そもそもファンタジースレで誰かが言ってた言葉だが
SFもFTもHORも名作 古典は自分が死ぬまでに
読みきれない量が用意されているから
このまま没しようがなにがおころうがしったことではない・・・
そりゃありアルタイムで生きていた人間はあたらしいのを待っているだろうけど
今年あたりから本格的に読み出した自分には 過去にのこった
名作がまだまだあるからいま復興してても読む暇がない(w
887 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/07 02:41
過去ログ読んでないが……。
>>887 その手のは筒井康隆がやりつくしてるような……。
ナンセンスな誇張表現としては『ライ麦畑でつかまえて』にすでにあるんです
けど……。
889 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/07 06:13
>>888 いやそうじゃなくて (汗
上のリンク先にあるライトノベルなんだけど
説得力があればどんな大法螺書いてもいいけど
パーセクとかレーザーとか現実にある単位や技術を書くなら
一応、正しい表現して欲しいんだよね。
2パーセクの距離を光子力エンジン使って数分で飛ぶ、とか
液体内でレーザーの撃ちあいするとか・・・
無茶苦茶じゃん。
それでSFミステリとかいわれたら、やっぱり変でしょ。
ていうか、どんなジャンルの小説でも変だけど。
891 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/07 15:22
>>887 わけわからんけど、そのわけわからなさがSF的という気もする。
892 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/07 16:17
>>891 作者が分かってやっているかどうかがSFかトンデモかの境目かと。
894 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/07 19:27
>>887の小説を一応読んでみた。時間が惜しいので30秒で読んだ。十分だった。
せめて航海日誌らしい文体を禿げしくキボーン。
ホーンブロワーとかのパロディなら高評価を得ただろうに・・・。無念だ。
なぜ、読者に無念の情を起こさせるような物を書くんだ?
現代スペオペが備えるべき必要条件とは何か?
考えさせられちゃうじゃないか。そうか、それが狙いか?そうなのか?
とりあえず「SFじゃないって言われたからもういいです」って
そこで愚痴ったら小学生とかわらねえよ精神レベル…
こういう時は裡に秘めるのがオトナの配慮。
あるいはチクチク皮肉を言うとか。
こんなストレートに言ったらそりゃ怒るだろうよ…
>884
とりあえず手持ちの本で調べてみた。
ファンタジーの歴史は、伝承文学復権の歴史らしい。
伝承文学が公に認められはじめたのは18世紀のロマン主義運動からで
グリム童話(1812年)やアンデルセンの作品(1835年)をへて、
一つのジャンルとして発展しはじめた模様。
伝承文学の歴史というか起源は、紀元前までいっちゃうから、パス。
で、この本でSFの元祖とされるのはM.W.シェリーの『フランケンシュタイン』(1818年)で
んでもって一般的にSFの創始者といわれているのはジュール・ヴェルヌ。
『地底旅行』(1864年)『海底二万海里』(1869年)
「科学的正確さよりも、読者のもっている願望や恐怖心に科学的裏づけをし、
突飛なアイデアで興味をひいたH.G.ウェルズ」(←本文引用まま)の『タイム・マシン』は1895年。
その他『宇宙戦争』(1898年)『月世界旅行』(1901年)
手持ちの本の題名は、書いちゃうと出身校がばれそーなので、内緒。
ファンタジーの歴史は、伝承文学の歴史と重なってるみたい。
SFの歴史も19世紀から始まってる気がする。
問題は、SFファンがシェリーやヴェルヌ、ウェルズの作品を
SFとして認めるかどーかかも…。
897 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/09 23:51
SFファンにとっての「SF」って、
1926年創刊のアメージング・ストーリーからではないの?
この雑誌が中心となって、SFというジャンルが形作られた、って
「SFハンドブック」で、なってるしなー。
何れにせよこのスレに限らずSFのスレは息が長いね
(はあ、sign)
899 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/10 00:41
>>896 >問題は、SFファンがシェリーやヴェルヌ、ウェルズの作品を
>SFとして認めるかどーかかも…。
SFファンで認めない奴なんて、いないでしょ。
彼らにロマンティックなSFマインドを感じないSFファンはいないと思うな。
なぜ、「SFとして認めるかどーかかも…」って考えるの?
900 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/10 00:45
このスレまだあったのか・・・・・・
とりあえず900ゲト。
で、この作者だが、さらに別の本だかで、「知らないけどハーレクインロマンスってこういうのでしょ」というようなことを書いていたので、もうお腹いっぱい。
901 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/10 00:57
902 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/10 01:09
>>900 > で、この作者だが、さらに別の本だかで、「知らないけどハーレクインロマンスってこういうのでしょ」というようなことを書いていたので、もうお腹いっぱい。
うわあ…それ、ネタじゃないの? 本当に作家がそんなこと書くのか?
デリカシーのなさに涙が出てくるな。
903 :
ハードSFファソ:02/07/10 01:23
SF好きの多ジャンル嗜好者です。
思うんですが、SFの定義っていままでいろんなスレで議論されてきたのに
一向に定義される気配ありませんね。それにそこで「SF」を定義したとしても
実社会でそれが通用するわけでもないし・・・・・
でも、このまま無限ループしていくのもつまらないし進歩がなくて恥ずかしいので
ちょっと考えてみますた。
それは、まず最大限広義のSF(実質、全ての読み物を含む)っていうものを想定して、
それを親ディレクトリにおき、そこから下にどんなカテゴリが存在するかを列挙しよう、
というものです。もちろんそのカテゴリに該当する作品も一緒に上げていけばより分かり
易くなると思います。例えば、自分ハード物好きなので、SF→ハードSFみたいな
感じで、延々と分岐階層を作っていきます。これをやると、一番下のディレクトリには
もしかしたら50とかそれ以上のディレクトリが出来るかもしれません。
そうやって分類がある程度完了したら、では、そのディレクトリを逆にたどっていって
どこまでがSFに当たるか、っていうのを考証してみることはできないでしょうか?
要は分岐分類学的手法で帰納的にSFをバラして、それを演繹的に再統合する、という
わけなんですけど。
いろいろ批判あると思いますが、建設的で健康的だと思いまふ。
それに何より面白そうな。
904 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/10 10:58
>>903 面白そうだとは思うが...
カテゴリ分けっていっても、読者独自の新カテゴリがどんどん出てきそうだし
1作品が複数カテゴリになるのも目に見えている。
ていうか、ほとんどのSF定義問題はボーダーをどこにするってことだから
この提案は、読者のSFに対する考え方を2chで言い合うってことにしか
ならないかな。
興味はあるよ、いくつかカテってくれ。
>>900 なんだよただのタコかよ…
まあこいつにSFだろうがミステリだろうが言われたくないねえ(w
906 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/10 20:28
ああなるほど
この作家を形容する言葉があった
『汚い手で(以下略)』
>>904 >1作品が複数カテゴリになるのも目に見えている。
そうですね・・・。でもそのカテゴリにマッチした作品を上げればいいわけで。
>ていうか、ほとんどのSF定義問題はボーダーをどこにするってことだから
>この提案は、読者のSFに対する考え方を2chで言い合うってことにしか
>ならないかな。
もちろん、2ch内でできればいいかなぁと思ってます。
ここのスレもう終わりみたいですね。
SF定義スレでもう一度カキコしてみようかと思います。
>>899 「声の大きいSFファン」の言動が、そう思わせるのでは。
909 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/10 23:17
>>907 >SF定義スレでもう一度カキコしてみようかと思います。
了解。
>>909 ていうかですね。
それらしきスレはあるんですが、いい感じのスレが見つかりません。
また再燃してきたらカキコしてみることにします。
911 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/14 12:20
912 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/16 13:07
>>903 ジャンル論の本質的な難しさは、そのジャンルの定義を塗り替えてしまうような作品が
現れたり、ジャンル横断的な作品を分類しようとしたときに、その作品が既存のジャン
ルの定義には当てはまらないこと。
で、優れた作品というのは、大概ジャンル革新的であったり、ジャンル横断的なのね。
913 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/18 18:08
>>874 >SFは20世紀、ファンタジーは18世紀ぐらいからだし。
それで思い出した。指輪物語って"ファンタジーの原点"みたいなこと
世間で言われてるから古い歴史があるのかと思ったら、指輪物語が
出版されたのって20世紀も20世紀、新しいんだね。私はてっきり19世紀
ぐらいに書かれたのかと思ってたよ。
1954年っつーたら、私の好きな芸能人と同い年だわ(笑)
ageてしまった・・・
>>896 んじゃ大雑把に言えば、
ファンタジーの派生は18世紀*ジャンルとして定着、発展したのは19世紀*
SFの派生は19世紀ってことだな。
>伝承文学の歴史というか起源は、紀元前までいっちゃうから、パス。
確か、アーサー王伝説とかもけっこう古くからあるんだよな。#違ったっけ?
>>896 手持ちの本、是非教えてください。巽サンの?
ちなみに、俺の手持ちの『ファンタジーの冒険』だと、アダルトファンタジィ(大人のためのファンタジィ)は
ジョージ・マクドナルドの『ファンタスティス』(1858年)から。
あとロマン主義の源流をたどるなら、ドイツのフーケー『ウンディーネ』(1811)かな。
もっと前でノヴァーリスとかE・T・A・ホフマンとかかなぁ。その辺になるとよくわからない。
でも、グリムなんかの民話・神話・伝説はファンタジィに含めたくないなぁ。
それいったら「ギルガメシュ」叙事詩までさかのぼれるでぇ(w
『指輪物語』がファンタジィの原点、とされるのは、緻密な「異世界創造」の作業故にでしょう。
917 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/18 21:20
>353
俺はミステリーファンだが、ここ読んでると「自分はミステリーファンで良かった」と
しみじみ思うよ。
なんせ早くから江戸川乱歩が登場して神格化されちゃったからね。
ジャンルの定義を思いっきり拡大してくれた。
あとはなんでもアリだよ。
>>916 手持ちの本は、真面目な本。トンデモ本じゃないです。
執筆してるのは、英米文学の研究者の人。
SFやFTが専門の人ではありません。ご本人は詳しかったですが。
「SF(FT)ファン、あるいは作家の書いた物じゃないから…」とか、
難癖つけられそーなので、やっぱ本の題名はふせときます。
コアなファンの人は、ちょっと怖いですし。
好きな本をけちょんけちょんにされたくないので。
自分の書いた程度のことなら、ちょっと調べれば分かることだとも思うので。
あと自分は、グリムやアンデルセンも、当然、ファンタジーだと思ってます。
伝承文学系をはずしちゃうと、ファンタジーが成り立たないような気がするので。
個人的意見なんですが。
919 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/19 01:11
俺にはパラサイト・イヴがSFというよりはミステリのくくりで語られることが多いのが不思議。
ミステリの方が売れるんだもん。
あと、ミトコンドリアがどうやって自覚ある人格を形成したか謎。
>919
ミステリファンは度量が広いから・・・・
922 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/19 01:31
そうかも。
SFより「謎」のほうが範囲が広そう。
ところで、「ねこめーわく」のどこがミステリなのか
ちょっと謎。
ライトノベルの作家が質の低いライトミステリなんか書いても、
「こはれミステリではない」なんていう方向で断定しないし。
>>918 ファンが書くと「作品への愛」というフィルターがかかるので、偏狭な見方になることが多い。『指輪物語』なんて聖典化
しちゃってるから、なかなか客観的な論評というのは出てきません。全面的な賞賛か拒否のどっちか。
作家が書くと、大抵はトンデモ本になりますな。学問的には。直観と語りの上手さで、うまく「表現」されてることはある
と思いますが。
ファンタジィに関しては、トールキン自身が、結構偏狭というか狭い範囲のものしか「ファンタジィ」と認めてない、と
いう面があります。シェイクスピアの「真夏の夜の夢」なんか絶対に認めてないので。
教えてくれませんか。残念。ファンタジィ関係の文献て少ないので、どんなものでも是非手に入れたいのですけど
ね。イギリス中世文学の方かな?
……あと、巽サンの本ってトンデモなんですか? 読んだこと無いので。
ミステリファンが怖くない? 新本格が出てきた時は? 清涼院流水への評価については? 「そのトリックはもう○○
に使われてるし、だいたい今の××だと成立しないじゃん」なんて言うのが趣味の人は?
本格の話で盛り上がっているところへ、しろうとが最近読んだ
エルキンズの話題なんか振ったときは、凍り付くような冷たい
一撃が飛んできたな。そういえば。
926 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/22 08:32
927 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/22 09:22
清涼院流水もミステリか?
928 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/22 11:21
929 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/22 12:03
清涼院はもっと嫌われてしかるべきなんだが、愛されてるよなあ。
930 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/23 20:54
>>929 葉鍵的超先生を見れば清涼院の愛されぶりが分かるかもしれんな…
>>924 うーん。ミステリファンも板だと本格好きが多くてコージーなんかは
けっこう亜流扱いされてますが、とりあえず「ミステリじゃない」とは
言われてないです。
あと、「京極」とか微妙な所もあるし。前出の清涼院とか。まあ、さすがに
最近の京極の本に"ミステリ"のうたい文句は入ってないが。
スレ違いスマソ。
ミステリも文学として奇形であることは違いないが、SFとは随分
違った道を歩んでるな。
どんどん>>1の意図からかけはなれてきてるなぁ(笑)
まぁ、本読みは最終的にはジャンルなんて関係なくて「おもしろけりゃいいじゃん」の域に
到達するんじゃないか、と思わないでもない今日この頃。
>>932 奥泉光が、日本においてはミステリこそがむしろ小説としての文学の本道を歩んでるん
じゃないかとか、そんなようなことをどっかの対談でちょろっと言ってたような気が。勘違い
だったらスマソ。
つまり他者性とか科学的合理主義的な世界の把握の仕方とか、その辺にかかわってた
ような。
・・・…スレ違いか(汗
934 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/27 18:28
で、結局某作家って誰よ?
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