1 :
横浜BJフルーチェ:
たいていの怖い話は、冗談半分で中身のあるものが少ない。
この機会にあなたの知っている、本当に怖い話を聞かせてくれないか!
3 :
恐怖の戦闘機:2001/06/28(木) 07:26
誰も銃爪を引いてないのに機関砲が.....
6 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/06/28(木) 12:11
週に4日ゴルフが出来ないから離婚するといわれ……
7 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/30(土) 04:50
ふふふ、SFじゃねーよ!と誰に言われよーとも、すてぃーぶんキングの
短編で「芝刈り機の男の人」が出てくる話が怖かったっす!
芝刈り人が芝を食っちまうっちゅーカワイイ話なんだけど、がぶがぶ食っちまうのが
怖かった。日常のズレみたいなことが怖かったのかも。キングの筆力ゆえ?
変色して黄色い歯に、芝が挟まってるのも怖かったの。
シャイニングとかより、ずっと怖かったなー。電車ン中で震えてたもん。
本探し当てられなくて、題名なしでスマソ
8 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/30(土) 09:21
「牛の首」
9 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/01(日) 12:05
「猫の首」(藁
10 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/01(日) 12:31
「木 + 林前首相の首」
物理的存在が確認できなかったにもかかわらず、斬られてしまった。
11 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/06(金) 08:49
このスレ、スレごと削除依頼がでてるね。
削除されたら、本当に怖い話。
12 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/06(金) 10:05
終戦間もない昭和ニ十一、ニ年の頃。近畿某自治体の北部で、連続強盗殺人が起こった。
被害者は傷痍軍人、廃品回収業などで、少しづつためた小銭を奪われた挙句に匕首で喉を切られていた。
当時「外道の殺し」とO自治体住民を震え上がらせた。実は隣の自治体でも同様の事件が、未遂も含めておきていた。
旧警察体制の再編成で混乱する両自治体警察部が合同で調査したところ、同一犯人の犯行とすると奇妙なことらなる。
犯人は、当時まだ道路整備もなされていなかった両自治体にまたがるM山系を行き来していることになる。
通常の人間が移動する場合、西国街道等幹線道路か、その裏道を行くだろう。
犯人がもし同一、そして単独である場合、かつては修験者にとっても難物だったM山系を「根城」にしている可能性があった。
両警察部はM山やK町に及ぶ鬱蒼たる森に、手掛かりがあるとみた。
狩人、山林業者等の協力を得て、山道、林道、樵道などにはりこんだ。
しかし犯人の足取りはつかめず、またしても殺人未遂がおこった。
山中の某村で物乞いが重傷を追わされ、持ち物を奪われた。その盗品の一部が、北の山塊を
越えたK町(当時。現在K市)の闇市で発見されたのである。
犯人は警戒網にひっかかることもなく、深夜の山を越えたのだ。
しかしその闇市を仕切る者立ちが、見なれぬ風体の男を覚えていた。
男は一週間後、K町外れの病院に現れたところを逮捕された。
所持品や血のついた短刀などから、犯人であることはわかった。男は素直に犯行をみとめた。
しかし自分がどこの誰か、どう言った経歴の人物かは、厳しい取調べでも一切にあきらかにしなかった。
戦後の混乱の中、男は本名不祥のまま基礎され、極刑が求刑された。
しかし男は公判の途中、肝臓病で急死したと言う。あるいは拘置所で舌をかみきったと伝えられている。
ともかく連続殺人は終息し、世は高度経済成長期をむかえた。
山を背後にしたM村は近隣の村と併合し、「町」となった。
かつて「外道の殺し」を担当した前田刑事は、警警部として退任、M町に移り住んだ。
妻の実家が滝道でみやげ物店を営み、その店を継いだのである。
前田氏はさして儲けなくてもいい気楽な店番の傍ら、趣味の昆虫観察をしつつ余生を送ろうとした。
東京ではオリンピックが近づいていた。
