあります。 でもみんな埃かぶってました。というかSFの棚を 掃除する気がないみたいですね。
ブラッドベリですら新刊書店ではなかなか見当たらないご時世なのね(つД`)
415 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/08/02 00:19
ブラッドベリ久しぶり。「バビロン行きの夜行列車」を読んだ。21篇の短編集。 孫に捧げるだけあって枯れてきた様子が見えるが、それなりに楽しい。 「くん、くん、くん、くん」や「ミスター・ペイル」は昔の感じを思い出した。 だけど最後まで自分の記憶に残るのは「木のてっぺんの枝」のような気がする。
∧_∧ ∧_∧ ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕 = ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
「華氏451度」 中国人の華僑がてでくる話しだと思ってた 舞台は未来の香港でね
418 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/08/04 16:40
「歌おう、感電するほどの喜びを!」 ババコンの私には泣けてくるほど子供たちが羨ましい話。
『火星年代記』が好き。 どの話が・・・というのではなく、全部の話を読むと最後にストンと 最後のピースがはまるような、一枚の絵みたいな物語が好きだ。 ボロボロになるまで読んで、そのたびにまた一冊買ったりしてるんだけど 惜しいと思ったことはないな。
昨日BSの「レイ・ハリーハウゼンのすべて」を観てると、 ブラッドベリがでてきた。 学生時代にSFクラブで知り合って、 お互い恐竜好きで意気投合、大の仲良しになったそうです。
『恐竜物語』読んだ?
読んだ読んだ。 モデルアニメーターの話があったよね。
「ドラゴン」を見るために、奥さんとハリーと一緒に オペラを見に行く話が楽しかったw
火星大接近の話を聞くたび、ブラッドベリを思い浮かべる漏れ。 乾いた赤い砂漠を、文学者を乗せた帆船が音もなくすべる様子も想像しながら…
まだ火星に運河があった頃…
426 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/08/11 12:59
8/10の毎日新聞「今週の本棚」の「この人・この3冊」にブラッドベリキター 選者は長谷川眞理子(早大教授?)氏 「10月はたそがれの国」「華氏451度」「火星年代記」を採り上げている。
遥かな昔に読んだ記憶が・・・・。 涙が止まらなかった。
毎日読んでる人、うpしてください 暑いから図書館に行くのも面倒だよ
ほい。てきとうに抜粋した。 -- 最初に読んだレイ・ブラッドベリは『10月はたそがれの国』だった。軽い短 篇集でありながら、二度と忘れられない余韻を残した。…… 『華氏451度』は、……誰もが懐疑を抱かず、問うことが禁止された社会で、 懐疑に目覚めた男が戦い始める。これが、テレビが出始めた直後の1953年に書 かれたというところが、素晴しい。 『火星年代記』は、……これも文明批判の書である。未知の領域へと踏み来 んでいきながら、見知らぬものを排除し、破壊せざるを得ない……人間に対す る復讐の物語が含まれている。 ブラッドベリの核心は、伝統的なモラリストである。……人間性と文明に関 する彼の洞察は、もはや斬新とは言えなくとも、いまだ色あせてはいない。私 たち自身が、それほど変わっていないからだ。 -- とくに目新しいこと言ってるわけでもないな。 小さな欄にあらすじ紹介もつめこむ必要があるから、しょうがないだろうけど……
>>429 ありがとう。
引用してもらってなんだけど、ありがちな・・・・・・
まあ、たしかに色褪せてはいないんだろうね
このスレが長生きなのをみても
>見知らぬものを排除し、破壊せざるを得ない これは少し新しい着目点かなあ。 それが白人、さらに言えばアメリカ人に色濃いのをブラッドベリはどこまで 考慮しているか… 多分かなり深く感じているんだろうけど、原作では白人らしいスペンダーが ドラマでは黒人だった。あれは本人のOK出てるんだろうか?
432 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/08/11 22:26
ロックハドソン主演の『火星年代記』の再放送キボーン。 DVDかビデオで出てる?
ビデオは昔出ていたけど廃盤だから中古で探すしかないね DVDは少なくとも国内版は出てないはず 再放送はどこかのケーブルテレビでやってるらしいけど うちは衛星も見られない貧乏家庭なんで・・・
434 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/08/12 23:28
↑ レス、サンクス。 ブラッドベリってロスの人だっけ? 「すると岩が叫んだ」や「つぎの番」みたいな第三世界に復讐される話は、彼がアメリカ中心主義を意識していることにならないか? ひょっとしてメキシコ人の密入国者やアジア系移民やらネイティブアメリカンやらをイメージして火星人を描いたのか、と思う。 アフガンやイラク戦争の感想を聞いてみたい。
435 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/08/13 00:21
ツツツ氏は言った。 「チュイエレオルさん、わたし、あなとともう二度と見えない!」
「オブライエンのおくさん、もうお会いできません、お別れです!」
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
昨夜の火星を見ましたか。夜空にひとつだけ真っ赤な星。 湿った風が吹く不思議な夜でした。
ブラッドベリのファンなら今年の火星は要チェックですか? 最接近するそうですが。
441 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/08/24 04:44
星の見える部屋に住んでいる人々がうらやましい。 望遠鏡持ってても公園までもってかないと使えないよ。
443 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/08/25 00:11
こないだ古本屋でサンリオ文庫の『万華鏡』買ったんですが、 所収の「たんぽぽのお酒」はハードカバーで出てる同名作品より短いですよね。 とりあえず別物なんですか?? ハードカバーの方だけ読んだ
>>442 部屋というか、新宿近くに住んでいる俺はどうやっても駄目。
見上げたら変な紫色の星雲が一面に広がってる。
というか漏れは世田谷だが、手作り望遠鏡(38倍くらい)でも大シルチスらしきものが見えますたよ。
今日ふと思ったんだが、大接近している火星よりも、それ以後の地球から遠ざかる火星の方が もっとブラッドベリ的ではなかろうか? 285年先まで、しばしの、お別れ…
詩人だね
どうせなら、たんぽぽのお酒で
>>447 に乾杯
晴れるといいな。家の窓からは雲しか見えない
451 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/08/27 20:05
今夜も火星を探して屋根に登ります。 屋根の上で毎晩ぼんやりするなんて、十代の頃以来です。 あの頃も猫と一緒に星を見ました。 今年火星を一緒に見る猫は、当時から数えて3代目です。
>>451 もいねー。三代目の火星猫。
実際に体験した事がある身近なブラッドベリみたいな。
ちょっと違うが「地球を見守る人たち」や「休日」を思い出したりも。
昨夜は火星の真下で花火が上がってたよ
455 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/09/15 20:37
通りすがりの者ですが、ブラッドベリ氏はまだご存命? 中学〜高校の頃に読んで、とても好きになった作家です。 今読み返すと、ダリルホール&ジョンオーツみたいな感じね。 どんな夢もかなう幸せいっぱいのアメリカなんだけど、 その裏にものすごい虚無感みたいなのが漂っているというか。
まだ元気なおじいちゃんのはず。
加藤元宏の「ロケットマン」って漫画を読んでブラッドベリに興味を持ったんだけど、 どれから読み始めたらいいですか? ちなみに上記の漫画を読んでる人いる?
ロケットマン知らないんで、どんなのを期待してるのかは解りませんが。 「火星年代記」 「刺青の男」 「ウは宇宙船のウ」 この辺りを読めば作風がわかるはず。
ロケットマン読んで興味持ったんなら当然「ウは宇宙船のウ」からはじめるべき ついでに、川原由美子の「前略ミルクハウス」(w
461 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/09/26 09:55
ブラッドべリファンがこんなにいたなんて・・・。 感動! 読みやすいよね。ひねりもあってたまに怖いのあるけど。 スレ違いかもわかんないけど 「ガタカ」って映画なんか雰囲気近いと思う。
ロケットが飛ぶ映画はみんな好きさ。 「ガタカ」「遠い空の向こうへ」「ライトスタッフ」... ついでに「前略ミルクハウス」も好きさ。
ところで、リイ・ブラケットの新刊に ブラッドベリがおまけでついてるよ。
「二人がここにいる不思議」収録の「恋心」が大好きだ! 火星がらみの話は描写が好き。ブラッドベリの文章の美しさも遺憾なく発揮されている。 シーオいじらしいよ、私だったらついていってあげたい…。 あの後あっさりふられてしかも発病する、なんてふうには考えないぞ! 妄想の中で強引に幸せにしてあげるのだ。
465 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/09/26 23:29
太陽の金の林檎をガタカみたいな雰囲気で映画化してほすい
466 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/09/29 22:00
まもなく10月、 霧と黄昏のブラッドベリの季節だ。 今でも、お祭りに見世物小屋とか来ているんだろうか? 蛇食い女とかだけど...。
467 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/09/29 22:21
関係者がこのスレ見て「よし、それいただき!」なんて可能性ないとも云えんしな メガやエバグリも名前考えるのに必死だしw
スマソ。思い切り誤爆した 見世物小屋なら今もあるよ。オカルト板にスレ立ってたし
オマイラ! ハロウィーンがやってきた! ですよ。
ピプキン!
今年の十月は、あんま黄昏の国っぽくないなあ 今日も、日が暮れてからも25度あったし
でも金木犀が香る夕暮れを散歩するのは好きだよ。 どこから金木犀が香っているかを探しながら角を曲がってみたり。 なかなかみつからなくてうろうろしていたら、 あっという間に月が登ってしまったり。
どんどん火星が遠ざかっていきますね。 黄昏の国。 サヨナラ。
474 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/10/06 02:54
自分をナイーブに見せたくって女の子に村上春樹を薦めるのは、いまや恥ずかしいことになってしまったが、ブラッドベリなら今何気にいけそう。
>自分をナイーブに見せたくって女の子に村上春樹を薦める そ う だ っ た の か !
476 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/10/06 19:07
晶文社の『たんぽぽのお酒』を購入。100円(古本屋)。 予備知識なかったんだけど、サンリオ版『万華鏡』の 同名中編の焼き直しみたい。奥付みると51刷て凄い。 中編版とどっちを先に読むのがいいの??
>自分をナイーブに見せたくって女の子に村上春樹を薦める そ れ 、 や っ ち ま っ た !
>>476 そうですね、普通ですと読み応えのありそうな長編の方を
後回しにするのがよいと思います。
短い方を先に読む格別の事情があれば別ですが・・・
479 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/10/06 20:40
>>476 『たんぽぽのお酒』ですか。
「音の本棚」のオールタイム・ベストにはいってましたね。
まちがえました・・・ ×短い方を先に読む ○長い方を先に読む
481 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/10/06 21:24
さっき火星がきれいにみえました
月の向こう側に見えてたね。いい感じ。
>>478 さん、レスありがとうございました。
短い方が読むことにします。
485 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/10/12 01:04
昨日、「火星年代記」を読み始めました。 30ページぐらいかな。 イラがいらいらしています。 まだ、ほんのはじまりです。 読み終わったら、感想を書き込みます。
そのうち、ツツツ氏がつつつしたり サムがさむさむしたりするようになりますよ
487 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/10/12 16:16
25歳。
去年まで金無し君だったけど、オンラインカジノとパチンコで
二年で350万貯めた。一度やってみなよ。
初回のみだけど、1ドル以上のチップを買えば30ドル(4000円くらい)貰える。
もらうだけもらってプレイせずに換金することもできるし、ルーレットで赤か黒に
思い切って賭けてしまえば50パーセントで二倍になる。
金なきゃオフラインでゲームすればいいだけ。暇つぶしになる。
ビデオポーカーとかスロとか色々あるのでマジでお勧め。
http://www.casinoglamour.com/~14ts/japanese/
火星年代記は神
>488たんはブラッドベリも駄作を世に放つこともある、とおっしゃりたいのでつね。 個人的にあんまハマらなかったなー、ってのある? 漏れはまだ、この人の作品ひとつふたつしか読んでないです。 今んとこハズレなし。
491 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/10/15 01:12
読んだのは「火星年代記」「塵よりよみがえり」「誰かが道をやってくる」 今読んでるのは駅の中古セールで見つけた「刺青の男」。 「たんぽぽのお酒」と「メランコリーの媚薬」(だっけ?)は拾い読みだけ。 ブラッドベリの文章って美しすぎて、読んでるとハイになるよ〜。 刺青の男もゆっくり読もうと思います。
考えてみたら、ひとつふたつじゃなかった……罠。
黒いカーニバル、100円でゲット! 短編はいくつか気に入ったんだけど、長編には未だ手が伸びず。 華氏なんたら、と火星人記録も100円であったんだよなあ…。 (嘘。あったのは火星年代記)
なかなか古本屋などでお目にかかれんよね、彼の作品。 みんなうらないんかなー?
496 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/10/22 20:25
えっ…?!(絶句) そこそこ、見るけどなあ。ブックオフなんかでも。 最近みたのは、「二人がここにいる不思議」、「華氏451度」、「火星年代記」、「恐竜物語」、 「キリマンジャロ・マシーン」。何度か足を運んでも売れてなかった。まだあるかも。 「太陽の黄金の林檎」は今度買おうと思っていたら、誰かに買われてしまった思い出が。
俺は最近2軒の古本屋さんで 「十月の旅人」を見かけたぞ。 価格はそれぞれ100円と300円。 買おうかどうか迷ったけど、 まあ1冊持ってるから、もういいかと。
498 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/10/22 22:12
とりあえず、短編を拾い読み中。長編はちょっと根気がないから、多分読まない。
>>464 さん紹介の「恋心」を今日読んでみた。よかった! はじめて読んだ火星ものw
「気長な分割」もよい。短編集は全部集めたいかも!
ブックオフだと近頃、「二人がここにいる不思議」はよくみるね。
他の古本屋だと、サンリオの「万華鏡」があったよ。
499 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/10/22 22:45
「よろこびの機械」は最初読んだ時、なんか面白く感じられなかったが、 読み返した時にするめのように味わいが広がった。
人には勧めないけど、実は私「よろこびの機械」が一番好き。 特に「海より帰りて船人は」は何度も読み返した。美しい。
501 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/10/31 19:27
ネタは、なんにもないのだけれど、今日はハロウィーンなのでage
「何かが道をやってくる」 ブラッドベリの中でこれだけが苦手…何故だ?
言わせてくれ 短編集「太陽の金の林檎」を読んで、涙が出てきた。 中学の頃から繰り返し読んできたのに、こんなことは初めてだ。 なぜだ。
>505 似たような経験がある。 円谷幸吉が死んだ直後に彼の遺書を読んで、すごくしらけた。 その後社会人になって読んだら、一行毎に涙が出てとまらなかった。 思春期過ぎてそんなに泣いたことはなかった。泣いた自分が不思議だった。
>505 歳を取ったからだよ・・・
>508 興味があるなら 沢木耕太郎の「長距離ランナーの遺書」 (「敗れざる者たち」(文春文庫)) を読むといいYO。
lヽ ノ l l l l ヽ ヽ )'ーーノ( | | | 、 / l| l ハヽ |ー‐''"l / 山 | | |/| ハ / / ,/ /|ノ /l / l l l| l 山 ヽ l ・ i´ | ヽ、| |r|| | // _lノ| / ・ / | 崎 l トー-トヽ| |ノ /\ /\ /// | 崎 | | ・ |/ | l ||、 / | |ヽl ・ | | 渉 | | l | ヽ, / | | l 渉 | | !! | / | | | ` ー-‐ ' ´|| ,ノ| | | !! | ノー‐---、,| / │l、l |レ' ,ノノ ノハ、_ノヽ / / ノ⌒ヾ、 ヽ ノハ, | ,/ ,イーf'´ /´ \ | ,/´ |ヽl | /-ト、| ┼―- 、_ヽメr' , -=l''"ハ | l ,/ | ヽ \ _,ノーf' ´ ノノ ヽ | | 、_ _ ‐''l `ー‐―''" ⌒'ー--‐'´`ヽ、_ _,ノ ノ
514 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/12/10 21:03
トリフォーの「華氏451」のDVDが1500円で売ってるね。
516 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/01/01 23:07
>>514 あれって、特撮がチャチなんだよね。ずっと昔にみたけど思い出しても脱力する。
ま、それが主眼ではない映画だけど。
>>516 そんなあなたにはTV版「火星年代記」を見せてあげたい(w
518 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/01/05 19:02
>>502 確かに、あれは何に基準を置いて怖がっていいのか分からなかったよ・・
リベリオンって映画観て、F451を思い出した。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ / \ / ヽ l::::::::: |「何かが道をやってくる」はサーカスにいく前夜に |:::::::::: (●) (●) .|子供に読み聞かせてあげようね |::::::::::::::::: \___/ | ヽ:::::::::::::::::::. \/ .ノ
このスレはageて置かねばなるまいw 「何かが道をやってくる」、 映画は面白くなかったな。「年代記」のTVシリーズは良かった。
うちの方では、摂氏233と呼びます。
今日初ブラッドベリでした。「塵よりよみがえり」。途中少しダレちゃった気がしたけど、 あと文章が美しすぎて眩暈を感じることもあったけど、よかった。 「あなたが死んでも誰にも骨には触らせない〜」のくだりとか、泣けそうだった。 萩尾よりブラッドベリから読むべきだったかなぁ…。 しかし80過ぎて凄いなこの人。 ひいひいひい…おばあちゃんのビジュアルイメージが最後までわかなくて困ったけど。
俺のブラドベリ暦は『死ぬときは一人ぼっち』までだなぁ・・・。そういや、 「霧笛」を、早川と創元で読み比べした人いる?w
霧笛って原作には怪獣出ないってマジ?
出てくるよ。
あ、ひょっとして『ゴジラ』の元ネタか?w
528 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/01/29 21:46
「メランコリイの妙薬」 私もこれで憂鬱症に悩む世の多くの女性たちを救いたい。
霧笛の怪獣といえばブラッドベリとハリーハウゼンって少年時代から友達だったんだってねぇ。 いい話だ。
冷戦時代の、濃い霧の多い、ソ連が目の前にある半島の街で 暮らしてた身の上には、印象深い作品ではあったな。
>>529 「恐竜物語」にアニメーターの話あるじゃない。
プロデューサーそっくりの怪獣作っちゃうやつ。
やっぱハリー・ハウゼンがモデルなのかな
「別れもたのし」が好きだな 大人にならない男の子がお世話になった家を出て行っちゃう話。
533 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/02/02 10:58
>>532 いいよね。
「永遠に生きる」→「別れがつらい」という話はよくあるけど、
そこからさらに一歩踏み込んで、「でも、楽しいことも沢山ある」
これって、別に永遠の若さを持った人間に限ることじゃないわけで、
悲しいことも楽しいことも、全部含めて人生は素晴らしいという、
ブラッドベリのメッセージだと思う。
ここって2ちゃんだよな? ・・・グスン
「歌おう感電するほどの喜びを」の、おばあちゃんロボットも、 あっさりと、人間と機械の垣根とかそういうレベルの考え方を飛び越えてる。 氏の作品には、世界のあらゆるものに対する愛情があふれている。 恐怖や暗闇にさえも、氏は優しい眼差しを向けて描いている。
ブラッドベリが夜の闇を怖がる子供向けに書いた童話に 「夜を点けよう」"Switch on the Night" てのもあったね。電気を消すのは夜という新しい世界の スイッチを入れることなんだよ、みたいな。
「万華鏡」のラストには鳥肌がたつほど感動した。ものすごい話だ!!!
538 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/02/12 00:34
手塚治虫風にはブラドベリィ(だっけ)。 私的には「歌おう感電するほどの喜びを」が泣ける。 ブラッドベリのあの恥ずかしげもなく惜しげもない感情の、高揚の 表現が好きだなあ。
ブラッドベリを一言で言い表すスレ 1 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 :04/02/12 00:34 判官びいき
「メランコリア」ってのは?
塵よりよみがえりで、屋根裏の婆ちゃんが、「長く生きる」ことについて語ってて、 少年がそれについてどう思う?と聞かれて、「あまりよくはないと思う」って答えていたのが とても印象的だった。 80を越えたブラッドベリがそんな風に言えることを、素直にいいなあ、と思うと同時に、 羨ましく思った。 こういう優しさとか、素直な目線とか、子供の頃の暖かさとか、病んでいる物にすら 攻めていかない感覚を、ずっと持ち続けていられるってどんなだろう。
透明少年?だっけ、魔女と男の子の話。 最後がどことなく寂しいけど幸福で好きだよ そういやブラッドベリってぬいぐるみとか大好きだって聞いたな お客さんは地下室のコレクションルーム?みたいなところで 延々ミッキーのぬいぐるみとか見せてもらえるって話だw
地下室でキノコを植え付けられたミッキーと、 永遠に仲良くさせてもらえるんですね
>541 ラスト、「耳をすまして…」っていうのが、流石ですね
ブラッドベリはまって、父(50過ぎ〉に言ったら父も昔好きだったとのこと。 丁度父の時代にバーっと人気が出た人なのだそうで。 父はプロで創作業をしてるんですが、私が、「こんなに切なく懐かしい少年時代の感じって 何で出せるんだろう」と言ったら、「多分不幸だったんじゃないか」と 言っていました。 「え?」と思ったけど、「人は無いものを欲しがるし、無いものに焦がれるからなあ。 絶望を知らなければ幸福の良さは分からないんじゃないか」と言われ、なんとなく納得。
>>545 なるほどねー。
そして、我々がブラッドベリの作品に憧憬を抱くのも、
同じように、何か足りないものを求めてなのかも。
確かに幸福なだけじゃなく、そこに潜む切なさや、未来の寂しさなんかも 予感させるのも多いし、美しい残酷性があったりもする。 でも、ブラッドベリの話って絶対に変化しない世界から外には出てこないですよね。 飛びだしていく瞬間は書くけど…。 だからこそ、汚れも悲しみも少しずつ知ってきた今、あの頃の良さが分かるっていうか。 よく大人になったら読めなくなったって言う人が多いけど、私は今19なんだけど、 とても幸福な気分で読める。 幸せな時は幸せだって分からないってよく言うけど、ブラッドベリを読むとささいな時間の 大切さとか、あんなことが本当に素敵だったとか、幸せだったとか、素直に思いだせる。
548 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/03/09 04:18
ブラッドベリの短編が100も入ってるこの本、 欲しいんだけど収録作品が全部載ってるリンクとかって ないですかね?それ以外にも情報あったら教えてください。 激しくガイシュツなら申しわけありません。
550 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/03/09 11:10
そーいえば短編で 「湖」とか「地下室」とかってブラッドベリの作品? なんとなくストーリー覚えてるんだけど。。
>>550 ハギオモトの漫画? 『十月はたそがれの国』か、『ウは宇宙船のウ』、『スは
スペースのス』に入ってると思う。
553 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/03/10 10:25
>>552 ありがと!!
うんうん 萩尾望都の漫画!!
「湖」は、「十月はたそがれの国」 「地下室」は、「よろこびの機械」
>>554 「地下室」ってキノコ育てるやつ?
それだったら違うタイトルで「スはスペースのス」にも収録されてるよ。
556 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/03/11 14:51
違うタイトルって「僕の地下室においで」だっけ? ブラッドベリ初読は15〜6年前、早川の『黒いカーニバル』。 このスレで触れられてないが、「詩」に泣いたよ。売れない詩人が書く 詩がどんどん現実を封じ込めてしまい、近所の爺さんや子供までが 詩に閉じ込められて消えたのを見かねて、詩人の妻が彼を酔わせて 自分たち夫婦の詩を書かせて、現実から消えちゃう話。 残された詩を読めば、誰でも幸せそうな夫婦の情景が浮かぶって言う 文章に本屋で立ったまま泣いたよ。その後「万華鏡」でも泣いたなぁ。 即効買って泣きながら友人に電話して、延々と朗読して聞かせたよ(w
「万華鏡」って何に入ってるの? 入手しやすいやつ教えて。
>557 ハヤカワの『刺青の男』かなぁ
559 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/03/11 17:58
>>557 ,558
『刺青の男』は現在目録から落ちているから、ふつうの本屋では手に入らない。
したがって、河出文庫の『20世紀SF@ 星ねずみ』に入っているのが、
いちばん手に入りやすい。
>>558 ,559
ありがとう。探してみます。
「20世紀SF」ってアンソロジー?
そうです。40年代から10年刻みで90年まで6巻。 なんでこの作家でこれなんだってやつも多いけど(ゼラズニィとか)。
「みずうみ」とか、放送教材として製造されてる? 中学の昼休みに校内放送でかけてたんだけど、放送部のやつに聞くと 「ああ、あれはレコード」って言ってたんだよ。もっと詳しく聞いて、 実物を見ときゃよかったと思うことしきり。
あの話を中学生にきかせるのか。
「まばたき〜」「バビロン〜」「たんぽぽのお酒」「塵よりよみがえり」を現在読破。 現在、「塵よりよみがえり」がぶっちぎり。イイ! 名作の呼び声高い「たんぽぽのお酒」、どうしてか頭で上手く映像化できないのか、 イマイチ面白くない。お婆ちゃんが子供に指輪取られたりする話あたりで挫折した。 説教くさく感じるわけではないのだが…。 次は「十月はたそがれの国」と「何かが道をやってくる」を読みたいと思います。 それにしても「塵よりよみがえり」の冒頭好きだー。ドキドキする。
今日「黒いカーニバル」を読んだ。 やっぱり若いころって残酷性が最近より強い感じがする。悪い意味じゃなく。 「乙女」スゲー。たった2ページであれかよ…。 あれとセシーの話(旅人)が印象深い。
フジテレビ見れ
568 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/03/22 17:30
人いなすぎ。 一族物好きだ。 そして発表時のよりも、塵よりよみがえりに入れた状態の方が好き。 優しくなった。
あの・・・・初めて大友カツヒロの「メモリーズ」って最近観たものです。 パクリとかじゃないけど、雰囲気、元凶となった女性の罠の仕掛けは、 TVドラマ版の「火星年代記」にそっくりでしたが、あれは意識したので しょうかね?
一瞬このスレ消えてたよね?よかったよかった。 大体読んだけど、やっぱり一族物が自分の中だと一番よかったみたい。 火星年代記と華氏〜も読んで面白かったけど、つきはなした感が強かった、火星。 ちょっとナーバスになるね。 華氏は面白かった。筋も面白いし、何より最後の方の本を覚えてる人たちとの会話に 感動したよ。君はたった一人の**になるのだ。 なんて素敵なんだー。
俺は「華氏〜」はダメだったな。 なんかユーモアが足りない気がした。
私も華氏〜より火星年代記の方が好きだな 夢がある
>>572 俺も火星の方が好き。 ブラッドベリの場合、夢って「さめてしまう夢」という感じだな。それが良いんだが
刺青の男って、ハヤカワNVとハヤカワSFだと違うのは表紙ぐらいだよね
575 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/04/09 05:18
ageとく
華氏は短編にして、関連エピソードをまとめた短編集的な構成の方が、 よりブラッドベリらしいような、そんな妄想をしてみる。
高校の英語の教科書に「優しく雨ぞ降りしきる」を発見。 かなり簡単な文章に直されてて、ブラッドベリらしさは失われてた。 授業ではやらなかったけどね。
直したら意味ない…
この間、東京駅の本屋でスは宇宙のスを発見 地元(ドドドドドド田舎ァッ)ではそもそもブラッドベリを見たことがない 迷わず買って、今から読むところ うはは、楽しみ
町山氏の日記にブラッドベリの話がちょこっと載ってましたよ。 本人はメル・ギブソンの華氏451の映画化に反対してるそうです。
配給禁止ワロタよ
笑い事じゃないけどな
584 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/08 07:19
>>569 直接的にはジュール・ヴェルヌの「カルパチア城」だろうけどね。
早逝したはずのイタリアの歌姫が夜な夜な古城で歌うという。
主人公(古城の主の恋敵)がそこへ侵入してみると……てな話。
リベリオンって華氏451のパクリだよな
いいんだよ。ガンカタが熱すぎるから。
リベリオンは華氏451の主人公をカンフー使いにしただけで、 ストーリーラインほとんど同じだからなぁ。。。設定は本を芸術に変えただけだし 主人公と失われた妻、その代替として現れるヒロイン、それを通じて本(芸術)に目覚めていく主人公、とかの 構造も同じだしなぁ。。。
588 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/10 23:52
589 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/21 02:34
保守
590 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/21 06:44
扶桑社ミステリーで出たハードボイルド面白い?
591 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/23 11:29
久しぶりに「ウは宇宙船のウ」を読み返した。 何度読んでも「宇宙船」は泣ける。いい家族だ・・・。
>>591 ネタばれになるので詳しくは書けませんが、主人公の男がなんとかして家族に
宇宙旅行を体験させようと苦闘するお話ですね。確かにあの話はいい話ですね。
593 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/27 12:44
>>591 若い頃はフツーにいい話だと思ってたが、
家庭を持つと余計にジーンとくる話だね。「いちご色の窓」も同様かな。
たんぽぽのお酒って本当のところどういうものなんだろう?
>>595 ワオ!サンクス!
甘くて苦くてしゅわっとしたお酒・・・なのかな?
「アメリカでは結構ポピュラー」かぁ。日本の梅酒みたいなもんですかね。
597 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/30 22:38
「華氏451」で、奥さんはなぜちくったんだ? 勝手に出て行けよ!
598 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/06/01 03:15
犯罪者を告発するのは善良な市民として当然の行いだろ。
リベリオンの監督だか脚本家だかは、 華氏451と1984年なんかからエッセンスを貰ったとか言ってた。 パクリでなくオマージュだと思うので腹は立たない。
600 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/06/01 14:16
アタイこそが 600げとー
602 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/06/05 15:30
この間、書店で『二人がここにいる不思議』の 奥付見たら7刷目だった。 売れてるんだな。新潮社は早川や創元より 売り方が上手い? ついでに『恐竜物語』や『10月の旅人』あたり 復刊してくれたらいいのになあ。
603 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/06/07 04:48
>売れてるんだな。 >新潮社は早川や創元より売り方が上手い? つーか、早川とかはすぐ廃版にしてしまうし(`へ´)ノ
しゃあねえや〜 ハヤカワは、そもそも置いてくれる書店が少ねえ。 でも、たかが12年前の本が新刊どころかネット古書店でも全滅、 それどころか本国の原書も絶版という楽しすぎる状況は、流石に…
605 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/06/07 23:40
「霜と炎」 ブラッドベリ作品は表現が女々しいなどと批判されることもありますが、 この作品に満ち溢れた “生きる力” には圧倒されます。 絶望感・無力感に見舞われている方、読んでみては?
606 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/06/08 03:29
>>604 それもブラッドベリ的哀愁が漂ってるな。
永遠に捜し求めなさい。
そう言う本て大体、手に入れてみると、 そうなった理由が良く解る出来だったりするんだよなあ…
609 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/06/10 19:53
>608 >601
英語読めないんですけど
アサヒの方は中身が変わってるぽだぞ
614 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/06/10 22:10
まだ生きてたのか。
「塵よりよみがえり」と言い、悲しいな。 好きな作家が老いに負けるのを見るのは。
訴えるとかじゃなく、記者に感想を聞かれてぶつぶつ文句言ってるだけだろ。 こんなに大問題みたく取り上げるほうが変だ。 洋の東西を問わずマスコミは「祭り」に飢えてる。 踊らされるなよ。
618 :
通りすがり :04/06/10 23:37
911のムーア監督を非難したとかで、まだ生きていたのね、と。 ただの通りすがりでした。
619 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/06/10 23:51
まあ、華氏911は華氏451を連想するよな。 でも、こんなんで文句いっていたら「世界の中心で(ry
I Sing the Body Electricとかは本人から許可を得たんだろうか? 得たのかもしれないけど。
621 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/06/11 13:10
>>619 連想するもなにも、ムーア自身が拝借したって逝ってるもんな。
451が紙の燃える発火点なら、911は自由の燃え出す温度だと。
むしろオマージュを捧げたつもりだったんだろうが、
本人に断らなかったのが悪かったんかね?
通りすがりの者です。 ヤフのニュース見てたらいきなり御大の顔写真が出てきたので記念パピコ。 こういうオマージュはお断りを入れるべきでは?と漏れは思う。 あまり知名度が高くないと、元ネタなのに「パクリだ」って言われるし。
このニュースでブラッドベリがまだ生きておられるのだと知りました。
>>620 >I Sing the Body Electricとかは本人から許可を得たんだろうか?
これってホイットマンの『草の葉』のこと?
それともWeather Reportのアルバムのこと?
ブラッドベリのインタビュー読んだけど、最初はムーアのプロダクションに 「一言断りくらいあってもいいんじゃない?」程度の電話したら、むこうが 「相済みませんでした。後でムーア本人から改めてお電話させていただきます。」 みたいな返事したのに、それっきり梨のつぶて。 それでへそ曲げたような感じだったな。
>>625 ホイットマンの詩から、っていうつもりでした。
しかし、こういう問題は難しいね。知的所有だか財産だかのカテゴリーでは
ないだろうし。ざっくり言うと、嫌いな相手にリスペクトされたら
どうしたらいいんだろう、ってことなのかな。
映画と言えば、「ブレードランナー」にはまんま「ブラッドベリアパート」が 出てきた。 また「ターミネーター」も、ロボットとのチェイスが華氏451度、あと未来から の電話で未来の独裁者の先祖を殺す話や核戦争を逃れて南へ行く話なんかが 連想された。
ブラッドベリが熱烈なブッシュ支持者だったというなら、そりゃ腹も立つ だろうが、その辺、どうなんだろう。 あまり舌鋒鋭く糾弾してると、あらぬ政治的陣営に取り込まれてしまうぞ。
>>628 Bradbury Building
n. [the 〜] ブラッドベリービルディング
Los Angeles の Broadway に 1893 年に建てられた建築;
メキシコの銀で財産を築いた Louis Bradbury が建てたもので, 中庭に特徴がある
(ランダムハウス英和辞典)
実在の建物だよん。おれも昔みつけてコーフンしたんだが、
実在とわかってショボーンだった覚えがあるw
一つだけ間違いないこと。 万が一ブラッドベリがブッシュ支持者ということがあったとしても(なさそうだけど) ブッシュはブラッドベリを読んだことは絶対にないだろう。 活字読まないことで有名だし。
>>627 ホイットマンは20世紀を目前にして死んどりまんがな。
マイケル・ムーアという人はいかにもSFオタクにいそうなタイプのせいか、あまり腹が立たないw 山下達郎が「夏の扉」という曲を作るのはいいけど、 氷室京介の「Dear アルジャーノン」はなんかむかつくというようなものだろうか。
×「夏の扉」 ○「夏への扉」 「夏の扉」って松田聖子の曲だった
松田聖子って、読んでもいないアルジャーノンの感想を 泪ボロボロ流しながら笑顔で語ってくれそうだ。
芸人の鑑じゃないか
昔、富田靖子がJ.P.ホーガン三部作(当時)を読んだことがある というのを聞いて、ファンになりそうになったな。 これは真偽不明だけど、SFファンはだまされやすいのかも知れん。
638 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/06/11 23:10
つーか、SF読みの女の子が好きなだけさあ。
まつだせいこは一千一秒物語って言う曲もあるなあ どうでもいいけど
Continued the author: "[Moore] is a horrible human being ? horrible human!" 'horrible human'というブラッドベリの罵倒がなんか妙におかしい 英語あんまり強くないんだけど「恐るべき人類」みたいな言い回しでSFっぽい気がする
>>642 その頃、おいらの脳内では何故か
「ムーア、やなやつ!にくむ、にくむぅ!」
と変換されていた。
「ムーア・・・恐ろしい子!(白目)」かも
抗議騒動そのものにはそれほど興味ないけど、(ムーアが頭下げて手打ちにすると思う) 記事は改変コピペに使いやすいなーw 「恐ろしい人間だ」がポイント高い。
>633 うーむ。なかなかウマいこというねw
>637 実は「坂田靖子」のまちがいだったりしてw
ムーアが豚なら、過去ログすら読まないお前は何なんだろうね?
「度」は付かないんだよなあ
問題ありなら、単に9.11だけでも良いんじゃないかな?
>649の記事、何度も見てるんだけど、84年前に書かれたのかと 思ってしまった。英語力ないなあ。
アニメ火の鳥未来編、ブラドベリイが「アダム」になっとるよ…。
>654 手塚物アニメはほんっとにダメだよなあ。 あれは「ブラドベリィ」と、ゲーテが良かったんだが。
656 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/06/20 23:50
age
657 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/06/22 20:15
生まれた赤ちゃんが両親を殺す・・・みたいな話なかったっけ・・・? 今私妊娠中でふと思い出してしまった。
658 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/06/22 21:18
>>657 「小さな殺人者」
ですね。 『十月はたそがれの国』 所収。
作品は妄想の産物なのであまりお気になさらず、お大事に。
From
http://d.hatena.ne.jp/tzm/ ブラッドベリの "Fahrenheit 451" は新しい映画バージョンが進行中!
Bradbury「華氏451」の新 Version MOVIE
http://www.nbc6.net/entertainment/3390666/detail.html According to the Internet Movie Database, a film version of "Fahrenheit 451" is in pre-production with "The Shawshank Redemption" and "The Green Mile" filmmaker Frank Darabont at the helm.
French filmmaker Francois Truffaut first turned the novel into a film in 1966, which starred Julie Christie and Oskar Werner as a fireman who questions his directive to destroy all books.
ブラッドベリの "Fahrenheit 451" は新しい映画バージョンが進行中!
大塚康生の「リトル・ニモの野望」って本がもうじき出るけど、たぶんこれに ブラッドベリがちょっと出てると思う。 あまり好意的な書かれ方でないかもしれないけど。
ムーアの反論
> ブラッドベリが怒っているという報道はあちこちで見たけど、気になるのはマスコミで誰一人として以下のことを指摘しないってことだ。
> ブラッドベリの小説『何かが道をやってくる』のタイトルはシェイクスピアの『マクベス』の有名なセリフだ。
> 『太陽の黄金の林檎』はイエーツの詩から、『よろこびの機械I Sing the Body Electric』はホイットマンの詩からの引用だ。
> なぜ世界のマスコミの誰一人として「でもブラッドベリ自身の小説のタイトルも他の作家からの引用だが」ってツッコミを入れないのか?
> みんな仕事してないね。
ttp://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/
662 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/07/10 23:52
でもブラッドベリの小説のタイトルってなんかそそるよね 華氏451ってのも小洒落てるし、他の小説のタイトルも英語わかんなくても リズム感あふれてるって感じ ところで華氏451映画化ホントなの? 2年前くらいから話題にはなってるけど、それ以来情報がなくてファンとしては 淋しい限り。 前の映画化はクラリスがイマイチだったのでもっと若い美女を希望するな でもテレビや映像には否定的な彼が自作の映像化には積極的なのは謎 だいたいブラッドベリって作家の中でもカテゴリーに納まらない人で ファンの数の割には評価が低過ぎるような気がする ちなみに塵は名作だと思うよ 80過ぎた作家があれだけ自作に手を入れて 完璧な作品に仕上げてると思う 散漫なカキコでスマソ
メル・ギブソン版の華氏451度は完全にポシャったのかな。 メル・ギブソンは今年、キリストの生涯を描いた「パッション」で話題になったけど キリスト教右派からの上映妨害がすごかったんだよね。 向こうの映画サイトを見てると、問題作ってことで「パッション」と「華氏911」を並べて書いてるところが けっこうある。 ブラッドベリもよくよくお騒がせな人と縁があるというか。
>661 流石オマージュに使うくらいだから、 ブラッドベリの本を好きで読んでるんだね
665 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :04/07/11 18:13
>>661 「月は今でも明るいが」はバイロン、
「草の葉」は聖書
とかも。
>>663 知人のシスターが感動しとった。
カソリック的にはオッケーらしい。
667 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/07/11 21:05
>>661 詩やセリフの一部引用とタイトルからの引用では
微妙に違う気もするんだなぁ。
引用した作品の内容が元のパロディ作品とかならともかく、
引用先のものとかなり違う場合特にさあ・・・
「世界の中心で愛を叫ぶ」ってなんかむずむずしないか?
あーこっは別にオマージュでもなんでもないのか。
>>667 もともとは恋するガリレオとかいう題名だったらしいよ。
恋するイブン=ルシュドだろ
670 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/07/12 02:26
せかちゅうはエヴァからのまごぱくり 作者はエリソンの存在なんか知らないんじゃないか ブラッドべりもムーアも好きだから穏便に仲直りしてくれんさい
華氏451度再映画化見てみたいなあ ちなみにとほほなのは「瞬きより早く」 文庫にならないのは当然だ
>>668 パクリパクリと騒がれても「世界の〜」にしてマジ正解だったね…
>>670 いや、物書きだし普通に知ってるんでは?
正しくは恋するソクラテス、ね
ねんがんの「歌おう、感電するほどの喜びを!」をてにいれたぞ!
ころしてでもうばいとる
そう (ハヤカワばんもサンリオばんももってるから) かんけいないね
ファンなら両方読んでるでしょ、普通。
片山恭一「歌おう、感電するほどの歓びを!」 発売決定
>678 や、むしろ「感電するほどの歓びを、歌う」だろw
「感電するほど、歓ぶ!」 なんかマゾみたいだ…
なんだかだんだんフランス書院みたいになってきましたですよ
682 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/08/03 00:30
華氏451度増刷してるー便乗と分かってるけど嬉しいな。ヒャッホウ
保守
>>683 「雷のような音」なんか映画化するみたいね。
>683 だから「度」はいらんというておろうが 華氏451
主演の男、パンチョ伊藤に見えた。
↑最低だよね
691 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/09/19 16:04:40
692 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/09/19 20:53:19
今度映画になるサウンド・オブ・サンダーて、邦訳本でてますか?
693 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/09/20 02:29:02
「いかずちの音」 ウは宇宙船のウ 創元SF文庫
695 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/09/20 14:54:37
>693 サンキュー!あんがとさん。
最近華氏451と二人がここにいる不思議を読んではまったんだけど レイブラッドベリの本ってどこかでまとめて出版してないの? ハヤカワSF文庫は本屋にほとんどおいてないし・・・ だれか出版社と本の題名まとめて教えて下さい
>657 >生まれた赤ちゃんが両親を殺す・・・みたいな話なかったっけ・・・? 映画「悪魔の赤ちゃん」を最初に思い浮かべた俺は…人間失格?
>>697 「悪魔の赤ちゃん」は自分の両親やお兄ちゃんには手を出さないんだよ。
人間失格というより人間しったか。
>>696 「ブラッドベリ」が「SF」だと誰が言った?
早川の「ブラッドベリ」は非SFレーベル・・・「白い」背表紙に「赤い」文字だ。
「火星年代記」さえもだ。
本にカバーしてたから気づかなかった・・・ でまとめてどこか出してませんか?
出してるよ。
Amazonとかの検索でも使えば?
毎年この季節になると「10月はたそがれの国」を読みたくなる折れは ブラッドベリファンでしょうか?
11月にはボージョレーヌーボーが飲みたくなり、12月には キリスト教徒になってそうだな。
ハロウィンも無事終了したな。 あと、11月は死者の月か…。 シシーの一族が活躍する時期だね。
ブラッドベリは何度読んでもいいものだ
むかーし読んだ萩尾望都のマンガよかったなぁ。 ウとみずうみと霧笛とびっくり箱と地下室きのこくらいしか覚えてないが・・・ アンクルテナーもそうだっけ
709 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/11/24 19:13:51
万華鏡age と書こうとしたらマンゲ食おうageになった・・・orz
>>708 あれを契機にブラッドベリに入った奴多いと思う。ロケットマン(漫画ではスペースマン)、泣き叫ぶ女、
集会なんかもあった。びっくり箱や地下室は主人公が女の子に替わってたなあ。
泣き叫ぶ女って旦那をなくした二階の女が泣き叫んでて 近所の人眠れなくて疲れ果てて、主人公がまわりの人に押されて(自分の妻含む) 女の部屋にいったら泣き声がやんでみんな安らかに眠れたというエロい話? それとも地面の下で泣いてる女の人がいるよ、と子供が父親に言いに行く話?
TVシリーズになって、ビデオもあるよね。 子役でドリュー・バリモアが出てた。
古本屋で「火星年代記」のペーパーバックを300円でゲット。 自分はブラッドベリ初心者なんだけど、この人の英語は読みやすくていいね。 知らない単語があっても場面の流れで大体推測できてスラスラ読める。 まだ読み始めたばかりだけど、探検隊のキャプテンが涙目になって 「なんで誰も驚かないんだ!?」っていうあたりがスゲー笑える。
>>711 萩尾作品は「地面の下で泣いてる女の人がいるよ」の方で、タイトルも「泣き叫ぶ女の人」。
「タイムマシーン」てタイトルで、三人の男が おじいさんに昔の話を聞くって話だったと思うんだけど、 話の最後の部分が理解できなかった。 三人のうちの一人を、女の子の名前で呼ぶ? 所がわけわからん。 解説キボン。
716 :
お助けマン :04/12/08 23:18:30
誤訳です。 正しくは、 「このフェンス一番びりっけつで越えた奴は、女だぞ!」 家路のあいだ、(一番びりだった)ダグラスは「ドーラ」と呼ばれていた。
誤訳だったのか。 実はダグラスは女の子だったとか? でも、それらしき伏線も無いしおかしいなぁ… とか、無駄に考えちゃったよ。ありがとう。
霧笛は、どの本に載ってますか?
『太陽の黄金(きん)の林檎』、小笠原豊樹訳、ハヤカワ文庫NV、1976 『万華鏡』、川本三郎訳、サンリオSF文庫、1978 『ウは宇宙船のウ』、大西尹明訳、創元SF文庫、1968
いっぱいあるのに手に入らないやつばっかりだ! 恐竜物語にもあるかな。 漫画版は萩尾望都のと>707 にあるやつにも。
722 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :05/01/13 22:15:13
今はブラッドベリも知らない漫画家もいるんだろうな
724 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :05/02/15 23:27:47
>>725 「刺青の男」って品切れ中だったのか。ブックオフの100円コーナーで
よく見かける印象があるんだけど。
727 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :05/02/28 16:46:06
忘れてしまった!振り子の中に入れられた男が世界の終わりを見る、と いう内容の作品の名前!確かブラッドベリだと思ったのだが。 最後に宇宙人がその男の白骨を見るってエンディングだったなぁ。
>727 「振り子」という題名で筑摩文庫の「火星の笛吹き」って香具師に載ってます。
「とうに夜半をすぎて」を手にいれた。 「十月の旅人」とちょっとかぶってる。 そこで、自分は伊藤典夫訳のブラッドベリが好きだということに気づき 愕然とした。 伊藤典夫、ちと上手すぎる、原作よりいいのかも。
そういえば「サウンド・オブ・サンダー」公開の話をトンと聞かないな。 去年の10月全米公開とか言ってたはずなのに。 試写が不評で取り直しとか、まさかのお蔵入りとか、嫌な想像をしてしまう。 ただでさえ最近のタイムトラベル映画といえば「タイムライン」の惨状を想起してしまうというのに。
731 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/04/11(月) 22:42:20
732 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/04/12(火) 02:50:02
あげ
>730 大幅に内容を変更して、アニメ映画「のび太の恐竜2006」として製作中です。
734 :
名無しが道をやってくる :2005/04/15(金) 00:45:41
>735 期待したいなあ。 オレも恐竜大好きなのでw
恐竜が張りぼてみたいだったら、かなりいやかも 本人は84歳だから、よく見えないかもしれないけどさ。
738 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/05/17(火) 00:07:50
今更だが叙情性があってオレは好きだ。
740 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/05/29(日) 10:03:24
741 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/06/09(木) 10:31:05
「ウは宇宙船のウ」の翻訳ひどすぎるよな…orz。 早く新訳版だしてほすぃ。
742 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/06/13(月) 20:59:28
>>741 だが、それがいい……とか言えるレベルじゃないか。
同意。
邦訳されていない最新作のタイトルって、 「Let,s KILL All Constance」だっけ? 邦訳すると「全てを手早く殺せ」になるのかな? 私、英語苦手だからあっている自信がないけれど、少し恐ろしいタイトルだよね。 その前が「One More なんたらRord」(もう一度道をくれ ?)とかそんなタイトルだよね。 そんでもってその前が邦訳も出ている「塵よりよみがえれか」…。 いまのレイ御大の心境はどんなもんなんだろうね。 僕は84歳にしては血気盛んだなと思っているんだけれど(笑)。
745 :
黄色い印 :2005/06/16(木) 10:20:13
Blankey Jet Cityというバンドを90年代にやっていて、 ずっと水面下で人気はあったが98年ごろに出した「赤いタンバリン」「ダンデライオン」などの楽曲で、 チャートの10位辺りに食い込む。 Blankey解散後は 2001年にAJICOというバンドをUAと組んで「深緑」という名盤(と言い切ろう)を、残す。 そんでもって、 2005年現在、 SherbetsというバンドとJUDEというバンドを同時並行でやっていらっしゃる方ね。
本当にどのようなジャンルでもよろしいので、 何方か訓えてください。 現代音楽家の武満徹さんの音楽「遠い呼び声の彼方に」や、 彼が書かれているエッセイ、「音 沈黙と測りあえるほどに」「時の園丁」他(新潮社刊)なんかは、 かなりブラッドベリの香りがしますね。 あと、また音楽の話ではなくなるけれど、 谷川俊太郎さんの処女詩集「二十億光年の孤独」も非常にブラッドベリと近い臭いを感じます。
こんな感じで現代詩(宮沢賢治とか萩原朔太郎とか三好達治とかあの辺りね) で誰が「ブラッドベリ的」か、 最近の作家(よしもとばななとか江国香織とか阿部和重とか)で誰が、 「ブラッドベリ的」か、 まぁ、普通に神林長平の「この作品がブラッドベリぽかった」でもいいし。
Rock・Blus・Soul Funkでも、 クラシック(綴りが判りませぬ)でも現代音楽でも 仏蘭西(英語で書けないから感じで誤魔化(ごまか)した^^)の音楽でも、 ボサノバやサルサやCuba(キューバ)音楽でも、 その他中国あたりアジア大陸の民族音楽でも、 オレンジレンジやひととよう(漢字変換できない)や、 懐かしいところだと小沢健二や松田聖子やTRFみたいなJ−POPでも 70年代の歌謡曲でもはっぴいえんど・ジャックス・浅川マキみたいな、当時のアンダーグラウンド何でもいいんで、 音楽でこういったのが「ブラッドベリ的」だというのを教えて下さりませんか。
そのアルバムNaturalの最後から二曲目の「教会」という曲の歌詞の中に、 「Rayちょっと待って僕の話を聴いてよ。ふざけてなんていないで真剣な話なんだ。」 という1節があるんですよね。 俺は何となくこのRayという一説がブラッドベリ御大の事なのかな、、 と、≪直感的≫に感じたのですけれど。 少し俺「黄色い印」はイカレテいるかな?
ま、私「黄色い印」はニートの分際で、
この匿名掲示板の色々なところで長々と語りをしているわけなんですけれど、
これも「音楽」のカテゴリーの「インディーズ板」にあるスレッドでやった悪戯(イタズラ)の一例。
http://music4.2ch.net/test/read.cgi/minor/1102753453/l50#tag364 大分このスレでも語りをやってしまった。
すまん。
ちなみに
>>741 さん
大西伊(読みが判らないw)明さんの「ウは宇宙船のウ」の翻訳ってそんなに酷かったか?
去年亡くなられた矢野徹のおバカって云うか馬鹿(うましか)てかカスが早川で多く翻訳している、
ハインラインの代表作の多くよりはかなりマシな方だと思うが、まだまだか…。
最後に収録されている「駆けまわる夏の足音」が、
七年ぐらいに前に読んだのに未だにに印象深くて、
細胞に流れ込んだまんま抜け切っていないな。
長文だけれど、時分でみなさんにとって興味深い事書けれた自身はあるので、 よろしかったら、わたくしめ「黄色い印」の書き込みをごらんになってください。 それではまた、m−−m
コンスタンスは女の名前かと カキコしすぎて腱鞘炎おこすなよジジイw
つーかテメェのブログにでも書いてろヴォケ
>>752 「全てのコンスタンス名という女性を殺せ」というのが
最新作のタイトルの意味なのか?
本気でベンジーつまり浅井健一が言う通り、
「ふざけてなんかいないで」だなブラッドベリジジイw。
いえ私、黄色い印は中学生の時分からブラッドベリ御大をリスペクトしているのですけれど^^
急にスレが延びていると、よもや凶報かと慌ててしまう。 そんな過疎板。
756 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/06/18(土) 02:37:26
>>750 >大西伊(読みが判らないw)明さんの「ウは宇宙船のウ」の翻訳
ぼくら二人は、みんなといっしょに大声をあげ、みんなといっしょに笑うかっこうはしたが、
その最中でもぼくら二人、つまりレイフとぼくとは、じっと声を殺していて、モノレールの気筒
の音がしだいに小さくなって停止すると、ぼくらは大声をあげて笑いながら駆け足で車外に出る
ようすをしたが、ただし声は出さず、動作もほとんどスロー・モーションでやり、レイフがぼく
の先にたち、ぼくらはみんな、同じ方向にあるあの展望のきく塀に向かっていっせいに駆けだし
て行き、手の掛けられるところをぎゅっとつかむと、あとから追いついてくるのろまな連中に声
援を送ったが、振り向いてその姿を見ようとはせず、そのうちに全部の頭数がその場にそろうと、
あの大宇宙船が、遊星間大サーカスのテントみたいなプラスティック製の格納庫から出てきて、
きらきらと輝く滑走路を発射地点のほうへ移動していたが、そのうしろから巨大な<発射台>が
有史以前の爬行鳥が群がっているといった形でおともをし、この大きな火の怪獣のからだを支え、
形をととのえ、えさをやり、それをしっかりとつかまえたかと思うと、不意にぱっと光を噴く大
空へ向かって誕生させたのだ。
↑
3度読んでも意味不明。
757 :
750=黄色い印 :2005/06/18(土) 07:41:00
>>756 僕もその部分今読み貸したけれど、確かに良く分らないね。^^
インスピレーション(直感)では何となくいわんとする事は分るんだけれど。。
逆に押し付けるようだけれど、
>>756 さんが僕が大好きな浅井健一氏の
BLANKEY JET CITYというバンドの、
「国境線上の蟻」「THE SIX」というBESTアルバムや、
「BANG」「C・BJim」「SKUNK」
「ロメオの心臓(赤いタンバリンや小さな恋のメロディなどスマッシュヒット曲収録)あたりのオリジナルアルバムを聴いてみて、
アルチュールランボーの詩集、(このスレの住人さん金子光晴さん訳の・角川文庫刊「イリュミナシオン」がが入りいやすいと思う)なんかを
>>756 さんも読まれたりしたら、
なぁんとなくブラッドベリ氏と大西氏が、
不器用にも不特定多数の読者に対して何を伝えたかったのかが直感的に分るようになる気がする…。
い得、私「真性の黄色」もきちんとは良く分っていないんだけれど(苦笑)。
759 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/06/18(土) 12:41:25
というか「なんとなく直感でならわかる」程度なら、プロの翻訳家に金払う必要もない。 それじゃあ「翻訳」の意味がないでしょ。
>>756 それ一文なんだなw
。が一個しかねえぇぇぇぇ!
やりたかったことはわかるけど読みにくいな
762 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/06/20(月) 10:24:40
「心理と情景が渾然として回想の中で蘇る感覚」を表現したくて、ブラッドベリはああいう文章を書いた、 と俺は思ってるんだが、いかんせん大西氏の訳文だと読みにくさから来るイライラが先にきて、 そちらの方が強く印象として残ってしまう。 同じような感覚を表現したのは、近代の国文学では泉鏡花くらいか。 あちらは音読したくなるようなリズムや強弱があって独特の妙味を醸し出しているんだけど。
ブラッドベリと鏡花を比較とは珍しい。 ただ、あの言語感覚は翻訳不可能だよ。
ブラッドベリは原文で読みたい。
あ、長新太が死んだな
夏が来ると、ブラッドベリが読みたくなる。
俺は秋になると『10月はたそがれの国』を読みたくなるわけだが
768 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/07/14(木) 23:50:55
宇宙飛行士が、宇宙の彼方で、宇宙船から放り出されて、ずーーーーっと 落ちて行きながら、いろんなことを考える この話って、どの本に入ってましたっけ すみませんアゲます。
万華鏡だっけ?
ありがとう、それです すんごいブラッドベリ ファンの癖に、すこーんと抜けてました。 お陰で助かりました。
たんぽぽのお酒…気になるけど文庫で出てないのかぁ 残念だ
よく古本屋で売ってるよ。読むべし。
早く翻訳権が切れてほしい。 いろいろな役のブラッドベリを読みたい。
保守
775 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/08/22(月) 22:51:48
ふ
778 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/08/30(火) 19:54:44
「メランコリイの妙薬」 ブラッドベリ作品らしくない、ちょっとエッチっぽいのがイイ!
緑のさなぎの中って気持ち良さそう・・・ゆっくり眠りたい。
みどりの思い
781 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/09/15(木) 17:22:48
メランコリーの妙薬 ホントになんか違和感を感じた 最後は妄想なのか現実なのかわからんが まあどうかんがえてもあの願望が悶々と鬱積していて 病気になったと言う話だよね ところでこの話の男の子の版ってのがあるらしいと聞いたが 病気の男の子におじさんが夢をみせて直すという話らしい 児童向けに書き直した物かな
「たんぽぽのお酒」の最後のほうのエピソードじゃないの?
783 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/09/15(木) 20:11:32
>782 メランコリーの妙薬 本人が書いて同じ題名で違う話があるということですか?
784 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/09/20(火) 03:10:42
もうすぐブラッドベリの月(10月)だぁ。 月もきれいだし、何読もうかなー…
785 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/09/29(木) 20:52:50
新刊でたね。
再刊もされるってね でもどーなんだろ探偵小説って しかも長編 もう読んだ人いる?
昔読んだけど、けっこう良かったぞ、あれ。
華氏451度をいま読んでます ひさしぶりにブラッドベリの作品を読んでますが、 どれが最高傑作なんでしょう? ちなみに読んだことあるのは「火星年代記」、「なにかが道をやってくる」 だけです。
長編だったら、、その3つ読んでたら十分じゃないかしらん? 短編だったら「みずうみ」とか「骨」とか・・・ (でも短編でのベスト選びって票が割れそうだなあ・・・)
最高傑作なんて人それぞれだからな まー評価の定まった作品ってのはあるだろうけど とりあえず短編なら『霧笛』だな
傑作といえば「長雨」もお薦め。 この作品が書かれた1950年当時、金星は、毎日雨が降り続く、原始のジャングルの世界と 考えられていた。少なくとも1962年にマリナー2号がこの惑星に行くまでは、金星ものSFといえば 雨、雨、雨の世界だった…。
「板チョコ一枚おみやげです!」に一票。 「青い瓶」も捨てがたいけど・・・
「バーン!お前は死んだ」
とりあえず788以降の得票まとめ。以降適宜更新ヨロ 「みずうみ」1 「骨」1 「霧笛」1 「長雨」1 「板チョコ一枚おみやげです!」1 「青い瓶」1 「バーン!お前は死んだ」1
んじゃ「歓迎と別離」に一票。 (ラジオの朗読がえがったよん)
私は「恋心」に。未知のものに愛を求めるシーオが愛おしくなった。
俺が一番記憶に残ってるのはタイムマシーンの爺ちゃんだな。 最近そろそろ祖父がヤバイし、なおさら……
レイ・ブリットブリ
799 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/10/05(水) 21:43:51
新作、最高っす。 正直、中盤は映画話についていけませんでしたが、ラストがもう…
「塵より」も文庫化されたね。
801 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/10/09(日) 02:13:41
>>800 河出ですね。
今日見てきた。
他の出版社とくらべて装丁やフォントに文学的雰囲気醸し出してますっ感じ。
遅まきながら、「板チョコ〜」好き。
あとなんだっけ、
一世帯残して誰もいなくなった世界でピクニックするやつ。
パパの台詞が最高。
『100万年ピクニック』だな
それとは違って、ある朝忽然と世界から他の人がいなくなる話じゃないの?
805 :
801 :2005/10/09(日) 16:07:16
火星年代記のではないな。 パパさんの台詞の主旨は、 「悲しい事件が多く起きていて、善いもの・美しいしかなくなればいいと思ったが、 悪いものや醜いものもある世界も素晴らしいではないか」 ってやつ。 昔読んだとき、これぞヒューマニスト!と感動しました。
ドラえもんの「どくさいスイッチ」だな
列車で移動するんだよね。
808 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/10/12(水) 08:19:42
そうそうトロッコ。
809 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/10/12(水) 11:42:41
あたしゃ、下水道が好きだね。 女より、女心がわかってる。 次の番もいい、小説の禁じ手の数かぞえて、 原稿枚数を増やす手法を、みごとに生かしてる。 たんぽぽのお酒は、すごくいいけど、 それまで、発表してきた短篇の集約的なものじゃない? あれだけ読んで、ブラッドベリ好きっていうひとは、 あんまし、ちょっと、あれだねえ。まあ、好き同士、どうこう 言うつもりはないけどさ。ファンなら、彼の傑作でないのも 読むってのが、いいかもしれないよ。 (実際、正直どうしようもないのもあるでしょ?さすがのファンでも、 これは、どうかなあっての。個々人の感じ方だから、なんとも言えないけど) まあ、あの文体は、伊藤典夫訳で、愉しみたい わたし的にはね。
>>809 よくわかるのだが、もう少し普通な書き方で頼みます。
いつぞやの基地外女の時のような、ヤな感じがする。
余計なお世話だバカ
図星だった・・・orz
きょう古本市で「黒いカーニバル」を買いました。さっそく読んでみます。ワクワク
>>813 おめ!
「黒いカーニバル」面白いよ
都筑道夫センセは「『闇のサーカス』と訳したほうが」といってたけど
そういうムードたっぷりの短編集だな
>>814 アリガトン
まだ最初のほうしか読んでませんが、なかなかいい感じです。雰囲気がいいです。
ダークカーニバルと何かが道をやってくる(だっけ?)は雰囲気が似てる。 続けて読んだら、少しだけお腹いっぱいに感じてしまった。 刺青の男はこわいね。
うん。
818 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/10/15(土) 23:51:04
うん・・・
そう難しく考えなくても・・・
うん…
おんなじサーカス団だろ、あれは。
823 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/10/18(火) 21:51:29
いや違うだろ
昨日、物置で偶然見つけたリーダーズ・ダイジェストに ブラッドベリのエッセイが掲載されていました。 「魔術師が私の人生を変えた」 というタイトルでした。
825 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/10/27(木) 20:25:29
ブラッドベリは自動車免許を持っていないそうだけど、なぜですか。
俺はね、自転車でいいんだよ。
828 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/10/29(土) 00:57:20
おお! 収録作品は?
無くなりはせんが核の炎に包まれる
>>830 ありがと。
どうも深読みすると無くなっている話だったような、おぼろげな記憶があったから。
ブラッドベリ・ファンを自認するのなら「火星の笛吹き」ぐらい 出版された時にすぐに購入して欲しいのだが。
無くなったら探さんかい
あった!出てきた!火星年代記! >ティモシィには、地球が見つけられなかった。地球はもう沈んでいたのだった。 >頭を働かせてみれば、すぐわかることだった。 >火星が地球の文明に汚されるにしても、それまでまだ百年はかかるだろうからね。 >もちろん、いまは―― どうも、この辺から、地球は無くなったのだと思い込んだらしい。
別に図書館で読んでもかまわないんだよ。
俺832みたいな奴大嫌いなんだ
おれも
なんつうか、へそが出る。
オマイラ! ハロウィーンがやってきた!
トリック オァ スイーツ! ヤァヤァヤァ!!
Trick or Treat!
短編で、「女(The Women)」ってのがあるだろ。 昔、これ読んだ時、「海」とかいう題名のほうがいいんじゃないかな、 とか思ってたが、こないだ読み直したら「女」でいいんだな、とナットクしたw
SheはSeaに通ずるからね。
火星が近づくハロウィンの夜
846 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/10/31(月) 23:02:57
何てブラッドベリな夜なんだ!! チョコ食べたい…
ベリーベリーブラッドベリーというやつだな
2005年11月、この月が平和に過ごせることを願う
849 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/11/03(木) 14:21:16
火星に行けたら、多少は平和でなくてもかまいません。
850 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/11/03(木) 20:10:02
東京創元社メールマガジン(2005年11月16日発行) 近刊案内より 【創元SF文庫】 ◇『ウは宇宙船のウ』【新版】 レイ・ブラッドベリ著/大西尹明 訳 収録作「雷のとどろくような声」が超大作映画化、来年3月公開予定。
853 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/11/25(金) 14:10:32
SFマガジン、ブラッドベリ特集号ゲト。 小説1編は寂しいけど、内容は充実。ウレシー。 ところで、ブラッドベリのエッセイをたくさん訳している市田泉って何者?
特集号で掲載作品は一編だけ? たったの?
>854 小説が載ってるだけマシだよ。レム特集なんか小説は載ってなかった。
う〜ん、それはひどいな。 でもレムってそんな感じだよね。 国書のレムコレでも中身は「文学評論」だったりするし(w
>857 間違い無い!
灯台 ケーソンごと消失 北海道・礼文町の香深井漁港 19日午前9時50分ごろ、北海道宗谷管内礼文町の香深井漁港南防波堤の灯台が 「なくなっている」と地元の灯火監視協力者から稚内海上保安部に通報があった。 調べでは、同灯台は高さ9.8メートル、最大幅3.4メートル、重さ約67トン。鉄筋 コンクリートで固定してあったケーソンごと消失していた。波の力で押し流されたらしい。 宗谷地方では18日深夜に暴風雪波浪警報が発令され、海は大しけだった。 復旧のめどはたっていない。【山本喜久雄】 (毎日新聞) - 12月20日
860 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/12/31(土) 11:51:51
ブラッドベリの短編大好き!
861 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/03(火) 20:34:55
昨日なにかが道をやってくるの映画みました。 明日図書館いって本かりよーっと
862 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/08(日) 23:31:26
10月はたそがれの国、を読みました。 自分的には、もっともブラッドベリらしい短編集と思いましたが・・・いかがですかね?
863 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/01/08(日) 23:38:32
火星年代記
「10月はたそがれの国」は昔のムニャーニのカバーが良かったのに…。
これまでで一番好きなテレビ映画、『火星年代記』のDVDゲット。
ナカーマ !!(;∀;)人(;∀;)ナカーマ !! 映画関係のスレで「火星年代記のドラマ大好き!」とかいっても 「ああ、あの特撮のしょっぱい?『ミッション・トゥ・マーズ』でも見たほうがいいわ」 とか言われ幾星霜・・・_| ̄|○
存在も知らなかったですよ 注文しようっと
アマゾンレビューより抜粋 >そこで、2005年と2006年を結ぶ2005年12月末に、「火星年代記」の旅を称えるため、 >リチャード・マシスンが原作に忠実に脚色した全300分に及ぶ映画と、 >現在では絶版となった愛蔵版ハヤカワSFシリーズ版「火星年代記」を >2000セット限定で復刻致します。 >現在では絶版となった愛蔵版ハヤカワSFシリーズ版「火星年代記」を 日本の出版界はおかしいな。
テンポの速い、近未来映画をみなれていると、トロイ『火星年代記』のテレビ映画は 〔最初のうちは〕なんだかつまんねえな、という第1印象だろう。 でも、ボディブローのように、火星の薄い空気のように、テンポのトロサが効いてきて、 ジワジワと良さがわかってくる。 とくに、最後の最後まで見終えると、なるほどな、という最後だけに、余計だ。 さらに、2006年の現在、つまり、原作でもちいられた「未来の暦」に到達して しまった段階では、「リメイク」というのも不可能であり、今後も、本作品 が唯一まともな『火星年代記』映像資料となる。価値も高い。 年号が大事な、本作品において、2006年以降に、「1999年を未来」として描くのは 困難だろうし、1980年のこの映像化がラストチャンスだったわけだ。
正月に一挙放送やった時、家族でどこにもいかず 菓子とおせち食いながらひたすら観たのはいい思い出だ。
ま、題名が「『火星』年代記」で火星人出てくるからなあ… アニメの「キャプテン・フューチャー」みたいに舞台を太陽系外のどっかの星に 移し変えてしまったら、意味がぜんぜん違ってしまう・・・ (とはいえ、H・G・ウェルズがタイムマシン作ったという脅威の映画 「タイム・アフター・タイム」みたいに、しれっと擬古典風にリメイクしてほしい気もする・・・)
そう言えば、原作本の方の「火星年代記」を読むときも、 2026年のエピソード以外は 年号だけ見ると今や過去の出来事に見えちゃうわけだよね。 なんか知らんまにすごいことになってるなあ・・・(しみじみ)
昨日映画に行ったら、近日公開のCMに 「サウンド・オブ・サンダー」があった。 いろんなところに収録されてるとは思うけど そのCMでは原作「黄金の太陽の林檎」ってなってたから 今絶版中の「黄金の太陽の林檎」も復刊したらいいな。
するよ 今月
わくわくしながら特集号読んでがっかりorz 感想はSFマガジンスレに書いておいたのでよかったら読んでくれ
877 :
874 :2006/02/14(火) 19:38:05
スマソ・・・ そういえばNVだったんだね チェックし忘れてたよ
>>748 > 音楽でこういったのが「ブラッドベリ的」だというのを教えて下さりませんか。
まとめて読んだので遅レスですが、
中島みゆきの「砂の船」は、火星年代記の「オフシーズン」に
詩曲とも寂寥感、喪失感がぴったりとはまる。
夜の海の底から呼びかける声…
窓から覗き込むように低くかかる月…
望むほどに、捜すほどに消える夢…
夢を泳ぎ出て僕はどこへ行くのだろう…
幾百幾千の古い熱い夢…
誰もいない夜の海をゆく砂の船…
歌詞をそのまま書くとまずいかもしれないので意訳してます。
「火星年代記」ファンはぜひ原曲を聴いてほしい。
879 :
878 :2006/02/28(火) 16:46:34
上げておきます。
グラムロックのT-REXって60年代は「ティラノザウルス・レックス」 って言うバンド名だったんだがマークボランがブラッドベリの短編の 「ティラノザウルス・レックス」好きでそこから名前を取ったそうだ。 特に「ティラノザウルス〜」時代はブラッドベリっぽいと思う
The Misfitsの「I Turned Into A Martian」 短編"Dark They Were And Golden Eyed"のイメージ? で作った曲だそうな。 この短編を読んでないのでブラッドベリっぽいかどうかはよくわからんが。
サウンドオブサンダーって強そうだなと思ったら サウンドオブサンダって競走馬がいたそうです バブルガムレダとトニービンの子供らしいです
そんなことは知らん
試しにサウンドオブサンダーでググったら、 そういう名前のバイクレースが開催されてたよ。
そんなことも知らん
886 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/03/21(火) 09:53:32
>865 >Del Rey の表紙、なんか微妙に創元のカバーイラストとちがってるのは どうして? 遅レスで申し訳ないが、今は無き創元のカバーはBallantineのペーパーバック版のコピー リンク先のDel Rey復刻版は、Ballantine(米)、Rupert Hart-Davis(英)のハードカバーに使われたもの。ただし、復刻版は画像処理で文字の位置を変えてある
今日サウンドオブサンダ−原作読んでみたけど映画とは大分違う印象(見てないが) 面白かった。 原題のA Sound of thunderより邦題の雷のような音のほうがしっくりくるな。なんとなく
888 :
865 :2006/03/22(水) 15:09:11
889 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/04/07(金) 08:17:12
890 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/04/10(月) 22:14:09
映画に合わせて復刊してるのかカバーが変わってた。 ちょっと微妙なデザイン・・・ でも派手なカバーで多くの人に読んでもらいたいアゲ
ブラッドベリのフェアやってるね。 火星年代記と華氏451度だけ古い(といっても2代目の)表紙だった。
刺青の男、黒のカーニバル、よろこびの機械まで同時に復刊されてるね。 地味に去年後半からブラッドベリの復刊かなり多い とうに夜半を過ぎてとかも読んでみたいなあ
「とうに夜半をすぎて」はマイ・フェイヴァリット。ぜひ読んでみてください。
「キリマンジャロ・マシーン」と「歌おう、感電するほどの喜びを!」は復刊なしかよ・・・
「ブラッドベリは歌う」を探しなさい。理由はよく知られているので省略。
どう考えてもサンリオの「ブラッドベリは歌う」よりもハヤカワで4、5年前まで 出てたその2作品の方が入手しやすいと思うが 「歌おう〜」の表題作は「ミステリーゾーン4」にも確か収録されてたね
入手しやすさの問題じゃないんだよ、ぼうや。
頭悪いくせに思わせぶりな態度をとると馬鹿に見えます
頭悪いから馬鹿っていうんだろ
>>899 そうだね(w
ほんとにあたまわるそう>898
901 :
896 :2006/04/19(水) 18:06:48
何かよくわからないけどまずい発言だったみたいだし ブラッドベリスレがこんな風に荒れて欲しくないしとりあえず謝っときます。 ごめんなさい
わからないのに謝ってるふりしてどうするんだ?
903 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/04/21(金) 00:37:24
高橋源一郎の「さようなら、ギャングたち」ってもろに火星年代記っぽいと思った どちらも本当に良いですが
904 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/04/29(土) 15:52:39
好きな短編 <泣けた作品> 『みずうみ』 <無茶苦茶怖かった作品>『草原』(だっけ?ライオンが出てくる奴) 『小さな殺人者』
905 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/05/05(金) 18:54:27
レイ・ブラッドベリフェアにて復刊、「刺青の男」 購入。 これでまた 『万華鏡』 が読める!
まんげ
ウは宇宙船のウ購入記念カキコ。 家にある「霧笛」3つめだ…新潮と徳間と創元…。
うん、「霧笛」は何度読み返してもいいね。
「何かが道をやってくる」読んだ なんか裏表紙の文で想像してた話とは全然違った パパが主人公っぽかったw 世界最高の美女はどうなったん?
910 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/05/27(土) 02:50:10
ミス板ナンバー1スレで投票受付中 ルールをよく読んでご参加ください
911 :
>>910に追加 :2006/05/27(土) 11:21:17
912 :
ある恋の物語 :2006/06/18(日) 12:31:30
この女性は冬の雪のなかに置かれた夏の桃であり、六月上旬の蒸し暑い朝、オートミールにかける冷たいミルクだった。 正反対のものが必要なとき、いつでもアン・テイラーはそこにいた。 そして世に稀なことだが、強くも弱くもない風に吹かれる一枚の楓の葉のように、すばらしい釣り合いのとれた天候に恵まれるとき、 それは言うならば「アン・テイラーの日」であり、暦にもそう書き込まれるべきであった。
その女性は冬の雪のなかに置かれた夏の桃であり、蒸し暑い初夏の朝、 オートミールにかける冷たいミルクだった。そして世にも稀なことだが、 その日こそは、強くも弱くもない風に吹かれる一枚の楓の葉のように、 すばらしい釣合いのとれた天候に恵まれた日であり、 言うなれば「ロバート・スポールディング夫人の日」と呼ばれるべきであろう ということで、みんなの意見は一致したのだった。
おはようございます。 ここのスレは萩尾望都の漫画ネタは禁止ですか?
トリュフォー監督の「華氏451度」を観ました。 Fire Manがナチスの突撃隊みたいなこと(長髪の青年の髪をバリカンで 強制的に短くするとか)やっていました。 学校では九九じゃなくて「13かける13は169」と子どもたちが暗誦していました。
>>915 thirteen times thirteen でしたか?
俺の姉貴は「霧笛」のことを「きりぶえ」と言っていた。
918 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/06/27(火) 21:34:18
雨ばかり降ってる星の話って彼の作品でしたかしら?
ブラッドベリの金星はいつも雨が降っています。 だから、どの話かわからない。 自分の基地に戻る話とか子供たちがいさかいをする話とかが あったと思うのですが…。
>>919 金星の雨の話は多分、「ウは宇宙船のウ」か「スはスペースのス」の
どちらかに収録されていると思います。
「ウは宇宙船のウ」の「長雨」? 金星で地球人の兵隊が、基地に帰ろうとする? 919でした。
>>921 そうそうそれですよ。探査隊の一行が雨によって次々死んでいく中、
隊長一人が「太陽ドーム」にたどり着くんです。
「長雨」は続きが気になる話だった。 ところで、「ロケットの夏」って何に入ってるの?
ちくま
「火星年代記」だと思う
「火星年代記」の「ロケットの夏」は違うだろ? 筑摩文庫ほうじゃないの?
>>926 誤爆した可能性あり。まことに申し訳ない。
928 :
925 :2006/07/06(木) 10:07:52
今、ハヤカワの文庫で確認した。 「1999年1月 ロケットの夏」一番最初のエピソードでした。
『火星の笛吹き』だったかに「ロケット・サマー」という中編が入ってるね 「ロケットの夏」とは別の話
>929 「ロケット・サマー」についてネタバレしないていどで一言 ご感想をお願いいたします。
「夏のロケット」では小学生が人工衛星軌道までロケットを 打ち上げる」作者は あさりみつとお
932 :
929 :2006/07/07(金) 20:27:29
>930 中編じゃなくて短編だった ちょっと違うかもしれんが「ロケットは夢とロマンを噴射して飛ぶわけじゃない」って話 俺はわりと好きだよ
933 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/07/07(金) 22:51:16
「霜と炎」のやたら救いのない状況とか、「大鎌」の大量虐殺描写とかが恐ろしくて凄くて好きだ。
934 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/07/10(月) 22:57:28
>>933 「霜と炎」 は、希望に満ちたラストが好きです!
「華氏451」映画も小説も好きです。 FireManが消防士ではなくて焚書員になるという怖さ。 夫婦が夫婦では無くなっている破綻した関係。 怖いよ「華氏451度」
「華氏9.11」も関係ないけど、ワロタ。
「華氏9.11」では御大がかなり怒っていらしたらしいですね。
大人げないよね。
ウは宇宙のウを初めて読んだ。 大昔に読んだつもりだったが、読んでいなかったようだ。 宇宙船を読んでいてちょっと泣きそうになった。 うちにも小さい子供が2人いるけど、独身の頃に読んでいたら 全く違う感想になっていたんだろうな。
俺の息子はファンタジーが好きでゲド戦記とかナルニア国物語ばかり読んでいる 何とかSFの世界へ連れて行きたいのだが・・・
本くらい好きなもの読ませてやれよ
>941 それもそうだね。
sageのsだけ全角にするのがはやってるのか?
「あたしたちだって裏庭でナチスごっこやJAPごっこをやったじゃない」 というセリフがあるのは何という作品でしたっけ?
「華氏451度」のスレッドは作成されていないんですか?
>>944 確かスは宇宙のスに収録されてた短編にあったと思う。
子供たちが異星人の侵略を手引きする話で。
題名は「あの男」だったかな?
「華氏451度」は原作も映画も良かった。 それぞれがBookManになって本の内容を記憶していくというところが すばらしい。本は焚書できても人間はそう簡単にはいかないからね。
最近ブラッドベリの小説を読み始めたのですが、 彼は子供が嫌いなんですか?
>948 ブラドベリを読み始めると子どもが嫌いになる。 そういうことですが因果関係がわかりません。 彼がもともと子ども嫌いなのかそうではないのか、問題の霧怪我必要です。
、<499 問題の切り分け○ 字が間違ってました。ごめなさい。
本に夢中なのはあなたのせいではない訳ですから、家事の分担など彼と相談してみたらどうでしょうか?
悪いことは言わない。そんな男とは別れてしまいなさい。
なんだこの流れW 子供が主人公の話もいっぱいあるし、 好き(というか彼に子供のイマジネーションがある) と思うけどな。
別に彼の作品がオコチャマ向けとは思わんが・・・。
ブラッドベリは、成長しても少年の心を忘れない大人です。 つまり、とっちゃん坊やです。
身体は大人!頭脳は子供!
ただの「おっちゃん坊ちゃん」じゃないの^^;
958 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/07/25(火) 18:37:54
昔はそういうのをトッチャンボーヤっていってたものだが・・・ そういえば、バブルの頃に「オヤジギャル」なんて言葉もあったなぁ・・・
959 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/07/26(水) 02:52:03
「華氏451度」では焚書マンが反抗的な青年を丸刈りにしたり 赤ん坊にかくされた聖書を取り上げたりしていました。
おまけに密告者には報酬まで。あり方や、南無
「そうだ、シカゴでた、リンダとであったのは」 最期の夫婦の回収」
×回収 〇回想 です、失礼しました・
戦争のはじまるまで確認できていなかった夫婦関係、何か悲しい
子供向けの作品だと思うのですが、 ブラッドベリ作で、子供が一人ずついなくなっていく話の タイトルをどなたかご存知ありませんか?
10 Littre INDIAN BOYS じゃないの?
>>966 965です。冗談なのかと思ったけれど、もしかして本当にそういったタイトルの
ブラッドベリ作品があるのでしょうか?
以前、Z会小学生コースの国語に、そのブラッドベリ作品の一部が問題として
掲載されていたんですよ。最後まで読めなかったんで気になって気になって。
とりあえず、たんぽぽのお酒を予約してみました。
>>968 えーっ、本当にそのタイトルだったのですか。
あまりにも「そのまんま」なタイトルだったのでからかわれているのかと
思ってしまいました。
「たんぽぽのお酒」に収録されているのですね。待ち遠しいです。
というか「たんぽぽのお酒」という 題名の本なんだよ。
会話がかみ合ってないぞw
暑い季節だからねぇw
「何かが道をやってくる」先日、ケーブルで観たよ。 脚本もブラッドベリ本人が書いてたんだね。ダーク氏カッコヨス。
「たんぽぽのお酒」読み終えました。 これじゃなかったみたい。 こどもが一人消えていた話だったかもしれません。 どなたかご存知ありませんかー?
ブラッドベリは全部読んどけ 探してる作品に当たらなくても損はしない
ぜんぶ読んで当たらなかったということはブラッドベリじゃなかったということだね。
>>975 探そうと思ったが、全部読んでないので分からなかったが、ググってたらそれらしいのが出てきた。
「ハロウィーンがやってきた」じゃないかな