13 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/06(金) 10:09
高度経済成長の最中の某年、関西某県北部で奇怪な事件が起こった。
深夜、人とも獣ともつかぬ影が山際の民家軒先に出現、干してあった柿や芋などを盗んで行ったのである。
当時はまだM山も未開発で、猪や日本猿が走りまわっていた。しかしその影はあきらかにそれらとは違う。
やがて深夜、その影に挑みかかった消防団員が帰りうちにあい、大怪我をするに至った。そして同様の事件は同じ頃、
M山塊の北、かつて「俘囚郷」だったとされる地帯や隣県でも多発したのである。。
犯「人」はかつての「外道の殺し」同様、鬱蒼たる森の広がるM山を根拠地として活動しているらしい。
終戦直後の事件を知る前田氏は、地元自警団の依頼を受けて乗り出した。
犯「人」の痕跡をもとめ、一種の山狩りを行ったのである。山狩りには山塊に接する両自治体から警官が動員され、
さらに猟友会、山林組合、消防団の有志も加わった。
Mの山中を昆虫観察等で知り尽くしていた前田氏は、しばし先頭に立って樵道、獣道をかきわけた。
そして運命の日の午後、突然の霧に一人迷ってしまったのだった。
その日以来、前田氏の姿は必死の捜査にも関わらず、二度と見られなくなった。
うむっ?これは優良スレ認定か。何でこんなものが、て、まあ、削除依頼なわけね。
しかしのかかし、このスレがなぜそのような目に遭うこと自体が判らない。
それが一番、本当に怖い話。 (^^;
15 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/06(金) 14:30
前田氏の変わり果てた姿が発見されてのはそれから二月ほどした秋だった。
この事件は大々的に報道こそされなかったが、関係した人々を戦慄せしめた。
前田氏の遺骨には、あきらかに鋭い牙で食い砕かれたあとがあったのだ。
やがて奇怪な噂を聞きつけた某新聞の若手記者(T氏と言う説とN氏の説あり)が、しりごみする営林署職員を道案内に、
秋深い山中にわけいったのである。その頃、何故か地元警察は事件一切を単なる遭難として処理してしまった。
また「人とも獣ともつかぬ魔物」の噂も、いつしか立ち消えた。当時を知る郷土史家(大阪万博のあとごろ、NHKに出ていた)
によると、噂はむしろタブー化して話にくくなっていたのだと言う。
若き記者は営林署職員と共に数度、観光道からさらに「行者道」と呼ばれる小さな道を登った。
そしてある日突如濃い霧が発生、二人は山中で迷ってしまう。
幸いまだ暖かい気候でもあり、二人は宵闇迫る山中の彷徨を避ける為、大木の陰で一晩を過ごすことにした。
記者はこう言う場合も想定し、食料やヤッケ、懐中電燈から発煙筒まで用意していた。
その晩のことである。正確には夜明け前と言う。記者は漆黒のしじまを破る、赤ん坊の声に驚いた。
鬱蒼たるM山の深夜にである。営林署職員をおこし、懐中電燈をたよりに泣き声を求めて歩く。
やがて二人は、山中に小さな洞窟を発見した。確かにそこから赤ん坊の声がする。
二人は息を飲んだ。その場には、芋などの食いかけが散乱し、衣服を引き裂いたものが散らばっている。
赤ん坊の声は洞窟の中からだ。二人は恐る恐る懐中電燈を照らした。
そして、衣服や布キレを裂いて作られた「巣」の中で泣き叫ぶ、男の赤ん坊を発見したのだ。
呆然とする男の背後に、気配がした。二人がふりむくと、人とも獣ともつかぬ影が飛びあがる。
伸び放題の髪を振り乱したそれは、「女」だったかも知れない。
影は洞窟の上の岩場に飛び乗ると、またたく間に見えなくなった。
記者と職員は恐怖に全身を強張らせた。
ここからの話が奇怪である。 夜明けを待って赤ん坊を拾い上げ、二人はなんとか道無き道をおりたはずだ。
はずだと言うのは、営林署職員はその後も数年、勤め続けていたからである。
しかし新聞記者と、その赤ん坊の行方は知れない。従ってこの噂話(伝説)には結末がない。
新聞記者の名前もはっきりとしていない。営林署職員はこの件から五年以内に失踪したらしい。
しかし赤ん坊のことはついに語らなかった。
記者と共におりて来たのは確からしい。まさか山中に赤ん坊を置き去りにしたとも思えない。
age
17 :
Name_Not_Found:2001/07/06(金) 18:20
小池真理子著の『墓地を見おろす家』なんかどうでしょ?
18 :
ひとりぼっち:2001/07/06(金) 21:14
小松左京の「凶暴な口」
20 :
無名草子さん: